2021.05.01

左利きの人生を考える(7)ダイバーシティと左利き-週刊ヒッキイ第594号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第594号 別冊編集後記

第594号(No.594) 2021/5/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(7)
 ダイバーシティと左利き」

 

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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第594号(No.594) 2021/5/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(7)
 ダイバーシティと左利き」
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 今回は「ダイバーシティと左利き(利き手/利き側)」
 について考えてみます。

 近年「ダイバーシティ」という言葉がよく聞かれます。
 日本語で言えば、「多様性」ということなのですが、
 ネットで「ダイバーシティ」だけで調べてみますと、
 男尊女卑の女性差別やLGBT等のジェンダー問題や、
 人種・民族、文化の違いに対する差別などの問題、
 障碍者などの問題にはふれていましたが、
 左利き・利き手の問題にふれているものは見かけませんでした。

 そこで今回は「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみました。

 すると……。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(7)
  ◆ 忘れられていないか、左利き ◆
   ~ ダイバーシティと左利き ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「ダイバーシティ」という多様性についての文章で――

ダイバーシティと左利きについて
ネットで調べていますと、こんなふうに書かれていました。

 《左利きの人が親や教師から矯正されていたのは、一昔前の話。
  最近はダイバーシティの最も身近な例として尊重されることが
  増えています。》

 (テンミニッツTV コラム 2017.03.04
  「右利きにはわからない?左利きの悩み・ストレス」
より)

とありました。

ここでは「ダイバーシティの最も身近な例」とありましたが、
実際に「ダイバーシティ」についてネットで調べてみようとしますと、
最初の方に出てくる記事には、
ジェンダーや人種や障碍者関連について書かれたものは出てきましたが、
左利きについて言及されたものは見つけられませんでした。

ユニバーサルデザインにも左利きが取り上げられていたにも関わらず、
話題になりにくい面がありました。

このダイバーシティに関しては、
それ以上に話題になっていないように感じます。

そこで今回は「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみました。

 ●「利き手というダイバーシティ」の場合

「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみると
こんな記事が見つかりました。

(1)
2020年12月21日
利き手というダイバーシティ | Q by Livesense (金土太一)

(2)
2014年11月26日
Diversity is beautiful.| 第3回:人生いろいろ、左利きもいろいろ。
-人それぞれの『左利き』事情 (堤 藤成)

 ・・・

(略)

 ●差別の自覚

(略)

 ●左利きは「見えない」差別、「隠れた」差別

(略)

 ●ダイバーシティの視点をポジティブに活かせば……

(略)

 ●コロナ禍での新しい変化と左利きの問題

コロナ禍にあって、「新しい生活様式」ということがいわれています。
テレワークやオンラインなど様々なデジタル化であったり、
一方で、自転車通勤のようなちょっとアナクロな変化であったり、
経済と感染防止の兼ね合いの問題等々。

しかし、左利きの問題は埋没しているように感じてきた一年でした。

昨年は、
「Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター、BLMと略)」
も話題になりました。

それらに比べると、
「たかが左利き」というふうに見られたのかもしれません。

しかし、それ故に私には悔しい思いでいました。
根っこはいっしょじゃないか、という気がするからです。

 

「ダイバーシティ」に対する真の理解があれば、コロナ禍対策にしろ、
BLMの問題にしろ、ジェンダーの問題にしろ、左利きの問題にしろ、
解決に向かうことは可能なのではないか、
という気がするのですけれど……。

 ・・・

次回は、左利き/利き手差別は
「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」ではないのか、
という部分をもう少し突っ込んで考えてみたい気になりました。

どうなりますか?

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(7) ダイバーシティと左利き」と題して、
ダイバーシティと左利き(利き手)についてネット検索した結果見つけた記事を元に「ダイバーシティと左利き」について考えたことを書いています。

今回は、最初と最後の部分のみ転載公開しています。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2021.04.17

『左組通信』復活計画[6]<左利きプチ・アンケート>全公開(6)第8回-週刊ヒッキイ第593号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第593号 別冊編集後記

第593号(No.593) 2021/4/17
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その15)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(6)第8回」

 

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第593号(No.593) 2021/4/17
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その15)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(6)第8回」
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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(6)
第8回 左と右を間違うことがありますか
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の15回目です。

 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『レフティやすおの左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させる、の6回目です。

 

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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その15)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(6)
  第8回 左と右を間違うことがありますか
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 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(6)

今回も、
アンケート作成サイト<プチ・アンケート>のサイトから
削除され、現在見ることのできない初期のアンケートのうち、
まずは「第8回 左と右を間違うことがありますか」を紹介します。

 

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(画像:今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>ページのトップページ)

 

210414eq8

(画像:今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>の第8回 左と右を間違うことがありますかのページのヘッド部分)


アンケート投票者による「ご意見ボードへの書き込み」の転載は、
著作権等の観点から今回は割愛しました。
ご了承ください。

 ●左右盲

左と右を間違う、とっさに判断できない、といった状態を
「左右盲(左右失調)」と呼ぶようです。

ネットには、こんなマンガに関する記事が出ています。

『左右盲』を描いた漫画に共感の声
「自分もこれだ!」「知らなかった…」

この記事のなかで、

《左利きの人は子どものころに「お箸を持つ手が右」と教わり
 混乱するため、左右盲になりやすいといわれています。》

とあります。

私もそういうものではないか、と思っています。

左右の代わりに、

《「〇時の方向」》という教え方もあると紹介されていました。
アナログ時計の文字盤ということでしょう。

しかしこれからは、デジタル時計も多くなり、
これも理解できない、という事態にもなりかねないかもしれませんね。

 

また、こんな記事も。

左右盲の私たちには、別世界が見えているのかもしれない おぺろん 2020/10/02 18:58

 

さらにネットを調べていますと、Amazonにこんな商品も!

210414-t

(画像:(Amazonより)「左右盲」 右 左 分かりやすくなる 左右を混乱しない
みぎ ひだり 確認 判断する 左右失調 上下 逆さ Tシャツ)

《・あなたはミギとヒダリが分かりにくいですか?
  それは「左右盲」または「左右失調」といいます。
  これを着たら二度と みぎ・ひだり こんらんしないです
 ・左右盲で左右を判断するのは苦手な人は
  これで「みぎ」と「ひだり」が分かりやすくなる》

・ブランド: 左右を二度と混乱しないように
「左右盲」 右 左 分かりやすくなる 左右を混乱しない
みぎ ひだり 確認 判断する 左右失調 上下 逆さ Tシャツ

 

 ●第8回 左と右を間違うことがありますか

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
 
  <左利きプチ・アンケート>
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(初出)2004.10.9(最終)2005.8.10/2007.11.16
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<左利きプチ・アンケート>

第8回 左と右を間違うことがありますか

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第8回左と右を間違うことがありますか

左と右を間違うことがありますか

左利きの人で「よく左と右を間違う」という人がいます。
単に言葉を言い間違う場合もあれば、
実際に左と右を間違えている場合もあります。
言葉と身振りで方向が異なっている場合もあります。
ふだんは間違わないのにとっさに判断するときに限って間違う
という人もいます。

バスガイドさんのような例を除けば、
比較的右利きの人でこういう話を聞くことは少ないようです。
(バスガイドさんは左手をかざして、右をご覧くださいと言うように、
向かい合っているお客様の左右の方向に合わせて説明する。
日常でもその癖が出て間違うことがあるという。)

原因として、幼児期にお箸を持つほうが右、お茶碗を持つほうが左、
という左右を教える方法にあると考える人もいます。
実際のところは不明ですが…。

さて貴方は、左と右を間違えることはありますか。
あるとすればどんなときでしょう。
下記の中からひとつを選んでお答えください。

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。
ご自身でご自分の利き手をどちらか判断した上で投票してください。

*一言言わせて、というお方は投票後に表示されます一番下の
「ご意見ボード」をご利用ください。
もっと言わせて、というお方は掲示板もご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

 

1 (右利きの人)比較的よく間違う方だ
2 ( 〃 )たまに間違うことがある
3 ( 〃 )とっさのときに限って間違う
4 ( 〃 )ほとんど間違わない
5 (左利きの人)比較的よく間違う方だ
6 ( 〃 )たまに間違うことがある
7 ( 〃 )とっさのときに限って間違う
8 ( 〃 )ほとんど間違わない

 

結果/ご意見ボードを見る

*このアンケートは、
(2004.9.12-10.9)まで(4週間)に渡って実施されました。

 

------------------------------------------------------------------
投票結果(初出締切時)

実施期間2004.9.12‐10.9(4週間) 右7:左15=22
------------------------------------------------------------------

1 (右利きの人) 比較的よく間違う方だ 1
2 ( 〃 ) たまに間違うことがある 2
3 ( 〃 ) とっさのときに限って間違う 1
4 ( 〃 ) ほとんど間違わない 3
5 (左利きの人) 比較的よく間違う方だ 4
6 ( 〃 ) たまに間違うことがある 2
7 ( 〃 ) とっさのときに限って間違う 2
8 ( 〃 ) ほとんど間違わない 7

------------------------------------------------------------------

 

