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2026.08.07

【最新号】<夏の文庫>フェア2026から(2)角川文庫『八つ墓村』横溝正史-楽しい読書416号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

 

2026(令和8)年7月31日号(vol.19 no.14/No.416)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2026から(2)角川文庫
『八つ墓村』横溝正史~怪奇ロマン~」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年7月31日号(vol.19 no.14/No.416)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2026から(2)角川文庫
『八つ墓村』横溝正史~怪奇ロマン~」
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 今年も毎夏恒例の新潮・角川・集英社の
 <夏の文庫>フェア2026から――。

 今年も、一号ごと三回続けて、一社に一冊を選んで紹介します。

 今年のテーマは、“やわらかい古典”ということで、
 古典だけれど、読みやすい感じのソフトな、エンタメ系の古典を
 取り上げてみましょう。

 二本目は、角川文庫から発表から75年となるエンタメの古典、
 横溝正史さんの名探偵<金田一耕助>シリーズの推理小説、
 『八つ墓村』を紹介しましょう。

 

ナツイチ2026 きみの意外な1ページ。 - 集英社文庫

角川文庫夏フェア2026 | カドブン

新潮文庫の100冊 2026

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 ◆ 2026年テーマ:“やわらかい古典” ◆

  新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2026から(2)

  角川文庫『八つ墓村』横溝正史~怪奇ロマン~
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●角川文庫夏フェア2026 | カドブン

今年の角川文庫夏のフェアは、QuizKnockとのコラボで、
オリジナルクイズラリーが実施されています。
詳しくは↓から。

角川文庫夏フェア2026 | カドブン

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 ・・・

角川文庫夏フェア2026 対象書籍(一部重複を含む)

 

◎本を開けば、事件が起こる!
 Mystery!ミステリ 18

地雷グリコ(青崎 有吾
六人の嘘つきな大学生(浅倉 秋成
悪い夏(染井 為人
黒い糸(染井 為人
こちら空港警察(中山 七里
棘の家(中山 七里
殺人の門 上 新装版(東野 圭吾
殺人の門 下 新装版(東野 圭吾
ラプラスの魔女(東野 圭吾
魔力の胎動(東野 圭吾
魔女と過ごした七日間(東野 圭吾
ヴィーナスの命題(真木 武志 /イラスト はるお
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人~(三上 延
高校入試(湊 かなえ
人間標本(湊 かなえ
探偵はサウナで謎をととのえる(吉岡 梅 /イラスト しわすだ
黒牢城(米澤 穂信
氷菓(米澤 穂信 /カバー写真 清水 厚

 

◎本を開けば、心がうるおう!
 Drama!感動 15

民王(池井戸 潤
かたばみ(木内 昇
たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ(汐見 夏衛
ないものねだりの君に光の花束を(汐見 夏衛
傷痕のメッセージ(知念 実希人
本日は大安なり(辻村 深月
勿忘草の咲く町で 安曇野診療記(夏川 草介
キッチン常夜灯 満月のキッシュロレーヌ(長月 天音
キッチン常夜灯(長月 天音
▼アルケミスト 夢を旅した少年(パウロ・コエーリョ
 /訳者 山川 紘矢、山川 亜希子
さいはての彼女(原田 マハ
■ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野 圭吾
偽医者がいる村(藤ノ木 優
今夜も満月クリニックで(藤山 素心
怪物の祈り(薬丸 岳

 

◎本を開けば、没入できる!
 Best Seller!ベストセラー 20

グラスホッパー(伊坂 幸太郎
マリアビートル(伊坂 幸太郎
AX アックス(伊坂 幸太郎
777 トリプルセブン(伊坂 幸太郎
犯罪者 上(太田 愛
犯罪者 下(太田 愛
ドミノ(恩田 陸 /イラスト sengajin
結界師の一輪華(クレハ
テスカトリポカ(佐藤 究
憧れの作家は人間じゃありませんでした(澤村 御影
■小説 君の名は。(新海 誠
ぼくらの七日間戦争(宗田 理
八月の母(早見 和真
さまよう刃(東野 圭吾
夜明けの街で(東野 圭吾
いのちの車窓から(星野 源
夜は短し歩けよ乙女(森見 登美彦
最後の証人(柚月 裕子
▼ドグラ・マグラ 上(夢野 久作
▼ドグラ・マグラ 下(夢野 久作

 

◎本を開けば、恐怖にハマる!
 Horror!ホラー 9

マッチング(内田 英治
骨灰(冲方 丁
営繕かるかや怪異譚(小野 不由美
黒い家(貴志 祐介
をんごく(北沢 陶
ぼくうどの悪夢(澤村 伊智
文庫版 近畿地方のある場所について(背筋
身から出た闇(原 浩
▼八つ墓村 金田一耕助ファイル1(横溝 正史

 

