2024.05.18

『左組通信』復活計画(30)『LL』復刻(3)LL4 1995年春号-週刊ヒッキイ第664号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【別冊 編集後記】

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第664号(Vol.20 no.9/No.664) 2024/5/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(3)LL4 1995(平成7)年 春号」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第664号(Vol.20 no.9/No.664) 2024/5/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(3)LL4 1995(平成7)年 春号」
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 今回も、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻ということで、
 ホームページに公開していたページのコピーです。

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┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (3)
 
   (内容紹介)LL4 1995(平成7)年 春号
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL4

LL4 1995(平成7)年 春号
・前説 The Compliments of the Spring Issue 発信し続けること
・From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
  レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より
・From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
 (1)私のいちばん嫌(いや)~なことば――
  「○○君は、ぎっちょか。器用やなぁ。」
 (2)「転びキリシタン」あるいは「隠れキリシタン」のように

≪スタート! 新学期≫子供用品特集
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その4〔子供用左利き用品の紹介〕―
  文具(はさみ・鉛筆・鉛筆削り・定規・缶ペンケース入り文具セット)、
  野球/ソフトボール用グラブ・ヘルメット・手袋
〔手を使い分けよう〕
 久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』紀伊国屋書店より
〔左利きの子供に対する接し方〕
 箱崎総一著『左利きの秘密』立風書房より

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LL4 1995(平成7)年 春号
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前説 The Compliments of the Spring Issue
発信し続けること
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 さてわが“LEFTIES’ LIFE”もこの春号をもって、
季節を一巡したことになります。何とか一年続けることができました。
これもひとえに読者の皆様のご声援のたまものと感謝しております。
 ありがとうございました。

「継続は力なり」ということばがあります。
とにかく、出し続けることが認知される早道だ、と考えています。
 借金も請求しなければ、パーになるそうです。
 自分が痛いときや苦しいときは、
そういわなければ人にはわかりません。
自分ひとりがガマンすることですむ問題ならば、それでいいでしょう。
しかし、そうでないときにはいわなければ、人には伝わりません。
伝わらなければ、助けてもらえません。
SOSを発信しなければ、救助隊も出動しません。
一度のSOSでダメでも、
発信し続ければいつか誰かが気づいてくれる。
ひとりではできないことでも、人が集まればできるようになる。
――そう信じて、続けていきます。
これからもよろしくおつきあいのほどお願い申し上げます。
では、≪スタート! 新学期≫増大号をお楽しみください。

 

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From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より
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いつも手紙を下さるマーケッティング・ディレクターの
キャロル・リドルさんから、
≪左利きの人を欲求不満におちいらせるもの」
”Things that are frustrating for lefties!”
と題する報告を送っていただきました。

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From LHC (Left-handers Club/U.K.)
レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
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最新の会報とともに、昨年行われたメンバー向けの
左利きに関するアンケート調査の結果が送られてきました。

――このふたつの詳細は、また機会をみて紹介します。

 

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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
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私のいちばん嫌(いや)~なことば――
「○○君は、ぎっちょか。器用やなぁ。」
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春は新しい出会いの季節です。
期待と不安を胸に新たな世界へ飛び出してゆくとき――
楽しみな反面、こわい所もあります。特に新しい人との出会いには。

「○○君は、ぎっちょか!? 器用やなぁ。」

 初めて会う人から言われるいちばん嫌なことばです。
「ぎっちょ」の部分は、
最近は「左利き/サウスポー」と表現されます。
ここまでは事実を指摘している内容ですので仕方ありません。
が、このあとの「器用やなぁ」という発言には大いに問題があります。
 このことばだけを取るとほめことばのようですが、
何を指すかによって変わってくるのです。
 右手であれ左手であれ、利き手を起用に動かせるのは、
当たり前のことですから――
〔ぎっちょ/左利きの人〕=〔器用な人〕 という発想ならば、
それは文字通りほめことばです。
 でも、〔ぎっちょ/左手を使うこと〕=〔器用〕 
すなわち〔器用〕だから → 〔ぎっちょ/左手を使う〕
 という発想ならば、それは明らかにまちがいです。
 
 左利きの人は、自分は器用だから「右手でもできるのに、
わざと左手を使っている」というわけではなく、
右利きの人が無意識に右手をつかうのと同じように、
「自分の意志にかかわらず、ごく自然に」左手が動いてしまうのです。
 ただ単に、左手が利き手だから、器用に動くだけです。

 もちろん、
発言者はそんな厳密な意味を考えて話しているわけではなく、
何も考えずに、ちょっとした話のきっかけといった程度に、
単純に軽い気持ちで自分の驚きをあらわしているにすぎません。

 しかし、私にはうわべだけのことばと聞き流すことができません。
このような発言に接するたびに、何かバカにされている、
茶化されているように思えてならないのです。
 これは単に、私の思いすごしにすぎないのでしょうか?

 

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「転びキリシタン」あるいは「隠れキリシタン」のように
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 最近、手のない子について書いた文章を読みました。
 彼は生まれつき「棒のような手」しか持っていません。
しかし、それを当たり前のことだと思っているため、
手のないことの不自由さを感じていないというのです。
「手がないので不自由でしょう?」というのは、
ふつうの人の勝手な想像にすぎないというのです。
 
私たち左利きの人も、自分が左利きであることを、
当然のことと受け止めています。
決して自分のことを変だとか奇異だとか考えたことはありません。
 左利きであること自体に、不自由さを感じたことはありません。
 左手も右手も対称形を成しています。
鏡に映してみればどちらがどちらか区別の付かない人もいるでしょう。

 生れたときから、右利きの社会で暮らしてきた左利きの人々は、
なんの疑いもなく、ありのままにこの世の中を受け入れてきました。

 しかし残念ながら今現在この社会は、
右利きの人達が生活するのに便利なように作り上げてきた、
右利きの世界だったのです。
 人類が始めて道具を手にしたとき――このときから利き手が始まった、
といわれている――から、右利きの人たちにとってはごくごく自然な
発想である、右手右足といったからだの右側にある感覚器官を優先する
思想に基づいた、文明や文化を堂々と築き上げてきたのです。
 
 そんな世界で、少数の存在である左利きの人たちは、
あるときは、右手を使うように「矯正」という名の強制を受け、
大部分の人は「転びキリシタン」のように、
訓練を受けた特定の作業のみ右手で行うことのできる
「右利きもどき」のような、「隠れキリシタン」ならぬ
「隠れ左利き」としての生活を強要されてきました。
 一方「転ばなかった」左利きの人は、強情で我の強い、わがままな、
協調性にかける性格の「アウトロー」という烙印を押されることも
間々ありました。
 さらに、「転んだ」人も「転ばなかった」人も
社会のさまざまな場面で右利き用の道具や機械、
それらの配置など右利き社会への適応を余儀なくされている、
のが現状です。

 

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≪スタート! 新学期≫子供用品特集
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左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その4
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今回は、子供用の左利き用品を紹介します。
 わが子が左利きとわかったとき、
世の親御さんはどのような反応を示すのでしょうか?

 昔のように、なにがなんでも右利きに、という圧力は
弱くなっているようですが、基本的には、
できうる限り右手を使わせるように、
できるものなら右利きにさせよう、と努めるのではないでしょうか?

 ではなぜ、そのような指導をさせる気持ちになるのでしょうか?

 今の社会では、右利きに比べて、左利きは何かにつけて不利である、
と考えられるからでしょうか?
 あるいは、左利きでは行儀が悪い、からでしょか?
 左利きは他人に迷惑をかける、とでもいうのでしょうか?

 もしある社会が、
特定の人々にとって不利な状況をもたらすものであるとすれば、
そのような社会の構造そのものが問題であり、
改善されるべきでしょう。
 個人個人がそれぞれに工夫するのは、あくまで私的な便法にすぎず、
根本治療とはいえない、と私は考えます。

 CDとアナログ・レコードのシェアが逆転したとき、あっという間に、
プレーヤーやレコード針が姿を消してしまったことがありました。
 あのような劇的な変革は望むべくもないでしょうが、
しかし、改善に向けて、まず一歩、踏み出す努力が必要です。
 あなたの子供は待ってくれません。

 待ってくれない子供たちにとって大切なのは、最初に出会う道具です。
小さい頃から、その子にあった道具を与えてやることが肝心です。
自分に合った道具で正しい使い方をマスターしたとき初めて、
自分に自信が持てるのです。
 使いにくい道具で悪戦苦闘する、けがをする、
自分はダメだと思い込む…。
からだの傷は一時でも、心の傷は一生ついてまわります。
子供が引け目を感じないで、胸を張って生きていけるように、
その子に合った道具をそろえてあげたいものです。

 

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≪スタート! 新学期≫子供用品特集
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左利きは少数派ではあるが、その存在を認め、生活方法、
手を使う道具など左利きの人に都合のよいものが開発されねばならない。

 久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』より
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(グッズ紹介)
① RAYMAY 左手用こどもはさみ KHH350
 児童用 135ミリ ¥350 株式会社レイメイ藤井
・発売以来二十数年のロングセラー定番商品。
・先が丸くて安全、価格も安価で「右利き用」と同一価格がうれしい。
・刃先が二段刃なので耐久性バツグンです。
・名前のネームタグ付き。
・中心の「かしめ」部分はゆるみ防止のリングバネ付きです。
 ――商品企画室 F・Sさん

② アレックス 学童用鋏 S21-145 ¥600 株式会社木屋 
・刃物用ステンレス鋼。
・全長145mm
・小型で軽く、小さな子供の手にフィットするサイズ、サビにくく、
気楽に使えます。
・木屋、または各地のデパート内木屋は物売り場にて。
  ――企画課 Iさん

③ ステンレスハサミ 学童用 左用 No.145 ¥600
 プラス株式会社
・長さ145mm。
・学校で便利な名札付き。
「他社に左利き用のハサミが無い事もあり、お蔭様でご好評頂いてます。
同じ形の右用に比較しても出荷率がかなり高いです。
大人も使えるNo.165(¥1300)も宜しくお願い致します。」
――製品事業部 S・Sさん

④ ミズノ野球・ソフトボール用品――ミズノ株式会社
〔グラブ〕
少年硬式用〈ワールドウィン〉パラショックμハニカム
 オールラウンド用 一塁手用
少年硬式用〈ワールドウィン〉シーラス
 オールラウンド用 size L, M, S, SS 一塁手用
〔ヘルメット〕
硬式用 (左打者用) 軟式用 (左打者用) ソフトボール用 (左打者用)
 他にそれぞれ「両耳付打者用」がある。
少年硬式用 (両耳付打者用) 少年軟式用 (両耳付打者用)
〔バッティング手袋〕
左打者用 19~27cm(少年用対応) 
「スポーツにおいて左利きを意識して企画している商品でジュニア用は、
現在のところ野球用品しかございません。
商品としては、グラブ、バッティング手袋、ヘルメットです。」  
――お客様商品相談センター A・Mさん

今回は、品番の紹介だけに終わりました。くわしくは上記の相談センター、
またはミズノ製品取扱店でおたずねください。 

⑤ 4インチ先丸形 クラスルーム・シザーズ アメリカ製 /輸入品
・長さ約10センチ。先が丸くて安全な、幼児から小学校低学年向けの
ハサミ。

⑥ 5インチ スタンダード・スクール・シザーズ アメリカ製/輸入品
・長さ約12.5センチ。学童用ハサミ。

(*2024.5.15――個人名をイニシャルに変更、
「ミズノ野球・ソフトボール用品」の商品番号と価格を省略しました。)

 

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〔手を使い分けよう〕

(略)左右の運動機能の分化の芽生えは、生れたときすでにあるので、
左手と右手の機能の差を考えた育児が肝要である。
 
 利き手は言語を媒介する機能、ことばで考えたことを実現する機能、
単純につかむ、にぎることから書くことまでの機能に使われるべきで、
非「利き手」は、手探り、空間認知、さらにそれを手がかりとして
実現する機能に使われるべきである。
われわれの脳は左右に特殊化がおこなわれているので、
それに都合のよいように手を使わなければならない。
(略)左利きの幼児が生まれたら、利き手の矯正をすることなく、
そのまま左右それぞれの手の機能発達をはかるべきである。

  久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』紀伊国屋書店
 1982年刊より
(Amazonで見る)

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⑦ 消しゴム付鉛筆 アメリカ製/輸入品
・こすれても手が汚れない鉛筆。
・左手に持ってもプリントされた文字が逆立ちしていない。
・レフトハンダーズ・インターナショナルのロゴ入り。

⑧ 鉛筆削り ドイツ製/輸入品
・手持ち式。
・左手に鉛筆を持ち、反時計方向に回して削る。

⑨ 15センチ定規・30センチ定規 イギリス製/輸入品
・左手で線を引くときに便利なように、右から目盛りがついている。

⑩ 缶ペンケース入り文具セット イギリス製/輸入品
・ 子供用ハサミ、15センチ定規、万年筆、シャープペンシル、鉛筆、
鉛筆削り、消しゴム、スペアインク、レフトハンダーズ・クラブのバッジ、
がセットされている。

⑤⑥⑦は、LEFTHANDERS INTERNATIONAL(USA)より。
⑧⑨⑩は、 ANYTHING LEFT-HANDED(UK)より。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〔左利きの子供に対する接し方〕

たしかに、この右利き偏重社会で左利きの子どもたちが
立ち向かっていかなくてはいけない試練は多いだろう。
だが、子どもたちが左利きであることの誇りと、
そして勇気を持って進んでいくならば、
この社会はかならず変革できるはずである。
そうした誇りと勇気を子どもたちに与えるのが、
左利きの子どもを持った親のつとめではないだろうか。
もしあなたが愛情という言葉を口にするならば、
愛情とは子どもの手から武器を奪い、
犬のように尻尾を巻いて退散させることではない、と私はいいたい。
愛情とは、むしろ敵に立ち向かう力と知恵とを
子どもに授けることだと思う。
そんな愛情を持って、子どもと接していただきたい。
そうすれば、子どもはきっと力強く生きていくにちがいない。

親としては単に愛情だけで子どもに接するにとどまらず、
社会における左利きの立場に対する客観的な認識を
子どもに与えるように心がけるべきである。
 
たしかに、親としては子どもの左利きをなんとか直したい
と考えるだろう。
なぜなら、親が何十年か生きてきたこの日本の社会は
完全な右利き偏重の社会であったし、
それはまだまだ続くだろうからだ。
左利きの子どもが立ち向かわなくてはいけない社会の壁、
あるいはさまざまな差別と迫害…、そうしたものを考えたとき
「右利きに直るものなら、なんとか直したい…」と思うのは
当然の“親ごころ”であろう。
だが、そんな“親ごころ”を認めたとしても、
なお私は「左利きを矯正してはいけない」と叫びたい。
「こどものため…」と思う“親ごころ”が
客観的な認識力を欠落したとき、
子どもに対していかに大きなストレスとなるか。
これは“教育ママ”の例をあげるまでもない。

「教育」という言葉を英語ではEDUCATIONという。
これは“EDUCE=引き出す”という動詞からきた言葉なのだ。
つまり、教育というのは無限にある子どもの能力や個性を
無理にねじ曲げることではけっしてないのだ。
私が、左利きはひとつの“個性”であって
“異常”なのではないと強調してきたのも、
そういったことをじゅうぶんに考えて、
子どもに対応していただきたい。

  箱崎総一著『左利きの秘密』立風書房 1979年刊より
(Amazonで見る)

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [30]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(3)LL4 1995(平成7)年 春号」と題して、今回も全紹介です。

今回も、思い出話です。
グッズ紹介のコーナーがありましたが、それぞれのメーカーさんに「LL」のBNを同封したお便りを出し、その返答をいただいた方と連絡を取り、お言葉をいただいたりしました。
こういうことを毎回くり返し、色々と情報をご提供していただいたものでした。

ちょっと記憶が曖昧で、調べる手間をとる余裕もないのですけれど、子供用の左手用ハサミの開発に関する情報をお寄せいただいたメーカーさんもありました。
また、左手用子供ハサミの老舗、レイメイ藤井さんからは、左手用こどもハサミの前年比売り上げ(?)の増加の数値なども教えてもらったことがありました。
林刃物さんからは、左用ハサミに関して、当初はもっと多種類(大・中・小・長など)を用意していたけれど、種類を絞ることになったなどの報告もいただいたものでした。

今は、直接他者に働きかけるという行動を取っていないので、そういう意味では啓蒙活動としては消化不良なのかな、と反省しています。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.05.04

楽器における左利きの世界(20)YouTubeヴァイオリン動画から(1)-週刊ヒッキイ第663号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【別冊 編集後記】

第663号(Vol.20 no.8/No.663) 2024/5/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(20)YouTubeヴァイオリン動画から(1)」

