2021.02.06

1970年代は左利き観の転換期「わたしの彼は左きき」の時代-週刊ヒッキイ第588号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第588号 別冊編集後記

第588号(No.588) 2021/2/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(4)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(3)」
 ――1970年代は日本における左利き観の転換期だった

 

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第588号(No.588) 2021/2/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(4)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(3)」
 ――1970年代は日本における左利き観の転換期だった
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 「左利き本のために――左利きの人生を考える」
 の第4回目です。

 ここ二回は、昨年10月7日に逝去されました作曲家、
 筒美京平さんの作曲された「わたしの彼は左きき」について、
 発表当時の左利き事情を、私の経験と照らし合わせながら、
 書いて来ました。

 

第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」

2020.10.3
左利きの人生を考える(1)「左利きライフ」ってなんだ?
-週刊ヒッキイ第580号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/10/post-74d0ad.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9fd4faf107df28e356f39f62a2c1c2b2

 

第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」

2020.11.7
左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:
1970年代(1)-週刊ヒッキイ第582号

 

第584号(No.584) 2020/12/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(3)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)」

2020.12.5
左利きの人生を考える(3)「わたしの彼は左きき」の時代:
1970年代(2)-週刊ヒッキイ第584号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/12/post-353947.html

 

 今回は、1970年代が日本における
 左利きに関する考え方、左利き観の転換期であった
 という事実を様々な事実を集めて、
 改めてチェックしておこうと思います。

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(4)
  ◆ 1970年代は日本における左利き観の転換期だった ◆
   ~ 「わたしの彼は左きき」の時代(3) ~
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というわけで、今回はちょっとした左利き年表の発表です。

210205hidarikiki-no-hon

(画像:(書影)手持ち本『左利きの秘密』『右きき世界と左きき人間』『左ききの本』『左利きの本』『左と右の心理学』『鏡の国のアリス』『赤毛のサウスポー』)

 ●1970年代は日本における左利き観の転換期だった

日本における左利き(解放)の歴史について考えるとき、
1970年代が一つの大きな転換期であったように感じます。

大きくいえば、やはり戦後のアメリカ民主主義の導入が
一つの契機になっているように見受けられます。

しかし、これは世の中全般の変容の中の一端でもあったので、
社会全体の大きな変化の枠の中の一端で、
左利きに特化したものとは言えません。

左利き解放の面からいえば、
意義的には二次的な収穫という見方もできるように思います。

その点、明らかに左利きに関する変化という面での変容の時代は、
1970年代であった、と思うのです。

では、1970年代、左利きには、
どのような変化があったのでしょうか。

左利きに関する出来事を年代順にまとめてみましょう。

 ・・・

◆(70年代を迎えるにあたって)
1968(昭和53)年

アメリカ留学から帰国後クリニックを開業された
精神科医・箱崎総一先生が、アメリカ時代には見られなかった
左利きの悩みで苦しむ患者さんが多いのに気付き、
左利きについて啓蒙する最初の左利きに関する本

『左利きの世界』箱崎総一 読売新聞社

 

―後の〈左利き友の会〉主宰者で精神科医による、
日本初の左利き応援本? <“左利き”の旗手>として、
戦後『太陽の季節』により文壇の寵児となり、
政治家に転身した石原慎太郎さんと
芸能界の左利きとして《わが国の映画界で活躍している一家》
高田浩吉さんとその娘・高田美和さんを紹介し、
高田美和さんの「手記」を掲載。

を出版されました。

この本については、
メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』でも
「左利き者の証言」の中で紹介させていただきました。

 

201106hakozakisouiti

(画像:『左利きの秘密』カバー裏の箱崎総一先生の略歴と写真)
Hakozaki_souiti

(画像:(書影)『左利きの世界』『左利きの秘密』)

 

◆1971(昭和56)年

箱崎総一先生は、このような患者さんたちを救うために
「左利き友の会」を組織します。

 

(「左利き友の会」のできたころ)

大正10年の生まれ、生まれつきの左利きの書家・鈴木金造さんは、
左手の書道教室を開き、左利きの子供たちに教えた。
近所の小学校を回って
左利きの子供たちに左手で書かせる運動を起こそうとしたが、

 《「左利きの子どもに、左で書かせることが、
  ほんとうにいいことなのかどうか、
  責任がもてないような気がしたからです」》p.176

という悩みで、中断した。

相談した書道家たちの一致した意見は、

 《「書を左手で書くなんて考えられない。
  そんなばかなことを考えるな」
  「君は左利きなのに、右手で立派に書いているんだろう。
  君がいい手本じゃないか」》p.176

当時はまだ世間的に左手使いを忌避する傾向にあるだけでなく、
特に書道界においては「字は右手で書くものだ」というのが、
鉄板の常識で、「左手で書く」という発想自体がなかったのです。

鈴木さんは、書に関しては左右利きで、
どちらで書いても見る人には区別がつかない。
楷書は右利きむきに作られ、ひらがなも右利き向き。
だが、草書、行書になると、
左手で書いた方がよい味が出るときがある。
書道展に出した作品にも左手で書いたものがあるそうで、
それを明言しないのは、

 《左手で書くことが一種のむほん行為とみなされ、
 書道界で孤立してしまうからにちがいない。》p.177

と、著者の草壁さんは書いています。

『左利きの本――右利き社会への挑戦状』ジェームス・ブリス、
ジョセフ・モレラ 草壁焔太訳(講談社 1980(昭和55).12)より

これもhikkiiで書きました。 

 

◆1972(昭和47)年

(6/1)広瀬正さんの左利きテーマのSF小説
『鏡の国のアリス』(河出書房新社)

 

(『広瀬正・小説全集・4 鏡の国のアリス』集英社文庫)

 

―反転世界に迷い込んだ男性を主人公にしたもので、
 箱崎先生と左利き友の会をモデルにした会が登場する。

が出版されました。

またこの年(1/1)
イギリスの左利き研究家、マイケル・バーズリーさんの

『右きき世界と左きき人間』マイケル・バーズリー
 西山浅次郎訳 TBS出版会(発売・産学社)

 

(原著 Left-handed Man in a Right-handed World, 1970)
―左利きのイギリス人左利き研究家の著者が代表を務める
 左利きクラブのこと、
 ロンドンに開店した左利き専門店のことなど。

これもhikkiiで紹介しました。

 

◆1973(昭和48)年

(1/1)『左ききの本』マイケル・バーズリー 西山浅次郎訳
 TBS出版会(発売・産学社)

(原著 The Left-handed Book―An Investigation
into The Sinister History of Left-Handedness,初出1966)
が出版。

この年の夏(7/5)、麻丘めぐみさんの歌う
「わたしの彼は左きき」(作詞・千家和也 作編曲・筒美京平)

 

が登場します。

左利きのイメージ・アップと偏見打破に大きな力となりました。

この年は、
左打ちのプロ野球選手、世界のホームラン王と呼ばれることになる、
王貞治さんが日本で二人目、自身初の三冠王に輝きました
(翌年も)。

 

◆1975(昭和50)年

(1月)左利き友の会『左利きニュース』42号をもって活動停止、
という悲しいニュースがありました。

(1975(昭和50)年ごろか?)
左利きのすし職人【油井隆一】30代はじめ?
―結婚し子供ができた後、鮨職人の修業を始める
 《洋食への未練もあったし、
  一八〇度切り換えて鮨に進むには左利きも気になった。
  しかし、それとなく調べたところ、
  左利きの包丁がないわけではない。
  少ないことは事実だが、世の中、左利きの鮨職人もいる。
  親父の後を継ぎたい、
  口に出したとたんそれが現実となったような気がした。》

 《諸々のハンディを克服して、油井が一人前の職人となり、
  つけ場に立つのは、昭和五十年代の後半である。
  三〇代半ばに達していた。》
  『鮨に生きる男たち』早瀬圭一 新潮文庫より

これもhikkiiで紹介しました。

 

◆1976(昭和51)年

プロ野球・読売ジャイアンツに、
安打製造機と呼ばれた張本勲選手が入団。

ON砲に変わるOH砲が誕生し、
〈左利きの時代〉を現す代名詞のようにいわれたものでした。

(少なくとも私のまわりではそういう風にいわれたものでした。
 当時、中学のクラス同窓会があり、
 先生宅での二次会で食事をいただいたとき、
 左手で箸を持つ私にたいして。)

 

◆1977(昭和52)年(8/1)

大リーグ初の女性(左腕)投手の活躍を描いた
『赤毛のサウスポー』ポール・R・ロスワイラー 稲葉明雄訳 集英社

 

(『赤毛のサウスポー』集英社文庫 1979/4/1)

 

が出版されました。

(9/5)には、
王貞治選手が、ホームラン世界新記録通算756号を達成し、
国民栄誉賞受賞の第1号に。

さらに、1977年には、
日清食品のインスタントうどん「どん兵衛」が発売され、
左利きの山城新吾さんと川谷拓三さんのお二人が
それぞれ左手箸で食べる、
かけ合い漫才のようなCMがヒットしました。

(これをみて、左手箸ゆえに外食が嫌だった私も、
 勇気を持って
 人前でもご飯が食べられるようになったものでした。)

 

◆1978(昭和53)年(3/25)

王選手モデルにした強打者と対戦する左腕投手を描く、
ピンクレディー「サウスポー」(作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一)

 

が発売されヒットしました。

(3.31)
『左と右の心理学 からだの左右と心理』
マイケル・C・コーバリス、イヴァン・l・ビール
 白井常、鹿取廣人、河内十郎共訳 紀伊國屋書店 
(The Psychology of Left and Right, 1976)

 

◆1979(昭和54)年

(6/1)箱崎総一先生の
『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房 マンボウブックス

 

が出版され、「左利き友の会」のことなどが語られました。

(12/20)には、♪左ききのあなたの手紙~で知られる、
アリスの「秋止符」(作詞・谷村新司 作曲・堀内孝雄)