◎話題の映像&舞台化作品 13

民王(池井戸 潤
犯罪者 上(太田 愛
犯罪者 下(太田 愛
憧れの作家は人間じゃありませんでした(澤村 御影
たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ(汐見 夏衛
ないものねだりの君に光の花束を(汐見 夏衛
勿忘草の咲く町で 安曇野診療記(夏川 草介
殺人の門 上 新装版(東野 圭吾
殺人の門 下 新装版(東野 圭吾
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人~(三上 延
怪物の祈り(薬丸 岳
▼八つ墓村 金田一耕助ファイル1(横溝 正史
黒牢城(米澤 穂信

 

◎「文豪ストレイドッグス」コラボカバー 7

■羅生門・鼻・芋粥(芥川 龍之介
魔術師(江戸川 乱歩
■青春の逆説・可能性の文学(織田作之助
◆晩年(太宰 治
◆李陵・山月記・弟子・名人伝(中島 敦
汚れちまつた悲しみに……中原中也詩集(中原中也
 /編者 佐々木幹郎
▼獄門島 金田一耕助ファイル3(横溝 正史

 

◎ジャンル特化型アンソロジー
「君に綴る物語」シリーズ 3

ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎
(相沢 沙呼 /青柳 碧人/秋木 真/似鳥 鶏
学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖
(澤村 伊智/内藤 了/梨/伴名 練/藤 ダリオ
恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き
(浅倉 秋成/織守きょうや/辻堂 ゆめ/日部 星花

 

◎「ラプラスの魔女」シリーズ
 新カバーで登場! 3

ラプラスの魔女(東野 圭吾
魔力の胎動(東野 圭吾
魔女と過ごした七日間(東野 圭吾

 

◎「殺し屋」シリーズ
『777 トリプルセブン』刊行記念 期間限定メタリックカバー 4

グラスホッパー(伊坂 幸太郎
マリアビートル(伊坂 幸太郎
AX アックス(伊坂 幸太郎
777 トリプルセブン(伊坂 幸太郎

 

◎「キューライス」コラボカバー
 人気漫画家 描きおろしコラボカバー 3

▼檸檬(梶井 基次郎
夜市(及川 光太郎
▼注文の多い料理店(宮沢 賢治

 

◎「かまわぬ」和柄カバー 6
肝臓先生(坂口 安吾
▼ヴィヨンの妻(太宰 治
▼坊っちゃん(夏目 漱石
▼こゝろ(夏目 漱石
ろくべえ まってろよ(灰谷 健次郎
▼銀河鉄道の夜(宮沢 賢治

 

◎現役編集部員がガチで読書感想文を書いてみた! 4 

15歳のテロリスト(松村 涼哉
殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス(五条 紀夫
夏子の冒険(三島 由紀夫
▼人間失格(太宰 治

 ・・・

岩波文庫フェアや
前回集英社文庫フェアの際にもやりました印付けをしておきましょう。

■:以前弊誌、もしくはブログで取り上げた作品
◆:同、他社の本による
▼:既読、本文庫・他社本等による
・:部分読み、本文庫・他社本等による

 ・・・

■青春の逆説・可能性の文学(織田作之助
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]
<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助-楽しい読書392号 「はてなブログ版」 (『天衣無縫』の参考文献として取り上げました。)
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■ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野 圭吾
2024(令和6)年7月15日号(vol.17 no.13/No.370)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2024から(1)角川文庫・
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾」
2024.7.15
[新潮・角川・集英社]
<夏の文庫>フェア2024から(1)角川文庫『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾-楽しい読書370号

「はてなブログ版」

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東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』角川文庫 2014/11/22
(Amazonで見る)

 

■小説 君の名は。(新海 誠
2019(令和元)年7月31日号(No.252)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2019から」
2019.07.31
新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2019から―『陸王』他
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2019/07/post-e5f434.html
https://lefty-yasuo.hatenablog.com/entry/f113ad87a21f783d36d0d35c255ab158
新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2019から―『陸王』他

「はてなブログ版」

角川文庫『小説 君の名は。』新海誠 2016/6/18
(Amazonで見る)

 

 ●『八つ墓村 金田一耕助ファイル1』横溝 正史

八つ墓村 金田一耕助ファイル1 (角川文庫)‎ 1971/4/26
横溝 正史 (著)
《鳥取と岡山の県境の村、かつて戦国の頃、三千両を携えた八人の武士が
 この村に落ちのびた。欲に目が眩んだ村人たちは八人を惨殺。
 以来この村は八つ墓村と呼ばれ、怪異があいついだ……。》
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(Amazonで見る)

 

本書は、<金田一耕助ファイル>とありますように、名探偵金田一耕助が
活躍する推理小説の一つです。

この作品は、雑誌に連載される金田一耕助が登場する作品としては、
三番目の作品だそうで、昭和24年3月から『新青年』(戦前からある
推理小説の専門誌)に連載され、途中同誌の休刊などで中断、『宝石』誌
の昭和25年11月、26年1月に完結編が掲載されました。
西暦でいいますと1949年から51年まで、となります。
75年前の作品で、推理小説の古典です。