 

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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第663号(Vol.20 no.8/No.663) 2024/5/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(20)YouTubeヴァイオリン動画から(1)」
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 前回は、

 梶野絵奈『日本のヴァイオリン史――楽器の誕生から明治維新まで』
 (青弓社 2022/9/26)
(Amazonで見る)

 より、ヴァイオリンの歴史を少し学びました。

 ヴァイオリンは、16世紀北イタリアでその原型となる楽器が生まれ、
 のちに、西洋の芸術音楽で中心的な役割を果たしました。
 
 大きくて重いピアノと違い、軽便で広く一般に親しまれてきた、
 といいます。 

 そして、昔のヴァイオリンには、顎当てに見られるような、
 明らかな左右差は見られず、ほぼ左右対称の形状であったのでは、
 と思われました。

 さて、今回は、左利きとヴァイオリンについて、
 YouTubeの動画を紹介しながら考えていこう、と思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆
 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}
- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 YouTubeヴァイオリン動画から 左利きとヴァイオリンについて考える

 (その1)「左利き用バイオリン?!
        なぜみんな左手でバイオリンを持つのか。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●ヴァイオリンYouTube動画

ヴァイオリンは「擦弦楽器」と呼ばれ、
弓や棒などで文字通り「弦を擦って鳴らす」楽器ということで、

 《ヴァイオリンはそもそも弾くのが難しい。》
  (梶野絵奈『日本のヴァイオリン史』p.160)

といいます。
そういう楽器ではありますが、YouTubeを見ますと、
いくつものヴァイオリン演奏に関する動画が見られます。

その中から左利きとヴァイオリンについての動画を紹介しましょう。
今回は、長島達也さんの「達ちゃんねる」動画を。

 

 ●「左利き用バイオリン?!~」から

まずはズバリなタイトルが付いていたこの動画から――

(その1)
左利き用バイオリン?! なぜみんな左手でバイオリンを持つのか。
https://youtu.be/1AmkzYXwHuY?si=0GR1mBoVlDkQkwbN

 

2022/03/26「達ちゃんねる」13分27秒

《欧米を拠点に活躍するピアニスト・指揮者》という、
長島達也さんのYouTube動画です。

略歴を見ますと、演奏者としてだけでなく大学でも教えている他、
海外国内でのコンクールで審査員も務めているという方です。

実演だけでなく理論的にも、左利き用楽器とその演奏に関して、
様々な助言を“期待できる”人材といえそうです。

「なぜみんな左手でバイオリンを持つのか?」
という視聴者からの質問に答える動画です。

 

結論は――大きな理由が二つある、と言います。

以下、正確な文字おこしではなく、私の要約で紹介します。

 

◆一番大きな理由――両手の役割の問題

  たとえば、ピアノではほとんどの人が右利きになります。
  なぜなら、それだけ右手がたくさん使われるから。

  大人になると話が別だと思うのですが、
  子供の頃からやっていれば、左利きであろうが右利きであろうが
  全然違和感なく、それができます。

例として、ナダルというテニスプレーヤーの話をします。

本来右利きのナダルに、コーチが左利きの方が得だと、
小さいときから左利きのプレーを教えた。
その結果、今までも左利きのプレーヤーとして活躍している、と。

 

  ピアノであれヴァイオリンであれ、
  小さい時からやっていれば関係ないと思うんですね。

それを言いますと、「右へ倣え」でなくても、
「左へ倣え」でもいいはずですが……。

 

  それだけじゃなくて、
  (弦を弾くのと、弦を押さえるのと)それぞれに
  ヴァイオリンの難しさがあるので、
  自分の利き手がどっちをやればいいのか、ということは、
  (左手で弓を持たないことと)関係があると思う。
  難しさはそれぞれあるので。
  
  わざわざ左利きだからといって(左構えにして)
  右手でヴァイオリンを持つ人が少ない、という一つの理由。 

 

◆二番目の理由――右用と左用の楽器の構造の違いの問題

  一見こっちに持ち持ち替えるだけと思われるかも知れませんが、
  (ヴァイオリンを持ち替えるには)もっと色々な問題が出てきます。
  弦の並びを換えなければいけない、
  ペグという弦を調律をするところも真逆にしなければならない、
  またブリッジという部分も左右で高さが違うので、
  これも逆さにすれば、まったく違った音になってしまう。
  顎にフィットさせないといけない。
  ヴァイオリンのなかみにも違いがある。
  
内部の構造的にも、「バスバー」「サウンドポスト」等位置が異なる、
といいます。

  すべて特注で作ってもらわなければならないということが
  すごく大きな問題となってきます。

特注となりますと価格も高くなり、不利であるといいます。

この価格の問題も、昔から左利き用品についていわれ続けてきたこと、
もしくは、現在も言われていることです。

 

◆その他の理由――クラシックで言う「正しい持ち方」の問題

  右手で弓を持って左手でヴァイオリンをもつ、というのが、
  一般的なヴァイオリンのやりかたなんだけれど、
  逆にヴァイオリンをもってはいけない、ということはない。

  子供の頃からやるのなら、左手で弓を扱おうと右手で扱おうと、
  左手でヴァイオリンを持って弦のピッチをやろうと、
  おのおのの難しさがあるから、
  右でやろうが左でやろうがあまり関係ない、ということになるので、
  みんなここ(左手で持つ構え)になってしまいます。

いってみれば両手を使うから、それぞれの役割の難しさがあるので、
どちらがどちらとは言い切れない、ということなのでしょう。
ただ、この点は後ほど大いに語るつもりですが、
これは、やはりさほど重要なポイントとは言い切れないと思います。

 

  左でヴァイオリンを持つ人を何回か見たことがありますが、
  クラシックでは生では見たことがない、
  アメリカのカントリー・ミュージックなんかで
  左でやっている人はみるんだけれど、
  その人たちってこんな感じで弾くんで(中央に構えるような仕草)、
  クラシックで言う正しい持ち方とは全然違うので、
  果して右手と左手を換えるのが役立つのかというのも、
  また変わってくるのかな、と思います。

 

◆クラシックにおける理由――立ち位置の問題

  なぜクラシックの人たちのほとんどが右でやるのかというと、
  オーケストラで演奏するとき困ってしまいます。

  一人だけ左だと弓を持つ手と弓を普通に持っている人と
  肘が当たったり、弓が当たったりする。
  譜めくりの問題も出てくる。ヴァイオリンの場合、
  スタンドパートナーという二人で譜面をシェアするので。
  
  もし左の人がいれば、その左の人は一人だけ後ろに立たされて
  演奏することになるかも知れない。

並ぶ位置の問題ですね。

しかし、これも昔から言われていることですが、
隣の人とひじがあたる、という左手箸の問題と同じですね。

これも間隔の取り方の問題でしょう。

 

  また、ヴァイオリンはホールに向かって左側に出る。
  なぜかというと、ヴァイオリンは右の方に向いて構えるので、
  音もそちらの方にいく。
  左側に立つことで、客席に向けて音を届けることができる。

  構えが違うと、右と左では音の出る方向も違ってくるのではないか。
  そうすると、室内楽の時、
  演奏時の立ち位置の配置も換えなければけないのかな、と。 

これも、以前書きましたが、
「左右対称に展開する」という配置もあっていいと思います。

 

 ●右手でヴァイオリンをもって、左手で弓を弾く人

最後に、歴史的に見て、左で弾く人の話が出てきます。

最初に、喜劇王のチャップリンのはなし。

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(画像:長島達也さんのYouTube動画「達ちゃんねる」より「左利き用バイオリン?! なぜみんな左手でバイオリンを持つのか。」のチャップリンについてのくだりから) 

240504-chaplin-violin

(画像:ネットから拾った、チャップリンの左利きヴァイオリン演奏) 

 

次に、19世紀のバイオリン・ヴィルトゥオーゾ、ニコロ・パガニーニ。
一時期左で弦を押さえられなくなったので、左手で弾いたとか。

リチャード・バース(1850-1923)パーヴォ・ベルグルンド(1929-2012)
ルドルフ・コーリッシュ(1896-1978)などの名が上げられています。

有名な人が何人かいらっしゃるようです。
それぞれに理由があってのことでしょうけれど、
その辺も調べてみるとおもしろいかも知れません。

私の思うには、一つは本来右利きであったが、
ケガ等で右手もしくは左手が、
それぞれの分担すべき役割を果たせなくなったときに、
両手の役割を入れ替えることで演奏が可能になったケース。

もう一つは、元々左利き、それも強い左利きの傾向を持っていて、
どうしても右手で弾く形が自分に合わなかったケース、です。

どちらにしろ、
「有名な人なら許される」ということではないでしょうか。

大事なことは、まずは有名になること?

――以上、動画の内容紹介でした。

 

 ●「両手を使うから、利き手は関係ない」の誤り

まずは全体を見ての感想です。

一言でいえば「洗脳されている」といいますか、
「固定観念」に毒されているといいますか、
多数派の「右へ倣え」思想がそのまま生きている、
というところでしょう。

今存在するプロの音楽家のほとんどの人は、
物心つく前、利き手も定かではない頃から楽器に親しんでおり、
おとなの教えるままの演奏法を無事に身につけられた人たちです。

現状の世界観にどっぷりとはまってしまっています。

「利き手が違えば異なった演奏法もあり」
という考えには素直には馴染めないでしょう。

 

かつて先人が、そして今も私たちが戦ってきた、
左利きへの偏見や誤解をそのまま踏襲している、という感じです。

「利き手/利き側」という物の本質が良くおわかりでない、
という感じがします。

 ・・・

いつも言うことですが、
「両手を使うから、利き手は関係ない」という言葉の無意味さ。

本当に「両手を使うから、利き手は関係ない」というのなら、
どうして右用と左用が「50対50」で存在しないのか?
あるいは、過去においても存在していなかったのか?

高度な分業体制で、楽器の製造が機械化された結果、
現代では「右用一辺倒になった」というのなら、
過去に置いて「50対50」の時代があったとしてもおかしくはないのに、
手作りの時代からすでに右用が多数派であったというのが事実です。

圧倒的に右用ばかりという現実が、
「両手を使うから利き手は関係ない」という考え方が間違っている、
という事実を証明している、と私は考えます。

 

 ●両手の役割

楽器演奏で「両手を使う」といっても、
それぞれの手の役割の内容が異なります。

通常の右利きヴァイオリンならば、
右手は、弓を持ち、弦をこすって音を鳴らす。
左手は、ヴァイオリンを持ち、弦を押さえて音のピッチを変える。

右手の役割は音を出すこと――楽器の第一義です。
左手は音を変えること――楽器の第二義です。

そもそも音を出さなければ、楽器の存在意義はありません。

大事名のことは、まずは音を出すことです。
その音を出すのが、右手に持つ弓です。

どちらの手が大事かは誰にも分かることでしょう。

 

 ●両手の使い分け

昔の本(1998年発行、久保田競『脳を探検する』講談社)
(Amazonで見る)

の情報なので、現代での考え方がどうなのかはわかりませんが、
こんな情報があります。

第635号(No.635) 2023/2/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(9)利き手と非利き手の役割について」
2023.2.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(9)利き手と非利き手-週刊ヒッキイ第635号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/02/post-c8e73c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/431a52b05a1016b1f10cbf13ce2a994f

↑でも書いていますが、

「両手を使うことで脳を鍛えよう」という提案で、

 「利き手は利き手らしく、
  そうでない手は、そうでない手のように左右どちらも使いなさい」

というものです。

 《脳に左右で分業があるのですから、
  手の使い方も脳の分業と直結した使い方をしなければならない
  ――両手をそのように使い分けねばならないのです。》

 《手には運動器官としての役割と感覚器官としての役割がある》

というのです。

 

第315号(No.315) 2012/6/2「レフティ・グッズ・プロジェクト
<左手・左利き用品を考える>第5回」

より、その文章をまとめますと――

--
利き手は主役として器用さを、
非利き手は感覚器としての機能を生かせ

【両手を使い分ける】:両手にはそれぞれ役割がある
・利き手 =作用(運動器官)
・非利き手=感覚(感覚器官)

例えば、点字を読むのは、利き手より非利き手
(右利きなら、右手より左手)
を使う方が読むスピードも正確さも優れている、といいます。

また、大工さんは右手でカンナをかけ、
左手でその削った面をさわって確かめる、という動作をします。

紙切りでもそうで、主役の右手でハサミをチョキチョキし、
感覚器である左手で巧みに紙を送ります。

野菜を細かく切るときも、
右手は包丁を持ち、刃を適切な角度で保ち、
切るという動作を担当し、
左手は単に野菜を押さえるのではなく、
切る際の包丁を下ろす間隔を誘導しています。

ハサミで言えば、
利き手では、正しい位置に正確な角度で刃を当てチョキチョキする、
非利き手は、刃の当たる正確な切る位置にしっかりと紙をあてがう、
という役割分担です。
--

ヴァイオリンならば、利き手で弓を持ち、音を出す。
非利き手では楽器を安定させ、正確に弦を押さえ、正確に音を決める。

利き手と非利き手がそれぞれの役割を十全に発揮したとき、
優れたパフォーマンスが完成する、わけです。

 

 ●右用と左用の楽器の問題――楽器がない

この問題は、昔から左利き用品に関して言われていたこと
そのものです。

左用の楽器がないのは、右利きという多数派による
制度化された歴史的な背景があるからでしょう。

西洋におけるクラシック音楽というものは、
基本的に上流社会の産物だったということでしょう。

そういう社会では、建前という形式主義に陥りがちです。
教育制度なども、そういう考えの基になされます。

西洋の社会でもかつては左利きは否定されていました。
当然、右利きの演奏法が定式化されます。

それができない人は落伍者となるしかありませんでした。

しかし、現代は違います。

現代では人権が認められており、当人が求めるならば、
誰もが公平に自由を満喫することが許されています。

左用の楽器も特注でなくても、一部では存在しています。
その気があれば、可能性は残ります。

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(画像:「左利きバイオリン」GCV-800EL 左利き用バイオリン◆ストラディバリ Soil III [GCV-VN-800EL-SOI] ネットより無断借用) 

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(画像:「左利きバイオリン」Ma工房 左利き用・バイオリン・ファインレベル2ピースバック ネットより無断借用) 

 

 ●人間の作ったものは変えられる

通常、人間の作ったものは、人間が変えることができます。

それに対して、
神様(あるいは「天」でも「創造者」でも「大自然」でも)の
作ったものは、人間が勝手に変えることができません。

楽器は人間が作ったものですから、自由に変えることができます。

一方、その人の利き手/利き側というものは、
神様が作ったものなので、人間が勝手に変えることはできません。

「小さい頃なら、右利きであれ左利きであれ、慣れる」
というのですが、利き手をそのまま活かすのが、
その人の持つ能力を最大に発揮する本来の道であるはずです。

 

 ●おとなの場合――趣味の楽器演奏のために

百歩、いや一万歩ぐらい譲って、「利き手も定かでない幼児」の場合は、
それでもいいとしましても、
おとなの場合は、また話が違ってきますよね。

上の動画でも長島達也さんが《大人になると話が別だと思うのですが》
と発言されていました。

音楽というのは、「音を楽しむ」と書きます。

職業的な音楽家は、利き手も定かでない時期から訓練するので、
右利き用一本でも、それはそれでいいかもしれません。

しかし、おとなの場合、趣味として音楽を楽しみたい人にとっては、
どうでしょうか。

強度の左利きの私の持論は、
「利き手は心につながっている」というものです。

音楽もまた、心の表現です。
技術さえあればいい、というものではないはず。

豊かな心の表現としての音楽は、
心につながる利き手を主体とした演奏から生まれる
のではないでしょうか。

 

左利きの人や右利きではない人のために、利き手を活かす演奏法を、
プロの音楽家のみなさまにも真剣に考えていただきたいものです。

それが音楽をさらに広め、プロのご自身の職業的にも
活躍の場を広げることにつながるでしょう。

プロの人たちも左利きの人たちのために、
他人事のように考えるのではなく、多様性の一環として、
左利き用の楽器の普及を手助けしてほしいものです。

 ・・・

次回は、もう一つYouTubeの動画を紹介しようか、と考えています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(20)YouTubeヴァイオリン動画から(1)」と題して、今回も全紹介です。

以前、弊誌で「日本左利き協会」の大路直哉さんの著書『左利きの言い分』の坂本龍一さんの章について書いたことがありました。

『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著 PHP新書 2023/9/16
(Amazonで見る)

230919hidarikiki-no-iibun-600

第654号(No.654) 2023/12/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(17)
 大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」
【別冊 編集後記】2023.12.2
楽器における左利きの世界(17)『左利きの言い分』の音楽家-週刊ヒッキイ第654号 (「新生活」版)

