2021.10.02

私が影響を受けた左利き研究家・活動家(4)第三期・ネットの時代―その1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第604号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第604号 別冊編集後記

 

第604号(No.604) 2021/10/2
「創刊600号突破記念― 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(4)
 第三期・ネットの時代―その1」

 

 

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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
  に変更しました。
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引き続き、再配信はしばらくお休みとします。

 

 

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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第604号(No.604) 2021/10/2
「創刊600号突破記念― 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(4)
 第三期・ネットの時代―その1」
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 創刊600号突破記念― 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(4)
 第三期・ネットの時代―その1― 大路直哉・ひでゆき両氏 他
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 「創刊600号突破記念」として書き始めた
 「私が影響を受けた左利き研究家・活動家」の3回目です。

 

 1954-1989(0-35)
  第一期「左利きライフ研究家以前」では、箱崎総一先生。
 1990-2000(36-46)
  第二期「左利きライフ研究家・紙の時代」では、○○さんか?
 2001-(47-)
  第三期「左利きライフ研究家・ネットの時代」では、××さんら?

 

 さて今回は、「第三期・ネットの時代」編の1回目。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<私が影響を受けた左利き研究家・活動家> (4)
第三期・ネットの時代から―その1―
 ◆ 大路直哉・ひでゆき両氏 他 ◆
  第三期・ネットの時代―初期(2001-08頃)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●第三期・ネットの時代――JSCメーリングリストから

 

 

さて、いよいよ「第三期・ネットの時代」に入ります。

 

まずは、その初期、パソコンを始めた当初の、
2001年から08年ぐらいまでを「初期」としましょう。

 

 ・・・

 

2001年(47歳)の暮れあたりでしたか、
初めてパソコンを購入、ネットというものを経験しました。
当時は電話回線を利用したもので、今のように
自由にサイトをのぞいてまわるということはできませんでした。

 

以前から知っていたネットの左利きの会
「ジャパン・サウスポー・クラブ(Japan Southpaw Club JSC)」は、
当時すでには末期で、メーリングリストのみ稼働している状態でした。

 

ここで知り合いになれた人が、
今や「左利きグッズの店」として有名な「菊屋浦上商事」の
「浦上裕生」さん。

 

2月10日日本版「左利きの日」をのちに「左利きグッズの日」として、
改めて記念日とした認定をもらった人でもあります。

 

*きくやねっと
http://www.kikuya-net.co.jp/
―《左利き用グッズ 事務用品販売から修理まで文房具店》
 菊屋浦上商事株式会社・浦上裕生さん

 

 

JSCのメーリングリストからもうお一人、
「kame(だっぺ族支部長)」さんが、
私の考え方に合う印象の人物でした。

 

*左利きなんだな~(kame's Southpaw Page)
http://www.ne.jp/asahi/home/kame/ja/southpaw/index.htm#1
―JSCのMLでよく発言されていた、
 kame(だっぺ族支部長)さんの左利きのサイト

 

 

 

 ●左利きのサイト――『お茶でっせ』サイドバーから

 

左利きのサイトと呼ばれるものがいくつもありました。

 

もうずいぶん昔のことになり、特にお付き合いがあった人以外は、
ほとんど記憶が飛んでしまっています。

 

今もブログ「レフティやすおのお茶でっせ」のサイドバーに
記録を残しているものをのぞきますと、
今これという記録が見つからず、ここに明記できません。

 

サイドバーから転載しておきますと、

 

*MARI’S ROOM
 左利きの まり が考えたこと
https://blog.goo.ne.jp/marisroom
―左利きの矯正に関する文章に共感できるまりさんのサイト。
 (ブログにお引越し05.3.26)

 

*Lefty serveレフティサーブ
左利きのための左利きメールマガジンを週1回発行
(現在は休刊(廃刊?)、サイトは消滅)
―左利きの不便を描いた著書『左利きの人』の著者・
 渡瀬謙さんが発信していた左利きメルマガ。

 

*左利きの小ネタ
「ひでゆきの小ネタ部屋」にある「ひでゆき」さんの左利きサイト。
―左利きのサイトの代表格で、左利きの有名人リスト、
 左利き用品などのサイトのリストが充実していて、
 左利きの人、左利きに興味のある人には大いに役立つ。
 2009.2.10頃(?)消滅。
 私の『左組通信』サイトの左利き年表より――

 

 《関連サイトやブログもすべて閉鎖された模様。
  つい数日前までまったくその兆候もなく更新されていただけに、
  あまりに突然のことで驚くばかり。
  わが『左組通信』サイトを始める時にお世話になった方だけに残念。
  個人サイトゆえの左利きに対する考え方や情報収集の偏向性、
  古くなりつつある左利き情報といった問題はあったものの、
  貴重な左利き情報サイトであり、重要なサイトだった。(09.9.11)》

 

 「個人サイトゆえの偏向性」という問題は、新聞社の問題と同じで、
 私も含めて誰にでもあることで、それ自体は一つの個性であり、
 一つのカラーで、いいとか悪いとかというものではないと考えます。
 多くのサイトの情報は、日時の記載がないものがあり、
 情報としての価値という点で「怪しく」なります。
 その点、この人のサイトは、
 そこがしっかり記載されていたように記憶しています。
 私もそれを見習って、初出と更新の日付を入れていました。

 

*クラブレフティ
―『見えざる左手』『左ききでいこう』(共著)の著者によるサイト。
 著書『見えざる左手』以降の左利き情報を扱う。
 今回検索しても「ホーム」が出てきません。
 個別のページは見つかるのですけれど。
 (例)Mail&Links
http://lefty.life.coocan.jp/links.htm

 

※参照:

Dsc040928-049
『見えざる左手―ものいわぬ社会制度への提言』
大路直哉/著 三五館 (1998/10)
―左利きの著者による社会学的アプローチの本。
明治以降の日本の社会での左利き受容、および現状と未来の考察。
巻末に「左利き筆法」。

 

『左ききでいこう!!―愛すべき21世紀の個性のために』
大路直哉・フェリシモ左きき友の会/編著 フェリシモ出版
―左利きの常識を身に付ける入門書。
巻末に、実用的な左利き用品カタログや「左利き筆法」、
ギター、編み物のページを収録。

 

 

 ●左利きのサイト――記憶から

 

ネット検索で昔見た覚えのあるものを探してみました。

 

*左利きの小部屋
http://www.nurs.or.jp/~southpaw/user/kby/hidari.html
―「左利き体験ページ!(For Mac User)」等左利きの話と、
 左利きの人からの体験話を集めた「全国のサウスポーからの報告」。

 

*左右の理屈
http://www5a.biglobe.ne.jp/~outfocus/reft-right.htm
―ピンぼけさんによる左利きと左右の概念についてのサイト。

 

 ・・・

 

記憶から――

 

通販の会社の左利き用品を扱う部門で、
「フェリシモ・左利きカタログ」というものがありました。

 

カタログ通販からのちにネットに移行しましたが、
いつの間にやら消滅しました。
そこで左利きの商品開発などされていた(と記憶している)
「カトさん」というかたがいらっしゃいました。
一度商品開発に関して連絡をしたことがありました。

 

その後どうされているのか、サイト消滅は残念ですが、
企業活動の一環なので、どうしても限界があったのでしょう。
左利き用品という行ってみればニッチな商品の宿命なのかも……。

 

 ・・・

 

以上、こういったところでしょうか。

 

他にも当時色々とお世話になったり、
影響を受けたりした人々が何人かいらっしゃいます。

 

今はちょっと調べ直す時間がありません。
ご勘弁を!

 

 

 ●2004年よりネットでの左利き活動開始

 

正確には、2003年末にブログ『レフティやすおのお茶でっせ』を開始、
2004年年頭からホームページ『レフティやすおの左組通信』を開設。

 

ネットでの左利き活動を始めました。

 

それまでは、紙の時代からのブランク期間にあたります。

 

パソコンを始めてすぐ、簡単なホームページを開設しました。
全く個人的なもので、数少ない友人にのみ知らせて。
そのコンテンツの一つとして、左利きに関するページも作っていました。
やはり「三つ子の魂」というべきなのか、
ここに辿り着いてしまうのですね。

 

そして、ネットの左利きサイトを見ているうちに、
自分もまた本格的な左利きサイトをやってみたい、
と思うようになりました。

 

「私にも一言いわせて!」という気持ちになったのです。

 

ブランク期間に、「左利きの本を出してみたい」という思いがあり、
ポツポツと原稿を書いていたのです。
紙の時代の季刊誌の原稿も一部取り込んで、
『驚き桃の木左利き』という仮題の本でした。

 

その原稿を流用すれば、かなりの量のホームページができる、
という考えもありました。

 

ちょうどホームページ・ビルダーというソフトのライト版?が、
私のパソコンにはおまけとして付いていたのです。
それを利用して作ることになりました。

 

今は消滅させてしましたが、
それなりに面白いものになっていたと思います。

 

 

 ●「クラブレフティ」の「大路直哉」さん

 

ネット時代の初期において、影響を受けた人物としては、
まず初めにこの人。

 

「クラブレフティ」の「大路直哉」さんは、ネット以前から、
その著書を通して、お名前は存じ上げていました。

 

著書に関していいますと、
ご自身の左利きとしての体験談などは、書かれていないことが多く、
その辺が私には物足りないところがありました。

 

サイトに関しては、リニューアルされるたびに情報が少なくなり、
もったいないと感じました。
また一部の情報以外は、日付表示がないので、いつの情報かが不明で、
その辺も気に入らない点でした。

 

情報は日夜変化するものです。人の心も、物理的な環境も。
左利き用品に関しても、どんどん進化、更新されていきますし、
人の考え方、感じ方も変わりますから。
古い情報をつかまされたといったクレームにもつながります。

 

 

それはさておき、
「大路直哉」さんはその著書の執筆までに何年も準備されたそうです。
内容も社会的な見方で書かれたもので、濃いものになっていました。
巻末の参考文献も、さらなる研究に役立つものでした。

 

その後の左利き情報を伝えるサイトは、
私のネット時代と重なる部分もあり、競争心を高める役にも立ちました。

 

左利きについて色々考える機会を与えてもらったという意味で、
大きな影響を受けたお一人です。

 

 

 ●初期<七人のサムライ>(!?)

 

私のネット初期において、大げさに言えば、
<七人のサムライ>(!?)的な存在だったのが、以下の人々でしょう。

 

 

◎第三期・ネットの時代――初期<七人のサムライ>(!?)

 

1.「きくやねっと/菊屋浦上商事株式会社」の「浦上裕生」さん
2.「左利きなんだな~」の「kame(だっぺ族支部長)」さん
3.「MARI’S ROOM」の「まり」さん
4.「Lefty serveレフティサーブ」『左利きの人』の「渡瀬謙」さん
5.「左利きの小ネタ」の「ひでゆき」さん
6.『見えざる左手「クラブレフティ」の「大路直哉」さん
7.「フェリシモ・左利きカタログ」ネット版の「カトさん」

 

 

この中であえて一人を選ぶなら、やはりこの人。
現在も「日本左利き協会」を設立し、活躍中の人。

 

「大路直哉」さんです。

 

先ほどもいいましたが、(1)著書に教えられた
(2)その後もサイトやメディアで活躍されている という2点。

 

菊屋の「浦上裕生」さんや『左利きの人』の「渡瀬謙」さんに関しては、
また次の機会にでも触れる予定です。

 

 

二人目としてはサイトの巨人だった、
「左利きの小ネタ」の「ひでゆき」さんを上げておきましょう。

 

きいたところでは私同様、
『モノ・マガジン』の左利き特集号で触発され、その後、
左利きのサイトを構築、約10年にわたって更新し続けてこられました。

 

一番人気のコンテンツだった「左利きの有名人」リスト、
「左利き用品」の新製品の紹介など、多くの有益な情報がありました。

 

私が今でも感心したことで記憶にあるのは、ボールペンの仕組みと
左手書きによる「押し書き」との関係の図解でした。

 

このような貴重なサイトに関しましては、本における図書館のような、
公的なアーカイブがあればいいのですけれど。

 

 ・・・

 

ということで今回はこの辺で。

 

次回は、「後期」といいますか、今につながる2009年頃から
その後10年代前半ぐらいについて、回想してみましょう。

 

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 ★600号までの道のり(5)第81号~第100号

 

81.
第81号(No.81) 2007/5/12「左利き子育て相談の疑問(3)
 右利きの常識にとらわれない」
82.
第82号(No.82) 2007/5/19「私にとっての左利き活動(13)」
 左手・左利き用品を探す
83.
第83号(No.83) 2007/5/26「<左利きプチ・アンケート>第41回」
 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
84.
第84号(No.84) 2007/6/2「<左利きQ&A>(8)左利きと音楽」
 ―序の口
85.
第85号(No.85) 2007/6/9「左利き子育て相談の疑問(4)」
 「弱い左利きなら直してしまいましょう」の疑問
86.
第86号(No.86) 2007/6/16「私にとっての左利き活動(14)」
 「左組通信」の始まり
87.
第87号(No.87) 2007/6/23「<左利きプチ・アンケート>第42回」
 左利きの日はどっちがいい?
88.
第88号(No.88) 2007/6/30夏季臨時増刊「既刊号一覧2007年前期」
 バックナンバーの案内 2007年前期発行分(No.63-87)
89.
第89号(No.89) 2007/7/7「<左利きQ&A>(9)
 左利きと音楽・序二段―鍵盤ハーモニカ」
90.
第90号(No.90) 2007/7/14「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
 <特別篇>横澤氏「太一くん...」発言から考える」
91.
第91号(No.91) 2007/7/21「私にとっての左利き活動(15)
 左利き専門店Anything Left-Handed」
92.
第92号(No.92) 2007/7/28「<左利きプチ・アンケート>第43回
 タレントさんの左手使いは気になりますか」
93.
第93号(No.93) 2007/8/4「<左利きQ&A>(10)子供用左利き庖丁」
94.
第94号(No.94) 2007/8/11「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
 <特別篇>左利き子育てへの要望」
95.
第95号(No.95) 2007/8/18「私にとっての左利き活動(16)」
 The Left-handers Club(イギリスの左利きの会の思い出)
96.
第96号(No.96) 2007/8/25「<左利きプチ・アンケート>第44回
 じゃんけん、ポン!はどっち?」
97.
第97号(No.97) 2007/9/1「<左利きQ&A>(11)
 左利きと音楽・三段目―左利きに有利な楽器」
98.
第98号(No.98) 2007/9/8「左利き子育て相談の疑問(5)
 一般論と個別事例を混同していないか」
99.
第99号(No.99) 2007/9/15「私にとっての左利き活動(17)
 Lefthanders International『Lefthander Magazine』」
 (アメリカの左利きの会)
100.
第100号(No.100) 2007/9/22「<左利きプチ・アンケート>第45回
 左利きのための生活技術指導者・コーチは必要か?&読者アンケート」

