2020.03.31

私の読書論130-私のベスト3[2019]フィクション系(2)~横田順彌明治小説コレクション全3巻

―第267号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2020(令和2)年3月31日号(No.267)「私の読書論130-
私の年間ベスト3・2019年フィクション系(2)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年3月31日号(No.267)「私の読書論130-
私の年間ベスト3・2019年フィクション系(2)」
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 前回は、
「私の年間ベスト3・2019年フィクション系(1)」
 でした。

2020(令和2)年3月15日号(No.266)「私の読書論129-
私の年間ベスト3・2019年フィクション系(1)」

2020.03.15
私の読書論129-私のベスト3[2019]フィクション系(1)
~ベスト3ぐらい
―「レフティやすおの楽しい読書」第266号
『レフティやすおのお茶でっせ』版

『新生活』版

 

 今回は、「フィクション系」の2回目、終了です。

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 - 現代の古典SF -
  ~ 私の年間ベスト2019 フィクション系 (2)~
  横田順彌明治小説コレクション全3巻
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前回のおさらい――
 ●(1)メルマガ用のお勉強の本
●(2)それ以外の古典の名作
 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
 ●(4)個人的な趣味の作品
 ●2019年に読んだ〈フィクション系〉ベスト3ぐらい
--
というわけで、
いよいよベスト3の紹介です。

 

 ●1位―横田順彌明治小説コレクション全3巻

(1)横田順彌明治小説コレクション全3巻 日下三蔵編 柏書房 2017

『時の幻影館・星影の伝説』 2017/8/1
―≪日本SFの祖・押川春浪と門人・鵜沢龍岳が遭遇する数々の摩訶
 不思議―SFの奇才にして古典SF研究の第一人者・横田順彌が贈る、
 科学と綺想、怪奇と幻想に満ちた“空想科学探偵譚”!≫

『夢の陽炎館・水晶の涙雫』 2017/9/1
―≪永久機関研究者の執念、日露戦争生還兵の予言、絵から抜け出
 す幽霊、南極探検に端を発する怪事件、押川春浪と鵜沢龍岳が挑
 む超常現象!SF、ミステリ、幻想…“空想科学探偵譚”復刻第2弾! ≫

『風の月光館・惜別の祝宴』 2017/10/1
―≪帝都を襲う怪事件―SFミステリ連作ここに大団円。科学か?迷
 信か?押川春浪、鵜沢龍岳が挑む不可思議事件簿。そして伊藤博
 文、乃木希典ら明治の英傑を巻き込む陰謀の驚愕の真相とは―
 “空想科学探偵譚”最終章。≫

 

 ●2位―『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ

(2)『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ/著
 土屋政雄/訳 ハヤカワepi文庫 2008.8 [2005]

 

語り手キャシーの友人でもあるトミーへのルーシー先生の言葉――

 

「大して助けにはならないかもしれないけれど、
  覚えておいて、ヘールシャムにも少なくとも一人、
  別の考えの人がいる。絵が描けても描けなくても、
  物が作れても作れなくても、あなたはとてもいい生徒。
  これまで出会った誰にも負けないいい生徒。
  そう思っている人間が一人いるということをね」
》p.46

 ・・・ 

そのとき、
  わたしは胸に赤ちゃんを抱いているところを想像しながら、
  曲に合わせてゆっくり体を揺らしていました。
  いえ、単なる想像だけならまだよかったのですが、
  極り悪いことに、赤ちゃんに見立てた枕を抱いていました。
  そして、目を閉じ、リフレーンを一緒に歌いながら、
  スローダンスを踊っていました。/
  「オー、ベイビー、ベイビー、わたしを離さないで……」/
  (略)マダムが立っていたではありませんか。/
  一瞬、わたしはショックで硬直しました。(略)
  実に奇妙なことが起こっていました。(略)
  その位置から頭を一方に傾げ、
  ドアの内側を覗き込むようにして、わたしを見ていました。
  そして……泣いていたのです。/
  わたしを夢見心地から引き戻したのは、いま思うと、
  マダムのしゃくりあげるような
  泣き声だったのかもしれません。
》pp.112-113

 

老夫婦の冒険行『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ/著
 土屋政雄/訳 ハヤカワepi文庫 2017.10 [2015]

 

「教えておくれ、お姫様」爺さんが言っている。
  「おまえは霧が晴れるのを喜んでいるかい」/
  「この国に恐怖をもたらすものかもしれないけど、
   わたしたち二人には、ちょうど間に合ったって感じね」/
  「わたしはな、お姫様、こんなふうに思う。
  霧に色々と奪われなかったら、私たちの愛は
  この年月をかけてこれほど強くなれていただろうか。
  霧のおかげで傷が癒えたのかもしれない」/
  「いまはもうどうでもよくなくって、アクセル? (略)
  島へ渡してもらいましょう。最初一人なら、つぎはもう一人。」
  (略)
  「わかったよ、お姫様。
   だが、もう一度だけ抱きしめさせておくれ」
  (略)
  「じゃ、さようなら、アクセル」/
  「さようなら、わが最愛のお姫様」
》p.477

 

連作短編集
『夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』
カズオ・イシグロ/著 土屋政雄/訳 ハヤカワepi文庫 2011/2/4

 ●3位―『ブロードウェイの天使』デイモン・ラニアン

『ブロードウェイの天使』デイモン・ラニアン 加島祥造/訳
 新潮文庫 1984.8

今回は、正統派で、「ブロードウェイの天使」を推しましょう。

その小さな女の子(ドール)ってのは
  まさしくちっちゃな人形(ドール)で、(略)
  こんなチビだけども、またえらくかわいいんだ。(略)
  その子はまるで歩道を引きずられるみたいな様子さ。
  それなのにその小さな子が泣きわめくどころか、
  にこにこ笑っているんだ。どうも不思議に思えるほどさ。

 

おれたちが誰だかわかったらしい。
  マーキーはおれたちひとりひとりに順ぐりに笑いかけるぜ。
  それからその小っちゃな手をベソ公にさしのべようとする。/
  (略)なぜってマーキーはそのほうへ首をめぐらして、
  いかにも耳をすましている様子なんだ、
  そしてそれからおれたちにもう一度ほほえんで、
  はっきりとこうささやくのさ――「マーキーのダンス」/
   それから手を伸ばして、いつも彼女が踊るときのように、
  自分のスカートをつまみあげようとする。
  だけどその雪みたいに白い手は雪みたいに軽くゆっくりと
  胸の上に落ちる。そしてマーキーはこの世じゃあ二度と
  ダンスを踊らなくなっちまうのさ。

 ・・・

ポプラ社〈百年文庫〉第40巻『瞳』収録

(紹介文)

人間の心をみつめる濁りのない目。愛しいいのちの物語。
競馬の「ノミ屋」をしている「ベソ公」は、
 名も知らぬ小さな女の子をとつぜん預けられ途方に暮れる。
 少女の純真な心が大人を動かしていくラニアンの『ブロードウェイの天使』

『百年文庫 40 瞳』ラニアン/著 チェーホフ/著 モーパッサン/著 ポプラ社 2010/10/12

『短編ミステリの二百年1』小森収編 創元推理文庫 2019/10/24

「ブッチの子守歌」(直良和美訳)収録
解説「短編ミステリの二百年/第一章 雑誌の時代に」
<2 アメリカン・ユーモアとミステリの接近>で、
ラニアンについて約9ページ

 

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*参照:『ブロードウェイの天使』について
2019(令和元)年6月15日号(No.249)-190615-
「私の読書論 120-読書生活&書籍購入50年(2)私のお気に入り」

2019.6.15
私の読書論120-読書生活&書籍購入50年(2)私のお気に入り
―第249号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
『レフティやすおのお茶でっせ』版
『新生活』版

 

 ●私の今年2019年〈フィクション系〉ベスト1
 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡
  ~ 現代の古典SF ~
  横田順彌明治小説コレクション全3巻 日下三蔵編 柏書房
   第一巻『時の幻影館・星影の伝説』

 

   第二巻『夢の陽炎館・水晶の涙雫』

 

   第三巻『風の月光館・惜別の祝宴』

 

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

 

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鵜沢龍岳、黒岩四郎、黒岩時子ら、押川春浪とその仲間たちが
初登場するシリーズ短編第一作「蛇」 