そのときにも書いたことですが、坂本さんも小さい頃からピアノに親しみ、ピアノが右利き用と気付かないまま(?)、不満を持ちつつ、演奏されていたようです。

 《主役は右手ばかり。左手はいつも脇役に追いやられていた。
  僕は左利きだから、これが納得できなかった。
  「差別じゃないか」とか言ってね。かなり生意気な子どもでした》

どうしても小さい頃からその世界にどっぷり使ってしまっていると、(右利き用が当たり前という)その考えからなかなか抜け出せないものです。

私のように、大人になってから楽器に取り組んでみようと思った人には、利き手の違いが大きな問題だということがよく分かります。

長年左利きライフ研究家として活動してきた私から見れば、ごくごく初歩の事案なのですけれど……。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.04.20

『左組通信』復活計画(29)『LL』復刻(2)LL3-週刊ヒッキイ第662号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【別冊 編集後記】

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第662号(Vol.20 no.7/No.662) 2024/4/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(2)LL3」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第662号(Vol.20 no.7/No.662) 2024/4/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(2)LL3」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回も、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻ということで、
 ホームページに公開していたページのコピーです。
 (原文の明らかな誤りは修正しています。)

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (2)
 
   (内容紹介)LL3
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 
240316-hgll01

 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL3(概要)

LL3 1994-95(平成6-7)年 冬号 A5版4ページ

・前説 The Compliments of the New Year
新年明けましておめでとうございます。
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―鍋を囲む
・知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その1
 Words & Phrases―小学館『国語大辞典』より
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その3―はさみ(つづき)
・よい品がいつでも 手軽に 購入できるようにしよう!
―いろんな用途のはさみ
・左利きの本だなぁ その1 お勉強編
 The Books on the Left-handedness―
 スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』
240420-ll3

 

 ●LL3 1994-95(平成6-7)年 冬号

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
LL3 1994-95(平成6-7)年 冬号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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前説 The Compliments of the New Year
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新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、左利きの人にとって記念すべき年でありました。

新年早々、女子プロテニスの伊達公子選手(ラケットを持つ手は右だが、
 ファンにサインするときは左手にペンを持つ左利きのプレーヤー)が
 四大トーナメントのひとつ、全豪オープンで大活躍!
一月末には、左利き研究の世界的権威スタンレー・コレン博士の
『左利きは危険がいっぱい』の翻訳版が刊行されました。
三月に入ると、新製品情報誌『モノマガジン』に
「左利き生活向上委員会」なる連載コラムが誕生!
 コラム執筆者AK氏自らの発明になる左利き用品に始まり、
様々な情報が紹介されました。
夏には、この「レフティーズ・ライフ」が始まりました。
長島監督率いる巨人軍が熱戦のすえ日本一に輝く一方、
かつて長島と人気を二分した王貞治氏
(米大リーグのハンク・アーロンを上回る八百六十八本のホームランを
うった左の強打者)は、パ・リーグのダイエー監督に就任し、
長島巨人と覇を競うことに!
年末近く、女子バレーボールの大林素子選手(世界のベストテンに
 数えられる左利きのオールラウンド・プレイヤー)が突然の解雇。
 しかし、イタリアのプロリーグ入りが決定し、新しいスタートに!
アメリカでは、クリントン政権に対する批判票を受けて、中間選挙で
 民主党は大敗、上下両院で共和党に過半数を奪われる結果に。
今後のクリントン大統領(第42代。第38代フォード、一代おいて
 第40代レーガン、第41代ブッシュに続いて、近年5人中4人目の
 左利きの大統領*)の政局運営が注目されています。

さて、1995(平成七)年はどういう年になるでしょうか?
 皆様にとって、私にとって、良き年となりますように!

 

悲しいことが起こりました。大地震です!

幸い私のところは、不安定なものが幾つか落ちてきた程度で
無事でしたが…。
阪神淡路大震災の被災者の皆様には心からお見舞い申し上げます。

 

*参照:
『神々の左手―世界を変えた左利きたちの歴史』エド・ライト/著
ricorico/訳 スタジオタッククリエイティブ 2009/6/1
――「左利きの著名人/偉人」本。左利きの特徴(性格的・器質的な)を
挙げて、それが成功の一因であるとして、ラムセス大王から
ホワイトハウスの4人(原書発刊当時直近の米歴代大統領)まで、
世界を動かしてきた左利きの偉人たちの歴史を描く。
(Amazonで見る)

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・第44代大統領バラク・オバマ(2009-2017年)さんも左利き。

 

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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
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木枯らしの季節と言えば、やっぱり鍋がいいですねェ。
気の合った者同士がひとつの鍋をつつく、
楽しそうな雰囲気が漂ってきます。
まるで、つみきみほさんのカネテツのCMみたいな。

でもたったひとり左利きの人が混じるだけで、
なんとなくぎこちなく窮屈な思いをする人が出てきませんか?
 隣の人と手がかち合って、
どちらかが譲りあわなければならないような事が。
もしこんなときに、
「お前ひとりのためにせっかくの輪が乱れるやないか、
みんなで仲良う丸うなって一つの鍋つついてんのに、邪魔しやがって」
なんて言いだす人が出てくると、
それこそ和やかな雰囲気が吹っ飛んでしまう事になりかねません。
もちろん現在では、左利きだから左手にお箸を持つのは当たり前だ、
と考える人が増えてきてはいるのですが…。

小さい頃からずっと私は、
自由に席がとれるときは左端に座るようにしています。
そうすることで少しでも人様の邪魔にならないようにしているのです。
これはほとんどの左利きの人たちに言えることで、
たいていの人はそういう事に気を配っているようです。
右利きの人でそんなことを考えて座る人はいないのでは…?

先程の例で言えば、
私などはなるたけそういう場には出ないようにしています。
どうも人前でご飯を食べるのが苦手です。
ひとりで食べる方が気楽でいられるようです。
特定の人だけが犠牲になるのでなく、
みんなが少しずつ気を配ればいいのに、と思います。

ホラ、湯気の向こうに、≪希望≫という名の笑顔が見える――

 

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左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか? その3
Left-handed tools & goods
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前回につづいてハサミのことをもうしばらく―

ハサミの思い出といえば、こんな事がありました。
学校の工作の時間でしょうか。
級友たちは線に沿ってきれいに紙を切っていく――
試し切りもしないで。
しかし、自分はなかなか一回ではきれいに切れない。
試し切りをして初めて、線と刃の距離の勘が身について、
線に沿って切ることができるようになる。
どうしても人より遅くなるし、勘に頼っている分正確さに欠ける。
線をはみ出したり、切りすぎたりして曲がってしまう。
私は自分が不器用だと思っていました。

ところが、生れて初めて左利き用のハサミを使った時、
この秘密が明らかになったのです。
なんと、自分が特別不器用なのではなく、
自分にあった道具を使っていなかっただけだったのです! 

三十年の歳月が流れた今、
私は自分のことを決して器用だとは思いませんが、
かといって特別不器用だとも思っていません。
こんなささいなことの積み重ねが
大きな問題に発展していくのではないでしょうか。
「もしあの時、左利き用の道具を持っていたら?」
「もしあの時、学校の先生が左利きの子供に対して適切な指導を
していたら?」
自分のなかの何かが変わっていたかもしれない、……。

よい品がいつでも 手軽に 購入できるようにしよう!

さて、前回紹介したハサミは、ごく日常に用いる一般的なものでした。
他にも用途別にいろんな製品が作られています。
例えば、今私の手元にある、イギリスの通信販売会社
ANYTHING LEFT-HANDEDのカタログには、
家庭用・一般事務用・子供用などのふつうのハサミから、
洋裁用の裁ち鋏、ピンキング鋏、レースを切るものなど、料理用、
ヘア・カット用、爪切り用、園芸用、などなど各種掲載されています。

これら外国産のみならず国産でも各社から様々なものが
発売されているのですが、
実際に手に入れるとなると以外に大変なのです。
ごくふつうの事務用ハサミですら、
通りがかりのコンビニでさっと買えるわけではありません。
ましてや他の商品となると…。
また、価格も全体に二、三割高で、
これも普及への大きな壁になっています。

*参照:
イギリスの左利き用品専門通販「Anything Left-Handed」の1990年代の
カタログ表紙
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左利きの本だなぁ その1 お勉強編
The Books on the Left-handedness
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 スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』

新登場のこのコーナーでは、左利きに関する本を紹介します。

先ず第一回目は、お勉強編です。

今回は、今までに私が手にした左利きに関する本の中で
もっとも新しく、かつもっとも詳しく論じられている、
スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』石山鈴子訳
 “THE LEFT-HANDER SYNDROME” (文藝春秋 ¥2000
 1994年1月発行)を紹介します。

著者は、カナダのブリティシュ・コロンビア大学の心理学教授で、
からだの利き側に関する世界的権威。

本書は、長年の研究の成果に基づく、
左利きの謎に迫った決定的な書物である。
学術的な側面の記述もあるが、
長年の研究の日々のなかでの体験も合わせてつづられており、
読み物として充分に楽しめる。

左利きに対する無理解や認識不足の結果から起こる、
さまざまね不便さ、不平等さ、理不尽さなど左利きであることの
ハンディキャップのいろいろな実例や、
社会のなかに潜んでいる差別的な事例の紹介に始まり、
利き手に関する調査の難しさ、利き手研究の歴史の紹介へと進み、
さまざまな研究の成果が紹介される――
高齢出産などの出産時の障害が左利きを生む可能性があること等々。

そして、最大の謎――なぜ高齢者に左利きが少ないのか――に迫る。
 左利きは九年早死にするという、衝撃的な研究結果が示され、
それに対処する社会への提言で結ばれている。

左利きの人はもちろん、
右利きの人々にも広く読んでいただきたい本である。

たとえば、左利きに対して無意識のうちに抱いている
マイナス・イメージの実態を浮かび上がらせる質問がある。

 次の○○○に「左利き」という言葉を当てはめたとき、
二番目の話し手の言わんとする意味をどう解釈するか、というもの。

A 「どんな具合でした?」
B 「彼の振るまいは、まるで○○○のようでしたよ」

 例えば、「天才」とか「英雄」という言葉をあてはめると、
万事うまく行ったことになる。
逆に、「大バカ者」とか「まぬけ」といった言葉を入れると、
ことがはかばかしくなかったことになる。さて、あなたの場合は?

英語で言う”food of thought” 思考の糧、
考えるきっかけを与えてくれる本である。

 

*スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』石山鈴子訳
 文藝春秋 1994/1/1
(Amazonで見る)

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [29]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(2)LL3」と題して、今回も全紹介です。

昔のことを思い出します。
少しでも左利きの仲間のためになるようなものを、という気持ちではじめたのですが、徐々に情報を得て、より読み応えのあるものに変えて行けた、という印象があります。
偶然、いろんな本と出会うことができ、それらを紹介するだけで内容を充実させることができました。
今のようにネットもなく(アメリカ辺りではすでに始まっていたようですけれど)、情報源としては本や雑誌といったものだけ。
あとは自分の手(問い合わせの手紙等)と足(お店巡り)で見つけていくしかない状況のなかでは、よくやっていたと思います。

それを思いますと、今はちょっとダメだなあ、というところでしょうか。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.04.08

元卓球女子五輪メダリスト石川佳純さんがサウスポー始球式

久しぶりの「サウスポー始球式」の紹介です。

最近は、「左利き」検索もほとんどしていないので、情報不足でこの手の記事は書いていませんでした。
プロ野球も新しいシーズンイン入り、今回は偶然見つけたので、書いておくことにしました。

昨年(森七菜さん、吉高由里子さん他)一昨年(福原遥さん)の偶然知った「サウスポー始球式」は書いていないので、いつか発表できればと思っています。

 ・・・

4月6日、東京・神宮球場でのプロ野球ヤクルト―阪神戦で、昨年引退した元卓球選手、2021年東京五輪の銀など卓球女子団体でロンドン・リオデジャネイロ・東京オリンピックの3大会連続メダリストの石川佳純さんが人生初の始球式に登場。

胸にスワローズのロゴなし、背には「KASUMI 2024」のユニホームを着用――今年パリで開催されるオリンピックのフジテレビ系スペシャルキャスターに就任するのにちなんで。

始球式前には、同じサウスポーの現役最年長のヤクルト・石川雅規投手(44)からボールの握り方などアドバイスも。

残念ながら、本番の始球式では大きく左に外れたワンバウンドでした。

*画像:産経新聞ニュースより――始球式で投球する石川佳純さん=神宮球場(撮影・長尾みなみ、松永渉平)
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始球式で投球する石川佳純さん=神宮球場(撮影・長尾みなみ)
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始球式で投球する石川佳純さん=神宮球場(撮影・松永渉平)
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始球式で投球する石川佳純さん=神宮球場(撮影・長尾みなみ)
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始球式で投球する石川佳純さん=神宮球場(撮影・長尾みなみ)
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始球式を終え、笑顔を見せる石川佳純さん=神宮球場(撮影・長尾みなみ)
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笑顔でグラウンドを後にする石川佳純さん=神宮球場(撮影・長尾みなみ)

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同じ左腕の石川雅規投手から指導を受けている画像

*【過去の<サウスポー始球式>】:

・2023.9.3西武ライオンズファンの乃木坂46向井葉月さんが左腕で初始球式
「新生活」版
・2022.5.18サウスポー始球式二連発(1)5月14日玉木宏(2)5月15日新川優愛、プロ野球西武-楽天戦で始球式
「新生活」版
・2022.3.21サウスポー“スーパーガール”桃月なしこが始球式で左腕から大暴投
「新生活」版
・2021.11.22左利きの女優・吉高由里子さんが4年ぶりプロ野球日本シリーズ第2戦でサウスポー始球式
「新生活」版
・2021.4.2
左利きの女優・森七菜さんのサウスポー始球式
「新生活」版
・2018.4.19
地元アイドルNegiccoのKaedeさんが左投げで新潟知事の代役始球式
「新生活」版
・2017.10.30
吉高由里子がサウスポーで伸びやか始球式 日本シリーズ第2戦
・2017.6.15
左利きの女優・剛力彩芽さん、四度目の始球式登板も…
・2017.5.26
サッポロビールイメージガール川辺優紀子さんの左利き始球式
・2017.5.7
女優の松井愛莉さんがサウスポー始球式
・2017.5.2
ピンクラインのサウスポー、女優でモデルの新川優愛さんが始球式
・2016.8.17
左利きのSKE48日高優月(ひだかゆづき)が始球式
・2016.7.23
左利きの女優すみれさん左腕で始球式
・2016.6.29
左利きの剛力彩芽さんの3度目の始球式は大暴投: レフティやすおのお茶でっせ
・2016.6.5 AKB48Team8/AKB48TeamB兼任の坂口渚沙さん (画像のみ)
AKB48選抜総選挙、暫定21位倉野尾成美・同53位坂口渚沙はTeam8の左利き
・2016.3.7
左利きのあっちゃん前田敦子の始球式

・2014.8.6 右利きの石原さとみさんの左投げ(撮影で右腕を痛めたということで「サウスポーでやります」と宣言。)
終わったはずのクチコミ「右利き? 左利き?」がまた

・2013.12.4 体操新技「シライ」の白井健三選手
体操新技「シライ」の白井健三選手は左利き
・2011.5.12 『五体不満足』の著者の乙武洋匡さん
乙武洋匡さんのサウスポー始球式
・2004.11.11 アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手
素敵な光景:野口選手の左利きの始球式

*【カテゴリ:<サウスポー始球式>


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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.03.16

『左組通信』復活計画(28)『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次-週刊ヒッキイ第660号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【別冊 編集後記】

第660号(Vol.20 no.5/No.660) 2024/3/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [28]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次/LL1・LL2」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第660号(Vol.20 no.5/No.660) 2024/3/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [28]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次/LL1・LL2」
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 前回は、「左利き自分史年表」1991(平成3)-1994(平成6)春まで、
 「紙の時代」第一期として『ひだりぐみ通信』の時代を紹介しました。

 今回は、1994(平成6)春以後、夏以降の「紙の時代」の第二期として、
 いよいよ季刊誌『LL(Lefties' life)』の時代に突入です。

 ところが、一月下旬からパソコンの状態が悪くなり、
 とにかくネットもエクスプローラーのファイルもなかなか思うように
 開いてくれず、チェックが進みませんでした。

 二月はなんとか貯金と合併号でのりきりましたが、
 いよいよ時間的余裕がありません。

 申し訳ありませんが、今回・次回辺りは、
 季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』の復刻ということで、
 ホームページに公開していたページのコピーで、ご勘弁を!

