2026.02.22

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後)-楽しい読書405号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)


【最新号】


 


2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」


 


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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」
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 恒例の<私の年間ベスト>の<フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。


 (後編)は、いよいよ<ベスト3>の紹介です。


 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 - シリーズものは評価しづらいよね! -


 


  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (後編)


 


    『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 


 ●〈フィクション系〉<ベスト3>候補


まずは候補作を色々上げて見ましょう。
やっぱり再読ものは不利になってしまいますね。
新規に読んだ本の方がインパクトがあるのは当然でしょう。


 


<左利きミステリ>系 から


・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック/著
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)


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・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)


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・『流しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)


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・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン/著 小森収/編
 越前敏弥/訳 創元推理文庫 2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)


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・『介錯人――士道小説集』郡順士 青樹社 1986/11/1(昭和61.12.10初版) 
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)


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再読ですが、川端康成の『眠れる美女』は、自分が老齢になって感じる、
性的な欲求との兼ね合いから評価が変わる部分がありました。
老人男性の性というモノをよく捉えているのかも知れません。
老人男性必読! 老人女性も(男性を知るために)、ね!


 


 


その他のメルマガ用の本 から


・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/著 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)


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以前から評判は聞いていましたが、
読んでみるとやっぱりスゴいものがありましたね。
未読の方、必読ですよ!


 


・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック/著 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)


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<クリスマス・ストーリーをあなたに>の一冊ですが、
筆者が選ぶ<クリスマス・ストーリー>アンソロジーのミステリ編に
加えたい作品を含む短編集です。


 


・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)


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名作中の名作のカップリングなので、これも価値ある一冊です。


 


(2)それ以外の古典の名作 から


・[再]『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)


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作品としては再読(色んな人の訳で何度も読んでいます)ですが、
この人の訳もなかなか楽しめました。
印象は軽いのですが、なにか新しいモノを感じました。


 


・『青い麦』コレット/著 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫
2010/11/11
(Amazonで見る)


16歳の少年と15歳の少女幼馴染の二人は毎年、家族同士で海辺で休暇を
過ごす。その夏一人の女性が現れて、二人のひと夏の経験物語。1923年。


世界的な名作には、それなりの良さ、作品としての強さがあります。
こういう幼馴染の少年少女カップルの恋愛ものには、
ひとつのジャンルとしていろんなパターンがありますが、
これも一つの典型的作品でしょう。


 


・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム/著 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
(Amazonで見る)


以前から作品には興味を持っていましたが、読む機会がなかったところ、
この新訳を見つけ、読むことに。1928年。
良くも悪くもモーム印といった論評を読んだ気がしますが、その通り。
連作短編集ですが、それぞれ短篇小説としてもなかなかです。
ジャンルとしてはスパイものなんですが、ノーベル賞はもらってなくても、
さすがイギリスの文豪です。


 


(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など から


『サム・ホーソーンの事件簿』も『怪盗ニック全仕事』も、
エドワード・D・ホックの一連の短編集はどれもさすがな安定の出来で、
フォーミュラー・ライティングの見本のような作品集です。


 


・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)


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・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)


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イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
フェリックスさんによる<競馬シリーズ> も、


ホックの短編集同様、読み物として質の高い安定の冒険ミステリ群です。
フェリックスさんの新刊『覚悟』『虎口』も、<フランシス印>の秀作で、
旧<競馬シリーズ>のファンは必読でしょう。
新規の冒険ミステリ・ファンもお試し下さい。


 


その他の海外ミステリ から


・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)


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早川書房に<異色作家短篇集>という名シリーズがありました。
その一冊に仲間入りしてもおかしくない、異色派のミステリ短編集。
昔いくつか読んでお気に入り(というほどではないが)の作家でした。


一部の作品は、昔『ミステリマガジン』に訳されていたものを
読んだ記憶があります。
本作品集で印象に残ったのは、表題作「物しか書けなかった物書き」、
昔読んだ「そこは空気も澄んで」、他に「家の中の馬」「犯罪の傑作」
「オーハイで朝食を」というところでしょうか。
こういう「奇妙な味」や奇想小説的な作品は、インパクトがあります。


 


・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース/著
上野 元美/訳 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
(Amazonで見る)


小惑星衝突まで77日、『地上最後の刑事』三部作、待望の第二弾
三部作の真ん中の作品ということで、
第一作ほどのインパクトはなかったのですが、次作への興味を残す作品。


 


 ●〈フィクション系〉<ベスト3>を考える


以上15冊上げて見ました。
前回メルマガで紹介したものは外す、という考えでいましたが、
短編集に関しては除外しようとも書きました。


<左利きミステリ>系の本の内、『介錯人 士道小説集』郡順史 は、
<士道小説>というくくりが、非常に新鮮で、興味深く読みました。
候補の中でも上位にしたいものです。


『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ や、
『虎口』フェリックス・フランシス は、
メルマガで取り上げていなければ、
<ベスト3>に入れてもおかしくない作品でした。


それ以外の名作としては、『青い麦』コレット も、
『ダフニスとクロエー』的な一連の小説の一つで、おとなの女性を
交えて一段階大人の階段をのぼる男女の物語になっています。


『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム も
ミステリ的な興味で読んだのですが、スパイを一人の人間として描く、
一般的な短篇連作集として十分読むに値するものです。


『日本探偵小説全集4 夢野久作集』も、大長編『ドグラ・マグラ』が
収録されていて、読むのは非常に大変な名作ですが、
この作品の魅力というのも捨てがたいものがあります。


『真珠の首飾り』『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック も
筆者のお好みの中国唐時代の<名探偵ディー判事>シリーズの二作で、
イラストも著者の手になるもので、異色の歴史ものになっています。


 


 ●2025年フィクション系<ベスト3>


いよいよ<ベスト3>を選んでみます。
今回は初めてのカウントダウンです。


 


 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡


      【2025年フィクション系<べスト3>】


(3)『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)


 


(2)『介錯人――士道小説集』郡順士/著 青樹社 1986/11/1
(昭和61年12月10日初版) ――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)


 


(1)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)


 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡


 


(3)は、原典そのものが筆者のお気に入りの作品ということで、
ある意味無条件でランクインという感じですね。


(2)は、何度も書きますが、「士道小説」というのが良かったですね。
「左利き」はもちろんですが、昔の武士たちの姿がよく描かれています。
武士にも情けがある、という展開は人間的でいいと思います。


(1)は、とにかく奇想がおもしろい作品集です。
すごくレベルが高いというほどではないのですが、ユニークな作品集で、
もっと知られてもよい気がします。


 


今年はすべて短編集でした。
おもしろい長編が少なかった、というところですね。


全体に今年のレベルは例年に比べて高いとはいえませんが、
シリーズものが多く、そういうシリーズものというのは、
「シリーズものは読みやすいよね!」で、
読むのは楽しく、スイスイ読み進められますが、
その分、衝撃的な出会い、というところでは、もの足りない……。
「シリーズものは評価しづらいよね!」となりますね。


『地上最後の刑事』で、昨年<ベスト3>に入った、
ベン・H・ウィンタースは、今年の第二作では漏れました。
2026年に読むであろう第三作に期待しましょう! って。


もう一言、例年なら必ず一冊程度は、自前の蔵書が入るものでしたが、
今年はありませんでした。珍しい現象でした。


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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」と題して、今回も全文転載紹介です。


【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。


【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、


 


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弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。


 


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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.02.21

【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

第704号(Vol.22 no.4/No.704) 2026/2/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [41]
レフティやすおの左利き自分史年表(7)1997(平成9)-2000(平成12)
―紙の時代(4)『LL(Lefties' life)』終刊」

 

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第704号(Vol.22 no.4/No.704) 2026/2/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [41]
レフティやすおの左利き自分史年表(7)1997(平成9)-2000(平成12)
―紙の時代(4)『LL(Lefties' life)』終刊」
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 昨年10月以来の「左利き自分史年表」の7回目です。

 年表といいながら、だんだんと年間の月表のようになっていましたが、
 これは筆者の左利き関連の活動量(情報収集量)が増えていたという
 ことで、それはそれで嬉しい現象だったといえるでしょう。
 しかし、それもいったん終了します。
 筆者の活動がブランクに突入するからでした。

 過去の記録は、前々回分のブログ記事から御覧頂けます。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [41]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(7)
 
  1997(平成9)-199 8(平成10)―紙の時代(4)
  『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』終刊

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

 ●【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表

*(参照)――<紙の時代>

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・
紙の時代1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号

(2)第二期・紙の時代から―その1―
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!
 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
 ●左利き関連本あれこれ
 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

 

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号

 ●左利き活動の「初心」は?
 ●「来た、見た、買(こ)うた」
 ●左利き活動の始まりは、1990年末「世界初左手用カメラ」購入
 ●右手用のハンディカムの違和感
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号との出会い
 ●存在を知らなければ、「存在しない」のと同じ
 ●最初はハガキサイズの「左組通信」という紙媒体
 ●左利き活動の「初心」について――もう一度
 ●始まりは左利きの人の覚醒にある

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照
(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―
紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

(第五回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」
2025.7.19
『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号

(第六回)
第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」
2025.10.18
『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996
―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号

 

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「1997(平成9)-2000(平成12)―紙の時代(4)
 『LL(Lefties' life レフティーズ・ライフ)』終刊
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-7」
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*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
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1997(平成9)43歳

1/20『左右を決める遺伝子―からだの非対称性はなぜ生じるの
     か』柳澤桂子 講談社ブルーバックスB-11554 1997/1/1
(Amazonで見る)

 

2/25季刊書評誌『足跡』第43号
――知人が会員の書評同人誌で、『LL』を書評に取り上げていただく。

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4/『左ききのネコ』山下明生/さく おぼまこと/え
     ポプラ社の新しい幼年童話 10 1997/4/1
(Amazonで見る)

 

(1997.6)「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩 (被)▲
――異常な探偵による本格謎解き短編。急行列車内の作家殺人事件。右手の三本指で作った輪っかの謎。作家が左利きと知らなかった犯人。
(収録短編集)
『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄嵩/著 講談社ノベルス 1997.6
(Amazonで見る)

『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄嵩/著 集英社文庫 2011/8/19
(Amazonで見る)

 

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第411号(No.411) 2014/4/19「名作の中の左利き~推理小説編25~「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩」
『レフティやすおのお茶でっせ』2014.4.23
左利きミステリ「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii411号