ご意見ボードへの書き込みに対するコメント

------------------------------------------------------------------

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2021.3.(追記)

「第8回 左と右を間違うことがありますか」アンケートの
「ご意見ボードへの書き込み」とそれに対する「私のコメント」
を要約しておきます。

 ・・・

 <とっさに左右を間違う>

 <身体的特徴で判断できる>

*参照:
・第360号(No.360) 2013/4/20「名作の中の左利き~推理小説編15~
左利きの会の謎『朝霧高原殺人事件』和久峻三」
・2013.4.25
左利きの会と赤かぶ検事『朝霧高原殺人事件』
~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii360号
「新生活」版

『朝霧高原殺人事件』―赤かぶ検事シリーズ 和久峻三 光文社文庫
1991/12/1

 <教えてもらうとき、動作の説明が混乱する>

 <左右を間違う少年の話>

*『左手のパズル (絵物語・永遠の一瞬) 』
萩尾 望都/著 東 逸子/イラスト 新書館 1995/7/13

210416hidariteasigiri

(画像:<左利きミステリ>左手のペンだこ『朝霧高原殺人事件』―赤かぶ検事シリーズ 和久峻三 光文社文庫、
 左と右を間違う左利きの少年『左手のパズル (絵物語・永遠の一瞬) 』萩尾 望都/著 東 逸子/イラスト 新書館)

210416asigiri

210416hidarite

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その15)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]<左利きプチ・アンケート> 全公開(6)第8回」
と題して、
<左利きプチ・アンケート 第8回 左と右を間違うことがありますか>を紹介しています。

今回も、全公開です。

ただし、今年(2021年)の追記だけは省略しています。

当時のご意見と私のコメントのまとめ、および現時点での私の意見等も本誌の方でご覧ください。

 ・・・

詳細は、本誌で。

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2021.04.03

左利きの人生を考える(6)「シスコーン」パッケージの利き手配慮-週刊ヒッキイ第592号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第591号 別冊編集後記

第591号(No.591) 2021/3/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(5)」

 

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第592号(No.592) 2021/4/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(6)
「シスコーン」パッケージの利き手配慮」
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 今回は「ダイバーシティ」について書いてみようと考えていましたが、
 予定を変更して、
 最近の話題から「シスコーン」のパッケージの利き手対応について
 書いてみます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(6)
  ◆ 話題のニュース ◆
   ~「シスコーン」のパッケージの利き手配慮~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「シスコーン」のパッケージの話題

3月17日のハフポスト日本版で、


「左利きの子も出しやすい。シスコーンの配慮がすごかった。」

という記事が出ました。

私は知人から報告を受けましたが、
いつも左利きの話題を提供しているガボちゃんのブログ


「右乗りの影響かは分からないけど」

でも紹介していました。

--
これからの経済
2021年03月17日 09時56分 JST | 更新 2021年03月17日 10時05分 JST
左利きの子も出しやすい。シスコーンの配慮がすごかった。
パッケージの四隅にある赤と青のマーク。
この意味は何?子どもに優しいデザインが、SNSで話題になっています。
--

シスコーンのパッケージが、
《どんな利き手の子どもにもやさしいデザインを取り入れている》
と話題になっているというもの。

 《「シスコーンBIG」の包装袋で、
  おもて面の左上には「みぎききの人 左手」と書かれ、
  キャラクターのシュガーちゃんが赤い丸を持っている。
  反対側の右上には「ひだりききの人 右手」と書かれ、
  別のキャラクターのチョコ兄やんが青い丸を持つ。

  同様に、おもて面の左下には「ひだりききの人 左手」、
  右下には「みぎききの人 右手」と書かれ、
  対角線上に同じキャラクターと同じ色の丸が描かれている。》

ここまでは、上記の本文中にもありますように、

 《シスコーンを製造・販売する日清シスコの担当者によると、
  左手と右手を添える位置を示した『持ち手マーク』は
  子どもが器にシスコーンを注ぎやすくするために考案され、
  2018年から採用しているという。》

2018年に弊誌でも紹介しています。

メルマガ『左利きで生きるには週刊hikkii』
第530号(No.530) 2018/11/17「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(28) パッケージ編(2) シスコーン」

『レフティやすおのお茶でっせ』2008.11.27
右用と左用の違い(28)パッケージ編(2)シスコーン
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第530号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/11/282--hikkii530-.html

 

Sisukon2s

(画像:2018年のシスコーンの利き手表示・上部)
2image2

(画像:2018年のシスコーンの利き手表示・全体)

 

 ●話題となった新たな改良点

今回の改良点といいますか、話題の中心は、
パッケージ背面の解説
「お子様ひとりでチャレンジ!シスコーンを注いでみよう!」
にあります。

イラスト入りで『持ち手マーク』の説明をしています。

 《<そそぎやすい持ち手マーク>
  「みぎききの人はあかを両手で持って
   サッサッサッとふりながらそそいでね!」
  「ひだりききの人は、あおを両手で持って
   サッサッサッとふりながらそそいでね!」》

(画像:上記サイトより無断借用
210317ciscornbb1eetcv

ハフポストサイトの画像=「そそぎやすい持ち手マーク」の解説部分 
210317ciscornbb1eer4t

ハフポストサイトのの画像=「ちょっとそそぎたいときは」の解説部分
  *画像は、「別冊編集後記」で公開しています。)

 

 《この説明の通りに袋を持つと、
  右利きの人は袋を左に傾けて、
  左利きの人は右に傾けてフレークを注ぐことができる。》

というもの。

 ●「ちょっとずつそそぎたいときは...」

(略)

 ●利き手配慮の情報

(略)

 ●「一つの成功体験に」という思い

(略)

 ●「成功体験」の積み重ねが自信につながる

(略)

 ●他社の利き手配慮の例

(略)

 ●右利き対応のみの例

(略)

 ●利き手に対する見方が変わってきた

というわけで、今回は、パッケージにおける利き手配慮、
およびそれに関する世間の反響についてみてみました。 

こういう利き手に配慮する企業の試みが評価される、
というのも利き手に対する見方が変わってきた、という現れでしょう。

ユニバーサル・デザインにも左利きへの配慮がうたわれていました。

一見些細なことですが、些細なことほど重要なものです。

ベンジャミン・フランクリンは、

《人間の幸福というのは、
  たまたま起こるすばらしい幸運からでなく、
  毎日の生活の中での些細な出来事から生まれるものである》

   『フランクリン自伝』鶴見俊輔訳 旺文社文庫 1967

『フランクリン自伝(新装版)』鶴見俊輔/翻訳・解説 土曜社 2015/7/22

と述べています。

 ・・・

(略)

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]<左利きプチ・アンケート> 全公開(5)」と題して、
日清シスコのシスコーンの利き手配慮のパッケージについて「ハフポスト日本版」でのニュースを紹介しています。

2018年の利き手マーク入りのパッケージに関しましては、本文中にも書いていますように、弊誌ですでに紹介済み。
今回は2019年に改良された点――パッケージの利き手マークの使い方?についての説明がパッケージの裏面に追加――について、消費者から評価されているという話題です。

私が改良のニュースを知ったのは、昨年の夏、日本左利き協会のツイッターのリツィートでした。
その後、報告しようと思いつつそのままでした。
すると、今月17日の「ハフポスト日本版」で紹介されました。

そこで、昨今の世間における左利きに対する見方の変化の一端として、今回は“進化し続ける”企業の左利き・利き手配慮の実例として紹介することにしました。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2021.03.20

『左組通信』復活計画[5]<左利きプチ・アンケート>全公開(5)-週刊ヒッキイ第591号

 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第591号 別冊編集後記

第591号(No.591) 2021/3/20
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 <左利きプチ・アンケート> 全公開(5)第5回・第6回
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の14回目です。

 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『レフティやすおの左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させる、の5回目です。

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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)
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  <左利きプチ・アンケート> 全公開(5)
  第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(5)

今回も、
アンケート作成サイト<プチ・アンケート>のサイトから
削除され、現在見ることのできない初期のアンケートのうち、
まずは「第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?」を紹介します。


アンケート投票者による「ご意見ボードへの書き込み」の転載は、
著作権等の観点から今回は割愛しました。
ご了承ください。

 ●第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?

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(画像1.今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>ページのトップページ)

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(画像2.今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>の第7回左利きでも字は右手で書くべきか?のページのヘッド部分)

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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
  <左利きプチ・アンケート>
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(初出)2004.9.11(最終)2005.11.1/2007.11.16
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<左利きプチ・アンケート>
第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?
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左利きでも字は右手で書くべきか?