「〈冒険世界〉の鵜沢龍岳です」/
  「やあ、きみが龍岳君か。いつも、小説を読んでいるよ。
  きみのことは、春浪さんから聞いている」/
  黒岩が、にこやかに答えた。/
  「あっ、いかん。自己紹介をするのを忘れた。黒岩四郎です。
  これは、妹の時子といって、女子高等師範の学生です」/
  「はじめまして」/時子と紹介された女学生が、
  小さな声でうなずきながらいった。
》p.19

 

「龍岳君。時子は女のくせに、
  〈冒険世界〉を読んでおってね。
  きみの小説にすっかり夢中になっておるのだよ。
  前から、会ってみたいといっておったが、
  こんなところで会えるとは思わなかったな。
  時子、どうだ、龍岳君は想像以上にいい男ではないか?
  押しかけ女房になるか」/黒岩が、妹を冷やかした。
》p.19

 

長編第一作『星影の伝説』より 

「ぼく自身は、長くて、あと五年の命と思っています。
  静乃さん、あなたは、今度の危機を乗り越えるのに、
  ぼくの何年分の精気を必要とするのですか? 
  三年分で足りませんか。もし足りるなら、それをあげます。
  ぼくは、あなたと二年だけ一緒に暮らせれば、
  もう思い残すことはない」/潮風がいった。/
  「ぼくの精気を吸収なさい。
  ぼくは、あなたのために死ぬのなら、なんの悔いもない。
  そのかわり、ひとつだけ、あなたにおねがいがあります」/
  「なんでしょうか?」/静乃がいった。/
  「ぼくという人間が、この世の中に存在したという証を、
  あなたの手で残していただきたいのです」/
  潮風が、思いきったように、語気強くいった。/
  「……はい。よろこんで」/
  静乃が、溢れる涙の顔で、うなずいた。

 

長編第三作『惜別の祝宴』  
全レギュラー総出演の完結編

 

龍岳が緊張した表情で、呟きながら春浪の顔を見た。/
  「またもや、大事件だよ」/
  春浪が、相変わらず重い口調でいう。/
  「わたし、新婚旅行は取り止めにしましてよ。
  ねえ、龍岳さん」/時子が目を輝かせて、龍岳にいった。/
  「いや、その必要はありませんよ。
  時子さん、ひっかかりましたな」/
  春浪の声が明るくなり、笑顔になった。/
  「咢堂先生たちは、ぜひ黒岩君と龍岳君の結婚を、
  われわれと一緒に祝わせてくれと、のことです。
  時子さんは、また首無美人の死体発見でも
  期待しておったのでしょう」/
  「そんなこと、ありませんでしたよ」/
  みごとに、心の中を見抜かれた時子が、
  顔を赤くしてうつむいた。
》p.431

 

以下、略――

 

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本誌では、2019年に読んだ本のなか――2019年に刊行された本というわけではありません、念のため――フィクション系の60冊ほどから、私のオススメのベスト3を紹介しています。

ここでは、引用部分の一部を紹介しています。

それ以外の文章は本誌で!

本誌をご購読の上でご覧いただけると、嬉しく思います。
(やっぱり購読してほしいですからね。)

 ・・・

本誌でも書いていますが、1位が三巻本というのはどうなのか、と。

でも、昨年読んだ本の中で、このシリーズがいちばん楽しかったというのも事実です。
ならば、それでいいのではないでしょうか。

著者の横田さんが亡くなられた年ということもあり、感謝の気持ちも働いている、とも言えそうです。

2位のイシグロの『わたしを離さないで』も、ベタな感じもしますが、よいと思ったので、これでいいでしょう。
他にも『日の名残り』や『忘れられた巨人』も非常によいお話でした。
『わたし――』がこの二編を上回ったのは、老人の思い出話より、若い人の成長の日々を描いたものの方が、読者として心に痛いからでしょうか。

3位の再読からの『ブロードウェイの天使』デイモン・ラニアンも、お気に入りの作家の作品で、これにこだわるのも、初めて出会った高校生時代のことを思い出してしまうから、かもしれません。

人生は(曖昧となった/なりつつある?)記憶のなかにある、のでしょう。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

 

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2020.03.15

私の読書論129-私のベスト3[2019]フィクション系(1)~ベスト3ぐらい

―第266号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2020(令和2)年3月15日号(No.266)「私の読書論129-
私の年間ベスト3・2019年フィクション系(1)」

 

 

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例年、この時期、大阪のまちでは、
お相撲さんの姿をよく目にするものです。

でも今年は、2月までは見かけましたが、
3月に入ってからは目にしていません。

新型コロナウイルスの影響のようです。

学校だけではなく、図書館も休館しています。

本屋がどんどんなくなっている現状で、
まちの図書館までお休みでは、
本・読書が趣味の私にとっては、
非常につらい状況となっています。

読む本はあります。
買ったきりで読んでいない本や、
老後に読もうと置いてある本もあります。

半年ぐらいはそれだけでも十分です。
再読したい本を入れれば、一年でも持つでしょう。

でもそういうものではなく、
やっぱり古今東西の色んな本、古い本も新しい本も
目にしたいし、手に取りたいのです。
そして読みたいのです。

一日もはやくこの感染症が終息することを祈っています。

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年3月15日号(No.266)「私の読書論129-
私の年間ベスト3・2019年フィクション系(1)」
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 前回は、
「私の年間ベスト3・2019年(前編)リアル系」でした。

2020(令和2)年2月29日号(No.265)「私の読書論128-
私の年間ベスト3・2019年(前編)リアル系」

 - 物語創作についての哲学的考察 -
  ~ 私の年間ベスト3・2019(前編)リアル系 ~
  『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳
    光文社古典新訳文庫 2019/3/8

私の読書論128-2019年私のベスト3(前)リアル系~『詩学』アリストテレス
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-095a24.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b678190edc9fd8d4c70c5476c71ffde9

 

 今回は、「フィクション系」編です。

 「フィクション系」とは、小説等の文芸作品です。

 一部の思想・哲学書などで小説や戯曲風の著作もありますが、
 その辺は、世間的には内容により分類されるようで、
 こちらでも世間的な分類に準じています。 

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 - 選考がむずかしかった3位のあたりは… -
  ~ 私の年間ベスト2019 フィクション系 (1)~
  〈フィクション系〉約60冊からベスト3ぐらい
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2019年に読んだ本は、リアル系は50冊程度でしたが、
フィクション系は60冊ほどとなりました。

今年も例年同様に、分類してみます。

(1)メルマガ用のお勉強の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

 

 ●(1)メルマガ用のお勉強の本
 ●(2)それ以外の古典の名作
 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

〈「記憶の曖昧さ」というテーマを追いかける〉
【ノーベル文学賞作家】カズオ・イシグロ

「(略)あんたの態度は間違っとるよ。いいかい、
  いつも後ろを振り向いていちゃいかんのだ。
  後ろばかり向いているから、気が滅入るんだよ。(略)
  そりゃ、あんたもわしも、必ずしももう若いとは言えんが、
  それでも前を向き続けなくちゃいかん」
  そして、そのときだったと存じます。男がこう言ったのは――
  「人生、楽しまなくっちゃ。
  夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。脚を伸ばして、
  のんびりするのさ。夕方がいちばんいい。わしはそう思う。
  みんなにも尋ねてごらんよ。
  夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ」
》pp.350-351

『日の名残り』土屋政雄/訳 ハヤカワepi文庫 2001.5 [1989]

 

過去は夢と同じようなものです。思い出そうとしても、
  その記憶には常に曖昧さが付いてまわるのです。
》「詩帆が去る夏」pp.44-45

『美亜へ贈る真珠〔新版〕』梶尾真治 ハヤカワ文庫JA 2016/12/20

 