 

(1997)『三月は深き紅の淵を』「第二章 出雲夜想曲」恩田陸
 (他)■
――左利きの謎の覆面作家の正体を探し出すという趣向のミステリ
『三月は深き紅の淵を』恩田陸/著 講談社文庫 2001.7.13
(Amazonで見る)

 

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第296号(No.296) 2012/1/21「名作の中の左利き ~推理小説編4恩田陸」
『レフティやすおのお茶でっせ』2012.1.25
『三月は深き紅の淵を』恩田陸:
メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」296号告知

 

夏/季刊誌『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』
     夏号(第11号)発行

250621-ll11s

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第688号(Vol.21 no.11/No.688) 2025/6/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [38]
『LL(レフティーズ・ライフ)』復刻(11)
LL11 1997(平成9)年 夏号 終刊号」
2025.6.21
週刊ヒッキイ第688号-『左組通信』復活計画[38]『LL』復刻(11)LL11 1996年秋号(後)

 

1998(平成10)44歳

3/1『[右]と[左]の気になる面白話』びっくりデータ情報部編
 KAWADE夢文庫 河出書房新社 1998/2/1
(Amazonで見る)

 

3/『生物界の左と右』根平邦人 共立出版 1998/3/10
――生物学者の手になる、生物における左右の話。
(Amazonで見る)

 

10/『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』大路 直哉
三五館 1998/10/22
(Amazonで見る)

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*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第692号(Vol.21 no.13/No.692) 2025/8/16
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―<国際左利きの日>
50回記念特別編― 本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025」
 ●オールタイム・ベスト「左利き」の本
◆3.『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.8.16
<国際左利きの日>50回記念特別編―本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025-週刊ヒッキイ第692号

[hatenaブログ版]
<国際左利きの日>50回記念特別編―本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025-週刊ヒッキイ第692号

 

1999(平成11)45歳

5/ オルファ(株)から左利き専用「レフティL型」発売
5/13「レフティL型」の新聞広告を見る。

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画像 5/13産経新聞広告
(Amazonで見る)

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5/『おいしい左きき』造事務所編著 イーハトーブ出版
1999/4/1
(Amazonで見る)

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(1999)『ノービットの冒険―ゆきて帰りし物語』パット・
マーフィー ハヤカワ文庫SF 2001/6/1 (番外/SF)
(Amazonで見る)

 

[1999(アメリカ)]「クリスマスの陰謀」エドワード・D・ホック
(犯)● 
『エドワード・D・ホックのシャーロック・ホームズ・ストーリーズ』
日暮雅通/他訳 原書房 2012/6/1 (原書)2008
(Amazonで見る)

 

2000(平成12)46歳

10/『左ききでいこう!』フェリシモ出版、『おいしい左きき』
イーハトーブ出版の2冊を大阪府立図書館で発見し、借り出す。

7/『左ききでいこう!―愛すべき二一世紀の個性のために―』
フェリシモ左利き友の会、大路直哉/編著 フェリシモ出版
 2000(平成12)/6/1
(Amazonで見る)

200061-hidarikiki-de-ikou-of

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第692号(Vol.21 no.13/No.692) 2025/8/16
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―<国際左利きの日>
50回記念特別編― 本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025」
 ●オールタイム・ベスト「左利き」の本
◆4.『左ききでいこう!!―愛すべき21世紀の個性のために』

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.8.16
<国際左利きの日>50回記念特別編―本から学ぶ左利き・オススメ左利き本2025-週刊ヒッキイ第692号

 

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【編集後記】本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [41]レフティやすおの左利き自分史年表(7)1997(平成9)-2000(平成12)―紙の時代(4)『LL(Lefties' life)』終刊」と題して、を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

今回の年表で、いよいよ筆者の左利き活動の第一期である<紙の時代>が終了しました。
以下、2003年のクリスマスに、ブログを始めるまで、完全なブランクとなります。

その間も、個人的には、手に入る範囲の左利き情報は集めていました。
とはいえ、当時はまだ筆者はネットを使える状況にはなく、情報源としては日々の新聞やテレビ番組程度でした。
左利きに限定した情報を収集する方法はありませんでした。
当然、情報的にもブランクの状態でした。

今改めて思いましてもネットというものは、大きな力だなあ、と思います。

次回からはいよいよ21世紀に入ります。
筆者の前に新たな舞台が待っていました。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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2026.02.15

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後)-楽しい読書405号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 恒例の<私の年間ベスト>の<フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (後編)は、いよいよ<ベスト3>の紹介です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - シリーズものは評価しづらいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (後編)

    『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●〈フィクション系〉<ベスト3>候補

まずは候補作を色々上げて見ましょう。
やっぱり再読ものは不利になってしまいますね。
新規に読んだ本の方がインパクトがあるのは当然でしょう。

(以下、略)

 

<左利きミステリ>系 から

・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)

 250215-sam-hawthorne3 

・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)

250315-nemurerumbijo

・『流しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)

250315-nagasi-no-sita-no-hone

・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン/著 小森収/編
 越前敏弥/訳 創元推理文庫 2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)

251115-fb-fl

・『介錯人――士道小説集』郡順士 青樹社 1986/11/1(昭和61.12.10初版) 
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)

251115-kaishakunin

 

その他のメルマガ用の本 から

・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/著 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)

250731-shuuei-sonzai

・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック/著 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)

251130-nick-3-xmas

251130-nick-5

 

・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)  

250915-iwanami-saintexupery

 

(2)それ以外の古典の名作 から

・『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)

202512-ugetu_20260213224501

・『青い麦』コレット 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫 2010/11/11
(Amazonで見る)

 

・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム/著 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
(Amazonで見る)

 

 

(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など から

・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)

251031-20255-kakugo

・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)

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その他の海外ミステリ から

・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)

202512-monosika_20260213224501

・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース/著
上野 元美/訳 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
(Amazonで見る)

 

 

 ●〈フィクション系〉<ベスト3>を考える

 ●2025年フィクション系<ベスト3>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

候補作は、15点。
それらは今回も公開しておきました。

筆者の選んだ<ベスト3>は何だったのでしょうか?

<ベスト1>のヒント(?)は出てますが……。

今年は、短編集におもしろいものがあった、という印象です。
もちろん、数多く読んだという面もあります。
しかし、長編はシリーズものが多くとっつきやすい反面、インパクトに欠ける、というところがありました。
目新しいものを読む、という点で不利に働き、こういう結果になった、という感じです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.02.07

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)

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・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)

250315-nemurerumbijo

・[再]『昨日スケッチ』伊集院静/著 講談社 1996/10/1
――「左きき」(伊集院静)収録
(Amazonで見る)

250315-kinou

・『日本探偵小説全集3 大下宇陀児 角田喜久雄 集』創元推理文庫
1985/7/26
――「虚像」(大下 宇陀児)
(Amazonで見る)

250315-n-tantei3-oosita

・『定本 小川未明童話全集10』小川 未明 講談社 1977/8/1
――「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」(小川未明)収録
「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」小川未明
(Amazonで見る)

250315-ogawamimei10

 

・(再)『闇彦』阿刀田 高/著 新潮文庫 2013/12/24
――自伝的なホラー感覚の短い長編
(Amazonで見る)

250315-yamihiko

・『時代小説全集6 人物日本史 昭和』新潮社/編 縄田一男/監修
 新潮文庫 1991/9/1
――「左利きの独裁者――東条英機の悲劇」(有馬頼義)収録
(Amazonで見る)

250315-jinnbutusi-shouwa

・『流 しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)

250315-nagasi-no-sita-no-hone

・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
――「ノッティング・ヒルの謎」(チャールズ・フィーリンクス)収録
(Amazonで見る)

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・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン 創元推理文庫
2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)

251115-fb-fl

251115-fb-f

・『介錯人 士道小説集』郡順史
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)

251115-kaishakunin

・『天才絵師の幻の生首』佐藤雅美 講談社 2008/11/13
――「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」(佐藤雅美)収録
(Amazonで見る)

251115-tensaiesi-lh-satujinki

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

 

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

 

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

 

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号
2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

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・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/ 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)

250731-shuuei-sonzai

・『天衣無縫』織田 作之助 角川文庫 2016/10/6
(Amazonで見る)

・『夫婦善哉 正続 他十二篇』織田 作之助 岩波文庫 2013/7/18
(Amazonで見る)

・『六白金星・可能性の文学 他十一篇』織田 作之助 岩波文庫 2009/8/18
(Amazonで見る)

250715-odasaku

・(再)『ボッコちゃん』星新一 新潮文庫 1971/5/25
(Amazonで見る)

250831-bokkochan-sinchou

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

・『聖夜の嘘』アンドリュー・クラヴァン/著 羽田 詩津子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2024/11/7
――クリスマスものの長編ミステリ
(Amazonで見る)

 

・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)

251130-nick-3-xmas

251130-nick-5

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

・[再]『空海の風景(上巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

『空海の風景(下巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

 

平安時代の高僧、真言宗の宗祖である弘法大師空海の誕生から入定まで
を描く、司馬遼太郎の代表作の一つ。「新版」として巻末に資料が追加。

 

・[再]『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)

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『雨月物語』は日本の古典の中では、『今昔物語集』と並んで、
大好きな作品で、今まで色々な人の現代語訳を読んできました。
この方の訳は、すいすい読める、読みやすい訳文で、
過去の現代語訳の中でもなかなかよくできた訳だったように感じました。
一読の価値ありだと思います。
「岡村智晴」さんの「Lunar Meditation」を使用したカバー装画がよい。

*参照:「岡村智晴」

 

 

・『青い麦』コレット 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫 2010/11/11
――16歳の少年と15歳の少女幼馴染の二人は毎年、家族同士で海辺で休暇
 を過ごす。その夏一人の女性が現れて、二人のひと夏の経験物語。1923年。
(Amazonで見る)

 

・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
――以前から作品には興味を持っていましたが、読む機会がなかった
 ところ、この新訳を見つけ、読むことに。1928年。
 良くも悪くもモーム印といった論表を読んだ気がしますが、その通り。
 連作短編集ですが、それぞれ短篇小説としてもなかなかです。
(Amazonで見る)

 

 

 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

・『釈伝 空海(上)』西宮紘(にしのみや・こう) 藤原書店 2018/2/22
(Amazonで見る)

 