 

 

――このころは、毎週異なるテーマで書いていました。
 第一土曜は、<左利きQ&A>
 第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利き子育て相談の疑問
 第三土曜は、私にとっての左利き活動
 第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
 第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介

 

第二土曜の発行分で、
<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>の<特別篇>として、
当時左利きの人たちの間で「左利き差別では?」と話題になっていた、
横澤彪氏のコラム「国分太一くん、箸は右手で持とうよ」発言を
取り上げています。

 

*参照:『お茶でっせ』
・2007.06.30
横澤彪氏「国分太一くん、箸は右手で…」発言に思うこと
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2007/06/post_dade.html
・2007.07.05
横澤氏「太一くん…」発言に見る左手、利き手差別の構造
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2007/07/post_48b4.html

 

*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
 というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
 再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
 改めてお届けすることも考えています。
 リクエストは、本誌に返信してください。

 

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本誌では、「創刊600号突破記念― 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(4) 第三期・ネットの時代―その1」と題して、今回も全紹介です。

 

今回も「創刊600号突破記念」エッセイということで「私が影響を受けた左利き研究家・活動家」についての4回目です。

 

第三期「左利きライフ研究家・ネットの時代」は、2001年~現在(47歳以降)です。

 

 

今回からは、いよいよ今に続くネットの時代に入ってからの私の活動をカバーしています。

 

その中から、今思い出せる範囲内で、私が何らかの影響を受けた人たちについてふれています。
実は、申し訳ないことにお名前など失念していますが、ネット初心者として色々とお世話になった人たちが、他にも多数いらっしゃいました。
そういうお一人お一人についても書いておければよかったのですが、残念なことにそれはできませんでした。

 

古い情報もいくらかは残っているのですが、まだ確認できていません。
また機会があれば、何かしら掘り出せれば、報告したいと思います。

 

では、次回はようやく現在につながる時代となります。
お楽しみに!

 

 ・・・

 

これを機会に、本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。
(ご登録・ご購読は無料です。ご登録をいただくと毎号メールで送られてきます。読み落としを避けることができます。読む読まないは自由ですし、いつでも好きなときにお読みいただけるので便利だと思います。不要の折には解除も自由です。)

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2021.09.04

私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第602号 別冊編集後記

第602号(No.602) 2021/9/4
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第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
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 創刊600号突破記念―
  私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代から
 ―その1―『モノマガジン』編集部A・K氏
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 「創刊600号突破記念」として書き始めた
 「私が影響を受けた左利き研究家・活動家」の二回目です。

 1954-1989(0-35)
  第一期「左利きライフ研究家以前」では、箱崎総一先生。
 1990-2000(36-46)
  第二期「左利きライフ研究家・紙の時代」では、○○さんか?
 2001-(47-)
  第三期「左利きライフ研究家・ネットの時代」では、××さんら?

 

 さて今回は、「第二期・紙の時代」編、です。

 書き出したら意外にアレもコレもと思い出話が書きたくなり、
 次回に続けます。

 (年をとると昔話が多くなって難儀なことです。
  でも、言い訳かもしれませんが、昔のことを記録しておくのも、
  将来につながるのではないでしょうか。
  人間自分の知らないことはなかったことにしがちですから。)

 

 今年の8月13日、東京新聞にはー
https://www.tokyo-np.co.jp/article/123836
 
 きょうは何の日 8月13日
 2021年8月13日 07時13分

 ◆左利きの日
  1992年8月13日、
  イギリスの「Left−Handers Club」という団体が、
  左利きの人の生活環境を向上させる目的で制定。
  日付は提唱者の誕生日。

 と誤報が堂々と出ていました。

 日本語版Wikipediaの「左利きの日」を丸写ししたものでしょう。
 新聞社なんだから、きちんと裏をとってから記事にするべきです。

 少なくとも、出典ぐらいは明記すべきです。
 (最悪、責任転嫁できますからね。)

 こういう事があるので、知っている人が記録しておくべきなのです。

 といいつつ、毎年この8月13日について
 ブログ等で正しい情報を書いているのですが、
 なかなか浸透しませんね。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2021.8.12
8月13日「国際左利きの日」を前に、左利きメルマガ「週刊ヒッキイ」
創刊600号達成
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/08/post-bfd6a9.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b613adabbcb89d8f00ef50b54f7126b6

2015.8.12
明日8月13日は1976年制定から40回目の国際左利きの日
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2015/08/813197640-3f94.html

他多数……

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<私が影響を受けた左利き研究家・活動家>
(2)第二期・紙の時代から―その1―
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる

この時期は、
36歳にして初めて手にした左利き用品である左手用カメラ
「京セラ サムライ SAMURAI Z2-L」によって、
「左利きの人は、自分の身体に合った道具や機械(左利き用品)を!」
それが「自分の能力を最大限に発揮できる方法である」
と実感したことで始まりました。

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(画像:36歳にして初めて手にした左利き用品である左手用カメラ「京セラ サムライ SAMURAI Z2-L」)

実際にこのカメラを持って色々な場所に出かけ、写真を撮ってみました。
しかし、この段階ではまだカメラだけのお話でした。

ここで、神風が吹きました。

 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!

翌年の3月に、新製品情報誌で「左利き特集号」が出ました。

 『モノ・マガジン』1991年4月2日号(NO.188)
  <特集/左を制するモノは時代を制す!>

です。

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(画像:『モノ・マガジン』1991年4月2日号(NO.188)左利き特集号<特集/左を制するモノは時代を制す!>の表紙

Mono-magazine199142-cot_20200715230801

(画像:『モノ・マガジン』1991年4月2日号(NO.188)左利き特集号<特集/左を制するモノは時代を制す!>の目次「左利きの商品学」)

左手・左利き用品の総カタログ的な大特集号でした。

これで話にはきいていたけれど、実際にその存在を知らなかった
様々な左手・左利き用品が写真入りで紹介されていたのです。

さらに諸外国にある左利き用品店の紹介や、
アメリカの左利きの会の紹介、
さらに左手・左利き用品の開発に関わる話など、
実に豊富な情報が溢れた、
左利き生活上、非常に貴重な“左利きの教科書”的な雑誌でした。

 

これを手に私の左手・左利き用品探しが始まりました。
近所の総合スーパーやホームセンターの文具品コーナーや工具売り場など、
いろんなところで探してみると、思いのほか見つかるのでした。

ハサミ(子供用や一般用)始め、カッターナイフ(左右共用タイプ)や、
さらに、当時は大阪の北部にしかなかった東急ハンズにも出掛け、
缶切りや洋裁ハサミなど多くの戦利品を手に入れました。

 

その後、当時身近に何人かいた左利きの友人知人に、
この報を伝えるべく、紙媒体でお便りを出すことにしました。

1992(平成4)年1月1日付けで、「左組通信」創刊0号発行。
38歳のときでした。

直接会って話すにしても、口下手で思いを充分伝えられなかったので、
書いて伝える方法をとりました。

小学生時代からそういう性格で、
口では言えないことでも書いて表現することならできたのです。

そして、少しですが、書くことなら自信があったからでもあります。

当時もっていた年賀状印刷用の「プリントゴッコ」を利用して、
はがきに印刷して送ることにしました。

これが私にとっての最初の左利き活動でした。

タイトルは「左組通信」。
普通に考えれば、「左利き通信」でしょう。

でも、心の底に強烈な「左利き」コンプレックスがあったので、
タイトルに「左利き」と入れることはできませんでした。

 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊

ただはがきサイズでは、多くを紹介しきれない、ということ、
また商品紹介だけでなく、語りたいことも増えてきました。

そこで、季刊誌としてもう少し分量のある小冊子を出すことにしました。

季刊誌なのは、
仕事が週6日、残業込みでかなりの時間働かざるを得ない状況で、
時間的に難しいという事情があったからでした。

1994(平成6)年、40歳の夏、『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
(1996秋・第10号まで)。

 

その間に、
1993年にアメリカの左利きの会「Lefthanders International」に
問い合わせの手紙を出し、
隔月刊の機関誌『Lefthanders Magazine』の見本誌を手に入れ、
11・12月号から定期購読を始める(1996年3・4月号まで)。

さらに、1994年には、
イギリスの左手・左利き用品通販の店「Anything Left-Handed」を知り、
万年筆や文具セットなどを購入、
この店の顧客が参加できる左利きの会「Left-handers Club」に入会。
会誌「The Left-hander」No.16から定期購読(1997年10月No.27まで)。

 ●左利き関連本あれこれ

一方、1993年4月に、文庫本で、
斎藤茂太さんの1987年の著作『左ききの本』の再刊本
『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』
(KKベストセラーズ/ワニ文庫)を手に入れました。

他にも、左利きの画家が登場する、推理小説『左ききの名画』
(ロジャー・オームロッド著 野中千恵子訳 社会思想社 現代教養文庫
〈ミステリ・ボックス〉原著1988)を発見。

さらに1994年、今も「左利きは短命」説で有名になった
スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』
(石山鈴子訳 文藝春秋)が出版され、早々に読みました。

左利きの本が大手の出版社から出ること自体がめずらしく、
センセーショナルな売り方も手伝って、結構売れ、話題にもなりました。

それ以前に、1989年刊の前原勝矢著『右利き・左利きの科学』
(講談社 ブルーバックス)という、
利き手・利き側の科学を紹介する本を見つけ、読んでいました。

この本は、一部この著者の考えに賛同できない部分はありましたが、
新書という廉価で手に入れやすい叢書での出版で、
手軽に左利きや利き手のことが学べる貴重な著作でした。

 

他にも、1992年発行のM・ガードナー著『新版・自然界における左と右』
(坪井忠二、児島弘訳 紀伊国屋書店)や
坂野登著『かくれた左利きと右脳』(青木書店 1982)
といった科学系の本、
左利きのイラスト集の秋山孝著『左手のことば』(日貿出版社 1990)
梅田香子著『勝利投手』(河出文庫 1989)や
ロスワイラー著『赤毛のサウスポー』(集英社文庫 1979 原著1976)
といった左腕投手の物語などを見つけ、読んでいました。

 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

『モノ・マガジン』ではその後、反響が多かったのでしょう、
編集部A・K氏による
左利きコラム「左利き生活向上委員会」が始まりました。

文字通り、左利きの人の生活の質を向上させられるような
新たな左手・左利き用品を探し出そうという内容です。

ここに私の季刊誌『LL(レフティーズ・ライフ)』誌も送ってみました。
すると、なんとこの欄で紹介してくださったのです。

これが私の「国内」メディア・デビューということになります。

正直嬉しい反面、ちょっと恥ずかしい思いでした。
ワープロ原稿を切り貼りし、コピーしたものを
ホッチキスでとめた手作り感満載の小冊子でしたから。

Mono-magazine1991112_20200715230901

(画像:『モノ・マガジン』1994年11月2日号(NO.278)に掲載された編集部A・K氏の左利きコラム「左利き生活向上委員会」の記事)

 ・・・

この季刊誌『LL』は、アメリカの「Lefthanders International」や
イギリスの「Left-handers Club」にも
簡単な英文の説明を付して送ってみました。

すると、イギリス「Left-handers Club」の機関誌
「The Left-hander」no.20でフロント・ページでも紹介されました。

これが私の「海外」デビューですね。

1995628lefthannder-no20

(画像:今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』の「レフティーズ・ライフLL再録5」より、『LL5号 1995(平成7)年 夏号』に掲載した、イギリス左利きの会機関誌のフロントページでのLLと左組の紹介)

 ・・・

次回は、「その2」です。
当時読んだ左利き関連本について書いてみようと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ★600号までの道のり(3)第41号~第60号

第41号(No.41) 2006/7/29「私にとっての左利き活動(2)」
第42号(No.42) 2006/8/5「左手で字を書くために(3)」
第43号(No.43) 2006/8/12<「国際左利きの日」記念号>
「私にとっての左利き活動(3)」
第44号(No.44) 2006/8/19「左手で字を書くために(4)」
第45号(No.45) 2006/8/26「私にとっての左利き活動(4)」
第46号(No.46) 2006/9/2「左手で字を書くために(5)」
第47号(No.47) 2006/9/9 「私にとっての左利き活動(5)」
第48号(No.48) 2006/9/16 「左手で字を書くために(6)」
第49号(No.49) 2006/9/23 「<左利きプチ・アンケート>第33回
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる」
第50号(No.50)2006/9/30「左利き講座<左利きQ&A>(1)」
第51号(No.51) 2006/10/14「左手で字を書くために(7)」
第52号(No.52) 2006/10/21「私にとっての左利き活動(7)」
第53号(No.53) 2006/10/28「<左利きプチ・アンケート>第34回
あなたの父母は右利きor左利き?」
第54号(No.54) 2006/11/4「<左利きQ&A>左利きは遺伝ですか?」
第55号(No.55) 2006/11/11「左手で字を書くために(8)」
第56号(No.56) 2006/11/18「私にとっての左利き活動(7)」
第57号(No.57) 2006/11/25「<左利きプチ・アンケート>第35回
新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査」
第58号(No.58) 2006/12/2「<左利きQ&A>(3) 左利きは器用?」
第59号(No.59) 2006/12/9「左手で字を書くために(9)」
第60号(No.60) 2006/12/16「私にとっての左利き活動(8)」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌では、「創刊600号突破記念―私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」と題して、今回も全紹介です。