左利きのお子さんに対して、
左利きを右手使いにするべきだと考える人は徐々に少なくなっています。
しかし、他の動作はともかく字を書くことに関しては、
書道の先生ならずとも、
字は右手で書くべきだという人が少なくありません。
主に右利きの人に多い意見ですが、左利きの人にも見られます。
この場合はご自分が右手使いの方に多いようです。
理由としては、左手では字は書きにくい、
字は右手で書くようにできている、というところです。

ある字の書き方を教えるサイトの先生も、
左利きでもきれいな字を書くのなら右手で、と教えています。

左利きの子であっても、お箸はともかく字だけは右手で、
もしくは、男の子はいいが女の子はカッコ悪いからやはり右手で、
という意見の親御さんもおられます。

また状況により、時と場合により、
右手と左手を使い分けるべきだという人もいます。
人前では右手で書き、私的な場面では左手を使って良い。
あるいは、習字・書道などの毛筆書きの大きな字などは右手で行い、
同じ毛筆でも小筆や通常の鉛筆やボールペンなどで字を書くときは
左手を使う、というような使い分けをすればよいというのです。

さて貴方は、
左利きの場合でも「字は右手で書くべきだ」と思われますか、
それとも「左手で良い」と考えておられますか。
次の中からいずれかひとつを選んでお答えください。

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。
ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、
どちらか判断した上で投票してください。

*一言言わせて、というお方は投票後に表示されます
一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。
もっと言わせて、というお方は掲示板もご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

 

1(右利きの人)「やはり右手で」
2( 〃 ) 「女の子は右手で」
3( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」
4( 〃 ) 「左手でよい」
5(左利きの人)「やはり右手で」
6( 〃 ) 「女の子は右手で」
7( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」
8( 〃 ) 「左手でよい」

 

結果/ご意見ボードを見る

*『レフティやすおのお茶でっせ』9.9
「脳の性差と非利き手使い」で、
「女の子は右手で」に関して脳の性差から私なりに考察してみました。
(2004.9.9)
*このアンケートは、
(2004.8.15-9.11)まで(4週間)に渡って実施されました。

当アンケートの受付は終了しました。
あしからずご了承ください。

 

投票結果(初出締切時)
実施期間 2004.8.15-9.11(4週間)3:14=17

1 (右利きの人)「やはり右手で」 0
2 ( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
3 ( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 1
4 ( 〃 ) 「左手でよい」 2
5 (左利きの人)「やはり右手で」 2
6 ( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
7 ( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 0
8 ( 〃 ) 「左手でよい」 12

―その後の変化―

1(右利きの人)「やはり右手で」 10 [+10
2( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
3( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 1
4( 〃 ) 「左手でよい」 3 [+1
5(左利きの人)「やはり右手で」 2
6( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
7( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 1 [+1
8( 〃 ) 「左手でよい」 14 [+2
 (投票数変動確認日:2005.11.1)

2005年8月9日より、(1)番の投票が大きく伸びています。(0→10)
いつ頃からか、正確な記録を取っていないのでわかりませんが、
最近のことのようです。

1(右利きの人)「やはり右手で」 47 [+37
2( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
3( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 2 [+1
4( 〃 ) 「左手でよい」 4 [+1
5(左利きの人)「やはり右手で」 3 [+1
6( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
7( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 3 [+2
8( 〃 ) 「左手でよい」 16 [+2
2006.5.10

1(右利きの人)「やはり右手で」 121 [+74
2( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
3( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 3 [+1
4( 〃 ) 「左手でよい」 8 [+4
5(左利きの人)「やはり右手で」 6 [+3
6( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
7( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 4 [+1
8( 〃 ) 「左手でよい」 26 [+10
2007.9.19

1(右利きの人)「やはり右手で」の投票が
極端に多数になっています。
一因に
特定の人物による長期間にわたる集中的な複数投票の疑いがあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2021.3.17 (追記)

(略)

 ●教科書に掲載された左手書字例

弊誌でもずっと「左手書字例を教科書に」という
プロジェクトを実施していましたように、
従来、学校の教科書では、まるで左手で字を書く人がいないかのように、
もしくは、「字を書くのは右手」と決まっているかのように、
「右手で字を書く例」のみが掲載されていました。

しかし昨年、令和2年版の小学1年生の書写教科書で、
「左手で字を書く例」が、写真で掲載されたものが登場しました。

東京書籍 2年度用小学一年「あたらしい しょしゃ」

新しい書写 | 2年度用 小学校教科書のご紹介 | 東京書籍 - 東書Eネット
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou/shosha/introduction/page03.html

『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書
「新しい書写 2年度用」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-0fbe38.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/dd08c16d81a211f5c60266bf57191f20

200204-toushoatarasiishoshapage03_ph112x

(画像3.東京書籍サイトより2年度用小学一年「あたらしい しょしゃ」P4-5「左手で字を書く例」)

 

200204-hidarite-kakudai-page03_ph112x

(画像4.東京書籍サイトより2年度用小学一年「あたらしい しょしゃ」P4-5「左手で字を書く例」の黄色枠「左手例」の拡大図)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]<左利きプチ・アンケート> 全公開(5)」と題して、

今回も、全公開です。
<左利きプチ・アンケート 第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?>を紹介しています。

ただし、今年(2021年)の追記だけは省略しています。

当時のご意見と私のコメント、および現時点での私の意見等も本紙の方でご覧ください。

最後に書き足した「●教科書に掲載された左手書字例」は転載しておきます。

*『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2021.02.06

1970年代は左利き観の転換期「わたしの彼は左きき」の時代-週刊ヒッキイ第588号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第588号 別冊編集後記

第588号(No.588) 2021/2/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(4)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(3)」
 ――1970年代は日本における左利き観の転換期だった

 

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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第588号(No.588) 2021/2/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(4)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(3)」
 ――1970年代は日本における左利き観の転換期だった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左利き本のために――左利きの人生を考える」
 の第4回目です。

 ここ二回は、昨年10月7日に逝去されました作曲家、
 筒美京平さんの作曲された「わたしの彼は左きき」について、
 発表当時の左利き事情を、私の経験と照らし合わせながら、
 書いて来ました。

 

第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」

2020.10.3
左利きの人生を考える(1)「左利きライフ」ってなんだ?
-週刊ヒッキイ第580号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/10/post-74d0ad.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9fd4faf107df28e356f39f62a2c1c2b2

 

第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」

2020.11.7
左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:
1970年代(1)-週刊ヒッキイ第582号

 

第584号(No.584) 2020/12/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(3)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)」

2020.12.5
左利きの人生を考える(3)「わたしの彼は左きき」の時代:
1970年代(2)-週刊ヒッキイ第584号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/12/post-353947.html

 

 今回は、1970年代が日本における
 左利きに関する考え方、左利き観の転換期であった
 という事実を様々な事実を集めて、
 改めてチェックしておこうと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(4)
  ◆ 1970年代は日本における左利き観の転換期だった ◆
   ~ 「わたしの彼は左きき」の時代(3) ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というわけで、今回はちょっとした左利き年表の発表です。

210205hidarikiki-no-hon

(画像:(書影)手持ち本『左利きの秘密』『右きき世界と左きき人間』『左ききの本』『左利きの本』『左と右の心理学』『鏡の国のアリス』『赤毛のサウスポー』)

 ●1970年代は日本における左利き観の転換期だった

日本における左利き(解放)の歴史について考えるとき、
1970年代が一つの大きな転換期であったように感じます。

大きくいえば、やはり戦後のアメリカ民主主義の導入が
一つの契機になっているように見受けられます。

しかし、これは世の中全般の変容の中の一端でもあったので、
社会全体の大きな変化の枠の中の一端で、
左利きに特化したものとは言えません。

左利き解放の面からいえば、
意義的には二次的な収穫という見方もできるように思います。

その点、明らかに左利きに関する変化という面での変容の時代は、
1970年代であった、と思うのです。

では、1970年代、左利きには、
どのような変化があったのでしょうか。

左利きに関する出来事を年代順にまとめてみましょう。

 ・・・

◆(70年代を迎えるにあたって)
1968(昭和53)年

アメリカ留学から帰国後クリニックを開業された
精神科医・箱崎総一先生が、アメリカ時代には見られなかった
左利きの悩みで苦しむ患者さんが多いのに気付き、
左利きについて啓蒙する最初の左利きに関する本

『左利きの世界』箱崎総一 読売新聞社

 

―後の〈左利き友の会〉主宰者で精神科医による、
日本初の左利き応援本? <“左利き”の旗手>として、
戦後『太陽の季節』により文壇の寵児となり、
政治家に転身した石原慎太郎さんと
芸能界の左利きとして《わが国の映画界で活躍している一家》
高田浩吉さんとその娘・高田美和さんを紹介し、
高田美和さんの「手記」を掲載。

を出版されました。

この本については、
メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』でも
「左利き者の証言」の中で紹介させていただきました。

 

201106hakozakisouiti

(画像:『左利きの秘密』カバー裏の箱崎総一先生の略歴と写真)
Hakozaki_souiti

(画像:(書影)『左利きの世界』『左利きの秘密』)

 

◆1971(昭和56)年

箱崎総一先生は、このような患者さんたちを救うために
「左利き友の会」を組織します。

 

(「左利き友の会」のできたころ)

大正10年の生まれ、生まれつきの左利きの書家・鈴木金造さんは、
左手の書道教室を開き、左利きの子供たちに教えた。
近所の小学校を回って
左利きの子供たちに左手で書かせる運動を起こそうとしたが、