以前書いたのですが、小説なのか伝記なのかよくわからない本がある、
としたのがこの本でした。

「釈伝」とありますように、これは仏教のお坊さんの意味での「釈」と
「解釈」の釈としての意味とを両面掛けている表記のようで、内容も
同じく歴史的事実とされていることだけではなく、
この著者の解釈も含まれているという内容で、
<リアル系>とするか<フィクション系>とするかで悩んだのですが、
どうみても解釈の部分がありすぎるように思い、
小説扱いで<フィクション系>に入れることにしました。

・上巻=誕生から入唐、そして帰朝後の最澄との交友――
・下巻=高野山入りから、主著の執筆、そして入寂――

実は、私、「弘法大師・空海」の小説を書くという夢があり、
昨年は『空海の風景』の再読とこの本、
その他<リアル系>の本など読んでみました。

 

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

・『サム・ホーソーンの事件簿IV』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2006/1/21
(Amazonで見る)

・『サム・ホーソーンの事件簿V』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2007/6/10
(Amazonで見る)

・『サム・ホーソーンの事件簿VI』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2009/11/30
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事1』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2014/11/28
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事2』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2015/8/29
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事3』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2016/6/22
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事4』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2017/4/21
(Amazonで見る)

 

 

イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

・(再)『再起』ディック・フランシス 北野 寿美枝/訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 2008/11/7
(Amazonで見る)

 

・(再)『祝宴』ディック・フランシス、フェリックス・フランシス
  北野 寿美枝/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2010/4/15
(Amazonで見る)

 

・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)

251031-20255-kakugo

・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)

251031-ff-kokou-s

昨年から引き続き、手持ちのフランシスの文庫本の整理をしよう
と読み続けてきたところ、何と、その息子さんの手になる新シリーズの
新作が翻訳紹介されることとなっていたのでした。

慌てて新作を買い読みました。
昔懐かしい味わいが活かされたシリーズとなっています。
もう一作新刊が出る予定で、楽しみにしています。
新作2作は、「私の読書論」で紹介していましたね。

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15

私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

 

2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

 

海外ミステリ

・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ 法月 綸太郎/編
河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
――早川書房に<異色作家短篇集>という名シリーズがありました。
 その一冊に仲間入りしてもおかしくない、異色派のミステリ短編集。
 昔いくつか読んでお気に入り(というほどではないが)の作家だった。
(Amazonで見る)

202512-monosika

・『アララテのアプルビイ』マイクル・イネス 今本 渉/訳
河出書房新社(KAWADE MYSTERY)2006/12/9
――絶海のことに漂着したグループに起きた殺人事件、かと思えば……。
 異色ミステリ?
(Amazonで見る)

 

・『名探偵群像』シオドー・マシスン 吉田 誠一/訳 創元推理文庫
1961/6/23
――アレクサンダー大王、ダ・ヴィンチ、アフリカ探検家リヴィング
 ストン、海洋探検家クック、白衣の天使ナイチンゲールなど、
 歴史上の偉人11人が探偵として活躍する、異色短編集。
(Amazonで見る)

 

・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース 上野 元美/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
――小惑星衝突まで77日、『地上最後の刑事』三部作、待望の第二弾
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・『誰が星の王子さまを殺したのか?』ミシェル・ビュッシ
 平岡 敦/訳 集英社文庫 2025/2/20
――期待が大きかったので、正直ガッカリの内容でした。
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・『真珠の首飾り』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2001/2/8
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・『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2003/4/15
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以上二冊は、中国唐の時代の<名探偵ディー判事>シリーズの作品。

 

・『不可能犯罪課の事件簿』ジェイムズ・ヤッフェ 上杉 真理/訳 
 論創海外ミステリ 2010/6/1
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・『ママは何でも知っている』ジェイムズ・ヤッフェ 小尾 芙佐/訳
ハヤカワ・ミステリ 1977.7
* (ハヤカワ・ミステリ文庫)版 小尾 芙佐/訳 2015/6/4
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以上二冊は、少年時代から投稿していたアマチュア作家ヤッフェの日本
独自編集の作品集。
前者はアメリカEQMM誌の名編集長エラリイ・クイーンが、アマチュア作家
の作品にコメントを付けて同誌に発表したものを翻訳している。編集者と
作家のやりとりなども垣間見える。後者は、後に成長した姿を見せた作品
集で、安楽椅子探偵もの<ブロンクスのママ>シリーズ全八編。

 

・(再)『神と悪魔の遺産(上)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
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 『神と悪魔の遺産(下)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
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・(再)『異界の扉』F・ポール・ウィルスン 扶桑社ミステリー
2002/7/1
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以上二作は、名作『マンハッタンの戦慄』以来の、闇の世界の仕事人
〈始末屋ジャック〉のホラー冒険ミステリ。前者は、クリスマスに始まる
ある発明にまつわる事件。後者は、テスラの発明にまつわる異界への扉の
絡む奇怪な事件。

 

国内ミステリ

・『日本探偵小説全集4 夢野久作集』創元推理文庫 1984/11/30
――名短編「瓶詰の地獄」、中編「氷の涯」、大長編『ドグラ・マグラ』
 (小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』とともに
 日本探偵小説三大奇書とされる、1935年)収録
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 ●ベスト3候補

以上、昨年読んだ小説本を網羅してみました。
小説以外の創作ものは、特にありませんでした。

振り返りますと、思った以上に再読ものが少なく、
再読編と初読編に分けるという当初のもくろみは、崩壊した感じです。

 

メルマガで紹介した本は除外する方針でいますので、
ベスト候補がかなり減りそうです。

メルマガで紹介、と言いましても、<左利きミステリ>系のうち、
短編集等一部のみの紹介の場合には、除外から外すことにしましょうか。

どちらにしろ主な候補作は、(4)に分類した一連の作品と
なりそうです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.1.31
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)
-レフティやすおの楽しい読書404号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2026/01/post-e79278.html

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.01.31

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

------------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

(以下、略)

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号

2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

2025-natubunko-sansha

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15
私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

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2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

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海外ミステリ

国内ミステリ

 ●ベスト3候補

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

ことしは<フィクション編>はちょうど50冊読んでいるようです。
コロナ禍以降ではがんばった方ですね。

結構選び甲斐がある感じです。
でも、シリーズものが多いので、それが数を読めた原因かも知れません。
やはり読みやすさがありますからね。

新規のものを読む場合は、その都度その世界に入ってゆき、新たな人物と出会うので、それがネックになるのですよね。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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2026.01.10

【最新号】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談―2026(令和8)年(午年)今年の抱負-週刊ヒッキイ第701号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

 

第701号(Vol.22 no.1/No.701) 2026/1/3
「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」

 

\|/
―○―
/|\

新年明けましておめでとうございます

今年もまた1年よろしくお付き合いのほどお願いいたします。

レフティやすお
【左利きライフ研究家since1990 元本屋の兄ちゃん1980s】


2026-reiwa8-nenga-ly

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第701号(Vol.22 no.1/No.701) 2026/1/3
「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ついに700号突破です!
 まさかここまで来るとは
 始めたときは考えたこともありませんでした。
 継続は何とか……といいますけれど、
 今のところそういうものは感じません。
 力がないのが残念でなりません。
 それもまた自分らしいともいえそうです。(^0^)笑い

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 創刊700号突破記念放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負

  有言実行の「今年の抱負」一覧

   ~ HP『レフティやすおの左組通信』復活か? ~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今年は筆者の年――午年です。
この1月で72歳になります。

過去にも毎年のように「今年の抱負」を書いてきたものでした。
しかしながら大半は見事に実現できずに来たように思います。

一度不言実行を目指した時期もありました。
でもそれって、やっぱりちょっと違うように思います。

やっぱり広く喧伝するほうがインパクトがあって、
実現したときにカッコイイ気がします。

で、失敗してもこういうやっちゃで、済みそう!

というわけで今年の抱負を書いておきましょう。
くれぐれも、
年末に答え合わせをするような真似はしないでね!

 

 ●2026(令和8)年(午年)今年の抱負

まずは箇条書きで――

(1)HP『左組通信』の復刻本をKindleで出す
(2)HP『左組通信』の新版を、「note」かなにかで開設する
(3)弊誌左利き用楽器の企て――左用ピアノ実現への道を!
 (1)左用鍵盤ハーモニカの実現
 (2)左用電子キーボードの実現
 (3)左用ピアノの実現
(4)左利きの本を出版する
 (1)ハンディズム(利き手差別)はアカン!――左利き者の証言から
 (2)左利きの子を持つ親御さんへ――子供ではなく社会を変える
 (3)左利きミステリ入門(海外編)(国内編)
(5)インスタグラムをはじめるか?

以下簡単に説明しておきます。

 

 ●(1)HP『左組通信』の復刻本をKindleで出す

前にも書いたかと思いますが、
2011年(だったか?)に消滅したHP『レフティやすおの左組通信』の
復刻版を出したいと思っています。
元のHP版の原稿はあるのですが、復刻版とはいえ、それだけでは、
20年以上前の文章ですので、現状がかなり変わった部分もあります。

その辺の変化した部分と変わらない部分の解説を入れたいと思い、
原稿を書き出したらこれが結構難しいのですね。

今は、パソコンの前に座って原稿を書く時間が、毎日二時間ぐらいしか
取れません。
日常的なメルマガの原稿書きだけで終わってしまうこともしばしばです。

また、Kindleがよく分かっていませんので、
それようの原稿の作り方など、勉強する必要があります。

そんなこんなで思いのほか進んでいません。


Hidarigumi00

 

 

 ●(2)HP『左組通信』の新版を「note」かなにかで開設する

旧『左組通信』の復刻版を本にする一方で、
現役のサイトなり何かを準備する方が良いだろう、という考えです。

「note」というのが、最近はよく利用されているようなので、
それを利用して、左利きの比較的まとまった情報を提供しておきたい、
と考えています。

旧HPの過去の情報も含めて、「左利き自分史年表」を充実させて、
“自分”から見た社会の変化を含めた左利きの文化史的なものを提供し、
後世の研究者のお役に立てるようにしたい、と思っています。

 

 ●(3)弊誌左利き用楽器の企て――左用ピアノ実現への道を!

