2022.08.13

2022年8月13日左利きの日INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY合併号-週刊ヒッキイ第624号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』別冊編集後記

第624号(No.624) 2022/8/13
「2022年8月合併号―「8月13日は国際左利きの日」―」

 

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第624号(No.624) 2022/8/13
「2022年8月合併号―「8月13日は国際左利きの日」―」
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 今月、8月13日(土)は、世界的な左利きの日
 「国際左利きの日」INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY です。

 毎年、この前後に、この「左利きの日」を記念した
 新たなブログ記事を書いてきました。

 今年も何か書く予定でいましたが、
 そうしますと、三週続けて左利きについて書くことになります。
 正直今の私には、その余力がありません。
 そこで、メルマガを一ヶ月通じての合併号とすることで、
 一つの記事で済ませることにしました。

 勝手ながらご容赦ください。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2022年8月合併号
―「8月13日は国際左利きの日(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)」― 
   左利きとアイデンティティ
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 ●1976年から47回目の2022年8月13日「国際左利きの日」

今年も8月13日「国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」
が近づいています。

毎年毎年書いていることですが、
日本語で「左利きの日(8月13日)」とネット検索しますと、
難儀なほど、多数の
《1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により制定》
という記事が出てきます。

日本語版 Wikipedia「左利きの日」の受け売りが大半なのでしょう
けれど、困ったことです。
最も昔からやっているのですよ、といいたいのです。

なにしろ同じ「Wikipedia」でも英語版で
「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」で検索しますと、

英語版Wikipedia「International Lefthanders Day」
https://en.wikipedia.org/wiki/International_Lefthanders_Day

冒頭に、
《International Left Handers Day is an international day
observed annually on August 13 to celebrate the uniqueness
and differences of left-handed individuals.
The day was first observed in 1976 by Dean R. Campbell,
founder of Lefthanders International, Inc.》
と出てきます。

210813international-lefthanders-daywikip

(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分の筆者訳:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた)

それ以外にも、いくつものサイトで
この「1976年キャンベル起源説」が出てきます。

私自身、昔購読していたのが、
このキャンベルさんがチェアマンをしていた
「LEFTHANDERS INTERNATIONAL」という組織が発行する
「LEFTHANDER MAGAZIN」という左利きの人のための雑誌でした。

これは、1991(平成3)年3月発行の
『モノ・マガジン』1991年4月2日号 No.188
「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」
(ワールド・フォトプレス)に掲載されていたもので、
1993(平成5)年に、英語を勉強して連絡を取り、
定期購読していたものでした(1993年11・12月号~1996年3・4月号)。

そこには、アメリカでのイベントのリポートなども掲載されていました。

ちなみに、雑誌で知ったイギリスの左利き用品専門店
「Anything Left-Handed」の顧客が参加できる、
前述の「Left-handers Club」の会員になり、
機関誌「The Left-hander」も定期購読していました
(1994(平成6)年No.16~1997年10月No.27)。

 

もちろん現在、世界的に唯一かもしれない、活動中の
「lefthandersday」サイト「https://www.lefthandersday.com/」では、
自身が始めた1992年を起源としています。

今年のサイトには、
《Welcome to the official site for the 30th annual Left Handers Day! August 13th is a chance to tell your family and friends how proud you are of being left-handed, and also raise awareness of the everyday issues that lefties face as we live in a world designed for right-handers.》
「30th」と書かれています。

これはあくまでも、先週の<号外>でも書きましたように、
そちら側の「主張」です。

本当の歴史的事実は、違います。

 

 ●記念日制定の趣旨は同じ――左利き生活向上のため

キャンベルさんもご自身左利きで、
アメリカのカンザス州トピカで左利き用品店を始め、
開店一周年のこの8月13日に、左利きの人のための会(前述の)
「LEFTHANDERS INTERNATIONAL」を開設、
左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指して、
この記念日を制定したわけです。

ですから、制定の趣旨は同じです。

 

この「国際左利きの日(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)」は、
本来外国の記念日ですから、日本語で調べるだけではなく、
英語で「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」と調べれば、
より正確であろう情報に出会える、と考える方が自然でしょう。

と、私なら思うのですが、
大半の人は、日本語で調べただけで納得してしまうのでしょうか。

結果として、多くの人が間違った情報を広めています。
裏付けにこだわらない、という態度は、不思議です。

 

 ●私の左利きの活動のきっかけも……

上にも書きましたように、「左利きの日」制定の趣旨は、
左利きの人の生活向上を願って、左利き用品を普及させることでした。

そういう目的を持っています。
この日を機会に、左利きの人について、その生活について考えてもらう。

左利きの人の生活上の不便や困り事を解決する手段の一つとして、
道具を工夫すること、左利きの人に使いやすい道具を用意すること、
があげられます。

もちろん、そういう物理的な問題解決だけではなく、
といいますか、それ以前の問題として、
左利きについて知ってもらい、左利きに忌避感をもたないように、
という精神的な問題解決の面もあります。

また道具の開発や普及のためには、
多数派である右利きの人たちの協力や理解が必要です。
左利きの人だけで解決できる問題ではありません。

そういう意味からも、左利きの人のみならず、
右利きの人の側の意識改革が必要になります。

その機会としての「左利きの日」でもあるのです。

とはいえ、
まずは具体的な生活上の利便性の向上を図らねばなりません。

私が左利きの活動を始めたのも、左利きとして生きてきたなかで、
苦労したこと、不都合に感じたことなどの多くは、
道具を得ることで解決できるという意識があり、
上にも紹介しました1991年3月発行の
『モノ・マガジン』1991年4月2日号・左利き特集号 でみた
左利き用品の数々を集め、実際に使ってみて、
いいものはまわりの左利きの人に紹介しよう、と考えたからでした。

左手・左利き用品――道具から始まったのですね。

そういう意味では、「国際左利きの日」や
「左利きグッズの日」の制定の趣旨と同じ方向性ですね。

 

 ●左利きというコンプレックス

ただ、それ以前に、
精神性の問題も重要であることに変わりはありません。

私は「左利きである」ということにコンプレックスを持っていました。
「いました」と過去形で書きましたが、
本当は今でも根強く残っています。

それがそもそもの左利き活動の推進力であり、源泉でもあったわけです。

では、
そもそも左利きであることに関するコンプレックスとは何だったのか、
そして、
それはどういう形で現在の活動につながっているのでしょうか。

これを語り始めると長くなります。

今簡単に言えることは、
二十代に読んだ、箱崎総一先生の著書、
『左利きの秘密』(立風書房・マンボウブックス 1979)

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によって、
「間違っているのは自分ではなく社会の方だ」
と認識できたこと。

「変えるべきなのは、自分自身ではなく社会の方だ」ということ。

「右利き(偏重/優先)社会に順応できない左利きの自分自身ではなく、
 そういう左利きの人を容認できない――
 受け入れられない社会の方に問題があるのだ」
ということですね。

この社会の在り方を変えていかなければならない、
という思いが、左利き活動に進ませたのです。

 

 ●ゼナ・ヘンダースン《同胞(ピープル)》シリーズ

ここで、すこし話題を変えましょう。

左利きとアイデンティティについて考えて見ます。

ゼナ・ヘンダースンというアメリカのSF作家さんがいました。
1950年代から60年代にかけて主に活躍した人といっていいかと思います。
実際には、70年代に入っても活躍していたようですが、
日本で知られる代表作は大半が1950~60年代の短編です。

いちばんの人気作であり代表作といえるのは、
<ピープル>シリーズと呼ばれる一連の短編シリーズで、
『果てしなき旅路』(短編をまとめて長編に仕立ててある)と
『血は異ならず』(短編集)の2冊が出ています。

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*ゼナ・ヘンダースン<ピープル>シリーズ
1.『果てしなき旅路』ゼナ・ヘンダースン/著 深町眞理子/訳
ハヤカワ文庫 SF ピープル・シリーズ 1978/7/1

2.『血は異ならず』ゼナ・ヘンダースン/著 宇佐川晶子, 深町眞理子/訳
ハヤカワ文庫 SF 500 ピープル・シリーズ) 1977/12/1

私がこの作品が好きなのは、ここに登場する人たちが、
みな、社会から疎外された「一人ぼっち」の孤独な存在で、
その理解者との出会いとそれによる、
精神的な「孤独からの解放」を描いたような作品だったから、でしょう。

自分でそういう理由を自覚できたのは、
図書館で見つけた赤木かん子さんの本を読んだからでした。

『こころの傷を読み解くための800冊の本 総解説』
赤木 かん子/著 自由國民社 2001/5/1

220812kokoro-no-kizu-800

この本の紹介文はこうなっています。

 《アダルト・チルドレン(AC)という言葉は
  90年代初めにブームになりましたが、
  今ひとつ、理解しづらいものでした。
  そのアダルト・チルドレンの理解に役に立つように、
  そしてその理解によって、
  本人もまわりの人も少し楽になれることを願って、
  小説やマンガや児童書やミステリや専門書など、
  幅広い分野から本を集めて紹介します。
  生きにくいと感じて、アルコール依存、虐待、共依存…など、
  さまざまな問題を抱えている、そんな人たちの、
  こころの傷を読み解くために―。》

 《「アダルト・チルドレン(AC)――
  子ども時代に必要な愛情と安らぎを得られずに育ち、
  傷ついた心を抱え、癒されぬまま大人になっている人たち」
  をテーマにしたブックガイド。》

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この本の中の「第2章 アイデンティティ」<差別>で、
『果てしなき旅路』が取り上げられていました。

お話そのものは、《故郷》の星が破滅の危機に陥り、
宇宙船で脱出した異星人《同胞(ピープル)》たちが
新たな生活の場を求めて移動中、地球に突入する際に、宇宙船が壊れ、
散り散りになった彼らは、世界中(大半がアメリカの山中)に
ばらばらに住み着きます。

自分たちの優れた能力(人類から見れば超能力)を封印して、
地球人らしく振る舞うことで、地球人の社会に順応しようとするのです。

超能力の持ち主であることが分かれば――異星人という、
地球人とは違った存在だと分かれば――社会から排除されたり、
抹殺されたり、迫害されるという歴史があったからです。

しかし、真の自分を偽り、身を隠すような生き方は、
心が苦しむものです。

「人とは違う」という事実は、
特に大人の事情が理解できない子供には多大な影響を与えます。
結果的に様々な問題を引き起こすことになるのです。

この本に関する説明文を読んだ時、
初めて自分がどういう理由でこの本を好んでいたのか、
ということが理解できました。

 

 《数家族で放り出され、谷間に住みついた一族は
  自分のアイデンティティには悩まなくてすみました……
  でも子どものときに、一人ぼっちになり、
  つまり自分が何者なのか教えてもらえなかったために悩み、怯え、
  うっかり力をつかっては気味悪がられ、
  そのために州中の学校で拒否されて、
  自分は“違うのだ”ということで絶望してその谷へやってきて
  同朋とめぐりあった女教師のような人々の物語……、
  ピープルがピープルと出会い、自分は一人ではないということ、
  本当の自分をさらけだして生きてもいいのだということを知った時
  どんなに嬉しかったか、という話が、ある晩、ある山のふもとで
  交替で語られるのです。
  それは個人の歴史であると同時に一族の歴史であり、
  集まってきた人々すべてを共感で満たし、
  今までの傷を癒やす作業でもあるのでした――。》p.69

要するに、社会から受け入れられず、迫害を受けている人々が、
同じ立場の人や思いやりのある理解者という味方を得て、
精神的に立ち直り、新たな人生に取り組んでいく、という物語です。

こういう背景は、ある意味で左利きであること――
右利きの「普通の人」とは違うということで、
色々な嫌な思いを経験してきた私自身と重なるものがあったのです。

 

続けてこう書いています。

 《これって……そのまんま、ACの物語でしょう?/
  私はこれが、大好きでした。このテの話が……。
  自分はまわりと違う、という孤独感と孤立感に悩まされ、
  不安で不幸な人々が自分と同じ人々と出会い、救われ、解放され、
  幸福になる……そういう話が――。そうしてそのテの物語を、
  “ピープル・タイプ”と呼んでいました。それは今考えればみな、
  アダルト・チルドレンの物語だったのです。/
  当時のSF作家たちは超能力者だけではない
  いろいろなSF的手法を使って、
  ACの癒やしの物語を紡いでいたのでした。なぜか……?!
  彼ら自身がそうだったから……、そしてそうやって
  自分自身を癒やそうとしたのではないかと私は思います。》p.69