 ●(4)個人的な趣味の作品
 ●2019年に読んだ〈フィクション系〉ベスト3ぐらい

「おれは核を見つけたんだ」/「核?」/
  「自分という存在の中心となるものだ。
  形而上学的でたわごとに聞こえるが、そうじゃない。
  自分が何者かという核を見つけ、それとともに歩み、
  それを受け入れることを学べば、心が穏やかになる。
  ハリケーンの目になったようなものだな。
  まわりの世界は回転しているが、自分はその中心になる。
  なにものにも動じない。おれはそうだった。
  なにものにも動じなかった。どんなものも人も、
  おれの核を崩壊できなかったと思う」
》p.128
「核を手に入れればそうは思わないはずだ。
  彼女との仲はうまくいかないかもしれないが、
  感じかたは変わるはずだ。痛みへの対処法がわかるはずだ」
》p.187
「人間だれしも、幸せが永遠に続くものと考える。だが、
  幸せとは、延々とバランスを取りつづけることなんだ。(略)
  バランスを保つために絶えず姿勢を変えることになる。
  だれしもそうしている。徐々に姿勢を変えている。
  ある立ちかたをしつづけて疲れれば姿勢を変える――
  理由は、バランスを取り直す必要があるからだ。
  人生についても同じことが言える。
  幸せとは、バランスを取り直すことなんだ」
》p.188
「どんなことも、自制心の問題だ、ハリー。
  規律。体系化。独創力さえ必要だ。なすがままではだめだ。
  自分の感じたいとおりに感じ、
  不要なものを拒むことができるところまで
  自分を律することが必要なんだ。
  さ、やるのか、やらないのか?」
》p.192

『ロスト・エコー』ジョー・R・ランズデール 北野寿美枝/訳
 ハヤカワミステリ文庫 2008/5/9 [2007]

その他:
(初読)池井戸潤『陸王』、パトリシア・ハイスミス『見知らぬ乗客』
(再読)高千穂遙『魔道神話』、フィリップ・ロス『さよならコロンバス』、H・P・ラヴクラフトの作品集 など

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本誌では、2019年に読んだ本のなか――2019年に刊行された本というわけではありません、念のため――フィクション系の60冊ほどから、私のオススメのベスト3の候補および、3位ぐらいの著作を2、3点紹介しています。

ここでは、引用部分を紹介しています。

それ以外の文章は本誌で!

本誌をご購読の上でご覧いただけると、嬉しく思います。
(やっぱり購読してほしいですからね。)

 ・・・

ベスト3のうち、1、2位はすぐに決まりましたが、3位を決められず、色々迷った上で、いくつかの本を紹介しました。

一つはここに引用を紹介した『ロスト・エコー』でした。

他には、パトリシア・ハイスミス『見知らぬ乗客』、池井戸潤『陸王』等がありました。
再読ものからは高千穂遙『魔道神話』やフィリップ・ロス『さよならコロンバス』。

また、ラヴクラフトについて書いています。
新潮文庫から選集が出たのは意外でしたね。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

 

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2020.02.29

私の読書論128-2019年私のベスト3(前)リアル系~『詩学』アリストテレス

―第265号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

 

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2020(令和2)年2月29日号(No.265)「私の読書論128-私の年間ベスト3・2019(前編)リアル系」

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年2月29日号(No.265)「私の読書論128-
私の年間ベスト3・2019年(前編)リアル系」
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 前回は、「週刊ヒッキイ」とのコラボ編でした。

 初めての試みということもあり、今ひとつな感じでしたが、
 読者の皆様はどのようにお感じになられましたか。

 訊かない方がいいのかもしれませんね。

 

 さて、今回は、遅れに遅れた、
 恒例の前年に私が読んだ本から選んだ
 「私の年間ベスト3」です。

 まずは、「リアル系」から。

 

 いつも書いていますが――

 「リアル系」とは、
 いわゆる論文やエッセイ系の著作、
 実用書のような解説系のものも含めて、をいいます。

 それに対して、小説等の文芸作品は、
 「フィクション系」と呼んでいます。

 「フィクション」に対しては
 「ノン・フィクション」という言葉があります。

 しかし「ノン・フィクション」というと、
 またそれで一つのジャンルになってしまいますので、
 あえて、どなたかが使っていた
 「リアル系」という言葉を使っています。

 

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 - 物語創作についての哲学的考察 -
  ~ 私の年間ベスト3・2019(前編)リアル系 ~
  『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳
    光文社古典新訳文庫 2019/3/8
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 ●2019年の傾向
 ●(1)メルマガ用のお勉強本―古代中国思想、読書関連
【古代中国思想】
【漢詩】
【読書】
 ●(2)その他の古典系のお勉強本
【仏教】
【哲学・思想】
 ●(3)小説や左利き本等著作のためのお勉強本
【小説・書くこと】
【ブック・ガイド】
【左利き】
【心理学・科学 他】
 ●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本
【北杜夫】
【空海】
【左利き仲間で友人の渡瀬謙・ビジネス書】
 ●私の2019年〈リアル系〉ベスト3
(1)『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳 光文社古典新訳文庫 2019/3/8

 

『アリストテレス 詩学/ホラーティウス 詩論』松本仁助・岡道男/訳 岩波文庫 1997/1/16

 

(2)『沙門空海』渡辺照宏・宮坂宥勝/著 ちくま学芸文庫 1993/5/1
―従来の伝説的な偉人としての〈弘法大師伝〉から脱却し、より客観的な、〈人間空海〉像を描こうとした一時代を画した伝記。

 

かれが「沙門空海」を
  晩年高野山にこもるころに自称するようになるのは、
  まさしく、この知られざる恩師「一沙門」

 

  (奈良などの諸大寺にいて仏教について学問を積み、
   求聞持法を修し、法を行いうる私度僧・山林修行僧の
   グループの一員で、行基に近い性格を持った者:引用者注)

 

  の性格につながるものがあるとみてはならぬだろうか。
  そして、この点に民衆の間に偉大なる歩く仏者
  「弘法大師」としての信仰がひろがっていった秘密が
  かくされているように思われる。
  「沙門空海」の称こそ、空海その人の本質を
  もっともよく伝えているものといわなければならない。

   「第三章 三教指帰の述作」

 

(3)『〔完全版〕若き日と文学と』辻邦生・北杜夫/著 中公文庫 2019.7
―1970年に出版された『若き日と文学と』の増補・完全版、文庫版は1974年。全対談を網羅、辻邦生没後20年記念。

2019.12.23
辻邦生・北杜夫『完全版 若き日と文学と』―『星の王子さま』をめぐって (新生活版)

 

文学というものは、
  もともと生気が枯渇してゆく生活のなかに、
  精神の養分を注ぎ込んで、
  生命本来のいきいきとした輝きを取り戻させるものである。

 

  文学を読むとは、(略)
  生命の本質が歓喜である事実を自覚することである。(略)

 

  この「対談」のなかで、多少とも何かを語りえたとすれば、
  それは、生命とは歓喜であり、
  文学はそれを自覚させる手段だ、ということであろう。

 

  むろん、文学はさまざまなかたちをもち、
  それぞれに存在理由をもつ。

 

  しかし、古典と言われるほどの作品は、
  ベネットが言うように、すべて例外なく、
  このことを含んでいる。

   「I 若き日と文学と/あとがき」辻邦生

 

 ●ベスト3以外のオススメ

 

六七
   これが、エケクラテスさん、私たちの友人で、
  あの頃私たちが巡り合った人々のうち、
  語り得る限りでもっとも善く、もっとも叡智に富み、
  もっとも正しくあった人の、最期でした。

  『パイドン ―魂について』プラトン/著 納富信留/訳
    光文社古典新訳文庫

 

 

「道徳的考察」
49 人は誰も、当人が想像するほど、
    幸福でもなければ不幸でもない。

   『箴言集』ラ・ロシュフコー/著 武藤剛史/訳
     講談社学術文庫 2019/7/12

 

 ●私の今年2019年〈リアル系〉ベスト1
 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡
 
  『詩学』アリストテレス/著 三浦洋/訳
    光文社古典新訳文庫 2019/3/8

 

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

 

 

模倣することが
  人間には幼少期から自然本性的に備わっているため、
  他の動物とは違って、最も模倣を得意とし、
  最初期の学習も模倣を通じて行う。
  それがゆえに、人間なら誰もが模倣像を喜ぶということも、
  自然本性的に備わっているわけである。
  その証拠は、現実に経験される出来事のうちにある。(略)
  実物を目にするのが苦痛な対象であっても、
  それらを極めて精緻に描いた像を鑑賞するときに
  喜びを感じるのである。

 

   「第四章」

 

 

悲劇とは、真面目な行為の、
  それも一定の大きさを持ちながら完結した行為の模倣であり、
  作品の部分ごとに別々の種類の快く響く言葉を用いて、
  叙述して伝えるのではなく演じる仕方により
  〔ストーリーが観劇者に生じさせる〕憐れみと怖れを通じ、
  そうした感情からカタルシス(浄化)をなし遂げる
  ものである。

 

   「第六章」

 

...

