2026.03.07

【最新号】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」
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 昨年6月以来の「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」36回目です。
 前回で「陶淵明」編が終了、今回からはまた新たなスタートです。

 今まで同様、平凡社の江原正士、宇野直人/著の『漢詩を読む』の
 シリーズ本の第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 を参考にすすめていきます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 貴族文化の最後の光 ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)

  ~ 山水詩の祖・謝霊運 ~ 
 
  「石門岩上宿」「七里瀬」
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今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

260228-kansi2

 

 ●謝霊運という人

前説にも書きましたように、今回も
『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考に、
読み進めていきます。

第二巻は、南北朝から唐代前半期までを扱います。

「貴族文化の時代」といわれた南朝の四王朝(宋・斉・梁・陳)のころ
は、貴族と軍閥の対立と抗争、王朝の交替が相次ぎ、不穏な時代でした。
そんな時代を象徴するように生きた詩人が、最初に登場する謝霊運です。

謝霊運は、名門貴族の出身でプライドも高く、権力への野望の強い人で、
異民族に支配されていた北中国を取り返すという理想を抱いていたが、
前王朝の関係者だったため冷遇され、政治には携われなかった。
その代償として、自然の中に逃げ遊んだ人、だそうです。

老荘思想の流行とともに仙人に憧れる風潮が生まれ、
「招隠詩」「遊仙詩」「玄言詩」が登場。
「山水詩」は、詩の中で思想を語る「玄言詩」の流れをくんで、
単に自然の美しい眺めだけでなく、思想的な内容も入っている。

ただし宇野さんに言わせますと、謝霊運の場合、
そのミックスの仕方がうまくいかなかった、という印象があるそうです。

 《山水詩というのは、山の中や舟旅の途中できれいな景色をよく観察
  し、美しく詠み込むものです。(略)彼はそれに加えて、山水から
  触発された感情をも盛り込みました。ところが彼の山水詩を読んで
  いると、叙景の美しい部分と、それにつづく感情表現とがいかにも
  水と油のような、溶け合っていない印象を受けるんです。「景」と
  「情」が調和しない、それが彼の山水詩の一つの特徴だと思います。》
    pp.15-16

 

 

 ●謝霊運「石門岩上宿」

最初に紹介する謝霊運の「石門岩上宿」は、
《自然を見る観察眼の鋭さ、デリケートさに注目したい》、
《表現の特色や感性がよく表れた例》p.16

 ・・・

 石門岩上宿 石門(せきもん)の岩上(がんじよう)に宿(しゆく)す
 謝霊運

朝搴苑中蘭 朝(あした)に苑中(えんちゆう)で蘭(らん)を搴(と)り
畏彼霜下歇 彼(か)の 霜下(そうか)に歇(つく)るを畏(おそ)る
瞑還雲際宿 瞑(くれ)に雲際(うんさい)の宿(やど)に還(かへ)り
弄此石上月 此(こ)の石上(せきじよう)の月(つき)を弄(ろう)す

 

 私はこの別荘で、朝には花園の蘭の花をとる
 それらの花が秋の霜のためにしぼんでしまうことを心配しながら
 夕方には空の雲に届きそうな山の別荘に帰り
  庭の岩の上を照らす月の光を眺めて楽しむ

鳥鳴識夜棲 鳥(とり)鳴(な)いて 夜(よる)棲(す)むを識(し)り
木落知風発 木(き)落(お)ちて 風(かぜ)の発(おこ)るを知(し)る
異音同至聴 異音(いおん) 同(おな)じく至聴(しちよう)
殊響倶清越 殊響(しゆきよう) 倶(とも)に清越(せいえつ)なり

 鳴き声がするので、鳥たちがねぐらに帰ったのがわかる
 木の葉が落ちる音で、風が吹き始めたのがわかる
 昼間は気づかないような珍しい音はどれもこの上なく心地よく
 素晴らしい響きはみな清々しくよく通る

妙物莫為賞 妙物(みようぶつ)も為(ため)に賞(しよう)する莫(な)し
芳醑誰与伐 芳醑(ほうしよ) 誰(た)が与(ため)に伐(ほこ)らん
美人竟不来 美人(びじん) 竟(つい)に来(きた)らず
陽阿徒晞髪 陽阿(ようあ)に徒(いたづ)らに
         髪(かみ)を晞(かわ)かすのみ

 このような素晴らしい景物も、それをじっくり味わうことができない
 ここにある旨い酒も、誰に対してほめたたえればいいのか
 親友はとうとう来なかった
 だから私は山の南側のくぼみで、
  むなしく洗った髪を乾かすばかりである

 

「石門」は、別荘のある山の名。
“花鳥風月”の趣。
一句(朝に~畏る)と二句(瞑に~弄す)で対句に、
対句を多く用いるのも当時の好みで、謝霊運の詩には多い。
第三段で感情表現に移る。
「美人」は男女どちらも指す場合があるが、ここでは“親友”の意味。

 《最後は謎めいていますが、洗い髪を乾かすのは『楚辞』にある表現を
  踏まえた、友を待つことの常套的な表現です(「汝と咸池に沐し/
  汝が髪を陽阿に晞かさん/美人を望めども未だ来らず/風に臨んで 
  怳(こつ)として浩歌す」=「九歌―少司命」)。》p.18

 

 ●謝霊運「七里瀬」

次の「七里瀬」は、典型的な山水詩のスタイルを取った一編。

 ・・・

 七里瀬 七里瀬(しちりらい) 謝霊運

羈心積秋晨 羈心(きしん) 秋晨(しゅうしん)に積(つも)り
晨積展遊眺 晨積(しんせき) 遊眺(ゆうちよう)に展(の)ばさんとす
孤客傷逝湍 孤客(こかく) 逝湍(せいたん)に傷(いた)み
徒旅苦奔峭 徒旅(とりよ) 奔峭(ほんしょう)に苦(くる)しむ

 旅の楽しみは秋の朝、ひときわ重苦しく募る
 朝からの心の重さは、美しい景色を見て晴らしたい
 しかし孤独な旅人の私は早瀬を見ても心を痛め、
 むなしい旅の中、
  崩れたりそびえたりしている岸のようすにも悩まされてしまう

石浅水潺湲 石(いし)浅(あさ)くして 水(みづ) 潺湲(せんかん)
日落山照曜 日(ひ)落(おち)て 山(やま) 照曜(しようよう)
荒林紛沃若 荒林(こうりん) 紛(ふん)として沃若(よくじやく)たり
哀禽相叫嘯 哀禽(あいきん) 相(あひ)叫嘯(きようしよう)す

 やがて川底の石が浅く見え、水がせせらぐあたりまで来る
 日は沈もうとして、山々はあかく照らされている
 荒れた森も夕日にさまざまに彩られて艶めき、
 悲しい声で鳴く鳥たちがお互いに呼び合うのが聞こえる
 
遭物悼遷斥 物(もの)に遭(あ)うて遷斥(せんせき)を悼(いた)むも
存期得要妙 期(き)を存(そん)して要妙(ようみよう)を得(え)ん
既秉上皇心 既(すで)に上皇(じようこう)の心(こころ)を秉(と)れば
豈屑末代誚 豈(あに) 
         末代(まつだい)の誚(そし)りを屑(かへり)みんや

 こうしたさまざまな景物をみていると左遷された自分が憐れになるが、
 将来に期待する心をしっかり保ち、
 自然の法則の大切な本質を我が物としたいものだ
 そういう自然万物をつかさどる天帝のお心を理解したからには、
 どうしてつまらない今の世の中から非難されることを気にするものか

目睹厳子瀬 目(まなこ)に厳子(げんし)の瀬(らい)を睹(み)て
想属任公釣 想(おも)ひは任公(じんこう)の釣(ちょう)に
         属(しよく)す
誰謂古今殊 誰(たれ)か謂(い)はん 古今(ここん)殊(こと)なりと
異代可同調 代(よ)を異(こと)にするも
         調(ちよう)を同(おな)じうす可(べ)し

 私の思いはさらに、いにしえの厳光が釣りをした早瀬、
 そして任公の釣りの物語へと移ってゆく
 昔の人々と今の自分が違うなどと、誰が言うものか
 時代が異なっても、
  生き方の基本についての考え方を合わせることは出来る筈だ

 ・・・

彼の特徴が顕著に出ている詩とされているが、
カタイ表現で語句が難しく、造語が多い。
硬いのは貴族文学の特徴で、陶淵明の詩がなじみやすいのは例外で、
陶淵明は当時は評価されなかった。
評価されるようになったのは、唐代に入ってから。
一方、謝霊運はカリスマ性のある人で、大好評を受けていた。
彼の屋敷や別荘に出入りできるのは光栄なことだった。
彼は後の李白のようで、境遇も似ていて、世直しをしたいと願いながら、
詩文の才能しか見てもらえなかった、といいます。