 

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《自分はまわりと違う、という孤独感と孤立感に悩まされ、
 不安で不幸な人々》

まさに、当時の私は、そういう「不幸な左利きの一人」だったのです。

そんな
《人々が自分と同じ人々と出会い、救われ、解放され、幸福になる》
としたら、どうでしょうか。

こんな素晴らしいお話は他にはありませんよね。

 ・・・

ここまで書いたところで、もうかなりの行数になりました。
本来は、
「左利きとアイデンティティ」について書くつもりだったのですが、
前半に少し行数をとられてしまったようです。

 

「国際左利きの日」について語ることも大事なのですが、
「なぜ制定されたのか?」という根本的な部分が
「左利きの人の生活向上には適切な道具は大事だよ」
だけで終わっています。

それ以前に、
「どうして左利きの人は必要な道具が手に入れにくいのか」
という部分が説明されていない、ように思います。

必要なのに、適切な道具が手に入れにくいのか、
それは、
「左利きの人の必要とする道具がどういうものかよく知られていない」
という理由が、一つあります。

それは、
「左利きの人の必要なものが右利きの人の必要なものとは違うのだ」
という事実が知られていないからでしょう。

それは、結局、右利きの人と左利きの人との「違い」の認識の問題です。

それが左利きとアイデンティティに関わることだと思うのです。
その辺をお話ししたかったのですけれど。

もう一度、来月の第一土曜日発行分で、
今回の続きを書きたいと思います。

ゼナ・ヘンダースンさんの<ピープル>シリーズと
赤木かん子さんの本の記述をもう少し紹介して、
作品を通して具体的な「疎外者」の意識を、
私のような左利きの人が感じていたであろうそれと比較して、
考えていただけるようにしようと思っています。

 ・・・

 要は、ゼナ・ヘンダースンさんの<ピープル>シリーズについて
 語りたいだけなのかもしれません……。

 

*参照:「レフティやすおのお茶でっせ」
 過去の「8月13日は<国際左利きの日>」の関連記事

カテゴリ:8月13日国際左利きの日

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 「★600号までの道のり」は、お休みです。

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本誌では、「2022年8月合併号―8月13日 国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY―」と題して、今回も全紹介です。

ゼナ・ヘンダースンについて少し書いておきます。

私の好きなSF作家の一人で、短編派の作家では、ロバート・F・ヤングと並ん部存在というところです。
以前、ハヤカワ文庫50周年の時に、もう一つのメルマガ『レフティやすおの楽しい読書』で「ハヤカワ文庫の50冊」という企画をやった際にあげた「【私のお気に入り7】」に、
ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』に次いで、
2.ゼナ・ヘンダースン『果しなき旅路』 3.ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』 にあげています。
他には、
4.ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』 5.シャーリイ・ジャクスン『野蛮人との生活―スラップスティック式育児法』 6.クレイグ・ライス『スイート・ホーム殺人事件』 7.ルイス・ギルバート『フレンズ―ポールとミシェル』 です。

というように、非常に愛好する作家の一人で、世界的な大作家さんでもなければ、世界の名作文学というわけではないかもしれません。
しかし、単にお話がおもしろいとか、表現や文章がうまいとか、センス・オブ・ワンダーに優れているとか、なんやかんやといった小説のもつ面白さだけではなく、プラスアルファの部分が非常に心に響く作品を書く作家さんという印象です。

ぜひ、機会を作って読んでいただきたい作家さんの一人です。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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2022.08.06

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii(号外)8月13日合併号のお知らせ

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

(号外)8月13日合併号のお知らせ

「別冊編集後記」ではないのですが、次号への誘導といいますか、客引きの呼び込みのようなものです。

メルマガの号外を転載しておきます。

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(号外)8月13日合併号のお知らせ
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弊紙は、<週刊hikkii>という名のとおり、
本来は毎週土曜日発行の週刊誌でした。

今年は、8月13日「国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」
が、土曜日に当たるということでもあり、
ちょっと疲れてきていることもあり、
今月は手抜きで、本日第一土曜と第三土曜の月二回発行を、
13日の月一発行で勘弁していただこうと思います。

8月13日に「2022年8月合併号―8月13日 国際左利きの日
 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY―」をお送りします。

ちなみに、1976年の第1回から47回目の記念日になります!

毎年この日に関しては、ブログ等で書いていますように、

日本語版 Wikipedia「左利きの日」等で紹介されている、

《1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により制定》
という、1992年イギリス・レフトハンダーズクラブ説は、
この会の「主張」であって、真実ではありません。

(私の英語読解力に誤りなければ)正しくは、
アメリカのカンザス州の州都トピカの左利き用品店のオーナー、
ご自身左利きのキャンベルさん(Dean R. Campbell)が、
開店一周年を機に左利きの人の会(Lefthanders International)を始め、
左利きの人の生活向上のために左利き用品の普及を目指し、
開店記念日の8月13日を
「国際左利きの日」(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)という
記念日に制定したのです。

イギリスの「Left-Handers Club」は、
イギリスの左利き用品専門店「Anything Left-Handed」の顧客を
もとにした左利きの人の会です。
「Anything Left-Handed」は、2018年に開店50周年を迎えたという、
1968年創業の老舗ですが、
当初は右利きの人が始めた隙間狙いの業態でした。
その後、左利きの人がオーナーとなり現在に至るのでした。
ロンドンという大都会での営業ということで、
宣伝に知恵を絞らなくても、結構経営的には、そこそこだったのでしょうね。

一方、州都とはいえ、アメリカの田舎での営業ということで、
1975年に開業した後発のお店であるキャンベルさんちは、
色々な工夫と宣伝が必要だったのかもしれません。
そこで、こういうイベントを考案されたのでしょうか。

イギリスの方は、キャンベルさんちが一足先に始めた
この記念日にのっかったという形でしょうか。
(ほんとうのところは存知ませんが。)

また来週の合併号で、これらのことは書いてみる予定ですが、
とにかく、
日本での「1992年イギリス制定」説は、なんとかしたいものです。
読者の皆様もご協力いただけると幸いです。

別にイギリスの人がマネしたとかパクったとか非難するつもりはなく、
単純に「もっと長い歴史があるのですよ」と強調したいのです。

 

 

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(画像:英語版ウィキペディアの「INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」の項目冒頭――下線部分の筆者訳:「国際左利きの日」は「レフトハンダー・インターナショナル」の創設者ディーン・R・キャンベルによって1976年に最初の祝祭が行われた) 

 

*参照:「Anything Left-Handed」の歴史

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
第525号(No.525) 2018/9/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~ (特別編)ALH50年史概略(前編)」

●2018.8.29
8月16日イギリスの左利き専門店“Anything Left-Handed”50周年
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/08/816anything-lef.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/78163f651ba5307f93c67fb4d0a40994

 

*参照:「レフティやすおのお茶でっせ」
 過去の「8月13日は<国際左利きの日>」の関連記事

カテゴリ:8月13日国際左利きの日

[29]・2021.8.12
8月13日「国際左利きの日」を前に、左利きメルマガ「週刊ヒッキイ」創刊600号達成
goo「新生活」版

[28]・2021.8.7
「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」-週刊ヒッキイ創刊600号記念号
goo「新生活」版

[27]・2020.8.12
2020年8月13日は1976年の制定から45回目の国際左利きの日

[26]・2019.8.13
8月13日は国際左利きの日-1976年の制定より今年は44度目

[25]・2018.8.13
8月13日国際左利きの日ILHDとAKB48Team8左利き選抜のことなど

[24]・2017.8.13
8月13日はハッピーレフトハンダーズデー!

[23]・2016.9.1
8月13日は〈国際左利きの日〉特別編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第474,475,476号

[22]・2016.8.14
昨日(8月13日)アメブロで「今日は左利きの日」をやってました

[21]・2016.8.10
今年もやります!8月13日レフチャス(LEFTEOUS)の日―国際左利きの日

[20]・2015.8.12
明日8月13日は1976年制定から40回目の国際左利きの日

[19]・2014.8.12
8月13日は39回目の国際的な<左利きの日>&LEFTEOUS2014年

[18]・2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる!

[17]・2013.9.2
『グリグリくりぃむ』左利き選手権:<国際左利きの日>情報5

[16]・2013.8.28
ブログネタ「両利きになる練習したことある?」:<国際左利きの日>情報4

[15]・2013.8.19
雑学フェアにて~渡瀬けん著『左利きの人々』:<国際左利きの日>情報3

[14]・2013.8.18
レフチャス(LEFTEOUS)day2013:<国際左利きの日>情報2

[13]・2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる!

[12]・2012.8.12
8月13日は37度目の“左利きの日”

[11]・2011.8.13
国際“左利きの日”を迎えて&週刊ヒッキイ273号特別編「個人モデル」から「社会モデル」へ

[10]・2010.8.21
今週の-週刊ヒッキイhikkii225名作の中の左利き(番外編)はさみ

[9]・2010.8.14
今週の-週刊ヒッキイhikkii224《矯正/直す》表現に思う(5)前編

[8]・2010.8.13
13日の金曜日はナント…左利きの日

[7]・2009.8.22
今週の週刊ヒッキイ―第193号「<左利きプチ・アンケート>再版第33回」

[6]・2008.8.13
33回目の8月13日国際左利きの日

[5]・2007.8.14
少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される

[4]・2006.8.13
きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です

[3]・2005.8.13
今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY

[2]・2004.8.13
きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」

[1]・2004.8.12
明日8月13日は「左利きの日」 

 ・・・

ということで、合併号のお知らせでした。

ホント、お知らせだけとつもりでしたが、
ついつい何やかやと書いてしまいました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

ではまた。

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2022.07.02

左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(5)フルート-週刊ヒッキイ第622号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第622号 別冊編集後記

第622号(No.622) 2022/7/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(5)フルート演奏の右左」

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第622号(No.622) 2022/7/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(5)フルート演奏の右左」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左手・左利き用楽器」による左利き楽器演奏について考える、
 の5回目です。

 前回に引き続き、フルートのお話を。

 今回は、思うようにお勉強が進んでいないので、
 以前見つけたサイトの記事から、フルート演奏の右左について。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界 (5)
  ◆ フルート演奏の右左 ◆
   ~ 右と左が逆になるだけで…… ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●フルートの左演奏

前回、オランダの画家、ユディト・レイステル
(Judith Jans Leyster:1609ー1660) 描くところの
絵画「フルートを吹く少年」を紹介しました。

昔のこのように人により、「左演奏」で吹く人もあった
という事実を紹介しました。

実は、現代においてもこの少年のように左演奏で吹く人ともいるのだ、
という事実を紹介しましょう。

 

20141119hidarikiki-flute

(画像:左利き用のフルートって右手すごい疲れそう...(<フルート 吹奏楽垢> 2014.11.19twitter より))

 

 ●その1「左利き用フルート」

「フルートと音楽の日々」というサイトの記事

Aihara 左利き用フルート:Yamano Flute World '14 [楽器]

「左利き用フルート」が紹介されています。

相原さんという人が作ってしまった、といいます。

201489hidarikikiflute

(画像:左利き用フルートの構え(『フルートと音楽の日々』「Aihara 左利き用フルート:Yamano Flute World '14」より))

 

201489flute-hidari-migi

(画像:左利き用(左)と右利き用(右)のフルート(『フルートと音楽の日々』「Aihara 左利き用フルート:Yamano Flute World '14」より))

普通のフルートと左利き用フルートの写真が見れます。

左利き用フルートは、

 《鏡に映したようです。/
  リッププレートも反対です。/
  実際に構えるとこんな感じです。》

 《左利きの方がフルートを習い始めるには良いかもしれませんね。》

 《例えば普通のフルートを構える先生と向き合って
  レッスンを受けると、まるで鏡に向かっているようで、
  考えようによってはやりやすいかもしれません。》

これは、大いにありではないでしょうか。

今でも右利きの親御さんが、左利きのお子さんに何かしら教える際に、
どうすればいいですか、という問いには、
私は「向き合って教えるのがよいでしょう」とお答えしてきました。

