2026.04.18

【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(43)左利き自分史年表(9)2003(平成15)―ネットの時代(2)-週刊ヒッキイ第708号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第708号(Vol.22 no.8/No.708) 2026/4/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [43]
レフティやすおの左利き自分史年表(9)2003(平成15)
―ネットの時代(2)一般向けブログ<ココログ>
『レフティやすおのお茶でっせ』開設」

 

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第708号(Vol.22 no.8/No.708) 2026/4/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [43]
レフティやすおの左利き自分史年表(9)2003(平成15)
―ネットの時代(2)一般向けブログ<ココログ>
『レフティやすおのお茶でっせ』開設」
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 「左利き自分史年表」の九回目です。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [43]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(9)
 
  2003(平成15)―ネットの時代(2)

一般向けブログ<ココログ>『レフティやすおのお茶でっせ』開設
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照

(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

 

(第五回)~(第七回)分は、(第八回)の冒頭を参照

(第八回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.3.21
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

2026.3.28
【最新号】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002 ―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

 

――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画

 

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「2003(平成15)-2004(平成16)―ネットの時代(2)
一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-9」
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*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
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2003(平成15)49歳

左利きに関する本を出したいと考え、左利き関係の本を
府立図書館でさがし、いろいろ読んでみる。

(以下、項目のみ掲示、詳細は省略)

 

2/1 第1回レフトの日シンボジウム報告文集

4/14(ゴルフ)左利き・左打ちの選手(マイク・ウイア/カナダ人)
マスターズ史上初制覇。

4/<左利きミステリ>「停電にご注意」収録短編集―
『三番館の全事件III クライン氏の肖像』鮎川哲也 出版芸術社 2003/4/1
(Amazonで見る)

(「停電にご注意」収録文庫)
『材木座の殺人』鮎川哲也 創元推理文庫 2003/8/1
(Amazonで見る)

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*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第364号(No.364) 2013/5/18「名作の中の左利き
~推理小説編16~全員が左利きの謎「停電にご注意」鮎川哲也」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2013.5.22
名作~推理編16~全員が左利きの謎・鮎川哲也~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii364号

 

6/27「拝啓,左利きだった人へ」比治山女子中学校 3年 田中
杏奈(第24回「少年の主張」広島県大会県知事賞)

9/『鮨を極める』早瀬圭一 講談社 
(一)小野二郎、(六)油井隆一"左利きで人一倍苦労も努力もした"
『鮨を極める(The New Fifties)』早瀬 圭一/著 2003/9/1
(Amazonで見る)

(文庫版)
『鮨に生きる男たち』早瀬 圭一/著 新潮文庫 2007/4/1
(Amazonで見る)

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9?/<左利きミステリ>「書肆に潜むもの」井上雅彦 (他)■
(収録短編集)
『遠い遠い街角』井上雅彦 東京創元社 2007/6/1
(Amazonで見る)

『古書ミステリIII』ミステリ文学資料館編 光文社文庫 2015/5/12
(Amazonで見る)

 

10/ カスタネットはさみ、東京ビッグサイトで行われたHCR展
(国際福祉機器展)の出展ブースで、世界で初めて一般公開。


*参照:
Casta(カスタ) | 長谷川刃物株式会社 関の刃物(CANARY・HARAC)

HARAC Casta ブルー D-CASTA-BU
(Amazonで見る)

『モノ・マガジン: 恐竜大復活 (2025年8-16.9-2合併号)』
ワールド・フオト・プレス (2025/8/1)
(Amazonで見る) 

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202510-mono202581692-l-1112

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第695号(Vol.21 no.16/No.695) 2025/10/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 特別編:モノ・マガジン (2025年8-16.9-2合併号)
【特集】右利きにはわからない !? 左利き道具指南」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.10.4
親御さんへ―特別編:モノ・マガジン(特集)左利き道具指南
-週刊ヒッキイ第695号

(hatena)

 

12/『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』山本益博
 新潮社 新潮新書46 2003/12/1
(Amazonで見る)

Sukiyabasijirou

2003/?/<左利きミステリ>「大喝采」横田順彌 [SF]
 (他)■<左右関連>

『SFマガジン』2019年6月号 <追悼・横田順彌>小説再録
(Amazonで見る)

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(収録短編集)
『押川春浪回想譚』横田順彌 出版芸術社(ふしぎ文学館) 2007/5/1
(Amazonで見る)

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第561号(No.561) 2019/12/21「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(38) 小説編:左右反転世界「大喝采」横田順彌」
『レフティやすおのお茶でっせ』2019.12.21
右用と左用の違い(38)小説編左右反転世界「大喝采」横田順彌
-左利きで生きるには週刊ヒッキイ561号

 

12/23 @niftyのWeblog(ブログ)<ココログ>で、
『レフティやすおのお茶でっせ』を始める。

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【編集後記】本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [43]
レフティやすおの左利き自分史年表(9)2003(平成15)―ネットの時代(2)一般向けブログ<ココログ>『レフティやすおのお茶でっせ』開設」
と題して、最新号の告知です。

この【編集後記】では、項目のみの紹介で、詳細は省略しています。

(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

 ・・・

今回は、2003年の一年間の記録です。
少しずつネットからの情報が増えてきています。

マスターズゴルフでのレフティー・ゴルファー、ウイアさんの優勝は、新聞記事が最初で、ネットの情報で補強しました。
「少年の主張」の「拝啓,左利きだった人へ」やカスタネットはさみについては、ネットからの情報でした。

当時はまだネットは電話回線によるもので、一時電話料金がものすごい金額になってしまって家人から怒られた、という思い出もあります。

次回からの2004年以降は、もっともっとネット情報が増えてくるでしょう。
どこまで紹介できるのか、するべきか、ちょっと判断に迷うところです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2026.04.15

【編集後記】私の読書論-<町の本屋>論(10)思いつくあれこれ-楽しい読書409号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2026(令和8)年4月15日号(vol.19 no.7/No.409)
「私の読書論-<町の本屋>論(10)
『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』(飯田一史)より
思いつくあれこれ」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年4月15日号(vol.19 no.7/No.409)
「私の読書論-<町の本屋>論(10)
『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』(飯田一史)より
思いつくあれこれ」
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 一昨年9月から散発的に綴ってきました、本屋さん減少を嘆く
 <元本屋の兄ちゃん>による<町の本屋>論の、昨年4月以来の
 10回目となります。

 今回は、前回9回目でふれました飯田一史さんの著書

『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか 知られざる戦後書店抗争史』
 飯田 一史/著 平凡社新書
(Amazonで見る)

Dsc06323-matinohonya

 を基に書いていく予定でしたが……。

 

 (第9回)

2025(令和7)年4月15日号(vol.18 no.6/No.386)
「私の読書論195-<町の本屋>論(9)
『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』まえがき(飯田一史)より」

2025.4.15
私の読書論195-<町の本屋>論(9)『町の本屋は~』(飯田一史)より
-レフティやすおの楽しい読書386号
私の読書論195-<町の本屋>論(9)『町の本屋は~』(飯田一史)より-レフティやすおの楽しい読書386号

 

 【過去8回の<私の「町の本屋」論>】は、上記の第9回の号冒頭を
 ご参照ください。」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - 私の読書論 -

  ~ がんばれ!町の本屋さん <「町の本屋」論>10 ~

  『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』飯田一史 より

   思いつくあれこれ……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●力作だけど売れそうもない本

前説にも書きましたように、『町の本屋~』を読んで、
その感想や思ったことを書いていくつもりでしたが、
正直読み切れませんでした。

力作で、相当なボリュームもあります。
通常の新書の場合、うすっぺらい本ですと150ページから200ページ
程度で、ちょっとがんばった本でも250から300ページ程度です。
この本は、350ページ。
中身を見ましても、表やグラフなどもありますが、ほぼ一面黒い字
ばっかりという感じです。

力作ではありますが、決して売れる本ではない、
絶対ベストセラーにはなり得ない、でも必要な本、そういう本です。

《出版業界や図書館業界の少なからぬ人たちから煙たがられそうな話も
 含むこの企画を平凡社が引き受けてくれたことには、大変感謝している
 (本が出る前から「介入」はあったが……)。》p.338

と「あとがき」にもありますように、こういう企画の商品をよく出版した
な、というのが正直なところです。
一時期町の本屋さんで働いていて、多少は実状を知っている人間でも、
ここまでは知らない、という事実が色々と書かれています。
特に歴史的な事実に関しては、これは調べていただかないと、
分からないことばかりです。

扱っている内容ですが、日本の書店業の「基本構造」を知るための営業や
経理関係、関係法規などにもふれており、ちょっとシンドイ部分があり、
業界用語などの説明は入っていますが、難しい用語も頻発です。

