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2026.06.30

【編集後記】私の読書論-2026年岩波文庫フェア『英国古典推理小説集』-楽しい読書414号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2026(令和8)年6月30日号(vol.19 no.12/No.414)
「私の読書論-2026年岩波文庫フェアから『英国古典推理小説集』
作品でたどるイギリスにおける推理小説の発展史」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年6月30日号(vol.19 no.12/No.414)
「私の読書論-2026年岩波文庫フェアから『英国古典推理小説集』
作品でたどるイギリスにおける推理小説の発展史」
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 今月は、6月の恒例となりました岩波文庫のフェアから、
 一点を選んで紹介します。

 *来月以降も、例年通り<夏の文庫フェア>が実施されましたら、
  そちらを取り上げますので、
  <漢詩を読んでみよう>は、しばらくお休みとなります。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 - 私の読書論 -

  ~ 作品でたどるイギリスにおける推理小説の発展史 ~

 2026年岩波文庫フェアから
 「名著・名作再発見! 小さな一冊をたのしもう」から

  『英国古典推理小説集』佐々木 徹 編訳

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 ●2026年岩波文庫フェア
「名著・名作再発見! 小さな一冊をたのしもう」

岩波文庫サイトから――

--
2026年岩波文庫フェア「名著・名作再発見! 小さな一冊をたのしもう」(5/26発売)

2026.05.07 岩波文庫

 毎年ご好評をいただいている岩波文庫のフェア「名著・名作再発見!
  小さな一冊を楽しもう!」を今年もご案内いたします。
 岩波文庫は古今東西の典籍を手軽に読むことができる、古典を中心と
 したシリーズです。できるだけ多くの皆さまに名著・名作に親しんで
 いただけるよう、本文の組み方を見直し、より読みやすい文庫をと
 心がけてまいりました。
 いつか読もうと思っていた一冊、誰もが知っている名著、意外と
 知られていない名作──岩波文庫のエッセンスが詰まった当フェアで、
 読書という人生の大きな楽しみの一つを存分にご堪能いただけましたら
 と存じます。

※2026年5月26日発売(小社出庫日)

--

 

<対象書目> 60点

1 「いき」の構造 他二篇【青146-1】 九鬼周造
2 君たちはどう生きるか【青158-1】 吉野源三郎
・3 忘れられた日本人【青164-1】 宮本常一
◆4 老子【青205-1】 蜂屋邦夫 訳注
◆5 新訂 孫子【青207-1】 金谷 治 訳注
■6 ブッダのことば――スッタニパータ【青301-1】 中村 元 訳
7 史的システムとしての資本主義【青N401-1】
 ウォーラーステイン/川北 稔 訳
◆8 ソクラテスの弁明・クリトン【青601-1】 プラトン/久保 勉 訳
◆9 饗宴【青601-3】 プラトン/久保 勉 訳
■10 マルクス・アウレーリウス 自省録【青610-1】 神谷美恵子 訳
▼11 方法序説【青613-1】 デカルト/谷川多佳子 訳
12 永遠平和のために【青625-9】 カント/宇都宮芳明 訳
■13 読書について 他二篇【青632-2】
ショウペンハウエル/斎藤忍随 訳
・14 死に至る病【青635-3】 キェルケゴール/斎藤信治 訳
▼15 ツァラトゥストラはこう言った (上)【青639-2】
 ニーチェ/氷上英廣 訳
▼16 ツァラトゥストラはこう言った (下)【青639-3】
 ニーチェ/氷上英廣 訳
17 精神と自然――生きた世界の認識論【青N604-1】
 グレゴリー・ベイトソン/佐藤良明 訳
▼18 ロウソクの科学【青909-1】 ファラデー/竹内敬人 訳
19 生物から見た世界【青943-1】
 ユクスキュル,クリサート/日高 敏隆 訳,羽田 節子 訳
▼20 古事記【黄1-1】 倉野憲司 校注
▼21 源氏物語 (一) 桐壺―末摘花【黄15-10】 柳井 滋,室伏信助,
大朝雄二,鈴木日出男,藤井貞和,今西祐一郎 校注
22 西行全歌集【黄23-2】 久保田 淳,吉野朋美 校注
▼23 新訂 方丈記【黄100-1】 市古貞次 校注
24 芭蕉 おくのほそ道――付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄【黄206-2】
 松尾芭蕉/萩原恭男 校注
■25 雨月物語【黄220-3】 長島弘明 校注
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▼26 こころ【緑11-1】 夏目漱石
27 柿の種【緑37-7】 寺田寅彦
▼28 濹東綺譚【緑41-5】 永井荷風
▼29 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇【緑70-7】 芥川竜之介
▼30 童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇【緑76-3】 宮沢賢治/谷川徹三 編
■31 山月記・李陵 他九篇【緑145-1】 中島 敦
32 桜の森の満開の下・白痴 他十二篇【緑182-2】 坂口安吾
33 茨木のり子詩集【緑195-1】 谷川俊太郎 選
34 大江健三郎自選短篇【緑197-1】 大江健三郎
35 折々のうた 三六五日――日本短詩型詞華集【緑202-5】 大岡 信
36 まっくら――女坑夫からの聞き書き【緑226-1】 森崎和江
37 詩集 いのちの芽【緑235-1】 大江満雄 編
38 危機の二十年――理想と現実【白22-1】 E.H.カー/原 彬久 訳
39 政治的なものの概念【白30-2】
 カール・シュミット/権左 武志 訳
▼40 日本国憲法【白33-1】 長谷部恭男 解説
41 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神【白209-3】
 マックス・ヴェーバー/大塚久雄 訳
42 大衆の反逆【白231-1】 オルテガ・イ・ガセット/佐々木 孝 訳
43 女らしさの神話 (上)【白234-1】
ベティ・フリーダン/荻野美穂 訳
44 女らしさの神話 (下)【白234-1】
 ベティ・フリーダン/荻野美穂 訳
・45 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇――吶喊【赤25-2】
 魯迅/竹内 好 訳
▼46 ホメロス オデュッセイア (上)【赤102-4】 松平千秋 訳
▼47 ホメロス オデュッセイア (下)【赤102-5】 松平千秋 訳
■48 イソップ寓話集【赤103-1】 中務哲郎 訳
▼49 ギリシア・ローマ神話――付 インド・北欧神話【赤225-1】
 ブルフィンチ/野上弥生子 訳
50 サロメ【赤245-2】 オスカー・ワイルド/福田恆存 訳
51 新編 イギリス名詩選【赤273-2】 川本皓嗣 編
52 英国古典推理小説集【赤N207-1】 佐々木 徹 編訳
▼53 白鯨 (上)【赤308-1】 メルヴィル/八木敏雄 訳
▼54 白鯨 (中)【赤308-2】 メルヴィル/八木敏雄 訳
▼55 白鯨 (下)【赤308-3】 メルヴィル/八木敏雄 訳
56 チャーリーとの旅――アメリカを探して【赤327-4】
 ジョン・スタインベック/青山 南 訳
■57 星の王子さま【赤N516-1】 サン=テグジュペリ/内藤 濯 訳
■58 タタール人の砂漠【赤719-1】 ブッツァーティ/脇 功 訳
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59 伝奇集【赤792-1】 J.L.ボルヘス/鼓 直 訳
60 やし酒飲み【赤801-1】 エイモス・チュツオーラ/土屋 哲 訳

