2020.08.26

「キャンペーン・左手でも写真が撮れるカメラを作ってください」について思うこと

左利き仲間のガボちゃんから教えていただいた情報です。

2020年8月24日
もう少しで

 

「キャンペーン・左手でも写真が撮れるカメラを作ってください」 というのをやっているそうです。

 

 ●右利き(偏重/優先)社会への提言としてのキャンペーン

「キャンペーン・左手でも写真が撮れるカメラを作ってください」
--

発信者:roberto celi 宛先:Canon、Nikon、Fujifilm、Olympus

 

現在販売されている写真撮影のための機材は、全て右利きの人に向けて作られています。そのため障害があって右腕や右手が使えない人は、仕事や趣味に関わらず写真を撮ることが難しい状況にあります。

 

大手のカメラメーカーでこの問題を解決しようとしている企業は、まだひとつもありません。プロ仕様や初心者向けなど、カメラの種類に関わらず左利き用のカメラは販売されていません。

 

左利きの人や左手しか使えない人がシャッターボタンを押したり、設定を変えるためのモードダイヤルを操作できるブラケット(補助具)さえも販売されていないのです。

 

私のパートナーは、レガッタ(ボート・レース)の写真家ですが、脳卒中により右半身が麻痺し動かすことができなくなってしまいました。彼女が情熱を注ぐ仕事続けられるよう、私がブラケットを作ってみたのですが、露出とフォーカスを自分で操作できるものはまだ作れていません。
https://imgur.com/a/0KENUs3

 

彼女の仕事は、こちらでご覧いただけます。
http://www.forevelspezia.it/

 

世界的なカメラメーカーであるキヤノンさん、ニコンさん、富士フイルムさん、オリンパスさんにお願いです。集まった署名に応えて、左利きの人や何らかの理由で左手しか使えない人が写真を撮れるような解決策をぜひ検討してください!

--

一か月ほど前に始まったもので、すでに約5万人が賛同しています。

発信者および賛同者のコメントなど見ていましても、私には私なりに言いたいことが色々ありますねえ。

こういう左利きの存在を無視したような右利き偏重の社会のあり方に対する要求というものは、必要だし大切なことだとは思います。

ただ、どうもそれだけではない、割り切れない部分も私の中にはあるのです。
その辺の所はまた後ほど。

 

こういう意見――要望は過去にもありました。

例えば、昔ネット上の左利きの会「ジャパン・サウスポー・クラブ」というのがあり、そこで、私が左利きに目覚め、左利き活動を始めるきっかけとなったカメラ「京セラ・サムライ SAMURAI」の左手用「Z-L/Z2-L(廉価版)」を復刻しようという運動がありました。
結局、デジカメの時代になったということもあり自然消滅したようですが。

またネット上のいろんな掲示板等でもこういう要求といいますか、希望の表明は結構ありました。

それはそれでいいのです。
必要なことでもあるでしょう。

ただ私の思うに、この要望や賛同者のコメントを読んでいますと、私の心に痛い部分が見つかるということです。

それはなぜかといいますと――。

 

 ●私の心の痛い部分――メーカーの努力が報われていない部分もあるのでは?

それは、メーカーの努力が明らかにされていない点です。

キャンペーンの発信者のことばでも賛同者のコメントでも、メーカーさんが何もしていないように聞こえます。

実際のところ、メーカーもそれなりに努力をしてきた、という事実があります。
これだけは書いておかなければいけない重要なポイントだと思います。

このキャンペーンの要求の宛先に挙げられているカメラ・メーカーでも、いくつかの試みが行われていた、という事実です。

私が知っている範囲で書きますと(このブログで紹介してきました、下の参照欄)――
キヤノンでいいますと、これも私の持っている左右対称形コンパクト・カメラ「キヤノンPowerShot N」およびその次世代改良版「N2」がありました。
レンズのまわりに配置されたシャッター・リングを押すので、左右どちらの手でも使えます。
両手で構えても使えますし、小型なので片手でも撮れます。

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富士フイルムは、チェキというインスタントカメラで、《右手と左手で撮る写真は、きっと同じじゃない》というキャッチ・コピーで左右二つのシャッター・ボタンを装備した「instax SQUARE SQ10」を発売しています。

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今も次世代機として、「instax SQUARE SQ20」があります。

オリンパスでは、左右共用一眼タイプ・スマホ利用カメラ「Olympus Air A01」というカメラが発売されました。

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他にも、シャッター・ボタンを左右に装備したカメラというのを聞いたことがありますし、カメラ自体は右用でも、タッチ画面を採用し、左右どちらの手でも液晶画面を指でタッチすることでシャッターがきれるという機種もありました。

というふうに、必ずしも左利き専用ではないけれど、メーカーさんもまったく努力していないというわけではありません。
特にこの点を強調しておきたいものです。

確かに、現状では左利き対応カメラはほとんど存在していないかもしれません。

しかし、かつて何度も各社が工夫した製品を発売してきたという事実は、忘れてはいけないと思います。

決して発信者や賛同者の一部の人が言っているような、悲惨な状況ばかりだったわけではない、ということです。
それなりにメーカーさんも努力していたのです。

ところが、その努力に報いるだけの売り上げという実績を残せなかった、というのが現実でした。

誰が悪いのかはわかりません。
でも、結局、最終的に買わなかったのは、ユーザーとして期待されていたであろう左利きの人だと思うのです。

理由は色々あるでしょうけれど……。

 

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』過去の【左利き対応カメラ】記事:

・2017.5.18
右手でも左手でも左右両シャッター新“チェキ”「instax SQUARE SQ10」5月19日発売予定

FUJIFILM ハイブリッドインスタントカメラ instax SQUARE SQ10 INS SQUARE SQ 10

 

FUJIFILM ハイブリッドインスタントカメラ instax SQUARE SQ20 マットブラック INS SQ 20 BLACK

 

・2014.10.20
左利きの憂鬱における左手・左利き用カメラの情報

【左右共用一眼タイプ・スマホ利用カメラ「Olympus Air A01」】
・2015.4.11
左手でも使えるシンメトリックデザイン一眼カメラOLYMPUS AIR A01

 

【オリンパス(OLYMPUS)】 オープンプラットフォームカメラ OLYMPUS AIR A01 (ボディー, ブラック)

 

【左右共用カメラ「PowerShot N/N2」】
・2015.3.18
左利きにも優しいシンメトリーデザイン・カメラCanon PowerShot N改良機PSN2

Canon デジタルカメラ PowerShot N2 自分撮りモード搭載 PSN2

 

・2013.5.15
届きました!左右共用カメラ・キヤノンPowerShot N

・2013.4.26
注文しました!左手でもシャッターを切れる!キヤノンPowerShot N

・2013.1.30
左利きも楽しめる新カメラ、キヤノンPowerShot N4月下旬発売

・2013.1.28
左(利き)右(利き)の手を選ばないカメラCANON PowerShot N

 

【左手用カメラ「京セラ サムライSAMURAI Z-L/Z2-L」】
・2004.8.5
今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L

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 ●左用が売れない理由とは?

何度も書きますが、考えには賛同しますが、もう一つ乗り気になれない自分がいます。

私自身、過去に左利き対応のカメラを買い(左手用カメラの京セラ・サムライSAMURAI Z2-L/左右どちらの手でもシャッターが切れるキヤノンパワーショットPOWERSHOT N)、今でも使っているのです。

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私が左利きに目覚めたのも、この左手・左利き用のカメラ(京セラ・サムライSAMURAI Z2-L)との出会いがきっかけでした。

右用カメラを使うときの、ガラス越しにものを見るときのような隔絶した距離感、あるいは歯にものが詰まったときのような違和感もなく、初めて手にしたのに、長年使い続けていたかのような、フィット感がありました。
身体に合った道具がいかに使いやすいものであるかを、実感させられました。
「左利きは左利き用を(使うべきだ)!」と。

ホームページやブログ等でも機会のある限り宣伝してきました。
自分の持っている機種だけでなく、それ以外にもいくつかのカメラを紹介してきました。

用途は必ずしも「左手専用・左利き用」ではないかもしれませんが、右でも左でも使えるタイプのカメラは、プロ用といいますか、本格的な一眼カメラでは発売されていないようですが、コンパクトカメラやそれに類した中級機?では、いくつかのメーカーから色々と発売されてきました。

ところが、いつの間にか販売中止(製造中止?)になっているのです。
需要があるはずなのに、実際には売れないので切られてしまう、というのが実情です。

もちろん商業ベースに乗る「売れる」の実数がどの程度なのかはわかりませんが、現実に「買わない」左利きの人が多いのも実情でしょう。
仮に全人口の10%が左利きとして、右利き用の少なくとも9分の1ぐらいは売れるか、というと疑問です。

今回の場合も、賛同者数がどれぐらいになろうと、それだけ売れるとは限りません。

「賛同したら買わなければならない」ということはありませんし、賛同するのと買うのは別でしょう。
しかし、「賛同するなら買えよ」という気持ちにはなりますよね。

賛同者が多いので、実際に作ったらやっぱり売れなかったとなると、どうでしょうか。
これからもメーカーとしては、左利き対応製品に関しては、作るとしてもかなり絞った数字しか出せないでしょう。

もし上記のカメラのうち一つでも、ベストセラーになっていたら、また違った展開になっていたのではないでしょうか。

 

これは過去のあらゆる左利き用品にいえることです。

「十人に一人は左利きと聞き、要望も多いので作ってみたけど、思いのほか売れなかった」という話はよく聞きます。

この「十人に一人は左利き」という部分が誤解を生んでいるのかもしれません。
単純に「右用の十分の一は売れる」と皮算用を決め込むと、足下をすくわれることになるということでしょう。

