2025.10.18

『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
(『まぐまぐ!』
【別冊 編集後記】

第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」

 

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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」
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 「左利き自分史年表」6回目です。

 年表といいながら、前回は、一年と半年分でした。
 活動量が増えてきたからか、実質月表のようになっています。
 今回は、どの程度書けるかわかりませんが、お付き合いください。

 過去の記録は、前回分のブログ記事から御覧頂けます。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(6)
 
  1995(平成7)7(夏)-1996(平成8)―紙の時代(3)
  『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』

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 ●「1995(平成7)6(春)-1996(平成 )―紙の時代(3)『LL』
  【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-5」

*(参照)――<紙の時代>

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・
紙の時代1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!
 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
 ●左利き関連本あれこれ
 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
 ●左利き活動の「初心」は?
 ●「来た、見た、買(こ)うた」
 ●左利き活動の始まりは、1990年末「世界初左手用カメラ」購入
 ●右手用のハンディカムの違和感
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号との出会い
 ●存在を知らなければ、「存在しない」のと同じ
 ●最初はハガキサイズの「左組通信」という紙媒体
 ●左利き活動の「初心」について――もう一度
 ●始まりは左利きの人の覚醒にある

 

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「1995(平成7)6(春)-199 (平成 ) 
  ―紙の時代(3)『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-6」
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*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
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1995(平成7)41歳

7/1『「左と右」で自然界をきる』根平邦人/編著 三共出版
――素粒子の世界の対称・非対称から、生物界における左右性、人間の脳の
 非対称など、自然界を「左と右」のレベルから切り込む、左右学の本。
(Amazonで見る)

 

夏/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第5号
LL5 1995(平成7)年 夏号
・前説The Compliments of the Summer Issue二年目に向けて
  Toward the second year
・From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―
  新たなる希望!THE NEW HOPE!
・From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
 レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より―
  左利きの人をガッカリさせるもの
  THINGS THAT ARE FRUSTRATING FOR LEFTIES!
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  こんな道具が不満です!
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その5―あなたは靴派? スリッパ派?―爪切りはさみセット
・知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その2
  Words & Phrase小学館『国語大辞典』より
・左利きの本だなぁ その2 激励編
  The Books on the Left-handedness―斎藤茂太著
  『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』
   KKベストセラーズ/ワニ文庫刊

 

7/31 斎藤茂太さんの著者『左ききの人はなぜ才能があるのか―
左ききの性格分析』を紹介したに『LL』第5号を送る
――まだまだ左利きには暮らしにくいが~、とお礼の葉書をいただく。

 

(1995.7)『左手のパズル』萩尾望都/文 東逸子/絵
[ファンタジー]
――チェロを弾く16歳の少年ジョシュアがたどった、数奇な運命。
 左と右を間違う左利きの少年の幼少時の秘密を解き明かす。
『左手のパズル』萩尾望都/文 東逸子/絵 新書館 1995/7/13
(Amazonで見る)

19957-hidarite-no-pazuru

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第185号(No.185) 2009/6/20「名作の中の左利き(3)『左手のパズル』」

 

8/25 『ヒトはなぜ指を組むのか 脳とこころのメカニズム』
坂野登/著 青木書店 1995/8/25
――《指組み・腕組みが表す利き脳の働きと、脳に依存するこころの仕組み
 を探険。》
(Amazonで見る)

参考:
『かくれた左利きと右脳』坂野登/著 青木書店 1982/12/1
(Amazonで見る) ――単純に言いますと、腕を組む時どちらの腕が上になるか(腕組み)、
両手の指を交互に組み合わせるときにどちらの手の親指が上に来るか
(指組み)で、その人の「利き脳」がわかる、という研究。

220930kakuretahidarikiki-to-miginou

10/31『左右学への招待―自然・生命・文化』西山賢一/著 風濤社
1995/10/31
――自然界や文化の中に存在する左右の不思議を解明しようとする研究。
(Amazonで見る)

 

((2005)平成17 文庫化・新版『左右学への招待 世界は「左と右」で
あふれている』西山賢一/著 光文社文庫 2005/12/6)
(Amazonで見る)

 

秋/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第6号
LL6 1995(平成7)年 秋号
・前説 The Compliments of the Fall Issue道を切り開こう!
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  私の簡単“左利き判別法”
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その6Left-handed tools & goods―左利き用万年筆の使い心地良さ!
・左利きの本だなぁ その3 お楽しみ編―
  『左利きの名画』ロジャー・オームロッド著 野中千恵子訳
    社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
・<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―
   ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果

 

11?/ (アメリカ)[犯]「待ちに待ったヒット」
(「キルディア物語」より)エドワード・D・ホック/著 中井 京子/訳
“The killdear Chronicle” (初出) EQMM midDecember 1995 
(邦訳)『EQ』1996年5月号
(収録短編集)『革服の男 英米短編ミステリ名人選集V』エドワード・D・
ホック/著 中井 京子ほか/訳 光文社文庫 1999/11/1
(Amazonで見る) ――ソフトボールの試合中に起きた事件。
《「(略)頭部の左側に打ちこまれていた。つまり、後ろから力一杯バット
 を振った犯人は左利きのバッターだったわけだ」》p.25

 

11/(テニス)伊達公子 WTAランキング4位(最高位)
――5/ フレンチオープン日本人女性初ベスト4。
7/ ウィンブルドン日本人女性初ベスト8。

 

(1995) (ドイツ)[参][傍]『朗読者』ベルンハルト・シュリンク
――たとえとして「左利き」を恥じる被告がいたら……
・『朗読者』ベルンハルト・シュリンク/著 松永美穂/訳 新潮文庫
2003/5/28
(Amazonで見る) 《... 考えてごらん、誰かが自分の意志で破滅しようとしている。
 そしてそれを救える手だてがあるとしたら、きみはやってみるかい?
... 裁判の場面を思い浮かべてごらんよ、左利きだということを告白
 しない限り、有罪になってしまう被告がいる。犯行は右手による
 もので、左利きならその犯行はあり得ない。しかし彼は左利きだという
ことを恥じている。君は裁判官に、何がどうなっているかを言うかい?
... 左利きやホモを恥じるべきかどうかという話じゃないんだ。
 被告が恥ずかしがっているということが問題なんだ。》p.159-160

*参照:第192号(No.192) 2009/8/8「名作の中の左利き ―その5―
 『朗読者』ベルンハルト・シュリンク/著」

 

冬/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第7号
LL7 1995-96(平成7-8)年 冬号
・前説 The Compliments of the Winter Issue―出発点にもどって
  Get back to the starting point
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その7Left-handed tools & goods―世界初の左手用カメラ
  〈京セラSAMURAI Z2-L〉
・左利きの本だなぁ その4 雑誌/カタログ編―『モノ・マガジン』
  1991年4月2日号 No.188 ワールド・フォトプレス発行―
  特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  怒りをことばに―「このはさみは欠陥です!」
・左利きの本だなぁ その5 雑誌/コラム編―『モノ・マガジン』
  1994年11月2日号 モノ・インタレスティング「左利き生活向上委員会」
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats

241019-lh-7

 

(1996 平成8)42歳

1/1(音楽)globe「DEPARTURES」(作詞作曲小室哲哉)発売され
ヒットする~♪左利きも慣れたし 風邪も治った~

199611-globe-depatures

『DEPARTURES』globe (CD) エイベックス・トラックス
(Amazonで見る)

 

12/6『左ききの神経心理学』八田武志 医歯薬出版
左利きの研究専門書。1996年刊。20年余りにわたって収集した左利き・利き手研究に関する文献と自らの研究をまとめたもの。
(Amazonで見る)

220412hidarikiki-no-sinkeisinrigaku

 

春/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第8号
LL8 1996(平成8)年 春号
・前説 The Compliments of the Spring Issue―
  見果てぬ夢を追い求めて “To dream the impossible dream,….
   This is my quest.”
・利き手差別をなくせ! Down with handism!
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その8 Left-handed tools & goods―てのひら≪掌中≫電卓/
  左利き用 ZELCO DOUBLE PLUS calculator No.10731
・左利きの本だなぁ その6 お楽しみ編―梅田香子『勝利投手』
  河出文庫/河出書房新社―≪日米プロ野球女性サウスポー対決その一≫
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―
  右側の席から/左側の席から/左利き用品メーカーより

241116-ll8

5/ 『ひだりぐみ通信』「第10号―ウェンガー/
レフトハンダー・ポケット・ナイフ 紹介号―」発行

19965-hidarigumituusin-no10-wen_20250516171601

(1996.6)『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 (被)▲ (容)▼
――加賀恭一郎シリーズ。一部右使い左利きの妹の自殺偽装の殺人事件。
 警察官の兄が割り出した容疑者は…。容疑者も犯人も左利き?
『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社ノベルス 1996/6/1
(Amazonで見る)

『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社文庫‎ 1999/5/14
(Amazonで見る)

2005-dotiraka-dsc06628-2

『どちらかが彼女を殺した 新装版』東野圭吾 講談社文庫 2023/6/15
(Amazonで見る)

 

夏/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第9号
LL91996(平成8)年 夏号
・前説 The Compliments of the Summer Issue―
  工作から始めよう、豊かな体験! ≪ありがとう、手≫
夏休み<アイデア>紙工作特集―
その①ゴム動力紙パック外輪船/その②風力帆掛け段ボール・カー
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  あなたの刃はどっち向き? 左利き用ハサミ紹介
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その9 Left-handed tools & goods―サウスポー・カッターナイフ/
  田島製作所 LC504
・左利きの本だなぁ その7 お楽しみ編―ロスワイラー
  『赤毛のサウスポー』集英社文庫/集英社―
  ≪日米プロ野球女性サウスポー対決その二≫
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―左利き用品メーカーより

241221-ll9

8/ 『ひだりぐみ通信』「第11号―愛妻専科 左きき調理用品
 紹介号―」発行

19968-hidarigumituusin-no11-aisaisenka

(参照)・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第686号(Vol.21 no.9/No.686) 2025/5/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)
LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.5.17
週刊ヒッキイ第686号-
『左組通信』復活計画[37]『LL』復刻(10)LL10 1996年秋号(後)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/05/post-e40654.html

 

8/ 朝日新聞記者から左利きの記事のための電話取材を受ける
――左利き用品のメーカーさんから新聞を出している人がいると聞いた、と
O記者から。一人で一匹狼的に手作りで小冊子を作っているだけ、と話すと
それきり二度と電話もなく、記事が出たのかも知らずにいたところ、後日、
関東在住の左利き仲間の人が「このような新聞記事が出ていた」とコピーを
送ってきてくださり、初めてこの記事のための取材だったのだと気付き、
これならもっと宣伝しておくのだった、と悔やむ。

9/10 朝日新聞朝刊〈生活〉面「左利きにもっと愛を」(大阪版)
――左利きの不便を取り上げた新聞記事。左利き調理用品も紹介。私も
 メーカーさんからの紹介で 電話取材を受けたのだが、忙しくなると
 困るのでお断りした。

 

(参照)・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第688号(Vol.21 no.11/No.688) 2025/6/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [38]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(11)
LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.6.21
週刊ヒッキイ第688号
-『左組通信』復活計画[38]『LL』復刻(11)LL11 1996年秋号(後)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/06/post-0c787f.html

 

9/ ネット上の左利きの会Japan Southpaw club(JSC)発足。

 

(1996) (アメリカ)(探)『死因』パトリシア・コーンウェル
 [検屍官ケイ・スカーペッタ]
<左利きの探偵>(スカーペッタが左利きと分かるシーンがある作品)
――狭いことで有名だった超音速機コンコルドの機内でのシーン。
 原書名"Cause of Death"
『死因』パトリシア・コーンウェル 相原真理子/訳 講談社文庫
1996/12/1
(Amazonで見る)

《(コンコルド機内で)「それじゃ、その問題は解決したわけだな」
 アスパラをつっついている私のほうへ身を寄せながら、ウェズリーが
 話を再開した。/「その問題って?」私はフォークを置いた。
 左利きなので、彼が邪魔なのだ。/「わかってるだろう。私たちが
 すべきことと、してはいけないことだ」ウェズリーの腕が私の胸に
 ふれた。...》pp.394-395

(参考)『検屍官研究』和田 奈津子 (編集) ワニブックス (1999/12/1)
(Amazonで見る)

 

秋/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第10号
LL10 1996(平成8)年 秋号
・前説 The Compliments of the Fall Issue―
  特集“左利きを科学する”① 
特集“左利きを科学する”①―あなたの<左利き度>をしらべてみよう
・左利きの本だなぁ その8 お勉強編―前原勝也
 『右利き・左利きの科学 利き手・利き足・利き目・利き耳…』
  講談社ブルーバックス
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その10 いつもポケットにウェンガー―WENGERスイス・アーミー・
  ナイフ/レフトハンダー・シリーズ
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―
  左利き用品メーカーより/右側の席から
・左利きについて知るための本

250419-ll10

(参照)・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第684号(Vol.21 no.7/No.684) 2025/4/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(9)
LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.4.19
週刊ヒッキイ第684号-告知-
『左組通信』復活計画[36]『LL』復刻(9)LL10 1996年秋号(前)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/04/post-ee5368.html

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第686号(Vol.21 no.9/No.686) 2025/5/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)
LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.5.17
週刊ヒッキイ第686号-
『左組通信』復活計画[37]『LL』復刻(10)LL10 1996年秋号(後)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/05/post-e40654.html

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」と題して、今回は全紹介です。

今回は1995年の後半から1996年までの一年半となりました。
本文にも書いていますように、「年表」と言いながら、記入事項が多いこともあり「月表」のようになっています。

今後はどうなるのかわかりませんが、記入事項が増えるに付け、年表の進み方も遅々として進まないという事になりそうです。
しかしながら、後年のお役に立つように、できうる限りの事項について書き込んでおきたいという気持ちがあります。
そういう次第ですので、ご容赦を!

