2026.06.22

【最新号】私の読書論-愛読誌HMM創刊70周年-楽しい読書413号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年6月15日号(vol.19 no.11/No.413)
「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌
『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年6月15日号(vol.19 no.11/No.413)
「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌
『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」
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 5月25日、待ちに待った『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年
 記念特大号が発売されました。
 いつも通り夕方の散歩の途中にいつもゆく駅向こうの本屋さんへ。
 さっそく買って帰りました。

 かつての愛読誌とは言え、今では定期購読はしていません。
 いつも行く近所の図書館に置いているのを知ってからは、
 そこで一号遅れのものを借りて読むという状況が続いていました。

 引っ越してからもそこの図書館を利用していたのですが、
 コロナ禍以来、今はそこまで遠征できず、近所の図書館には置いて
 いないので、取り寄せてもらって読む状況です。

 そんな状況でも、懐かしい愛読誌でもあり、このような記念特大号と
 なりますとまた別です。

 というわけで、今回は愛読誌の思い出とともに、
 この記念特大号について少し語ってみようと思います。

 

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 - 私の読書論 -

  ~ 『ミステリマガジン』が友だちだった ~

  『ハヤカワ ミステリ マガジン』創刊70周年記念特大号
   (2026年7月号)
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 ●記念特大号について

記念特大号となると別ですと書きましたように、
普段は購読していなくても、記念特大号だけは買うようにしています。
あくまでも記念ですから。

前回はもう3年前の、『ミステリマガジン』2023年11月号
特集:ポケミス創刊70周年記念特大号 でした。

これは、『ミステリマガジン』の発行元である早川書房の看板商品とも
いうべき、<ポケミス>の愛称で親しまれる叢書<ハヤカワミステリ>、
または<ハヤカワポケットミステリ>の創刊70周年を記念したもので、
今までに発行された全作品のリストが巻末についているものでした。

まちがいを一つ指摘してついでに感想なども書いて送ったところ、
読者欄“響きと怒り”に筆者の文章が紹介されました
(まちがいの訂正も「編集後記」に掲載されました)。

過去に買った記念特大号は、「創刊400号」1989年8月号、
「創刊500号」1997年11月号、「創刊700号」2014年6月号 です。
「60周年記念号」2016年7月号 は通常ページ数でした。

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(画像:『ミステリマガジン』記念特大号6冊=創刊400号、500号、700号、60周年、ポケミス創刊70周年、『ミステリマガジン』創刊70周年)

 

 

 ●『ハヤカワ ミステリ マガジン』創刊70周年記念特大号

ミステリマガジン 2026年7月号 No.774
特集 創刊70周年特別記念号

(Amazonで見る)

早川書房 2026/5/25発売 2,800円

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まずは早川書房のサイトから[目次]を紹介しましょう。
スペース的に、特集の部分だけですが。

 

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ミステリマガジン2026年7月号 No.774

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特集 創刊70周年特別記念号

 

海外の優れたミステリを日本へ紹介するという決意を元に
1956年に創刊された雑誌《エラリィ・クイーンズ・ミステリ・マガジン》
は、
その後《ハヤカワミステリマガジン》に名前を変え、
今年で70周年を迎えました。
70年の間にミステリを取り巻く状況は大きく変わり、
いまやミステリは、小説のみならず、映画・ドラマ・コミック・アニメ
など、
さまざまなメディアに広がっている
エンターテインメント・ジャンルとなっています。

これからも《ミステリマガジン》は、創刊の決意を受け継ぎ、
ミステリの最新情報を余すことなく読者の皆さまにお伝えし、
そしてすぐれたミステリ作品を紹介していき続けます。

また、今号では今野真二氏による新連載がスクート。
そして、権田萬治氏の「戦後ミステリーに愛をこめて」、
月村了衛氏の『機龍警察 漆黒社会』が最終回を迎えます。お見逃しなく。

※「ニューエイジ海外作家最前線」は都合により休載いたします。

 

●特集
ミステリマガジン創刊70周年
短篇再録
009 70周年記念傑作短篇再録
010 魔の森の家 ジョン・ディクスン・カー 江戸川乱歩[訳]
 創刊号に掲載された記念すべき傑作
030 世界最小の密室 クレイトン・ロースン 青田勝[訳]
 マジシャン探偵グレート・マーリニ登場!
044 幸福なるかな、柔和なるもの ジョルジュ・シムノン 長島良三
[訳] エラリイ・クイーン主宰による世界短編コンテストの第一位作品
070 クェイド、馬券を買う フランク・グルーバー 片岡義男[訳]
 ユーモアミステリ作家による洒落た短篇
098 アニマル・レスキュー デニス・ルへイン 加賀山卓朗[訳]
 巨匠による映画化もされた傑作
傑作短篇
116 少年探偵と一九七四年の夏 アート・テイラー 吉野弘人[訳]
 これからの短篇ミステリ界を担う作家の代表作!
●資料と研究
006 〈年表〉ミステリマガジン70年史
148 ミステリマガジンと翻訳ミステリの70年 編集部

●特別付録
520 ミステリマガジン1~773号 掲載短篇総目録
347 作家名索引

●連載
150 ミステリ・ディスク道を往く 番外篇 
「ミステリマガジン 音楽読みもの総まくり」 糸田屯

137 ミステリ漫画 梅田英俊
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 ●『ハヤカワ ミステリ マガジン』の歴史(1)

<創刊70周年記念特大号>の「年表ミステリマガジン70年史」を
参考に、筆者の購読歴を絡めて、その歴史を辿ってみましょう。

・1956年7月号、創刊号。
当時は、『エラリィ・クイーンズ・ミステリ・マガジン』という名で、
アメリカのミステリ専門誌の日本版として始まりました。

もちろん内容は日本で独自に編集したものですが、
掲載する作品や一部のエッセイは、本国版からの翻訳ものでした。

創刊号の冒頭を飾ったのは、
今回<創刊70周年記念特大号>でも冒頭を飾っている短編、
ジョン・ディクスン・カー(カーター・ディクスン名義)の
「魔の森の家」(江戸川乱歩訳)でした。
初代編集長は、都筑道夫さん。

・1966年1月号、『ハヤカワ・ミステリマガジン』と改称
(略称HMM)。
最長連載「ミステリ漫画」(梅田英俊)が開始。

 

 ●1970年高2の夏休み半ば過ぎ――HMM定期購読開始

筆者が高校2年生の夏休みの後半頃に、いつも『週刊少年マガジン』を
買いに行く家の近所の本屋さんで見つけたのが、
HMM<1970年9月E・S・ガードナー追悼特大号>でした。

当時の愛読書の一つが創元推理文庫から出ていた『怪奇小説傑作集』と
いう全5巻の海外の怪奇小説、恐怖小説のアンソロジーでした。
この手の小説が好きで、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の『怪談』
などもお気に入りの一つでした。
そもそもの始まりは小学生の時に読んだお子様版『雨月物語』でした。

『怪奇小説傑作集』英米編3巻の中にラブクラフトの作品もあり、
お気に入りの一人になっていたのでした(当時日本ではまだクトゥールー
神話ものはさほど知られていない時代でした)。
そのラブクラフトが書いたガイド的な評論である、「恐怖小説の系譜」?
の3回分載の第2回が掲載されていました。
これは「買い」という感じでしたね。
で、掲載作など読んでみますと楽しく、意外なものも多く、
引き続き読んでみようという気になりました。

当時は、まだ一般向けの本を読むようになって2年目ですので、
何を読んでもおもしろい時期でもあったのでしょうか。
というよりも、まだ小説にはいろんなジャンルのものがあるのだという
ことを知らなかった、というのが正直なところかも知れません。

 

 ●『ハヤカワ ミステリ マガジン』の歴史(2)

・1980年2月号、アンケート企画「私のベスト3」開始。
その年のミステリ小説のベスト3を選ぶ企画。
現在年末恒例の「私のベスト10」の原型。

・1989年8月号、創刊400号記念特大号短篇ミステリベスト40
いかにもこの雑誌ならではの多彩なジャンルの短編小説の掲載作から
選び抜いた名作を網羅した特大号企画でした。

これを一冊読むだけでの、HMMがどういう雑誌だったかという
掲載作品の傾向が分かります。

・1990年8月号、第1回ハヤカワ・ミステリコンテスト決定発表。
アガサ・クリスティー賞の前身のミステリ小説新人賞が始まる。

・2008年1月号、21世紀の来たるべき作家たち、リニューアル号。
従来の海外ミステリ専門誌から、ミステリ総合誌へ。
インタヴュー企画「迷宮解体新書」もスタート、第一回は有栖川有栖。

海外作品だけでなく日本人作家の作品も本格的に扱うという変化で、
海外の翻訳作品が売れにくいといわれる状況になっている、
という現状認識があったのでしょう。
また、クリスティー賞受賞者へのバックアップの場を確保するという
意味合いもあったかもしれません。

ただ、日本人作家の短編作品を読む機会は、
他社の文芸誌でも読めるのに対して、
海外作家の短編作品を読む機会は、本誌をのぞいてまずありません。

個人短編集がやアンソロジーが各社から各種出ているのは事実ですが、
そういう機会のある作品ばかりとは限りません。
過去のバックナンバーを確認しましても、単行本に収録されるまでに
時間がかかったり、まったく未収録のものもないわけではありません。

掲載がゼロになるわけではないにしても、名短編などと呼ばれるものを
読む機会は格段に減ると考えられます。
その点は残念です。

・2012年9月号、シャーロック再誕。
現代を舞台にした名探偵シャーロック・ホームズものである、
BBCドラマ「シャーロック」特集で、
2010年代はこの特集企画が名物になった、とあります。

オリジナルに基づくホームズもののテレビドラマは結構見ましたが、
こちらはもうひとつよくわからないという感じで見たことがありません。

・2016年7月号、創刊60周年記念号。
年度毎に一冊を選ぶという「60年60冊」や海外短編競作6作など、
「6」にちなんだ企画が目白押し。

320ページの普通サイズ号でした。

・2018年1月号、ミステリが読みたい!2018年版。
この号から、デザインの担当が変わり、装幀が赤に。

・2023年11月号、ポケミス創刊70周年記念特大号。
歴代ポケミス全1995作品の総目録を巻末に収録。

上記「●記念特大号について」でも触れていますように、
これが生涯最後の記念特大号になるか、とも思っていたのでした。
さいわい、実現しなくて良かったのですが、次こそ、むずかしいのでは?
と思っています。

・2026年4月号、私の愛する名探偵。
豪華作家陣によるエッセイ「私の愛する名探偵」など、
古今東西の名探偵が一堂に会す、という企画だそうです。

実はまだ読んでいません。本屋さんでチラッと見ましたが。

・2026年7月号、創刊70周年記念。
名作短編再録と、巻末に創刊号以来の全号に掲載された、
全700編以上の短編小説の総目録。

筆者は最初の15年ほどは、まったくといっていいほど未見です
(極々一部のバックナンバーを持っているので既読もあります)。
また定期購読をやめた80年代の後半ぐらいから90年代の初めぐらいの
10年ほどは仕事の繁忙やなにかで、あまり読んだ記憶がありません。
この時期は連載コラムやブック・レヴューなどの情報系のものを中心に
読んでいたもので、小説作品はよほどの作家のもののみ読むという感じ
でした。
それ以後は現在まで、結構記憶に残っているのですけれど、ね。

 

 ●1970年9月号から定期購読初期の年間ベスト短編5

定期購読時代、1970年代の初期に、毎月の全掲載作品から
ベスト作品を選ぶ、という遊びをやっていました。
基本は各号一作ずつ選ぶのですが、年間を通じて12冊なので12作を
選ぶというもので、同じ号から二作選ぶということもありました。

ここに再現しておきましょう。

なにしろまだ一般向けの本を読み始めて2年目ですので、
作品の内容評価というより、目新しさが大きな比重になっていました。
目新しい設定や、奇抜な発想の小説に高い評価を付けているように
思います。

 

・1970年(この年は9月号からの購読ですので4冊中4作です)――
1.そこは空気も澄んで(ロバート・トウイ) 9月号(173)
2.大尉のいのしし狩り(デイヴィット・イーリイ) 12月号(176)
3.スタインウェイ氏(ロバート・ブロック) 10月号(174)
4.北イタリア物語(トマス・フラナガン) 12月号(176)

・1971年(12冊中ベスト5)
1.画商の女(スタンリイ・エリン) 2月号(178)
2.恐るべき子供たち(R・A・ラファティ) 9月号(185)
3.プリンセス・オハラ(デイモン・ラニアン) 2月号(178)
4.ゲイルズバーグの春を愛す(ジャック・フィニイ) 3月号(179)
5.家じゅうが流感にかかった夜(シャーリイ・ジャクスン)6月号(182)