弊誌の第一土曜日発行分で「楽器における左利きの世界」を、
もう4年近く続けています。
そのとき最終目標として掲げたのが<左用ピアノ>でした。

現状のピアノは、右利きの人が弾きやすい、
左から右への腕と手・指の動きが、低音から高音へと展開する
鍵盤の配列になっています。

ド⇒レ⇒ミ⇒ファ⇒ソ⇒ラ⇒シ⇒ド

左から右への動き(⇒)は、漢字の「一」を書くときと同じ動きです。
あるいは、横書きの文章を綴るときの進行方向ですね。
これが右利きの人に都合の良い動きです。

また音階は、低音から高音への展開が快い響きとなります。
心が伸びやかになっていく感じですね。

ですから現状のピアノは、右利きの人にとって演奏する上で、
扱いやすく心地よい<右利き用>なのです。

一方、左右反転した形の、左利きの人が弾きやすい
左用のピアノというものは、現状では作られていません。

個人的に作っている人がいるだけです。

 

楽器の世界ではおおむね「右利きへならえ」ということになっています。
左利き用の楽器で実売されているのは、ほぼギターやベースといった
楽器だけというのが現状です。

左右を入れ換えれば使える楽器はいくつかあるようですが、
当初から左用に製作された楽器はまだ稀少です。

ヴァイオリンも、幼児から習う楽器です。
調べてみますと幼児向けのヴァイオリンは、左用が発売されていました。

 

ピアノにもそういうものがあっていいように思います。

このような現状を何とかしたい――左利き用のピアノを実現したい、
と考えています。

 

 (1)左用鍵盤ハーモニカの実現

この<左用ピアノ>への第一歩として、小学生たちが使っている
鍵盤ハーモニカの左用をまず実現したい、と考えています。

鍵盤ハーモニカは、ピアノへの第一歩として、
鍵盤になじむための楽器としても活用が考慮されているようなのです。

そこで、まずは子供の頃から左用の鍵盤になじめるように、
<左用鍵盤ハーモニカ>が重要になって来ます。

これが標準化すれば、「左利き用鍵盤」という概念が明確になり、
ピアノへの発展が実現するでしょう。

 

 (2)左用電子キーボードの実現

アコースティックなピアノの左用を製作するのは、
現状では一流の製作職人の手が必要になるでしょう。

なにしろ今まで作ったことのなかったものなのですから。
だれでもできるというものではないでしょう。

しかし、電子版なら左右を入れ換えるのも
それほどむずかしくはないはずです。

昨年の『モノマガジン』の左利き特集の左利き右弾きの高木大地
(正しくは、はしご高)さんによる、左利きと楽器の話
p.88「左利きミュージシャンの憂鬱」で、
「右利きファシズム」として、ピアノは右利き用――
 《ピアノと同じ鍵盤を持つシンセサイザーでは、左右を逆にする設定も
  可能で、左利きのためにカスタマイズすることもできる。》
とありました。

カスタマイズもいいですけれど、
初めから「左用として販売する」製品があってもいいと思います。
(もしもうすでにあるのなら、申し訳ないですが、
 でも知られてませんよ、と伝えたい。)

 

*参照:
『モノ・マガジン: 恐竜大復活 (2025年8-16.9-2合併号)』
ワールド・フオト・プレス (2025/8/1)
【特集】右利きにはわからない !? 左利き道具指南
(Amazonで見る)

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第695号(Vol.21 no.16/No.695) 2025/10/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 特別編:モノ・マガジン (2025年8-16.9-2合併号)
【特集】右利きにはわからない !? 左利き道具指南」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.10.4
親御さんへ―特別編:モノ・マガジン【特集】左利き道具指南-週刊ヒッキイ第695号

 

 (3)左用ピアノの実現

左用の鍵盤ハーモニカ、シンセサイザーなど左用電子鍵盤楽器を経て、
アコースティックの左用ピアノ、というように展開していけば良い、
と思っています。

左用のピアノが標準化すれば、左利きの人が――
強い左利きの性質ゆえに幼少時に挫折した人はもちろん、
おとなの人でも――特におとなになってから初めて取り組もうと志した、
左利きの人の場合、非常になじみやすく、始めやすいと思うのです。

音楽愛好家であっても、楽器演奏となると二の足を踏んでいた人も、
気軽にチャレンジできるようになる、と思うのです。

愛好家を増やせる機会があるのです。

えっ、増えてもせいぜい10%までやって? 
それでも一気に全人口の100%近くまで詰められまっせ!

 

*参照:
第518号(No.518) 2018/5/19「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(22) 楽器編(4)鍵盤ハーモニカ・前編」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2018.5.31
右用と左用の違い(22)楽器編(4)鍵盤ハーモニカ前編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第518号

 

 ●(4)左利きの本を出版する

これは色々とこれまでも書いてきました。
実際に企画書も書いたことがありました。
でも、今までは読者対象を広く、右利きの人も巻き込んで、
より多くの人に読んでもらおうという企画でした。

しかし、それでも初版の部数を確保するのは難しいといった理由で、
実現しませんでした。

これからは、もっと読者対象を絞って、
どうせ左利きの本はベストセラーなどにはならないのですから、
「本当に読む必要を感じている人だけを対象にした本」にしよう、
と考えています。

部数は少なくても、
「本当に必要な人のために、本当に必要な本を出してやろう」という、
熱情のこもった、やる気のある出版社を募集しよう、と思っています。

 

 (1)ハンディズム(利き手差別)はアカン!――左利き者の証言から

ハンディズム(利き手差別)を被害者として実感してきた人に向けて、
過去の左利きの有名人の方々の声を基に、
ハンディズムの実態を明らかにしていこう、というものです。

弊誌で紹介してきました、
一連の「左利き者の証言」を基にまとめていこう、と考えています。

 

*参照:
【事例集・左利き者の証言(1)戦前生まれの人々】
1.髙橋幸枝[1916年11月2日新潟県生まれ]――精神科医
-『100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減』飛鳥新社 2016/9/8
(2017.4.5 13刷)
(Amazonで見る)

201698-kokoro-no-sajikagen

 

第513号(No.513) 2018/3/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ 左利き先輩たちの足跡(1)」
2018.3.13
左利き者の証言から~髙橋幸絵枝『こころの匙加減』-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第513号

 

2.小野二郎[1925年10月、静岡県磐田郡二俣町生まれ]
-『すきやばし次郎 鮨を語る』宇佐美伸/著 文春新書 2009.10.20
(Amazonで見る)

Sukiyabasijirou

第535号(No.535) 2019/2/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~9 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(前)」
2019.2.13
左利き者の証言(9)左利きの寿司職人すきやばし次郎(前)-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第535号

…他

 

 (2)左利きの子を持つ親御さんへ――子供ではなく社会を変える

二つ目は、文字通り左利きの子を持つ親御さん向けの本です。

少子化の時代といいましても、毎年約10%のお子さんが左利きとして
生まれてくるわけで、それらの子供たちの親御さんにとっては、
いつの時代であっても左利きの問題は気になる問題の一つだろう、
と思います。
今日、左利きがさほど気にならない時代になりつつあるとはいえ、
気にする人は気にする問題であり、
古い考えの人がいなくなったわけでもありません。

社会の構成自体は、以前かわらず「右利き偏重/優先の社会」です。
先ほどの楽器の例を見ても分かりますように、
「左利きは右利きにならえ!」が主流です。

非常ボタンが向かって右側――右手を伸ばせば届くところに配置されて
いるケースも多々あります。

ご自身左利きであれば、それなりにご自分の考えもあるでしょうけれど、
そうでない場合には、わからないことがいっぱいとなります。
何かしら助言が欲しいところです。
ところが日本には、
左利きの子のための子育てガイド的な本はほぼありません。

筆者が巻末の「参考資料」の作成に協力した、東京書籍の
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 2009.04.01
(Amazonで見る)

Hidarikikinoko

ぐらいでしょう。

弊誌では、メインコンテンツとして創刊号以来、
一連の<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>というシリーズを
掲載してきました(現在の左利き楽器編が「その25」です)。
それらをまとめたものが、この本の基本です。

 

*参照:
第179号(No.179) 2009/5/9「<特別編>『左利きの子』続報」
2009.4.23
『左利きの子』(のための)教育・保育ガイド本 2009.5.1
『左利きの子』教育保育ガイド本発売される

 

 (3)左利きミステリ入門(海外編)(国内編)

これも、弊誌で紹介してきました、<左利きミステリ>の数々を
まとめて、筆者のコメントを添えたものです。
海外編と国内編をまとめるか、それぞれ別個にするかは、
まだ検討中です。
筆者の解説文の分量次第というところです。

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第666号(Vol.20 no.11/No.666) 2024/6/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
私の読書論185-<左利きミステリ>第5回 海外編
(前編)<ホームズ以前>紀元前から19世紀末まで」
2024.6.15
[コラボ]私の読書論185-<左利きミステリ>第5回海外編(前)ホームズ以前-週刊ヒッキイ第666号

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2024(令和6)年6月15日号(vol.17 no.11/No.368)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
私の読書論186-<左利きミステリ>第5回 海外編
(後編)<ホームズ以後>19世紀末以降」
2024.6.15
[コラボ]私の読書論186-<左利きミステリ>第5回海外編(後)ホームズ以後--楽しい読書368号

 

 ●(5)インスタグラムをはじめるか?

「日本左利き協会」では、以前インスタグラムで左利きに関する
エピソードを募集していましたが、最近は下火のようです。
筆者はインスタグラムをやってませんでしたので、
見たこともなかったのですが、応援できるなら、という気持ちでいます。

*参照:
「右利きも発進するインスタグラムで「左利きのエピソード」を続々と公開中!」

 ・・・

――以上、こんなところでしょうか。

このうちどれだけ実現できるかわかりませんが、
少しでも近づければ、と願っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」と題して、今回は全紹介です。

【別冊 編集後記】は、こちら↓

2026.1.3
【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談―2026(令和8)年(午年)今年の抱負-週刊ヒッキイ第701号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.01.03

【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談―2026(令和8)年(午年)今年の抱負-週刊ヒッキイ第701号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第701号(Vol.22 no.1/No.701) 2026/1/3
「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」

 

\|/
―○―
/|\

新年明けましておめでとうございます

今年もまた1年よろしくお付き合いのほどお願いいたします。

レフティやすお
【左利きライフ研究家since1990 元本屋の兄ちゃん1980s】

2026-reiwa8-nenga-ly

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第701号(Vol.22 no.1/No.701) 2026/1/3
「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ついに700号突破です!
 まさかここまで来るとは
 始めたときは考えたこともありませんでした。
 継続は何とか……といいますけれど、
 今のところそういうものは感じません。
 力がないのが残念でなりません。
 それもまた自分らしいともいえそうです。(^0^)笑い

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 創刊700号突破記念放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負

  有言実行の「今年の抱負」一覧

   ~ HP『レフティやすおの左組通信』復活か? ~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今年は筆者の年――午年です。
この1月で72歳になります。

過去にも毎年のように「今年の抱負」を書いてきたものでした。
しかしながら大半は見事に実現できずに来たように思います。

一度不言実行を目指した時期もありました。
でもそれって、やっぱりちょっと違うように思います。

やっぱり広く喧伝するほうがインパクトがあって、
実現したときにカッコイイ気がします。

で、失敗してもこういうやっちゃで、済みそう!