 

■:以前弊誌、もしくはブログで取り上げた作品
◆:同、他社の本による
▼:既読、本文庫・他社本等による
・:部分読み、本文庫・他社本等による

こんな感じでしょうか、既読は半数弱。
一昨年の『タタール人の砂漠』その前年の『雨月物語』とか、
弊誌で取り上げた作品もかなりあります。
『星の王子さま』は、当時文庫版はまだ出ていなく、少年文庫版でした。

 

*参照:
2023(令和5)年6月30日号(No.345)
「私の読書論172- 2023年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!
 小さな一冊をたのしもう」から 上田秋成『雨月物語』「蛇性の婬」」
『レフティやすおのお茶でっせ』2023.6.30
私の読書論172-2023年岩波文庫フェアから上田秋成『雨月物語』「蛇性の婬」-楽しい読書345号

2024(令和6)年6月30日号(vol.17 no.12/No.369)
「私の読書論187-2024年岩波文庫フェアから『タタール人の砂漠』」
『レフティやすおのお茶でっせ』2024.6.30
私の読書論187-2024年岩波文庫フェアから『タタール人の砂漠』-楽しい読書369号  

 

 ●『英国古典推理小説集』佐々木 徹 編訳

『英国古典推理小説集』佐々木 徹 編訳

赤N207-1 (刊行日)2023/04/14
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・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
(Amazonで見る)

(以下、略)

 

 ●本書の言う「古典」とは――

 ●なぜ「英国」なのか

『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』田村隆一/著 
中公文庫 ‎ 2023/2/21
(Amazonで見る)

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 ●『バーナビー・ラッジ』について

『バーナビー・ラッジ(上)』ディケンズ/著 小池 滋/訳 中公文庫
テ 8-1 2026/3/24
(Amazonで見る)

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(画像:『ミステリマガジン』2026年7月号書評欄の新保博久さん『バーナビー・ラッジ』評)

 

 ●<左利きミステリ>「ノッティング・ヒルの謎」

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフやすおのお茶でっせ』
2025.11.15
【編集後記】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作-楽しい読書第399号

2025.11.22
【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作-楽しい読書第399号

[hatena版]

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本誌では、「私の読書論-2026年岩波文庫フェアから『英国古典推理小説集』作品でたどるイギリスにおける推理小説の発展史」と題して、2026年岩波文庫フェアから『英国古典推理小説集』の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

前号でも書きましたように、ミステリ好きの筆者ゆえに今年はこういう作品を選びました。
<左利きライフ研究家>として、<左利きミステリ>の研究家でもありまして、本書は英国推理小説の古典を扱っているということで、<左利きミステリ>の歴史を調べる上で役に立つのではと思い、出版されて間もない頃に読んでいました。
幸運にも本書の中にも英国最初の長篇小説かも? という作品で、早くも左利きを扱って作品を成立させていました。
思えば、ポーも純粋な推理小説ではないのですが「黄金虫」で、暗号解読を論理的に描き、一編の小説に仕上げています。
そしてここでも、助手役に右と左を判別できない人物を配して、ストーリーを盛り上げていました。

思えば結構、推理小説の初期から「左利き」をトリックといいますかネタに使った作品があるということが、判明したように思います。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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2026.06.28

【最新号】『左組通信』復活計画(45)左利き自分史年表(11)2004年7-10月―ネットの時代(4)-週刊ヒッキイ第712号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

第712号(Vol.22 no.12/No.712) 2026/6/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [45]
レフティやすおの左利き自分史年表(11)2004(平成16)7月-10月
―ネットの時代(4)」


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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第712号(Vol.22 no.12/No.712) 2026/6/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [45]
レフティやすおの左利き自分史年表(11)2004(平成16)7月-10月
―ネットの時代(4)一般向けメルマガ
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊」
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 「左利き自分史年表」の11回目で、2004年の10月までです。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照

(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

(第五回)~(第七回)分は、(第八回)の冒頭を参照

(第八回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.3.21
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

2026.3.28
【最新号】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002 ―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

(第九回)(第十回)分は、第十回の2026.5.23
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
【最新号】『左組通信』復活計画(44)左利き自分史年表(10)2004年1-6月―ネットの時代(3)『左組通信』開設-週刊ヒッキイ第710号