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2025.07.19

『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
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【最新号・告知】

第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」

 

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第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」
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 第657号(No.657) 2024/1/20 以来の 
 「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
 レフティやすおの左利き自分史年表」です。

 前回は、「左利き自分史年表」1991(平成3)-1994(平成6)春まで、
 「紙の時代」第一期として『ひだりぐみ通信』の時代を紹介しました。

 左手用カメラを入手、そのフィット感から左利き用品に目覚め、
 「左利きの人は、自分の身体に合った左利き用の道具を使うべきだ」
 という考えをまわりの左利きの人たちに伝えるべく、
 紙による発信を始めたのが、紙の活動の時代でした。

 今回は、1994(平成6)春以後、夏以降の「紙の時代」の第二期として、
 いよいよ季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の時代に突入です。

 先月までは、その『LL(レフティーズ・ライフ)』そのものを紹介
 してきました。ここでは年表として組み込んでいきます。

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」――

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照してください。

 

(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―
紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/01/post-36d5d0.html

 

 今回は、第四回の「1994(平成6)春」の分を付加しておきます。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。

*(参照)<左利きミステリ>

■第4回
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」1900年代
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-d5c13e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/131b4f7933014dcedf057c75702ff28e

・メルマガ『レフティやすおの楽しい読書』
2023(令和5)年4月15日号(No.340)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(後編)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(後)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-5b4e1e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d0e3f19af79760633cbcc87cac454f96

■第5回
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第666号(Vol.20 no.11/No.666) 2024/6/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
私の読書論185-<左利きミステリ>第5回 海外編
(前編)<ホームズ以前>紀元前から19世紀末まで」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.6.15
[コラボ]私の読書論185-
<左利きミステリ>第5回海外編(前)ホームズ以前-週刊ヒッキイ第666号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/06/post-d87703.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d7779b9ff44e6ebb34960bcf9883dd82

・メルマガ『レフティやすおの楽しい読書』
2024(令和6)年6月15日号(vol.17 no.11/No.368)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
私の読書論186-<左利きミステリ>第5回 海外編
(後編)<ホームズ以後>19世紀末以降」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.6.15
[コラボ]私の読書論186-
<左利きミステリ>第5回海外編(後)ホームズ以後--楽しい読書368号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/06/post-47adad.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3f2d372ae2e8a3073e2e853317ca3c76

■第6回
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.2.15
[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-d8dc24.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/04302ce47c2cbca53937e7490e74f91e

・メルマガ『レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年2月15日号(vol.18 no.2/No.382)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(後編)再発掘作」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.2.15
[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(後)再発掘作-楽しい読書382号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/02/post-4c221d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ebac165aacd639b4e357741dc40953b6

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
  <レフティやすおの左利き自分史年表>(5)
 
  1994(平成6)-1995(平成7)6(春) ―紙の時代(2)
  『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

 ●「1994(平成6)-1995(平成7)6(春)―紙の時代(2)『LL』
  【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-5」

*(参照)――<紙の時代>

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・
紙の時代1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03
(2)第二期・紙の時代から―その1―
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!
 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
 ●左利き関連本あれこれ
 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
 ●左利き活動の「初心」は?
 ●「来た、見た、買(こ)うた」
 ●左利き活動の始まりは、1990年末「世界初左手用カメラ」購入
 ●右手用のハンディカムの違和感
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号との出会い
 ●存在を知らなければ、「存在しない」のと同じ
 ●最初はハガキサイズの「左組通信」という紙媒体
 ●左利き活動の「初心」について――もう一度
 ●始まりは左利きの人の覚醒にある

 

--------------------------------------------------------------------
「1994(平成6)-1995(平成7)年6(春) 
  ―紙の時代(2)『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-5」
--------------------------------------------------------------------

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

====================================================================
(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
====================================================================

 

--1994(平成6)40歳

1/1『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コレン/著
 石山鈴子訳 文藝春秋 1994/1/1

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(Amazonで見る)

――出版社のセンセーショナルな宣伝の結果、左利きの人は右利きの人より
 9歳寿命が短いという「左利き短命説」で有名になった本。統計の処理に
 問題があると言われけなされたり、左利きの人から嫌われることが多いの
 ですが、著者の言いたいことは、左利きの人たちが、右利き社会のなかで
 右利き用の道具を左使いすることの危険性について警鐘を鳴らし、左利き
 の人たちに結束して、左利き用品の普及と社会変革を促すように助言する
 内容の書。右利き社会に生きる左利きの危険性を訴える左利き応援本。

 

1/21『ひだりぐみ通信』「創刊3号」発行

 

1/(テニス)伊達公子WTAランキングトップ10入り(9位)

――NSWオープンで海外ツアー初優勝。オーストラリアンオープンで初の
 四大大会ベスト4。左利きだが、子供のとき見よう見まねで始めたため
 右手打ちになったという話を聞いたことがある。

 

2/ “Lefthanders International”より左利き用品を購入
――1991(平成3)年発行の『モノ・マガジン』左利き特集号(1991年4月2日
 号 No.188)で紹介されていた、アメリカ、カンザス州トピカに本部を
 置く、左利きの会“Lefthanders International”入会後、送ってもらっ
 ていた隔月刊の会誌「LEFTHANDER MAGAZINE」の通信販売コーナーに紹介
 されていた左手・左利き用品を購入(子供用ハサミ2点、逆立ちしない
 “Lefthanders International”のロゴ入り消しゴム付鉛筆、左利き電卓
 ZELCO DOUBLE PLUS calculator No.10731(手のひらに入るもので、右手
 で持ち、左手でキーを打つ)、左利き用フォルダー(右に開くと左側に
 用紙が配置されている)。

 

3/1『ひだりぐみ通信』「創刊4号」発行

 

3/『モノ・マガジン』(ワールド・フォト・プレス)で、
「左利き生活向上委員会」というコラム(隔号連載)開始

――左利きの編集者A・K氏による文字通り、左利きの人の生活の質を向上
 させられるような新たな左手・左利き用品を探し出そう、という内容の
 コラムです。同志を見つけたという思いから、ここに「LL」を送る。

 

4/「Anything Left-Handed」の通信販売で左利き用品を購入
――『週刊プレイボーイ』1993年12月21・28日号の特集記事<「個人輸入
 作戦」、いよいよ出動! 海外28店アドレス付き>で、イギリスの左利き
 用品専門店「Anything Left-Handed」の存在を知り、左利きの子供向け
 缶ペンケース入り文具セット(子供用ハサミ、15センチ定規、万年筆、
 シャープペンシル、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、スペアインク、レフト
 ハンダーズ・クラブのバッジ)、パーカー万年筆左利き用、30センチ
 定規、ドイツ製手回し鉛筆削り、などを購入し、顧客が参加できる
 「Left-handers Club」の会員になる。会員向け雑誌「The Left-hander」
 を「No.16」から定期購読。(1997年10月No.27まで、LHIの場合と同様
 英語力の欠如からコミュニケーションが取れず立ち消えに。のちにこの
 小冊子no.20で“LHC of JAPAN”として当時私が活動していた紙の季刊誌
 「Lefties Life(LL)」および私の活動が紹介される。)

 

*参照:
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2018.8.29
8月16日イギリスの左利き専門店“Anything Left-Handed”50周年
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/08/816anything-lef.html

 

 

夏/季刊誌『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』創刊
(1996年秋・第10号まで季刊、1997(平成9)年夏号 終刊号)
LL1 1994(平成6)年 夏号 A4版1ページ
・前説―To Live In The Right-Handed World―右利き社会を是正する
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その1 Left-handed tools & goods―筆記具・定規・はさみ
・私のお気に入り左利き用品 ベストテン
――新たに手に入れた左利き用の商品紹介だけでなく、左利きについて語り
 たいこともあり、はがきサイズでは多くを伝えられないと思い、もう少し
 分量のある小冊子を出すことにしました。とは言え、仕事が忙しく休みも
 少なく、時間的に難しく、季刊誌に落ち着きました。ワープロ原稿を切り
 貼りし、コピーしたものをホッチキスでとめた手作り感満載の小冊子。

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*参照:
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
第660号(Vol.20 no.5/No.660) 2024/3/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [28]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次/LL1・LL2」

 

 

8/21 『ひだりぐみ通信』「第5号―特別編―」発行(A5版2ページ)
――左利きアンケート編(1.ハンディズム(利き手差別)イメージ調査
  2.利き手・利き足・利き眼・利き耳調査 3.左利きで困ったことは?
  ・嫌なことは?・不利なことは?・右利き社会と思うか?・新しい
  習い事を始めるときは?(a.何も考えず左手で、b.手本が右手なら
  右手で、c.手本が右手なら頭の中で左右を入れ換えて左手で)

 

9?/ 岐阜県関市の川嶋工業(株)、調理用品<愛妻専科>シリーズで
左利き用11点を発売。高齢者用も同時発売。

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(「産経新聞」平成6年9月27日(火)、記事掲載)

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*参照:『左組通信』第11号(愛妻専科 左きき調理用品紹介号)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第686号(Vol.21 no.9/No.686) 2025/5/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)
LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.5.17
週刊ヒッキイ第686号-
『左組通信』復活計画[37]『LL』復刻(10)LL10 1996年秋号(後)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/05/post-e40654.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6bee2c2cc9d5fd9c8b63de8a5bb9af9e

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10/『モノ・マガジン』1994年11月2日号(NO.278)、編集部
A・K氏の左利きコラム「左利き生活向上委員会」に「LL」紹介される
――同志を見つけたという思いから「LL」を送っていたら紹介される。
 これが私の「国内」メディアでのデビューということになります。

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(画像:『モノ・マガジン』1994年11月2日号(NO.278)に掲載された編集部A・K氏の左利きコラム「左利き生活向上委員会」の記事)

 

秋/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第2号
LL2 1994(平成6)年秋号 A4版1ページ
・前説―To Live In The Right-Handed World―左右共用の製品を
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その2―はさみ

*参照:
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第660号(Vol.20 no.5/No.660) 2024/3/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [28]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次/LL1・LL2」
・『レフティやすおのお茶でっせ』2024.3.16
『左組通信』復活計画(28)『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次-週刊ヒッキイ第660号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/03/post-4ddd3a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d31a2f5c2182c628280422c8cfa8e866

 

 

11/1『【右】の不思議?【左】のナゾ! おもしろショックの
隠れた法則』不思議データ調査室編 青春出版社 青春BEST文庫 1994/11/1

――左右にまつわる雑学本。
(Amazonで見る)

 

冬/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第3号
LL3 1994-95(平成6-7)年冬号 A5版4ページ
・前説 The Compliments of the New Year
新年明けましておめでとうございます。
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―鍋を囲む
・知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その1
 Words & Phrases―小学館『国語大辞典』より
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その3―はさみ(つづき)
・よい品がいつでも 手軽に 購入できるようにしよう!
―いろんな用途のはさみ
・左利きの本だなぁ その1 お勉強編
 The Books on the Left-handedness―
 スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』

 

*参照:
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第662号(Vol.20 no.7/No.662) 2024/4/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(2)LL3」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.4.20
『左組通信』復活計画(29)『LL』復刻(2)LL3-週刊ヒッキイ第662号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/04/post-26b0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c44afca336774c5604749e1af1962327

 

--(1995 平成7)41歳

1/17(火曜日)5時46分 (日本時間)阪神・淡路大震災起きる

――淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3、最大震度7の大地震。
大阪のほうは震度4でほぼ無事。早朝からの大きな揺れに飛び起き、
タンスを押さえたが、我が家の被害は屋根瓦が一部ずれただけだった。

春/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第4号
LL4 1995(平成7)年 春号 A5版8ページ
・前説 The Compliments of the Spring Issue 発信し続けること
・From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
  レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より
・From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
 (1)私のいちばん嫌(いや)~なことば――
  「○○君は、ぎっちょか。器用やなぁ。」
 (2)「転びキリシタン」あるいは「隠れキリシタン」のように
≪スタート! 新学期≫子供用品特集
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その4〔子供用左利き用品の紹介〕―
  文具(はさみ・鉛筆・鉛筆削り・定規・缶ペンケース入り文具セット)、
  野球/ソフトボール用グラブ・ヘルメット・手袋
〔手を使い分けよう〕
 久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』紀伊国屋書店より
〔左利きの子供に対する接し方〕
 箱崎総一著『左利きの秘密』立風書房より

240518-ll4

*参照:
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第664号(Vol.20 no.9/No.664) 2024/5/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(3)LL4 1995(平成7)年 春号」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.5.18
『左組通信』復活計画(30)『LL』復刻(3)LL4 1995年春号
-週刊ヒッキイ第664号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/05/post-4ee9c2.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/95b09d26c72d1aca35574e10b700d653

 

4/3 斎藤茂太さんに『LL』第5号で著者『左ききの人はなぜ
才能があるのか―左ききの性格分析』を紹介すると報告したところ、お葉書
をいただく

4/30『左手のシンボリズム: わが国宗教文化に見る左手・左足・
左肩の習俗の構造とその意味』松永 和人/著 九州大学出版会 1995/4/30

(Amazonで見る)

――副題にもありますように、日本の宗教文化に見る左右の研究。
(新版)『左手のシンボリズム「聖」-「俗」:「左」-「右」の二項対置の
認識の重要性』松永和人/著 九州大学出版会 2001/4/1
(Amazonで見る)

 

6/28 私の手紙と小冊子『LL』が紹介されたイギリスの左利き
の会“Left-handers Club”の会報「The Left-hander」No.20が届く
――『LL』の本文に、簡単な英語で内容をメモして送っていたところ、
「The Left-hander」第一面で、「A warm welcome to the LHC of JAPAN」
として紹介された。私の世界デビュー?
(後年、左利きの人のオフ会に誘われた際、この事実を紹介した次号の
『LL』のコピーを持っていったところ、現・日本左利き協会発起人の
大路直哉さんから、元の会報を見たことがあるとのお言葉をいただく。)