今回も「創刊600号突破記念」エッセイということで「私が影響を受けた左利き研究家・活動家」について二回目です。
予定では三期を三回でお話するはずでしたが、昔話が伸びてしまいました。
また次回も引き続き続編をお送りします。

第二期「左利きライフ研究家・紙の時代」は、1990-2000年(36-46歳)です。

本文でもふれていますように、生まれて初めての左手・左利き用品となる左手用カメラ、京セラSAMURAIZ2-Lを手に入れて、「人間は自分の身体に合った道具を使うのが一番! 左利きは左利き用の道具を使うべきだ!」と実感し、左利き用品の重要性を当時私のまわりにいた数人の左利きの友人知人に伝えることを始めました。 

そんなときに出会ったのが、『モノ・マガジン』左利き特集号でした。
ここから私の左利きライフ研究家としての活動に拍車がかかりました。

そして、遂に紙の情報誌を出すことになり、現在につながっています。

 ・・・

年をとると昔話が増えてしまいます。
その点は反省ですが、今の時代の人に過去の出来事を伝えるのも年寄りの仕事だと思います。
要は、いかに正確に伝えるかだと思うのです。

きちんと根拠となる事実を列挙し、客観的に「歴史」を綴るように心掛けています。

 ・・・

これを機会に、本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。
(ご登録・ご購読は無料です。ご登録をいただくと毎号メールで送られてきます。読み落としを避けることができます。読む読まないは自由ですし、いつでも好きなときにお読みいただけるので便利だと思います。不要の折には解除も自由です。)

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2021.07.03

左利きの人生を考える(9)見えない差別(2)書写教科書-週刊ヒッキイ第598号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第598号 別冊編集後記


第598号(No.598) 2021/7/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(9)
 見えない差別―個別事例(2)書写教科書」


 


600号☆彡
 ☆彡
☆彡


弊誌もいよいよ600号に近づいています。


このままで行けば、8月7日に到達です。


(ちなみに、翌週の8月13日は「国際左利きの日」でもあります。)


記念に何かふさわしい企画を考えてみようと思います。


「こんなことをやってみたら」というリクエスト、
もしくはご提案がございましたらお寄せください。


レフティやすお


 


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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
  に変更しました。


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引き続き、再配信はしばらくお休みとします。


 


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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第598号(No.598) 2021/7/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(9)
 見えない差別―個別事例(2)書写教科書」
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 以前「ダイバーシティ」という言葉についての様々な文章において
 左利きの観点から見た時に感じた「左利き/利き手差別」とは、


 「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」ではないのか


 という疑問について考える二回目です。


 今回も、個々の事例を挙げて、
 「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」
 としての<左利き差別>について考えてみましょう。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(9)
  ◆ 「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」 ◆
   ~ 個別事例 書写教科書における左利き差別 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ●「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」


「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」
について改めてふれておきます。


 <左利き差別>が
 「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」だ


というのはなぜか、といいますと、


それは、生まれたときから右利き仕様の<右利き社会>に
どっぷりとつかって生活してきた左利きの人にとっては、
その<右利き社会>が「普通」になってしまっていて、
それが実は「差別」なのだ、
という事実に気づいていないのではないか、という現実にあります。


 


前回は「はさみ(ハサミ/鋏)」について書きました。


ハサミは身近にあってよく使うものでありながら、
その実態が正確に理解されていない道具でもあるのです。


「ハサミ」は、刃のかみ合わせであったり、
指を入れる持ち手部分の形状であったり
使用するときに右手で持つか左手で持つかという、
持つ手の左右の違いにあわせて、
「右手用」と「左手用」の2種類のハサミがあるということです。


「右手用」ハサミは、右手で使うときに都合の良い刃のかみ合わせと
持ち手の形状を持っている。
「左手用」ハサミは、左手で使うときに都合のよい物になっている、
というのが実態です。


同様に、世の中の道具や機械の多くは、
それぞれ使用時の手にあわせた設計が為されているということです。


そしてそれらの多くは、常に右手を使う人を想定して作られている、
というのが現実です。


 


しかるに、私たち左利きは、
そういう現実の中にどっぷりつかっているので、
その実態に気づかないまますごしていることが多いのです。


 


 ●「(手で)字を書く」(書字)という行為


そんな<右利き社会>の典型の一つが
「字を書く」という行為でしょう。


昔は「字は右手で書くもの」といわれ、
「書」の先生はみな右手で書くように指導していました。


昔は、左利きの子は、その他の行為や動作でも
右手使いに変えさせられることが多くありました。


特に箸を使うことと字を書くことの二つは、
右使いに変更をさせられる二大行為でした。


 


「左利きは左利きのままで」
と考える親御さんが増えている現代ではありますが、
一部には、
「他のことは左利きのままでいいが字を書くことだけは右手で」
と考える親御さんがいます。


理由は、「字は右手で書くようにできていて、
右手の方が書きやすく、書き順(筆順)も正しく覚えられる」
といったところでしょうか。


私にいわせれば、右手と左手が同等の能力であれば、
右手用ならば右手が都合がいいでしょうけれど、
互いの手に能力差がある場合には、当然異なってきます。


能力の優る方の手を使う方が自然です。


いかに使いやすい道具といっても、能力の劣る方の手で、
字を書くというような複雑な作業をこなすのは難易度が増します。


 


また、利き手には、「能力」以外にも「好み」があります。


「好み」というのは、左右二つある器官の内
どちらを「好んで」用いるか、優先的に使うかというものです。


どちらを使ってもおかしくない状況で、
「つい左手を出してしまう、自然と左手を使ってしまう」
というものが、「好み」といわれる性質です。


この「好み」というものも影響してきます。
字を書くという目的を持った恣意的な行動においては、
そういう「好み」は制御できるかもしれません。


しかし、メモを走り書きするといった状況や、
何となくいたずら書きをするといった場合には、
きっと利き手の方が活躍することでしょう。


自然体であれば、人は利き手を使うものでしょう。


字も利き手で書く方が、
身体的には何かと都合がいいのではないかと考えます。


 


 ●字を書く左利き児童――学校の現場


字を書くと言う行為も、
少しずつ左利きは左手でいいと考える人が増えています。


学校でも左利きの子が
そのまま左手で字を書くことを容認するように変わっています。


ネットで検索しますと、現場の学校の先生方が
独自に左利きの児童のために工夫している例が報告されています。


ネットを検索しますと、
左利き児童のための字の書き方についての研究論文なども
いくつか散見できます。


また、
左手で鉛筆を持つイラストや写真を教室の掲示板に掲揚している、
といった報告も見られます。


 


 ●書写教科書における左利き差別


このように変化が著しい昨今ではありますが、
それでも変わらない差別があります。


<左利き差別>において、
今も生きている最大の差別が、「学校教科書」です。
学校の教科書で、
字を書くことを教える「書写」という科目の教科書があります。


この教科書の内容が非常に問題です。


書字における左利きの存在を無視している事態だ、
と考えています。


過去に弊誌でも再三書いてきました。


色覚障碍者のためにカラーユニバーサルデザインが導入されていたり、
男女差別につながらないように、
男児と女児の両方を姿勢のモデルに使い分けしたり、
それぞれの差別につながらないような工夫がなされていました。


ところが、書字における「利き手」に関しては、
全く無視されていました。


男女のモデルを分けるように、
字を書くときの「鉛筆の持ち方」や「手の位置」など、
「右手例」と「左手例」を併用することは
そんなに難しいことではないはずです。


ところが、まるで「字を書くのは右手」と決まっているかのように、
「右手例」のみ掲載されてきました。


 


これでは、左利きのお子さんをお持ちの親御さんは
不安に陥ることでしょう。


従来のように問答無用で
「左利きは(右使いに)直すもの」とされていた時代なら
それでよかったのでしょうけれど、今は違います。


ところが、肝心の学校の教科書の実態は、
完全に「左利きの存在を否定している」のですから。


 


 ●「受け入れる時代」へ


しかしこの状況にもようやく風穴があきました。


昨年初めて、令和二年度版の東京書籍の小学一年の書写教科書に
「左手書字例」が掲載されました。


また一つ
「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」解消に向けての
第一歩となりました。


まだまだ小さな一歩ですが、変革が始まりました。


参照:『お茶でっせ』2020.2.9
左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」


 


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(画像(1)表紙(2,3)鉛筆の持ち方例(4)毛筆の諸道具の置き位置例(5)左右に両側に配置された文字練習枠例:左手書事例のイラストを付して左利き児童への配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」)


こちらの最後に書いていますように、



『お茶でっせ』2020.2.24
左利き対応への要望は「理不尽なクレーム」か?


 


「●受け入れる時代――教科書採択についての議事録より」


令和2~5年度使用の小学校教科書
【家庭】「東京書籍」採択についての
「掛川市教育委員会定例会議事録」にこうあります。


委員:右利きの包丁の使い方、左利きの包丁の使い方それぞれが
  載っている。
 委員:一昔前なら修正しなければいけないとされたものが、
  現在では多様性、違うものを受け入れられる時代となった。
  今までは駄目と言われたことでも、
  今からは受け入れる時代になっていることがしっかりわかった。

 


信に微々たる足取りではありますが、
学校教科書にも確実に変化が始まっています。


 


 ●物事の「理解」について
 
ここでもう一度、物事の「理解」について考えてみましょう。


『お茶でっせ』2019.12.2
渡瀬謙の新刊『トップ営業を生み出す最強の教え方』を読む


の中で私はこんなことを書いています。


 ・・・


◆人間には三種類ある


人間には三種類あるといいます。


(上の人)初めからわかっている人
(中の人)教えられて気づく人
(下の人)教えられてもわからない人


『論語』やアリストテレス『ニコマコス倫理学』や
江國香織の小説『こうばしい日々』に登場します。


洋の東西を超えて、人間の評価として考えることは同じ、
ということでしょう。


 


◎:上の人
論) 生まれながらにして知る人
ニ) 自ら悟る人
こ) はじめから知っている人


○:中(次)の人
論) 学びて知るもの
ニ) 語る人に耳を傾け従う人
こ) 途中で気がつく人


×:下の人
論) 困(くる)しみて学ばざる民(たみ)
ニ) 自ら悟ることもなく、
   他人の言葉を聞いて心に刻むこともない人
こ) 最後までわからない人



◎ 初めから分かっている人
 ↓
○ 言われて気付く人
 ↓
× 最後まで学ばない人


まあ一応、これは倫理的な意味での評価ということになります。


 


*(注)人間の三種類について


・『論語』【季氏 第十六】(9)
――道徳(人の道)についての理解のしかたで4段階に振り分ける


《孔子曰く、生まれながらにして之を知る者は、上なり。(以下略)》


『論語 増補版』加地伸行/全訳注 講談社学術文庫 2009/9/10


 


・『ニコマコス倫理学』「第一巻 第四章」
――ヘシオドス『仕事と日々』からの引用


《あらゆることを自ら悟るような人は、もっともすぐれた人(以下略)》


『ニコマコス倫理学(上)』アリストテレス/著
渡辺邦夫・立花幸司/訳 光文社古典新訳文庫 2015/12/8


 


・『こうばしい日々』
――黒人の教師が、アメリカに移住してきた日本人少年に話した、
 人種差別に関しての言葉


《「一つのことを、はじめから知っている人もいるし、(以下略)》


『こうばしい日々』江國香織/著 新潮文庫 1995/5/30


 ・・・


◆技術と技能の違い


次に、私は工業高校の出身で、
今でも覚えていますが、最初に専門の授業で教えてもらったのは、
「技術と技能の違い」でした。


「技術」とは、言葉で教えることができるもの
「技能」とは、言葉だけでは教えられないもので、
 身をもって獲得するもの


そういう意味の説明でした。


例えば、野球で変化球の投げ方をこう握ってこう投げる、
と言葉で教えることはできますが、
実際に投げられるようになるためには、
自分のからだで投げてみて練習しなければ身につきません。


頭で覚えるのが技術なら、身体で覚えるのが技能、
という説明もできるかもしれません。


 ・・・


先の左利きの人の<右利き社会>での
右利き仕様の道具・機械類についての現状理解に関しても、
この3種類を当てはめることができるのではないでしょうか。


「右手(右利き)用」だと、
 (上)最初から知っている(気付く)人
 (中)教えられて気付く人
 (下)教えられても気付かない(理解できない)人


 


ハサミの構造の違いは、教えることができることで、技術的な面。
ハサミを「つい利き手で使ってしまう」という事実は、技能的な面、
といえるでしょう。


 


前回、昔、私が左利き差別の問題として
道具類の右利き仕様一辺倒について問題提起するたびに、
右利きの人たちからいわれた言葉として
「右手を使えば済む問題」という話題を出しました。


この辺の理解の欠如を考えていますと、
ものごとの理解の問題としての上に述べました「人間の三種類」や、
「技術と技能の意味の違い」といったことを
思い浮かべてしまうのです。


 


一見単純に見えることでも実際に真の理解を得るためには、
相当な困難があるということです。


<左利き差別>が
「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」だ
という事実をしっかり肝に銘じた上で、
取り組んでいかなければならない、と改めて言い聞かせているのが、
昨今の私です。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(9)
 見えない差別―個別事例(2)書写教科書」
と題して、今回も全紹介です。