 

2019watasinobest3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

本誌では、2019年に読んだ本のなか――2019年に刊行された本というわけではありません、念のため――リアル系の50冊ほどから、私のオススメの本を3点とほか2点ほど紹介しています。

ここでは、一部のみ引用部分を紹介しています。

本誌ではもっと書いていますので、是非本誌をご購読の上でご覧いただけると、嬉しく思います。
(やっぱり購読してほしいですからね。)

 ・・・

今年は結構、2019年に発行された新しい本も読んでいるように思えます。
珍しいことです。
それだけ自前で買った本があるということでしょうか。

自前で買った本はどうしても、後回しになるケースが多いのです。
何しろいつでも読めるのでね。

図書館で借りた本は、返却期限というのがあるので、どうしてもそちらを優先してしまう傾向にあります。
それで、ついつい読む旬を失うと言うことも……。

で、昨年は、そういう意味では、なぜか、新刊を読むことが多かったのですね。

それだけ、新刊で興味深い本が多かった、と言うことでしょうか。

私も「ベスト3ぐらい」に、光文社古典新訳文庫の『詩学』『パイドン』を挙げ、講談社学術文庫版の新訳『箴言集』を挙げています。
『若き日と文学と』の完全版のような、新たな資料に基づく新編集本や、新たな訳者による新感覚の新訳本や、新たな研究結果に基づく新訳本などが出版され、私の心に届いたということでしょう。

 ・・・

昨今、海外の古典の新訳が各社で企画され出版されています。

戦後も70年以上たち、日本語も大きく変化しています。
時代に合った言葉や表現が求められます。

言葉は時代とともに変化し、名作や名著といわれる著作でも、時代とともに読みにくいものになってきます。
特に翻訳の場合、当時の名訳者、権威といわれた先生方もその時代の住人であり、その時代の言葉の中で生きていたので、現代とは感覚が徐々にずれてくることは致し方ありません。

日本の名著・名作も、時代により言葉は変わり表現は変化します。
近代のものでも、戦後の国語改革で、新字・新仮名遣いになり、断絶が生まれています。
近世以前のものとなれば、さらに、です。

 

新訳本の出版のみならず、NHKのEテレ「100分de名著」のような古典紹介番組もあり、古典に親しむ機会を増やそうという流れがあるのでしょうか。

まあ、それだけ、近年若者のみならず人々の間に「本を読む」「本から学ぼう」という姿勢が失われている現実を、遺憾に思う人たちが増えている、と言うことかもしれません。

私のこのメルマガもその一助になれれば、と思っています。

本を読むこと、本から学ぶことの楽しさを少しでも知ってもらえれば、さいわいです。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

 

 

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2020.01.15

レフティやすおの楽しい読書第263号お詫びとお知らせ

―第263号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

 

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2020(令和2)年1月15日号(No.263)「お詫びとお知らせ」

 

 

6時間の遅刻配信です。

 

ごめんなさい!

 

レフティやすお

 

 

理由は本文を参照のこと。

 

 

◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2020(令和2)年1月15日号(No.263)「お詫びとお知らせ」
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 例年通りですが――

 

 

 遅くなりましたが、

 

 新年明けましておめでとうございます。

 

 旧年中はお世話になりました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 レフティやすお

 

 

2020nenga-ly

 

------------------------------------------------------------
 お詫びとお知らせ
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まずはお詫びから――

 

 

さて本来ですと、前年に私が読んだ本からお勧めの
「ベスト3ぐらい」を紹介するところですが、

 

年末からPCの調子が悪く、
13日にやっと復旧。
ところが今度は体調不良で、
どうもうまくいきません。

 

ということで、
勝手ながらしばらくお休みさせていただくことにします。

 

どうもすみません <(_ _)>

 

 

以前からも度々ミスが続いたりしていました。

 

ホントは3月からといいたいところですが、
それでは自分が我慢できないでしょうから、
2月から通常通りとしたいと考えています。

 

 ・・・

 

で、お知らせです。

 

 

(以下略)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

お知らせの内容は、購読者だけの秘密です。

 

本誌をご覧ください。

 

(やっぱり購読してほしいですからね。)

 

 ・・・

 

では、詳細は本誌で!

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

 

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2019.12.31

私の読書論127-読書生活書籍購入50年(6)50代以降リアル編ベスト3(後)

―第262号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2019(令和元)年12月31日号(No.262)「私の読書論127-
読書生活書籍購入50年(6)50代以降リアル編ベスト3(後編)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2019(令和元)年12月31日号(No.262)「私の読書論127-
読書生活書籍購入50年(6)50代以降リアル編ベスト3(後編)」
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 今回は、5月、6月、7月、11月、12月前半に続き、
 「読書生活&書籍購入50年」の6回目。

 前回は、50代以降の
 【私のお気に入り「リアル編」「世界の四聖編」ベスト3】
 と題して、その前半をお届けしました。

 今回は、いよいよその後編です。

 

5月、6月、7月、11月、12月の1回目から5回目までの内容は、
以下の『お茶でっせ』の「別冊 編集後記」からご想像ください。

2019.5.15
私の読書論119-読書生活&書籍購入50年
―第247号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/05/post-1105af.html

2019.6.15
私の読書論120-読書生活&書籍購入50年(2)私のお気に入り
―第249号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/06/post-f1834b.html

2019.7.15
私の読書論121-読書生活書籍購入50年(3)短編集が好き
―第251号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/07/post-dab17f.html

2019.11.15
私の読書論125-読書生活書籍購入50年(4)
リアル編初期(20代前半)ベスト3
―第259号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/11/post-a3d937.html

2019.12.15
私の読書論126-読書生活書籍購入50年(5)リアル編-50代以降世界の四聖編ベスト3(前)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/12/post-cd9e66.html

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 私の読書論127-
 ― 令和の時代に向けて ~ 50年史という昔話 ―
  読書生活書籍購入50年(6) 
  【私のお気に入り「リアル編」
    50代以降・世界の四聖編ベスト3】(後編)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

しあわせに生きるための助言本

(1)哲学者の幸福論
(2)宗教関係の聖人に関する本
(3)心理学者や精神科医等の心理学や精神科学系のものや
 お偉い先生方の人生相談・エッセイ等の本

これらのうちから(2)の「世界の四聖編」を紹介します。

「前編」では『論語』を紹介しました。
今回「後編」では、残りの2点を紹介します。

 

 ●歴史的人物としてのブッダと原始仏教

*参照:
『スッタニパータ』
―『ブッダのことば―スッタニパータ―』中村元/訳 岩波文庫

2014(平成26)年9月30日号(No.136)-140930-
「原始仏教(2)原始仏典(1)スッタニパータ(前編)」
2014.9.30 今生における幸せを求める教え
―原始仏教(2)原始仏典(1)スッタニパータ(前編)
 ―第136号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/09/21-2095.html

2014(平成26)年10月31日号(No.138)-141031-
「原始仏教(3)原始仏典(1)スッタニパータ(後編)
2014.10.31 心が澄む、清らかになる教え
―原始仏教(3)原始仏典(1)スッタニパータ(後編)
 ―第138号 別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/10/31-1acb.html

 

『ダンマパダ』(漢訳『法句経』の名で知られる)
―『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村元/訳 岩波文庫

2015(平成27)年1月31日号(No.144)-150131-
「原始仏教(4)原始仏典(2)『ダンマパダ』(前編)」
2015.1.31 人生の指針~生き方の知恵―
原始仏教(4)原始仏典(2)『ダンマパダ』(前編)
 ―第144号 別冊 編集後記

2015(平成27)年2月28日号(No.146)-150228-
「原始仏教(5)原始仏典(2)『ダンマパダ』(後編)」
2015.2.28 人生の指針~生き方の知恵
―原始仏教(5)原始仏典(2)『ダンマパダ』(後編)
 ―第146号別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2015/02/52-234c.html

 

『マハーパリニッバーナ・スッタンタ』
(ブッダの死とその前後の出来事が語られる)
―『ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経』中村元/訳 岩波文庫
1980/6/16