に追記しています。そちらを御覧下さい。


――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [45]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(11)
 
  2004(平成16)7-12月―ネットの時代(4)
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      


------------------------------------------------------------------
「2004(平成16)7月-12月―ネットの時代(4)
一般向けメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-11」
------------------------------------------------------------------

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

[書誌情報]参照サイト:・Amazon https://www.amazon.co.jp/
・紀伊國屋書店ウェブストア(和書) https://www.kinokuniya.co.jp


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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
==================================================================

2004(平成16)50歳

7/11『お茶でっせ』
電気に触れるときは右手にしよう
――静電塗装機を担当していた工員時代の経験を交えて、電気に関する
 作業では、感電した際のリスク軽減のために、心臓がある左側の手では
 なく、右手で作業することを助言している。


7/15『お茶でっせ』
左利きに関して最近腹が立ったこと:きれいな字を書く
――ある書写メルマガの「お便り質問コーナー」での、左利きのママさん
 からの質問に対する回答を見ての筆者の反論。


7/16(児童文学)『すえっ子のルーファス』エレナー・エスティス
ルイス・スロボドキン(イラスト) 渡辺茂男訳 岩波少年文庫117新版(旧1995.6.8 )
(原題 RUFUS M. (c)1943,1971)
(Amazonで見る)
260620-rufus-m
114117a

《モファット家のすえっ子ルーファスは、いつも元気いっぱい。
 左利きなので草野球で思いがけない大活躍をしたり、腹話術の練習を
 してみんなをびっくりさせたり…。無邪気でいちずな男の子の奮闘ぶり
 をあたたかく描きます。小学5・6年以上。》

――著者エレナー・エスティス(Eleanor Estes 1906-88、アメリカ・
 コネティカット州生まれ)は、1932-40年、図書館児童部の図書館員、
 1941年の第一作『元気なモファットきょうだい』が好評で、本書は
 1943年の第3弾。第一次世界大戦前から終結時までの左利き少年の物語。
 一年生の時は左利きに好意的な先生で左手書きでしたが、二年の先生に
 なってそれを禁じられ苦労します。が、三年生になってまた左利きに
 理解のある先生になり、元気を取り戻します……。
 本書が出版当時(1943)の人々の左利きに関する考えを反映しているか
 どうかは、なんともいえません。しかし、著者がこのようなお話を書く
 ほどに、このような左利きの子への先生の対応のあり方を考慮する人が
 いたのであろう、という事実は確認できます。

*参照:『お茶でっせ』2004.11.5
左利きの本だなぁ:児童文学編『すえっ子のルーファス』は左利き

2004.11.28 
ほのぼの児童文学『元気なモファットきょうだい』
・『元気なモファットきょうだい』エレナー・エスティス/著
 ルイス・スロボドキン(イラスト) 渡辺茂男/訳 岩波少年文庫 115
2004/5/18 1998年刊の新版
(Amazonで見る)

2005.2.22 
エレナー・エスティス『モファット博物館』
・『モファット博物館』エレナー・エスティス/著,イラスト 松野 正子
/訳 岩波少年文庫 118 2005/1/18「モファットきょうだい物語」最終編
(Amazonで見る)

――ほかに『ジェーンはまんなかさん』がある。
・『ジェーンはまんなかさん』エレナー・エスティス/著
 ルイス・スロボドキン(イラスト) 渡辺茂男/訳 岩波少年文庫 116
2004/6/16 91年刊の新版
(Amazonで見る)


7/21『お茶でっせ』
サランラップにおけるユニバーサルデザインの試み
――「右親指」と「左親指」の二つの親指押さえの位置を示す親指マーク
 を採用し、左利きの利用者にも優しいユニバーサルデザインに変更。


7/24 朝日新聞「疑問解決モンジロー/左利きは生活しにくい?」
掲載

――見出し1「無理に変える必要なし」『左利きの神経心理学』の著者
 八田武志教授の話など、左利きの割合(左利きの女性=73年:2.3%→
 93年:4.2パーセントに増加)。見出し2「増えつつある専用道具」
*参照:『お茶でっせ』2004.7.26
朝日新聞7.24「疑問解決モンジロー/左利きは生活しにくい?」


8/1『言語と脳』杉下守弘 講談社学術文庫 2004/8/1
260620-genngo-to-nou
(Amazonで見る)

《人間は、どこで、どのようにして言葉を操るのだろうか。
 話す、聞く、読む、書く…。人と動物を分かつ高次な精神活動、言語。
 ガルの骨相学、鏡映文字、ブローカ中枢など脳の機能の解明に尽力した
 先学の努力の成果の跡を辿りながら、人間を人間たらしめる言語と脳と
 の複雑精妙な関係を興味深く紹介し、難問に挑む科学者の姿を描く。》

(目次)
精神の座はどこか/言語の大脳局在論/左利きの人の言語と脳/
鏡映文字/ブローカ中枢/ウェルニッケ中枢/視覚性言語中枢/
日露戦争と失語症患者/「話すこと」だけの障害/「言葉の理解」だけの
障害/「読むこと」だけの障害/「書くこと」だけの障害/脳機能画像法
の登場/言語と脳の今日的地平/漢字と仮名の解離について
――左利きの人の脳と右利きの人の脳に関しての情報を含む内容。


9/11『お茶でっせ』
左利き必見! ワコム左手専用マウス Smart Scroll SS-200
――左利き用といいますか、左手専用のマウス。

《ワコムWACOMのサイトでこの左手専用マウス、Smart Scroll SS-200を
 見ると、まず、一目で左手用と思われるデザインのユニークさ(左手
 専用エルゴノミクスデザイン―いかにも心地よい響き!)。右手デザイン
 が数ある中でひときわ目立つ。
  《左手にスマートスクロール、右手にマウスやペンタブレット…が
   これからの入力スタイル。デジタル環境でも両手を使うことに
   よって作業効率が大幅にアップします。》

 両手を使って効率アップという「左手マウスのすすめ」にピッタリ!