それと全く同じですね。

 

「リハビリ用にも良いかも」という意見もあったそうです。

 《フルートやヴァイオリンは非常に不自然で
  体に無理がある姿勢を取り続けます。/
  反対に構えることによって体のバランスを取る
  という意味だそうです。》

右投げのダルビッシュ投手が、
試合前の練習で左投げするようなものですね。

身体の左右のバランスを取るために、よいそうです。

整体の先生も、こういう助言をしているとききました。
右利きの人は、ふだん右手だけでたいていのことはできてしまうので、
意識して左手・左側を使うようにした方がいいそうです。

 

 《吹いてみましたが、いや吹こうとしてみましたが、
  まずいちいち考えないと持つ事さえできません。/
  なんとか構えて息を吹込みましたが、
  いつもの音とは全然違うただのボーッという音が出るのみで、
  キーを間違いなく押さえる事に気を取られて、
  正しい指使いをするどころではありません。》

単に左右が入れ替わっただけで思うように吹けないというのは、
「慣れ」という力のせいなのか、「利き手」の違いの問題なのか、
おもしろいと思います。

最後に、こうあります。

 《面白い試みですが、何本売れるかは想像するのも難しいですね。》

この辺が、左手・左利き用品を作る際の問題なのですね。

単純に、使ってくれる人(左利きの人)の絶対数が少ない上に、
そのうち、習慣に逆らってあえて左用を使ってみよう、
と試みてくれる人が何人いるのか、という問題です。

左利きの人の場合、一般的な製品が本来右利き用のものであっても
「右利き用」と認識できておらず、
「こういうものだ」という思い込みがあり、
改めて「左利き用」がありますよ、といわれても、
素直に「そうなんだ、使ってみよう!」とはならないものなのです。

左利きの人は、とにかく生まれたときから
右利き仕様の社会にどっぷりつかって生活してきたので、
右利き仕様が一般的になっている、その習慣に逆らう、常識を覆す、
慣れた道を外れるというのは、なかなかできないものです。

私のように一旦、違和感に目覚めてしまった人でもない限り、です。

 

 ●その2・特別注文の「左利き用フルート体験」

「ThinkingCatHouse」というサイトには、
2013年9月 2日 (月)
左利き用フルート体験

という記事がありました。

左利き用フルートの初体験の感想です。
特別注文のフルートだそうです。

 《ただ単に、左側に構えるだけなんですが。。。》

結構大変だったそうです。
みなさんフルートの先生だった、というのですが。

 《まず、唇と手で楽器がうまく安定しない!
  日頃と逆に指を使わないといけないため、もーぐちゃぐちゃです。》

 

 《フルート、初めての時にどんなに大変だったか、
  思い出した〜/
  生徒さんの気持ちがよくわかるようになったかも。

  当たり前にできてることを、ちょっと反対にしただけで、
  こんなにできないとは。/

  できない時のあせり、緊張感。/
  脳にとっては、とても刺激的な体験をすることができました。》

左右が逆になるだけで、「脳が混乱する」んですね。

この左利き用フルートを右利きの人たちに体験してもらうと、
左利きの苦労というものが少しは実感してもらえるのかもしれません。

とはいえ、こういう感想もありますので、
本当のところはどうなのか分かりませんけれど……。

 《(フルートやってない方には、
  どっちでも同じかもしれませんね。。。》)

しかし、ということはですね、
初心者なら右利き用も左利き用も関係ない、
ということかもしれませんね。

初心者は、自分の好きな方で演奏すればいい、ということです。

ただし、教えてくれる人の問題があるかもしれません。
先生はみな、
右用しか練習してこなかった人ばかりでしょうから。

 

 ●「両手を使うので……左右は関係ない」のウソ

左手・左利き用品について何か話そうとすると
よく言われることの一つに、

 「○○は両手を使うので、利き手の左右は関係ないのでは?」

という言葉があります。

この場合の「両手を使う」とされる動作の場合、
たいていは本当に左右差のない動作なのかどうか、
という点は無視されています。

たとえば、字を書く動作にしても、実際には「両手」を使っています。
字を書くために「筆記具を持つ手」がある一方、
反対の手では字を書こうとする「用紙を押さえている」ものです。

この場合も「両手を使っている」という表現は無効ではないでしょう。

 

「楽器は両手で演奏するものが多いので左右はあまり関係ないのでは?」
という意見があります。

これもよく考えればわかると思いますが、
実態を無視した言葉といえるのではないでしょうか。

 

一眼カメラの時にも書きましたが、
「両手を使う」といいましても、
それぞれの手には役割分担というものがあります。

一眼カメラの場合は、「シャッターを切る」のが右手、
「絞りやピントを合わせる」のが、左手。
写真はシャッターを切らないと写りません。
一番大事な動作は、(シャッターを切る)右手で行います。

パソコンのタイピングなどもそうです。
両手の作業量だけをみれは、
若干右手側が多い(エンターキーやカーソルキー等で)
だけかもしれません。
反面、AやE、便利なタブTabといった
比較的使用頻度の高そうなキーが左手側に割り振られています。

タイピングの回数のみでは左右差は少ないかもしれません。

しかし、それぞれのキーの重要度ではどうでしょうか。
エンターEnterキーやカーソルキー、バックスペースBackSpaceや
デリートDeleleteキーなど、重要度の高いものはみな右手側にあります。
さらにいえば、
両側にあるキー(シフトShiftキーなど)でも
その面積が左右で違っていたりします。
当然のように、
右利きの人にとって不自由な筈の左手側のキーのほうが大きいのです。

 

楽器に話を戻しましょう。

楽器でもギターやバイオリンを例に取れば、
よくおわかりになると思います。

通常のこれらの楽器は、
弦を弾いて音を出す方の手は右手。
弦を押さえて音の調整をするのが左手。

このシリーズの初回にも書きましたように、
楽器で一番大事なことは、まずは「音を出す」ことです。

これらの楽器では、右手で音を出します。

「両手を使う」といっても主体は「右手」です。
極言すれば、左手はなくても音は出せます。

それが何を意味するか、言葉は不要でしょう。

「両手を使っているから、利き手の左右は関係ない」は、
まったくのウソです。

 ・・・

今回は、簡単ですがこの辺で。

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 「★600号までの道のり」は、お休みです。

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(5)フルート演奏の右左」と題して、今回も全紹介です。

前回に引き続き、フルートの左利き用についてのネット情報の紹介です。

 ・・・

フルートに関しましては、結構左利き用の記事があり、それだけ「左利き用フルート」という楽器そのものがある、ということなんですね。
この事実は、全く知りませんでした。

探せば、結構いろんな楽器で左利き用があるのかもしれません。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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2022.06.04

左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(4)昔の楽器-週刊ヒッキイ第620号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第620号 別冊編集後記

第620号(No.620) 2022/6/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(4)昔の楽器」

 

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第620号(No.620) 2022/6/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(4)昔の楽器」
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 「左手・左利き用楽器」による左利き楽器演奏について考える、
 の4回目です。

 前回は、左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
 「左右合体型鍵盤」について考えてみました。

 今回は、一部その続きと、昔の楽器には左右の別がなかった、
 というお話を。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界 (4)
  ◆ 左利き演奏と右利き演奏 ◆
   ~ 原始、楽器に左右はなかった ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●前回の続き――楽譜の左右

前回紹介しました、ガボちゃんさんのブログ

2022.4.5
妄想楽器?(^_^;)

に、余談としてこうあります。

 《右から左へ進行する楽譜はアラビア語圏であります。
  歌詞の進行方向の事情からでは?。過去日記です。》

その過去日記をみますと、

2008.07.07
ウイグル音楽の楽譜 (2)

 《ウイグル語ってアラビア語系だから、
  日本語や英語、中国語などと違い
  右から左へ進む横書きなんですよね。
  ↑
  (この文だと「。ねよすでんなき書横む進へ左らか右」
  ってことです。)
  だから、楽譜も右から左へ進むわけで、(略)》

220602-200877gabochan

慣れの問題があるとはいえ、
この逆綴り(進行)の楽譜というのは、結構大変な感じを受けます。

まあ、考えてみますと、私たちの日本語というのは、
本来は縦書きで、右から左へと進行します。

マンガ本も、右側のページから左側のページへ、
右のコマから左のコマへと読み進むので、
外国の人は最初は戸惑うようです。

その辺と同じ感覚でしょうか。

 

前回、右利きの人の場合、キーボードは左から右へ、
低音から高音へ弾いていく方が、腕の動き的に都合がよいのでは?
と書きました。

曲の展開的にも、
そういう方向性(低音から高音へと)が多いように思うのです。

そういう展開(左から右へ・低音から高音へ)が
右利きの人の心身的に快適なのではないか、という気がします。

ところが、楽譜の進行が逆に、右から左となりますと、
ちょっと混乱するような気がするのですけれど、どうなのでしょうか。

この右から左への楽譜は、
左利きの人が左利き用の逆キーボード(右から左へ・低音から高音へ)
を手にして、左利き演奏が実現した暁には、
感覚的に都合のいい楽譜になるのではないか、という印象があります。

 

 ●原始、楽器に左右はなかった

ここで、また別のお話を――。

以前ネット検索で見つけた記事です。

フルートを吹く少年 2019-12-08 01:13:44

オランダの画家、ユディト・レイステル
(Judith Jans Leyster:1609ー1660) 描くところの
「フルートを吹く少年」という絵画のお話です。

220602-2019128furuuto

 

 《この少年が吹いているフルートは一時期物議をかもしました。
  フルートの構えが左右逆であることで、
  反転しているのではないか?と言われたのです。

  現代のフルートはキーが複雑で右に構えるしかありません。

  この作品が作られた1630年頃はバロック時代。
  バロックフルートが発明されていました。

  四つに分かれて、金属キー
  がついています。

  それよりも古い時代
  ルネサンスのフルートトラヴェルソは

  こんな感じ 
  穴が空いているだけなので、左右どちらにも構えられます。
  この少年の吹いているのは、ルネサンスフルートに近いものでは?

220602-2019128furuuto-2

 

  フルートは新しい楽器の発達ともに
  古いタイプの楽器は忘れさられた。
  というわけではなく、
  実際には国ごと、地域ごと、町ごとに横笛があり、
  現代でもそういう楽器が人の生活に根差して活躍しています。》

とありました。

昔の横笛は、穴が空いているだけで、左右どちらにでも構えられた、
というところが、新鮮です。

何事も同じだと思うのですが、
そもそもの始まりは、たいていのもので、左右性というものはなかった、
と考えられます。

 

例えば、漢字なども、
そもそもは右手で書きやすい形のものではなかった、ようです。

単にそのものの形を映しただけの象形文字から始まっているのです。

左から右へ線を引くといった規則や、横画は右下がりの傾きで引く、
といった決まりはなかったのです。

それが時代とともに、右手で書くときに便利なように、
特定の方向、角度を持たせるように変化していったのです。

今のような右手の書き癖が標準化して、
文字としての美形と認められるようになったのは、
文字が生まれてしばらくたってからのことでした。

 

楽器も初めは、単に音を出すだけの道具に過ぎなかったものが、
より色々な音を出せるように工夫されてきたのでしょう。

その過程で、右利きの人が多数なので、構え方や音の調節の仕方など、
右利きに使いやすい形に変形(進化?)していったのでしょう。

 

世界各地にある様々な楽器を見ていけば、
きっとその歴史は、そういう左右の別のないものから、
左右性を持つものへと変化していったのではないでしょうか。

調べてみるとおもしろいかもしれません。

今ある近代的な楽器の大半は右利き仕様ですが、
歴史を見てゆけば、いろんなものが出てくるでしょう。

そして、この方が書いておられるように、
世界には、地域や文化等の生活に根ざした、左右性のない楽器や、
左利きの人の演奏に向いた左仕様の楽器もまだまだあるのではないか、
と思われます。