2015(平成27)年3月31日号(No.148)-150331-
「原始仏教(6)原始仏典(3)『大パリニッバーナ経』(前編)」
2015.3.31 自灯明・法灯明~自己を頼る・法を頼る
―原始仏典3『大パリニッバーナ経』(前)
 ―第148号 別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2015/03/3-0821.html

2015(平成27)年4月30日号(No.150)-150430-
「原始仏教(7)原始仏典(3)『大パリニッバーナ経』(後編)」
2015.4.30 怠ることなく努めよ
―原始仏典(3)『大パリニッバーナ経』(後)
 ―第150号 別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2015/04/3-4566.html

 

 ●『原始仏典(初期仏典)』から『スッタニパータ』

*参照:

・2014(平成26)年9月30日号(No.136)-140930-
「原始仏教(2)原始仏典(1)スッタニパータ(前編)」

2014.9.30 ―第136号 別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/09/21-2095.html

・2014(平成26)年10月31日号(No.138)-141031-
「原始仏教(3)原始仏典(1)スッタニパータ(後編)」

2014.10.31  ―第138号 別冊 編集後記
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/10/31-1acb.html

 

 ●プラトン“ソクラテス対話篇”から「クリトン」

2008(平成20)年12月号(No.12)-081231-
『ソクラテスの弁明』まとわりつく虻
2008.12.31『ソクラテスの弁明』まとわりつく虻
―第11号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10181058245.html

2012(平成24)年5月31日号(No.82)-120531-
プラトン『饗宴』
2012.5.31 自分の割符・片割れを求めて
『饗宴~恋について~』プラトン
―第82号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-11262828027.html

 

 ●「世界の四聖編」ベスト3ぐらい

~【「世界の四聖編」ベスト3ぐらい】(順位はありません)~~

(1)『論語』
(2)『原始仏典(初期仏典)』から『スッタニパータ』
(3)プラトン“ソクラテス対話篇”から「クリトン」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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(1)
『論語 増補版』加地伸行・全訳注 講談社学術文庫 2009.9.10
―《儒教学の第一人者が『論語』の本質を読み切り、独自の解釈、
 達意の現代語訳を施す。漢字一字から検索できる「手がかり索引」
 等を増補した決定新版! 》

(2)
『ブッダのことば―スッタニパータ―』中村元/訳 岩波文庫
1958/1/1, 1984.5.16 
―最古の聖典。第4章、第5章が最も古い部分といわれる。《人間と
 して正しく生きる道が対話の中で具体的に語られる》

(3)
『ソクラテスの弁明・クリトン・エウチュプロン』プラトン/著
山本光雄/訳 角川文庫 1954, 改版1968
―裁判当日の朝を描いた「エウチュプロン―敬虔について―」、裁
 判における「弁明」、その後の処刑を待つ日、脱獄を進める友人
 との対話「クリトン―なすべきことについて―」を収録。巻末に
 80ページ弱の訳注、解説などが付されていて初心者に優しい。

『ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン』プラトーン
/著 田中美知太郎/訳 池田美恵/訳 新潮文庫 改版2005
―初期の「弁明」から魂の不滅をテーマにした中期の「パイドーン」
 まで、ソクラテスの裁判から刑死までを扱った作品を収録。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

 

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2019.12.27

左手で字を書く左利きに優しい伝統的!縦書き幼児向けひらがな練習本

今年の忘れ物第二弾。

 

今年知った、左利きの子に優しい――左手で書きやすそうな、幼児向けのひらがな練習の本をいくつか紹介しましょう。

従来紹介してきたものは、

 

『ひらがなれんしゅうちょう』小野村 哲 (著), 特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所 (編集), 平石 哲 (イラスト)

ぐらいでした。

*参照:『お茶でっせ』2013.10.29
左手書き(左利き)に適した『ひらがなれんしゅうちょう』

日本語の伝統通りの右縦書きで展開されていますので、左手書きのハンディキャップがありません。/文字の構造や書き方の説明、練習の進め方など内容的に優れていても、肝心かなめのこのポイントが押さえられていなければ、左手書き(左利き)用としては不向きな練習帳となり、文字の練習になりません。

と、書いていますように、
左利きの子の場合、「左手で書きやすいかどうか」がいちばんの課題です。

 

130430hiraganarenshuuchou

(画像:練習ページ―Amazonより)

 

最近の文字練習帳には、一応、伝統的な縦書きの体裁になってはいても、肝心の練習部分では、右手で書きやすいように、

左上側にお手本の字、練習スペースは左から順に

「なぞる」マス目 → 「けい線付き」マス目 → 「白紙」マス目

となっているものが増えています。

右利き右手書きの場合は、これならお手本を見ながらなぞり書きし、次に先に書いたものを見ながらけい線付きのマス目、白紙のマス目と書くことができ、流れに沿って練習できるので非常に便利です。

 

逆に言いますと、左利き左手書きの場合、こういうものを利用しますと、ペンを持つ手でお手本が隠れたり、先に書いた字が隠れたりで、続けて練習していても、一回一回の勝負になり、上達しづらいものになります。

(私が「伝統的」にこだわる理由は、「伝統」の名のもとに、「左使い」を否定する人たちがいたからです。
 たとえば「日本の伝統では、字は右手で書くもの、箸は右手で使うものです」といった考え方です。
 そういう人たちは、最近の上のような右手書き対応の練習帳を否定してくれるのでしょうか?)

 

そこで、左利きのお子さんのための練習ドリルとしては、左手書きにふさわしい筆記順を採用しているものを探す必要があります。

下に紹介します商品は、どれもネットで確認しただけですので、全ページの内容まではわかりませんが、大体のところは使えそうです。

 

(1)『特別限定版 3~4歳 はじめてのひらがな (特典つき) (学研の幼児ワーク)』 学研プラス (2019/3/12)

 

◆セット内容◆
【1】『3~4歳 かいてけせる ひらがな 新装版』1冊
【2】特製ホワイトボードマーカー(3本)
【3】ひらがなおけいこプリント(4ページ)
【4】はじめてのお手紙シート(2種)

ホワイトボードのような練習帳で繰り返し練習できるというのがいちばんの売りでしょう。

 

(2)『6歳 くせのないきれいな字になるひらがなれんしゅうちょう 学研の頭脳開発』学研プラス (2014/3/25)

 

ていねいなポイント説明と「よくない例」がある
という点と、
最初のページでしっかり練習→次のページで練習成果チェックという2段階ステップ
というところが売りでしょうか。

レヴューに

一年生の左利きの娘に購入しました[..]やり始めてから字がグングン上達していきました。

とあります。

 ・・・

どちらの本も学研のもので、練習ページの画像に、右から順に

「白紙」マス目 ← 「けい線付き」マス目  ← 「なぞる」マス目 

となっているものがあり、

この点、伝統的な右から左への縦書きで構成されていて、左手書きにふさわしいものになっています。

 

(1)
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2019312-34hajimeteno-hiragana3

 

(2)
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(画像:表紙、練習ページ―Amazonより)

 

 

(3)『ユーキャンの正しくきれいに! かきかたれんしゅうちょう【ひらがな・カタカナ・すうじ】』和田 康子 (著) U-CAN (2014/7/18)

 

「ひらがな」「カタカナ」は1ページで1字
◆手書き文字のお手本だから、きれいな字形がわかりやすい!
◆1枚ずつはがしても使えて、書きやすく練習しやすい!
◆ていねいに書く練習を重視した、3ステップのオリジナルフォーマット!