10/1『左右の民俗学 (歴史民俗学資料叢書 第2期第5巻)』
礫川 全次/編 批評社 2004/10/1

(Amazonで見る)
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内容説明

《「左右」から見える日本文化のルーツとは?
 死んだ人の着物を左前にするのはなぜか? 左前の鎧を着た埴輪が出土
 するのはなぜか? 神前に向かう神主がつねに左足から踏み出すのは
 なぜか? 昭和初期に雛祭の雄雛・雌雛の左右が入れ替わったのはなぜ
 か?「左右」をめぐる問題は、容易に説明ができない《難問》ばかりで
 ある。
 左右の民俗事象が「聖・俗」二項を媒介に、なぜ「浄・穢」の両義性や
 「貴・賤」の差別構造を生み出すのか? 古来日本では、神社の注連縄
 と棺桶を縛る縄はともに「左縄」であった。「左」は、吉と凶、浄と
 穢、正と邪の《両義性》を持っていた。左の両義性を括るのは「聖」
 であり、右に象徴される「俗」と対置される。
 「左右」こそは、日本民俗学の蓄積と文化人類学の理論水準が結び付き
 うるスリリングで興味深い課題といえる。
 たかが左右、されど左右。左右の民俗学を通して、日本文化の独自性や
 そのルーツ、汎アジア的な「左尊」文化、そして、あらゆる文明に共通
 する《対》と《両義性》の構造が見えてくる。必読の基礎的文献を網羅
 した本邦初の「左右学」の資料集。シリーズ完結の第5巻。》

【目次】
■解説篇
「左右」から見える日本文化のルーツ
左前とは何か/なぜ左前はいけないのか/左前と「逆さごと」/
「逆さごと」と左右/常識としての右尊左卑/神事における左尊右卑/
右尊・左尊どちらが基礎的か/左=聖・右=俗という視点/
左右と日本の固有文化
■資料篇
1◎ 右得手と左得手(一九〇三年) 寺石正路 
2◎ 左得手と右得手(一九〇三年) 寺石正路
3◎ 左右の尊卑に関する穂積陳重君の疑問(一九〇五年) 坪井正五郎
4◎ 左側右側尊卑の習慣(一九〇五年) 坪井正五郎
5◎ 左右の尊卑について(一九〇五年) 金子 徴
6◎ 左右尊卑に関する質問に就て(一九〇五年) 菅野真澄
7◎ 左右尊卑の鄙見(一九〇五年) 阿波加修造
8◎ 左(pidari) 右(migi, migiri)(一九〇五年) 白鳥庫吉
9◎ 源氏左折の話(一九一三年) 宮本揩衣
10◎ 盤領衣著用女子ほか(一九二三年) 高橋健自
11◎ 衣褌(一九二四年) 高橋健自
12◎ 左右尊卑攷(一九二八年) 那波利貞
13◎ 原始衣及胡服時代(上古)ほか(一九二九年) 高橋健自
14◎ 左の目(一九三一年) 中山太郎
15◎ 一と左(一九三六年) 白鳥庫吉
16◎ 朝鮮の禁忌縄に関する研究(抄)(一九三七年) 今村 鞆
17◎ 右利の原因に関する疑問(一九四〇年) 田中香涯
18◎「ひだり」考(一九四二年) 桂井和雄
19◎ 左尊右卑の思想と民俗(一九四二年) 中山太郎
20◎ 禁縄と注連縄(一九五四年) 秋葉 隆
あとがき
――1903年~1954年、主に戦前の左利き・左右の問題に関する研究。


10/24gooブログのテーマサロンに◆左利き同盟◆開設される。
――11/19付『レフティやすおのお茶でっせ』「goo ブログ 左利き同盟」
で初めて参加する。「左利き同盟」というタイトルが付いているが、
 実際に参加する人はあまりなく、ほぼ一人舞台という感じになって、
 それを非難する?人もいたりして、途中でやめてしまうはめに。これが
 なくなってから大手を振ってまた投稿できるようになりました。
 どうやら、たいていの左利きの人は、一生に一度だけ? 左利きに
 ついて思うことを文章に書き、世間に公開するようです。なんと!?


10/25『お茶でっせ』 
クツワの左手用学童はさみ
260620-kutuwa-lhs
――筆者の地元の文具メーカー、クツワの学童用左手ハサミについて。
 「使用上の注意」

《・このはさみは左利き用です。・左利き用ですので
 右利きの方がご使用される際は切りにくい場合があります。》

 「右利き(右手)用」にも同様の注意書きがあれば、筆者も子供の頃に
 ハサミが切れないことで悩むこともなかったかも……、と。


10/27『お茶でっせ』
右利き用と左利き用のはさみ、どこがどう違うの?
――「@nifty デイリーポータル・今日のトピック」素朴な疑問集
  (雑学のすゝめ)から、No.376[回答] 右利き用と左利き用のはさみ、
 どこがどう違うの? (2004.08.17) に対する筆者の感想と意見。


10/28『お茶でっせ』 
左きき専門店「左きき屋」
――9月1日開店したネット通販の左利き用品店の紹介。「自分に合った
 道具で幸せに・・・」というキャッチコピーが共感できて嬉しい。


10/31『お茶でっせ』 
将棋界の左利き

――将棋のプロ棋士で左手で指す人、左利きで知られる人について。
 将棋好きの筆者は産経新聞10月26日の将棋欄で、「棋聖戦」2次予選
 特選局第5局丸山忠久九段対行方尚史(なめかた ひさし)七段の
 対戦第3譜で、観戦記記者・斎藤哲男氏が「左利きの将棋棋士」に
 ついて書いているのみ読み、ネットやNHKテレビの将棋番組、将棋
 雑誌などで調べてみた結果を紹介しました。