彼の性格から一度左遷され、その旅の途中で作った詩。

第三段で突然心境の表現に。

 《“左遷された風雨に負けず、自然の法則と一体になって生きる努力を
  しよう”、と、少し老荘思想の影響が入って来ます。》p.21

俗世を去って隠居した立派な人たちを思い出して、自分もがんばろう、
と。

 《前半四句が景物の描写、後半四句が心境の表現ですが、
  その移り変わりがどうも唐突で、景と情とが渾然一体となっている
  ように見えない。これが彼の山水詩の大きな特色です。》

宇野さんの見方では、謝霊運は本心の部分で、
陶淵明とは違って隠遁願望をなかった、この詩はポーズなんでしょう、
といいます。

筆者にはこのへんの難しいところはわかりませんが、
古典を引用したりして、非常に知識や教養を前面に出しています。
こういうところも当時の好みの反映だそうです。
そういう貴族文化を代表する一人なのかも知れません。

宇野さんは、この時代は「夕映えの時代」だといいます。

 《宋王朝の軍事政権下、名門貴族の出身である謝霊運は、
  貴族文化がだんだん下り坂になってゆく中で最後の光を輝かせた
  ことになります。》p.23

 ・・・

次回ももう一回、謝霊運の詩を紹介します。

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.2.28
【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

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弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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2026.02.28

【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」

 

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2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」
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 昨年6月以来の「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」36回目です。
 前回で「陶淵明」編が終了、今回からはまた新たなスタートです。

 今まで同様、平凡社の江原正士、宇野直人/著の『漢詩を読む』の
 シリーズ本の第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 を参考にすすめていきます。

 

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◆ 貴族文化の最後の光 ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)

  ~ 山水詩の祖・謝霊運 ~ 
 
  「石門岩上宿」「七里瀬」
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今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

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 ●謝霊運という人

前説にも書きましたように、今回も
『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考に、
読み進めていきます。

第二巻は、南北朝から唐代前半期までを扱います。

 

「貴族文化の時代」といわれた南朝の四王朝(宋・斉・梁・陳)のころ
は、貴族と軍閥の対立と抗争、王朝の交替が相次ぎ、不穏な時代でした。
そんな時代を象徴するように生きた詩人が、
最初に登場する謝霊運(しゃれいうん、385-433)です。

謝霊運は、名門貴族の出身でプライドも高く、権力への野望の強い人で、
異民族に支配されていた北中国を取り返すという理想を抱いていたが、
前王朝の関係者だったため冷遇され、政治には携われなかった。
その代償として、自然の中に逃げ遊んだ人、だそうです。

老荘思想の流行とともに仙人に憧れる風潮が生まれ、
「招隠詩」「遊仙詩」「玄言詩」が登場。
「山水詩」は、詩の中で思想を語る「玄言詩」の流れをくんで、
単に自然の美しい眺めだけでなく、思想的な内容も入っている。

ただし宇野さんに言わせますと、謝霊運の場合、
そのミックスの仕方がうまくいかなかった、という印象があるそうです。

 《山水詩というのは、山の中や舟旅の途中できれいな景色をよく観察
  し、美しく詠み込むものです。(略)彼はそれに加えて、山水から
  触発された感情をも盛り込みました。ところが彼の山水詩を読んで
  いると、叙景の美しい部分と、それにつづく感情表現とがいかにも
  水と油のような、溶け合っていない印象を受けるんです。「景」と
  「情」が調和しない、それが彼の山水詩の一つの特徴だと思います。》
    pp.15-16

(以下、略)

 

 ●謝霊運「石門岩上宿」

 ●謝霊運「七里瀬」

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

陶淵明(365-427)と謝霊運(385-433)は、生まれこそ20年の違いがあり、詩人としてのスタートはその分ずれがあるようですが、左遷後の活躍はほぼ同時代といっていいのでしょう。
一方の陶淵明が地方に帰り田園生活に入り、同時代的には評価されなかったのに対して、金持ちで野心のあった謝霊運のほうは、その後も財力を活かした活動や詩人としての名声もあり、二人の間にはかなりの落差が感じられます。

現状では、唐代以降評価されるようになった陶淵明のほうが有名で、人生というものは分からないものです。

ちなみにもうひとり、この後紹介することになるかも知れない、顔延之(がんえんし、384-456)という人は、謝霊運や鮑照(ほうしょう,412?-466)とともに当時を代表する「元嘉三大家」の一人で、陶淵明の誄(るい=追悼文)を書いた人だそうです。

 

歴史や文学史にも漢詩にも詳しくない筆者ですが、少しずつ勉強しながら書いています。
まちがい等々があるかも知れませんが、あしからず。

もしこれを読んだ上で人にお話しするときには、あらかじめ真偽の確認を取った上で引用されることをオススメします。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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2026.02.22

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後)-楽しい読書405号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)


【最新号】


 


2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」


 


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2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」
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 恒例の<私の年間ベスト>の<フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。


 (後編)は、いよいよ<ベスト3>の紹介です。


 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 - シリーズものは評価しづらいよね! -


 


  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (後編)


 


    『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ


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 ●〈フィクション系〉<ベスト3>候補


まずは候補作を色々上げて見ましょう。
やっぱり再読ものは不利になってしまいますね。
新規に読んだ本の方がインパクトがあるのは当然でしょう。


 


<左利きミステリ>系 から


・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック/著
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
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・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)


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・『流しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)


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・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン/著 小森収/編
 越前敏弥/訳 創元推理文庫 2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)


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・『介錯人――士道小説集』郡順士 青樹社 1986/11/1(昭和61.12.10初版) 
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)


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再読ですが、川端康成の『眠れる美女』は、自分が老齢になって感じる、
性的な欲求との兼ね合いから評価が変わる部分がありました。
老人男性の性というモノをよく捉えているのかも知れません。
老人男性必読! 老人女性も(男性を知るために)、ね!


 


 


その他のメルマガ用の本 から


・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/著 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)


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以前から評判は聞いていましたが、
読んでみるとやっぱりスゴいものがありましたね。
未読の方、必読ですよ!


 


・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック/著 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)


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<クリスマス・ストーリーをあなたに>の一冊ですが、
筆者が選ぶ<クリスマス・ストーリー>アンソロジーのミステリ編に
加えたい作品を含む短編集です。


 


・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)


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名作中の名作のカップリングなので、これも価値ある一冊です。


 


(2)それ以外の古典の名作 から


・[再]『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)


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作品としては再読(色んな人の訳で何度も読んでいます)ですが、
この人の訳もなかなか楽しめました。
印象は軽いのですが、なにか新しいモノを感じました。


 


・『青い麦』コレット/著 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫
2010/11/11
(Amazonで見る)


16歳の少年と15歳の少女幼馴染の二人は毎年、家族同士で海辺で休暇を
過ごす。その夏一人の女性が現れて、二人のひと夏の経験物語。1923年。


世界的な名作には、それなりの良さ、作品としての強さがあります。
こういう幼馴染の少年少女カップルの恋愛ものには、
ひとつのジャンルとしていろんなパターンがありますが、
これも一つの典型的作品でしょう。


 


・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム/著 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
(Amazonで見る)


以前から作品には興味を持っていましたが、読む機会がなかったところ、
この新訳を見つけ、読むことに。1928年。
良くも悪くもモーム印といった論評を読んだ気がしますが、その通り。
連作短編集ですが、それぞれ短篇小説としてもなかなかです。
ジャンルとしてはスパイものなんですが、ノーベル賞はもらってなくても、
さすがイギリスの文豪です。


 


(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など から


『サム・ホーソーンの事件簿』も『怪盗ニック全仕事』も、
エドワード・D・ホックの一連の短編集はどれもさすがな安定の出来で、
フォーミュラー・ライティングの見本のような作品集です。


 


・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)


251031-20255-kakugo


・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)


251031-ff-kokou-s


イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
フェリックスさんによる<競馬シリーズ> も、


ホックの短編集同様、読み物として質の高い安定の冒険ミステリ群です。
フェリックスさんの新刊『覚悟』『虎口』も、<フランシス印>の秀作で、
旧<競馬シリーズ>のファンは必読でしょう。
新規の冒険ミステリ・ファンもお試し下さい。


 


その他の海外ミステリ から


・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)


