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2026.08.06

左利き用鍵盤ハーモニカP―8月13日は「国際左利きの日」(2) Happy International Lefthanders Day

8月13日は「国際左利きの日」です。

今年の<8月13日は「国際左利きの日」>の記事の第一弾がこちら↓

2026.8.3
始まりは1976年アメリカで―8月13日は「国際左利きの日」(1) Happy International Lefthanders Day

 

本日は第二弾。

今回は、告知といいますか、新しいプロジェクトの発表です。

 ・・・

左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』 の最新号

第715号(Vol.22 no.15/No.715) 2026/8/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その26―
ハンディズム(利き手差別)を「見える化」する方法を考える(その一)
婦人画報デジタルの左利き特集に思う(1)」
(手違いで、7月31日に配信してしまいましたが……。)

2026.07.31
【編集後記】ハンディズム「見える化」(一)[婦人画報]左利き情報(1)-週刊ヒッキイ第715号

の冒頭でも少し書いていますが、

 <逆置き鍵盤楽器の左手弾き>プロジェクト

というものを考えています。

左利きに関するものの見方や世間の風潮は、かなり変化してきました。
左利きであることを頭から否定されることはなくなってきました。
左手・左利き用品も少しずつ普及するようになって来ました。
その必要性を認めて、メーカーさんも販売店さんも努力するようになっています。

とはいえまだまだ、一部の文房具や、せいぜい生活必需品的なものに限られているようです。
趣味や娯楽、あるいは芸術に関する道具や機械類に関しては、まだまだ手つかずの状況でしょう。

たとえば、カメラがそうです。
コンパクトカメラでも、一眼高級カメラでも、まずは右手でカメラの本体を持って構図を決め、右手でシャッターを押す。
左手は本体を保持する助けであったり、一部ピント合わせなど微調整を任されているとはいえ、最終的に、写真を撮るのは、右手のシャッターボタンです。
どんなにピント合わせがうまくても、それだけでは写真になりません。
最初も最後も、「右手が勝負」ですよね。

よく「両手を使うから利き手は関係ない」という人もいますが、両手にはそれぞれに固定した役割があり、互換はききません。
「慣れたら一緒」という人もいますが、一部を除いて、そもそも右利きの人は慣れる必要はないのです。
向こうの方がすでに右利きの人用にできているのですから。

楽器もそうです。
左利き用が一般化しているのは、ギターの類いぐらいでしょう。
音楽と言えば、最初に思い浮かべるピアノのような鍵盤楽器はまったくダメです。
(後ほど改めて紹介しますが、以前紹介しましたまつのじん(松野迅)さんの左利きサイトにも書かれています。)

今では小学生の必修のようになっている鍵盤ハーモニカにも左利き用はありません。

筆者は、ピアニカやメロディホンのメーカーさんに問い合わせのメールをしました。
ピアニカのメーカーさんからは左用はない、開発の計画もない、個人的な特注も受け付けていない、とないない尽くしの返事。
メロディホンのメーカーさんからは問い合わせを受け付けたというメールだけで、一切返事はなしでした。

筆者のような強度の左利きの人には、右用の道具は非常に使いにくいものです。

鍵盤ハーモニカでも同じだと思います。
筆者の小学生時代に鍵盤ハーモニカがなかったのは幸いでした。

強度の左利きの人は、一説には全人口の5%程度はいるといわれています。
ひとクラスに少なくても2人はいる勘定です。
それらの子は、きっとおちこぼれているのではないか、という気がします。
「音を楽しむ」はずの音楽の授業の時間に、苦痛を味わっているのかもしれません。

そういう子を作らないためにも、左利き用鍵盤ハーモニカは必要でしょう。

さらに、もっと多くの種類の左利き用の楽器が必要です。
音楽は心の栄養です。
右利きの人にも左利きの人にも、誰にも必要なものです。
歌は下手でも楽器があれば、という人もいるのではないでしょうか。

そんなこんなで、「左利き用鍵盤ハーモニカ」への道として考えたのが、このプロジェクトです。

 

◆<逆置き鍵盤楽器の左手弾き>プロジェクト

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第一土曜日発行分で連載していました、「楽器における左利きの世界」<左利き用鍵盤ハーモニカ>プロジェクトは、今後どのように進めていけば良いのか、具体的な方法がわからず、進めることができません。

今思いつくいちばん良い方法は、

(1)鍵盤ハーモニカを逆置きして左手弾きする
(2)ミニキーボードを逆置きして左手弾きする

2025512-lefty-labo-hidarikikihiki

(画像:『レフティラボ:Lefty Labo』の「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」より、鍵盤ハーモニカを上下逆に置き、演奏する画像(一部加工))

 

260404-mini-keyb

 

260502-casio-pt280-gaykumuki

(画像:筆者の40年ぐらい前のカシオミニキーボード(CASIO PT-280)の逆置き)

 

向こう側から引くんですね。
こうしますと、鍵盤の並びが通常の右利き用の逆になり、「左利き用」になるのですね。

左利き右弾きのバイオリニスト、まつのじん(松野迅)さんの左利きサイト「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」
(2019年8月13日)
「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」