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [28]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)
 
   全号目次/(内容紹介)LL1・LL2

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
 *** 商品情報から利き手教育へ(承前) ***
 *** 天命 ***
 *** 海外との連携をめざす ***
 *** 『LL』の反応 ***
 *** 『LL』の挫折 ***
 *** 女性問題に取り組む人たち ***
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03
(2)第二期・紙の時代から―その1―
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!
 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
 ●左利き関連本あれこれ
 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
 ●左利き活動の「初心」は?
 ●「来た、見た、買(こ)うた」
 ●左利き活動の始まりは、1990年末「世界初左手用カメラ」購入
 ●右手用のハンディカムの違和感
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号との出会い
 ●存在を知らなければ、「存在しない」のと同じ
 ●最初はハガキサイズの「左組通信」という紙媒体
 ●左利き活動の「初心」について――もう一度
 ●始まりは左利きの人の覚醒にある
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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』全号目次

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(画像:今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』の「レフティーズ・ライフ(LL)再録1・全号目次」のページ冒頭) 

LL1 1994(平成6)年 夏号 A4版1ページ
・前説―To Live In The Right-Handed World―右利き社会を是正する
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その1 Left-handed tools & goods―筆記具・定規・はさみ
・私のお気に入り左利き用品 ベストテン

LL2 1994(平成6)年 秋号 A4版1ページ
・前説―To Live In The Right-Handed World―左右共用の製品を
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その2―はさみ

LL3 1994-95(平成6-7)年 冬号 A5版4ページ
・前説 The Compliments of the New Year
  新年明けましておめでとうございます。
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―鍋を囲む
・知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その1
 Words & Phrases―小学館『国語大辞典』より
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その3―はさみ(つづき)
・よい品がいつでも 手軽に 購入できるようにしよう!
―いろんな用途のはさみ
・左利きの本だなぁ その1 お勉強編
 The Books on the Left-handedness―
 スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』

LL4 1995(平成7)年 春号
・前説 The Compliments of the Spring Issue 発信し続けること
・From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
  レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より
・From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
 ①私のいちばん嫌(いや)~なことば――
  「○○君は、ぎっちょか。器用やなぁ。」
 ②「転びキリシタン」あるいは「隠れキリシタン」のように

≪スタート! 新学期≫子供用品特集
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その4〔子供用左利き用品の紹介〕―
  文具(はさみ・鉛筆・鉛筆削り・定規・缶ペンケース入り文具セット)、
  野球/ソフトボール用グラブ・ヘルメット・手袋
〔手を使い分けよう〕
 久保田競著『手と脳―脳の働きを高める手』紀伊国屋書店より
〔左利きの子供に対する接し方〕
 箱崎総一著『左利きの秘密』立風書房より

LL5 1995(平成7)年 夏号
・前説The Compliments of the Summer Issue二年目に向けて
  Toward the second year
・From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―
  新たなる希望!THE NEW HOPE!
・From LHI (Lefthanders International/U.S.A)
 レフトハンダーズ・インターナショナル(アメリカ)より―
  左利きの人をガッカリさせるもの
  THINGS THAT ARE FRUSTRATING FOR LEFTIES!
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  こんな道具が不満です!
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その5―あなたは靴派? スリッパ派?―爪切りはさみセット
・知恵小僧の左熟語の基礎知識 なんの意味ダス!? その2
  Words & Phrase小学館『国語大辞典』より
・左利きの本だなぁ その2 激励編
  The Books on the Left-handedness―斎藤茂太著
  『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』
   KKベストセラーズ/ワニ文庫刊

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(画像:LL第5号より「From LHC (Left-handers Club/U.K.)レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―新たなる希望!THE NEW HOPE! 」の冒頭――“The Left-hader”に紹介された「LL」と左組についての記事と『LL』第5号の部分) 

LL6 1995(平成7)年 秋号
・前説 The Compliments of the Fall Issue道を切り開こう!
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  私の簡単“左利き判別法”
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その6Left-handed tools & goods―左利き用万年筆の使い心地良さ!
・左利きの本だなぁ その3 お楽しみ編―
  『左利きの名画』ロジャー・オームロッド著 野中千恵子訳
    社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
・<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)
  レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―
   ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果

LL7 1995-96(平成7-8)年 冬号
・前説 The Compliments of the Winter Issue―出発点にもどって
  Get back to the starting point
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その7Left-handed tools & goods―世界初の左手用カメラ
  〈京セラSAMURAI Z2-L〉
・左利きの本だなぁ その4 雑誌/カタログ編―『モノ・マガジン』
  1991年4月2日号 No.188 ワールド・フォトプレス発行―
  特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  怒りをことばに―「このはさみは欠陥です!」
・左利きの本だなぁ その5 雑誌/コラム編―『モノ・マガジン』
  1994年11月2日号 モノ・インタレスティング「左利き生活向上委員会」
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats

LL8 1996(平成8)年 春号
・前説 The Compliments of the Spring Issue―
  見果てぬ夢を追い求めて “To dream the impossible dream,….
   This is my quest.”
・利き手差別をなくせ! Down with handism!
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その8 Left-handed tools & goods―てのひら≪掌中≫電卓/
  左利き用 ZELCO DOUBLE PLUS calculator No.10731
・左利きの本だなぁ その6 お楽しみ編―梅田香子『勝利投手』
  河出文庫/河出書房新社―≪日米プロ野球女性サウスポー対決その一≫
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―
  右側の席から/左側の席から/左利き用品メーカーより

LL91996(平成8)年 夏号
・前説 The Compliments of the Summer Issue―
  工作から始めよう、豊かな体験! ≪ありがとう、手≫
夏休み<アイデア>紙工作特集―
その①ゴム動力紙パック外輪船/その②風力帆掛け段ボール・カー
・左利きの生活 To Live In The Right-Handed World―
  あなたの刃はどっち向き? 左利き用ハサミ紹介
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その9 Left-handed tools & goods―サウスポー・カッターナイフ/
  田島製作所 LC504
・左利きの本だなぁ その7 お楽しみ編―ロスワイラー
  『赤毛のサウスポー』集英社文庫/集英社―
  ≪日米プロ野球女性サウスポー対決その二≫
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―左利き用品メーカーより

LL10 1996(平成8)年 秋号
・前説 The Compliments of the Fall Issue―
  特集“左利きを科学する”① 
特集“左利きを科学する”①―あなたの<左利き度>をしらべてみよう
・左利きの本だなぁ その8 お勉強編―前原勝也
 『右利き・左利きの科学 利き手・利き足・利き目・利き耳…』
  講談社ブルーバックス
・左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
  その10 いつもポケットにウェンガー―WENGERスイス・アーミー・
  ナイフ/レフトハンダー・シリーズ
・右側の席から/左側の席から (読者のお便りコーナー)
  Letters from the right/left side seats―
  左利き用品メーカーより/右側の席から
・左利きについて知るための本

LL11 1997(平成9)年 夏号終刊号

 

 ●LL1 1994(平成6)年 夏号

I’m a lefty. /Me, too. /We are lefties.
I’m a righty. /But we are human being.
Lefties and righties are friends.

前説―To Live In The Right-Handed World
 左利きで生きていく、といっても最近ではあまり問題にならないようだ
 ――右利きの人のあいだでは。
 少なくとも昔のようにはうるさく言われなくなった。
 以前は、右利きの大人たちがいろいろな事を言ったものだ。
 ――いや、左利きは頭がおかしいのだとか、
 左手に箸を持つのは行儀が悪いとか、
 字は右手で書くようにできているものだとか、言いたい放題。
 もちろん今でもそういうことを言う人がいないわけではないが、
 めっきりと少なくなったようだ。喜ばしいことである。
 とはいえ、つまらぬことを言う人が減ったというだけでは
 世の中が良くなったとはいえない。
 「右利きの人達」が単に干渉しなくなったというだけでいけない。
 彼らが積極的に「この世のなかには左利きの人もいる」ということを
 認め、「右利きの人達」だけでなく、「左利きの人」にとっても
 住みよい社会にしなければ。
 「右利き社会」を是正しなければ、と真剣に考え始めない限り、
 「左利きの人」にとってより良き社会にはならないのだ!
 一人の人間として「左利きで生きていく」ことが
 精神的にも肉体的にも
 苦痛とならない社会を作っていかなければならないのだ。
 「右利きの人達」とともに。
 『Lefties’ Life』即ち、この新聞が対象とする読者の中心は、
 実は人口のおよそ10%を占めるといわれる「左利きの人」ではなく、
 残る90%の「右利きの人達」なのです。
 まず「左利き」とは何か、「左利き」として生きてゆくとは
 どういうことか、ということから始めて、
 「右利き社会」で「左利き」として生きてゆく場合
 どのような問題があるのかを知ってもらい、
 「左利きの人」にとって不利な「右利き社会」を是正し、
 誰もが生活しやすい社会をつくる、のがねらいです。

左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その1
Left-handed tools & goods
 一枚の紙を用意してください。
 定規を使って、適当なところに線を引いてみましょう。
 ところで、今あなたの手にある筆記具は何ですか。
 鉛筆ですか、ボールペンですか?
 まあどちらでもいいのですが、それはどちらのメーカーでしょうか。
 そこになんて書いてありますか?
 右手に持っている方はすぐに読み取れるでしょう。
 では、それを左手に持ち替えてみてください。
 今読んだ文字が逆立ちしていませんか?
 そうなんです。私たち左手に筆記具を持つものは皆、
 こういう文字を目にしているのです。
 実用には問題はないのですが、
 しょっちゅうこういうものを目にしていてはいい気持ちはしません、
 よね。
 さあさあ、線を引きましょう。定規を置いて左から右へ――
 紙の端から仮に五センチメートルにしましょうか。
 あなたの定規に㌢cmの目盛りがあれば簡単ですね。
 でも、左手に鉛筆を持って線を引こうとすると、
 右から左へ引くことになります。目盛りは? 一二の三…、と。
 十五引く十は五と。ウーン――ちょっと抵抗があるなあ。
 さて、線も引いたし、切りましょう。
 ハサミを持って、刃に線をあてがって、と。
 おっと、何度もすいません。
 そのハサミを左手に持ってみてください。
 そして同じように線に刃をあてがってみると…。
 ねえ? 線が見えないのです。
 何とかしようとすると、手をからだの反対側に持っていくか、
 ハサミを傾けるかしなければなりません。アーしんど! 
 そこで、私たち左利きの人は左利き用のものを用意します。
 筆記具、定規、ハサミ、というように。
 でも、どこで手に入れればいいのでしょうか?
 あなたは知っていますか?

私のお気に入り左利き用品 ベストテン
 My favorite left-handed items: BEST 10
Count dawn start!
10 “HAZEL”ビジネス・フォルダー
 メモ・パッドが左側についたA4サイズのフォルダー
9 “OSMIROID”マスター・カリグラフィー・セット
 欧文ペン習字用ペン先セット
8 鉛筆削り(ドイツ製)手持ち式 反時計回りで削る
7 “ALLEX”家庭用・事務用ハサミ 165mm 一般用ハサミ
6 “ZELCO”ダブル・プラス・カリキュレーター
 右掌にすっぽり収まる左手入力電卓
5 15cm定規 30cm定規(イギリス製)
 目盛りが右から左についている定規
4 田島サウスポー・カッター・ナイフ
 握りも刃も左手用 オートロック式 左用替刃別売り
3 “RAYMAY”こどもはさみ 先が丸く安全
 135mm 国産品ではもっとも安価
2 スイス・アーミー・ナイフ
 “WENGER” キャンパー・レフト(スイス製)
 すべて左手用のポケット・ナイフ
1 京セラ “SAMURAI Z2-L” 世界初左手用カメラ
 オートフォーカス 3倍ズーム

 

 ●LL2―1994(平成6)年 秋号

前説―To Live In The Right-Handed World
 秋も深まり、落ち葉の季節。
 掃いても掃いても舞い落ちてくる落ち葉たち…。
 というわけで今回は、『ちりとり』のお話から―― 
 わが家には『変わったちりとり』があるのです。
 どこが変わっているかというと、左利きの私から見ると、
 これは完璧に『右利き用ちりとり』なのです。
 「エエーッ、ちりとりにも右用とか左用とかあるの!?」
 「おまんねんやわぁ。」
 ほうきでお掃除するときの事を考えてみましょう。
 人はだれも無意識のうちに利き手にほうき、
 逆の手にちりとりを持つようです。
 大部分の人達は右利きなので、
 右手にほうき左手にちりとりとなるわけです。
 普通のちりとりは、
 特別に利き手を意識した作りにはなっていないものです
 (単純に左右対称形になっている)が、
 わが家のこの『ちりとり』は、
 左手に持ちやすいように把手の部分が左側に付いており、
 全体の形は包丁のぶっといの、といったところ。
 右利きの人にとってはごく普通に使える代物でしょう。
 しかし「喉から手が出るほど欲しい」という品物ではないはず。
 「多少は便利かなぁ」という程度ではないでしょうか。
 ところが、左利きの私にとっては非常に使いづらいものなのです。
 なぜなら右手でゴミを受けようとすると把手が向こうになり、
 手を伸ばして逆手に持たないと使えないのです。
 「なんでこんなモン作んねん!」と不思議でしかたがないのです。
 この『ちりとり』のように
 「ほんのちょっと便利かな」といった程度の利便性の為に、
 本来阻害されるはずのない人々が
 そういう悲惨な体験を余儀なくされる結果を招くということは、
 理不尽としか言えないのではないでしょうか。
 プンプン!(と怒っている)
 みんなで使うような道具は、左右共用できる製品を作ってほしい。
 単純に左右対称形にさえしておけば、
 それだけで左右共用できる品物が、
 この世の中にはたくさんあると思いませんか?
 にもかかわらず、わが家のちりとりのような
 デザインになっているものが多く見られるのです。
 ウーン、残念!
 結局、右利き社会なのです。
 積極的に左利きを差別、あるいは疎外しようという意志はなくとも、
 社会の底流に「右利きがアタリマエー」の考えが
 浸透しているのでしょう。
 Lefties’ life is tough. 「左利きはつらいよ!」

左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その2
Left-handed tools & goods
 前回は、一枚の紙に定規で線を引き、ハサミで切ることに
 チャレンジしました。
 予想どおり、ハサミが一番の問題だ、というのが大方の意見でした。
 左利きの人が右用のハサミを使う場合の問題点は、
 正確には切れない(「勘で切るんや!」)、
 大きなハサミで厚紙などを切るときに、
 握りの部分が指に食い込んで痛い、の二つ。
 しかし、左利き用のハサミなんて見たこともない、という人が大半。
 これは本当に残念なことです。
 実は日本にも左利き用のハサミを作っているメーカーは
 何社もあるのです。ところが、一般には知られていない。
 近所の小売店、スーパーにも売っていない。
 これはいったいどこに問題があるのでしょうか? 
 宣伝しないメーカーが悪いのか、置かない店が悪いのか、
 「こういう品物がほしい」と要求しない消費者が悪いのか。
 それぞれが少しずつ悪い、というのが本当のところかもしれません。

我がLefties Club『左組』では、次の商品をお勧めしています。
1 子供用―RAYMAY藤井/こどもはさみ左手用 KHH350 ¥350
 近鉄・西武百貨店など ◎指の細い人なら大人でも充分使える
2 一般用―ALLEX林刃物/アレックス事務用はさみ(中)左手用
 S-165(L) ¥1200 DIYの店
 (ホームセンター・コーナン、東急ハンズ、西武ロフトなど)
3 厚紙用―PLUSプラス/ステンレスはさみ左手用
 布地・厚紙用 No.210L ¥2800
 近鉄百貨店、東急ハンズ、西武ロフトなど
 
 さあ、すぐ買いに行きましょう!
 とにかく、左利きの人も右利きの人も、それぞれ使ってみてください。
 そして、右(左)利きの人が今までどんなふうに使っていたか、
 実感してみてください。
 長年右用しか使ってこなかった左利きの人は、
 最初はとまどうかもしれませんが、
 そのうち良さがわかってくると思います。
 「なんや、右利きのやつらはこんなに楽してたんか!」
 と思われるかも…。
 逆に、右利きの人は「左利きの者は、
 ようこんなん使う(ツコォ)てたなあ」とあきれるかも…。

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [28]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(1)全号目次/LL1・LL2」と題して、今回も全紹介です。

本文中にも書いていますように、1月下旬からパソコンの状態が今ひとつで、昔のデータを調べたり、ネットで調べたりがむずかしくなっています。
一時回復したかと思ったのですが、またときどきサボタージュを起こすようで、この文も書くのは二度目です(なぜか保存されず消えていました)。

というわけで今回は、「LL」の再録です。

調べれば以前にも書いているかも知れません。
今は、メルマガのバックナンバーがネット上にはありませんので、個人的に保存されているもので確認するしか方法はありません。
たぶん初出かなあ、と思います。