というところが売りでしょうか。

「練習しやすい工夫がいっぱい! 」の「(3)手で隠れない位置に書き順を表示」とあります。

お手本や書き順の表示は上側にあり、右から順に一画目から左へ進んでいます。

「四画目」←「三画目」←「二画目」←「一画目」

これなら、左手書きにもちょうどよいものになります。

 

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2014718ucan-kakikata2

 

2014718ucan-kakikata3

(画像:表紙、練習ページ―Amazonより)

 

 

*参照:【大人のための左利き・左手書きペン字練習帳】

岡田崇花『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』ブティック社・ブティックムック

 


*参照:
2018.11.26
岡田崇花先生リベンジなる!『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』を買う 2018.10.24
『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』10月18日発売
『お茶でっせ』 『新生活』

 

 

Hidarikiki-senyou-penji

 

 

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2019.12.23

辻邦生・北杜夫『完全版 若き日と文学と』―『星の王子さま』をめぐって

今年の忘れ物です。
書いたのに、アップするのを忘れていたもの。

 

辻邦生・北杜夫、そしてトーマス・マンサン=テグジュペリのファンの人は必読の一書です。

 

 ・・・

 

9月27日、消費税増税前、久しぶりに本屋をのぞいてみました。
本も増税の対象になっているからです。
もし何か気になる本があれば、上がる前に買っておきたいですからね。

 

最近は本屋さんもめっきりと減って、毎日のように立寄るという機会も少なくなりました。

 

あれこれ棚を見ていると、棚差しの一冊の本が目に飛び込んできた。

 

それがこれ

辻 邦生・北 杜夫『完全版 若き日と文学と』中公文庫 2019/7/23

 

Wakaihitobungakuto-kanzenban

 

やじきた(弥次喜多)ならぬ、つじきた(辻北)の対談集です。

 

このお二人は、旧制松本高校の同級生で、長年の親友であり、文学仲間でもありました。
その友情の証ともいうべきものとしては、↓のような本も出ています。

 

『若き日の友情―辻邦生・北杜夫往復書簡』辻 邦生・北 杜夫 新潮文庫 2012/10/29

 

 ・・・

 

私が日本で一番好きな作家が北杜夫さんです。
(一番好きだといいながら、全著作を読んだわけでもなく、もちろん持っているわけでもありません。
 それでも一番好きな作家であることに変わりはありません。
 それじゃあダメだ、といわれるかもしれませんけれど……。)

 

だから、すぐに手に取りました。

 

帯に「没後20年」とありますので、これは辻邦生さんの「没後20年」を記念した新刊ということになります。
でも、私にとっては、久方ぶりの「北さんの新刊」です!

 

北さんも没後、いくつかの本があれやこれやと復刊・再刊され、単行本未収録の作品が単行本となったり、再編集ものが出たりしました。
(今も出ています。たとえば―『どくとるマンボウ青春の山』ヤマケイ文庫 2019/9/14)

 

私もポツポツと何冊か新規に、あるいは買い直しをしたものでした。
(置き場所が限られていて、何冊かを残して、押し出し整理法により、処分したものがありましたので。)

 

 ・・・

 

1970年に出版された『若き日と文学と』の増補・完全版だそうです。
文庫版は1974年に出ているそうです。

 

私がちょうど北さんを愛読していた頃でもあり、記憶にはあります。

 

買っていたかも、と思いつつも目次をのぞいてみました。

 

最初に目に飛び込んできたのが、「『星の王子さま』とぼくたち」という文章です。
早速そのページを見ると、『星の王子さま』とサン=テグジュペリについて語り合っています。

 

北さんが『星の王子さま』が好きなことは知っていました。
辻さんも女子学生に人気があるので大学の授業に使ったといい、二人のこの本を巡る文学論になってゆきます。

 

 ・・・

 

私も『トム・ソーヤーの冒険』と並んで『星の王子さま』が好きで、サン=テグジュペリが好きだったので、この対談を収めた本書は「絶対の買い」でした。

 

(『トム・ソーヤー』でも、著者は「まえがき」で子供だけでなく大人にも読んでもらいたい、昔自分がどんな子供でどんなふうに考えどう感じたか、どんな遊びを楽しんだかを思い出してもらいたい、という意味のことを書いています。
 一方、『王子さま』の方は、誰もはじめは子供だったが、それを忘れずにいる人は少ない、と書き、「子どもだったころのレオン・ウェルトに」と献辞を書き換えています。
 どちらの本も、子供向けに書かれていますが、本当は子供の心を持った大人に向けて書かれたものなのかもしれません。)

 

家に帰って、調べてみましたところ、若い頃には買っていませんでした。
多分辻さんのお話は難しいと感じていたのでしょう。

 

今回も、「この章があったから買った」と言っても過言ではありません。

 

私の大好きな作家が、私の大好きな作品と大好きな作家について思い入れたっぷりに語っているのですから、これは最高です!

 

Wakakihito-hosinooujisama2

 

*参照:メルマガ『レフティやすおの楽しい読書』

 

2008(平成20)年2月号(No.2)-080229-
大人も楽しい『トム・ソーヤーの冒険』

 

2008(平成20)年4月号(No.4)-080430-
星になった少年『星の王子さま』

 

 ・・・

 

それぞれの『星の王子さま』との出会いから始まり、その印象と内容について語り合います。

 

たとえば、「飼いならす」という言葉について、原語で読んでいる辻さんがフランス語ではこうで、こういう意味を含んでいるから、どうだこうだ、といったように……。

 

なかなか深い対話です。
感性で読む北さんに対して、理屈で跡づける理性派文学者の辻さんという印象を受けました。

 

最後に、北さんは、『星の王子さま』で、ラスト・シーンに《イカれちゃったんですよ》と語っておられます。
辻さんも《うん、いいね。実にいい》と同感されています。

 

確かに美しい、でも淋しいシーンです。

 

Wakakihito-hosinooujisama

 

ここだけに限りません。

 

そして、(あれやこれや背景となる事柄について深読みしなくても、ストーリーそのものを)素直に読んでも、とてもいいお話だと思っています。

 

 ・・・

 

久しぶりにうれしい本との出会いでした。

 

ネットでは教えてくれませんでした。
普段から色んな本を「オススメ」をしてくれるのに、肝心なところでは役に立たないものです。

 

やっぱり本屋さんが近くにないと、困りますね。

 

 

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2019.12.15

私の読書論126-読書生活書籍購入50年(5)リアル編-50代以降世界の四聖編ベスト3(前)

―第261号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2019(令和元)年12月15日号(No.261)「私の読書論126-
読書生活書籍購入50年(5)リアル編
-50代以降・世界の四聖編ベスト3(前編)」

 

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2019(令和元)年12月15日号(No.261)「私の読書論126-
読書生活書籍購入50年(5)50代以降リアル編ベスト3(前編)」
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 今回は、5月、6月、7月、そして11月に続き、
 「読書生活&書籍購入50年」の5回目。

 前回は、私の読書初期、20代前半に読んだ、
 その後の「私をつくった本・かえた本」とも言うべき
 著作を紹介しました。

 今回は、
 50代以降の【私のお気に入り「リアル編」ベスト3】を。
 
5月、6月、7月の1回目から3回目までの内容は、
以下の『お茶でっせ』の「別冊 編集後記」からご想像ください。

2019.5.15
私の読書論119-読書生活&書籍購入50年 ―第247号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

2019.6.15
私の読書論120-読書生活&書籍購入50年(2)私のお気に入り ―第249号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

2019.7.15
私の読書論121-読書生活書籍購入50年(3)短編集が好き ―第251号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

 

11月の前回、4回目―

2019(令和元)年11月15日号(No.259)「私の読書論125-
読書生活書籍購入50年(4)初期(20代前半)リアル編ベスト3」

~【私のお気に入り「リアル編」初期(20代前半)ベスト3】~~~

「私をつくった本/かえた本」といえる根本の、
私が心動かされた部分は、いつの時代となっても変化はない
昔の本だけど読んで損はない

(1)相場均『性格―素質とのたたかい』中公新書 昭和38(1963)
―性格の悩みを克服する手がかりになった本

(2)『知的生産の技術』梅棹忠夫/著 岩波新書・青版722(1969)
―読書も含めて、知的生産に関する諸技術を説く古典的名著

(3)箱崎総一『左利きの秘密』立風書房・マンボウブックス 1979
―(左利きの)自分が間違っているのではなく、
 (左利きを差別する)社会が間違っているのだ、
 と気付かせてくれた本

2019.11.15 ―第259号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

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 私の読書論126-

 ― 令和の時代に向けて ~ 50年史という昔話 ―

  読書生活書籍購入50年(5) 

  【私のお気に入り「リアル編」
    50代以降・世界の四聖編ベスト3】(前編)

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 ●50代以降の「リアル編」三種
 ●幸福人生への助言本

しあわせに生きるための助言本
(1)哲学者の幸福論
(2)宗教関係の聖人(世界の四聖)とその教えに関する本
(3)心理学者や精神科医等の心理学や精神科学系のものや
 お偉い先生方の人生相談・エッセイ等の本