・1972年(同上)
1.殺人者(ジョーエル・T・ロジャーズ) 3月号(191)
2.幻の乗合馬車(E・M・フォースター) 8月号(196)
3.ストラング先生の熊退治(ウィリアム・ブルテン) 3月号(191)
4.ランドルフ・カーターの証言(H・P・ラヴクラフト) 6月号(194)
5.クルエット夫妻の家(ジャック・フィニイ) 2月号(190)

・1973年(同上)
1.ジェリコと死の手がかり(ヒュー・ペンティコースト) 9月号(209)
2.ヒューマニスト(ロマン・ギャリ) 4月号(204)
3.無料の土(ロバート・ブロック) 7月号(207)
4.ハエトリ草(ルース・レンデル) 4月号(204)
5.猫の子(ヘンリイ・スレッサー) 8月号(208)

・1974年(6月号までの6冊から)
1.ゼム島の囚人(ジョーン・リッチャー) 1月号(213)
2.流れ星(ジョン・コリア) 1月号(213)
3.隣人たち(デイヴィット・イーリイ) 5月号(217)
4.ジャングル(チャールズ・ボーモント) 4月号(216)
5.階段に警官がいる(トーマ・ナルスジャック) 3月号(215)

 

というように見ていきますと、傾向としていえるのは、
いわゆる狭義のミステリ(推理小説――本格謎解き、ハードボイルド、
スリラー、サスペンス)といった種類の作品ではなく、
異色作家系(*注)のファンタジー、ホラー、<奇妙な味>風の広義の
ミステリ、<都会小説>と銘打たれた一般的な小説や、<幻想と怪奇>、
<剣と魔法の国>といったSFとも重なるようなジャンルの作品、
といった広い範囲の小説の方を好んでいた、ように思われます。

これは特に、太田博(各務三郎)編集長の時代の『ミステリマガジン』の
掲載短編選びの傾向でもあります。
<剣と魔法>ものなどは『SFマガジン』と取り合いになったとか……。

ほかに、ショートショートの特集やブラック・ユーモア特集や、
ユーモア・スケッチの連載もありました。
とにかく広いジャンルの小説を読ませていただきました。
今の筆者の素地を作っているのは、
こういう多方面の小説との出会いが大きかったという気がします。

8月号は<幻想と怪奇>特集、12月号には<クリスマス・ストーリー>
特集、というのが結構続いていました。
筆者のクリスマス・ストーリー好きはこのころに醸成されたものです。

元々筆者は怪奇小説や<幻想と怪奇>系の小説が好きでした。
当時もそういう傾向の作品に高い点数を与えているようです。

最近では怪奇・恐怖ものはあまり好んで読むということは少なくなりま
したが、「三つ子の魂百まで」ではありませんが、好みに大きな変化は
ないようです。

弊誌で年末の恒例になっている<クリスマス・ストーリー>もこの頃に
親しんだものが影響しています。

70年に渡って700編ほどの短編小説が掲載されたそうですが、
大半は作家の個人短編集や各種名作アンソロジーなどに収録されている
のですけれど、早川書房で出せばいいのに、と思ったこともありました。
<異色作家短篇集>の新シリーズとして、あるいは<幻想と怪奇>や
<名探偵登場>的なアンソロジーとして、もしくは
『ミステリマガジン・ベスト』のようなアンソロジーとして。

*注:当時の早川書房には人気叢書として<異色作家短篇集>という
一連の小説集がありました。フィニイや上記に上げた作家で言えば、
ロバート・ブロック、スタンリイ・エリン、シャーリイ・ジャクスン、
ジョン・コリア、チャールズ・ボーモントなどがそれらの作家です。

 

 ●思い出に残る作品あれこれ

最近では、“華文ミステリ招待席”の作品には<左利きミステリ>が
多く楽しみでした。

シリーズものというのも、色々とありました。
主に、本国版EQMMの常連作家の手になるものですね。
エドワード・D・ホックのレオポルド警部、怪盗ニック、オカルト探偵
サイモン・アークとか、ヒュー・ペンティコーストのシャーロック伯父、
ジェリコとか、ウィリアム・ブルテンの~を読んだ男、ストラング先生、
ジョー・ゴアズのDKAファイルシリーズとか、ジェイムズ・ヤッフェの
ブロンクスのママとか……。

長編ミステリの探偵でも、ジョイス・ポーターのドーヴァー警部の中編、
SFミステリのランドル・ギャレットのダーシー卿とか、
スティーヴ・ホッケンスミスの荒野のホームズものなどなど。

ほかにも、クラシック・ミステリの企画<シャーロック・ホームズの
ライヴァルたち>や、非ミステリの文学系の作家も登場しています。

思い出を語り始めますと、尽きることがありません。
HMM70年のうちの55年ほどの記憶がありますから。
青春の何ページかが走馬灯のごとく、というところでしょうか。

「編集後記」のほうで、弊誌との関わりについても書いておこう
と思います。

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本誌では、「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.6.15
【編集後記】私の読書論-愛読誌HMM創刊70周年-楽しい読書413号

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.06.15

【編集後記】私の読書論-愛読誌HMM創刊70周年-楽しい読書413号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】


2026(令和8)年6月15日号(vol.19 no.11/No.413)
「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌
『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」

 

 

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2026(令和8)年6月15日号(vol.19 no.11/No.413)
「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌
『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」
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 5月25日、待ちに待った『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年
 記念特大号が発売されました。
 いつも通り夕方の散歩の途中にいつもゆく駅向こうの本屋さんへ。
 さっそく買って帰りました。

 かつての愛読誌とは言え、今では定期購読はしていません。
 いつも行く近所の図書館に置いているのを知ってからは、
 そこで一号遅れのものを借りて読むという状況が続いていました。

 引っ越してからもそこの図書館を利用していたのですが、
 コロナ禍以来、今はそこまで遠征できず、近所の図書館には置いて
 いないので、取り寄せてもらって読む状況です。

 そんな状況でも、懐かしい愛読誌でもあり、このような記念特大号と
 なりますとまた別です。

 というわけで、今回は愛読誌の思い出とともに、
 この記念特大号について少し語ってみようと思います。

 

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 - 私の読書論 -

  ~ 『ミステリマガジン』が友だちだった ~

  『ハヤカワ ミステリ マガジン』創刊70周年記念特大号
   (2026年7月号)

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 ●記念特大号について

記念特大号となると別ですと書きましたように、
普段は購読していなくても、記念特大号だけは買うようにしています。
あくまでも記念ですから。

前回はもう3年前の、『ミステリマガジン』2023年11月号
 特集:ポケミス創刊70周年記念特大号 でした。

これは、『ミステリマガジン』の発行元である早川書房の看板商品とも
いうべき、<ポケミス>の愛称で親しまれる叢書<ハヤカワミステリ>、
または<ハヤカワポケットミステリ>の創刊70周年を記念したもので、
今までに発行された全作品のリストが巻末についているものでした。

まちがいを一つ指摘してついでに感想なども書いて送ったところ、
読者欄“響きと怒り”に筆者の文章が紹介されました
(まちがいの訂正も「編集後記」に掲載されました)。

過去に買った記念特大号は、「創刊400号」、「創刊500号」、
「創刊700号」2014年6月号 です。
「60周年記念号」は通常ページ数でした。

 

 ●『ハヤカワ ミステリ マガジン』創刊70周年記念特大号

ミステリマガジン 2026年7月号 No.774
特集 創刊70周年特別記念号

(Amazonで見る)

早川書房 2026/5/25発売 2,800円

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(画像:『ミステリマガジン』記念特大号6冊=創刊400号、500号、700号、60周年、ポケミス創刊70周年、『ミステリマガジン』創刊70周年)
 

(以下、略)

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本誌では、「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」と題して、愛読誌「HMM」70周年記念特大号、とその思い出について紹介する号の告知紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

『ミステリマガジン』掲載の短編小説で、弊誌『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』で取り上げた短編を紹介しましょう。

・クリスマスの教え(トマス・H・クック)2011.12(670)

2012(平成24)年2月15日号(No.75)-120215-
私の読書論-27-初心者のための読書の仕方を考える(12)
最初の一冊の選び方(9) 本選び(選書)の方法 IV ~
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2012.2.15
読書の意義を考えさせる短編小説:「クリスマスの教え」トマス・H・クック

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・ファンダーハーフェン老人の遺言状(メアリー・E・ペン)2020.1(738)

2020(令和2)年11月30日号(No.283)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)
「ファンダーハーフェン老人の遺言状」メアリー・E・ペン」
2020.11.30
クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)「ファンダーハーフェン老人の遺言状」ペン-楽しい読書283号 201127xmas-hmm

 

・飾られなかったクリスマスツリー(クリストファー・モーリー)1997.12(501)

2022(令和4)年11月30日号(No.331)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(12)-2022-
「飾られなかったクリスマス・ツリー」クリストファー・モーリー」
2022.11.30
クリスマス・ストーリーをあなたに~(12)-2022-「飾られなかったクリスマス・ツリー」-楽しい読書331号 221128cs12-hmm199712501

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ほかに<左利きミステリ>として紹介したものがいくつかあります。

 ・・・

次に、ブログ『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』での『ミステリマガジン』関連記事を上げておきましょう。

2014.5.7
『ミステリマガジン』2014年6月号創刊700号と思い出のコラム

 

2014.5.26
私の投書が『ミステリ・マガジン』読者欄に掲載されました

 

2016.6.6
『ミステリマガジン』2016年7月号創刊60周年記念号を買う

 

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(画像:2014.6<創刊700号記念特大号>と2016.7<創刊60周年記念号>)

 

2016.6.7
『ミステリマガジン』2016年7月号創刊60周年記念号を読む

 

2018.5.26
『ミステリ・マガジン』7月号読者欄「読者の書評」に掲載される

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――といったところでしょうか。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2026.02.22

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後)-楽しい読書405号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)


【最新号】


 


2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」


 


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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」
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 恒例の<私の年間ベスト>の<フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。


 (後編)は、いよいよ<ベスト3>の紹介です。


 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 - シリーズものは評価しづらいよね! -


 


  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (後編)


 


    『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 


 ●〈フィクション系〉<ベスト3>候補


まずは候補作を色々上げて見ましょう。
やっぱり再読ものは不利になってしまいますね。
新規に読んだ本の方がインパクトがあるのは当然でしょう。


 


<左利きミステリ>系 から


・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック/著
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)


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・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)


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・『流しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)


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・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン/著 小森収/編
 越前敏弥/訳 創元推理文庫 2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)


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・『介錯人――士道小説集』郡順士 青樹社 1986/11/1(昭和61.12.10初版) 
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)


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再読ですが、川端康成の『眠れる美女』は、自分が老齢になって感じる、
性的な欲求との兼ね合いから評価が変わる部分がありました。
老人男性の性というモノをよく捉えているのかも知れません。
老人男性必読! 老人女性も(男性を知るために)、ね!


 


 


その他のメルマガ用の本 から


・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/著 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)


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以前から評判は聞いていましたが、
読んでみるとやっぱりスゴいものがありましたね。
未読の方、必読ですよ!


 


・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック/著 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)


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<クリスマス・ストーリーをあなたに>の一冊ですが、
筆者が選ぶ<クリスマス・ストーリー>アンソロジーのミステリ編に
加えたい作品を含む短編集です。


 


・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)


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名作中の名作のカップリングなので、これも価値ある一冊です。


 


(2)それ以外の古典の名作 から


・[再]『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)


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作品としては再読(色んな人の訳で何度も読んでいます)ですが、
この人の訳もなかなか楽しめました。
印象は軽いのですが、なにか新しいモノを感じました。


 


・『青い麦』コレット/著 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫
2010/11/11
(Amazonで見る)


16歳の少年と15歳の少女幼馴染の二人は毎年、家族同士で海辺で休暇を
過ごす。その夏一人の女性が現れて、二人のひと夏の経験物語。1923年。


世界的な名作には、それなりの良さ、作品としての強さがあります。
こういう幼馴染の少年少女カップルの恋愛ものには、
ひとつのジャンルとしていろんなパターンがありますが、
これも一つの典型的作品でしょう。


 


・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム/著 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
(Amazonで見る)


以前から作品には興味を持っていましたが、読む機会がなかったところ、
この新訳を見つけ、読むことに。1928年。
良くも悪くもモーム印といった論評を読んだ気がしますが、その通り。
連作短編集ですが、それぞれ短篇小説としてもなかなかです。
ジャンルとしてはスパイものなんですが、ノーベル賞はもらってなくても、
さすがイギリスの文豪です。


 


(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など から


『サム・ホーソーンの事件簿』も『怪盗ニック全仕事』も、
エドワード・D・ホックの一連の短編集はどれもさすがな安定の出来で、
フォーミュラー・ライティングの見本のような作品集です。


 


・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)


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・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)


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イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
フェリックスさんによる<競馬シリーズ> も、


ホックの短編集同様、読み物として質の高い安定の冒険ミステリ群です。
フェリックスさんの新刊『覚悟』『虎口』も、<フランシス印>の秀作で、
旧<競馬シリーズ>のファンは必読でしょう。
新規の冒険ミステリ・ファンもお試し下さい。