 ・・・


本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。


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2021.06.19

『左組通信』復活計画[7]<左利きプチ・アンケート>全公開(7)第9回-週刊ヒッキイ第597号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第597号 別冊編集後記

第597号(No.597) 2021/6/19
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その16)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [7]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(7)第9回」

 

600号☆彡
 ☆彡
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弊誌もいよいよ600号に近づいています。

このままで行けば、8月7日に到達です。

(ちなみに、翌週の8月13日は「国際左利きの日」でもあります。)

記念に何かふさわしい企画を考えてみようと思います。

「こんなことをやってみたら」というリクエスト、
もしくはご提案がございましたらお寄せください。

レフティやすお

 

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・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
  に変更しました。
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引き続き、再配信はしばらくお休みとします。

 

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第597号(No.597) 2021/6/19
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その16)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [7]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(7)第9回」
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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [7]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(7)
第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の16回目です。

 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『レフティやすおの左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させる、の7回目です。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その16)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [7]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(7) 
  第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(7)

今回も、
アンケート作成サイト<プチ・アンケート>のサイトから
削除され、現在見ることのできない初期のアンケートのうち、
「第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか」を紹介します。


アンケート投票者による「ご意見ボードへの書き込み」の転載は、
著作権等の観点から今回は割愛しました。
ご了承ください。

 

 ●左手(左利き)用ハサミについて

5月の弊誌

第594号(No.594) 2021/5/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(7)
 ダイバーシティと左利き」

で、最近よく耳にする「ダイバーシティ」に関する記事のなかでも
無視されていることが多い左利きについて、
「忘れられていないか、左利き」と紹介しました。

その中で今回取り上げる「左手用ハサミ」を例に
左利き自身も気付いていないのではないかと思われる
左利き差別について書きました。

私の子供時代は、
ハサミ(はさみ/鋏)といえば、基本的に「右手用」オンリーでした。

その後、成長するとともに
「左手(左利き)用ハサミ」というものがあるらしい
とは知りましたが、あくまでもそれは、
一部の専門家の使う「特別なもの」という印象でした。

当然、私のまわりには「左手用ハサミ」などありませんでした。
「左手用ハサミ」など見たこともないというのが本当のところでした。

そういう背景があってこのアンケートとなった、というわけです。

 

 ●第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか

210618enq9

(画像:今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>の「第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか」のページのヘッド部分)

 

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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
 
  <左利きプチ・アンケート>
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(初出)2004.11.6(最終)2005.8.30/2007.11.16
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<左利きプチ・アンケート>

第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか

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左手(左利き)用ハサミを知っていますか

左利き用の道具として最初に手にするものはハサミではないでしょうか。
昨今では、保育園や幼稚園、あるいは小学校などでハサミの購入に際し、
右手用と左手用のどちらかを選択できるそうです。
「お茶でっせ」の記事や「左組通信」の
「左利きphoto gallery〈HPG3〉左手用(左利き/左きき用)
 はさみ・ハサミ・鋏 (SCISSORS FOR LEFTHADERS) コレクション」
でも紹介したように、
色々な「おけいこハサミ」なるものも発売されています。
私が左利きの人のためのハサミ、左手用のハサミの存在を
初めて知ったのは、箱崎総一氏の「左利き友の会」が
新聞などに取り上げられて話題になった、
1971年頃のことと記憶しています。
しかし、実際に手にしたのはさらに20年が過ぎた1991年のことでした。
思い出話はこれぐらいにして、本題に。

貴方は左手用/左利き用のハサミを知っていますか、
使ったことがありますか、持っていますか。

以下の中から最もふさわしいものをひとつ選んでお答えください。
(持っているが使っていない場合でも
「3持っている」に投票してください。
認知度についての調査ですので、使用状況を調べるものではありません。
買った時点では知らなかった―間違って買った―場合でも「持っている」
状況では、「知っている」より上の認知度と判断します。)

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。
ご自身でご自分の利き手をどちらか判断した上で投票してください。

*一言言わせて、というお方は投票後に表示されます
一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。
もっと言わせて、というお方は掲示板もご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

 

1 (右利きの人)知っている
2 (  〃  )使ったことがある
3 (  〃  )持っている
4 (  〃  )知らない
5 (左利きの人)知っている
6 (  〃  )使ったことがある
7 (  〃  )持っている
8 (  〃  )知らない

 

結果/ご意見ボードを見る

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投票結果(初出締切時)

実施期間2004.10.10-11.6(4週間) 総数23(右5:左18)
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1 (右利きの人) 知っている   4
2 (  〃  ) 使ったことがある 0
3 (  〃  ) 持っている   0
4 (  〃  ) 知らない   1
5 (左利きの人) 知っている   3
6 (  〃  ) 使ったことがある 3
7 (  〃  ) 持っている   12
8 (  〃  ) 知らない    0

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ご意見ボードへの書き込みに対するコメント

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2021.6.15(追記)

「第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか」アンケートの
「ご意見ボードへの書き込み」とそれに対する「私のコメント」
を要約しておきます。

また、当時の私の左手ハサミに関する意見も転載しておきます。

 ・・・

【ご意見ボードへの書き込みと私のコメント要約】

・右手用を右手で使う左利きさん――
  左用を意識したことがない、成人してから知った
  農作業用の剪定ハサミを使う場合、左でも右でも使うことができる

――(私のコメント)
  左利きのひとでも右手で右手用のハサミを使う人がいることは
  頭では知っていましたが、実感として把握していませんでした。
  右利きの人でも左手で使えるから「左手用」のハサミと表記すべきだ
  と主張する私としては、
  左利きでも右手でつかえる「右手用」のハサミの存在を
  忘れていたのは、間抜けでした。
  こういう色々な方の意見を知ることができるので、
  このアンケートは非常に有用です。
  (変な自画自賛でごめんなさい。)ここにもひとつ、
  「一様でない左利き」という左利きの問題を考える際の
  難しい点が浮き彫りにされたような気がします。ly

 

・ハサミに関しては「両(手)使い」の左利きさん
  自分以外の家族が使う右用のハサミを
  取った方の手で使うことに慣れているので(ハサミは両手使い)
  改めて左用ハサミを買ったがかえって使いにくかった…

――本来「両利き」はありえない、というのが私の考えで、
  このようにどちらの手でも使えるという場合は「両使い」
  と私は呼んでいます。
  「利き」というのはどちらかがより「利く」という意味で、
  左右の体のどちらかに優越性があることを指す言葉
  と解釈しています。
  どうしてこのような体の偏側性=偏りが生まれたのかというと、
  いざというときに反射的にどちらか一方に避けることによって
  生存率が高まったから、という説があります。
  先にも申し上げたように、
  長年右手用のハサミを左手で使ってきた人の場合は、
  左手用を使うためには少し慣れることが必要です。
  これからは右手では右手用、左手では左手用を使うように
  されてはいかがでしょうか。
  これは右利きの人でも同様で、これが「正しい使い方」です。ly

 

・持っていたが使いこなせなかったという左利きさん――
  左利きだからとプレゼントされたが、
  それまで右利き用しか使ったことがなく、使いこなせなかった

――このような人向けに出ているのが、
  「握りの部分は左手用で刃の合わせは右手用」と同じという
  「右刃左足」等(*注1)と呼ばれるもので、代表的なのは
  「HPG3左手用・左利き用はさみコレクション」(*注2)にも
  掲載しているフィスカースのハサミです。
  これぞまさに「左利き用」と呼ぶべきものかもしれません。ly

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(画像:刃の合わせは右手用で持ち手(柄)部分が左手用のフィスカース・ハサミ
    刃も持ち手も左手用の裁ちばさみと刃は右手用で持ち手が左手用のフィスカース・ハサミの比較)

 

(*注1)参照:
左手用ハサミの解説「柄左手鋏」と「総左鋏」 - 美鈴ハサミ株式会社
http://www.misuzu-hasami.co.jp/catalog/hidarite/hidarite-erabu.html

・左手用のハサミには「柄左手鋏」と「総左鋏」があります。
柄左手鋏は柄(足)のみが左手用になっていますが、
刃は普通の右手用のハサミと同じです。
総左鋏は柄(足)が左手用で、刃も逆のものになっています。
(右手用を鏡で映したように)
・右手用ハサミを使ってみる
・柄左手ハサミを使ってみる
・総左手ハサミを使ってみる

――左手用ハサミの選び方を丁寧に解説していて、参考になります。

(*注1)参照:
庄三郎 裁ちばさみ 足左利 260mm 01-450
ブランド: 庄三郎
―柄だけが左手用になっている(刃は右手用)裁ちばさみ

 

(*注2)
 「HPG3左手用・左利き用はさみコレクション」は、
 今は亡き私の左利きホームページ『レフティやすおの左組通信』の
 一コンテンツ。私の持っていた左手用ハサミのコレクションです。

 

・左用を使っている左利きさん――
  右用より使いやすいです

――この使いやすさを、一人でも多くの人に知っていただきたい
  と私は熱望しています。まだまだ商品の存在は知っていても、
  手に入れにくい事もあり、使ったことがないまま、
  その良さを実感されていない方が少なくないと思います。

  先の方のように、慣れない為に良さを実感できない
  という方もいます。しかし使ってみて欲しい。
  最初戸惑いもあるかもしれませんが、
  使っているうちに必ず良さがわかっていただけるもの
  と確信しています。やはり自分の体にあったものが一番です。
  左手使いの左利きの人には左手用の道具が一番です。
  私はそう思っています。もしハサミで実感できなくとも、
  ハサミに限らず、色々な左手用にチャレンジしてみてください。
  必ず「これは」というものに出会えるはずです。
  そして左手用の道具の良さがわかってくると思います。ly

 

・メーカーの宣伝不足を指摘する声――
  サイトでも自社の左手用の製品を紹介していないケースがある。
  全般に宣伝不足な感じがする。

――左手用ハサミの宣伝の一環として、メーカーさんにお願いしたいこと
  クツワの「左手用学童ハサミ」には、「使用上の注意」に、
   ・このはさみは左利き用です。
   ・左利き用ですので右利きの方がご使用される際は
    切りにくい場合があります。
  という断り書きがあり、親切だという話は

  「お茶でっせ」10.25「クツワの左手用学童ハサミ」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2004/10/post_8.html

  に書いたのですが、
  右手用にも同様の表記が欲しいと思います。
  そうすれば、左利きの人の場合、
  右手用を左手で使っているから切りにくいのだ
  ということがわかります。
  これは重要なポイントだと思うのですが…。
  メーカーさんにお願いしたいものです。ly―(2004.10.30)―

・小学生時代に左手用裁ちばさみを買ってもらった左利きさん
  初めて刃の合わせが反対なことを知った。が、使えなかった。
  右手用を左手で使って、
  持ち手の指の形状が右手用になっているため、
  左手で使うと指が痛くなる右手用をまた使うことになり、
  悲しかった。

――悲しいお話です。こういう方は少なくありません。
  左て用は、私も最初は使いにくさを感じました。
  でも、しばらく使うと慣れます。右手用に慣れたように。
  で、良さがわかりますよ、きっと。
  右利きの人はこんなに楽してたんだって実感すると思います。
  左利きはこんなふうに人の倍の努力を強いられます。
  それだけは右利きの人に知っておいて欲しいなと思います。
  本人が意識している、自覚しているかどうかは別にして、
  そういう目に見えないところで努力している―
  あるいは努力を強いられている?―
  人にはそれなりの敬意を持って接して欲しい。
  これは何事においてもそうで、自分もそうですが、
  なかなか他人にはわからない部分が多く、
  気付かないケースもあります。
  しかしできるだけ思いやる気持ちを持てるように
  努力したいものです。ly―(2004.11.13)―

・中学生のお子さんを持つ親御さん――
  長男(中学1年)のクラスは33人ですが、
  そのうち左利きの子は知っているだけで5人。
  ところが、文房具店に置いている左手(左利き)用ハサミは、
  子供用だけ、なんか変。
  もっと左利き用の道具が増えてもいいと思います。
   06/04/17 15:25:44

【投票結果について】

 

実施期間2004.10.10-11.6(4週間)
投票総数23(右利きの投票者:5/左利きの投票者:18)

最多投票:
1 (右利きの人)知っている ・・・・・4
7 (左利きの人)持っている ・・・・12

右利きの人は、左手/左利き用のハサミを持っていないが、
左利きの人では持っている人が多い

サンプル数の少なさからこれといった結論を出すことはできませんが、
ひとつの傾向としていえることは、やはり当然といえば当然ですが、
右利きの人で左手/左利き用のハサミを持っている、
という人は少ないようです。

知らない、という回答も一票ですがありました。

身近に左利きの人でもいない限り、
興味を持つことも少ないのは仕方ないことでしょう。

一方、左利きの人では、持っているという方が多数を占めています。

ある意味では当然ともいえますが、
これだけ普及が進んでいるということはうれしいことです。
それぞれのメーカーさんの努力の賜物といえるかもしれません。

特に子供用のハサミでは、右手用と同一価格で販売している製品も多く、
普及を促進する結果につながっていると思います。
小学校や幼稚園・保育園での斡旋もあり、
子供用のハサミの普及は目覚しいものがあると思われます。

左利きの人の中には、右手で右手/右利き用のハサミを使う人も
少なくないことがわかりました。
これは、やはり左手では使いにくかったことが原因のひとつのようです。

そして、左利きの人と一口に言っても、
一くくりにはできないという事の証でもあります。

 

【やっちゃんの感想:左利きの子供とハサミ】

●左利きの子に左手/左利き用ハサミを持たせるべきか

子供用に関しては、
目覚しい普及ぶりを見せる左手・左利き用ハサミですが、
反面、左利きの人が身近にいない、
左利きに対する知識の少ない人のあいだでは、
まだまだ左利きの子に
左手/左利き用ハサミを使わせることに迷いを感じる人もいるようです。

 

