2026.02.14

【最新号】楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに(1)-週刊ヒッキイ第703号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

 

第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」
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 以前も何度かこのメルマガで取り上げてきました、
 「左用鍵盤ハーモニカ」に再びチャレンジしてみよう、
 という企画です。

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  ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?) 
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 ●過去の鍵盤ハーモニカ記事

鍵盤ハーモニカに関して弊誌では、過去に何度か取り上げてきました。

左手・左利き用品における右用との違いについて書いたものの22回目と
23回目がそれで、楽器編の一つでした。

楽器編の1回目はバイオリン、2回目はカスタネット、3回目はリコーダー、
そのあとの4、5回目です。

 

・第518号(No.518) 2018/5/19「【左手・左利き用品を考える】
 右用と左用の違い(22) 楽器編(4)鍵盤ハーモニカ・前編」

 ●なぜ鍵盤ハーモニカを習うのか …鍵盤慣れしておく
 ●ピアノ演奏と左利きの苦悩
  …左利きの人は「メインが左・サブが右」
  …ピアノの「右手メイン」に違和感を感じてしまう
 ●縦書き右開き本と横書き左開き本の違い
  …日本(右手で開く)縦書き右開きの本⇒右利きの人が読みやすい
  …外国(左手で開く)横書き左開きの本⇒右利きの人が書きやすい
 ●ピアノも左利き仕様と共存へ
  …音楽は、心の発現⇒「利き手は心につながっている」(筆者持論)
   ⇒利き手主導で表現すべきもの
  …左利き用ピアノをつくった人クリス・シード(Chris Seed)さん
 ●左用ピアノと心の表現としての音楽
  …右手でメロディを弾くことに違和感、やっぱり左手で弾きたい
  …心の発現であるならば、自然の動きとしての利き手主導で演奏する
   ⇒心のこもった演奏ができる
 ●ピアノと鍵盤ハーモニカとの左用の可能性
  …筆者の経験から、元々左利きの一流のピアニストなら、
   すでに神経系に右手主導の演奏スキルが刷り込まれている
   ⇒脳内で左右反転するだけ⇒一週間も練習すればマスターできる
  …「右手」と「左手」が入れ替るだけで、「指令」は同じ
  …ピアノの場合同じ鍵盤を弾く動作⇒自然と切り替えて演奏できる
  …もし左用のピアノがあれば、(左用ピアノへの過程として)
   左用の鍵盤ハーモニカも作られるようになる?
  …鶏と卵どちらが先かと同じ
2018.5.31
右用と左用の違い(22)楽器編(4)鍵盤ハーモニカ前編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第518号

 

第520号(No.520) 2018/6/16「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(23) 楽器編(5)鍵盤ハーモニカ・後編」

 ●鍵盤ハーモニカと左利き
事業機関「鍵盤ハーモニカ研究所」の運営する鍵盤ハーモニカ情報サイト
「鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ」
「左利き用の鍵盤ハーモニカについて」
http://www.pianonymous.com/entry/2014/08/19/%E5%B7%A6%E5%88%A9%E3%81%8D%E7%94%A8%E3%81%AE%E9%8D%B5%E7%9B%A4%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
から――左利きのための対策
■対策1:ホースを延長して、反対側まで伸ばす。
■対策2:右手を鍛えるための試練とおもって頑張る
■対策3:もういっそのこと私と同じスタイルで弾こうよ!
オデコで弾く「めおと楽団ジキジキ」
https://www.youtube.com/watch?v=PWWPS1p_S3A
 《…以上、あまり解決に導けなくて申し訳ない。》
 《※追記 2014/09/04 左利き用の鍵盤ハーモニカについて
  スズキ楽器製作所へ直接問い合わせ
  結論... 現状どのメーカーも製造は一切していない...
  左利き用のパーツを製造するには倍以上のコストがかかり、
  作りたくてもどこも作れない状況...》
 ●相談サイトでは……
  回答... 「鍵盤ハーモニカは右手で演奏するものなのです」
  「ピアニカを右手で練習することは
   鉛筆や箸を矯正するのとは異なる」行為だ
   ⇒右利き偏重の考え方にどっぷりつかった意見
  …左用のギターがあって、バイオリンもなくもない、
  にもかかわらず、ピアノはない
  …ピアノへの入門の意味も持っている、“誰でも使えそうな楽器”
   である鍵盤ハーモニカにも左用はない。これはやはり変だ
 ●「ちょっと」だからこそ簡単!?
  …身体に服を合わせるのが、普通の考え方
  …洋服のサイズを多数決で決められても困る
  …手や腕は、右と左の二つ⇒右用があれば、左用があっていい
   ⇒作っても二つ⇒「ちょっとだけでよいので作るのも簡単」では?
  …ちょっとした手間を惜しむか否か、の問題
  …一人でも多くの人に音楽を楽しんでもらいたい、と考えるかどうか
 ●左右平等の思想で……
  …右用があれば、左用もある …右手主導の人も左手主導の人もいる
  …偏見のない、フラットな発想で、物事を決めてほしい
  …右利きが多数派だから「右へならえ」ではなくて、左右平等で
  …「みんながしあわせになれる」社会にかえてゆきましょう

2018.7.3
右用と左用の違い(23)楽器編(5)鍵盤ハーモニカ後編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第520号

 

230821kenban

(画像:鍵盤ハーモニカを知るための本――『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)著 春秋社 2023-4-14)

 

第522号(No.522) 2018/7/21「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(24) 楽器編(6) 最終回まとめ編」

 ●心と身体の能力
  …肉体的な強さ・速さ・正確さと、心の反映としての表現力を
   ともに表現できるのは、利き手が持つ能力
  …多くの人は右利きゆえに、右手主役の演奏形態を取る
   ⇒大半の楽器は右手主役の演奏に適したもの
 ●自分がされてうれしいことを他人にする
  …右利きの人にとってそれが最善のあり方
  …少数派には、少数派の行き方・やり方があっていい
  …「自分がされてうれしいこと、自分がしてほしいことを人にする」
 ●楽器も学用品
  …楽器だって学用品⇒カスタネット、リコーダー、鍵盤ハーモニカ
 ●演奏方法と利き手
  …楽器演奏は一見、両手を使うことが多い⇒「利き手の違いは問題と
   ならない」とする見方をとる人がいる
   ⇒基本的に右手が主役をはり、左手はその補助
 ●右尊左卑を改めよう
  …なぜ左用がないのか⇒「左用をつくるにはお金がかかる」
  「左用をつくれる人がいない」⇒所詮言い訳
  …社会に左右平等の考え方が普及しているかどうか
 ●やる気があるかどうか、やる気になるかどうか
  …「差別しない、平等に人を愛する」――正しいと思うことはやる
 ●上に立つ人の考え方と疑問に思う想像力
  …音楽でも指導者自身が、「楽器は右手主導で演奏するもの」
   という固定観念にとらわれて、「そういうものだ」と思い込み、
   左利きの人の「左手で演奏したい」という
   素朴な(ひそかな?)願望を顧みないで指導してきた
 ●左用の楽器の有無
  …鍵盤ハーモニカとその先にあるピアノにおいて、左用をつくり、
   普及させてほしい
  …楽器全体の左右平等化、左用楽器の標準化への大きな一歩に

2018.8.01
右用と左用の違い(24)楽器編(6)最終回-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第522号

 

 ●メーカーさんへの問い合わせ

以上、これぐらいでしたね。

いいたいことは御理解して頂けたかと思います。

問題はここからなのですが、メーカーさんに直接問い合わせるのが良いの
でしょうけれど、どうもその辺で色々考えてしまうのです。

どういう展開がいちばんいいのか、迷いがあります。

他の楽器も含めてどういう風に話を持っていけば良いのか、
よくわかりません。

何かしら受け入れてもらえそうなとっかかりが欲しいのですね。
どうしたら良いのでしょうか。

やっぱり直で問い合わせるべきなのでしょうね。

 

260207-mxn32g

(画像:鈴木楽器の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」MXN-32G)


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(画像:ヤマハ楽器の鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」P-32E)

 

 ●「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」

ネット検索をしていて見つけました。

「レフティラボ:Lefty Labo」
https://leftylabo-matome.com/
《生まれつきの左利きエンジニアが運営するブログ》で、
《左利きの視点から、暮らしに役立つヒントを発信中。》
だそうです。

一番若い年月日が「2025.03.02」。

ということで、近年あまり左利きの検索をしていませんので、
今まで筆者の目にとまることがなかったようです。

「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」
https://leftylabo-matome.com/lefty-melodica/

というページがありました。

次回はこちらの情報をチェックしてみようと思います。

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」と題して、今回は全紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに(1)-週刊ヒッキイ第703号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.02.10

2026年2月10日<左利きグッズの日>―左利き用鍵盤ハーモニカを作ろう

今年も、2月10日は<左利きグッズの日>――日本版の「左利きの日」です。

世界的な「左利きの日」インターナショナル・レフトハンダーズ・デイINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAYは、8月13日。

*参照:『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.8.13
2025年8月13日は50回目の<国際左利きの日>INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY

 ・・・

<左利きグッズの日>の由来については、昨年2025年の↓の記事を御覧下さい。

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.2.8
2月10日は<左利きグッズの日>―「心の必需品」左利き用楽器がほしい!

 

左手・左利き用品の普及に関しては、以前もどこかで書きましたように、左利きの人にとっての左右平等の指標である、と考えています。
それはこういうことです。

1970年代「左利き友の会」を主宰された、日本における<左利き解放運動の父>とも言うべき、精神科医の箱崎総一先生の左利きに関する二冊目の著書である、
『左利きの秘密』(立風書房マンボウブックス 1979)
(Amazonで見る)

Hidarikiki-no-himitu_20200812154601

 

201106hakozakisouiti

にある言葉に基づくものです。
 

左利きに対する偏見と差別が真になくなるのは、左利きの人たちがなんら苦痛を強いられることなく生活していけるときである。それをはかる物指しは、結局、左利きのための道具・器具の普及度である、と私は考える。(略)たとえ人々の頭の中から左利きに対するあやまった考えがなくなったとしても、それだけでは左右同権の社会とはいえないのだ。左利きの人たちが右利きのための道具や器具に囲まれて暮らしているかぎり、真の解放はありえないのだ。/こうしたことを考えるとき、わが日本の左利きにとってまだけわしい前途が横たわっているといわねばならない。

 

最後の一文にもありますように、50年近く経った今現在でも、現状はまだまだ左利きの人にとっては厳しいものがあります。
筆者は、左利きの人も右利きの人と同じように生活できる社会の実現こそ、私たちが目指すべきものだ、と考えています。

メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』冒頭にも掲げていますように、「右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして/左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!」というのがそれです。

 ・・・

昨今は、生活必需品的な道具類に関しましては、かなりの普及が認められるようになって来ました。
選択肢はまだまだ十分とはいえませんが、少なくとも必要最低限度のレベルには近づいてきたように思います。

そういう状況の中で、最も遅れているジャンルが、趣味や芸術的な部分、例えば高級カメラであり、音楽演奏用の楽器類です。

昨年の2月10日は<左利きグッズの日>は、こんなタイトルで書きました。

2月10日は<左利きグッズの日>―「心の必需品」左利き用楽器がほしい!