左利きの人のすべてが左使いとは限りませんし、右用で満足している人も少なくないのです。

左利きの人の意識そのものが変わらなければ、また、左利きの人を取り巻くまわりの環境(一般の人の意識や社会のあり方)も変わらなければ、左利きの人が自分の身体に合った左用を使うようにはならないのです。

 

 ●賛同したから買わなければならない、ということはないけれど……

ただ、「賛同することと買うこと」とは別の次元の事柄です。
言ってみれば「思想と処世は違う」というのと同じことでしょう。

賛同することはそれでいいと思います。
ただできることなら、発売されたときには「実際に買う」という行動で支持していただきたいと思いますね。

 

もちろん、昔より、左手左利き用品への注目度、普及度も上がっていると思います。
そういう意味では、昔よりは売れる可能性は高まっていることでしょう。

しかし、左利きの人には、右利き社会である現状を当然のこととして受け入れてしまっている人も多く、「カメラとは右手で構えて右手でシャッター・ボタンを押すものだ」と思い込んでいる人も多いようです。

また「慣れたら一緒」という人もいます。
それはやはり左用カメラを実際に使った経験がないので、いうのだと思います。
実際は、利き手に合った道具は慣れる必要はないのです。

あるいは「一眼カメラも楽器もパソコンのキーボードなども、両手を使うから、利き手は関係ない」という人もいます。
しかし、両手を使うといっても、それぞれに役割や重要さに違いがあります。
カメラでいえば、レンズの絞りやピント合わせが得意でも、シャッター・ボタンを押さなければ写真は撮れません。
ギターやバイオリンで、弦を押さえるのが巧みでも、弦を弾かなければ演奏はできません。
ピアノでも左は伴奏で右は主旋律で、伴奏が巧みでもそれだけで人の心は魅了できません。
パソコンもEnterや打ち間違ったときによく使うBackSpaceやDeleteなどは右手側にあります。
第一、電源ボタン自体が、右手をさっと伸ばせばよい位置――右側にあります。

 

人は自分の身体(利き手/利き側)に合った道具を使うべきなのです。

そのためには、左右の別のある道具や機械では、右利き用と左利き用の両方があるべきなのです。
左右で実数には差ができるでしょうけれど、あえてそれを甘んじて受け入れる。
それこそが多様性の容認ということなのです。

 

 ●私の言いたいこと――「賛同するなら買ってくれ」

ここで私の言いたいことを改めてまとめておきましょう。

 

1)考えには賛同する―(多様性の時代においては)「左右は平等である」
――左右の別のある道具・機械には、それぞれ右用・左用を作るべきです

2)行動で応えての欲しい―(消費者も)「賛同するなら買ってくれ」
――過去に、左用のカメラあるいは左右両用のカメラがいくつか製造販売されたが、結局期待ほど売れず販売中止になっている
  そこで、今後もしそういう製品が作られたのなら、賛同する人はまず買って使ってほしい(文句を言うのはそれから!)

 

もちろん、考えに賛同することと実際に物を買うこととは次元の異なる問題でしょう。

しかし、過去の左利き用品のケースを考えましても、多くの場合、欲しいと賛同する人はいても、実売がなかなか伴わないケースが多いというのが現実でした。
結果として、いつの間にか製造・販売が中止されてしまう。

メーカーの考える採算ベースそのものに過大な評価があり、そこに問題があったのかもしれません。

あるいは、単純に宣伝広報が足りなかったのかもしれません。
買ってくれそうな人、必要としている人に情報が届いていなかったということもあったかもしれません。

根本的に製品に欠点があった、というケースもあったでしょう。
左利きの人が求めている水準に届かないものだったのかもしれません。
もしくは、利き手の違いが持つ微妙な感覚の違いが理解されていなかったのかもしれません。

 

詳しい理由はわかりませんが、メーカーが製品を製造・発売しても、それらの製品がほとんど活用されることなく、消えてしまっているケースがあったように思います。

そこで、その解決策として、もし左利き用の製品が誕生したら、とにかく買って使ってみて欲しいということ。 その上で、どこが良くてどこが行けないのか、を明らかにすること。 それが次世代製品の改良や進化につながるのですから。

 

まあ、5万人の賛同者がいても実際に買うのは、せいぜい0.1%ぐらい(50人)ではないでしょうか。
最大値でも1%ぐらい(500人)でしょう。

なぜなら今の時代、専用機としてのカメラの存在は、プロもしくはそれに準ずる一部愛好家の必需品に過ぎないからです。

一般の人は写真はスマホで撮る時代でしょう。

いかに左利き専用機ができたといっても、それをわざわざ買う人はまれです。

左用カメラの商品としての条件は、プロ向けの一眼カメラを除けば、左用ハサミよりも厳しいと思います。
ハサミですら、切れたらいい、という人が少なくないのですから。
(今のハサミは刃のかみ合わせが良くできているので、右手用を左手で使ってもある程度切れます。逆も同様。)

カメラはハサミよりも価格が高いですから、「どんなものか試しに買ってみるか」という一般の人は少ないでしょう。
私のように、スマホを持っていないとか、左利きライフを極めたいという人でもない限り、プロ以外で購入に踏み切る人は少ないでしょう。

以上、水を差すようですが、そんな気がします。

 ・・・

ぐだぐだと書いてきましたが、最後にもう一度書きますと――

本当に必要としている人はいるでしょう。
そういう意味でこのキャンペーンには賛同します。

でも、賛同者の方々には、もし製品が誕生した暁には、責任を持って“支持”していただきたい、という思いがあります。
“支持”するとは、まず買うこと、そして使ってみること、その上で感想を述べること、です。

私は過去にもフィルムカメラもデジカメも買ってきましたし、次も買いたいと思います。

 

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2020.08.12

2020年8月13日は1976年の制定から45回目の国際左利きの日

さて、明日8月13日は、「国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY」という世界的に知られた「左利きの人のための記念日」です。

何年も前から今も変わらずそのままですが、
日本語版Wikipedia「左利きの日」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2020年7月4日 (土) 16:02 )をみますと、
この「“国際”左利きの日(INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY)」を、イギリスの「Left-Handers Club」により、1992年8月13日に制定された、と書いています。

ネットではこの日に「左利きの日」としていろんな人が話題にしてくださるのでうれしいことなのですが、たいていは、上の情報を信じたのか、その制定の年と制定者名を間違って記述しています。

 

昔からずっと指摘してきたのですが、この日本語版ウィキペディアの情報は誤りで、最初に制定したのは、アメリカの左利きの会「Lefthanders International」のDean R. Campbellで、1976年のことです。

私の左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』の

第116号(No.116) 2008/1/19
「2007年の左利き事情―後編―&第2回<LYグランプリ>2008」

にその辺の事情を書いていますので、以下に転載しておきます。

--

英語のサイトを見ますと、

Dean R. CampbellがLefthanders Internationalを設立したのが、
8月13日であり、その日を記念日にした

というものがあります。

で、この日は、

彼が経営していた左利き用品のお店の開店記念日にあたり、
Lefthanders International設立は、開店の一年後、

というのが本当らしいのです。
(ただし、私の英語力が正しければ…。)

これは、他のサイトでも頻見されるようです。

私の持っているLefthanders International発行の
雑誌Lefthander MagazineのLeftHanders Dayの記事にも、
これを裏付けるような内容が明記されていますので、
まず間違いないところでしょう。
(ただし、私の英語力が正しければ…。)

なんと32年も前に制定されていた、
しかし、その割に世間的に知られていなかった記念日といえます。


・Happy International Left-Handers Day | The Foo Logs
http://thefoologs.com/happy-international-left-handed-day/
・Left-Handers Day - History and How to Celebrate
http://www.lefthandedportal.com/Left-Handed-People/Left-Handers-Day.cfm
・International Lefthanders Day - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/International_Lefthanders_Day
(2007/09/18 筆者確認)

--

現在の英語版Wikipedia「International Lefthanders Day」(This page was last edited on 6 August 2020, at 02:07 (UTC).)でも1976年にアメリカの左利きの会「Lefthanders International」のDean R. Campbellが制定した、とあります。

 

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200811lefthander-mg19941995-lhd

 

200813dean-r-campbell-2

(画像:私の手持ちのバックナンバー1994年と1995年の「Lefthander Magazine」7・8月号とそのLeftHanders Dayの記事、キャンベル氏による前説―40代大統領ブッシュ父、38代フォードの名も並ぶ)

 

左利きの本では、

200811

『左利きあるある 右利きないない』左 来人/著 小山 健/イラスト ポプラ社 2017/2/7

 

欄外の「左利きトリビア」欄で、キャンベルさんによる左利きの日の制定について取り上げていますが、何年かは書いていないのが残念です。

200811-200811

 ・・・

ちなみに、日本ではこの前年の1975(昭和50)年に、精神科医・箱崎総一先生主宰の左利き友の会が『左利きニュース』42号をもって活動停止しています。
「Lefthanders International」とは入れ違いになったようです。

Hidarikiki-no-himitu_20200812154601

箱崎総一『左利きの秘密』(立風書房マンボウブックス 1979)

 

によりますと、この箱崎先生の「左利き友の会」の活動は、アメリカの有名な雑誌『タイム』誌に掲載されたそうです。
「左利き解放」と題して麻丘めぐみの「わたしの彼は左きき」のヒットなどとともに、経済面では先進国となった日本だったけれど、利き手問題においては発展途上国である日本での貴重な左利きの活動として。

この日本における活動のニュースも、ひょっとしますと、キャンベルさんの活動につながった可能性もなきにしもあらずかもしれません。

 ・・・

私のいいたいことは、
(1)言い出しっぺ――先人に対する敬意を持とうということ、

(2)それだけの歴史を持っているのだ、ということ。

今は解散してしまい活動を停止して久しいとはいえ、そういう会があり、イヴェントが実施されていたという事実を忘れないでいたいものです。

もちろん、今現在も活動を継続している人たちの存在は大いに褒め称えるべきですが。

 

なぜ先人の活動に意味を感じるのか、神経質になるのかといえば、私自身のことにも関係しているからです。
私のこのブログも私が死ねば消滅するでしょう。
そうすれば、その活動はすべてなかったことになってしまいます。
一部の人の記憶に残るだけ。
それはやはり私にとってたまらなく残念なことでもあります。

(本でも公刊していたら別なのですけれど。)

 ・・・

そして、今、コロナ禍で多くのイヴェントの開催が難しいなか、少数派のイヴェントである「左利きの日」もまた忘れられているかもしれません。

しかし、こういう記念日があるのだ、という事実を改めて報告しておきたいと思いました。

 

参照:過去の「8月13日は<国際左利きの日>」の関連記事
・2019.8.13
8月13日は国際左利きの日-1976年の制定より今年は44度目

・2018.8.13
8月13日国際左利きの日ILHDとAKB48Team8左利き選抜のことなど

・2017.8.13
8月13日はハッピーレフトハンダーズデー!