というわけで今年の抱負を書いておきましょう。
くれぐれも、
年末に答え合わせをするような真似はしないでね!

 

 ●2026(令和8)年(午年)今年の抱負

(以下、略)

 ●(1)HP『左組通信』の復刻本をKindleで出す

Hidarigumi00

(画像:かつてのHP『レフティやすおの左組通信』のトップページ)

 

 ●(2)HP『左組通信』の新版を「note」かなにかで開設する

 ●(3)弊誌左利き用楽器の企て――左用ピアノ実現への道を!

 (1)左用鍵盤ハーモニカの実現

 (2)左用電子キーボードの実現

 (3)左用ピアノの実現

 ●(4)左利きの本を出版する

 (1)ハンディズム(利き手差別)はアカン!――左利き者の証言から

 (2)左利きの子を持つ親御さんへ――子供ではなく社会を変える

 (3)左利きミステリ入門(海外編)(国内編)

 ●(5)インスタグラムをはじめるか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】本誌では、「創刊700号突破記念新春放談――2026(令和8)年(午年)今年の抱負」と題して、前回の続きでV章以降を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

 

本文中にも書いていますが、今年は有言実行でやってみようと思います。
書きたいだけ書いてみました。
どこまで実現できるのか、全くダメで終わるのか、その辺は、まさに勝負ですね。

でも、年末に答え合わせはしないでね。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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2025.12.13

【最新号】楽器における左利きの世界(35)左手のフルーティスト-週刊ヒッキイ第699号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

 

【最新号】

第699号(Vol.21 no.22/No.699) 2025/12/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(35)<左利きの人の本>新規発見本紹介~
『左手のフルーティスト』畠中秀幸」

 

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  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第699号(Vol.21 no.22/No.699) 2025/12/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(35)<左利きの人の本>新規発見本紹介~
『左手のフルーティスト』畠中秀幸」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回は、前号で紹介しました<左利きの人の本>新規発見本の二冊目、
 正確には「左利きの人」というより、「左使いになってしまった」
 演奏家さんの本を紹介しましょう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ★ 左手があるじゃないか ★

 <左利きの人の本>新規発見本紹介

  『左手のフルーティスト』畠中 秀幸 音楽之友社

  <左利き者の証言・左手のフルーティスト編>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●左利きの人を紹介する本(2)『左手のフルーティスト』

建築家でフルート奏者として活躍中の畠中さんが、脳出血に倒れ右半身
不随となり、左手で演奏できる特別な木管フルートを特注で作ってもらい
「左手のフルーティスト」として演奏家を再スタートした、という物語。

 

『左手のフルーティスト』畠中 秀幸/著 音楽之友社 2024/3/25
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(Amazonで見る)

 

 《2011年5月、音楽を愛し、将来を嘱望された建築家が脳出血に襲われ
  る。右半身の機能を失った彼は望みを捨てず、左手のみで動かせる
  木管フルートを特注し、ついに「左手のフルーティスト」として舞台
  に立つ。/TBS全国ネットでも紹介された「左手のフルーティスト」
  畠中秀幸の、病に倒れ、それを乗り越えるまでの数々の苦悩や喜びを
  描く。巻末に左手のピアニスト・舘野泉との特別対談を収録。》

著者について
 《建築家・音楽家。1969年広島県生まれ。9歳よりフルートを始め、
  中学3年より「個人コンクール北海道大会」で3年連続1位。1994年
  京都大学工学部建築学科大学院修士課程修了。2003年建築設計・
  音楽企画事務所「スタジオ・シンフォニカ」設立。2009年札幌市
  都市景観賞を当時史上最年少で受賞。2002年から12年間北海道工業
  大学非常勤講師。2009年北海道吹奏楽プロジェクトを設立、代表を
  務める。2011年に脳卒中を患い右半身の機能を失いながらも、建築家
  ・左手のフルーティスト・指揮者として活躍中。2019年札幌文化芸術
  劇場hitaruオープニングイベント音楽監督。2022年7月札幌コンサー
  トホールkitara、2023年2月札幌時計台ホールにて公演。2023年4月
  札幌G7環境大臣レセプションにて演奏。2022年一般社団法人「結び」
  理事長に就任。2024年3月初ソロCD「音の建築」をリリース。》

 

目次
I 運命の日 7
II フルートとの出会い 27
「最初の知らせを聴いたとき、『畠中は死なないよ』と思いました」
 北海道北広島高等学校教諭 笠原 禎さん 53
III 建築と向き合う 59
IV 建築のような音楽、音楽のような建築 73
V 左手のフルーティストとして 97
「ひとりの人生がかかっているから、できませんとも言えません」
 山田フルート・ピッコロ工房 山田和幸さん 113
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VI 目指すべきもの 123
舘野泉&畠中秀幸 特別対談
「左手になって、自分たちの音楽は変わったのか?」133
あとがき~「さかいめ」をめぐる旅~ 145

 

 ●<左利きミステリ>「フルートと短機関銃のための組曲」

前回のコラボ編の(後編)の『レフティやすおの楽しい読書』で、
<左利きミステリ>の新発見作に、左手だけででフルートを演奏する男
が登場しています。

 

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』(まぐまぐ!) 2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
・『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフやすおのお茶でっせ』
2025.11.22
【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作-楽しい読書第399号

 

--
 ●「フルートと短機関銃のための組曲」フレドリック・ブラウン

1942 (アメリカ)「フルートと短機関銃のための組曲」フレドリック・
ブラウン 越前敏弥/訳 [外]
Suite for Flute and Tommy Gun shoshtu 
初出:Street & Smith's Detective Story, 1942年6月
<左手フルートでアリバイ作り>
――左手だけで演奏できるフルートの曲を作曲した犯人、左手にフルート
 (左手だけで吹ける音がいくつかある)、右手に短機関銃。
・『死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選』フレドリック・
ブラウン 小森収/編 創元推理文庫 2023/9/28
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(Amazonで見る)

 

 《「ただ、ふつうのフルートでも、左手だけで吹ける音がいくつか
  あるんですよ。それもずいぶんたくさん。第一オクターブのGから
  第二オクターブのCまで、それにいちばん上のオクターブでは
  ほとんどの音が片手で出せます。/(略)殺人は計画しただけで
  なく、そのために曲を作ったんですよ。やつの書いた組曲のほとんど
  が、片手で演奏できる高さに設定されています。(略)われわれを
  アリバイとして利用するつもりだったんです。(略)」》p.221

「編者解説」小森収
 《(略)「フルート……」は、日本の大家の有名な作品に類似の
  アイデアがあります。(略)》p.439
--

 

この小説の説明が本当なら、
 《ふつうのフルートでも、左手だけで吹ける音がいくつかある》
のだそうです。

そう聞きますと、この畠中さんが「左手のフルーティスト」として
やってみよう、という気持ちになられたのも分かるような気がします。

実際には、多くの難関が待ち構えていたようです。

 

 ●「そこそこなんでもできてしまう」人

その前に「著者について」にもありましたように、
畠中さんの経歴を簡単に見ておきましょう。

最初にこの本を読んで思ったことは、幼少時からとにかく何でもできる
人――特別に努力したというわけでもなく。
世の中にはそういう人がいるもんなんですね。

 《実を言うと、これまであまり努力をしてきた記憶がない。/小さい
  ころから、そこそこなんでもできてしまうし、飽き性なので、ちょ
  っとできたら深く追求しない。フルートもほとんど練習したことが
  なかった。楽譜を見たら吹けてしまうし、コンクールに出たら一位を
  取れてしまうし。》p.24

本書の「著者について」を御覧頂いてもおわかりのように、京大出身で、
建築家で音楽家の二刀流。
建築家としても一流で、音楽家としてもフルーティストで指揮者。
音楽を活かせる建築というオリジナルな建築設計家でもあるようです。

そして、脳出血で右半身不随になったといっても、今度は努力して、
音楽家としても、特別な楽器を製作してもらって、復帰。

スゴい人です!

 

 ●「励ましの言葉」

ところが、今はすごく努力している、といいます。

脳出血で倒れて入院三日後、現代美術の巨匠、端聡(はた・さとし)さん
が来て、

 《「全然大変じゃない。これで畠中さんはアーティストとして、
  相当な資格を手に入れたんだから」》p.14

と。

 《「むしろラッキーだよ。おかげで健常者と障がい者のふたつの感覚を
  手に入れることができた。死ななかったんだし、大丈夫だよ」/
  彼はこうも言った。建築家としても音楽家としても、片方の手があれ
  ば十分、図面も引けるし、フルートがダメなら違う楽器をやっても
  いいじゃないかと。》同

この楽天的な言葉に、暗示を掛けられた、というのです。

そして、入院三日後にはリハビリを始めた、といいます。

いままで左手で字を書いたこともないし、ご飯を食べたこともない、
果して上手くいくのか、という不安も。

 《実際にやってみると、左手でそこそこ名前は書けたし、ご飯も食べ
  られた。たぶんそれはフルートを演奏していたからだと思う。実は
  フルートは右手より左手を多く使うのだ、右手ばかりリハビリさせ
  られたけど、やはりそれはむずかしかった。だったら左手の巧緻性を
  高めるほうが早い。自分の名前は特に一生懸命練習した。》pp.15-16

 《先生の「リハビリの初期でがんばったら、最長不倒距離がどこまで
  伸びるかわかりませんよ」という言葉を聞いて、僕はもう一度ステー
  ジに戻りたいという思いを新たにした。ただ、片手で指揮はできる
  だろうけど、はたしてフルートは吹けるのか? という疑問符は
  終始ついて回ったけれど。》p.16