アラビア語が右利きの人には不都合な?右から左へ筆記するように、
左利きの人に向いた?楽器が何かしらあるのではないか、と。

 ・・・

今回は、簡単ですがこの辺で。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(4)昔の楽器」と題して、今回も全紹介です。

今回も全文転載です。
短いので、まあ、今回はこんなものでしょうか。

 ・・・

この「フルートを吹く少年」の絵は、左右反転しているのでは? という疑問が持たれたそうですが、壁に掛けてあるバイオリンの横のリコーダーらしきものは、最下段の穴の位置が構えたときの右側によっており、右利き仕様のものになっています。
ですから、左右反転はないでしょう。

今でも小学生時代のリコーダー(縦笛)を持っています。
それもこれと同じ穴位置です。

これが右利き仕様だというのは、横笛のように横に構えれば分かります。

笛の先を右横に持ってきても、このままの持ち方でも不都合はありません。

逆に、左右の手をそのままに、左側に構えようとしますと、腕が窮屈で演奏できません。
左右の手を上下入れ替えれば、左側にしても構えられます。

 ・・・

下調べが思いのほか進んでいません。
音楽や楽器に興味はあるのですが、根本的に知識がないので、なかなかこの話題を広げて行けません。

実は、他にも、30代初めに買ったおもちゃに毛が生えたような、カシオのミニキーボードなんかも持っています。
弾けもしないけれど、弾きたい気持ちはあって……。

 ・・・

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2022.05.07

左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤-週刊ヒッキイ第618号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第617号 別冊編集後記

第618号(No.618) 2022/5/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」

 

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第618号(No.618) 2022/5/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」
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 「左手・左利き用楽器」による左利き楽器演奏について考える、
 の3回目です。

 前回は、左利きピアノの紹介と、
 鍵盤演奏時の腕を動かす方向という観点から、
 右手・右腕演奏と左手・左腕演奏の違いについて考え、
 左手・左腕の流れは「右から左」が自然であり、
 左利き演奏者のための「左利き演奏」という選択肢を提案しました。

 今回は、これら左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
 「左右合体型鍵盤」について考えて見ようと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界 (3)
  ◆ 左利き演奏と右利き演奏が同時にできる ◆
   ~ 「左右合体型鍵盤」の提案 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●ガボちゃんさんのブログから――左右合体型の鍵盤

いつも左利きや左右の問題を考えているガボちゃんさんのブログに
こんな記事が出ていました。

2022.4.5
妄想楽器?(^_^;)

 《単段の鍵盤楽器左右平等方法を考えてみました
  (妄想してみました(^_^;))》

 

なんと左右合体型の鍵盤の提案です。

記事内の合成の写真を参照してください。
(無断借用)
220405gabochan-keyboard

右側――右手・右腕パートは、
通常の右利き用の左から右へ音階があがっていく鍵盤。
左側――左手・左腕パートは、
それとは正反対の右から左へ音階があがっていく鍵盤。

これを真ん中の低い方の「ド」音をはさんでドッキングしたもの。

↓こんな感じでしょうか?

――――――――――――――――――――――――――――――――
←←【左手・左腕パート】←←←|=|⇒⇒⇒【右手・右腕パート】⇒⇒
~□□ □ □□□□□□ □ □□|●|■■ ■ ■■■■■■ ■ ■■~
~ラソファミレドシラソファミレ|ド|レミファソラシドレミファソラ~
←←←(高)←←←←←←(低)←←|音|→→(低)→→→→→→(高)→→→
――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 《左右どちらの手でも主旋律・伴奏の担当を選択できますし、
  人間工学的に都合のいい動き方ができます。》

というのです。

私が前回紹介した、通常のピアノの鍵盤の左右を入れ替えたものを、
通常のものにドッキングしたわけですね。

「人間工学的に都合のいい動き方」というのは、
前回説明しましたように、字を書くときの方向
(文字は横画を左から右へ(⇒)、横書きの行は左から右へ(⇒))
を考えてもらってもご理解いただけるように、
右手・右腕は、「左から右へ(⇒)」腕を「右へ引く(⇒)」動きが都合がいい。

逆に、左手・左腕は、
「右から左へ(←)」と腕を「左へ引く(←)」動きが都合がいい、のです。

それを踏まえています。

 

 

 ●使用法A――左右の手・腕を各サイドで個別に活用する

この「左右合体型鍵盤」の使用法を説明しましょう。

まずは、私の理解が正しければ、
ガボちゃんの最初に推薦している使用例。

【使用法(A)】
・合体型鍵盤の全体を利用し、
 左右それぞれの手・腕の動きを活かした使い方として、
 左サイドは左手で、右サイドは右手で演奏する

 

これは、右手が主旋律、左手が伴奏という従来からの演奏法でも、
右手は従来通り、右サイドで演奏し、
左手の伴奏は、逆方向に音階が配置されている左サイドで演奏する。

最初、慣れるまでは難しいかもしれません。

 

主旋律の右手を伴奏の左手が追いかけるような使い方をする曲の際には、
ちょっとキツくなるかもしれません。
従来のやり方なら、
自然に右手のあとを左手が追いかければいいのですが、
右手は右へ、左手は逆方向に、と動かすのは当初は難しそうです。
両手が左右股裂き状態になります。

 

ただ両手・両腕の動きというのは、
全く同じ動きをトレースする場合
――両手を同じ、右側なら右側に振る、
あるいは、右手も左手も右回りに回すような動作――もあれば、
自然に左右対称に逆方向に動いていくトレース法――
両手を左右に開く、もしくは右手は右回し、左手は左回しにする
というような――もあります。

従来の鍵盤演奏法では、
左右の手・腕は、右側同側トレースのやり方。
この左右合体型鍵盤演奏法では、
左右の手・腕は、左右反対側トレースのやり方です。

 

 

 ●使用法B――両サイドを別々に左右利き手別に活用する

こちらは、文字通り左右合体型の鍵盤を
それぞれ左右で別々に利用する、というやり方です。

右利きなり、左利きなり、それぞれの利き手別に演奏するわけです。

左利きの人は、
左側の「右から左へ(←)音階があがっていく(↑)」サイドを利用する。

右利きの人は、
従来と同じ「左から右へ音階があがっていく」サイドを利用する。

 

【使用法(B)】
・合体型鍵盤の左右それぞれのサイドのみを利用し、
 左側にある左利きパート、右側にある右利きパート、
 それぞれで、左右の利き手別に演奏する
・右利きのパートは、従来の鍵盤と同じで、
 左利きパートのみ、音階の並びが異なる

 

――――――――――――――――――――――――――――――――
←←←【左利きパート】←←←←|=|⇒⇒⇒⇒【右利きパート】⇒⇒⇒
~□□ □ □□□□□□ □ □□|●|■■ ■ ■■■■■■ ■ ■■~
~ラソファミレドシラソファミレ|ド|レミファソラシドレミファソラ~
←←←(高)←←←←←←(低)←←|音|→→(低)→→→→→→(高)→→→
――――――――――――――――――――――――――――――――

先にも書きましたように、
右手・右腕の自然な動きとしましては、
文字の書き方でも分かりますように、
「左から右へ(⇒)」という方向が都合がいい。

音階は、
「低音から高音へ(↑)」移っていく方が聴いていて気持ちがいい。

両方を合わせますと、
(右利きの人が得意な)右手・右腕では、
「左から右へ(⇒)」の方向で、「低音から高音へ(↑)」移行する方が
心身共に心地よい。

一方、(左利きの人の得意な)左手・左腕の動きでは、
「右から左へ(←)」「低音から高音へ(↑)」移行する方が都合がよく、
心地よい。

そこで
こういう左右の利き手の違いの特性を活かせる鍵盤楽器があると、
いちばんよい、ということになります。

 

 ●難点――オクターブが取れないこと

難点は、ガボちゃんがおっしゃるように、

 《難点?は、オクターブが取れない点ですが
  うちの電子ピアノで両手を広げてどこまで届くか試してみたら
  左右それぞれ3オクターブはいけそうなので、

  初心者向けの楽譜の演奏だったら
  足りる音域ではないかと思います。》

標準のキーボードでも、
実際の音数は半分になってしまうわけですから。
ミニ・キーボード的なものになる? ということでしょうか。
どうしても標準の演奏は難しい、ということになりそうです。

また、左右の手で音階の配置が異なり――逆になるので、
それに慣れるまでは難しい、といえそうです。

 

 ●位置づけ――ピアノ入門時の演奏利き手判定用楽器

この鍵盤を使いますと、
左右どちらの演奏が自分に合っているかを試すことが可能になります。

従来の「右型でいい」という人もいれば、
逆の「左型がいい」という人も出てくるでしょう。

それぞれの適性を知るよい機会になるはずです。

子供のときに、この鍵盤で簡単な曲を習いながら、
自分の適性を確認できることになります。

 

そういう意味で、
この楽器の位置づけとしては、初心者向けの「入門用」として、

 《利き手に関わらずみんなこれから始めて、
  ある程度の段階まで行ったら
  ピアノを右用にするか左用にするか選ぶのはどうでしょう?》

というのがガボちゃんさんの提案です。

これはおもしろいと思います。

ピアノ初心者向けに、どちらの手を演奏時の主役にするか――
いかにして利き手を活かすか――を決めるための練習用鍵盤楽器、
というところでしょうか。

 

従来の鍵盤楽器はみな一方的に「右利き用」――
「左から右へ(⇒)」「低音から高音に(↑)」移る――だったわけです。

左利きの人は、実際はその逆の「右から左へ(←)」が
“本当は弾きやすい”のではないか?
今までは無理して弾いていたのではないか?
才能を発揮できていなかったのではないか?
――という疑問があったのです。

それが事実かどうか検証することが可能になります。

 

 ●左利きの人は世の常識に流される

野球でも、左利きの人が右打席で打っているケースがあります。
その場合、実力を発揮できていないのかもしれません。

例えば“世界のホームラン王”と呼ばれた王貞治さんも、
子供の頃は右で打っていて、当時プロ野球選手だった荒川さん
(のちにコーチとなり一本足打法を伝授した)から
左で打つようにアドバイスを受けて、強打者となりました。

阪神で2000本安打を達成した鳥谷敬さんも、
少年野球当時は右打ちでしたが、
監督さんから左利きなら左で打ってみろとアドバイスを受け、
大学時代には好打者となり、プロ入り後、大成功を収めました。

左利きの人は自分の利き手の得意を活かすより、
こういうものだ、と世間の常識に流される傾向があります。

楽器演奏などは特にその極みだろうと思われます。
なにしろほとんど左用がないのですから、流されざるを得ないわけです。

そういう意味で、この左右合体型の鍵盤は、
改めて利き手を活かす方法を検証する機会を作ることができそうです。

 

また、右利きの人でも左手・左腕が得意というケースもありそうです。

野球でいえば、右利きでも左で打つイチローさんや松井秀喜さん、
今、投打の二刀流で注目されている大谷翔平さんのように。
右利きだから右用で、とは限らないのではないでしょうか。

従来、右用楽器で才能を発揮できなかった人もいるかもしれません。
本当は才能もありながら、
「身体的な事情」で成功できなかったとしたら、残念なことです。
そういう悲劇が起きないためにも、こういう両用楽器も必要でしょう。

 

 ●鍵盤ハーモニカに代わる入門鍵盤楽器をめざす!