「まえがき」末尾に本書を読むための注意書きが入っています。

《しんどいと感じたら「戦後書店経営史」の本編である第三章から、
 あるいは比較的時代が近い第六章の郊外型複合書店や第十一章の
 ネット書店の話から、または興味のある話題から読んでもらいたい。
 出版業界の制度や法律、公取の言い回しは複雑だから、「よくわから
 ない」「つまらない」と思う部分はどんどん読み飛ばしてもらって
 かまわない。ただ各章末尾には「まとめ」を置いているから、そこは
 読んでほしい。先に各章まとめと、「終章」を読んでもらえれば
 全体の見通しがよくなるかもしれない。》p.21

 

思いのほか手応えのある読書となり、時間までには到底読み切れず、
「パラパラッと通し読みしてみた」だけで終わりました。

というわけで、
内容に本格的に踏み込んだ感想や意見を述べることができません。

本格的な内容紹介は、また次回あるいはいずれ、ということになります。

今回は、申し訳ないですが、
ただただ思いつくままに愚痴をこぼすような回になってしまいそうです。

 

 ●「目次」

《目次》
まえがき
第一章 日本の新刊書店のビジネスモデル
 コラム1 本屋の動向と読書の動向は必ずしも一致しない
第二章 日本の出版流通の特徴
 コラム2 書店の注文・取引方法あれこれ
第三章 闘争する「町の本屋」――運賃負担・正味・新規参入者との戦い
 コラム3 見計らいの重視、予約と客注の軽視
第四章 本の定価販売をめぐる公正取引委員会との攻防
 コラム4 返品条件付販売への切り替えはいつ起こり、
  いつ委託ではないと認識されたのか
第五章 外商(外売)
 コラム5 取次からの請求への書店の入金率の変化と返品入帳問題
第六章 兼業書店
 コラム6 信認金制度
第七章 スタンドと鉄道会社系書店
 コラム7 出版物のPOSの精度を高めるのはなぜむずかしいのか
第八章 コンビニエンス・ストア
 コラム8 書籍の客注と新刊予約注文の歴史
第九章 書店の多店舗化・大型化
 コラム9 共同倉庫構想の挫折史
第十章 図書館、TRC(図書館流通センター)
 コラム10「送料無料」と景表法規制
第十一章 ネット書店
 コラム11 2020年代の「指定配本」の増加
終章
あとがき 

(以下、略)

 ●未必の故意か怠慢か

 ●委託販売について

 ●本が売れても赤字になる構造

 ●原価と定価とその差額の分配について

 ●根本的改革の時

 ●時代について行くのがしんどくなる

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本誌では、「私の読書論-<町の本屋>論(10)『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』(飯田一史)より 思いつくあれこれ」と題して、飯田一史さんの『町の本屋は~』をパラパラと見て筆者の思うところをあれこれと書いてみた、の紹介です。
【別冊 編集後記】は、冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

本文中にも書いていますが、新書本ながら350ページ超というボリュームで、いかも結構難しいといいますか、ややこしい問題に触れていて、気軽には読めないな、という感じです。
<元本屋の兄ちゃん1980s>というかつての関係者として本好きとして、気になる本屋さんの問題というので色々考えてしまうだけに、読み捨てにはできない、というわけです。
読み終えたら、また取り上げたい、と思っています。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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2026.04.07

【最新号】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年3月31日号(vol.19 no.6/No.408)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)山水詩の祖・謝霊運(2)」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年3月31日号(vol.19 no.6/No.408)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)山水詩の祖・謝霊運(2)」
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 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」37回目は、第3シーズン?の
 謝霊運の二回目です。

 平凡社の江原正士、宇野直人/著『漢詩を読む』のシリーズ第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考にすすめていきます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 「景」の描写から「情」の描写へ ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)

  ~ 山水詩の祖・謝霊運 ~ 
 
  (2)「遊赤石進汎海」「石壁精舎環湖中作」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

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 ●謝霊運「遊赤石進汎海」

宋王朝となり、軍出身の官僚が幅をきかせる時代となりましたが、
名門貴族出身の謝霊運には財力があり、それなりの力はあったようです。

謝霊運は、「赤石(せきせき)」(浙江省の臨海地区)に別荘を持ち、
滞在中、舟遊びをしたそうで、次の「遊赤石進汎海」は、
左遷された永嘉で作ったもので、まったく暗い影がなく、
海での舟遊びの楽しさを記録したもので、
海をテーマにした中国では珍しい詩だ、といいます。

大陸国家である中国では海は“世界の果て、縁(へり)”のような感覚で、
《最後に諦めて行く場所だった》(p.24)と。

ところが謝霊運は、あちこちで土木建築工事をしていて、それは
《一種の庭造りの発想で》、《山、川、湖などの自然を、自分の好みに
合うように改造していた》ので、《海のとらえ方も独特なものになって
い》る、といいます(p.25)。

山水詩の一環で、前半で景色を述べ、終盤で思想感情を。

 ・・・

「遊赤石進汎海」 赤石(せきせき)に遊(あそ)び
     進(すす)んで海(うみ)に汎(うか)ぶ 謝靈運

 

首夏猶清和 首夏(しゆか) 猶(な)ほ清和(せいわ)にして
芳草亦未歇 芳草(ほうそう)も亦(また) 未(いま)だ歇(つ)きず
水宿淹晨暮 水宿(すいしゆく) 晨暮(しんぼ)を淹(ひさ)しうし
陰霞屢興没 陰霞(いんか) 屢ゝ(しばしば)興没(こうぼつ)す

 初夏はまだ清々しく和やかで
 香りのよい草も萎れていない
 私は舟泊りのまま、朝と夕暮れとを何度も過ごした
 雲やもやが、しばしば湧き起こっては消えていった

 

周覧倦瀛壖 周(あまね)く覧(み)て瀛壖(えいせん)倦(う)み
況乃陵窮髪 況(さながら)乃(すなは)ち窮髪(きゆうはつ)を
         陵(しの)ぐ
川后時安流 川后(せんこう)は時(とき)に流(なが)れを安(やす)んじ
天呉静不発 天呉(てんご)は静(しづ)かにして発(おこ)さず

 

 もうすっかり見尽くしたので海岸の眺めに飽きてしまい
 まるで北の果ての何もない土地を越えて行くような
  味気ない気分になって来た
 そんな時、川の神様である川后はちょうど流れを穏やかに静めてくれ
 海の神様の天呉もおだやかで、荒波を立てようとはしない

 

揚帆採石華 帆(ほ)を揚(あ)げて石華(せきか)を採(と)り
掛席拾海月 席(せき)を掛(か)けて海月(かいげつ)を拾(ひろ)ふ
溟漲無端倪 溟漲(めいちよう)は端倪(たんげい)無(な)く
虚舟有超越 虚舟(きようしゆう)は超越(ちようえつ)有(あ)り

 そこで帆を上げて海草を取り
 甲板にむしろを広げてたいらぎを拾った
 深く広い海は行き着く果てがなく
 私たちの乗った舟は軽々と波を越えて、どこまでも進んでゆく

 

仲連軽斉組 仲連(ちゆうれん)は斉組(せいそ)を軽(かろ)んじ
子牟眷魏闕 子牟(しぼう)は魏闕(ぎけつ)を眷(かへり)みる
矜名道不足 名(な)に矜(ほこ)れば道(みち)足(た)らず
適己物可忽 己(おのれ)に適(かな)へば 物(もの)
         忽(ゆるが)せにす可(べ)し

 魯仲連は官職を辞退して海に逃れ、また公子牟はこんなふうに言った
 “私は海の上にいる時でも魏の宮廷のことを忘れはしない”
 名誉や高い官職を自慢していると、道というものは悟れない
 しかし自分の本性に従って生きていれば、
 俗世の名誉や金銭を軽んずることが出来るようになる

 

請附任公言 請(こ)う 任公(じんこう)が言(げん)に附(ふ)し
終然謝夭伐 終然(しゆうぜん) 夭伐(ようばつ)に
         謝(しや)せんことを

 私は太公任の言葉に同情し、
 最後まで、若くして倒されるような事態を免れていたいと願う

 ・・・

謝霊運は、何百人もの従者を従えた大宴会をしょっちゅう催していた。
まわりの人たちも彼のサロンに招かれることを光栄に思っていた。
この詩もそういう一つの場で発表したもので、パワフルで前向きな内容、
と解説の宇野さん。

初めの四句は、初夏の気持ちの良い天候の下、何日も続く豪奢な舟遊びに
ふけるようす。
次の四句は、岸辺を眺めて回るのに飽き、
“いっそ海の中に漕ぎ出してゆこう”、という決意。
「川后」は川の神様、「天呉」は海の神様で、“まるで私たちに、
海の中に出て行けといざなっておられるようだ”(p.28)と。
次の四句は、海に舟を出して、海草や貝をとる場面、
「海月」は日本では海月ですが、中国では“たいらぎ”という貝の名。