にもありますように、現行のピアノなどの鍵盤楽器は皆「右利き用」です。
右手指・腕の自然な動きで、低音から高音へと弾くことができるように設計されています。

右手で横線を引くときの動き(→)であり、横書きの文章の綴り方に同じです。

人の心は低音から高音への展開では、心が伸びやかになる高揚感があります。
逆に高音から低音への展開は、こころが暗鬱になってゆく感じがします。

 ・・・

まつのさんは、1998年に製作された左利き用フォルテピアノを演奏しているクリストファー・シードChristopher Seedさんの動画を紹介して、その左利き用ピアノとその演奏について解説されています。

 《下図の上は、私たちが日ごろ目にしているキーボードの並び順です。
  白鍵(前鍵)は、左側から右側へ〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド〕と並び、音程が上昇します。
  この動画で使用されているキーボードの白鍵(前鍵)は、下図の下のように、右側から左側へ〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド〕と配置されています。
  それに添って黒鍵(後鍵)の並び方も逆仕様となっています。
  左側に向かって音程が上昇します。》

 《演奏する手も入れ替わります。
  私たちが日ごろ目にしていますがる「右(手)利き用」鍵盤楽器では、(原則として)楽譜(大譜表)の上段〔高音域〕を右手、下段〔低音域〕を左手が演奏します。
  ところが「左(手)利き用」鍵盤楽器では、その逆手で演奏することになります。》

 

250405-2019813-matunojin-hidarikiki-14

250405-2019813-matunojin-hidarikiki-15

(画像:まつのじんさんのサイトの左利きページ「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」から、左用と右用の鍵盤の違い/同じく、左用と右用の楽譜の違い)

というふうに。
そして、こう結んでいます。

 《この動画をごらんになって、「右(手)利き」の方の中には⚡️違和感を感じる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。違和感を通り越して、気持ちが?不安定になる方がいらっしゃるかもしれません。あるいは、しばらく時を経てから不快感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
  私は、その心の衝動を充分に理解できます。なぜならその不安定な心の動きは、私たち「左(手)利き族」が日常的に内心と精神で味わっている 〈試練〉に他ならないからです。それは、生涯にわたり切り離せないものでしょう。》

左利きの人が常に抱いている、ある種の違和感が表明されています。

*参照:

第679号(Vol.21 no.2/No.679) 2025/2/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(28)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(3)」
『レフティやすおのお茶でっせ』2025.2.1
週刊ヒッキイ第679号-告知-楽器における左利きの世界(28)まつのじん(3) 「はてなブログ版」

第687号(Vol.21 no.10/No.687) 2025/6/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(32)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(松野迅)さんの
ご意見から考える」
『レフティやすおのお茶でっせ』2025.6.7
週刊ヒッキイ第687号-楽器における左利きの世界(32)松野迅さんから 「はてなブログ版」

 ・・・

さて、逆置き鍵盤ハーモニカ(もしくはミニキーボード)の話に戻ります。

鍵盤を向こう側から弾くのですから当然弾きにくいんですが、左用じゃないのですから致し方ありません。
それぐらいのガマンは、私たち左利きの人たちはみんな大なり小なり経験してきたんじゃないか、という気がします。

こういう逆置き鍵盤作戦といった方法を進めて、これらを広めていって、メーカー側の牙城の“外堀を埋める”? という作戦ですね。

ユーチューブYouTubeやショート動画などで広めていって、「逆鍵盤配置(左利き鍵盤配置)」の「左手弾き」の心地よさを多くの人に知ってもらう。
そして、正規の「左利き用鍵盤楽器」の普及を目指したい、と考えています。

みんながみんなこんなふうにがんばっていたら、それを見た人の中から「こんなことをやらせていてはだめだ、もっとちゃんとしたものを作ってやらなきゃ」と言ってもらえるようになるのでは? とちょっと甘い観測ですけれど……。
どうでしょうか?

このふたつを押していこうと思っています。
読者のみなさまのご協力をお願いしたい、と思います。

「よし、自分もやってみよう」という方は是非ご協力を!

以上が、<逆置き鍵盤楽器の左手弾き>プロジェクト、というところです。

 

参照:ブログ『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』―過去の「8月13日は<国際左利きの日>」の関連記事

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2025年8月13日は50回目の<国際左利きの日>INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY
2025年8月13日は50回目の<国際左利きの日>INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY

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8月13日は49回目の「国際左利きの日」INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY――始まりは1976年アメリカ 「はてなブログ版」 ・2023.8.12
8月13日国際左利きの日を前に~メディアに注文-週刊ヒッキイ第647号

「はてなブログ版」

・2022.8.13
2022年8月13日左利きの日INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY合併号-週刊ヒッキイ第624号

「はてなブログ版」

メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
 第624号(No.624) 2022/8/13
 「2022年8月合併号―「8月13日は国際左利きの日」―」
・2021.8.12
8月13日「国際左利きの日」を前に、左利きメルマガ「週刊ヒッキイ」創刊600号達成

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・2021.8.7
「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」-週刊ヒッキイ創刊600号記念号

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2020年8月13日は1976年の制定から45回目の国際左利きの日

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8月13日は国際左利きの日-1976年の制定より今年は44度目

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