串崎真志『悩みとつきあおう』『心は前を向いている』(ともに、岩波ジュニア新書)

 

・『仕事・人間関係・人生が好転する!「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本』渡瀬謙 大和出版 2017

*参照:『お茶でっせ』2017.01.30
なりたい自分になる『「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本』渡瀬謙

・『内向型人間の人づきあいにはコツがある』大和出版 2009/11/14

*参照:『お茶でっせ』2009.12.12
今週の週刊ヒッキイ―第201号「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第201号(No.201) 2009/12/12「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 原点に戻って―最初につまずかないこと または、左利き人間の生き方にはコツがある

 ●「世界の四聖」の共通点
 ●孔子の言行録『論語』

『論語 増補版』加地伸行・全訳注 講談社学術文庫 2009.9.10
―《儒教学の第一人者が『論語』の本質を読み切り、独自の解釈、
 達意の現代語訳を施す。漢字一字から検索できる「手がかり索引」
 等を増補した決定新版! 》

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本誌は、「私の読書論126-読書生活書籍購入50年(5)50代以降リアル編ベスト3(前編)」と題して、50代以降に読んだリアル編の本約750冊の中から、「世界の四聖」編として「ベスト3」ぐらいを選び、その第一弾として『論語』を紹介しています。

『論語』はご存知のように、約2500年前の古代中国の聖人・孔子の言行録で、死後に弟子たちによって編纂されたものです。

弊誌では、創刊号および「中国の古代思想を読んでみよう」(前・後編)で取り上げています。

一番初めに感動を覚えたのは、冒頭「学而」編の一等最初、よく時代劇の寺子屋のシーンで子供たちが一斉に朗読する「子(し)曰(のたま)わく、学びて時に之(これ)を習う。亦(また)説(悦・よろこ)ばしからずや。」の、あのことばですね。

子曰く、学びて時に之(これ)を習う。
  亦(また)説(悦・よろこ)ばしからずや。
  朋(とも)遠方より来る有り。亦(また)楽しからずや。
  人知らずして[いか]らず。亦(また)君子ならずや。
》加地伸行・全訳注『論語』講談社学術文庫 2004

冒頭から、学ぶことや習うことの喜び、友との再会の楽しさをうたい、他人に評価されなくてもいいじゃないか、という。

まさに孔子ならではの発想、といえるのではないでしょうか。

もちろんそのほかにも、色々と気付かせられることが書かれています。
パラパラでいいので、手元に置いて、時々合間合間にひもといて欲しい本です。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

 

 

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2019.12.02

渡瀬謙の新刊『トップ営業を生み出す最強の教え方』を読む

友人で左利き仲間の渡瀬謙さんの久しぶりの新刊が出ました。

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『トップ営業を生み出す 最強の教え方』渡瀬 謙・日本実業出版社)

著者からのメールによりますと、

私のミッションは売れずに悩む営業マンを救うことですが、
そのためにはどうしたらいいのかを考えたときに、
今回のテーマにたどり着きました。

 

いわば営業を教える人の教育です。
これによって悩める部下と同時に、
育成で悩んでいる上司も救えるというものです。

―とのこと。

 

営業社員を部下に持つリーダー向けの本――教科書です。

いかにも教科書らしく? A5版の一般の単行本(四六判)よりちょっと大きめの本で、しかも横書きです。

 ・・・

余談になりますが、【左利きライフ研究家】としましては、この左開きの横書き本は、やはり右利き仕様だなと感じました。

この文を書こうと、ペラペラとページをめくりながら、改めて書くべき内容についてチェックしようとしたのです。
ところが、右手に本を持って左手でページを繰ろうとしたら、後ろから前へ、になってしまうのです。

縦書きの本ならこれでよかったのですけれど、ね。

前から順番に見ていくつもりだったのに……。

 

思えば昨今の教科書は、皆こういうスタイルになっているのですよね。
国語以外はみんな横書き、と聞いています。

困ったもんです、これも新たな左利き差別!? かもしれません。

 

 ●営業の教え方を書きにふさわしい人物

閑話休題。
話を『トップ営業を生み出す 最強の教え方』に戻りましょう。

著者の渡瀬さんは、営業のコンサルをやっています。

売れなくて困っている営業社員向けのセミナーなどを専門にしています。
そして、売れる営業社員になるための営業の虎の巻ともいうべき著書を色々と書いてきました。

要するに、売れる営業の方法を教えるのが仕事な訳です。

 

ですから、営業の方法をよく知っているわけですね。

当然、この『トップ営業を生み出す 最強の教え方』を書くにふさわしい人物と言えます。

 

 ●本書の内容

では内容について少しだけ書いてみましょう。

 ・・・

人間には三種類あるといいます。

(上の人)初めからわかっている人
(中の人)教えられて気づく人
(下の人)教えられてもわからない人

 

『論語』アリストテレス『ニコマコス倫理学』
江國香織の小説『こうばしい日々』に登場します。

洋の東西を超えて、人間の評価として考えることは同じ、ということでしょう。

 

◎:上の人
論) 生まれながらにして知る人
ニ) 自ら悟る人
こ) はじめから知っている人

○:中の人
論) 学びて知るもの
ニ) 語る人に耳を傾け従う人
こ) 途中で気がつく人

×:下の人
論) 困しみて学ばざる民
ニ) 自ら悟ることもなく、
   他人の言葉を聞いて心に刻むこともない人
こ) 最後までわからない人

 

◎ 初めから分かっている人
 ↓
○ 言われて気付く人
 ↓
× 最後まで学ばない人

 

まあ一応、これは倫理的な意味での評価ということになります。

 ・・・

次に、私は工業高校の出身で、今でも覚えていますが、最初に専門の授業で教えてもらったのは、「技術と技能の違い」でした。

「技術」とは、言葉で教えることができるもの
「技能」とは、言葉だけでは教えられないもので、身をもって獲得するもの

そういう意味の説明でした。

 

営業にも、技術と技能があるはずです。

私が思うに、売れない営業社員に下の三通りがあるのではないでしょうか。

(1)技術も技能もない場合―知識も能力もない
(2)技術は知っていても、技能が伴っていない場合―知識はあるが、能力はない
(3)技能はあるが、技術を知らない場合―能力はあるが、知識がない

 

先に挙げた上中下の人もそうですが、営業においても言えそうです。

いきなり売れる人(上の人)もいれば、教えられてだんだんと売れるようになる人(中の人)もいます。
あるいは、自分なりに努力をしても、人から教えられても、いつまでたっても全く売れない人(下の人)もいることでしょう。

そこにはどういう違いがあるのでしょう。

 ・・・

さてそこで、売れない人を売れる人に変えるには、この営業の技術と技能を教える、ということでしょうね。

 

本書では、5章に渡って説明しています。

第1章 営業をうまく教えられない5つの理由
第2章 部下を営業指導する前に押さえておくべき6つのポイント
第3章 営業を6つのステップで整理する
第4章 売れる営業マンを育成するステップ式営業マニュアルのつくり方
第5章 「ほめて認める」いまどきの部下とのコミュニケーション

 

そして最後に、教科書ですから、付録として「演習問題」を掲げています。

営業の知識を教え、営業の技術を知らしめ、営業の能力を上げ、技能を磨かせる方法を伝授しています。

 

 ●「誰もがトップになれるしくみをつくろう!」

本書で私の印象に残ったいちばんは、「第5章 9 目標を分散して成功体験のチャンスを増やそう」の中の

 「誰もがトップになれるしくみをつくろう!」

という部分。

 「売れない人にチャンスを与えるのが目的」

だというのです。

 「部下が自信をつけるしくみを用意する」

ということです。

期間を設けたり指標を増やしたりすることで、目標を増やし、それぞれにおいてトップになれる機会という、成功体験の機会を増やせ、というのです。

子供を育てるときと同じで、小さな成功体験を積み重ねることで、自分に自信をつけさせ、何事にも積極的にチャレンジする精神を植え付ける、ということですね。

 

 ●著者・渡瀬謙の告知文

最後に、著者・渡瀬謙自身による告知文を紹介しましょう。

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『トップ営業を生み出す 最強の教え方』(渡瀬 謙・日本実業出版社)
__________________________________

売れない部下をなんとかして育てたい!
そんな思いを抱えている営業リーダー向けの本です。

売れている人が無意識に行っている「営業センス」を可視化することで、
誰でも売れる営業マンに育つ方向を解説。

・なぜ同じトークを教えても人によって結果にバラつきがでるのか?
・自分のやり方を惜しみなく伝えても、全く売れる気配がないのはなぜ?
・同行営業で自分のスタイルを見せるだけではダメなのか?