202512-monosika_20260213224501


早川書房に<異色作家短篇集>という名シリーズがありました。
その一冊に仲間入りしてもおかしくない、異色派のミステリ短編集。
昔いくつか読んでお気に入り(というほどではないが)の作家でした。


一部の作品は、昔『ミステリマガジン』に訳されていたものを
読んだ記憶があります。
本作品集で印象に残ったのは、表題作「物しか書けなかった物書き」、
昔読んだ「そこは空気も澄んで」、他に「家の中の馬」「犯罪の傑作」
「オーハイで朝食を」というところでしょうか。
こういう「奇妙な味」や奇想小説的な作品は、インパクトがあります。


 


・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース/著
上野 元美/訳 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
(Amazonで見る)


小惑星衝突まで77日、『地上最後の刑事』三部作、待望の第二弾
三部作の真ん中の作品ということで、
第一作ほどのインパクトはなかったのですが、次作への興味を残す作品。


 


 ●〈フィクション系〉<ベスト3>を考える


以上15冊上げて見ました。
前回メルマガで紹介したものは外す、という考えでいましたが、
短編集に関しては除外しようとも書きました。


<左利きミステリ>系の本の内、『介錯人 士道小説集』郡順史 は、
<士道小説>というくくりが、非常に新鮮で、興味深く読みました。
候補の中でも上位にしたいものです。


『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ や、
『虎口』フェリックス・フランシス は、
メルマガで取り上げていなければ、
<ベスト3>に入れてもおかしくない作品でした。


それ以外の名作としては、『青い麦』コレット も、
『ダフニスとクロエー』的な一連の小説の一つで、おとなの女性を
交えて一段階大人の階段をのぼる男女の物語になっています。


『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム も
ミステリ的な興味で読んだのですが、スパイを一人の人間として描く、
一般的な短篇連作集として十分読むに値するものです。


『日本探偵小説全集4 夢野久作集』も、大長編『ドグラ・マグラ』が
収録されていて、読むのは非常に大変な名作ですが、
この作品の魅力というのも捨てがたいものがあります。


『真珠の首飾り』『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック も
筆者のお好みの中国唐時代の<名探偵ディー判事>シリーズの二作で、
イラストも著者の手になるもので、異色の歴史ものになっています。


 


 ●2025年フィクション系<ベスト3>


いよいよ<ベスト3>を選んでみます。
今回は初めてのカウントダウンです。


 


 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡


      【2025年フィクション系<べスト3>】


(3)『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)


 


(2)『介錯人――士道小説集』郡順士/著 青樹社 1986/11/1
(昭和61年12月10日初版) ――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)


 


(1)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)


 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡


 


(3)は、原典そのものが筆者のお気に入りの作品ということで、
ある意味無条件でランクインという感じですね。


(2)は、何度も書きますが、「士道小説」というのが良かったですね。
「左利き」はもちろんですが、昔の武士たちの姿がよく描かれています。
武士にも情けがある、という展開は人間的でいいと思います。


(1)は、とにかく奇想がおもしろい作品集です。
すごくレベルが高いというほどではないのですが、ユニークな作品集で、
もっと知られてもよい気がします。


 


今年はすべて短編集でした。
おもしろい長編が少なかった、というところですね。


全体に今年のレベルは例年に比べて高いとはいえませんが、
シリーズものが多く、そういうシリーズものというのは、
「シリーズものは読みやすいよね!」で、
読むのは楽しく、スイスイ読み進められますが、
その分、衝撃的な出会い、というところでは、もの足りない……。
「シリーズものは評価しづらいよね!」となりますね。


『地上最後の刑事』で、昨年<ベスト3>に入った、
ベン・H・ウィンタースは、今年の第二作では漏れました。
2026年に読むであろう第三作に期待しましょう! って。


もう一言、例年なら必ず一冊程度は、自前の蔵書が入るものでしたが、
今年はありませんでした。珍しい現象でした。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」と題して、今回も全文転載紹介です。


【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。


【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、


 


 ・・・


弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。


 


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2026.02.15

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後)-楽しい読書405号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」
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 恒例の<私の年間ベスト>の<フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (後編)は、いよいよ<ベスト3>の紹介です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - シリーズものは評価しづらいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (後編)

    『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●〈フィクション系〉<ベスト3>候補

まずは候補作を色々上げて見ましょう。
やっぱり再読ものは不利になってしまいますね。
新規に読んだ本の方がインパクトがあるのは当然でしょう。

(以下、略)

 

<左利きミステリ>系 から

・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)

 250215-sam-hawthorne3 

・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)

250315-nemurerumbijo

・『流しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)

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・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン/著 小森収/編
 越前敏弥/訳 創元推理文庫 2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)

251115-fb-fl

・『介錯人――士道小説集』郡順士 青樹社 1986/11/1(昭和61.12.10初版) 
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)

251115-kaishakunin

 

その他のメルマガ用の本 から

・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/著 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)

250731-shuuei-sonzai

・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック/著 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)

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251130-nick-5

 

・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)  

250915-iwanami-saintexupery

 

(2)それ以外の古典の名作 から

・『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)

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・『青い麦』コレット 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫 2010/11/11
(Amazonで見る)

 

・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム/著 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
(Amazonで見る)

 

 

(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など から

・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)

251031-20255-kakugo

・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)

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その他の海外ミステリ から

・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)

202512-monosika_20260213224501

・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース/著
上野 元美/訳 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
(Amazonで見る)

 

 

 ●〈フィクション系〉<ベスト3>を考える

 ●2025年フィクション系<ベスト3>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

候補作は、15点。
それらは今回も公開しておきました。

筆者の選んだ<ベスト3>は何だったのでしょうか?

<ベスト1>のヒント(?)は出てますが……。

今年は、短編集におもしろいものがあった、という印象です。
もちろん、数多く読んだという面もあります。
しかし、長編はシリーズものが多くとっつきやすい反面、インパクトに欠ける、というところがありました。
目新しいものを読む、という点で不利に働き、こういう結果になった、という感じです。

 ・・・

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2026.02.07

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)

250215-sam-hawthorne3

・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)

250315-nemurerumbijo

・[再]『昨日スケッチ』伊集院静/著 講談社 1996/10/1
――「左きき」(伊集院静)収録
(Amazonで見る)

250315-kinou

・『日本探偵小説全集3 大下宇陀児 角田喜久雄 集』創元推理文庫
1985/7/26
――「虚像」(大下 宇陀児)
(Amazonで見る)

250315-n-tantei3-oosita

・『定本 小川未明童話全集10』小川 未明 講談社 1977/8/1
――「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」(小川未明)収録
「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」小川未明
(Amazonで見る)

250315-ogawamimei10

 

・(再)『闇彦』阿刀田 高/著 新潮文庫 2013/12/24
――自伝的なホラー感覚の短い長編
(Amazonで見る)

250315-yamihiko

・『時代小説全集6 人物日本史 昭和』新潮社/編 縄田一男/監修
 新潮文庫 1991/9/1
――「左利きの独裁者――東条英機の悲劇」(有馬頼義)収録
(Amazonで見る)

250315-jinnbutusi-shouwa

・『流 しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)

250315-nagasi-no-sita-no-hone

・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
――「ノッティング・ヒルの謎」(チャールズ・フィーリンクス)収録
(Amazonで見る)

251115-eikoku-koten-suiri

・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン 創元推理文庫
2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)

251115-fb-fl

251115-fb-f

・『介錯人 士道小説集』郡順史
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)

251115-kaishakunin

・『天才絵師の幻の生首』佐藤雅美 講談社 2008/11/13
――「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」(佐藤雅美)収録
(Amazonで見る)

251115-tensaiesi-lh-satujinki

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

 

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

 

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

 

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号
2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

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・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/ 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)

250731-shuuei-sonzai

・『天衣無縫』織田 作之助 角川文庫 2016/10/6
(Amazonで見る)

・『夫婦善哉 正続 他十二篇』織田 作之助 岩波文庫 2013/7/18
(Amazonで見る)

・『六白金星・可能性の文学 他十一篇』織田 作之助 岩波文庫 2009/8/18
(Amazonで見る)

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・(再)『ボッコちゃん』星新一 新潮文庫 1971/5/25
(Amazonで見る)

250831-bokkochan-sinchou

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

・『聖夜の嘘』アンドリュー・クラヴァン/著 羽田 詩津子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2024/11/7
――クリスマスものの長編ミステリ
(Amazonで見る)

 

・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)

251130-nick-3-xmas

251130-nick-5

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)