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [45]レフティやすおの左利き自分史年表(11)2004(平成16)7月-12月―ネットの時代(4)一般向けメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊」と題して、今回は全紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.6.20
【編集後記】『左組通信』復活計画(45)左利き自分史年表(11)2004年7-12月―ネットの時代(4)『週刊ヒッキイ』創刊-週刊ヒッキイ第712号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

『レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.06.22

【最新号】私の読書論-愛読誌HMM創刊70周年-楽しい読書413号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年6月15日号(vol.19 no.11/No.413)
「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌
『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年6月15日号(vol.19 no.11/No.413)
「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌
『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」
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 5月25日、待ちに待った『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年
 記念特大号が発売されました。
 いつも通り夕方の散歩の途中にいつもゆく駅向こうの本屋さんへ。
 さっそく買って帰りました。

 かつての愛読誌とは言え、今では定期購読はしていません。
 いつも行く近所の図書館に置いているのを知ってからは、
 そこで一号遅れのものを借りて読むという状況が続いていました。

 引っ越してからもそこの図書館を利用していたのですが、
 コロナ禍以来、今はそこまで遠征できず、近所の図書館には置いて
 いないので、取り寄せてもらって読む状況です。

 そんな状況でも、懐かしい愛読誌でもあり、このような記念特大号と
 なりますとまた別です。

 というわけで、今回は愛読誌の思い出とともに、
 この記念特大号について少し語ってみようと思います。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - 私の読書論 -

  ~ 『ミステリマガジン』が友だちだった ~

  『ハヤカワ ミステリ マガジン』創刊70周年記念特大号
   (2026年7月号)
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 ●記念特大号について

記念特大号となると別ですと書きましたように、
普段は購読していなくても、記念特大号だけは買うようにしています。
あくまでも記念ですから。

前回はもう3年前の、『ミステリマガジン』2023年11月号
特集:ポケミス創刊70周年記念特大号 でした。

これは、『ミステリマガジン』の発行元である早川書房の看板商品とも
いうべき、<ポケミス>の愛称で親しまれる叢書<ハヤカワミステリ>、
または<ハヤカワポケットミステリ>の創刊70周年を記念したもので、
今までに発行された全作品のリストが巻末についているものでした。

まちがいを一つ指摘してついでに感想なども書いて送ったところ、
読者欄“響きと怒り”に筆者の文章が紹介されました
(まちがいの訂正も「編集後記」に掲載されました)。

過去に買った記念特大号は、「創刊400号」1989年8月号、
「創刊500号」1997年11月号、「創刊700号」2014年6月号 です。
「60周年記念号」2016年7月号 は通常ページ数でした。

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(画像:『ミステリマガジン』記念特大号6冊=創刊400号、500号、700号、60周年、ポケミス創刊70周年、『ミステリマガジン』創刊70周年)

 

 

 ●『ハヤカワ ミステリ マガジン』創刊70周年記念特大号

ミステリマガジン 2026年7月号 No.774
特集 創刊70周年特別記念号

(Amazonで見る)

早川書房 2026/5/25発売 2,800円

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まずは早川書房のサイトから[目次]を紹介しましょう。
スペース的に、特集の部分だけですが。

 

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ミステリマガジン2026年7月号 No.774

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特集 創刊70周年特別記念号

 

海外の優れたミステリを日本へ紹介するという決意を元に
1956年に創刊された雑誌《エラリィ・クイーンズ・ミステリ・マガジン》
は、
その後《ハヤカワミステリマガジン》に名前を変え、
今年で70周年を迎えました。
70年の間にミステリを取り巻く状況は大きく変わり、
いまやミステリは、小説のみならず、映画・ドラマ・コミック・アニメ
など、
さまざまなメディアに広がっている
エンターテインメント・ジャンルとなっています。

これからも《ミステリマガジン》は、創刊の決意を受け継ぎ、
ミステリの最新情報を余すことなく読者の皆さまにお伝えし、
そしてすぐれたミステリ作品を紹介していき続けます。

また、今号では今野真二氏による新連載がスクート。
そして、権田萬治氏の「戦後ミステリーに愛をこめて」、
月村了衛氏の『機龍警察 漆黒社会』が最終回を迎えます。お見逃しなく。

※「ニューエイジ海外作家最前線」は都合により休載いたします。

 

●特集
ミステリマガジン創刊70周年
短篇再録
009 70周年記念傑作短篇再録
010 魔の森の家 ジョン・ディクスン・カー 江戸川乱歩[訳]
 創刊号に掲載された記念すべき傑作
030 世界最小の密室 クレイトン・ロースン 青田勝[訳]
 マジシャン探偵グレート・マーリニ登場!
044 幸福なるかな、柔和なるもの ジョルジュ・シムノン 長島良三
[訳] エラリイ・クイーン主宰による世界短編コンテストの第一位作品
070 クェイド、馬券を買う フランク・グルーバー 片岡義男[訳]
 ユーモアミステリ作家による洒落た短篇
098 アニマル・レスキュー デニス・ルへイン 加賀山卓朗[訳]
 巨匠による映画化もされた傑作
傑作短篇
116 少年探偵と一九七四年の夏 アート・テイラー 吉野弘人[訳]
 これからの短篇ミステリ界を担う作家の代表作!
●資料と研究
006 〈年表〉ミステリマガジン70年史
148 ミステリマガジンと翻訳ミステリの70年 編集部

●特別付録
520 ミステリマガジン1~773号 掲載短篇総目録
347 作家名索引

●連載
150 ミステリ・ディスク道を往く 番外篇 
「ミステリマガジン 音楽読みもの総まくり」 糸田屯

137 ミステリ漫画 梅田英俊
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 ●『ハヤカワ ミステリ マガジン』の歴史(1)

