2025.09.06

週刊ヒッキイ第693号-親御さんへ―特別編:ラジオ「人権TODAY」8月30日放送分

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

第693号(Vol.21 no.14/No.693) 2025/9/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 特別編:ラジオ「人権TODAY」8月30日放送分(前半)」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
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第693号(Vol.21 no.14/No.693) 2025/9/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 特別編:ラジオ「人権TODAY」8月30日放送分(前半)」
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 今回は、

第691号(Vol.21 no.12/No.691) 2025/8/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(33)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
ご意見から考える(2)右手と左手・他」

『レフティやすおのお茶でっせ』2025.8.2
週刊ヒッキイ第691号-
楽器における左利きの世界(32)まつのじんさんのご意見(2)右手と左手
17:38 2025/07/25
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/08/post-d94232.html

 の続きで、「ご意見から考える(3)」をお送りする予定でしたが、
 先日少し情報を頂いた、あるラジオ番組について書いておこう
 と思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
   ―特別編―

  ◆ 「左利き」と「右利き」の相互理解がある社会を目指す
    「日本左利き協会」 ◆

   ラジオ「人権TODAY」8月30日放送分(前半)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●ラジオ「人権TODAY」8月30日放送分

◆TBSラジオ
「人権TODAY」8月30日放送
https://www.tbsradio.jp/horio-human/

--
「まとめて!土曜日」内で8時22分頃から放送中。
人権に関わる身近な話題をテーマに掲げて、
ホットなニュースをお伝えしています。
--

 

2025.08.30 土曜日 08:45
社会・政治・経済
「左利き」と「右利き」の相互理解がある社会を目指す
「日本左利き協会」
人権TODAY
https://www.tbsradio.jp/articles/99980/

250830tbsjinkentoday-jla

がそれで、
《「左利き」を取り巻く環境の過去と現在について》
「日本左利き協会」発起人で、『左利きの言い分』の著者
大路直哉さんに取材したお話です。

関東中心の放送らしいので、放送は聞いていませんが、
サイトの情報を読みました。

実は、「日本左利き協会」の大路直哉さんからの紹介で、
私のところにも話を聞かせて、というお便りも頂きました。
(大路さんからはいつもお声がけいただいて恐縮です。)

今回は時間の余裕がないということで、お断りさせていただきました。
リモート等の現代的な取材にも適応できませんし、ね。

普段から考えていることを簡潔に話せばいいのでしょうけれど、
元々人前で話すのが苦手で、身構えてしまうのと、
臨機応変に対応できる人間ではないので、
こういう短期間・短時間での取材は苦痛以外の何ものでもありません。

もったいないといえばもったいない話なのですが、
致し方ない、と思っています。

あとで私がする発言――
「左利きの人自身が不都合な点をもっと社会に向かって発言すべき」
という言葉と矛盾するのですけれど、ね。

 

 ●「左利き」を人権の問題として

さて、番組内容についてです。

この番組の放送時間は、約6分と聞いています。

6分で、左利きの過去・現在・未来について語ろうというわけですので、
どうしても細部を詳細にふれて紹介することはむずかしく、
一般論的に概略することになります。

サイトでは実際の放送よりもある程度、説明できる部分もあるか
と思われますけれど、その点を踏まえてお読みください。

以下の文章で、私が突っ込み不足のように指摘し、
不満を述べることもあるかと思われますが、そういう事情があるのだ
という点をここで確認しておきたいと思います。

 ・・・

まず最初に書いておきたいことは、「人権の番組」だということ。
人権の問題について取り組んでいる人やグループについて取材して
紹介している番組だ、という点です。

なんと28年も続けている番組とのこと。

この、人権の問題として受け止める姿勢が、私にはうれしく思えました。
私には当然のことだとは思うのですが、
世の中はそんなに甘くはないのです、ホントのところ。

従来、テレビやラジオの番組といったマスコミから声がかかる場合、
たいていは、もっと単純な「一つのトピック」として、でした。

「今日は何の日? 左利きの日!」といった感じで、由来は? とか、
左利きの人に便利なグッズの紹介、とかで終わってしまう。

もちろん、それはそれで、何もないよりはいいのですけれど、
それで終わってしまって「365分の1」で済まされても困るのです。

右利きの人にとっては、たった一日だけ思い出せばいいだけの
「左利きの日」かもしれません。
しかし、私たち左利きの人にとっては、
毎日が、365日と何時間かのすべてが「左利きの日」なのですから。
それで終わらせられては……。

それはさておき、この番組の内容です。

 

 ●左利きの女性はお嫁にいけない!?

まずは、過去のお話です。

《かつての「左利き」を取り巻く環境について》――

大路さんの言うところは、

 《かつては左利きっていうのは親の躾の問題だと捉えられていて、
  異常だとかそういうことよりも、躾がなってるか、なってないか
  という観点で左利きっていうものが槍玉に挙げられていました。
  特にお見合いのときに、左利きの素振りを見せたりすると破談に
  なったりすることもあったと伝えられてます。
  また、今ではほとんどないと思うんですけど、拷問ともいえる
  左利きから右利きへの矯正の事例として、左手を使わせないように
  テープとか包帯でグルグル巻きにしたりして、左手を使うのは
  良くないっていう刻印付けみたいな感じで捉えられていた部分も
  ありました。
  大体1970年代ぐらいまでは、こういった話題が多かったと、
  いろいろな資料や私の少年期の実体験から感じますね。》

大路さんは、「親の躾の問題」とされています。
もちろん、そういう一面もありました。
「親の顔が見たい! 恥ずかしくないのか?」というような。

が、それだけではなく、
過去にはもっと強く否定的な見方があったことも事実です。

私自身、自分の小さい頃の話はあまりしたくないので、
最少限度のことしか書いてきませんでした。

大路さんは1967年生まれ、私は1954年生まれ、
と一回りほど違います。

大路さんの幼少期から小学生時代に当たる1970年代は、
日本における左利き解放の歴史における一大転換期に当たります。

アメリカ留学から帰国した精神科医の箱崎総一さんは、アメリカでは
見られなかった左利きに悩む患者さんが日本では多いことに気付き、
1968年に『左利きの世界』(読売新聞社)を出版し、
左利きについての啓蒙活動を始めました。
1971(昭和46)年には、箱崎さんは、<左利き解放運動>としての
「左利き友の会」を主宰されました(1975(昭和50)年、
左利き友の会『左利きニュース』42号をもって活動停止)。

1972(昭和47)年には、この「左利き友の会」をモデルにした、
広瀬正さんの左利きテーマのSF小説『鏡の国のアリス』出版。

さらにこの年にはイギリスの左利き研究家、マイケル・バーズリーさんの
『右きき世界と左きき人間』が翻訳出版されました。
1973(昭和48)年には、バーズリーさん『左ききの本』が翻訳出版。

そして夏に、麻丘めぐみさんの歌う「わたしの彼は左きき」
(作詞・千家和也 作編曲・筒美京平)が登場し、大ヒットします。

デパートに左利き用品コーナーができるなど、左利きがブームになり、
左利きのイメージ・アップと偏見の打破に大きな力となりました。

さらに、私もそうでしたが、左利きの子供にとって、
<左利きの英雄>の一人だった世界のホームラン王、
王貞治選手が日本で二人目、自身初の三冠王に輝きました(翌年も)。

1976(昭和51)年には、プロ野球・読売ジャイアンツに、
左打ちの安打製造機と呼ばれた張本勲選手が入団、王選手とともに、
ON砲に変わるOH砲として、〈左利きの時代〉を現す代名詞のように。

1977(昭和52)年には、大リーグ初の女性(左腕)投手の活躍を
描いた『赤毛のサウスポー』ポール・R・ロスワイラー
(稲葉明雄訳 集英社)が翻訳出版。
9月5日には、王貞治選手が、ホームラン世界新記録通算756号を達成し、
国民栄誉賞受賞の第1号に。
この年には、、日清食品のインスタントうどん「どん兵衛」が発売され、
左利きの山城新吾さんと川谷拓三さんの二人がそれぞれ左手箸で食べる、
かけ合い漫才のようなCMがヒットしました。

1978(昭和53)年には、王選手モデルにした強打者と対戦する
左腕投手を描く、ピンクレディー「サウスポー」
(作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一)が発売され大ヒット。

1979(昭和54)年には、箱崎総一さんの
『左利きの秘密』(立風書房 マンボウブックス)が出版され、
「左利き友の会」の顛末や左利きについての解説などが語られました。
年末には、♪左ききのあなたの手紙~で知られる、
アリスの「秋止符」(作詞・谷村新司 作曲・堀内孝雄)も発売。

1980(昭和55)年末には、『左利きの本―右利き社会への挑戦状』
(ジェームス・ブリス/ジョセフ・モレラによるアメリカ版、後半は訳者
・草壁焔太による日本版の左利き本が講談社から出版されました。

 

1970年代前半の箱崎総一さんの「左利き友の会」の活動と新聞等での
報道、それに続く「わたしの彼は左きき」「サウスポー」の大ヒット、
王選手らの活躍、いくつかの左利き関連本の出版といった出来事は、
左利きの啓蒙やイメージアップに大きな影響を与えました。

*参照:
『左利きの世界』箱崎総一 読売新聞社
(Amazonで見る)

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『鏡の国のアリス』広瀬正(河出書房新社 1972/6/1)
(Amazonで見る)

 

(『広瀬正・小説全集・4 鏡の国のアリス』集英社文庫)
(Amazonで見る)

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『右きき世界と左きき人間』マイケル・バーズリー
 西山浅次郎訳 TBS出版会(発売・産学社)
(Amazonで見る)
(原著 Left-handed Man in a Right-handed World, 1970)

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『左ききの本』マイケル・バーズリー 西山浅次郎訳
 TBS出版会(発売・産学社)
(Amazonで見る)
(原著 The Left-handed Book―An Investigation
into The Sinister History of Left-Handedness,初出1966)

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麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」作詞・千家和也 作編曲・筒美京平
(Amazonで見る)

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『赤毛のサウスポー』ポール・R・ロスワイラー 稲葉明雄訳 集英社
(Amazonで見る)
(『赤毛のサウスポー』集英社文庫 1979/4/1)
(Amazonで見る)

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ピンクレディー「サウスポー」作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一
(Amazonで見る)

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『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房 マンボウブックス
(Amazonで見る)

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アリス「秋止符」作詞・谷村新司 作曲・堀内孝雄
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『左利きの本―右利き社会への挑戦状』ジェームス・ブリス/
ジョセフ・モレラ 草壁 焔太訳 講談社
(Amazonで見る) 

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第582号(No.582) 2020/11/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(2)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)」
『レフティやすおのお茶でっせ』2020.11.7
左利きの人生を考える(2)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(1)
-週刊ヒッキイ第582号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/11/post-2a8f44.html

第584号(No.58 x2) 2020/12/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(3)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)」
『レフティやすおのお茶でっせ』2020.12.5
左利きの人生を考える(3)「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(2)
-週刊ヒッキイ第584号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/12/post-353947.html

第588号(No.588) 2021/2/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(4)
 「わたしの彼は左きき」の時代:1970年代(3)」
 ――1970年代は日本における左利き観の転換期だった
『レフティやすおのお茶でっせ』2021.2.6
1970年代は左利き観の転換期「わたしの彼は左きき」の時代
-週刊ヒッキイ第588号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/02/post-be0a5a.html

 

 ●私レフティやすおの幼少期のこと

私の幼少期は、1950年代の後半から1960年代にかけてでした。
まだ戦後が色濃く残る時代――観光地など人の集まる場所には、
白装束に兵隊帽をかぶった傷痍軍人といわれる人たちがいた時代でした。
民主主義や人権、社会福祉といった“進歩的”な考え方が、
必ずしも一般的ではなかった、ともいえそうな時代でした。

そんな幼少期の私の体験からいいますと、
「左利きは片○者だ」「左利きは頭がおかしい」といった、
左利きを身体障害者・精神障害者のように考える人がいたのは事実です。
そこまでいわないとしても、
「できそこない」人間的な意識はあったように思います。

また、左利きの子は親や教師のいうことを聞かない、根性曲がりや偏屈者
といった性格に難がある子と考える人もいました。
躾に似た見方として、右手使いが正しい作法であり、
左手使いは間違った作法、悪い例であるといった見方もありました。

たとえば、故・秋山孝さん(デザイナーでイラストレーターで
多摩美術大学教授でもあった、1952年生まれ)の著書
『左手のことば』(日貿出版社 1990)の巻末のエッセイで、
先生から右手で字を書くように言われた経験を語っています。
《先生の考えの中での「左手は悪」という既成概念に対する抵抗だね。》

大路さんも発言されているように、肉体的に左手を封じられて、
というケースもよく聞いています。
私の親は「自分の子供を叩くなんてできない」という人でしたので、
左手の人差し指に小さな灸の跡があるくらいです。

とにかく、左利きに対する偏見が残っている時代でした。
偏見があるので、差別にもつながってゆきます。

左利きであるというだけで、全人格を否定するような発言が、
大人たちのあいだから聞かされることがありました。
子供たちもそういう大人たちの影響を受けて、意味も分からないままに、
「ぎっちょ、ぎっちょ」とはやし立てたものでした。

それゆえ、私自身も「左利き=できれば隠しておいた方がいいこと」
といった意識は刷り込まれていました。

このように、過去の問題について語るのは、私自身、正直心が痛むので、
(大路さんのように)躾の問題としておく方が、
私のような被害者から見ますと、精神衛生上は良いのかも知れませんね。

【追記:2025/9/6】

『左ききでいこう!―愛すべき21世紀の個性のために―』(大路直哉・フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ)の「chapter2 「フェリシモ左きき友の会」誕生以前に「左利き友の会」があった!?」の中に、箱崎「左利き友の会」のスローガン『左利き党宣言』六ヶ条が紹介されていました(p.49)。
1.一、右利きが優遇されている右手偏重の社会を改善しよう。
2.一、左利きの無理な矯正はやめよう。
3.一、左利きのための道具を安く作ろう。
4.一、左利きは異常でないという考え方を普及しよう。
5.一、左利きであるための劣等感を消し去るための精神衛生を普及しよう。
6.一、左利きの人権宣言をしよう。

昨今の左利きの状況を考えますと、これら六ヶ条のうちある程度成果が認められるものは、2番目の「矯正」云々と、3番目の「道具を安く」の一部は大路さん言うところの「100均でも」を当てはめれば、まずはありということにしておきましょう。
そして、私が左利きの過去に関して発言していたのは、この4および5「左利きは異常ではない」であり、「左利きであるための劣等感」に当たる部分です。
これが大きな問題として存在していたのです。
今ではかなり解消された、といっていいのかも知れません。
それゆえ、このへんのところを今の若い人たちはあまり意識されていないのではないか、という気がします。
過去にそういう問題があったのだという事実と、(主に年配の人で)今も苦しんでいる人が存在するということを、忘れないでいてほしいと思います。

――【追記】以上。

*参照:
『左手のことば』秋山孝 日貿出版社 1990.6
(Amazonで見る)

19906hidarite-no-kotoba

『左ききでいこう!―愛すべき21世紀の個性のために―』(大路直哉・フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ出版 2000/6/1)
(Amazonで見る) 

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 ●「左利き」だけ放課後に残って、右手で文字を書く練習をしたことも

めずらしく大路さん自身の左利き体験が語られています。

3冊の本(『見えざる左手』『左ききでいこう!』『左利きの言い分』)
を見ても、ほとんどご自身について語ることがなかっただけに、
今回、過去の左利きの実状紹介ということで初めて明かされた、
といっても過言ではないかも知れません。

人に聞いた話よりご自身の話の方がよいだろう、
という選択だったかと思います。

 《小学校に入学した直後の放課後に、数回、左利きの児童だけが
  集められて、右手で文字を書く指導っていうのがあったんです。
  当時の光景を思い出すと、1年生の担任教師の多くがベテランの
  先生だったわけです。
  とくに昭和1ケタ世代の人だったので、右利き社会ゆえに左利きを
  特別視した、ある意味老婆心だったと思うんですよね。》

左利きのメンバーだけで、右手で字を書く練習をする、
というお話を聞きますと、ドイツのノーベル賞作家ギュンター・グラス
さんの短篇小説「左ぎっちょクラブ」を思い出します。

私の経験を話しますと、私の左利きが直らないので心配した母親が、
小学校入学時に担任の先生に相談したとき、
「左利きは左利きのままでいい」という回答をえて、
それ以来、私の左利きは家でも学校でも公認されたものでした。
後年、色々な人に聞いてみたところ、これは、当時としては、
かなり進歩的な考え方だったようです。

のちに聞いた話では、同年代はおろか、もう少し下の世代でも
親や先生から右手使いを指導された、という人は少なくないのでした。
そういう意味では、私は恵まれた環境育ちだった、といえる方でしょう。

*参照:
『僕の緑の芝生』ギュンター・グラス 飯吉光夫訳 小沢書店 1993.10
(「左ぎっちょクラブ」1958を収録)
(Amazonで見る)

1993101-bokunomidorinosibafu

《僕らの綱領には、右手が左手と同じになるまで、決して怠けぬこと、
 と書いてある。/この箇条がどれほど力強く決意にみちていようとも、
 こんな申し合わせはまったくのナンセンスである。
 こんなことできようはずがない。僕たちのクラブの最右翼は
 もうしばらくここから、こんな条件は削りとって、代わりに、
 われわれはわれわれの左手を誇りに思う、われわれは生まれつきの
 左ぎっちょを恥と思わない、とでも書き直すべきである
 と主張してきた。》

 

 ●今の若い人は、左利きを気にしていない?