 


その他の海外ミステリ から


・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)


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早川書房に<異色作家短篇集>という名シリーズがありました。
その一冊に仲間入りしてもおかしくない、異色派のミステリ短編集。
昔いくつか読んでお気に入り(というほどではないが)の作家でした。


一部の作品は、昔『ミステリマガジン』に訳されていたものを
読んだ記憶があります。
本作品集で印象に残ったのは、表題作「物しか書けなかった物書き」、
昔読んだ「そこは空気も澄んで」、他に「家の中の馬」「犯罪の傑作」
「オーハイで朝食を」というところでしょうか。
こういう「奇妙な味」や奇想小説的な作品は、インパクトがあります。


 


・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース/著
上野 元美/訳 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
(Amazonで見る)


小惑星衝突まで77日、『地上最後の刑事』三部作、待望の第二弾
三部作の真ん中の作品ということで、
第一作ほどのインパクトはなかったのですが、次作への興味を残す作品。


 


 ●〈フィクション系〉<ベスト3>を考える


以上15冊上げて見ました。
前回メルマガで紹介したものは外す、という考えでいましたが、
短編集に関しては除外しようとも書きました。


<左利きミステリ>系の本の内、『介錯人 士道小説集』郡順史 は、
<士道小説>というくくりが、非常に新鮮で、興味深く読みました。
候補の中でも上位にしたいものです。


『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ や、
『虎口』フェリックス・フランシス は、
メルマガで取り上げていなければ、
<ベスト3>に入れてもおかしくない作品でした。


それ以外の名作としては、『青い麦』コレット も、
『ダフニスとクロエー』的な一連の小説の一つで、おとなの女性を
交えて一段階大人の階段をのぼる男女の物語になっています。


『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム も
ミステリ的な興味で読んだのですが、スパイを一人の人間として描く、
一般的な短篇連作集として十分読むに値するものです。


『日本探偵小説全集4 夢野久作集』も、大長編『ドグラ・マグラ』が
収録されていて、読むのは非常に大変な名作ですが、
この作品の魅力というのも捨てがたいものがあります。


『真珠の首飾り』『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック も
筆者のお好みの中国唐時代の<名探偵ディー判事>シリーズの二作で、
イラストも著者の手になるもので、異色の歴史ものになっています。


 


 ●2025年フィクション系<ベスト3>


いよいよ<ベスト3>を選んでみます。
今回は初めてのカウントダウンです。


 


 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡


      【2025年フィクション系<べスト3>】


(3)『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)


 


(2)『介錯人――士道小説集』郡順士/著 青樹社 1986/11/1
(昭和61年12月10日初版) ――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)


 


(1)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)


 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡


 


(3)は、原典そのものが筆者のお気に入りの作品ということで、
ある意味無条件でランクインという感じですね。


(2)は、何度も書きますが、「士道小説」というのが良かったですね。
「左利き」はもちろんですが、昔の武士たちの姿がよく描かれています。
武士にも情けがある、という展開は人間的でいいと思います。


(1)は、とにかく奇想がおもしろい作品集です。
すごくレベルが高いというほどではないのですが、ユニークな作品集で、
もっと知られてもよい気がします。


 


今年はすべて短編集でした。
おもしろい長編が少なかった、というところですね。


全体に今年のレベルは例年に比べて高いとはいえませんが、
シリーズものが多く、そういうシリーズものというのは、
「シリーズものは読みやすいよね!」で、
読むのは楽しく、スイスイ読み進められますが、
その分、衝撃的な出会い、というところでは、もの足りない……。
「シリーズものは評価しづらいよね!」となりますね。


『地上最後の刑事』で、昨年<ベスト3>に入った、
ベン・H・ウィンタースは、今年の第二作では漏れました。
2026年に読むであろう第三作に期待しましょう! って。


もう一言、例年なら必ず一冊程度は、自前の蔵書が入るものでしたが、
今年はありませんでした。珍しい現象でした。


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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」と題して、今回も全文転載紹介です。


【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。


【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、


 


 ・・・


弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。


 


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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.02.07

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
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 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)

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・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)

250315-nemurerumbijo

・[再]『昨日スケッチ』伊集院静/著 講談社 1996/10/1
――「左きき」(伊集院静)収録
(Amazonで見る)

250315-kinou

・『日本探偵小説全集3 大下宇陀児 角田喜久雄 集』創元推理文庫
1985/7/26
――「虚像」(大下 宇陀児)
(Amazonで見る)

250315-n-tantei3-oosita

・『定本 小川未明童話全集10』小川 未明 講談社 1977/8/1
――「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」(小川未明)収録
「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」小川未明
(Amazonで見る)

250315-ogawamimei10

 

・(再)『闇彦』阿刀田 高/著 新潮文庫 2013/12/24
――自伝的なホラー感覚の短い長編
(Amazonで見る)

250315-yamihiko

・『時代小説全集6 人物日本史 昭和』新潮社/編 縄田一男/監修
 新潮文庫 1991/9/1
――「左利きの独裁者――東条英機の悲劇」(有馬頼義)収録
(Amazonで見る)

250315-jinnbutusi-shouwa

・『流 しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)

250315-nagasi-no-sita-no-hone

・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
――「ノッティング・ヒルの謎」(チャールズ・フィーリンクス)収録
(Amazonで見る)

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・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン 創元推理文庫
2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)

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251115-fb-f

・『介錯人 士道小説集』郡順史
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)

251115-kaishakunin

・『天才絵師の幻の生首』佐藤雅美 講談社 2008/11/13
――「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」(佐藤雅美)収録
(Amazonで見る)

251115-tensaiesi-lh-satujinki

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

 

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

 

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

 

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号
2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

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・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/ 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)

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・『天衣無縫』織田 作之助 角川文庫 2016/10/6
(Amazonで見る)

・『夫婦善哉 正続 他十二篇』織田 作之助 岩波文庫 2013/7/18
(Amazonで見る)

・『六白金星・可能性の文学 他十一篇』織田 作之助 岩波文庫 2009/8/18
(Amazonで見る)

250715-odasaku

・(再)『ボッコちゃん』星新一 新潮文庫 1971/5/25
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

・『聖夜の嘘』アンドリュー・クラヴァン/著 羽田 詩津子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2024/11/7
――クリスマスものの長編ミステリ
(Amazonで見る)

 

・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)

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251130-nick-5

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

・[再]『空海の風景(上巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

『空海の風景(下巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

 

平安時代の高僧、真言宗の宗祖である弘法大師空海の誕生から入定まで
を描く、司馬遼太郎の代表作の一つ。「新版」として巻末に資料が追加。

 

・[再]『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)

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『雨月物語』は日本の古典の中では、『今昔物語集』と並んで、
大好きな作品で、今まで色々な人の現代語訳を読んできました。
この方の訳は、すいすい読める、読みやすい訳文で、
過去の現代語訳の中でもなかなかよくできた訳だったように感じました。
一読の価値ありだと思います。
「岡村智晴」さんの「Lunar Meditation」を使用したカバー装画がよい。

*参照:「岡村智晴」

 

 

・『青い麦』コレット 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫 2010/11/11
――16歳の少年と15歳の少女幼馴染の二人は毎年、家族同士で海辺で休暇
 を過ごす。その夏一人の女性が現れて、二人のひと夏の経験物語。1923年。
(Amazonで見る)

 

・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
――以前から作品には興味を持っていましたが、読む機会がなかった
 ところ、この新訳を見つけ、読むことに。1928年。
 良くも悪くもモーム印といった論表を読んだ気がしますが、その通り。
 連作短編集ですが、それぞれ短篇小説としてもなかなかです。
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 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

・『釈伝 空海(上)』西宮紘(にしのみや・こう) 藤原書店 2018/2/22
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以前書いたのですが、小説なのか伝記なのかよくわからない本がある、
としたのがこの本でした。

「釈伝」とありますように、これは仏教のお坊さんの意味での「釈」と
「解釈」の釈としての意味とを両面掛けている表記のようで、内容も
同じく歴史的事実とされていることだけではなく、
この著者の解釈も含まれているという内容で、
<リアル系>とするか<フィクション系>とするかで悩んだのですが、
どうみても解釈の部分がありすぎるように思い、
小説扱いで<フィクション系>に入れることにしました。

・上巻=誕生から入唐、そして帰朝後の最澄との交友――
・下巻=高野山入りから、主著の執筆、そして入寂――

実は、私、「弘法大師・空海」の小説を書くという夢があり、
昨年は『空海の風景』の再読とこの本、
その他<リアル系>の本など読んでみました。

 

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

・『サム・ホーソーンの事件簿IV』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2006/1/21
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・『サム・ホーソーンの事件簿V』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2007/6/10
(Amazonで見る)

・『サム・ホーソーンの事件簿VI』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2009/11/30
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・『怪盗ニック全仕事1』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2014/11/28
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事2』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2015/8/29
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事3』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2016/6/22
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・『怪盗ニック全仕事4』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2017/4/21
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イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

・(再)『再起』ディック・フランシス 北野 寿美枝/訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 2008/11/7
(Amazonで見る)

 

・(再)『祝宴』ディック・フランシス、フェリックス・フランシス
  北野 寿美枝/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2010/4/15
(Amazonで見る)

 

・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)

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・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)

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昨年から引き続き、手持ちのフランシスの文庫本の整理をしよう
と読み続けてきたところ、何と、その息子さんの手になる新シリーズの
新作が翻訳紹介されることとなっていたのでした。

慌てて新作を買い読みました。
昔懐かしい味わいが活かされたシリーズとなっています。
もう一作新刊が出る予定で、楽しみにしています。
新作2作は、「私の読書論」で紹介していましたね。

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15

私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

 

2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

 

海外ミステリ

・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ 法月 綸太郎/編
河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
――早川書房に<異色作家短篇集>という名シリーズがありました。
 その一冊に仲間入りしてもおかしくない、異色派のミステリ短編集。
 昔いくつか読んでお気に入り(というほどではないが)の作家だった。
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202512-monosika

・『アララテのアプルビイ』マイクル・イネス 今本 渉/訳
河出書房新社(KAWADE MYSTERY)2006/12/9
――絶海のことに漂着したグループに起きた殺人事件、かと思えば……。
 異色ミステリ?
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・『名探偵群像』シオドー・マシスン 吉田 誠一/訳 創元推理文庫
1961/6/23
――アレクサンダー大王、ダ・ヴィンチ、アフリカ探検家リヴィング
 ストン、海洋探検家クック、白衣の天使ナイチンゲールなど、
 歴史上の偉人11人が探偵として活躍する、異色短編集。
(Amazonで見る)

 

・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース 上野 元美/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
――小惑星衝突まで77日、『地上最後の刑事』三部作、待望の第二弾
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・『誰が星の王子さまを殺したのか?』ミシェル・ビュッシ
 平岡 敦/訳 集英社文庫 2025/2/20
――期待が大きかったので、正直ガッカリの内容でした。
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・『真珠の首飾り』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2001/2/8
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・『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2003/4/15
(Amazonで見る)

 

以上二冊は、中国唐の時代の<名探偵ディー判事>シリーズの作品。

 

・『不可能犯罪課の事件簿』ジェイムズ・ヤッフェ 上杉 真理/訳 
 論創海外ミステリ 2010/6/1
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・『ママは何でも知っている』ジェイムズ・ヤッフェ 小尾 芙佐/訳
ハヤカワ・ミステリ 1977.7
* (ハヤカワ・ミステリ文庫)版 小尾 芙佐/訳 2015/6/4
(Amazonで見る)

 

以上二冊は、少年時代から投稿していたアマチュア作家ヤッフェの日本
独自編集の作品集。
前者はアメリカEQMM誌の名編集長エラリイ・クイーンが、アマチュア作家
の作品にコメントを付けて同誌に発表したものを翻訳している。編集者と
作家のやりとりなども垣間見える。後者は、後に成長した姿を見せた作品
集で、安楽椅子探偵もの<ブロンクスのママ>シリーズ全八編。

 

・(再)『神と悪魔の遺産(上)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
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 『神と悪魔の遺産(下)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
(Amazonで見る)

 

・(再)『異界の扉』F・ポール・ウィルスン 扶桑社ミステリー
2002/7/1
(Amazonで見る)

 

以上二作は、名作『マンハッタンの戦慄』以来の、闇の世界の仕事人
〈始末屋ジャック〉のホラー冒険ミステリ。前者は、クリスマスに始まる
ある発明にまつわる事件。後者は、テスラの発明にまつわる異界への扉の
絡む奇怪な事件。

 

国内ミステリ

・『日本探偵小説全集4 夢野久作集』創元推理文庫 1984/11/30
――名短編「瓶詰の地獄」、中編「氷の涯」、大長編『ドグラ・マグラ』
 (小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』とともに
 日本探偵小説三大奇書とされる、1935年)収録
(Amazonで見る)

 

 ●ベスト3候補

以上、昨年読んだ小説本を網羅してみました。
小説以外の創作ものは、特にありませんでした。

振り返りますと、思った以上に再読ものが少なく、
再読編と初読編に分けるという当初のもくろみは、崩壊した感じです。

 

メルマガで紹介した本は除外する方針でいますので、
ベスト候補がかなり減りそうです。

メルマガで紹介、と言いましても、<左利きミステリ>系のうち、
短編集等一部のみの紹介の場合には、除外から外すことにしましょうか。

どちらにしろ主な候補作は、(4)に分類した一連の作品と
なりそうです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.1.31
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)
-レフティやすおの楽しい読書404号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2026/01/post-e79278.html

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.01.31

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

(以下、略)

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号

2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

2025-natubunko-sansha

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15
私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

251031-20255-kakugo

2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

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海外ミステリ

国内ミステリ

 ●ベスト3候補

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

ことしは<フィクション編>はちょうど50冊読んでいるようです。
コロナ禍以降ではがんばった方ですね。

結構選び甲斐がある感じです。
でも、シリーズものが多いので、それが数を読めた原因かも知れません。
やはり読みやすさがありますからね。

新規のものを読む場合は、その都度その世界に入ってゆき、新たな人物と出会うので、それがネックになるのですよね。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作-楽しい読書第399号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書
(まぐまぐ!)