 ・・・

「左鍵ハモ計画」の方も、上のような状況で今は動きなしです。
そのうちなんとかしたいものです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.03.15

私の読書論182-渡瀬謙『一生使える「雑談」の技術』から-楽しい読書362号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書 (まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2024(令和6)年3月15日号(No.362)
「私の読書論182-渡瀬謙のビジネス書の新刊
『一生使える「雑談」の技術』から」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2024(令和6)年3月15日号(No.362)
「私の読書論182-渡瀬謙のビジネス書の新刊
『一生使える「雑談」の技術』から」
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 いつも新刊が出ると本を贈っていただいている、
 友人で左利き仲間の渡瀬謙さんの新刊を取り上げます。

 彼の著作を取り上げるのは、昨年の6月と8月の二度ありました。

 「営業のノウハウを処世術として人生に活かす」という趣向でした。

 今回は「雑談術」を扱ったもので、
 必ずしも「営業のための」、というものではありません。

 近所付き合いでも職場での付き合いでも、またお友達付き合いでも、
 その他色々な場面で応用できるかなあ、ということでご紹介します。

 

・2023(令和5)年6月15日号(No.344)
「私の読書論171-渡瀬謙のビジネス書の新刊
『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』から」
・『レフティやすおのお茶でっせ』2023.6.15
私の読書論171-渡瀬謙『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』
から-楽しい読書344号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-929a0f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/59ae185f3daf8eebaec62cad6639e4f4

*渡瀬謙『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』
日本実業出版社 2023/5/26
(Amazonで見る)

 

2023(令和5)年8月15日号(No.348)
「私の読書論173-友人・渡瀬謙の新刊・
 静かな人のための『静かな営業』を読んでみた」
2023.8.15
私の読書論173-友人の新刊・静かな人のための『静かな営業』を
読んでみた-楽しい読書348号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/08/post-a3c1f9.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/18d2f67eff14d96378e59e618cd888a3

*渡瀬謙『静かな営業 「穏やかな人」「控えめな人」こそ選ばれる
 30の戦略』PHP研究所 2023/7/20
(Amazonで見る)

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◆ 平常心――「常にまわりが見える」観察の力で… ◆

  ~ 営業のノウハウを処世術として人生に活かす(3) ~

 渡瀬謙『一生使える「雑談」の技術』(大和出版)から

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 ●『一生使える「雑談」の技術』全体の概要

『どんな場面でも会話が途切れない 一生使える「雑談」の技術』
渡瀬謙/著 大和出版/2024/2/16
(Amazonで見る)

240315zatudan-no-gijutu

 

目次

 序章 発想さえ変えれば、誰もが“雑談上手”になれる!
 第1章 これだけは押さえておきたい! 雑談の基本&大原則
 第2章 最初が肝心! 話のきっかけづくりと話題の見つけ方
 第3章 ストレスがかからない! 不自然にならない雑談の進め方
 第4章 会話がどんどん弾む! 話の上手な広げ方・掘り下げ方
 第5章 もう、あわてない! 話につまったときの切り抜け方
 第6章 こんなとき、どうする? [シーン別]困った状況での雑談術 
 終章 雑談の技術をマスターできれば、人生が大きく変わる!

 

(出版社の紹介文)
--
ムリに話さなくてもOK!
生来の口下手人間が試行錯誤の末につかんだ
「話のきっかけづくりと見つけ方」「話の広げ方と掘り下げ方」
「困った状況の切り抜け方」etc.を事例とともに初公開。
「雑談が苦手な人」ほど効果がある決定版!
--
カギは「相手ファーストの雑談」にある!
 ◎雑談には5つの目的と効果がある
 ◎「相手ファーストの雑談」の構造は、じつにシンプル
 ◎話題に迷ったときの「新鮮なネタ」の選び方
 ◎オンラインでの雑談にはコツがある
 ◎相手がもち出した話題はこうフォローしよう
 ◎雑談で話が広がらない人の3つの特徴
 ◎自然と距離が縮まる「教えてもらう雑談」
 ◎雑談での沈黙には、この3つで対応しよう 他、全49項
--

 

 ●著者・渡瀬謙さんからの言葉

次に、渡瀬謙さんのメールにあった文章を紹介しましょう。

--
この本の特徴は、読んだ翌日からすぐに使える即効性にあります。

・雑談が苦手な人でも翌日からすぐに使える!
・練習不要!難しいセリフを憶える必要がない!
・相手からの信頼度がグンと上がる!
・人付き合いが一気にラクになる!

そもそも雑談力がゼロだった私がこの方法を実践したとたん、
「雑談が得意」と言えるようになりました。
いまでは、雑談を教える講師もやっています。

もちろん、売れない営業にもおススメです。
--

 

 ●雑談の秘訣は「相手ファースト」

 序章 発想さえ変えれば、誰もが“雑談上手”になれる!
 第1章 これだけは押さえておきたい! 雑談の基本&大原則

ここまでで、「雑談」とは何か、何のために行う行為か、
という大前提について語り、どのような「雑談」が正解かを説きます。

くわしい内容については本書をご覧いただくとして、
正解は「相手ファーストの雑談」。

それは、
 《がんばって自分がしゃべるのではなく、
  いかに相手に気持ちよくしゃべってもらうかに集中する――。》p.56
というもの。

第2章以降が、「相手ファーストの雑談」の具体的な方法の解説です。

第2章以降第6章までの35項目で、それぞれ、
雑談のきっかけや話題作りから、その後の雑談のすすめ方、
話題の広げ方、つまったときの切り抜け方、
困った状況でのシーン別対処法などの具体的な説明が続きます。

ここでも詳しい内容は本書をお読みいただくとして、
その中からいくつか気になった項目を見ておきましょう。

 

 ●「天気」の話題はなぜNGなの?

「第2章 01 雑談で「天気」の話をするのはNG」とあります。

私は雑談の第一歩は「天気」の話題だろうと考えています。

雑談の話題としては、
(1)誰もが知っていること・感じていること・興味があること
(2)相手がよく知っていること・感じていること・興味があること
(3)話者本人がよく知っていること・感じていること・興味があること
(4)本人と相手だけが知っていること・感じていること・興味があること
といったことでしょう。

「天気」の話題は最もポピュラーなもので、
いつでもどこでも可能なもので、一番手っ取り早いものです。
これを利用しない方法はありません。

これは、軽い立ち話で終わる日常的な挨拶の次の雑談の話題として、
最適かつ有効な話題です。

ところが、この本書に於いては、
必ずしもそういう「軽い雑談」について論じているわけではないので、
ここでは「NG」だというわけでしょう。

「天気」の話題が有効なのは「異常気象」の時だ(p.72)というのです。
そういうときこそ、誰もが話したくなるものですからね。

 

 ●「平常心」が良いパフォーマンスを生む

次に大いに気になった項目は、同じ第2章の
「09 まわりを観察するために必要なのは“平常心”」です。

渡瀬流の雑談のポイントは、この「平常心」をいかに保つか、です。

雑談のきっかけとなる話題を見つける上で大切なことで、
それは、広い視野でまわりを見られるかどうか、
そうして、いかに相手にふさわしい内容の話題を見つけられるかどうか、
という面で。
さらに、実際に雑談に入ってからのパフォーマンスにおいても重要です。
雑談が緊張したものでは、何のための雑談か分からず、
そのあとに続く本題の商談への逆効果となり、本末転倒です。

 《「自分が平常心でいられるときに、
  最も高いパフォーマンスを発揮できる」》p.98

からです。

昔読んだ松井秀喜さんの本
(『不動心』新潮新書 2007/2/16)
(Amazonで見る)

の中で、「平常心」について書いておられたと記憶しています。

メジャリーガーとしてワールド・シリーズでMVPとなった、
あの松井秀喜さんの言葉です。

自分がチャンスに強いのではなく、相手の方が負けているだけ。
相手がピンチだと思って、勝手に追い込まれていて、
平常心を保てずにふだんの実力を発揮できないでいる。
一方、自分は平常心で、普段通りの実力を発揮できている、
その差が出るのだろう、と言った内容の言葉でした。

どんなときも動じない、平常心でいられる『不動心』が大事なのだ、
といったお話でした。

 

このお話を渡瀬さんにしますと、
イチローさんも同じような話をしているとのこと。

名選手、天才、偉大な才人等々と呼ばれる人たちはみな、
チャンスに実力を発揮できるように、
どんなときも平常心を心掛けて実践している、ということなのでしょう。

 

 ●「営業に雑談は不要」と考える人もいる

実は、私は「営業に雑談は不要」と考える人間です。
よく「会話が途切れない雑談のコツ」等の文字が並ぶ
『雑談術』の本があります。

あれっ、この本の副題? にも
「どんな場面でも会話が途切れない」とありましたね。

私は「会話が途切れて何が悪い」とも考えています。

が、それはさておき、まずは「雑談不要論」について――。

私は昔、下請けの町工場で「工場長兼雑用係」のような立場でした。
仕事の最中に飛び込みで営業に来る人がいますと、
甚だうっとしいものでした。
こちらは一個組み立てて工賃がいくらといった仕事をしています。
時間=工賃、すなわち「時は金なり」の仕事です。

時間泥棒はお金泥棒です。
営業なら、雑談する閑があるのならさっさと商談を始めなさい、
というわけです。

もちろん、すべての雑談を排除する気はありません。

ルートセールスのような、すでに取引関係がある場合なら、
新商品の紹介とか、偶然近くに来たので挨拶に、とか、
関係を維持するための潤滑剤としての訪問ならば、
相手のようすを伺ったうえで、余裕がありそうなら、
ちょっとした雑談をはさむというのは、有効です。

あくまでも人間関係の潤滑剤が雑談です。

で、大いに感心したのが、
「第3章 06 こんな人には雑談は禁物」p.118 という項目です。

雑談をしていけない場面を説明しています。
忙しい人には雑談をしない、というわけです。

ほかの著者が書いた雑談術の本を読んだことはないのですが、
当たり前と言えば当たり前のことですが、
こういう雑談は禁物発言は、意外と書かれていないような気がします。

 

 ●しゃべりが止まらない人

次にその逆? で、
しゃべりすぎる人を相手にしたときの対処法が次の項目です。

「第3章 07 しゃべりが止まらない人への対処法」p.120
詳しくは本書をご覧ください。

一言言えば、私はこんな言葉を知っています。

 《誰かと会話をはじめる時は、
  まずその相手がこっちの話を聞く性質の人か、
  それともこっちがそのお喋りを聞くほかない人か、
  見きわめることが大切だ。 ――リチャード・スチール――》
    加島祥造『会話を楽しむ』岩波新書 2004/10/20
(Amazonで見る)

(加島さんは、英米文学者で、
 晩年は信州に住み「伊那の老子」と呼ばれた詩人でした。
 現代語の自由詩訳の『老子』で有名です。)

この『会話を楽しむ』では、
会話というものは、二つの基本認識が必要だ、と言います。
対等観と心を開くこと。

この対等観とは、福沢諭吉の有名な『学問のすすめ』の冒頭の、
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」という時の
「人間としての平等」としての対等な関係という意味です。

目上とか年上とか上役であるとかの形式とは別の意味でのこと。

たかが雑談といえども、本格的な会話と同じことだと思っています。
一人の人間として対応して相手の考えをつかみ、自分の考えを伝える。
それが大事だといいます。

雑談でも、技術的な雑談ではなく、
心のこもった雑談であって欲しいなあ、と私は思いますね。

 

 ●沈黙を恐れるな

次に沈黙について。

「第5章 01 雑談での沈黙には、この3つで対応しよう」

沈黙には、「いい沈黙」と「悪い沈黙」と、
さらには「必要な沈黙」がある、といいます。

私も、沈黙を恐れるな、と言いたいですね。
特に「考えている間」というものは絶対必要です。
お互いに考えなしにダラダラ話し合っても意味はありません。

さきほども言いましたように、会話とは互いの考えを披露し合うもので、
理解し合う手段です。

当然、相手の言葉に対しても、考える時間も必要になります。
考えている間の沈黙は、必要な沈黙となります。

 

 ●自分で動く

「第6章 05 大勢の飲み会で孤立しそうなとき」の中にあった言葉が、
ガーンときています。

それは、
 《孤立するのがイヤだったら、自分で動くこと。》p.191

ここでは、パーティーなどでの対応を述べています。
しかし、人生に置き換えてもいいかもしれません。

私は<左利きライフ研究家>を自称しています。
もう34年ほどになります。
その間、はじめの頃も今も、ほぼ一人で動いてきました。

残念ながら、思うほどには同志は得られませんでしたが、
それは動き方が足りなかったからか、と思われます。

動いた分だけ、何かを得たことは事実です。
もう一度、動いてみたほうがいいのかなあ、という反省はあります。

 

 ●「自信」があれば何でもできる

最後に、「おわりに」にあった言葉「自信」について。

まあ、何事もそうなのですが、人間にとって一番大事なのはこの「自信」。

どんなときも「平常心」でいられるというのも同じで、
これも「自信」にもつながることです。

自分は今までこれだけのことをしてきたのだから――といった意識が、
そのまま自信につながっていて、それがそのまま自分の力になっている。

自信があるので、常に平常心でいられ、何事にも積極的に挑んでいける。

 

雑談に於いても、
本人の精神状態というものが如実に現れてしまうものなのですね。

「平常心」とか「自信」とかは、いきなり身につくものではありません。
色々と経験を積むことで、自然と生まれてくるものなのでしょうけれど、
意識的に極めることはできると思います。

渡瀬さんは、雑談によって人生にこんな変化が生まれた、
といくつかの嬉しい成果を上げています。

しかし、これを見て打算的に雑談の腕を上げようとするのではなく、
人間としてのグレードを一段階上げるのだという、
真摯な気持ちで取り組んでほしいと思います。

この本を読んで各項目の内、一つでも納得のいくことがあれば、
それを実践してゆく。

その結果、何かしら一つでも身につける事ができれば、
それでいいのではないでしょうか。

雑談に関して、その方法論を書いた本でした。

 ・・・

えっと、私から最後に一言――

私は、日々きちんと状況に応じた「挨拶」ができるならば、
その延長として、「雑談」もクリアできるように思いますけれど、ね。

「挨拶から始めよう!」って。

*参照:「コラム4 “あいさつ言葉”はありがたい」p.124

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本誌では、「私の読書論182-渡瀬謙のビジネス書の新刊『一生使える「雑談」の技術』から 」と題して、今回も全文転載紹介です。

本文でも書いていますが、私は基本的に「雑談」というのが嫌いです。
なんとなく「雑な談話」みたいで。

本当の意味は、雑誌の「雑」で、いろんなジャンルのものといった意味なのでしょう。
でもね。

できるなら、意味のある「会話」、もしくは「対話」にしたいものです。

とはいえ、雑談は「挨拶」同様、「人間関係の潤滑剤」なのでしょう。

有効な雑談術を身につけましょう。
おしまい。

 ・・・

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2024.03.02

楽器における左利きの世界(18)マクマナス著『非対称の起源』から-週刊ヒッキイ第659号

(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

第659号(Vol.20 No.4) 2024/3/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(18)
 マクマナス著『非対称の起源』から<音楽家と利き手>について」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第659号(Vol.20 No.4) 2024/3/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(18)
 マクマナス著『非対称の起源』から<音楽家と利き手>について」
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 前号では、<左利き用楽器>製作プロジェクトを紹介しました。
 こちらについては、また後ほどふれるとして、
 今回は、昨年12月以来の、<楽器における左利きの世界>です。

 イギリスの利き手・左利き研究の権威、マクマナスさんの著書の邦訳
 クリス・マクマナス『非対称の起源』 (講談社ブルーバックス)
 から、左利きと音楽家についての文章を紹介しましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆
 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

  マクマナス著『非対称の起源』から<音楽家と利き手>について
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*参照:
クリス・マクマナス『非対称の起源―偶然か、必然か』大貫 昌子/訳
講談社ブルーバックス 2006/10/21
(Amazonで見る) ――左利き研究20年のイギリス人科学者による、左利き・利き手の研究を
中心に、左右に関する話題を含めた科学研究書の訳書。「利き手と社会」
「左利きの苦悩」といった章を含み、左利きには興味深い本。イギリス・
スコットランドの「左利き」についての方言集など一部省略されている。
原著:RIGHTHAND LEFTHAND (c)2002
200215kagamino-2

 

 ●「第4章 利き手と社会」

本書『非対称の起源―偶然か、必然か』の第4章「利きと社会」には、
《相互作用の世界のなかの側方性》について書かれています。

これは、例えばみなが一列になって鎌を手に草刈りをするようすを
一例としてあげています。
全員が右利きで右手に鎌(西洋の草刈り鎌は大きくて1メートルぐらい
ある)を構えて一斉に草を刈るとき、
そのなかに一人でも左利きの人がいて逆方向に鎌を振るようでは、
横にいる人がケガをする可能性がある、というのです。

全員が同じ動作で同じ方向に振れば問題は起きにくい、と。
これが「側方化した作業」ということばの意味です。

 《二人の人が側方化した作業をいっしょにしようとするとき、
  一人がすることは必然的に他方の作業に影響する。
  したがって社会はそのような場合のため、法律であれ、
  規約あるいはエチケットであれ、
  とにかく何らかのルールを作る必要がある。》p.362

そのようなルールやエチケットの例として、握手や
テーブル上でのナイフとフォークの位置を上げています。

これらは
 《左利きにとっては多少不自由かもしれないが、
  その不便さは些細なものだから文句を言う人はいない。》p.362
という。

ここはちょっと同意しかねますが、話の展開上、一旦置いておきます。

もっと複雑な相互作用の時にはどうなるであろうか、
この章で考えてみよう、というわけです。

 

 ●競争ではなく、協力が必要なケースでは?