以下は、この記事の担当者「恒藤泰輝」さんの言葉です。

 《近年では、
  このような矯正や左利きへの蔑視はなくなりつつありますが、
  まだまだ生活環境において左利きが不便さを感じることは多いです。
  私自身も左利きで、小さい頃からいろいろと不便に感じることが
  多かったです。/とくに不便だったのが、書道の毛筆です。》

恒藤さんのお便りから私の受けた感じでは、
左利きとしての「被害者意識」がかなり薄い、というものでした。

不便さはあるけれど、自分がちょっとガマンすれば済む問題、
と考えているような印象を受けました。

最近、お医者さんの受付で、左手にボールペンを持って書いている
20歳過ぎぐらいの女性がいました。
「ひだり?」と聞いたら、ハイとの返事。
「ぼくといっしょ、全部ひだり」といい、続けて、
「昔は色々言われた」といいますと、
「へえー」と心から驚いたような反応が見られました。

それ以上のお話はできませんでしたが、改めて、
今の若い左利きの人は、左利きを気にしていないらしい、と感じました。
本人だけでなく、まわりの人たちからも。

昔のように、問答無用で「左利き」=「悪」というレッテルが貼られる、
もしくはそれに近い状況ではなくなった、ということのようです。

それ自体は良いことだとは思うのですが、
それゆえに、左利きの人自身が、左利きの不便な部分を改善してゆこう、
という意欲や熱意というものが薄れてしまうのは、
やはり問題だと思うのです。

 ・・・

この番組の紹介は、この一回で済ませるつもりでしたが、
今まであまり書かなかった昔話など長くなってしまい、
次号で後半を紹介しながら、私の感想、および私の伝えたい考えを
述べたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 特別編:ラジオ「人権TODAY」8月30日放送分(前半)」と題して、今回は全紹介です。

本文中にも書きましたが、大路さんが私のことも紹介していただき、取材の許可など連絡をいただきました。
ただ、諸般の事情もあり、残念ながらお断りしました。
一番の理由はやはり時間的な制約ですね。もうちょっと考えをまとめる時間がほしいところです。
限られた時間で簡潔に自分の考えを述べるというのは、やはり難しい。
普段から考えていることを結論だけ述べれば良いのでしょうけれど。

私は、左利きの人自身の行動が不足しているように感じています。
そこで私の結論的には、左利きの人自身がもっと発言して、右利きの人たちに状況を理解してもらい、右利きの人だけでなく左利きの人にも優しい社会、左右平等、左右共存の社会に変えてゆきましょう、となります。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2025.07.05

<親御さんへ>特別編―左右共存お箸持ち方絵本『おはしをじょうずにもてるかな』-週刊ヒッキイ第689号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!) 【最新号の告知】

第689号(Vol.21 no.12/No.689) 2025/7/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―特別編―
右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本
『おはしを じょうずに もてるかな』」

 

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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第689号(Vol.21 no.12/No.689) 2025/7/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―特別編―
右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本
『おはしを じょうずに もてるかな』」
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 今回は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界>をお休みして、「特別編」として、
 お箸の持ち方絵本を紹介しましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―特別編―

  ◆ 右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本 ◆

 『おはしを じょうずに もてるかな』深見春夫/作・絵 岩崎書店

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●お箸の持ち方を教える絵本

タイトル通り、お箸の持ち方を教える絵本です。

うまくお箸が使えない<みぎてちゃん>に、
<ひだりてちゃん>が、お箸の持ち方を教える、という内容の絵本です。

昨年の11月に出版された本でした。
まったく知らなかったのですが、最近ちょっと左利きの検索をしていて、
たまたま見つけました。

最近はあまりこういう検索をやってませんでした。
「必要な情報は必要とするときに手に入る」といった信念があり、
実際にけっこううまくいくのですね。
でもやっぱりそれは、絶え間ない努力の結果であって、
偶然手に入る、という生やさしいものでありません。

 ・・・

「できるかな絵本」シリーズ
『おはしを じょうずに もてるかな』深見春夫 作・絵 岩崎書店‎
2024/11/18
(Amazonで見る)

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岩崎書店サイトを見ますと、

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おはしを じょうずに もてるかな
https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10092368.html

《左ききも大丈夫!箸の持ち方がわかる絵本》
《おはしの正しい持ち方をわかりやすく、ていねいに伝えます。/
 右きき、左きき、どちらでもおはしをじょうずに持てるようになる、
 画期的な絵本!》

動画で見る
https://youtu.be/oBtAd5Z80nQ?list=TLGGGhiOhBF6smsyMDA2MjAyNQ

中面を見る
https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n106633.html

 

絵本ですので、内容に関しましてはそのまま画像を出すのは、
著作権的にどうかよくわかりませんので、書影はともかく、
ブログにもサイトからの画像のみを勝手に転載紹介しよう、と思います。

 ・・・

本文の引用ではなく、
私流に言葉を換えて内容をおさらいしますと――

お箸の使い方がわからない<みぎてちゃん>が、
自己流でご飯を食べようとします。

お箸を突き立てようとしたり、色々挑戦します。
そのたびに食べられる方のご飯やおかずのハンバーグたちが、
意地悪をします。
そんな持ち方で食べられたくはない、というわけです。

そこへ(お姉さんふう?の)<ひだりてちゃん>があらわれて、
意地悪しないでと、正しいお箸の持ち方を教えてあげるのです。

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まずは、上のお箸を動かす練習です。

親指・人差し指・中指の三本指でつまむように一本のお箸を持ち、
お箸の先を上下に動かします。

次に、下のお箸を動かす練習です。

下の方に当たるお箸を一本、薬指の先の方にある、
第一関節と指先の間の横の方にのせるようにします。
薬指には、下から支えるように小指を添えます。
お箸の上の方を親指と人差し指の間で固定します。

こうして、上の一本目のお箸は三本指で、
下の二本目のお箸は薬指で動かします。

というように、お箸の持ち方を教える、という内容の絵本です。

 

 

 ●【絵本レビュー】から

3歳男の子と6歳女の子のママが読み聞かせてきた絵本を紹介する
「はむはむ絵本 ~2児のママがおすすめする絵本のご紹介~」

2025-01-15
【絵本レビュー】おはしをじょうずにもてるかな / 深見春夫
https://mama-ehon.hateblo.jp/entry/4265831311_1

によりますと、

 《右利き、左利き両対応の配慮と、箸の持ち方の丁寧な解説/
  この絵本の一番の特徴は、右利きと左利きの子ども、
  両方に対応している点です。
  多くの箸の持ち方に関する解説書は、
  右利きを前提としたものが多い中、
  この絵本は、左利きの子どもにも同じように分かりやすく、
  正しい持ち方を教えてくれます。
  これは、子どもたちの個性と可能性を尊重する姿勢の表れであり、
  非常に重要な点だと考えます。
  左利きの子どもが、箸の持ち方に苦労する場面を何度も
  目撃してきた私にとって、この配慮は、感動的でさえありました。》

とありました。

その通りで、右利き・左利きの両対応の配慮がうれしい絵本です。

見る人の左側と右側にそれぞれのお箸を持つ手を配置して、
まったく対等の大きさで扱っています。

 

 

 ●従来の教本では

従来、こういった教本では、
右手例だけをのせてあることがほとんどでした。

()にくくって「右利きの場合」と注意書きがあればいい方でした。

例えば、岩波ジュニア新書の

『行儀作法の教科書』横山 験也/著 2010/08/21
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「5章 食事 <(2)箸の扱い方>」において、
右利き用のお作法が示され、そのような表記がなされています。

そして、それは、「じゃあ、左利きの場合はどうすればいいの?」
に対する回答がないものでした。

左利きの場合は自分で考えるしかない、ということでしょう。
そのような場合、
たいていの左利きの人は「左右を入れ換えて解釈」したものです。
「右手」を「左手」に、「左手」を「右手」に、と。

たぶんこのような著書の場合、著者には適切な「解答」がない――
なぜなら左利きのための決まったルールが確立されていないので、
“現時点”でこれが「正解」といえる「答え」がないからでしょう。

 

 ●「左手箸」は「直したいお箸の持ち方」?

そして、かつては、ズバリ「左手箸」は「間違った持ち方の例」として
表現されることも多々ありました。

20年前に出版された、お箸の持ち方に関するお作法の教本

『箸づかいに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』
小倉朋子・監修(リヨン社 2005/12/1)
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「第1章 箸づかいってそんなに大事?」の 
<こんなお箸の持ち方していませんか?> で、
「直したいお箸の持ち方」として、
「平行型(スプーン型)」「交差箸」「つかみ箸」と並べて、
「左手箸」が紹介されています。

その説明は
 《食卓のマナーや配置などは、
  右手でお箸を持つことを前提に決められています。
  お箸は右手で持てるように練習しましょう。》
というものです。

191103-hidarihasi-1

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(画像:左手箸を「直したい持ち方」と紹介する 2005年刊
『箸づかいに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』小倉朋子・監修)

 

*参照:『箸づかいに自信がつく本 美しい箸作法は和の心』の
「左手箸」についての筆者の意見

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
(レフティやすおの左組通信メールマガジン)』
・第42号(No.42) 2006.8.5 「左手で字を書くために(3)」
「左利き子育て一口メモ マナー本・作法本」

《悲しいけれど、これがひとつの現実です。

 正しい箸使いは、必ず身に付けるべき技術です。
 美しい箸使いもまた、身に付けておきたいものです。
 しかし、正しい美しいという価値判断に、右手使いか左手使いかが
 含まれるとは、私は考えていません。

 左利きの何たるかを知らないがゆえの偏見にとらわれて、伝統を守
 らんがために、人間としての本質を見落としてしまっている、とい
 うところでしょう。》

 

・第555号(No.555) 2019/11/2
「GO!GO!GO!号―15年目の左利き事情[左手箸について]」
『レフティやすおのお茶でっせ』2019.11.2
GO!GO!GO!号―15年目の左利き事情[左手箸について]
左利きで生きるには週刊ヒッキイ555号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/11/post-af53c0.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/1c41fb11890585350d2278a6599b451c

――日本左利き協会のリツイート
https://twitter.com/japan_lefthand/status/1187710343109201920

を紹介しながら、上記の筆者の意見を引用紹介し、日本左利き協会発起人
大路直哉さんの著書
『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路直哉/著
 三五館 1998/10
(Amazonで見る)

 

の意見や、

小笠原敬承斎(おがさわら・けいしょうさい)氏のサイトにおける挨拶
http://www.ogasawararyu-reihou.com/message/index.html

筆者のブログ記事↓の一部など紹介しています。

『レフティやすおのお茶でっせ』2007.6.30
「横澤彪氏「国分太一くん、箸は右手で…」発言に思うこと」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2007/06/post_dade.html

 

 ●右利きにこだわる人は「伝統、伝統」というけれど……

伝統に関していいますと、
日本語表記の伝統は縦書きで、文章は右から左へ改行してゆくものです。
私の子供の頃は、ほとんどの教科書は縦書きでした。
横書きは、算数や理科、音楽の楽譜面ぐらいでした。
中学になって英語が横書きでした。

ところが、昨今の学校教科書は、国語以外はみな、
“西洋伝来”の横書きになっています。
国語の教科書だけは、伝統に則って縦書きです。

しかし、漢字の練習帳ではどうでしょうか?
大半の練習帳は縦書きで、ページは右から左へ進みます。
国語の伝統に則っています。
一方、ページ内では左から右へ展開する、
右手書きに都合のいい形にアレンジされています。

右手で書くときに、常にお手本の文字が見えるように左端にあり、
そこから順に左から右へ、なぞる枡、位置関係が分かる罫線の入った枡、
まったくの白紙の枡というように並んでいます。

日本語の伝統などどこへ行ったのやら……。

都合のいいときだけ「伝統、伝統」といいながら、
自分に都合の悪いときは、勝手に変えてしまう
「右利き偏重社会」の悪いところです。

 

 ●「同じ大きさ」という現実

絵本に戻りましょう。

左利きが少数派ではあるけれど、
ごく「普通の存在」となってきた時代ですので、
こういう本が出てきても不思議ではないのです。

しかし、長年左利きの問題と取り組んできたものとしましては、
非常にうれしいものがあります。

 

筆者の年上の知り合いに、
ご飯を食べるときになると一人で隠れて食べる人がいました。
「字は右になったけれど、箸は直らなかった」というのです。

食は、本能でもあり、生まれてすぐに必要になる技術です。
当然、利き手が優先的に使われ、発達するでしょう。
書字は、もう少し後に必要となる技術です。
まわりの大人たちの教えに左右される可能性が高くなります。
それゆえ、このふたつの技術の間には、
実際に使う手に違いが生まれても不思議ではないでしょう。

 

筆者も子供の頃は左手で箸を持って食べていると、
まわりの大人の人から色々と言われたものでした。

親戚の家でも、日常的に親しくしている人たちはいいのですけれど、
お正月など普段から付き合いの少ない方々も寄り合う場合は、
けっこうキツいものがありました。

今でも外食をほとんどしないのも、
一つにはそういうことが理由としてありました。

 ・・・

先のママさんのご意見にもありますように、
左右平等に行われる持ち方の説明は、

 《子どもたちの個性と可能性を尊重する姿勢の表れであり、
  非常に重要な点だと考えます。
  左利きの子どもが、箸の持ち方に苦労する場面を何度も
  目撃してきた私にとって、この配慮は、感動的でさえありました。》

ほんとうのその通りで、始めにルールありきではなく、
子供ファースト、子供本位の扱い方であり、
こういう本が「当たり前」のこととなったという現実が、
筆者には未だに嘘のように思われます。

もちろん、本当のことです。
2005年出版の『箸づかいに自信がつく本』から、19年――。
感慨無量!

 

 ●6年前の教科書の左手書字例と比べてみると

令和2年用の東京書籍から出版された、小学生一年生用の書写教科書で、
鉛筆の持ち方の説明図に、左手の図が初めて入りました。
ただそれは、右手よりも一回り小さいものでした。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書
「新しい書写 2年度用」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-0fbe38.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/dd08c16d81a211f5c60266bf57191f20

『あたらしいしょしゃ 1 [令和2年度]
(小学校国語科書写用 文部科学省検定済教科書)』東京書籍 2019/3/1
(Amazonで見る)

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(画像:東京書籍 2年度用小学一年「あたらしい しょしゃ」表紙)

 

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(画像:上記サイトより無断拝借 ●1年P4-5、下は黄色枠「左手例」の拡大図)

 

それを思いますと、まったく同じ大きさで示されている、
本書のお箸の絵は、本当に画期的といっていいように思います。
これが6年の変化でしょうか?

「左利きは少数派だから(=多くの人にとっては不要なものだから)
小さな図でもいいだろう」ではなく、
左利きであろうと右利きであろうと同じ「人間」で、
それぞれの手なのですから、同じ大きさでいい、のです。

この絵本の登場は、大げさに聞こえるかも知れませんが、
筆者の願いである、
「右利きだけでなく、左利きにも優しい、左右平等・左右共存の社会」
への大きな一歩だ、と感じました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ―特別編―右利きも左利きも共存のお箸持ち方絵本『おはしを じょうずに もてるかな』」と題して、今回は全紹介です。

元々は、見つけたときブログですぐに紹介しようかと思っていました。
でもその時点で半年が過ぎていましたので、今さら「すぐに」といっても、すでに半年が過ぎているので、即時性という点はどうにもなりません。

じゃあ、メルマガで紹介すればいいじゃないか、ということで。

最初は図書館で探してみたのですが、結構閲覧・貸出されているようでした。
やっぱり支持されているようだ、と思い、本屋さんで買うことにしました。
いつもの本屋さんに行くと、ありました。
児童書は今まで持っていませんでした。
こういう本も資料の一つとして持っていてもいいのかな、と思いました。

実を言いますと、改めて自分の持ち方を確認しました。
この本のような持ち方をしていました。

私自身、玉子の黄身をつまめるほど、じょうずな持ち方ではありませんが、割といい方だと思います。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.09.21

『左組通信』復活計画[32]『LL』復刻(5)LL6 1995年秋号-週刊ヒッキイ第671号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第671号(Vol.20 no.16/No.671) 2024/9/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [32]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(5)LL6 1995(平成7)年 秋号」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第671号(Vol.20 no.16/No.671) 2024/9/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [32]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(5)LL6 1995(平成7)年 秋号」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回はまた、季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』
 の復刻で、ホームページに公開していたページのコピーです。
240316-hgll01

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [32]

  『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻 (5)
 
   (内容紹介)LL6 1995(平成7)年 秋号

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第43号(No.43) 2006/8/12
<「国際左利きの日」記念号>「私にとっての左利き活動(3)」
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ―隔号掲載―
私にとっての左利き活動(3)『LL』の時代
(参照)※『レフティやすおの左組通信』のページ
○レフティやすおの左利き自分史年表
○レフティーズ・ライフ(LL)再録(1)全号目次 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1
(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03

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 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』LL6 概要

(A5版8ページ)

前説 The Compliments of the Fall Issue道を切り開こう!
左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
―私の簡単“左利き判別法”
左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか?
 その6Left-handed tools & goods
―左利き用万年筆の使い心地良さ!
左利きの本だなぁ その3 お楽しみ編
―『左利きの名画』ロジャー・オームロッド著 野中千恵子訳
 社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)
レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より
―ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果

240921-lh-007

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
LL6 1995(平成7)年 秋号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

A5版8ページ

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前説 The Compliments of the Summer Issue
道を切り開こう!
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今年の始めに関西を襲った阪神淡路大震災の直後に、痛切に感じたのは、
一本の鉄道の、一本の道路の持つ役割の重要さ、大切さということ。
一本の鉄道が、一本の道路がいかに多くの人を、物を運んでいるか。
そして、そのつながりが人の心をも繋いでいる。
ただ単に生物的レベルで生きる糧を与えているだけでなく、
人に勇気を、希望を、夢を、愛を与えている。
道がつながっている! 通れる道がある! ということが、
人の気持ちにゆとりを与えることができるのだ。
今私は、その“道”を作ろうとしている。
左利きの人々に、愛と勇気と希望と夢を与えてくれる、
そういう“道”を!
いつの日にか、この道も立派な大道になるだろう!
その日を夢見て、Keep on working!