250915-iwanami-saintexupery

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

・[再]『空海の風景(上巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

『空海の風景(下巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

 

平安時代の高僧、真言宗の宗祖である弘法大師空海の誕生から入定まで
を描く、司馬遼太郎の代表作の一つ。「新版」として巻末に資料が追加。

 

・[再]『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)

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『雨月物語』は日本の古典の中では、『今昔物語集』と並んで、
大好きな作品で、今まで色々な人の現代語訳を読んできました。
この方の訳は、すいすい読める、読みやすい訳文で、
過去の現代語訳の中でもなかなかよくできた訳だったように感じました。
一読の価値ありだと思います。
「岡村智晴」さんの「Lunar Meditation」を使用したカバー装画がよい。

*参照:「岡村智晴」

 

 

・『青い麦』コレット 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫 2010/11/11
――16歳の少年と15歳の少女幼馴染の二人は毎年、家族同士で海辺で休暇
 を過ごす。その夏一人の女性が現れて、二人のひと夏の経験物語。1923年。
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・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
――以前から作品には興味を持っていましたが、読む機会がなかった
 ところ、この新訳を見つけ、読むことに。1928年。
 良くも悪くもモーム印といった論表を読んだ気がしますが、その通り。
 連作短編集ですが、それぞれ短篇小説としてもなかなかです。
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 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

・『釈伝 空海(上)』西宮紘(にしのみや・こう) 藤原書店 2018/2/22
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以前書いたのですが、小説なのか伝記なのかよくわからない本がある、
としたのがこの本でした。

「釈伝」とありますように、これは仏教のお坊さんの意味での「釈」と
「解釈」の釈としての意味とを両面掛けている表記のようで、内容も
同じく歴史的事実とされていることだけではなく、
この著者の解釈も含まれているという内容で、
<リアル系>とするか<フィクション系>とするかで悩んだのですが、
どうみても解釈の部分がありすぎるように思い、
小説扱いで<フィクション系>に入れることにしました。

・上巻=誕生から入唐、そして帰朝後の最澄との交友――
・下巻=高野山入りから、主著の執筆、そして入寂――

実は、私、「弘法大師・空海」の小説を書くという夢があり、
昨年は『空海の風景』の再読とこの本、
その他<リアル系>の本など読んでみました。

 

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

・『サム・ホーソーンの事件簿IV』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2006/1/21
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・『サム・ホーソーンの事件簿V』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2007/6/10
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・『サム・ホーソーンの事件簿VI』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2009/11/30
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・『怪盗ニック全仕事1』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2014/11/28
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・『怪盗ニック全仕事2』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2015/8/29
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・『怪盗ニック全仕事3』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2016/6/22
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・『怪盗ニック全仕事4』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2017/4/21
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イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

・(再)『再起』ディック・フランシス 北野 寿美枝/訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 2008/11/7
(Amazonで見る)

 

・(再)『祝宴』ディック・フランシス、フェリックス・フランシス
  北野 寿美枝/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2010/4/15
(Amazonで見る)

 

・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)

251031-20255-kakugo

・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)

251031-ff-kokou-s

昨年から引き続き、手持ちのフランシスの文庫本の整理をしよう
と読み続けてきたところ、何と、その息子さんの手になる新シリーズの
新作が翻訳紹介されることとなっていたのでした。

慌てて新作を買い読みました。
昔懐かしい味わいが活かされたシリーズとなっています。
もう一作新刊が出る予定で、楽しみにしています。
新作2作は、「私の読書論」で紹介していましたね。

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15

私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

 

2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

 

海外ミステリ

・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ 法月 綸太郎/編
河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
――早川書房に<異色作家短篇集>という名シリーズがありました。
 その一冊に仲間入りしてもおかしくない、異色派のミステリ短編集。
 昔いくつか読んでお気に入り(というほどではないが)の作家だった。
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202512-monosika

・『アララテのアプルビイ』マイクル・イネス 今本 渉/訳
河出書房新社(KAWADE MYSTERY)2006/12/9
――絶海のことに漂着したグループに起きた殺人事件、かと思えば……。
 異色ミステリ?
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・『名探偵群像』シオドー・マシスン 吉田 誠一/訳 創元推理文庫
1961/6/23
――アレクサンダー大王、ダ・ヴィンチ、アフリカ探検家リヴィング
 ストン、海洋探検家クック、白衣の天使ナイチンゲールなど、
 歴史上の偉人11人が探偵として活躍する、異色短編集。
(Amazonで見る)

 

・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース 上野 元美/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
――小惑星衝突まで77日、『地上最後の刑事』三部作、待望の第二弾
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・『誰が星の王子さまを殺したのか?』ミシェル・ビュッシ
 平岡 敦/訳 集英社文庫 2025/2/20
――期待が大きかったので、正直ガッカリの内容でした。
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・『真珠の首飾り』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2001/2/8
(Amazonで見る)

 

・『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2003/4/15
(Amazonで見る)

 

以上二冊は、中国唐の時代の<名探偵ディー判事>シリーズの作品。

 

・『不可能犯罪課の事件簿』ジェイムズ・ヤッフェ 上杉 真理/訳 
 論創海外ミステリ 2010/6/1
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・『ママは何でも知っている』ジェイムズ・ヤッフェ 小尾 芙佐/訳
ハヤカワ・ミステリ 1977.7
* (ハヤカワ・ミステリ文庫)版 小尾 芙佐/訳 2015/6/4
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以上二冊は、少年時代から投稿していたアマチュア作家ヤッフェの日本
独自編集の作品集。
前者はアメリカEQMM誌の名編集長エラリイ・クイーンが、アマチュア作家
の作品にコメントを付けて同誌に発表したものを翻訳している。編集者と
作家のやりとりなども垣間見える。後者は、後に成長した姿を見せた作品
集で、安楽椅子探偵もの<ブロンクスのママ>シリーズ全八編。

 

・(再)『神と悪魔の遺産(上)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
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 『神と悪魔の遺産(下)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
(Amazonで見る)

 

・(再)『異界の扉』F・ポール・ウィルスン 扶桑社ミステリー
2002/7/1
(Amazonで見る)

 

以上二作は、名作『マンハッタンの戦慄』以来の、闇の世界の仕事人
〈始末屋ジャック〉のホラー冒険ミステリ。前者は、クリスマスに始まる
ある発明にまつわる事件。後者は、テスラの発明にまつわる異界への扉の
絡む奇怪な事件。

 

国内ミステリ

・『日本探偵小説全集4 夢野久作集』創元推理文庫 1984/11/30
――名短編「瓶詰の地獄」、中編「氷の涯」、大長編『ドグラ・マグラ』
 (小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』とともに
 日本探偵小説三大奇書とされる、1935年)収録
(Amazonで見る)

 

 ●ベスト3候補

以上、昨年読んだ小説本を網羅してみました。
小説以外の創作ものは、特にありませんでした。

振り返りますと、思った以上に再読ものが少なく、
再読編と初読編に分けるという当初のもくろみは、崩壊した感じです。

 

メルマガで紹介した本は除外する方針でいますので、
ベスト候補がかなり減りそうです。

メルマガで紹介、と言いましても、<左利きミステリ>系のうち、
短編集等一部のみの紹介の場合には、除外から外すことにしましょうか。

どちらにしろ主な候補作は、(4)に分類した一連の作品と
なりそうです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.1.31
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)
-レフティやすおの楽しい読書404号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2026/01/post-e79278.html

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.01.31

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

------------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

(以下、略)

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号

2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

2025-natubunko-sansha

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15
私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

251031-20255-kakugo

2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

251031-ff-kokou-s

海外ミステリ

国内ミステリ

 ●ベスト3候補

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

ことしは<フィクション編>はちょうど50冊読んでいるようです。
コロナ禍以降ではがんばった方ですね。

結構選び甲斐がある感じです。
でも、シリーズものが多いので、それが数を読めた原因かも知れません。
やはり読みやすさがありますからね。

新規のものを読む場合は、その都度その世界に入ってゆき、新たな人物と出会うので、それがネックになるのですよね。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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2026.01.22

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後)やなせたかし-レフティやすおの楽しい読書402号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年1月15日号(vol.19 no.1/No.403)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)
『やなせたかし みんなの夢まもるため』」

 

 

2026-reiwa8-nenga-ly

2026年令和8年、午年です。
今年は「年男」になります。

ということで、
今年もまた1年、よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年1月15日号(vol.19 no.1/No.403)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)
『やなせたかし みんなの夢まもるため』」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 例年恒例の<私の年間ベスト>の<リアル系ベスト3>です、
 が、今年も読書量の激減により、<ベスト1>の紹介です。