畠中さんは、奥さんから畠中さんがフルートを吹けないのなら、ご自分も
一緒に演奏していたクラリネットを辞めようと思っている、と聞かされ、
これはどうしても復活しなければ、と決意させるきっかけになった、と
いいます。
畠中さんがリハビリに集中できたのは、病院の優秀なスタッフさんたちの
おかげもさることながら、このようなまわりの人の言葉、リハビリを
頑張る仲間の存在が、大きかったといいます。

 

 ●病気と音楽

 《病気をしたことで、こんなふうに思うようになった。/自分の中に、
  多少身体が不自由な人が入ってきた。そこで対話が生まれ、その対話
  が増幅して、違う人ともつながることができるようになってきた。/
  だからいま、僕のフルートが聴き手の心の中にまっすぐ入っていくこ
  とが増えて来たのだと思う。/あのとき、端さんが「アーティストに
  とって最高の武器を手に入れた」と言ったのは、そういう意味だった
  のではないか。もし自分の中に良質な循環ができつつあるのなら、
  僕は病気をしたことを感謝しなくてはならないのかもしれない。/
  いま、幸いにも、「左手のフルーティスト」としてステージに立たせ
  ていただいているとき、僕はそんなことを感じながら自分の音楽と
  向き合っている。》p.22

半身不随の身体というものは、この「麻痺の状況」という段落の記述を
読みますと、想像を絶するといっても過言ではない状況のようです。

筆者も年を重ね、あちこち気になる部分が出てきて、ちょっとした病気に
もなり、少しは病気を持つ人の気持ちが理解できるようになった気でいま
したが、その程度ではないというのが実態のようです。

それでも、病気による負担増を、こういうふうに多くの人の言葉を受けて
肯定的に受け止められるのは、やはり強い人だなあ、と思います。

 《それでも僕には前を向く覚悟がある。「新しい音」を見つけたから
  だ。》p.23

障害のある身体と健常な身体のあいだで音が鳴っている、そこからさらに
広がって、自分と他者、聴いてくれる人とのあいだに音楽が存在する、
それがシンクロする、と。

 

 ●生い立ちからの話

生い立ちからのお話が出てきます。
弟さんを早くに亡くし、お母さんが死んだようになり、弟の分も生きる
ようになった畠中さん。
お父さんは野球好きで、野球をやっていた。お父さんは東大なら二塁手
なりできるのでは、と考えていた、とか。
お母さんは教育熱心、音楽の素養はそこから来ているとか。
京大の建築科に進み、音楽も続けていたとか。

建築家として大きな仕事をこなした後、32歳で
建築家として音楽家として、自分の家を建てます。

 《とにかく、音楽と建築が融合したこういう空間を作りたいと、自分の
  方向性を表明したかった。光通し、音通し、風通しがよくて、生活
  することイコール音楽だと言えるような空間、人が住むにはこういう
  空間。人が住むにはこういう空間が理想なんだとアピールするモデル
  ハウスのつもりで建てたのが、自宅でもある「途上の家」だ。》p.80

 

 ●左手の設計

 《僕の中では、「途上の家」と「ゲストハウス・ポエティカ」と「六書
  堂新社屋」、そして「惠弘寺」が代表作だと思っている。》p.92

「惠弘寺」以外はみな病気になる前の作品だそうです。

 《(略)病気をしていちばん変わったのは、左手で図面を引くように
  なったことだ。/右手でスケッチすると、音楽と同じで、ヴィブラー
  トは掛けられるし、自在に技術を使ってしまう。僕のもうひとつの
  リビドーとして、「芽室市ふるさと歴史館」のような曲線のものも
  ある。広々とした風景の中に建築がずっとあるのは美しい。ただし、
  こういう曲線は右手のときに出てきたが、左手ではなかなか出てこ
  ない。まずスケッチするのが難しい。右手が使えなくなってからは、
  シンプルな形しか出てこなくなった。/でもそれが自分の新しい形だ
  と思っている。これからどんな形が出てくるのか、自分でも楽しみで
  ならない。》同

その後、中国の都市計画に携わることになりますが、コロナ禍で中断。
そこで表現しようとしたものは――

 《(略)音楽は、ヴィブラートを掛けられない、タンギングもできない
  となり、音そのものと向き合うしかなくなった。建築も右手の機能を
  失い、さまざまな手法を封じられたことで初期の衝動が抑えられ、
  シンプルな形で勝負するというアアルトの本質に近づいているような
  気がしている。》p.94

それが中国の計画で、左手で考えられる最も複雑な形だ、といいます。

 

 ●非利き手の左手から生まれるもの

以前、片岡鶴太郎さんが、左手で字や絵を描くことをタレントさんらに
教えるテレビ番組を見たことがあります。
普段右手でしか絵筆を持ったことのない右利きの人が、左手に持って
描いてみると、今までとは違う自分が表現できるようになる、
と話しておられました。

(片岡鶴太郎さんは、ボクシングを始めてから、自分のなかにあった
 左利きの要素に気付いたそうです。通常右利きの場合は、左手左足が
 前に出て右手右足が後ろにおくスタイルを取ります。左利きの場合は
 その逆で、右手右足が前で左手左足が後ろというサウスポースタイル。
 スケートボードに乗るときのグーフィースタンスと同じです。
 片岡さんはこのサウスポースタイルしかできない、というのです。
 その後、上に書きましたように、左手を使った書や絵を描くように
 なられました。)

 

筆者が考えるところでは、利き手である右手で描くと、普段の
“常識的”な、意思的、能動的なものが前面に出て来るのに対して、
非利き手である左手で描くときには、もっと情的なもの、受動的なものが
表に出て来るのではないか、という気がします。

巧みさや巧緻さというものが、筆も上手く扱えない分、消されてしまう。
反面、そういう巧みさで補えない分、より本然的な情動が表に出て来るの
ではないか、と。

左利きでない人が左手を使わなければならない状況においても、
同様に、非理知的、巧妙さを伴わない、ときには不自然かもしれない
表現が“自然と生まれてくる”のかもしれません。

うまく表現できないのですが、技術的に乗り越えるのではなく、
情動的に乗り越える、とでもいうのでしょうか。

そういうものが非利き手から生まれてくるような気がします。

畠中さんの場合、同様なときに直線的な表現であったり、
シンプルな形である、といいます。

何でもできる利き手によるゆえに、変に凝ったものとなることはありうる
と思います。
そうではなく、その時の状態でできるもっとも自然な姿形――
それが、非利き手による設計や音楽となっているのではないでしょうか。

 

*参照:

“左手の木管フルーティスト”畠中 秀幸

畠中秀幸 | 左手のフルーティスト | 札幌市 - Wix.com

音楽で世界を調和する ~左手のフルート奏者 畠中秀幸~|TBSテレビ

 ・・・

次回は、引き続き、(後編)として「V 左手のフルーティストとして」
「VI 目指すべきもの」
<左手のピアニスト>舘野泉さんとの特別対談
「左手になって、自分たちの音楽は変わったのか?」
について紹介してみます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(35)<左利きの人の本>新規発見本紹介~『左手のフルーティスト』畠中秀幸」と題して、【最新号】版ブログは本誌全文転載紹介です。

「別冊 編集後記」は、【編集後記】版で↓

2025.12.6
【編集後記】楽器における左利きの世界(35)左手のフルーティスト-週刊ヒッキイ第699号

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2025.12.07

【最新号】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 記念すべき400号となりました。
 記念号とするべきところですが、季節柄、例年通りということで……。 

 今年も、はやクリスマス・ストーリーの紹介の季節となりました。

 昨年の<クリスマス・ストーリーをあなたに>は、アメリカの
 ミステリ系の短篇小説作家デイモン・ラニアンの作品を紹介しました。

 今年は、正真正銘のアメリカの短篇ミステリ作家の巨匠、
 エドワード・D・ホックの人気キャラクターの一人、
 価値のないものしか盗まない、というユニークな<怪盗ニック>の
 クリスマス・ストーリーを3話まとめて紹介しましょう。

 

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-クリスマス・ストーリーをあなたに (15)- 2025

  ~ 愛あるプレゼントの物語 ~

  エドワード・D・ホック<怪盗ニック>シリーズから
   クリスマス・ストーリー3話 木村二郎/訳

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 ●過去の ~クリスマス・ストーリーをあなたに~

一回毎、一年ごとに【古典編】と【現代編】を交互に紹介してきました。
昨年は、およそ100年前(?)の作品でした。
今年は、現代編です。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

【古典編】
 チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』『鐘の音』
 ワシントン・アーヴィング『昔なつかしいクリスマス』
 ライマン・フランク・ボーム『サンタクロースの冒険』
メアリー・E・ペン「ファンダーハーフェン老人の遺言状」
 クリストファー・モーリー「飾られなかったクリスマス・ツリー」
 デイモン・ラニアン「三人の賢者」

【現代編】
 トルーマン・カポーティ「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」
 アガサ・クリスティー「水上バス」
 コニー・ウィリス「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」「まれびとこぞりて」
 梶尾真治「クリスマス・プレゼント」、ジョー・ネスボ『その雪と血を』
 ドナルド・E・ウェストレイク「パーティー族」
 シーベリン・クィン「道」

 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

参照:
『レフティやすおのお茶でっせ』2023.11.27
クリスマス・ストーリーをあなたに~全リスト:
『レフティやすおの楽しい読書』BNから
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-1995dd.html

 

 ●エドワード・D・ホック<怪盗ニック>シリーズから3話

<怪盗ニック>は、本名を「ニック・ヴェルヴェット」(イタリア系)と
いう男性で、「グロリア」というガールフレンドと暮らしている、依頼を
受けて仕事をする“雇われ”泥棒です。
しかも、この泥棒の変わっているところは、現金や宝石、美術品などの
価値のあるものは一切盗まない、逆に、価値のないものしか盗まない
(これなら逮捕されても軽い罪で済む)、しかも2万5千ドル(当初は
2万ドル)という大金で、というユニークな怪盗のお話です。

価値のないものを大金を出して盗んでくれという依頼に、毎回、なぜ? と
いう謎を秘めながら、いかにして盗むかという状況のおもしろさと、この
謎解き、および巻き込まれてしまう事件を、怪盗でありながら名探偵と
して解決する(せざるを得ない)、というお話が毎回繰り返されます。

最近では、マンネリ打破ということでしょうか、
女怪盗<白の女王>こと、サンドラ・パリスが登場する“共演”編も
あります(“共演”編だけの日本独自編集の短編集もあります)。

今回は、その<怪盗ニック>ものの短篇全集の第5巻から。

『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
(Amazonで見る)