 

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左利きの生活 To Live In The Right-Handed World
―私の簡単“左利き判別法”
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「あっ、あの人左利きや」とわかるのは、まず一番は、字を書くとき、
次に食事のとき――といったところでしょう。
しかし、これでは小さいときに“矯正”を受けた人は見抜けない。
字を書いたり、箸を使ったりするときに右手を使う左利きの人は
少なくない。
やはり刃物を使う、あるいはその他のいろいろな道具を使うときの様子を
見ないとわからない。
もしくは、スポーツをするとき――たとえば野球で言えば、
キャッチボールやバッティング、サッカーのボールを蹴る足、
テニスのラケットを持つ手、ゴルフのクラブを構えるときなど…。

今回ご紹介するのは、町を歩いているときに使える、
私の発見した“左利き判別法”で、
それは、〈自転車に乗っている人〉の見分け方である。
前回の「左利きの生活/こんな道具が不満です!」で書いたように、
自転車というものも右利き用に設計された道具である。
 左側から乗るときに邪魔にならないように右側にチェーンがある。
 右利きの人は手だけでなく、利き足も右の場合が多く、
 そういう人は左足で体重を支え、右足で作業をする。
 すなわち、左足はペダルにかけて、右足で地を蹴るか、
 ペダルをこいでスタートする。
 左手は常にハンドルに置き、
 いつでも主ブレーキである後輪ブレーキがかけられる。
 右手は状況により、ベルを鳴らしたり、前輪ブレーキをかけたりする。

――では、その乗り方による判別法とは:
① 物を持っている場合は、たいてい利き手で持っている。
左利きの人は、左手に。
② 惰力で走るときは、体重を支える軸足を伸ばして、
利き足の膝を曲げ、次の動きに備えている人が多い。
左利きの人なら、左足を曲げ、右足を伸ばす。

あなたはどんなときに、
「あっ、この人は左利きやぁ」と気付きましたか? 
あなたの発見した“左利き判別法”を教えてください。

 

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左利き用の道具を知っていますか? 使ったことがありますか? その6
Left-handed tools & goods―左利き用万年筆の使い心地良さ!
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 いつごろだったか学校で、ペン習字の時間というのがあった。
鉄製のペン先をペン軸にさして、インクをつけて書くのだが、
このときはとにかくたいへんな目にあった記憶がある。
なにしろ、ペン先が紙にひっかかって書けたものじゃない!
 右利きの人は、ペン先を引いて書くので問題はないようだが、
左利きの場合はペン先を押していくので、
紙にペン先を突き刺すような形になる。
しかし、気軽に人に相談できるタイプではなかったし、
先生にどうすればいいのか訊けるような積極的なほうではなかったので、
左利きの私のためにいい方法を教えてくれる人はいなかった。

 左で書く生徒のために、個別に書き方を指導する先生はいなかった。

 初めて手にした万年筆は、安物ではあったが、
やはり本物の万年筆だけあって、鉄製のペン先とは違って、
書き味には格段の差があり、さほど引っ掛かることもなく、書けた
と記憶している。
 残念ながら、これはいつのまにかなくしてしまった。
 二本目は、日記を書くなら万年筆、と考えて二十代に手に入れた物で、
今も使っている“パイロット”の14金のペン先のもの。
 しかし、これもはじめはうまく書けず、力を入れて
ペン先をつぶすようにして、やっと書けるようになった。
ところが、いつしかボールペンやフェルトペンに変わってしまった。
というのも、インクの乾くのを待たなければならない、水に弱い、
等の理由もあるが、やはり書きにくさ、というのが底にはあったようだ。

 今回、左利き用の万年筆を購入してみた。
 ペン先が左下がりにカットされていて、
左手で構えると紙面にピタッと沿い、いかにも書きやすい。
スムーズな滑りで、縦線が太目のやわらかな文字が書け、
予想以上に気持ち良く、ついつい使いたくなってしまう!
 まるで、新しいおもちゃを手にした子供のように、
楽しくて仕方がない毎日である。

パーカー・フライター45CT 万年筆(左利き用)
 左利き用のニブ(ペン先が左下がりにカットされている)なので、
ひっかからずにスムーズに書ける。
Parker Flighter 45 CT fountain pen/ANYTHING LEFT-HANDED
240921-parker-lh-fp

 

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左利きの本だなぁ その3 お楽しみ編
―『左利きの名画』ロジャー・オームロッド著 野中千恵子訳
 社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
 1993年3月30日初版第一刷発行(1993/3/1) 原著©1988
(Amazonで見る)

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240921-hidarikiki-no-meigall6

 この作品は、アガサ・クリスティ・ファン・クラブの会長、
数藤康雄氏よりご紹介いただいたものです。
左利きが重要なポイントとなっています。

 左利きと右利きの人が共存している理想的な世界――
それはどんなものか想像してみてください。たとえば、こんな風景――。

 左利きと右利きの恋人たち――後に夫婦となる――は
ひとつのパレットをはさんでキャンバスを並べ、絵を描いている…。
 もし彼らが右利き同士だったら、
それぞれに別々のパレットを置いて描くことになる。
しかし、彼らはそれぞれ右利きと左利き。
パレットを挟んで、右側に左利き、左側に右利きの人がすわり、
ひとつのパレットから、同じ絵の具で、ひとつの風景を描く…。
 
 この本のなかで重要な役割を持っているのが、
そのような彼らが描いたそれぞれの絵。
仲のよい彼らは同じ手法をマスターし、描いたそれぞれの絵は、
微妙な視点のずれ――角度の異なった一組の絵をうみだした。
 彼らが手放した数枚の絵は、のちに名画として高く評価され、
財産としても一角のものであった。
 ところが、お金に困った主人公が
お祖母さんの絵を鑑定家に見せたところ、
なんとその絵は世界に数枚しかないという、
その高名な画家の手になるものだという。
離婚の危機に陥っている主人公は、
この鑑定家の女性とともにお祖母さんを訪ねるが…。

 その画家の数少ない実物を持つギャングのボスとの間で、
お祖母さんの絵をめぐってのコンゲーム…。
お祖母さんの絵は、本物か否か? 
お祖母さんを殺した犯人は誰か? というミステリ小説。

 

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<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)
レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―
ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果
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THE LEFT-HANDERS’ CLUB SURVEY 1994(翻訳:レフティやすお)

 イギリスのロンドンにある左利き用品専門店、
エニシング・レフトハンデッドの顧客と店を結ぶべく、
1990年にスタートしたザ・レフトハンターズ・クラブは、
現在千五百人を超える会員を持ち、年に四回の会報を出している。
 1994年6月に行われた会員に対する詳細な調査は、
会員自身の個人的、あるいは家族の歴史、
それぞれの特質・考え方にまで及び、左利きの人にとって重要なこと、
なやみの原因となる事柄を明らかにさせる、というねらいがあった。
 現在までに回答を寄せた263名の人たちは、全国的に見て、
年齢・性別・家族の状況など、典型的な左利きの人々である。
調査の結果は、左利きの人とその家族の体験に基づく主観的な意見と、
左利きに対する実際にある言外の意味とを教えてくれる。
 私たちは、この調査結果に啓発的なものと、魅惑的なものを発見した。
そして、私たちの継続的な活動において、
左利きの人に対する良き認識と考察のために、
それらを正しく用いるつもりである。

 調査の結果と結論は、下に示すとおりである。

 

◎ どちらの手を使いますか? Which hand do left-handers use?

(左手/左側の割合 %)
・字を書く、絵を描く           100%
・ハサミで切る               82%
・髪の毛をブラッシングする、とかす 98%
・歯を磨くとき、歯ブラシを持つ       97% 
・フォークなしで、ナイフを使う       92%
・フォークとともに、ナイフを使う      27%
・スプーンだけを使う           100%
・片手でボールを投げる           90%
・テニスのラケットを握る          92%
・ふたを回して開ける            88%
・ボールを蹴る               82%
・片目で見る(望遠鏡など)         76%
・(よく聞き取るために)耳に手をかざす   78%
________________________________________

「左利き」で食べる人のパーセンテージが低いのは、
以前の調査と一致する。
 左利きの人は、スプーンであろうとフォークであろうと、
常に首尾一貫して同じ手で食事をしている。
右利きの人は一致しない。
彼らはどの道具を使うかによって、手を使い分けている。

 

◎ 会員は書字(手書き)の際にどのような問題を持っているのか?
 Did members have problems with handwriting?

・カギ状の記号を書くとき、ペンの頭を中心に手をねじる
  ページを横切ってペンを引く           13%
・机に対して、斜め右に傾ける            63%
・自分のからだを斜め右に向ける           40%
・書いているうちに、時々書いたものが汚れてしまう  69%
・自分の書く姿勢が窮屈なことに気付く        29%
・あなたの書き方や姿勢が、書くスピードを鈍らせる
  たとえば、ノートを取るとき           38%
________________________________________

左利きの人の最大の問題は、書くことだが、
それはインクがスムーズに流れる左利き用の万年筆を使うことで、
書くのに適した姿勢と用紙を置く位置を工夫することで、解決できる。
もし、先生たちがこのことに気付いていたら、
左利きの子供たちの生活は、もっと楽になるに違いない。

 

◎ 左利きの人は学校でどんな問題を持っていますか?
Did left-handers have any problems at school?

60%の人―広い年代にわたって。全体的に見ると、
 サポートのないこと、あるいは少ないことに集約される。

代表的な意見は
・訴えた後で、父親が先生と話し合った。
・違いやむずかしさを感じた。
・誰もが、頭が悪いと思った。
・左利きの先生からだけ。

64%―書き方を習うときの困難さ
・悪夢! 汚れる/覆い隠す、書くことはいつも問題になる。
・先生は右利きに変えるように試みさせる。
・ペンとインクを使わなければならなくなるまでは、楽しんだ。
・左手を使うのと、汚すのとで、定規が耳に。
・校長が言うことには、私のペットのクモの方がきれいに書ける。

17%―いつかは左利きであることをやめさせようとした。
15%―左利きとは直接関係ないけれど、
多少話すことに問題を持っていた。

 

◎ 左利きの人が左利きに結び付けて考える特質
Attributes that left-handers think relate to their handedness

44%の回答―右利きの人より有利だと考えていること:
 適応性/順応性、論理的思考、創造性/独創性、
 (数字・文字を)逆から数えたり、読んだりできる、絵を描く、
 ドライブ(ギアが左側)、空間認識に優れている、計算に優れている、
 なにごとにも向いていて偏見がない、記憶がよい。

スポーツで有利といわれているもの:
  ボクシング、クリケット、テニス、バドミントン、フェンシング、
射撃、ラウンダーズ、野球。

 

◎ 右利きの人は左利きの家族をどのように考えているか?
 What do right-handers think of their left-handed family?

54%の回答――彼らが見た左利きの人たちの困難さ:
・缶切り、小切手帳、切ること、台所用品、書くこと、電話、カメラ、
  裁縫、ビンを開ける。
・礼儀正しく食べない。
・さまざまな運動の技法を教えてもらえない。
・彼らの書いたものは読めない。

30%の回答――左利きは、日常の仕事において、行いが不器用で、
  動きがぎこちない。
・不器用だ、しかしそれはまちがった道具を使っているから。
・ほとんどの仕事でへたくそ、すべてのことに自信のなさと
  内気さが現れている。
・少し変わった意見:「彼女が引っ越すとき、損をする」
・         「彼女の左足が内側に向くと、時々倒れる」

6%の回答――左利きは有利だ:
・いくつかのスポーツで。
・彼らは順応性が高い。
・空間的作業や創造性に優れている。

 

◎ 左利きの人は自分自身のことをどのように見ているか?
 What do left-handers see themselves?

56%の回答――左利きは平均より知能が高い。
39%の回答――平均より不器用で動作がぎこちない。
51%の回答――平均より創造力があり、芸術的である。
________________________________________

左利きは知能が高い、と示す調査があった。
しかしそれは一般的に受け入れられていない。
七人(三%)の人たちは、MENSAのメンバーだという。
これは、MENSAに加入できる率、人口の二%よりわずかに高い。
しかし、彼らのメンバーの間では、左利きの記録を取っていない。
(*MENSA/知能テスト上位二%の人々のクラブ)

 

◎ 左利きに関係がある事故 Accidents related to left-handedness

19%の回答――明確に左利きに起因すると考えられる事故の詳細:
・メータースタンプ器に左前腕をとられた。
・パンをスライスするときに指を切った。
・体育教師を投げ槍で危うく殺しかけた。
・(右側に注ぎ口のある)シチュー鍋から熱い液体を注ぐときに
 やけどをした。
・学校の木工作業でノコギリで事故を起こした。

 

◎ 仕事での左利き Left-handers at work

・回答者は、例外的ではない集団をして、広い分野の職業に存在する。
  八%は教師。
・左利きの人が仕事において好きなこと:
  ひとびととふれあうこと、創造的思考、問題を解くこと、
  計画を立てること、実用的な仕事、数字に関する見積もり・予測。
・彼らが嫌う仕事:事務処理、繰り返しの多い仕事、訓練、
  型にはまった仕事、役所仕事、書類整理。

 

◎ 左利きの人が期待している改良点
Improvements that left-handers would like to see

・右利きの人からの思いやりをもう少し。
・もっと教師に左利きに関する認識と教育を。
・世間一般の人が、左利きは不器用だ、と考えないこと。
・少数意見「おやまあ、あなたは左利きですか、お気の毒に」

左利きバージョンが欲しいもの、具体的に:
 小切手帳、カメラ、ビデオカメラ、自転車のベル、絵のパレット、
 ライフル銃、コンピューターのキーボード・マウス、アイロン、
 計量カップ、会議机、調理器(左手で開くオーブン)、
 クロスワード(ヒントが右側に書かれている)、手すり(両側に)、
 ガスストーブの調節つまみ、芝刈り機、ワードプロセッサー、
 ペッパー/ソルト・ミル、ミシン、キャッシュマシン、
 充分な長さの紐がついたカウンターのペン、
 セガ・メガドライブのコントロール・パッド、スーツケースの引き手。
________________________________________

これらのうちのいくつかは、実現が難しい。
しかし、わがクラブでは左利きのニーズをよく考慮するように、
デザイナーや製作者に対してキャンペーンを続けていく。
財政的に実行可能な限り、
特別に製作した各種の左利きバージョンの道具を確保する。
クラブの会報”The left-hander”を通して、左利き並びに、
潜在的な問題を軽減させることができるものに対する認識を
引き続き高めていく。

------------------------------------------------------------------

――次回は、

 「LL7 1995-96(平成7-8)年 冬号」

を紹介する予定です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [32]『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(5)LL6 1995(平成7)年 秋号」と題して、今回も全紹介です。

「<特集:左利きアンケート>From LHC (Left-handers Club/U.K.)レフトハンダーズ・クラブ(イギリス)より―ザ・レフトハンダーズ・クラブ1994年アンケート調査結果」は、私自身の翻訳という素人の仕事ですので、誤訳も多々あるかと思われます。
それでも、それなりに言わんとする意味はご理解いただけるかと思います。

30年前の調査ではありますが、それぞれに貴重な内容の情報で、現代にも通じる部分があります。
多くの方に知ってほしい情報でした。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.08.13

8月13日は49回目の「国際左利きの日」INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY――始まりは1976年アメリカ

毎年書いていることなのですが、日本語で「国際左利きの日」を検索しますと、日本語版ウィキペディアも含めて上位10件中9件で、

《1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により》云々

と出てきます。

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202485-ilhd2

(画像(1)(2):Googleでの日本語「国際左利きの日」の検索結果上位10件)

 

一方、英語で「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」を検索しますと、2件目に英語版 WikipediaのInternational Lefthanders Dayが登場し、