Ll-the-lefthander-1995-no20

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」と題して、今回も全紹介です。

この当時の年表では、左利き活動を始めるにつれて年表に記入する事柄が増え、特に後年の参考のためにと詳細なメモを付けるようにしたところ、年表というより月表のようになってしまっています。
まあ、それでもいいかと思います。
いつか役に立つこともあるか、と。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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--
※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
--

 

 

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2025.04.19

週刊ヒッキイ第684号-告知-『左組通信』復活計画[36]『LL』復刻(9)LL10 1996年秋号(前)

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 
【最新号の告知】

第684号(Vol.21 no.7/No.684) 2025/4/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(9)
LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第684号(Vol.21 no.7/No.684) 2025/4/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(9)
LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 久しぶりに今回は、
 季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻です。

 今回も新規入力分で、
 すなわち「ネット初公開!」――ということになります。

 ここまで8ページ一挙公開してきましたが、
 今回はスペース的にむずかしく、前・後半二回に分けてお送りします。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (9)
 
   (内容紹介)LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL10 概要

LL10 1996(平成8)年 秋号 A5版 8ページ

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前説 The Compliments of the FALL Issue
―特集“左利きを科学する”(1)
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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
―あなたの<左利き度>をしらべてみよう!
------------------------------------------------------------------
■その1■…………………………………………………………………………
 スタンレー・コリン著 石山鈴子訳『左利きは危険がいっぱい』
    ((c)1992) 文藝春秋 刊より

(1) 利き手調査――あなたの利き手を調べてみましょう。
(2) 利き足調査――あなたの利き足はどちらでしょうか。
(3) 利き目調査――あなたの利き目はどちらでしょうか。
(4) 利き耳調査――あなたの利き耳はどちらでしょうか。
------------------------------------------------------------------
■その2■…………………………………………………………………………
 前原勝矢著 『右利き・左利きの科学』((c)1989)
  講談社ブルーバックス 刊 より
側性係数(LQ)を用いて利き手の程度を数値で確認してみよう
------------------------------------------------------------------
左利きの本だなぁ その8 お勉強編
 前原勝矢著『右利き・左利きの科学 利き手・利き足・利き目・
  利き耳…』講談社ブルーバックス (c)1989
―<あなたの左利き度をしらべてみよう>その2で引用した本。
------------------------------------------------------------------
左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その9 Left-handed tools & goods
いつもポケットにウェンガー WENGER
―ウェンガー・スイス・アーミーナイフ レフトハンダー・シリーズ
------------------------------------------------------------------
右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
Letters from the right/left side seats
―右側の席から/左利き用品メーカーより/左側の席から
------------------------------------------------------------------
左利きのテキスト本紹介
―全巻左利きに関するもの/左利きに関する章を含むもの
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250419-ll10

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 LL10 1996(平成8)年 秋号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

------------------------------------------------------------------
前説 The Compliments of the FALL Issue

―特集“左利きを科学する”(1)
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 左利きに関するいちばんの疑問は、
「なぜ人間には右利きと左利きがあるのか?」ということでしょう。
それは「利き手はいかにしてつくられるのか?」と言い換えることも
できるかもしれません。
 人が左利きになる理由・原因とはなにか?
 今回からしばらくこの問題に挑戦してみましょう!

 第一回は、アンケート編です。
「左利き」についてより深く知るために、まずあなたの利き手を調べて
みましょう。
科学啓蒙書から、利き手調査のための質問をひろってみました。

 本題に入る前に、ちょっとした質問をします。

(『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コリン著 石山鈴子訳
 文藝春秋 より)

250419-kiken-ga-ippai-h

 

 次の○○○に「左利き」という言葉を当てはめたときに、Bさんの
いわんとする意味をどう解釈しますか?

 Aさん「どんな具合でしたか?」
 Bさん「彼の振るまいは、まるで○○○のようでしたよ」

 これは、あなたの「左利き」に対するイメージに関する調査――
ハンディズム(利き手差別)について――でした。
 例えば、「天才」とか「英雄」という言葉を当てはめると、万事うまく
行ったことになる。逆に、「大バカ者」とか「まぬけ」といった言葉を
入れると、ことがはかばかしくなかったことになる。
 調査によると、「不器用だ」「まぬけだ」とか「場違いだ」「無礼だ」
など、91%の人がマイナスのイメージに解釈したという。
 意識する、しないに関わらず、「左利き」に対して否定的な固定的観念
を持っている人が大部分なのだそうです。そして、残りの人はたぶん
左利きの人なのでしょう。
 さて、あなたの場合はどうでしたか?

――From the Publisher やすお

 

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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World

―あなたの<左利き度>をしらべてみよう!
------------------------------------------------------------------

■その1■…………………………………………………………………………
 スタンレー・コリン著 石山鈴子訳『左利きは危険がいっぱい』
 ((c)1992) 文藝春秋 1994 刊より

250419-kiken 

(Amazonで見る)

………………………………………………………………………………………

 

 あなたの左利き度を、利き手・利き足・利き目・利き耳について
それぞれ調べてみましょう。

(1) 利き手調査――あなたの利き手を調べてみましょう。

 下記の質問に答えてください。それぞれの動作にどちらの手を使うか、
 もっとも良く当てはまるもの――「右」「左」「両方」――に○を
 付けてください。
 自信がないときは実際にやってみて、どちらの手を使っているか
 確かめてください。

1 普段、字を書くとき―――――――――――― 右 左 両方
2 絵を描くとき――――――――――――――― 右 左 両方
3 ボールを投げたり、的に当てたりするとき―― 右 左 両方
4 テニスなどでラケットを握るとき―――――― 右 左 両方
5 歯ブラシを持つとき―――――――――――― 右 左 両方
6 ナイフでものを切るとき―――――――――― 右 左 両方
7 釘を打つとき、ハンマーを持つのは――――― 右 左 両方
8 マッチをするとき、マッチを持つのは―――― 右 左 両方
9 消しゴムで消すとき―――――――――――― 右 左 両方
10 トランプなど、カードを配るとき――――― 右 左 両方
11 針に糸を通すとき、糸を持つのは――――― 右 左 両方
12 ハエたたきを持つのは―――――――――― 右 左 両方

 それぞれの答えのうち、「右」の答えに3、「両方」の答えには2を
掛け、その数に「左」の数を足したものが、あなたの得点です。

「右」 ×3=〔 〕
「両方」×2=〔 〕
「左」   =〔 〕
――――――――――
あなたの得点 〔 〕

得点33~36: 強度の右手利き
  29~32:中程度の右手利き
  25~28: 軽度の右手利き
     24:    両手利き
  20~23: 軽度の左手利き
  16~19:中程度の左手利き
  12~15: 強度の左手利き

 

(2) 利き足調査――あなたの利き足はどちらでしょうか。
 利き手の場合と同じ要領で行ってください。

1 ボールを蹴ったり、的に当てたりするとき――― 右 左 両方
2 足の爪先で小石を拾い上げたいと思ったとき―― 右 左 両方
3 虫を踏みつぶすとき―――――――――――― 右 左 両方
4 椅子の上に足をのせなければならないとき、
  どちらから先にのせますか―――――――――― 右 左 両方

 

(3) 利き目調査――あなたの利き目はどちらでしょうか。
 利き手の場合と同じ要領で行ってください。

1 望遠鏡をのぞくとき―――――――― 右 左 両方
2 瓶の中をのぞくとき―――――――― 右 左 両方
3 鍵穴からのぞくとき―――――――― 右 左 両方
4 ライフルの照準を合わせるとき――― 右 左 両方

 

(4) 利き耳調査――あなたの利き耳はどちらでしょうか。
 利き手の場合と同じ要領で行ってください。

1 締め切ったドアの向こうに会話を聞くとき、
  どちらの耳をドアにあてますか――――― 右 左 両方
2 ラジオのイアホンは―――――――――― 右 左 両方
3 人の心臓の鼓動を聞くとき――――――― 右 左 両方
4 時計のコチコチという音を聞くとき――― 右 左 両方

 

(2)(3)(4)それぞれの利き側の得点

11~12: 強度の右側利き
 9~10:混合型の右側利き
    8:    両側利き
  6~7:混合型の左側利き
  4~5: 強度の左側利き

調査によると、

 強度の右手利きは、72%
 強度の左手利きは、 5%
 両手もしくは混合型は、22%
 
それにひきかえ、利き足では、

 強度の右足利きは、46%
 強度の左足利きは、 4%
 混合型は、    50%

利き目でも、

 強度の右目利きは、54%
 強度の左目利きは、 5%
 混合型は、    41%

にものぼるという。

利き耳は、もっと希薄で、

 強度の右耳利きは、35%
 強度の左目利きは、 5%
 混合型は、    60%

と、右耳利きはわずか35%で、大半は混合型を示すという。

さて、あなたの場合は? 

 

■その2■…………………………………………………………………………
 前原勝矢著 『右利き・左利きの科学』((c)1989)
  講談社ブルーバックス 刊 より

250419-migikiki-hidarikiki-no-kagaku

(Amazonで見る)

………………………………………………………………………………………

 利き手は、右または左と二分されるものではなく、右に近い両手利きや
左に近い両手利きなど、様々な程度の両手利きが存在する。
 側性係数(LQ)を用いて、利き手の程度を数値で確認してみよう。

1 文字を書く―――――― 右手 左手 両手
2 ハシをつかう――――― 右手 左手 両手
3 絵をかく――――――― 右手 左手 両手
4 ハサミをつかう―――― 右手 左手 両手
5 ボールを投げる―――― 右手 左手 両手
6 歯ブラシをつかう――― 右手 左手 両手
7 スプーンをつかう――― 右手 左手 両手
8 短いホーキを持つ――― 右手 左手 両手
9 マッチをする――――― 右手 左手 両手
10 ビンのフタをひねる― 右手 左手 両手

〔計算式〕LQ=100×(右-左)÷(右+左+両手)

すべての動作を右手で行う人は、LQ=プラス100。
逆にすべての動作を左手で使う人は、マイナス100。
右手利きから左手利きまで20段階に評価することができる。
結果は以下のとおり。あなたはどうでしたか?

(*注:以下に『右利き・左利きの科学』から写した、
    手書きのグラフを図示。今回は数値で表現してみました。)

250419-1415kikite

【14~15歳の男性の利き手分布】

100~91 :50%弱 ―――――↑右手利き傾向
 90~81 :20%弱 
 80~71 :15%ぐらい
 70~61 :7~8%ぐらい
 60~51 :5%ぐらい
 50~41 :3%ぐらい
 40~31 :2~3%
 20~11 :2%ぐらい
  0~-9 :2%ぐらい
-20~-29:1~2%
-40~-49:2~3%
-60~-69:2~3%
-80~-89:3%ぐらい
-90~-100:5%ぐらい ―――↓左手利き傾向

LQの値が高い(プラス)ほど、右手利き傾向が強く、
低い(マイナス)ほど、左手利き傾向が強い。

 

250419-migihidari-dousa

【動作の難易度による右手利き頻度の違い】

 びんのふた:80%弱
ほうきをもつ:87~88%
  歯ブラシ:90%弱
 さじをもつ:92%ぐらい
 ボール投げ:93%ぐらい
   マッチ:94%ぐらい
    ハシ:95%ぐらい
   ハサミ:96%ぐらい
    絵画:97%ぐらい
    書字:98%ぐらい

難しい動作ほど利き手がハッキリする。

 ・・・

以上、ここまでで前半4ページ分が終了です。

紙版の誌面では、余白を利用して、うまく詰めて紹介していました。
こちらでは、その辺がむずかしく、長くなってしまいました。

次回、後半の5~8ページ分を紹介します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(9)LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)」と題して、今回は全紹介です。

紙版の復刻版の10号まで来ましたが、いよいよゴール間近となりました。

このあと、本格的に活動が進むのかと思っていたのですが、仕事が忙しくなったり、ちょっとした病気になったり、で頓挫してしまいます。
やはり無理は良くないということだったのですね。
背伸びしていたようです。
何事もほどほどにしておくべきでした。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.12.21

週刊ヒッキイ第677号-告知-『左組通信』復活計画[35]『LL』復刻(8)LL91996年夏号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【最新号の告知】

第677号(Vol.20 no.22/No.677) 2024/12/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [35]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(8)
LL9 1996(平成8)年 夏号」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第677号(Vol.20 no.22/No.677) 2024/12/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [35]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(8)
LL9 1996(平成8)年 夏号」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回も、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻です。

 今回も新規入力分で、
 すなわち「ネット初公開!」――ということになります。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [35]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (8)
 
   (内容紹介)LL9 1996(平成8)年 夏号

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

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241221-ll9

 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL9 概要

LL9 1996(平成8)年 夏号 A5版 8ページ

 

前説 The Compliments of the Summer Issue
―工作から始めよう、豊かな体験! ≪ありがとう、手≫
夏休み<アイデア>紙工作特集
 ―その(1)ゴム動力紙パック外輪船/その(2)風力帆掛け段ボール・カー
241221-ll9-kamikousaku1

 

241221-ll9-kamikousaku2

 

左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
―あなたの刃はどっち向き? 左利き用ハサミ紹介
左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その9 Left-handed tools & goods
―サウスポー・カッターナイフ/田島製作所 LC504
241221-ll9-southpaw-cn

 

左利きの本だなぁ その7 お楽しみ編
―ロスワイラー『赤毛のサウスポー』集英社文庫/集英社
―≪日米プロ野球女性サウスポー対決その二≫
241221-ll9-akage

 

右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
Letters from the right/left side seats―左利き用品メーカーより

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 LL9 1996(平成8)年 夏号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛

(以下、略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最新号の告知でした。
冒頭と見出し(と参照記事と文献資料)の紹介です。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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2024.11.16

週刊ヒッキイ第675号-告知-『左組通信』復活計画[34]『LL』復刻(7)LL81996年春号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号の告知】

第675号(Vol.20 no.20/No.675) 2024/11/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [34]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(7)
LL8 1996(平成8)年 春号」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第675号(Vol.20 no.20/No.675) 2024/11/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [34]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(7)
LL8 1996(平成8)年 春号」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回も、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻です。
といいましても、前回書きましたように、ホームページ公開分は
 すべて終了し、ここ3回は改めて入力しています。

 今回も新規入力分で、
 すなわち「ネット初公開!」――ということになりますね。

240316-hgll01

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [34]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (7)
 
   (内容紹介)LL8 1996(平成8)年 春号

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
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241116-ll8

 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL8 概要

LL8 1996(平成8)年 春号(A5版8ページ)

・ 前説 The Compliments of the Spring Issue―
 見果てぬ夢を追い求めて
“To dream the impossible dream,…. This is my quest.”