 《「左利きの子どもに、左で書かせることが、
  ほんとうにいいことなのかどうか、
  責任がもてないような気がしたからです」》p.176

という悩みで、中断した。

相談した書道家たちの一致した意見は、

 《「書を左手で書くなんて考えられない。
  そんなばかなことを考えるな」
  「君は左利きなのに、右手で立派に書いているんだろう。
  君がいい手本じゃないか」》p.176

当時はまだ世間的に左手使いを忌避する傾向にあるだけでなく、
特に書道界においては「字は右手で書くものだ」というのが、
鉄板の常識で、「左手で書く」という発想自体がなかったのです。

鈴木さんは、書に関しては左右利きで、
どちらで書いても見る人には区別がつかない。
楷書は右利きむきに作られ、ひらがなも右利き向き。
だが、草書、行書になると、
左手で書いた方がよい味が出るときがある。
書道展に出した作品にも左手で書いたものがあるそうで、
それを明言しないのは、

 《左手で書くことが一種のむほん行為とみなされ、
 書道界で孤立してしまうからにちがいない。》p.177

と、著者の草壁さんは書いています。

『左利きの本――右利き社会への挑戦状』ジェームス・ブリス、
ジョセフ・モレラ 草壁焔太訳(講談社 1980(昭和55).12)より

これもhikkiiで書きました。 

 

◆1972(昭和47)年

(6/1)広瀬正さんの左利きテーマのSF小説
『鏡の国のアリス』(河出書房新社)

 

(『広瀬正・小説全集・4 鏡の国のアリス』集英社文庫)

 

―反転世界に迷い込んだ男性を主人公にしたもので、
 箱崎先生と左利き友の会をモデルにした会が登場する。

が出版されました。

またこの年(1/1)
イギリスの左利き研究家、マイケル・バーズリーさんの

『右きき世界と左きき人間』マイケル・バーズリー
 西山浅次郎訳 TBS出版会(発売・産学社)

 

(原著 Left-handed Man in a Right-handed World, 1970)
―左利きのイギリス人左利き研究家の著者が代表を務める
 左利きクラブのこと、
 ロンドンに開店した左利き専門店のことなど。

これもhikkiiで紹介しました。

 

◆1973(昭和48)年

(1/1)『左ききの本』マイケル・バーズリー 西山浅次郎訳
 TBS出版会(発売・産学社)

(原著 The Left-handed Book―An Investigation
into The Sinister History of Left-Handedness,初出1966)
が出版。

この年の夏(7/5)、麻丘めぐみさんの歌う
「わたしの彼は左きき」(作詞・千家和也 作編曲・筒美京平)

 

が登場します。

左利きのイメージ・アップと偏見打破に大きな力となりました。

この年は、
左打ちのプロ野球選手、世界のホームラン王と呼ばれることになる、
王貞治さんが日本で二人目、自身初の三冠王に輝きました
(翌年も)。

 

◆1975(昭和50)年

(1月)左利き友の会『左利きニュース』42号をもって活動停止、
という悲しいニュースがありました。

(1975(昭和50)年ごろか?)
左利きのすし職人【油井隆一】30代はじめ?
―結婚し子供ができた後、鮨職人の修業を始める
 《洋食への未練もあったし、
  一八〇度切り換えて鮨に進むには左利きも気になった。
  しかし、それとなく調べたところ、
  左利きの包丁がないわけではない。
  少ないことは事実だが、世の中、左利きの鮨職人もいる。
  親父の後を継ぎたい、
  口に出したとたんそれが現実となったような気がした。》

 《諸々のハンディを克服して、油井が一人前の職人となり、
  つけ場に立つのは、昭和五十年代の後半である。
  三〇代半ばに達していた。》
  『鮨に生きる男たち』早瀬圭一 新潮文庫より

これもhikkiiで紹介しました。

 

◆1976(昭和51)年

プロ野球・読売ジャイアンツに、
安打製造機と呼ばれた張本勲選手が入団。

ON砲に変わるOH砲が誕生し、
〈左利きの時代〉を現す代名詞のようにいわれたものでした。

(少なくとも私のまわりではそういう風にいわれたものでした。
 当時、中学のクラス同窓会があり、
 先生宅での二次会で食事をいただいたとき、
 左手で箸を持つ私にたいして。)

 

◆1977(昭和52)年(8/1)

大リーグ初の女性(左腕)投手の活躍を描いた
『赤毛のサウスポー』ポール・R・ロスワイラー 稲葉明雄訳 集英社

 

(『赤毛のサウスポー』集英社文庫 1979/4/1)

 

が出版されました。

(9/5)には、
王貞治選手が、ホームラン世界新記録通算756号を達成し、
国民栄誉賞受賞の第1号に。

さらに、1977年には、
日清食品のインスタントうどん「どん兵衛」が発売され、
左利きの山城新吾さんと川谷拓三さんのお二人が
それぞれ左手箸で食べる、
かけ合い漫才のようなCMがヒットしました。

(これをみて、左手箸ゆえに外食が嫌だった私も、
 勇気を持って
 人前でもご飯が食べられるようになったものでした。)

 

◆1978(昭和53)年(3/25)

王選手モデルにした強打者と対戦する左腕投手を描く、
ピンクレディー「サウスポー」(作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一)

 

が発売されヒットしました。

(3.31)
『左と右の心理学 からだの左右と心理』
マイケル・C・コーバリス、イヴァン・l・ビール
 白井常、鹿取廣人、河内十郎共訳 紀伊國屋書店 
(The Psychology of Left and Right, 1976)

 

◆1979(昭和54)年

(6/1)箱崎総一先生の
『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房 マンボウブックス

 

が出版され、「左利き友の会」のことなどが語られました。

(12/20)には、♪左ききのあなたの手紙~で知られる、
アリスの「秋止符」(作詞・谷村新司 作曲・堀内孝雄)

も発売されました。

 

◆1980(昭和55)年

(4/5)映画『ミスターどん兵衛』
山城新吾企画・製作・脚本・監督・主演、共演川谷拓三、他
(山城新吾と川谷拓三の日清どん兵衛のCMがヒットし、映画に。)

同年には、
『右手の優越』R・エルツ 吉田禎吾、内藤莞爾訳 垣内出版 

(『右手の優越―宗教的両極性の研究』ロベール エルツ
吉田禎吾,板橋作美,内藤莞爾 訳 ちくま学芸文庫 2001/6/1 )

 

(12/20)には、
『左利きの本―右利き社会への挑戦状』
ジェームス・ブリス/ジョセフ・モレラ 草壁焔太訳 講談社
(原著 The Left-handers' Handbook)

が出版されました。

 ・・・

ザッとこんな感じでした。

 

 ●1980年代からの展開

70年代には、
箱崎総一先生の『左利きの世界』と『左利きの秘密』、
マイケル・バーズリーさんの『右きき世界と左きき人間』と
『左ききの本』という翻訳本、1980年にも、
ジェームス・ブリス/ジョセフ・モレラと
翻訳および日本の部の草壁焔太さんの
『左利きの本―右利き社会への挑戦状』といった
左利きをテーマにした1冊の本が出版されるようになりました。

これは、利き手の科学的な研究者・学者といった専門家ではない、
左利きに関心を持つアマチュアの研究家等の人たちによる、
左利きについての社会的文化的な研究書・啓蒙書でした。

 

しかし、1980年代に入りますと、

1987(昭和62)年(9/1)には、
精神科医の斎藤茂太さんの
『左ききの人の本 右にでるモノがない!』エムジー

 

といった左利き応援本だけでなく、
利き手や利き足等の利き側(ラテラリティ)研究の
専門家の手になる研究書も出版されるようになりました。

 

1983(昭和58)年(6/1)
『左利き学―その脳と心のメカニズム』J・ヘロン編
 近藤喜代太郎、杉下守弘訳 西村書店

 

1989(昭和64・平成元)年(6/1)
『右利き・左利きの科学』前原勝矢 講談社 ブルーバックス

といった専門家による一書が登場します。

 

こうして90年代になりますと、

 

1991(平成3)3月には

『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188
「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」
ワールド・フォトプレス

Mono-magazine199142_20200715230801

(画像:(書影)『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」)

が出版され、この大いなる刺激により、
私のようなアマチュアの研究家が
本格的に活動を始めるようになるのでした。

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(4)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(3)」
 ――1970年代は日本における左利き観の転換期だった」
と題して、
1970年代の日本における左利きに関する出来事を本を中心に年表仕立てで紹介しています。

今回は、1970年代の年表ということで、全文を転載しています。
読者の皆様からも情報をいただけたら、という思いからです。

 

ほんとうは左手・左利き用品の類いなども年表に組み込んでいきたいのですが、思うように初出年代を究めることができません。

左手(左利き)用ハサミ一つとっても、一般向けに商品として流通し始めた時点を定めることができません。
現在左手用ハサミを製造販売しているメーカーさんでも、始発の時点が明らかになっていないのです。

社史などを調べてもその辺の細かい情報まではなかなか見つけられません。

 