競争の場合、左利きは時に有利になることがある、といいます。
それに対して、競争ではなく互いの協力が必要な状況では、
左利きにとってはどうだろうか?

最初の例は、何人かが一つのチームとなって行う外科手術の場合、
指示することなく
他の外科医の動きを見てサポートする態勢が整っている必要がある。
そこで、右利きと左利きが混じっていると問題だろう、といいます。

実際に調査した例は一つしかないが、
その聖マリア病院付属医学校の学生の調査では、
医師67人中左利きは12%であるが、
外科医36人中左利きは一人もいなかった。
統計的にはあり得ない結果だが、
外科医に左利きが少ない可能性は考えられる、とあります。

次にあげられている例が今回紹介しようという、オーケストラの場合。

 

 ●「右利き」での演奏

<オーケストラも右利きが多い>という段落を紹介しましょう。

オーケストラのヴァイオリン、チェロなどの弦楽器の弓は
1メートルぐらいあり、これらがぶつかり合うことを考えると、

 《オーケストラの弦楽器が必ずと言っていいぐらい、
  「右利き」で演奏されるのも当然のことだ。》p.391

といい、さらに

 《楽器の中には必ず「右利き」で演奏しなければならないものもある。》

と。

 《ピアノは良い例で、高音のキーは右側の端、
  低音は左側の端と決まっている。》p.391

これは、このシリーズで私がいつも言ってきたことでもあります。

 

 ●「両手利き」の楽器や逆弾きの奏者

次に「両手利き」の楽器も少なくないと、ギターの例をあげています。

 《ギターの弦の順序を逆に張りかえれば、
  左利きの奏者も弾くことができるのは、ポール・マッカートニーや
  ジミー・ヘンドリックスなどのミュージシャンを見れば明らかだ。
  ヴァイオリンやチェロ、コントラバスも、映画『ライムライト』の
  チャップリンが弾いたヴァイオリンのように、
  左利き用に弦を張り替えることはできる。》p.391

これはちょっと違う点もなきにしもあらずですが、
やってやれないことはない、という次元ですね。

さらに、時には左利きの奏者が、右利き用に張った弦を
そのまま「逆に」(左利きで)演奏する例があるといいます。

 《独学でニューオーリンズのジャズベース奏者になった
  シャーウッド・マンジャパーネは、
  ジャズ史研究家ディック・アレンによると、
  「ただ耳で聞いたままを、自己流に弾いている」のだ。
  「何しろ左手だから、まるであべこべに弾いているみたいに見える。
  彼は弦を張り替えずに、そのまま弾くことを覚えただけのことだ」。》
p.391

右利き用が一般化、あるいは標準化して普及している場合、
左利きの人がこういう弾き方をすることは当然起こりうること、
と考えられます。

そうするしか思いつかないのですから。

私のような左利きの年配者たちが右手用のハサミを、
それが右手用(右利き用)と知らないまま、
左手で使っていたのと同じことでしょう。

 

 ●オーケストラ奏者の13%が左利き

著者は、ヴァイオリン独奏者で左利きの弾き方をする人がいるとしても、
現代のオーケストラで左利きの演奏者は見たことがない、といいます。

 《してみると、彼らの大多数、あるいはひょっとすると全部が
  右利きなのだろうか? ほかにも右手と左手とが異なったことを
  するようデザインされているオーケストラ用楽器は数多いが、
  その奏者たちも右利きなのだろうか?》

実はそうではない、といいます。

英国の17のプロのオーケストラを調べた結果は、
《自分の選んだ楽器の種類に関係なく》13パーセント近くが左利きで、
《これは一般の人口よりやや多め》だといいます。

右利き用の楽器しかないので、
左利きの人でも、しょうことなしにそれに慣れた人が生き残ったのか。

右利き用の楽器といえども、左手も何らかの形で使う必要があるので、
両手がある程度使える人が生き残ったのか。

 《左利きだからと言って、必ずしもプロレベルのオーケストラで、
  右利き用の楽器を奏でる妨げになるとは限らないようだ。》p.392

とも書いています。
しかし、妨げにはならないかもしれませんが、
それで左利きの奏者自身に不満がない、とはいえないでしょう。

 

 《社会の中で他人と協力していく必要上、
  左利きのヴァイオリン奏者は「右利き」の弾き方をし、
  食事のときには右利きの人と同じように、
  フォークとナイフを使っているのにちがいない。》p.392

という結論でこの段落の文章を締めています。

 

 ●「右へ倣(なら)え」するということ

他人と協力してゆく上で、少数派が多数派に合わせるということが
必要なケースはあると思います。

交通ルールとしての「車は左側通行」というように。

しかし、これも日本やイギリスのような一部の島国ぐらいの決まりで、
欧米の大陸では逆の「右側通行」になっています。

本書の本章でもそれを取り上げていますが、
これは「偶発性」のものだと結論しています。

何かしら根拠があってというのではなく、偶然の結果としてそうなった、
というもののようです。

 

「右へ倣え」ということの是非というものも考えてみるべきではないか、
と思います。

何事も多数派に合わせなければならない、というものではないはずです。

左利きの人は多く、自分の利き手である「左利き」を
アイデンティティとして感じているものです。

これは右利きの人ではまず見られないことです。

多くの人に聞いたことがあります。
私が聞いたかぎりでは、右利きの人にとって「自分は右利きだ」
という自覚は、ほぼありませんでした。

ところが左利きの人では「自分は左利きだ」という事実が、
自分を表すアイデンティティの一つになっているものです。

そういう意識を持つ人にとって、
何でもかんでも「右へ倣え」というのは、非常に抵抗があります。

例えば、こういう風に考えてみてはどうでしょうか。

オーケストラで、
ヴァイオリン奏者の腕が一斉に右に左に流れるのを見て、
「美しい」と感じる人がいるとしても、
では、その中の一人が逆の動きをしていれば、確かに目立つでしょうし、
なかにはそれを、ひとつの汚点や玉に瑕(きず)のように感じる人も
いるかもしれません。

しかし、左利き奏者と右利き奏者を左右に配置すれば、
鳥が翼を広げるように、左右に大きく展開する場面が生まれ、
視覚的に一つのダイナミズムを生む演奏につながるかもしれません。

ただ単に一列に並んで、一斉に右に左にと動くだけの演奏とは違い、
新たな視覚的表現となる可能性もあるのではないでしょうか。

それによって、今までは右利き動作に馴染めずに
音楽家としての限界を感じていたような左利きの人にも、
新たな職業選択の機会を与えることが可能になると思います。

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(画像:「左利きバイオリン」GCV-800EL 左利き用バイオリン◆ストラディバリ Soil III [GCV-VN-800EL-SOI] ネットより無断借用) 

 ・・・

さて、今回はこの辺で。

 

 ▼「左鍵ハモ計画」

最後に、<左利き用楽器>製作プロジェクトについて――

「左利き用鍵盤ハーモニカ」製作プロジェクト =「左鍵ハモ計画」
についてあちこちメールを出してみようと考えていましたが、
1月下旬からパソコンの調子が今ひとつで、ネットにつながるのに、
時間がかかり、クルクル状態で、思うように、調べることもできません。

保存したファイルも同様で、どうも不調です。

もうしばらく時間がほしいなあ、と思います。

どなたか「我こそは」という人が現れると良いのですけれど……。
(甘い!甘い!)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(18)マクマナス著『非対称の起源』から<音楽家と利き手>について」と題して、今回も全紹介です。

今回は、マクマナス著『非対称の起源』の音楽関係を取り上げたのですが、この本、部分的に納得のいかない部分がよく出て来るのです。
イギリスの利き手研究の権威だそうで、納得できる話は多いのですが、そのなかでもう一つピンとこないところが出て来るのですね。
単に私の勉強不足もあるのでしょう。

反面、左利きというのは、自分のなかで非常に大きな要素なので、私の場合は自分の実感や体感に基づく考えなわけです。
そこにどうも合わない部分が出て来るわけです。

具体的には、追々お話しする機会があるかと思います。
ではまた。

 ・・・

「左鍵ハモ計画」なんですが、これは大切なことなのですが、どうも突っ込んでいけない自分がいます。
体力不足というところでしょうか。

ここ何年か、ほとんど人と関わるようなことをしなくなりました。
どうしても、色々と考え方の違いや何やかやが出てきます。
それが面倒くさい、という感じですね。

元々一人でコツコツやってきた人間で、社交的な人間ではないので人と関わるのが苦手です。

若い人で精力的な人が現れないかなあ、というのが希望的観測なんですけれど……。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.02.10

2月10日<左利きグッズの日>記念2月合併号―<左利き用楽器>製作プロジェクト-週刊ヒッキイ第658号

(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

第658号(Vol.20 No.3) 2024/2/10
「2月10日<左利きグッズの日>記念2月合併号――
<左利き用楽器>製作プロジェクトについて考える」

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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第658号(Vol.20 No.3) 2024/2/10
「2月10日<左利きグッズの日>記念2月合併号――
<左利き用楽器>製作プロジェクトについて考える」
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 本日2月10日は、<左利きグッズの日>です。

 由来について先の<号外>でも書いていますので、
 省略させていただくとして、

 今回は、もう一昨年になりますか、
 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
  楽器における左利きの世界」
 で、左利き用の楽器について考えてきました。

 「左利きの人は、自分の身体に合った左利きの道具を!」
 というのが私の持論であり、「心の必需品」である楽器もまた同じで、
 「左利きの人は左利き用の楽器を演奏すべきだ!」と考えています。

 そこで、<左利き用楽器>製作プロジェクト
 というものを考えて見たいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆ めざせ!実現!!<左利き用楽器>製作プロジェクト ◆

  (1)プロジェクトA<左利き用鍵盤ハーモニカ>
  (2)プロジェクトB<左利き用電子キーボード>
  (3)プロジェクトC<左利き用ピアノ>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●<めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト

なんと言いましても、
左利きの人の生活向上のためにあるのが、この記念日です。

以前書きましたように、
左利きに関する社会のものの見方・考え方が改善されるだけでは、
左利きの人の生活向上にはつながりません。

生活の質を高めるには、左利きの人の身体に合った道具や機械、
システムなどが整わなければ、生活の向上は期待できません。

左利き用品の普及の度合いが、左利きの人の幸福の度合いだといっても
過言ではありません。

生活必需品に関しては、かなり改善されてきました。
しかし、心の必需品ともいうべき、嗜好品に関してはどうでしょうか。
例えば楽器などは、プロの人は別として、
一般に人にとっても「心の必需品」ではないでしょうか。

そこで、この左利き用楽器の問題を取り上げる必要があるのです。

 ・・・

以前、<めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト
という題目を唱えたことがありました。

これは一応、最終目標として掲げたものでした。
あらゆる楽器の中で、
ピアノという楽器が一番の頂点にあるような気がしたからです。

私の子供の頃、学校でも必ず置いてあったのは、ピアノに限らず、
オルガン等の鍵盤楽器でしたから。

 

で、今回話題に取り上げるのは、三つのプロジェクトです。

(1)プロジェクトA<左利き用鍵盤ハーモニカ>
(2)プロジェクトB<左利き用電子キーボード>
(3)プロジェクトC<左利き用ピアノ>

 

実現の難易度でいうのではありませんが、
実現した場合、当面の利用者への利益の還元という観点からいいますと、
この順になりそうな気がするからです。

鍵盤ハーモニカは、
今でも一番子供さんが利用することが多いように思います。
学校で義務的に、一律に演奏する機会があるようです。

そうしますと、これはやはり一番先に取り組まなければならない、
と考えられます。

電子キーボードは、
基本的に配線の問題ではないか(?)という気がするので、
実現の可能性も高いのでは、と思っています。

三つの中で一番難易度が高いと思われるのが、ピアノです。
しかしこれも、左利きピアニストのクリストファー・シード
(Christopher Seed)さんは、左利き用ピアノを作り演奏している、
という実例があります。

Lefthandpiano

(画像:左利きピアニストで、自分で左利き用ピアノを作り演奏しているクリストファー・シード(Christopher Seed)さんの左利き用ピアノ(左の茶色)と通常の右利き用ピアノ(右の黒色))

220401christopher-seed-the-left-handed-p

 

お金があれば、そして作って欲しいという熱意があれば、
実現するものなのだと思います。

 

 ●クラウドファンディング

そこで、この「お金と熱意による夢の実現」にふさわしい手段として、
クラウドファンディングというものがあるようです。

クラウドファンディングについての詳しい話は置いておきますが、
色々な実現例があるようです。

左利き用楽器実現の可能性もあると信じます。

左利きに関しての実例として私が知っているのは、何年か前に
「左ききの道具店」さんが行った「左利き用手帳」の例がありました。

製作に協力してくださるメーカーさんがあってのこと、
だったと記憶しています。

こういう熱意を持つ企画者と協力者がいれば、
クラウドファンディングも成功するのではないか、と思われます。

私はかつては少しは活動家の真似をしていたものですが、
今は100%「うどん屋の釜」=「ゆう(言うと湯をかけた)だけ」
状態です。
どなたか若い方――若くなくてもいいですが、実務のできる方で、
ぜひチャレンジしていただきたいものです。

 

 ●(1)プロジェクトA<左利き用鍵盤ハーモニカ>

まず手始めは、

(1)プロジェクトA<左利き用鍵盤ハーモニカ>
――略称「左鍵ハモ」計画

ですね。

以下のメルマガで、
「左鍵ハモ」についての過去のメルマガ記事を振りかえっています。

 

第652号(No.652) 2023/11/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(16)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界(2)」
2023.11.4
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(16)鍵盤ハーモニカの世界(2)
-週刊ヒッキイ第652号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-4f8030.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/5abfe073615fa9926465d8b75bf9f3e8

 

そのうちから、

第520号(No.520) 2018/6/16「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(23) 楽器編(5)鍵盤ハーモニカ・後編」
学校で出会う楽器―鍵盤ハーモニカ・後編
 ●鍵盤ハーモニカと左利き
--
事業機関「鍵盤ハーモニカ研究所」の運営する
鍵盤ハーモニカ情報サイト
「鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ」の記事
「左利き用の鍵盤ハーモニカについて」
http://www.pianonymous.com/entry/2014/08/19/%E5%B7%A6%E5%88%A9%E3%81%8D%E7%94%A8%E3%81%AE%E9%8D%B5%E7%9B%A4%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
■対策1:ホースを延長して、反対側まで伸ばす。
■対策2:右手を鍛えるための試練とおもって頑張る
■対策3:もういっそのこと私と同じスタイルで弾こうよ!
 《…以上、あまり解決に導けなくて申し訳ない。》
 《※追記 2014/09/04
  左利き用の鍵盤ハーモニカについて
  スズキ楽器製作所へ直接問い合わせを行った。
  結論からいうと、
  現状どのメーカーも製造は一切していないようだ。
  というのも左利き用のパーツを製造するには
  倍以上のコストがかかり、
  作りたくてもどこも作れない状況とのこと。
  うちのサイトにきてくれた左利きの皆様、
  有力な情報が提供できずすみません。》
 ●相談サイトでは……
 ●「ちょっと」だからこそ簡単!?
--
身体に服を合わせるのが、普通の考え方です。
服に身体を合わせるなんて、あり得ない! のでは?
手や腕は、右と左の二つしかありません。
単純に考えれば、
右用があれば、左用があっていいのではないでしょうか。
作っても二つだけです。
利用者全体の総数が違う、というかもしれませんが、
だからといって、多数決で決める必要はありません。
洋服のサイズを多数決で決められても困るでしょう。
...
結局は、心がけの問題ではないでしょうか。

発想の問題。

一人でも多くの人に音楽を楽しんでもらいたい、
と考えるかどうか。

心の優しさ、思いやりの問題とも言えそうです。
--
 ●左右平等の思想で……
--
右利きが多数派だから「右へならえ」せよ、
ではなくて、
左右平等で考えてほしいものです。