昨年は心の必需品として、楽器の左利き用について書きました。
今年も、同じように左利き用楽器について書いておこうと思います。

今、筆者の左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)の第一土曜日発行号では、2022年から37回にわたって「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界」を展開中です。
左利き用の楽器の普及を目指して、様々な楽器の左用について考察しています。

今回からは改めて、「<めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト」として、「左用鍵盤ハーモニカ」について考えています。

第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.2.7
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに(1)-週刊ヒッキイ第703号

 

「編集後記」に少し書いていますが、メーカーさん(A社とB社)に「左利き用鍵盤ハーモニカ」について問い合わせをしてみました。

B社からは、早々にお返事を頂きました。
残念ながら、「内容については転載・引用はご遠慮ください」とのことですので、内容を公開はできません。
予想通り、現状では左利き用鍵盤ハーモニカは存在しない、現時点では開発の予定もない、ということでした。
ただ、左利きの人も含めて、より多くの人に音楽を楽しんでもらえるように、という考えはお持ちのようです。

このへんは、将来への含みとして、期待しています。
「今はまだダメでも、いつの日か社会の考え方が変わってくれば……」と。

現在の学校教育の現場では、いろんな教科で「左利きは左利きのままで」という教育方針が貫かれるようになって来ました。
例えば、小学書写の学校教科書にも左手に鉛筆を持つ左手書字例が掲載されるようになっています。
毛筆授業でも左手書きの方法を研究する先生方が増えています。

様々な教科で昔からの「右へならえ」式の授業は見られなくなりつつあります。

ただ、音楽の器楽演奏に関してのみ「遅れている」というのが実感です。
鍵盤ハーモニカにおきましても、最初は左手演奏を認めても、基本的に右利き用の楽器ですので、右手弾きへと誘導するような授業になっているようです。
鍵盤楽器の親分ともいうべきピアノが完全な右利き用になっているため、そちらへの展開を期待してのつなぎの楽器としての役割を持たされているのが、鍵盤ハーモニカのようです。

 

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(画像:現行品のピアノは右利き用=松野仁(まつのじん)さんの左利きサイト「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」(2019年8月13日)から――
《上は、私たちが日ごろ目にしているキーボードの並び順》下は左用ピアノの鍵盤配置で、《右側から左側へ〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド〕と配置》)

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(30)左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」
 ●「右(手)利き用」鍵盤楽器との違い

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.4.5
週刊ヒッキイ第683号-楽器における左利きの世界(30)まつのじん(5)

 

こういう部分を何とかしないといつまで経っても、左利きの人のうちの何割かの人――右使いになじみにくい人「強度の左利きの人」には、音楽を心から楽しむことはできない、というのが現状です。
もし左利き用の鍵盤ハーモニカがあれば、変わる(音楽が好きになる)人も出てくるのです。

共感していただけるのなら、ぜひ、メーカーさんに要望を出していただきたいと思います。
「左利きの子のために左利き用鍵盤ハーモニカを作って下さい」
「左利きの私のために左利き用鍵盤ハーモニカを作って下さい」と。

その声が大きくなれば、無視できなくなるでしょう。
言葉は悪いですが、強硬手段をとりますよ、と「脅す」こともできますよね。

消費者が正しくメーカーさんを指導していくことも必要でしょう。

 ・・・

以上、【左利きライフ研究家】since1990が「左利きグッズの日」に考えたことでした。

 

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(画像:鍵盤ハーモニカの歴史と教育楽器としての鍵盤ハーモニカについて知るための本――『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)著 春秋社 2023-4-14)
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(画像:鈴木楽器の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」MXN-32G)
230902yamahap32e

(画像:ヤマハ楽器の鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」P-32E)

 

*参照:
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される

・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日” 

・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249

・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート

・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知

・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告

・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした

・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉

・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日

・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提

・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む

・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ

・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から

・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと

・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり

・2021.2.8
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

・2022.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉を前にTBSテレビ【新・情報7daysニュースキャスター】で左利き情報

・2023.2.9
2月10日は左利きグッズの日―私のファースト左手・左利き用品ことなど

・2024.2.10
2月10日<左利きグッズの日>記念2月合併号―<左利き用楽器>製作プロジェクト-週刊ヒッキイ第658号

・2025.2.8
2月10日は<左利きグッズの日>―「心の必需品」左利き用楽器がほしい!

 

『レフティやすおのお茶でっせ』カテゴリ――
2月10日左利きグッズの日

 

8月13日国際左利きの日

 

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2026.02.07

【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに(1)-週刊ヒッキイ第703号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」

 

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 以前も何度かこのメルマガで取り上げてきました、
 「左用鍵盤ハーモニカ」に再びチャレンジしてみよう、
 という企画です。

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- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?) 

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 ●過去の鍵盤ハーモニカ記事

鍵盤ハーモニカに関して弊誌では、過去に何度か取り上げてきました。

左手・左利き用品における右用との違いについて書いたものの22回目と
23回目がそれで、楽器編の一つでした。

楽器編の1回目はバイオリン、2回目はカスタネット、3回目はリコーダー、
そのあとの4、5回目です。

 

・第518号(No.518) 2018/5/19「【左手・左利き用品を考える】
 右用と左用の違い(22) 楽器編(4)鍵盤ハーモニカ・前編」
2018.5.31
右用と左用の違い(22)楽器編(4)鍵盤ハーモニカ前編
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第518号
右用と左用の違い(22)楽器編(4)鍵盤ハーモニカ前編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第518号

 

第520号(No.520) 2018/6/16「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(23) 楽器編(5)鍵盤ハーモニカ・後編」
2018.7.3
右用と左用の違い(23)楽器編(5)鍵盤ハーモニカ後編
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第520号
右用と左用の違い(23)楽器編(5)鍵盤ハーモニカ後編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第520号

 

第522号(No.522) 2018/7/21「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(24) 楽器編(6) 最終回まとめ編」
2018.8.01
右用と左用の違い(24)楽器編(6)最終回-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第522号

 

 ●メーカーさんへの問い合わせ

(以下、略)

 

 ●「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」

「レフティラボ:Lefty Labo」

「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」

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【編集後記】本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」と題して、を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

 ・・・

左利き用鍵盤ハーモニカについて問い合わせをしてみました。

 

260207-mxn32g

(鈴木楽器の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」MXN-32G)


230902yamahap32e

(ヤマハ楽器の鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」P-32E)

 

A社からはまだ返事が来ていません。

B社からは、早々にお返事を頂きました。
残念ながら、「内容については転載・引用はご遠慮ください」とのことですので、公開はできません。
予想通り、左利き用鍵盤ハーモニカは存在しない、現時点では開発の予定もない、ということでした。

難しいのは初めから承知の上です。
しかし、教育の現場では「左利きは左利きのままで」という考えが浸透してきています。
いろんな教科で左利きのための方法が研究・実践されるようになっています。
音楽の教科でのみ、器楽演奏でのみ、有効な左利き対応が為されていない、というのが現状です。
こういう状況を考えますと、近い将来において、何かしら変化が出てもおかしくない、と感じています。

希望的観測ではありますが……。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
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 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)

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・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)

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・[再]『昨日スケッチ』伊集院静/著 講談社 1996/10/1
――「左きき」(伊集院静)収録
(Amazonで見る)

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・『日本探偵小説全集3 大下宇陀児 角田喜久雄 集』創元推理文庫
1985/7/26
――「虚像」(大下 宇陀児)
(Amazonで見る)

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・『定本 小川未明童話全集10』小川 未明 講談社 1977/8/1
――「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」(小川未明)収録
「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」小川未明
(Amazonで見る)

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・(再)『闇彦』阿刀田 高/著 新潮文庫 2013/12/24
――自伝的なホラー感覚の短い長編
(Amazonで見る)

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・『時代小説全集6 人物日本史 昭和』新潮社/編 縄田一男/監修
 新潮文庫 1991/9/1
――「左利きの独裁者――東条英機の悲劇」(有馬頼義)収録
(Amazonで見る)

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・『流 しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)

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・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
――「ノッティング・ヒルの謎」(チャールズ・フィーリンクス)収録
(Amazonで見る)

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・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン 創元推理文庫
2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)

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・『介錯人 士道小説集』郡順史
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)

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・『天才絵師の幻の生首』佐藤雅美 講談社 2008/11/13
――「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」(佐藤雅美)収録
(Amazonで見る)

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*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

 

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

 

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

 

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号
2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

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・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/ 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)

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・『天衣無縫』織田 作之助 角川文庫 2016/10/6
(Amazonで見る)

・『夫婦善哉 正続 他十二篇』織田 作之助 岩波文庫 2013/7/18
(Amazonで見る)

・『六白金星・可能性の文学 他十一篇』織田 作之助 岩波文庫 2009/8/18
(Amazonで見る)

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・(再)『ボッコちゃん』星新一 新潮文庫 1971/5/25
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

・『聖夜の嘘』アンドリュー・クラヴァン/著 羽田 詩津子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2024/11/7
――クリスマスものの長編ミステリ
(Amazonで見る)

 

・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

・[再]『空海の風景(上巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

『空海の風景(下巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

 

平安時代の高僧、真言宗の宗祖である弘法大師空海の誕生から入定まで
を描く、司馬遼太郎の代表作の一つ。「新版」として巻末に資料が追加。

 

・[再]『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)

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『雨月物語』は日本の古典の中では、『今昔物語集』と並んで、
大好きな作品で、今まで色々な人の現代語訳を読んできました。
この方の訳は、すいすい読める、読みやすい訳文で、
過去の現代語訳の中でもなかなかよくできた訳だったように感じました。
一読の価値ありだと思います。
「岡村智晴」さんの「Lunar Meditation」を使用したカバー装画がよい。

*参照:「岡村智晴」

 

 

・『青い麦』コレット 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫 2010/11/11
――16歳の少年と15歳の少女幼馴染の二人は毎年、家族同士で海辺で休暇
 を過ごす。その夏一人の女性が現れて、二人のひと夏の経験物語。1923年。
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・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
――以前から作品には興味を持っていましたが、読む機会がなかった
 ところ、この新訳を見つけ、読むことに。1928年。
 良くも悪くもモーム印といった論表を読んだ気がしますが、その通り。
 連作短編集ですが、それぞれ短篇小説としてもなかなかです。
(Amazonで見る)