・ 利き手差別をなくせ! Down with handism!

『ローラ&ローズ~大草原の小さな家・母と娘の物語』NHK取材班
 ウィリアム・T・アンダーソン 谷口由美子
 翻訳/谷口由美子 発行/日本放送出版協会 平成5年(1993/6/1)
(Amazonで見る)

 

・ 左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その8 Left-handed tools & goods―てのひら≪掌中≫電卓/
 左利き用 ZELCO DOUBLE PLUS calculator No.10731

241116zelco-lh

・ 左利きの本だなぁ その6 お楽しみ編―
 梅田香子『勝利投手』河出文庫/河出書房新社―
≪日米プロ野球女性サウスポー対決その一≫

*参照:『勝利投手』梅田 香子 河出文庫 225A 1989/4/1
(Amazonで見る)

241116-ll8-shouritoushu

・ 右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
 Letters from the right/left side seats―
 右側の席から/左側の席から/左利き用品メーカーより

*参照:「レイメイ RAYMAY 左手用こどもはさみ KHH350」

241116-raymay-lh-kodomo-khh350

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 LL8 1996(平成8)年 春号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

(以下、略)

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最新号の告知でした。
冒頭と見出し(と参照記事と文献資料)の紹介です。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2024.10.19

週刊ヒッキイ第673号-告知-『左組通信』復活計画[33]『LL』復刻(6)LL71995-96年冬号

10月15日発行のもう一つのメルマガ、
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』(https://www.mag2.com/m/0000257388.html)

【最新号の別冊編集後記】『レフティやすおのお茶でっせ』2024.10.15
レフティやすおの楽しい読書375号-完訳版ヴェルヌ
『十五少年漂流記 二年間の休暇』を読む【別冊 編集後記】
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/10/post-ce97b4.html

冒頭に書きましたように――
従来の全文紹介をやめ、メルマガの紹介は、冒頭の部分と、それ以降は「見出し」のみの紹介とします。

今回の場合は、「LL71995-96年冬号」の概要のみの紹介とし、以下は詳細は省略とします。

 

一生懸命書いた文章なので、一人でも多くの人に読んでいただきたい、との思いからの全文紹介でした。

以前は「まぐまぐ!」の方で、バックナンバーの閲覧ができるようになっていました。
それがなくなって久しいのですが、何らかの形で残せたらと思うのです。

あるときの他の方のブログで、メルマガを転載紹介しているのを知り、やってみようかと思って始めたのが最初でした。
当初は「これは」という、どうしても多くの多くの方に知っていただきたい情報のみを紹介していました。

それもやっぱりどうかという気がして、今の形になっています。

 

ただそれをしていますと、せっかく購読していただいている方の楽しみが減る?ような気がします。
いつでも読めるのなら、購読せずともいいのでは? という疑問を抱かせるのではないでしょうか。

そのせいかどうかはわかりませんが、購読者数の減少傾向が続いています。

そこで、今回から時差を設けて発表するように変更しようと考えています。

とにかく色々やってみようと思います。

では、よろしく!

 ・・・

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第673号(Vol.20 no.18/No.673) 2024/10/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [33]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(6)
LL7 1995(平成7)-96(平成8)年 冬号」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第673号(Vol.20 no.18/No.673) 2024/10/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [33]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(6)
LL7 1995(平成7)-96(平成8)年 冬号」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回も、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻です。
従来は、
 ホームページに公開していたページのコピーをお届けしていましたが、
 実は、公開されていたのは4号までで、
 それ以後は、公開用にデジタルに入力してあった分を一部手を入れて
 紹介してきました。
 今回はいよいよそのストックも尽きてきて、改めて入力しています。

 改めて入力してきて、以前紹介したエピソードで記憶違いが見つかり、
 今回書き改めねばならず、ちょっと落ち込んでいます。

 では、その辺も含めてお読みください。

 

240316-hgll01

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [33]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (6)
 
   (内容紹介)LL7 1995(平成7)-96(平成8)年 冬号
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

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241019-lh-7

 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL7 概要

(A5版8ページ)

LL7 1995-96(平成7-8)年 冬号
・ 前説 The Compliments of the Winter Issue―
 出発点にもどって Get back to the starting point
・ 左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その7Left-handed tools & goods―世界初の左手用カメラ
 〈京セラSAMURAI Z2-L〉

241019-ll7-samurai

・ 左利きの本だなぁ その4 雑誌/カタログ編―
『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188
 ワールド・フォトプレス発行―特集/左を制するものは時代を制す/
 左利きの商品学

Mono-magazine199142

Mono-magazine199142-cot

・ 左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
怒りをことばに―「このはさみは欠陥です!」

(*【2024.10.21追記】誤解を避けるために書いておきます。――
 悪評ではありません。写真の製品は、確かに当初の製品では若干持ち手に問題がありましたが、のちに改良され、優れた製品になっています。
 私が苦情を投書したところ、担当者による丁寧な製造に関する説明と共に改良品が送られてきました。その誠実な“物作りスト”としての姿勢が素晴らしい、と感心させられました。
 写真は送られてきた改良品。)

Ets5ne6u4aahjrb

・ 左利きの本だなぁ その5 雑誌/コラム編―
『モノ・マガジン』1994年11月2日号 モノ・インタレスティング

「左利き生活向上委員会」

Mono-magazine1991112

・ 右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
 Letters from the right/left side seats

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 LL7
 1995-96(平成7-8)年 冬号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

(以下、略)

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上にも書きましたように今回は、最新号発行の告知のみです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.09.21

『左組通信』復活計画[32]『LL』復刻(5)LL6 1995年秋号-週刊ヒッキイ第671号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第671号(Vol.20 no.16/No.671) 2024/9/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [32]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(5)LL6 1995(平成7)年 秋号」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第671号(Vol.20 no.16/No.671) 2024/9/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [32]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(5)LL6 1995(平成7)年 秋号」
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 今回はまた、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』
 の復刻で、ホームページに公開していたページのコピーです。
240316-hgll01

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [32]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (5)
 
   (内容紹介)LL6 1995(平成7)年 秋号

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*(参照)――

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第43号(No.43) 2006/8/12
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私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL6 概要

(A5版8ページ)

前説 The Compliments of the Fall Issue道を切り開こう!
左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
―私の簡単“左利き判別法”
左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その6Left-handed tools & goods
―左利き用万年筆の使い心地良さ!
左利きの本だなぁ その3 お楽しみ編
―『左利きの名画』ロジャー・オームロッド著 野中千恵子訳
 社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)
レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
―ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果

240921-lh-007

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
LL6 1995(平成7)年 秋号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

A5版8ページ

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前説 The Compliments of the Summer Issue
道を切り開こう!
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今年の始めに関西を襲った阪神淡路大震災の直後に、痛切に感じたのは、
一本の鉄道の、一本の道路の持つ役割の重要さ、大切さということ。
一本の鉄道が、一本の道路がいかに多くの人を、物を運んでいるか。
そして、そのつながりが人の心をも繋いでいる。
ただ単に生物的レベルで生きる糧を与えているだけでなく、
人に勇気を、希望を、夢を、愛を与えている。
道がつながっている! 通れる道がある! ということが、
人の気持ちにゆとりを与えることができるのだ。
今私は、その“道”を作ろうとしている。
左利きの人々に、愛と勇気と希望と夢を与えてくれる、
そういう“道”を!
いつの日にか、この道も立派な大道になるだろう!
その日を夢見て、Keep on working!

 

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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
―私の簡単“左利き判別法”
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「あっ、あの人左利きや」とわかるのは、まず一番は、字を書くとき、
次に食事のとき――といったところでしょう。
しかし、これでは小さいときに“矯正”を受けた人は見抜けない。
字を書いたり、箸を使ったりするときに右手を使う左利きの人は
少なくない。
やはり刃物を使う、あるいはその他のいろいろな道具を使うときの様子を
見ないとわからない。
もしくは、スポーツをするとき――たとえば野球で言えば、
キャッチボールやバッティング、サッカーのボールを蹴る足、
テニスのラケットを持つ手、ゴルフのクラブを構えるときなど…。

今回ご紹介するのは、町を歩いているときに使える、
私の発見した“左利き判別法”で、
それは、〈自転車に乗っている人〉の見分け方である。
前回の「左利きの生活/こんな道具が不満です!」で書いたように、
自転車というものも右利き用に設計された道具である。
 左側から乗るときに邪魔にならないように右側にチェーンがある。
 右利きの人は手だけでなく、利き足も右の場合が多く、
 そういう人は左足で体重を支え、右足で作業をする。
 すなわち、左足はペダルにかけて、右足で地を蹴るか、
 ペダルをこいでスタートする。
 左手は常にハンドルに置き、
 いつでも主ブレーキである後輪ブレーキがかけられる。
 右手は状況により、ベルを鳴らしたり、前輪ブレーキをかけたりする。

――では、その乗り方による判別法とは:
① 物を持っている場合は、たいてい利き手で持っている。
左利きの人は、左手に。
② 惰力で走るときは、体重を支える軸足を伸ばして、
利き足の膝を曲げ、次の動きに備えている人が多い。
左利きの人なら、左足を曲げ、右足を伸ばす。

あなたはどんなときに、
「あっ、この人は左利きやぁ」と気付きましたか? 
あなたの発見した“左利き判別法”を教えてください。

 

------------------------------------------------------------------
左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか? その6
Left-handed tools & goods―左利き用万年筆の使い心地良さ!
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 いつごろだったか学校で、ペン習字の時間というのがあった。
鉄製のペン先をペン軸にさして、インクをつけて書くのだが、
このときはとにかくたいへんな目にあった記憶がある。
なにしろ、ペン先が紙にひっかかって書けたものじゃない!
 右利きの人は、ペン先を引いて書くので問題はないようだが、
左利きの場合はペン先を押していくので、
紙にペン先を突き刺すような形になる。
しかし、気軽に人に相談できるタイプではなかったし、
先生にどうすればいいのか訊けるような積極的なほうではなかったので、
左利きの私のためにいい方法を教えてくれる人はいなかった。

 左で書く生徒のために、個別に書き方を指導する先生はいなかった。

 初めて手にした万年筆は、安物ではあったが、
やはり本物の万年筆だけあって、鉄製のペン先とは違って、
書き味には格段の差があり、さほど引っ掛かることもなく、書けた
と記憶している。
 残念ながら、これはいつのまにかなくしてしまった。
 二本目は、日記を書くなら万年筆、と考えて二十代に手に入れた物で、
今も使っている“パイロット”の14金のペン先のもの。
 しかし、これもはじめはうまく書けず、力を入れて
ペン先をつぶすようにして、やっと書けるようになった。
ところが、いつしかボールペンやフェルトペンに変わってしまった。
というのも、インクの乾くのを待たなければならない、水に弱い、
等の理由もあるが、やはり書きにくさ、というのが底にはあったようだ。

 今回、左利き用の万年筆を購入してみた。
 ペン先が左下がりにカットされていて、
左手で構えると紙面にピタッと沿い、いかにも書きやすい。
スムーズな滑りで、縦線が太目のやわらかな文字が書け、
予想以上に気持ち良く、ついつい使いたくなってしまう!
 まるで、新しいおもちゃを手にした子供のように、
楽しくて仕方がない毎日である。

パーカー・フライター45CT 万年筆(左利き用)
 左利き用のニブ(ペン先が左下がりにカットされている)なので、
ひっかからずにスムーズに書ける。
Parker Flighter 45 CT fountain pen/ANYTHING LEFT-HANDED
240921-parker-lh-fp

 

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左利きの本だなぁ その3 お楽しみ編
―『左利きの名画』ロジャー・オームロッド著 野中千恵子訳
 社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
 1993年3月30日初版第一刷発行(1993/3/1) 原著©1988
(Amazonで見る)

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240921-hidarikiki-no-meigall6

 この作品は、アガサ・クリスティ・ファン・クラブの会長、
数藤康雄氏よりご紹介いただいたものです。
左利きが重要なポイントとなっています。

 左利きと右利きの人が共存している理想的な世界――
それはどんなものか想像してみてください。たとえば、こんな風景――。

 左利きと右利きの恋人たち――後に夫婦となる――は
ひとつのパレットをはさんでキャンバスを並べ、絵を描いている…。
 もし彼らが右利き同士だったら、
それぞれに別々のパレットを置いて描くことになる。
しかし、彼らはそれぞれ右利きと左利き。
パレットを挟んで、右側に左利き、左側に右利きの人がすわり、
ひとつのパレットから、同じ絵の具で、ひとつの風景を描く…。
 
 この本のなかで重要な役割を持っているのが、
そのような彼らが描いたそれぞれの絵。
仲のよい彼らは同じ手法をマスターし、描いたそれぞれの絵は、
微妙な視点のずれ――角度の異なった一組の絵をうみだした。
 彼らが手放した数枚の絵は、のちに名画として高く評価され、
財産としても一角のものであった。
 ところが、お金に困った主人公が
お祖母さんの絵を鑑定家に見せたところ、
なんとその絵は世界に数枚しかないという、
その高名な画家の手になるものだという。
離婚の危機に陥っている主人公は、
この鑑定家の女性とともにお祖母さんを訪ねるが…。

 その画家の数少ない実物を持つギャングのボスとの間で、
お祖母さんの絵をめぐってのコンゲーム…。
お祖母さんの絵は、本物か否か? 
お祖母さんを殺した犯人は誰か? というミステリ小説。

 

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<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)
レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―
ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果
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THE LEFT-HANDERS’ CLUB SURVEY 1994(翻訳:レフティやすお)

 イギリスのロンドンにある左利き用品専門店、
エニシング・レフトハンデッドの顧客と店を結ぶべく、
1990年にスタートしたザ・レフトハンターズ・クラブは、
現在千五百人を超える会員を持ち、年に四回の会報を出している。
 1994年6月に行われた会員に対する詳細な調査は、
会員自身の個人的、あるいは家族の歴史、
それぞれの特質・考え方にまで及び、左利きの人にとって重要なこと、
なやみの原因となる事柄を明らかにさせる、というねらいがあった。
 現在までに回答を寄せた263名の人たちは、全国的に見て、
年齢・性別・家族の状況など、典型的な左利きの人々である。
調査の結果は、左利きの人とその家族の体験に基づく主観的な意見と、
左利きに対する実際にある言外の意味とを教えてくれる。
 私たちは、この調査結果に啓発的なものと、魅惑的なものを発見した。
そして、私たちの継続的な活動において、
左利きの人に対する良き認識と考察のために、
それらを正しく用いるつもりである。

 調査の結果と結論は、下に示すとおりである。

 

◎ どちらの手を使いますか? Which hand do left-handers use?