左遷中なのに変に明るく、海に対する恐れも嫌悪の気分も見られず、
舟遊びも興が乗ってきます。

次からはガラッと変わって、思想感情の表現に。
正反対の生き方をした戦国時代の人「仲連」と「子牟」。
それぞれの生き方を考えての反省――「名」は“俗世の名誉、官職”、
「物」は自分の心と体以外の“名誉や金銭、他人”等をさす。

宇野直人さんの解説では、

《ここはちょっと舌足らずで、「道」とはどういう道なのか、なぜ官職を
 自慢することを辞める必要があるか、少し説得力が足りません》(p.29)。

太公任の言葉は『荘子』からの引用――

《孔子が或る時、別人と間違えられて殺されそうになったのを太公任が
 なぐさめます。「まっすぐな木は材木に使えるからすぐ切られて
 しまう。おいしい水はみんなが汲むからすぐに涸れる。あなたは才能や
 教養を誇り過ぎたので、殺されそうになったのではないですか」と。
 孔子は確かにその通りだと答えた(山木篇)。つまり“あまり自分の
 美点をひけらかすと災いに遭いやすい”という教訓です。》(p.29)

貴族出身の謝霊運さんも、軍出身の官僚が幅をきかせる時代でもあり、
自分が目立たない方が良いのだろう、という考えなのでしょうね。
といいながら、こういう宴会を繰り返すのはどうなのでしょうか。

 

 

 ●謝霊運「石壁精舎環湖中作」

次の詩は、山水詩の完成作、といいます。

《彼の詩は、描写の後に感情や思想を述べるという特徴があります。
 もともと感性が鋭く、「景」の描写が非常に素晴らしくて印象的なの
 ですが、それと「情」の部分がうまく溶け合わず、唐突に変わる場合
 が多かった。でもこの詩に関しては両者がスムーズにつながって
 いまして、会心の作だったのではないでしょうか。》pp.29-30

この詩も多くの取り巻きとともに遊んだ情景を描いています。

《サロン文学の色彩があります。そのために彼の感情や思想表現があまり
 深刻さを帯びないのか、どこか生身の声とは違う感じがしてならない
 んです。》pp.31-32

というのが、宇野さんの感想ですが……。

 ・・・

「石壁精舎環湖中作」 石壁精舎(せきへきしようじや)より
     湖中(こちゆう)に還(かへ)るの作(さく)  謝靈運

 

昏旦変気候 昏旦(こんたん)に気候(きこう)変(へん)じ
山水含清暉 山水(さんすい) 清暉(せいき)を含(ふく)む
清暉能娯人 清暉(せいき) 能(よ)く人(ひと)を娯(たのし)ましめ
遊子憺忘帰 遊子(ゆうし) 憺(たん)として帰(かへ)るを忘(わす)る
出谷日尚蚤 谷(たに)を出(い)でて 日(ひ) 尚(な)ほ蚤(はや)く
入舟陽已微 舟(ふね)に入(い)りて 陽(ひ) 已(すで)に微(び)なり

 この湖の当たりは夕方と朝とで気候が変わる
 山も水も、清々しい光を帯びてきている
 その光は私を楽しませ、遠くからやって来た私は安らかな気持ちなり
 帰るのも忘れてしまっていた
 別荘のある谷を出たのは夜明け早々であったが
 あちこちの景物を楽しむうち、舟に乗って帰ろうとすると、
  陽の光はかすかにおぼろになっている

 

林壑斂暝色 林壑(りんがく) 暝色(めいしょく)を斂(おさ)め
雲霞收夕霏 雲霞(うんか) 夕霏(せきひ)を収(おさ)む
芰荷迭映蔚 芰荷(きか) 迭(たがひ)に映蔚(えいい)し
蒲稗相因依 蒲稗(ほはい) 相(あひ)因(いん)依(い)す

 森や谷は夕暮れのたたずまいを色濃く宿している
 夕方の雲やもやは、夕焼けの光を吸い込んでしまうようである
 ひしやはすは互いに夕陽を浴びて美しく照り映え
 がまなどの水草は寄りそうように茂っている

 

披拂趨南径 披払(ひふつ)して南径(なんけい)に趨(おもむ)き
愉悦偃東扉 愉悦(ゆえつ)して東扉(とうひ)に偃(ふ)す

 草や木を払いのけながら南の小道へと急ぎ
 愉快な満足感に浸りながら東の部屋で休んだ

 

慮澹物自軽 慮(りょ) 澹(しづ)かにして
         物(もの)自(おのず)から軽(かろ)く
意愜理無違 意(い) 愜(かな)うて 理(り) 違(たが)ふ無(な)し
寄言摂生客 言(げん)を寄(よ)す 摂生(せつせい)の客(かく)
試用此道推 試(こころ)みに此(こ)の道(みち)を用(もつ)て推(お)せ

 私の心境は静かに落ち着き、世間の物事の価値はひとりでに軽くなった
 私の心は自然によって満たされ、
  大自然の道筋に誤りがないことを実感している
 一言申し上げよう、健康法に注意し、
  一所懸命に養生して長生きを欲している人々に
 試みにこの大自然の道に自分を合わせて生きてみたまえ

 ・・・

最初の六句では、山や湖の美しさに見とれて帰るのが遅くなった、と。

《次の六句が彼の本領の自然描写で、夕暮れ時のひときわ美しい眺めを
 描写します。》p.32
《彼は陽の光、それも特に夕暮れ、日没前の一瞬の華やかな輝きを好んだ
 ようです。本のわずかの間に移ろい消えてしまう美しさ、そこに注目
 するところが独特のセンスで、もともと間隔が鋭敏でデリケートな人
 なんでしょう。》p.32
《謝霊運は日の光に照らされる景物を好んでよくうたいます。》p.31

「林壑」は“森や谷”「暝色」は“夕暮れの雰囲気”。

《「斂め」のニュアンスが難しく、本来は“集める”という意味なのです
 が、“森や谷に、夕暮れの雰囲気が集中している”と言いたいのかな
 あ。》p.32

というのが宇野さんの解説。

《美しい自然にすっかり満足して横になり、そこからすんなりと思想表現
 につながって最後の四句、“俗世を軽んじて自然の法則に従って生き
 よう”と、彼がよく主張する内容になります。》p.33
《自然が私の心を洗って、俗念をきれいすっかり流してしまった。》p.33
《最後は少し彼の地金が出た感じになります。》p.33
《“やれるものなら自分と同じようにやってみろ”と、何だか奢っている
 ような結びで、我の強い性格が顔を出しています。》p.33

宇野さんの解説によりますと、謝霊運は、あくまで官僚として
権力の中枢に入って世直しをしようと考えていた。
なにしろ祖父は、北の異民族と戦って、北中国を取り戻そうと考え、
それが受け入れられずに隠居した人で、その生き方を重く見ていた、と。

聞き手の江原正士さんは、

《要するに、中央で活躍したいと思いながらも、ひと言多いために地方に
 追いやられてはまた故郷に戻る。この状況下でも落ち込んで腐ること
 なく、どこであれ、好き放題に楽しんで自然と相対し、詩も多く書いて
 いた人だったと。》p.33

さらに、

《名門出身のプライドを持ち続けながら山水詩を完成させた謝霊運は、
 政権が軍部に移り変わる中での或る意味、時代の寵児、貴族の象徴
 とも言えそうですね。》p.34

と。

 ・・・

謝霊運さんの詩は、前半の自然の描写などは非常に美しい、
という印象を受けました。
その辺の上手さと、後半の思想感情を著わすという部分の取り合わせ、
といいますか、つながり具合が今ひとつ筆者には分かりにくく、
感じました。

もっとよく読み込んでいけば、また違う印象を持つのかも知れませんが、
今のところは、そういう感想を持ちましたね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)山水詩の祖・謝霊運(2)」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.3.31
【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)山水詩の祖・謝霊運(2)-楽しい読書408号

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.03.31

【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)山水詩の祖・謝霊運(2)-楽しい読書408号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2026(令和8)年3月31日号(vol.19 no.6/No.408)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運(2)」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年3月31日号(vol.19 no.6/No.408)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運(2)」
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 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」37回目は、第3シーズン?の
 謝霊運の二回目です。

 平凡社の江原正士、宇野直人/著『漢詩を読む』のシリーズ第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考にすすめていきます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 「景」の描写から「情」の描写へ ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)

  ~ 山水詩の祖・謝霊運 ~ 
 
  (2)「遊赤石進汎海」「石壁精舎環湖中作」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

260228-kansi2

 