人は、みんなやっぱり人なのです。
心もあれば、それぞれに痛みも感じるのです。

「自分だけがしあわせであれば良い」
なんて、誰も思いませんよね。

「みんながしあわせになれる」
そういう社会にかえてゆきましょう

まずは楽器から、始めてみませんか?
--

と私は書いています。

ここで提案されている左利きの場合の演奏法は、
テーブルに置いて、チューブでつないだ吹口を使う方法でした。

これでは「本来あるべき姿の左手による鍵盤操作」の問題を
クリアーできません。

 

で、上のサイトの追記(色文字の部分)を、改めてコピーしておきます。

--
※追記 2014/09/04

左利き用の鍵盤ハーモニカについてスズキ楽器製作所へ
直接問い合わせを行った。
結論からいうと、現状どのメーカーも製造は一切していないようだ。
というのも左利き用のパーツを製造するには倍以上のコストがかかり、
作りたくてもどこも作れない状況とのこと。
うちのサイトにきてくれた左利きの皆様、
有力な情報が提供できずすみません。

ちなみにスズキさんでは、身体にハンディのある子どもたちのために
メロディオンやリコーダーを手作りし、無償で提供する
という取り組みをされているなど、右手にハンディがある人に対しては、
協力的なスタンスである。(※学校や施設が直接申請をするフローで、
一般への特注等は行っていない)

いずれにせよ、手間と時間がかかることなので、
やはり左利きの小学生は私と同じ弾き方をしよう!という結論にいたる。

※さらに追記 2016/6/8

スズキさんで左利き用の製品をみた、という方から情報を得た。
しかし…それはただ単に歌口が逆についているモノだったそうだ。
--

 

改めて読んでみますと、
《スズキさんでは、身体にハンディのある子どもたちのために
 メロディオンやリコーダーを手作りし、無償で提供する
 という取り組みをされている》
といいます。

左利きは、現状では<身体にハンディのある>といっていいのではないか
という気がしますけれど、どうでしょうか。

少なくとも、この時期よりは、左利きに限らず、
マイノリティーへの理解が進んでいる、と考えられます。

今なら熱意を持って協力を依頼すれば、実現の可能性は
少しは上がっているような気がします。

 

 ●「左鍵ハモ」計画への道

問題は、やはり「鍵盤を左右反転させる」という発想を
受け入れてもらえるのかどうか、にかかっているかと思われます。

しかし、このサイトの南川朱生さんには、

2015-03-07
両手弾き用の鍵盤ハーモニカを考案してみた
https://www.pianonymous.com/entry/2015/03/07/%E4%B8%A1%E6%89%8B%E5%BC%BE%E3%81%8D%E7%94%A8%E3%81%AE%E9%8D%B5%E7%9B%A4%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%82%92%E8%80%83%E6%A1%88%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F

20150307

(画像:南川朱生さんの考案する両手弾き鍵盤ハーモニカの画像-無断拝借)

 

という記事もあります。
この両弾き用の左側だけでいいのですから、可能性はあると思われます。

《もし自分が大金持ちになり、各メーカーに依頼して
 特注鍵盤ハーモニカを制作できるのであれば、
 下図のような商品を作りたいと思っている。》

とあります。

続けて《一般的な需要は微塵も感じられないが、》とありますが、
左用ができれば、こちらの可能性も広がるという点では、
協力してもらえるかもしれません。

希望的観測に過ぎませんが。

 

▼「左鍵ハモ」計画への道――

・左利き用品を扱っているお店の人に計画への協力を依頼する

・鍵ハモのプロ、南川朱生さんにお話を聞いてもらう

・現時点で鍵ハモを製作しているメーカーをチェックして、
 製作を打診してみる

この辺からスタートすることになりそうです。

その後の段階としましては、

1.メーカーさんに試作品を作ってもらう――3Dプリンターが登場して
比較的簡単に試作できるようになったといいます。

2.できた試作品を南川さんのようなプロ、一般の左利きの大人、
左利きの子供さん、小学校の音楽科の先生らに試演してもらう。

3.試演の結果が良ければ量産の方法を考える。

この試作の段階でのクラウドファンディングでは、
支援者への見返りは期待できません。

次の量産の段階のクラウドファンディングでやっと見返りとして
製品の購買が可能になる、というところでしょうか。

こういう二段構えのクラウドファンディングが考えられそうです。

 ・・・

「左鍵ハモ」計画に興味を持たれた方で、
クラウドファンディングに挑戦してみてもいいのでは、
とお考えの方は申し出ていただけると幸いです。

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本誌では、「2月10日<左利きグッズの日>記念2月合併号――<左利き用楽器>製作プロジェクトについて考える」と題して、今回も全紹介です。

左利き用品の普及が、「左右平等社会の指標となる」と考えています。
これは、次のような言葉を受けての考えです。

1970年代「左利き友の会」を主宰された
左利き解放運動の活動家でもあった、精神科医の箱崎総一先生の著書
『左利きの秘密』(立風書房マンボウブックス 1979)にある言葉です。

 《左利きに対する偏見と差別が真になくなるのは、
  左利きの人たちがなんら苦痛を強いられることなく
  生活していけるときである。
  それをはかる物指しは、結局、
  左利きのための道具・器具の普及度である、と私は考える。》

さらに続けて、

 《たとえ人々の頭の中から
  左利きに対するあやまった考えがなくなったとしても、
  それだけでは左右同権の社会とはいえないのだ。
  左利きの人たちが
  右利きのための道具や器具に囲まれて暮らしているかぎり、
  真の解放はありえないのだ。/
  こうしたことを考えるとき、わが日本の左利きにとって
  まだけわしい前途が横たわっているといわねばならない。》

左利きの人も、右利きの人と同じように生活できる社会の実現――。

左利きの人の生活向上があってこそ、左利きの人の解放につながるのだ、と。

左利き用品は、近年生活必需品的な道具類に関しましては、かなり普及してきました。
ハサミや包丁のような刃物類、右端からメモリが始まる左利き用の定規など、です。

しかし、嗜好品的な楽器やカメラなどは、まだまだ左利きの人のためのそれらが実現していません。

特に楽器は、心の必需品ともいうべきものだと思うのですが、どうでしょうか。

<左利き用楽器>の普及が、これからの時代に期待されます。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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2024.01.20

『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

(『まぐまぐ!』: https://www.mag2.com/m/0000171874.html)

第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」

 

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  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
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 前回は、生まれて初めての左利き用品である、
 左手用カメラ「京セラSAMURAI Z-2L」を手に入れ、
 左利きは自分の身体に合った左利き用品を使うべきだ、
 と気付くまでの
 「1980-1990―左利き用品に目覚めるまで」をお送りしました。

(第一回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第651号(No.651) 2023/10/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [24]
レフティやすおの左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで」

・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.21
『左組通信』復活計画(24)左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで
-週刊ヒッキイ第651号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-ed7f5f.html

(第二回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第653号(No.653) 2023/11/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [25]
レフティやすおの左利き自分史年表(2)1972-1979―世界が間違っている」

・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.11.18
『左組通信』復活計画(25)左利き自分史年表(2)1972-1979―
世界が間違っている-週刊ヒッキイ第653号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-3f10f1.html

(第三回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第655号(No.655) 2023/12/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [26]
レフティやすおの左利き自分史年表(3)1980-1990―
左利き用品に目覚めるまで」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.12.16
『左組通信』復活計画(26)左利き自分史年表(3)1980-1990―
左利き用品に目覚めるまで-週刊ヒッキイ第655号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-e5fe9f.html

 

 今回は、それ以後、左利き用品に目覚め、
 左利きは左利きの自分の身体に合った道具を使うべきだ、
 という考えをまわりの左利きの人たちに伝えるべく、
 紙による発信を始めた、紙の活動の時代を!

 

 <左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。

*(参照)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第595号(No.595) 2021/5/15
「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.5.15
私の読書論144-<左利きミステリ>その後
-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/05/post-e0ec7a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/400a7921be1d016f8bfbff350762971a

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」1900年代
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-d5c13e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/131b4f7933014dcedf057c75702ff28e

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(4)
 
  1991(平成3)-1994(平成6)春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

 ●「1991(平成3)-1994(平成6)春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』
  【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-4」

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03
(2)第二期・紙の時代から―その1―
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!
 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
 ●左利き関連本あれこれ
 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
 ●左利き活動の「初心」は?
 ●「来た、見た、買(こ)うた」
 ●左利き活動の始まりは、1990年末「世界初左手用カメラ」購入
 ●右手用のハンディカムの違和感
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号との出会い
 ●存在を知らなければ、「存在しない」のと同じ
 ●最初はハガキサイズの「左組通信」という紙媒体
 ●左利き活動の「初心」について――もう一度
 ●始まりは左利きの人の覚醒にある

------------------------------------------------------------------

「1991(平成3)-1994(平成6)春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』
【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-4」

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

====================================================================
(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
====================================================================

1991(平成3)37歳

3/(雑誌・左利き特集号)『モノ・マガジン』1991年4月2日号
No.188「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」ワールド・フォトプレス
――本誌『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』やブログ等で、
再三ふれている、私が左利きに目覚めるきっかけとなった左手用カメラ
「京セラSAMURAI Z2-L」始め、写真入りで多くの左利き用品の紹介や、
海外の左利き事情、左利きの人へのインタヴューなどの大特集企画。

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Mono-magazine199142-cot_20200715230801

6/3『右利き・左利きの科学』前原勝矢 講談社ブルーバックス
 を買う。私にとって初めての左利き・利き手に関する科学解説書。

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⇒1989/6/1『右利き・左利きの科学』前原勝矢
 講談社/ブルーバックス
――出版当時、唯一手軽に手に取れる新書で、本格的な左利き・利き手の
科学解説書だった。著者の考えでは、左利きを右使いに変えることによる
害はないという立場で、「郷に入れば郷に従え」と左利きの「矯正」を
肯定している。筆者には納得できない部分であった。ただその後、雑誌の
左利き特集に寄せた発言では、時代の変化に従ってか、必ずしも左利きの
左使いを否定しない方向に変わっていた。

9/1『左右差の起源と脳』久保田競/編 朝倉書店
――筆者未読。

9/1(左利きミステリ)『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕 東京創元社 <黄金の13>
――小説内小説『歳時記(ダイアリイ)』。本筋の事件で、道具と使い手、
 機械と使い手と積極的・消極的な左利きの見分け方、誰が左利きか?
 左利きの人への敬意も…。

(参照)
・『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第415号(No.415) 2014/5/17「名作の中の左利き~推理小説編26~
『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2014.5.21
左利きミステリ『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii415号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/05/hikkii415-a170.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/79180db6972e602d256fcbcb05f6e74d

 

11/1(周辺書)『マンウォッチング(上)』デズモンド・モリス
 藤田統/訳 小学館ライブラリー13 

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――特段、左利きについての記述はないが、人間の生来の動作についての解説されている
例)「動作」指組 指組イラスト(p.20)

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(参照)
・『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第627号(No.627) 2022/10/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(6)左利きは楽器演奏に不利か?」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2022.10.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(6)不利な楽器-週刊ヒッキイ第627号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-6d2221.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7142edd7f782a8478966aa6006f16d06
 ●「慣れの問題」というのは逃げの答え
利き手の問題において「慣れの問題」「両手を使うから問題ない」という
回答に対する反論として、両手の指組の例を挙げて、逆に組んだときの
しっくりこない、気色悪い感じを取り上げ、その解説の参考書に利用。

(12/1)(左利きミステリ)『朝霧高原殺人事件』和久峻三 
――赤かぶ検事と行天燎子警部補のシリーズ。指のペンだこから左利きと。
『朝霧高原殺人事件』和久峻三 光文社文庫―赤かぶ検事シリーズ 1991.12
『朝霧高原殺人事件―赤かぶ検事シリーズ』和久峻三 講談社文庫 2000.8

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第360号(No.360) 2013/4/20「名作の中の左利き
~推理小説編15~左利きの会の謎『朝霧高原殺人事件』和久峻三」
2013.4.25
左利きの会と赤かぶ検事『朝霧高原殺人事件』~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii360号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/04/hikkii360-4825.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/bbf9a8ce165f6b1fc5009f35867abc96

 

1992(平成4)38歳 4/1『ひだりぐみ通信』「0号」発行
――左手用カメラ、京セラ「SAMURAI Z-2L」を手に入れ、
「左利きは自分の身体に合った左利き用の道具を使うべきだ、
 そうして初めて自分の能力を最大限に活かせるのだ」と気付き、
<左利き活動>を始めた私は、自分だけでなく、
周りにいる左利き仲間たちにその思いを伝えたくて、簡易印刷機
「プリントゴッコ」を利用したハガキ大の<新聞>を始めました。
実際には、週6日朝8時から夜9時頃まで働いていた、
一番忙しい時代でしたので、なかなか思うようにはいきませんでした。
5/1「創刊1号」
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5/1『新版・自然界における左と右』M・ガードナー 坪井忠二、児島弘訳 紀伊国屋書店
――「第8章 人のからだ」「第9章 少数派の左利き」に左利き情報が
多数見られる。日本の状況も箱崎総一「左利き友の会」やヒット曲の
麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」なども記載されている。
⇒2021/1/9(文庫再刊)『新版 自然界における左と右』上 ちくま学芸文庫

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1993(平成5)39歳 3/1(左利きミステリ)『左ききの名画』ロジャー・オームロッド
 野中千恵子訳 社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
(原著c1988) 
――「おばあちゃんの絵」がなんと有名画家の贋作と決め付けられた。
実は、右利きと左利きの二人は恋人同士で、一つのパレットをはさんで
絵を描いていたのだった! 同じ絵の具で同じタッチで、微妙に角度の
異なる二つの絵を。右利きと左利きの恋人たちの理想の姿!?
名画をめぐるコンゲーム・ミステリ。

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3/1 (文庫化再刊)『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』斎藤茂太 KKベストセラーズ/ワニ文庫
――4/7筆者購入。左利き応援本として、勇気を得る。
のちに、紙の季刊誌に紹介文を書き、出版社宛に郵送すると、
ご本人からおハガキをいただく。
⇒1987(昭和62)9/1『左ききの人の本 右にでるモノがない!』斎藤茂太 MG出版
――精神科医で性格の本などの当時の人気著述家<モタ先生>の
左利き応援本。今では右利きから転換の左投手と知られる江夏豊さんを
左利きの人の代表として、その性格を左利きの性格として解説している。
⇒1990(平成2)5/1『左ききの人の本―「左きき」の面白精神分析』斎藤茂太 ガイア〔新装版〕

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4/1『右脳革命―創造力活性化の決め手』T・R・ブレークスリー 大前研一編訳 新潮文庫
――当時ではめずらしかった右脳に関する本。
文庫のみ、藤井康男さんとの対談「われら音楽脳人間」付き。

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4/25『ひだりぐみ通信』「創刊2号」発行
9/29『Lefthanders Magazine』バックナンバー一冊が届く
――『モノ・マガジン』の左利き特集で紹介されていた、アメリカの
「Lefthanders International」に問い合わせの手紙を出したところ、
『Lefthanders Magazine』の<見本>として送られてくる。
『Lefthanders Magazine』「11・12月号」届く
――通信販売ページに「タジマ・サウスポー・カッターナイフ」の広告を
発見し、外国に日本のものが紹介されていて驚いた。
「日本の会社もがっばってるじゃないか」

 

10/1『僕の緑の芝生』ギュンター・グラス 飯吉光夫訳 小沢書店(「左ぎっちょクラブ」1958を収録)
――ドイツのノーベル賞作家で左利きのギュンター・グラスの短編集。
左利きの青年たちが右手使いに転換する(「矯正する」)ためのクラブで
の出来事を描く「左ぎっちょクラブ」と、煙草を自分の手で巻く「手巻き煙草」(1974)を収録。

⇒1958(昭和33)(左利きミステリ・番外)原著発表年「左ぎっちょクラブ」ギュンター・グラス 邦訳収録作品集『僕の緑の芝生』ギュンター・グラス 飯吉光夫訳 小沢書店 1993(平成5)10/20
――左利きを「矯正」する(右使いに転換する)ことを目的としたクラブに入会した男の話。

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10/20岐阜県関市の「林刃物株式会社」へ問い合わせの手紙を
出したところ、その返事と改良品のハサミが届く。
――近くのホームセンターで見つけて買った、「林刃物」の「アレックス
事務用はさみ(中)左手用 S-165 L」について、「お客様相談室」
(だったか?)に気になる点をいくつか指摘し、今後の改善を要望した
ところ、「品質管理部」の「K」さんから「回答書」が寄せられ
「今後の商品改良、開発にあたり」当方の「指摘に応えられるよう最善の
努力をさせていただく」との言葉。
「改造したものを製作して欲しい」と、今後の商品の改善について書いた
つもりでしたのに、手製の改造品を送ってきてくださいました。
これについては、以前(2020年3月17日)、Twitter(現X)で書きました。
https://twitter.com/allex_japan/status/1239842359103254528