(左手/左側の割合 %)
・字を書く、絵を描く           100%
・ハサミで切る               82%
・髪の毛をブラッシングする、とかす 98%
・歯を磨くとき、歯ブラシを持つ       97% 
・フォークなしで、ナイフを使う       92%
・フォークとともに、ナイフを使う      27%
・スプーンだけを使う           100%
・片手でボールを投げる           90%
・テニスのラケットを握る          92%
・ふたを回して開ける            88%
・ボールを蹴る               82%
・片目で見る(望遠鏡など)         76%
・(よく聞き取るために)耳に手をかざす   78%
________________________________________

「左利き」で食べる人のパーセンテージが低いのは、
以前の調査と一致する。
 左利きの人は、スプーンであろうとフォークであろうと、
常に首尾一貫して同じ手で食事をしている。
右利きの人は一致しない。
彼らはどの道具を使うかによって、手を使い分けている。

 

◎ 会員は書字(手書き)の際にどのような問題を持っているのか?
 Did members have problems with handwriting?

・カギ状の記号を書くとき、ペンの頭を中心に手をねじる
  ページを横切ってペンを引く           13%
・机に対して、斜め右に傾ける            63%
・自分のからだを斜め右に向ける           40%
・書いているうちに、時々書いたものが汚れてしまう  69%
・自分の書く姿勢が窮屈なことに気付く        29%
・あなたの書き方や姿勢が、書くスピードを鈍らせる
  たとえば、ノートを取るとき           38%
________________________________________

左利きの人の最大の問題は、書くことだが、
それはインクがスムーズに流れる左利き用の万年筆を使うことで、
書くのに適した姿勢と用紙を置く位置を工夫することで、解決できる。
もし、先生たちがこのことに気付いていたら、
左利きの子供たちの生活は、もっと楽になるに違いない。

 

◎ 左利きの人は学校でどんな問題を持っていますか?
Did left-handers have any problems at school?

60%の人―広い年代にわたって。全体的に見ると、
 サポートのないこと、あるいは少ないことに集約される。

代表的な意見は
・訴えた後で、父親が先生と話し合った。
・違いやむずかしさを感じた。
・誰もが、頭が悪いと思った。
・左利きの先生からだけ。

64%―書き方を習うときの困難さ
・悪夢! 汚れる/覆い隠す、書くことはいつも問題になる。
・先生は右利きに変えるように試みさせる。
・ペンとインクを使わなければならなくなるまでは、楽しんだ。
・左手を使うのと、汚すのとで、定規が耳に。
・校長が言うことには、私のペットのクモの方がきれいに書ける。

17%―いつかは左利きであることをやめさせようとした。
15%―左利きとは直接関係ないけれど、
多少話すことに問題を持っていた。

 

◎ 左利きの人が左利きに結び付けて考える特質
Attributes that left-handers think relate to their handedness

44%の回答―右利きの人より有利だと考えていること:
 適応性/順応性、論理的思考、創造性/独創性、
 (数字・文字を)逆から数えたり、読んだりできる、絵を描く、
 ドライブ(ギアが左側)、空間認識に優れている、計算に優れている、
 なにごとにも向いていて偏見がない、記憶がよい。

スポーツで有利といわれているもの:
  ボクシング、クリケット、テニス、バドミントン、フェンシング、
射撃、ラウンダーズ、野球。

 

◎ 右利きの人は左利きの家族をどのように考えているか?
 What do right-handers think of their left-handed family?

54%の回答――彼らが見た左利きの人たちの困難さ:
・缶切り、小切手帳、切ること、台所用品、書くこと、電話、カメラ、
  裁縫、ビンを開ける。
・礼儀正しく食べない。
・さまざまな運動の技法を教えてもらえない。
・彼らの書いたものは読めない。

30%の回答――左利きは、日常の仕事において、行いが不器用で、
  動きがぎこちない。
・不器用だ、しかしそれはまちがった道具を使っているから。
・ほとんどの仕事でへたくそ、すべてのことに自信のなさと
  内気さが現れている。
・少し変わった意見:「彼女が引っ越すとき、損をする」
・         「彼女の左足が内側に向くと、時々倒れる」

6%の回答――左利きは有利だ:
・いくつかのスポーツで。
・彼らは順応性が高い。
・空間的作業や創造性に優れている。

 

◎ 左利きの人は自分自身のことをどのように見ているか?
 What do left-handers see themselves?

56%の回答――左利きは平均より知能が高い。
39%の回答――平均より不器用で動作がぎこちない。
51%の回答――平均より創造力があり、芸術的である。
________________________________________

左利きは知能が高い、と示す調査があった。
しかしそれは一般的に受け入れられていない。
七人(三%)の人たちは、MENSAのメンバーだという。
これは、MENSAに加入できる率、人口の二%よりわずかに高い。
しかし、彼らのメンバーの間では、左利きの記録を取っていない。
(*MENSA/知能テスト上位二%の人々のクラブ)

 

◎ 左利きに関係がある事故 Accidents related to left-handedness

19%の回答――明確に左利きに起因すると考えられる事故の詳細:
・メータースタンプ器に左前腕をとられた。
・パンをスライスするときに指を切った。
・体育教師を投げ槍で危うく殺しかけた。
・(右側に注ぎ口のある)シチュー鍋から熱い液体を注ぐときに
 やけどをした。
・学校の木工作業でノコギリで事故を起こした。

 

◎ 仕事での左利き Left-handers at work

・回答者は、例外的ではない集団をして、広い分野の職業に存在する。
  八%は教師。
・左利きの人が仕事において好きなこと:
  ひとびととふれあうこと、創造的思考、問題を解くこと、
  計画を立てること、実用的な仕事、数字に関する見積もり・予測。
・彼らが嫌う仕事:事務処理、繰り返しの多い仕事、訓練、
  型にはまった仕事、役所仕事、書類整理。

 

◎ 左利きの人が期待している改良点
Improvements that left-handers would like to see

・右利きの人からの思いやりをもう少し。
・もっと教師に左利きに関する認識と教育を。
・世間一般の人が、左利きは不器用だ、と考えないこと。
・少数意見「おやまあ、あなたは左利きですか、お気の毒に」

左利きバージョンが欲しいもの、具体的に:
 小切手帳、カメラ、ビデオカメラ、自転車のベル、絵のパレット、
 ライフル銃、コンピューターのキーボード・マウス、アイロン、
 計量カップ、会議机、調理器(左手で開くオーブン)、
 クロスワード(ヒントが右側に書かれている)、手すり(両側に)、
 ガスストーブの調節つまみ、芝刈り機、ワードプロセッサー、
 ペッパー/ソルト・ミル、ミシン、キャッシュマシン、
 充分な長さの紐がついたカウンターのペン、
 セガ・メガドライブのコントロール・パッド、スーツケースの引き手。
________________________________________

これらのうちのいくつかは、実現が難しい。
しかし、わがクラブでは左利きのニーズをよく考慮するように、
デザイナーや製作者に対してキャンペーンを続けていく。
財政的に実行可能な限り、
特別に製作した各種の左利きバージョンの道具を確保する。
クラブの会報”The left-hander”を通して、左利き並びに、
潜在的な問題を軽減させることができるものに対する認識を
引き続き高めていく。

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――次回は、

 「LL7 1995-96(平成7-8)年 冬号」

を紹介する予定です。

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [32]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(5)LL6 1995(平成7)年 秋号」と題して、今回も全紹介です。

「<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果」は、私自身の翻訳という素人の仕事ですので、誤訳も多々あるかと思われます。
それでも、それなりに言わんとする意味はご理解いただけるかと思います。

30年前の調査ではありますが、それぞれに貴重な内容の情報で、現代にも通じる部分があります。
多くの方に知ってほしい情報でした。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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2024.07.20

『左組通信』復活計画(31)『LL』復刻(4)LL5 1995年夏号-週刊ヒッキイ第668号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【別冊 編集後記】

第668号(Vol.20 no.13/No.668) 2024/7/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [31]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(4)LL5 1995(平成7)年 夏号」

 

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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第668号(Vol.20 no.13/No.668) 2024/7/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [31]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(4)LL5 1995(平成7)年 夏号」
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 久しぶりですが、今回はまた、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』
 の復刻で、ホームページに公開していたページのコピーです。

240316-hgll01

(画像:今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』の「レフティーズ・ライフ(LL)再録1・全号目次」のページ冒頭)

 

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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [31]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (4)
 
   (内容紹介)LL5 1995(平成7)年 夏号
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*(参照)――

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○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL5 概要

LL5 1995(平成7)年 夏号
・ 前説The Compliments of the Summer Issue
 二年目に向けてToward the second year
・ From LHC (Left-handers Club/U.K.)レフトハンダーズ・クラブ
 (イギリス)より―新たなる希望!THE NEW HOPE!
・ From LHI (Lefthanders International/U.S.A)レフトハンダーズ・
 インターナショナル(アメリカ)より―左利きの人をガッカリさせる
 もの THINGS THAT ARE FRUSTRATING FOR LEFTIES!
・ 左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
 ―こんな道具が不満です!
・ 左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その5―あなたは靴派? スリッパ派?―爪切りはさみセット
・ 知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その2
 Words & Phrase小学館『国語大辞典』より
・ 左利きの本だなぁ その2 激励編The Books on the
  Left-handedness―斎藤茂太著『左ききの人はなぜ才能があるのか
 ―左ききの性格分析』KKベストセラーズ/ワニ文庫刊

 

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(画像:【左利きライフ研究家】レフティやすおの紙の時代の活動から・季刊誌『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL5 1995(平成7)年 夏号 1ページ目)

 

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LL5 1995(平成7)年 夏号
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前説 The Compliments of the Summer Issue
二年目に向けてToward the second year
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LL5
 1995(平成7)年 夏号
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 世の中には、様々な難問があります。人が生きているかぎり、
尽きることなく、次々と新たな問題が生まれ、消えていく…。
 それらの問題を解決するためには、まず最初に、その問題のなんたるか
を認識しなければなりません。
 あなたの病気が何なのかを知らなければ、治療法は見つかりません。
運がよければ、対処療法で、いつしか直るかもしれません。
しかし、根本治療とはなりません。
 社会問題でも同様に、先ずその実態を知らなければなりません。
女性差別問題が、女性だけの問題ではないように、黒人差別問題が
黒人だけの問題でないように、それらは、それぞれの差別される側の
人だけに限られた問題ではないのです。
 左利きの問題もまた同じく、左利きの人だけの問題ではなく、
右利きの人も含めて、全人類の抱えている問題なのです。
 これを機会に、誰のためでもなく、自分自身の問題として、
もう一度考え直していただきたいものです。

 早いもので、二年目に入ります。最初は「自分の思い100%」で、
読者のことも考えず、内容も充分に練ることもなく、
とにかく何かやらなくては、という気持ちでスタートしました。
 しかし、そうして始めてみるとだんだんと欲が出て、ああもしたい、
こうもしたい。こうした方がいいのでは、ああした方がいいのでは、
といろいろ考えるようになりました。
 また、もっと読者に興味や関心を持ってもらう方法はないか、
とも考えるようになりました。
 少しずつ改良を加え、より読みやすく、中身のあるものにしていこう
と、努力しています。
 これからもなにとぞ暖かい目で見守り続けてください。
 そして、いつの日にかこのようなミニコミ誌が不要になる時が来る
ことを心から祈っています。
 輝ける明日のために…

 

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From LHC (Left-handers Club/U.K.)
レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
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 素敵なレフトハンダーズ・デーと、クラブの幸運を祈る!
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新たなる希望!THE NEW HOPE!

 6月28日、イギリスのレフトハンダーズ・クラブから、
三ヶ月に一度の会報“The Left-Hander”No.20が届きました。
 なんと、第一面で私の手紙を紹介しています!
 
 “LL”3/冬号にかんたんな英語の説明をつけたものを同封し、
「日本における左利きの有利さ」として「日本の本は縦書きで、
ページは右から左にめくる」こと、そして「日本語はとても便利で、
縦でも横でも書ける」と指摘しておきました。

 この“LL”を日本版“The Left-Hander”としょうかいし、
私たちの『左組』を、LHC of JAPANとして認め、
声援を送ってくれています。
また、8月13日の“レフトハンダーズ・デー”に、
私とメンバーが参加するのを楽しみにしている、とも書いています。
(実際には、参加できればよいなぁ、と書いたつもりですが…。)

 彼らは、さらに、左利き用品専門店“エニシング・レフトハンデッド”
ALHは日本にフランチャイズ店をオープンしたい、新進の企業家は
連絡してくれ、といっています。
 はたして、日本に左利き用品専門店はできるのでしょうか?
(チャレンジしたいものですね!!)