 

 

 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

・『釈伝 空海(上)』西宮紘(にしのみや・こう) 藤原書店 2018/2/22
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以前書いたのですが、小説なのか伝記なのかよくわからない本がある、
としたのがこの本でした。

「釈伝」とありますように、これは仏教のお坊さんの意味での「釈」と
「解釈」の釈としての意味とを両面掛けている表記のようで、内容も
同じく歴史的事実とされていることだけではなく、
この著者の解釈も含まれているという内容で、
<リアル系>とするか<フィクション系>とするかで悩んだのですが、
どうみても解釈の部分がありすぎるように思い、
小説扱いで<フィクション系>に入れることにしました。

・上巻=誕生から入唐、そして帰朝後の最澄との交友――
・下巻=高野山入りから、主著の執筆、そして入寂――

実は、私、「弘法大師・空海」の小説を書くという夢があり、
昨年は『空海の風景』の再読とこの本、
その他<リアル系>の本など読んでみました。

 

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

・『サム・ホーソーンの事件簿IV』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2006/1/21
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・『サム・ホーソーンの事件簿V』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2007/6/10
(Amazonで見る)

・『サム・ホーソーンの事件簿VI』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2009/11/30
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事1』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2014/11/28
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事2』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2015/8/29
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事3』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2016/6/22
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事4』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2017/4/21
(Amazonで見る)

 

 

イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

・(再)『再起』ディック・フランシス 北野 寿美枝/訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 2008/11/7
(Amazonで見る)

 

・(再)『祝宴』ディック・フランシス、フェリックス・フランシス
  北野 寿美枝/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2010/4/15
(Amazonで見る)

 

・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)

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・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)

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昨年から引き続き、手持ちのフランシスの文庫本の整理をしよう
と読み続けてきたところ、何と、その息子さんの手になる新シリーズの
新作が翻訳紹介されることとなっていたのでした。

慌てて新作を買い読みました。
昔懐かしい味わいが活かされたシリーズとなっています。
もう一作新刊が出る予定で、楽しみにしています。
新作2作は、「私の読書論」で紹介していましたね。

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15

私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

 

2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

 

海外ミステリ

・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ 法月 綸太郎/編
河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
――早川書房に<異色作家短篇集>という名シリーズがありました。
 その一冊に仲間入りしてもおかしくない、異色派のミステリ短編集。
 昔いくつか読んでお気に入り(というほどではないが)の作家だった。
(Amazonで見る)

202512-monosika

・『アララテのアプルビイ』マイクル・イネス 今本 渉/訳
河出書房新社(KAWADE MYSTERY)2006/12/9
――絶海のことに漂着したグループに起きた殺人事件、かと思えば……。
 異色ミステリ?
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・『名探偵群像』シオドー・マシスン 吉田 誠一/訳 創元推理文庫
1961/6/23
――アレクサンダー大王、ダ・ヴィンチ、アフリカ探検家リヴィング
 ストン、海洋探検家クック、白衣の天使ナイチンゲールなど、
 歴史上の偉人11人が探偵として活躍する、異色短編集。
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・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース 上野 元美/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
――小惑星衝突まで77日、『地上最後の刑事』三部作、待望の第二弾
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・『誰が星の王子さまを殺したのか?』ミシェル・ビュッシ
 平岡 敦/訳 集英社文庫 2025/2/20
――期待が大きかったので、正直ガッカリの内容でした。
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・『真珠の首飾り』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2001/2/8
(Amazonで見る)

 

・『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2003/4/15
(Amazonで見る)

 

以上二冊は、中国唐の時代の<名探偵ディー判事>シリーズの作品。

 

・『不可能犯罪課の事件簿』ジェイムズ・ヤッフェ 上杉 真理/訳 
 論創海外ミステリ 2010/6/1
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・『ママは何でも知っている』ジェイムズ・ヤッフェ 小尾 芙佐/訳
ハヤカワ・ミステリ 1977.7
* (ハヤカワ・ミステリ文庫)版 小尾 芙佐/訳 2015/6/4
(Amazonで見る)

 

以上二冊は、少年時代から投稿していたアマチュア作家ヤッフェの日本
独自編集の作品集。
前者はアメリカEQMM誌の名編集長エラリイ・クイーンが、アマチュア作家
の作品にコメントを付けて同誌に発表したものを翻訳している。編集者と
作家のやりとりなども垣間見える。後者は、後に成長した姿を見せた作品
集で、安楽椅子探偵もの<ブロンクスのママ>シリーズ全八編。

 

・(再)『神と悪魔の遺産(上)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
(Amazonで見る)

 『神と悪魔の遺産(下)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
(Amazonで見る)

 

・(再)『異界の扉』F・ポール・ウィルスン 扶桑社ミステリー
2002/7/1
(Amazonで見る)

 

以上二作は、名作『マンハッタンの戦慄』以来の、闇の世界の仕事人
〈始末屋ジャック〉のホラー冒険ミステリ。前者は、クリスマスに始まる
ある発明にまつわる事件。後者は、テスラの発明にまつわる異界への扉の
絡む奇怪な事件。

 

国内ミステリ

・『日本探偵小説全集4 夢野久作集』創元推理文庫 1984/11/30
――名短編「瓶詰の地獄」、中編「氷の涯」、大長編『ドグラ・マグラ』
 (小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』とともに
 日本探偵小説三大奇書とされる、1935年)収録
(Amazonで見る)

 

 ●ベスト3候補

以上、昨年読んだ小説本を網羅してみました。
小説以外の創作ものは、特にありませんでした。

振り返りますと、思った以上に再読ものが少なく、
再読編と初読編に分けるという当初のもくろみは、崩壊した感じです。

 

メルマガで紹介した本は除外する方針でいますので、
ベスト候補がかなり減りそうです。

メルマガで紹介、と言いましても、<左利きミステリ>系のうち、
短編集等一部のみの紹介の場合には、除外から外すことにしましょうか。

どちらにしろ主な候補作は、(4)に分類した一連の作品と
なりそうです。

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.1.31
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)
-レフティやすおの楽しい読書404号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2026/01/post-e79278.html

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.01.24

【最新号】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談(2)―左利き人生72年-研究家36年

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

 

第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ついに700号突破し、年頭の701号に続き702号です!
 (あたりまえ! 次号はきっと703号でしょう! なんてね!!)
 
 さてさて今回も手抜きの放談です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 創刊700号突破記念放談(2)――

  左利き人生72年・左利きライフ研究家36年
  
  ~ 人生の第三段階への一年目 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●左利きライフ研究・左利き活動36年

今年は午年で、筆者の年、なんと72歳になります。

左利きライフ研究・左利き活動を始めたのが36歳の時なので、
なんと人生の半分に達しました。

これからは一年一年【左利きライフ研究家】の人生のほうが長くなる――
と思われます。

そこでまたちょっと過去を振り返ってみましょう。

 

 ●左利き人生の転機

大きな転機といえるのは、以下の4点ぐらいでしょうか。

(左利き人生の転機)
1.1960(昭和30)年4月(小学校入学時)
 担任の先生による左利き“公認”

2.1979(昭和54)年 生まれて初めて読んだ左利き本、
 箱崎総一/著『左利きの秘密』との出会い

(左利き活動の転機)
3.1990(平成2)年12月、“世界初左手用カメラ”
 「京セラSAMURAI サムライZ2-L(廉価版)」との出会い

4.2004(平成16)年1月、
HP『左利きを考える レフティやすおの左組通信』開設

以上、大きく分けてこれらの転機がありました。
それぞれについて説明しておきましょう。

 

 ●(左利き人生の転機)1.

1.1960(昭和30)年4月、小学校入学時、担任の先生による
 左利き公認

――1954(昭和29)年生まれで、主に昭和30年代が
私の子供時代に重なります。
この時代は、まだまだ左利きは認められていない時代で
(かなり言葉を選ばないと書けないのですが)、
とにかく全否定されかねない時代であったともいえます。
極言すれば、左利きは普通ではない存在で、
一種の「障害者」のような扱いでした。
それが嫌なら、右使いになれ、という感じですね。

少なくとも、箸使いや字を書くことぐらいは、というところです。
筆者は言い換えをすすめていますが、
世間的にはまだ「左利きの子に右使いを薦めること」を指して、
「矯正」と呼ぶ場合があります。

「矯正」とは以下の引用文にもありますように、本来の意味は、
「欠点を直し、正しくする」という意味で、例としては、たとえば
近眼や老眼の場合に眼鏡による「視力の矯正」、
歯並びを調える「歯列矯正」等々があります。

 

 《きき手を変えることは、普通きき手の矯正といわれる。
  矯正という語の意味を広辞苑で調べると、
  「欠点を直し、正しくすること」とある。
  つまり、この矯正という言葉を使ってきき手の問題を話すときには、
  すでに左ききはよくないもの正しくないもので、左ききは欠点である
  という考え方が前提となっている。
  単に左手の使用を右手使用に変更するという意味だけではない
  のである。》
   『左ききの神経心理学』八田武志(医歯薬出版)
    「第7章 きき手の変更/2 きき手を変える理由」より
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220412hidarikiki-no-sinkeisinrigaku

 

筆者は、遺伝性(父と姉が左利き)の「強い左利き」で「直らない」
まま、小学校に上がる時期となりました。。

幸い、小学校入学時、母親が担任の先生に相談したところ、
「左利きは左利きのままでよい」と、左利きが公認されました。

後に知ったことですが、当時としては進歩的な先生といいますか、
学校全体がそういう考えで、これはまだめずらしかったようです。

そういう状況で、家でも学校でも左利きは公認でしたので、
のびのびと暮らしていたように思います。

とはいえ、世の中自体はそう甘くはなく、子供たちはむごいもので
分からないままにおとなの口真似をしているのか「ぎっちょぎっちょ」と
はやし立てたり、おとなはおとなで色々といってきたものでした。

一番辛かったのは、小4ぐらいの頃の話です。
おばあちゃんのお葬式か何かの席で、
先に小さな子供たちだけ食事したときのことでした。
一人だけ筆者の知らないおとなのおじさんがいて、
「左利きは頭がおかしい」といった意味のことをいったわけです。
その場にいた左利きは筆者だけ。
筆者も他の子供たちもなにもいえずにいました。
なにしろ当時は今ほど子供がおとなに自由にものをいえる時代では
ありませんでしたから。
筆者は気が弱い方でしたし、世間が左利きをよく思っていないことも
知っていましたし、自分自身コンプレックスを感じていました。
見透かされていたともいえそうです。

 

*参照:【左利きライフ研究家のできるまで】
*2012.6.11
【左利きライフ研究家レフティやすおのできるまで】第1回

(右利きにあらずんば…/<※>【「左利き(利き手)の矯正」について】)

*2012.6.19
幼少時の記憶から【左利きライフ研究家のできるまで】第2回

(昭和30年代の時代風潮/秋山孝『左手のことば』から/
 左手人差し指のやいとの痕)

*2012.7.5
利腕を骨折しても…【左利きライフ研究家のできるまで】第3回

(利腕を骨折しても…/簡単に「矯正」できると言うけれど…/
 才能と能力/利き手テストによる分布図/右岸と左岸との間に架かる
 橋の上に立つ人/左右の手の筋運動測定による判別/左利きの度合い)

*2012.11.22
左利きの意識とハサミの話【左利きライフ研究家のできるまで】第4回

(左利きの意識/ハサミは右手用・左手用の二種類/右手用と左手用の
 ハサミの構造)

*参照:「矯正」という言葉について
2004.4.2
「(左利きの)矯正」を死語にしよう 2004.4.7
再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう

 

 ●(左利き人生の転機)2.