【最新号】

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 × × × × × × × × × × × × × × × ×
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第698号(Vol.21 no.21/No.698) 2025/11/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(前編)
<左利きの人の本>新規発見本紹介 <左利き者の証言・刀工編>」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*「前編」も見てね! 「前編」はこちらで↓
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(9:40 配信)
登録はこちら

または、
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』 のサイドバーから!

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 今回も三月以来の『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』と
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画です。

 この8回目は、(前半)では、左利きの刀工の本を紹介しました。
 (後編)では、新規に発見した<左利きミステリ>を紹介します。

 

 3月のコラボ――

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」

【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』
2025.3.15
[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作-週刊ヒッキイ第682号

 

2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」

【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』
2025.3.15
[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  ★ 週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画 ★

 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
 (後編)<左利きミステリ>新規発見作紹介

 <海外編><国内編>

 × × × × × × × × × × × × × × × ×

 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
(前編)<左利きの人の本>新規発見本紹介

  『刀に生きる 刀工・宮入小左衛門行平と現代の刀職たち』
  <左利き者の証言・刀工編>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●<左利きミステリ>

<左利きミステリ>についてです。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』で、
「名作の中の左利き/推理小説編」として紹介してきました。

その後、機会ある毎に新たな情報を追加しながら、今日に至っています。

今回は、<海外編><国内編>の新規発見作を紹介していきます。

 ・・・

*<左利きミステリ>とは、
 左利きの人が主要登場人物である物語や
 左利きの性質をトリックに活用した推理小説、
 左利きや左手や左右に関連した推理小説、サスペンス小説、
 ホラー作品等の広義の「ミステリ」の総称をいう。


 国内ミステリ : 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』
 海外ミステリ : エラリー・クイーン『シャム双子の秘密』

------------------------------------------------------------------
*(新たに表示記号の追加・変更があります)

 1843:新聞・雑誌等初出年代 (1927):書籍刊行年代
 (フランス/中国):出版国/作品の舞台となる国―出版国と異なる場合
 「」:短編、長編の一章 『』:収録短編集、長編 
 エミール・ガボリオ:作者名 
 [シャーロック・ホームズ]:登場する「名探偵」(シリーズ探偵)の名
 ・特記事項
 [未]:<左利きミステリ>にもう一歩、未成熟
 [準]:<左利きミステリ>に準ずる
 [外]:番外編 (左利き/左手/左右関連)
 [H]:ホラー [SF]:SF [F]ファンタジー
 [傍]:メインのストーリーとは無縁の傍系の話
 [参]:参考作品(一般小説・児童書、小説以外のノンフィクション等)
------------------------------------------------------------------

<左利きミステリ>の登場人物・分類表

 (探):左利きの探偵/探偵役
 (被):左利きの被害者
 (犯):左利きの犯人
 (容):左利きの容疑者
 (他):左利きのその他の事件関係者
 (脇):脇役、通りすがり、妄想中の左利きの人物
    ([傍]メインのストーリーとは無縁の傍系の話に登場する人物)

 

<左利きミステリ>としての紹介の都合上、
作品のネタバレとなるケースがあります。
基本的に、キーポイントとなる読みどころに関しては
問題が起きないように留意しながら紹介していますが、
ときに一部ネタバレになる場合もありますが、ご容赦ください。

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━

<左利きミステリ>:<海外編><国内編>新規発見作紹介

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
(新たに見つけた<左利きミステリ>)<海外編>
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━

 

まずは、<左利きミステリ>の<海外編>の新規発見作の紹介です。

 

 ●「ノッティング・ヒルの謎」チャールズ・フィーリンクス

(1863) (イギリス)「ノッティング・ヒルの謎」チャールズ・
フィーリクス (容)
<左利きの容疑者・証拠品の落ちていた場所>
――ウィルキー・コリンズ『月長石』に先立つ、最初の英国推理小説だ
 (ジュリアン・シモンズ『ブラッディ・マーダー』1972)とされる、
 短い長編。
The Notting Hill Mystery 『ワンス・ア・ウィーク』(週刊誌)1862年
11月~1863年8月(8回連載)
・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
(Amazonで見る)

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《看護婦も召使も、氏は左利きなので、夫人にスプーンで食べ物を与える
 ためにいつもベッドの左側に行った、と口を揃えて言いました。右手は
 不器用だったそうです。右利きの人間が左手ではスプーンをうまく扱え
 ないのと同じです。》p.451

 

 

 ●「運命の銃弾」ジョン・ディクスン・カー

1923 (アメリカ)「運命の銃弾」ジョン・ディクスン・カー
 加賀山卓朗/訳 (容) [外] 
The Marked Bullet 『ヒル・レコード』誌1923年3-4月号
<右手がない重要容疑者>
――密室の協商と呼ばれた著者が17歳の書いたときに書いた作品、自身が
 編集長を務めた雑誌に掲載、密室もの+記述トリック。
・『ミステリマガジン』2024年11月号(no.767) 早川書房 2024/9/25 
<特集:世界のジョン・ディクスン・カー>掲載
(Amazonで見る)

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《「その人物は銃を使ったあと、手でグリップをこすって、残っていた
 かもしれない指紋を消した。(略)だが」(略)「引き金のことを
 忘れていた。(略)犯人の右手の人差し指の指紋を半分残していたん
 ですよ、(略)」/(略)「殺したわけがない。あなたの言う状況で
 そんなことはできないからです」彼は少しためらってから、ごくゆっ
 くりとマントをめくった。「ぼくは――右手がないんです。シャトー
 =ティエリの戦いで失いました……」》p.18

 

 

 ●「フルートと短機関銃のための組曲」フレドリック・ブラウン

1942 (アメリカ)「フルートと短機関銃のための組曲」フレドリック・
ブラウン 越前敏弥/訳 [外]
Suite for Flute and Tommy Gun shoshtu 
初出:Street & Smith's Detective Story, 1942年6月
<左手フルートでアリバイ作り>
――左手だけで演奏できるフルートの曲を作曲した犯人、左手にフルート
 (左手だけで吹ける音がいくつかある)、右手に短機関銃。
・『死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選』フレドリック・
ブラウン 小森収/編 創元推理文庫 2023/9/28
(Amazonで見る)

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 《「ただ、ふつうのフルートでも、左手だけで吹ける音がいくつか
  あるんですよ。それもずいぶんたくさん。第一オクターブのGから
  第二オクターブのCまで、それにいちばん上のオクターブでは
  ほとんどの音が片手で出せます。/(略)殺人は計画しただけで
  なく、そのために曲を作ったんですよ。やつの書いた組曲のほとんど
  が、片手で演奏できる高さに設定されています。(略)われわれを
  アリバイとして利用するつもりだったんです。(略)」》p.221

「編者解説」小森収
 《(略)「フルート……」は、日本の大家の有名な作品に類似の
  アイデアがあります。(略)》p.439

 

 

 ●「メビウス荘の奇妙な事件」林星晴

(c)2020 (中国)「メビウス荘の奇妙な事件」林星晴 阿井幸作/訳 (犯)
(被) [外] SF
2023年(一般文芸誌『海燕』にSF扱いで掲載、各年の優れたミステリ
短篇を集成するアンソロジー『中国縣疑推理小説精選』2023年版採録)
<メビウスの輪状の空中建造物における、左右反転人間の事件>
――メビウスの輪(帯)を活用した左右反転させた人間のSFミステリ。
・『ミステリマガジン』2024年7月号(no.765) 早川書房 2024/5/24
[華文ミステリ招待席]第15回
(Amazonで見る)

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 《(略)氏は一台のスノーバイクの左側に寄り、片足スタンドを足で
  上げると、バイクを我々の前まで推して説明してくれた。》p.292

 《(略)氏はほぼ何の力を込めずにスノーバイクを倉庫横に戻し、
  右側のスタンドを下ろしてから我々に向き直った。》p.295

 《まず、犯人のトリックを理解する前に、メビウスの帯とは何かを
  説明しなければならないな」》p.308

 《分かるかい? メビウスの帯そのものが逆さまになるから、二次元の
  ロバもメビウスの帯を一周すると逆さまになるのさ」》p.310

 

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(新たに見つけた<左利きミステリ>)<国内編>
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次に、<左利きミステリ>の新規発見作<国内編>の紹介です。

 

 

 ●「左利き」郡順士(こおり じゅんし)

1982 「左利き」郡順士 [参] 時代小説
初出:『小説宝石』昭和57(1982)年6月号
<時代小説、士道小説 士道における左利きの扱いを描く>
――武家を継ぐため、左利きを必死で直し、役に就くが、あるとき、
 緊張のあまり思わず、刀を利き手の側の左に置いてしまうミスを犯す
 (刀を左側に置くと、右手ですぐに抜くことができるので、害意のない
 証として右側に置くのが武士の作法)。用人に事情を訴え、奉行への
 執成しをお願いすると、非礼は非礼として糺した上、許しを得る。
 昔の習慣といえば、それまでですが、伝統的な諸文化に関して左利きと
 利き手の問題を考える上で、重要な作品の一つではないでしょうか。
・『介錯人――士道小説集』青樹社 昭和61年12月10日初版 1986/11/1
(Amazonで見る)

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・『代表作時代小説 昭和58年度』日本文藝家協会/編 東京文藝社
 1983.6
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 《十五郎には、もっと底深い不安があった。/それは彼が、生来の左
  利き、いわゆるぎっちょであったことである。/家督を相続して
  一年有余、懸命の努力の結果、いまはもう他人には解らぬほど矯正
  されている。日常生活もほとんど右利き、つまり普通人と変わらぬ
  動作、振る舞いですごしている。/が、それでも、もしもひょっと
  無意識に顔を出すのではないか、と不安がよぎり、ひどい緊張を覚え
  ているのである。/元来武家では、左利きであったら、すでにそれ
  だけで武士にはなれぬとされていた。/第一に両刀が差せない。
  まさか右腰に差すわけにはゆかぬし、無理して左腰に帯びても、
  いざという時に役に立たぬ。またあらゆる作法、礼式、日常動作が、
  すべて右利き本位であるから、時には非礼をおかすことになる。それ
  と武家一般に、左利きを、薄気味悪い外道の人間と、忌み嫌う風習が
  古来よりあった。》p.76

 《十五郎は用人の前へ身を投げだすように両手をつくと、声をしぼっ
  て、自分が生来の左利きであり、直すため努力し、ほとんど直った
  はずだったが、今日の大事に緊張の余りつい錯覚をおかしてしまっ
  た。何卒このむねをお奉行に申し上げ、御理解をたまわれるよう
  お執成しをお願いしたい、と縷々とうったえ懇願した。/両手を膝に
  黙々と聞いていた用人は、/「左様でございましたか。さりながら
  永年の折角のご努力ご精進を、この一時の錯誤にて無になさるのも
  まことにお気の毒千万。何とおおせられるかわかりませぬが、早速に
  奉行にお執成し致してみましょう」/小皺の多い目尻に深い同情を
  ただよわせながら頷くと、静かに立って行った。》p.91

 

 ●「左きき」今江祥智

1978(1979) 「左きき」今江祥智 [参] 童話
初出:1978年『赤旗日曜版』掲載
<右利きと左利きの双子兄弟の入れ替わりのいたずらと両親との物語>
――親が子供の利き手を知らない、という状況が実際にあるのか、よく
 わかりませんが、利き手の問題が現代ではそういう無関心でも許される
 時代になったのでしょうか。お話の上、と考えておきたいものです。
・『やっぱり友だち』今江 祥智/著 長 新太/絵 筑摩書房 1979/9/1
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・『今江祥智の本 第12巻 童話集一』今江 祥智/著 理論社 1980/3/1
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 《ふたりにも、むろん、ちがいはあった。/じつは、マサトは右きき
  だったが、マコトは左ききなのだ。マサトは犬ずきだったが、
  マコトはねこずきだった。/そいつを、ふたりは、申しあわせて、
  うまくかくしていた。右ききのマサトは左がうまく使えないが、
  これはあたりまえのこととして、だれも気づかない。左ききの
  マコトは、右もかなりうまく使えるものだから、ふだんは右を使う
  ようにしていた。》p.96