も発売されました。

 

◆1980(昭和55)年

(4/5)映画『ミスターどん兵衛』
山城新吾企画・製作・脚本・監督・主演、共演川谷拓三、他
(山城新吾と川谷拓三の日清どん兵衛のCMがヒットし、映画に。)

同年には、
『右手の優越』R・エルツ 吉田禎吾、内藤莞爾訳 垣内出版 

(『右手の優越―宗教的両極性の研究』ロベール エルツ
吉田禎吾,板橋作美,内藤莞爾 訳 ちくま学芸文庫 2001/6/1 )

 

(12/20)には、
『左利きの本―右利き社会への挑戦状』
ジェームス・ブリス/ジョセフ・モレラ 草壁焔太訳 講談社
(原著 The Left-handers' Handbook)

が出版されました。

 ・・・

ザッとこんな感じでした。

 

 ●1980年代からの展開

70年代には、
箱崎総一先生の『左利きの世界』と『左利きの秘密』、
マイケル・バーズリーさんの『右きき世界と左きき人間』と
『左ききの本』という翻訳本、1980年にも、
ジェームス・ブリス/ジョセフ・モレラと
翻訳および日本の部の草壁焔太さんの
『左利きの本―右利き社会への挑戦状』といった
左利きをテーマにした1冊の本が出版されるようになりました。

これは、利き手の科学的な研究者・学者といった専門家ではない、
左利きに関心を持つアマチュアの研究家等の人たちによる、
左利きについての社会的文化的な研究書・啓蒙書でした。

 

しかし、1980年代に入りますと、

1987(昭和62)年(9/1)には、
精神科医の斎藤茂太さんの
『左ききの人の本 右にでるモノがない!』エムジー

 

といった左利き応援本だけでなく、
利き手や利き足等の利き側(ラテラリティ)研究の
専門家の手になる研究書も出版されるようになりました。

 

1983(昭和58)年(6/1)
『左利き学―その脳と心のメカニズム』J・ヘロン編
 近藤喜代太郎、杉下守弘訳 西村書店

 

1989(昭和64・平成元)年(6/1)
『右利き・左利きの科学』前原勝矢 講談社 ブルーバックス

といった専門家による一書が登場します。

 

こうして90年代になりますと、

 

1991(平成3)3月には

『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188
「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」
ワールド・フォトプレス

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(画像:(書影)『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」)

が出版され、この大いなる刺激により、
私のようなアマチュアの研究家が
本格的に活動を始めるようになるのでした。

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(4)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(3)」
 ――1970年代は日本における左利き観の転換期だった」
と題して、
1970年代の日本における左利きに関する出来事を本を中心に年表仕立てで紹介しています。

今回は、1970年代の年表ということで、全文を転載しています。
読者の皆様からも情報をいただけたら、という思いからです。

 

ほんとうは左手・左利き用品の類いなども年表に組み込んでいきたいのですが、思うように初出年代を究めることができません。

左手(左利き)用ハサミ一つとっても、一般向けに商品として流通し始めた時点を定めることができません。
現在左手用ハサミを製造販売しているメーカーさんでも、始発の時点が明らかになっていないのです。

社史などを調べてもその辺の細かい情報まではなかなか見つけられません。

 

私も紙で活動していた時代にいただいたいくつかのデータを持っています。

あるメーカーさんの担当者さんから開発のいきさつについて書かれた書き物をいただいたことがありました。
そのうち改めて整理しなければ、と思っています。

現時点で簡単に調べられるのは、本やレコードぐらいです。
ということで、こういう結果になっています。

いずれもう少し内容の整ったものにしてゆきたいと考えています。

さて、どうなりますことやら。

 ・・・

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2020.12.05

左利きの人生を考える(3)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)-週刊ヒッキイ第584号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第584号 別冊編集後記

第584号(No.582) 2020/12/5
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 左利き本のために――左利きの人生を考える(3)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)」

 

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 「左利き本のために――左利きの人生を考える」
 の第3回目です。

 今回は、私の左利き体験を中心に、
 過去における左利きへの偏見について見ておこう、
 と思います。

 つきましては、10月7日に逝去されました作曲家、
 筒美京平さんの作曲された「わたしの彼は左きき」について、
 発表当時の左利き事情を、私の経験と照らし合わせながら、
 あれこれ書いてみます。

 1回目は↓

第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」

左利きの人生を考える(1)「左利きライフ」ってなんだ?
-週刊ヒッキイ第580号
『お茶でっせ』版 『新生活』版

 2回目は↓

第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」

2020.11.7
左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:
1970年代(1)-週刊ヒッキイ第582号
『お茶でっせ』版 『新生活』版

 

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(2)
  ◆ 1970年代は日本における左利きの転換点 ◆
   ~ 「わたしの彼は左きき」の時代(2) ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「(左利き本のために)――左利きの人生を考える」では、
左利き人生をしあわせに生きるための方法を考えます。

右利き偏重の社会において、左利き人生とはどういうものか、
どういう意味があるのか、どのように展開すべきなのか、
それらを考えてみたいのです。

まずは、過去における「左利きの苦い思い出」を振り返り、
現状にいたるまでの左利き観の変化を見ておこうと思います。

 ・・・

前回は、10月に亡くなられた筒美京平さんの作曲された
麻丘めぐみのヒット曲「わたしの彼は左きき」に関連して、
左利きの人たちが置かれていた当時の状況を
麻丘さんの言葉など紹介しながら見てきました。

今回はその続きです。

 ●ヨネスケさんの左手箸のこと

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(画像:『突撃! 隣の晩ごはん』のしゃもじを持つヨネスケさん) 

「左利きがタブーだった時代、ヨネスケは箸を右手で持つように」 2017.08.26 07:00  女性セブン

(略)

 《「高齢の視聴者から
  “左手でお箸を持つのはいかがなものか!?”
  とクレームが数多く入り、
  途中からヨネスケさんは右手で箸を持つようになったんです」
  (当時を知る日テレ関係者)》

 ●前田敦子さんの場合
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(画像:2011年、前田敦子さんの丸美屋「家族のお茶漬け」シリーズCM)


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(画像:2012年、前田敦子さんの日清「カップヌードル」CM)


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(画像:2009年12月11日の前田敦子さんのブログより、右手で箸を使う練習をするところ)

 ●左手で箸を使うこと
 ●日清食品「どん兵衛 きつねうどん」CMの話
 ●左利きに関する「違和感」について

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、<strong>「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(3)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)」と題し、前回に引き続き、ヨネスケ師匠の左手箸について、そして、タレントさんの左手箸CMについてなど、書いています。

右利きの人たちが感じるという、左利きの人たちの左手使いについての「違和感」に関しては、次回に改めて書いてみます。

日清食品「どん兵衛 きつねうどん」CMに関しては、私自身、左利きに関してコンプレックスを持っていただけに、山城新伍さんと川谷拓三さんのお二人が左手に箸を持って「どん兵衛」を食べるシーンに、大いに勇気づけられたものでした。
非常に嬉しいCMだったのですが、また世間的にも大いに人気を博したものだったのですが、一方で、左手で箸を使う姿をテレビで公にすることに批判的な意見もあったということです。

今はかなり世間の目も変化してきたという気がします。

 ・・・

詳細は、本誌で。

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2020.11.21

『左組通信』復活計画[1]<左利きプチ・アンケート>全公開(1)-週刊ヒッキイ第583号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第583号 別冊編集後記

第583号(No.583) 2020/11/21
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)
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 <左利きプチ・アンケート> 全公開(1)

 

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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の10回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の9回目です。

 今はなきホームページの紹介の6回目です――

 というところでした。
 ここで、方針を転換することにします。

 

 従来は、
 左利きライフ研究30年の歴史をたどるシリーズの一環としての
 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『左組通信』の紹介でした。

 メイン・コンテンツの概要紹介を続けていたのですが、
 前々回、「ホームページ復活計画」として、
 コンテンツの一つ「左利き川柳」を全面的に紹介しました。

 

 そのながれで、改めて今回から、
 ホームページ『左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させることにしました。

 一部の方から、資料的な価値を認めていただき、
 自分でももったいないな、と思う部分もあり、
 こういう結論に至りました。

 実際、現時点でネット検索していましても、
 『左組通信』のコンテンツに相当するもので、
 見当たらないものが多くあります。

 また、ネットの情報には、
 発信されたのがいつ頃のものか明確でない情報も多く、
 歴史的観点からいいましても、問題があると考えます。
 そういう点からも、更新日時を明確に記録していた
 わが『左組通信』復活の意味があるのではないか、
 と思われます。

 

 いずれはまた異なった形で本格的な復活を決めたい、
 と考えています。
 その下書き、たたき台にしたい、というところですね。

 方針変更ですが、ご容赦ください。

 当面、復活計画として『左組通信』のメイン・コンテンツの
 紹介を続けます。
 よろしく!