2.1979(昭和54)年 箱崎総一/著『左利きの秘密』との出会い
――左利きがまちがっているのではなく、左利きを受け入れない社会の
 ほうがまちがっているのだ、と教えられる。
 高校生時代に箱崎先生の主宰する「左利き友の会」設立のニュースを
 新聞で知り、入会したかったが恥ずかしくできなかったものでした。
 親が小学校入学時以降左利きで自由に暮らさせてくれていたのに、
 実は大きなコンプレックスを抱えているのだという事実を知らせたく
 なかったのです(御理解いただけるでしょうか、この心理を)。
 この本からその後も色々と学び続けました。大切な教科書です。

 

『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房 マンボウブックス
(Amazonで見る)

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201106hakozakisouiti

 

 ●(左利き活動の転機)3.

3.1990(平成2)年12月、“世界初左手用カメラ”「京セラSAMURAI
 サムライZ2-L(廉価版)」との出会い

――カメラ屋さんで初めて手にした瞬間から、見事に身体にフィット!
 まさに自分のために作られたカメラ、という感じでした。
 人は自分の身体にあった道具や機会を使うことで持てる能力を最大に
 発揮できるのだと知らされました。
 すなわち、左利きの人は左利き用の道具や機械を使うべきだ、
 実際に右利きの人は右利き用を使っているではないか、と。
 かくして周辺の左利き仲間に向けてはがき大の連絡紙『左組通信』を
 出して、左利き用品の紹介を行い、これが左利き活動の始まりでした。

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 ●(左利き活動の転機)4.

4.2004(平成16)年1月、HP『左利きを考える 左組通信』開設

――前年12月24日に始めたブログ『レフティやすおのお茶でっせ』
 (現『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶
 でっせ)』)とともに、主に左利きの情報を発信する場として開設した。
 2001年に入ってからパソコンを始め、ネットで左利きサイトが
 多数存在することを知り、自分も仲間入りしようと。
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その後、あれほどあった左利きサイトは次々と消滅してゆきました。
『左利き友の会』のときもあった卒業現象(いわゆる「喉元過ぎたら
熱さを忘れる」式の悩みが解決したら、ハイそれまでよ式の人が少なく
ない、ということでしょうか。)と、もう一つは、情熱が続かない、
ということでしょうか。

私のような、魂のそこから悩み、その解決のために苦悩しながら生きて
いるような人間は、そう簡単には逃れられないのですが、
一般的なレベルの悩みであれば、他に何かもっと重大な悩みが登場する
なりすれば、置き換えられてしまうということもあります。
あるいは、単純に仕事や生活が忙しくなり、手が回らなくなる、という
こともあるでしょう。

なんにせよ、筆者から見ますと、残念としかいえません。

ネットの世界に希望の灯を見つけたあの頃のことは、
今思ってみて、楽しみな時代でした。

 

 ●小さな節目

以上で、大きな節目・転機の紹介は終わりました。
小さなものとしては、
1991年3月の『モノマガジン』左利き特集号との出会い(その後の
左利き活動をすすめる上での教科書の一つとなった)。
他に筆者の活動としましては――

 

・1994年10月、
『モノ・マガジン』1994年11月2日号「左利き生活向上委員会」に
筆者の紙の時代の季刊誌『LL』が紹介されました。
Mono-magazine1991112

 

・1995年6月、イギリスのレフトハンダーズ・クラブから、三ヶ月に
一度の会報“The Left-Hander”No.20が届き、筆者の紙野路痔の季刊誌
『LL』と筆者の会「左組」が紹介されました。
以前から定期的に簡単な英文の説明を付けて『LL』を送っていたのです。
このニュースは『LL5』「1995(平成7)年 夏号」で紹介。

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・2007年12月6日に東京近辺で配布されました、
リクルートのフリーマガジン『R25』2007年12月6日号(no.170)に、
左利き記事「ランキンレビュー/右利きが左利きより多いのはなぜ?」が
掲載され、筆者の今は亡きHP『左組通信』から<左利きプチ・
アンケート>第2回「左利きで困ったこと」が紹介されました。
ついでに私の左利きに関するコメント↓も。
(「右利きの人は、利き手に関して恵まれた環境で暮らしています。
 私は、左利きの人も同様に自分らしい生き方ができるように、
 メルマガなどを通じてご理解を求めるべく努力しています。
 よろしくご協力を!」)
R25-2007127

 

・2009年2月、二度目の『モノマガジン』左利き特集号である、
『モノ・マガジン』2009年2月2日号「左利きグッズ大図鑑」に、
筆者のブログ『レフティやすおのお茶でっせ』(現『左利きライフ研究家
(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』)が紹介されました。

Monohidariochadesse

 

・2009年3月6日 日経の親野智可等先生のサイトのコラム第45回
「左利きを直す必要はない」の文末で、菊屋さんのサイトと筆者のブログ
『レフティやすおのお茶でっせ』が紹介されました。

HOME >> コラム >> 親野智可等氏 >> 第45回
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/da/45/index5.html
--
第45回 左利きを直す必要はない

下記のようなサイトが参考になるので、よかったらご覧いただきたい。
  ★ 左利き用文具・生活用品販売の菊屋浦上商事
  ★ レフティやすおのお茶でっせ
--

 

 

・2009年4月、東京書籍から出版されました、左利きの子供のための
生活支援のガイド本『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
(ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍)の巻末資料の作成に
協力させていただきました。
著者のローレン・ミルソムさんは、イギリスの有名な左利き用品専門店
“ANYTHING LEFT-HANDED”の店主の一人で、ご自身左利きであり、
左利きの子を持つ母親でもある、という人物です。

 

*参照:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009/4/28
(Amazonで見る)

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 ・・・

以上、今回は、この程度でご勘弁を!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」
と題して、今回は全紹介です。

【別冊 編集後記】は、↓から

2026.1.17
【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談(2)―左利き人生72年-36年

 

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
--

 

 

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2026.01.17

【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談(2)―左利き人生72年-研究家36年

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ついに700号突破し、年頭の701号に続き702号です!
 (あたりまえ! 次号はきっと703号でしょう! なんてね!!)
 
 さてさて今回も手抜きの放談です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 創刊700号突破記念放談(2)――

  左利き人生72年・左利きライフ研究家36年
  
  ~ 人生の第三段階への一年目 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●左利きライフ研究・左利き活動36年

今年は午年で、筆者の年、なんと72歳になります。

左利きライフ研究・左利き活動を始めたのが36歳の時なので、
なんと人生の半分に達しました。

これからは一年一年【左利きライフ研究家】の人生のほうが長くなる――
と思われます。

そこでまたちょっと過去を振り返ってみましょう。

 

 ●左利き人生の転機

大きな転機といえるのは、以下の4点ぐらいでしょうか。

 

(左利き人生の転機)
1.1960(昭和30)年4月(小学校入学時)
 担任の先生による左利き“公認”

2.1979(昭和54)年 生まれて初めて読んだ左利き本、
 箱崎総一/著『左利きの秘密』との出会い

 

(左利き活動の転機)
3.1990(平成2)年12月、“世界初左手用カメラ”
 「京セラSAMURAI サムライZ2-L(廉価版)」との出会い

4.2004(平成16)年1月、
HP『左利きを考える レフティやすおの左組通信』開設

 

以上、大きく分けてこれらの転機がありました。
それぞれについて説明しておきましょう。

 

 ●(左利き人生の転機)1.

(以下、略)

『左ききの神経心理学』八田武志 医歯薬出版 1996(平成8)/12/6
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 ●(左利き人生の転機)2.

『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房 マンボウブックス 1979(昭和54)
(Amazonで見る)

Hidarikiki-no-himitu

 

 ●(左利き活動の転機)3.

“世界初左手用カメラ”「京セラSAMURAI サムライZ2-L(廉価版)」
Kokoro-ha-samurai-448x336

231006samurai-z-s

 

 ●(左利き活動の転機)4.

HP『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
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 ●小さな節目――社会との関わり(社会への露出)

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『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009/4/28
(Amazonで見る)

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【編集後記】本誌では、「創刊700号突破記念新春放談(2)――左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」と題して、を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

 

本文では、人生における四つの大きな節目(左利き人生二つ、活動期間二つ)と、活動期間中の父差名節目――筆者の社会との関わりについて書いています。
社会との関わりといいましても、多くは結果的なもので必ずしも積極的に求めたオチウものではありませんでした。
多くは自分の方からアプローチした結果とはいえ、恵まれていた面も会ったかと思います。
どういう点で恵まれていたかと申しますと、他にやっている人があまりいなかった、ということでしょうか。

自分から積極的に関わっていくことがやはり大事なのでしょうね。
最近はやれていませんけれど。

昔は少しはやっていたわけです。
努力をすれば、ときに受けて下さる人もいる、ということですね。
人生の大事なポイントでしょう。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

 

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2026.01.10

【最新号】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談―2026(令和8)年(午年)今年の抱負-週刊ヒッキイ第701号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

 

第701号(Vol.22 no.1/No.701) 2026/1/3
「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」

 

\|/
―○―
/|\

新年明けましておめでとうございます

今年もまた1年よろしくお付き合いのほどお願いいたします。

レフティやすお
【左利きライフ研究家since1990 元本屋の兄ちゃん1980s】


2026-reiwa8-nenga-ly

 

 

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  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第701号(Vol.22 no.1/No.701) 2026/1/3
「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ついに700号突破です!
 まさかここまで来るとは
 始めたときは考えたこともありませんでした。
 継続は何とか……といいますけれど、
 今のところそういうものは感じません。
 力がないのが残念でなりません。
 それもまた自分らしいともいえそうです。(^0^)笑い

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 創刊700号突破記念放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負

  有言実行の「今年の抱負」一覧

   ~ HP『レフティやすおの左組通信』復活か? ~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今年は筆者の年――午年です。
この1月で72歳になります。

過去にも毎年のように「今年の抱負」を書いてきたものでした。
しかしながら大半は見事に実現できずに来たように思います。

一度不言実行を目指した時期もありました。
でもそれって、やっぱりちょっと違うように思います。

やっぱり広く喧伝するほうがインパクトがあって、
実現したときにカッコイイ気がします。

で、失敗してもこういうやっちゃで、済みそう!