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《「価値のないもの、誰も盗もうとはしないもの」だけを標的にする
 怪盗ニックは、引きも切らない多彩な依頼に大忙し。年齢を重ねても
 仕事の腕と頭脳は衰えず、予期せぬ危機にもとっさの機転で対処する。
 文庫版全集第5弾は、〈白の女王〉サンドラ・パリスとの共闘、ホック
 世界の名警官レオポルド警部やニックを名乗る偽者との対決、実在した
 ミステリ書店が登場するクリスマス・ストーリーなどを含む全14編
 (うち本邦初訳9編)を収録。》

出版社の上↑の紹介文にもありますように、<怪盗ニック>ものには、
記憶ではクリスマス・ストーリーはほとんどないのですが、
偶然この巻には三篇も収録されています。

1.「クリスマス・ストッキングを盗め」第60作目(EQMM1989-Mid12)
2.「サンタの付けひげを盗め」第66作目(EQMM1992-Mid12)
3.「錆びた金属の栞を盗め」第72作目(EQMM1998-1)――アメリカの有名な
 ミステリ専門書店のクリスマス用パンフレットに掲載された短篇、後に
 EQMMに採録され、日本版『EQ』1999年1月号に掲載。(詳細は下↓で)

この中で筆者の一番のお気に入りは、三番目「錆びた金属――」ですね。
ラストが、一番皮肉で、なおかつクリスマス・ストーリーにふさわしい
ハートウォーミングな印象のする作品です。詳しくは後ほど。

 

 ●「クリスマス・ストッキングを盗め」

誰もが子供の頃にやったことがありそうな、クリスマス・イブの夜に
クリスマスのプレゼント入れてもらう靴下――それを盗め、というお話。

 《「クリスマス・ストッキングだ。わたしの孫娘の暖炉に吊してある
  クリスマス・ストッキングを盗んでもらいたい。真夜中すぎならいつ
  でもいい」/「何か値打ちのあるものがはいっているんですか?」/
  「中にはいっているプレゼントに値打ちはないが、それも盗んで
  もらいたい」》pp.12-13

お祖父さんが孫娘のクリスマス・ストッキングを盗んでくれという依頼。

ドアマンのいる古い立派なビルディングで、24時間カメラで監視する
警備員もいるようす。
ニックはこの季節他人の家に入る方法として、唯一の方法を選びますが、
もう一歩のところで失敗!

父親は麻薬で儲けていた男で、それを嫌ったお祖父さんによって離婚
させられ、警察にも追われていて、現在も逃亡中。
ところが、ここ3年毎年クリスマスの夜に、娘のストッキングに
父親からのプレゼントが入っていた。
おもちゃのバス、ポオの「大鴉」の詩、母親の写真、そして今年は、
プラスティック製の豚。
どうやら今年18歳になる娘に財産を残して遣りたい、そのヒントをこの
プレゼントに込めているらしいのです。
お祖父さんは、このプレゼントに秘められた意味を知りたいのでした。

第一の謎――どのようにしてプレゼントは部屋に持ち込まれたのか?
いわゆる「見えない人」のトリックでしたね。

そして第二の謎――プレゼントの意味する謎は?
ニックはこれを読み解き、プレゼントを見つけだします。

そして、父親に母娘と話し合ってみろ、金なんか欲しがっていない、
あんたと一緒にいたいんだ、と忠告します。

 《ダン・ポーフェルドは視線を上に向けて、これまで何百回も見たに
  ちがいない明かりのついた窓を見あげた。「こんなことをして、
  あんたには何の得があるんだ?」/ニック・ヴェルヴェットは
  チャールズ・シンプスンから手数料を手に入れられるかどうかという
  深刻な問題を抱えていたが、ただこう答えた。「得なんてなくても
  構わない。クリスマスなんだから」》p.38

幽霊も精霊も出てきませんが、(もうすぐ成人になる)“子供”は登場
します。
そして善意の季節らしく、損得抜きの仕事で、ハートウォーミングな
ラストで、見事にクリスマス・ストーリーとなりました。

 

 ●「サンタの付けひげを盗め」

なんと連続殺人ものです――しかも、サンタクロースが狙われるという、
ショッキングな事件です。

クリスマス前のこの時期は、百貨店はじめ、いろんな場所に売り出しの
ための宣伝用サンタさんが出没します。
そんな臨時雇いのサンタさんが二人続けて締め殺されたのです。

ニックは、百貨店の警備サービス会社の男カルヘインに、百貨店のサンタ
の付けひげを盗んでくれと依頼され、手数料の半額の前金を手にします。
ニックは百貨店の更衣室に盗みに入ったところ、サンタから銃を突きつけ
られ、殺人犯とまちがわれますが、警察官から何とか逃げ切ります。
こうしてニックは探偵に――。

なぜ雇われたのか――脅迫状が届き、金を要求された百貨店は、護衛と
してカルヘインを雇い、彼はサンタが出演できないようにするために。

先のサンタ(実は女性)から、身寄りのいない被害者の一人の荷物から
思い出の品を貰ってくれば、誤解を解いてやると持ちかけられます。
彼は万引き犯で金目のものを隠している、と思ったのでした。
ニックは荷物と引き換えに付けひげを手に入れ、カルへインに。

百貨店が金を払ったにも関わらず犯人は現れず、町中に警官が溢れ、
被害者の一人の荷物を受け取ったニックを殺人犯として逮捕します。

ニックは被害者同士知り合いで、犯人が他の動機からサンタ役を二人を
殺したという推理を披露します。
サンタの扮装と万引き事件一味の関係を示したのでした。

 《結局、ニックはグレイディー・カルヘインから手数料の残りを受け
  取れなかった。クリスマス精神を少しも持ち合わせていない人間も
  いるのだ。》p.229

今回は、クリスマス・ストーリーとしては、エラく辛口でしたね。

 

 ●「錆びた金属の栞を盗め」

Amazonのレビュー(Nodyさん)にもありますように、

 《「錆びた金属栞を盗め」には海外ミステリ・ファンにはお馴染みの
  ミステリアス・ブックショップを舞台に経営者で評論家のオットー・
  ベンズラーや作家のローレンス・ブロックもちらりと登場する楽屋
  落ちも愉しい。》

本書の巻末解説、木村仁良「怪盗も歩けば警官に当たる」によりますと、

 《これは<ミステリアス・プレス>の出版人でもあるオットー・ペン
  ズラーが所有・経営するミステリー専門書店<ミステリアス・ブック
  ショップ>の得意客にクリスマス・プレゼントとして配っていた
  小冊子の為、九五年にホックが書き下ろした怪盗ニックものである。
  ストーリーの条件は、季節がクリスマス・シーズンであることと、
  当時ニューヨークの西五十六丁目にあったその専門書店と店主
  ペンズラーを書き込むことだった。》p.451

 《本編はEQMM九八年一月号に採録され、<ミステリアス・ブック
  ショップ>発行のほかのクリスマス小冊子用ストーリーを集めた
  ペンズラー編纂のアンソロジー Christmas at the Mysterious
Bookshop が二○一○年にヴァンガード社から刊行された。メアリ・
  ヒギンズ・クラークやエド・マクベイン、アンドリュー・
  クラヴァン、S・J・ローザンなどの有名作家によるクリスマス・
  ストーリーが収録されている。》

書店のお客さん向けのパンフレット用の作品だけあって、短い作品です
が、サービスたっぷりの作品に仕上がっています。

 ・・・

ニックはクリスマス直前、チャールズ・オニールという高校時代の級友
から急ぎの仕事、ただし通常の二倍の手数料を支払うとの条件で依頼を
受けます。
妹の夫ボブが空巣によって殺され、妹は夫の思い出の詰まった所持品を
処分したいができずにいたので、代わりにオニールが処分したところ、
誤って貴重な栞を挟んだまま、ミステリ・ファンだったボブの蔵書を
<ミステリアス・ブックショップ>に売ってしまった。
ホームズ関連グッズのコレクターでもあるペンズラーに見つけられる前に
取り戻したいのだ、というのです。

 《どんな栞なんだ? どの本にはさんであるんだ?」/「銅製の薄い
  板で錆がついている。実際には、栞にもなるレターオープナーだ。
  だが、どの本にはさんであるのか知らない」/「本は何冊あるんだ?
  」/「彼はすべて買ってくれた。四百冊以上で、すべてハード
  カヴァーだ。(略)」》

店の二階のペンズラーの個人的書棚がある部屋に、忙しいクリスマス・
シーズンが終わるまで値付けの時間が取れないので置いてある、といい、
そこは店の客が誰も入れないように見張りもいる、というのですが……。

ニックは、書店でローレンス・ブロックがサイン会を開催する日、実行に
移します。

ガールフレンドのグロリアが救世軍に寄付しようとしていた数冊の古い
ミステリ本と購入したばかりのあるものとを箱詰めし、有名な蔵書家の
名で小包を作り、それを届けるという方法で、ボブの本の山がある二階の
保管場所まで入ることに成功します。
さらに、ある方法で、短時間で十箱の中から金属製の栞を探し出します。

栞をオニールに渡すとき、ニックは、友人として忠告します――
警察に話すべきだ、そのあとは陪審が決めることで、この手数料で腕利き
の弁護士を雇え、と。

クリスマスが過ぎた頃、ペンズラーは有名な蔵書家からの荷物を開け、
面食らってしまい、いったい誰がどうしてこれを送ってきたのだろう、
とその蔵書家に電話するのでした。
ありきたりの古本の中に一冊だけ千ドルはするだろう、人気作家の処女作
の初版本が混じっていたのでした。

 

*参考:<怪盗ニック>の短編集

(創元推理文庫)版

『怪盗ニック全仕事(1)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2014/11/28
《「価値のないもの、もしくは誰も盗もうとしないもの」だけを依頼され
 て盗む異色の怪盗ニック・ヴェルヴェット。その全短編を発表順に集成
 する日本オリジナル短編集第1弾。》
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『怪盗ニック全仕事(2)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2015/8/29
《ニック自身が盗まれたり、何も盗まないことを依頼されたりの異色編
 まで15の活躍が楽しめる日本オリジナル短編集。短編ミステリの巨匠
 ホックが産み出したユニークな怪盗の全短編集成第2弾。》
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『怪盗ニック全仕事(3)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2016/6/22
《ニックが日本を訪れる「駐日アメリカ大使の電話機を盗め」はじめ、文庫
版全集第3弾は本邦初訳4編、単著初収録6編を含む全14編。》
(Amazonで見る)