 (後編)は、前回の続きで、

 いよいよベスト3の候補作の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - メルマガの為に読んだ本ばかり?(今年も?) -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈リアル系〉~

 『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせたかし/著
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈リアル系〉ベスト3候補

以上見てきましたように、今年もリアル系の本で読んだものは大半
メルマガ用に読んだものでした。
一般的な興味から読んだというような本が激減しています。
人生の幅(教養といった言葉で表わしても良いのかも知れません)を
作るような読書とでもいうのでしょうか。

まあ、もう少し余裕が出てきたらどうにかなるかも知れません。

では、次に今年の〈リアル系〉ベスト3の候補を上げて見ましょう。

NHKの朝ドラ『あんぱん』のモデルであった、やなせたかしさんと
その妻・暢さんのことを書いた本が、今年はたくさん出ています。

そんなやなせさん関連の本を、
そんなにたくさん読んだわけではないのですが、
今年読んだリアル系の本の中では、
これらの一連のやなせ本が印象に残っています。

では、次に筆者が読んだ本を紹介していきましょう。

 

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 <2025年〈リアル系〉ベスト3候補>
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★『やなせたかし メルヘンの魔術師 90年の軌跡』中村 圭子/編
河出書房新社 らんぷの本 2009/3/18
(Amazonで見る)

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連ドラ「あんぱん」関連で、新版が出ています。

『やなせたかし メルヘンの魔術師 90年の軌跡』中村 圭子/編
河出書房新社 2025/4/28

 

★『(別冊太陽 日本のこころ―322) やなせたかし アンパンマンを
生んだ愛と勇気の物語』別冊太陽編集部 平凡社 2025/3/12
(Amazonで見る)

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以上の二冊は、やなせさんのビジュアル系の評伝で、その生涯と業績を
紹介する本でした。
より大きな『別冊太陽』の方が有利といえますが、「らんぷの本」の方が
先行した第一弾です。これがあってのそれ、ですね。

『別冊太陽』は、朝ドラ関連本の一つともいえます。
そういう点では、「らんぷの本」の方を上げたい気持ちです。

 

★『やなせたかし 子どもたちを魅了する永遠のヒーローの生みの親』
青山 誠/著 角川文庫 2025/3/22
(Amazonで見る)

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これも先に書いたように朝ドラ関連本の一つです。

そういう出版動機が不純とはいいませんが、
なんとなく推す気になれません、筆者は。
内容は単なる二番煎じではないとしても、です。
最初に企画した人の思いというものは、大事にしたい、
という気持ちですね。

内容はともかく、そういうことでちょっと他の本と比べて見ないと、
これ一つで決めることは難しい、というところです。
例えば、評判の良い本として、梯久美子さんの『やなせたかしの生涯
アンパンマンとぼく』があります。
やなせさんが編集長をしていた『詩とメルヘン』の元編集者で、
後にノンフィクション作家となったのが、この方で、そういう意味で
やなせさんの身近にいた方の貴重な一冊といえそうです。
この本はまだ読んでません。図書館では予約待ちです。

*『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』梯 久美子/著
文春文庫(か 68-3) 2025/3/5
(Amazonで見る)

 

そんなやなせさんの本の中から、やなせさん自身の書いたエッセイである
次の一冊が筆者の心に残りました。

★『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
   ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車,
   NHK取材班/著 NHK出版 2014/6/21
(Amazonで見る)

251231-yanase-yume

 

やなせさんのエッセイは、他にも色々とあります。
特に晩年はそういうものが増えているようです。
当然といえば当然でしょうけれど。

この本は、まだ最晩年には至っていない頃のものに、
ちばさんら漫画家の方々のエッセイが掲載されています。

やなせさんのエッセイを読むのはこれが初めてで、新鮮でした。
もう少し色々と読んでおきたいな、という気持ちになっています。

 

 

 ●私の年間ベスト―2025年〈リアル系〉ベスト1

今年は読んだ本の数が少ないので、例年のような「ベスト3」ではなく、
「ベスト1」を選びました。

 

 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

   私の年間ベスト―2025年〈リアル系〉ベスト1

 ○『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
   ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車,
   NHK取材班/著 NHK出版 2014/6/21  
(Amazonで見る)

251231-yanase-yume

 

Kindle版『やなせたかし みんなの夢まもるため』 NHK出版 2014/6/25
(Amazonで見る)

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡

 

 

 ●やなせ先生と筆者

先に「敬愛するやなせ先生」と書きました。

筆者が「先生」という呼称を使う人はごく一部です。
(ほぼ皆お亡くなりになられた方々ばかりですね。)
左利き友の会の精神科医・箱崎総一先生(左利きの自分がまちがっている
のではなく、左利きを受け入れない社会のほうがまちがっているのだ、と
教えていただいた)、将棋の原田先生(原田泰夫九段――引きこもり時代
に新聞の将棋欄を読むのが、楽しみの一つで、原田先生の観戦記は将棋の
格言とともに将棋のABCを一から教えてくださるものでした。それが、
生きる楽しみにつながりました。)等々です。

やなせ先生は、小学生時代に「手のひらを太陽に」の作詞家として
その名を知り、次にこれも引きこもり時代に手にした『詩とメルヘン』の
編集長として、筆者に影響を与えた人でした。

『詩とメルヘン』は引きこもり時代の愛読誌(紙)の一つだったといって
いいでしょう。
お金がなかったので、毎号購読していたわけではなかったのですけれど。
創作投稿の場という可能性を求めていた、といってもよいでしょう。

話が前後しますが、筆者は物書き志望のところがありました。
北杜夫さんが好きで、純文学を書きながら、
ユーモア・エッセイや軽小説を書く、というのがひとつの理想でした。
残念ながら、それだけの能がない人間でしたね。

まあ、そんなこんなで、『詩とメルヘン』をときどき読んでいました。
一度だけ、投書欄に掲載されました。
やなせ先生の目にとまり、選んでいただいたのだと思うと、感激でした。

そのたった一度の投書でしたが、読者の方からお手紙を頂き、
しばらく文通などさせていただきました。
それも引きこもりから脱出するきっかけの一つとなりました。

そういうわけで、やなせ先生には大きな恩がある、と思っています。

今回改めて、やなせ先生の生涯と業績にふれ、なぜもっと早くこういう
本にふれなかったのか、と痛恨の極みです。

 

 ●『やなせたかし みんなの夢まもるため』より

気になった言葉を紹介しましょう。

 ・・・

「第1章」
<人生は椅子取りゲーム>

手塚治虫さんや石ノ森章太郎さんら天才がひしめき合っていた
当時の漫画界に、やなせさんの座る椅子はないという状況だった
といいます。

 《それを承知で満員電車に乗り込み、あきらめて途中下車せずに
  立ち続けていたら、あるとき目の前の席が空いた。
  七十過ぎてアンパンマンがヒットしたことを、
  ぼくはそんなふうにとらえています。/
  人生には椅子取りゲームのようなところもあるのです。/
  七十を過ぎるまで漫画家としての代表作がなく、
  人々の活躍を目で追いながら立ち続けていたことも、
  今から思えば、アンパンマンに出会い、
  それを育てるための大切な準備期間だったのかもしれません。》p.11

<人生は椅子取りゲーム>というのは、いえてると思います。
筆者もなかなか自分の席を見つけられずに来ました。
結局、気が付けば、座り損ねた、という人生だったといえるでしょう。

いや、まだ勝負は終わっていない、のではないでしょうか?