曰く、小さいときから左手用を使っていると、右手用が使えなくなり、
社会に出たときに、左手用がない場合に困るのではないか。
常にマイ左手用ハサミを持ち歩かなければならないのでは、
という不安です。

しかし、これも社会のあり方が変化しているわけですから、
次第に問題にならなくなってゆくものです。
現実に、学校でも左手用のハサミが常備されているところが増えている、
請求があれば左利きの社員用に経費で左手用ハサミを購入する事業所も
増えている、と聞いています。

また、確かに右手用を左手で使うと切りにくいことは事実ですが、
その時は右手で使ってみてもいいのです。
あるいは、かつての子供達のように、
ある程度は自然使えるようになるものでもあります。

さらに仕事で必要ということになれば、
当然自分専用の物を使うようになるでしょう。
その場合は、価格の問題だけが残ります。
これも、使用者が増えてくればある程度は改善されるもの
と期待しています。

 

●自分にあった道具を使うことは子供に自信を与え、生きる力を与える

小さい頃から自分の手にあった物を使う便利さ、心地よさを知ることは、
自分の能力を最大限に発揮することが可能になり、
自分自身に対する自信をつけ、
物事に積極的に取り組む子供を作ることにつながります。

右手用のハサミを左手で使うのが当たり前だった、私の子供の頃は、
ハサミが切れないのは自分の不器用のせいと思い込んでいました。
ハサミが右手用のもので、そのせいで切れなかったのだと気付いたのは、
三十も半ばを過ぎて、初めて左手用のハサミを使ってからでした。

左手用のハサミと右手用のハサミがどう違うのかさえ
知らなかったのです。

刃のかみ合わせが違うということ、
それは手の動きの違いによる
力の入れ方の違いに対応しているものなのだ、
ということもその時に知りました。

他にも、片刃の小刀や野球のグローブのことなど、
左利き用品を持たないことで行動が制約されることが
少なくありませんでした。
結果的に消極的な子供になった一因が、ここにあるような気がします。

―2005.2.3―

※左手・左利き用ハサミについては、
左利きphoto gallery〈HPG3〉左手用(左利き/左きき用)
 はさみ・ハサミ・鋏 (SCISSORS FOR LEFTHADERS) コレクションを
ご参照ください。
※左利きのお子さんへの対処については、
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
―レフティやすおの左利き私論 3―をご参照ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

――次回は、引き続きアンケートの消去分から、
  「第10回 過去のアンケートで最も興味深いのは何ですか」
の紹介を予定しています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その16)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [7]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(7)第9回」
と題して、
今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』から、メインコンテンツの一つ<左利きプチ・アンケート>から「第9回 左手(左利き)用ハサミを知っていますか」の回を全転載。

今回は、2004年当時の結果とコメントを紹介しています。
現時点での新たな追記はありませんので、全紹介です。

 ・・・

本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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2021.06.05

左利きの人生を考える(8)見えない差別~ -週刊ヒッキイ第596号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第596号 別冊編集後記

第596号(No.596) 2021/6/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(8)
 見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第596号(No.596) 2021/6/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(8)
 見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前号は、『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画で、

 「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」

 として発行しました。

 今回は、また元に戻り通常の発行です。

 

 前回は最近よく耳にする言葉「ダイバーシティ」について、
 左利きの観点から見たお話でした。

 その時に感じた「左利き/利き手差別」とは、

  「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」ではないのか

 という疑問をもう少し突っ込んで考えて見ようと思います。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(8)
  ◆ 忘れられていないか、左利き ◆
   ~ 「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「Black Lives Matter」から考えたこと

前回参考にしたサイトの一つである

Black Lives Matter(BLM)とは・意味 (IDEAS FOR GOOD)


「All Lives Matter(すべての命が大切)では?という声」
という節で、

Black Lives Matter運動が続くなかで、
  All Lives Matter(人種に関わらず、すべての命が大切)という
  スローガンを掲げる人たちも現れている。
  もちろん、すべての命が大切であることには違いないのだが、
  ここで「結局すべての命が大事なのだからAll Lives Matterで
  良いじゃないか」と言い切ってしまっていいのだろうか。

とあり、それは、

今回考えるべきなのは、「これまで黒人の命が軽んじられ、
  排他されてきた」という事実があり、それに対抗して
  この運動が起こっているということだ。
「みんな」を持ち出すことで
  本当の問題が見えづらくなってしまうことがある。
  今回の場合とくに、「黒人の命が軽んじられてきた歴史」に
  きちんと目を向け、解消していかなければならないという点で、
  All LivesではなくBlack Lives Matterということに
  意味があるのではないだろうか。

とありました。

 

「左利き」差別問題も同じだと思うのです。

長年「左利きの人たちが軽じられてきた」という歴史があって、
これにきちんと目を向けて欲しい、という気持ちが私たちにはあるのだ、
ということです。

 

 ●左利き差別の問題

私が以前、右利きの人に「左利き差別の問題」を訴えたときに
よく言われた言葉にこういうものがあります。

「左利きゆえに色々と不便なことがある」という私に対して、
「右手もあるのだから、右手を使えば済む問題だ」というのでした。

例えば機械類で――例として自動販売機を上げてみましょうか。

多くの自動販売機では、
コインの投入口は向かって右側にあります。
商品の選択スイッチのボタン類も
向かって右側に並んでいるものもあります。
おつりの返却もそうです。

商品の取り出しもものによっては、左手で扉を左側に開き、
右手で取り出すようになっているものもあります。

カップ式のジュース類などの自販機がそうです。

コインを投入したりおつりをとったり、
向かって右側にあるスイッチ類を扱うのも、
右利きの人にとっては自然な動作でしょう。

 

しかし左利きの私には、
これらの一連の動作はみな左手で行うのが自然な動作になります。

右手でちっぽけなコインを扱うのも結構大変ですし、
向かって右側にあるというだけの理由で、
スイッチやボタン類を扱うのも右手を使うのは、
不自然な動作であり、スムーズにこなすのは難しくはないとしても、
できるできないではなく、意識しなければ思い浮かばない動作です。

無意識に――本能的に、といってもいいかもしれません
――行える動作ではありません。

もちろん、その気になれば
この程度の作業ができないわけではありません。

実際に私は、駅を出るとき、
あらかじめ右手に切符を持って改札機を通るようにしています。

とはいえ、これは
「あらかじめそのように準備している」
という過程を経ています。

意識的に行っている行為なのです。

 

しかし、右利きの人では、どうでしょうか。

そういう意識するしないに関わらず、
「自然な動作ですべてこなして行ける」のではないでしょうか。

そしてこれは、左利きの人が左手で行うときと同じです。

 

意識的に行うか、無意識で行えるか、
この「違い」=「差」が、まさに「差別」そのものなのです。

 

 ●気がつかない差別

このような「差」があるという事実があるにもかかわらず、
私たちはその「差」に気付かないことが多いのです。

右利きの人が気付かないというは、
ある意味では致し方ないことかもしれません。

「当事者でなければ気がつかないこと」というのは、よくあります。

しかし、時に「当事者である左利きの人自身が気がついていない」、
という事実もあるのです。

ここに、左利き差別の問題の重要なポイントがあります。

 

左利きの人は、生まれたときからこの「右利き社会」に住んでいます。
右利きの人に優しい、右利き優先の、右利きに偏向した、
右利き仕様に基づく社会に。

 

そういう状況で暮らしていますと、
右利き仕様が「普通」になってしまい、実はそれが「右利き仕様」だ、
という事実に気付かなくなってしまうのです。

私の子供の頃を思い出せば、ハサミ(はさみ)がそうです。

一般に販売されているものは、みな「右手用」のハサミだったのです。
子供用であれ一般用であれ、右手に持って使うときの自然な動きで、
切りやすくなるように設計された製品だったのです。

それを左手で使うと当然切りにくくなります。

ところが、私はそんなことは知らず、
「ハサミとはこういうものだ」と思い込んでいたのです。

まわりの子供たちがスイスイ切っているのは、みな器用だからで、
私はぶきっちょ(不器用)なのでうまく使いこなせないだけなのだ、と。

だって言うじゃないですか、
「馬鹿とハサミは使いよう」と。

 

ハサミだけではなく、同じ事がそれぞれに言えます。

 

 ●ハサミ(はさみ)における認識

「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」となっている
<左利き/利き手差別>について、
ハサミ(はさみ)からもう少し見ておきましょう。

先ほども書きましたように、
ハサミ(はさみ)には、「右手用」と「左手用」があるのです。

「右利き用」と「左利き用」という人もいますが、
正確には「右手用」と「左手用」です。

もしくは、単に「右用」「左用」でも良いでしょう。

(左利きでも右手で使う人もいますし
 ――「左ききの道具店」の店長さんもその一人(*)、
 その逆もあるかもしれません。
 私も昔は左利きだけど右手用を使っていましたしね。)

*参照:
左利きとハサミの、ちょっとややこしいお話。 左ききの道具店 2018/08/31 09:41

左ききの道具店の店長である私も左利きですが、
 ハサミに関しては「右手用」を「右手」で使っています。

 

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(画像:左手用と右手用ハサミの違い――刃のかみ合わせが逆になる)

 

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(画像:左手用と右手用ハサミの違いの例――レイメイこどもはさみ)

 

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(画像:左手用と右手用ハサミの違いの例――ALHで購入した左右がセットになっている爪切りハサミ)

 

「右手用ハサミ(はさみ)」=
 右手に持って切るときに切りやすい設計になっています
 上にくる刃(人差し指以下の指で操作する)が右側にあり、
 下からくる刃(親指で操作する)とかみ合って切ることができます
 (右手の)親指と人差し指以下の指を握り込むことで、
 上下二枚の刃がそれぞれ他の刃とかみ合う方向に力がはいります
 上から見ますと、上の刃の内側の右側に切り取り線を合わせることで、
 切り取り線にそって切りことができます

 

「左手用ハサミ(はさみ)」=右手用の逆で、
 左手に持って切るときに切りやすい設計
 上にくる刃(人差し指以下の指で操作する)が左側
 下からくる刃(親指で操作する)とかみ合って切る
 (左手の)親指と人差し指以下の指を握り込むことで、
 上下二枚の刃がそれぞれ他の刃とかみ合う方向に力がはいる
 上から見ると、上の刃の内側の左側に切り取り線を合わせることで、
 切り取り線にそって切りことができる

 

この「右用」と「左用」文具の違いについてのサイト
(表記が「右利き用」と「左利き用」になっていますが、
 多分、この方が理解しやすいのではないか、
 という判断なのでしょう。)

2015.06.12
左利き用の文房具あれこれ・・・右利き用との違いとは? [目次contents]
一番求められている左利き文具はズバリ...
左利き用はさみの秘密は「刃のあわせ方」にあり
カッターナイフはスライダーに工夫
定規では数字のふりかたに工夫

 

150612migiteyou-wo-hidartede-987 

(画像:右手用を左手で使うと――コクヨのサイトより)

150612hidariteyou-wo-hidaritedekirutokor

(画像:左手用を左手で使うと――コクヨのサイトより)

 

上記サイトのハサミ(はさみ)の違いについて説明より――

なぜ、刃の合わせを変えるかというと、理由は2つあります。
  1つ目の理由は、紙を切っているところ(切り口)を
  見えるようにするためです。
2つ目の理由は、指の動きに合わせたかみ合わせにすることで、
  力を伝えやすくするためです。
  右利きの場合、親指は左方向に押すようにハンドルを握り、
  残りの指は右に引っ張るように握ります。
  そうすることで、切り口部分の刃のかみ合わせが締まり、
  よく切れます。
  しかし、左利きの人が右利き用のはさみを使うと、
  力の向きが左右逆に伝わってしまい、
  切り口の刃のかみ合わせを広げることになり、切れ味が悪くなります。
  ここが左利き用はさみの最大のポイントです。


昔のかみ合わせのいい加減な安物ハサミの「右用」を左手で使うと、
紙をはさんでしまうだけで、切れないということが多々ありました。

 

 ●「右手でも左手でも使える<両利きハサミ>」?

(略)

 ●実態を広く知らせる必要がある

(略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(8)見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」と題して、
「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」となっている<左利き/利き手差別>についてハサミ(はさみ)を例に考えてみました。

前半部分のみ転載しています。
後半部分は、本誌誌上でご確認ください。
(ご購読者を増やしたいという思いがありますので、全面公開は避けました。ご了承ください。)

正直、今ひとつうまく書けません。
元々論理的な頭を持っているわけでもなく、かといってそれを補うために徹底的に考え抜いたというわけでもなく、行き当たりばったりで書いているというのが、昨今の状況です。
昔はもう少し準備もし、計画性を持って取り組んでいました。
その分、今自分で読んでも納得できるような文章を書いていたように思います。

その頃に比べると、今は本当に行き当たりばったりで、読者の皆様には申し訳ない限りです。

 

でもね、言い訳ではないですが、何十年も一つことに賭けてきた人ってそうはいないと思います。
今の自分はもう進化できず退化の一途ですが、それでも何かしら人に届けたいという気持ちはあります。

だから今も続けて発信し続けているのです。

年齢的にも体力的にも落ち続けている日々ですが、もう少し集中力があれば少しはどうにかなるのでは、という思いもあります。
もうちょっとだけ頑張ってみたいと思う日々です。
(応援よろしく!)