《The day was first observed in 1976 by Dean R. Campbell founder of the Left-handers Club.
 (翻訳)この日は、左利きクラブの創設者であるディーン R. キャンベルによって 1976 年に初めて祝われました。》

と出ています。
他の英語サイトでも、この「1976年起源説」の情報を紹介しています。

2024811wikipediainternational-lefthander

(画像:Googleでの英語「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の検索結果2件目の英語版 WikipediaのInternational Lefthanders Dayの該当部分-2024.8.11)

 

日本語での検索結果とは大違いです。

誤りの諸悪の根源が日本語版ウィキペディアにあるのかどうかは存じませんが、困った状況が続いています。

ただし、日本語版ウィキペディアの「左利きの日」の項目(最終更新 2022年1月11日 (火) 01:35)には、

 《この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
  出典検索?: "左利きの日" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2021年8月)》

との注意書が出ています。
どなたかご協力してやってください。

 

 ●「LEFTHANDERS INTERNATIONAL」と「LEFTHANDER MAGAZIN」

英語版Wikipedia等の「1976年キャンベル起源説」に関して――

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第624号(No.624) 2022/8/13
「2022年8月合併号―「8月13日は国際左利きの日」―」
ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2022.8.13
2022年8月13日左利きの日INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY合併号-週刊ヒッキイ第624号
「新生活」版

から転記します。

--
 私自身、昔購読していたのが、
 このキャンベルさんがチェアマンをしていた
 「LEFTHANDERS INTERNATIONAL」という組織が発行する
 「LEFTHANDER MAGAZIN」という左利きの人のための雑誌でした。

 これは、1991(平成3)年3月発行の
 『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188
 「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」
 (ワールド・フォトプレス)に掲載されていたもので、
 1993(平成5)年に、英語を勉強して連絡を取り、
 定期購読していたものでした(1993年11・12月号~1996年3・4月号)。

 そこには、アメリカでのイベントのリポートなども掲載されていました。

 ちなみに、雑誌で知ったイギリスの左利き用品専門店
 「Anything Left-Handed」の顧客が参加できる、
 前述の「Left-handers Club」の会員になり、
 機関誌「The Left-hander」も定期購読していました
 (1994(平成6)年No.16~1997年10月No.27)。

 もちろん現在、世界的に唯一かもしれない、活動中の
 「lefthandersday」サイト「https://www.lefthandersday.com/」では、
 自身が始めた1992年を起源としています。

 これはあくまでも、先週の<号外>でも書きましたように、
 そちら側の「主張」です。

 本当の歴史的事実は、違います。
--

 

昨年は、このことをメルマガで「メディアに注文」として書いています。

メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第647号(No.647) 2023/8/12
「8月13日<国際左利きの日>を前に~メディアに注文」

ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.8.12
8月13日国際左利きの日を前に~メディアに注文-週刊ヒッキイ第647号
「新生活」版

--
 英語の「International Lefthanders Day」
 「International Lefthander's Day」等で検索しますと現れます、
 英語版のWikipediaやその他の左利き系サイトには、

 (私の英語読解力に誤りなければ)
 1976年、アメリカ・カンザス州の州都トピカに開店した
 左利き用品店のオーナー、ご自身左利きである、
 ディーン・キャンベル(Dean R. Campbell)さんが、
 開店一周年を機に左利きの人の会(Lefthanders International)を始め、
 左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指し、
 開店記念日にあたる<8月13日>を
 「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)という
 記念日に制定したのです。
--

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(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた-2021.8.13)

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(画像:1993年11・12月号~1996年3・4月号 定期購読していた、アメリカ・カンザス州トピカのディーン R. キャンベルによって設立された「Lefthanders International」発行の隔月刊の雑誌「Lefthander Magazine」から、チェアマンのキャンベルさん) 

 

 ●「左利きの日」は単なるトピック?

マスメディアでこの日のことを取り上げてもらえることは、よいことですし、嬉しくは思います。
しかし、その取り上げ方は単なるトピック「今日は何の日?」という物珍しさの話題のみに終始しています。

「左利き」をきっかけに、真剣に多様性についてとか、社会的包摂(しゃかいてきほうせつ ソーシャル・インクルージョン social inclusion――大路直哉著『左利きの言い分』で知った言葉。「社会的排除」に対する言葉)について考察するというような、中身のある報道とはいいにくいものです。

せいぜい左利き用品を二、三点紹介して終わりという感じです。
本気で左利きの問題を正面切って取り上げるという姿勢は見られません。

今私が遅れている左利き用品の分野として、楽器についてメルマガで考えていますが、これに匹敵するような話題が紹介されたという記憶はありません。

本当に左利きの人、それも“覚醒した”左利きの人に取材しているのか、疑問に感じる内容ばかりです。

 

 ●最近の左利きの本

閑話休題――。

最近、またポツポツと左利きに関する本が出版されるようになっています。

十年一昔という言葉がありますが、十年ごとぐらいに左利きの本が求められるともいわれます。

2020年代に入ってからですと――

 

【左利き応援本】

(2021年)
◎脳科学・精神医学系
(1)(2021年)
(1)『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』加藤俊徳/著 ダイヤモンド社 2021/9/29
(Amazonで見る)

――左利き・利き側の科学解説書というより、<左利きの脳内科医>による“左利き応援本”というのが本当のところでしょうか。

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『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.16
久しぶり?の左利き本近刊『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』

「新生活」版

 

◎自然科学系
(2,3)マーティン・ガードナー『新版 自然界における左と右』(上下) 坪井 忠二, 藤井 昭彦, 小島 弘/訳 ちくま学芸文庫 2021/1/9
上(Amazonで見る)
下(Amazonで見る)

――1992年、紀伊國屋書店版の文庫化再刊。
 上巻(2)の「第9章 人のからだ/第10章 少数派の左利き」では、左利きについて。左利き友の会を主宰された箱崎総一さんや麻丘めぐみさんのヒット曲「わたしの彼は左きき」について等日本の左利き事情についてもふれている。

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(2022年)
◎脳科学・精神医学系
(4)『左対右 きき手大研究』八田 武志/著 DOJIN文庫 2022/5/16
――日本の利き手研究の第一人者による、2008年発行のDOJIN選書版の増補文庫版
(Amazonで見る)

(旧著)『左対右 きき手大研究』八田武志 化学同人(DOJIN選書 18) 2008.7.20
(Amazonで見る)

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『レフティやすおのお茶でっせ』2022.2.22
利き手と左利きの科学的研究書・八田武志『左対右 きき手大研究』増補版?文庫化4月22日発売
「新生活」版
2022.5.19

利き手と左利きの科学的研究書・八田武志『左対右 きき手大研究』加筆・文庫版発売
「新生活」版

 

◎脳科学・精神医学系
(5)『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話:特別な感性と選ばれし才能の秘密とを大解明!』八田 武志/監修 日本文芸社 2022/7/29
――八田 武志/著『左対右 きき手大研究』を参考にし、より一般的な疑問等を一項目見開き2ページで簡単に図解・説明した120ページほどの小著。
 「国際左利き日」を、1992年イギリスの「Left-Handers Club」によると説明しているのは、残念!
(Amazonで見る) 

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(2023)
◎社会科学・人文科学系
(6)『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著 PHP新書 2023/9/16
(Amazonで見る)

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――旧著『見えざる左手』から二十数年、新たに「日本左利き協会」を設立された発起人の一人として、左利きの問題に取り組んだ著作。
 「国際左利き日」については、イギリス「Left-Handers Club」による活動を紹介する箇所の注に、始まりは1976年アメリカのキャンベルさんによると明記している。

『レフティやすおのお茶でっせ』2023.9.20
大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』(PHP新書)買いました
「新生活」版

 

(2024)
◎社会科学・人文科学系
(7)『左利きの歴史:ヨーロッパ世界における迫害と称賛』
ピエール=ミシェル・ベルトラン/著 久保田 剛史/訳 白水社 2024/6/27
(Amazonで見る)
――――前半では、ヨーロッパ社会における左利き差別と迫害の歴史を綴る。後半では、時折現れた左利きに好意的な対応を示した時代をも語る。左利きの歴史は、ヨーロッパ社会においても、迫害と解放との狭間で揺れ動きながら徐々に良い方向に変化してきた歴史であった。原著は2008年の第二版。

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――前半では、ヨーロッパ社会における左利き差別と迫害の歴史を綴る。後半では、時折現れた左利きに好意的な対応を示した時代をも語る。左利きの歴史は、ヨーロッパ社会においても、迫害と解放との狭間で揺れ動きながら徐々に良い方向に変化してきた歴史であった。

『レフティやすおのお茶でっせ』2024.7.3
新しい左利き本『左利きの歴史:ヨーロッパ世界における迫害と称賛』発売される
「新生活」版

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【児童書】
(2021年)
『ヒミツのひだりききクラブ』キリーロバ・ナージャ/著 古谷萌, 五十嵐淳子/イラスト 文響社 レアキッズのための絵本 2021/10/7
(Amazonで見る)

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――《親子で多様性について学べる、レアキッズ応援絵本 ちょっとユニークな子どもたちを応援する絵本シリーズ第2弾!》

『レフティやすおのお茶でっせ』2021.10.23
日本初!ひだりききの子どものための絵本『ヒミツのひだりききクラブ』発売
「新生活」版

 

【実用書】

(1)(2020年)
『左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』萩原 季実子/著 アスコム 2020/7/23
(Amazonで見る)

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――18万部を突破したベストセラー『誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』という右手書き・右利き用のものを左手書き・左利き用に作り直したもの。
 左利きの人向けアドバイスと左手書きに適した右から左への縦書きで段階練習できる「左利き用」の練習帳になっている。 

(2021年)
(2)『左利きギター専用! ギターコードブック』ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス 2021/3/14
(Amazonで見る)

――筆者未見。《左利きギターをお使いのギタリスト専用コードブック!
 実用的な頻出コードを含め、1080パターンのコードダイアグラムを見やすい大きさで収載!
 ギター初心者はもちろん、お使いのコードブックが見づらく困っていた方にもオススメの一冊です。》 

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(2023年)
(3)『左利きさんのためのはじめてのかぎ針編み』佐野 純子/著 日東書院本社 2023/7/19
(Amazonで見る)
――《手芸好きの左利きさん必携の一冊ができました!
 【左利き専用】かぎ針編み入門書
 編み物を諦めていた左利きの担当編集者が、どうしても編めるようになりたくて作った一冊》

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(4)『左利きさんのためのはじめての棒針編み』佐野 純子 日東書院本社 (2023/10/24)
(Amazonで見る) 
――<左利きさんのためのはじめて編み物>シリーズ第二弾。

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『レフティやすおのお茶でっせ』2023.9.11
佐野純子さんの左利き編み物本の第二弾『左利きさんのためのはじめての棒針編み』10月24日発売
「新生活」版

 ・・・

「国際左利きの日」は「左利きの人だけの日」ではありません。
どちらかといいいますと、「左利き以外の人たちの意識を変えて貰うために、左利きの人たちがアピールする日」だと私は思っています。

何事に於いても同じ事ですが、ますは当事者が問題点を世間にアピールし、世間の当事者以外の人たちがそれらについて真剣に考察する、そういうきっかけの記念日であってほしいものです。

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2023.10.21

『左組通信』復活計画(24)左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで-週刊ヒッキイ第651号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第644号 【別冊 編集後記】

第651号(No.651) 2023/10/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [24]
レフティやすおの左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第651号(No.651) 2023/10/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [24]
レフティやすおの左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 6月以来の<ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画>
 です。

第644号(No.644) 2023/6/17
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [23]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(23)「利き手調査」番外
第46回 利き手テストと意識の一致度は?」
2023.6.17
『左組通信』復活計画<左利きプチ・アンケート>(23)
利き手テストとの一致度は?-週刊ヒッキイ第644号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-bc6033.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/a6059a8b9461d9268446e06a57459754

 前回までは<左利きプチ・アンケート>を公開してきました。
 利き手テストの類いをずっと続けていました。
 一番興味を持たれるコンテンツといいますか、アンケートでした。

 その後、それ以外のアンケートのなかから、
 比較的人気のものを選んで紹介する予定でした。

 しかし、全64回のなかから適当のものを選ぶのは、結構むずかしく、
 申し訳ないですが、一応終了とさせていただき、
 次のコンテンツを紹介しようと思います。

 『レフティやすおの左組通信』のメイン・コンテンツは、4つ。

 (1)左利き私論――私の左利きについての考えをまとめたもの
 (2)<左利きプチ・アンケート>――前回まで一部を紹介
 (3)左利きphotogallery――以前一部紹介した、私の愛用・愛蔵の
   左利き用品や、前号でも紹介したカメラなどを写真入りで紹介
 (4)レフティやすおの左利き自分史年表――更新停止の2009年頃までの
   社会における左利きにまつわる出来事や自分の体験などの歴史年表
   
 このうちから、(4)左利き自分史年表 を紹介していこうと思います。
 前号で昔の活動について書きましたが、過去のメモと比較しますと、
 記憶の間違いも結構ありました。
 この際、改めてまとめておこうと思います。

 過去のホームページ版に新たに追記しながら、
 現時点での<完全版>を作って行く予定です。

 

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(画像:今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き自分史年表」のページ冒頭) 

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(画像:今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き人生/少年時代 その1」のページ冒頭) 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [24]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(1)
 
  1954-1971―高校卒業まで
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 ●「1954-1971―高校卒業まで
【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-1」

====================================================================
(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
====================================================================

(前史)

1948(昭和23)

(左利きミステリ・短編)「アンゴウ」坂口安吾 初出:『別冊サロン』1948年5月号
(本作収録雑誌・短編集)『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)
【小特集1/アニメ「UN-GO」】から原作。
『日本探偵小説全集 10 坂口安吾集』(創元推理文庫 1996)より再録

(収録短編集)『古書ミステリー倶楽部II』ミステリー文学資料館/編 光文社文庫 2014/5/13

(関連作品)UN-GO第6話脚本「あまりにも簡単な暗号」會川昇
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第304号(No.303) 2012/3/17「名作の中の左利き
 ~推理小説編5「アンゴウ」坂口安吾」
2012.3.24
坂口安吾「アンゴウ」名作の中の左利き~推理小説編5~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii304号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2012/03/5-hikkii304-66e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9c6612ea005ecae70727661b14446e28

 ・・・

1954(昭和29) 0歳

1/大阪府に生れる。
時期不明 入園前後の時期か、5,6歳のころか、左利きに気付いた両親から右に直すように、左手を使わぬよう、左手の人差し指にやいとをされた(ようだ)。今もひとつ4,5mm程度の跡が残っている。

1959(昭和34) 5歳

(幼稚園時代)左ひじを骨折。しばらくの間(期間不明)三角巾で釣り、左手を使用できない状況に陥るが、左利きは変わらない。

1960(昭和35) 6歳

4/小学校入学。両親が担任の先生に左利きを矯正すべきか相談する。そのままでよいという返答で、以後一切矯正は受けず、現在に至る。

(参照)『レフティやすおのお茶でっせ』
【左利きライフ研究家レフティやすおのできるまで】
2012.6.11 第1回

●右利きにあらずんば…
※【「左利き(利き手)の矯正」について】
※【「左利き(利き手)の矯正」について】
本稿は、無料メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(第39号 2006/7/15 ~ 第112号 2007/12/15)での連載記事「レフティやすおの左利き活動万歳/私にとっての左利き活動」(全19回)に、ホームページ『左利きを考える レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き人生 少年時代」等の記事を交え、加筆修正したものです。

2012.6.19 第2回 幼少時の記憶から

●昭和30年代の時代風潮
●秋山孝『左手のことば』から
●左手人差し指のやいとの痕
本稿は、メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第39号(No.39) 2006/7/15「私にとっての左利き活動」より、「■レフティやすおの左利き活動万歳■ 私にとっての左利き活動(1)」(隔号掲載)、
および『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き人生 少年時代 その1」を元に、一部加筆修正したものです。

2012.7.5 第3回 利腕を骨折しても…

●利腕を骨折しても…
●簡単に「矯正」できると言うけれど…
●才能と能力
●利き手テストによる分布図
●右岸と左岸との間に架かる橋の上に立つ人
●左右の手の筋運動測定による判別
●左利きの度合い
本稿は、メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第39号(No.39) 2006/7/15「私にとっての左利き活動」より、「■レフティやすおの左利き活動万歳■ 私にとっての左利き活動(1)」(隔号掲載)、および『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き人生 少年時代 その1」を元に、一部加筆修正したものです。

2012.11.22 第4回 左利きの意識とハサミの話

●左利きの意識
●ハサミは右手用・左手用の二種類
●右手用と左手用のハサミの構造
《今回は、小学校低学年時代だろう?ハサミの思い出を中心に―。》
《「左利き=マイナス」、「左利き=良くないこと」、「左利き=できれば隠しておいた方がいいこと」といった意識は刷り込まれていました。》

1959(昭和34)-1960(昭和35) 5-6歳

(左利きミステリ)『霧の旗』松本清張 ――冤罪を受けた男の妹が左利きの犯人を暴こうとする物語。
初出:『婦人公論』1959年7月号~1960年3月号連載
 (1961年3月) 中央公論社刊
『霧の旗』松本清張(新潮文庫 昭和47.1.30発行/平成15.9.10 41刷改版/平成20.7.10 51刷)

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第317号(No.317) 2012/6/16「名作の中の左利き~推理小説編8~『霧の旗』松本清張」
2012.6.21
名作~推理小説編8『霧の旗』松本清張:左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii317号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2012/06/8-hikkii317-5c5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ea53289cc83c3eb73f0733ab31121f8a

1961(昭和36) 7歳

9/30(左利きミステリ/SF)H・G・ウェルズ「プラトナーの話」宇野利泰訳 ――『来たるべき世界の物語』H.G.ウェルズ短篇集〈第1〉 早川書房編集部編 ハヤカワSFシリーズ 収録(別題「プラトナー物語」The Plattner Story (The New Review 1896/4))
  四次元世界に飛び込み戻ってきた男性は右利きから左利きに、内臓を含め身体の左右も反転していた。

「プラットナー先生綺譚」小野寺健訳 『白壁の緑の扉』
  ボルヘス編バベルの図書館8 国書刊行会 1988/9・収録

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第561号(No.561) 2019/12/21「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(38) 小説編:左右反転世界「大喝采」横田順彌」
2019.12.21
右用と左用の違い(38)小説編左右反転世界「大喝采」横田順彌
-左利きで生きるには週刊ヒッキイ561号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/12/post-24c855.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/0ba543b6e210a8a6e9f74a3aa7732c50

第565号(No.565) 2020/2/15「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(39)小説編(2) 左右反転で左利きになった人々
(楽しい読書・コラボ編)」
2020.2.15
左右反転小説-左利きになった男(楽しい読書/週刊ヒッキイ・コラボ編)
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-386af3.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/4f51bd8d9db08cbed1d00af8d1aad595

1963(昭和38)頃か? 9歳?