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その10)その後の30年―左利きライフ研究の30年(9)
ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(6)
  ★ 改め ――
  ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(1)
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(1)

今回は、その第一回目として、ホームページ更新期間中の
全アンケート64回分の紹介です。

「目次」の紹介と、「プチ・アンケート」さんで作成した
アンケート・ページ(内容と結果とご意見)のURLです。

*第1回から第11回までのアンケートは
 「プチ・アンケート」管理者さんにより削除されました。
(手持ちの資料で、いずれ公開しますので、お楽しみに。)

 

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左利きを考える レフティやすおの左組通信  Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement 

<左利きプチ・アンケート>目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『R25』07年12月6日号(no.170)に当アンケート掲載される
12月6日東京近辺で配布されました
リクルートのフリーマガジン『R25』no.170に、左利きの記事
「ランキンレビュー/右利きが左利きより多いのはなぜ?」
が掲載され
第2回「左利きで困ったこと」が紹介されました。
(2007.12.8)

Image-r25-2007126

R25-2007127

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(初出)2005.10.30(前回)09.9.27(最終)09.11.29
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
初出時実施期間 / 現在の受付状況
------------------------------------------------------------

第1回 左利きイメージ調査    
04.3.7-27(3週間) 2007.9.20受付停止

第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編)
04.3.28-4.24 2007.9.20受付停止

第3回 左利きの子に右手使いを試みるかべきか否か
04.5.23-6.19 2007.9.20受付停止

第4回 貴方の好きな左利きの呼び名は何ですか? 
04.5.23-6.19 2007.9.20受付停止

第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか
04.6.20-7.17 2007.9.20受付停止

第6回 生まれ変わってくる時は右利きor左利き?
04.7.18-8.14 2007.9.20受付停止

第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?
04.8.15-9.11 2007.9.20受付停止

第8回 左と右を間違うことがありますか
04.9.12-10.9 2007.9.20受付停止

第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか
04.10.10-11.6 2007.9.20受付停止

第10回 過去のアンケートで最も興味深いのは何ですか
04.11.7-12.4 2007.9.20受付停止

第11回 「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか
04.12.5-05.1.1 2007.9.20受付停止

再版第11回
「利き手(左利き)の矯正・直す」という言葉をどう思いますか
09.6.28-8.22(8週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57612

第12回 左利きの人は器用だと思いますか
05.1.2-29 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=23378

第13回
推理物のテレビ・ドラマの〈左利きが犯人〉をどう思いますか
05.1.30-2.26 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=24583

第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
05.2.27-3.26 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=25810

第15回 あなたのまわりに左利きの人はいますか
05.3.27-5.11 2007.9.20受付停止
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=27201

 

(第16回~第59回、省略)

 

第60回 将来どんな社会になればよいと思いますか?
09.3.29-5.23 (8週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57293

第61回 左利きに関する本を読みますか?
09.5.24-7.24 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57492

第62回 左利きにあこがれる人をどう思いますか
09.7.26-9.26 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57691

第63回 左利き対応してもらったことがありますか
09.9.27-11.28 (9週間) 受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=57879

第64回 「左利き?」と聞かれたことがありますか
09.11.29-10.1.30 (9週間)予定 表紙受付中
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=58046

 

最新アンケート-表紙で実施中!
(2009年より、隔月-通常8週間、以後各ページで実施)

このアンケートは[プチアンケート]を利用しています。

============================================================

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑  

 

このあと、ホームページ更新停止後も引き続き、
弊誌で何回かアンケートを実施しています。

それらはまたいずれ紹介しましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]<左利きプチ・アンケート> 全公開(1)」」と題して、今はなき私のホームページ『レフティやすおの左組通信』から<左利きプチ・アンケート>を紹介しています。

今回は、ホームページ復活計画ということで、<左利きプチ・アンケート>の題目と、内容と結果とご意見のページのURLを転載し紹介しました。

 

長くなりますので、ここでは第16回から第59回まで、省略しています。

全64回のアンケートの題目は、以下↓の記事で紹介していますので、ご確認ください。

2016.09.27
<左利きプチ・アンケート>全64回目次―『左組通信』から
『お茶でっせ』版

『新生活』版

ただし、URLの紹介はありませんので、あしからず。
いずれ、どこかの場で紹介しますので、その時までお待ちください。

今後の<左利きプチ・アンケート>紹介の予定としまして、ジャンル別に――例えば、各種の利き手調査のアンケートや左利きの子供の躾や学習などに関するものなど――分けて内容と結果も含めて紹介していきます。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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2020.11.07

左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)-週刊ヒッキイ第582号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第582号 別冊編集後記

第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」

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15年続けているメルマガは唯一これだけ!

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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」
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 「左利き本のために――左利きの人生を考える」
 の第2回目です。

 今回は、私の左利き体験を中心に、
 過去における左利きへの偏見について見ておこう、
 と思います。

 つきましては、10月7日に逝去されました作曲家、
 筒美京平さんの作曲された「わたしの彼は左きき」について、
 発表当時の左利き事情を、私の経験と照らし合わせながら、
 あれこれ書いてみます。

 1回目は↓

第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」

左利きの人生を考える(1)「左利きライフ」ってなんだ?
-週刊ヒッキイ第580号
『お茶でっせ』版
『新生活』版

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(2)
  ◆ 1970年代は日本における左利きの転換点 ◆
   ~ 「わたしの彼は左きき」の時代(1) ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「(左利き本のために)――左利きの人生を考える」では、
左利き人生をしあわせに生きるための方法を考えます。

右利き偏重の社会において、左利き人生とはどういうものか、
どういう意味があるのか、どのように展開すべきなのか、
それらを考えてみたいのです。

まずは、過去における「左利きの苦い思い出」を振り返り、
現状にいたるまでの左利き観の変化を見ておこうと思います。

 

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 ●筒美京平さん作曲「わたしの彼は左きき」

遅くなりましたが、左利きのイメージ・アップ、
左利きの認知に大いに貢献したヒット曲
「わたしの彼は左きき」の
作曲家・筒美京平さんが10月7日に亡くなられました。

(略)

筒美京平さんは、
歌謡曲からJポップへの架け橋となった名作曲家の一人だった
と思います。

ご冥福をお祈りいたします。

 ●「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情――希望の光

さて、「わたしの彼は左きき」がヒットした当時――
1973(昭和48)年前後の左利き事情について書いてみましょう。

 ・・・

(略)

1971年に始まるこの「左利き友の会」の活動と相まって、
1973年の「わたしの彼は左きき」のヒットで、
左利きの認知が飛躍的に向上したものでした。

『新版・自然界における左と右』マーティン・ガードナー
 坪井忠二、児島弘訳 紀伊国屋書店 1992/05

 

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「第9章 人のからだ」で、
左利きへの偏見を打破しようと箱崎さんが本を出したが、
タイム誌(1974年1月7日号)は、
「永いきびしい戦い」になりそうだと報じていると書き、
ひとつの希望がみられるのは、
「わたしの彼は左きき」がヒットしたことだ、と紹介しています。

(略)

 ●「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情――麻丘さんの言葉

「左利きがタブーだった時代、ヨネスケは箸を右手で持つように」
2017.08.26 07:00  女性セブン

によりますと、冒頭に

 《かつて左利きは“矯正すべき欠点”として疎まれ、
  幼い頃に厳しくしつけられた》

とあり、

《「小学校でからかわれるのが嫌で、必死に矯正しました」
 (50代男性)
 「“女の子の左利きはお嫁に行けない”と言われ、
  母から徹底的に直されました。
  お箸や鉛筆を左手で持とうとすると、
  すぐに物差しで手を叩かれたことを思い出します」
 (60代女性)》

という言葉が紹介されています。

そして、

 《日常生活でも、テレビの中でも、左利きは隠すものだった。
  だが、1973年に麻丘めぐみの『わたしの彼は左きき』が
  リリースされると、少しだが、風向きが変わる。
  50万枚を売り上げた大ヒットソングとなり、
  麻丘は紅白歌合戦出場も果たした。》

とあり、

麻丘めぐみさんの言葉が紹介されています。

 《「最初、曲名を見た時『タブーに触れて大丈夫かな』
  と思ったんです。心配をよそに、曲は大ヒット。
  これをきっかけに左利きにスポットライトが当たり、
  左利き用のはさみや包丁が売られるようになりました」
 (麻丘)》

 《「左利きのファンから“今まで恥ずかしいと思っていたけど、
  恥ずかしがらずに学校に行けるようになった”とか、
  “自慢になった”“自信になった”とお手紙が届いて、
  いまだにお礼を言われるんです。
  タブー視されていたものが魅力に変わって、
  みんなが喜んでくれた。
  貢献できてよかったなと嬉しかったです」(麻丘)》

 ・・・

「麻丘めぐみが29年ぶり新曲発表 アイドル絶頂期を語る」
2020.01.22 11:00  週刊ポスト2020年1月31日号

によりますと、

 《麻丘めぐみは
  16歳の時に『芽ばえ』(1972年)で歌手デビュー。
  可憐な歌声と抜群のプロポーションで
  たちまちトップアイドルとなった。
  1973年には『わたしの彼は左きき』の大ヒットで
  全国にブームを巻き起こす。

  「あの頃は左ききをネガティブに見る空気がありましたから、
  最初は『歌ってもいいのかしら』と不安でした。
  でもメロディがついたら繰り返しのフレーズが印象的で
  とても歌いやすかった。
  それほどよくできた曲だったんですね」》

Premium BEST【Limited Edition】(2CD+DVD+BOOK)
麻丘めぐみ 2020/1/29

 

 ●「矯正」――強制的「右手使いへの転換」

(略)

日本の左利き/利き手研究の第一人者・八田武志さんの著書
『左対右 きき手大研究』化学同人(DOJIN選書 18) 2008.7.20

 

「第八章 左ききの矯正はよいことなのか」
<きき手矯正の結末>には、
カナダ人を対象にした、
利き手の変更歴別の生活幸福度調査の結果が示されています。

1.現在左手書字で変更歴あり(元々左利きで変更失敗)
2.現在左手書字で変更歴なし(左利きのまま)
3.現在右手書字で変更履歴あり(元々左利き変更成功)
4.右手書字で変更履歴なし(右利きのまま)

の四群に分類した結果を見ますと、
「1」に該当する

 《元々左ききで、
  右手での書字に変更させられたが上手くいかずに
  現在は左ききであるという対象者の生活満足度は、
  それ以外の三群に比べて
  統計的にも差があるほど低いことを明らかに示している》

(略)

 ●文字を書くこと

特に、この字を書くことに関しては、右手使いに変えることに、
今でも根強い支持があるようです。

なぜなら、「日本の字は、右手で書くようにできているから」と。

 