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(画像:LL第5号より「From LHC (Left-handers Club/U.K.)レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―新たなる希望!THE NEW HOPE! 」の冒頭――“The Left-hader”に紹介された「LL」と左組についての記事と『LL』第5号の部分)

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(画像:『LL』と手紙を紹介している、1995年6月28日に届いたイギリスのレフトハンダーズ・クラブから三ヶ月に一度発行されている会報“The Left-Hander”No.20の第一面)

 

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From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より
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 私たちは、“LL”はじめ、
あなたのあらゆる試みが成功を収めることを祈っています。
―Carol Riddle
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左利きの人をガッカリさせるもの
 THINGS THAT ARE FRUSTRATING FOR LEFTIES!

日常生活で不便なこと―
・ 自動車AUTOMOBILES:ダッシュボードの設計
(イグニッション・スイッチの配置)
・ キッチンのレイアウト:戸棚・冷蔵庫のドア、
 各種電気製品等の器具類の配置が作業の流れに影響を及ぼす。
・ オフィスのレイアウト:照明、電卓(0、トータルキー)、
 机の配列(ファイル用引き出し等の位置)、電話の位置
・ 組立/生産ラインのレイアウト

台所用品―
・ コルク抜き(コルクスクリュー/ワインオープナー)、缶切り、
 おたま、セレイテッドナイフ、皮むき、芯抜き器、ポットホルダー・ミット、
 計量カップ、ケーキサーバー、アイスクリームすくい、
 グレープフルーツ・ナイフ、へら

家庭用品―
・ アイロン、ドアのノブ、ダスト・ミット
スクール・サプライ(学用品)―
・ ハサミ、スパイラル・ノート、ボールペン、鉛筆、定規、
 カリグラフィー・ペン、机、鉛筆削り

スポーツ用品―
・ 釣竿のリール、ゴルフ・クラブ、スポーツ手袋、野球のグローブ、
 ブーメラン、照準器付の銃

ツール―
・ 動力ノコ、モンキーレンチ、弓ノコ、左官用こて、
 刈り込み用ハサミ、ねじ

その他―
・ 時計、飲用噴水、ベルトのバックル、財布、カメラ、オムツのピン、
 トランプ、楽器、ピンボール・マシン

―LEFTHANDERS INTERNATIONALのキャロル・リドルさんの手紙に
 添えられていたものを紹介させていただきました。
 レフトハンダーズ・インターナショナルは アメリカのカンサス州の
 トペカに本部があり、ディーン・R・キャンベルの元、
 世界で唯一の左利きの人のための雑誌“LEFTHANDERS MAGAZINE”
 (隔月刊、二十年目)を発行している。
 連絡先:P.O.BOX 8249, TOPEKA, KANSAS 66608, U.S.A.

 

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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
こんな道具が不満です!
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 〔レフトハンダーズ・インターナショナルより〕欄で、左利きの人が
 日常生活で不満に思うものについていろいろ紹介しました。
 また今までにも、この欄であれこれ書いてきましたが、
 他にもいくつか拾ってみましょう。

 

ヘッドホンステレオ(ウォークマンなど)、ヘッドホン―
 コードが左側の耳元からたれているタイプのもの。
 右手を動かすことの多い右利きの人にとっては、
 コードがじゃまにならず便利かもしれないが、
 左利きには不便この上ない。

ビデオカメラ―
 右側にホルダーが付いていて右手に持って、右目でファインダーを
 のぞきながら撮るように設計されているものが大半。ファインダーの
 問題はなんとかガマンできても、左手に持って操作できないのは、
 致命的。シャープの液晶ビューカムはファインダーの問題はないが、
 各操作は、やはり右手でおこなう。

ワープロ/パソコンのキーボード―
 文字キーなどは、両手で使うように配置されているが、
 それ以外のキー(テンキーその他)は、右側に寄せられていて、
 マウスの接続なども右側になっている。

自転車―
 大部分の左利きの人は、利き足も左足で、左足は作業をする足
 (例えば、ボールを蹴る)、右足は体重を支える軸足。
 そのため、先ず右足をペダルに置いて軸足を固定してから、
 左足をペダルに乗せるのが、左利きの人の乗り方だろう。
 ところが、スタンドが左側になっているため、左側から
 乗り降りしなければならないので不便。鍵も左側に付いている。
 ブレーキは左が後輪、右が前輪。右利きの人は左半身に重心を
 かけているので、左手は常にハンドルに置いており、ブレーキも
 後輪からかけられる。しかし、左利きは逆に前輪からになり、
 やや危険度が増す。自転車のブレーキの主な役割は、後輪ブレーキは
 スピード調整用、前輪ブレーキは緊急停止用であり、後輪からかけて
 前輪も合わせて使う、というのがブレーキの正しい使用法である。
 ベルも右側についている。

 職場にある機械類もまたその多くが、左手は大雑把な仕事、
 右手は微妙かつ重要な仕事を受け持つ傾向にあります。

ボール盤(ドリルで穴を開ける機械)
 ドリルを押し下げるハンドルが右側にあるので、
 微妙な調整も右手でしなければならない。左手は品物を押さえるだけ。

あなたも、身の回りをもう一度、見直してみませんか。

 

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左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか? その5
 あなたは靴派? スリッパ派?
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〔靴とスリッパ〕―あるいは、靴と靴下の問題―

 靴とスリッパと聞いて、あなたはなにを思い浮かべますか?
「靴には右と左があるが、スリッパには左右の区別はない」
と答えた方は、もうこの続きを読まないで結構です。
すでにもう充分ご理解いただいていると思います。
そのとおり、右用と左用の違いについて考えるときに、
非常にわかりやすい例になると思うのです。

靴―人それぞれの足に合わせたもの。右足用と左足用とで一組。
 機能的、活動的。足を保護し、足の機能を損なわず、
 時にはプラスアルファの能力を引き出す。

スリッパ―左右対称に作られていて、どちらの足にでも合う。
 おおざっぱな大きさで、誰の足にも合う。履いたり脱いだりが簡単。
 非活動的、勝手に脱げてしまったり、駆け足急ぎ足には不適当。

 靴・スリッパともに、長所短所、適材適所がある。それぞれの持つ
特徴を生かして用いれば、これほど便利なものはありません。

 誰でも靴を買うときは、デザインや色、機能だけでなく、
サイズを確かめる。実際に履いてみて自分の足に合うかどうか試してみる
はず。ところがスリッパを買うときは、そこまではしないもの。
 誰も自分の足を靴にあわそうとは考えない。どんな気に入った品でも
サイズが合わないとわかれば、諦めて他のものを探すのがふつう。
 また、靴は値段が高いから、スリッパで済まそう という人は
まずいないでしょう。靴は靴、スリッパはスリッパ!
 ところが、世の中には靴もスリッパも区別しないで、
ごっちゃに考える人がいるのです!
 もちろんこれは比喩です。
(実際に靴とスリッパをごっちゃに履く人はいない―はずです)
 靴とスリッパは使い分けている人でも、それ以外の道具に関しては
どうでしょうか?

 

〔爪を切るときは、右手で左手、左手で右手!〕

 例えば、爪を切るとき、右利きの人は左手の爪は右手で切れますが、
右手の爪は左手で切らなければなりません。
 最近はハサミで切る人は少ないかもしれませんが、
ハサミで切るときは特に問題になります。これがなかなか難しい。
単に利き手でないため不器用にしか動かないというだけではなく、もっと
ほかに理由があるのでは? と感じている人も少なくないでしょう。
 原因はハサミそのものにあるのです。
 ハサミには、右手用と左手用があるというのは、
今までのこのコーナーで紹介して来ました。
 右足用の靴が右足のために作られているように、
左足用の靴が左足のためにあるように、
右手用のハサミとは右手で使うためのもの、
左手用のハサミは左手で使うためのものなのです。

 残念ながら、この単純な事実を理解していない人が多いのです。
靴やハサミのみならず、多くの道具には、
実は、右(手)用・左(手)用の区別があるのです。
そして、また一部の道具には、スリッパのように、
左右の区別が必要でない品物もあるのです。

 

〔スリッパで我慢していてはダメ! 自分に合う靴を手に入れよう!〕

 少数派である私たち左利きは、
今まで、多数派を占める右利きの人たちのために作られた、
右用の道具を使うことに慣らされてきました。
それが右利き用の道具であると知って使っていた人は少なく、
大半の人は、何も知らずに不便だと思いつつも「これはこういうものだ」
と思い込んでいたのです。

 道具などとにかく使えればそれでいいじゃないか! という人もいる
でしょう。しかし、名人といわれる人ほど道具を選ぶと言います。
人間が他の動物と異なる点は道具を使うことだとも言います。
道具を作った人のためにも、道具は正しく使い分けてやるべきでしょう。
スリッパはスリッパとして、靴は靴として―。

 スリッパで間に合うときはそれでいい。しかし、靴が必要なときは、
スリッパで我慢せず、靴を手に入れるべきです。

 人は自分にあった靴を履き、活動的に生きる。
 くたびれたときは、スリッパでくつろぐ。

 そんなメリハリをつけた生活を送って行こうではありませんか!

 

爪切りはさみセット
Set of two nail scissors in leather case /
ANYTHING LEFT-HANDEDより

 右手用と左手用の爪切りハサミがセットになって
 皮のケースに入っている。
 左利きの人のみならず、右利きの人にも便利な一品。

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(画像:爪切りはさみセット Set of two nail scissors in leather case / ANYTHING LEFT-HANDEDより)

 

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知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その2
 Words & Phrases 小学館『国語大辞典』より
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ひだり―うちわ 左団扇=ひだり―おうぎ 左扇=扇を左手で使うこと。
 転じて、安楽に暮らすこと。また、得意になっているようす。
ひだり―がち 左勝=①左手ばかりを多く使うこと。また左利き。
 ②ひだりきき 左利②=好んで酒を飲むこと。酒に強いこと。
 また、その人。酒飲み。ひだり。
ひだり―がって 左勝手=①茶席で点前畳の左方に客畳があるもの。
 逆勝手。②左膝を立て、右膝をついたすわり方。③左手の方向。
 ④ひだりきき 左利①=右手よりも、左手のよくきくこと。
 また、その人。
ひだりきき 左利=(「ひだりぎき」とも)①右手よりも左手のよくきく
 こと。また、その人。左ぎっちょう。左ぎっちょ。ぎっちょ。ひだり。
 ②(大工や石工などが左手に「鑿(のみ)を持つ手」であるところから
 「飲み手」にかけたという)好んで酒を飲むこと。酒に強いこと。
 また、その人。酒飲み。ひだり。
ひだり―ぎっちょ 左ぎっちょ=(「ひだりぎっちょう」とも)
 ひだりきき 左利①=右手より左手がよくきくこと。また、その人。
ひだり―ざま 左様=正しい道にもとること。不正なこと。
 また、その様。左道(さとう)。
ひだり―とう 左党=左利の仲間。すなわち、酒の好きな人。酒飲み。
 さとう。
ひだり―なわ 左縄=①左よりにした縄。ふつう、縄は右よりにするが、
 注連縄など、吉兆の祭事に用いる縄に、左よりが多く見られる。
 ②物事が逆になること。物事が思うようにならないこと。

―特別に、悪い意味のことばを選んでいるのではないのですが、…。

 

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左利きの本だなぁ その2 激励編The Books on the Left-handedness
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 斎藤茂太著『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』
  KKベストセラーズ/ワニ文庫1993年4月刊 ¥480
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(画像:斎藤茂太著『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』KKベストセラーズ/ワニ文庫1993年4月刊)

 今回は、勉強はちょっと苦手だけど…、というあなたにも
読みやすくて、ためになる、元気の出る本を紹介します。
 
 1987年、MG出版より刊行された『左利きの人の本』を改題した、
文庫版です。

「この本で、少しでも多くの右ききの人たちが、あなたあの隣の、
愛すべき左ききの人たちを見つめ直してくれたらと思います。
そしてもちろん、左ききの人たちが、誇らしげに自分のきき腕を
さし上げてくれたら、私としては望外の喜びです。」

 とあるように、右利きの人たちに対しては左利き問題の啓蒙を促し、
左利きの人たちに対しては激励を与えている。さすが精神科の
お医者さんならではの、著者の体温を感じさせる、あたたかい本。

 右利きの人は気付かない―けれど、左利きの人なら、いつも気に
掛けている、生活のなかの様々な場面での、左利の苦労、不便さ。
その実例を挙げながら、左利きの問題を明らかにし、
また、少数派の左利きだからこそ有利になる場面(主にスポーツ)を、
多くの左利きの有名人の名を上げながら紹介していきます。
 さらに、このような状況のなかで育っていく、左利きの人の性格には、
特有のモノがみられるのでしょうか?
 著者は、利き手が性格を決定するのではなくても、左利きの人を社会が
どう扱うかによって、性格に悪影響を与える可能性のあることを、矯正を
例にとって述べています。
 また、左利きの子どもに対する接し方についても、役立つアドバイスを
与えています。
 左利きの人だけでなく、左利きのお子さんをお持ちの方
――身の回りに左利きの人がいる、という方は、ぜひお読みください。

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [31]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(4)LL5 1995(平成7)年 夏号」と題して、今回も全紹介です。

前回の時も思い出話を書きました。
今回も少し書いておこうかと思います。

当時は今と違い、ネットも一般的ではなく(アメリカでは実用化されていたようで、国内でもパソコン通信というのでしょうか、そういうものはあったようです)、一般人が気軽に世界に向けて発信するということができにくい時代でした。

私はワープロで原稿を書き、作りあげた記事を切り貼りしてA4の紙面を作り、コンビニでコピーして、切ってたたんでホッチキスで留めるという作業をして小冊子を作り、封筒にワープロで印刷した宛名シールを貼って、友人知人、左利き用品メーカーさん等に送るという塩梅でした。