(小学4年?)親戚のお葬式?での食事の際、左手に箸を持って食べている私に同席の大人の男性が「左利きは頭がおかしい…」といった言葉をかけてきた。それ以来、人前では右手を使えるように、と考えるようになり、ひそかに右手で字を書く練習を始める。
運動会でもらった低学年用みたいで使っていなかった大きな升目のノートを使ってかなりの期間練習し、かたかな、画数の少ない漢字、線の少ないひらがなはかなり書けるようになっていた。
しかし学年が上り、勉強が難しくなると、ノートを取るスピードの問題など時間的制約を感じるようになると、やはり左手でないとついていけなくなってしまい、立ち消えになった。

(参照)『レフティやすおのお茶でっせ』
【左利きライフ研究家レフティやすおのできるまで】
2012.12.26 第5回 最初の衝撃!

●「ぎっちょ/左ぎっちょ」と「差別」
●最初の衝撃!
●「頭がおかしい」発言によるショック
●親にも言えないこと
●ある決意
●秘密の特訓
●左手書きでも「けっこうきれいな字だ」
●忙しくなれば…
※本稿は、『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
「少年時代その1(左利きマイヒストリー・エッセイ)」「最初の衝撃!」を基に書いています。

(小学4年?)習字の授業が始まり、大筆を使う大きな文字は腕全体の動きで書くので、新しい技術として見よう見まねで右手で書く。左利きの児童向けの指導がなかったこともある。素直な子だったから左手での書き方を先生に尋ねることもなかった。ただし、横に名まえを書くときは小筆を使い小さい字で書かねばならないくので、手先の細かい作業はやはり左手でないと不自由なので、左手に持って書いた。
(小学4年?)そろばんの授業があり、これも見よう見まねで右手で行う。

1964(昭和39)? 10歳or11歳?

(小学5年or6年?)家庭科の授業で、裁縫を習う。習字やそろばん同様、見よう見まねで右手で運針をこなす。手先の細かい作業なので左手でやってみようとしたが、いちいち先生の言うことを頭の中で左右を入れ替えてやるのが面倒になりやめる。

1966(昭和41)?12歳?

(中学1年?)ペン習字の時間があり、ペン軸にペン先を差し込む式のペンをインクに浸して書くのだが、左手で書く場合はペン先を紙に押し付けるため、ペン先が固いせいで紙が破れるだけでまったく書けず、おおじょうする。

1967(昭和42)?13歳?

(中学2年?)技術家庭の授業で、製図を習う。T定規を使って線を引くのだが、左手で書こうとすると反対の方から線を引くことになり非常に使いにくいことがわかり、右手で線を引くようにする。

1968(昭和43)14歳

(中学3年)高校受験を控え父兄懇談で工業高校に進むと決まったことを知った数学の担任の先生が、工業高校に上ると左利きではいろいろ不自由なことがあるから右に直したほうがいい、と忠告してくれる。
――その時点では正直よく理解できなかったが、日常左利きであることに不便さは感じていたが、何で直さんならんねん、という気もあって「嫌な先生だ」と感じた。今思うと決して悪い先生ではなく、よく忠告していただいたと思っている。当時はまだ個人でどうにかするしかない時代だったのだ。とにかく利き手についてふれた指導をしてくれた先生はこの人だけだった。忠告はしても具体的に強制的な指導はしなかった。

『左利きの世界』箱崎総一 読売新聞社 ――後の〈左利き友の会〉主宰者で精神科医による、日本初の左利き応援本?
 <“左利き”の旗手>として、戦後『太陽の季節』により文壇の寵児となり、政治家に転身した石原慎太郎さんと芸能界の左利きとして《わが国の映画界で活躍している一家》高田浩吉さんとその娘・高田美和さんを紹介し、高田美和さんの「手記」を掲載。

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(参照)
第519号(No.519) 2018/6/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(2)高田美和」

『わが家は父も母もそろって左利きですが、そのせいもあって、私は小学校へ上がる前ごろ、両親から人一倍きびしく、右手を使う特訓を受けましたが、どうしてもうまく行きません。困り果てた両親が、小学校の先生に頼みこんだところ「なおすひつようはありません。また、無理になおすと、どもりになるおそれもありますから」といわれて、両親以上に私もホッとしました。

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『レフティやすおのお茶でっせ』2018.6.13
左利き者の証言(2)『左利きの世界』から高田美和
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第519号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/06/2--hikkii519-3e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/706537ad79155a698052c9a3ca1d12cd

1969(昭和44)15歳

(高校1年)工業高校に入学する。製図の時間、ドラフターを使うときはやはり左手で線を引くのはむずかしく、右手で線を引く。数字などは当然左手で書く。
――実習で各種の工作機械を使うようになるが、どれもやはり右利き用に設計されていると実感する。利き手の違いによる違和感を持ち始める。

1969-1972(昭和44-47)?年月不明

?/入学祝いに父に買ってもらった腕時計を当初は左手にするものだという固定観念で、左手にしていたが、字を書くとき邪魔になるせいもあり、いつしか右手にかえる。

1971(昭和46)17歳

精神科医箱崎総一による左利き友の会発足。(1975/1『左利きニュース』42号をもって活動停止) ――この左利き友の会のことは当時新聞でも話題になり、その記事を読んだ記憶がある。興味はあったが参加するところまでは行かなかった。左利きであることを家では公認されていたものの、自分のなかにコンプレックスがあり、それを自ら表明するようで、親に対して申し訳ないような気持ちもあり、そういう思いを人に知られることが嫌だったから。

5/「兄弟」阿刀田高 ――双子の兄弟の片割れとの扱いの違いに悩むもう一方の片割れのお話。
初出:東京新聞等 昭和56年(1981)5月31日
(1981) 収録短編集『最期のメッセージ』講談社刊
(収録短編集)『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 2009.1.15

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第291号(No.291) 2011/12/17「名作の中の左利き~推理小説編-3-「兄弟」阿刀田高」
2011.12.29
阿刀田高「兄弟」とLYGP2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」291、292号告知
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2011/12/lygp2012-hikkii.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8067fe3bf2ee0e82e960e5259cc9b509

--高校卒業まで--

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [24]レフティやすおの左利き自分史年表(1)1954-1979―世界が間違っている」と題して、今回も全紹介です。

今回からは予定を変更し、メインのコンテンツの一つである「レフティやすおの左利き自分史年表」の改訂版の第一弾をお送りしています。

過去2号に渡って、私の左利き活動について、その「初心」を紹介しました。
その流れでこういう展開になりました。

従来の年表をそのまま示し、更新停止した2009年以降の追加を入れるという方法もありましたが、この際思い切って更新版を作製することにしました。

今回は、誕生から高校卒業まで、【左利きライフ研究家】の前史といったところでしょうか。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2023.09.23

大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』(PHP新書)買いました

以前紹介しました↓

2023.9.6
「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』9月16日発売 (「新生活」版)

 

『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著 PHP新書 2023/9/16

230919hidarikiki-no-iibun-600

を買ってきました。
わがまちでは、19日に本屋さんに並んでいました。

またペラペラとみただけですので、
本格的な紹介はまたいずれということで、今回は、第一印象とでもいますか、「まえがき」「目次」他、全体をパラパラッとのぞいてみた印象をいくつか書いておきましょう。

 

 ●タイトルについて

まずは、タイトルですね。
かなり工夫の跡が見られます。

著者の大路さんから以前どこかでお聞きしたと思うのですが、前著のタイトルに「左利き」という言葉を入れなかったのは失敗だった、というのです。

前著――
『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路 直哉 三五館 1998/10/1

230919hidarikiki-no-iibunmiezeru-hidarit

 

確かに「左利き」のキーワードでの検索ではなかなか引っかかりにくいですよね。

「左利き」に何らかの意味で興味を持っている人であっても、そのストレートなキーワードでの検索では届きにくくなります。

今回はズバリ「左利き」入っているので、その点はクリアしています。

 

次に「言い分」という表現。

これは工夫でしょうね。
私なら素直に「主張」としますね。

「言い分」の意味を調べますと、ネットの「コトバンク」(精選版 日本国語大辞典)では、

① 主張したい事柄。言うべき箇条。また、不満で、言いたい事柄。不平。言い条。

というふうに、ズバリ「主張」という意味もありますが、「不満」とか「不平」といった意味合いもあります。

もちろん、左利きの立場から「不満」や「不平」を主張することもあります。
特に現状の社会の在り方が「右利き社会」(右利きが優先される社会/右利きに偏重した社会)といわれるなかでは、こういう主張も多いとは思います。

ただ、それをタイトルに付けるかと問われると、私は回避したいという気持ちになります。
「売り言葉に買い言葉」ではありませんが、人によっては「不満」「不平」と受け取って嫌な感じを受ける、ということもありそうです。
ケンカはしたくないので、私は避けたいと思いますね。

「少しぐらい強くいわないと無視されますよ」という考えもあるかもしれません。

「まえがき」のおしまいの方にこうあります。

「左利きであることの不便さを訴える若年層が存在するいっぽうで、意外にもソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)の観点から左利きに関心を示す右利きが増えている」という現実でした。/そう、今まさに「右利き社会」のなかで「左利きの言い分」を分かち合い、右利きと左利きが共感し合いつつ、左利きにやさしい社会へと向かう千載一遇のチャンス到来です。》p.5

今が「左利きの言い分」――たぶんに「不満」「不平」を含む――を届けるチャンスだ、というのです。

それは「あり」だと思います。

 

 ●内容の概要

さて内容についてですが、まず「目次」を掲げておきましょう。

まえがき
序章 左利きはどのくらい存在し、なぜ生まれたのか
第一章 左利きの苦労
第二章 世界の宗教は左利きをどう捉えたか
第三章 日本における左利きの歴史
第四章 左利きの脳と身体はすぐれているのか
第五章 左利きの才人、偉人たち
第六章 「右利き社会」から「左利きにやさしい社会」づくり
主要参考文献
左利きのためのサポートファイル

*各章末に【注釈】が付されています。

 

内容は、まず「序章」では、左利きの割合、左利きの定義、左利きの成因、利き手の決まる時期、といった左利き/利き手の科学について。
第一章からは、左利きの前著も踏まえて、左利きの歴史。
左利きの苦難の歴史が綴られている、というところです。

正直この部分を読んでいると、私はちょっと平静ではいられなくなります。
この本を読むのは、つらいところがあります。

著者は私より13年後の生まれで(この本には生年が書かれていませんが、前著には「1967年生まれ」とありました。ちなみに筆者・私は1954年生まれ、昭和30年代に幼少期を過ごしました)、著者には「歴史」になっているような事項でも、私には頭では歴史になっていても、心はまだ「生(なま)」の感覚が残っている部分もあり、かなり厳しい思い出につながるものもあるのです。

第四章・五章は、左利きの脳の話と、左利きの偉人/才人、有名人のお話。

第六章は、いよいよ左利きの現状から未来へのアプローチです。
まずは「右利き社会」の現実に気づき、左利きの生活向上のために「(左手)左利き用品」や「(左右)ユニバーサルデザイン」製品の普及について、左利きを取り巻く新たな「サイレントストレス」について、左利きの人への言葉、左利きの子の育児について、左手書字について、右利きの人との友愛精神と未来作りについて、といった私が一番気になる部分が語られます。

 

 ●全編を通して感じたこと

先に左利きの苦難の歴史のくだりを読むのが、つらいと書きました。

それだけでなく、全編パラパラッと目を通した程度ですが、そうして読んでいるだけでも、ちょっと腹が立つといいますか、憤りを感じるといいますか、気持ちがいらだってくるのです。

これは、大路さんの考え方や書き方のせいというのではなく、要するに「この社会が間違っている」という事実に、です。
さらにいえば、その現状に甘んじている人が多すぎる、という現実に対する苛立ちですね。

若い人で左利きの不便を訴える人が増えているし、右利きの人で共感してくれる人も増えているそうですが、もっと強力に「社会を変える」という行動に進んでくれる人が増えてほしいものです。

変えようとしなければ、社会は変わりません。

昔どこかの国の左利きの大統領候補で「チェンジ」といって当選した人がいました。

まさに、必要なのは「チェンジ」です。
そして「チェンジ」に向かって「チャレンジ」することが大事です。

もちろん、暴力や武力で変えるというのではなく、言論と“政治”的な行動を通して、ですが。

 

 ●巻末の「主要参考文献」と章末の「注釈」を読む楽しみ

この本に限らず、私がこれらのリアル系の本(論文や硬派のエッセイ系の文章やドキュメント、ノンフィクションなど)を読むときに一番楽しみにしているのが、巻末の「主要参考文献」の類いを見ることです。
この本では章末に「注釈」がついていて、これも楽しみです。

どういう文献やデータを根拠として書かれているのか、とか、さらなるこちらの興味を誘うような文献等の情報源を知ることができます。
今後こういう事柄に関してはどのような本を読んでみればいいのか、と大いに参考になるからです。

前著の「主要参考文献」とかぶっている部分があるのは当然ですが、25年の間にどういう本や情報を採取し読み込まれたのかなど、私自身の手持ちのデータと照らし合わせながら見てみるのは勉強になります。

 

 ●「左利きのためのサポートファイル」にわがメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」が!

最後に、前著同様、巻末に左利きの関連情報「左利きのためのサポートファイル」が掲載されています。
「左利き教材メソッド」(書道・手縫い・ギター)、「左利き専用品」(通販・リアルの販売店)「左利き友愛団体」(日本左利き協会他)、「左利きのためのメールマガジン」(わが左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkiii』)。

230919hidarikiki-no-iibun-hikkii

ここに掲載していただけて、嬉しく思います。

*追記: 日本左利き協会のサイトの「左利き便利帳」に、わが左利きメルマガ&このブログが紹介されました。
左利き便利帳005:左利きライフ研究家・レフティやすおさんのメルマガとブログ

 

反面、ネットの時代にもかかわらず、大路さんの御眼鏡に適うこの手の総合的な<左利きサイト>等の紹介がないのは、やはり寂しいと感じます。
25年前にはあった、あるいはその後生まれて長年頑張っていた、そういう左利きサイトというものがありました。

今は、鉄板級のそういうオススメサイトがないというのは、非常に残念なことです。

出でよ、新人左利き研究家&活動家!