<創刊70周年記念特大号>の「年表ミステリマガジン70年史」を
参考に、筆者の購読歴を絡めて、その歴史を辿ってみましょう。

・1956年7月号、創刊号。
当時は、『エラリィ・クイーンズ・ミステリ・マガジン』という名で、
アメリカのミステリ専門誌の日本版として始まりました。

もちろん内容は日本で独自に編集したものですが、
掲載する作品や一部のエッセイは、本国版からの翻訳ものでした。

創刊号の冒頭を飾ったのは、
今回<創刊70周年記念特大号>でも冒頭を飾っている短編、
ジョン・ディクスン・カー(カーター・ディクスン名義)の
「魔の森の家」(江戸川乱歩訳)でした。
初代編集長は、都筑道夫さん。

・1966年1月号、『ハヤカワ・ミステリマガジン』と改称
(略称HMM)。
最長連載「ミステリ漫画」(梅田英俊)が開始。

 

 ●1970年高2の夏休み半ば過ぎ――HMM定期購読開始

筆者が高校2年生の夏休みの後半頃に、いつも『週刊少年マガジン』を
買いに行く家の近所の本屋さんで見つけたのが、
HMM<1970年9月E・S・ガードナー追悼特大号>でした。

当時の愛読書の一つが創元推理文庫から出ていた『怪奇小説傑作集』と
いう全5巻の海外の怪奇小説、恐怖小説のアンソロジーでした。
この手の小説が好きで、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の『怪談』
などもお気に入りの一つでした。
そもそもの始まりは小学生の時に読んだお子様版『雨月物語』でした。

『怪奇小説傑作集』英米編3巻の中にラブクラフトの作品もあり、
お気に入りの一人になっていたのでした(当時日本ではまだクトゥールー
神話ものはさほど知られていない時代でした)。
そのラブクラフトが書いたガイド的な評論である、「恐怖小説の系譜」?
の3回分載の第2回が掲載されていました。
これは「買い」という感じでしたね。
で、掲載作など読んでみますと楽しく、意外なものも多く、
引き続き読んでみようという気になりました。

当時は、まだ一般向けの本を読むようになって2年目ですので、
何を読んでもおもしろい時期でもあったのでしょうか。
というよりも、まだ小説にはいろんなジャンルのものがあるのだという
ことを知らなかった、というのが正直なところかも知れません。

 

 ●『ハヤカワ ミステリ マガジン』の歴史(2)

・1980年2月号、アンケート企画「私のベスト3」開始。
その年のミステリ小説のベスト3を選ぶ企画。
現在年末恒例の「私のベスト10」の原型。

・1989年8月号、創刊400号記念特大号短篇ミステリベスト40
いかにもこの雑誌ならではの多彩なジャンルの短編小説の掲載作から
選び抜いた名作を網羅した特大号企画でした。

これを一冊読むだけでの、HMMがどういう雑誌だったかという
掲載作品の傾向が分かります。

・1990年8月号、第1回ハヤカワ・ミステリコンテスト決定発表。
アガサ・クリスティー賞の前身のミステリ小説新人賞が始まる。

・2008年1月号、21世紀の来たるべき作家たち、リニューアル号。
従来の海外ミステリ専門誌から、ミステリ総合誌へ。
インタヴュー企画「迷宮解体新書」もスタート、第一回は有栖川有栖。

海外作品だけでなく日本人作家の作品も本格的に扱うという変化で、
海外の翻訳作品が売れにくいといわれる状況になっている、
という現状認識があったのでしょう。
また、クリスティー賞受賞者へのバックアップの場を確保するという
意味合いもあったかもしれません。

ただ、日本人作家の短編作品を読む機会は、
他社の文芸誌でも読めるのに対して、
海外作家の短編作品を読む機会は、本誌をのぞいてまずありません。

個人短編集がやアンソロジーが各社から各種出ているのは事実ですが、
そういう機会のある作品ばかりとは限りません。
過去のバックナンバーを確認しましても、単行本に収録されるまでに
時間がかかったり、まったく未収録のものもないわけではありません。

掲載がゼロになるわけではないにしても、名短編などと呼ばれるものを
読む機会は格段に減ると考えられます。
その点は残念です。

・2012年9月号、シャーロック再誕。
現代を舞台にした名探偵シャーロック・ホームズものである、
BBCドラマ「シャーロック」特集で、
2010年代はこの特集企画が名物になった、とあります。

オリジナルに基づくホームズもののテレビドラマは結構見ましたが、
こちらはもうひとつよくわからないという感じで見たことがありません。

・2016年7月号、創刊60周年記念号。
年度毎に一冊を選ぶという「60年60冊」や海外短編競作6作など、
「6」にちなんだ企画が目白押し。

320ページの普通サイズ号でした。

・2018年1月号、ミステリが読みたい!2018年版。
この号から、デザインの担当が変わり、装幀が赤に。

・2023年11月号、ポケミス創刊70周年記念特大号。
歴代ポケミス全1995作品の総目録を巻末に収録。

上記「●記念特大号について」でも触れていますように、
これが生涯最後の記念特大号になるか、とも思っていたのでした。
さいわい、実現しなくて良かったのですが、次こそ、むずかしいのでは?
と思っています。

・2026年4月号、私の愛する名探偵。
豪華作家陣によるエッセイ「私の愛する名探偵」など、
古今東西の名探偵が一堂に会す、という企画だそうです。

実はまだ読んでいません。本屋さんでチラッと見ましたが。

・2026年7月号、創刊70周年記念。
名作短編再録と、巻末に創刊号以来の全号に掲載された、
全700編以上の短編小説の総目録。

筆者は最初の15年ほどは、まったくといっていいほど未見です
(極々一部のバックナンバーを持っているので既読もあります)。
また定期購読をやめた80年代の後半ぐらいから90年代の初めぐらいの
10年ほどは仕事の繁忙やなにかで、あまり読んだ記憶がありません。
この時期は連載コラムやブック・レヴューなどの情報系のものを中心に
読んでいたもので、小説作品はよほどの作家のもののみ読むという感じ
でした。
それ以後は現在まで、結構記憶に残っているのですけれど、ね。