というわけで今年の抱負を書いておきましょう。
くれぐれも、
年末に答え合わせをするような真似はしないでね!

 

 ●2026(令和8)年(午年)今年の抱負

まずは箇条書きで――

(1)HP『左組通信』の復刻本をKindleで出す
(2)HP『左組通信』の新版を、「note」かなにかで開設する
(3)弊誌左利き用楽器の企て――左用ピアノ実現への道を!
 (1)左用鍵盤ハーモニカの実現
 (2)左用電子キーボードの実現
 (3)左用ピアノの実現
(4)左利きの本を出版する
 (1)ハンディズム(利き手差別)はアカン!――左利き者の証言から
 (2)左利きの子を持つ親御さんへ――子供ではなく社会を変える
 (3)左利きミステリ入門(海外編)(国内編)
(5)インスタグラムをはじめるか?

以下簡単に説明しておきます。

 

 ●(1)HP『左組通信』の復刻本をKindleで出す

前にも書いたかと思いますが、
2011年(だったか?)に消滅したHP『レフティやすおの左組通信』の
復刻版を出したいと思っています。
元のHP版の原稿はあるのですが、復刻版とはいえ、それだけでは、
20年以上前の文章ですので、現状がかなり変わった部分もあります。

その辺の変化した部分と変わらない部分の解説を入れたいと思い、
原稿を書き出したらこれが結構難しいのですね。

今は、パソコンの前に座って原稿を書く時間が、毎日二時間ぐらいしか
取れません。
日常的なメルマガの原稿書きだけで終わってしまうこともしばしばです。

また、Kindleがよく分かっていませんので、
それようの原稿の作り方など、勉強する必要があります。

そんなこんなで思いのほか進んでいません。


Hidarigumi00

 

 

 ●(2)HP『左組通信』の新版を「note」かなにかで開設する

旧『左組通信』の復刻版を本にする一方で、
現役のサイトなり何かを準備する方が良いだろう、という考えです。

「note」というのが、最近はよく利用されているようなので、
それを利用して、左利きの比較的まとまった情報を提供しておきたい、
と考えています。

旧HPの過去の情報も含めて、「左利き自分史年表」を充実させて、
“自分”から見た社会の変化を含めた左利きの文化史的なものを提供し、
後世の研究者のお役に立てるようにしたい、と思っています。

 

 ●(3)弊誌左利き用楽器の企て――左用ピアノ実現への道を!

弊誌の第一土曜日発行分で「楽器における左利きの世界」を、
もう4年近く続けています。
そのとき最終目標として掲げたのが<左用ピアノ>でした。

現状のピアノは、右利きの人が弾きやすい、
左から右への腕と手・指の動きが、低音から高音へと展開する
鍵盤の配列になっています。

ド⇒レ⇒ミ⇒ファ⇒ソ⇒ラ⇒シ⇒ド

左から右への動き(⇒)は、漢字の「一」を書くときと同じ動きです。
あるいは、横書きの文章を綴るときの進行方向ですね。
これが右利きの人に都合の良い動きです。

また音階は、低音から高音への展開が快い響きとなります。
心が伸びやかになっていく感じですね。

ですから現状のピアノは、右利きの人にとって演奏する上で、
扱いやすく心地よい<右利き用>なのです。

一方、左右反転した形の、左利きの人が弾きやすい
左用のピアノというものは、現状では作られていません。

個人的に作っている人がいるだけです。

 

楽器の世界ではおおむね「右利きへならえ」ということになっています。
左利き用の楽器で実売されているのは、ほぼギターやベースといった
楽器だけというのが現状です。

左右を入れ換えれば使える楽器はいくつかあるようですが、
当初から左用に製作された楽器はまだ稀少です。

ヴァイオリンも、幼児から習う楽器です。
調べてみますと幼児向けのヴァイオリンは、左用が発売されていました。

 

ピアノにもそういうものがあっていいように思います。

このような現状を何とかしたい――左利き用のピアノを実現したい、
と考えています。

 

 (1)左用鍵盤ハーモニカの実現

この<左用ピアノ>への第一歩として、小学生たちが使っている
鍵盤ハーモニカの左用をまず実現したい、と考えています。

鍵盤ハーモニカは、ピアノへの第一歩として、
鍵盤になじむための楽器としても活用が考慮されているようなのです。

そこで、まずは子供の頃から左用の鍵盤になじめるように、
<左用鍵盤ハーモニカ>が重要になって来ます。

これが標準化すれば、「左利き用鍵盤」という概念が明確になり、
ピアノへの発展が実現するでしょう。

 

 (2)左用電子キーボードの実現

アコースティックなピアノの左用を製作するのは、
現状では一流の製作職人の手が必要になるでしょう。

なにしろ今まで作ったことのなかったものなのですから。
だれでもできるというものではないでしょう。

しかし、電子版なら左右を入れ換えるのも
それほどむずかしくはないはずです。

昨年の『モノマガジン』の左利き特集の左利き右弾きの高木大地
(正しくは、はしご高)さんによる、左利きと楽器の話
p.88「左利きミュージシャンの憂鬱」で、
「右利きファシズム」として、ピアノは右利き用――
 《ピアノと同じ鍵盤を持つシンセサイザーでは、左右を逆にする設定も
  可能で、左利きのためにカスタマイズすることもできる。》
とありました。

カスタマイズもいいですけれど、
初めから「左用として販売する」製品があってもいいと思います。
(もしもうすでにあるのなら、申し訳ないですが、
 でも知られてませんよ、と伝えたい。)

 

*参照:
『モノ・マガジン: 恐竜大復活 (2025年8-16.9-2合併号)』
ワールド・フオト・プレス (2025/8/1)
【特集】右利きにはわからない !? 左利き道具指南
(Amazonで見る)

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第695号(Vol.21 no.16/No.695) 2025/10/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 特別編:モノ・マガジン (2025年8-16.9-2合併号)
【特集】右利きにはわからない !? 左利き道具指南」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.10.4
親御さんへ―特別編:モノ・マガジン【特集】左利き道具指南-週刊ヒッキイ第695号

 

 (3)左用ピアノの実現

左用の鍵盤ハーモニカ、シンセサイザーなど左用電子鍵盤楽器を経て、
アコースティックの左用ピアノ、というように展開していけば良い、
と思っています。

左用のピアノが標準化すれば、左利きの人が――
強い左利きの性質ゆえに幼少時に挫折した人はもちろん、
おとなの人でも――特におとなになってから初めて取り組もうと志した、
左利きの人の場合、非常になじみやすく、始めやすいと思うのです。

音楽愛好家であっても、楽器演奏となると二の足を踏んでいた人も、
気軽にチャレンジできるようになる、と思うのです。

愛好家を増やせる機会があるのです。

えっ、増えてもせいぜい10%までやって? 
それでも一気に全人口の100%近くまで詰められまっせ!

 

*参照:
第518号(No.518) 2018/5/19「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(22) 楽器編(4)鍵盤ハーモニカ・前編」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2018.5.31
右用と左用の違い(22)楽器編(4)鍵盤ハーモニカ前編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第518号

 

 ●(4)左利きの本を出版する

これは色々とこれまでも書いてきました。
実際に企画書も書いたことがありました。
でも、今までは読者対象を広く、右利きの人も巻き込んで、
より多くの人に読んでもらおうという企画でした。

しかし、それでも初版の部数を確保するのは難しいといった理由で、
実現しませんでした。

これからは、もっと読者対象を絞って、
どうせ左利きの本はベストセラーなどにはならないのですから、
「本当に読む必要を感じている人だけを対象にした本」にしよう、
と考えています。

部数は少なくても、
「本当に必要な人のために、本当に必要な本を出してやろう」という、
熱情のこもった、やる気のある出版社を募集しよう、と思っています。

 

 (1)ハンディズム(利き手差別)はアカン!――左利き者の証言から

ハンディズム(利き手差別)を被害者として実感してきた人に向けて、
過去の左利きの有名人の方々の声を基に、
ハンディズムの実態を明らかにしていこう、というものです。

弊誌で紹介してきました、
一連の「左利き者の証言」を基にまとめていこう、と考えています。

 

*参照:
【事例集・左利き者の証言(1)戦前生まれの人々】
1.髙橋幸枝[1916年11月2日新潟県生まれ]――精神科医
-『100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減』飛鳥新社 2016/9/8
(2017.4.5 13刷)
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201698-kokoro-no-sajikagen

 

第513号(No.513) 2018/3/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(1)」
2018.3.13
左利き者の証言から~髙橋幸絵枝『こころの匙加減』-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第513号

 

2.小野二郎[1925年10月、静岡県磐田郡二俣町生まれ]
-『すきやばし次郎 鮨を語る』宇佐美伸/著 文春新書 2009.10.20
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Sukiyabasijirou

第535号(No.535) 2019/2/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~9 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(前)」
2019.2.13
左利き者の証言(9)左利きの寿司職人すきやばし次郎(前)-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第535号

…他

 

 (2)左利きの子を持つ親御さんへ――子供ではなく社会を変える

二つ目は、文字通り左利きの子を持つ親御さん向けの本です。

少子化の時代といいましても、毎年約10%のお子さんが左利きとして
生まれてくるわけで、それらの子供たちの親御さんにとっては、
いつの時代であっても左利きの問題は気になる問題の一つだろう、
と思います。
今日、左利きがさほど気にならない時代になりつつあるとはいえ、
気にする人は気にする問題であり、
古い考えの人がいなくなったわけでもありません。

社会の構成自体は、以前かわらず「右利き偏重/優先の社会」です。
先ほどの楽器の例を見ても分かりますように、
「左利きは右利きにならえ!」が主流です。

非常ボタンが向かって右側――右手を伸ばせば届くところに配置されて
いるケースも多々あります。

ご自身左利きであれば、それなりにご自分の考えもあるでしょうけれど、
そうでない場合には、わからないことがいっぱいとなります。
何かしら助言が欲しいところです。
ところが日本には、
左利きの子のための子育てガイド的な本はほぼありません。