 《参観日、母さんは妙なことに気がついた。ここはたしかにマサトの
  クラスで、いまは算数の時間だ。ところがマサトは左手に鉛筆を
  にぎって、さらさらさらさら、黒板に書かれた問題を写している。/
  母さんはそっと教室をでて、マコトのクラスへいってみた。マコトが
  右手に鉛筆をにぎって短文を書いている。まさか――と思ったが、
  よく見ると、それはまちがいなくマサトの顔だった。とすると、
  さっきのは……。/母さんは青くなった。》pp.100-101

 

 ●「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」佐藤雅美

2007(2008)「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」佐藤雅美 (犯) (容)
 [岡っ引き半次]
初出:『IN POCKET』2007年11月号(講談社)
<左利きの犯人? 左利きの容疑者>
――岡っ引きの半次の捕物帖シリーズの一編。逆の袈裟懸けで斬られた
 被害者。そんな殺しが相次いで、連続殺人事件に。
・『天才絵師と幻の生首 半次捕物控』佐藤雅美 講談社 2008/11/13 
(Amazonで見る)

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 《「袈裟懸けはふつう左肩から右脇の下までで、この袈裟懸けは逆で
  す。下手人は左利きなのかもしれませんねえ」/「左利きか。そいつ
  は気がつかなかった」/左腰に刀を差しているが、いざ勝負となった
  とき、左利きに刀を持ち替える者がたまにだがいる。》pp.156-157

 《「刀は左の腰に差す。右の腰に差す者はいない。(略)多少なりとも
  修業を積んだやつは、箸の遣い方とおなじように、左利きでも右利き
  になおされる。実をいうと、おれも左利きだが子供のころに右利きに
  なおされた」》p.168

 《右利きだって、場合によっては左から振りおろすこともあろうし、
  必ずしも左利きということにはならない。おなじ男とはいえないん
  じゃないか》p.165

 ・・・

以上、新規発見作の紹介でした。

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本誌では、「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)<左利きミステリ>新規発見作紹介」と題して、今回は全紹介です。

左利きの人に関わるミステリ、<左利きミステリ>の新規発見作として、イギリスでの最初のミステリといわれる作品や、<密室ミステリ>の巨匠カーの若かりし頃の作品や、華文ミステリといった<海外編>「ノッティング・ヒルの謎」チャールズ・フィーリンクス、「運命の銃弾」ジョン・ディクスン・カー、「フルートと短機関銃のための組曲」フレドリック・ブラウン、「メビウス荘の奇妙な事件」林星晴。
童話や一般の時代小説などの参考作も含めた<国内編>「左利き」郡順士(こおり じゅんし)、「左きき」今江祥智、「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」佐藤雅美、という全7編の紹介でした。

<左利きミステリ>の年表もどんどん充実して生きています。
とは言え、ブラウンの「フルートと短機関銃のための組曲」に関して、解説で日本の大家に有名な作品があるそうで、国内ものはあまり読んでいないので、どういう作品か不明です。
ご存知の方は、ご教授いただければ幸いです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2025.11.15

【編集後記】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作-楽しい読書第399号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
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 × × × × × × × × × × × × × × × ×
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第698号(Vol.21 no.21/No.698) 2025/11/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(前編)
<左利きの人の本>新規発見本紹介 <左利き者の証言・刀工編>」
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*「前編」も見てね! 「前編」はこちらで↓
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(9:40 配信)
登録はこちら 


または、
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』 のサイドバーから!

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 今回も三月以来の『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』と
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画です。

 この8回目は、(前半)では、左利きの刀工の本を紹介しました。
 (後編)では、新規に発見した<左利きミステリ>を紹介します。

 

 3月のコラボ――

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」

【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』
2025.3.15
[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作-週刊ヒッキイ第682号 

 

2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」

【最新号】『レフティやすおのお茶でっせ』
2025.3.15
[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号 

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  ★ 週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画 ★

 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
 (後編)<左利きミステリ>新規発見作紹介

 <海外編><国内編>

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 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
(前編)<左利きの人の本>新規発見本紹介

  『刀に生きる 刀工・宮入小左衛門行平と現代の刀職たち』
  <左利き者の証言・刀工編>

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 ●<左利きミステリ>

<左利きミステリ>についてです。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』で、
「名作の中の左利き/推理小説編」として紹介してきました。

その後、機会ある毎に新たな情報を追加しながら、今日に至っています。

今回は、<海外編><国内編>の新規発見作を紹介していきます。

 ・・・

*<左利きミステリ>とは、
 左利きの人が主要登場人物である物語や
 左利きの性質をトリックに活用した推理小説、
 左利きや左手や左右に関連した推理小説、サスペンス小説、
 ホラー作品等の広義の「ミステリ」の総称をいう。


 国内ミステリ : 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』
 海外ミステリ : エラリー・クイーン『シャム双子の秘密』

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*(新たに表示記号の追加・変更があります)

 1843:新聞・雑誌等初出年代 (1927):書籍刊行年代
 (フランス/中国):出版国/作品の舞台となる国―出版国と異なる場合
 「」:短編、長編の一章 『』:収録短編集、長編 
 エミール・ガボリオ:作者名 
 [シャーロック・ホームズ]:登場する「名探偵」(シリーズ探偵)の名
 ・特記事項
 [未]:<左利きミステリ>にもう一歩、未成熟
 [準]:<左利きミステリ>に準ずる
 [外]:番外編 (左利き/左手/左右関連)
 [H]:ホラー [SF]:SF [F]ファンタジー
 [傍]:メインのストーリーとは無縁の傍系の話
 [参]:参考作品(一般小説・児童書、小説以外のノンフィクション等)
------------------------------------------------------------------

<左利きミステリ>の登場人物・分類表

 (探):左利きの探偵/探偵役
 (被):左利きの被害者
 (犯):左利きの犯人
 (容):左利きの容疑者
 (他):左利きのその他の事件関係者
 (脇):脇役、通りすがり、妄想中の左利きの人物
    ([傍]メインのストーリーとは無縁の傍系の話に登場する人物)

 

<左利きミステリ>としての紹介の都合上、
作品のネタバレとなるケースがあります。
基本的に、キーポイントとなる読みどころに関しては
問題が起きないように留意しながら紹介していますが、
ときに一部ネタバレになる場合もありますが、ご容赦ください。

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<左利きミステリ>:<海外編><国内編>新規発見作紹介

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
(新たに見つけた<左利きミステリ>)<海外編>
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━

 

まずは、<左利きミステリ>の<海外編>の新規発見作の紹介です。

 

 ●「ノッティング・ヒルの謎」チャールズ・フィーリンクス
(1863) (イギリス)「ノッティング・ヒルの謎」チャールズ・
フィーリクス (容)
・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
(Amazonで見る)

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 ●「運命の銃弾」ジョン・ディクスン・カー
1923 (アメリカ)「運命の銃弾」ジョン・ディクスン・カー
 加賀山卓朗/訳 (容) [外]
・『ミステリマガジン』2024年11月号(no.767) 早川書房 2024/9/25
<特集:世界のジョン・ディクスン・カー>掲載
(Amazonで見る)

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 ●「フルートと短機関銃のための組曲」フレドリック・ブラウン
1942 (アメリカ)「フルートと短機関銃のための組曲」フレドリック・
ブラウン 越前敏弥/訳 [外]
・『死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選』フレドリック・
ブラウン 小森収/編 創元推理文庫 2023/9/28
(Amazonで見る)

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 ●「メビウス荘の奇妙な事件」林星晴
(c)2020 (中国)「メビウス荘の奇妙な事件」林星晴 阿井幸作/訳 (犯)
(被) [外] SF・『ミステリマガジン』2024年7月号(no.765) 早川書房 2024/5/24
[華文ミステリ招待席]第15回
(Amazonで見る)

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(新たに見つけた<左利きミステリ>)<国内編>
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次に、<左利きミステリ>の新規発見作<国内編>の紹介です。

 

 ●「左利き」郡順士(こおり じゅんし)
1982(1986) 「左利き」郡順士 [参] 時代小説
・『介錯人――士道小説集』青樹社 昭和61年12月10日初版 1986/11/1
(Amazonで見る)

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 ●「左きき」今江祥智
1978(1979) 「左きき」今江祥智 [参] 童話
・『今江祥智の本 第12巻 童話集一』今江 祥智/著 理論社 1980/3/1
(Amazonで見る)

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 ●「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」佐藤雅美
2007(2008)「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」佐藤雅美 (犯) (容)
 [岡っ引き半次]
・『天才絵師と幻の生首 半次捕物控』佐藤雅美 講談社 2008/11/13
(Amazonで見る)

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 ・・・

以上、新規発見作の紹介でした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌では、「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)<左利きミステリ>新規発見作紹介」と題して、今回は本文の見出しのみの紹介です。

左利きの人に関わるミステリ、<左利きミステリ>の新規発見作として、イギリスでの最初のミステリといわれる作品や、<密室ミステリ>の巨匠カーの若かりし頃の作品や、華文ミステリといった<海外編>「ノッティング・ヒルの謎」チャールズ・フィーリンクス、「運命の銃弾」ジョン・ディクスン・カー、「フルートと短機関銃のための組曲」フレドリック・ブラウン、「メビウス荘の奇妙な事件」林星晴。
童話や一般の時代小説などの参考作も含めた<国内編>「左利き」郡順士(こおり じゅんし)、「左きき」今江祥智、「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」佐藤雅美、という全7編の紹介でした。

詳細は、本誌で! 

<左利きミステリ>の年表もどんどん充実してきています。
とは言え、ブラウンの「フルートと短機関銃のための組曲」に関して、解説で日本の大家に有名な作品があるそうで、国内ものはあまり読んでいないので、どういう作品か不明です。
ご存知の方は、ご教授いただければ幸いです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2025.10.18

『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
(『まぐまぐ!』
【別冊 編集後記】

第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」

 

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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左利き自分史年表」6回目です。

 年表といいながら、前回は、一年と半年分でした。
 活動量が増えてきたからか、実質月表のようになっています。
 今回は、どの程度書けるかわかりませんが、お付き合いください。

 過去の記録は、前回分のブログ記事から御覧頂けます。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(6)
 
  1995(平成7)7(夏)-1996(平成8)―紙の時代(3)
  『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

 ●「1995(平成7)6(春)-1996(平成 )―紙の時代(3)『LL』
  【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-5」

*(参照)――<紙の時代>

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・
紙の時代1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!
 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
 ●左利き関連本あれこれ
 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
 ●左利き活動の「初心」は?
 ●「来た、見た、買(こ)うた」
 ●左利き活動の始まりは、1990年末「世界初左手用カメラ」購入
 ●右手用のハンディカムの違和感
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号との出会い
 ●存在を知らなければ、「存在しない」のと同じ
 ●最初はハガキサイズの「左組通信」という紙媒体
 ●左利き活動の「初心」について――もう一度
 ●始まりは左利きの人の覚醒にある

 

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「1995(平成7)6(春)-199 (平成 ) 
  ―紙の時代(3)『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-6」
--------------------------------------------------------------------

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

====================================================================
(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
====================================================================

1995(平成7)41歳

7/1『「左と右」で自然界をきる』根平邦人/編著 三共出版
――素粒子の世界の対称・非対称から、生物界における左右性、人間の脳の
 非対称など、自然界を「左と右」のレベルから切り込む、左右学の本。
(Amazonで見る)

 

夏/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第5号
LL5 1995(平成7)年 夏号
・前説The Compliments of the Summer Issue二年目に向けて
  Toward the second year
・From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―
  新たなる希望!THE NEW HOPE!
・From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
 レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より―
  左利きの人をガッカリさせるもの
  THINGS THAT ARE FRUSTRATING FOR LEFTIES!
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  こんな道具が不満です!
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その5―あなたは靴派? スリッパ派?―爪切りはさみセット
・知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その2
  Words & Phrase小学館『国語大辞典』より
・左利きの本だなぁ その2 激励編
  The Books on the Left-handedness―斎藤茂太著
  『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』
   KKベストセラーズ/ワニ文庫刊

 

7/31 斎藤茂太さんの著者『左ききの人はなぜ才能があるのか―
左ききの性格分析』を紹介したに『LL』第5号を送る
――まだまだ左利きには暮らしにくいが~、とお礼の葉書をいただく。

 