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1994(平成6)40歳 1/1『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コレン 石山鈴子訳 文藝春秋
――出版社のセンセーショナルな宣伝の結果、左利きの人は右利きの人
より9歳寿命が短いという「左利き短命説」で有名になった本。
統計の処理に問題があると言われたり、けなされることが多いが、実際は
右利き社会のなかで右利き用の道具を左使いすることの危険性について
警鐘を鳴らし、左利きの人たちに結束して、左利き用品の普及と社会変革
を促す内容。

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1/21『ひだりぐみ通信』「創刊3号」発行
3/1『ひだりぐみ通信』「創刊4号」発行
4/「Anything Left-Handed」の通信販売で左利き用品を購入
――『週刊プレイボーイ』1993年12月21・28日号の特集記事
<「個人輸入作戦」、いよいよ出動! 海外28店アドレス付き>で、
イギリスの左利き用品専門店「Anything Left-Handed」の存在を知り、
文具セット、万年筆、他数点を購入し、顧客が参加できる
「Left-handers Club」の会員になる。
会員向け雑誌「The Left-hander」を「No.16」から定期購読。
(1997年10月No.27まで、LHIの場合と同様英語力の欠如から
 コミュニケーションが取れず立ち消えに。)
この小冊子のno.20で、“LHC of JAPAN”として当時私が活動していた
紙の季刊誌「Lefties Life(LL)」および私の活動が紹介される。

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*参照:
『レフティやすおのお茶でっせ』2018.08.29
8月16日イギリスの左利き専門店“Anything Left-Handed”50周年
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/08/816anything-lef.html

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」と題して、今回も全紹介です。

「林刃物」の左手用ハサミ「アレックス事務用はさみ(中)左手用 S-165 L」に関する私からの問い合わせへの「品質管理部」Kさんからの「回答書」について、一言書いておきましょう。
30年前のことです。

このハサミは非常にスタイリッシュな形状と優れた切れ味を持つハサミだったのですが、いかんせん、指を入れるリングが硬く使っていると手が痛くなるという「欠点」があると感じました。
で、パッケージに「お客様相談室」(だったと記憶しています)という連絡先が表記されていましたので、将来への改善点として連絡しておこうと思い、手紙を出しました。
あくまでも個人的なクレームというつもりはなく、よりよい商品作りの参考になれば、という思いでした。

とくに、返事は期待していなかったのですが、ある日ポストに一通の封書が入っていました。
「林刃物株式会社」と印刷されたもので、しかも重い。

なんと図解入りの「回答書」とともに、手製の改造版のハサミが入っていました。
商売とはいえ、左利きの人に対応するハサミを製作してくれるだけでスゴいのに、こんな丁寧な顧客対応をする会社があるのだと思い、非常に嬉しくなりました。

以来、私の愛用左利き用品のひとつとなりました。
雑用には、もっと安い100均ハサミなどを使い、こちらは大切に使っています。

このころ、他にも色々とハサミ他、左手・左利き用品を閑を見ては探して歩いていました。
当時は「東急ハンズ」(今は、東急が外れてしまいましたが)なども近くにはなく、近所のスーパーや文具店、ホームセンター中心に探し歩いたものでした。
正確な記録が今手元にないので、メモを掘り出しておいおいこの年表に追記していければ、と考えています。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.01.06

2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏-週刊ヒッキイ第656号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

(『まぐまぐ!』: https://www.mag2.com/m/0000171874.html)

第656号(Vol.20 No.1) 2024/1/6
「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:
左右平等理想社会の指標として(その2)」

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遅くなりましたが、
2024(令和6)年、
明けましておめでとうございます。

といいつつも、元日から不幸続きで、
おめでた気分も吹っ飛んでしまいました。

能登半島地震の犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、
被災者のみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い救出、復旧・復興を衷心よりお祈り申し上げます。

また、日航機・海保機事故の犠牲者・被災者のみなさまにも
心よりお悔みおよびお見舞い申し上げます。

レフティやすお

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第656号(Vol.20 No.1) 2024/1/6
「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:
左右平等理想社会の指標として(その2)」
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 まずは、今年で弊誌も足かけ20年となります。
 2005年の9月より発刊し続け、20年――。

 過ぎてしまえば速いものですが、思い返せば色々なことがありました。
 今年もまた新たな一ページを重ねていこうと思います。

 変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ――2024年新春左利き放談――

  左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)

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 ●今年もやります「左右平等理想社会の指標としての楽器」

「左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)」と、
(その2)となっていることから。
これは、昨年もこの副題で書いているからです。

で、今年も月の前半では、
「左利きと音楽」「左利きと楽器」について考えていこうと思います。

一昨年も、
「左右平等理想社会の指標としての楽器」という放談を書いています。

・第611号(No.611) 2022/1/15
「2022年新春左利き放談2――左右平等理想型社会と楽器」
・『レフティやすおのお茶でっせ』2022.1.15
2022年新春左利き放談2―左右平等理想型社会と楽器
-週刊ヒッキイ第611号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/01/post-a2eb41.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/2528d6da8c187f37b99884bd24cf9535

《左右平等社会の指標は楽器》というのが私の持論です。
今年もその点を突っ張っていこうと思います。

一人でも多くの方に着いてきていただきたいものです。

 

 ●左利きの人にも優しい社会にするために必要なもの――楽器

左利きの人にも優しい社会にするために必要なものがいくつもあります。

精神的なものもそうですし、物理的なものもそうです。

左利きに対する考え方は、大きく変化してきました。
一方的な忌避状態から、容認へとかわり、
さらにもう一歩進んで憧憬へと変化した部分もあります。

まだ一部の人の間には、偏見を持つ人もいないではありませんけれど。
左手使いは作法として見苦しい等。

これらの精神的・心理的な見方・考え方の変化に伴い、
物理的な面では、左利き用の道具といったものが
必要性が認識され、かなり普及してきました。

しかし、それらの道具としては、ハサミといった刃物類とか、
主に生活必需品的なものが大半です。

最低限度の生活必需品だけでは、人間の生活は豊かにはなりません。
心の生活必需品とも言うべきものが必要になります。

それが楽器です。

音楽は「音を楽しむ」と書きます。
心から音楽を楽しむためには、
自分の身体に合った道具である楽器が必要です。

左利きの人には、左利き用の楽器が!

 

 ●普通のピアノは右利き用

普通のピアノは、右手側に高音部、左手側に低音部があるのは、
どなたもご存知でしょう。

これは右利きの人のための配置です。

なぜならこの配置は、
右利きの人にとって“自然な”右手の動きを反映したものだからです。

右手・右腕の動きは、左から右への移動が都合がいい、
手指も、親指から人差し指というふうに小指へと動かすのが自然です。

指折り数える場合、小指から順に折ってゆく人はいないでしょう。
まずは親指から人差し指、中指というふうに。

そのため、従来左利きの人は、道具に合わせて練習していました。
しかし、それでは本当の力は発揮できにくいことでしょう。

---------------------------------------------------------------
【右用ピアノの鍵盤】

(音階が上がる)⇒⇒⇒
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(左)ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド(右)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(音階が下がる)←←←
   
(左腕を押す)⇒┃    ┃⇒(右腕を引く)
(左腕を引く)←┗(身体)┛←(右腕を押す)

 

---------------------------------------------------------------
【左用ピアノの鍵盤】

(音階が上がる)←←←
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(左)ド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド(右)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(音階が下がる)⇒⇒⇒
   
(左腕を押す)⇒┃    ┃⇒(右腕を引く)
(左腕を引く)←┗(身体)┛←(右腕を押す)

---------------------------------------------------------------
(第616号(No.616) 2022/4/2
 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
  楽器における左利きの世界(2)演奏時の腕の移動方向」 より)
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(画像:ガボちゃんさんのブログから、左右合体型の鍵盤の妄想楽器―― 左手と右手がそれぞれの方向に音程があがっていく、それぞれの腕の動きに対応した配置になった鍵盤 《左右どちらの手でも主旋律・伴奏の担当を選択できますし、人間工学的に都合のいい動き方ができます。》) 

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(画像:クリストファー・シード(Christopher Seed)さんの左利き用ピアノ)

王貞治さんは、元は右打ちでした。
それを見たプロ野球選手・荒川博さん(のちの巨人軍打撃コーチ)が、
左利きなら左で打てば、と助言され、
のちのホームラン王となったそうです。

元阪神タイガースの鳥谷敬さんも、シニアリーグの監督から
左利きなら左で打てば、と助言され、
右打ちから左打ちに変え、プロ入り後2000本安打を達成、
名球会入りの名選手となりました。

本来の姿で、自分の利き手を活かすことで花開く才能というものがある
と思います。

ピアノもまた同じで、左利きの人がその才能を活かすためには、
左用のピアノが必要だと、私は考えます。

*参照:
第495号(No.495) 2017/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(29)
左利きってなんだ(その17) 快適左利きライフ入門(4)」

鳥谷敬著『キャプテンシー』(角川新書 2016/3/10)

 

 ●過去の「楽器における左利きの世界」

最後に、ここまでの弊誌における「楽器における左利きの世界」の
BNを書き留めておきましょう。

 ・・・

第614号(No.614) 2022/3/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(1)左利き演奏という選択肢」
2022.3.5
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(1)-週刊ヒッキイ第614号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/03/post-ef0097.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6fa045b88142a10817aed582e054fdd4
《前回は、
 「左利き対応楽器が欲しい!」というアピールで終わりました。
 今回からは、左手・左利き用の楽器による左利き楽器演奏について、
 考えてみようと思います。》

第616号(No.616) 2022/4/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(2)演奏時の腕の移動方向」
2022.4.2
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(2)-週刊ヒッキイ第616号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/04/post-7b0072.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/90951982e3ad1c1498e325ea8915cd0f
《演奏の際の腕を動かす方向という観点から、
 右手・右腕演奏と左手・左腕演奏の違いについて考えてみます。》

第618号(No.618) 2022/5/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」
2022.5.7
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤-週刊ヒッキイ第618号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/05/post-8565bd.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/cc82a2fea9313dcccc335acdc252ffe0
《今回は、これら左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
 「左右合体型鍵盤」について考えて見ようと思います。》

第620号(No.620) 2022/6/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(4)昔の楽器」
2022.6.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(4)昔の楽器-週刊ヒッキイ第620号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/06/post-a16d77.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e39a907352de2803051e12b4d7997497
《前回は、左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
 「左右合体型鍵盤」について考えてみました。
 今回は、一部その続きと、昔の楽器には左右の別がなかった、
 というお話を。》

第622号(No.622) 2022/7/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(5)フルート演奏の右左」
2022.7.2
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(5)フルート-週刊ヒッキイ第622号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/07/post-b263b7.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c06787b185285b3af78e0ba00c07abfc
《前回に引き続き、フルートのお話を。
 今回は、思うようにお勉強が進んでいないので、
 以前見つけたサイトの記事から、フルート演奏の右左について。》

第627号(No.627) 2022/10/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(6)左利きは楽器演奏に不利か?」
2022.10.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(6)不利な楽器-週刊ヒッキイ第627号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-6d2221.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7142edd7f782a8478966aa6006f16d06
《思うほど「左利きと楽器演奏」についての先行研究といったものが
 見つけられず、悪戦苦闘しているというところです。(略)
 今回は、ネットで拾った情報からひとつ取り上げてみます。》

第629号(No.629) 2022/11/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(7)ギター講師の意見 」
2022.11.5
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(7)ギター講師の意見-週刊ヒッキイ第629号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/11/post-044348.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/801461827eaef5ba210c119da48fd743
《今回も、ネットのサイトにあったご意見を紹介します。
 右利きの方のご意見なのですが、
 私と同じ考えで、私の納得のいくご意見でした。》

第631号(No.631) 2022/12/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(8)利き手と非利き手の役割 」
2022.12.3
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(8)利き手の役割-週刊ヒッキイ第631号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/12/post-a25936.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c81018b1d59dc648cf8da15566740dc2
《今回も引き続き、
 ネットで見たギター演奏に関するご意見を紹介します。》

第633号(No.633) 2023/1/7
「2023年新春左利き放談――左利きと音楽(楽器演奏)」
2023.1.7
2023年新春左利き放談――左利きと音楽(楽器演奏)
-週刊ヒッキイ第633号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/01/post-454008.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ee741c977468f232b03aeffc7850f456
《左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として》

第635号(No.635) 2023/2/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(9)利き手と非利き手の役割について」
2023.2.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(9)利き手と非利き手-週刊ヒッキイ第635号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/02/post-c8e73c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/431a52b05a1016b1f10cbf13ce2a994f
《今回は、以前から説明しようと考えながらそのままになっていました
 利き手と非利き手の役割について改めて考えて見ましょう。》

第637号(No.637) 2023/3/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(10)左利きのチェリスト」
2023.3.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(10)左利きのチェリスト-週刊ヒッキイ第637号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/03/post-c6328f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8cb7798f8f196e2f5d386755fb96f5f2
《今回は、ネットから拾った左利きのチェリストを紹介しましょう。》

第639号(No.639) 2023/4/1 x4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より」
2023.4.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より
-週刊ヒッキイ第639号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-bd12d8.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/da5e6246a452d429fefd7456233ff4a5
《今回は、この世界とは異なり左右が逆転した<左利きの世界>を描く
 広瀬正のSF『鏡の国のアリス』からその主人公を取り上げます。》

第641号(No.641) 2023/5/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(12)ピアノって右利き用…」
2023.5.6
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(12)ピアノって右利き用…
-週刊ヒッキイ第641号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/05/post-707e4b.html

《今回は、GWのおしまいでもありますので、
 最近始めた、初心者・独学者向けのピアノ練習や
 楽譜の読み方など音楽の基礎的なお勉強に関する
 YouTube動画の鑑賞について、その感想といいますか、
 やっぱり現状のピアノは右利き向けなんだ、
 と思ったことなどについて...》

第643号(No.643) 2023/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い」
2023.6.3
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い
-週刊ヒッキイ第643号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-5691ca.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/12dd668304395546320d2e53f4c38893
《『初心者の為のキーボード講座 ゼロから始められるあんしん入門書』
 (自由現代社 2022.8.30)
 を読んでちょっと試してみたこと、思ったことなど...》

第645号(No.645) 2023/7/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(14)
『左対右 きき手大研究』から<音楽の才能と左利き>」
2023.7.1
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(14)<音楽の才能と左利き>
-週刊ヒッキイ第645号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-57fd25.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e0f6bb3c4229bde94ec6c0b2862afd9b
《今回は、前回のおわりに紹介した八田武志さんの著者
 『左対右 きき手大研究』にあった「音楽の才能と左利き」の項目を
 もう少し紹介してみよう...》

第648号(No.648) 2023/9/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(15)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界」
2023.9.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(15)鍵盤ハーモニカの世界(1)
-週刊ヒッキイ第648号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-e4540c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b48069538edf0c84d684ff6fd4aa2b8a
《今回は、再び<左用ピアノ>への第一歩として、
 鍵盤ハーモニカについて勉強してみよう...》
『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)から

第652号(No.652) 2023/11/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(16)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界(2)」
2023.11.4
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(16)鍵盤ハーモニカの世界(2)
-週刊ヒッキイ第652号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-4f8030.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/5abfe073615fa9926465d8b75bf9f3e8
《過去のメルマガで左利きと鍵盤ハーモニカ始め楽器を
 どう扱ってきたのか、その辺を振り返って...》

第654号(No.654) 2023/12/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(17)
 大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」
2023.12.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(17)『左利きの言い分』の音楽家
-週刊ヒッキイ第654号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-ae5d74.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/be026931242af6380336a9c53468744f
《9月に出版された大路直哉さんの著書『左利きの言い分』から、
 「第5章 左利きの才人、偉人たち」の音楽家たちについて
 思うところを...》坂本龍一他

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本誌では、「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)」と題して、今回も全紹介です。

弊誌も足かけ20年となります。
本誌でも書きましたが、過ぎてみればアッという間ではありますが、思い返せば色々とありました。
ここ一二年は、第一土曜日発行分では左利きと音楽、楽器について考えてきました。
左利きが容認されるようになり、左利き用品も少しずつでも普及してきました。
しかし、その大半は、まだまだ最低限度の生活必需品に限られています。
嗜好品と言いますか、楽器の類いはまだまだ未開発の領域です。

実際には、楽器などは“心の生活必需品”とでもいうべきものであり、もっと注目されるべきものであるはずなのですけれど……。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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