人生って、結構「順番」というのがあるものです。

「待てば海路の日和あり」ということわざがあります。
今は、海が荒れていて航海には不向きだが、
いずれ穏やかなときが来て、航海に出られますよ、と。

待っていればチャンスは訪れますよ、と。
要は、そのチャンスを逃さないこと。

そのためには、準備を怠らないことが必要です。
やなせさんも、「困ったときのやなせさん」と呼ばれて、
色々な仕事を受け、断ることなく完遂して、自分の力を付け、
熟成の時を待っていたのでしょう。

 

<飢えることが一番ツライ>

戦中戦後、空腹と飢えが一番ツライという経験をされたやなせさん。

 《正義は、とても不安定なものである。飢えているときに、
  自分の身を犠牲にしてでも食べさせてくれる人が、
  人間にとっていちばんありがたい。》p.31

 《ぼくに言わせれば、悪人を倒すことよりも、弱い人を助け、
  ひもじい人にパンを一切れ分けてあげるほうがはるかに正しい。
  ぼくが望む正義は、それほど難しいことではないのです。》p.32

筆者の子供の頃は、もうすでに戦後も終わったといわれ、
一回目の東京オリンピックから一回目の大阪万博の時代を経て、
まさに高度経済成長へと突き進む時代でした。
飢える心配はないものの、まだまだ貧しさの残る時代でした。

当時の正義は、「人生、金だけじゃないよ」というものの、
でも「金があれば、たいていのことはなんとかなるよ」
というものだったように思います。

 

 ●<人生、運が七割>

「第4章 ノスタル爺さん」
<人生、運が七割>

人生で成功する秘訣は? の問いに対して、それが分かっていたら
もっと早くに漫画家として成功しているといい、
 
 《ただし、あのときにあの人と会っていなければ絵本は描かなかった
  とか、そのチャンスにもめぐり合えなかったかもしれないという
  ことは、確かにあった。そうした運(めぐり合い)があって、それを
  つかむために努力をしたから結果が出たということだけは、経験的に
  お伝えすることができます。/遅咲きのぼくにしてみれば、運が
  七十パーセント、努力が二十パーセント、あとは天分というような
  割合になるでしょうか。成功は、求めてそうなったのではなく、
  めぐり合ったものなのです。そのときそのとき、架空結婚式を同じ
  ように、周囲にいる人たちを喜ばせたい、悲しませたくないと思い
  ながら一生懸命に過ごしてきただけなのです。》p.117

「運(めぐり合い)があって、それをつかむために努力をしたから
結果が出た」というのは、先にも書きましたように、
「準備を怠らず、チャンスを待て」という、
デュマの『モンテクリスト伯』の最後の方の言葉、
「待て、そして希望せよ」に通じるものです。

 

最後に、「里中満智子 笑いや喜びをふりまいて過ごそう!」から、
里中さんの言葉を。

<人々の笑顔を見るのが楽しみ>
 《人には悲しいこと、辛いことがあるのは当たり前。そんなときにも
  前を向いて、笑いや喜びをふりまいてすごそう。それを受け止めた
  人たちが温かい気持ちになれば、自分だって温かくなれるんだ。
  行け! アンパンマン――そんな気持ちで、ご自身から率先して
  楽しさをふりまいていらした。世界中の人々を幸せにすることが
  夢だったのかもしれません。きっとアンパンマンが先生のそんな
  大きな夢を実現するために、これからも活躍し続けるのだと思い
  ます。》p.126

人生では「悲しいこと、辛いことがあるのは当たり前」とは、
まさにそのとおりで、だからこそ、
「そんなときにも前を向いて、笑いや喜びをふりまいてすごそう」
という心構えが素晴らしい、と思います。

まわりを明るくするのが、その人の義務といったところでしょうか。

 

 ●「絶望のとなり」

やなせさんの詩に、「絶望のとなり」という詩があります。

 《絶望のとなりに/だれかが/そっと腰かけた/絶望は/
  となりのひとに聞いた/「あなたはいったい/誰ですか」/
  となりのひとは/ほほえんだ/「私の名前は/希望です」》p.128

人生ってそういうものではないか、という気がします。
「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」という言葉があるように、
絶望の次には希望が来る、そういう「順番」もあるように思います。

そして、それは自分が呼び込むものなのだ、といえるでしょう。
自分から進んで人に関わってゆく、そういう姿勢が、結果を生むのです。

 

「第2章 しあわせよカタツムリにのって」
<亡き父の影を追って>

1973(昭和48)年に『詩とメルヘン』を創刊し、編集長になった
ときに考えておられたことについて、です。

やなせさんが中学生の頃、お父さんがお母さんに宛てた手紙の中に、

 《「どんな職業につくにせよ、文章や詩を書くこと、絵を描くことは
  一生続けていく。そして自分の著書を出版したい」》p.62

とあったそうです。

やなせさんが『詩とメルヘン』で表現しようとした叙情的なイラストは、
漫画家になろうとしてなれなかったやなせさんの心の表れであり、
この父の思いを自分なりに受け止めたいという、気持ちがあった。
さらに、若くして世を去った伯父や戦死した弟さんへの、
伝えきれなかった思いも、込められていた、と。

創刊当時の風潮として、ハードボイルド全盛のドライな作品が
もてはやされていた、といいます。

 《そんな中で、「新感覚叙情画」を提案した甘い誌面を見て、
  『少女だましだ』とあからさまに嘲笑する人もいました。/
  でもぼくには、生きるのが辛かった少年時代、叙情画の世界に触れ、
  心を慰めていた思いが根底にあった。人々の心を潤すオアシスの
  ような雑誌にしたいと考えていたのです。詩はかつて、難しい書物の
  中にではなく、人の心の中に生きているものでした。そんな詩を、
  もう一度自分たちの手に取り戻し、叙情の灯を現代によみがえらせ
  たい。乾いた時代だからこそ、美しい花を咲かせたい。その思いは
  変わることなく、創刊から二十五年たった一九九七年の「編集前期」
  に、ぼくはこう書いています。/
  人生はつらいことばかりじゃない/面白いこともある/
  うれしい時もある/しかし/基本的にはさびしい/
  私たちの心はひとつひとつちがう/似ているようで似ていない/
  だから/私たちは/歌ったり詩をかいたり/絵をかいたりする/
  さびしげな人生を/なぐさめようとする》pp.64-65

この創刊号が大人気となり、増刷までして、季刊のはずが月刊になった
といいます。
商業誌的な派手さというんでしょうか、そういう感じはなく、
素朴な手作り感のある雑誌といった印象だったように記憶しています。

叙情というのは、そういうものなのでしょうね。
でも、夢がある、そういう印象をもたせる優しさがあったような気が
します。

というわけで、筆者も創作志望でしたので、
お父さんの言葉がジーンときます。

筆者もこうして文章を書き続けていて、いずれは本を出版したい
という夢を持っています。

 ・・・

ということで今回は終了です。

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)『やなせたかし みんなの夢まもるため』」の最新号・全文転載(「私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.1.15
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後)やなせたかし-レフティやすおの楽しい読書402号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.01.15

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後)やなせたかし-レフティやすおの楽しい読書402号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年1月15日号(vol.19 no.1/No.403)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)
『やなせたかし みんなの夢まもるため』」

 

 

2026年令和8年、午年です。
今年は「年男」になります。

ということで、
今年もまた1年、よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>
2026-reiwa8-nenga-ly

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年1月15日号(vol.19 no.1/No.403)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)
『やなせたかし みんなの夢まもるため』」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 例年恒例の<私の年間ベスト>の<リアル系ベスト3>です、
 が、今年も読書量の激減により、<ベスト1>の紹介です。

 (後編)は、前回の続きで、

 いよいよベスト3の候補作の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - メルマガの為に読んだ本ばかり?(今年も?) -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈リアル系〉~

 『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせたかし/著
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈リアル系〉ベスト3候補

以上見てきましたように、今年もリアル系の本で読んだものは大半
メルマガ用に読んだものでした。
一般的な興味から読んだというような本が激減しています。
人生の幅(教養といった言葉で表わしても良いのかも知れません)を
作るような読書とでもいうのでしょうか。

まあ、もう少し余裕が出てきたらどうにかなるかも知れません。

では、次に今年の〈リアル系〉ベスト3の候補を上げて見ましょう。

NHKの朝ドラ『あんぱん』のモデルであった、やなせたかしさんと
その妻・暢さんのことを書いた本が、今年はたくさん出ています。

そんなやなせさん関連の本を、
そんなにたくさん読んだわけではないのですが、
今年読んだリアル系の本の中では、
これらの一連のやなせ本が印象に残っています。

では、次に筆者が読んだ本を紹介していきましょう。

 

(以下、略)

 

--------------------------------------
 <2025年〈リアル系〉ベスト3候補>
--------------------------------------

★『やなせたかし メルヘンの魔術師 90年の軌跡』中村 圭子/編
河出書房新社 らんぷの本 2009/3/18
(Amazonで見る)

251231-yanase-ranpu

 

★『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
   ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車,
   NHK取材班/著 NHK出版 2014/6/21
(Amazonで見る)

251231-yanase-yume

 

 

(朝ドラ関連本)

★『(別冊太陽 日本のこころ―322) やなせたかし アンパンマンを
生んだ愛と勇気の物語』別冊太陽編集部 平凡社 2025/3/12
(Amazonで見る)

251231-taiyou

 

★『やなせたかし 子どもたちを魅了する永遠のヒーローの生みの親』
青山 誠/著 角川文庫 2025/3/22
(Amazonで見る)

251231-yanase-kadokawa

 

 

 ●私の年間ベスト―2025年〈リアル系〉ベスト1

 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

   私の年間ベスト―2025年〈リアル系〉ベスト1

 ○『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
   ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車,
   NHK取材班/著 NHK出版 2014/6/21  
(Amazonで見る)

251231-yanase-yume

Kindle版『やなせたかし みんなの夢まもるため』 NHK出版 2014/6/25
(Amazonで見る)

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡

 

 ●やなせ先生と筆者

 ●『やなせたかし みんなの夢まもるため』より

 ●<人生、運が七割>

 ●「絶望のとなり」

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本誌では、私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)
『やなせたかし みんなの夢まもるため』」
と題して、「私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉」の紹介です。

今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

本文中にも書いていますが、筆者にとってのやなせたかしさんは、「やなせ先生」と呼ぶべき存在です。
その辺の若かりし頃の思い出話も書いています。
今までほとんど書いていなかったはずのお話です。
(読んで欲しくない気持ちもありますが……。人に知られて嬉しい話でもないので。)
あえて書いてしまいました。
結果、長くなってしまいましたが、ご勘弁を!