私の思うに、鍵盤ハーモニカの次のクラスの鍵盤楽器、
もしくは鍵盤ハーモニカに代わる鍵盤楽器として利用する、
というのはいかがでしょうか。

鍵盤ハーモニカの位置づけは、
将来、ピアノに展開してゆくためのものとしての鍵盤楽器、
という意味合いもあるそうです。

 

ところが、鍵盤ハーモニカの場合、
残念なことに右利きタイプのものしかないのです。

で、鍵盤ハーモニカの左利き用を作ったり、
左利き・右利き両用タイプを作るのも大変でしょう。

こういう初心者向け左右合体型鍵盤楽器を作ることで、
次へのステップへと進めるのではないか、という気がするのです。

さらにその結果として、
左利き対応楽器の実現への道につながりそうに思われます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「★600号までの道のり」(13)第241号 ~ 第250号

第241号(No.241) 2010/12/11
 「左利きの教本について考える(1)後編」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 ―その18― 左利きの教本について考える
  (1)ある幼児向け生活技術教本の不思議(後編) 
内容:「右利きの子供のための右利きの教科書」となっている
   『楽しく遊ぶ学ぶ せいかつの図鑑』。どのようにすれば、
   左利きの子にも優しい本になるのでしょうか。

第242号(No.242) 2010/12/18「名作の中の左利き(11)
『バルザックと小さな中国のお針子』他」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―その11―『バルザックと小さな中国のお針子』他
『バルザックと小さな中国のお針子』ダイ・シージエ/著
  新島進/訳 ハヤカワepi文庫(2007/03)

第243号(No.243) 2010/12/25
 「<LYグランプリ>2011候補 2010年総ざらい(part4)」
 「第5回<LYグランプリ>2011読者大賞候補・
  2010年左利きの人・事・物 総ざらい(part4)」
内容:<LYグランプリ>2011候補を総点検。2010年ここまでの
   左利きの人・事・物を総ざらいしてみましょう。9-12月。

第244号(No.244) 2011/1/1
 「第5回<LYグランプリ>2011読者大賞アンケート」
第5回<LYグランプリ>2011読者大賞アンケート
  ―2010年左利きの人・事・物
1.「左利きの人」部門:サッカー日本代表、本田圭佑選手
2.「左利きの本」部門:『絶対うまくなる!ボウリング』
3.「左利きの物」部門:左右両用ペン型ハサミ・ペンカット
4.「左利きの物」部門:リーバイス「Lefty Jean」
5.「左利きの事」部門:「DESIGN for LEFTY」展
6.「左利きの事」部門:全員左利き逆回り「レフティー野球」
7.「左利きの事」部門:8.13 Enjoy lefteous Day
8.「左利きの事」部門:ブログネタ:右利き? 左利き?
9.その他: 上記以外「もっと他にあるやろ?!」

第245号(No.245) 2011/1/8
 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(1)」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(1)」
 「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:左利きの子を持つ左利きの母親によるブログ記事
   「左利きのお子さんを持つ方へ」への賞賛と疑問と反論。

第246号(No.246) 2011/1/15
 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(2)」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(2)
  “割高な左利き用のはさみ”と“Myはさみ”の思い込み」
 「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:左利きの子を持つ左利きの母親によるブログ記事
   「左利きのお子さんを持つ方へ」への賞賛と疑問と反論。第二回。

第247号(No.247) 2011/1/22
 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(3)」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
 「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(3)
素質という個性無視の“暴論”の持つ危険性」
 「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過

第248号(No.248) 2011/1/29
冬季臨時増刊「既刊号一覧2010年6月以降発行分(No.213-243)」
 ◆ 既刊号一覧 ◆ 
  左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
  バックナンバーの案内 2010年6月以降発行分(No.213-243)
 「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過

第249号(No.249) 2011/2/5「【左手書字考】
(1)左手で字を書くこと―再考」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
【左手書字考】(1)左手で字を書くこと―再考
 「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:「左手で字を書くことに“理由”や“言い訳”はいらない」
   という観点から考えてみます。
   「左手書字の研究・第3部」につながるかどうかは未定です。

第250号(No.250) 2011/2/12
「250号&左利きグッズの日記念:左利き放談」
  第250号&左利きグッズの日記念:左利き放談
   利きの三態「右利きの人/左利きの人/中間的な人」
 「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過

 

――10号ずつの紹介です。
 第一土曜は、<LYグランプリ>2011候補の紹介 から 
  <左利きムーヴメント>宣言!━【左手書字考】 へ
 第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利きの教本について考える
 第三土曜は、名作の中の左利き
 第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
 第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介

2011年の新年からは<新春放談>、
そして、創刊250号では<左利き放談>。

引き続き、この時期は欄外で、【おまけコーナー】として、
最新の左利き情報をメモ的に紹介していました。

*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
 というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
 再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
 改めてお届けすることも考えています。
 リクエストは、本誌に返信してください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」と題して、今回も全紹介です。

「左利き楽器演奏を実現する」という大目標に向かっての一歩一歩なのです。

左利きは左利き用の道具を使う方が自分の才能・能力を発揮でき、心も喜ぶということなのです。

それを私は生まれて初めて手にした左手・左利き用品――左手用カメラ、京セラSAMURAI Z2-Lで知ったのです。
36歳のことでした。
以来、この今に続く左利きの活動を始めたわけです。

200826kyousera-samurai-z2l

Ll-samurai-z2l
生まれて初めて手にした左手・左利き用品――左手用カメラ、京セラSAMURAI Z2-L
(手書きスケッチ by レフティやすお)

私の持論は、「利き手は心につながっている」です。

楽器演奏というのも、心の表現です。
心の喜ぶ作業でなくてはいけないと思うのです。
苦痛な作業であっては、素敵な演奏はできないはず!

それなら、利き手にあった作業にしなければならないのです。

これからは、あなたも利き手にあった道具を持って演奏しませんか?
そこら辺にあるものでいいや、じゃなくて。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2022.03.05

左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(1)-週刊ヒッキイ第614号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第614号 別冊編集後記

第614号(No.614) 2022/3/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(1)左利き演奏という選択肢」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第614号(No.614) 2022/3/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(1)左利き演奏という選択肢」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 前回は、
 「左利き対応楽器が欲しい!」というアピールで終わりました。

 今回からは、左手・左利き用の楽器による左利き楽器演奏について、
 考えてみようと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界 (1)
  ◆ 「固定観念」または「偏見」という名の敵 ◆
   ~ 左利き演奏という選択肢 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「外枠から埋めていく必要があると思う」

いつも左利きおよび左使いについて考えているガボちゃんのブログで、
今左利きと楽器について考察されています。

「外枠から埋めていく必要があると思う」(1~3)

「続・外枠から埋めていく必要があると思う」(1~3)

ガボちゃんさんは、「エレクトーン」の経験者で、
音楽や演奏に関してもそれなりに詳しいであろうと信頼しています。
まだ内容を精査していませんが、
今後さらに、どのようなご指摘がいただけるのか、楽しみにしています。


 ●「固定観念」または「刷り込み」の問題

ガボちゃんさんの話のポイントとして、
「固定観念」の問題だろうと思います。

「外堀を埋める」とは、要するにこの右利き偏重の考え方、
「固定観念」――もっと強い言葉で言えば、
「偏見」とも言えるもの――これを改めて行く、ということでしょう。


「演奏する側」と「教える側」の二通りの面があると思います。
「演奏する側」にも「教える側」にも「固定観念」があります。
社会的な「刷り込み」とも言えるものです。

書字(字を書く)場合でもそうですが、スポーツでもそうです。
「字は右手で書くもの」とか、
(野球の)バットでも(ゴルフの)クラブでも
(テニスの)ラケットでも「右で振る」とか。
楽器でも、右手で弦を弾き左手で弦を押さえるとか。

「世界のホームラン王」の王貞治さんも、少年時代は、
まわりの人に合わせて右打席で打っていたそうです。
阪神タイガースで2000本安打を記録した名ショート、
鳥谷敬(たかし)さんも、初めは右で打っていたそうです。

プロテニス選手伊達公子さんも左利きですが、
右手にラケットを持つ右打ちです。
最初にテニスを始めたとき、
まわりの子たちがみな右手でラケットを握っていたから、
と聞いたことがあります。

右手に書かれた言葉が話題になった、
先の北京冬期オリンピックで銀メダルを獲得した、
カーリング女子の藤澤五月選手も左利きだけれど、
ストーンを投げるのは右手です。

右手にあれだけ細かい字を書けるのですから、
きっと左利きなのだろう、と思いつつも、
右手でストーンを投げていたのでどうなんだろう、
と思っていたのですけれど。

*参照:
藤澤五月は左利き?右手でストーンを投げる理由はなぜ?


 ●「演奏する側」と「教える側」の「固定観念」の問題

「演奏する側」も「教える側」も、
(今まで通りの)右主体で演奏する方法を刷り込まれているもので、
つい右利きの方式で始めてしまうものです。

「演奏する側」に強い「左利きでやりたい」という動機
(「左利き意識」)がないかぎり、
「教える側」の常識(固定観念)に流されて、
左利きの人であっても(従来通りの)右利きの方法で始めるでしょう。

昨今「左利きの人は左利きのままで」という風潮が強まってきており、
そういう意味では、楽器の演奏も
「左利きのままで始めたい」という欲求を持つ人が増えてきそうです。

そういう意識改革が必要だ、という指摘でしょう。


 ●左利き演奏という選択肢

私の持論は、

「利き手は心につながっている」

というものです。

利き手の動きには、心の動きが反映されているのではないか。

知らず知らずに話ながら手や腕を動かす人がいます。
いわゆるジェスチャーです。
これって、たいてい利き手・利き腕を動かすものです。

それが私のいう「利き手は心につながっている」という証になります。

で、音楽というのは、純粋に心の表現ではないか、と思うのです。

そういう心の表現だからこそ、利き手・利き腕で演奏するべきだろう、
と考えるのです。

片手で弦を弾いて音を出すギターやバイオリンのような弦楽器の場合は、
絶対利き手で弾くべきでしょう。

現に、ギターの左用は販売されています。
結構ユーザーも多いように思います。

ネットを見ていますと、
バイオリンの左用を求める人も少なくないようです。


 ●両手を使う楽器の場合

以前も書きましたが、
よく「両手を使うので利き手は関係ない」という人もいます。

ピアノのように両手を使う楽器の場合は、
一見関係ないように思うかもしれません。

しかしよく言われるように、右手はメロディライン、左手は伴奏、
という分担がある、といいます。

そういう場合、
やはり心につながっている利き手でメロディを担当したい、
と思うものではないでしょうか。

左利きの知人からお聞きした話では、

 《ピアノを練習していた私は、両手を同じように練習しました。
  特に、バッハのインベンションなどは、
  右手も左手も同じような旋律を追いかけ、
  両手の鍛練が必要でした。》

といいます。

まあ、そういう曲による違いはあるかもしれません。
しかし、左手の役割というものは、全般的にいえば脇役だろう、
と思います。

もし両手にそういう役割分担がなかったとしても、
手や腕の動きという観点からいいますと、
左利きの人の場合、
やはり左用のピアノというものが必要になるように思います。

 ・・・

次回は、両手で演奏するピアノを例に演奏の動き、
という観点から考えてみようと思います。


 ● アピール「左利き対応楽器が欲しい!」

何度もいいますが、<左右平等・同権社会>を実証するのは、
一種「嗜好品」のような存在である、「楽器」のような道具類において、
「左利き対応の製品がどれだけ存在するか」ではないでしょうか。


┏━アピール━━━━━━━━┓
┃♪(ギターだけでなく)♪ ┃
┃#左利き対応楽器が欲しい! ┃
┃#左用○○が欲しい!    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━┛

(○○)には、ご自分の欲しい楽器名を!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「★600号までの道のり」(11)第221号 ~ 第230号

第221号(No.221) 2010/7/24「<左利きプチ・アンケート>第66回
利き手・利き足・利き目はどっち?」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
  第66回 利き手・利き足・利き目はどっち?

第222号(No.222) 2010/7/31
「最近の<左利きプチ・アンケート>紹介」
内容:第五土曜日は本来お休みですが、
   最近実施した<左利きプチ・アンケート>について、
   紹介を兼ねてふれてみます。

第223号(No.223) 2010/8/7
「<LHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”(3)」
  (1)実在の人物 編 ■は行-ぷ■
 【プリンセス天功・PRINCESS TENKO】ぷりんせす・てんこう
  (2)架空の人物 編 ■さ行-さ■
 【佐伯郁弥】さえき・いくや
 ・新津きよみ/著「左手の記憶」の主人公。小説家。
  《将来有望な新鋭作家という位置づけ》<1>章。
  ※ 参照:「左手の記憶」収録短編集
 ・新津きよみ/著『指先の戦慄』角川ホラー文庫(2010.6.23)

第224号(No.224) 2010/8/14
「《矯正/直す》表現に思う(5)言葉より本質?―前編―」
内容:<左利きプチアンケート>再版(第11回)「利き手(左利き)の
矯正・直す」という言葉をどう思いますか のコメントに、
   言葉にこだわるのではなく、その根底にあるものを見極める
   ことが大事、といった内容のものがあります。
   言わんとすることは理解できますが、まずは言葉・表現から
   入る、という道もあります。本質を見極める前に、先に改め
   るべきことがあるのではないでしょうか。

第225号(No.225) 2010/8/21
「名作の中の左利き(番外編)「はさみ」岩井礼子」
「左利き用」のハサミを使う人の思い出話
・『最高の贈り物―'98年版ベスト・エッセイ集』
  日本エッセイストクラブ/編 文春文庫(2001/08)

第226号(No.226) 2010/8/28「<左利きプチ・アンケート>
最近の<左利きプチ・アンケート>の結果から感じたこと(前)」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
  最近の<左利きプチ・アンケート>の結果から感じたこと(前編)
 5/1~ 再版第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
 5/22~ 第65回 洗剤雑巾右手左手どっちがどっち?