 

 ●1970年9月号から定期購読初期の年間ベスト短編5

定期購読時代、1970年代の初期に、毎月の全掲載作品から
ベスト作品を選ぶ、という遊びをやっていました。
基本は各号一作ずつ選ぶのですが、年間を通じて12冊なので12作を
選ぶというもので、同じ号から二作選ぶということもありました。

ここに再現しておきましょう。

なにしろまだ一般向けの本を読み始めて2年目ですので、
作品の内容評価というより、目新しさが大きな比重になっていました。
目新しい設定や、奇抜な発想の小説に高い評価を付けているように
思います。

 

・1970年(この年は9月号からの購読ですので4冊中4作です)――
1.そこは空気も澄んで(ロバート・トウイ) 9月号(173)
2.大尉のいのしし狩り(デイヴィット・イーリイ) 12月号(176)
3.スタインウェイ氏(ロバート・ブロック) 10月号(174)
4.北イタリア物語(トマス・フラナガン) 12月号(176)

・1971年(12冊中ベスト5)
1.画商の女(スタンリイ・エリン) 2月号(178)
2.恐るべき子供たち(R・A・ラファティ) 9月号(185)
3.プリンセス・オハラ(デイモン・ラニアン) 2月号(178)
4.ゲイルズバーグの春を愛す(ジャック・フィニイ) 3月号(179)
5.家じゅうが流感にかかった夜(シャーリイ・ジャクスン)6月号(182)

・1972年(同上)
1.殺人者(ジョーエル・T・ロジャーズ) 3月号(191)
2.幻の乗合馬車(E・M・フォースター) 8月号(196)
3.ストラング先生の熊退治(ウィリアム・ブルテン) 3月号(191)
4.ランドルフ・カーターの証言(H・P・ラヴクラフト) 6月号(194)
5.クルエット夫妻の家(ジャック・フィニイ) 2月号(190)

・1973年(同上)
1.ジェリコと死の手がかり(ヒュー・ペンティコースト) 9月号(209)
2.ヒューマニスト(ロマン・ギャリ) 4月号(204)
3.無料の土(ロバート・ブロック) 7月号(207)
4.ハエトリ草(ルース・レンデル) 4月号(204)
5.猫の子(ヘンリイ・スレッサー) 8月号(208)

・1974年(6月号までの6冊から)
1.ゼム島の囚人(ジョーン・リッチャー) 1月号(213)
2.流れ星(ジョン・コリア) 1月号(213)
3.隣人たち(デイヴィット・イーリイ) 5月号(217)
4.ジャングル(チャールズ・ボーモント) 4月号(216)
5.階段に警官がいる(トーマ・ナルスジャック) 3月号(215)

 

というように見ていきますと、傾向としていえるのは、
いわゆる狭義のミステリ(推理小説――本格謎解き、ハードボイルド、
スリラー、サスペンス)といった種類の作品ではなく、
異色作家系(*注)のファンタジー、ホラー、<奇妙な味>風の広義の
ミステリ、<都会小説>と銘打たれた一般的な小説や、<幻想と怪奇>、
<剣と魔法の国>といったSFとも重なるようなジャンルの作品、
といった広い範囲の小説の方を好んでいた、ように思われます。

これは特に、太田博(各務三郎)編集長の時代の『ミステリマガジン』の
掲載短編選びの傾向でもあります。
<剣と魔法>ものなどは『SFマガジン』と取り合いになったとか……。

ほかに、ショートショートの特集やブラック・ユーモア特集や、
ユーモア・スケッチの連載もありました。
とにかく広いジャンルの小説を読ませていただきました。
今の筆者の素地を作っているのは、
こういう多方面の小説との出会いが大きかったという気がします。

8月号は<幻想と怪奇>特集、12月号には<クリスマス・ストーリー>
特集、というのが結構続いていました。
筆者のクリスマス・ストーリー好きはこのころに醸成されたものです。

元々筆者は怪奇小説や<幻想と怪奇>系の小説が好きでした。
当時もそういう傾向の作品に高い点数を与えているようです。

最近では怪奇・恐怖ものはあまり好んで読むということは少なくなりま
したが、「三つ子の魂百まで」ではありませんが、好みに大きな変化は
ないようです。

弊誌で年末の恒例になっている<クリスマス・ストーリー>もこの頃に
親しんだものが影響しています。

70年に渡って700編ほどの短編小説が掲載されたそうですが、
大半は作家の個人短編集や各種名作アンソロジーなどに収録されている
のですけれど、早川書房で出せばいいのに、と思ったこともありました。
<異色作家短篇集>の新シリーズとして、あるいは<幻想と怪奇>や
<名探偵登場>的なアンソロジーとして、もしくは
『ミステリマガジン・ベスト』のようなアンソロジーとして。

*注:当時の早川書房には人気叢書として<異色作家短篇集>という
一連の小説集がありました。フィニイや上記に上げた作家で言えば、
ロバート・ブロック、スタンリイ・エリン、シャーリイ・ジャクスン、
ジョン・コリア、チャールズ・ボーモントなどがそれらの作家です。

 

 ●思い出に残る作品あれこれ

最近では、“華文ミステリ招待席”の作品には<左利きミステリ>が
多く楽しみでした。

シリーズものというのも、色々とありました。
主に、本国版EQMMの常連作家の手になるものですね。
エドワード・D・ホックのレオポルド警部、怪盗ニック、オカルト探偵
サイモン・アークとか、ヒュー・ペンティコーストのシャーロック伯父、
ジェリコとか、ウィリアム・ブルテンの~を読んだ男、ストラング先生、
ジョー・ゴアズのDKAファイルシリーズとか、ジェイムズ・ヤッフェの
ブロンクスのママとか……。