ではでは。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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2021.02.08

〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

2月10日の〈左利きグッズの日〉は、
神奈川県相模原市にある左利きグッズを扱う文房具店として有名な菊屋浦上商事が申請、2009(平成21)年に日本記念日協会から認定されました。

元々この「2月10日」は、Japan Southpaw Club(ジャパン・サウスポー・クラブ、略称JSC、川嶋健史さんを発起人として1996年7月に結成されたネット上の左利きの集まり―大路直哉『見えざる左手』巻末資料による)が、2001(平成13)年に「日本の左利きの日」として制定したもので、その後JSCの活動休止状態にともない、立ち消え?状態になっていました。

この「日本版・左利きの日(レフトの日)」に関して、私のパソコンに残っているデータの、かつて存在したJSCのサイト『(0)レ(2)フ(10)ト 02月10日は「日本の左利きの日」』の記述から、日本版の左利きの日を作った理由を要約しますと――
JSCメンバーの放送局のある人物(ラジオのディレクター、きりんさん)が「2月10日」は「0210」と表記するが、これは英語で「左」を表す「レ(0)フ(2)ト(10)」と読め、この語呂合わせによる記念日を発案し、JSCが制定したものでした。

世界的な左利きの日〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉「8月13日」なのですが、日本ではお盆の時期と重なるので、リアルなイベントの実施がむずかしくバーチャルなイベントしか実現できなかった。
そこで日本では別の日を制定したいとJSC内で議論していたところ、上記のようなメンバーによる案が寄せられ、この語呂合わせに感心したという会長・川嶋さんのことばもあり、採用することに決まった、というのです。

個人的にいいますと、私は「8月13日」でいいと思っていました。
でも、ほぼ半年あいていますので、まあ、年に二回あってもいいか、という気になりました。

「8月13日」の〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉も、その創設者は左利き用品販売店の人でしたので、「2月10日」の〈左利きグッズの日〉とともに、基本的に趣旨は同じです。
〈左利きグッズの日〉が、よりグッズの普及面に力点を置いている、といえるかもしれませんけれど。


ちなみにいつも書いていることですが――
「左利きの日」で検索しますと、日本語版Wikipedia等で「8月13日」〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉の制定が、《1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により》となっていますが、これは誤りです。
本当は、アメリカの左利き用品販売店のDean R. Campbellが1976年、開店1周年を記念して、Lefthanders Internationalを設立し、お店の開店日にあたる8月13日を記念日に制定した、ということです。
英語版のWikipedia等にも出ている事実です。

 ・・・

さて、今年の2月10日〈左利きグッズの日〉は、この先代の「日本版・左利きの日(レフトの日)」の制定から20年になります。

コロナ禍による緊急事態宣言下、何かしらのイベント等があるのかどうか、これといった情報は入ってきていません。
まあ、しかたがないといえばそうなのですが、せめてネット上だけでも何かあるといいなあ、と思います。

そういう私自身はどうするのか、と問われますと困りますがね。
アイディアはありません。

他力本願ですが、世の多くの左利きの方々並びに左利きを応援してくださる方々が何かしら行動してくださることを願っています。

 ・・・

私の最近の興味は、私および私たちの世代が、左利きに関して経験してきた事柄や見聞きしてきた事実をきっちりと記録しておくことです。
これらのものはすべて記録しておかないと、私や私たちの世代が死ねば、そのほとんどが失われてしまうものだからです。

そういう観点からこの頃は、たとえば私の消滅した左利きサイト『レフティやすおの左組通信』復活計画に取り組んでいます。
また、「左利き文化史年表(withレフティやすお自分史)」の作成などにチャレンジしています。

ですから私は、2月10日〈左利きグッズの日〉はお休みです。


*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される
・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日”
・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249
・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート
・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知
・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告
・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした
・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉
・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日
・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提
・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む
・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ
・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から
・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
(新生活版)2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
(新生活版)2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり


[カテゴリ] 2月10日左利きグッズの日

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2020.12.19

『左組通信』復活計画[2]<左利きプチ・アンケート>全公開(2)-週刊ヒッキイ第585号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第585号 別冊編集後記

第583号(No.583) 2020/11/21
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その10)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [1]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(1)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第585号(No.585) 2020/12/19
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その11)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [2]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(2)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [2]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(2)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の11回目です。

 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『レフティやすおの左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させる、の2回目です。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

 2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その11)

  ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [2]

 <左利きプチ・アンケート> 全公開(2)

  第1回 左利きイメージ調査
  第2回 左利きで困ったこと/物理的バリア編
 

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 

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(画像:今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』<左利きプチ・アンケート>「目次」ページのトップ部分の画像)

 

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(画像:今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』<左利きプチ・アンケート>「目次」1-13回までの画像)

 

 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(2)

今回からそれぞれのアンケートを結果とともに紹介してゆきます。

今回は、
アンケート作成サイト<プチ・アンケート>のサイトから
削除され、現在見ることのできない初期のアンケートのうち、
まずは第1回と第2回を紹介します。


アンケート投票者による「ご意見ボードへの書き込み」の転載は、
著作権等の観点から今回は割愛しました。
ご了承ください。

 

 ●第1回 左利きイメージ調査

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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
 
  <左利きプチ・アンケート>
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(初出)2004.3.27(最終)2005.11.1/2007.11.16
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<左利きプチ・アンケート>

 第1回 左利きイメージ調査

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あなたは、次の○○○に「左利き」という言葉を当てはめたとき、
二番目の話し手の言わんとする意味をどう解釈しますか?

A 「どんな具合でした?」
B 「彼の振るまいは、まるで○○○のようでしたよ」

 例えば、「天才」とか「英雄」という言葉をあてはめると、
万事うまく行ったことになります―プラスのイメージ。
逆に、「大バカ者」とか「まぬけ」といった言葉を入れると、
ことがはかばかしくなかったことになります―マイナスのイメージ。
さて、あなたの場合は? 次の中からお選びください。

 

1(私は右利きですが)どちらかというと、プラスのイメージ
2(私は右利きですが)どちらかというと、マイナスのイメージ
3(私は右利きですが)特になし
4(私は左利きですが)どちらかというと、プラスのイメージ
5(私は左利きですが)どちらかというと、マイナスのイメージ
6(私は左利きですが)特になし

 

Hidarikiki-ha-kiken

―スタンレー・コレン著『左利きは危険がいっぱい』石山鈴子訳
 “THE LEFT-HANDER SYNDROME”(文藝春秋 1994年1月発行)

を参照の上、アンケートを作成しました。

...

 

------------------------------------------------------------
投票結果(初出締切時) 実施期間2004.3.7-27
------------------------------------------------------------

1(私は右利きですが)どちらかというと、プラスのイメージ 2
2( 〃 )  どちらかというと、マイナスのイメージ 5
3( 〃 )  特になし 3
4(私は左利きですが)どちらかというと、プラスのイメージ 13
5( 〃 )  どちらかというと、マイナスのイメージ 13
6( 〃 )  特になし 7

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 ●結果と「ご意見」について――(2020.12.16記)

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』
2004.3.7 
左利きイメージ調査

2004.3.12 
なんで「左利きイメージ調査」なん?

2004.3.29
第1回「左利きイメージ調査」結果報告

 

 ●第2回 左利きで困ったこと/物理的バリア編

この第2回のアンケートは、前回も紹介しましたが、

R25-2007127

画像(左)送られてきた掲載誌と記事
Image-r25-2007126

画像(右)サイト『R25』のトップページと当該ページを貼付したもの

 

『R25』07年12月6日号(no.170)に当アンケート掲載される
2007年12月6日東京近辺で配布されました
リクルートのフリーマガジン『R25』no.170に、
左利きの記事
「ランキンレビュー/右利きが左利きより多いのはなぜ?」
が掲載され
このアンケート結果の一部が紹介されました。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』
2007.12.6
『R25』左利き記事にコメント掲載される 新生活版

 

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(初出)2004.4.24(最終)2007.11.16/2007.12.8
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<左利きプチ・アンケート> 

 第2回 左利きで困ったこと/物理的バリア編

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物理的バリアとは、
道具や機械、その配置といったシステム全体など、
物理的に改善できうる障壁を指しています。

左利きの人が日常「これは不便だ、これは困った」と思うものは
どんなものでしょうか? 
「これは使いづらい、これはイライラする」など
不満に思うものは何ですか?

右利きの人には
どれが一番に選ばれるかを予想していただきましょう。

大まかな分類をしています。
具体的な品名等ございましたら、投票後に表示されます
一番下の「ご意見ボードへの書き込み」欄へ
「●(選択肢番号)○○(具体的な品名など)/例:1裁縫バサミ」
というふうにご記入ください。
またその理由、あるいはご意見ご感想など
お気づきの点がございましたらなんなりとお書きください。)

今すぐ具体例など思い浮かばないという方は、
「レフティやすおのお茶でっせ」記事 
2004.2.21
「左利きのここが不便、ここが不満」 をご参照ください。

 

1 ハサミ    (一般事務用、工作用、裁縫用など)
2 包丁・ナイフ(調理用のもの、工作用の小刀・
         カッターナイフなど)
3 文具・筆記具(定規、万年筆、芯の硬い鉛筆、ボールペン、
         鉛筆削り、絵の具のパレットなど)
4 調理用具 (ビーター・へら、ピーラー・皮むき、缶切り、
        お玉、急須、片手鍋、ワインオープナーなど)
5 スポーツ用具(野球のグローブ、ヘルメット、ゴルフクラブ、
         手袋など)
6 服・小物 (上着やズボンのボタン・ジッパー・ポケットなど、
        財布、時計、バッグなど)
7 機械類 (パソコンのキーボード・マウス、電動工具、
       自動販売機のコイン投入口、駅の自動改札機など)
8 その他 (ドアの開き・ドアノブ、水道の栓、机、自転車など)
9 右利きの人へ:貴方が一番だと予想するものは何ですか?
  (ご意見書き込み欄に
   「9●(選択肢番号1~8)○○(具体的な品名)」
   のように記入してください)

 

*当アンケートでは、右利きと左利きの二通りに分類しています。

どちらとも分類しにくいいわゆる

両利きといわれる人に関しましては、

あくまで自主的判断でどちらかで投票していただきたいと存じます。

*「右利きだけど、これに関しては左手使いで困っている」
という方は、右利き項目で
その旨投票してくださってもかまいません。
*このアンケートは、
(2004.3.28-4.24)まで(4週間)に渡って実施されました。

 

------------------------------------------------------------
投票結果(初出締切時) 実施期間 2004年3月28日~4月24日
------------------------------------------------------------

1 ハサミ    (一般事務用、工作用、裁縫用など) 5
2 包丁・ナイフ
 (調理用のもの、工作用の小刀・カッターナイフなど) 1
3 文具・筆記具(定規、万年筆、芯の硬い鉛筆、
  ボールペン、鉛筆削り、絵の具のパレットなど) 0
4 調理用具 (ビーター・へら、ピーラー・皮むき、
  缶切り、お玉、急須、片手鍋、ワインオープナーなど) 11
5 スポーツ用具(野球のグローブ、
  ヘルメット、ゴルフクラブ、手袋など)     5
6 服・小物 (上着やズボンのボタン・ジッパー・ポケットなど、
  財布、時計、バッグなど) 2
7 機械類 (パソコンのキーボード・マウス、電動工具、
  自動販売機のコイン投入口、駅の自動改札機など) 10
8 その他 (ドアの開き・ドアノブ、
  水道の栓、机、自転車など)          7
9 右利きの人へ:貴方が一番だと予想するものは何ですか? 0

------------------------------------------------------------

*『レフティやすおのお茶でっせ』
2004.3.28
プチアンケート第2回「左利きで困ったこと(物理的バリア編)」のお知らせ

 

 ●結果と「ご意見」について――(2020.12.16記)

...

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その11)ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [2]<左利きプチ・アンケート> 全公開(2)」と題して、今はなき私のホームページ『レフティやすおの左組通信』から<左利きプチ・アンケート>の第1回と第2回のアンケートを結果とともに紹介しています。

ここでは省略していますが、当時のコメントだけでなく、2020年時点でのコメントを付けています。
気になる方は、ぜひ弊誌の定期購読をお願いいたします。

 

まだ始めたばかりのアンケートで、受付期間も短かったせいもあり、あまり多くの投票をいただけていないので、参考程度にしかなりません。
しかし、それなりに見えてくるものもあるかと思います。

またいずれ機会があれば改めてアンケートを作成してみたいものです。

あるいは、他の人が試みる事もあるかもしれません。
何かのきっかけになれば、幸いです。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2020.08.26

「キャンペーン・左手でも写真が撮れるカメラを作ってください」について思うこと

左利き仲間のガボちゃんから教えていただいた情報です。

2020年8月24日
もう少しで

 

「キャンペーン・左手でも写真が撮れるカメラを作ってください」 というのをやっているそうです。

 

 ●右利き(偏重/優先)社会への提言としてのキャンペーン

「キャンペーン・左手でも写真が撮れるカメラを作ってください」
--

発信者:roberto celi 宛先:Canon、Nikon、Fujifilm、Olympus

 

現在販売されている写真撮影のための機材は、全て右利きの人に向けて作られています。そのため障害があって右腕や右手が使えない人は、仕事や趣味に関わらず写真を撮ることが難しい状況にあります。

 

大手のカメラメーカーでこの問題を解決しようとしている企業は、まだひとつもありません。プロ仕様や初心者向けなど、カメラの種類に関わらず左利き用のカメラは販売されていません。

 

左利きの人や左手しか使えない人がシャッターボタンを押したり、設定を変えるためのモードダイヤルを操作できるブラケット(補助具)さえも販売されていないのです。

 

私のパートナーは、レガッタ(ボート・レース)の写真家ですが、脳卒中により右半身が麻痺し動かすことができなくなってしまいました。彼女が情熱を注ぐ仕事続けられるよう、私がブラケットを作ってみたのですが、露出とフォーカスを自分で操作できるものはまだ作れていません。
https://imgur.com/a/0KENUs3

 

彼女の仕事は、こちらでご覧いただけます。
http://www.forevelspezia.it/

 

世界的なカメラメーカーであるキヤノンさん、ニコンさん、富士フイルムさん、オリンパスさんにお願いです。集まった署名に応えて、左利きの人や何らかの理由で左手しか使えない人が写真を撮れるような解決策をぜひ検討してください!