第227号(No.227) 2010/9/4
「<LHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”(4)」
(1)実在の人物 編 (気になる情報がなく、今回はお休みです。)
(2)架空の人物 編 ■さ行-さ■【雑賀小太郎】さいか・こたろう
 ・左利きであることを、左利きでの鉄砲の腕を隠している。
 ・和田竜/著『小太郎の左腕』小学館(2009/10/28)の主人公。
 ■は行-ふ■【藤田三十郎】ふじた・さんじゅうろう
 ・和田竜/著『小太郎の左腕』小学館(2009/10/28)の登場人物
 ・戦国武将、戸沢家の猛将・林半右衛門の養育係。
  林家の譜代の家臣。左構えの火縄銃を持つ鉄砲好き。
・和田竜/著『小太郎の左腕』小学館(2009/10/28)

第228号(No.228) 2010/9/11
「《矯正/直す》表現に思う(5)言葉より本質?―後編―」
内容:前回は、「矯正」という単語に過剰な反応を持たず、根底
   に何があるのかを理解する事が大事だ、という意見に対し、
   危険だと書きました。その辺を考えてみましょう。

第229号(No.229) 2010/9/18
「名作の中の左利き(9)ポー~左利きの母親」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―その9― ポー「悪魔に首を賭けるな」~左利きの母親
・『ポオ小説全集3』エドガー・アラン・ポオ/著 創元推理文庫
 (1974.6.28)

第230号(No.230) 2010/9/25
「最近の<左利きプチ・アンケート>の結果から感じたこと(後編)」
 6/26~ 再版 第3回 左利きの子に右手使いを試みるか否か
 7/24~ 第66回 利き手・利き足・利き目はどっち?


――今回から10号ずつの紹介です。
 第一土曜は、左利き講座 <左利きムーヴメント>宣言!
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”
 第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利き子育て相談の疑問 → 《矯正/直す》表現に思う
 第三土曜は、≪左利き学入門≫ 左利きミステリ編
 第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
 第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介

引き続き、この時期は欄外で、【おまけコーナー】として、
最新の左利き情報をメモ的に紹介していました。


*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
 というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
 再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
 改めてお届けすることも考えています。
 リクエストは、本誌に返信してください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(1)左利き演奏という選択肢」と題して、今回も全紹介です。

今号からバックナンバーの紹介は、10号ずつとしました。

内容は、音楽・楽器と左利き対応についてです。
今回は、時間に追われ、ちょっと書き切れていない内容です。
最近の傾向ですけれど……。

メルマガの軽量化も考えています。
どうも読書も資料読みも、資料用の検索も思うように進んでいません。
その分、内容も軽量化しているようですが、「山椒は小粒でもピリリと辛い」を目指していこうと思います。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2022.02.10

2月10日〈左利きグッズの日〉―左利き対応楽器を普及させよう!

2月10日は〈左利きグッズの日〉です。
2月10日〈左利きグッズの日〉の由来につきましては、昨年のこちら↓の記事をご覧いただくとして、今年は本来の意義、左利きグッズの普及に関して書いてみます。

『レフティやすおのお茶でっせ』2021.2.8
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

前回の「2月10日〈左利きグッズの日〉を前にTBSテレビ【新・情報7daysニュースキャスター】で左利き情報」の末尾で、今年の期待として
「心の栄養」としての芸術の世界等における左利き対応の道具、音楽でいえば楽器における左利き対応品の普及です。》と書きました。

「なぜ楽器の左利き用なのか?」の理由について書いておこうと思います。

 ・・・

昨今では、かなりの左利きグッズ(左手・左利き対応の道具類)が普及してきました。

ハサミ等の「生活必需品」はいってみれば「身体(からだ)」の一部、「身体(からだ)」の延長、「身体(からだ)」を手助けするものです。
言い換えれば「身体(からだ)の栄養」のようなものだと思うのです。

そういう生活必需品に関しては、左手・左利き対応の道具類は、かなり普及してきました。
ただし、コンビニで気軽に手に入るというところまでは行きません。
また、機能や色・デザインなどの選択肢も限られてはいます。

それでも、ある程度の規模のお店に行けば、とりあえず何かしらの必要最小限の左手・左利き用品が手に入る状況になってきました。

一方で、「贅沢品」といいますか「嗜好品」といいますか、「娯楽や芸術のための道具類」――楽器やカメラ等の道具・器具類では、全くといっていいほど左手・左利き用品が見当たりません。

生活必需品的なものはいってみれば、「身体(からだ)」の延長、一部といえます。
道具類は、生活を便利にする、豊かにするという意味では「身体(からだ)の栄養」的な「食べ物」にあたるとはいえないでしょうか。
それに対して嗜好品的なものは、心を豊かにする「心(魂・精神)の栄養」という意味での「食べ物」でしょう。

今、左利きの人たちは、「身体(からだ)の栄養」としての「食べ物」をやっと手に入れた状況です。
これからは「心(魂・精神)の栄養」としての「食べ物」、楽器やカメラといった「芸術」や「娯楽」に関するような道具類を必要とするのではないでしょうか。

 

楽器でいいますと、左利きに対応した製品といえば、ギターの類いのみ、という状況です。
それも「谷口楽器」のようなレフティー(左利き)ギター専門店をのぞけば、どこでも置いているというものでもなさそうです。
左利き用のバイオリンも一部売られているようですが、大きな店なら置いているというわけではありません。
ましてや左利き用のピアノなど売っていません。

子供が小学校で必需品のようになっている鍵盤ハーモニカの左用もありません。

過去に何度も私のサイトに相談のメールが来たりしたものでした。
「左利き用の鍵盤ハーモニカはありますか?」と。
その都度「残念ながらありません」と答えるしかありませんでした。

 ・・・

「楽器は両手を使うから利き手は関係ない」という人もいます。
(一眼のカメラなども。)
しかしそれは違うと思います。

もし本当にそのとおりなら、どうして楽器はみな右利き用にできているのでしょうか。
なぜ左右半々ではないのでしょうか。

楽器がみな右利き対応のものになっているのは、なぜか?
工場で機械で大量生産するから、という理由を考える人もいるかもしれませんが、それ以前の時代から右利き用が標準だったのではないでしょうか。

理由は簡単です。
「右利きの人は右手で弾きたいから」
そして「人類の大部分は右利きだったから」です。

強度の左利きである私の持論は、「利き手は心につながっている」です。
「心の栄養」となる音楽を演奏するための道具である「楽器」は、やはり「利き手で弾きたい」ものです。

右利きの人は右手で、左利きの人は左手で。

両手を使うといいましても、役割が違うのです。
最初に音を出すのは右手(右利きの人の利き手)です。
音を出さなければ楽器ではありません。

利き手でない方の手は、単に音の調整のために使うだけです。
利き手で音を出し、非利き手で調整するのです。

そのため、楽器はみな右利き用になっているのです。

 ・・・

そこで、今年の「左利きグッズの日」の目標は、左利き対応の楽器の普及です。

┏━━━━━━━━━━━━━┓
♪(ギターだけでなく)♪
#左利き対応楽器     
   (#○○)が欲しい!

┗━━━━━━━━━━━━━┛

(「○○」には、ご自分の欲しい楽器名を入れましょう。)

拡散希望です!

 

*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される

・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日”

・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249

・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート

・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知

・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告

・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした

・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉

・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日

・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提

・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む

・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ

・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から

・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと (新生活版)2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと

・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり

(新生活版)2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり

・2021.2.8
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

(新生活版)〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

 

『レフティやすおのお茶でっせ』[カテゴリ]――
2月10日左利きグッズの日

 

 

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2022.02.09

2月10日〈左利きグッズの日〉を前にTBSテレビ【新・情報7daysニュースキャスター】で左利き情報

実は、私のブログ(この『レフティやすおのお茶でっせ』&『レフティやすおの新しい生活を始めよう!』)の閲覧者が5日の夜から急激に増え、何があったのかと思っていたのです。
すると、左利きの友人からの連絡で、
TBSテレビ「新・情報7daysニュースキャスター」“SDGs的左利きへの配慮広がる” というのをやっていたというのです。
それの影響だったのですね。

今ネットで調べてみたところ、こういうのが当たりました。
(それぞれのページで、放送内容の一部が紹介されています。)

2022/02/05 TBSテレビ 【新・情報7daysニュースキャスター】

“SDGs”で世の中に変化・左利きへの配慮広がる

――「日ペンの美子ちゃん」のボールペン習字講座に左利き用教材導入
  学文社通信教育事業部・宮本美春のコメント

02/05 22時台 “苦労が絶えない”左利き・生活の中で大変なことは?

――日本語が書きづらい、理由は左から右へが多い書き順

02/05 22時台 “SDGs”で世の中に変化・左利きへの配慮広がる

――左利きのコーナーを設けている文具店
  菊屋浦上商事株式会社・浦上裕生のコメント

02/05 22時台 “苦労が絶えない”左利き・生活の中で大変なことは?

――特に気を使うのが食事の際の座り位置

02/05 22時台 “苦労が絶えない”左利き・生活の中で大変なことは?

――左利きの苦労を発信している人
「悲しくも笑える左利きの人々」を出版した渡瀬謙

*右利き社会での左利き生活の不便さ解説本:

『悲しくも笑える 左利きの人々』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009.1
―左利きの著者による、右利き偏重社会における左利きの人の不便「あるある!」エッセイ集。

『悲しくも笑える 左利きの人々』 (中経の文庫) Kindle版

 

02/05 22時台 “苦労が絶えない”左利き・生活の中で大変なことは?

――2年前「え、右利きなの?展」を開いた左利きの女子大生・下村えりか、左利きの友人・吉川結衣
《もし左利きがマジョリティだったらというテーマで、左利きの苦労を右利きに知ってもらおうというもの。左側にタッチのある改札や、左利きの間に挟まれて座るという大変さを右利きにしてもらった。》
なかや・中川秀晃のコメント

02/05 22時台 2月10日は「左利きの日」・“SDGs的”不平等解消への動き

――2月10日は左利きの日
《不平等をなくそうというSDGsの流れもあり、左利きへの配慮が広がっている。左利きの世界を取材すると知られざる苦悩と変化する社会が見えてきた。》
菊屋浦上商事株式会社・浦上裕生社長のコメント

 ・・・

で、私のツイッターに2月2日、
この番組のディレクターなる人から、
《今回、2月10日が「左利きの日」ということで、
 左利きの日常で不便さや左利きでの生活の大変さ等何か具体的な例などあれば、
 直接DMでやりとりしたいです。ご検討よろしくお願いします。》
と連絡が来ていました。

ここんところ、ツイッターを見ていなかったので気がつきませんでした。
思えばチャンスだったのに……。

ブログには、専用のメールアドレスを入れてあるのですが、そちらからだったらすぐに気がついたのですけれど。
最近はツイッターとかいわゆるSNSからのダイレクトメールで連絡を取るようなのですね。

発言の機会があれば、いいたかったことは、
今月初めのメルマガ――

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第612号(No.612) 2022/2/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(11)
 見えない差別(4)楽器」

『レフティやすおのお茶でっせ』2022.2.5
左利きの人生を考える(11)見えない差別(4)楽器-週刊ヒッキイ第612号 「新生活」版

にも書いた、「心の栄養」としての芸術の世界等における左利き対応の道具、音楽でいえば楽器における左利き対応品の普及です。

┏━━━━━━━━━━━━━┓
 ♪(ギターだけでなく)♪
 #左利き対応楽器     
   (#○○)が欲しい!