これらの悩みはすべて明快に解決できます。
ぜひ、「がんばれ」「気合いだ」などの精神論ではなく、
自信を持って論理的に営業を語れるリーダーになってください。

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*参照:
・PHP THE21 オンライン
売れる営業マンが、売れる営業マンを育てられない根本的な理由

2019年11月27日 公開
渡瀬謙(サイレントセールストレーナー)

※本稿は、渡瀬謙著『トップ営業を生み出す 最強の教え方』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

 

渡瀬謙 ほぼ日刊!ツイッター

 

 

*(注)人間の三種類について

・『論語』【季氏 第十六】(9)
《孔子曰く、生まれながらにして之を知る者は、上なり。(以下略)》

『論語 増補版』加地伸行/全訳注 講談社学術文庫 2009/9/10

 

・『ニコマコス倫理学』「第一巻 第四章」
ヘシオドス『仕事と日々』からの引用

《あらゆることを自ら悟るような人は、もっともすぐれた人(以下略)》

『ニコマコス倫理学(上)』アリストテレス/著 渡辺邦夫・立花幸司/訳 光文社古典新訳文庫 2015/12/8

 

・『こうばしい日々』
黒人の教師が、アメリカに移住してきた日本人少年に話した、人種差別に関しての言葉

《「一つのことを、はじめから知っている人もいるし、(以下略)》

『こうばしい日々』江國香織/著 新潮文庫 1995/5/30
 

 

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2019.11.30

クリスマス・ストーリーをあなたに(9)『その雪と血を』ジョー・ネスボ

―第260号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

 

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2019(令和元)年11月30日号(No.260)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)
『その雪と血を』ジョー・ネスボ」

 

◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2019(令和元)年11月30日号(No.260)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)
『その雪と血を』ジョー・ネスボ」
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 毎年、この時期恒例の
 「クリスマス・ストーリーをあなたに」の9回目です。

 昨年は、正確には「クリスマス・ストーリー」ではなく、
 ディケンズの『クリスマス・キャロル』以前の古典、
 小説といいますか、エッセイ風の作品、
 ワシントン・アーヴィングの『昔なつかしいクリスマス』
 を紹介しました。

 今回は、また現代編で、しかもエンタメ。

 昨年文庫化された翻訳作品です。

 

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-クリスマス・ストーリーをあなたに (9)- 2019

  ~ クリスマスの夢…と悲劇 ~

   『その雪と血を』ジョー・ネスボ

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~過去の私のおススメの〈クリスマス・ストーリー〉~

【短篇】
トルーマン・カポーティ
 「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」

1◆2011(平成23)年11月30日号(No.70)-111130-善意の季節
『あるクリスマス』カポーティ

・『誕生日の子供たち』トルーマン・カポーティ/著 村上春樹/訳
文春文庫 2009.6.10
―クリスマス短編「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」収録
 「―思い出」はクリスマスの懐かしい、でもちょっと切ない思い
 出を振り返る愛情あふれる物語で、少年に与えられたクリスマス
 の贈り物、「ある―」は逆に、少年が与えたクリスマスの贈り物
 の思い出話といえる抒情的名編

 

アガサ・クリスティー「水上バス」

2◆2012(平成24)年11月30日号(No.94)-121130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 アガサ・クリスティー『ベツレヘムの星』から

・『ベツレヘムの星』アガサ・クリスティー/著 中村能三/訳
ハヤカワ文庫―クリスティー文庫(2003/11/11)
―おススメ短篇「水上バス」を含む、クリスマスにまつわる小説と
 詩を集めた、クリスティーが読者に贈るクリスマス・ブック

 

コニー・ウィリス
 「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」「まれびとこぞりて」

4◆2014(平成26)年11月30日号(No.140)-141130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』コニー・ウィリス」
5◆2015(平成27)年11月30日号(No.164)-151130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
『まれびとこぞりて』コニー・ウィリス」

「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」収録短編集:
・『マーブル・アーチの風』コニー・ウィリス/著 大森望/編訳
早川書房・プラチナ・ファンタジイ(2008.9.25)
―もう一つのクリスマス・ストーリー「ニュースレター」も収録

「まれびとこぞりて」収録短編集:
・『混沌【カオス】ホテル (ザ・ベスト・オブ・コニー・ウィリス)』
 コニー・ウィリス/著 大森望/訳 ハヤカワ文庫SF1938 2014.1.25

 

【中編】
チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』
チャールズ・ディケンズ『鐘の音』

0◆2008(平成20)年12月クリスマス号(No.11)-081206-
『クリスマス・キャロル』善意の季節

6◆2016(平成28)年11月30日号(No.188)-161130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
ディケンズ『クリスマス・ブックス』から『鐘の音』」

・『クリスマス・キャロル』ディケンズ/著 中川敏/訳 
集英社文庫 1991/11/20
―訳者の解説と木村治美の鑑賞など、資料も豊富。

・『クリスマス・ブックス』ディケンズ/著 ちくま文庫 1991/12
―落語調訳「クリスマス・キャロル」小池滋/訳、
 「鐘の音」松村昌家/訳

・『クリスマス・ブックス』田辺洋子/訳 渓水社 2012
―前期(1843-48)のクリスマス中編5編を収録。「クリスマス・キャ
 ロル」「鐘の音」「炉端のこおろぎ」「人生の戦い」「憑かれた男」

 

【長編】
ライマン・フランク・ボーム『サンタクロースの冒険』

3◆2013(平成25)年11月30日号(No.117)-131130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム

・『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム/著
田村隆一/訳 扶桑社エンターテイメント(1994.10.30) [文庫本]
―『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボームの描く
 サンタ・クロースの生涯を描く、サンタさん誕生物語

 

【追記】2019.12.1-----
新潮文庫12月の新刊で、この作品が新訳で登場しています。

『サンタクロース少年の冒険』
ライマン・フランク・ボーム/著 畔柳和代/訳 矢部太郎/イラスト 2019/11/28

 

カバーと挿絵はなんと矢部太郎さんが担当。

以下に、動画でコメントが!

サンタクロース少年の冒険 新刊案内のサイト

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 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

~「クリスマス・ストーリーをあなたに」9 [2019] ~

『その雪と血を』ジョー・ネスボ/著 鈴木恵/訳
 ハヤカワ・ミステリ文庫 2018/11/20

―ノルウェーを代表するサスペンス作家が描くパルプ・ノワール。
 第8回翻訳ミステリー大賞および第5回読者賞をダブル受賞した。

 

 

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 ●『その雪と血を』ジョー・ネスボ
 ●犯罪小説×クリスマス・ストーリー
 ●雪のオスロの街で……
 ●悲しいけれど美しいラスト
 ●「物事は解釈である」――自分の物語を生きる
 ●まずは読んでほしい

 

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―『その雪と血を』の続編ではないが、共通する世界の物語―

『真夜中の太陽』ジョー・ネスボ/著 鈴木恵/訳
ハヤカワ・ミステリ 2018/8/7

 

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本誌では、毎年この時期恒例の、私のお気に入りの、あるいは「これは」という代表的なクリスマス・ストーリーを紹介しています。

今年は「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)『その雪と血を』ジョー・ネスボ」」と題して、ノルウェーの世界的ベストセラー・ミステリ作家の評判の高いパルプ・ノワールを紹介しています。

ミステリのあらすじ紹介は、ネタバレとしてあまり書けないものなのです。
でも書かないと伝えられない。
痛し痒しというところで。

今回は、かなりのところまで書いてしまいました。
そうしなければ、良さを伝えることができないからです。

 

この小説の主人公のように、人間は皆、自分なりに物語を作って生きているのでしょうか。

人生も歴史も、この世の出来事も世界そのものも、「何事も解釈だ、解釈に過ぎない」という考え方があります。

人は自分なりの解釈で物語を作り主人公を演じている――それを生きているのでしょうか。

うーん、わかりません。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

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