確かに、両手がまったく同じ能力であれば、
右手用に作られたものは右手で使う方が、便利でしょう。

しかし、左利きというのは、右手よりも左手が得意だったり、
左手を好んで使う性質を持っていたりするものです。

そういう左右に能力差がある場合、
右手用の道具であっても、より優位な左手で使う方がよい、
といえるでしょう。

 

文字を書くという行為は、現代においても学問のスタートであり、
文字は学問の道具です。

オンラインの時代になっても、
手書きは最も単純で、かつ手っ取り早い表現手段です。

 

ただ、この書字における左手書きから右手書きへの変更も、
徐々にではありますが、崩れてきたと言えます。

今年、令和2年版の小学書写教科書で、
右手での鉛筆の持ち方例とともに、若干小さめですが、
左手で鉛筆を持つイラストが掲載されたものが登場しました。

東京書籍のものがそれです。

*参照:
新しい書写 | 2年度用 小学校教科書のご紹介 | 東京書籍
- 東書Eネット

・『お茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書
「新しい書写 2年度用」
『お茶でっせ』版
『新生活』版

(略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

201106hidarikiki

(画像:「わたしの彼は左きき」を収録した麻丘めぐみさんのベストCD、箱崎総一先生の2冊目の左利き本『左利きの秘密』、記事に引用した八田武志さんの『左対右 きき手大研究』)

201106hakozakisouiti

(画像:『左利きの秘密』カバー裏の箱崎総一先生の肖像付き略歴)
 

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」と題し、筒美京平さんの逝去に記憶を触発され、「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代における左利きの状況について描いてみました。

「わたしの彼は左きき」当時の左利き事情を麻丘さんの言葉を紹介しながら、私の経験なども交えながら書いてみました。

思えば、1970年代というのは、日本における左利き観の転換期だったのではないでしょうか。
その辺については稿を改めて書いてみたいと思います。

今回は、左利きの「矯正」と呼ばれていた左利きの子への右手使いへの転換指導について、特に書字に関して書いているうちに(いつものことながら)長くなってしまい、書いてみようと考えていたものを書き切れませんでした。
ヨネスケ師匠の『突撃! 隣の晩ごはん』でのお話などは、また次回ということになります。

お楽しみに。

 ・・・

1970年代は、日本において左利きが偏見から解放される方向に向かう大きな転換期であった、と言えそうです。

さて今回は、本誌の内容の一部、これはと思う箇所を公開しました。
省略した部分が気になる方は、ぜひ本誌のご購読をお願いいたします。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2020.10.25

左利きの子に優しい『さいしょのはさみ』(学研の幼児ワーク はじめてできたよ)2歳用,3歳用のこと

左利きの人が最初に手にする左手・左利き用品(レフティ・グッズ)といえば、やはりハサミでしょうか。

私の世代などは、最初の不便、苦労の一つがハサミでした。

私の子供の時代といえば、もう60年前ということですが、当時は左用のハサミというのは、市販されていませんでした。
一部では存在したのでしょうけれど、子供用まではなかったのではないでしょうか。

昔は刃のかみ合わせが緩く、右用を左手で使うと、刃を開く方に力が働き、刃と刃の間に紙をはさんでしまい、切れないのですね。

でも、右用ハサミと左用ハサミの違いを知らなかったので、まわりの子供が使えるのに自分は使えないので、自分が不器用なダメな子だと思っていました。

「馬鹿と鋏は使いよう」ということわざがあります。
意味と解釈は以下の通りです。

【意味】馬鹿と鋏は使いようとは、人を使うときは、その人の能力をいかせるように、うまく使うべきであるという教え。
【注釈】切れないハサミでも、使い方によっては何かの役に立つように、愚かな者でも上手に使えば役に立つものだということから。
能力のない者をばかにして言ったことばではなく、使う側の力量や能力を言ったことばである。

(故事ことわざ辞典
http://kotowaza-allguide.com/ha/bakatohasami.html)

私自身も、このことわざのように、ハサミというものは使い方で切れるもの、ハサミが使えない私は、役立たずだと思い込んでいたのです。

 

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』左手/左利き用はさみについて―右用と左用ハサミの違い― 2004.10.27
右利き用と左利き用のはさみ、どこがどう違うの?
2012.11.22
左利きの意識とハサミの話【左利きライフ研究家のできるまで】第4回  

 

そのハサミと使い方について、最近は、子供用のハサミだけでなく、ハサミの使い方、切り方の本も出ているのですね。
これは役に立ちそうです。

特に左利きの子供の場合、まわりに左利きの大人がいないと、なかなか適切なアドバイスをもらえないものです。
その点、本があれば助かります。

右手で切る場合と左手で切る場合では、実は全く逆になり、左利きの子供の場合非常に困るケースもあるのです。
それは、右端から左回り(反時計回り)に切るような場合です。

普通によくある(右利き用の)教材では、こういうケースがよく出てくるのです。
これは困りものです。

 

(こういう右端から右回りに切る場合)
┌――――┐
|┏━━┓|
|┃━┓┃|
|┗━┛┃|
└―――×┘
(×:はさみ)
(┃太線:切り取り線)

 

そこで、今回見つけた本を紹介しましょう。

 

(1)『2歳 さいしょのはさみ (学研の幼児ワーク はじめてできたよ)』 加藤信巳 (企画・原案) 学研プラス (2020/6/18)

(学研のサイト)中身を見る

 

(以下、Amazonのページから)

出版社の紹介文――

はさみデビューをする幼児さん向けの、はじめてワーク。
いらない紙を自由にチョキチョキするのも楽しいですが、単純作業になりがち。うまく切れなくてイライラしたり、お子さんのはさみづかいにヒヤヒヤしたり…
お子さんの手指の運動能力にあった問題で、きちんとはさみの練習をしましょう。
2歳向けの本書では、ちょきん! と一回で切るところから、まるく切り取るところまで、ステップアップできるようになっています。

 

はさみワークとしての使いやすさのポイント

として、

■本から切りとりやすい、ミシン目つき
■はさみの安全で正しいつかいかたを知る
■指導のポイントがわかる

などがあり、そして左利きの子用の一番のポイントとして、

「左利き」の子もOK
利き手に関係なく、だれでもトレーニングできる。

ということ。

■右利きのお子さんも、左利きのお子さんも
左利きのお子さんでも右利きのお子さんと同様のレベルで練習ができるように、裏面にも絵と切り線、はさみマーク(はさみを入れる始点マーク)を入れています。
例えば自然に内側へ曲がるカーブを切る練習の場合、右利きの場合は左へ向かって曲がります。左利きの場合は、右曲がりのカーブになるように、裏面の絵を見て切ることができます。

とあります。

先ほども指摘しました、右手で切りやすい左回りの切り方の際(基本右用ですが)、左利きの子も裏返すことで使えるという点です。

通常のものは、右用オンリーになってしまいがちです。
裏返しても何もなく、一方通行のもの。

もちろん、「常に、左利きの子は裏から」というのは、ちょっと残念な気はします。
しかし、現状では、何もないよりはマシ、です。

将来的には、右用の教材と左用の教材が併存しているようになれば、理想なのですけれど。

 

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紹介画像について――

「はさみデビューをばっちりサポート」欄で《はさみの選び方・持ち方/はさみの選び方・持ち方・つかい方のコツがわかる解説つき。》とあり、
はさみの持ち方画像には、上下で、右利きの場合(記載はない)と「左利きの場合」がしめされています。

「はさみつかいがうまくなる」欄では、《「左利き」の子もOK/利き手に関係なく、だれでもトレーニングできる。》で、「右利き用(左回りの線)」と「左利き用(右回りの線)」がそれぞれ表のページと裏のページに印刷されていて《どちらを見ても切れます》と紹介しています。

 ・・・

3歳用もあります。

(2)『3歳 さいしょのはさみ (学研の幼児ワーク はじめてできたよ)』 加藤信巳 (企画・原案)学研プラス (2020/6/18)

 

 ・・・

器用さを身につけるには、それぞれの身体に合った道具を使うことが、第一歩です。

左利きの子供には、左利きの子供の手にあった左手・左利き用のハサミを使い、適切な教材とアドバイスで、楽しくハサミの使い方を学んでほしいと思います。

 

 

*参照:過去に紹介した「左利き」のお子様向けの練習本――字の書き方の本の例――

『お茶でっせ』2019.12.27
左手で字を書く左利きに優しい伝統的!縦書き幼児向けひらがな練習本
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/12/post-9d5ca2.html

(1)『特別限定版 3~4歳 はじめてのひらがな (特典つき) (学研の幼児ワーク)』 学研プラス (2019/3/12)

 

(2)『6歳 くせのないきれいな字になるひらがなれんしゅうちょう 学研の頭脳開発』学研プラス (2014/3/25)

 

(3)『ユーキャンの正しくきれいに! かきかたれんしゅうちょう【ひらがな・カタカナ・すうじ】』和田 康子 (著) U-CAN (2014/7/18)

 

『お茶でっせ』2013.10.29
左手書き(左利き)に適した『ひらがなれんしゅうちょう』

 

『ひらがなれんしゅうちょう』小野村 哲 (著), 特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所 (編集), 平石 哲 (イラスト)

 

 

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2020.10.17

左利きライフ研究30年(9)「左組通信」5「左利き川柳」後-週刊ヒッキイ第581号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第581号 別冊編集後記

第581号(No.581) 2020/10/17
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)

 

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第581号(No.581) 2020/10/17
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)
 ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(5)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の9回目です。
 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の8回目です。
 今はなきホームページの紹介の5回目です。

 前回に引き続き、今回も「左利き川柳」の紹介(後編)です。

 

第579号(No.579) 2020/9/19
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その8)その後の30年―左利きライフ研究の30年(7)
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  コンテンツ・その5「左利き川柳」(前編)

2020.9.19
左利きライフ研究30年(8)「左組通信」4「左利き川柳」前
-週刊ヒッキイ第579号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/09/post-65da8f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/0c9a9474d419a2fc53748f0bb9ccb06b