┗━━━━━━━━━━━━━┛
(「○○」には、ご自分の欲しい楽器名を入れましょう。)

拡散希望です!

 ・・・

「なぜ楽器の左利き用なのか?」についての詳しい理由は、次の記事に書いてみようと思います。

 

*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:

・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される

・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日”

・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249

・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート

・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知

・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告

・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした

・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉

・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日

・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提

・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む

・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ

・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から

・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと

(新生活版)2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと

・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり

(新生活版)2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり

・2021.2.8
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

(新生活版)〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

 

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2月10日左利きグッズの日

 

 

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2022.02.05

左利きの人生を考える(11)見えない差別(4)楽器-週刊ヒッキイ第612号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第612号【別冊 編集後記】

第612号(No.612) 2022/2/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(11)
 見えない差別(4)楽器」

----------
★お詫び★

またしても定時発行できませんでした。

今回は、正味私の怠慢。
原稿が書けませんでした。

前回に(今回向けの原稿の)ある程度のことは
書いておいたつもりでしたが、
肝心な軸になる部分が。

言い訳になりますが、
1月31日(月)に、左利き記事の掲載された『週刊ポスト』が出て、
こんな文章を書いていました。

2022.2.3
週刊ポスト2022年2月11日号に左利き記事―「左利き」の人は認知症に…
「新生活」版

では、
かなり手抜きですが、612号です。

遅れて申し訳ございませんでした。


昨年10月から体調不良は続いていますが、
コロナではありませんので、ご安心ください。
加齢から来るもののようです。
こればっかりは致し方ありません。

では、失礼致しました。<(_ _)>

レフティやすお


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第612号(No.612) 2022/2/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(11)
 見えない差別(4)楽器」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 前号まで「新春左利き放談」をお届けしました。
 そこでは、音楽・楽器の左利き対応について書いてきました。
 
 生活必需品ではなく、贅沢品といいますか、嗜好品といいますか、
 そういう生活する上での最低限の道具や器具類ではなく、
 もう一段上のレベルのアイテムにおける左利き対応品の存在こそが、
 左右平等、左右公平に関する左利き差別度を表す指標となる、
 ということではないでしょうか。

 私はそのように考えています。

 そこで、今年はそういう面からこのメルマガ誌上で考えていこう
 と思います。

 昨年12月まで月の前半は、

 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  左利き本のために――左利きの人生を考える(11)
  見えない差別」

 をお送りしてきました。
 今回は、そういう観点から楽器の世界をのぞいてみようと思います。

 「見えない差別――楽器」編ということで。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(11)
  ◆ 「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」 ◆
   ~ (4) 楽器の世界――左利き演奏という選択肢 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●左利きの真の「解放」のために――「左利き対応楽器」を!

人間的に公平な「左利きという生き方」を考えるために大切なことは、
精神面での<左利き差別>をなくすだけではなく、
前号でも書きましたように、

精神科医の箱崎総一先生の著書

『左利きの秘密』(立風書房マンボウブックス 1979)に

 《左利きに対する偏見と差別が真になくなるのは、
  左利きの人たちがなんら苦痛を強いられることなく
  生活していけるときである。
  それをはかる物指しは、結局、
  左利きのための道具・器具の普及度である、と私は考える。》

真に「左右同権の社会」を作るためには、

 《左利きの人たちが
  右利きのための道具や器具に囲まれて暮らしているかぎり、
  真の解放はありえないのだ。》

というのです。
その通りです。

 《左利きのための道具・器具の普及度》
 =<左右平等・同権社会の物指し>
 =<左利きの開放度>

「左利きのための道具・器具」としては、
単に「生活必需品」ではなく、
「贅沢品」もしくは「嗜好品」と呼ばれるものこそ、
その指標になるのではないか、と考えています。


 ●「レフティ(左利き)ギターなら谷口楽器」

そして、<左右平等・同権社会>の、
その象徴的な事象として、私が一番に考えるのは、
心の表現である音楽の世界における左右平等です。

「音楽の世界における左右平等」としては、
「楽器における左右平等」があります。

音楽の世界の道具である「楽器」こそ、
象徴的道具類ではないかと思います。

現時点では、ほとんどゼロに近いと言わねばなりません。

かろうじて市販されている左利き対応の楽器といえるのは、
ギターの類いだけでした。

幸い「左利きギター」に関しましては、
「レフティ(左利き)ギターなら谷口楽器」といわれる名店があります。

ネットで見ますとギターに関しては谷口さんだけでなく、
少しずつですが取扱店が増えているような気がします。
少なくともそれを売りの一つにしようというお店もあるようです。

*参照:
谷口楽器 オフィシャルウェブサイト|トップ
レフティ(左利き)ギター、アコーディオン、ハーモニカなら
谷口楽器へ! TANIGUCHI-GAKKI.
Leftyギター&ベース
・レフティ エレキギター
・レフティ エレキベース
・レフティ アコースティックギター
https://taniguchi-gakki.jp/


 ●音楽とは、魂が魂に話しかける

ヨハン・ゼバスティアン・バッハの言葉にこうあります。

 《音楽だけが世界語であり、翻訳される必要がない。
  そこにおいては、魂が魂に話しかける。》

  ――『教養としての世界の名言365』
      佐藤優/監修 宝島SUGOI文庫(2021)


魂が魂に話しかけるには、
魂(心)につながっている「利き手」で演奏してこそ、
だと考えます。

少なくとも、右利きの人はそうしています!

楽器でも(カメラでも)、
「両手を使うから利き手は関係ない」という人がいます。
しかし本当にその通りなら、
どうして楽器はみんな右利き用になっているのでしょうか。

利き手が演奏に関係ないなら、
右用も左用も半々にあってもいいはずですよね。

でも実際は右利き用ばっかりです。

「左利き用のピアノ」を売ってるのを見たことはありません。
子供用の「左利き鍵盤ハーモニカ」も売ってません。

左利き用の子供ハサミは出てきたけれど、
ハサミ同様、学校でみんなが使うはずなのに、
「左利き鍵盤ハーモニカ」はありません。

本当にそれでいいのでしょうか。
それは違うと思います。

結局は、<右利き偏重の世界>が邪魔をしているのでしょう。
世界を変えなければ、左利きの人の幸せはないのです。

真の左右平等、左右公平の世界を作る必要があるのです。

 ● アピール「左利き対応楽器が欲しい!」

何度もいいますが、<左右平等・同権社会>を実証するのは、
「嗜好品」の中でも「楽器」という道具類において、
「左利き対応の楽器がどれだけ存在するか」
ではないでしょうか。


2月10日は、「左利きグッズの日」です。
今年はぜひ、この「左利き対応楽器」の普及をアピールをしたい
と思います。

2月10日「左利きグッズの日」には、

┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃♪(ギターだけでなく)♪ ┃
┃#左利き対応楽器      ┃
┃   (#○○)が欲しい! ┃
┗━━━━━━━━━━━━━┛

アピールを!

(○○)には、ご自分の欲しい楽器名を!

「拡散希望」です!

 ・・・

――次回からは、
  「楽器における左利きの世界」について考えていこう
  と思います。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「★600号までの道のり」(10)第201号 ~ 第220号

第201号(No.201) 2009/12/12
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ<特別編>」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
  ―その16― 初めての生活技術(11)
   <特別編>原点に戻って―最初につまずかないこと
   または、左利き人間の生き方にはコツがある
『左利きの人々』(中経の文庫)の著者・渡瀬謙氏の新著、
『内向型人間の人づきあいにはコツがある』(大和出版)

内向型の人が苦手とする人との付き合いをスムーズにするための方策は、
そのまま、左利きの人の生き方にも応用できる

第202号(No.202)2009/12/19
「<左利きムーヴメント>宣言!(6)【2009年を振り返って】(後)」
7-12月にはどのような左利きニュースがあったでしょうか。

第203号(No.203) 2009/12/26
「第4回<LYグランプリ>2010読者大賞アンケート/
<左利きムーヴメント>宣言!(7)」
 ●<左利きプチ・アンケート>● ..第四土曜日掲載
  「第4回<LYグランプリ>2010」読者大賞アンケート
  <左利きプチ・アンケート>
   第64回「左利き?」と聞かれたことがありますか

第204号(No.204) 2010/1/2 
 「《新年の信念?》表明<左利きムーヴメント>宣言!(8)」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
《新年の信念?》表明<左利きムーヴメントLHM>宣言!(8)

第205号(No.205) 2010/3/6「《再開のお知らせ》」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
「《再開のお知らせ》」<左利きムーヴメントLHM>宣言!(9)
およそ二カ月お休みをいただきました。
その間、読者の皆様方には
ご迷惑ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
ようやくパソコンの新機を購入、再スタートできることになりました。
つきましては、
 新機に慣れる ブランク中の情報の収集 ネット活動のペースをつかむ
等の理由から、弊誌発行ペースを当面、
第一及び第三土曜日の月二回発行とします。
あしからずご了承ください。
私が左利きについての活動を始めて、今年で丸二十年になります。
記念すべき一年でもあり、
改めて活動を再スタートする良き機会かと思います。
これからもよろしくご愛顧のほどお願い致します。
 「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」発行人・レフティやすお

第206号(No.206) 2010/3/20「第4回<LYグランプリ>2010発表」
━<左利きムーヴメント>宣言!━
<左利きムーヴメントLHM>宣言!(10)
 第4回<LYグランプリ>2010発表
 ★彡 読者大賞2010 :1 左利きの本部門:
『左利きの人々』渡瀬けん/著(中経の文庫)

 ★彡 審査員大賞2010 : 2 左利きの本部門:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍


第207号(No.207) 2010/4/3
「《矯正/直す》表現に思う(1)なぜ使ってはいけないのか?」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (1)なぜ使ってはいけないのか?
   左利きにおいて、《矯正/直す》という表現を使うことに
   なぜ私が反対するのか、について改めて説明します。

第208号(No.208) 2010/4/17
 「《矯正/直す》表現に思う(2)小四時代の思い出」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (2)小四時代の思い出
 ●《響きと怒り》「週刊ヒッキイ」読者のお便り
   私の小四時代の思い出を聞いていただきましょう。
   大人の差別発言にショックを受けた私は、
   右手で文字を書く練習を始めますが…。

第209号(No.209) 2010/5/1
「<左利きプチ・アンケート>再版第35回 新版・利き手調査
   第2回―エディンバラ利き手調査」
<左利きプチ・アンケート>再版第35回 新版・利き手調査
   第2回―エディンバラ利き手調査    
   「再版第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性
   係数を調べる」に引き続き、再度更新します。
   (かなりブランクがあいていますので、ホームページのほう
   の準備が整っていないのですが、メルマガで先行します。)

第210号(No.210) 2010/5/8「GW明け特別編:左利きと玩具」
 ≪GW明け特別編:左利きと玩具≫
  ■おもちゃで語る左利き■『れっどあらあとの玩具日記』から

第211号(No.211) 2010/5/15 左利きの本から~「左手からの手紙」
≪左利き学入門≫ ■左利きの本から~■ ..第三土曜日掲載
  (1)ベンジャミン・フランクリン「左手からの手紙」
左利きの本から~「左手からの手紙」
   第三土曜日なので、旧来のテーマ別に立ち返り、
   左利きの本から、面白そうな左利きの話題をお送りします。
   「左手からの手紙」ベンジャミン・フランクリン
   アメリカの政治家で、雷が電気だということを発見し、
   避雷針を発明した科学者、『自伝』が有名な人です。

第212号(No.212) 2010/5/22
<左利きプチ・アンケート>第65回 洗剤雑巾右手左手どっちがどっち?
  <左利きプチ・アンケート>第65回
   洗剤雑巾右手左手どっちがどっち?
   久しぶりに<左利きプチ・アンケート>の新作です。
    第65回 洗剤雑巾右手左手どっちがどっち?
   スプレー洗剤を片手に、雑巾で窓ふきするとき、
   右手左手、どっちに洗剤、どっちに雑巾でしょうか?
   洗剤とスポンジで皿を洗うときは? など、
   いろんなパターンがあるでしょうけれど…。