私も紙で活動していた時代にいただいたいくつかのデータを持っています。

あるメーカーさんの担当者さんから開発のいきさつについて書かれた書き物をいただいたことがありました。
そのうち改めて整理しなければ、と思っています。

現時点で簡単に調べられるのは、本やレコードぐらいです。
ということで、こういう結果になっています。

いずれもう少し内容の整ったものにしてゆきたいと考えています。

さて、どうなりますことやら。

 ・・・

詳細は、本誌で。

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2020.12.05

左利きの人生を考える(3)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)-週刊ヒッキイ第584号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第584号 別冊編集後記

第584号(No.582) 2020/12/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(3)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)」

 

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第584号(No.582) 2020/12/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(3)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)」
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 「左利き本のために――左利きの人生を考える」
 の第3回目です。

 今回は、私の左利き体験を中心に、
 過去における左利きへの偏見について見ておこう、
 と思います。

 つきましては、10月7日に逝去されました作曲家、
 筒美京平さんの作曲された「わたしの彼は左きき」について、
 発表当時の左利き事情を、私の経験と照らし合わせながら、
 あれこれ書いてみます。

 1回目は↓

第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」

左利きの人生を考える(1)「左利きライフ」ってなんだ?
-週刊ヒッキイ第580号
『お茶でっせ』版 『新生活』版

 2回目は↓

第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」

2020.11.7
左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:
1970年代(1)-週刊ヒッキイ第582号
『お茶でっせ』版 『新生活』版

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(2)
  ◆ 1970年代は日本における左利きの転換点 ◆
   ~ 「わたしの彼は左きき」の時代(2) ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「(左利き本のために)――左利きの人生を考える」では、
左利き人生をしあわせに生きるための方法を考えます。

右利き偏重の社会において、左利き人生とはどういうものか、
どういう意味があるのか、どのように展開すべきなのか、
それらを考えてみたいのです。

まずは、過去における「左利きの苦い思い出」を振り返り、
現状にいたるまでの左利き観の変化を見ておこうと思います。

 ・・・

前回は、10月に亡くなられた筒美京平さんの作曲された
麻丘めぐみのヒット曲「わたしの彼は左きき」に関連して、
左利きの人たちが置かれていた当時の状況を
麻丘さんの言葉など紹介しながら見てきました。

今回はその続きです。

 ●ヨネスケさんの左手箸のこと

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(画像:『突撃! 隣の晩ごはん』のしゃもじを持つヨネスケさん) 

「左利きがタブーだった時代、ヨネスケは箸を右手で持つように」 2017.08.26 07:00  女性セブン

(略)

 《「高齢の視聴者から
  “左手でお箸を持つのはいかがなものか!?”
  とクレームが数多く入り、
  途中からヨネスケさんは右手で箸を持つようになったんです」
  (当時を知る日テレ関係者)》

 ●前田敦子さんの場合
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(画像:2011年、前田敦子さんの丸美屋「家族のお茶漬け」シリーズCM)


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(画像:2012年、前田敦子さんの日清「カップヌードル」CM)


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(画像:2009年12月11日の前田敦子さんのブログより、右手で箸を使う練習をするところ)

 ●左手で箸を使うこと
 ●日清食品「どん兵衛 きつねうどん」CMの話
 ●左利きに関する「違和感」について

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、<strong>「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(3)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)」と題し、前回に引き続き、ヨネスケ師匠の左手箸について、そして、タレントさんの左手箸CMについてなど、書いています。

右利きの人たちが感じるという、左利きの人たちの左手使いについての「違和感」に関しては、次回に改めて書いてみます。

日清食品「どん兵衛 きつねうどん」CMに関しては、私自身、左利きに関してコンプレックスを持っていただけに、山城新伍さんと川谷拓三さんのお二人が左手に箸を持って「どん兵衛」を食べるシーンに、大いに勇気づけられたものでした。
非常に嬉しいCMだったのですが、また世間的にも大いに人気を博したものだったのですが、一方で、左手で箸を使う姿をテレビで公にすることに批判的な意見もあったということです。

今はかなり世間の目も変化してきたという気がします。

 ・・・

詳細は、本誌で。

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2020.11.21

『左組通信』復活計画[1]<左利きプチ・アンケート>全公開(1)-週刊ヒッキイ第583号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第583号 別冊編集後記

第583号(No.583) 2020/11/21
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(1)

 

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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の10回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の9回目です。

 今はなきホームページの紹介の6回目です――

 というところでした。
 ここで、方針を転換することにします。

 

 従来は、
 左利きライフ研究30年の歴史をたどるシリーズの一環としての
 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『左組通信』の紹介でした。

 メイン・コンテンツの概要紹介を続けていたのですが、
 前々回、「ホームページ復活計画」として、
 コンテンツの一つ「左利き川柳」を全面的に紹介しました。

 

 そのながれで、改めて今回から、
 ホームページ『左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させることにしました。

 一部の方から、資料的な価値を認めていただき、
 自分でももったいないな、と思う部分もあり、
 こういう結論に至りました。

 実際、現時点でネット検索していましても、
 『左組通信』のコンテンツに相当するもので、
 見当たらないものが多くあります。

 また、ネットの情報には、
 発信されたのがいつ頃のものか明確でない情報も多く、
 歴史的観点からいいましても、問題があると考えます。
 そういう点からも、更新日時を明確に記録していた
 わが『左組通信』復活の意味があるのではないか、
 と思われます。

 

 いずれはまた異なった形で本格的な復活を決めたい、
 と考えています。
 その下書き、たたき台にしたい、というところですね。

 方針変更ですが、ご容赦ください。

 当面、復活計画として『左組通信』のメイン・コンテンツの
 紹介を続けます。
 よろしく!

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その10)その後の30年―左利きライフ研究の30年(9)
ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(6)
  ★ 改め ――
  ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(1)
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(1)

今回は、その第一回目として、ホームページ更新期間中の
全アンケート64回分の紹介です。

「目次」の紹介と、「プチ・アンケート」さんで作成した
アンケート・ページ(内容と結果とご意見)のURLです。

*第1回から第11回までのアンケートは
 「プチ・アンケート」管理者さんにより削除されました。
(手持ちの資料で、いずれ公開しますので、お楽しみに。)

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

 

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左利きを考える レフティやすおの左組通信  Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement 

<左利きプチ・アンケート>目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『R25』07年12月6日号(no.170)に当アンケート掲載される
12月6日東京近辺で配布されました
リクルートのフリーマガジン『R25』no.170に、左利きの記事
「ランキンレビュー/右利きが左利きより多いのはなぜ?」
が掲載され
第2回「左利きで困ったこと」が紹介されました。
(2007.12.8)

Image-r25-2007126

R25-2007127

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(初出)2005.10.30(前回)09.9.27(最終)09.11.29
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
初出時実施期間 / 現在の受付状況
------------------------------------------------------------

第1回 左利きイメージ調査    
04.3.7-27(3週間) 2007.9.20受付停止

第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編)
04.3.28-4.24 2007.9.20受付停止

第3回 左利きの子に右手使いを試みるかべきか否か
04.5.23-6.19 2007.9.20受付停止

第4回 貴方の好きな左利きの呼び名は何ですか? 
04.5.23-6.19 2007.9.20受付停止

第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか
04.6.20-7.17 2007.9.20受付停止

第6回 生まれ変わってくる時は右利きor左利き?
04.7.18-8.14 2007.9.20受付停止

第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?
04.8.15-9.11 2007.9.20受付停止

第8回 左と右を間違うことがありますか
04.9.12-10.9 2007.9.20受付停止

第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか
04.10.10-11.6 2007.9.20受付停止

第10回 過去のアンケートで最も興味深いのは何ですか
04.11.7-12.4 2007.9.20受付停止

第11回 「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか
04.12.5-05.1.1 2007.9.20受付停止

再版第11回
「利き手(左利き)の矯正・直す」という言葉をどう思いますか
09.6.28-8.22(8週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57612

第12回 左利きの人は器用だと思いますか
05.1.2-29 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=23378

第13回
推理物のテレビ・ドラマの〈左利きが犯人〉をどう思いますか
05.1.30-2.26 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=24583

第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
05.2.27-3.26 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=25810

第15回 あなたのまわりに左利きの人はいますか
05.3.27-5.11 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=27201

 

(第16回~第59回、省略)

 

第60回 将来どんな社会になればよいと思いますか?
09.3.29-5.23 (8週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57293

第61回 左利きに関する本を読みますか?
09.5.24-7.24 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57492

第62回 左利きにあこがれる人をどう思いますか
09.7.26-9.26 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57691

第63回 左利き対応してもらったことがありますか
09.9.27-11.28 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57879

第64回 「左利き?」と聞かれたことがありますか
09.11.29-10.1.30 (9週間)予定 表紙受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=58046

 

最新アンケート-表紙で実施中!
(2009年より、隔月-通常8週間、以後各ページで実施)

このアンケートは[プチアンケート]を利用しています。

============================================================

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑  

 

このあと、ホームページ更新停止後も引き続き、
弊誌で何回かアンケートを実施しています。

それらはまたいずれ紹介しましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]<左利きプチ・アンケート> 全公開(1)」」と題して、今はなき私のホームページ『レフティやすおの左組通信』から<左利きプチ・アンケート>を紹介しています。