 

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  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年

(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)

   ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(5)

    コンテンツ・その5「左利き川柳」(後編)

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 ●コンテンツ・その5「左利き川柳」

前回も書きましたように、

「麗風亭康翁(れいふうてい・やすおう)」

という筆名を使っています。

左利きの特徴や、左利きで苦労することなどをネタに
川柳にしています。

これも自分でいうのもなんですが、結構面白いので、
左利きの人なら、共感していただけるものがいくつもある
と思います。

 

--
★彡 新作追加(08.07.2)
【左利き川柳】 川柳で読む左利き
〈左利きへのエール 〉〈右利き社会〉〈左利きの生活〉
〈自動改札〉〈左手筆記〉〈幼き日〉〈左箸〉〈お花見〉
〈春・新人〉〈左利きの世界観〉
--

今回は、全作紹介の後編、
〈自動改札〉以降の後半の7題を紹介してゆきましょう。

 

Hidarigumi-hgsenryuu-01

 

Hidarigumi-hgsenryuu-06

 

Hidarigumi-hgsenryuu-07

 

Hidarigumi-hgsenryuu-08

 

Hidarigumi-hgsenryuu-09

 

(画像:ページ・トップと後半の作品紹介まで)

 

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(初出)2002.10.10/04.3.31(最終)08.8.16

【左利き川柳】麗風亭 康翁(レフティやすお)

  左利きにまつわる人生の喜怒哀楽を川柳に綴ってみれば…
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〈自動改札〉

◆手ぶらでも半身で通る改札機

自動改札に関する苦情は多いようです。
半身になって左手を右前方に突き出すようにして
切符を入れてとおります。
あるいはあらかじめ切符を出して、右手にもちかえて、
注意深く通すとか。工夫しています。

 

〈左手筆記〉

◆丸を見て仲間と気付く左書き 03.7.1
◆カクカクと右肩下がりの左書き 03.7.2
◆突き刺さる紙は破れるペン習字 03.7.2

左手筆記の特徴は、丸を書くときは、
右下から始まって左回り(時計回りの反対)に描く。

横棒は右からなら引き動作になって書きよいのですが、
左からだと紙の表面にペン先を押し付けるように書くので、
先の固いペン(鉛筆でも同じ)では紙に突き刺さり、
破いてしまいます。

また、手先の動きが左側から半円を描くように動かすので
どうしても右肩下がりの文字になってしまいがちです。
というわけで、丸を描くと左肩上がりになります。
右手筆記ですと逆に右肩上がりになります。
右手筆記ですと逆に右肩上がりになります。
文字でも同じです。
特に丸は一目でこれは左手書きだとわかります。

 

〈幼き日〉

◆「箸は右、茶碗は左」でまどわされ

子供に右左を教える時の一般的な言い回しですが、
これが頭に入ってしまった左利きの子は、
右と左を間違って覚えてしまうのです。

「利き手」イコール「右」というイメージです。
そこで左が「右」になる。
頭ではちゃんと左が左と理解していても、
とっさに右、あるいは左といわれると混乱してしまう。

たとえば、人に道を教えるとき、身体は左手で左を指していても、
言葉では「右」といってしまう事が良くある。
あとでしまったと気付くのだが、
教えられた人はどちらを信じるのか、
言葉なら間違いを教えたことになるし、
仕草を信じた人はうまくいけるだろうが…。

 

◆サウスポー昔は「ぎっちょ」とはやしたて

子供の頃は左手で字を書いたり、
箸を持ったりしているところを見た人から、
必ずといっていいほどこういわれました。

最近では、サウスポーとかレフティーとか、
当たり前に左利きとか呼ばれますが。
「ぎっちょ」あるいは「ひだりぎっちょ」は死語になったのか、
ひょっとして差別用語に指定されたのか(?)、
まったくといっていいほど使われなくなりましたね。

ぼくはこのごろちょっと懐かしく思うようになりました。
「ギッチョマン」なんて名前のヒーローを作ろうかと思うほどです。
「弱気を助け強きをくじく」っていうのか、
「差別するやつを懲らしめ、平等の世の中に、世直しする」
正義のヒーロー。

 

◆「お嫁に行かれへんよ」と諭す親

ぼくの知り合いの左利きの女性の人は、
みな一度はこういわれた経験があるといいます。
「でも、結婚できたよ」って。

 

◆左手のやいとの痕もうすくなり

以前話した気もしますが、ぼくの左手の人差し指の背の方の、
付け根と第二関節?とのあいだに、
五ミリ程度のやいとの痕がありましたが、
よる年波でしわに隠れて見分けにくくなりました。
小さい頃に親がなんとか左手を使わせないようにと努力した証です。

 

◆切れへんね 挟むもんかな ハサミって

子供の頃、ハサミで紙を切ろうとするたびに
くちゃっと紙を挟んでしまって、切れずに難儀した記憶があります。
右手用のハサミを使っていたせいだったのですが、
そんなことを知らない私は
最初のうちはハサミのせいと思っていたものでした。
でも人がそれでちゃんと切っているのを見ると、
みんなうまいなぁ、と感心して、
それに引き換え自分は不器用で情けないなぁ、
と思い込んでいたものです。

 でも左手用のハサミを使うようになって初めて
この事実に気付いたのです。
自分が不器用なのではなく、道具に問題があったのだと。
三十代半ばのことでした。やはりハサミのせいだったのです。
でもあの頃思っていたのは安物のハサミだから、
といった理由でした。
しかし、そうではなく自分の手にあったものではなかった
ということでした。
ふだん使っていたものは
右手で使うように作られた品物だったのです。

 

◆悪い手と決め付けられてしっぺされ

左手を使うたびにその手は違うと手を叩かれたりした、
という記憶のある人も少なくないのでは。
あなたが悪いんじゃない、その手が悪いの、とか。

 

〈左箸〉

◆お弁当かくれて食べた左箸

昔は左手使いが恥ずかしくて、隠れて食べていたことがありました。
ある年配の男性は字は右手使いになったけれど箸はできなくて
それを恥と思い、
いつもひとり離れてかくれるように食べる癖がついたそうです。

 

◆さりげなく箸と茶碗を並べ替え

食事時いつでもまず始めにやるのがこれ。
子供の頃、母はいつも
「自分の食べやすいように並べ替えたらええねんで」
といってくれたものです。
「お母ちゃんにはわからへんから」
人様が食べやすいように並べるのが給仕の基本です。

 

◆左端指定席です左箸
◆指定席争う君も左利き

私だけでなく左利きの人に聞くとたいてい、
食事の際には隣の人と肘がぶつからないように
左端の席に着くように心がけているといいます。
かなしい習性です。

 

〈お花見〉

◆桜(はな)の下きょうは貴方も左利き
◆花見会酒と団子で両手利き 03.3.22

酒飲みを左利きなどと呼びますが、私はお酒は苦手なので、
もっぱら花より団子ならぬ、酒より団子でしょうか。
酒も好きで、甘いものもイケる人を雨風(あめかぜ)とか
両党使いと呼ぶのに掛けて、こんなふうに詠んでみました。 

 

〈春・新人〉

◆初めての人に会うたび「左利き?」 03.3.22
◆初対面自己紹介は左利き 04.4.23

新しい環境で新しい人間関係が始まると、
字を書くとき、食事のときなどにこういう会話になります。
そこで初めから左利きですと自己紹介してしまうようになりました。
見知らぬ人にいきなり趣味の話をするのも抵抗があるし、
特技といえるものもない私には、いい話のネタでもあります。

 

◆左利き文具セットで御入学 03.8.21

昨今は左利きの子用に左利き文具セットというものがあるようです。
いい世の中になってきました。 

 

〈左利きの世界観〉

◆少数派? それでも世界がまちごてる!

文字通り、少数派の左利きだけれど、
だからといって自分たちが間違っているわけではない、
ということ。
多数派が正しくて、少数派が間違っているわけではない。
しかし、英語で右をrightといい、
正しいという意味を持っているというのは、
多数派の驕りじゃないのか?

________________________________________

 

といったものです。どう感じましたか?
左利きの人の生活の実感が少しは伝わったでしょうか?
よろしければ、ご意見ご感想お待ちしています。

02・10・10~04・4・27

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 ――以上、「左利き川柳」(後半)の紹介でした。

 

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(9)その後の30年(8)「左組通信」5「左利き川柳」」と題して、今はなき私のホームページ『レフティやすおの左組通信』から「左利き川柳」を紹介しています。

今回は、ホームページ復活計画というところで、このブログでも、川柳で詠む左利きライフというコンテンツ「左利き川柳」の後ろ半分にあたる7題を転載し紹介しました。

さて、どのように感じられましたでしょうか。
ご共感いただければよいのですけれど……。

 ・・・

前回は、(前半)の推しの

〈左利きへのエール〉
◆左手に ペン持て 箸持て 自信持て

〈右利き社会〉
◆わが子より 右利き社会に 愛の鞭
◆親心 あるなら 社会を 変えてくれ

を《これは、正味私の一番の思いを表したもの》と紹介しました。

さらに、今回の(後編)のラストに掲げている

〈左利きの世界観〉
◆少数派? それでも世界がまちごてる!