(1995.7)『左手のパズル』萩尾望都/文 東逸子/絵
[ファンタジー]
――チェロを弾く16歳の少年ジョシュアがたどった、数奇な運命。
 左と右を間違う左利きの少年の幼少時の秘密を解き明かす。
『左手のパズル』萩尾望都/文 東逸子/絵 新書館 1995/7/13
(Amazonで見る)

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(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第185号(No.185) 2009/6/20「名作の中の左利き(3)『左手のパズル』」

 

8/25 『ヒトはなぜ指を組むのか 脳とこころのメカニズム』
坂野登/著 青木書店 1995/8/25
――《指組み・腕組みが表す利き脳の働きと、脳に依存するこころの仕組み
 を探険。》
(Amazonで見る)

参考:
『かくれた左利きと右脳』坂野登/著 青木書店 1982/12/1
(Amazonで見る) ――単純に言いますと、腕を組む時どちらの腕が上になるか(腕組み)、
両手の指を交互に組み合わせるときにどちらの手の親指が上に来るか
(指組み)で、その人の「利き脳」がわかる、という研究。

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10/31『左右学への招待―自然・生命・文化』西山賢一/著 風濤社
1995/10/31
――自然界や文化の中に存在する左右の不思議を解明しようとする研究。
(Amazonで見る)

 

((2005)平成17 文庫化・新版『左右学への招待 世界は「左と右」で
あふれている』西山賢一/著 光文社文庫 2005/12/6)
(Amazonで見る)

 

秋/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第6号
LL6 1995(平成7)年 秋号
・前説 The Compliments of the Fall Issue道を切り開こう!
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  私の簡単“左利き判別法”
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その6Left-handed tools & goods―左利き用万年筆の使い心地良さ!
・左利きの本だなぁ その3 お楽しみ編―
  『左利きの名画』ロジャー・オームロッド著 野中千恵子訳
    社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
・<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―
   ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果

 

11?/ (アメリカ)[犯]「待ちに待ったヒット」
(「キルディア物語」より)エドワード・D・ホック/著 中井 京子/訳
“The killdear Chronicle” (初出) EQMM midDecember 1995 
(邦訳)『EQ』1996年5月号
(収録短編集)『革服の男 英米短編ミステリ名人選集V』エドワード・D・
ホック/著 中井 京子ほか/訳 光文社文庫 1999/11/1
(Amazonで見る) ――ソフトボールの試合中に起きた事件。
《「(略)頭部の左側に打ちこまれていた。つまり、後ろから力一杯バット
 を振った犯人は左利きのバッターだったわけだ」》p.25

 

11/(テニス)伊達公子 WTAランキング4位(最高位)
――5/ フレンチオープン日本人女性初ベスト4。
7/ ウィンブルドン日本人女性初ベスト8。

 

(1995) (ドイツ)[参][傍]『朗読者』ベルンハルト・シュリンク
――たとえとして「左利き」を恥じる被告がいたら……
・『朗読者』ベルンハルト・シュリンク/著 松永美穂/訳 新潮文庫
2003/5/28
(Amazonで見る) 《... 考えてごらん、誰かが自分の意志で破滅しようとしている。
 そしてそれを救える手だてがあるとしたら、きみはやってみるかい?
... 裁判の場面を思い浮かべてごらんよ、左利きだということを告白
 しない限り、有罪になってしまう被告がいる。犯行は右手による
 もので、左利きならその犯行はあり得ない。しかし彼は左利きだという
ことを恥じている。君は裁判官に、何がどうなっているかを言うかい?
... 左利きやホモを恥じるべきかどうかという話じゃないんだ。
 被告が恥ずかしがっているということが問題なんだ。》p.159-160

*参照:第192号(No.192) 2009/8/8「名作の中の左利き ―その5―
 『朗読者』ベルンハルト・シュリンク/著」

 

冬/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第7号
LL7 1995-96(平成7-8)年 冬号
・前説 The Compliments of the Winter Issue―出発点にもどって
  Get back to the starting point
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その7Left-handed tools & goods―世界初の左手用カメラ
  〈京セラSAMURAI Z2-L〉
・左利きの本だなぁ その4 雑誌/カタログ編―『モノ・マガジン』
  1991年4月2日号 No.188 ワールド・フォトプレス発行―
  特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  怒りをことばに―「このはさみは欠陥です!」
・左利きの本だなぁ その5 雑誌/コラム編―『モノ・マガジン』
  1994年11月2日号 モノ・インタレスティング「左利き生活向上委員会」
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats

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(1996 平成8)42歳

1/1(音楽)globe「DEPARTURES」(作詞作曲小室哲哉)発売され
ヒットする~♪左利きも慣れたし 風邪も治った~

199611-globe-depatures

『DEPARTURES』globe (CD) エイベックス・トラックス
(Amazonで見る)

 

12/6『左ききの神経心理学』八田武志 医歯薬出版
左利きの研究専門書。1996年刊。20年余りにわたって収集した左利き・利き手研究に関する文献と自らの研究をまとめたもの。
(Amazonで見る)

220412hidarikiki-no-sinkeisinrigaku

 

春/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第8号
LL8 1996(平成8)年 春号
・前説 The Compliments of the Spring Issue―
  見果てぬ夢を追い求めて “To dream the impossible dream,….
   This is my quest.”
・利き手差別をなくせ! Down with handism!
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その8 Left-handed tools & goods―てのひら≪掌中≫電卓/
  左利き用 ZELCO DOUBLE PLUS calculator No.10731
・左利きの本だなぁ その6 お楽しみ編―梅田香子『勝利投手』
  河出文庫/河出書房新社―≪日米プロ野球女性サウスポー対決その一≫
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―
  右側の席から/左側の席から/左利き用品メーカーより

241116-ll8

5/ 『ひだりぐみ通信』「第10号―ウェンガー/
レフトハンダー・ポケット・ナイフ 紹介号―」発行

19965-hidarigumituusin-no10-wen_20250516171601

(1996.6)『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 (被)▲ (容)▼
――加賀恭一郎シリーズ。一部右使い左利きの妹の自殺偽装の殺人事件。
 警察官の兄が割り出した容疑者は…。容疑者も犯人も左利き?
『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社ノベルス 1996/6/1
(Amazonで見る)

『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社文庫‎ 1999/5/14
(Amazonで見る)

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『どちらかが彼女を殺した 新装版』東野圭吾 講談社文庫 2023/6/15
(Amazonで見る)

 

夏/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第9号
LL91996(平成8)年 夏号
・前説 The Compliments of the Summer Issue―
  工作から始めよう、豊かな体験! ≪ありがとう、手≫
夏休み<アイデア>紙工作特集―
その①ゴム動力紙パック外輪船/その②風力帆掛け段ボール・カー
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  あなたの刃はどっち向き? 左利き用ハサミ紹介
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その9 Left-handed tools & goods―サウスポー・カッターナイフ/
  田島製作所 LC504
・左利きの本だなぁ その7 お楽しみ編―ロスワイラー
  『赤毛のサウスポー』集英社文庫/集英社―
  ≪日米プロ野球女性サウスポー対決その二≫
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―左利き用品メーカーより

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8/ 『ひだりぐみ通信』「第11号―愛妻専科 左きき調理用品
 紹介号―」発行

19968-hidarigumituusin-no11-aisaisenka

(参照)・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第686号(Vol.21 no.9/No.686) 2025/5/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)
LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.5.17
週刊ヒッキイ第686号-
『左組通信』復活計画[37]『LL』復刻(10)LL10 1996年秋号(後)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/05/post-e40654.html

 

8/ 朝日新聞記者から左利きの記事のための電話取材を受ける
――左利き用品のメーカーさんから新聞を出している人がいると聞いた、と
O記者から。一人で一匹狼的に手作りで小冊子を作っているだけ、と話すと
それきり二度と電話もなく、記事が出たのかも知らずにいたところ、後日、
関東在住の左利き仲間の人が「このような新聞記事が出ていた」とコピーを
送ってきてくださり、初めてこの記事のための取材だったのだと気付き、
これならもっと宣伝しておくのだった、と悔やむ。

9/10 朝日新聞朝刊〈生活〉面「左利きにもっと愛を」(大阪版)
――左利きの不便を取り上げた新聞記事。左利き調理用品も紹介。私も
 メーカーさんからの紹介で 電話取材を受けたのだが、忙しくなると
 困るのでお断りした。

 

(参照)・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第688号(Vol.21 no.11/No.688) 2025/6/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [38]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(11)
LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.6.21
週刊ヒッキイ第688号
-『左組通信』復活計画[38]『LL』復刻(11)LL11 1996年秋号(後)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/06/post-0c787f.html

 

9/ ネット上の左利きの会Japan Southpaw club(JSC)発足。

 

(1996) (アメリカ)(探)『死因』パトリシア・コーンウェル
 [検屍官ケイ・スカーペッタ]
<左利きの探偵>(スカーペッタが左利きと分かるシーンがある作品)
――狭いことで有名だった超音速機コンコルドの機内でのシーン。
 原書名"Cause of Death"
『死因』パトリシア・コーンウェル 相原真理子/訳 講談社文庫
1996/12/1
(Amazonで見る)

《(コンコルド機内で)「それじゃ、その問題は解決したわけだな」
 アスパラをつっついている私のほうへ身を寄せながら、ウェズリーが
 話を再開した。/「その問題って?」私はフォークを置いた。
 左利きなので、彼が邪魔なのだ。/「わかってるだろう。私たちが
 すべきことと、してはいけないことだ」ウェズリーの腕が私の胸に
 ふれた。...》pp.394-395

(参考)『検屍官研究』和田 奈津子 (編集) ワニブックス (1999/12/1)
(Amazonで見る)

 

秋/『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ(LL)』第10号
LL10 1996(平成8)年 秋号
・前説 The Compliments of the Fall Issue―
  特集“左利きを科学する”① 
特集“左利きを科学する”①―あなたの<左利き度>をしらべてみよう
・左利きの本だなぁ その8 お勉強編―前原勝也
 『右利き・左利きの科学 利き手・利き足・利き目・利き耳…』
  講談社ブルーバックス
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その10 いつもポケットにウェンガー―WENGERスイス・アーミー・
  ナイフ/レフトハンダー・シリーズ
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―
  左利き用品メーカーより/右側の席から
・左利きについて知るための本

250419-ll10

(参照)・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第684号(Vol.21 no.7/No.684) 2025/4/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [36]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(9)
LL10 1996(平成8)年 秋号(前半)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.4.19
週刊ヒッキイ第684号-告知-
『左組通信』復活計画[36]『LL』復刻(9)LL10 1996年秋号(前)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/04/post-ee5368.html

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第686号(Vol.21 no.9/No.686) 2025/5/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [37]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(10)
LL10 1996(平成8)年 秋号(後半)」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2025.5.17
週刊ヒッキイ第686号-
『左組通信』復活計画[37]『LL』復刻(10)LL10 1996年秋号(後)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/05/post-e40654.html

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」と題して、今回は全紹介です。

今回は1995年の後半から1996年までの一年半となりました。
本文にも書いていますように、「年表」と言いながら、記入事項が多いこともあり「月表」のようになっています。

今後はどうなるのかわかりませんが、記入事項が増えるに付け、年表の進み方も遅々として進まないという事になりそうです。
しかしながら、後年のお役に立つように、できうる限りの事項について書き込んでおきたいという気持ちがあります。
そういう次第ですので、ご容赦を!