今回は、ホームページ復活計画ということで、<左利きプチ・アンケート>の題目と、内容と結果とご意見のページのURLを転載し紹介しました。

 

長くなりますので、ここでは第16回から第59回まで、省略しています。

全64回のアンケートの題目は、以下↓の記事で紹介していますので、ご確認ください。

2016.09.27
<左利きプチ・アンケート>全64回目次―『左組通信』から
『お茶でっせ』版

『新生活』版

ただし、URLの紹介はありませんので、あしからず。
いずれ、どこかの場で紹介しますので、その時までお待ちください。

今後の<左利きプチ・アンケート>紹介の予定としまして、ジャンル別に――例えば、各種の利き手調査のアンケートや左利きの子供の躾や学習などに関するものなど――分けて内容と結果も含めて紹介していきます。

 ・・・

詳細は、本誌で。

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2020.11.07

左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)-週刊ヒッキイ第582号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第582号 別冊編集後記

第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」

---

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機会のある限りチャレンジしたいと考えています。
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第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左利き本のために――左利きの人生を考える」
 の第2回目です。

 今回は、私の左利き体験を中心に、
 過去における左利きへの偏見について見ておこう、
 と思います。

 つきましては、10月7日に逝去されました作曲家、
 筒美京平さんの作曲された「わたしの彼は左きき」について、
 発表当時の左利き事情を、私の経験と照らし合わせながら、
 あれこれ書いてみます。

 1回目は↓

第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」

左利きの人生を考える(1)「左利きライフ」ってなんだ?
-週刊ヒッキイ第580号
『お茶でっせ』版
『新生活』版

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(2)
  ◆ 1970年代は日本における左利きの転換点 ◆
   ~ 「わたしの彼は左きき」の時代(1) ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「(左利き本のために)――左利きの人生を考える」では、
左利き人生をしあわせに生きるための方法を考えます。

右利き偏重の社会において、左利き人生とはどういうものか、
どういう意味があるのか、どのように展開すべきなのか、
それらを考えてみたいのです。

まずは、過去における「左利きの苦い思い出」を振り返り、
現状にいたるまでの左利き観の変化を見ておこうと思います。

 

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 ●筒美京平さん作曲「わたしの彼は左きき」

遅くなりましたが、左利きのイメージ・アップ、
左利きの認知に大いに貢献したヒット曲
「わたしの彼は左きき」の
作曲家・筒美京平さんが10月7日に亡くなられました。

(略)

筒美京平さんは、
歌謡曲からJポップへの架け橋となった名作曲家の一人だった
と思います。

ご冥福をお祈りいたします。

 ●「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情――希望の光

さて、「わたしの彼は左きき」がヒットした当時――
1973(昭和48)年前後の左利き事情について書いてみましょう。

 ・・・

(略)

1971年に始まるこの「左利き友の会」の活動と相まって、
1973年の「わたしの彼は左きき」のヒットで、
左利きの認知が飛躍的に向上したものでした。

『新版・自然界における左と右』マーティン・ガードナー
 坪井忠二、児島弘訳 紀伊国屋書店 1992/05

 

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「第9章 人のからだ」で、
左利きへの偏見を打破しようと箱崎さんが本を出したが、
タイム誌(1974年1月7日号)は、
「永いきびしい戦い」になりそうだと報じていると書き、
ひとつの希望がみられるのは、
「わたしの彼は左きき」がヒットしたことだ、と紹介しています。

(略)

 ●「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情――麻丘さんの言葉

「左利きがタブーだった時代、ヨネスケは箸を右手で持つように」
2017.08.26 07:00  女性セブン

によりますと、冒頭に

 《かつて左利きは“矯正すべき欠点”として疎まれ、
  幼い頃に厳しくしつけられた》

とあり、

《「小学校でからかわれるのが嫌で、必死に矯正しました」
 (50代男性)
 「“女の子の左利きはお嫁に行けない”と言われ、
  母から徹底的に直されました。
  お箸や鉛筆を左手で持とうとすると、
  すぐに物差しで手を叩かれたことを思い出します」
 (60代女性)》

という言葉が紹介されています。

そして、

 《日常生活でも、テレビの中でも、左利きは隠すものだった。
  だが、1973年に麻丘めぐみの『わたしの彼は左きき』が
  リリースされると、少しだが、風向きが変わる。
  50万枚を売り上げた大ヒットソングとなり、
  麻丘は紅白歌合戦出場も果たした。》

とあり、

麻丘めぐみさんの言葉が紹介されています。

 《「最初、曲名を見た時『タブーに触れて大丈夫かな』
  と思ったんです。心配をよそに、曲は大ヒット。
  これをきっかけに左利きにスポットライトが当たり、
  左利き用のはさみや包丁が売られるようになりました」
 (麻丘)》

 《「左利きのファンから“今まで恥ずかしいと思っていたけど、
  恥ずかしがらずに学校に行けるようになった”とか、
  “自慢になった”“自信になった”とお手紙が届いて、
  いまだにお礼を言われるんです。
  タブー視されていたものが魅力に変わって、
  みんなが喜んでくれた。
  貢献できてよかったなと嬉しかったです」(麻丘)》

 ・・・

「麻丘めぐみが29年ぶり新曲発表 アイドル絶頂期を語る」
2020.01.22 11:00  週刊ポスト2020年1月31日号

によりますと、

 《麻丘めぐみは
  16歳の時に『芽ばえ』(1972年)で歌手デビュー。
  可憐な歌声と抜群のプロポーションで
  たちまちトップアイドルとなった。
  1973年には『わたしの彼は左きき』の大ヒットで
  全国にブームを巻き起こす。

  「あの頃は左ききをネガティブに見る空気がありましたから、
  最初は『歌ってもいいのかしら』と不安でした。
  でもメロディがついたら繰り返しのフレーズが印象的で
  とても歌いやすかった。
  それほどよくできた曲だったんですね」》

Premium BEST【Limited Edition】(2CD+DVD+BOOK)
麻丘めぐみ 2020/1/29

 

 ●「矯正」――強制的「右手使いへの転換」

(略)

日本の左利き/利き手研究の第一人者・八田武志さんの著書
『左対右 きき手大研究』化学同人(DOJIN選書 18) 2008.7.20

 

「第八章 左ききの矯正はよいことなのか」
<きき手矯正の結末>には、
カナダ人を対象にした、
利き手の変更歴別の生活幸福度調査の結果が示されています。

1.現在左手書字で変更歴あり(元々左利きで変更失敗)
2.現在左手書字で変更歴なし(左利きのまま)
3.現在右手書字で変更履歴あり(元々左利き変更成功)
4.右手書字で変更履歴なし(右利きのまま)

の四群に分類した結果を見ますと、
「1」に該当する

 《元々左ききで、
  右手での書字に変更させられたが上手くいかずに
  現在は左ききであるという対象者の生活満足度は、
  それ以外の三群に比べて
  統計的にも差があるほど低いことを明らかに示している》

(略)

 ●文字を書くこと

特に、この字を書くことに関しては、右手使いに変えることに、
今でも根強い支持があるようです。

なぜなら、「日本の字は、右手で書くようにできているから」と。

 

確かに、両手がまったく同じ能力であれば、
右手用に作られたものは右手で使う方が、便利でしょう。

しかし、左利きというのは、右手よりも左手が得意だったり、
左手を好んで使う性質を持っていたりするものです。

そういう左右に能力差がある場合、
右手用の道具であっても、より優位な左手で使う方がよい、
といえるでしょう。

 

文字を書くという行為は、現代においても学問のスタートであり、
文字は学問の道具です。

オンラインの時代になっても、
手書きは最も単純で、かつ手っ取り早い表現手段です。

 

ただ、この書字における左手書きから右手書きへの変更も、
徐々にではありますが、崩れてきたと言えます。

今年、令和2年版の小学書写教科書で、
右手での鉛筆の持ち方例とともに、若干小さめですが、
左手で鉛筆を持つイラストが掲載されたものが登場しました。

東京書籍のものがそれです。

*参照:
新しい書写 | 2年度用 小学校教科書のご紹介 | 東京書籍
- 東書Eネット

・『お茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書
「新しい書写 2年度用」
『お茶でっせ』版
『新生活』版

(略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

201106hidarikiki

(画像:「わたしの彼は左きき」を収録した麻丘めぐみさんのベストCD、箱崎総一先生の2冊目の左利き本『左利きの秘密』、記事に引用した八田武志さんの『左対右 きき手大研究』)

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(画像:『左利きの秘密』カバー裏の箱崎総一先生の肖像付き略歴)
 

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」と題し、筒美京平さんの逝去に記憶を触発され、「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代における左利きの状況について描いてみました。

「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情を麻丘さんの言葉を紹介しながら、私の経験なども交えながら書いてみました。