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2026.01.07

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書402号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2025(令和7)年12月31日号(vol.18 no.22/No.402)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)
朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」

 

--
速いもので、今年2025年も大晦日を迎えました。
今年も一年お世話になりました。

大阪は、今年は45年ぶりの万博が開催されました。
筆者は、体調がいまいちで、暑さもあり、何やかやで、
行かずじまいでした。
それでも、久しぶりに色々なことがあった一年になりました。
具体的に話せることばかりではないのですが、
一つは、ドコモのgooブログがサービス終了で消滅したこと。
それに伴い、お引っ越しをしたこと。

2025.9.17
はてなブログ始めました―
『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』

250915hatena-blog-lyb

250915goo-blog-ly-a

21年続けて約1200本の記事をのせたことになります。
初めは、オリジナルの記事で「50歳代は云々」というシリーズでした。
その後は、メインのココログからの転載――でも、Googleの検索では
こちらの方がメインのような扱いになっていましたが……。

お引っ越しもやってみると意外に簡単でしたが、
新しいブログは、検索には引っかからないので、
また一から再スタートです。

他にも新たなスタートを切ったことがあります。
体調も良いのか悪いのか、日毎に変わるので、困りものです。

さて、ここは愚痴をこぼす場所ではないので、このへんで。

来年以降も、弊誌『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』を、
左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』ともども
おつき合いの程、よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和7)年12月31日号(vol.18 no.22/No.402)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)
朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 例年恒例の<私の年間ベスト>の季節になりました。
 今年もあまり本は読めていません。
 かろうじてフィクション系は、50冊以上になりましたが、
 リアル系は20冊に届いたかどうか、というところ。

 今回は、そのリアル系から。

 無駄なことにスペースを取られ長くなりましたので、
 急遽2回に分割することにしました。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - メルマガの為に読んだ本ばかり?(今年も?) -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈リアル系〉~

  (前編)朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●2025年の傾向

今年もリアル系の本は、20冊程度でした。
コロナ禍以来、読書量が激減状態が続いています。

理由は、体調不良もそうなのですが、気が付いたのは、目です。
老眼になったようで(近眼の老眼です)、眼鏡が合っていないのですね。
それで短時間で読むのをやめてしまうのでしょう。

そう言いながらまだ眼科には行ってません。
なんとなく怖いのです、強度の近眼ので、眼底検査をすると……、と。

フィクション系はそれでも何とか読めているのですが、
お勉強の本は、どうも興味を持つ範囲が狭くなったのか、
あるいは深さを追求することができにくくなっているのか。
理由はわかりませんが、そういう状況が続いています。

大半がメルマガ用に読んだ、という感じですね。

 ・・・

一部フィクションと区別しにくい本もあり、今も判断に悩んでいます。

それはさておき、例年通り分類していきましょう。

 

 ●(1)メルマガ用のお勉強本―中国漢詩、読書、左利き関連

◆メルマガ『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』向け――

(漢詩)――
・『陶淵明』興膳 宏(こうぜん ひろし)/著 講談社学術文庫
2024/12/12
――陶淵明の名作をまとめた入門書的一冊。

250331-tou-enmei

(Amazonで見る)

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年3月31日号(vol.18 no.5/No.385 xNo.384)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(32)陶淵明(9)
詩風の変化を見る(1)「子を責む」他」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.3.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(32)陶淵明(9)「子を責む」他-楽しい読書385号

(はてなブログ)

・『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』宇野 直人、江原 正士/著
平凡社 2010/11/26
(Amazonで見る)

 

(その他)
・『北斎 富嶽三十六景』日野原健司 編 岩波文庫【青581-1】
2019/01/16
――プルシアン・ブルーの魅力がお気に入りの、北斎の名作を紹介。

250615-fugaku36kei

(Amazonで見る)

・『カラー版 北斎』大久保 純一/著 岩波新書 新赤版1369 2012/5/23

250615-hokusai

(Amazonで見る) ――カラーで紹介する北斎の代表的名画たち。

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年6月15日号(vol.18 no.10/No.390)
「私の読書論-2025年岩波文庫フェアから『北斎 富嶽三十六景』
 藍摺―プルシアン・ブルーの衝撃」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.6.15
私の読書論-2025年岩波文庫フェアから『富嶽三十六景』-楽しい読書390号
(はてなブログ)

 

・『星新一 空想工房へようこそ』最相葉月/監修 新潮社 とんぼの本
2007/11/1
――星新一の伝記を書いた最相葉月さん監修の星新一入門的な本。

(Amazonで見る)

250831-hosi-siniti

*参照:
2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]
<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一-楽しい読書394号
(はてなブログ)

 

◆メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』向け――

・『刀に生きる 刀工・宮入小左衛門行平と現代の刀職たち』塩野米松
(聞き書き)角川書店 2016/10/22
――左利きの刀工・宮入小左衛門行平さんの刀鍛冶としての半生と仕事、
 および刀関係の職種の紹介。

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(Amazonで見る)

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第698号(Vol.21 no.21/No.698) 2025/11/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(前編)
<左利きの人の本>新規発見本紹介 <左利き者の証言・刀工編>」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.11.15
【編集後記】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(前)<左利きの人の本>新規発見本-週刊ヒッキイ第698号

・『左手のフルーティスト』畠中 秀幸/著 音楽之友社 2024/3/25
――脳出血で右半身不随になり、左手一本で演奏できる特注フルートを
 手に復活した、建築家兼音楽家の畠中さんの半生記。

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(Amazonで見る)

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第699号(Vol.21 no.22/No.699) 2025/12/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(34)<左利きの人の本>新規発見本紹介~
『左手のフルーティスト』畠中秀幸」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.12.6
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(34)左手のフルーティスト-週刊ヒッキイ第699号
2025.12.13
【最新号】楽器における左利きの世界(34)左手のフルーティスト-週刊ヒッキイ第699号

 

 ●(2)その他の古典系のお勉強本

・NHKテキスト『100分de名著 サン=テグジュペリ『人間の大地』
2025年8月』2025/7/26
――NHKEテレの番組テキスト。岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』の
 翻訳者・野崎歓さんを講師に迎えて、名作の読み解き。
(Amazonで見る)

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250804nhk100de152-1

*参照:
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.8.24
『NHK100分de名著』152「人間の大地」サン=テグジュペリ2025年8月放送中
(はてなブログ)

 

 ●(3)小説や左利き本等の著作のためのお勉強本

(推理小説・ミステリ系)――
・『密室ミステリガイド』飯城 勇三/著 星海社新書 2023/6/21
――筆者が選ぶ、本格ミステリにおける<密室>もののベスト50
 (海外20編、国内30編)を、問題編と解決編に分けて紹介する。
(Amazonで見る)

 

(左利き関連・社会的背景について)――
・『<弱いロボット>から考える 人・社会・生きること』
岡田美智男/著 岩波ジュニア新書 2024/8/22
――完全無欠さをめざすのではなく、したたかさしなやかさを兼ね備えた
 <弱いロボット>の存在は、みんなが助け合い一つにつながる社会に。
(Amazonで見る)

251231-yowairobot_20251229230801

・『不便益のススメ 新しいデザインを求めて』川上 浩司/著
岩波ジュニア新書 891 2019/2/21

――大路直哉さんの『左利きの言い分』で紹介されていた<不便益>に

 ついて知ろうとお思い、手にした本。不便さの中から見いだすものは?
(Amazonで見る)

251231-fubeneki_20251229230901

 