について、《これも、非常に強い思いをこめた川柳》で、《「(左利きの)自分が間違っている」のではなく、「(左利きを無視する)世界」の方が間違っているのだ、という思いです》と、紹介しました。

 ・・・

今回の後半の分では、〈自動改札〉〈左箸〉〈春・新人〉あたりは、「左利きあるある」としてよくあるパターンでしょう。

〈幼き日〉とひとくくりにした部分も、もっと細分して紹介してもよかったかもしれません。

この部分は、ほとんど私の子供時代の思い出から題材を拾ってきたものです。
懐かしさとなんとも言えぬ感情がうずまくものがあります。
わかっていただければいいのですが、思いが届いているでしょうか。

解説も、前回は少し新たに書き足したりしましたが、今回も書き直してみようかとも思ったのですが、ここではオリジナルのまま紹介することにしました。

また、いずれ機会があれば、書き直すことにしましょう。

 ・・・

今回お楽しみいただけたのなら、本誌のご購読を御願いいたします。

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2020.10.03

左利きの人生を考える(1)「左利きライフ」ってなんだ?-週刊ヒッキイ第580号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第580号 別冊編集後記

第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」

 

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☆彡 【15周年】 ☆彡 Happy Birthday!
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2005.9.28 の創刊から、15年が経過しました。

秋晴れの中、
“コロナ渦(うず)”にも巻き込まれることなく、
いよいよ【16年目】に向けて出発します。

これからも変わらぬ応援よろしくお願いいたします。
(゚゚)(。。)ペコッ

レフティやすお

 

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第580号(No.580) 2020/10/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」
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 2005.9.28 の創刊から
 先月を持って、創刊15周年となりました。
 また新たなスタートを切ることになります。
 これからもよろしくお付き合いのほど、お願い申しあげます。

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 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(1)
  ◆ 原点に戻って ◆
   ~「左利きライフ」ってなんだ?~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●始まりは左利きの本のために
 ●「ライフ life」の意味
 ●三年前の原稿
 ●肝心要の「左利き人生」から書き始めてみよう
 ●第三部「左利き人生」――はじめにいいたいこと
 ●左利きは左利きらしく

〔人はみな↓の線上のどこかにいる〕

(左)――――――――――――――――(右)【優越性の方向】
●強い ← ▲弱い ← 中間 → ▽弱い → □強い【偏りの度合い】
(左利き)―――(中間の人)―――(右利き)【利き側】

 

〔偏りの度合いによる【自分が一番ラクな状態】とは?――〕

●強い左利きの人 ― 左利きの人 → 基本的に、左一本で
▲弱い左利きの人 \ (中間の人) → 左主体の両刀で
▽弱い右利きの人 / (中間の人) → 右主体の両刀で
□強い右利きの人 ― 右利きの人 → 基本的に、右一本で

 ・・・

┏                         ┓
 「左利き」という個性(特徴)を活かして、
《自分が一番ラクな状態で》毎日を生きていきましょう。
┗                         ┛

┏                             ┓
 (左利きの人であれ、中間の人であれ、)
 ありのままの自分の姿であれば、
 いずれはまわりの人も受け入れてくれるし、
 《自分自身が解放されてスッキリとした気分》で
 生きてゆくことができます。

 ぜひ「(いろいろな)左利き」のままで、
 《堂々とあなたらしい人生を歩んでいってほしいと思います。》
┗                             ┛

 ●左利きの人の置かれていた状況

 ――以下、次回。

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(1)」と題し、創刊16年目に向けて、創刊の原点に戻り、私の書きたいと考えている左利きライフの入門書『しあわせ左利きライフ入門』の中の肝心要の部分に当たる、左利きの生き方を考えていこう、という「左利きライフ」の生き方の基本方針について書いています。

今回は、まずは、その結論について書いています。

この結論に導いてくれたのは、左利き仲間で友人のビジネスライター、営業コンサルの渡瀬謙氏の新刊の跋文の〆の言葉でした。

『“内向型”のための「営業の教科書」 自分にムリせず売れる6つのステップ』 (大和出版 2020/8/19)

左利き仲間である渡瀬謙さんは、私と同じような内向型の性格の人でもあり、そういう面でも共通した要素があります。
しかし、私よりもずっと先を歩いている人でもあります。

実はこのメルマガという道具を使うようになったのも、彼のお陰でした。
『レフティ・サーブ』という左利きメルマガを出しておられたのです。
左利きメルマガの先輩でもあります。

色々と教えられることばかりです。
いつか恩返しができれば、と考えています。

それはやはり左利きの本を出すことではないか、と考えています。

そんな願望を持つ私への応援の意味からも、ぜひ、弊誌のご購読をお願いいたします。

 

*参照:渡瀬謙『“内向型”のための「営業の教科書」』については

『お茶でっせ』2020.9.10

渡瀬謙の新著『“内向型”のための「営業の教科書」 自分にムリせず売れる6つのステップ』を読む

 

201003hidarikiki-lif

(画像:25歳の時、私を変えた本――左利きに自信を持たせてくれた本:箱崎総一『左利きの秘密』と、今回、私の左利き人生の結論を導いてくれた本:渡瀬謙『“内向型”のための「営業の教科書」』と、渡瀬さんの左利きの不便のあるあるを描いた『左利きの人々』) 

 ・・・

詳細は、本誌で。

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2020.05.16

2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(5)その後の30年(4)「左組通信」-週刊ヒッキイ第571号

―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第571号 別冊編集後記

第571号(No.571) 2020/5/16
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その5)その後の30年―左利きライフ研究の30年(4)


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第571号(No.571) 2020/5/16
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の4回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の4回目です。

 前回は、ブランクの後のネットでの活動のお話でした。

 今回は、その中でも今はなきホームページの紹介を。


(1)
第564号(No.564) 2020/2/1
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その1)初めの30年」

2020.2.1
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(1)初めの30年
-週刊ヒッキイ第564号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-a8b3b5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/00be8ff2471350b61738e5f8e0efcae3

(2)
第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」

2020.3.7
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)
その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-fe5897.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/88bb26fc85ae82e9284a377bbcdbeaf3

(3)
第567号(No.567) 2020/3/21
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)」

2020.3.21
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(3)
その後の30年(2)世界に発信!-週刊ヒッキイ第567号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-e445ac.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6dc7d2cd154612ea4bcf3545240cc45c

(4)
第569号(No.569) 2020/4/18
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その4)その後の30年―左利きライフ研究の30年(3)

2020.4.18
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(4)
その後の30年(3)ブログ開設まで-週刊ヒッキイ第569号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/04/post-e8ac3c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/1557e93e24fb33b4673a8d9453edfd15

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
  (その5)その後の30年―左利きライフ研究の30年(4)
   ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと
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 ●「目次」リスト

2016.11.10 15:00 で消滅しました
私の「左利き」に関するホームページのタイトル

 左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announncement

Hidarigumi00

Hidarigumi0002

「左組HIDARIGUMI左利きのページ Lefty's Pages」
「暗亭KURAGARITEIやすおのページ Yasuo's Pages」

左利きのページのみ紹介

--
左利きを考える レフティやすおの左組通信
Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announncement 
目次
(初出)2004.1.7(前回)2009.9.27(最終)2009.11.29

左組HIDARIGUMI左利きのページ Lefty's Pages
--

Hidarigumi-top01-01

 ●コンテンツ・その1「左利き私論」

私の左利きに関する意見、考え方を示す文章

--
【レフティやすおの左利き私論】
● <はじめに> 現状について[左利きを考える]

● <私論1>左利き宣言
左利きのやっちゃんです 私の望み 左利き宣言

● <私論2>右手使いへの変更(左利き矯正)について
・(かつては「左利き矯正」と呼ばれた)
 右手使いを試みる行為について
・「(左利きの)矯正」を死語にしよう
・再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう
―生きた言葉として使わないようにしよう

● <私論3>左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
その1・左利きは自然のままで 
その2・左利きで困るのは…
その3・社会のあり方を変えてゆこう
その4・幼児期には利き手の確立を
その5・子供の良き味方、心の支えになろう
その6・左利きの子にやさしい環境を整えよう
その他・weblog『レフティやすおのお茶でっせ』関連記事

● <私論4>左手で字を書くために 
メルマガ『週刊ヒッキイ』掲載の
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」その13,14を
転載したものです。

●new! <私論4> 左手で字を書くために(その2)実技編
メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』に掲載した
≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」
を転載したものです。
--

ライブドア・ブログ
「左利きライフ研究家レフティやすおの左組通信ブログ」


2018年
「<はじめに>現状について」「<私論1>左利き宣言」の紹介と、
その14年後の解説・一言をつけ加えた記事をアップ

 ●コンテンツ・その2「左組通信」

左利きに関する身近な話題

--
【左組通信】- 左利きの話題
■ <左組通信1> 2004年2月 2004年1月 2003年12月
■ <左組通信2> 2004年4月 2004年5月
■ <左組通信3> 2004年6月 2004年7月
■ <左組通信4> 2005(平成17)年 新年のあいさつ
--

 ●コンテンツ・その3「<左利きプチ・アンケート>」

弊誌、メルマガ「左利きで生きるなら 週刊ヒッキイhikkii」
メイン・コンテンツの一つだった左利きに関するアンケート
第一回から最新回(第64回)まで

Hgenq000

--
【◆<左利きプチ・アンケート>◆】
(最新版は表紙で実施中)

※「R25」2007.12.6 No.170で
「第2回左利きで困ったこと」が
紹介されました! ↓
「ランキンレビュー/右利きが左利きより多いのはなぜ?」

(2009年より、 隔月で新アンケートを追加)

(2009.6.28より、隔月で
過去の受付停止アンケートの焼き直し版を「再版」として実施)

<主なアンケート>
<利き手調査・利き手テスト関連アンケート>
<最近のアンケート>
--

全9コンテンツのうちの3つまでの紹介

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その5)その後の30年―左利きライフ研究の30年(4)」と題して、今はなきホームページ「レフティやすおの左組通信」のコンテンツ――左利きについての私の意見・考えをまとめた「レフティやすおの左利き私論」、メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』のメイン・コンテンツ一つだった左利きについての各種アンケートのページ「左利きプチ・アンケート」について紹介しています。

「<左利きプチ・アンケート>」各回のタイトル紹介は割愛しました。
お知りになりたい方は、本誌をご購読の上、確認してくださいね。

このアンケートに関しましては、それぞれのブログ記事からアンケート内容および現在の結果を見ることができる(はずです)。
個々のアンケートについて本誌からそれぞれのタイトルをネット検索していただければ、見つかるでしょう。

今回は、全9つのコンテンツ中の3つしか紹介できませんでした。
残りの6つ――なかでもメイン・コンテンツになっている、私の愛用左利き用品等の画像を集めた「左利きphoto gallery」、戦後左利き文化史の一面もある「レフティやすおの左利き自分史年表」などは、次回になります。

乞うご期待!