・2016.9.1
8月13日は〈国際左利きの日〉特別編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第474,475,476号

・2016.8.14
昨日(8月13日)アメブロで「今日は左利きの日」をやってました

・2016.8.10
今年もやります!8月13日レフチャス(LEFTEOUS)の日―国際左利きの日

・2015.8.12
明日8月13日は1976年制定から40回目の国際左利きの日

・2014.8.12
8月13日は39回目の国際的な<左利きの日>&LEFTEOUS2014年

・2013.9.2
『グリグリくりぃむ』左利き選手権:<国際左利きの日>情報5

・2013.8.28
ブログネタ「両利きになる練習したことある?」:<国際左利きの日>情報4

・2013.8.19
雑学フェアにて~渡瀬けん著『左利きの人々』:<国際左利きの日>情報3

・2013.8.18
レフチャス(LEFTEOUS)day2013:<国際左利きの日>情報2

・2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる!

・2012.8.12
8月13日は37度目の“左利きの日”

・2011.8.13
国際“左利きの日”を迎えて&週刊ヒッキイ273号特別編「個人モデル」から「社会モデル」へ

・2010.8.21
今週の-週刊ヒッキイhikkii225名作の中の左利き(番外編)はさみ

・2010.8.14
今週の-週刊ヒッキイhikkii224《矯正/直す》表現に思う(5)前編

・2010.8.13
13日の金曜日はナント…左利きの日

・2009.8.22
今週の週刊ヒッキイ―第193号「<左利きプチ・アンケート>再版第33回」

・2008.8.13
33回目の8月13日国際左利きの日

・2007.8.14
少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される

・2006.8.13 
きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です

・2005.8.13 
今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY

・2004.8.13 
きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」

・2004.8.12 
明日8月13日は「左利きの日」

 

 

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2020.06.20

2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(6)その後の30年(5)「左組通信」-週刊ヒッキイ第573号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第573号 別冊編集後記

第573号(No.573) 2020/6/20
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)

 

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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第573号(No.573) 2020/6/20
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)
 ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(2)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の6回目です。

 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の5回目です。

 前回に引き続き、今回も、
 今はなきホームページの紹介の2回目です。

(1)
第564号(No.564) 2020/2/1
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その1)初めの30年」

2020.2.1
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(1)初めの30年
-週刊ヒッキイ第564号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-a8b3b5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/00be8ff2471350b61738e5f8e0efcae3

(2)
第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」

2020.3.7
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)
その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-fe5897.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/88bb26fc85ae82e9284a377bbcdbeaf3

(3)
第567号(No.567) 2020/3/21
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その3)その後の30年―左利きライフ研究の30年(2)」

2020.3.21
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(3)
その後の30年(2)世界に発信!-週刊ヒッキイ第567号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-e445ac.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6dc7d2cd154612ea4bcf3545240cc45c

(4)
第569号(No.569) 2020/4/18
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その4)その後の30年―左利きライフ研究の30年(3)

2020.4.18
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(4)
その後の30年(3)ブログ開設まで-週刊ヒッキイ第569号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/04/post-e8ac3c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/1557e93e24fb33b4673a8d9453edfd15

(5)
第571号(No.571) 2020/5/16
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その5)その後の30年―左利きライフ研究の30年(4)

2020.5.16
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(5)
その後の30年(4)「左組通信」-週刊ヒッキイ第571号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/05/post-3f1520.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8f1f1162aeb6f7cbac603fcd67443b2f

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)
ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(2)
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●コンテンツ・その4「左利きphoto gallery」

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【左利きphoto gallery】
▼ 〈HPG1〉 愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品
 ・左手用カメラ、左手用ハサミなど愛用品10点
 ・左手用カッターナイフなど愛蔵品5点
▼ 〈HPG2〉 左利きの本だなぁ・LL版(左利きの本の紹介)
 ・LL版
 ・Weblog「レフティやすおのお茶でっせ」版
 ・左利きメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」版
 ・小説で読む左利き
▼ 〈HPG3〉左手用/左利き(左きき)用 はさみ・ハサミ・鋏
   (SCISSORS FOR LEFTHADERS) コレクション
 ・子供用(幼児、児童)、一般事務用、大型、その他
 ・ハサミの注意点-右手・右利き用ハサミと
   左手・左利き用ハサミの違い 表記について etc.
▼ 〈HPG4〉世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA
    サムライSAMURAI Z2-L
 ・資料編-カタログ、取説 
 ・本体画像
▼ 〈HPG5〉左手/左利き用お箸・しつけ箸(練習用箸)
 ・絵やロゴが逆立ちしない左手用
 ・躾箸/練習用(エジソンのお箸、サポートおはし、他)
▼ 〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)
 ・筆記具(万年筆、ボールペン、他)、
   持ち方補助具・グリップ(もちかたくん、他)、
  定規(直線、三角)、電卓、その他etc。
--

 ●左利きphoto gallery〈HPG1〉

--
左利きphoto gallery
〈HPG1〉愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品

私が過去十数年にわたってちびちびと集めた
左手・左利き/左きき用品(レフティ・グッズ)
の数々を紹介するコーナーです。
国内の一般的なお店で手に入れたもの、
イギリスの左利き専門店や
アメリカの左利きの会の通販で手に入れたものなど。

●:左手/左利き専用品、■:左右両対応の共用品(左右UD)

(初出)2004.1.8, 8.6(前回)2005.11.24(最終)2008.8.27
--

--
【注意書き】
当「左利きphoto gallery」では、

左利き左手・左利き/左きき用品(レフティ・グッズ)を、
それぞれ仕様により、左「専用」と左右「兼用」に大別し、
さらに
そのままの状態で「左右どちらでも使えるもの」と、
そうではなく「仕様変更することで専用となるもの」に
分類しています。

それぞれマークで表示し、
利用者にわかりやすく表現するよう心がけています。

・専用
(1)左手・左利き専用品(●)―そのままで即使用できる
  左手専用、左利き専用として開発されたもの
 例:京セラ・サムライ・左手用カメラなど

・兼用―左右両対応のユニバーサル・デザインの製品、「共用品」
(2)左右両用品(▲)―(刃を裏返す等の)設定を変えれば、
  「右手・右利き専用」にも「左手・左利き専用」にもなるもの
 例:左右対称形のカッターナイフなど
  
(3)左右共用品(■)―(左右対称形等の理由で)
  そのまま右手でも左手でも使えるもの(左右UD)
 例:普通の箸・スプーンなど
--

 ●〈HPG1〉愛用左手用/左利き用品

1. ●
世界初 左手用カメラ 
京セラ サムライSAMURAI Z2-L

2. ●
スイスアーミーナイフ WENGER
レフトハンダー・シリーズ・ハイカーレフト

3. ●
左手用ハサミ
左= ALLEX林刃物 一般事務用


ALLEX(アレックス) 事務用はさみ 中 左手用 S-165L 11149

 

右= RAYMAY藤井 こどもはさみ

4. ●
左手筆記用万年筆
PARKER 45 CT

5. ●
右手で持って左手で打つ左利き用電卓
“ZELCO”ダブル・プラス・カリキュレーター

Hpg-15

 

Hpg-15-2

(画像:元のホームページから、愛用左手用/左利き用品1-5)

6. ●
左手に持ってもロゴの文字が逆立ちしない
トンボ Field Worker ボールペン

7. ●
左手筆記に便利な左側にパッドが付いている
“HAZEL”ビジネス・フォルダー
右側にポケットとペン差しループが付いている

8. ●
右から目盛りがついている
左手筆記用 15cm定規

9. ●
左手に持っても絵柄が逆立ちしない
左手用箸

10. ●
左利き専用カッターナイフ
タジマ サウスポー

 

Hpg-610

 

Hpg-610-2

(画像:元のホームページから、愛用左手用/左利き用品6-10)

 ●〈HPG1〉愛蔵左手用/左利き用品

11. ●
左手用/左利き用カッターナイフ
OLFA オルファ レフティL型

 

12. ▲
OLFA オルファ クロス用
(左右両用カッターナイフ)

13. ●
左手用/左利き用鉛筆削り
手持ち式

14. ■
爪切りはさみセット
(左手用右手用二本組) 左手用/左利き用

15. ●
レフト・スリー缶切(L) 新考社

 

Hpg-1115

(画像:元のホームページから、愛蔵左手用/左利き用品11-15)

 ●愛用品についての現状
現時点での私の愛用ベスト定規は、「無印良品」の裏表式の

2015.12.31
斬新さで人目を引く、左右両用の無印良品・両面目盛の定規15cm
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2015/12/15cm-39ad.html
http://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/431859aa5a30ae1e417d66e1799f5fea

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本誌は、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その6)その後の30年―左利きライフ研究の30年(5)」と題して、今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』から、メイン・コンテンツの一つ、「左利きphoto gallery」の第一部「〈HPG1〉愛用左手用/左利き用品・愛蔵左手用/左利き用品」を紹介しています。

個々のコメントは本誌をご覧ください。

また、メルマガでは紹介できませんでした画像をこちらで提供しています。

元のホームページからカットしたものです。
一つ一つの商品画像は小さな画像になりますが、ご勘弁を!