 ●謝霊運「遊赤石進汎海」

宋王朝となり、軍出身の官僚が幅をきかせる時代となりましたが、
名門貴族出身の謝霊運には財力があり、それなりの力はあったようです。

謝霊運は、「赤石(せきせき)」(浙江省の臨海地区)に別荘を持ち、
滞在中、舟遊びをしたそうで、次の「遊赤石進汎海」は、
左遷された永嘉で作ったもので、まったく暗い影がなく、
海での舟遊びの楽しさを記録したもので、
海をテーマにした中国では珍しい詩だ、といいます。

 

大陸国家である中国では海は“世界の果て、縁(へり)”のような感覚で、
《最後に諦めて行く場所だった》(p.24)と。

ところが謝霊運は、あちこちで土木建築工事をしていて、それは
《一種の庭造りの発想で》、《山、川、湖などの自然を、自分の好みに
合うように改造していた》ので、《海のとらえ方も独特なものになって
い》る、といいます(p.25)。

山水詩の一環で、前半で景色を述べ、終盤で思想感情を。

 ・・・

「遊赤石進汎海」
赤石(せきせき)に遊(あそ)び
     進(すす)んで海(うみ)に汎(うか)ぶ 謝靈運

(以下、略)

 

 ●謝霊運「石壁精舎環湖中作」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)山水詩の祖・謝霊運(2)」と題して、「謝霊運」の漢詩の紹介の二回目です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

謝霊運さんの山水詩を2回にわたって紹介しました。
参考にしている『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』の宇野さんの解説によりますと、謝霊運さんは山水詩を完成させた人だそうです。
山水詩は、はじめに自然の情景描写プラスその後に思想や感情を描くという手法だといいます。

本紙本文でも書いていますが、筆者にはこの二段構えのつながり方が今ひとつピンとこない部分がありました。
前半の自然描写は良いなあと思うのですが……。

(歴史にも詳しくない、詩心のないド素人の発言ですので、その辺は割り引いてお読みくださいね。)

*参考書:(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26

 ・・・

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2026.03.28

【最新号】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002 ―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

 

第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」

 

 

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  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
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レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左利き自分史年表」の8回目です。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(8)
 
  2001(平成13)-2002(平成14)―ネットの時代(1)

   個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照
(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―
紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/01/post-36d5d0.html
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

 

(第五回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」
2025.7.19
『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/07/post-2f723c.html
『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号

 

(第六回)
第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」
2025.10.18
『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996
―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/10/post-d0884d.html
『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996
―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号

 

(第七回)
第704号(Vol.22 no.4/No.704) 2026/2/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [41]
レフティやすおの左利き自分史年表(7)1997(平成9)-2000(平成12)
―紙の時代(4)『LL(Lefties' life)』終刊」
2026.2.21
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2026/02/post-125bcc.html
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号 2026.2.28
【最新号】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000
―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号

 

――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-d5c13e.html
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画

 

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「2001(平成13)-200 (平成1)―ネットの時代(1)
 個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-8」
------------------------------------------------------------------

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

[書誌情報]参照サイト:・Amazon https://www.amazon.co.jp/
・紀伊國屋書店ウェブストア(和書) https://www.kinokuniya.co.jp

 

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献

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2001(平成13)47歳

 

2/『あなたは完全な右(左)利き? それとも○○利き?』 鮫島良文 文芸社 2001/2/1
(Amazonで見る)

260321-anata_20260321231901

――ご自身の経験に基づき、人には右利きの部分と左利きの部分がある
 という考えで、リタイア後にまとめた研究の成果。
 「右利きか左利きか」という二択ではない、という点は納得できます。

《あなたは右利き、左利き? あるいは両利きかも知れない…。
 子どもの能力を伸ばすには、利きの動作識別をすることが大切。
 自身の体験的見地から、手・足・目・耳・脳等人体の左右対称器官の
 動きや働き、機能を考察、解明する。》

(目次)
第1章 人体の右左
第2章 「右利き・左利き」は「右手利き・左手利き」?
第3章 「右利き・左利き」は「利きサイド」では?
第4章 利き足とは? 第5章 利き目とは? 第6章 利き耳とは?
第7章 利き脳とは? 第8章 生活習慣やルールに見る右左
第9章 右利き左利きの損得 第10章 今後の課題
(著者紹介) 鮫島良文(サメジマ ヨシフミ)1939年2月長崎県諫早市生まれ。
1964年3月早稲田大学第一法学部卒業

 

3/『左腕の誇り 江夏豊自伝』 江夏豊 波多野勝/構成
 草思社 2001/3/1
(Amazonで見る)

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――「生まれつきの左利き」の左腕投手と思われていたあの江夏投手が、
 実は子供の頃に先に野球をしていた兄の進言により、野球における
 左腕投手の有利さを得るべく、食事等の私生活から「左利き」に転換
 した「作られた左利き」であることを記した、左利きの人にとっても
 衝撃的だった一書。

《20世紀ベストナインに選ばれた天才左腕が語る栄光と挫折と復活の野球
 人生。トレードの真相など、「一匹狼」江夏のイメージを一新する
 数々の秘話が明かされる。真実の回想記。》

(目次)
プロローグ 江夏豊の大胆さと繊細さ
才能の発見―昭和二十三‐四十一年
二十歳の奪三振王―昭和四十二‐四十三年阪神時代
大記録の代償―昭和四十四‐四十六年阪神時代
確執のなかで―昭和四十七‐五十年阪神時代
リリーフ・エースへの道―昭和五十一‐五十二年南海時代
最も幸福なとき―昭和五十三‐五十五年広島時代
戦いすんで―昭和五十六‐五十九年日本ハム、西武時代
エピローグ 「最後まであきらめない」のがエースの誇り

 

『「左腕の誇り―江夏豊自伝』 (新潮文庫) 2010/2/26
(Amazonで見る)

 

 

9/『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三著・丸山洋平写真
 文藝春秋 1997/10/21
(Amazonで見る) ――左利きの寿司職人として有名な<すきやばし次郎>こと小野二郎さん
 の「左手で寿司をにぎる」職人技が写真で紹介されている。

《「ヘラルド・トリビューン」が世界のレストラン・トップ6に選んだ
 名店の仕事を、気鋭の食味批評家がご案内。口福の時、ここにあり!》
《前代未聞!江戸前握りの秘術を完全伝授。パリの一流紙が“世界の十
 傑”に挙げた名店の全仕事を原寸大カラーを駆使して徹底追究。
 本邦初の近海本マグロ断面をはじめ、思わず唸らせられる職人咄。》

(目次)
はじめに 小野二郎ワールドへの誘い
第1章 四季の握りダネ 第2章 本マグロを握る
第3章 四季の握りと仕込み 第4章 海苔巻・玉子焼
第5章 酢飯談義

 

(1997年刊の文庫化)
『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三著・丸山洋平写真 文春文庫
2001/9/4
(Amazonで見る)

Sukiyabasijirou_20200226153701

――「鮨の握り方(小野二郎は左利きである)」のp.274、275の2ページ
 見開きで、その握り方がコマ割り写真で解説されています。
Sukiyabasijirou_nigiri

(目次)
第1章 次郎鮨ばなし(1) 春夏の握りダネ
第2章 次郎鮨ばなし(2) 秋冬の握りダネ
第3章 次郎鮨ばなし(3) 本マグロを握る
第4章 仕込みの奥義を徹底公開!
第5章 次郎鮨ばなし(4) 海苔巻・玉子焼
第6章 次郎鮨ばなし(5) 酢飯談義
第7章 鮨屋のオヤジと常連客の閑談録

 

(※参照)「左利きのすし職人小野二郎」に関する
 『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)
  レフティやすおのお茶でっせ』記事:
・2005.5.20
左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その一

・2005.5.23
<左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その二> 左利きのすし職人『すきやばし次郎 旬を握る』

・2005.7.17
<左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その三> 『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』山本益博

・2007.11.20
「ミシュラン」三つ星に左利きのすし職人小野二郎

・2010.4.26
《サウスポー二郎》を読む:『すきやばし次郎 鮨を語る』

・2011.5.9
左利きの鮨職人小野二郎の「すきやばし次郎」、ドキュメンタリー映画に

・2014.4.24
左利きのオバマ米大統領、左利きすし職人すきやばし次郎で会食

 

・2007.5.9
新潮文庫 鮨に生きる男たち―左利きのすし職人もいます

・2005.6.8
「TOKIMEKIママ倶楽部」のママのお悩み

(*参照)「左利きのすし職人小野二郎」に関する
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
・第535号(No.535) 2019/2/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~9 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(前)」
・第537号(No.537) 2019/3/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~10 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(中)
・第539号(No.539) 2019/4/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~11 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(後)」

 