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2025.08.31

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・『ボッコちゃん』星新一-楽しい読書394号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)


【最新号】


 


2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」


 


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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
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 今年も毎夏恒例の新潮・角川・集英社の
 <夏の文庫>フェア2025から――。


 今年も、一号ごと三回続けて、一社に一冊を選んで紹介します。
 今回は最終回となります。


 今年のテーマは、大阪関西万博の年ということで、
 「大阪」もしくは、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」
 ということで、大阪ものの小説や「いのち」に絡んだ作品を紹介して
 きました。
 三本目の今回は、未来社会ということで、星新一さんのSF系の
 ショートショート集『ボッコちゃん』を取り上げます。


 


角川文庫夏フェア2025 | カドブン
https://kadobun.jp/special/natsu-fair/


ナツイチ2025 広くて深い、言葉の海へ| web 集英社文庫
https://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/
よまにゃチャンネル - ナツイチ2025 | 集英社文庫
https://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/yomanyachannel/


新潮文庫の100冊 2025
https://100satsu.com/


2025-natubunko-sansha


 


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 ◆ 2025年テーマ:<大阪関西万博2025> ◆


  新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)


  ~ いのち輝く未来社会は? ~
  新潮文庫―『ボッコちゃん』星新一
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●新潮文庫の100冊 2025


新潮文庫の100冊 2025
https://100satsu.com/


今回も対象書目100冊から、気になる本、既読書目を上げておきます。


 


▼シビレル本(20冊)


ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ
ようこそ地球さん 星新一
砂の女 安部公房
変身 フランツ・カフカ/著 高橋義孝/訳
梟の城 司馬遼太郎
老人と海 ヘミングウェイ/著
シャーロック・ホームズの冒険 コナン・ドイル/著 延原謙/訳
百年の孤独 ガブリエル・ガルシア=マルケス/著 鼓直/訳


 


▼愛する本(19冊)


塩狩峠 三浦綾子
雪国 川端康成
こころ 夏目漱石
きらきらひかる 江國香織
月と六ペンス サマセット・モーム/著 金原瑞人/訳
吾輩も猫である 赤川次郎/著 、新井素子/著 、石田衣良/著 、
 荻原浩/著 、恩田陸/著 、原田マハ/著 、村山由佳/著 、
 山内マリコ/著
春琴抄 谷崎潤一郎
博士の愛した数式 小川洋子


 


▼考える本(20冊)


罪と罰〔上〕ドストエフスキー/著 工藤精一郎/訳
罪と罰〔下〕ドストエフスキー/著 工藤精一郎/訳
注文の多い料理店 宮沢賢治
沈黙 遠藤周作
車輪の下 ヘッセ/著 高橋健二/訳
ボッコちゃん 星新一
金閣寺 三島由紀夫
センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソン/著 上遠恵子/訳
星の王子さま サン=テグジュペリ/著 河野万里子/訳


 


▼泣ける本(22冊)


新編 銀河鉄道の夜 宮沢賢治
蜘蛛の糸・杜子春 芥川龍之介
小泉八雲集 小泉八雲/著 上田和夫/訳
キッチン 吉本ばなな
ハムレット ウィリアム・シェイクスピア/著 福田恆存/訳
オズの魔法使い ライマン・フランク・ボーム/著 河野万里子/訳


 


▼ヤバイ本(19冊)


ロリータ ウラジーミル・ナボコフ/著 若島正/訳
インスマスの影―クトゥルー神話傑作選― H・P・ラヴクラフト/著
南條竹則/編訳
江戸川乱歩名作選 江戸川乱歩
人間失格 太宰治
異邦人 カミュ/著 窪田啓作/訳
遠野物語 柳田国男


 


結構既読があるようです。
昔に読んだっきりのも含めて、ですが。


 


 ●『ボッコちゃん』星新一


今回は、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会」から、
未来社会を描いた作品が多い、SF系のショートショート集である、
星新一さんの最初の文庫本である『ボッコちゃん』を取り上げましょう。


この作品を初めて読んだのは、もう何十年も前のことです。
この本が出た頃ですから、初版が昭和46年ですので、高校二年ぐらい。


「あとがき」によりますと、この本は星さんの自薦作品集で、
初めての文庫本で、新潮社から出版された二冊の本『人造美人』
『ようこそ地球さん』と他社の本の中から
主に初期の短い“ショートショート”作品を、
それもバラエティを多くするように収録した、といいます。


ミステリーもあれば、SFもあれば、ファンタジーも、寓話がかったもの、
童話めいたものも。すべて、星さんの関心のある分野だそうです。


星さんは、旧著であっても、時代によって古びることのないように、
常に文章の表現を見直し、手直しをしていたそうです。
たとえば、「電話のダイアルを回して」のような文章があれば、
「ダイアル」というものが時代に合わない表現ですので、書き改める――
といったように。


『ボッコちゃん』星新一 新潮文庫 1971/5/25
(Amazonで見る)


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 ●表題作「ボッコちゃん」


表題作の「ボッコちゃん」は、
単行本になった時は『人造人間』(昭和36年)という表題でしたが、
「ボッコちゃん」のタイトルの方が星さんは好きといいますか、
お気に入りだったそうです。


前年に発売された「ダッコちゃん」という名の女の子のビニール製の
お人形がありました。
大人気を博したもので、貧乏だった我が家にもありました。
それと紛らわしいということで、『人造人間』になったといいます。


ダッコちゃん、ボッコちゃん、ね!
本当のところは、ロボットの人形だから「ボッコちゃん」。


この作品が完成して、星さんは、作家としてやっていける、
という感触を持つことができた、といいます。


 《「書き終わった時、内心で『これだ』と叫んだ。
   自己を発見したような気分であった。大げさな形容をすれば、
   能力を神からさずかったという感じである」
  (「星くずのかご」No.1)》『星新一 空想工房へようこそ』
    最相葉月/監修 新潮社 とんぼの本 2007/11/1
    「最相葉月column(2)」より


 《「これは自分でも気に入っており、そのごのショート・ショートの
   原型でもある。自己にふさわしい作風を発見した。自分では
   この作を、すべての出発点と思っている。私の今日あるは
   『ボッコちゃん』のおかげである」(『気まぐれ博物誌・続』)》
   同上「最相葉月column(2)」より


 《星さんの口から聞いたことですが、先生が一番お好きな作品は、
  「ボッコちゃん」とのことでした。(略)》
   同上・「chapter4 エス氏のDNA/ショートショートの遺伝子
   江坂遊」<考察一>より


*参照:
『星新一 空想工房へようこそ』最相葉月/監修 新潮社 とんぼの本
2007/11/1
(Amazonで見る)


 


これが、のちのショートショートの神様? を生み出すきっかけとなった
名作の生まれた瞬間だったようです。


ぜひ、その記念碑的作品を味わってみましょう。


 ・・・


「ボッコちゃん」は、バーのマスターが自作したロボットでした。
歩いたりはできないので、カウンターのなかで、
お客さんの相手をするだけ。


でも、そっけない対応しかできず、ただただ酒を飲むだけ。
(「お世辞をいわない女のロボット」というキャラクター像が最初から
 設定されていた、と思われるそうです。)


何とかものにしたいと思った青年客、あまりにも対応がひどいので、
ついにボッコちゃんにすすめる酒に毒を入れて飲ませます。


マスターは、ボッコちゃんの飲んだお酒を……。


 


 ●集中一番、世界でも一番の名作「おーい でてこーい」


本作品中でオチまで覚えているのは、集中一番の名作だと思っている
「おーい でてこーい」です。


「おーい でてこーい」は、今まで読んだショートショートのなかでも、
いえ、他の作家さんの作品も含めて、長編も含めた全小説作品中でも、
文句なしに一番だと思っている作品です。


なんというのでしょうか、スケール感といいますか、
まさに底なしの恐ろしいオチの作品でした。


 


 ●完全殺人もの「殺し屋ですのよ」


当時二番目?! にすごいと思ったのが、「殺し屋ですのよ」でしょうか。


完全殺人もののミステリーの傑作でしょう。
思いつけば、簡単なネタですが、思いつくまでが大変、という
完全トリックです。


なかでもこの登場人物とお話の進め方、というのでしょうか。
その辺の組み合わせで読ませる作品でしょう。
タイトルの「~ですのよ」が、良い味を出しています。


 


 ●輝ける未来? のかずかす「生活維持省」「ゆきとどいた生活」


「生活維持省」――理想的な生活を維持するために、
どうしても避けられないものは? という作品。
本来なら、もっと恐ろしいお話になっても良いはずなのですが、
穏やかな心清々しいような結末です。


お役人さん自身がこういう事態に出くわしたとき、
こんな風に反応できる人は、単に洗脳された結果なのか、
それとも、そこまで社会の在り方が成熟していれば、
人は素直にそういう状況にさも悟りきったような反応ができる、
ということなのか、どうなのでしょう。


「ゆきとどいた生活」――すべて機械が準備してくれる生活、
自分はその場にいるだけで良いのですが……。


こっちは、もっと単純で皮肉な結末を描いています。


 


 ●発明家の落ちた落とし穴「冬来たりなば」


SFによくあるテーマの異星人とのファースト・コンタクトものも、
この短編集にもいくつかありますが、
これは商業主義と発明家の経済不案内ぶりが面白いところでした。


いかにも叙情的なタイトルとのギャップが皮肉な一編です。
来春の支払いの約束をして、商品を置いてゆくのですが……。


 


 ●悪魔や魔法使いの願い事もの「悪魔」


悪魔や魔法使いの願い事ものというテーマの作品があります。
冒頭の一編がそんなひとつで、「悪魔」。


凍った池の氷を割り、魚釣りをしている男。
一つの壺を拾い上げます。そこから出てきたのは、悪魔。
助けてもらったお礼に何でも欲しいものを出してやる、といいます。
欲張りな男は、金貨を求めます。
そして、際限なく欲望を膨らませた結果は……。


 


 ●一番の叙情作?「月の光」


こんな風に書いてゆきますと、切りがありませんので、
最後に一編、今回気に入った作品を一つ紹介しておわりとしましょう。


集中一番の叙情的な作品といっても良いかもしれないと思った作品です。


60歳近い品の良い老人は愛するペットを飼っています。
その子は15歳の混血の少女。
15年前生まれたばかりのこの子を貰い、
それ以来言葉を使わず育ててきました。
餌は必ず自分が与え、召使いを部屋にも入らせなかったのです。


 《このペットの美しいからだのなかには、愛情ばかりがいっぱいに
  つまっている。そして、それ以外のものはなにもない。この静かな
  部屋のなかにも、世の中のみにくいことは、なにひとつしみ込んで
  いないのだ。》p.45


 《甘い、夢のような夜。だが、彼はこれを、あらゆる遊びを断った
  十数年をつぎ込んで得たのだ。その忍耐と努力を思えば、決して
  不当なものと呼ぶことはできない。》p.46


召使いは70過ぎの老人のみで、飼い主がすべての世話をしていました。
あるとき、その飼い主の老人が自動車事故に遭い、重態で、
「餌をやらないと」といっていた、と病院から連絡が来ます。
召使いは、初めて餌をやろうと部屋に入ります。
ペットは怖がって隠れます。
餌を置いておいても食べず、いつしか弱ってゆくペット。
そして、飼い主の死、どう伝えたらいいのだろうか、と悩む召使い。
しかし……。


理想的な生活がちょっとしたことで崩壊する、というパターンです。
人権的にどうか、というところですが、
まあ、その辺はおとぎ話ということで。


美しくも悲しい物語、というところでした。


 


 ●新たなる未来につながる第一歩「最後の地球人」


いよいよラストの一編を紹介しましょう。
人口爆発に悩む地球人。
人間の生活スペース確保のためにすべての生物も犠牲にし、
食料も人工のものにとって代わり、それでも限界に達し……。
しかしいつしか人口が減り始め、人間の時代も終わろうとします。
最後に残った男女に一人の子が生まれ、保育器のなかで育てられます。
ついに最後の女が死に男も死を迎えます。
残ったのは保育器の中の子供だけ、その子は男でも女でもなかった。


 《(略)一人しかいない人間にとって、一つしかない生物にとって、
  性の区別など意味がなかった。(略)》


薄暗い保育器の中で、その子は声を上げたのです。
その瞬間からすべて――新たな未来が始まるのでした。


実に印象的な作品です。
まさにこの作品集50作を締めくくるにふさわしい内容の一編でした。


 


 ●まとめ


昔はどういう読み方をしていたのか、という気がしてきました。
覚えている作品が、「おーい でてこーい」と「殺し屋ですのよ」ぐらい
ですので、その印象からいいますと、ミステリー的なものの方が、
SFSFした作品よりも、グッときたのではないか、と考えられます。


SFショートショートは、結構読んでいたような気がします。
創元SF文庫のフレドリック・ブラウンのような作品など。


ミステリー的なショートショートでは、
ヘンリー・スレッサーの「走れ、ウィリー」が一番だ、
という印象があります。


*参照:
『ミステリマガジン(Hayakawa's Mystery Magazine)』1970年11月号
(No.175) 掲載
「走れ、ウィリー」 Run, Willie, Run ヘンリー・スレッサー
『世界ショートショート傑作選(1)』各務三郎編 講談社文庫 1978/11/15


(Amazonで見る)


 


ということで、今回改めて何十年ぶりかで再読して、
「小学生から読める本」としても知られる
星新一さんのショートショート集は、やはり偉大だという気がしました。


かなり読んできた人には、ちょっと古くさく感じられる部分もあります。
しかし、新鮮な驚きもある作品集だと実感しました。
もう一度、1000編もあるという、星作品を楽しんでみたいものです。


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本誌では、「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」と題して、今回も全文転載紹介です。


いよいよ2025年の新潮・角川・集英社<夏の文庫フェア>も、最終回となりました。
何十年かの久しぶりの再読です。
やっぱりおもしろいのが星さんのショートショートです。
人生のことも少しは分かるようになって、少しは読み方も変わるかと思いましたが、昔の記憶がなくなっているので、まったく新しい作品にふれたような印象でした。
ほんの一部の作品だけは記憶にありましたが、これら作品は、今回読んでもやはり「すごい!」ものでした。


また、星さんの作品をポツポツとでも読んでみようかという気持ちになりました。
まだ、1000編もあるというので、当分読むものに困ることなさそうです。
いや、それ以前に自分にその時間があるのかな、という感じですね、ハイ。


 ・・・


*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2025.03.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!) 
【最新号】

2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
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 × × × × × × × × × × × × × × × ×
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
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第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
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*「前編」も見てね! 「前編」はこちらで↓
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(9:40 配信)