 

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2023.09.16

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii創刊18周年記念号-第649号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

第649号(No.649) 2023/9/16
「創刊18周年記念号――明日のために」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第649号(No.649) 2023/9/16
「創刊18周年記念号――明日のために」
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 今月は、2005.9.28の創刊号以来、18年周年となります。

 

20239hikkiimagmag

 

 当初は、軽い気持ちで週刊としました。
 実際書き始めると、なかなか大変で、徐々に手抜きとなり、
 月4回、そして現状の月2回となりました。
 さらに8月は、猛暑を理由に、合併号で月一回なんてことにも……。 

 そういうわけで、週刊とうたいながら、18周年で649号なのです。

 

 18年といいますと、今では成人年齢となります。
 始めたころに生まれたお子さんも今では大人ということです。

 このようなメルマガでも、左利きの子の育児のアドバイスの
 何かしらの足しにしてくださった方がいたとしますと、
 もうそのお子さんは、二十歳を過ぎていることでしょう。

 どのように育っていることでしょうか。

 幸か不幸か、たいしたことはできていないので、
 マイナスにはなっていないことでしょう。

 そして、少しでもお役に立っていたのなら、幸いです。

 ということもあり、
 今回は、暑さの手抜き? で、記念放談とします。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

  創刊18周年記念号――明日のために

  「汗で書く」―「汗をかく」ぐらいの気持ちで書き続けたい

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 ●初心忘るべからず

創刊号の編集後記にこう書きました。

 

 《=●レフティやすおの編集後記●=======

 色々迷った末の出発です。これからも多少の変更があるでしょう。
 しかし左利きの人のお役に立ちたいという思いは変わりません。
 左利きの人の力になりたい、そして幼い頃の自分のように左利きで
 嫌な思いをする人がいなくなるように、そう願って左利きの活動を
 続けています。
 これからもよろしくお付き合いのほどを!》

 

あれから18年が過ぎてしまいました。
今も変わらぬ思いは、

 左利きの子供たちに自分と同じ嫌な思いをして欲しくない

ということです。

そのために何かできることはないか、と始めたのがこのメルマガです。

ブログは2003年12月25日、
ホームページは2004年1月1日に始めていました。

それだけでは何かしら満足できず、もっと能動的なイメージの活動を、
と思って始めたのです。

 ・・・

「初心忘るべからず」の初出は、
世阿弥の「花鏡(かきょう)」(1424年)だそうです。

習い始めのころの謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならない、の意。
(出典 小学館 デジタル大辞泉)

から、

「何かを始めた最初のころの気持ちを忘れてはいけない、
 という戒めのことば」

となったといいます。

始めたときの思いを今も胸に秘めて、メルマガを続けていきます。

 

 

 ●当時を振り返って

当時、左利きメルマガを出している人がいたのです。

記憶で書いてしまいますが、なんとなく気が合う感じがして、
思いつくネタをいくつか提供しました。

まぐまぐの先輩でもあり「左利きメルマガ」の先輩でもある
渡瀬謙さんの発行する『レフティサーブ』がそれでした。

(のちに、
 『左利きの人々』(渡瀬 けん:名義 中経の文庫)

 にまとめられた。)

 

メルマガという、こういうやり方もあるのだ、と思い、
ちょっと相談したうえで始めました。

創刊号を書いて「まぐまぐ!」に送り審査の上、発行にこぎ着けました。
渡瀬さんに報告をすると、早速メルマガで紹介していただき、
一気に68部でスタートできました。

 

その後、教師生活23年、現・教育評論家の親野智可等さんの
家庭教育メルマガ『親力で決まる子供の将来』
https://www.mag2.com/m/0000119482?l=iib0008fb8
(「左利きを直す必要はない」という文章を書いておられるのを知り、
 連絡をし、左利き対応の100ます計算というのを実践されている先生が
 いることをお知らせしたり、時折お便りをしていました。)
でも紹介していただき、
またまた一気に300あまりまで伸ばすことができました。

その後は、私の力が及ばず、発行部数は減る一方です。

卒業される読者も多く、現在は200ちょいになっています。
左利きのお子さまを持つ親御さんの場合、
お子様がある程度大きくなられますと、自然と卒業されていくようです。

それはちょっと悲しいことなのですが、
当面の問題が解消されれば、人はそうなってしまうものなのですね。

喉ものと過ぎれば熱さを忘れる、とも申します。

本音を言いますと、親御さんたちにはいつまでも読者のままで、
左利きの子(および人)の味方でいて欲しいのですけれど……。

 

 ●大路直哉さんの新刊『左利きの言い分』にこのメルマガも…

基本、読者を想定して書いているつもりですけれど、
どうしてもその時その時の自分自身の思いが先行して、
読者の方々の意識からずれることも多々あるのかもしれません。

反響を待ちながらも、なかなかいただけなくて、
その辺は私の悪い癖が出てしまっているせいかもしれませんね。

お便りをいただけたら嬉しくて、許可も得ずに書いてしまったり……。
反省していますが、遅かりし、かも……。

 

もう一度初心に戻って、
気を入れてやっていこうと思います。

そういうモチベーションを上げるいい機会になりそうな、
ニュースがあります。

9月16日今日ですが、大路直哉さんの左利きの本が発売されます。
この本の巻末情報欄に、
このメルマガのことも載せていただくことになっています。

『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉
PHP新書

 

『見えざる左手』(三五館)、共著『左ききでいこう!』
(フェリシモ出版)につづく、著者三冊目の左利き本。
最初の社会学的アプローチの『見えざる左手』からは、ちょうど25年。

Amazonの情報によりますと、
左利きの人たちが経験してきた、歴史的な出来事やその背景も含めて、
左利きについての世間的な話題をまとめた、
最新版の左利き入門書(応援本)となっているように思います。

楽しみな一冊です。

 

 ●ネット活動20年の変化

このメルマガは18年ですが、ネット活動は20年になります。

この20年の変化を思い起こしてみますと、
ネット環境が電話回線から光になったということは大きかった変化です。
オフラインで、とかでなく、そのままネットサーフィンというんですか、
検索などできるのは、大きな変化です。

そして、当初はパソコン向けでよかったのが、
今ではスマホ向けを考えなければならなくなっている、ということ。

私のネット活動は、今はまだパソコン向けというレベルですね。
スマホ対応しないと、取り残されていくのでしょう。
このメルマガも、部数を伸ばすことはむずかしいでしょうね。

 

 ●20年間でいちばんうれしかったこと――教科書に左手書字例

ここで左利きを取り巻く環境の変化について見ておきましょう。

20年で変わったといえば変わっています。
左利きを否定されることが少なくなったのは事実でしょう。

ネット活動を始めたころは、例えば箸使いについていいますと、
左手で箸を持つことは日本の食事作法として認められない、
という意見が強く残っていました。

左手用の躾箸(練習箸)を作っていないメーカーさんがありました。
日本の作法として認められません、という意見です。

裏を取るように、作法・エチケットの本で、
悪い箸使いの一例として「左箸」を上げている人がいました。

今ではそういう例を見つけるのはむずかしくなっています。
実際には(本心は)どうかわかりませんが、
表向きはなくなってきています。

駅の自動改札も挿入式からタッチ式になっている部分もあるようです。
最新型では生体認証装置付きも出てきているようで、
少しは改善されてきているのかもしれません。

 

一番嬉しかった変化は、2020年に、このメルマガで長年訴え続けてきた
「小学書写教科書に左手書字例を!」
を実現させた教科書が誕生したことでした。

東京書籍の令和2年度用の小学校教科書「新しい書写」がそれでした。

https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou_current/shosha/
--
特色 3 書くことが楽しくなる教科書
全ての子供に「分かった!」「できた!」の喜びを。
 特別支援教育への配慮
 色覚多様性への配慮
 左利きへの配慮
--
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou_current/shosha/data/shosha_m_pamph_04.pdf
PDFファイル

230909-tousho-shosha-kyoukasho

あたらしいしょしゃ 1 [令和2年度]
(小学校国語科書写用 文部科学省検定済教科書)‎ 東京書籍 2019/3/1

200204-tousho-atarasiishosha-shosha_1

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書
「新しい書写 2年度用」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-0fbe38.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/dd08c16d81a211f5c60266bf57191f20

 

 ●10年ごとに一区切り

10年ぐらいの間隔で、
左利きの本があれこれと出版されることがあるようです。

理由として考えられることは、世代交代が進むということでしょうか。
十年一昔といいますように、十年もたちますと小学生も成人となり、
その親の世代は人生の次のステージへと進み、
かわって新しい世代が子を持つ親となります。

左利きや利き手についての知見は、学校の教科書には含まれず、
その知識や経験は、一世代毎に個人的に学ばれては失われて行き、
次の世代がまた新たに個人的に学び直すことになります。

そういう状況のなかで、
左利きや利き手に関する知識を本に求める人々が現れ、
そのニーズに応えるように、
こういう現象が起きるのではないか、と思われます。

以下に、ここ20年ほど、主だった左利き本の年表をまとめてみました。

 

2000年前後――

(1998 平成10)
10/『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提案』大路直哉 三五館
(1999 平成11)5/
『おいしい左きき』造事務所編著 イーハトーブ出版
(2000 平成12)
7/『左ききでいこう!―愛すべき二一世紀の個性のために―』
 フェリシモ左利き友の会、大路直哉 フェリシモ出版
(2001 平成13)
2/『あなたは完全な右(左)利き? それとも○○利き?』鮫島良文
 文芸社
(2002 平成14)
6/『左利きで行こう! 目からウロコの左利きツアー』
 リー・W・ラトリッジ、リチャード・ダンリー
 丸橋良雄、尾島真奈美訳 北星堂書店

 

2010年前後――

(2005 平成17)
12/1『左ききのたみやさん。―哀愁ただよう左きき爆笑エッセイ』
たみやともか 宝島社 
(2006 平成18)
7/『「左利き」は天才? 利き手をめぐる脳と進化の謎』
デイヴィッド・ウォルマン/著 梶山あゆみ/訳 日本経済新聞社
10/『非対称の起源 偶然か、必然か』クリス・マクマナス∥著
講談社ブルーバックス 
(2008 平成20)
7/20『左対右 きき手大研究』八田 武志/著 DOJIN選書
12/6『左ききのトリセツ』貫吉達郎 グラフ社
(2009 平成21)
1/1『左利きの人々 悲しくも笑える』渡瀬 けん/著 中経の文庫
1/16『モノ・マガジン』2009年2月2日号「特集・左利きグッズ大図鑑」
ワールドフォトプレス
5/『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍
6/『神々の左手―世界を変えた左利きたちの歴史』エド・ライト著
 スタジオタッククリエイティブ
8/31『左利きギターコード1008 -これは便利!左利きギタリスト御用達-』
中央アート
(2010 平成22)
3/5『選ばれし民 左利き』インフォレスト
(2014 平成26)
12/18『ぼくは左きき 本当の自分であるために』度会金孝
(わたらいかねたか)/著 日本機関紙出版センター

 

2020年前後――

(2017 平成29)
2/7『左利きあるある 右利きないない』左 来人/著 小山 健/イラスト
ポプラ社
(2018 平成30)
8/31『左利きの本【左利き専用メジャー&定規つき】』宝島社e-MOOK 
10/18『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』岡田崇花/著
ブティック社・ブティックムック
(2020 令和2)
7/23『左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』
萩原 季実子/著 アスコム
(2021 令和3)
3/14『左利きギター専用! ギターコードブック』
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
9/29『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き
「選ばれた才能」を120%活かす方法』加藤俊徳/著 ダイヤモンド社
10/7『ヒミツのひだりききクラブ (レアキッズのための絵本)』
キリーロバ・ナージャ/著 古谷萌, 五十嵐淳子/イラスト 文響社
(2022 令和4)
1/10『左利き用100ページのギター弾き語りノート&204パターンの
 ギターコードブック』楽譜乃音/著 Independently published
5/16『左対右 きき手大研究』八田 武志/著 DOJIN文庫
7/29『眠れなくなるほど面白い 図解 左利きの話』八田武志/監修
日本文芸社
(2023 令和5)
7/19『左利きさんのためのはじめてのかぎ針編み』佐野 純子/著
日東書院本社

★新刊★
9/16『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著
PHP新書

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2023.9.6
「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』
9月16日発売
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-64dede.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7baf11f00484a6f32b9d06781490e8bf 

★新刊★
10/24『左利きさんのためのはじめての棒針編み』佐野 純子/著
日東書院本社

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2023.9.11
佐野純子さんの左利き編み物本の第二弾
『左利きさんのためのはじめての棒針編み』10月24日発売
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-e43f26.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/a8d6067ceae1b5d06f69e2e65d3c82ba 

 

最近の傾向として、実用書も色々と出版されるようになってきました。
これは、啓蒙書の類いの時代からより実践的な実用書の時代への変化で、
左利きが世間で一般化してきた反映と言えるかもしれません。
よい傾向です。

 

 ●最後に――明日のために、今書くこと

このメルマガは先にも書きましたように、今も陸続と生まれてくる
左利きの子供たちが健やかに育つことができる環境を整備する
その一助となることを願って書き続けています。

あと何年書き続けることができるのかわかりませんが、
最期の時が来るまで、その時その時精一杯できることを、
と考えています。

ニーチェは、血をもって書け、といっています。

 《およそ書かれたもののなかで、私が愛するのは、
  血をもって書かれたものだけだ。血をもって書け。
  そうすれば君は、
  血こそ精神だということが身に沁みて分かるだろう。》
  『ツァラトゥストラはこう言った』フリードリヒ・ニーチェ
    森一郎訳 講談社学術文庫 2023/6/12
   「第一部 ツァラトゥストラは語る」<読むことと書くこと>p.66

「血でもって書く」とまでは行かないかもしれませんが、
「汗で書く」―「汗をかく」ぐらいなら私にもできそうです。

それぐらいの意気込みで無理せず続けていきたいと思っています。

では、これからもよろしくお願いいたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「創刊18周年記念号――明日のために」と題して、今回も全紹介です。

メルマガ18年で649号に達しました。
当初は文字通り週刊でしたが、さすがにしんどくなり、今では月二回発行になりました。
昔は総発行部数を表示するものがありましたよね。
今月は何部、一年で何部に達したとか。
単純に今の発行部数に649をかけると、約130000部になります。
それでどうだ、ということですが。

延べ13万人の人が読んでいる可能性がある、ということですね。
精読者数は1%として1300人、10%なら13000人です。
それでどうだ、ということですが。

これからも最期の日が来るまで頑張ってみようと思います。
これからもよろしくね。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
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2021.12.18

2021(令和3)年書き残した左利きの話題-週刊ヒッキイ第609号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第609号 別冊編集後記

第609号(No.609) 2021/12/18
「2021(令和3)年書き残した左利きの話題」

☆彡

早いもので、今年の発行も最終となりました。
今年も一年変わらぬご愛顧ありがとうございました。

来年もボチボチとやっていきますので、
変わらぬ応援よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><
  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第609号(No.609) 2021/12/18
「2021(令和3)年書き残した左利きの話題」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 2021(令和3)年もいよいよおしまいです。
 読者の皆様方にはよい年だったでしょうか。

 残念なことに私にとっては、
 お医者さん通いが常習化した一年となってしまいました……。

 今年一年を振り返り、いくつか書き残したこと、
 および、改めて書き止めておきたいことを、
 この最終号で書いておこうと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 2021(令和3)年書き残した左利きの話題

 1.「日ペンの美子ちゃん」のボールペン習字講座に左利き用テキスト
 2.左利き応援本――加藤俊徳『すごい左利き』
 3.左利きの子供のための絵本――『ヒミツのひだりききクラブ』
 4.左利きミステリ――知念実希人『レフトハンド・ブラザーフッド』
 5.左手書き用の手帳――左ききの道具店「左ききの手帳2022」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「日ペンの美子ちゃん」のボールペン習字講座に左利き用テキスト

今年の左利きに関するニュースとして書き残したなあと思うのは、
まずいちばんに、

「日ペンの美子ちゃん」のボールペン習字講座に左利き用テキストが登場
 お手本や解説が右側→左手で隠れない

のこと。

初めて知ったのは、
いつも左利き関連情報を教えてくださるガボちゃんのブログ記事。

2021.07.12「用紙は」
https://plaza.rakuten.co.jp/gabochan2007/diary/202107120000/

 

通信教育・通信講座の【がくぶん】の「日ペンのボールペン習字講座」

のことです。

《左利きの方はこちら!より練習しやすい専用テキストでお届けします
 字を書くときにお手本が隠れない!
 受講生や左利きの方の声から誕生しました!》

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こんなニュースになっています。

2021-07-01 17:30
『日ペンの美子ちゃん』が“左利き”の救世主に、
SNSに寄せられた不満受け新コース登場
https://www.oricon.co.jp/news/2198756/full/

 

一般に字の練習帳やテキストは、右利き(右手書き)に都合のよい、
向かって左側にお手本、右側に練習用のマス、という配置になっていて、
左利き(左手書き)には不便なものが多かった。

そこで、こういう不満に対応するべく、
左右反転タイプの左利き用のテキストを取り入れたコースを開設した
というニュースです。

右利き用と同じ受講費用で、申込時に選ぶことができます。
さらに、

《『日本左利き協会』と『左ききの道具店』の協力のもと、
 筆記具などの便利グッズも紹介する》

とのこと。

 

また、こちら↓では、次ページで、『左ききの道具店』や
『日本左利き協会』とのツイッターでのやりとりも示されています。

2021年07月06日 07時00分
「日ペンの美子ちゃん」のボールペン習字講座に
左利き用テキストが登場 お手本や解説が右側→左手で隠れない
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2107/06/news030.html
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2107/06/news030_2.html

 

 ●左手書字への差別

私は、従来から左利き差別(利き手差別)の中で、学問の基礎であり、
最初の学問の道具ともいうべき「手書き文字」に関して、
左手書きが無視されてきたことを嘆いていました。

一部のお習字の先生は、
「きれいな字を書きたければ左利きでも右手で!」
と明言していました。

書道家(書家)の先生の中にも、字は右手で書くもの、
という固定観念に取り憑かれた人たちがいて、
こういう先生が学校の書写の教科書の作成にも参画されていたため、
書写教科書にも、右手書きの例しか示されていませんでした。

いや、今でも大半の学校書写教科書では右手例のみのままです。

かろうじて令和2年度用の東京書籍の小学校教科書「新しい書写」で、
初めて左手例が示されました。

 

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200204-toushoatarasiishoshapage03_ph112x

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-0fbe38.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/dd08c16d81a211f5c60266bf57191f20

 

一方、民間の教育会社のテキストでは、右手例のみならず、
左手書きの例も並列で示されるようになってきています。

市販の一般向けの文字練習帳でも、
左利き用がいくつか出るようになりました。

 

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萩原季実子著
『左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』アスコム

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2020.9.1
萩原季実子著『左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる
大人のペン字練習帳』アスコムより発売
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/09/post-080871.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/0eff40a15dec909076c72d4bbec9d14a

 

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岡田崇花著『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』
ブティック社・ブティックムック

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2018.10.24
『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』10月18日発売
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/10/1018-109b.html

 

そして、歴史のある『日ペンの美子ちゃん』でも、
左利き用が登場したわけです。

学校教科書の世界が遅れているのが、分かりますね。

 

 ●オリパラ選手たちの左利き/「左右二刀流」大谷翔平選手

次は、東京2020のオリンピック、パラリンピックで
何人かの左利きの選手たちが活躍していました。

左利きかどうかが推定できる競技だけではなく、
それ以外の競技の選手たちにも結構いらっしゃったのだろうと思います。

競技数も増え、選手数も増え、
すべての競技を目にするのは難しかったので、
なかなか左利きの人を探すことはできませんでした。

「この人!」という目に止まった選手がいれば、
教えていただければ嬉しく思います。

 ・・・

他のスポーツ選手のなかでは、
やはり二刀流でMVPにも輝いた米メジャーリーグ、
エンゼルスの大谷翔平選手。

大谷選手の二刀流は、
投打――ピッチャーとバッターの意味で使われますが、
投げるのは「右」で打つのは「左」なので、
「左右の二刀流」ともいえますよね。

 

 ●左利きの話題が目立たなくなった!?