2001<左利きミステリ>「死なないボクサー」 エドワード・D・ホック [容疑者] The Man Who Boxed Forever
オットー・ペンズラー編ボクシング・アンソロジー
"Murder on the Ropes"(2001)収録
――<オカルト探偵サイモン・アーク>もの。100年以上前からボクシング
 を続けているという挑戦者(左利き)を疑う人物が、向かい合ったとき
 左手で殴ったような、右こめかみを二度殴られて死亡した事件。
『サイモン・アークの事件簿IV』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
 創元推理文庫 2012/12/21
260321-simon4

(Amazonで見る)

《さまざまな形でこの世の向こう側を垣間見させる8つの妖しい事件から、
 鋭敏な推理力で真実を導き出すオカルト探偵アークの事件簿、待望の
 日本オリジナル短編集第4弾。》

 

 

2001<左利きミステリ>「夜霧のサンフランシスコ」 ジョー・ゴアズ [探偵] Summer Fog (c)2001
――右手を骨折させられた探偵ロマンスは、左手に銃を持ち……。
(掲載誌)
『ミステリマガジン』2002年5月号(no.554) <特集/セックス&ヴァイ
オレンス> 木村仁良/訳 山野辺進/イラスト
Hmm20025554-gores-yogirino

《「おまえはおれが<プレイランド>で撃ってるところを
 ちゃんと見てなかったんだな、ジェロー。おれは左ぎっちょなんだ」》

 

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第330号(No.330) 2012/9/15「名作の中の左利き
~推理小説編11~偽装自殺「時計収集家の王」カーシュ」
http://archive.mag2.com/0000171874/20120915074000000.html
 そのなかで“変化球”として紹介したものに、
 ジョー・ゴアズの短編小説「夜霧のサンフランシスコ」
(木村仁良訳『ミステリマガジン』2002年4月号(No.554)早川書房)

 

12/ パソコンを買い、インターネットのJSCなどの左利き
サイトに初めてアクセスする。
話には聞いていたが、こんな世界があったんだと大いに感心する。

 

2002(平成14)48歳

 

2/個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
(『レフティやすおの左組通信』の前身)。
〈左組〉〈左利き川柳〉〈ぼくの愛用左利き用品〉〈左利きの本だなぁ〉
の各ページを順次設ける。
――当初は、友人知人向けの個人ホームページで、まったくの私的空間
 でした。そのうち自然にコンテンツとして、左利きの話題が増えて
 いきました。ネット上にあるので、基本誰でも閲覧出来ましたが、
 誰も知らないので一般の人で見る人はいませんでした。

 

6/『左利きで行こう! 目からウロコの左利きツアー』 リー・W・ラトリッジ、リチャード・ダンリー 丸橋良雄、尾島真奈美訳
 北星堂書店 2002/6/1
"THE LEFT-HANDER'S GUIDE TO LIFE" (c)1992
260321-hidarikiki-de

(Amazonで見る)

――内容的にみてアメリカ人(だろう?)の手になる左利き応援本。

《芸術に秀でた有名人が左利きなのは周知の通り。左利きに関する科学的
 分析、左利き度診断、左利きにまつわる迷信、左利きのためのショッ
 ピングガイドなどなど、愉快な左利きストーリーを収録。》
《<左利きで突っ走れ!>》

(目次)
第1章 あなたは本当に左利き?
第2章 玉石混淆:左利き人物大事典
第3章 左利きの歴史ハイライト
第4章 手についての再教育講座
第5章 左利きになるきっかけは何か?
第6章 汗と涙の左利き人生
第7章 左は不幸のシンボル?
第8章 ベースボール:左利き面目躍如
第9章 栄光の左利きスポーツ選手たち
第10章 左利き大いに語る
第11章 左利き関連情報

 

 ・・・

 

いよいよネット活動開始です。
まだまだネットのあれこれも、そもそもパソコン自体も不慣れな状態で、
左利きの活動などは、まったく……。

それでもわずか二ヶ月ほどで個人ホームページを開設するなど、
今から見ましても結構やってるな、という感じです。

ネットの世界には、新たな左利きの世界が広がっていました。
当時はまだ電話線による接続で、今のようにフリーに閲覧することは
できませんでした。

とは言え、大いに刺激を受けた筆者は、翌2003年からは、
左利きに関する過去の書きためた文章などをまとめる作業に入りました。

さらに、2004年からは、本格的に【左利きライフ研究家】として
活動することになります。
当時は、まだこの肩書きは使用していませんでしたが、心は…でした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」と題して、今回は全紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.3.21
『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.03.22

【最新号】私の読書論-著作権エージェント-楽しい読書407号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

 

2026(令和8)年3月15日号(vol.19 no.5/No.407)
「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年3月15日号(vol.19 no.5/No.407)
「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 今回は、何を書くべきかと悩んだあげく、これです。

 「著作権エージェント」というのは、
 外国の作家さんに関する話によく出てきます。
 
 たとえば作家と出版社や映画会社などとの間で、
 作品の著作権について作家にかわって交渉する代理人のことですね。

 昨今では、プロ野球の世界でも、アメリカの大リーグに移籍する際、
 代理人という職業の人物が登場します。
 選手にとってよりよい条件を球団と交渉している、
 ああいう人みたいなものですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 「著作権エージェント」という仕事 ◆

 私の読書論

  ~ 著作権契約交渉の代理人 ~ 
 
  「著作権エージェント」が日本の作家にも必要だよね!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●「著作権エージェント」

ネットで調べますと「著作権エージェント」というのは、
「リテラリー・エージェント(Literary Agent)」
というのだそうです。

日本では海外の作家の著作を翻訳する際に、
その橋渡し役としての役割が多いようです。

翻訳作品をよく読むのですが、書名の次のページぐらいに「翻訳権所有」
といった文字が印刷されていたりします。
その翻訳権を取得するための橋渡し役となっている会社があります。
それが、日本でよく知られているところでしょうか。

しかし海外では作家さんがこのエージェントと契約して、
作品を売り込んでもらうという形なんですね。

作品を売り込むというのは、やっぱり難しいものだと思うのです。
それをかわって交渉してくれるわけで、これは心強い味方でしょう。

大きな存在になると思います。

作家さんというのは、言葉の遣い手ではあるでしょうけれど、
営業といいますか交渉となりますと、これはまた別物でしょう。

作品を作るのは得意でも、いざ売り込むというのは、
なかなか難しいものです。

筆者も本を出している友人に依頼して、
出版社の人に企画書を見てもらったことがあります。
実際に商業出版となりますと、なかなか大変です。

エージェントがいれば、という気もしましたが、
まずはエージェントの人に自分を売り込むこと自体が
大変かも知れません……。

 

 ●契約社会の欧米ではあたりまえに契約している

ネットで「著作権エージェント」を調べてみますと、
海外の出版物を翻訳する際の翻訳権に関する仕事が、
一番に紹介されています。

従来は海外の作家の作品を日本に紹介する際の翻訳出版に関連しての
業務に携わる人、もしくは会社でした。
昨今では、日本の著作を海外に紹介することも多くなっており、
そういう業務も取り扱うようになって来たようです。

近年増えてきていますところのこの日本の作家の作品を海外に売り込む
業務においてもこういう人たちが関与しているのでしょう。

ところが、日本の作家ではこういった「著作権エージェント」と
契約しているという話をあまり聞きませんので、
ネットの情報でも翻訳に関したものが主流になっているようです。

しかし、海外では作家自身がある程度名前が売れてくれば、
たいていこの手のエージェントと契約するのは当然のことのようです。

作家という人物はたいていこういう交渉ごとや経済的な実務などには、
無知だったり無頓着だったりする人が多いのでしょう。
欧米は契約社会ですので、どうしてもこういう職業の専門家が必要に
なってくるようです。

 

 ●アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』

アンソニー・ホロヴィッツという作家さんの『メインテーマは殺人』
という作品があります。

『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ/著 山田 蘭/訳
創元推理文庫 2019/9/28
(Amazonで見る)

2019-the-ward-is-murder2017

260315-le

 

現代イギリスのミステリ界にあって、
近年、本格推理もの作品で人気作家となっている人物です。

この作品は、「作家ホロヴィッツ」自身が
「元刑事で今は警察の顧問となって働いているホーソーン」という
探偵役の人物と組んで実際に捜査し解決した事件を本にする、
という設定の物語です。

作家が探偵とともに行動して、その探偵の語り手となって、
探偵した事実をもとにして事件の解決までのいきさつを本にする、
というのです。

「15 ヒルダとの昼食」の章で、著作権エージェントついての、
あれこれが書かれています。
章題の「ヒルダ」というのが「作家ホロヴィッツ」さんが契約している
「著作権エージェント」さんの名前です。
この章で著作権エージェントについて教えてくれます。
少し長くなりますが、引用してみましょう。