筆者が巻末の「参考資料」の作成に協力した、東京書籍の
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 2009.04.01
(Amazonで見る)

Hidarikikinoko

ぐらいでしょう。

弊誌では、メインコンテンツとして創刊号以来、
一連の<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>というシリーズを
掲載してきました(現在の左利き楽器編が「その25」です)。
それらをまとめたものが、この本の基本です。

 

*参照:
第179号(No.179) 2009/5/9「<特別編>『左利きの子』続報」
2009.4.23
『左利きの子』(のための)教育・保育ガイド本 2009.5.1
『左利きの子』教育保育ガイド本発売される

 

 (3)左利きミステリ入門(海外編)(国内編)

これも、弊誌で紹介してきました、<左利きミステリ>の数々を
まとめて、筆者のコメントを添えたものです。
海外編と国内編をまとめるか、それぞれ別個にするかは、
まだ検討中です。
筆者の解説文の分量次第というところです。

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第666号(Vol.20 no.11/No.666) 2024/6/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
私の読書論185-<左利きミステリ>第5回 海外編
(前編)<ホームズ以前>紀元前から19世紀末まで」
2024.6.15
[コラボ]私の読書論185-<左利きミステリ>第5回海外編(前)ホームズ以前-週刊ヒッキイ第666号

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2024(令和6)年6月15日号(vol.17 no.11/No.368)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
私の読書論186-<左利きミステリ>第5回 海外編
(後編)<ホームズ以後>19世紀末以降」
2024.6.15
[コラボ]私の読書論186-<左利きミステリ>第5回海外編(後)ホームズ以後--楽しい読書368号

 

 ●(5)インスタグラムをはじめるか?

「日本左利き協会」では、以前インスタグラムで左利きに関する
エピソードを募集していましたが、最近は下火のようです。
筆者はインスタグラムをやってませんでしたので、
見たこともなかったのですが、応援できるなら、という気持ちでいます。

*参照:
「右利きも発進するインスタグラムで「左利きのエピソード」を続々と公開中!」

 ・・・

――以上、こんなところでしょうか。

このうちどれだけ実現できるかわかりませんが、
少しでも近づければ、と願っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」と題して、今回は全紹介です。

【別冊 編集後記】は、こちら↓

2026.1.3
【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談―2026(令和8)年(午年)今年の抱負-週刊ヒッキイ第701号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
--

 

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2026.01.07

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書402号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2025(令和7)年12月31日号(vol.18 no.22/No.402)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)
朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」

 

--
速いもので、今年2025年も大晦日を迎えました。
今年も一年お世話になりました。

大阪は、今年は45年ぶりの万博が開催されました。
筆者は、体調がいまいちで、暑さもあり、何やかやで、
行かずじまいでした。
それでも、久しぶりに色々なことがあった一年になりました。
具体的に話せることばかりではないのですが、
一つは、ドコモのgooブログがサービス終了で消滅したこと。
それに伴い、お引っ越しをしたこと。

2025.9.17
はてなブログ始めました―
『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』

250915hatena-blog-lyb

250915goo-blog-ly-a

21年続けて約1200本の記事をのせたことになります。
初めは、オリジナルの記事で「50歳代は云々」というシリーズでした。
その後は、メインのココログからの転載――でも、Googleの検索では
こちらの方がメインのような扱いになっていましたが……。

お引っ越しもやってみると意外に簡単でしたが、
新しいブログは、検索には引っかからないので、
また一から再スタートです。

他にも新たなスタートを切ったことがあります。
体調も良いのか悪いのか、日毎に変わるので、困りものです。

さて、ここは愚痴をこぼす場所ではないので、このへんで。

来年以降も、弊誌『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』を、
左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』ともども
おつき合いの程、よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和7)年12月31日号(vol.18 no.22/No.402)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)
朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 例年恒例の<私の年間ベスト>の季節になりました。
 今年もあまり本は読めていません。
 かろうじてフィクション系は、50冊以上になりましたが、
 リアル系は20冊に届いたかどうか、というところ。

 今回は、そのリアル系から。

 無駄なことにスペースを取られ長くなりましたので、
 急遽2回に分割することにしました。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - メルマガの為に読んだ本ばかり?(今年も?) -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈リアル系〉~

  (前編)朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●2025年の傾向

今年もリアル系の本は、20冊程度でした。
コロナ禍以来、読書量が激減状態が続いています。

理由は、体調不良もそうなのですが、気が付いたのは、目です。
老眼になったようで(近眼の老眼です)、眼鏡が合っていないのですね。
それで短時間で読むのをやめてしまうのでしょう。

そう言いながらまだ眼科には行ってません。
なんとなく怖いのです、強度の近眼ので、眼底検査をすると……、と。

フィクション系はそれでも何とか読めているのですが、
お勉強の本は、どうも興味を持つ範囲が狭くなったのか、
あるいは深さを追求することができにくくなっているのか。
理由はわかりませんが、そういう状況が続いています。

大半がメルマガ用に読んだ、という感じですね。

 ・・・

一部フィクションと区別しにくい本もあり、今も判断に悩んでいます。

それはさておき、例年通り分類していきましょう。

 

 ●(1)メルマガ用のお勉強本―中国漢詩、読書、左利き関連

◆メルマガ『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』向け――

(漢詩)――
・『陶淵明』興膳 宏(こうぜん ひろし)/著 講談社学術文庫
2024/12/12
――陶淵明の名作をまとめた入門書的一冊。

250331-tou-enmei

(Amazonで見る)

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年3月31日号(vol.18 no.5/No.385 xNo.384)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(32)陶淵明(9)
詩風の変化を見る(1)「子を責む」他」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.3.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(32)陶淵明(9)「子を責む」他-楽しい読書385号

(はてなブログ)

・『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』宇野 直人、江原 正士/著
平凡社 2010/11/26
(Amazonで見る)

 

(その他)
・『北斎 富嶽三十六景』日野原健司 編 岩波文庫【青581-1】
2019/01/16
――プルシアン・ブルーの魅力がお気に入りの、北斎の名作を紹介。

250615-fugaku36kei

(Amazonで見る)

・『カラー版 北斎』大久保 純一/著 岩波新書 新赤版1369 2012/5/23

250615-hokusai

(Amazonで見る) ――カラーで紹介する北斎の代表的名画たち。

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年6月15日号(vol.18 no.10/No.390)
「私の読書論-2025年岩波文庫フェアから『北斎 富嶽三十六景』
 藍摺―プルシアン・ブルーの衝撃」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.6.15
私の読書論-2025年岩波文庫フェアから『富嶽三十六景』-楽しい読書390号
(はてなブログ)

 

・『星新一 空想工房へようこそ』最相葉月/監修 新潮社 とんぼの本
2007/11/1
――星新一の伝記を書いた最相葉月さん監修の星新一入門的な本。

(Amazonで見る)

250831-hosi-siniti

*参照:
2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]
<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一-楽しい読書394号
(はてなブログ)

 

◆メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』向け――

・『刀に生きる 刀工・宮入小左衛門行平と現代の刀職たち』塩野米松
(聞き書き)角川書店 2016/10/22
――左利きの刀工・宮入小左衛門行平さんの刀鍛冶としての半生と仕事、
 および刀関係の職種の紹介。

251115-katana-ni-ikiru

251115-toukou-miyairi

(Amazonで見る)

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第698号(Vol.21 no.21/No.698) 2025/11/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(前編)
<左利きの人の本>新規発見本紹介 <左利き者の証言・刀工編>」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.11.15
【編集後記】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(前)<左利きの人の本>新規発見本-週刊ヒッキイ第698号

・『左手のフルーティスト』畠中 秀幸/著 音楽之友社 2024/3/25
――脳出血で右半身不随になり、左手一本で演奏できる特注フルートを
 手に復活した、建築家兼音楽家の畠中さんの半生記。

251206-hidarite

(Amazonで見る)

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第699号(Vol.21 no.22/No.699) 2025/12/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(34)<左利きの人の本>新規発見本紹介~
『左手のフルーティスト』畠中秀幸」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.12.6
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(34)左手のフルーティスト-週刊ヒッキイ第699号
2025.12.13
【最新号】楽器における左利きの世界(34)左手のフルーティスト-週刊ヒッキイ第699号

 

 ●(2)その他の古典系のお勉強本

・NHKテキスト『100分de名著 サン=テグジュペリ『人間の大地』
2025年8月』2025/7/26
――NHKEテレの番組テキスト。岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』の
 翻訳者・野崎歓さんを講師に迎えて、名作の読み解き。
(Amazonで見る)

250930-ningen-no-daiti

250804nhk100de152-1

*参照:
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.8.24
『NHK100分de名著』152「人間の大地」サン=テグジュペリ2025年8月放送中
(はてなブログ)

 

 ●(3)小説や左利き本等の著作のためのお勉強本

(推理小説・ミステリ系)――
・『密室ミステリガイド』飯城 勇三/著 星海社新書 2023/6/21
――筆者が選ぶ、本格ミステリにおける<密室>もののベスト50
 (海外20編、国内30編)を、問題編と解決編に分けて紹介する。
(Amazonで見る)

 

(左利き関連・社会的背景について)――
・『<弱いロボット>から考える 人・社会・生きること』
岡田美智男/著 岩波ジュニア新書 2024/8/22
――完全無欠さをめざすのではなく、したたかさしなやかさを兼ね備えた
 <弱いロボット>の存在は、みんなが助け合い一つにつながる社会に。
(Amazonで見る)

251231-yowairobot_20251229230801

・『不便益のススメ 新しいデザインを求めて』川上 浩司/著
岩波ジュニア新書 891 2019/2/21

――大路直哉さんの『左利きの言い分』で紹介されていた<不便益>に

 ついて知ろうとお思い、手にした本。不便さの中から見いだすものは?
(Amazonで見る)

251231-fubeneki_20251229230901

 

 ●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本

(敬愛するやなせ先生に関する本)――
・『やなせたかし 子どもたちを魅了する永遠のヒーローの生みの親』
青山 誠/著 角川文庫 2025/3/22
――NHKテレビ朝ドラ関連出版のひとつで、やなせたかしさんの評伝。
(Amazonで見る)

251231-yanase-kadokawa

・『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車, NHK取材班/著
 NHK出版 2014/6/21
――やなせさんが亡くなる10年ほど前に出版された本。やなせさん自身の
 エッセイ(最晩年をのぞく)と、漫画家の皆さんとNHK取材班による
 エッセイ集。
(Amazonで見る)