コロナ禍は2年目に入り、東京2020のパラリンピックもあり、
障害者についての情報が色々と取り上げられました。

コロナ禍におけるマスク着用の日常化にともない、
聴覚障害者向けの手話通訳や透明マスクなどが
テレビのニュースなどでも話題になりました。

また「LGBTQ」であったり、「BLM」だとか、
あるいは「ダイバーシティ」だとか、
いろんな言葉があれこれ言われるようになりました。

日本におけるLGBTQの割合は、3-10%といわれ、
昔からいわれている左利きの人の割合と余り変わりません。

にもかかわらずこの間、
左利きの話題はあまり目立たなくなってきたように思います。

*参照:TRPチャンネル#03 「LGBTQとは?」
https://tokyorainbowpride.com/lgbt/

 

 ●左利き応援本――加藤俊徳『すごい左利き』

そんななかで、久しぶりに左利きの応援本が出ました。

 

211006sugoihidarikiki

加藤俊徳『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き
「選ばれた才能」を120%活かす方法』ダイヤモンド社 2021/9/29

左利きの脳医学者という肩書きで書かれた、
脳医学から見た左利きの特徴とその才能を活かす方法を説くもの。

従来からいわれる左利きの人の性格に基づくものと大差ない感じで、
それよりは、この方の左利きとしての体験談に興味を持ちました。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.16
久しぶり?の左利き本近刊『1万人の脳を見た名医が教える
すごい左利き 「選ばれた才能」を120%活かす方法』
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-6a4985.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ee4b23b82b0fa41a2e94f395e7253be0

 

 ●左利きの子供のための絵本――『ヒミツのひだりききクラブ』

《マイノリティの子どもを応援する「レアキッズ」応援本シリーズ第2作
 日本初!ひだりききの子どものための絵本》

という触れ込みの絵本です。

《右利きの世界で生きているとちょっと変わっているように見えても、
 左利きもいがいと「ふつう」だということを伝える。》

確かに、私たち左利きの人間は自分のことを、
自然と「ふつう」と受け止めているものです。

ただそれが右利きの人の「ふつう」とは微妙に違うのが、現実。
その理由は、当人の意識というより、やはりまわりの環境の側にある、
というのが、私の考えです。

まあ、それは読者のみなさまに考えていただくとして、
こういう本が出るということが、一つの考える機会になると思います。
ぜひ一度は手に取ってほしいと思います。

 

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・『ヒミツのひだりききクラブ』 (レアキッズのための絵本)
キリーロバ・ナージャ/さく 古谷萌, 五十嵐淳子/え 文響社 2021/10/7

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2021.10.23
日本初!ひだりききの子どものための絵本『ヒミツのひだりききクラブ』発売
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/10/post-d45bbd.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/5a4274c1e5c7410468668f35d7a014f1

 

 ●左利きミステリ――知念 実希人『レフトハンド・ブラザーフッド』

知念実希人さんの『レフトハンド・ブラザーフッド』が、
11月に上下二巻の文庫になって新刊として出ました。

「左手に兄の人格を宿した高校生」を主人公にした
左手の“兄”と二人三脚で、巻き込まれた殺人事件を解決すべく、
奮闘する探偵物語。

左利き(左手/左右)ミステリの新“手”とも言うべき作品です。
ぐいぐい読める面白い物語で、その中で、
時に自分の右手と左手のことも考える機会にしてほしいと思います。

 

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・知念 実希人『レフトハンド・ブラザーフッド』(上下)
文春文庫 2021/11/9
(上)
《事故をきっかけに左手に亡き兄・海斗が宿った高校生の岳士。
 兄の存在を消す治療を拒否し東京に逃げる道中で
 殺人事件に巻き込まれる。》

(下)
《真犯人を探すため違法ドラッグ密売組織に潜入した岳士に危機が迫る。
 協力者の彩夏は運命の恋人か、そして左手の兄は〈本物〉なのか?》

 

 ●左手書き用の手帳――左ききの道具店「左ききの手帳2022」

最後に、「日ペンの美子ちゃん」のところでも登場しました
《2018年8月13日の 「左利きの日」に開店したオンラインストア》
通販の左利き用品店『左ききの道具店』さんから、
今年も「左ききの手帳2022」が発売されています。

 

『左ききの道具店』さんの紹介文より――

《左手で書く人のための手帳です
 これまでの手帳は右利き用でした。
 左手で書くと日付が隠れるし、左手でページをめくると逆方向。
 でも、この手帳はそんな左ききの方の不満を解消し、
 毎日の記録を気持ちよく残すことができる。
 左ききの道具店が、
 左手で書く人のためにつくるオリジナルの手帳です。

 2019年のクラウドファンディングにて誕生、
 今回で3度目の発売になりました。

■左手で書きやすい工夫が盛りだくさん》

 

とありますように、左手書きに対応した手帳です。

「B6サイズ」とちょっと大きめなので、私の好みには合いませんが、
なかなかの商品です。

こういう商品は、一回ポッキリになってしまうと、
「残念な商品」なってしまいます。

今年も継続して発売されている点を評価したいと思います。

『左ききの道具店』さんでは、
先の『ヒミツのひだりききクラブ』も取り扱われています。

*参照:
左ききの道具店
https://hidari-kiki.shop/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ★600号までの道のり(9)第181号~第200号

第181(No.181) 2009/5/23「<左利きプチ・アンケート>第61回」
 第61回 左利きに関する本を読みますか?

第182(No.182) 2009/5/30臨時増刊号「左利き本企画書」
 ◎○左利き本企画書○◎ 第一候補「左利きってどうなの?」

第183(No.183) 2009/6/6
「<左利きムーヴメント>宣言!(2)左利き本リスト(後)」

第184(No.184) 2009/6/13「初めての生活技術(8)」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
  ―その16― 初めての生活技術(8)ひも結び
 □彡 読者のお便りから □彡 
  どうすれば背中を押すことになるのですか?―応援の仕方

第185(No.185) 2009/6/20「名作の中の左利き(3)『左手のパズル』」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ 
  ―その3―『左手のパズル』萩尾望都/文 東逸子/絵

第186(No.186) 2009/6/27「<左利きプチ・アンケート>再版編11回」
  再版編11回「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか

号外 2009/7/5「『週刊ファミ通』&お休みのお知らせ」
 一週お休みのお詫びとお知らせ
 『週刊ファミ通』2009年7月17日号で左利きの記事

第187号(No.187) 2009/7/11
「初めての生活技術(9)ハサミ..渦巻切取課題(前)」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ 
  ―その16― 初めての生活技術(9)ハサミを使う
   渦巻切取課題(前編)

第188(No.188) 2009/7/18 
「名作の中の左利き(4)『オズのつぎはぎ娘』」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ 
  ―その4― 『オズのつぎはぎ娘』R・F・ボーム/著

第189(No.189) 2009/7/25 
「<左利きプチ・アンケート>第62回左利きにあこがれる人..」
第62回 左利きにあこがれる人をどう思いますか

第190号(No.190) 2009/8/1 
「<左利きムーヴメント>宣言!(3)夏休み自由研究」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ 
【夏休み特別企画―自由研究】ホントの利き手はどっち?

第191号(No.191) 2009/8/8
「初めての生活技術(9)ハサミ..渦巻切取課題(後)」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ 
 ―その16― 初めての生活技術(9)ハサミを使う
   渦巻切取課題(後編)

第192号(No.192) 2009/8/8 
「名作の中の左利き(5)『朗読者』シュリンク/著」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ 
  ―その5― 『朗読者』ベルンハルト・シュリンク/著

第193号(No.193) 2009/8/22 
「<左利きプチ・アンケート>【再版】第33回」
【再版】第33回 新版・利き手調査第1回―
   利き手テスト側性係数を調べる

第194号(No.194) 2009/8/29夏季臨時増刊「既刊号一覧2009年前期」
 ◆ 既刊号一覧 ◆ 
  左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 
  バックナンバーの案内 2009年前期発行分(No.161-186)

第195号(No.195) 2009/9/5
「<左利きムーヴメント>宣言!(4)左利き関連サイト-1」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ 
~その1~左利きのお役立ち情報リスト&リンク集を作る
  (4)左利き関連サイト~その1~

第196号(No.196) 2009/9/12「初めての生活技術(10)ハサミを使う」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ 
  ―その16― 初めての生活技術(10)ハサミを使う
   右手/右利き用と左手/左利き用ハサミについて

第197号(No.197) 2009/9/19「名作の中の左利き(6)ホームズの名推理」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ 
  ―その6― 名探偵シャーロック・ホームズの名推理
   「黄色い顔」コナン・ドイル/著
   『コナン・ドイル』ジュリアン・シモンズ/著

第198号(No.198) 2009/9/26
「<左利きプチ・アンケート>第63回左利き対応..」
 ●<左利きプチ・アンケート>● 
  第63回 左利き対応してもらったことがありますか 

号外 2009/11/7「ひと月お休みのお詫びと再開へのご挨拶」

第199号(No.199) 2009/11/28
「<左利きプチ・アンケート>第64回「左利き?」~」
 はじめに
 ●<左利きプチ・アンケート>● 
  第64回 「左利き?」と聞かれたことがありますか

第200号(No.200) 2009/12/5
「<左利きムーヴメント>宣言!(5)2009年を振り返って
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
 <左利きムーヴメント>宣言!(5)【2009年を振り返って】(前)

 

――引き続き、毎週異なるテーマで書いていました。
 第一土曜は、左利き講座<左利きQ&A>、
<左利きムーヴメント>宣言!
 第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利き子育て相談の疑問
 第三土曜は、≪左利き学入門≫「左手書字の研究―実技編」、
≪左利き学入門≫ 名作の中の左利き → 左利きミステリ編
 第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
 第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介

2009年も一ヶ月ほどパソコンの不調で休んでいました。

また、この時期は欄外で、【おまけコーナー】として、
最新の左利き情報をメモ的に紹介していました。

 

*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
 というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
 再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
 改めてお届けすることも考えています。
 リクエストは、本誌に返信してください。

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本誌では、「2021(令和3)年書き残した左利きの話題」と題して、今回も全紹介です。

今年の最終発行号になりますので、こういうテーマで書いてみました。

 ・・・

では、弊誌を面白い、興味深い、これからも読んでみたいと思われた方は、購読のお申し込みを!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

 

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2021.11.06

私が影響を受けた左利き研究家・活動家(6)第三期・ネットの時代―その3(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第606号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第606号 別冊編集後記

第606号(No.606) 2021/11/6
「創刊600号突破記念― 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(6)
 第三期・ネットの時代―その3―ガボちゃん氏」

 

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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
  に変更しました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

引き続き、再配信はしばらくお休みとします。

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第606号(No.606) 2021/11/6
「創刊600号突破記念― 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(6)
 第三期・ネットの時代―その3―ガボちゃん氏」
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 創刊600号突破記念― 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(6)
 第三期・ネットの時代―その3―ガボちゃん氏
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 「創刊600号突破記念」として書き始めた
 「私が影響を受けた左利き研究家・活動家」の3回目です。

 1954-1989(0-35)
  第一期「左利きライフ研究家以前」では、箱崎総一先生。
 1990-2000(36-46)
  第二期「左利きライフ研究家・紙の時代」では、
『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏。
 2001-(47-)
  第三期「左利きライフ研究家・ネットの時代」では、
斎藤茂太先生、スタンレー・コレン氏、ロジャー・オームロッド氏。
 (2001-08頃)
  第三期「左利きライフ研究家・ネットの時代―初期」
大路直哉・ひでゆき両氏。
(2005-09年頃)
第三期「左利きライフ研究家・ネットの時代―中期」
浦上裕生・渡瀬謙両氏。

 さて今回は、「第三期・ネットの時代」編の3回目―
 「後期」(2010-現在)です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<私が影響を受けた左利き研究家・活動家> (6)

第三期・ネットの時代から―その3―(最終回)

 ◆ ガボちゃん氏 ◆

  第三期・ネットの時代―後期(2010-現在)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●「ガボちゃん」のブログ

創刊600号記念として書いてきました
<私が影響を受けた左利き研究家・活動家>ようやく最終回になります。

結構やっつけで始めた企画なので、余りきちんと調査していません。

そんななかで、この現在につながる2010年代の出来事としましては、
やはりこの人、「ガボちゃん」の存在でしょう。
(「ガボちゃん氏」と表題には書きましたが、自分としましては、
 「ガボちゃんさん」ですね。)

「ガボちゃん」とは、
私のブログ『レフティやすおのお茶でっせ』のサイドバーにある
<気になるWeblog>の欄の

「3人産んでこうなりました - 楽天ブログ(Blog)」

の人です。

 

最近の私のブログ記事

2021.10.23
日本初!ひだりききの子どものための絵本
『ヒミツのひだりききクラブ』発売
(お茶でっせ版) (新生活版)

の情報源も、このガボちゃんさんの記事によるものです。

2021.10.08
本が出るそうです(カテゴリ:左右の話)

 ・・・

そのガボちゃんさんのブログの
カテゴリを見ていただきますとわかりますように、

 右乗りママチャリストの世界(545)
https://plaza.rakuten.co.jp/gabochan2007/diary/?ctgy=13
 左足用スタンドプロジェクト(234)
https://plaza.rakuten.co.jp/gabochan2007/diary/?ctgy=14
 左右の話(762)
https://plaza.rakuten.co.jp/gabochan2007/diary/?ctgy=15
 両使いのたわごと(504)
https://plaza.rakuten.co.jp/gabochan2007/diary/?ctgy=17
 左右平等作戦in小学校(50)
https://plaza.rakuten.co.jp/gabochan2007/diary/?ctgy=18

というように、
<左利き>ネタ満載です。

ネタと書きますと、お笑いみたいですが、
もちろんそういうものではありません。

「右乗りママチャリスト」とありますように、
自転車を右から乗る人で、「両使い」の人でもあります。

 

 ●「ガボちゃん」さんが教えてくれたこと――「中間の人」の存在

今手元にある記録が正確なのかどうか分かりませんが、
ガボちゃんさんとは、2010年頃からのお付き合いのようです。

たぶんその前の段階があったと思うのですけれど、
今手元にある記録はこの辺からです。

おもにmixiでのお付き合いでした。

ガボちゃんさんからの最大の影響としましては、
私の「左利き/利き手」概念の物差しにはなかった
「中間の人」の存在を知らしめてくれた点でしょうか。

従来の私の考え方としましては、私自身が「強い左利き」で、
世の中の人は、そういう「左利き」の人と
そうではない、一般的な右使いの「右利き」の人との二択でした。

時に「両利き」とか「両使い」という人がいるのですけれど、
それはあくまでも「後天的な訓練の結果による」もので、
「隠れ左利き」もしくは「右使い左利き」なのだろう、
と考えていました。

そうではなく、生まれつきの資質として、
「ある程度右使いができる左利きの人がいる」
あるいは、「ある程度左使いができる右利きの人がいる」
ということですね。

ガボちゃんさんのブログを読み、
ガボちゃんさんの体験を知りますと、
世の中には、ある程度「右使いもできてしまう左利き」、
もしくは「左使いのできてしまう右利き」の人がいるのだ
という事実を認識させられました。

私がのちに「中間の人」と呼ぶ人たちのことです。

 

 ●「中間の人」とは?