 

 《作家と著作権エージェントとは、奇妙な間柄にある。わたし自身、
  きちんと理解できているかどうか、いまだに自信がない。まず基本と
  して、エージェントは作家にとって必要な存在だ。契約や取引、請求
  などの手続きにおいて――それどころか、実務や常識にかかわる
  全般についても――作家というものは、悲しくなるくらい無能なの
  だから。エージェントは利益の十パーセントと引き替えに、こうした
  手続きをすべて代行してくれる。売れっ子作家になるまでは、それは
  ごく妥当な料金にすぎないし――いったん売れっ子になってしまえ
  ば、手数料がふくれあがろうとけちけちする必要もない。
  エージェントのしてくれることは、それがほぼすべてといっていい
  だろう。実際に仕事をとってきてくれるわけではない。前渡し金の
  額を交渉によって引きあげてくれたとしても、おそらくは
  エージェント自身が受けとる額のほうがはるかに多いだろう。》

 

《エージェントは作家にとって必要な存在だ》といいます。
確かに交渉ごとというのは、結構時間を取られる作業でしょう。
作家さんはそういう下世話なことには関わりたくない、といいますか、
それよりも創作自体に時間をさきたいというのが本音でしょう。
実際には、経済的な問題は大きな問題なのですが、
そればっかりにかかわっているのは、気が滅入る部分もありましょう。

《実際に仕事をとってきてくれるわけではない》というのは、
ちょっと意外といいますか、そうなんだ、と思いました。
新規のオファーを取ってきてはくれないということなんでしょうか。
既存の作品を他社や他のジャンルに売り込みするのは、
ありなんでしょうね。

 

 ●作家とエージェントとの関係

次の段落では、エージェントとの人間的な関係について語っています。

 

 《エージェントはけっして作家の友人というわけではない――あるい
  は、おそろしく気が多く、ほかの何十人もの顧客にも、同じように
  いい顔をしたがる友人というところだろうか。(略)エージェントは
  そんなことより、新しい作品の執筆がどれくらい進んでいるかという
  ほうに、はるかに大きな関心を抱いているのだ。ひとつのことしか
  頭にない人種ともいえ、その興味の対象は、英国の本の売上を調査
  しているニールセンのチャートと完全に一致している。わたしの本が
  出版されて一週間が経つと、ヒルダは必ず電話をかけてきて、
  わたしが嫌がると知っていながら、売上の順位を教えてくれるのだ。
  「売上がすべてじゃないんだ」と、いつもわたしは答える。これこそ
  が、わたしとヒルダの立ち位置のちがいということなのだろう。》

 

《けっして作家の友人というわけではない》とか、興味の対象は
本の売上調査のチャートと一致しているとか、経済的な問題だけ。
まあ、それが仕事といえば仕事なのですから、致し方ないともいえます。

しかし作家としては「売上がすべてじゃないんだ」というのも、
本音でしょう。
特に、ベストセラー作家ではない場合には。

それでも、そのあとの段落では、

 

 《言っておくが、ヒルダの抱えている作家の顔ぶれを見れば、わたし
  より大物はぞろぞろいる。だが、自分がいちばんの大物だと思わせて
  くれるところが、ヒルダの才能というものなのだろう。》

 

と。
きっと嬉しくなってしまうのでしょうね。
作家をその気にさせてしまうところが、ヒルダさんの腕なのでしょう。

エージェントの持つべき才能のひとつといえそうです。

 

 ●日本でも「著作権エージェント」が活躍する場が生まれてきた

はっきりしたことは知りませんが、毎年ノーベル文学賞の候補として
メディアで取り上げられる村上春樹さんには、
エージェントのような存在があるとか。
海外で評判が良いというのも、
そういう存在を確保しているのも大きいのではないでしょうか。

先ほども書きましたように、近年、日本人作家の作品が海外で文学賞の
候補になったり、実際に受賞したりしています。
今までのように、谷崎潤一郎や川端康成、三島由紀夫といった
純文学系の作家だけでなく、エンタメ系の作家も多くなっています。

これも海外に翻訳紹介する人たちがいての結果でしょう。
現時点では、日本の出版社関係の人や作家の海外のファンが、
仲立ちとなっているようです。

これからは、もっと本格的に「著作権エージェント」が活躍するように
なる余地が生まれるのではないでしょうか。

文学好き小説好きだけれど、自分で書くのはどうも、という文系・芸術家
タイプではない、理系で交渉など対人関係に自信のあるタイプの人に
とって、新たなる職業の選択肢として「著作権エージェント」というもの
もあり、かも知れません。

 

 ●「著作権エージェント」として自分の夢を実現する

やっぱり情報が少ないので、適当に書いてしまったところがあります。
今回は小説や文学の出版関係のお話をしましたが、
漫画の世界などでは海外進出もかなり早くから浸透しています。

まだまだその作家さんのファンであったり、出版社の関係者であったり、
といった人たちがこの「著作権エージェント」として活躍しているのが、
現状のようです。

ある作家のファンで、もっと多くの人に知ってほしいとか、
こういう作品があるよ、と広く世界に紹介したいと考える人など、
それぞれ、ご自分の思いを実現できる場でもある、と思います。

「著作権エージェント」は、作家にとっても大きな存在であり、
プラスになる人財です。

これからは、もっと色々なジャンルから「著作権エージェント」となる
人が誕生する可能性があると思います。

こういう仕事にもどんどんチャレンジしてほしいものです。

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本誌では、「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」と題して、今回も全文転載紹介です。

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【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.3.15
【編集後記】私の読書論-著作権エージェント-楽しい読書407号

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2026.03.21

【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設

 

 

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  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
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 「左利き自分史年表」の8回目です。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(8)
 
  2001(平成13)-2002(平成14)―ネットの時代(1)

   個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照
(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

(第五回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」
2025.7.19
『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号

(第六回)
第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」
2025.10.18
『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号

(第七回)
第704号(Vol.22 no.4/No.704) 2026/2/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [41]
レフティやすおの左利き自分史年表(7)1997(平成9)-2000(平成12)
―紙の時代(4)『LL(Lefties' life)』終刊」
2026.2.21
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号 2026.2.28
【最新号】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000
―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号

 

――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画

 

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「2001(平成13)-200 (平成1)―ネットの時代(1)
 個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-8」
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*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

[書誌情報]参照サイト:・Amazon https://www.amazon.co.jp/
・紀伊國屋書店ウェブストア(和書) https://www.kinokuniya.co.jp

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
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2001(平成13)47歳

2/『あなたは完全な右(左)利き? それとも○○利き?』
鮫島良文 文芸社 2001/2/1
(Amazonで見る)

260321-anata

(略)

 

3/『左腕の誇り 江夏豊自伝』 江夏豊 波多野勝/構成
 草思社 2001/3/1
(Amazonで見る)

 

『「左腕の誇り―江夏豊自伝』 (新潮文庫) 2010/2/26
(Amazonで見る) (略)

 

 

9/『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三著・丸山洋平写真
 文藝春秋 1997/10/21
(Amazonで見る) (1997年刊の文庫化)
『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三著・丸山洋平写真 文春文庫
2001/9/4
(Amazonで見る)

Sukiyabasijirou

Sukiyabasijirou_nigiri

(略)

 

 

2001<左利きミステリ>「死なないボクサー」
エドワード・D・ホック [容疑者] The Man Who Boxed Forever
オットー・ペンズラー編ボクシング・アンソロジー
"Murder on the Ropes"(2001)収録
『サイモン・アークの事件簿IV』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
 創元推理文庫 2012/12/21
(Amazonで見る)

260321-simon4

(略)

 

 

2001<左利きミステリ>「夜霧のサンフランシスコ」
ジョー・ゴアズ [探偵] Summer Fog (c)2001
(掲載誌)
『ミステリマガジン』2002年5月号(no.554) <特集/セックス&ヴァイ
オレンス> 木村仁良/訳 山野辺進/イラスト

Hmm20025554-gores-yogirino

(略)

 

12/ パソコンを買い、インターネットのJSCなどの左利き
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(略)

 

 

2002(平成14)48歳

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(略)

 

6/『左利きで行こう! 目からウロコの左利きツアー』
リー・W・ラトリッジ、リチャード・ダンリー 丸橋良雄、尾島真奈美訳
 北星堂書店 2002/6/1

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260321-hidarikiki-de

(略)

 ・・・

(以下、略)

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【編集後記】本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」と題して、冒頭部分のみ全文を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