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 今回も先月に引き続き、私の発行しているメルマガ
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』と
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画、
 <左利きミステリ>の第7回目。

 過去5回は、第6回の(前編)をご参照下さい。

第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」

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  ★ コラボ企画 ★

 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
  <左利きミステリ>第7回 国内編
(前編)新規発見作紹介

 × × × × × × × × × × × × × × × ×

 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
  <左利きミステリ>第7回 国内編
(後編)再発掘作紹介

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<左利きミステリ>についてです。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』で、
「名作の中の左利き/推理小説編」として紹介してきました。

その後、機会ある毎に新たな情報を追加しながら、今日に至っています。

今回は、<国内編>を紹介していきます。

 ・・・

*<左利きミステリ>とは、
 左利きの人が主要登場人物である物語や
 左利きの性質をトリックに活用した推理小説、
 左利きや左手や左右に関連した推理小説、サスペンス小説、
 ホラー作品等の広義の「ミステリ」の総称をいう。


 国内ミステリ : 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』
 海外ミステリ : エラリー・クイーン『シャム双子の秘密』

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*(新たに表示記号の追加・変更があります)

 1843:新聞・雑誌等初出年代 (1927):書籍刊行年代
 (フランス/中国):出版国/作品の舞台となる国―出版国と異なる場合
 「」:短編、長編の一章 『』:収録短編集、長編 
 エミール・ガボリオ:作者名 
 [シャーロック・ホームズ]:登場する「名探偵」(シリーズ探偵)の名
 ・特記事項
 [未]:<左利きミステリ>にもう一歩、未成熟
 [準]:<左利きミステリ>に準ずる
 [外]:番外編 (左利き/左手/左右関連)
 [H]:ホラー [SF]:SF [F]ファンタジー
 [傍]:メインのストーリーとは無縁の傍系の話
 [参]:参考作品(一般小説・児童書、小説以外のノンフィクション等)
------------------------------------------------------------------

<左利きミステリ>の登場人物・分類表

 (探):左利きの探偵/探偵役
 (被):左利きの被害者
 (犯):左利きの犯人
 (容):左利きの容疑者
 (他):左利きのその他の事件関係者
 (脇):脇役、通りすがり、妄想中の左利きの人物
    ([傍]メインのストーリーとは無縁の傍系の話に登場する人物)

<左利きミステリ>としての紹介の都合上、
作品のネタバレとなるケースがあります。
基本的に、キーポイントとなる読みどころに関しては
問題が起きないように留意しながら紹介していますが、
ときに一部ネタバレになる場合もありますが、ご容赦ください。

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━

<左利きミステリ>:<国内編> 再発掘作紹介

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
(再発掘/リスト漏れ<左利きミステリ>)
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━

 

今回は、<左利きミステリ>の国内編の再発掘編。
再発掘もしくは、忘れ物ですね。

ただ、内容を御覧いただければ分かりますように、
純粋に「ミステリ」と呼べそうなものは、山本周五郎の作品ぐらいです。
ほとんどが「非ミステリ」という感じです。
広義のミステリとしても、ホラー系です。

参考作品として「左利き」の性質といいますか、「左利き」の本質、
あるいは、発表当時の社会の平均的な「左利き」感、もしくは
「左利き」に対する見方というものを知っていただくための情報として、
その価値があるかと思います。

 

 ●「一粒の真珠」山本周五郎

1947「一粒の真珠」山本周五郎 (容)
<左利きの容疑者、「ぎっちょの文治」>
初出『新青年』1947年2月号
――窃盗容疑者の許嫁者の元不良の徒「ぎっちょの文治」。
 お嬢様の首飾りの真珠を盗んだ罪をかぶせられた小間使いの許婚者の
 文治は、元不良ということで、容疑者の共犯と疑われる。

・『山本周五郎長篇小説全集 23 寝ぼけ署長』新潮社 2014/11/27
(Amazonで見る)

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・『寝ぼけ署長』山本 周五郎/著 新潮文庫 第二版 2019/3/28
(Amazonで見る)

 

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第214号(No.214) 2010/6/5
<左利きムーヴメントLHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”

【新企画】“左利き紳士・淑女録”
(2)架空の人物編
■か行-き・ぎ■
【ぎっちょの文次】ぎっちょ・の・ぶんじ
・山本周五郎/著「一粒の真珠」の登場人物
  新潮文庫『寝ぼけ署長』(1981)収録
・本名 西山文次
・建具屋職人
 《十歳前後で孤児になり、
  富屋町の表通りに店のある建具屋の家で育てられ、
  親方は鈴木秀吉といい、
  文次にずいぶん目をかけて仕込んだし、
  当人も左利きが難だったけれど手の性が良く、
  十六七になると一人前の仕事をするようになった。》p.77
・若くして金を稼ぐようになり、一度ぐれて、
 「ぎっちょの文次」と呼ばれる不良の徒となる
 その後立ち直り、結婚を機に建具屋として独立する

 

 ●「眠れる美女」川端康成

1960.1-1961.11「眠れる美女」川端康成 [H]
『新潮』1960(昭和35)1月~1961(昭和36)11月
<怪しい宿の左利きの女(女性管理人?)>
――変態老人男性の女体偏愛小説? 老人の性を扱った佳編。1999年の
 新潮文庫「人は誰でも年を取る」フェアの一冊にも選ばれています。
 怪しい性風俗店の女主人を「左利き」らしく設定し「怪しさ」を演出
 していると、巻末の三島由紀夫の解説でもそのように解釈しています。
・『眠れる美女』川端 康成/著 新潮文庫(新版) 2024/8/13
(Amazonで見る)

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《(略)女は立って、隣室へ行く戸の鍵をあけた。左利きであるのか
 左手を使った。(略)なんでもないうしろ姿なのだが、江口にはあやし
 いものに見えた。帯の太鼓の模様にあやしい鳥が大きかった。(略)》

 

 ●[参考]「片腕」川端康成

1963.8-1964.1「片腕」川端康成 [参][H]
<男と片腕を交換した若い女性の「右腕」>
『新潮』1963(昭和38)8月~1964(昭和39)1月
――右腕を外して男に貸す娘。男は腕を取り換えて眠り、起きると元に
 戻すが、女の腕は冷たくなって……。『眠れる美女』に併録されている
 ように、こちらは孤独な男の性欲を描いている奇妙な味の一編。
・『眠れる美女』川端 康成/著 新潮文庫 2024/8/13
(著者没後50年、浅田次郎氏の新解説を追加した増補版)
(Amazonで見る)

 

《「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言った。/そして右腕を
 肩からはずすと、それを左手に持って私の膝の上においた。/
 「ありがとう。」と私は膝を見た。娘の右腕のあたたかさが膝に
 伝わった。》p.135

 

 ●[参考]『流しのしたの骨』江國香織

(1996.7) 『流しのしたの骨』江國香織 [参]
<「左利き」の恋人は便利?>
――三女の「こと子」を語り手に奇妙な家族を描く小説。こと子は、
 ダブル・デートの相手の恋人たちが手を繋ぎながらフォークを使うのを
 見て便利だと思い、以後、食事の際右手を釣って左手を使い始めます。
・『流しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
(Amazonで見る)

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《「あなたのお友達は左利きなの?」(略)
 「ほら、あの二人ずっと手をつないでいたでしょう? 
 もともと左利きなのか、それとも彼女と手をつないでいるために
 左手を使っていたのかしらって……」(略)
 「左利きだよ」/私は感心した。恋人が左利きだとすごく便利だ。
 そう感想を述べると、深町直人はわらっていた。》p.10
《「利き腕のことだけど、ことちゃんが練習してみれば? 真面目に
 やれば、フォークくらいきっとすぐ左手で使えるようになるよ」/
 「……そう思う?」/小さな弟は力強くうなずいた。》p.14
《ごはんを食べるときに右手を使ってしまわないように、
 右腕をスカーフで吊ってるの」/
 父は私の右腕をじっとみつめた。母も食べるのをやめている。
 弟だけがお行儀良く食べ続けながら、/「魚、むしってあげるよ」/
 と言った。/「ありがとう」》p.18
《「……なぜ右手を使っちゃまずいんだ?」(略)
 「だって便利でしょう? 両方使えると」/「……」/
 父は少し黙ってそうか、と言うと再び自分の食事にもどる。/
 「かまわないのよ。こと子。私はおもしろいと思うわ、右手を使わずに
 ごはんを食べるのも」/母が言い、そのあとはもう誰もなにも
 言わなかった。》p.19

 

 ●「左きき」伊集院静

(1996.10) 「左きき」伊集院静 (犯?/失踪人)
<姿を消した女の特徴は「左利き」>
――左利きの女性を探してほしいという依頼を受けた「探偵」(?)。

『昨日スケッチ』伊集院 静/著 講談社 1996/10/1
(Amazonで見る)

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・『昨日スケッチ』伊集院 静/著 講談社文庫 1999/11/1
(Amazonで見る)

 

「左きき」 p165-170
《「この女を探してる」(略)「ハワイで知り合った。日本へ一緒に
 戻ってきたら突然、いなくなった」/「名前は?」/「ミチコ……。
 それしかわからん」/「一緒にいて、姓も聞かなかったのか」/「そう
 いう関係だった」/国谷が少し悔むように言った。/私は渡された
 写真の女の顔をじっと見た。Tシャツに短パンツというラフな恰好で、
 ベッドサイドに腰かけて女は笑っていた。特別美人というわけではない
 し、どこかに特徴がある女でもなかった。》

 

 ●『左利きの剣法 本所剣客長屋』押川國秋

(2009.3) 『左利きの剣法 本所剣客長屋』押川國秋 [時代小説](脇)
<左腕一本の剣士>
――敵討ちを果たすべく江戸に出てきた古井虎之助を主人公とする
 時代小説シリーズ第二作、虎之助に右腕を切り落とされて左腕一本で
 剣を振るう剣士二人が登場する。 (ホームページ『左利きを考える 
 レフティやすおの左組通信』「小説で読む左利き」2009.9.13 より)
・『左利きの剣法 本所剣客長屋』押川國秋/著 講談社文庫 2009/3/13
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 ●『闇彦』阿刀田 高

(2010.7)『闇彦』阿刀田 高 [H]
『闇彦』新潮社刊
<ホラー/ファンタジー、左利きのお話し上手の血を継ぐ少女>
――海彦、山彦、闇彦という、海の神、山の神、そして夜の神。
 夜の神は、語り部の血を引く一族で、語り手の小学生時代の同級生稲子
 も、語り手もまた、同じストーリーを紡ぐ血筋の仲間だったのか……。
・『闇彦』阿刀田 高/著 新潮文庫 2013/12/24
(Amazonで見る)

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《「ぎっちょでした。だーすけ字が書きにくくて、なんでも覚えてしまう
 んです。お話をたくさん聞かせてくれました」》p.18
《――稲子はどこへ行ったのか――/海の向こうに闇彦の島がある。
 死んだ人が行くらしい。/(略)人知を超えたあやかしの……闇彦の
 しわざかもかもしれない(略)――稲子はそこから来て、そこへ帰って
 行ったのかな――/お話がうまいのは、そのせいかもしれない。
 しばらくは心に残った。》p.24

 

 ●『ドリームバスター』宮部みゆき

(2011.11)『ドリームバスター』宮部みゆき [SF](ヒーロー)
<SFファンタジーの少年ヒーロー、左利きのD.Bシェン>
――悪夢から人をすくいだす、主人公の少年シェンと師匠のマエストロの
 二人のドリームバスター(D.B)の冒険物語。
・『ドリームバスター』宮部みゆき/著 山田 章博/イラスト 徳間書店
2001/11/1
(Amazonで見る)

《(略)話しながら彼が背中を向けたとき、細長くて少し反りのかかった
 刀を、斜めに背負っているのが見えた。(略)
 このタイプの長い刀は、鞘を払うときも、真っ直ぐには抜けない。
 自分の身体を中心に、ちょうど背負い投げをするように、
 斜めに半円を描くようにして抜くのだ。
 だから、右利きなら左肩の後ろに柄が来るように背負う。
 左利きなら右肩に背負う。少年の刀の柄は右肩に来ていた。/
 「君は左利きなんだね」/
 伸吾に問われて、腕組みして歩き回っていた少年は足を止めた。/
 「へえ……最初にそういうことを訊くD・Pは初めてだぜ」》

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本誌では、「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」と題して、今回も全文転載紹介です。

2月、3月と月の半ばの号では、こういう<左利きミステリ>について書いてきました。
関心のない方には、無意味な企画かもしれません。
「左利き」のみならず、ミステリや推理小説のトリックやストーリーの一つのテーマと言いますか、モチーフとして使われる小道具の一つとして、関心を持つ方もいるのではないか、と思っています。

そういう面からだけではなく、ひいては「左利き」そのものにも関心を持っていただければ、という気持ちで続けています。

 ・・・

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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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