いずれ本格的に紹介するページを作りたいものですね。

 ・・・

では詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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2020.03.07

2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号

―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第566号 別冊編集後記


第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」


 


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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
   に変更しました。


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3月から再配信を復活させる予定でしたが、
思いのほか、予定が進まず、
ペースが回復できそうもないので、もう一月お休みして
4月からとします。


ご了承ください。


 


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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)
 左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」との出会い
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 前々号に引き続き、
 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の二回目です。


 今回は、「その後の30年」で、
 いよいよ「左利きライフ研究30年」に入ります。


 まずは、
 左利きライフ研究を始めるきっかけとなった体験から。


(前々号)
第564号(No.564) 2020/2/1
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その1)初めの30年」


2020.2.1
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(1)初めの30年
-週刊ヒッキイ第564号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/02/post-a8b3b5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/00be8ff2471350b61738e5f8e0efcae3


 


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  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
  (その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)
   左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」との出会い
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 ●運命の時――


1990(平成2)36歳の年末12月30日
―左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」を買う


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(画像:パンフレットから)


 


 ●『週刊プレイボーイ』の記事


「ぐぁんばれカメラ」より


ニューコンセプトカメラの元祖、サムライの第2世代。
 すっごくコンパクトになったボディは、
 とても持ちやすいカタチだ。(略)
 (左利き用のZ2-Lも同価格であるぞ)

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 ●生まれて初めての左手・左利き用品との出会い


弊誌『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第144号(No.144) 2008/8/2
「<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
「左利き講座<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
より転載


初めて手にしたのに、まるで何年も前から使っていたかのように、
手にも身体にもピタッとくるのです。

左手に持つと、自然にシャッターに指が掛かります。
左目にファインダーをあてる。
即、シャッターが切れる…。

そのフィット感は、ぞくぞくするくらいに感動的なものでした。

「完璧」という言葉はこういうときに使うものだ、と実感しました。

 


それまでのカメラでは、
カメラを持って構えるときもシャッターを切るときも、
カメラも身体も、なぜか他人のもののような、
ガラス越しのような隔絶感?(というのでしょうか)、
違和感がありました。

ところがこのカメラには、
そういう壁(障壁)が感じられませんでした。

その後、実際に使っていても、全くしっくりと馴染んでいて、
「自分が写真を撮っている」
「自分の写真が撮れている」という実感があります。

自分という「主体」を感じさせる、とでも言うのでしょうか。

 


◆左手用カメラの使用感


以前読んだ脳科学者・久保田競先生の著書
『脳を探検する』によりますと、

利き手と非利き手の役割分担というものを考えますと、
利き手は「作用する手」、非利き手は「感覚の手」だそうです。

だから、これはという構図でカメラを構え、
ここぞという瞬間にシャッターを切るという一連の動作は、
器用な利き手である「作用の手」で、

逆に、一眼カメラでレンズを調節するのは、
非利き手である「感覚の手」の役割にこそふさわしいのです。

*参照:
『脳を探検する』久保田競 講談社 1998/3


 ●<利き手は心につながっている>


◆利き手では、反復練習で身につく作業より、心の作業を!


楽器演奏


右利き人がなぜ利き手で、直接音を出す源である弦を扱うのか、
という点から考えますと、
これはやはり、
利き手が心(感情・魂など)とつながるものだから、
情動としての演奏に欠かせない、ということではないか
と思うのです。

カメラの場合


心の動きをダイレクトに反映する肝心要の作業である、
被写体を画面に捉える手の動きと、
その瞬間を逃さずシャッターを切る指の動きにこそ、
利き手を用いるべきではないか、と思います。

 


 ●自分が自分らしくなる


「やっぱり身体に合った道具がいちばん!」


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本誌では、左利き活動とおよびその後の左利きライフ研究のきっかけとなった、生まれて初めての左手左利き用品である、左手用カメラ「京セラ・サムライZ2-L」との出会いと、そのときに感じた印象と感想について書いています。


さらに、そこからの考察であり、私の持論となった<利き手は心につながっている>について書いてみました。


かなりの部分をここにも転載しておきました。


とにかく、このときの私の感動は忘れられないものでした。


騙されたと思って、左利きの人はこの左手用カメラを手にとって、写真を撮ってみてください。
ご理解いただけるはずです。
(今、このカメラを手に入れるのはむずかしいかもしれませんが、時折、左手で使える製品が登場します。
 そういうときに手に取ってみてください。)


 


 ●「慣れたら一緒」は嘘――靴を左右入れ替えて履く人はいない


左手左利き用品について話せば、右利きの人のみならず左利きの人でも、世の中には、使いもせずにあれこれ論評する人がいます。


何かといえば、「慣れたら一緒」と、さも分かったようなことをいう人もいます。


しかし、実際に使ってみればわかります。
身体に合った製品は、慣れる必要などないのです。


もちろん、個体差もありますし、新しいシステムには“慣れる”必要もあります。
ただ、それとこれとは意味が違います。


 


いってみれば、靴の右左を逆に履くか、そのまま右は右、左は左として履くか、の違いのようなものです。
靴だって最初に履くときはならす必要があります。
しかし、左右を逆に履くときに比べれば、履き慣らすのに時間はかかりません。


「慣れたら一緒」なんて嘘です。
利き手に合わない道具を使うのは、靴を左右入れ替えて履くようなものです。


道具というものは、本来の設計通りに使えば、慣れる必要などないのです。
靴でいえば、靴は作られたままに、きちんと右は右、左は左と入れ替えずに、素直にそのまま履きましょう、ということです。


人は誰も「身体に合った道具・製品がいちばん」で、「身体に合った道具・製品を使いましょう」、ということです。


 ・・・


では詳細は、本誌で。


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』


 


 

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2020.02.08

2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり

今年の2月10日〈左利きグッズの日〉は、私にとっては、小学校入学時からの左利き公認60年、36歳にして生まれて初めての左手・左利き用品としての「京セラサムライZ2-L」を手にして以来の左利き研究30年の区切りの年の――そして令和の時代になって初の記念すべき日となります。

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2月10日は〈左利きグッズの日〉について

●記念日の由来●

社会生活で左利きの人が感じているさまざまな道具の使いづらさ。それを解消するための左利き用グッズの普及を目指し、左利きグッズを扱う神奈川県相模原市の菊屋浦上商事株式会社が制定。日付は2月10日を0210として「0(レ)2(フ)10(ト)」と読み、レフト=左の発想から。

といって、特に何をしようと言うこともないのですけれど……。

 ・・・

今では多くの人が左利きを容認する傾向にあります。
しかし、「私は左利きじゃないから」とか「私のまわりには左利きの人がいないから」という理由で、左利きというものを黙認しているだけであったり、もしくは単なる無視や放置で終わっていたりする可能性もあるように思えます。

私の願いは、もう一歩進めて、左利きを多様性の一つとして、右利きの人と同じように「一個の人間」として考えてもらえる世の中にしたい、というものです。
右利き偏重の右利き仕様のみの世界ではなく、当然、左利きであれ、左手・左利き用品がなくて困るということもない、という世界です。

そのためには、いつも書いていることですが、「心のバリアフリー」が大切です。

昨年も「ノーマライゼーション」について書きました。

ノーマライゼーション【normalization】

(通常化の意)障害者などが地域で普通の生活を営むことを当然とする福祉の基本的考え。また、それに基づく運動や施策。1960年代に北欧から始まる。》(『広辞苑』第六版 より)

左利きを別個の存在として、社会から隔離してしまうことのない、多様性に対して、発想や考え方という意味での精神の自由が確保された世界であることです。

 

200206-nayamito-montigne

 ●左利きは個性か?