「エディンバラ利き手テスト」や「H.N.きき手テスト」や
「チャップマンchapman利き手テスト」、
最新の「フランダースFLANDERS利き手テスト」などの
利き手テストの結果を、左端に「強い左利き」を置き、
右端に「強い右利き」を配したグラフにしたとき、
その分布曲線は「J字」のカーブを描きます。

で、その両端に位置する高まりの部分、
「強い左利き」と「強い右利き」の傾向を示す人たちの間に、
「J字」の鍋底にあたる低い部分には
「弱い左利き」や「弱い右利き」の人がいることが分かります。

それらの人は、
「どちらかといえば左利きだけれど、特定の作業では右手が充分使える/
 様々な場面である程度は右手が使える」
という「弱い左利き」の人と、
「どちらかといえば右利きだけれど、特定の作業では左手が充分使える/
 様々な場面である程度は左手が使える」
といった「弱い右利き」の人だったりするのです。

そういう「強い左利き」と「強い右利き」の中間に位置する、
という意味で、この二つのタイプをひっくるめて
私は「中間の人」と呼んでいます。

 

 ●「クロス・ドミナンス(cross-dominance)」

この人たちの多くは、「クロス・ドミナンス(cross-dominance)」
という言葉で表現される人たちのことでもあります。

字は右だけれどお箸は左とか、字や箸は右だけれどボール投げは左とか、
作業や動作で使う手が異なるケースを「クロス・ドミナンス」といいます。

日本語では「交差利き」と呼ぶといいます。
利き手が、作業によって右手だったり左手だったりと交差している、
という意味ですね。

 

これとは別に、非常にまれに、左右同等に使えるという人がいます。

この人こそ「両利き」ですが、
ほとんどの人が言うところの「両利き」はそうではなく、
単に「特定の作業・動作でのみ両手が使える」
あるいは、「ある程度のことなら左右どちらでもできる」
というものです。

たとえば「字は右手左手どちらでも書ける」、
「お箸がどちらの手でも使える」といった場合で、
それ以外のことはどちらか一方の手でしかできない、というケース。
あるいは、
ちょっとしたことなら右でも左でもできるけれど、
専門的な高度な作業までは難しい、といったケースです。

真にどちらも使えるという、
本当の意味での「両利き」という人もいないわけではありませんが、
これは非常に少ないといいます。

まあ、当然のことでしょう。

 

 ●ガボちゃんさんと「両使い」

上にいいますように大半の人は、単に特定の作業・動作での両手使いで、
ガボちゃんさんも書いていらっしゃるように、
「両利き」というよりも「両使い」です。

ガボちゃんさんの場合は、
 右乗りママチャリストの世界(545)
 左足用スタンドプロジェクト(234)
というカテゴリで分かりますように、
自転車の右乗りの人で、
そこからご自身のなかにある左利きの素質に気付かれたようです。

通常、多くの人は右利きで、足も右足利きで、自転車にのるのは左側から。

体重を支える支持足(利き足とは反対の側の足=左足)を
ペダルに乗せてから、
作用足である利き足(右足)を使って地面を蹴り乗るようです。

ガボちゃんさんは、自転車を右から乗る人で、
それ故、通常左側にある自転車のスタンドのロックを、
右側にあるタイプに取り替えてもらった、というのが、
「左足用スタンドプロジェクト」です。

これが意外に売っていない、
取り寄せてもらって取り付けてもらう際にも、
意外な反応があるということ。

この辺のくだりは、左手左利き用品の場合と同じです。

 

さて、このガボちゃんさん、エレクトーンの演奏もされていたそうで、
その辺でも両手両足を使っていた人で、
そういう訓練の結果もあってか、両手使いの面があるそうです。

知らない人は、左利きの人と思い込むというほど、といいます。

ガボちゃんさんの両使いは、素質+訓練の結果、というのが、
私の見解ですけれど、どうでしょうか。

「両使いのたわごと」カテゴリで、いろんな左利きの話と、
ご自身の両使いの話が窺えます。

 

 ●「左右平等作戦in小学校」の影響

ガボちゃんさんから受けた影響としましては、もう一つはこれ。
「左右平等作戦in小学校」カテゴリの、小学校での左利き話です。

例えば「学校教材の左右平等環境の整備」に関して、
「百ます計算用紙」の左右両用化を実現したり、
家庭科の時間での編み物や裁縫の左右両仕様での指導を考えたり、など。

書道といいますか、書写の時間も一つ。

私が「左手書字例を教科書に」という教科書プロジェクトを
弊誌でやっていたのも、
一つには、このガボちゃんさんの事例も大きく影響しています。

実際の学校現場では、
先生が色々と工夫して左利きの児童に対応している
という事実を教えてくださったのも、
ガボちゃんのこのカテゴリの記事でした。

左手書字例も、後ろの掲示板に掲げていたり、
現場の先生は頑張っているのです。

文科省は依然、左利きの児童や生徒への指導法を明文化していません。
結局、現場任せというのが実状です。

家庭科などの教科書では、
以前から教科書に左手指導例が掲載されていたようです。

しかし、学問の手始めであるはずの、肝心要の手書き文字では、
左手書字の例は書写教科書には掲載されていませんでした。
まるで左手で字を書く人はいないかのように。
あるいは、左手で字を書くことは認められていないかのように。

しかし、令和2年版の東京書籍版書写教科書に
初めて左手書字例が掲載されました。

しかし、これなどもあまり反響がみられません。
残念なことです。

*参照:
『お茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」
(お茶でっせ版) (新生活版)

 

200204-tousho-atarasiishosha-shosha_1

(画像:左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」表紙)
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(画像:左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」左手書字例の写真)
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(画像:左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」左手書字例の写真が併載されたページ)

 ・・・

こういったことを教えてくださったのが、
このガボちゃんさんのブログでした。

近年これだけ左利きについて問題意識を持って取り組んでいる人は
いなかったのではないでしょうか。

私にとっても大きな存在でした。

この頃はお子さんも大きくなられ、環境がかなり変わってきたため、
多少ブログの更新内容にも変化が出ていますが、
これからも左利きの味方として、左右平等を目指す一人として、
ご活躍いただきたいものです。

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 ★600号までの道のり(6)第121号~第140号

第121号(No.121) 2008/2/23「<左利きプチ・アンケート>」
第50回 左利き環境は昔よりよくなったか?
□読者のお便りから□ 利き手における「器用さ」と「好み」について

第122号(No.122) 2008/3/1「<左利きQ&A>」
(16)左利き用品って?《2》

第123号(No.123) 2008/3/8 
「左利き子育て相談の疑問(9)社会との関係」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲―その15―

第124号(No.124) 2008/3/15「左手書字の研究―実技編」
(2)縦書きと横書き―左手書字の要点

第125号(No.125) 2008/3/22「<左利きプチ・アンケート>」
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト

第126号(No.126) 2008/3/29春季臨増
「テーマ別BN2/左利き講座<左利きQ&A>」

第127号(No.127) 2008/4/5「<左利きQ&A>」
(17)左利き用品って?《3》

第128号(No.128) 2008/4/12「左利き子育て相談の疑問」
(10)説得より納得

第129号(No.129) 2008/4/19「左手書字の研究―実技編」
(3)「姿勢」と「ペンの持ち方」

第130号(No.130) 2008/4/26「<左利きプチ・アンケート>」
第52回 利き手をケガしたとき不便を感じましたか?

第131号(No.131) 2008/5/3「<左利きQ&A>」
(18)左手・左利き用品は専用か兼用か?

第132号(No.132) 2008/5/10「左利き子育て相談の疑問」
(11)一般論と個別事例を見極める

第133号(No.133) 2008/5/17「左手書字の研究―実技編」
(4)ペンの持ち方―掌の角度ほか

第134号(No.134) 2008/5/24「<左利きプチ・アンケート>」
第53回 自転車に乗るのは左側から右側から? 

第135号(No.135) 2008/5/31「テーマ別BN3/
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ その7~その15」

第136号(No.136) 2008/6/7「<左利きQ&A>」
(19)鞄の持ち方で利き手がわかる?

第137号(No.137) 2008/6/14 「初めての生活技術(1)」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
―その16― 初めての生活技術(1)

第138号(No.138) 2008/6/21「左手書字の研究―実技編」
(5)ペンの持ち方―ペンの角度(高度)

第139号(No.139) 2008/6/28「<左利きプチ・アンケート>」
第54回 利き手専用の道具を選びますか左右兼用ですか?

第140号(No.140) 2008/7/5「<左利きQ&A>」
(20)ちょっとした工夫で左右兼用できるものとは?

 

――このころは、毎週異なるテーマで書いていました。
 第一土曜は、<左利きQ&A>
 第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利き子育て相談の疑問
 第三土曜は、私にとっての左利き活動
 第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
 第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介

 

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本誌では、「創刊600号突破記念―私が影響を受けた左利き研究家・活動家(6)第三期・ネットの時代―その3―ガボちゃん氏」と題して、2010年頃から現在に至る期間について、なかでも私に大いなる影響を与えた「ガボちゃん」さんのブログのことに関して書いています。
今回も全転載紹介です。

「創刊600号突破記念」エッセイ「私が影響を受けた左利き研究家・活動家」も最終回です。
第三期「左利きライフ研究家・ネットの時代」の2010年から現在までの期間のお話です。

この期間は、正直これという出来事のない時期でした。
ある程度収まってしまっている時期ともいえます。

世間的にも、自分自身としても、大きな変化のない時期になっているように感じます。

そんななかで、私にとって大きな存在となっていたのが、今回の「ガボちゃん」さんの存在でした。
左利き関連の事象の中では、一人孤軍奮闘的な印象です。

実際には、その後色々な変化が生まれてきていますし(日本左利き協会が発足したり、ネット通販の左利き用品店「左ききの道具店」がオリジナルの商品を販売したり、など)、「ガボちゃん」さんも最近はかつてほどのご活躍の印象でもありません。

 

特に最近のコロナ禍のなかにあって、<左利き>が、ほかの少数派(マイノリティー)の存在のなかで埋没しているような気がしています。

たしかに昔に比べれば、緊急避難的にも今すぐどうにかしなければ、といった切迫性は薄れているように感じます。
しかし、長い目で見れば、私の子供の頃と比べてもさほど大きく改善されていないとも言える状況です。

私は<左利き>の問題は、人権の問題だと考えてきました。
今でもその考えは変わっていません。

いろんな観点からもう一度<左利き>の問題を考え直してほしいと思っています。

 ・・・

これを機会に、本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。
(ご登録・ご購読は無料です。ご登録をいただくと毎号メールで送られてきます。読み落としを避けることができます。読む読まないは自由ですし、いつでも好きなときにお読みいただけるので便利だと思います。不要の折には解除も自由です。)

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2021.03.20

『左組通信』復活計画[5]<左利きプチ・アンケート>全公開(5)-週刊ヒッキイ第591号

 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第591号 別冊編集後記

第591号(No.591) 2021/3/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(5)」

 

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左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第591号(No.591) 2021/3/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(5)」
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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(5)第5回・第6回
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の14回目です。

 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『レフティやすおの左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させる、の5回目です。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(5)
  第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(5)

今回も、
アンケート作成サイト<プチ・アンケート>のサイトから
削除され、現在見ることのできない初期のアンケートのうち、
まずは「第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?」を紹介します。


アンケート投票者による「ご意見ボードへの書き込み」の転載は、
著作権等の観点から今回は割愛しました。
ご了承ください。

 ●第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?

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(画像1.今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>ページのトップページ)

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(画像2.今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>の第7回左利きでも字は右手で書くべきか?のページのヘッド部分)

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
  <左利きプチ・アンケート>
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(初出)2004.9.11(最終)2005.11.1/2007.11.16
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<左利きプチ・アンケート>
第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?
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左利きでも字は右手で書くべきか?

左利きのお子さんに対して、
左利きを右手使いにするべきだと考える人は徐々に少なくなっています。
しかし、他の動作はともかく字を書くことに関しては、
書道の先生ならずとも、
字は右手で書くべきだという人が少なくありません。
主に右利きの人に多い意見ですが、左利きの人にも見られます。
この場合はご自分が右手使いの方に多いようです。
理由としては、左手では字は書きにくい、
字は右手で書くようにできている、というところです。

ある字の書き方を教えるサイトの先生も、
左利きでもきれいな字を書くのなら右手で、と教えています。

左利きの子であっても、お箸はともかく字だけは右手で、
もしくは、男の子はいいが女の子はカッコ悪いからやはり右手で、
という意見の親御さんもおられます。

また状況により、時と場合により、
右手と左手を使い分けるべきだという人もいます。
人前では右手で書き、私的な場面では左手を使って良い。
あるいは、習字・書道などの毛筆書きの大きな字などは右手で行い、
同じ毛筆でも小筆や通常の鉛筆やボールペンなどで字を書くときは
左手を使う、というような使い分けをすればよいというのです。

さて貴方は、
左利きの場合でも「字は右手で書くべきだ」と思われますか、
それとも「左手で良い」と考えておられますか。
次の中からいずれかひとつを選んでお答えください。

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。
ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、
どちらか判断した上で投票してください。

*一言言わせて、というお方は投票後に表示されます
一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。
もっと言わせて、というお方は掲示板もご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

 

1(右利きの人)「やはり右手で」
2( 〃 ) 「女の子は右手で」
3( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」
4( 〃 ) 「左手でよい」
5(左利きの人)「やはり右手で」
6( 〃 ) 「女の子は右手で」
7( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」
8( 〃 ) 「左手でよい」

 

結果/ご意見ボードを見る

*『レフティやすおのお茶でっせ』9.9
「脳の性差と非利き手使い」で、
「女の子は右手で」に関して脳の性差から私なりに考察してみました。
(2004.9.9)
*このアンケートは、
(2004.8.15-9.11)まで(4週間)に渡って実施されました。

当アンケートの受付は終了しました。
あしからずご了承ください。

 

投票結果(初出締切時)
実施期間 2004.8.15-9.11(4週間)3:14=17

1 (右利きの人)「やはり右手で」 0
2 ( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
3 ( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 1
4 ( 〃 ) 「左手でよい」 2
5 (左利きの人)「やはり右手で」 2
6 ( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
7 ( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 0
8 ( 〃 ) 「左手でよい」 12

―その後の変化―

1(右利きの人)「やはり右手で」 10 [+10
2( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
3( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 1
4( 〃 ) 「左手でよい」 3 [+1
5(左利きの人)「やはり右手で」 2
6( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
7( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 1 [+1
8( 〃 ) 「左手でよい」 14 [+2
 (投票数変動確認日:2005.11.1)

2005年8月9日より、(1)番の投票が大きく伸びています。(0→10)
いつ頃からか、正確な記録を取っていないのでわかりませんが、
最近のことのようです。

1(右利きの人)「やはり右手で」 47 [+37
2( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
3( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 2 [+1
4( 〃 ) 「左手でよい」 4 [+1
5(左利きの人)「やはり右手で」 3 [+1
6( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
7( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 3 [+2
8( 〃 ) 「左手でよい」 16 [+2
2006.5.10

1(右利きの人)「やはり右手で」 121 [+74
2( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
3( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 3 [+1
4( 〃 ) 「左手でよい」 8 [+4
5(左利きの人)「やはり右手で」 6 [+3
6( 〃 ) 「女の子は右手で」 0
7( 〃 ) 「状況により右手と左手の使い分けを」 4 [+1
8( 〃 ) 「左手でよい」 26 [+10
2007.9.19

1(右利きの人)「やはり右手で」の投票が
極端に多数になっています。
一因に
特定の人物による長期間にわたる集中的な複数投票の疑いがあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2021.3.17 (追記)

(略)

 ●教科書に掲載された左手書字例

弊誌でもずっと「左手書字例を教科書に」という
プロジェクトを実施していましたように、
従来、学校の教科書では、まるで左手で字を書く人がいないかのように、
もしくは、「字を書くのは右手」と決まっているかのように、
「右手で字を書く例」のみが掲載されていました。

しかし昨年、令和2年版の小学1年生の書写教科書で、
「左手で字を書く例」が、写真で掲載されたものが登場しました。

東京書籍 2年度用小学一年「あたらしい しょしゃ」

新しい書写 | 2年度用 小学校教科書のご紹介 | 東京書籍 - 東書Eネット
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou/shosha/introduction/page03.html

『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書
「新しい書写 2年度用」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-0fbe38.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/dd08c16d81a211f5c60266bf57191f20

200204-toushoatarasiishoshapage03_ph112x

(画像3.東京書籍サイトより2年度用小学一年「あたらしい しょしゃ」P4-5「左手で字を書く例」)

 

200204-hidarite-kakudai-page03_ph112x

(画像4.東京書籍サイトより2年度用小学一年「あたらしい しょしゃ」P4-5「左手で字を書く例」の黄色枠「左手例」の拡大図)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]<左利きプチ・アンケート> 全公開(5)」と題して、

今回も、全公開です。
<左利きプチ・アンケート 第7回 左利きでも字は右手で書くべきか?>を紹介しています。

ただし、今年(2021年)の追記だけは省略しています。

当時のご意見と私のコメント、および現時点での私の意見等も本紙の方でご覧ください。

最後に書き足した「●教科書に掲載された左手書字例」は転載しておきます。

*『レフティやすおのお茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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