 ・・・

では詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2020.03.21

2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(3)その後の30年(2)世界に発信!-週刊ヒッキイ第567号

―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第566号 別冊編集後記

第567号(No.567) 2020/3/21
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)」

 

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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
   に変更しました。

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3月から再配信を復活させる予定でしたが、
しばらくお休みとします。

左利きライフ研究30年を記念した
“何か”に時間を割きたいので、
ご了承ください。

 

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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第567号(No.567) 2020/3/21
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)」
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)
 『モノ・マガジン』左利き特集号が参考書に!
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 前々号、前号に引き続き、
 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の3回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の2回目です。

 前回は、私の左利き活動・左利き研究のきっかけとなった
 左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」との出会い
 について書きました。

 今回はその続きです。

 

(前々号)
第564号(No.564) 2020/2/1
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その1)初めの30年」

2020.2.1
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(1)初めの30年
-週刊ヒッキイ第564号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-a8b3b5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/00be8ff2471350b61738e5f8e0efcae3

(前号)
第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」

2020.3.7
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)
その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-fe5897.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/88bb26fc85ae82e9284a377bbcdbeaf3

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
  (その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)
   『モノ・マガジン』左利き特集号 ~ 世界に発信!
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●左利き活動のきっかけ
左手専用カメラ、
「京セラ・サムライZ-L」廉価版「Z2-L」シリーズ
《自分の能力を目いっぱい活かしたいなら、
 自分の身体に合った道具を使わなければダメだ》

 ●『モノ・マガジン』左利き特集号が参考書に!
1991年3月
『モノ・マガジン』左利き特集号 1991年4月2日号 No.188
「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」
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Mono-magazine199142-cot

 

 ●左利きライフ研究へ
《左利きの人は、身体に合った道具である、
 左手・左利き用品を使おう》という左利き用品普及運動から、
「生命」「生活」「人生」3つの領域全般に渡る左利きの研究へ

 ●きっかけはある相談

 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
1994(平成6)年40歳

 ●世界に発信!

「左組」季刊誌『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』紹介――

 

・1994年10月
『モノ・マガジン』「11月2日号 No.278」
左利き編集者氏によるコラム「左利き生活向上委員会」に

 

Mono-magazine1991112

 

・1995年6月
イギリス「Left-handers Club」レフトハンダーズクラブ
機関誌『The Left-Hander』no.20 に「LHC of JAPAN」として

 

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本誌では、左手用カメラSAMURAIを手にして左手・左利き用品に目覚めた私が、左利き用品普及活動を始めたこと、
それが、心理的・精神的な面も含めた「左利きライフ研究」に進んだきっかけと、その後に始めた季刊誌「LL」のこと、
「LL」によって「世界に発信」することになったいきさつについて書いています。

ネットもない時代においては、まあまあよくやった方ではないか、と自画自賛しています。

もちろん、もっとやれたこともあったと思います。
A新聞から電話取材を受けたこともありましたし、もっと積極的になっていれば、また違った展開になっていたとも思います。

でも、性格的に前に出るタイプではなく、そこまでの行動には走れませんでした。

 

思えば何年か前も、『マツコの知らない世界』というテレビ番組からも連絡が来ていたものです。
その時も、テレビに出て話をする柄ではない、とお断りしました。

その辺が自分の弱いところでもありますが、まあ、これも左利き同様、そういう風に生まれついたのだということで……。

 

もう済んでしまったことでもあります。
今更何を言っても仕方のないことですよね。

 ・・・

では詳細は、本誌で。

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2020.02.24

左利き対応への要望は「理不尽なクレーム」か?

2月17日に見たネットニュースにカチンときたので、書いてみます。

このようなニュースの取り上げ方に、多数派・主流派の傲慢さ、おごりのようなものを感じてしまうのは、少数派・非主流派の左利きである私のひがみでしょうか。

 

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 (カチンときたニュース)
 ●左利き対応の要望は「理不尽なクレーム」か?
 ●お店の格により対応は違う?
 ●「事前に一言尋ねれば済む」問題では?
 ●「普通」って何?――
時代によって、構成員によって「標準」は変わる
 ●左利きに配慮した教科書の登場
 ●他社の左利き対応の状況について
 ●受け入れる時代――教科書採択についての議事録より
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カチンときたニュース

定食屋でクレームをつけた男性客 意味不明な内容に「出禁にすべき」

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和食の配膳位置といえば、ご飯茶碗を左手前、汁物を右手前に配置するのが一般的だろう。
中には利き手によって配置を変える人もいるが、飲食店などで利き手を把握してもらうことは難しい。
『Yahoo!知恵袋』では定食屋で起こった出来事について相談が寄せられている。

■左利きの男性客がクレーム
定食屋で遭遇した出来事についてつづった投稿者。
隣に座った男性客が注文を済ませ、店員からトレイに乗った料理が提供された際に「ちょっと、右利き前提で置いてるけどこの置き方だと左利きの人は食べづらいでしょうが」とクレームを付けていたという。

■さらに言葉は続き…
男性の言葉はまだ続き、「左利きは茶碗を右手で持つでしょ? 
右手が味噌汁の器に当たらないようにご飯を右、味噌汁を左にして持ってくるのが普通でしょ。
おたくらは客を相手にしてるんだから」ときつく当たっていたそうだ。
もちろん、店員は男性が左利きであることは知りもしないため、「店内中がドン引きしていた」と状況を振り返り語った。

■「出禁にすべき」との意見も
サービス業とはいえ、来店する客の利き手まで気にしている余裕はないだろう。
この投稿を受けて、ユーザーからは
「単なるクレーマーです。出入り禁止にするレベルだと思います」
「世間一般は右利きが多いからご飯は左に置くのが普通でしょう」
と店員に同情する声が多く寄せられた。

■お客様は神様?
今回の件のように、客という立場を利用して理不尽なクレームをつけるケースは少なくない。
しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,365名を対象に調査を実施したところ、全体の6.3%が「お客様は神様だから偉そうにしてもいいと思う」と回答。
数値としては1割以下だが、「お客様は神様」という概念を持つ人は一定数いるようだ。

男性を接客していた店員はもちろん、投稿者含め周りにいた客も不快な思いをしたに違いない。
自らの行動を省みるべきだろう。
(文/しらべぇ編集部・稲葉 白兎)
---

 

 ●左利き対応の要望は「理不尽なクレーム」か?

私自身は、「お客様は神様」だという意識はありませんが、「お客さんはみな同じ人間であり、平等な権利を持つ存在だ」というふうには考えています。

ここでは、私は、左利き対応についての要望を、単純に「理不尽なクレーム」と一緒にする感覚が怖い、と思います。

まず最初にいわなければならないことは、「同じ料金を払っていて、同じレベルのサービスを受けられないのはおかしい」ということです。

右利きの人も左利きの人も同じ料金を払っている。
にもかかわらず、左利きの人は「そのままでは食べにくい」という一段下の異なる対応をされている、というが現実です。

そもそも配膳における食器類の置き方は、食べる人が「食べやすいように、粗相をしないように」という配慮から考え出されたものです。
右利きの人が多数派なので、「右利き仕様の置き方」が「標準」とされている、ということです。

 

今回のケースのように、左利きの人への対応を求める意見を「理不尽なクレーム」と受け止める人は、たぶん右利きの人でしょう。

右利きの人の多くは、自分が運良く主流派の右利きに生まれ、主流派の右利き故に、右利き偏重の現状の社会にあって恵まれた立場にある、という事実を認識していないのです。

左利きの人は誰も、左利きに生まれようとして生まれてきたのではありません。
同様に、右利きの人もそうです。
偶然の結果です。

自分自身が、社会の主流派に属し、恵まれた立場にあると自覚していれば、おのずからその事実に感謝の気持ちを抱き、そうではない人に対する思いやりの気持ちも生まれるでしょう。

少数派の非主流派の人からの要望や要求を直ちに「理不尽なクレーム」扱いをするのは、やはり間違っているのではないでしょうか。

あまりこういう書き方はしたくないのですけれど、もしこれが障害者からのクレームならば、ネットの反応も違ったものになっているのではないでしょうか。
建前で物を言う人も多いので。

ところが、左利きの問題となりますと、左利きに対する認識不足もあり、単なるわがままとか自分勝手と受け止める人も多いようです。

 

このお客さんの言い方にも問題はあったかもしれません。

ただ、そういう事情は抜きにして、単純に「左利き対応への要望」を「不当なこと」でもあるかのように取り上げるのは間違っている、と思います。

 

 ●お店の格により対応は違う?

もちろん、店には格というものがあります。
そこらの定食屋で、左利き対応を求めるのは、現状の社会通念では、「野暮」というものかもしれません。

しかし、ある程度の格の店なら、お客さんに合わせて配慮しても罰は当たらないでしょう。

たとえば、銀座の名店、ミシュラン三つ星の常連「すきやばし次郎」は、店主自身が左利きということもあり、客をみて、左利きの客には、左向きに寿司を出すといいます。

 

--
 《左利きのお客には握りを「ノ」の字のように斜めに置き、
  つかみやすくする……。》
宇佐美伸/著『すきやばし次郎 鮨を語る』文春新書 2009.10.20

 というもの。

 ふつうにぎりずしを並べる際は、
 右手(に持った箸)で取りやすいように、

 「\\\…」

 という角度に並べます。

 ところが、二郎さんは、相手に合わせて出すというのです。

 《山本:(略)真っ直ぐに置かずに、
  客が手でつまみやすいように、
   ちょっと角度をつけて置かれます。
   (略)あれは意識して置かれているんですよね。
  二郎:はい。
  山本:その最初の一個を左利きで召し上がるお客様だったら、
  すかさず二個目からは……。
  二郎:左に向けます。》
山本益博/著『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』新潮新書 2003
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(左利きメルマガ)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』  第539号(No.539) 2019/4/6
 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
 左利き者の証言から~11 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(後)」
より

Sukiyabasijirou_20200226153701

この場合は、お客さんを目の前にした寿司屋さんならでは、という特殊な条件もありますけれど。

 
 ●「事前に一言尋ねれば済む」問題では?