 ●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本

(敬愛するやなせ先生に関する本)――
・『やなせたかし 子どもたちを魅了する永遠のヒーローの生みの親』
青山 誠/著 角川文庫 2025/3/22
――NHKテレビ朝ドラ関連出版のひとつで、やなせたかしさんの評伝。
(Amazonで見る)

251231-yanase-kadokawa

・『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車, NHK取材班/著
 NHK出版 2014/6/21
――やなせさんが亡くなる10年ほど前に出版された本。やなせさん自身の
 エッセイ(最晩年をのぞく)と、漫画家の皆さんとNHK取材班による
 エッセイ集。
(Amazonで見る)

251231-yanase-yume

・『やなせたかし メルヘンの魔術師 90年の軌跡』中村 圭子/編
河出書房新社 らんぷの本 2009/3/18
――《アンパンマンの生みの親!! やなせたかしは「てのひらを太陽に」
 の作詞者でもあり、雑誌『詩とメルヘン』を30年間つくり続け、
 多くの〈やなせメルヘン〉を世に送り出した。
 多彩かつ膨大なやなせたかしの仕事の全貌を紹介する初めての本。》
(Amazonで見る)

251231-yanase-ranpu

・『(別冊太陽 日本のこころ―322) やなせたかし アンパンマンを
生んだ愛と勇気の物語』別冊太陽編集部 平凡社 2025/3/12 
――NHKテレビ朝ドラ関連出版のひとつで、マルチな活躍をした
 やなさたかしさんの評伝、アトリエ、仕事、幻のドラマといった業績、
 関係者や知人によるエッセイなど、大判・カラーで紹介。
(Amazonで見る)

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・『現代人を救うアンパンマンの哲学』物江潤/著 朝日新書 2025/3/13
――NHKテレビ朝ドラ関連出版のひとつといえる社会評論的一冊。
 やなせ夫妻の生涯と国民的人気となったアンパンマンの作品世界から、
 現代を生きるための「哲学」を繙く。現在鋭意読書中。
(Amazonで見る)

 

(弘法大師空海関連)――
・『弘法大師空海伝 十三講 その生涯・思想の重要課題とエピソード』
加藤精一/著 大法輪閣 2015/3/10
――人間空海の姿を様々なエピソードから描き、その実像を知る手がかり
 に。付録として司馬遼太郎『空海の風景』を取り上げ、空海・密教に
 関する司馬氏の解釈を知ろうとする。
(Amazonで見る)

・『空海はいかにして空海となったのか』武内孝善 角川選書 552
2015/2/24
――空海の生誕地から始め、少年時代、修業時代の放浪、入唐後の
 恵果和尚との出会いなど、公的記録にない時代の空海を中心に描く。
(Amazonで見る)

 

(その他の趣味)
・『サンダーバード プラモ伝説1966-2021』柿沼 秀樹/著
ホビージャパン 2022/4/4
――子供時代から親しんだ懐かしい『サンダーバード』のプラモの歴史等
あれこれを紹介する本。
(Amazonで見る)

・『サンダーバード・ベストブック BEST BOOK』竹書房 B.MEDIA BOOKS
1992/9/1
――《「サンダーバード」のメイン・キャラクター、ストーリー、メカ
 など、そのすべてをカラー写真で紹介、解説するハンドブック》
(Amazonで見る)

 

 ●私の2025年〈リアル系〉ベスト3候補

以上見てきましたように、今年もリアル系の本で読んだものは大半
メルマガ用に読んだものでした。
一般的な興味から読んだというような本が激減しています。
人生の幅(教養といった言葉で表わしても良いのかも知れません)を
作るような読書とでもいうのでしょうか。

まあ、もう少し余裕が出てきたらどうにかなるかも知れません。

では、次に今年の〈リアル系〉ベスト3の候補を上げて見ましょう。

NHKの朝ドラ『あんぱん』のモデルであった、やなせたかしさんと
その妻・暢さんのことを書いた本が、今年はたくさん出ています。

そんなやなせさん関連の本を、
そんなにたくさん読んだわけではないのですが、
今年読んだリアル系の本の中では、
これらの一連のやなせ本が印象に残っています。

では、次に筆者が読んだ本を紹介していきましょう。

 ・・・

というところで今回は終了です。

以下次回――。

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

 

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2025.12.31
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書402号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2025.12.31

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書402号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)
【別冊 編集後記】

2025(令和7)年12月31日号(vol.18 no.22/No.402)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)
朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」

 

速いもので、今年2025年も大晦日を迎えました。
今年も一年お世話になりました。

大阪は、今年は45年ぶりの万博が開催されました。
筆者は、体調がいまいちで、暑さもあり、何やかやで、
行かずじまいでした。
それでも、久しぶりに色々なことがあった一年になりました。
具体的に話せることばかりではないのですが、
一つは、ドコモのgooブログがサービス終了で消滅したこと。
それに伴い、お引っ越しをしたこと。

2025.9.17
はてなブログ始めました―
『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』

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21年続けて約1200本の記事をのせたことになります。
初めは、オリジナルの記事で「50歳代は云々」というシリーズでした。
その後は、メインのココログからの転載――でも、Googleの検索では
こちらの方がメインのような扱いになっていましたが……。

お引っ越しもやってみると意外に簡単でしたが、
新しいブログは、検索には引っかからないので、
また一から再スタートです。

他にも新たなスタートを切ったことがあります。
体調も良いのか悪いのか、日毎に変わるので、困りものです。

さて、ここは愚痴をこぼす場所ではないので、このへんで。

来年以降も、弊誌『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』を、
左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』ともども
おつき合いの程、よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和7)年12月31日号(vol.18 no.22/No.402)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)
朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」
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 例年恒例の<私の年間ベスト>の季節になりました。
 今年もあまり本は読めていません。
 かろうじてフィクション系は、50冊以上になりましたが、
 リアル系は20冊に届いたかどうか、というところ。

 今回は、そのリアル系から。

 無駄なことにスペースを取られ長くなりましたので、
 急遽2回に分割することにしました。

 

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 - メルマガの為に読んだ本ばかり?(今年も?) -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈リアル系〉~

  (前編)朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から
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 ●2025年の傾向

今年もリアル系の本は、20冊程度でした。
コロナ禍以来、読書量が激減状態が続いています。

理由は、体調不良もそうなのですが、気が付いたのは、目です。
老眼になったようで(近眼の老眼です)、眼鏡が合っていないのですね。
それで短時間で読むのをやめてしまうのでしょう。

そう言いながらまだ眼科には行ってません。
なんとなく怖いのです、強度の近眼ので、眼底検査をすると……、と。

フィクション系はそれでも何とか読めているのですが、
お勉強の本は、どうも興味を持つ範囲が狭くなったのか、
あるいは深さを追求することができにくくなっているのか。
理由はわかりませんが、そういう状況が続いています。

大半がメルマガ用に読んだ、という感じですね。

 ・・・

一部フィクションと区別しにくい本もあり、今も判断に悩んでいます。

それはさておき、例年通り分類していきましょう。

 

 ●(1)メルマガ用のお勉強本―中国漢詩、読書、左利き関連

(以下、略)

 

◆メルマガ『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』向け――
◆メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』向け――

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 ●(2)その他の古典系のお勉強本

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 ●(3)小説や左利き本等の著作のためのお勉強本

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 ●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本
 ●私の2025年〈リアル系〉ベスト3候補

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本誌では、「「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」」と題して、私の年間ベスト3<リアル系>の紹介です。
今回も弊誌冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

本文冒頭でも書いていますが、今年も<リアル系>の本はあまり読めませんでした。

読書には二つの要素があります。
一つは、娯楽として、主に小説等のストーリーを楽しむ、という読書。
もう一つは、知識や情報を得るための、言ってみればお勉強のための読書、です。

後者の読書が進んでいないということは、向学心にが欠けてきた、ということでしょうか。

もともと、この手の本を読むようになった理由は、メルマガやブログの記事を書くときに、自分がものを知らないなあという自覚があり、どうにかしようという気持ちから始めたのです。
ですから、今年はメルマガのための読書だけであったとしても、それはそれで良し、ということです。

まあ、もっと広く向学心があればいいのでしょうけれど、あまりこだわる必要はないのかもしれません。
少なくとも、若い頃ならともかく、人生の半ばを過ぎた人ならば、自然体で生きていけば良い、ということで……。

頑張りたい人は頑張れば良いし、頑張りたくても頑張れない人もいるわけで、頑張らなくてもそれなりでいいという人はそれなりで、と。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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『レフティやすおのお茶でっせ』
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