--

一か月ほど前に始まったもので、すでに約5万人が賛同しています。

発信者および賛同者のコメントなど見ていましても、私には私なりに言いたいことが色々ありますねえ。

こういう左利きの存在を無視したような右利き偏重の社会のあり方に対する要求というものは、必要だし大切なことだとは思います。

ただ、どうもそれだけではない、割り切れない部分も私の中にはあるのです。
その辺の所はまた後ほど。

 

こういう意見――要望は過去にもありました。

例えば、昔ネット上の左利きの会「ジャパン・サウスポー・クラブ」というのがあり、そこで、私が左利きに目覚め、左利き活動を始めるきっかけとなったカメラ「京セラ・サムライ SAMURAI」の左手用「Z-L/Z2-L(廉価版)」を復刻しようという運動がありました。
結局、デジカメの時代になったということもあり自然消滅したようですが。

またネット上のいろんな掲示板等でもこういう要求といいますか、希望の表明は結構ありました。

それはそれでいいのです。
必要なことでもあるでしょう。

ただ私の思うに、この要望や賛同者のコメントを読んでいますと、私の心に痛い部分が見つかるということです。

それはなぜかといいますと――。

 

 ●私の心の痛い部分――メーカーの努力が報われていない部分もあるのでは?

それは、メーカーの努力が明らかにされていない点です。

キャンペーンの発信者のことばでも賛同者のコメントでも、メーカーさんが何もしていないように聞こえます。

実際のところ、メーカーもそれなりに努力をしてきた、という事実があります。
これだけは書いておかなければいけない重要なポイントだと思います。

このキャンペーンの要求の宛先に挙げられているカメラ・メーカーでも、いくつかの試みが行われていた、という事実です。

私が知っている範囲で書きますと(このブログで紹介してきました、下の参照欄)――
キヤノンでいいますと、これも私の持っている左右対称形コンパクト・カメラ「キヤノンPowerShot N」およびその次世代改良版「N2」がありました。
レンズのまわりに配置されたシャッター・リングを押すので、左右どちらの手でも使えます。
両手で構えても使えますし、小型なので片手でも撮れます。

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富士フイルムは、チェキというインスタントカメラで、《右手と左手で撮る写真は、きっと同じじゃない》というキャッチ・コピーで左右二つのシャッター・ボタンを装備した「instax SQUARE SQ10」を発売しています。

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今も次世代機として、「instax SQUARE SQ20」があります。

オリンパスでは、左右共用一眼タイプ・スマホ利用カメラ「Olympus Air A01」というカメラが発売されました。

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他にも、シャッター・ボタンを左右に装備したカメラというのを聞いたことがありますし、カメラ自体は右用でも、タッチ画面を採用し、左右どちらの手でも液晶画面を指でタッチすることでシャッターがきれるという機種もありました。

というふうに、必ずしも左利き専用ではないけれど、メーカーさんもまったく努力していないというわけではありません。
特にこの点を強調しておきたいものです。

確かに、現状では左利き対応カメラはほとんど存在していないかもしれません。

しかし、かつて何度も各社が工夫した製品を発売してきたという事実は、忘れてはいけないと思います。

決して発信者や賛同者の一部の人が言っているような、悲惨な状況ばかりだったわけではない、ということです。
それなりにメーカーさんも努力していたのです。

ところが、その努力に報いるだけの売り上げという実績を残せなかった、というのが現実でした。

誰が悪いのかはわかりません。
でも、結局、最終的に買わなかったのは、ユーザーとして期待されていたであろう左利きの人だと思うのです。

理由は色々あるでしょうけれど……。

 

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』過去の【左利き対応カメラ】記事:

・2017.5.18
右手でも左手でも左右両シャッター新“チェキ”「instax SQUARE SQ10」5月19日発売予定

FUJIFILM ハイブリッドインスタントカメラ instax SQUARE SQ10 INS SQUARE SQ 10

 

FUJIFILM ハイブリッドインスタントカメラ instax SQUARE SQ20 マットブラック INS SQ 20 BLACK

 

・2014.10.20
左利きの憂鬱における左手・左利き用カメラの情報

【左右共用一眼タイプ・スマホ利用カメラ「Olympus Air A01」】
・2015.4.11
左手でも使えるシンメトリックデザイン一眼カメラOLYMPUS AIR A01

 

【オリンパス(OLYMPUS)】 オープンプラットフォームカメラ OLYMPUS AIR A01 (ボディー, ブラック)

 

【左右共用カメラ「PowerShot N/N2」】
・2015.3.18
左利きにも優しいシンメトリーデザイン・カメラCanon PowerShot N改良機PSN2

Canon デジタルカメラ PowerShot N2 自分撮りモード搭載 PSN2

 

・2013.5.15
届きました!左右共用カメラ・キヤノンPowerShot N

・2013.4.26
注文しました!左手でもシャッターを切れる!キヤノンPowerShot N

・2013.1.30
左利きも楽しめる新カメラ、キヤノンPowerShot N4月下旬発売

・2013.1.28
左(利き)右(利き)の手を選ばないカメラCANON PowerShot N

 

【左手用カメラ「京セラ サムライSAMURAI Z-L/Z2-L」】
・2004.8.5
今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L

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 ●左用が売れない理由とは?

何度も書きますが、考えには賛同しますが、もう一つ乗り気になれない自分がいます。

私自身、過去に左利き対応のカメラを買い(左手用カメラの京セラ・サムライSAMURAI Z2-L/左右どちらの手でもシャッターが切れるキヤノンパワーショットPOWERSHOT N)、今でも使っているのです。

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200826canon-psn

私が左利きに目覚めたのも、この左手・左利き用のカメラ(京セラ・サムライSAMURAI Z2-L)との出会いがきっかけでした。

右用カメラを使うときの、ガラス越しにものを見るときのような隔絶した距離感、あるいは歯にものが詰まったときのような違和感もなく、初めて手にしたのに、長年使い続けていたかのような、フィット感がありました。
身体に合った道具がいかに使いやすいものであるかを、実感させられました。
「左利きは左利き用を(使うべきだ)!」と。

ホームページやブログ等でも機会のある限り宣伝してきました。
自分の持っている機種だけでなく、それ以外にもいくつかのカメラを紹介してきました。

用途は必ずしも「左手専用・左利き用」ではないかもしれませんが、右でも左でも使えるタイプのカメラは、プロ用といいますか、本格的な一眼カメラでは発売されていないようですが、コンパクトカメラやそれに類した中級機?では、いくつかのメーカーから色々と発売されてきました。

ところが、いつの間にか販売中止(製造中止?)になっているのです。
需要があるはずなのに、実際には売れないので切られてしまう、というのが実情です。

もちろん商業ベースに乗る「売れる」の実数がどの程度なのかはわかりませんが、現実に「買わない」左利きの人が多いのも実情でしょう。
仮に全人口の10%が左利きとして、右利き用の少なくとも9分の1ぐらいは売れるか、というと疑問です。

今回の場合も、賛同者数がどれぐらいになろうと、それだけ売れるとは限りません。

「賛同したら買わなければならない」ということはありませんし、賛同するのと買うのは別でしょう。
しかし、「賛同するなら買えよ」という気持ちにはなりますよね。

賛同者が多いので、実際に作ったらやっぱり売れなかったとなると、どうでしょうか。
これからもメーカーとしては、左利き対応製品に関しては、作るとしてもかなり絞った数字しか出せないでしょう。

もし上記のカメラのうち一つでも、ベストセラーになっていたら、また違った展開になっていたのではないでしょうか。

 

これは過去のあらゆる左利き用品にいえることです。

「十人に一人は左利きと聞き、要望も多いので作ってみたけど、思いのほか売れなかった」という話はよく聞きます。

この「十人に一人は左利き」という部分が誤解を生んでいるのかもしれません。
単純に「右用の十分の一は売れる」と皮算用を決め込むと、足下をすくわれることになるということでしょう。

左利きの人のすべてが左使いとは限りませんし、右用で満足している人も少なくないのです。

左利きの人の意識そのものが変わらなければ、また、左利きの人を取り巻くまわりの環境(一般の人の意識や社会のあり方)も変わらなければ、左利きの人が自分の身体に合った左用を使うようにはならないのです。

 

 ●賛同したから買わなければならない、ということはないけれど……

ただ、「賛同することと買うこと」とは別の次元の事柄です。
言ってみれば「思想と処世は違う」というのと同じことでしょう。

賛同することはそれでいいと思います。
ただできることなら、発売されたときには「実際に買う」という行動で支持していただきたいと思いますね。

 

もちろん、昔より、左手左利き用品への注目度、普及度も上がっていると思います。
そういう意味では、昔よりは売れる可能性は高まっていることでしょう。

しかし、左利きの人には、右利き社会である現状を当然のこととして受け入れてしまっている人も多く、「カメラとは右手で構えて右手でシャッター・ボタンを押すものだ」と思い込んでいる人も多いようです。

また「慣れたら一緒」という人もいます。
それはやはり左用カメラを実際に使った経験がないので、いうのだと思います。
実際は、利き手に合った道具は慣れる必要はないのです。

あるいは「一眼カメラも楽器もパソコンのキーボードなども、両手を使うから、利き手は関係ない」という人もいます。
しかし、両手を使うといっても、それぞれに役割や重要さに違いがあります。
カメラでいえば、レンズの絞りやピント合わせが得意でも、シャッター・ボタンを押さなければ写真は撮れません。
ギターやバイオリンで、弦を押さえるのが巧みでも、弦を弾かなければ演奏はできません。
ピアノでも左は伴奏で右は主旋律で、伴奏が巧みでもそれだけで人の心は魅了できません。
パソコンもEnterや打ち間違ったときによく使うBackSpaceやDeleteなどは右手側にあります。
第一、電源ボタン自体が、右手をさっと伸ばせばよい位置――右側にあります。

 

人は自分の身体(利き手/利き側)に合った道具を使うべきなのです。

そのためには、左右の別のある道具や機械では、右利き用と左利き用の両方があるべきなのです。
左右で実数には差ができるでしょうけれど、あえてそれを甘んじて受け入れる。
それこそが多様性の容認ということなのです。

 

 ●私の言いたいこと――「賛同するなら買ってくれ」

ここで私の言いたいことを改めてまとめておきましょう。

 

1)考えには賛同する―(多様性の時代においては)「左右は平等である」
――左右の別のある道具・機械には、それぞれ右用・左用を作るべきです

2)行動で応えての欲しい―(消費者も)「賛同するなら買ってくれ」
――過去に、左用のカメラあるいは左右両用のカメラがいくつか製造販売されたが、結局期待ほど売れず販売中止になっている
  そこで、今後もしそういう製品が作られたのなら、賛同する人はまず買って使ってほしい(文句を言うのはそれから!)

 

もちろん、考えに賛同することと実際に物を買うこととは次元の異なる問題でしょう。

しかし、過去の左利き用品のケースを考えましても、多くの場合、欲しいと賛同する人はいても、実売がなかなか伴わないケースが多いというのが現実でした。
結果として、いつの間にか製造・販売が中止されてしまう。

メーカーの考える採算ベースそのものに過大な評価があり、そこに問題があったのかもしれません。

あるいは、単純に宣伝広報が足りなかったのかもしれません。
買ってくれそうな人、必要としている人に情報が届いていなかったということもあったかもしれません。

根本的に製品に欠点があった、というケースもあったでしょう。
左利きの人が求めている水準に届かないものだったのかもしれません。
もしくは、利き手の違いが持つ微妙な感覚の違いが理解されていなかったのかもしれません。

 

詳しい理由はわかりませんが、メーカーが製品を製造・発売しても、それらの製品がほとんど活用されることなく、消えてしまっているケースがあったように思います。

そこで、その解決策として、もし左利き用の製品が誕生したら、とにかく買って使ってみて欲しいということ。 その上で、どこが良くてどこが行けないのか、を明らかにすること。 それが次世代製品の改良や進化につながるのですから。

 

まあ、5万人の賛同者がいても実際に買うのは、せいぜい0.1%ぐらい(50人)ではないでしょうか。
最大値でも1%ぐらい(500人)でしょう。

なぜなら今の時代、専用機としてのカメラの存在は、プロもしくはそれに準ずる一部愛好家の必需品に過ぎないからです。

一般の人は写真はスマホで撮る時代でしょう。

いかに左利き専用機ができたといっても、それをわざわざ買う人はまれです。

左用カメラの商品としての条件は、プロ向けの一眼カメラを除けば、左用ハサミよりも厳しいと思います。
ハサミですら、切れたらいい、という人が少なくないのですから。
(今のハサミは刃のかみ合わせが良くできているので、右手用を左手で使ってもある程度切れます。逆も同様。)

カメラはハサミよりも価格が高いですから、「どんなものか試しに買ってみるか」という一般の人は少ないでしょう。
私のように、スマホを持っていないとか、左利きライフを極めたいという人でもない限り、プロ以外で購入に踏み切る人は少ないでしょう。

以上、水を差すようですが、そんな気がします。

 ・・・

ぐだぐだと書いてきましたが、最後にもう一度書きますと――

本当に必要としている人はいるでしょう。
そういう意味でこのキャンペーンには賛同します。

でも、賛同者の方々には、もし製品が誕生した暁には、責任を持って“支持”していただきたい、という思いがあります。
“支持”するとは、まず買うこと、そして使ってみること、その上で感想を述べること、です。

私は過去にもフィルムカメラもデジカメも買ってきましたし、次も買いたいと思います。

 

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2020.08.12

2020年8月13日は1976年の制定から45回目の国際左利きの日

さて、明日8月13日は、「国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」という世界的に知られた「左利きの人のための記念日」です。

何年も前から今も変わらずそのままですが、
日本語版Wikipedia「左利きの日」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2020年7月4日 (土) 16:02 )をみますと、
この「“国際”左利きの日(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)」を、イギリスの「Left-Handers Club」により、1992年8月13日に制定された、と書いています。