今回は、こんな話をしましょう。

よく「左利きは個性として尊重しましょう」という言い方をされます。

なんとなく、それでいいような気もします。
左利きを容認しようという姿勢があるから。

また、人は一人一人違うものでもあるし、それらの違いを「個性」と呼ぶのだから、左利きも誰にでも見られる性質でもないから、「左利きは個性」でいいんじゃないだろうか、と。

 

私はちょっと違うような気がするのです。

こういう考え方があります。
(普段、私は「左利きは障害ではない」という意見なのですけれど、ここでは一つのものの考え方として引用しています。)

孫引きで申し訳ないのですが、
私の敬愛する串崎真志という心理学の先生の著書
『悩みとつきあおう』(岩波ジュニア新書 2004)

にこんなことが書かれていました。

浜田寿美男さんは、著書『ありのままを生きる――障害と子どもの世界』(岩波書店 1997、39p)
{「読書案内」の串崎先生のコメント:自閉症のたかし君、右手に障害のあるみつこさんのエピソードが印象的でした。}

で、障害は「生きるかたち」であると捉えているそうです。

 

(以下孫引き)

たがいの違いを前提に、それぞれが対等な異文化を生きるものとして出発し、違いを違いとして認めて生き合うなかで、やがてそこから人どうしとして、あるいは生き物どうしとして、たがいの同じさに気づいていく、そういう流れになる。こうした異文化接触の流れにこそ、なにか人どうしの出会いの原点がある。

そして、「障害は個性である」という言い方では、このような「共同的な生き方」が見えてこないといい(41p)、「障害の克服」という発想も、ありのままを否定して、かえってその人の生活を生き苦しくさせてしまうと指摘している(96p)そうです。

串崎先生は、バリアフリーもユニバーサルデザインも広がってきたけれど、「共同的な生き方」には《まだまだ「惜しい」ものがたくさんあります》と続けます。

例として、視覚障害者の三宮麻由子さんの著書『眼を閉じて心開いて――ほんとうの幸せって何だろう』(岩波ジュニア新書 2002)
{「読書案内」の串崎先生のコメント:幸福と不幸は「プラスマイナスゼロ」という言葉が印象的でした。}

から、スーパーでほとんどの商品がはラップに包まれていて中身がわからない、バーコードをチェックすれば音声で説明してくれるそうちがあればいいなとか、「表示された料金をお入れ下さい」と言いながら、音声では金額を言わず画面に表示する精算機等が示されています。

 

 ●左利きの場合は

左利きに置き換えていえば――
「左利きは個性だ」ということで、それぞれを別個の存在として認めてしまうと、同じ人間としての立場が見えなくなってしまい、ともに生きる者としての「共同的な生き方」が見えにくくなる、ということでしょう。

「左利きの人」という特別な人間がいるのではなく、動作が基本的に左利きだというだけのことです。

動作以外には、特に違いがあるわけではないのです。
外見的に違いはないですし、内面的にも明らかな違いがあるというものでもありません。

左利きは天才だとか、逆に左利きは発達障害が多いとか、昔言われたように犯罪者が多いとか、右脳がどうの左脳がどうのとかいうよりも、もっと日常的・平均点的な見地から、人間として見てゆく方がいいでしょう。

 

動作に入る前の構えが違うとか、動かす側や動かす方向や動き自体が違うとか、動作的な面で変化が起きるだけです。

特別に「おれは右利き、おまえは左利き」と分類する必要はないのです。

ただ相手の動きを見て「違和感がある」というのは理解できますが、それを一方的な思い込みで「左利きはおかしい」とか「右使いが正しい」とか言い始めると問題になります。

あくまでも人間という総合的な見地からは、右利きも左利きも関係ないのです。
そこから、たがいの違いを発見しながら、協調できる部分を模索する、そういう流れが必要なのです。

 

16世紀フランスのモラリスト、モンテーニュの『エセー』の手引きとして、その全訳者である宮下志朗さんの書いた好著
『モンテーニュ 人生を旅するための7章』(岩波新書 2019)

にこんなことが書かれています。

モンテーニュにおける世界の「多様性」と言う認識は、人間存在の多様性という認識と表裏一体だ。「どんなできごとも、どんなかたちも、どれひとつとして完全に似たものがないように、完全に異なるものだってひとつもない。自然による混合のわざとは、なんと巧妙なものであろう」(3・13「経験について」)。大いなる自然がミキシングという技を駆使して、似て非なるものを創り上げている。だからこそ、「人間はだれでも、人間としての存在の完全なかたちを備えているのである」(3・2「後悔について」)。》「第3章 旅と経験」<3-4旅は人間を知るための最高の学校>

完全に似た人もいなければ、完全に異なる人もいない、というのです。

私たちは単純に「右利き」「左利き」と二分することがあります。
さも正反対の存在でもあるかのように。

しかし実態は、そんな単純ものではありません。
ちょっとした違いを拡大して強調しているだけのことです。

一人一人人は違うし、案外みんな似ているものでもあるのです。

 

 ●「利き手テスト」分布図と道具の右用左用

たとえば、「利き手テスト」の結果の分布図を、右端に右利き100%左端に左利き100%に置いたグラフに表すと、「J」の字のような曲線を描くグラフになるといいます。
「J」の長い棒に当たるのが(1)「強い右利き」傾向を示す人々で、「J」の字のピンと跳ね上がった部分は(4)「強い左利き」傾向を示す人々で、その中間の鍋底に当たる部分の右半分は(2)「弱い右利き」、反対側の部分は(3)「弱い左利き」の人々を示します。
この鍋底に当たる人たちを、私は「強い右利き」と「強い左利き」の間なので、そのまま「中間の人」と呼んでいますが、これは世間的には「クロスドミナンス」「混合利き」等と言われる人たちです。

私の考えでは、(1)「強い右利き」が約50%、(2)が20%、(3)も20%、そして(4)10%ぐらいではないか、と考えています。
よく「左利きは10%」程度といわれるのはこの辺のことで、アメリカの学者などが「左利きは30%」ぐらいいるというのは、この(3)と(4)を併せた数字ではないか、と考えています。

また、利き手ではなく、利き足や利き目に関しては、「60-70%が右利き」と言われるのは、(1)と(2)を併せた数字に近いものがあり、その辺のところで説明できそうな気がします。

利き足などは、利き手に比べますと単純な動きが主で、(ボールを)蹴るか(ペダルを)踏む程度のことでしょう。
それでは単純な違いしか出ないと思われます。

 

次に、道具や環境面でいいますと、左利きだから、左手・左利き用品を使うのはいいことですし、必要なことです。

自分の身体に合った道具を使うのが、いちばんいいことです。

たとえば、サイズの合わない靴では、思いっきり走れません。
左利きの場合も同じです。

 

でも、ことさらに左用としなくてもいい場合もあります。
たとえば、お箸は、それだけなら左右どちらの手でも使えます。
右利き用・左利き用と区別する必要はありません。

しかし、横向きに絵や字をプリントすると、どうでしょうか。
プリントの方向で、右手用と左手用に分裂します。

Hidaritehasi-f-v-usagi

Hidaritehasi

*参照画像:(左手用箸)(1)昔百均で買った箸(2)一般商店で買ったウサギ模様

 

でも縦にプリントすれば、左右性は消えます。

右・左専用は、それぞれの人にとっては有用ですし、必要なときもあります。
しかし、常に絶対条件となるわけではない、ということです。

 

たとえば、誰もが遊ぶトランプ。

ババ抜きの時、右利きの人は、左手にカードを持って右手で右方向に拡げ、相手にとらせます。
しかし、左利きの人は、右手に持ったカードを左手で開き、相手に差し出します。

そのため大抵のトランプは、マークと数字の表示が向かって左側の隅になる対角にしかありません。
右利きの人がプレイするときに便利なようになっているのです。

ですから、左利きの人にはちょっと不便です。

そこで左利きの人にも右利きの人と同じように楽しめるようにした、四隅に表示のついたトランプが発売されています。

 

もしここで、右専用と左専用に分けたらどうでしょうか。
常に右利きは右利きの人としか、一方左利きの人は左利きの人としか遊べなくなります。
それで楽しいと言えるでしょうか。

 

 ●教科書に左手書字例を

話があちこちしているかもしれません。

私の願いをもう一度書けば、左利きの人も右利きの人と同じように生活できる世界にしたい、ということになります。
「男女同権」ふうにいえば、「左右同権」です。
あるいは「男女平等」なら、「左右平等」です。

まずは、左利きに対する無知や誤解、偏見をなくし、それら無知や偏見から生まれる差別をなくす、という流れです。

誤解や偏見についていえば、モンテーニュはこんなこともいっています。

真実と虚偽は、顔も似ているし、物腰も、好みも、歩き方もそっくりなので、われわれは両者を同じ目で眺めている。われわれは、欺瞞を拒むだけの根性がないばかりか、むしろ、自分から進んでそうした罠に飛び込んでいくような気がする。》『モンテーニュ』「第4章 裁き、寛容、秩序」(3・11「足の悪い人について」)

宮下さんは、《真実と虚偽はそっくりなことも多くて、理性も経験も騙されかねないのだ、と》説明されています。

また、多様性と寛容について(長くなりますが引用を続けますと)、モンテーニュはこんなことも書いています。

「世間の人は、自分という存在にしたがって、他人に判断をくだすけれど、わたしはこうしたまちがいはしない。他人については、自分と異なることがずいぶんあるんだなと思ってしまうのだ。自分が、ある型にがちっとはまっていると感じてはいても、だれもがそうするように、それを人々に押しつけることはなくて、異なる生き方がたくさん存在するのだと思って、そのように了解する。世間一般とは反対に、われわれのあいだの類似よりも、差異のほうをすんなり受け入れるのだ」》同上「第4章 裁き、寛容、秩序」(1・36/37「小カトーについて」)

宮下さんは、自分の「型」を他者に押しつけたり、自分の「型」から他者を判断して排除したりするというありがちな所作を退けて、「差異」を受け入れる考えの裏には、《「人間はだれでも、人間としての存在の完全な形を備えている」(3・2「後悔について」)》からだ、といいます。
さらに、宮下さんは、

各人が人間存在として十全なかたちを備えているということは、人間の条件について、その多様性を担保していることになる。人間はさまざまな文化や環境のもとに生を享け、実人生を生きていくが、そのだれもが人間としての十分条件を備えているということだ。ハンディキャップを負っている人も、逆に、「文化資本」に恵まれた人もいる。人さまざまなのである。/そうした多様な「個」が、普遍的な人間存在を支えている。そうであるならば、そんな人間社会に寛容性があることは、当然の結果ということになるであろう。要するに、個の尊重が全体の尊重に、あるいは、モンテーニュ的にいうならば、「わたし」を重視することが、「あなた」を、つまり「他者」を尊重することと表裏一体となっているのである。》同上「第4章 裁き、寛容、秩序」

 