「店員が客の利き手を知らないのは当然」と受け取る感覚も、どうかという気がします。

「サービス業とはいえ、来店する客の利き手まで気にしている余裕はないだろう。」

なるほど、お昼時、大勢の客が殺到する様な定食屋さんではいちいちお客さんの利き手まで確認していられないかもしれません。

しかし、入店時に、「何人さまですか」とか「おタバコは?」などと確認して、席までお客さんを案内するような店なら、そのときに、あるいは、注文をとるときに、「右利きでお食べですか、左ですか」と訊いてもいいのではないでしょうか。

一人一人に「右利きか左利きか」と訊かなくても、グループなら「左利きの方はいらっしゃいますか」と訊く。

一人に訊く場合でも、「左利きで召し上がりますか」。
もっと簡単に「左で召し上がりますか」でも理解できるでしょう。

いちいち訊くのは面倒だというのなら、店頭の目に立つところに「左利き対応をお望みの方はその旨お申し付けください」と張り出すなり、メニューの始めにでも明記しておくという方法もあるでしょう。

 

もちろん現状では、「右利きに決まってるやろ、当たり前やないか」と「ふざけたこと聞くな」というバカにするようなお客さんも出てくるでしょうけれど。

 

しかし、いずれは、格の高いお店なら、お客さんの利き手を確認して配膳する、というサービスを標準とするところも出てくることでしょう。

今でも、あるレストランでは、予約の際にちゃんと「利き手は?」と訊いてくれて、当日には、ナイフとフォークを左右入れ替えてあり、食べやすく嬉しかった、という意見をネットで見かけた記憶があります。

 

そういえば、ステーキの焼き加減をお客さんの好みに合わせてくれるようなレストランなら、お客さんの利き手を確認して、ナイフとフォークの並べ方をかえるぐらいのサービスは、当然のこととして対応できるでしょう。

 

要するに、「事前に一言尋ねれば済む」問題、でもありますからね。

仮に左利き対応することになっても、現場が大混乱するということはないでしょう。

なぜなら、左利きはせいぜい10%程度といわれています。
左利き対応するお客さんの数も、それぐらいでしょう。

残りの大半のお客さんは今まで通りの対応でいいのですから。

 

結局、そういう少数派への配慮を当然のことと考えられるかどうかの人間性の問題です。

あるいは、人間としての優しさの違い、という言い方もできるでしょうか。

 

 ●「普通」って何?――時代によって、構成員によって「標準」は変わる

「世間一般は右利きが多いからご飯は左に置くのが普通でしょう」というのも、気になります。

確かにそれが多数派であることは確かですが、だからといって、常にそれが「正解」とは限らないのも事実です。

先にも書きましたが、今の「正式」とされる配膳は、必ずしも「絶対的な正しい」作法ではない、ということです。

右利きの人が多数派なので、それにあわせた一般的な場における「標準」になっているだけのことです。

 

それは、「標準語」が「正しい日本語」で、「方言」が「間違った日本語」だ、というわけではないように、一つの標準を意味しているだけのことです。

 

社会における「標準」というのは、社会における「最大公約数」ではないでしょうか。

「偶数」のみの数のグループにおける最大公約数は「偶数」です。
たとえば、6と12なら、最大公約数は6で、偶数。

しかし、一つ奇数が入ると、その数のグループの最大公約数は、「奇数」になります。
先の6と12のグループに、9という奇数が入ると、その数のグループの最大公約数は3という奇数です。

最大公約数はそのように、構成する数という要素により異なってきます。

社会の標準も、構成員が様々に変化すれば、標準も変化するのです。

 

構成員が「右利きの人のみ」なら、標準は「右利き仕様のみ」でいいでしょう。
しかし、左利きの人が加われば、それでは困ります。

「右利き仕様のみ」ではなく、左利きにも不都合のない「左右両方で使えるもの」になって欲しいのです。

これからは、多様性の時代です。

男女同権とか、障害者や社会的弱者に優しい社会になっていくべきでしょう。

 

食事の際の対応にしましても、同じです。

8月13日「国際左利きの日」に、左利きの人に敬意を表し、左利きの人が食べやすいように「お箸を左右逆さまに置くイベント」を実施する
LEFTEOUS(facebook) という活動がありました。

そういう考えを拡げ実践しようという人たちもいます。

 

私にいわせれば、こういう「○○が普通」といった物言い自体に多数派・主流派のおごりが感じられます。

昔、何かの会や団体では、(下は児童会や生徒会から始まり、たいていの男女が関わる団体では)「会長は男性、副会長が女性」というのが、当たり前だったことがあります。

さらにいえば、今たいていのお店には、「盲導犬・介助犬以外の動物の入店はお断りします」とあります。

昔は、盲導犬であろうが介助犬であろうが、動物の入店は断られたものでした。
どのような種類の動物であろうと、動物の入店がダメなのは「普通」であり「当たり前」だったものです。

 

このように時代によって、「普通」の中身は変わります。

昔は、問答無用で「左利きは直すもの」とされました。

しかし今では、左利きという性質が、脳神経系に関わる固有の性質で、意思でどうにかなるものではない、という事実が知られるようになり、左利きは左利きのままでいい、という考えが普及してきました。

 

そして、左利きの人のために左利き用に道具を普及させようと、2月10日は「左利きグッズの日」という記念日も知られるようになりました。

*参考:
『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり

 

これからの時代は、多様性の容認の時代と言われています。
「みんなのためのデザイン」を目指すというユニバーサルデザインの考え方には、左利きの人も含まれています。

ところが、まだまだ左利きへの理解が不十分なケースが見られます。
左利きへの理解も含めて、まずは「心のバリアフリー」が必要です。

 
 ●左利きに配慮した教科書の登場

左利きへの理解を進める意味でも重要だ、と私が考えていることに「学校教科書に左利きの事例を入れるという」事項があります。

学校教科書は誰もが目にするものであり、教科書に書かれていることは物事の基準となるもの、と考えられます。

そこに記載されるということは、その時点で「左利きが公認された」という意味を持ちます。

 

学校教科書、なかでも小学一年生の書写教科書に、学問の道具ともいうべき「字を書く」という技術の例として、左手書き・左利きの例を入れるということが重要だ、と考えています。

従来は、右手書き・右利きの例だけでした。
まるで、左手で字を書く人がいないかのように、もしくは、左手で字を書くことはいけないことであるかのように。

 

しかし左手書字例が実現すれば、時代を担う子供たちが教科書の左右の例を見ることで、世の中には右手で字を書く人もいれば、左手で字を書く人もいるのだという事実を知り、左利きへの理解も進むでしょう。

それだけではなく、左利き以外の様々な多様性への理解にもつなげて行くことができるのではないでしょうか。

 

そして今年初めて、東京書籍の令和2年版小学一年書写教科書で、左手に鉛筆を持つ左利きの写真例が掲載されたものが登場します。

『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」

に書いています。

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(画像:東京書籍令和2年版小学一年書写教科書の左手書き・左利き例) 

右手・左手どちらの持ち方も掲載
 右利きの持ち方の写真のみが掲載されていたこれまでの教科書では、左利きの子供たちは写真を頭の中で反転させて、それを自分の手指で再現しなければなりませんでした。
 そこで、左利きの写真を載せることで不要な負担をなくすよう配慮しました。

東京書籍の書写教科書サイトにあります。

私にいわせれば、当たり前のことなのですが、それがやっと実現したというのが、現状です。

 

 ●他社の左利き対応の状況について

左利き対応に限って、小学書写教科書を五社についてネットで見てみました。

東京書籍は、すでに報告していますように、左手書字例を写真で入れる等の対応をしています。

学校図書は、「硬筆学習用の書き込み欄を、教材文字の真下に配置することで、利き腕を問わず、教材文字が手で隠れないようにしました。」 日本文教出版は、「教科書への書き込み欄を手本文字の下に配置し,右利きでも左利きでも手本を見ながら書けるようにレイアウトが工夫されている。」

この二社は、書き込み欄の位置を工夫しています。

教育出版は、「教師向け指導資料」としてPDFで、「〔硬筆編〕見落としがちな左利きの持ち方の指導」「〔毛筆編〕姿勢,筆の持ち方,左利きの指導例」というように、教師向けの資料でのみ対応しています。

光村図書出版は、特に記載がありませんでした。

 

これだけでいうのはどうかという気もしますが、世間の左利きへの関心はまだまだ低く、左利きに対する正しい認識も不足していると、私には思われます。

 

 ●受け入れる時代――教科書採択についての議事録より

最後に、こういう言葉を紹介しておきましょう。

こちらの小学校教科書採択についての議事録より

掛川市教育委員会定例会議事録
(1) 令和2~5年度使用の小学校教科書採択について
【家庭】「東京書籍」

委員:右利きの包丁の使い方、左利きの包丁の使い方それぞれが載っている。
 委員:一昔前なら修正しなければいけないとされたものが、現在では多様性、違うものを受け入れられる時代となった。
  今までは駄目と言われたことでも、今からは受け入れる時代になっていることがしっかりわかった。

 

200207tousho-kateika 

(画像:東京書籍の家庭科の教科書の左手例) 

 

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