思えば、1970年代というのは、日本における左利き観の転換期だったのではないでしょうか。
その辺については稿を改めて書いてみたいと思います。

今回は、左利きの「矯正」と呼ばれていた左利きの子への右手使いへの転換指導について、特に書字に関して書いているうちに(いつものことながら)長くなってしまい、書いてみようと考えていたものを書き切れませんでした。
ヨネスケ師匠の『突撃! 隣の晩ごはん』でのお話などは、また次回ということになります。

お楽しみに。

 ・・・

1970年代は、日本において左利きが偏見から解放される方向に向かう大きな転換期であった、と言えそうです。

さて今回は、本誌の内容の一部、これはと思う箇所を公開しました。
省略した部分が気になる方は、ぜひ本誌のご購読をお願いいたします。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2020.10.25

左利きの子に優しい『さいしょのはさみ』(学研の幼児ワーク はじめてできたよ)2歳用,3歳用のこと

左利きの人が最初に手にする左手・左利き用品(レフティ・グッズ)といえば、やはりハサミでしょうか。

私の世代などは、最初の不便、苦労の一つがハサミでした。

私の子供の時代といえば、もう60年前ということですが、当時は左用のハサミというのは、市販されていませんでした。
一部では存在したのでしょうけれど、子供用まではなかったのではないでしょうか。

昔は刃のかみ合わせが緩く、右用を左手で使うと、刃を開く方に力が働き、刃と刃の間に紙をはさんでしまい、切れないのですね。

でも、右用ハサミと左用ハサミの違いを知らなかったので、まわりの子供が使えるのに自分は使えないので、自分が不器用なダメな子だと思っていました。

「馬鹿と鋏は使いよう」ということわざがあります。
意味と解釈は以下の通りです。

【意味】馬鹿と鋏は使いようとは、人を使うときは、その人の能力をいかせるように、うまく使うべきであるという教え。
【注釈】切れないハサミでも、使い方によっては何かの役に立つように、愚かな者でも上手に使えば役に立つものだということから。
能力のない者をばかにして言ったことばではなく、使う側の力量や能力を言ったことばである。

(故事ことわざ辞典
http://kotowaza-allguide.com/ha/bakatohasami.html)

私自身も、このことわざのように、ハサミというものは使い方で切れるもの、ハサミが使えない私は、役立たずだと思い込んでいたのです。

 

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』左手/左利き用はさみについて―右用と左用ハサミの違い― 2004.10.27
右利き用と左利き用のはさみ、どこがどう違うの?
2012.11.22
左利きの意識とハサミの話【左利きライフ研究家のできるまで】第4回  

 

そのハサミと使い方について、最近は、子供用のハサミだけでなく、ハサミの使い方、切り方の本も出ているのですね。
これは役に立ちそうです。

特に左利きの子供の場合、まわりに左利きの大人がいないと、なかなか適切なアドバイスをもらえないものです。
その点、本があれば助かります。

右手で切る場合と左手で切る場合では、実は全く逆になり、左利きの子供の場合非常に困るケースもあるのです。
それは、右端から左回り(反時計回り)に切るような場合です。

普通によくある(右利き用の)教材では、こういうケースがよく出てくるのです。
これは困りものです。

 

(こういう右端から右回りに切る場合)
┌――――┐
|┏━━┓|
|┃━┓┃|
|┗━┛┃|
└―――×┘
(×:はさみ)
(┃太線:切り取り線)

 

そこで、今回見つけた本を紹介しましょう。

 

(1)『2歳 さいしょのはさみ (学研の幼児ワーク はじめてできたよ)』 加藤信巳 (企画・原案) 学研プラス (2020/6/18)

(学研のサイト)中身を見る

 

(以下、Amazonのページから)

出版社の紹介文――

はさみデビューをする幼児さん向けの、はじめてワーク。
いらない紙を自由にチョキチョキするのも楽しいですが、単純作業になりがち。うまく切れなくてイライラしたり、お子さんのはさみづかいにヒヤヒヤしたり…
お子さんの手指の運動能力にあった問題で、きちんとはさみの練習をしましょう。
2歳向けの本書では、ちょきん! と一回で切るところから、まるく切り取るところまで、ステップアップできるようになっています。

 

はさみワークとしての使いやすさのポイント

として、

■本から切りとりやすい、ミシン目つき
■はさみの安全で正しいつかいかたを知る
■指導のポイントがわかる

などがあり、そして左利きの子用の一番のポイントとして、

「左利き」の子もOK
利き手に関係なく、だれでもトレーニングできる。

ということ。

■右利きのお子さんも、左利きのお子さんも
左利きのお子さんでも右利きのお子さんと同様のレベルで練習ができるように、裏面にも絵と切り線、はさみマーク(はさみを入れる始点マーク)を入れています。
例えば自然に内側へ曲がるカーブを切る練習の場合、右利きの場合は左へ向かって曲がります。左利きの場合は、右曲がりのカーブになるように、裏面の絵を見て切ることができます。

とあります。

先ほども指摘しました、右手で切りやすい左回りの切り方の際(基本右用ですが)、左利きの子も裏返すことで使えるという点です。

通常のものは、右用オンリーになってしまいがちです。
裏返しても何もなく、一方通行のもの。

もちろん、「常に、左利きの子は裏から」というのは、ちょっと残念な気はします。
しかし、現状では、何もないよりはマシ、です。

将来的には、右用の教材と左用の教材が併存しているようになれば、理想なのですけれど。

 

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紹介画像について――

「はさみデビューをばっちりサポート」欄で《はさみの選び方・持ち方/はさみの選び方・持ち方・つかい方のコツがわかる解説つき。》とあり、
はさみの持ち方画像には、上下で、右利きの場合(記載はない)と「左利きの場合」がしめされています。

「はさみつかいがうまくなる」欄では、《「左利き」の子もOK/利き手に関係なく、だれでもトレーニングできる。》で、「右利き用(左回りの線)」と「左利き用(右回りの線)」がそれぞれ表のページと裏のページに印刷されていて《どちらを見ても切れます》と紹介しています。

 ・・・

3歳用もあります。

(2)『3歳 さいしょのはさみ (学研の幼児ワーク はじめてできたよ)』 加藤信巳 (企画・原案)学研プラス (2020/6/18)

 

 ・・・

器用さを身につけるには、それぞれの身体に合った道具を使うことが、第一歩です。

左利きの子供には、左利きの子供の手にあった左手・左利き用のハサミを使い、適切な教材とアドバイスで、楽しくハサミの使い方を学んでほしいと思います。

 

 

*参照:過去に紹介した「左利き」のお子様向けの練習本――字の書き方の本の例――

『お茶でっせ』2019.12.27
左手で字を書く左利きに優しい伝統的!縦書き幼児向けひらがな練習本
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/12/post-9d5ca2.html

(1)『特別限定版 3~4歳 はじめてのひらがな (特典つき) (学研の幼児ワーク)』 学研プラス (2019/3/12)

 

(2)『6歳 くせのないきれいな字になるひらがなれんしゅうちょう 学研の頭脳開発』学研プラス (2014/3/25)

 

(3)『ユーキャンの正しくきれいに! かきかたれんしゅうちょう【ひらがな・カタカナ・すうじ】』和田 康子 (著) U-CAN (2014/7/18)

 

『お茶でっせ』2013.10.29
左手書き(左利き)に適した『ひらがなれんしゅうちょう』

 

『ひらがなれんしゅうちょう』小野村 哲 (著), 特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所 (編集), 平石 哲 (イラスト)

 

 

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2020.10.17

左利きライフ研究30年(9)「左組通信」5「左利き川柳」後-週刊ヒッキイ第581号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第581号 別冊編集後記

第581号(No.581) 2020/10/17
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)

 

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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第581号(No.581) 2020/10/17
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)
 ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(5)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の9回目です。
 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の8回目です。
 今はなきホームページの紹介の5回目です。

 前回に引き続き、今回も「左利き川柳」の紹介(後編)です。

 

第579号(No.579) 2020/9/19
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その8)その後の30年―左利きライフ研究の30年(7)
 ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(4)
  コンテンツ・その5「左利き川柳」(前編)

2020.9.19
左利きライフ研究30年(8)「左組通信」4「左利き川柳」前
-週刊ヒッキイ第579号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/09/post-65da8f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/0c9a9474d419a2fc53748f0bb9ccb06b

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年

(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)

   ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(5)

    コンテンツ・その5「左利き川柳」(後編)

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 

 ●コンテンツ・その5「左利き川柳」

前回も書きましたように、

「麗風亭康翁(れいふうてい・やすおう)」

という筆名を使っています。

左利きの特徴や、左利きで苦労することなどをネタに
川柳にしています。

これも自分でいうのもなんですが、結構面白いので、
左利きの人なら、共感していただけるものがいくつもある
と思います。

 

--
★彡 新作追加(08.07.2)
【左利き川柳】 川柳で読む左利き
〈左利きへのエール 〉〈右利き社会〉〈左利きの生活〉
〈自動改札〉〈左手筆記〉〈幼き日〉〈左箸〉〈お花見〉
〈春・新人〉〈左利きの世界観〉
--

今回は、全作紹介の後編、
〈自動改札〉以降の後半の7題を紹介してゆきましょう。

 

Hidarigumi-hgsenryuu-01

 