第213号(No.213) 2010/5/29
初夏臨時増刊「既刊号一覧2009年後期~2010年5月」
 ◆ 既刊号一覧 ◆ 
  左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
  バックナンバーの案内 09年後期-10.5発行分(No.187-212)
   久しぶりにバックナンバー一覧号です。
   昨年7月以降、お休み期間をはさんで、今年先週号までの
   目次とバックナンバー・サイトのURLの一覧を掲げます。
   読み落としの確認、再読にご利用ください。

第214号(No.214) 2010/6/5
<左利きムーヴメントLHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”
   かつて、ひでゆき氏のサイト『左利きの小ネタ』に「左利き
   の有名人」という人気ページがありました。主にテレビで活
   躍する芸能人やスポーツ関係の人たちを集めたものでした。
   今はそれもなくなり、少しさびしい思い…。そこで、私のと
   ころでも独自のリストを作成してみようと思います。“左利
   き紳士・淑女録”がそれ。「文化人」も含めた「少数派」の
   「左利き」の人たちを紹介するリスト作りのスタートです。

第215号(No.215) 2010/6/12
 「《矯正/直す》表現に思う(3)左利き研究者の場合」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う (3)左利き研究者の場合
「《矯正/直す》表現に思う(3)親として人として」
   私の思う左利きの子供の心に沿った親としての在り方と、
   《矯正/直す》表現を識者はどう見ているか、について。 

第216号(No.216) 2010/6/19
「名作の中の左利き(7) サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―その7― J・D・サリンジャー
       『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
   前回は、■左利きの本から~■の第一回ということで、
   ベンジャミン・フランクリン「左手からの手紙」を
   紹介しました。今回は再び世界の名作から、サリンジャーの
   『ライ麦畑でつかまえて』の村上春樹による新訳版
   『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を取り上げます。

第217号(No.217) 2010/6/26「<左利きプチ・アンケート>
  再版第3回左利きの子に右手使いを試みるべきか否か」
 <左利きプチ・アンケート> ..第四土曜日掲載
  再版 第3回 左利きの子に右手使いを試みるべきか否か
04.4.25から実施しました「第3回 左利きの子に右手使いを
   試みるべきか否か」の再版を実施します。アンケート発行先
   「プチアンケート」さんの管理の都合で古いものは順に削除
   されてしまいます。そこで、重要なものは改めて、アンケー
   トを作成することにしています。ぜひ、再版にご協力を!

第218号(No.218) 2010/7/3
<LHM>宣言!“左利き紳士・淑女録”(2)
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”(2)

第219号(No.219) 2010/7/10
「《矯正/直す》表現に思う(4)親としての在り方」
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
 ―その17― 《矯正/直す》表現に思う
  (4)「親としての在り方」
「私の思う左利きの子供の心に沿った親としての在り方」

第220号(No.220) 2010/7/17
「名作の中の左利き(8)マーク・トウェインの小話」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
  ―その8― マーク・トウェインの小話&赤毛と左利き


――この2009年は、最初のパソコンが故障し、
新しい機械を購入するまでの2ヶ月にわたって休刊していました。
その後も新しいパソコンになれるまで月二回の発行でした。
5月のゴールデンウィークから従来のパターン――
毎週異なるテーマで書く――に戻しました。
 第一土曜は、左利き講座 <左利きムーヴメント>宣言!
  【新企画】“左利き紳士・淑女録”
 第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利き子育て相談の疑問 → 《矯正/直す》表現に思う
 第三土曜は、≪左利き学入門≫ 左利きミステリ編
 第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
 第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介

引き続き、この時期は欄外で、【おまけコーナー】として、
最新の左利き情報をメモ的に紹介していました。


*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
 というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
 再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
 改めてお届けすることも考えています。
 リクエストは、本誌に返信してください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(11)見えない差別(4)楽器」と題して、今回も全紹介です。

今年は、「左利き対応楽器」の普及を目指そう、と考えています。

「利き手は心につながっている」が私の持論です。

話をしているときにゼスチャーが入ることがありますね。
そういうとき、たいていの人は利き手を多く使っているものです。

楽器の演奏も利き手で弾く方が、絶対、心の入った表現ができるはずです。

左利きの人は、「エア」で表現するときは、左で弾いているものです。

*参照:『お茶でっせ』2018.5.13
左利きのAKB48Team8佐藤栞がエア・バイオリン演奏で左弾き
「新生活」版


本文にも書いていますように、「2月10日」は「左利きグッズの日」です。
今年は、「左利き対応楽器」をみんなで盛り上げていきたいものです。

ゴールの目標は、やはり「左利き用ピアノ」ですね。

当面の第一目標は、子供たちが学校で使う鍵盤ハーモニカの左利き対応品です。

ネットでもよく探している人がいます。
それだけ需要があるということでしょう。
是非ともメーカーさんには検討してほしいものです。

そして、電子楽器では、左右を入れ替えるというのは、難しくないように思うのです。
特に電子ピアノなどは簡単に作れるはず、と思うのですけれど……。

 ・・・

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2022.01.15

2022年新春左利き放談2―左右平等理想型社会と楽器-週刊ヒッキイ第611号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第611号 別冊編集後記

第611号(No.611) 2022/1/15
「2022年新春左利き放談2――左右平等理想型社会と楽器」

 

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第611号(No.611) 2022/1/15
「2022年新春左利き放談2――左右平等理想型社会と楽器」
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 前号に引き続き<新春放談>です。

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2022(令和4)年1月15日号(No.310)「私の読書論152-
私の年間ベスト3・2021年フィクション系(前編)」

 の原稿書きに追われ、こちらの方の原稿書きが遅れて、
 という勝手な事情もあり、放談の第二弾になりました。

 ご容赦ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ――2022年新春左利き放談 2――
  左右平等理想社会の指標としての楽器
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●左利きの人のための道具類の普及度

前号で、《左右平等社会の指標は楽器》と書きました。
これは、次のような言葉を受けての考えです。

1970年代「左利き友の会」を主宰された
左利き解放運動の活動家でもあった、精神科医の箱崎総一先生の著書

『左利きの秘密』(立風書房マンボウブックス 1979)に

 

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 《左利きに対する偏見と差別が真になくなるのは、
  左利きの人たちがなんら苦痛を強いられることなく
  生活していけるときである。
  それをはかる物指しは、結局、
  左利きのための道具・器具の普及度である、と私は考える。》

というのです。
私も同感です。

箱崎先生は続けてこう説明されています。

 《たとえ人々の頭の中から
  左利きに対するあやまった考えがなくなったとしても、
  それだけでは左右同権の社会とはいえないのだ。
  左利きの人たちが
  右利きのための道具や器具に囲まれて暮らしているかぎり、
  真の解放はありえないのだ。/
  こうしたことを考えるとき、わが日本の左利きにとって
  まだけわしい前途が横たわっているといわねばならない。》

 

 ●40年以上たった現状では…

この時点から40年以上たった現状は、大きく変わりました。
左利き用品の普及はかなり進みました。

ハサミなどは、子供用に関しては、
一般のスーパーでも左右同価格で販売されています。
小学校学用品の販売でも右利き用と左利き用を選ぶこともできるといいます。

 

一般用でも様々な道具が販売されるようになってきました。
ハサミだけでなく、包丁等の刃物類や文具類等も各種出ています。

“探せば”本当にいろんな道具や器具があることが分かります。

 

前号でも書きましたように、
左手で字を書く人向けのきれいな字の書き方練習帳なども出ています。

確かにもうかなりの道具類が普及してきたように見えます。
しかし、生活必需品の類いが大半です。

生活必需品――必要最低限度の生活を営む上での道具類ではなく、
それ以外の、生活をより豊かにするための道具や、
楽しいものにする道具類では、どうでしょうか。

たとえばスポーツ用品であったり、楽器類であったり、では?

スポーツ用の道具類の左用はどうでしょうか。
野球用のグローブなどは、子供用も含めて、かなり売っているようです。

ところがゴルフ用品はどうでしょうか。
まだそんなに一般的ではないように思えます。

ましてや、バッティング・センターやゴルフの打ちっぱなし練習場での
左打席の比率はどうでしょうか。

ましては、楽器に関してはどうでしょうか。

 

 ●楽器の左右平等化作戦

箱崎先生の言にあるように、

 《左利きのための道具・器具の普及度》

が、左右平等・同権社会の物指しだという意味は、
ご理解いただけたでしょうか。

 

そこで、今年の私の左利き・左右平等作戦は、
「楽器の左右平等化」でやっていきたいと思います。

現状では、左右平等に、右利き用も左利き用もある楽器といえば、
ギター類ぐらいでしょう。

その他の楽器では、私の知るかぎりでは、
一部でバイオリンが販売されていました。

あとは、リコーダーに右手用左手用がある、と聞いたことがあります。

 

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(画像:手の不自由な方が演奏できるように工夫した左手用ソプラノ片手リコーダーヤマハYRS-900L(左手用)と同右手用YRA-900R(右手用))

他には、これというものがありません。

 

「鍵盤ハーモニカの左利き用はありませんか?」
という質問を受けたことがあり、
調べてみましたが、見つかりませんでした。

鍵盤ハーモニカの左利き用ができれば、
ピアノへと発展させていけると思います。
そうしますと、左利きの楽器、および楽器演奏の世界も
グッと広がってゆくと思うのですけれど、
どんなものでしょうか?

 

電子楽器ならアコースティック楽器よりも
簡単に左右を入れ替えることができるような気がするのですが、
その辺のところももう一度チェックしてみよう、と思います。

 

*参照:<左利き用バイオリン>
第512号(No.512) 2018/2/17「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(19) 楽器編(1)バイオリン」
 ●楽器とカメラ
 ●利き手で行うべき心の作用
 ●楽器には左用がない
 ●左利き用バイオリン
・左利き用バイオリン,レフトハンド,レフティー販売通販
オータムバレー弦楽器
(普通製作されていない特注の左利きの方用バイオリンです。)
https://www.autumnvalley.net/product-list/59
・GCV-800EL 左利き用バイオリン ストラディバリ Soil III
バイオリン販売 チェロやビオラ、弦、弓、肩当など弦楽器なら
クライスラーミュージック通販ショップ
http://kreislermusic.ocnk.net/product/1334

 

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(画像:「左利きバイオリン」GCV-800EL 左利き用バイオリン◆ストラディバリ Soil III [GCV-VN-800EL-SOI] ネットより無断借用)

 ●純丘曜彰さんの左利きバイオリンに関する意見
 ●「RISAバイオリン教室」の瀧澤理紗さんの意見
 ●左利き用のバイオリンが普及しない理由
 ●利き手を無視して教えてきた楽器
 ●プロ野球の王選手も鳥谷選手も転向派
 ●自分の持って生まれた特質を活かす
 ●<楽器は心につながる利き手で演奏する>

『レフティやすおのお茶でっせ』2007.9.7
左利き用バイオリン
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2007/09/post_3896.html

<左利きと音楽>
第84号(No.84) 2007/6/2「<左利きQ&A>(8)左利きと音楽」
 左利き講座<左利きQ&A>(8)左利きと音楽―序の口
第89号(No.89) 2007/7/7「<左利きQ&A>(9)鍵盤ハーモニカ」
 左利き講座<左利きQ&A>
 (9)左利きと音楽・序二段―鍵盤ハーモニカ
 

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 「★600号までの道のり」 今回はお休みです。
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本誌では、「2022年新春左利き放談2――左右平等理想型社会と楽器」と題して、今回も全紹介です。

前回の新春放談の続きという形です。

左右平等・同権社会の指標は、「左利き友の会」主宰者であった箱崎総一先生のお考えでは、弊誌本文にも引用しましたように、「左利き用品の普及度」だといいます。

私も同感で、それを考えたときに指標となるのは、生活必需品ではなく贅沢品的なものだろう、と思うのです。

贅沢品的なものの代表格にあげられるものが、楽器ではないか、ということです。

なかでもピアノを攻略できれば、大いに希望が出てくるのではないか、というのが私の考えなのですけれど……。

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