ただこの作品が他の作品と異なるのは、一般的な推理小説のように、
謎に満ちた事件が起き、名探偵なり警察といった探偵役が登場し、
現場にいた容疑者たちを一人一人尋問し、証拠に基づき推理を巡らし、
事件を解決する、というパターンではない、という点です。

事件の渦中にいる人物を主人公に据えて、事件の進展を語らせてゆく、
という冒険サスペンス小説的な展開になっているということです。

それだけに展開はスピーディーで、読者は思わす引き込まれてゆきます。

連続殺人事件など本来はまず起こらないもので、絵空事といえば
そのとおりです。
それでも、八つ墓村の伝説により、いかにもありそうな気分にさせる
ストーリーテリングは見事です。

推理小説ですので、あまりストーリーは書かない方が良いでしょう。
とにかく読んでください、のひと言です。
読み出したら止まらない、と思います。

村の地下にめぐらされているという鍾乳洞における、
洞窟探検的な冒険のおもしろさもすごいとしかいえません。

 

 ●高校生時代の蔵書

実は、この作品を読むのは、何十年ぶりかです。
今持っている本も赤茶けている「古本」となった 高校生時代のもの。
昭和46(1971)年の本です。

このときはまだ<横溝正史ブーム>が起きる前でした。
ただこの作品は、『週刊少年マガジン』で漫画版が連載されていました。

 1968年42号~1969年17号 全27話 作者:影丸譲也
 講談社コミックス全二巻

ワクワクしながら家中で読んでいたように思います。

その後、<見てから読むか読んでからみるか>という惹句で、
角川映画で一連の横溝正史<金田一耕助>シリーズが映画化され、
テレビドラマ化もされ、一大ブームとなりました。

筆者もそれに乗った一人で映画は見ませんでしたが、
文庫本は次々と買って読んだものでした。

それでも今手元に残っているのは、本書と同時に買った『獄門島』だけ。
この作品も名作ですからね。

今年のフェアにも入っていました。

 

獄門島 (角川文庫) 横溝 正史
《獄門島――江戸三百年を通じて流刑の地とされてきたこの島へ金田一
 耕助が渡ったのは、復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を
 託されたためであった。『三人の妹たちが殺される……おれの代わりに
 獄門島へ行ってくれ……』瀬戸内海に浮かぶ小島で網元として君臨する
 鬼頭家を訪れた金田一は、美しいが、どこか尋常でない三姉妹に会った。
 だが、その後、遺言通り悪夢のような連続殺人事件が! トリックを象徴
 する芭蕉の俳句。後世の推理作家に多大な影響を与え、今なお燦然と
 輝く、ミステリーの金字塔! !》
(Amazonで見る)

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 ●古典の推理小説を読む日々

もう後、特に書くことはありません。

とにかくおもしろいので、読んでください、というだけですね。

今筆者は、日本の古典推理小説、といいますか、創元推理文庫版の
『日本探偵諸説全集』という叢書を一巻から読みつつある状況です。

黒岩涙香から、江戸川乱歩、夢野久作『ドグラ・マグラ』も
このシリーズで読みました。
『黒死館殺人事件』の小栗虫太郎も。
現在十二巻中の第七巻、木々高太郎集を読んでいるところです。
各巻700~800ページのゴツい本ばかりです。
毎月一冊ずつ読めたとしても、今年中かかることになります。

ほかにも読みたい本は一日ありますし、
今年買った本は『坊っちゃん』以外は、まだ一冊も手を付けていません。
あ~あ、どうなることやら。

 

以前6月の弊誌の岩波文庫フェアで、『英国古典推理小説』を
取り上げました。


これもそういう一環で、古典の推理小説の類いをあれこれと
あさっているのです。

<左利きミステリ>の歴史的な展開を知る上で、
国内外の古典推理小説のうちの著名な作品を一通り読み、
勉強しておこう、という考えに沿ったものです。

 

*参照:
2026(令和8)年6月30日号(vol.19 no.12/No.414)
「私の読書論-2026年岩波文庫フェアから『英国古典推理小説集』
作品でたどるイギリスにおける推理小説の発展史」
2026.6.30
【編集後記】私の読書論-2026年岩波文庫フェア『英国古典推理小説集』
-楽しい読書414号

2026.7.7
【最新号】私の読書論-2026年岩波文庫フェア『英国古典推理小説集』-楽しい読書414号

・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
(Amazonで見る)

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本誌では、「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2026から(2)角川文庫
『八つ墓村』横溝正史~怪奇ロマン~」
と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.7.31
[新潮・角川・集英社]
【編集後記】<夏の文庫>フェア2026から(2)角川文庫『八つ墓村』横溝正史-楽しい読書416号

 

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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