送り先のなかに、アメリカやイギリスの左利きの会もあり、簡単な英語でワンポイント解説のようなものを入れていました。

そのおかげで、本文中にもありますように、イギリスの会報で紹介されるという栄誉に預かりました。
英語が得意ではないので、それ以上の交流はできませんでしたが、紙の時代の一つの勲章だと思っています。

 ・・・

勲章に関していえば、もう一つエピソードを紹介しましょう。

この号で斎藤茂太先生の著作の文庫版『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』を紹介したことを、KKベストセラーズ/ワニ文庫気付で手紙を出しましたところ、斎藤茂太先生からお礼のお葉書をいただきました。

その前に、読書感想と私なりの左利き活動として『LL』を発行している報告の手紙を出し、お葉書をいただいていました。

著名人からこういうお返事をいただいたのは生まれて初めてのことでしたのは、光栄であり、嬉しいかぎりです。

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(画像:斎藤茂太先生からいただいたお葉書二点)

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.05.18

『左組通信』復活計画(30)『LL』復刻(3)LL4 1995年春号-週刊ヒッキイ第664号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【別冊 編集後記】

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第664号(Vol.20 no.9/No.664) 2024/5/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(3)LL4 1995(平成7)年 春号」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第664号(Vol.20 no.9/No.664) 2024/5/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(3)LL4 1995(平成7)年 春号」
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 今回も、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻ということで、
 ホームページに公開していたページのコピーです。

240316-hgll01

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (3)
 
   (内容紹介)LL4 1995(平成7)年 春号
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
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・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL4

LL4 1995(平成7)年 春号
・前説 The Compliments of the Spring Issue 発信し続けること
・From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
  レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より
・From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
 (1)私のいちばん嫌(いや)~なことば――
  「○○君は、ぎっちょか。器用やなぁ。」
 (2)「転びキリシタン」あるいは「隠れキリシタン」のように

≪スタート! 新学期≫子供用品特集
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その4〔子供用左利き用品の紹介〕―
  文具(はさみ・鉛筆・鉛筆削り・定規・缶ペンケース入り文具セット)、
  野球/ソフトボール用グラブ・ヘルメット・手袋
〔手を使い分けよう〕
 久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』紀伊国屋書店より
〔左利きの子供に対する接し方〕
 箱崎総一著『左利きの秘密』立風書房より

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LL4 1995(平成7)年 春号
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前説 The Compliments of the Spring Issue
発信し続けること
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 さてわが“LEFTIES’ LIFE”もこの春号をもって、
季節を一巡したことになります。何とか一年続けることができました。
これもひとえに読者の皆様のご声援のたまものと感謝しております。
 ありがとうございました。

「継続は力なり」ということばがあります。
とにかく、出し続けることが認知される早道だ、と考えています。
 借金も請求しなければ、パーになるそうです。
 自分が痛いときや苦しいときは、
そういわなければ人にはわかりません。
自分ひとりがガマンすることですむ問題ならば、それでいいでしょう。
しかし、そうでないときにはいわなければ、人には伝わりません。
伝わらなければ、助けてもらえません。
SOSを発信しなければ、救助隊も出動しません。
一度のSOSでダメでも、
発信し続ければいつか誰かが気づいてくれる。
ひとりではできないことでも、人が集まればできるようになる。
――そう信じて、続けていきます。
これからもよろしくおつきあいのほどお願い申し上げます。
では、≪スタート! 新学期≫増大号をお楽しみください。

 

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From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より
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いつも手紙を下さるマーケッティング・ディレクターの
キャロル・リドルさんから、
≪左利きの人を欲求不満におちいらせるもの」
”Things that are frustrating for lefties!”
と題する報告を送っていただきました。

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From LHC (Left-handers Club/U.K.)
レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
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最新の会報とともに、昨年行われたメンバー向けの
左利きに関するアンケート調査の結果が送られてきました。

――このふたつの詳細は、また機会をみて紹介します。

 

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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
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私のいちばん嫌(いや)~なことば――
「○○君は、ぎっちょか。器用やなぁ。」
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春は新しい出会いの季節です。
期待と不安を胸に新たな世界へ飛び出してゆくとき――
楽しみな反面、こわい所もあります。特に新しい人との出会いには。

「○○君は、ぎっちょか!? 器用やなぁ。」

 初めて会う人から言われるいちばん嫌なことばです。
「ぎっちょ」の部分は、
最近は「左利き/サウスポー」と表現されます。
ここまでは事実を指摘している内容ですので仕方ありません。
が、このあとの「器用やなぁ」という発言には大いに問題があります。
 このことばだけを取るとほめことばのようですが、
何を指すかによって変わってくるのです。
 右手であれ左手であれ、利き手を起用に動かせるのは、
当たり前のことですから――
〔ぎっちょ/左利きの人〕=〔器用な人〕 という発想ならば、
それは文字通りほめことばです。
 でも、〔ぎっちょ/左手を使うこと〕=〔器用〕 
すなわち〔器用〕だから → 〔ぎっちょ/左手を使う〕
 という発想ならば、それは明らかにまちがいです。
 
 左利きの人は、自分は器用だから「右手でもできるのに、
わざと左手を使っている」というわけではなく、
右利きの人が無意識に右手をつかうのと同じように、
「自分の意志にかかわらず、ごく自然に」左手が動いてしまうのです。
 ただ単に、左手が利き手だから、器用に動くだけです。

 もちろん、
発言者はそんな厳密な意味を考えて話しているわけではなく、
何も考えずに、ちょっとした話のきっかけといった程度に、
単純に軽い気持ちで自分の驚きをあらわしているにすぎません。

 しかし、私にはうわべだけのことばと聞き流すことができません。
このような発言に接するたびに、何かバカにされている、
茶化されているように思えてならないのです。
 これは単に、私の思いすごしにすぎないのでしょうか?

 

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「転びキリシタン」あるいは「隠れキリシタン」のように
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 最近、手のない子について書いた文章を読みました。
 彼は生まれつき「棒のような手」しか持っていません。
しかし、それを当たり前のことだと思っているため、
手のないことの不自由さを感じていないというのです。
「手がないので不自由でしょう?」というのは、
ふつうの人の勝手な想像にすぎないというのです。
 
私たち左利きの人も、自分が左利きであることを、
当然のことと受け止めています。
決して自分のことを変だとか奇異だとか考えたことはありません。
 左利きであること自体に、不自由さを感じたことはありません。
 左手も右手も対称形を成しています。
鏡に映してみればどちらがどちらか区別の付かない人もいるでしょう。

 生れたときから、右利きの社会で暮らしてきた左利きの人々は、
なんの疑いもなく、ありのままにこの世の中を受け入れてきました。

 しかし残念ながら今現在この社会は、
右利きの人達が生活するのに便利なように作り上げてきた、
右利きの世界だったのです。
 人類が始めて道具を手にしたとき――このときから利き手が始まった、
といわれている――から、右利きの人たちにとってはごくごく自然な
発想である、右手右足といったからだの右側にある感覚器官を優先する
思想に基づいた、文明や文化を堂々と築き上げてきたのです。
 
 そんな世界で、少数の存在である左利きの人たちは、
あるときは、右手を使うように「矯正」という名の強制を受け、
大部分の人は「転びキリシタン」のように、
訓練を受けた特定の作業のみ右手で行うことのできる
「右利きもどき」のような、「隠れキリシタン」ならぬ
「隠れ左利き」としての生活を強要されてきました。
 一方「転ばなかった」左利きの人は、強情で我の強い、わがままな、
協調性にかける性格の「アウトロー」という烙印を押されることも
間々ありました。
 さらに、「転んだ」人も「転ばなかった」人も
社会のさまざまな場面で右利き用の道具や機械、
それらの配置など右利き社会への適応を余儀なくされている、
のが現状です。

 

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≪スタート! 新学期≫子供用品特集
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左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その4
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今回は、子供用の左利き用品を紹介します。
 わが子が左利きとわかったとき、
世の親御さんはどのような反応を示すのでしょうか?

 昔のように、なにがなんでも右利きに、という圧力は
弱くなっているようですが、基本的には、
できうる限り右手を使わせるように、
できるものなら右利きにさせよう、と努めるのではないでしょうか?

 ではなぜ、そのような指導をさせる気持ちになるのでしょうか?

 今の社会では、右利きに比べて、左利きは何かにつけて不利である、
と考えられるからでしょうか?
 あるいは、左利きでは行儀が悪い、からでしょか?
 左利きは他人に迷惑をかける、とでもいうのでしょうか?

 もしある社会が、
特定の人々にとって不利な状況をもたらすものであるとすれば、
そのような社会の構造そのものが問題であり、
改善されるべきでしょう。
 個人個人がそれぞれに工夫するのは、あくまで私的な便法にすぎず、
根本治療とはいえない、と私は考えます。

 CDとアナログ・レコードのシェアが逆転したとき、あっという間に、
プレーヤーやレコード針が姿を消してしまったことがありました。
 あのような劇的な変革は望むべくもないでしょうが、
しかし、改善に向けて、まず一歩、踏み出す努力が必要です。
 あなたの子供は待ってくれません。

 待ってくれない子供たちにとって大切なのは、最初に出会う道具です。
小さい頃から、その子にあった道具を与えてやることが肝心です。
自分に合った道具で正しい使い方をマスターしたとき初めて、
自分に自信が持てるのです。
 使いにくい道具で悪戦苦闘する、けがをする、
自分はダメだと思い込む…。
からだの傷は一時でも、心の傷は一生ついてまわります。
子供が引け目を感じないで、胸を張って生きていけるように、
その子に合った道具をそろえてあげたいものです。

 

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≪スタート! 新学期≫子供用品特集
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左利きは少数派ではあるが、その存在を認め、生活方法、
手を使う道具など左利きの人に都合のよいものが開発されねばならない。

 久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』より
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(グッズ紹介)
① RAYMAY 左手用こどもはさみ KHH350
 児童用 135ミリ ¥350 株式会社レイメイ藤井
・発売以来二十数年のロングセラー定番商品。
・先が丸くて安全、価格も安価で「右利き用」と同一価格がうれしい。
・刃先が二段刃なので耐久性バツグンです。
・名前のネームタグ付き。
・中心の「かしめ」部分はゆるみ防止のリングバネ付きです。
 ――商品企画室 F・Sさん

② アレックス 学童用鋏 S21-145 ¥600 株式会社木屋 
・刃物用ステンレス鋼。
・全長145mm
・小型で軽く、小さな子供の手にフィットするサイズ、サビにくく、
気楽に使えます。
・木屋、または各地のデパート内木屋は物売り場にて。
  ――企画課 Iさん

③ ステンレスハサミ 学童用 左用 No.145 ¥600
 プラス株式会社
・長さ145mm。
・学校で便利な名札付き。
「他社に左利き用のハサミが無い事もあり、お蔭様でご好評頂いてます。
同じ形の右用に比較しても出荷率がかなり高いです。
大人も使えるNo.165(¥1300)も宜しくお願い致します。」
――製品事業部 S・Sさん

④ ミズノ野球・ソフトボール用品――ミズノ株式会社
〔グラブ〕
少年硬式用〈ワールドウィン〉パラショックμハニカム
 オールラウンド用 一塁手用
少年硬式用〈ワールドウィン〉シーラス
 オールラウンド用 size L, M, S, SS 一塁手用
〔ヘルメット〕
硬式用 (左打者用) 軟式用 (左打者用) ソフトボール用 (左打者用)
 他にそれぞれ「両耳付打者用」がある。
少年硬式用 (両耳付打者用) 少年軟式用 (両耳付打者用)
〔バッティング手袋〕
左打者用 19~27cm(少年用対応) 
「スポーツにおいて左利きを意識して企画している商品でジュニア用は、
現在のところ野球用品しかございません。
商品としては、グラブ、バッティング手袋、ヘルメットです。」  
――お客様商品相談センター A・Mさん

今回は、品番の紹介だけに終わりました。くわしくは上記の相談センター、
またはミズノ製品取扱店でおたずねください。 

⑤ 4インチ先丸形 クラスルーム・シザーズ アメリカ製 /輸入品
・長さ約10センチ。先が丸くて安全な、幼児から小学校低学年向けの
ハサミ。

⑥ 5インチ スタンダード・スクール・シザーズ アメリカ製/輸入品
・長さ約12.5センチ。学童用ハサミ。

(*2024.5.15――個人名をイニシャルに変更、
「ミズノ野球・ソフトボール用品」の商品番号と価格を省略しました。)

 

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〔手を使い分けよう〕

(略)左右の運動機能の分化の芽生えは、生れたときすでにあるので、
左手と右手の機能の差を考えた育児が肝要である。
 
 利き手は言語を媒介する機能、ことばで考えたことを実現する機能、
単純につかむ、にぎることから書くことまでの機能に使われるべきで、
非「利き手」は、手探り、空間認知、さらにそれを手がかりとして
実現する機能に使われるべきである。
われわれの脳は左右に特殊化がおこなわれているので、
それに都合のよいように手を使わなければならない。
(略)左利きの幼児が生まれたら、利き手の矯正をすることなく、
そのまま左右それぞれの手の機能発達をはかるべきである。

  久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』紀伊国屋書店
 1982年刊より
(Amazonで見る)

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⑦ 消しゴム付鉛筆 アメリカ製/輸入品
・こすれても手が汚れない鉛筆。
・左手に持ってもプリントされた文字が逆立ちしていない。
・レフトハンダーズ・インターナショナルのロゴ入り。

⑧ 鉛筆削り ドイツ製/輸入品
・手持ち式。
・左手に鉛筆を持ち、反時計方向に回して削る。

⑨ 15センチ定規・30センチ定規 イギリス製/輸入品
・左手で線を引くときに便利なように、右から目盛りがついている。

⑩ 缶ペンケース入り文具セット イギリス製/輸入品
・ 子供用ハサミ、15センチ定規、万年筆、シャープペンシル、鉛筆、
鉛筆削り、消しゴム、スペアインク、レフトハンダーズ・クラブのバッジ、
がセットされている。