本文末尾にも書いていますが、21世紀が始まる2001年の末に初めてパソコンを買って、滑り込みで新世紀にネットという新たなステージに挑戦できました。
パソコンも初めてなのに、電話回線でしかネットにつなげない状況だったのに、翌年の2月には友人知人向けに個人ホームページを開設しています。
友人知人向けとはいえ、ネット上に開いていますので、URLを知っていれば、見ようとすれば見れる状態だったのですね。
簡単な個人ホームページでしたが、コンテンツにいつしか<左利き>が広がっていきました。
やはり自分のアイデンティティに、<左利き>が大きくあったのでしょうね。

当時、ネット上には、いくつもの左利きサイトがありました。
みんな筆者同様、この新たな正解に希望を持っていたのでしょう。
ここでは「仲間が見つけられる」「共感してもらえる人と出会える」という、日常とは違った新たな世界がある、と感じていたのでしょう。
筆者もそんな一人になりたい、仲間に入りたい、と思うようになりました。
それが2004年に始まる『レフティやすおの左組』へとつながっていったのです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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2026.03.15

【編集後記】私の読書論-著作権エージェント-楽しい読書407号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年3月15日号(vol.19 no.5/No.407)
「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年3月15日号(vol.19 no.5/No.407)
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 今回は、何を書くべきかと悩んだあげく、これです。

 「著作権エージェント」というのは、
 外国の作家さんに関する話によく出てきます。
 
 たとえば作家と出版社や映画会社などとの間で、
 作品の著作権について作家にかわって交渉する代理人のことですね。

 昨今では、プロ野球の世界でも、アメリカの大リーグに移籍する際、
 代理人という職業の人物が登場します。
 選手にとってよりよい条件を球団と交渉している、
 ああいう人みたいなものですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 「著作権エージェント」という仕事 ◆

 私の読書論

  ~ 著作権契約交渉の代理人 ~ 
 
  「著作権エージェント」が日本の作家にも必要だよね!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●「著作権エージェント」

ネットで調べますと「著作権エージェント」というのは、
「リテラリー・エージェント(Literary Agent)」
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日本では海外の作家の著作を翻訳する際に、
その橋渡し役としての役割が多いようです。

翻訳作品をよく読むのですが、書名の次のページぐらいに「翻訳権所有」
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その翻訳権を取得するための橋渡し役となっている会社があります。
それが、日本でよく知られているところでしょうか。

しかし海外では作家さんがこのエージェントと契約して、
作品を売り込んでもらうという形なんですね。

作品を売り込むというのは、やっぱり難しいものだと思うのです。
それをかわって交渉してくれるわけで、これは心強い味方でしょう。

大きな存在になると思います。

作家さんというのは、言葉の遣い手ではあるでしょうけれど、
営業といいますか交渉となりますと、これはまた別物でしょう。

作品を作るのは得意でも、いざ売り込むというのは、
なかなか難しいものです。

筆者も本を出している友人に依頼して、
出版社の人に企画書を見てもらったことがあります。
実際に商業出版となりますと、なかなか大変です。

エージェントがいれば、という気もしましたが、
まずはエージェントの人に自分を売り込むこと自体が
大変かも知れません……。

 

 ●契約社会の欧米ではあたりまえに契約している

(以下、略)

 

 ●アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』
『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ/著 山田 蘭/訳
創元推理文庫 2019/9/28
(Amazonで見る)

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 ●作家とエージェントとの関係
 ●日本でも「著作権エージェント」が活躍する場が生まれてきた
 ●「著作権エージェント」として自分の夢を実現する

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【別冊 編集後記】

本誌では、「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」と題して、「著作権エージェント」について書いています。

今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

「著作権エージェント」については、本誌本文をお読みいただくとして、こういう仕事もあって、おもしろいものだと思いました。
作家になれずに編集者や本の周辺世界で働いている人もいるように思います。
筆者もそういう一人だったわけですが、筆者にはそういう交渉ごとなどは不向きですので、できない職業の一つでしょう。

まあ、人によりけりです。
そういう職業に向いている人もいるわけで、それが社会のおもしろさでしょう。

人を助ける職業のひとつだと思います。
日本でももっと増えて欲しい職業といえるでしょう。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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2026.03.07

【最新号】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」
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 昨年6月以来の「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」36回目です。
 前回で「陶淵明」編が終了、今回からはまた新たなスタートです。

 今まで同様、平凡社の江原正士、宇野直人/著の『漢詩を読む』の
 シリーズ本の第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 を参考にすすめていきます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 貴族文化の最後の光 ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)

  ~ 山水詩の祖・謝霊運 ~ 
 
  「石門岩上宿」「七里瀬」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

260228-kansi2

 

 ●謝霊運という人

前説にも書きましたように、今回も
『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考に、
読み進めていきます。

第二巻は、南北朝から唐代前半期までを扱います。

「貴族文化の時代」といわれた南朝の四王朝(宋・斉・梁・陳)のころ
は、貴族と軍閥の対立と抗争、王朝の交替が相次ぎ、不穏な時代でした。
そんな時代を象徴するように生きた詩人が、最初に登場する謝霊運です。

謝霊運は、名門貴族の出身でプライドも高く、権力への野望の強い人で、
異民族に支配されていた北中国を取り返すという理想を抱いていたが、
前王朝の関係者だったため冷遇され、政治には携われなかった。
その代償として、自然の中に逃げ遊んだ人、だそうです。

老荘思想の流行とともに仙人に憧れる風潮が生まれ、
「招隠詩」「遊仙詩」「玄言詩」が登場。
「山水詩」は、詩の中で思想を語る「玄言詩」の流れをくんで、
単に自然の美しい眺めだけでなく、思想的な内容も入っている。

ただし宇野さんに言わせますと、謝霊運の場合、
そのミックスの仕方がうまくいかなかった、という印象があるそうです。

 《山水詩というのは、山の中や舟旅の途中できれいな景色をよく観察
  し、美しく詠み込むものです。(略)彼はそれに加えて、山水から
  触発された感情をも盛り込みました。ところが彼の山水詩を読んで
  いると、叙景の美しい部分と、それにつづく感情表現とがいかにも
  水と油のような、溶け合っていない印象を受けるんです。「景」と
  「情」が調和しない、それが彼の山水詩の一つの特徴だと思います。》
    pp.15-16

 

 

 ●謝霊運「石門岩上宿」

最初に紹介する謝霊運の「石門岩上宿」は、
《自然を見る観察眼の鋭さ、デリケートさに注目したい》、
《表現の特色や感性がよく表れた例》p.16

 ・・・

 石門岩上宿 石門(せきもん)の岩上(がんじよう)に宿(しゆく)す
 謝霊運

朝搴苑中蘭 朝(あした)に苑中(えんちゆう)で蘭(らん)を搴(と)り
畏彼霜下歇 彼(か)の 霜下(そうか)に歇(つく)るを畏(おそ)る
瞑還雲際宿 瞑(くれ)に雲際(うんさい)の宿(やど)に還(かへ)り
弄此石上月 此(こ)の石上(せきじよう)の月(つき)を弄(ろう)す

 

 私はこの別荘で、朝には花園の蘭の花をとる
 それらの花が秋の霜のためにしぼんでしまうことを心配しながら
 夕方には空の雲に届きそうな山の別荘に帰り
  庭の岩の上を照らす月の光を眺めて楽しむ

鳥鳴識夜棲 鳥(とり)鳴(な)いて 夜(よる)棲(す)むを識(し)り
木落知風発 木(き)落(お)ちて 風(かぜ)の発(おこ)るを知(し)る
異音同至聴 異音(いおん) 同(おな)じく至聴(しちよう)
殊響倶清越 殊響(しゆきよう) 倶(とも)に清越(せいえつ)なり

 鳴き声がするので、鳥たちがねぐらに帰ったのがわかる
 木の葉が落ちる音で、風が吹き始めたのがわかる
 昼間は気づかないような珍しい音はどれもこの上なく心地よく
 素晴らしい響きはみな清々しくよく通る

妙物莫為賞 妙物(みようぶつ)も為(ため)に賞(しよう)する莫(な)し
芳醑誰与伐 芳醑(ほうしよ) 誰(た)が与(ため)に伐(ほこ)らん
美人竟不来 美人(びじん) 竟(つい)に来(きた)らず
陽阿徒晞髪 陽阿(ようあ)に徒(いたづ)らに
         髪(かみ)を晞(かわ)かすのみ

 このような素晴らしい景物も、それをじっくり味わうことができない
 ここにある旨い酒も、誰に対してほめたたえればいいのか
 親友はとうとう来なかった
 だから私は山の南側のくぼみで、
  むなしく洗った髪を乾かすばかりである

 

「石門」は、別荘のある山の名。
“花鳥風月”の趣。
一句(朝に~畏る)と二句(瞑に~弄す)で対句に、
対句を多く用いるのも当時の好みで、謝霊運の詩には多い。
第三段で感情表現に移る。
「美人」は男女どちらも指す場合があるが、ここでは“親友”の意味。