251231-yanase-yume

・『やなせたかし メルヘンの魔術師 90年の軌跡』中村 圭子/編
河出書房新社 らんぷの本 2009/3/18
――《アンパンマンの生みの親!! やなせたかしは「てのひらを太陽に」
 の作詞者でもあり、雑誌『詩とメルヘン』を30年間つくり続け、
 多くの〈やなせメルヘン〉を世に送り出した。
 多彩かつ膨大なやなせたかしの仕事の全貌を紹介する初めての本。》
(Amazonで見る)

251231-yanase-ranpu

・『(別冊太陽 日本のこころ―322) やなせたかし アンパンマンを
生んだ愛と勇気の物語』別冊太陽編集部 平凡社 2025/3/12 
――NHKテレビ朝ドラ関連出版のひとつで、マルチな活躍をした
 やなさたかしさんの評伝、アトリエ、仕事、幻のドラマといった業績、
 関係者や知人によるエッセイなど、大判・カラーで紹介。
(Amazonで見る)

251231-taiyou

・『現代人を救うアンパンマンの哲学』物江潤/著 朝日新書 2025/3/13
――NHKテレビ朝ドラ関連出版のひとつといえる社会評論的一冊。
 やなせ夫妻の生涯と国民的人気となったアンパンマンの作品世界から、
 現代を生きるための「哲学」を繙く。現在鋭意読書中。
(Amazonで見る)

 

(弘法大師空海関連)――
・『弘法大師空海伝 十三講 その生涯・思想の重要課題とエピソード』
加藤精一/著 大法輪閣 2015/3/10
――人間空海の姿を様々なエピソードから描き、その実像を知る手がかり
 に。付録として司馬遼太郎『空海の風景』を取り上げ、空海・密教に
 関する司馬氏の解釈を知ろうとする。
(Amazonで見る)

・『空海はいかにして空海となったのか』武内孝善 角川選書 552
2015/2/24
――空海の生誕地から始め、少年時代、修業時代の放浪、入唐後の
 恵果和尚との出会いなど、公的記録にない時代の空海を中心に描く。
(Amazonで見る)

 

(その他の趣味)
・『サンダーバード プラモ伝説1966-2021』柿沼 秀樹/著
ホビージャパン 2022/4/4
――子供時代から親しんだ懐かしい『サンダーバード』のプラモの歴史等
あれこれを紹介する本。
(Amazonで見る)

・『サンダーバード・ベストブック BEST BOOK』竹書房 B.MEDIA BOOKS
1992/9/1
――《「サンダーバード」のメイン・キャラクター、ストーリー、メカ
 など、そのすべてをカラー写真で紹介、解説するハンドブック》
(Amazonで見る)

 

 ●私の2025年〈リアル系〉ベスト3候補

以上見てきましたように、今年もリアル系の本で読んだものは大半
メルマガ用に読んだものでした。
一般的な興味から読んだというような本が激減しています。
人生の幅(教養といった言葉で表わしても良いのかも知れません)を
作るような読書とでもいうのでしょうか。

まあ、もう少し余裕が出てきたらどうにかなるかも知れません。

では、次に今年の〈リアル系〉ベスト3の候補を上げて見ましょう。

NHKの朝ドラ『あんぱん』のモデルであった、やなせたかしさんと
その妻・暢さんのことを書いた本が、今年はたくさん出ています。

そんなやなせさん関連の本を、
そんなにたくさん読んだわけではないのですが、
今年読んだリアル系の本の中では、
これらの一連のやなせ本が印象に残っています。

では、次に筆者が読んだ本を紹介していきましょう。

 ・・・

というところで今回は終了です。

以下次回――。

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前編)朝ドラ「あんぱん」関連やなせたかし本から」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

 

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2025.12.31
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書402号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
--

 

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2026.01.03

【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談―2026(令和8)年(午年)今年の抱負-週刊ヒッキイ第701号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第701号(Vol.22 no.1/No.701) 2026/1/3
「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」

 

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/|\

新年明けましておめでとうございます

今年もまた1年よろしくお付き合いのほどお願いいたします。

レフティやすお
【左利きライフ研究家since1990 元本屋の兄ちゃん1980s】

2026-reiwa8-nenga-ly

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第701号(Vol.22 no.1/No.701) 2026/1/3
「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ついに700号突破です!
 まさかここまで来るとは
 始めたときは考えたこともありませんでした。
 継続は何とか……といいますけれど、
 今のところそういうものは感じません。
 力がないのが残念でなりません。
 それもまた自分らしいともいえそうです。(^0^)笑い

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 創刊700号突破記念放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負

  有言実行の「今年の抱負」一覧

   ~ HP『レフティやすおの左組通信』復活か? ~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今年は筆者の年――午年です。
この1月で72歳になります。

過去にも毎年のように「今年の抱負」を書いてきたものでした。
しかしながら大半は見事に実現できずに来たように思います。

一度不言実行を目指した時期もありました。
でもそれって、やっぱりちょっと違うように思います。

やっぱり広く喧伝するほうがインパクトがあって、
実現したときにカッコイイ気がします。

で、失敗してもこういうやっちゃで、済みそう!

というわけで今年の抱負を書いておきましょう。
くれぐれも、
年末に答え合わせをするような真似はしないでね!

 

 ●2026(令和8)年(午年)今年の抱負

(以下、略)

 ●(1)HP『左組通信』の復刻本をKindleで出す

Hidarigumi00

(画像:かつてのHP『レフティやすおの左組通信』のトップページ)

 

 ●(2)HP『左組通信』の新版を「note」かなにかで開設する

 ●(3)弊誌左利き用楽器の企て――左用ピアノ実現への道を!

 (1)左用鍵盤ハーモニカの実現

 (2)左用電子キーボードの実現

 (3)左用ピアノの実現

 ●(4)左利きの本を出版する

 (1)ハンディズム(利き手差別)はアカン!――左利き者の証言から

 (2)左利きの子を持つ親御さんへ――子供ではなく社会を変える

 (3)左利きミステリ入門(海外編)(国内編)

 ●(5)インスタグラムをはじめるか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】本誌では、「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」と題して、前回の続きでV章以降を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

 

本文中にも書いていますが、今年は有言実行でやってみようと思います。
書きたいだけ書いてみました。
どこまで実現できるのか、全くダメで終わるのか、その辺は、まさに勝負ですね。

でも、年末に答え合わせはしないでね。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
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2025.12.27

【最新号】楽器における左利きの世界(36)左手のフルーティスト(後)-週刊ヒッキイ第700号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

第700号(Vol.21 no.23/No.700) 2025/12/20
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(36)
<左利きの人の本>新規発見本紹介~左手のフルーティスト(後編)」

 

☆彡

お詫び!

またしても配信予約漏れでした。
今改めて配信します。
今年最終号だったのですが、残念なことにまたミスです。
先走りに次号次号と原稿書きに追われてときどきミスします。

来年こそは、こういうことのないように、と。
m(__)m

ついでに、来年もよろしく!

レフティやすお

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第700号(Vol.21 no.23/No.700) 2025/12/20
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(36)
<左利きの人の本>新規発見本紹介~左手のフルーティスト(後編)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ついに700号到達です!
 正直始めたときはここまで続くとは思っていませんでした。
 でも来てしまいましたね。 (^0^)笑い
 で、今回は、前号の続きです。
 創刊700号突破記念号は来年のあたまに!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ★ 左手があるじゃないか ★

 <左利きの人の本>新規発見本紹介

  『左手のフルーティスト』畠中 秀幸 音楽之友社

  <左利き者の証言・左手のフルーティスト編(後編)>
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 ●左利きの人を紹介する本(2)『左手のフルーティスト』

建築家でフルート奏者として活躍中の畠中さんが、脳出血に倒れ右半身
不随となり、左手で演奏できる特別な木管フルートを特注で作ってもらい
「左手のフルーティスト」として演奏家を再スタートした、という物語。

 

『左手のフルーティスト』畠中 秀幸/著 音楽之友社 2024/3/25
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 《2011年5月、音楽を愛し、将来を嘱望された建築家が脳出血に襲われ
  る。右半身の機能を失った彼は望みを捨てず、左手のみで動かせる
  木管フルートを特注し、ついに「左手のフルーティスト」として舞台
  に立つ。/TBS全国ネットでも紹介された「左手のフルーティスト」
  畠中秀幸の、病に倒れ、それを乗り越えるまでの数々の苦悩や喜びを
  描く。巻末に左手のピアニスト・舘野泉との特別対談を収録。》

著者について
 《建築家・音楽家。1969年広島県生まれ。9歳よりフルートを始め、
  中学3年より「個人コンクール北海道大会」で3年連続1位。1994年
  京都大学工学部建築学科大学院修士課程修了。2003年建築設計・
  音楽企画事務所「スタジオ・シンフォニカ」設立。2009年札幌市
  都市景観賞を当時史上最年少で受賞。2002年から12年間北海道工業
  大学非常勤講師。2009年北海道吹奏楽プロジェクトを設立、代表を
  務める。2011年に脳卒中を患い右半身の機能を失いながらも、建築家
  ・左手のフルーティスト・指揮者として活躍中。2019年札幌文化芸術
  劇場hitaruオープニングイベント音楽監督。2022年7月札幌コンサー
  トホールkitara、2023年2月札幌時計台ホールにて公演。2023年4月
  札幌G7環境大臣レセプションにて演奏。2022年一般社団法人「結び」
  理事長に就任。2024年3月初ソロCD「音の建築」をリリース。》

目次
I 運命の日 7
II フルートとの出会い 27
「最初の知らせを聴いたとき、『畠中は死なないよ』と思いました」
 北海道北広島高等学校教諭 笠原 禎さん 53
III 建築と向き合う 59
IV 建築のような音楽、音楽のような建築 73
V 左手のフルーティストとして 97「ひとりの人生がかかっているから、できませんとも言えません」
 山田フルート・ピッコロ工房 山田和幸さん 113

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VI 目指すべきもの 123
舘野泉&畠中秀幸 特別対談
「左手になって、自分たちの音楽は変わったのか?」133
あとがき~「さかいめ」をめぐる旅~ 145

 

 ●左手のフルーティストとして

前号では、IV章までの紹介でした。
今回はそのあとの、V章以降および対談からの紹介です。

 ・・・

指揮者として――

 《最初は右手で振ってみた。でも自分が思っているタイミングで手が
  振れない。脳から送られる指令の量が少ないので、どうしてもずれて
  しまう。結果的に左手だけで振るしかない。そうすると、左手だけで
  拍を出しながら同時に表現も付けていくことになる。これは結構面白
  かった。》p.98