そして、

「類似」にこだわって群れを作り、「壁」を作り、「差異」を排除するほうが、ある意味で楽なのかもしれない。差異のある人々や、彼らの生活習慣を受け入れて共生すべきだと、口でいうのは簡単だが、真に実行するのはむずかしい。でもモンテーニュは、自分とは異なる人々に「好意を抱いて」、「想像力で、すんなりと彼らの立場に入りこんでいく」。各人を、「彼自身という型に合わせて肉付け」してやるのだ。モンテーニュが願うのは、なによりも各人が「別々に判断される」ことなのだった(1・36/37)》同上

といいます。

 

 

右利き左利きに関していいますと、右利きだ左利きだと、それだけで何か人格の全てであるかのように、人を決めつけるあり方に疑問を持ち、各人一人一人が多様性の持ち主として受け入れられるそういう社会になればいいなあ、という気がします。
(先ほども書きましたように、「左利き」と一口にいいましても、いろいろなパターンがありますから。)

 

そこで大切なのは、左利きについての認知、啓蒙活動です。
その重要な一歩が、いつもいっている学校の教科書の改革です。

 

今の学校教科書、特に小学一年生の書写の教科書には、初めて字を書くことを学ぶ子供に向けて、字を書くときの鉛筆の持ち方や字を書くときの姿勢を、写真やイラストを交えて説明しています。

しかし、その写真やイラストは、性差別に配慮して男児と女児をモデルに使い分けしているのですが、字を書くモデルは右利き・右手書きのみになっています。

この世の中には、左手で字を書く人がいないかのように。
あるいは、左手で字を書くことはいけないことでもあるかのように、とも言えるでしょうか。

これでは、左利きの子を持つ親御さんが不安になるのは当然のことでしょう。

 

この学校の教科書に、右利き・右手書き例でだけでなく、左利き・左手書き例を載せることが重要だ、と考えています。

なぜなら、現実のこの世の中には、右手で字を書く人もいれば、左手で字を書く人もいる/いてもいいのだ、という多様性の容認の証の一つになるからです。

さらにいえば、左手で字を書く子の存在を知らしめることで、右利きの子にも自分とは異なる書き方をする人もいるのだ、ということを知らしめ、人間の多様性を知る一助にしてもらえるだろうということです。

 

実は、家庭科の教科書などでは、左手対応されているものもあるそうです。
家庭科の裁縫セットの購買の際に、右利き左利きの別があるともいいます。

しかし、学校で一番大切なはずの最初の学問の道具である字を書くという行為において、「左右同権」「左右平等」が実現されていないのです。

ネットを調べてもこういう訴えをしている人はほとんど見たことがありません。
(私の知っている限りでは「3人産んでこうなりました」〈左右平等作戦in小学校〉のガボちゃんぐらいです。)

どうしてなんでしょうか、不思議です。
当然のこと過ぎて、思いつかないのでしょうか。

「小学一年書写教科書に左手書字例を!」

 

*参照:
【過去の主な「小一書写教科書に左手書字例を!」プロジェクト】

・第258号(No.258) 2010/4/30 「<左利きプチ・アンケート>
第68回 小1書写教科書に左手書き(左利き)例を入れるべきか?」

※ 現在の結果を見るのは、こちら

1(右利きの人)左右対等にのせる     208
2(  〃  )右手(大)左手(小)でもよい 111
3(  〃  )左手例はいらない     152
4(中間的な人)左右対等にのせる     149
5(  〃  )右手(大)左手(小)でもよい 102
6(  〃  )左手例はいらない     132
7(左利きの人)左右対等にのせる     117
8(  〃  )右手(大)左手(小)でもよい 122
9(  〃  )左手例はいらない     130
16:45 2020/02/05

2011.5.4
週刊ヒッキイhikkii258 左利きアンケート68回小1書写教科書に左手書き(左利き)例を入れるべきか?(先週号の案内)

 

・第259号(No.259) 2011/5/7 「学校教科書に左利き(左手)例を!」
――――――――――――――――――――――――――
 ◆なぜ、学校教科書に左利き(左手)例を掲げるのか◆
――――――――――――――――――――――――――
学校教科書に、左利き(左手)例を掲載する意義は、
大きく二つあります。

【1】左利きの子供の理解を助ける
【1'】子供たちが自分とは異なる立場の人の存在を知ることで、
    自分たちの住んでいる世界の多様性を認識し、
    共存・共生への道を考えさせる
【2】左利きの認知、啓蒙を促進する

 

・第361号(No.361) 2013/4/27「<左利きプチ・アンケート>
≪教科書プロジェクト・アンケート・1≫どちらの手で…」

※ 現在の結果を見るのは、こちら

1(右利きの人)右手 28
2(  〃  )左手 39
3(  〃  )どちらともいえない 41
4(中間的な人)右手 43
5(  〃  )左手 41
6(  〃  )どちらともいえない 46
7(左利きの人)右手 46
8(  〃  )左手 41
9(  〃  )どちらともいえない 37
16:50 2020/02/05

 

・第369号(No.369) 2013/6/22「≪教科書プロジェクト≫
【小学書写教科書に左手書字例を!】プロジェクト・3」
 6社教科書をのぞいてみる (1) 東京書籍「新しい書写」

2013.6.26
小学書写教科書左手例PJ-3-東京書籍~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii369号

 

・第459号(No.459) 2015/12/19「≪教科書プロジェクト≫
【小学書写教科書に左手書字例を!】PJ24
左手書字例を考える(14) 最終回に当たって~総ざらい」

2016.2.4
左手書字例(最終回)きれいに見えるコツ-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第459号 --

 

 ●東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」

今回、改めて調べてみました。
すると、こんな結果が出ました。

--
新しい書写 | 2年度用 小学校教科書のご紹介 | 東京書籍 - 東書Eネット 東京書籍が発行する,2年度用 小学校教科書「新しい書写」についてのご紹介ページです。
... ○1年P28-29. 教材文字に集中できる.
「毛筆教材の周りに、イラストなどほかの要素があると集中できない子がいる」との現場の先生方の声を受け、毛筆教材文字の周囲には他の要素は置かず、毛筆教材 ...
右手・左手どちらの持ち方も掲載 ... 水書用筆で運筆を体感することで、硬筆での適切な書字動作が身につくことが期待できます。
--

1全ての子供の学びやすさのために
特別支援教育
ユニバーサルデザイン
特別な教育的ニーズのある子供に分かりやすく工夫した紙面は、特性の有無に関わらず誰もが学びやすい、
東京書籍がめざすのはそんな教科書です。
左利きの子供にとっての学びやすさにも向き合いました。

なんと、《左利きの子供にとっての学びやすさにも向き合いました。》と言う言葉通り、「特別支援教育への配慮」「色覚多様性への配慮」とともに「左利きへの配慮」という項目ができています。

右手・左手どちらの持ち方も掲載
右利きの持ち方の写真のみが掲載されていたこれまでの教科書では、左利きの子供たちは写真を頭の中で反転させて、それを自分の手指で再現しなければなりませんでした。そこで、左利きの写真を載せることで不要な負担をなくすよう配慮しました。

なんと、《右手・左手どちらの持ち方も掲載》とあるように、左手で鉛筆を持つ写真が掲載されています!
ついに夢が一つ現実になりました。

 

以下詳細は、別稿「左利きへの配慮がなされた東京書籍・小学校教科書「新しい書写 2年度用」」で。

 

ようやく一つ段階を越えることができました。

私と同じ考えで、実践している教科書会社もあるのだと思うと、もう一踏ん張りしてみようという気持ちになります。

東京書籍の皆様、ありがとうございます!

200204-toushoatarasiishoshapage03_ph112x

(画像:上記サイトより無断拝借 ●1年P4-5 )

 

*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される

・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日”

・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249

・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート

・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知

・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告

・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした

・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉

・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日

・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提

・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む

・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ

・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から

・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと

(新生活版)2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと

 

[カテゴリ] 2月10日左利きグッズの日 

 

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2019.11.23

(再配信)2005.10.22 第4号から-左利きで生きるには週刊ヒッキイ558号

―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第558号 別冊編集後記

 

第558号(No.558) 2019/11/23
「(再配信)2005.10.22 第4号から」

 

今回は「再配信」号ですので、その部分のみ全文掲載、公開します。

現時点での「追記」文は、本誌でご確認をお願いいたします。
(やっぱり毎号定期購読してほしいですから。)

 

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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
  に変更しました。
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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第558号(No.558) 2019/11/23
「(再配信)2005.10.22 第4号から」
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(再配信)2005.10.22 第4号「左利きの良いお手本を」から
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以下の文章は、
2005年10月22日にアップしたメルマガ第4号です。

本文

「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
 ―その7― 左利きの良いお手本を」

「マイ・ファースト・レフティ・グッズ
 ―私の最初の左利き用品―」

を紹介します。

 

今回も、表題を含めて。

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

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左利きで生きるには
(レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
週刊ヒッキイhikkii

世界の片隅で左手と左利きを考える

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         第4号(No.4) 2005.10.22 
         「左利きの良いお手本を」

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左利きで生きる、ってどうなんだろう?
世界の片隅で左利きと左手使いの問題を考えるレフティやすおが、
自らの左利き体験を基に左利きの人の生活の実態を語る、左利きを
メインテーマにしたホームページ『レフティやすおの左組通信』か
ら、左利きで生きるための実用メールマガジンを発行します。
左手や左利き、利き手に興味のある人、左利きの人、左手が利き手
でない人のための、左手・左利き生活にまつわるお話満載のメルマ
ガです。 

------------------------------------------------------------

─目次―
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
 ―その7― 左利きの良いお手本を

■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■
 ―私の最初の左利き用品― (読者のお便り募集)