Hidarigumi-hgsenryuu-06

 

Hidarigumi-hgsenryuu-07

 

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(画像:ページ・トップと後半の作品紹介まで)

 

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(初出)2002.10.10/04.3.31(最終)08.8.16

【左利き川柳】麗風亭 康翁(レフティやすお)

  左利きにまつわる人生の喜怒哀楽を川柳に綴ってみれば…
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〈自動改札〉

◆手ぶらでも半身で通る改札機

自動改札に関する苦情は多いようです。
半身になって左手を右前方に突き出すようにして
切符を入れてとおります。
あるいはあらかじめ切符を出して、右手にもちかえて、
注意深く通すとか。工夫しています。

 

〈左手筆記〉

◆丸を見て仲間と気付く左書き 03.7.1
◆カクカクと右肩下がりの左書き 03.7.2
◆突き刺さる紙は破れるペン習字 03.7.2

左手筆記の特徴は、丸を書くときは、
右下から始まって左回り(時計回りの反対)に描く。

横棒は右からなら引き動作になって書きよいのですが、
左からだと紙の表面にペン先を押し付けるように書くので、
先の固いペン(鉛筆でも同じ)では紙に突き刺さり、
破いてしまいます。

また、手先の動きが左側から半円を描くように動かすので
どうしても右肩下がりの文字になってしまいがちです。
というわけで、丸を描くと左肩上がりになります。
右手筆記ですと逆に右肩上がりになります。
右手筆記ですと逆に右肩上がりになります。
文字でも同じです。
特に丸は一目でこれは左手書きだとわかります。

 

〈幼き日〉

◆「箸は右、茶碗は左」でまどわされ

子供に右左を教える時の一般的な言い回しですが、
これが頭に入ってしまった左利きの子は、
右と左を間違って覚えてしまうのです。

「利き手」イコール「右」というイメージです。
そこで左が「右」になる。
頭ではちゃんと左が左と理解していても、
とっさに右、あるいは左といわれると混乱してしまう。

たとえば、人に道を教えるとき、身体は左手で左を指していても、
言葉では「右」といってしまう事が良くある。
あとでしまったと気付くのだが、
教えられた人はどちらを信じるのか、
言葉なら間違いを教えたことになるし、
仕草を信じた人はうまくいけるだろうが…。

 

◆サウスポー昔は「ぎっちょ」とはやしたて

子供の頃は左手で字を書いたり、
箸を持ったりしているところを見た人から、
必ずといっていいほどこういわれました。

最近では、サウスポーとかレフティーとか、
当たり前に左利きとか呼ばれますが。
「ぎっちょ」あるいは「ひだりぎっちょ」は死語になったのか、
ひょっとして差別用語に指定されたのか(?)、
まったくといっていいほど使われなくなりましたね。

ぼくはこのごろちょっと懐かしく思うようになりました。
「ギッチョマン」なんて名前のヒーローを作ろうかと思うほどです。
「弱気を助け強きをくじく」っていうのか、
「差別するやつを懲らしめ、平等の世の中に、世直しする」
正義のヒーロー。

 

◆「お嫁に行かれへんよ」と諭す親

ぼくの知り合いの左利きの女性の人は、
みな一度はこういわれた経験があるといいます。
「でも、結婚できたよ」って。

 

◆左手のやいとの痕もうすくなり

以前話した気もしますが、ぼくの左手の人差し指の背の方の、
付け根と第二関節?とのあいだに、
五ミリ程度のやいとの痕がありましたが、
よる年波でしわに隠れて見分けにくくなりました。
小さい頃に親がなんとか左手を使わせないようにと努力した証です。

 

◆切れへんね 挟むもんかな ハサミって

子供の頃、ハサミで紙を切ろうとするたびに
くちゃっと紙を挟んでしまって、切れずに難儀した記憶があります。
右手用のハサミを使っていたせいだったのですが、
そんなことを知らない私は
最初のうちはハサミのせいと思っていたものでした。
でも人がそれでちゃんと切っているのを見ると、
みんなうまいなぁ、と感心して、
それに引き換え自分は不器用で情けないなぁ、
と思い込んでいたものです。

 でも左手用のハサミを使うようになって初めて
この事実に気付いたのです。
自分が不器用なのではなく、道具に問題があったのだと。
三十代半ばのことでした。やはりハサミのせいだったのです。
でもあの頃思っていたのは安物のハサミだから、
といった理由でした。
しかし、そうではなく自分の手にあったものではなかった
ということでした。
ふだん使っていたものは
右手で使うように作られた品物だったのです。

 

◆悪い手と決め付けられてしっぺされ

左手を使うたびにその手は違うと手を叩かれたりした、
という記憶のある人も少なくないのでは。
あなたが悪いんじゃない、その手が悪いの、とか。

 

〈左箸〉

◆お弁当かくれて食べた左箸

昔は左手使いが恥ずかしくて、隠れて食べていたことがありました。
ある年配の男性は字は右手使いになったけれど箸はできなくて
それを恥と思い、
いつもひとり離れてかくれるように食べる癖がついたそうです。

 

◆さりげなく箸と茶碗を並べ替え

食事時いつでもまず始めにやるのがこれ。
子供の頃、母はいつも
「自分の食べやすいように並べ替えたらええねんで」
といってくれたものです。
「お母ちゃんにはわからへんから」
人様が食べやすいように並べるのが給仕の基本です。

 

◆左端指定席です左箸
◆指定席争う君も左利き

私だけでなく左利きの人に聞くとたいてい、
食事の際には隣の人と肘がぶつからないように
左端の席に着くように心がけているといいます。
かなしい習性です。

 

〈お花見〉

◆桜(はな)の下きょうは貴方も左利き
◆花見会酒と団子で両手利き 03.3.22

酒飲みを左利きなどと呼びますが、私はお酒は苦手なので、
もっぱら花より団子ならぬ、酒より団子でしょうか。
酒も好きで、甘いものもイケる人を雨風(あめかぜ)とか
両党使いと呼ぶのに掛けて、こんなふうに詠んでみました。 

 

〈春・新人〉

◆初めての人に会うたび「左利き?」 03.3.22
◆初対面自己紹介は左利き 04.4.23

新しい環境で新しい人間関係が始まると、
字を書くとき、食事のときなどにこういう会話になります。
そこで初めから左利きですと自己紹介してしまうようになりました。
見知らぬ人にいきなり趣味の話をするのも抵抗があるし、
特技といえるものもない私には、いい話のネタでもあります。

 

◆左利き文具セットで御入学 03.8.21

昨今は左利きの子用に左利き文具セットというものがあるようです。
いい世の中になってきました。 

 

〈左利きの世界観〉

◆少数派? それでも世界がまちごてる!

文字通り、少数派の左利きだけれど、
だからといって自分たちが間違っているわけではない、
ということ。
多数派が正しくて、少数派が間違っているわけではない。
しかし、英語で右をrightといい、
正しいという意味を持っているというのは、
多数派の驕りじゃないのか?

________________________________________

 

といったものです。どう感じましたか?
左利きの人の生活の実感が少しは伝わったでしょうか?
よろしければ、ご意見ご感想お待ちしています。

02・10・10~04・4・27

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 ――以上、「左利き川柳」(後半)の紹介でした。

 

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(9)その後の30年(8)「左組通信」5「左利き川柳」」と題して、今はなき私のホームページ『レフティやすおの左組通信』から「左利き川柳」を紹介しています。

今回は、ホームページ復活計画というところで、このブログでも、川柳で詠む左利きライフというコンテンツ「左利き川柳」の後ろ半分にあたる7題を転載し紹介しました。

さて、どのように感じられましたでしょうか。
ご共感いただければよいのですけれど……。

 ・・・

前回は、(前半)の推しの

〈左利きへのエール〉
◆左手に ペン持て 箸持て 自信持て

〈右利き社会〉
◆わが子より 右利き社会に 愛の鞭
◆親心 あるなら 社会を 変えてくれ

を《これは、正味私の一番の思いを表したもの》と紹介しました。

さらに、今回の(後編)のラストに掲げている

〈左利きの世界観〉
◆少数派? それでも世界がまちごてる!

について、《これも、非常に強い思いをこめた川柳》で、《「(左利きの)自分が間違っている」のではなく、「(左利きを無視する)世界」の方が間違っているのだ、という思いです》と、紹介しました。

 ・・・

今回の後半の分では、〈自動改札〉〈左箸〉〈春・新人〉あたりは、「左利きあるある」としてよくあるパターンでしょう。

〈幼き日〉とひとくくりにした部分も、もっと細分して紹介してもよかったかもしれません。

この部分は、ほとんど私の子供時代の思い出から題材を拾ってきたものです。
懐かしさとなんとも言えぬ感情がうずまくものがあります。
わかっていただければいいのですが、思いが届いているでしょうか。

解説も、前回は少し新たに書き足したりしましたが、今回も書き直してみようかとも思ったのですが、ここではオリジナルのまま紹介することにしました。

また、いずれ機会があれば、書き直すことにしましょう。

 ・・・

今回お楽しみいただけたのなら、本誌のご購読を御願いいたします。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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