見栄っ張りで、ステージに出て行くときも車椅子や杖を突くのは嫌で、
指揮も座ってではなく、立って行いたかった。
それが、リハビリのモチベーションになっていた、と。

さらに、独立10周年を記念して、「ここまで元気になりましたよ」
という意味で、左手一本でフルートを吹いてみることに。

 《左手一本だけで出る音、G-Dur(ト長調)の曲だったらなんとか
  吹けるので、「ふるさと」を選んだ。編曲もして、指揮をしながら
  一節だけ吹いた。》

余興のつもりだったが、その後も機会がある度に「ふるさと」を吹いた、
といいます。
そのころから、ピアニスト・作曲家のjaXon(ジャクソン)さんと出会い、
曲を作ってもらい、コンサートに呼ばれ、フルートを吹いた。
また、北海道吹奏楽プロジェクトの活動も増え、メインの編曲・指揮・
プロデュース以外にも、フルート演奏も。

その後、建築の仕事でトラブルが起き、精神を病んでしまった、と。
その時、引きこもりとなり、誰とも会いたくないなかで、フルートを
吹いていた。
建築はダメでも音楽があると、コンサートをすることに。

自分のフルートの音の足りない部分を妻のクラリネットで補い、
ピアノを頼んで。

その時に「山田フルート・ピッコロ工房」の山田和幸さんと出会い、
左手一本ですべての音が出るフルートを作ってもらうことに。

 《「Fis(嬰へ)とF(ヘ)のキーを付けてくれませんか」とお願い
  した。左手だとG(ト)までしか出ない。左手の小指でそうさして
  このふたつの音が出せれば、G-dur(ト長調)の曲が完璧に吹ける
  のだ。》p.107

 《「それをやることであなたの音楽性が戻ってくるのなら、いいで
  しょう、お手伝いしましょう」》pp.107-108

 

 ●世界でひとつだけのフルート

さすがに山田さんでも、すべての音を出すフルートは作れなかった。
そのとき、「実は右手の小指が少し動くんですけど」と伝え、わずかに
動く右手の小指の先にキーを付け、すべての音を出せるように。

 《このフルートで、僕は左手の小指で五つのキーを、右手の小指で
  ひとつのキーを触っている。右手の手のひらでフルートを支え、
  なおかつ小指でひとつのキーを触っているから、厳密には「左手の
  フルーティスト」ではないのかもしれない。/さらに言うと、最高音
  (上のハ)と最低音(下のハ)、そしてその上の音(嬰ハ)はあきら
  めた。全部の指を使わなくてはいけないので、物理的に無理なのだ。
  /それでも、曲がりなりにもすべての曲が演奏可能な「世界にひとつ
  だけのフルート」は二〇二一年秋に完成した。》p.109

こうして多くの人に支えられながら、コンサート活動を。
二〇二三年には、「左手のピアニスト」有馬圭亮(ありま・けいすけ)さん
とも。

 

 ●山田フルート・ピッコロ工房 山田和幸さん

「ひとりの人生がかかっているから、できませんとも言えません」山田
フルート・ピッコロ工房 山田和幸さん の言葉――

 《「世界に一本しかないフルートです。特許を取らないのかって? 
  そんなこと、必要ありません。やってみようという方がいれば、
  是非挑戦してみてください。ほかにも不自由さを抱えている人たちが
  いると思いますから」》p.119

 《「フルートはメロディー楽器なので、ひとつの音が魅力的な音色で、
  それが何小節か続けば、それだけでいいんです。彼の音は、いままで
  の集約というより、1ランクも2ランクも上がったような表現なん
  です。これからが本当に楽しみです」》pp.120-121

フルートはメロディ楽器なんですね、で、左手の役割が多い、という
楽器のようです。

ある意味では左利き向けの楽器という面もあるのかも知れません。

以前紹介しました、「フルートを吹く少年」の絵がありました。
あれは、我々左利きの楽器好きにとってのひとつの理想の姿だった? 
といってもいいのかも知れませんね。

 

*参照:
オランダの画家、ユディト・レイステル
(Judith Jans Leyster:1609ー1660)「フルートを吹く少年」

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フルートを吹く少年
2019-12-08 01:13:44
https://blog.goo.ne.jp/m-fluteangel16/e/34a22e4fe56a8adeb0b6cf2de2dbe8b6

 《この少年が吹いているフルートは一時期物議をかもしました。
  フルートの構えが左右逆であることで、
  反転しているのではないか?と言われたのです。

  現代のフルートはキーが複雑で右に構えるしかありません。

  この作品が作られた1630年頃はバロック時代。
  バロックフルートが発明されていました。

  四つに分かれて、金属キー
  がついています。

  それよりも古い時代
  ルネサンスのフルートトラヴェルソは

  こんな感じ 
  穴が空いているだけなので、左右どちらにも構えられます。
  この少年の吹いているのは、ルネサンスフルートに近いものでは?

  フルートは新しい楽器の発達ともに
  古いタイプの楽器は忘れさられた。
  というわけではなく、
  実際には国ごと、地域ごと、町ごとに横笛があり、
  現代でもそういう楽器が人の生活に根差して活躍しています。》

 

第620号(No.620) 2022/6/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(4)昔の楽器」
2022.6.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界
(4)昔の楽器-週刊ヒッキイ第620号

 

 ●目指すべきもの

 《昔は上手な演奏を聴きたいと思っていた。/最近はそう思わない。
  上手とか下手とか全然関係ないし、一生懸命音楽と向き合っている
  かどうかのほうが重要だ。中学生みたいにいまにも止まりそうな演奏
  でもいいと思うし、大人になるまで楽器を続けていれば必ずいいこと
  があるよと教えてあげるのが、大人としての義務だと思っている。/
  たとえ障がいを負っても楽器を続けたいと思うことは、子どもたちに
  とっても絶対プラスになるはずだ。》p.127

大人になってから楽器を始めたい、という大人もいるのです。
子供の頃は貧しくて、あるいはそのような環境になくて、楽器を手にする
機会がなかった人は大勢います。

筆者は上手いも下手もない、音楽が好きかどうか、だと思っています。

音楽が好きな人が気持ちよく音楽と取り組める、という環境を作るのが
大人の義務であり、第一の仕事だ、と思っています。

そのためにも、左利きの人が左利きのままで、自然な姿で楽器演奏が
できる世界になってゆくべきだ、と思っています。

 

 ●音楽は両手とか左手とかじゃなくて、もっと本質的なこと

舘野泉&畠中秀幸 特別対談
「左手になって、自分たちの音楽は変わったのか?」から――

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 《畠中 (略)肺活量が減っているので、ヴィブラートがかけられ
   ない。仕方なくヴィブラートを捨ててみると、音楽のシンプルな
   構成がわかるようになりました。/いまは、昔よりいい演奏だと
   言われることが多くなりました。自分でもそう思います。病気を
   していなかったら気づかなかったことです。
  舘野 専門家がよく言っています。左手だけだと表現が狭くなる。
   華麗ではなくなると。でも僕は一切感じたことがない。例を挙げ
   ます。病気になる前に、シサスクというエストニアの作曲家の
   「銀河巡礼」という曲を日本で初演しました。ウミヘビ座のうね
   うねした動きを両手のユニゾンでダダダーンと弾く、そういう
   音楽。それで、右手が使えなくなってから、二〇一二年に彼がその
   曲を左手用に編曲したんです。二本あった線が一本になった。そう
   したらシサスクが「一本のほうがいいな。二本だからいいってわけ
   じゃないんだ。迫力とか緊張感とか中身とか、全然違う」と言った
   んですよ。
  畠中 音楽は両手とか左手とかじゃなくて、もっと本質的なことなん
   ですね。》pp.137-138

音楽の本質は使う手がどうとかではなく、もっと根源的な何かがある
のではないでしょうか。

音楽は音を出すことが大事なわけで、どのように出すかは、
右手でとか左手でとかの問題ではない、ということでしょう。
当たり前のことと言えば当たり前のことなのですけれど。

右利きの人は、右利きで演奏しているのですから、
左利きの人は左手、左利きでいいじゃないか、筆者は思うのです。
どうでしょうか?

 

 ●世界に一本だけのフルート

  《舘野 ところで、僕は左手になって演奏できるのはピアノだけだと
    思っていました。管楽器は無理じゃないかと。だからフルートが
    吹けるというのは驚きました。
   畠中 左手一本で吹けるように、フルートを改造しました。それを
    作れる人が北海道にいたのです。(略)見てください。この木管
    フルート、世界に一本だけなんですよ。指使いはブラインド
    タッチ。僕の小指の長さに合わせて、キーの位置を少しずらして
    もらいました。/養護学校や障がい者施設で演奏すると、音楽を
    完全にあきらめていた人がもう一度楽器を出してみようと思った
    とか、澄んだ音色にとても勇気づけられましたなんているお話を
    いただいて……。》pp.138-139

 

 ●音楽は、命の軸

 《舘野 僕はあまり感じないなあ。ただ負担と言っても、左手で弾く
   ためにはそれは当然ついてくるもの。当たり前というか、自分で
   解決していけばいいことですよ。/音楽とは生きているという
   こと。命の軸です。毎朝起きて、ピアノの前に座って、音が出ると
   パッと花が咲く。それを毎日、繰り返しているだけなんです。
  畠中 舘野さんのそんな姿を見て、僕らがどれだけ勇気づけられて
  いることか。僕は病気の前は他人の声がとても気になるタイプで、
  評価されたいといつも感じていました。でも病気を経験したことで
  自分の音も変わり、いまは単純に楽器を吹きたいとだけ思っていま
  す。》p.140-141

 

《音楽とは生きているということ。命の軸です。》という言葉が
ビンビンときますね。
人にとって音楽というものは、他の芸術より、
もっと身近な存在なのではないか、と思います。

本能的な何かがあるような気がします。

それだけに、左利きの人の自然なスタイルで演奏できる楽器の存在が
大切なのだ、と思うのです。

 

《毎朝起きて、ピアノの前に座って、音が出るとパッと花が咲く。
 それを毎日、繰り返しているだけなんです。》

こんな生活を送ってみたい気がします。

 

 ●自分でこれは正しいんだ、と思ったことをやれ

 《舘野 アドバイスなんてとんでもない。人がなんと言おうが、自分
   でこれは正しいんだと思ったことをやっていければ最高ではない
   ですか。だからこれは孤独な世界。絶対にね。自分で切り開いて
   いかなくちゃいけないものです。》p.142

これって、まあ、何ごとにも通じることですよね。

人は皆それぞれ異なる部分があるので、人の意見など気にせずに、
自分の在り方、自分の思うまま、自分の自然な生き方でやっていく、
自分を信じて生きていくしかないのでしょう。

そう思います。

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(36)<左利きの人の本>新規発見本紹介~左手のフルーティスト(後編)」と題して、【最新号】版ブログは本誌全文転載紹介です。

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2025.12.20
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(36)左手のフルーティスト(後)-週刊ヒッキイ第700号

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