============================================================


 
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載― 
 ―その7― 左利きの良いお手本を

―その6―「左利きの子にやさしい環境を整えよう」で、左利きの
子にも不都合でない環境を整えようと書きました。

環境は整えたとしても、具体的な生活の技術を教える際に、右利き
と左利きでは勝手が違うためどうしたらよいのか、という疑問が浮
かびます。

左利きの子に色々な技術を教える場合の便利な方法はないのでしょ
うか。
答え、それはやはりお手本です。
何事を学ぶにも良いお手本があると便利です。

左利きのお手本といえば、当然経験者―左利きの大人です。

 

 ◆良いお手本を見る◆

プロ野球広島カープでエースとして大活躍した左腕投手、大野豊氏
の著書『全力投球 我が選んだ道に悔いはなし』(宝島社文庫 新
版2005.7刊)の中の二宮清純氏との「スペシャル対談」で、二宮氏

「大野さんも江夏さんという大先輩を見て育ったところがあると思
うんですけど左ピッチャーの芸というのは投げる遺伝子みたいなも
のだと思うんです。いい見本がいたら変わりますよね。」

と、いい左腕投手はいい先輩左腕投手がいるチームに育つ、という
内容の発言をされています。

左投手というのは右投手に比べて数が少ないので、どうしてもその
いいお手本にふれる機会が少なく、結果としてなかなか上達しない。
ところが、いいお手本になる人が一人でもいると、自然にその姿を
目にするうちに上達するということでしょう。

同じように、箸使いにしろ、鉛筆の持ち方にしろ、紐の結び方にし
ろ、何をするのにもお手本となる人がいるのは都合がいいものです。

身近に左利きの人がいれば、些細なことでも相談してみましょう。
きっと良いアドバイスがいただけると思います。

ちょっとしたことに意外な発見があるものです。
こんなことが…、と思うようなところに落とし穴があるものです。
利き手の違いから来る相違に新たに気付くことも少なくないと思い
ます。

 

 ◆鏡のように向かい合ってお手本を見せる◆

しかし、実際には左利きの人は数が少ないので、適任者が見つから
ない場合もあるでしょう。
そんなときはどうするか。

右利きの親が左利きの子の後ろから二人羽織のように子供の手をと
って、あれこれと注意を与えるというのはむずかしいものです。左
右がごっちゃになりわけがわからなくなったりします。並んで手取
り足取り、も同様です。

では、どうすればいいのか。
方法として、ひとつは鏡を使いましょう。
鏡の中では右利きの人もみな左利きです。鏡に映した姿を見せて説
明するのもいい方法です。

しかし、鏡のなかはさわれません。
そのときは、互いに向かい合って手と手をつき合わせて、まるで鏡
に映っているような状態で教える方法があります。
あなたの右手が相手の左手の鏡像です。しかもこの鏡像は手に取る
ことができます。
あなたは得意な右手で作業をするだけでいいのです。相手も自分の
得意な左手で作業をまねればいいのです。

実際に、右利きのはずなのに向かい合って相手の仕草をまねている
うちに左手使いになってしまったという例もよく聞きます。

たとえば2004年のマスターズ・ゴルフ・トーナメントで優勝し
た、左打ちのプロゴルファー、フィル・ミケルソン選手は小さい頃
に親と向かい合ってそのプレーをまねるうちに左打ちになった、と
いう話で有名です。

 

 ◆愛する気持ちをお手本を通して示してあげよう◆

こうして親御さんに教えてもらったことはいつまでも体に染み付い
て一生忘れないものになるでしょう。
物心つかないうちでも心のどこか深いところに残って、確かな愛情
の記憶が刻み込まれるはずです。

たとえあなたが右利きであっても、どうせ私には手に負えぬ、まる
でエイリアンかなにかのように、異なる世界の住人、技術を教える
方法もわからない、私はこの子に何も教えてあげられない、とあき
らめるのではなく、根気よくねばり強くお手本を示して教えてあげ
て欲しいと思います。

 

 ◆子供はみんな天才だ◆

子供はみんな天才です。みんな等しく才能を持って生まれてきます。
でも、その方向がそれぞれ少しずつ違っていることがあるのです。

何も恐れることはありません。

あなたの持てる力で、あなたのお子さんを世界にデヴューさせてあ
げましょう。

そして、世界で生きる力を与えてあげましょう!

 


このシリーズ「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、
レフティやすおがウェブログ「お茶でっせ」で始めた、左利きのお
子さんをお持ちの親御さんへの左利きの問題にどう対処すべきかに
ついての独断的アドヴァイス、および提案です。
(既発表分は、「その6」まで「レフティやすおの左利き私論3」
として、『レフティやすおの左組通信』に掲載しています。)
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron03.html

 

 次回の予定は→
 「―その8―左利き用品は子供を甘やかす?」
  第6号掲載予定。このシリーズは、隔号掲載です。

------------------------------------------------------------

 

■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■
 ―私の最初の左手・左利き用品― (読者のお便り募集)

「左組通信」や「お茶でっせ」「新しい生活」等でも、紹介してい
ますように、今やお子様向けの左手・左利き用品は、ハサミを筆頭
に、文具品でいうと鉛筆の持ち方練習具や定規など、またお箸の練
習具なども数々出ています。

一般用でも、刃物類をはじめ、様々なものが出回り始めました。
今や最初に手にする左手・左利き用品といっても、ワン・パターン
かもしれません。

しかし、一世代以上前の左利きの人にとっては、けっこう色んな思
い出があるのではないでしょうか。

 

 *** 京セラ・サムライ ***

私にとっての「マイ・ファースト・レフティ・グッズ」は、『左組
通信』「左利き自分史年表」等でも書いていますように、それは、
京セラの左手用カメラ、サムライSAMURAI Z2-Lでした。

1990(平成2)年、36歳のことでした。
当時そのお店で三台目とのことでした。

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

 

・レフティやすおの左利き自分史年表 
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.jibunsi.html
・左利きphoto gallery〈HPG4〉
 世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.hph4.z2-l.html

 

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/

初めて手にしたのに、まるで何年も前から使っているかのように、
身体にフィットするその感覚はなんともいえないものでした。
今までカメラを手にするたびに感じていた、あのなんともいえない
違和感、人様のものをお借りしているといった、そういうワン・ク
ッション置いた感じがまったくありませんでした。

これだ、という感覚は今でも忘れられません!

そうか、右利きの人っていつもこんないい思いをしてるんだ、と心
からそう思いました。

それがきっかけになって、私の左利き活動は始まったのでした。

 

 *** 読者のお便り募集 ***

あなたの「マイ・ファースト・レフティ・グッズ」を教えてくださ
い。
それは何年ごろ、何歳ぐらいのことで、どんなものでしたか。
そして、あなたはどんな感想を持ちましたか。
良かったら、教えてください。

宛先は、↓をご覧ください。

私の世代ぐらいの男の子にとっては、「マイ・ファースト・レフテ
ィ・グッズ」といえば、野球のグローブだったかもしれません。

 

------------------------------------------------------------

 

●レフティやすおの編集後記●

朝晩はグッと肌寒くなってきました。例年ならそれでもアサガオが
最後の頑張りを見せている頃です。ところが今年は早々に台風の影
響で命がついえてしいました。その代わり、今年初めて挑戦したジ
ャガイモが立派に育っています。毎日、これでもかというぐらいに
日々成長しています。
私のこのメルマガもこのジャガイモのように大きく成長し、いつの
日にか人々に収穫の喜びを与えてくれますように、と心から願って
います。
さて、読書の皆様にお願いがあります。あなたの「マイ・ファース
ト・レフティ・グッズ」を教えてください。楽しみにしています。

では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~

------------------------------------------------------------

 

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

 

【2019年11月21日 追記】

 

*参考文献:
『全力投球 我が選んだ道に悔いはなし』大野豊/著 宝島文社庫 2001/2

 

*参照:京セラの左手用カメラ「サムライSAMURAI Z2-L」

Dsc060

『レフティやすおのお茶でっせ』
・2004.8.5
今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L

130906kyocerasamurai-z2l

 

・2014.10.20
左利きの憂鬱における左手・左利き用カメラの情報

1305saurai-z2lpowershot-n

(画像:左手用カメラの京セラサムライZ2-Lと左手右手どっちでもシャッターリングのキヤノンパワーショットN)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

以下、「追記」として現在から振り返ってみた印象などを書いています。
そちらの方は、本誌読者だけに許されたお楽しみですので、弊誌をご購読(無料です!)の上、ご確認ください。

 ・・・

ただ、「これだけは」という一言だけ書いておきます。

「右利きの人っていつもこんないい思いをしてるんだ!」でしたね。

これは、私が生まれて初めて手にした左利き用品である、36歳の時の、京セラ左手用カメラ「サムライSAMURAI Z2-L」を手にしたときに感じた諸々の印象(初めてなのに長年使い込んだような最高のフィット感ほか)のなかの一つです。

 ・・・

では「追記」は、本誌で。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

 

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2019.11.16

右用と左用の違い(37)左利き手帳のこと―左利きで生きるには週刊ヒッキイ第557号

―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第577号 別冊編集後記

 

第557号(No.557) 2019/11/16「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(37) 左利き手帳のこと」

 

 

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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
  に変更しました。
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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第557号(No.557) 2019/11/16「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(37) 左利き手帳のこと」
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【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(37) 左利き手帳のこと
------------------------------------------------------------

 左手・左利き用品における右用との違いについて― 
 37回目です。

 これからは単発で、ネタを拾ったときに書くことにします。

 と言うことで、今回は、表題にもあるように、
 「左利き手帳」について――。

 正確には、「左ききの手帳」についてです。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 【左手・左利き用品を考える】
  右用と左用の違い(37)
   左利き手帳のこと――「左ききの手帳」
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●「左ききの手帳」について