 《最後は謎めいていますが、洗い髪を乾かすのは『楚辞』にある表現を
  踏まえた、友を待つことの常套的な表現です(「汝と咸池に沐し/
  汝が髪を陽阿に晞かさん/美人を望めども未だ来らず/風に臨んで 
  怳(こつ)として浩歌す」=「九歌―少司命」)。》p.18

 

 ●謝霊運「七里瀬」

次の「七里瀬」は、典型的な山水詩のスタイルを取った一編。

 ・・・

 七里瀬 七里瀬(しちりらい) 謝霊運

羈心積秋晨 羈心(きしん) 秋晨(しゅうしん)に積(つも)り
晨積展遊眺 晨積(しんせき) 遊眺(ゆうちよう)に展(の)ばさんとす
孤客傷逝湍 孤客(こかく) 逝湍(せいたん)に傷(いた)み
徒旅苦奔峭 徒旅(とりよ) 奔峭(ほんしょう)に苦(くる)しむ

 旅の楽しみは秋の朝、ひときわ重苦しく募る
 朝からの心の重さは、美しい景色を見て晴らしたい
 しかし孤独な旅人の私は早瀬を見ても心を痛め、
 むなしい旅の中、
  崩れたりそびえたりしている岸のようすにも悩まされてしまう

石浅水潺湲 石(いし)浅(あさ)くして 水(みづ) 潺湲(せんかん)
日落山照曜 日(ひ)落(おち)て 山(やま) 照曜(しようよう)
荒林紛沃若 荒林(こうりん) 紛(ふん)として沃若(よくじやく)たり
哀禽相叫嘯 哀禽(あいきん) 相(あひ)叫嘯(きようしよう)す

 やがて川底の石が浅く見え、水がせせらぐあたりまで来る
 日は沈もうとして、山々はあかく照らされている
 荒れた森も夕日にさまざまに彩られて艶めき、
 悲しい声で鳴く鳥たちがお互いに呼び合うのが聞こえる
 
遭物悼遷斥 物(もの)に遭(あ)うて遷斥(せんせき)を悼(いた)むも
存期得要妙 期(き)を存(そん)して要妙(ようみよう)を得(え)ん
既秉上皇心 既(すで)に上皇(じようこう)の心(こころ)を秉(と)れば
豈屑末代誚 豈(あに) 
         末代(まつだい)の誚(そし)りを屑(かへり)みんや

 こうしたさまざまな景物をみていると左遷された自分が憐れになるが、
 将来に期待する心をしっかり保ち、
 自然の法則の大切な本質を我が物としたいものだ
 そういう自然万物をつかさどる天帝のお心を理解したからには、
 どうしてつまらない今の世の中から非難されることを気にするものか

目睹厳子瀬 目(まなこ)に厳子(げんし)の瀬(らい)を睹(み)て
想属任公釣 想(おも)ひは任公(じんこう)の釣(ちょう)に
         属(しよく)す
誰謂古今殊 誰(たれ)か謂(い)はん 古今(ここん)殊(こと)なりと
異代可同調 代(よ)を異(こと)にするも
         調(ちよう)を同(おな)じうす可(べ)し

 私の思いはさらに、いにしえの厳光が釣りをした早瀬、
 そして任公の釣りの物語へと移ってゆく
 昔の人々と今の自分が違うなどと、誰が言うものか
 時代が異なっても、
  生き方の基本についての考え方を合わせることは出来る筈だ

 ・・・

彼の特徴が顕著に出ている詩とされているが、
カタイ表現で語句が難しく、造語が多い。
硬いのは貴族文学の特徴で、陶淵明の詩がなじみやすいのは例外で、
陶淵明は当時は評価されなかった。
評価されるようになったのは、唐代に入ってから。
一方、謝霊運はカリスマ性のある人で、大好評を受けていた。
彼の屋敷や別荘に出入りできるのは光栄なことだった。
彼は後の李白のようで、境遇も似ていて、世直しをしたいと願いながら、
詩文の才能しか見てもらえなかった、といいます。

彼の性格から一度左遷され、その旅の途中で作った詩。

第三段で突然心境の表現に。

 《“左遷された風雨に負けず、自然の法則と一体になって生きる努力を
  しよう”、と、少し老荘思想の影響が入って来ます。》p.21

俗世を去って隠居した立派な人たちを思い出して、自分もがんばろう、
と。

 《前半四句が景物の描写、後半四句が心境の表現ですが、
  その移り変わりがどうも唐突で、景と情とが渾然一体となっている
  ように見えない。これが彼の山水詩の大きな特色です。》

宇野さんの見方では、謝霊運は本心の部分で、
陶淵明とは違って隠遁願望をなかった、この詩はポーズなんでしょう、
といいます。

筆者にはこのへんの難しいところはわかりませんが、
古典を引用したりして、非常に知識や教養を前面に出しています。
こういうところも当時の好みの反映だそうです。
そういう貴族文化を代表する一人なのかも知れません。

宇野さんは、この時代は「夕映えの時代」だといいます。

 《宋王朝の軍事政権下、名門貴族の出身である謝霊運は、
  貴族文化がだんだん下り坂になってゆく中で最後の光を輝かせた
  ことになります。》p.23

 ・・・

次回ももう一回、謝霊運の詩を紹介します。

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.2.28
【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

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2026.02.28

【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」

 

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2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」
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 昨年6月以来の「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」36回目です。
 前回で「陶淵明」編が終了、今回からはまた新たなスタートです。

 今まで同様、平凡社の江原正士、宇野直人/著の『漢詩を読む』の
 シリーズ本の第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 を参考にすすめていきます。

 

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◆ 貴族文化の最後の光 ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)

  ~ 山水詩の祖・謝霊運 ~ 
 
  「石門岩上宿」「七里瀬」
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今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

260228-kansi2

 

 ●謝霊運という人

前説にも書きましたように、今回も
『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考に、
読み進めていきます。

第二巻は、南北朝から唐代前半期までを扱います。

 

「貴族文化の時代」といわれた南朝の四王朝(宋・斉・梁・陳)のころ
は、貴族と軍閥の対立と抗争、王朝の交替が相次ぎ、不穏な時代でした。
そんな時代を象徴するように生きた詩人が、
最初に登場する謝霊運(しゃれいうん、385-433)です。

謝霊運は、名門貴族の出身でプライドも高く、権力への野望の強い人で、
異民族に支配されていた北中国を取り返すという理想を抱いていたが、
前王朝の関係者だったため冷遇され、政治には携われなかった。
その代償として、自然の中に逃げ遊んだ人、だそうです。

老荘思想の流行とともに仙人に憧れる風潮が生まれ、
「招隠詩」「遊仙詩」「玄言詩」が登場。
「山水詩」は、詩の中で思想を語る「玄言詩」の流れをくんで、
単に自然の美しい眺めだけでなく、思想的な内容も入っている。

ただし宇野さんに言わせますと、謝霊運の場合、
そのミックスの仕方がうまくいかなかった、という印象があるそうです。

 《山水詩というのは、山の中や舟旅の途中できれいな景色をよく観察
  し、美しく詠み込むものです。(略)彼はそれに加えて、山水から
  触発された感情をも盛り込みました。ところが彼の山水詩を読んで
  いると、叙景の美しい部分と、それにつづく感情表現とがいかにも
  水と油のような、溶け合っていない印象を受けるんです。「景」と
  「情」が調和しない、それが彼の山水詩の一つの特徴だと思います。》
    pp.15-16

(以下、略)

 

 ●謝霊運「石門岩上宿」

 ●謝霊運「七里瀬」

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

陶淵明(365-427)と謝霊運(385-433)は、生まれこそ20年の違いがあり、詩人としてのスタートはその分ずれがあるようですが、左遷後の活躍はほぼ同時代といっていいのでしょう。
一方の陶淵明が地方に帰り田園生活に入り、同時代的には評価されなかったのに対して、金持ちで野心のあった謝霊運のほうは、その後も財力を活かした活動や詩人としての名声もあり、二人の間にはかなりの落差が感じられます。

現状では、唐代以降評価されるようになった陶淵明のほうが有名で、人生というものは分からないものです。

ちなみにもうひとり、この後紹介することになるかも知れない、顔延之(がんえんし、384-456)という人は、謝霊運や鮑照(ほうしょう,412?-466)とともに当時を代表する「元嘉三大家」の一人で、陶淵明の誄(るい=追悼文)を書いた人だそうです。

 

歴史や文学史にも漢詩にも詳しくない筆者ですが、少しずつ勉強しながら書いています。
まちがい等々があるかも知れませんが、あしからず。

もしこれを読んだ上で人にお話しするときには、あらかじめ真偽の確認を取った上で引用されることをオススメします。

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