『怪盗ニック全仕事(4)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2017/4/21
《ライバル女怪盗サンドラ・パリス初登場編を含む、文庫版全集第四弾
 は本邦初訳6編、単著初収録5編を含む全15編を収録。》
(Amazonで見る)

『怪盗ニック全仕事(6)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2019/1/21
《さらば、怪盗ニック。「価値のないもの」だけを盗み続けた愛すべき
 泥棒の活躍もこれで見納め! 文庫版全集完結!
 1966年の初登場以来、40年以上にわたり「価値のないもの、誰も盗もう
 とは思わないもの」を盗み続けてきた怪盗ニック・ヴェルヴェット。
 ついに迎えた最終巻は、奇妙な品物を意外な方法と思わぬ理由により
 盗み出す通常営業の短編から、恋人グロリアとの出会いや〈白の女王〉
 サンドラ・パリスとの共演などファン必読のエピソードまで、本邦初訳
 8編を含む全14編を収録。唯一無二の大泥棒の活躍を残らず収めた文庫
 版全集、堂々の完結!》
(Amazonで見る)

 

(ハヤカワ・ミステリ文庫)版

『怪盗ニック登場』エドワード・D・ホック/著 小鷹 信光/編
木村 二郎/訳 2003/5/1
――日本独自編集の<怪盗ニック>短篇集第一弾だった<ハヤカワ・
 ミステリ>版の文庫化。
(Amazonで見る)

『怪盗ニックを盗め』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2003/8/1
――日本独自編集の<怪盗ニック>短篇集第二弾の<ハヤカワ・
 ミステリ>版の文庫化。
(Amazonで見る)

『怪盗ニックの事件簿』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2003/11/26
――日本独自編集の<怪盗ニック>短篇集第三弾の<ハヤカワ・
 ミステリ>版の文庫化。
(Amazonで見る)

『怪盗ニック対女怪盗サンドラ』エドワード・D・ホック/著
木村 二郎/訳 2004/7/15
――<怪盗ニック>のハヤカワ・ミステリ文庫版短篇集第4弾は、
 タイトル通り、怪盗ニックと女怪盗サンドラ・パリスの共演編の短篇を
 集めた、文庫オリジナル作品集。
(Amazonで見る)

 

(ハヤカワ・ミステリ Hayakawa pocket mystery books)版

『怪盗ニック登場』エドワード・D・ホック/著 小鷹 信光/編
木村 二郎/訳 昭和51年2月29日
――<怪盗ニック>の日本独自編集短編集の第一弾。
(Amazonで見る)

『怪盗ニック登場』エドワード・D・ホック/著 小鷹 信光/編
木村 二郎/訳 1998/8/1
(Amazonで見る)

『怪盗ニックを盗め』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
1979/12/1
――<怪盗ニック>の日本独自編集短編集の第二弾。
(Amazonで見る)

『怪盗ニックの事件簿』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
1983/3/1
――<怪盗ニック>の日本独自編集短編集の第三弾。
(Amazonで見る)

 

『ホックと13人の仲間たち』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
1978/1/1
――ホックの日本独自編集の<怪盗ニック>を含む、シリーズ・
キャラクター13人を集めた短編集。
(Amazonで見る)

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(画像:エドワード・D・ホックの人気<探偵>キャラクターのひとり、<怪盗ニック>の日本独自編集短編集のうち、筆者の所蔵本――
(創元推理文庫)版『怪盗ニック全仕事1』『怪盗ニック全仕事6』、(ハヤカワ・ミステリ)版『怪盗ニックを盗め』『怪盗ニックの事件簿』『ホックと13人の仲間たち』と、『怪盗ニック全仕事5』(図書館本))

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本誌では、「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

 ・・・

記念すべき400号でしたが、11月末は恒例の<クリスマス・ストーリーをあなたに>の号となりますので、記念号は次号で!

クリスマス・ストーリーも、毎年、何を選ぶか悩むのですが、今年は昨年の今頃に出版された
『聖夜の嘘』("When Christmas Comes" アンドリュー・クラヴァン/著 羽田 詩津子/訳 ハヤカワ・ミステリ 2024/11/7
《MWA賞受賞作家のアンドリュー・クラヴァンが贈る、心温まるクリスマス・ミステリ》出版社の紹介文から)
(Amazonで見る)

を紹介するつもりでした。
実際に紹介するとなりますと、結末にふれることを避けられないという感じで、謎解きもののミステリの場合は、非常に難しくなります。

結末が○○なので、紹介したいのですが、そうはいきません。
残念です。

代わりに、おなじ謎解きものなのですが、短篇ですし、ポイントは外すようにしていますので「まあ、いいか」という感じです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【編集後記】

2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
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 記念すべき400号となりました。
 記念号とするべきところですが、季節柄、例年通りということで……。 

 今年も、はやクリスマス・ストーリーの紹介の季節となりました。

 昨年の<クリスマス・ストーリーをあなたに>は、アメリカの
 ミステリ系の短篇小説作家デイモン・ラニアンの作品を紹介しました。

 今年は、正真正銘のアメリカの短篇ミステリ作家の巨匠、
 エドワード・D・ホックの人気キャラクターの一人、
 価値のないものしか盗まない、というユニークな<怪盗ニック>の
 クリスマス・ストーリーを3話まとめて紹介しましょう。

 

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-クリスマス・ストーリーをあなたに (15)- 2025

  ~ 愛あるプレゼントの物語 ~

  エドワード・D・ホック<怪盗ニック>シリーズから
   クリスマス・ストーリー3話 木村二郎/訳

 ☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡

 

 ●過去の ~クリスマス・ストーリーをあなたに~

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2023.11.27
クリスマス・ストーリーをあなたに~全リスト:『レフティやすおの楽しい読書』BNから

 ●エドワード・D・ホック<怪盗ニック>シリーズから3話

『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
(Amazonで見る)

251130-nick-3-xmas

251130-nick-5

 ●「クリスマス・ストッキングを盗め」
 ●「サンタの付けひげを盗め」
 ●「錆びた金属の栞を盗め」

 

*参考:<怪盗ニック>の短編集

(創元推理文庫)版

『怪盗ニック全仕事(1)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2014/11/28
《「価値のないもの、もしくは誰も盗もうとしないもの」だけを依頼され
 て盗む異色の怪盗ニック・ヴェルヴェット。その全短編を発表順に集成
 する日本オリジナル短編集第1弾。》
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『怪盗ニック全仕事(2)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2015/8/29
《ニック自身が盗まれたり、何も盗まないことを依頼されたりの異色編
 まで15の活躍が楽しめる日本オリジナル短編集。短編ミステリの巨匠
 ホックが産み出したユニークな怪盗の全短編集成第2弾。》
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『怪盗ニック全仕事(3)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2016/6/22
《ニックが日本を訪れる「駐日アメリカ大使の電話機を盗め」はじめ、文庫
版全集第3弾は本邦初訳4編、単著初収録6編を含む全14編。》
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『怪盗ニック全仕事(4)』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
2017/4/21
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 は本邦初訳6編、単著初収録5編を含む全15編を収録。》
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 泥棒の活躍もこれで見納め! 文庫版全集完結!
 1966年の初登場以来、40年以上にわたり「価値のないもの、誰も盗もう
 とは思わないもの」を盗み続けてきた怪盗ニック・ヴェルヴェット。
 ついに迎えた最終巻は、奇妙な品物を意外な方法と思わぬ理由により
 盗み出す通常営業の短編から、恋人グロリアとの出会いや〈白の女王〉
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(ハヤカワ・ミステリ文庫)版

『怪盗ニック登場』エドワード・D・ホック/著 小鷹 信光/編
木村 二郎/訳 2003/5/1
――日本独自編集の<怪盗ニック>短篇集第一弾だった<ハヤカワ・
 ミステリ>版の文庫化。
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――日本独自編集の<怪盗ニック>短篇集第三弾の<ハヤカワ・
 ミステリ>版の文庫化。
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『怪盗ニック対女怪盗サンドラ』エドワード・D・ホック/著
木村 二郎/訳 2004/7/15
――<怪盗ニック>のハヤカワ・ミステリ文庫版短篇集第4弾は、
 タイトル通り、怪盗ニックと女怪盗サンドラ・パリスの共演編の短篇を
 集めた、文庫オリジナル作品集。
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(ハヤカワ・ミステリ Hayakawa pocket mystery books)版

『怪盗ニック登場』エドワード・D・ホック/著 小鷹 信光/編
木村 二郎/訳 昭和51年2月29日
――<怪盗ニック>の日本独自編集短編集の第一弾。
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『怪盗ニックの事件簿』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
1983/3/1
――<怪盗ニック>の日本独自編集短編集の第三弾。
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『ホックと13人の仲間たち』エドワード・D・ホック/著 木村 二郎/訳
1978/1/1
――ホックの日本独自編集の<怪盗ニック>を含む、シリーズ・
キャラクター13人を集めた短編集。
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(画像:エドワード・D・ホックの人気<探偵>キャラクターのひとり、<怪盗ニック>の日本独自編集短編集のうち、筆者の所蔵本――
(創元推理文庫)版『怪盗ニック全仕事1』『怪盗ニック全仕事6』、(ハヤカワ・ミステリ)版『怪盗ニックを盗め』『怪盗ニックの事件簿』『ホックと13人の仲間たち』と、『怪盗ニック全仕事5』(図書館本))

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本誌では、「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025- エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」と題して、短篇ミステリのクリスマス・ストーリー三話の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

記念すべき400号でしたが、11月末は恒例の<クリスマス・ストーリーをあなたに>の号となりますので、記念号は次号で!

クリスマス・ストーリーも、毎年、何を選ぶか悩むのですが、今年は昨年の今頃に出版された
『聖夜の嘘』("When Christmas Comes" アンドリュー・クラヴァン/著 羽田 詩津子/訳 ハヤカワ・ミステリ 2024/11/7
《MWA賞受賞作家のアンドリュー・クラヴァンが贈る、心温まるクリスマス・ミステリ》出版社の紹介文から))
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を紹介するつもりでした。
実際に紹介するとなりますと、結末にふれることを避けられないという感じで、謎解きもののミステリの場合は、非常に難しくなります。

結末が○○なので、紹介したいのですが、そうはいきません。
残念です。

代わりに、おなじ謎解きものなのですが、短篇ですし、ポイントは外すようにしていますので「まあ、いいか」という感じです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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