ネットではこの日に「左利きの日」としていろんな人が話題にしてくださるのでうれしいことなのですが、たいていは、上の情報を信じたのか、その制定の年と制定者名を間違って記述しています。

 

昔からずっと指摘してきたのですが、この日本語版ウィキペディアの情報は誤りで、最初に制定したのは、アメリカの左利きの会「Lefthanders International」のDean R. Campbellで、1976年のことです。

私の左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』の

第116号(No.116) 2008/1/19
「2007年の左利き事情―後編―&第2回<LYグランプリ>2008」

にその辺の事情を書いていますので、以下に転載しておきます。

--

英語のサイトを見ますと、

Dean R. CampbellがLefthanders Internationalを設立したのが、
8月13日であり、その日を記念日にした

というものがあります。

で、この日は、

彼が経営していた左利き用品のお店の開店記念日にあたり、
Lefthanders International設立は、開店の一年後、

というのが本当らしいのです。
(ただし、私の英語力が正しければ…。)

これは、他のサイトでも頻見されるようです。

私の持っているLefthanders International発行の
雑誌Lefthander MagazineのLeftHanders Dayの記事にも、
これを裏付けるような内容が明記されていますので、
まず間違いないところでしょう。
(ただし、私の英語力が正しければ…。)

なんと32年も前に制定されていた、
しかし、その割に世間的に知られていなかった記念日といえます。


・Happy International Left-Handers Day | The Foo Logs
http://thefoologs.com/happy-international-left-handed-day/
・Left-Handers Day - History and How to Celebrate
http://www.lefthandedportal.com/Left-Handed-People/Left-Handers-Day.cfm
・International Lefthanders Day - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/International_Lefthanders_Day
(2007/09/18 筆者確認)

--

現在の英語版Wikipedia「International Lefthanders Day」(This page was last edited on 6 August 2020, at 02:07 (UTC).)でも1976年にアメリカの左利きの会「Lefthanders International」のDean R. Campbellが制定した、とあります。

 

200811lefthander-mg19941995

 

200811lefthander-mg19941995-b

 

200811lefthander-mg19941995-lhd

 

200813dean-r-campbell-2

(画像:私の手持ちのバックナンバー1994年と1995年の「Lefthander Magazine」7・8月号とそのLeftHanders Dayの記事、キャンベル氏による前説―40代大統領ブッシュ父、38代フォードの名も並ぶ)

 

左利きの本では、

200811

『左利きあるある 右利きないない』左 来人/著 小山 健/イラスト ポプラ社 2017/2/7

 

欄外の「左利きトリビア」欄で、キャンベルさんによる左利きの日の制定について取り上げていますが、何年かは書いていないのが残念です。

200811-200811

 ・・・

ちなみに、日本ではこの前年の1975(昭和50)年に、精神科医・箱崎総一先生主宰の左利き友の会が『左利きニュース』42号をもって活動停止しています。
「Lefthanders International」とは入れ違いになったようです。

Hidarikiki-no-himitu_20200812154601

箱崎総一『左利きの秘密』(立風書房マンボウブックス 1979)

 

によりますと、この箱崎先生の「左利き友の会」の活動は、アメリカの有名な雑誌『タイム』誌に掲載されたそうです。
「左利き解放」と題して麻丘めぐみの「わたしの彼は左きき」のヒットなどとともに、経済面では先進国となった日本だったけれど、利き手問題においては発展途上国である日本での貴重な左利きの活動として。

この日本における活動のニュースも、ひょっとしますと、キャンベルさんの活動につながった可能性もなきにしもあらずかもしれません。

 ・・・

私のいいたいことは、
(1)言い出しっぺ――先人に対する敬意を持とうということ、

(2)それだけの歴史を持っているのだ、ということ。

今は解散してしまい活動を停止して久しいとはいえ、そういう会があり、イヴェントが実施されていたという事実を忘れないでいたいものです。

もちろん、今現在も活動を継続している人たちの存在は大いに褒め称えるべきですが。

 

なぜ先人の活動に意味を感じるのか、神経質になるのかといえば、私自身のことにも関係しているからです。
私のこのブログも私が死ねば消滅するでしょう。
そうすれば、その活動はすべてなかったことになってしまいます。
一部の人の記憶に残るだけ。
それはやはり私にとってたまらなく残念なことでもあります。

(本でも公刊していたら別なのですけれど。)

 ・・・

そして、今、コロナ禍で多くのイヴェントの開催が難しいなか、少数派のイヴェントである「左利きの日」もまた忘れられているかもしれません。

しかし、こういう記念日があるのだ、という事実を改めて報告しておきたいと思いました。

 

参照:過去の「8月13日は<国際左利きの日>」の関連記事
・2019.8.13
8月13日は国際左利きの日-1976年の制定より今年は44度目

・2018.8.13
8月13日国際左利きの日ILHDとAKB48Team8左利き選抜のことなど

・2017.8.13
8月13日はハッピーレフトハンダーズデー!

・2016.9.1
8月13日は〈国際左利きの日〉特別編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第474,475,476号

・2016.8.14
昨日(8月13日)アメブロで「今日は左利きの日」をやってました

・2016.8.10
今年もやります!8月13日レフチャス(LEFTEOUS)の日―国際左利きの日

・2015.8.12
明日8月13日は1976年制定から40回目の国際左利きの日

・2014.8.12
8月13日は39回目の国際的な<左利きの日>&LEFTEOUS2014年

・2013.9.2
『グリグリくりぃむ』左利き選手権:<国際左利きの日>情報5

・2013.8.28
ブログネタ「両利きになる練習したことある?」:<国際左利きの日>情報4

・2013.8.19
雑学フェアにて~渡瀬けん著『左利きの人々』:<国際左利きの日>情報3

・2013.8.18
レフチャス(LEFTEOUS)day2013:<国際左利きの日>情報2

・2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる!

・2012.8.12
8月13日は37度目の“左利きの日”

・2011.8.13
国際“左利きの日”を迎えて&週刊ヒッキイ273号特別編「個人モデル」から「社会モデル」へ

・2010.8.21
今週の-週刊ヒッキイhikkii225名作の中の左利き(番外編)はさみ

・2010.8.14
今週の-週刊ヒッキイhikkii224《矯正/直す》表現に思う(5)前編

・2010.8.13
13日の金曜日はナント…左利きの日

・2009.8.22
今週の週刊ヒッキイ―第193号「<左利きプチ・アンケート>再版第33回」

・2008.8.13
33回目の8月13日国際左利きの日

・2007.8.14
少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される

・2006.8.13 
きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です

・2005.8.13 
今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY

・2004.8.13 
きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」

・2004.8.12 
明日8月13日は「左利きの日」

 

 

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2020.06.20

2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(6)その後の30年(5)「左組通信」-週刊ヒッキイ第573号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第573号 別冊編集後記

第573号(No.573) 2020/6/20
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)

 

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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第573号(No.573) 2020/6/20
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)
 ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(2)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の6回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の5回目です。

 前回に引き続き、今回も、
 今はなきホームページの紹介の2回目です。

(1)
第564号(No.564) 2020/2/1
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その1)初めの30年」

2020.2.1
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(1)初めの30年
-週刊ヒッキイ第564号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-a8b3b5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/00be8ff2471350b61738e5f8e0efcae3

(2)
第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」

2020.3.7
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)
その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-fe5897.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/88bb26fc85ae82e9284a377bbcdbeaf3

(3)
第567号(No.567) 2020/3/21
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)」

2020.3.21
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(3)
その後の30年(2)世界に発信!-週刊ヒッキイ第567号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-e445ac.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6dc7d2cd154612ea4bcf3545240cc45c

(4)
第569号(No.569) 2020/4/18
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その4)その後の30年―左利きライフ研究の30年(3)

2020.4.18
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(4)
その後の30年(3)ブログ開設まで-週刊ヒッキイ第569号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/04/post-e8ac3c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/1557e93e24fb33b4673a8d9453edfd15

(5)
第571号(No.571) 2020/5/16
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その5)その後の30年―左利きライフ研究の30年(4)

2020.5.16
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(5)
その後の30年(4)「左組通信」-週刊ヒッキイ第571号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/05/post-3f1520.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8f1f1162aeb6f7cbac603fcd67443b2f

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)
ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(2)
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●コンテンツ・その4「左利きphoto gallery」

--
【左利きphoto gallery】
▼ 〈HPG1〉 愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品
 ・左手用カメラ、左手用ハサミなど愛用品10点
 ・左手用カッターナイフなど愛蔵品5点
▼ 〈HPG2〉 左利きの本だなぁ・LL版(左利きの本の紹介)
 ・LL版
 ・Weblog「レフティやすおのお茶でっせ」版
 ・左利きメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」版
 ・小説で読む左利き
▼ 〈HPG3〉左手用/左利き(左きき)用 はさみ・ハサミ・鋏
   (SCISSORS FOR LEFTHADERS) コレクション
 ・子供用(幼児、児童)、一般事務用、大型、その他
 ・ハサミの注意点-右手・右利き用ハサミと
   左手・左利き用ハサミの違い 表記について etc.
▼ 〈HPG4〉世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA
    サムライSAMURAI Z2-L
 ・資料編-カタログ、取説 
 ・本体画像
▼ 〈HPG5〉左手/左利き用お箸・しつけ箸(練習用箸)
 ・絵やロゴが逆立ちしない左手用
 ・躾箸/練習用(エジソンのお箸、サポートおはし、他)
▼ 〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)
 ・筆記具(万年筆、ボールペン、他)、
   持ち方補助具・グリップ(もちかたくん、他)、
  定規(直線、三角)、電卓、その他etc。
--

 ●左利きphoto gallery〈HPG1〉

--
左利きphoto gallery
〈HPG1〉愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品

私が過去十数年にわたってちびちびと集めた
左手・左利き/左きき用品(レフティ・グッズ)
の数々を紹介するコーナーです。
国内の一般的なお店で手に入れたもの、
イギリスの左利き専門店や
アメリカの左利きの会の通販で手に入れたものなど。

●:左手/左利き専用品、■:左右両対応の共用品(左右UD)

(初出)2004.1.8, 8.6(前回)2005.11.24(最終)2008.8.27
--

--
【注意書き】
当「左利きphoto gallery」では、

左利き左手・左利き/左きき用品(レフティ・グッズ)を、
それぞれ仕様により、左「専用」と左右「兼用」に大別し、
さらに
そのままの状態で「左右どちらでも使えるもの」と、
そうではなく「仕様変更することで専用となるもの」に
分類しています。

それぞれマークで表示し、
利用者にわかりやすく表現するよう心がけています。

・専用
(1)左手・左利き専用品(●)―そのままで即使用できる
  左手専用、左利き専用として開発されたもの
 例:京セラ・サムライ・左手用カメラなど

・兼用―左右両対応のユニバーサル・デザインの製品、「共用品」
(2)左右両用品(▲)―(刃を裏返す等の)設定を変えれば、
  「右手・右利き専用」にも「左手・左利き専用」にもなるもの
 例:左右対称形のカッターナイフなど
  
(3)左右共用品(■)―(左右対称形等の理由で)
  そのまま右手でも左手でも使えるもの(左右UD)
 例:普通の箸・スプーンなど
--

 ●〈HPG1〉愛用左手用/左利き用品

1. ●
世界初 左手用カメラ 
京セラ サムライSAMURAI Z2-L

2. ●
スイスアーミーナイフ WENGER
レフトハンダー・シリーズ・ハイカーレフト

3. ●
左手用ハサミ
左= ALLEX林刃物 一般事務用


ALLEX(アレックス) 事務用はさみ 中 左手用 S-165L 11149

 

右= RAYMAY藤井 こどもはさみ

4. ●
左手筆記用万年筆
PARKER 45 CT

5. ●
右手で持って左手で打つ左利き用電卓
“ZELCO”ダブル・プラス・カリキュレーター

Hpg-15

 

Hpg-15-2

(画像:元のホームページから、愛用左手用/左利き用品1-5)

6. ●
左手に持ってもロゴの文字が逆立ちしない
トンボ Field Worker ボールペン

7. ●
左手筆記に便利な左側にパッドが付いている
“HAZEL”ビジネス・フォルダー
右側にポケットとペン差しループが付いている

8. ●
右から目盛りがついている
左手筆記用 15cm定規

9. ●
左手に持っても絵柄が逆立ちしない
左手用箸

10. ●
左利き専用カッターナイフ
タジマ サウスポー

 

Hpg-610

 

Hpg-610-2

(画像:元のホームページから、愛用左手用/左利き用品6-10)

 ●〈HPG1〉愛蔵左手用/左利き用品

11. ●
左手用/左利き用カッターナイフ
OLFA オルファ レフティL型

 

12. ▲
OLFA オルファ クロス用
(左右両用カッターナイフ)

13. ●
左手用/左利き用鉛筆削り
手持ち式

14. ■
爪切りはさみセット
(左手用右手用二本組) 左手用/左利き用

15. ●
レフト・スリー缶切(L) 新考社

 

Hpg-1115

(画像:元のホームページから、愛蔵左手用/左利き用品11-15)

 ●愛用品についての現状
現時点での私の愛用ベスト定規は、「無印良品」の裏表式の

2015.12.31
斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2015/12/15cm-39ad.html
http://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/431859aa5a30ae1e417d66e1799f5fea

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌は、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)」と題して、今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』から、メイン・コンテンツの一つ、「左利きphoto gallery」の第一部「〈HPG1〉愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品」を紹介しています。

個々のコメントは本誌をご覧ください。

また、メルマガでは紹介できませんでした画像をこちらで提供しています。

元のホームページからカットしたものです。
一つ一つの商品画像は小さな画像になりますが、ご勘弁を!

いずれ本格的に紹介するページを作りたいものですね。

 ・・・

では詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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