「左ききの手帳」クラウドファンディング始めました
https://note.mu/hidarikiki/n/nfc82da360056

 ●右綴じ右開き・日付右上配置・「ライト式」ページ
 ●通常の手帳との違い
 ●昔買った左利きアドレス帳のことなど

 ●習慣の力に負けるかも……
 ●100円ショップの手帳
 ●「左ききの手帳」クラウドファンディング
 ●来年以降に期待!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「【左手・左利き用品を考える】右用と左用の違い(37) 左利き手帳のこと」と題して、左利き用品をネット通販して2年目に入った
「左ききの道具店」さん
https://hidari-kiki.shop

と手帳屋さんの老舗

「菁文堂(株)」さん
https://seibundo.jp.net

のコラボによる左利き(左手書き)用のオリジナル手帳のことを紹介しています。

*参照:
「左ききの手帳」クラウドファンディング始めました

 

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(画像は上記サイトより拝借)

 

今までありそうでなかった商品といえます。
外国には、私が買った「左利き用のアドレス帳」や「左利き用のメモパッド」、「左利き用のノート」などがありました。

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(画像:アドレス帳・メモパッド・ノート)

 

手帳は、私の知る限りではありませんでした。
全く新しい商品となります。

説明を見ますと、「コロンブスの卵」のようなものですが、「ないものはない」だったのですね。

私の関心はひとえに来年以降のことになりますが、それも今年の成果次第、というのが本当のところでしょう。
まずは、完売してほしいものです。

さらに、予約殺到で、追加発注となれば、嬉しいのですけれど。

 ・・・

では詳細は、本誌で。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2019.08.17

8月13日は左利きの日/左利き情報あれこれ(3)―『左利きで生きるには』第548号編集後記

 

―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第548号 別冊編集後記

第548号(No.548) 2019/8/17
「特別編・8月13日は左利きの日/左利き情報あれこれ(3)」

 

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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第548号(No.548) 2019/8/17
「特別編・8月13日は左利きの日/左利き情報あれこれ(3)」
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 今回も、8月13日は〈国際左利きの日〉ということで、
 ネットで拾った
 最近の左利きに関する情報をポツポツと紹介してゆきます。

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 特別編
  ―8月13日は〈左利きの日〉―
   左利き情報あれこれ(3)
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 ●月刊「左利きの女」

【月刊「左利きの女」】

 

 ●その他の情報

【素晴らしき左利きの世界】

 

【「デイリーポータルZ」左利きあるある大募集】

集まれサウスポー!頑張れレフティ!

 

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 以上、簡単でしたが、これで今年の
 「8月13日 国際左利きの日」
 の「特集・左利き情報あれこれ」を終りとします。

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準備不足の上、直前になって体調不良が重なり、
あまり多くの情報を紹介できませんでした。

最低限度のものは書けたかなあ、という感じです。

 

やはり常日頃からきちんと整理しておかなければ、
いざという時に役に立たぬということを改めて認識しました。

これからは地道に記録してゆこうと思います。

 ・・・

詳細は、本誌で。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

 

 

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2019.08.13

8月13日は国際左利きの日-1976年の制定より今年は44度目

毎年のように書いてきました〈8月13日「国際左利きの日」International Left-Handers Day〉の記事。

今年は何も考えていなくて――このごろは体調不良や気力不足で――今、慌てて書いています。

「令和」時代〈初〉のこの左利き日ですので、やっぱり何か書いておくべきでしょうね。

 

もうずっと以前から指摘しているのですが、未だに「日本語版『ウィキペディア(Wikipedia)』左利きの日」の記述が

1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により、(略)提唱・制定された。》最終更新 2019年2月18日 (月) 13:39

となっています。
これの影響か、さまざまなサイトでもこの情報が広く流布しているようです。

 

確かに現在活動している、という現役は、このイギリスの「左利きの会 Left-Handers Club」です。
そういう強みはありますが、だからこれが正しい歴史になるわけではありません。

(たとえは悪いですが、)
どっかの国のように、王朝や為政者が変わるたびに何でも自分の都合のいいように書き変える国は、昔からありました。
やはり一つの歴史として、より正確な記録は残しておくべきでしょう。

 

英語版の「International Lefthanders Day - Wikipedia」をご覧になれば、一目瞭然です。

The day was first observed in 1976 by Dean R. Campbell, founder of the Lefthanders International, Inc.》This page was last edited on 13 August 2019, at 05:31 (UTC)

 

私の持っている1994年、1995年の"Lefthander Magazine"の「INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY」の記事の画像を挙げておきます。

この雑誌は、アメリカ・カンサス州トピカのディーン・R・キャンベルDean R. Campbellが、左利きの人のための組織"Lefthanders International"を設立し、会員のために発行した隔月発行の雑誌で、自分の左利き用品店の商品のカタログも載せています。

私は1993年11・12月号から1996年3・4月号まで購読。

 

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写真は、1994年7・8月号と1995年7・8月号に掲載された「左利きの日」の記事と掲載号の表紙、1995年7・8月号の編集者の言葉のページと左利きの日の記事の紹介のくだり、雑誌裏表紙の左利きの日の広告です。

そこに、20年前のことも書かれているようです。(私の英語能力に難ありなので。)

 

『レフティやすおのお茶でっせ』2014.8.6
終わったはずのクチコミ「右利き? 左利き?」がまた

の記事中、「●国際左利きの日 INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY」で、その起源について簡単に書いています。

1976年に、アメリカのDean R. Campbellという人が、左利きの人のための専門雑誌"Lefthander Magazine"を発行する左利きの組織Lefthanders Internationalを創設した、その日8月13日を「左利きの日」と定め、イヴェントを始めたということのようです。/このなぜ8月13日かといいますと、それは、これに先立つ一年前に、Campbell氏が左利き用品の店を開いたのがその日だったから、とされています。

 

*その他の、8月13日「国際左利きの日」記事:
2018.8.13
8月13日国際左利きの日ILHDとAKB48Team8左利き選抜のことなど

2017.8.13
8月13日はハッピーレフトハンダーズデー!

2016.8.14
昨日(8月13日)アメブロで「今日は左利きの日」をやってました

2015.8.12
明日8月13日は1976年制定から40回目の国際左利きの日

2014.8.12
8月13日は39回目の国際的な<左利きの日>&LEFTEOUS2014年

2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる!

2013.8.13
レフチャス(LEFTEOUS)day2013:<国際左利きの日>情報2

2012.8.12
8月13日は37度目の“左利きの日”

―など。

 

 

 

 

 

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2019.08.03

8月13日左利きの日を前に/左利き情報あれこれ(2)―『左利きで生きるには』第547号編集後記

―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第547号 別冊編集後記

 

第547号(No.547) 2019/8/3
「特別編・8月13日左利きの日を前に/左利き情報あれこれ(2)」

 

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第547号(No.547) 2019/8/3
「特別編・8月13日左利きの日を前に/左利き情報あれこれ(2)」
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 前回同様、今回も、来月8月13日〈国際左利きの日〉を前に、
 最近の左利きに関する情報をポツポツと紹介してゆきます。

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 特別編
  ―8月13日〈左利きの日〉を前に―
   左利き情報あれこれ(2)
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 ●ウェブの左利き用品専門店

【左ききの道具店】さん
ショップサイト:
https://hidari-kiki.shop/

コンセプト
「道具として優れた品質のもの、長く愛用したくなるデザイン」

自身も左利きである店長の加藤礼(かとうあや)さん

一口に左利きと言っても必要な道具は人それぞれですので、
 よりその方の暮らしにフィットした、
 そして愛着を持って長く使うことのできる道具を
 お届けできるお店になれたらと思っています。
 時代が変わっても、少数派である以上は
 どうしても左利きが不便な場面はたくさんある
 とは思いますが、
 左ききの道具店と出会ったことで、
 少しでも「左利きのままで良いんだ、左利きで良かった」
 という風に思っていただけたら
 私としては本当に幸せですね。

 ●一年間見てきて……初紹介
 ●デザインを選ぶ権利

 

 ●ツイッターから【イチョウ ヨワシ】さん

【イチョウ ヨワシ】さんのツイッター
https://twitter.com/h_uk_ut_u777

190109イチョウ ヨワシ 実録漫画 エッセイ「左利き」
https://twitter.com/h_uk_ut_u777/status/1082923218506149888

2019年01月21日
左利きの私、母が矯正しなかった理由は…
 感謝の思いを込めて漫画に (若松 真平 withnews編集部)
https://withnews.jp/article/f0190121000qq000000000000000W00o10101qq000018657A

 

私のような経験をした方が多くて驚きましたし、
 いろんな人の左利きトークが聞けて楽しかったです。

 

 左利きで辛い経験をしてきた方が親になって、
 その子どもも左利きだった場合、
 自分と同じように辛い経験をして欲しくないと、
 無理な矯正をする場合が多いみたいです。

 

 そのことが問題を引き起こすこともあるようなので、
 なるべく無理はさせてほしくないです。

 

 最近では左利きへの理解も少しずつ浸透しています。
 ストレスなくお子さんを育ててほしいと思います。

 

 ●「無理な矯正」という言い回し
 ●本人自身が決めるべきなのに……

 ●それでも……

 ・・・

尻切れトンボで終わっています。

本誌でも書いていますように、39.2度の高熱にダウン。

まとめきれないまま時間切れになりました。

とりあえず出しただけでも良しとしようというところです。

足らずは次号で挽回!(?)

 ・・・

詳細は、本誌で。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

 

 

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