⑤⑥⑦は、LEFTHANDERS INTERNATIONAL(USA)より。
⑧⑨⑩は、 ANYTHING LEFT-HANDED(UK)より。

 

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〔左利きの子供に対する接し方〕

たしかに、この右利き偏重社会で左利きの子どもたちが
立ち向かっていかなくてはいけない試練は多いだろう。
だが、子どもたちが左利きであることの誇りと、
そして勇気を持って進んでいくならば、
この社会はかならず変革できるはずである。
そうした誇りと勇気を子どもたちに与えるのが、
左利きの子どもを持った親のつとめではないだろうか。
もしあなたが愛情という言葉を口にするならば、
愛情とは子どもの手から武器を奪い、
犬のように尻尾を巻いて退散させることではない、と私はいいたい。
愛情とは、むしろ敵に立ち向かう力と知恵とを
子どもに授けることだと思う。
そんな愛情を持って、子どもと接していただきたい。
そうすれば、子どもはきっと力強く生きていくにちがいない。

親としては単に愛情だけで子どもに接するにとどまらず、
社会における左利きの立場に対する客観的な認識を
子どもに与えるように心がけるべきである。
 
たしかに、親としては子どもの左利きをなんとか直したい
と考えるだろう。
なぜなら、親が何十年か生きてきたこの日本の社会は
完全な右利き偏重の社会であったし、
それはまだまだ続くだろうからだ。
左利きの子どもが立ち向かわなくてはいけない社会の壁、
あるいはさまざまな差別と迫害…、そうしたものを考えたとき
「右利きに直るものなら、なんとか直したい…」と思うのは
当然の“親ごころ”であろう。
だが、そんな“親ごころ”を認めたとしても、
なお私は「左利きを矯正してはいけない」と叫びたい。
「こどものため…」と思う“親ごころ”が
客観的な認識力を欠落したとき、
子どもに対していかに大きなストレスとなるか。
これは“教育ママ”の例をあげるまでもない。

「教育」という言葉を英語ではEDUCATIONという。
これは“EDUCE=引き出す”という動詞からきた言葉なのだ。
つまり、教育というのは無限にある子どもの能力や個性を
無理にねじ曲げることではけっしてないのだ。
私が、左利きはひとつの“個性”であって
“異常”なのではないと強調してきたのも、
そういったことをじゅうぶんに考えて、
子どもに対応していただきたい。

  箱崎総一著『左利きの秘密』立風書房 1979年刊より
(Amazonで見る)

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(3)LL4 1995(平成7)年 春号」と題して、今回も全紹介です。

今回も、思い出話です。
グッズ紹介のコーナーがありましたが、それぞれのメーカーさんに「LL」のBNを同封したお便りを出し、その返答をいただいた方と連絡を取り、お言葉をいただいたりしました。
こういうことを毎回くり返し、色々と情報をご提供していただいたものでした。

ちょっと記憶が曖昧で、調べる手間をとる余裕もないのですけれど、子供用の左手用ハサミの開発に関する情報をお寄せいただいたメーカーさんもありました。
また、左手用子供ハサミの老舗、レイメイ藤井さんからは、左手用こどもハサミの前年比売り上げ(?)の増加の数値なども教えてもらったことがありました。
林刃物さんからは、左用ハサミに関して、当初はもっと多種類(大・中・小・長など)を用意していたけれど、種類を絞ることになったなどの報告もいただいたものでした。

今は、直接他者に働きかけるという行動を取っていないので、そういう意味では啓蒙活動としては消化不良なのかな、と反省しています。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.04.20

『左組通信』復活計画(29)『LL』復刻(2)LL3-週刊ヒッキイ第662号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【別冊 編集後記】

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第662号(Vol.20 no.7/No.662) 2024/4/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(2)LL3」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第662号(Vol.20 no.7/No.662) 2024/4/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(2)LL3」
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 今回も、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻ということで、
 ホームページに公開していたページのコピーです。
 (原文の明らかな誤りは修正しています。)

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (2)
 
   (内容紹介)LL3
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 
240316-hgll01

 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL3(概要)

LL3 1994-95(平成6-7)年 冬号 A5版4ページ

・前説 The Compliments of the New Year
新年明けましておめでとうございます。
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―鍋を囲む
・知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その1
 Words & Phrases―小学館『国語大辞典』より
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その3―はさみ(つづき)
・よい品がいつでも 手軽に 購入できるようにしよう!
―いろんな用途のはさみ
・左利きの本だなぁ その1 お勉強編
 The Books on the Left-handedness―
 スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』
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 ●LL3 1994-95(平成6-7)年 冬号

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
LL3 1994-95(平成6-7)年 冬号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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前説 The Compliments of the New Year
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新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、左利きの人にとって記念すべき年でありました。

新年早々、女子プロテニスの伊達公子選手(ラケットを持つ手は右だが、
 ファンにサインするときは左手にペンを持つ左利きのプレーヤー)が
 四大トーナメントのひとつ、全豪オープンで大活躍!
一月末には、左利き研究の世界的権威スタンレー・コレン博士の
『左利きは危険がいっぱい』の翻訳版が刊行されました。
三月に入ると、新製品情報誌『モノマガジン』に
「左利き生活向上委員会」なる連載コラムが誕生!
 コラム執筆者AK氏自らの発明になる左利き用品に始まり、
様々な情報が紹介されました。
夏には、この「レフティーズ・ライフ」が始まりました。
長島監督率いる巨人軍が熱戦のすえ日本一に輝く一方、
かつて長島と人気を二分した王貞治氏
(米大リーグのハンク・アーロンを上回る八百六十八本のホームランを
うった左の強打者)は、パ・リーグのダイエー監督に就任し、
長島巨人と覇を競うことに!
年末近く、女子バレーボールの大林素子選手(世界のベストテンに
 数えられる左利きのオールラウンド・プレイヤー)が突然の解雇。
 しかし、イタリアのプロリーグ入りが決定し、新しいスタートに!
アメリカでは、クリントン政権に対する批判票を受けて、中間選挙で
 民主党は大敗、上下両院で共和党に過半数を奪われる結果に。
今後のクリントン大統領(第42代。第38代フォード、一代おいて
 第40代レーガン、第41代ブッシュに続いて、近年5人中4人目の
 左利きの大統領*)の政局運営が注目されています。

さて、1995(平成七)年はどういう年になるでしょうか?
 皆様にとって、私にとって、良き年となりますように!

 

悲しいことが起こりました。大地震です!

幸い私のところは、不安定なものが幾つか落ちてきた程度で
無事でしたが…。
阪神淡路大震災の被災者の皆様には心からお見舞い申し上げます。

 

*参照:
『神々の左手―世界を変えた左利きたちの歴史』エド・ライト/著
ricorico/訳 スタジオタッククリエイティブ 2009/6/1
――「左利きの著名人/偉人」本。左利きの特徴(性格的・器質的な)を
挙げて、それが成功の一因であるとして、ラムセス大王から
ホワイトハウスの4人(原書発刊当時直近の米歴代大統領)まで、
世界を動かしてきた左利きの偉人たちの歴史を描く。
(Amazonで見る)

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・第44代大統領バラク・オバマ(2009-2017年)さんも左利き。

 

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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
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木枯らしの季節と言えば、やっぱり鍋がいいですねェ。
気の合った者同士がひとつの鍋をつつく、
楽しそうな雰囲気が漂ってきます。
まるで、つみきみほさんのカネテツのCMみたいな。

でもたったひとり左利きの人が混じるだけで、
なんとなくぎこちなく窮屈な思いをする人が出てきませんか?
 隣の人と手がかち合って、
どちらかが譲りあわなければならないような事が。
もしこんなときに、
「お前ひとりのためにせっかくの輪が乱れるやないか、
みんなで仲良う丸うなって一つの鍋つついてんのに、邪魔しやがって」
なんて言いだす人が出てくると、
それこそ和やかな雰囲気が吹っ飛んでしまう事になりかねません。
もちろん現在では、左利きだから左手にお箸を持つのは当たり前だ、
と考える人が増えてきてはいるのですが…。

小さい頃からずっと私は、
自由に席がとれるときは左端に座るようにしています。
そうすることで少しでも人様の邪魔にならないようにしているのです。
これはほとんどの左利きの人たちに言えることで、
たいていの人はそういう事に気を配っているようです。
右利きの人でそんなことを考えて座る人はいないのでは…?

先程の例で言えば、
私などはなるたけそういう場には出ないようにしています。
どうも人前でご飯を食べるのが苦手です。
ひとりで食べる方が気楽でいられるようです。
特定の人だけが犠牲になるのでなく、
みんなが少しずつ気を配ればいいのに、と思います。

ホラ、湯気の向こうに、≪希望≫という名の笑顔が見える――

 

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左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか? その3
Left-handed tools & goods
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前回につづいてハサミのことをもうしばらく―

ハサミの思い出といえば、こんな事がありました。
学校の工作の時間でしょうか。
級友たちは線に沿ってきれいに紙を切っていく――
試し切りもしないで。
しかし、自分はなかなか一回ではきれいに切れない。
試し切りをして初めて、線と刃の距離の勘が身について、
線に沿って切ることができるようになる。
どうしても人より遅くなるし、勘に頼っている分正確さに欠ける。
線をはみ出したり、切りすぎたりして曲がってしまう。
私は自分が不器用だと思っていました。

ところが、生れて初めて左利き用のハサミを使った時、
この秘密が明らかになったのです。
なんと、自分が特別不器用なのではなく、
自分にあった道具を使っていなかっただけだったのです! 

三十年の歳月が流れた今、
私は自分のことを決して器用だとは思いませんが、
かといって特別不器用だとも思っていません。
こんなささいなことの積み重ねが
大きな問題に発展していくのではないでしょうか。
「もしあの時、左利き用の道具を持っていたら?」
「もしあの時、学校の先生が左利きの子供に対して適切な指導を
していたら?」
自分のなかの何かが変わっていたかもしれない、……。

よい品がいつでも 手軽に 購入できるようにしよう!

さて、前回紹介したハサミは、ごく日常に用いる一般的なものでした。
他にも用途別にいろんな製品が作られています。
例えば、今私の手元にある、イギリスの通信販売会社
ANYTHING LEFT-HANDEDのカタログには、
家庭用・一般事務用・子供用などのふつうのハサミから、
洋裁用の裁ち鋏、ピンキング鋏、レースを切るものなど、料理用、
ヘア・カット用、爪切り用、園芸用、などなど各種掲載されています。

これら外国産のみならず国産でも各社から様々なものが
発売されているのですが、
実際に手に入れるとなると以外に大変なのです。
ごくふつうの事務用ハサミですら、
通りがかりのコンビニでさっと買えるわけではありません。
ましてや他の商品となると…。
また、価格も全体に二、三割高で、
これも普及への大きな壁になっています。

*参照:
イギリスの左利き用品専門通販「Anything Left-Handed」の1990年代の
カタログ表紙
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左利きの本だなぁ その1 お勉強編
The Books on the Left-handedness
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 スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』

新登場のこのコーナーでは、左利きに関する本を紹介します。

先ず第一回目は、お勉強編です。

今回は、今までに私が手にした左利きに関する本の中で
もっとも新しく、かつもっとも詳しく論じられている、
スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』石山鈴子訳
 “THE LEFT-HANDER SYNDROME” (文藝春秋 ¥2000
 1994年1月発行)を紹介します。

著者は、カナダのブリティシュ・コロンビア大学の心理学教授で、
からだの利き側に関する世界的権威。

本書は、長年の研究の成果に基づく、
左利きの謎に迫った決定的な書物である。
学術的な側面の記述もあるが、
長年の研究の日々のなかでの体験も合わせてつづられており、
読み物として充分に楽しめる。

左利きに対する無理解や認識不足の結果から起こる、
さまざまね不便さ、不平等さ、理不尽さなど左利きであることの
ハンディキャップのいろいろな実例や、
社会のなかに潜んでいる差別的な事例の紹介に始まり、
利き手に関する調査の難しさ、利き手研究の歴史の紹介へと進み、
さまざまな研究の成果が紹介される――
高齢出産などの出産時の障害が左利きを生む可能性があること等々。

そして、最大の謎――なぜ高齢者に左利きが少ないのか――に迫る。
 左利きは九年早死にするという、衝撃的な研究結果が示され、
それに対処する社会への提言で結ばれている。

左利きの人はもちろん、
右利きの人々にも広く読んでいただきたい本である。

たとえば、左利きに対して無意識のうちに抱いている
マイナス・イメージの実態を浮かび上がらせる質問がある。

 次の○○○に「左利き」という言葉を当てはめたとき、
二番目の話し手の言わんとする意味をどう解釈するか、というもの。

A 「どんな具合でした?」
B 「彼の振るまいは、まるで○○○のようでしたよ」

 例えば、「天才」とか「英雄」という言葉をあてはめると、
万事うまく行ったことになる。
逆に、「大バカ者」とか「まぬけ」といった言葉を入れると、
ことがはかばかしくなかったことになる。さて、あなたの場合は?

英語で言う”food of thought” 思考の糧、
考えるきっかけを与えてくれる本である。

 

*スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』石山鈴子訳
 文藝春秋 1994/1/1
(Amazonで見る)

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(2)LL3」と題して、今回も全紹介です。

昔のことを思い出します。
少しでも左利きの仲間のためになるようなものを、という気持ちではじめたのですが、徐々に情報を得て、より読み応えのあるものに変えて行けた、という印象があります。
偶然、いろんな本と出会うことができ、それらを紹介するだけで内容を充実させることができました。
今のようにネットもなく(アメリカ辺りではすでに始まっていたようですけれど)、情報源としては本や雑誌といったものだけ。
あとは自分の手(問い合わせの手紙等)と足(お店巡り)で見つけていくしかない状況のなかでは、よくやっていたと思います。

それを思いますと、今はちょっとダメだなあ、というところでしょうか。

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弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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