長編ミステリの探偵でも、ジョイス・ポーターのドーヴァー警部の中編、
SFミステリのランドル・ギャレットのダーシー卿とか、
スティーヴ・ホッケンスミスの荒野のホームズものなどなど。

ほかにも、クラシック・ミステリの企画<シャーロック・ホームズの
ライヴァルたち>や、非ミステリの文学系の作家も登場しています。

思い出を語り始めますと、尽きることがありません。
HMM70年のうちの55年ほどの記憶がありますから。
青春の何ページかが走馬灯のごとく、というところでしょうか。

「編集後記」のほうで、弊誌との関わりについても書いておこう
と思います。

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2026.6.15
【編集後記】私の読書論-愛読誌HMM創刊70周年-楽しい読書413号

 

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2026.06.20

【編集後記】『左組通信』復活計画(45)左利き自分史年表(11)2004年7-10月―ネットの時代(4)-週刊ヒッキイ第712号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第712号(Vol.22 no.12/No.712) 2026/6/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [45]
レフティやすおの左利き自分史年表(11)2004(平成16)7月-10月
―ネットの時代(4)一般向けメルマガ
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊」

 

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第712号(Vol.22 no.12/No.712) 2026/6/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [45]
レフティやすおの左利き自分史年表(11)2004(平成16)7月-10月
―ネットの時代(4)一般向けメルマガ
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左利き自分史年表」の11回目で、2004年の10月までです。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照

(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20

『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

 

(第五回)~(第七回)分は、(第八回)の冒頭を参照

 

(第八回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.3.21

【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

 

2026.3.28

【最新号】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002 ―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

 

(第九回)(第十回)分は、第十回の2026.5.23
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』

【最新号】『左組通信』復活計画(44)左利き自分史年表(10)2004年1-6月―ネットの時代(3)『左組通信』開設-週刊ヒッキイ第710号

 

に追記しています。そちらを御覧下さい。

 

――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [45]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(11)
 
  2004(平成16)7-10月―ネットの時代(4)
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

------------------------------------------------------------------
「2004(平成16)7月-10月―ネットの時代(4)
一般向けメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-11」
------------------------------------------------------------------

 

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

 

[書誌情報]参照サイト:・Amazon https://www.amazon.co.jp/
・紀伊國屋書店ウェブストア(和書) https://www.kinokuniya.co.jp

 

 

==================================================================
(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
==================================================================

 

2004(平成16)50歳

7/11『お茶でっせ』
電気に触れるときは右手にしよう

(以下、略)

 

7/15『お茶でっせ』
左利きに関して最近腹が立ったこと:きれいな字を書く

 

7/16(児童文学)『すえっ子のルーファス』エレナー・エスティス
ルイス・スロボドキン(イラスト) 渡辺茂男訳 岩波少年文庫117新版(旧1995.6.8 )
(原題 RUFUS M. (c)1943,1971)
260620-rufus-m

(Amazonで見る)

114117a

*参照:『お茶でっせ』2004.11.5
左利きの本だなぁ:児童文学編『すえっ子のルーファス』は左利き

2004.11.28 
ほのぼの児童文学『元気なモファットきょうだい』 ・『元気なモファットきょうだい』エレナー・エスティス/著
 ルイス・スロボドキン(イラスト) 渡辺茂男/訳 岩波少年文庫 115
2004/5/18 1998年刊の新版
(Amazonで見る)

2005.2.22 
エレナー・エスティス『モファット博物館』

・『モファット博物館』エレナー・エスティス/著,イラスト 松野 正子
/訳 岩波少年文庫 118 2005/1/18「モファットきょうだい物語」最終編
(Amazonで見る)

――ほかに『ジェーンはまんなかさん』がある。
・『ジェーンはまんなかさん』エレナー・エスティス/著
 ルイス・スロボドキン(イラスト) 渡辺茂男/訳 岩波少年文庫 116
2004/6/16 91年刊の新版
(Amazonで見る)

 

7/21『お茶でっせ』
サランラップにおけるユニバーサルデザインの試み

 

7/24 朝日新聞「疑問解決モンジロー/左利きは生活しにくい?」
掲載

*参照:『お茶でっせ』2004.7.26
朝日新聞7.24「疑問解決モンジロー/左利きは生活しにくい?」

 

8/1『言語と脳』杉下守弘 講談社学術文庫 2004/8/1
(Amazonで見る)

260620-genngo-to-nou

 

9/11『お茶でっせ』
左利き必見! ワコム左手専用マウス Smart Scroll SS-200

 

10/1『左右の民俗学 (歴史民俗学資料叢書 第2期第5巻)』
礫川 全次/編 批評社 2004/10/1
2-5-41hlalyt92l

(Amazonで見る)

 

 

10/24 gooブログのテーマサロンに◆左利き同盟◆開設される。

 

10/25『お茶でっせ』
クツワの左手用学童はさみ

260620-kutuwa-lhs

 

10/27『お茶でっせ』
右利き用と左利き用のはさみ、どこがどう違うの?

 

10/28『お茶でっせ』
左きき専門店「左きき屋」

 

10/31『お茶でっせ』
将棋界の左利き

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【編集後記】本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [45]レフティやすおの左利き自分史年表(11)2004(平成16)7月-10月―ネットの時代(4)一般向けメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊」と題して、項目のみの紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

2004年後半の半年間を扱う予定でしたが長くなり、10月までとしました。
『お茶でっせ』で取り上げた話題をどの程度記載するかで少し迷いがあります。当時の状況を説明できる事柄であれば、基本記載しておきたいと考えています。

ただ、筆者が取り上げた時期がこの時期だったという場合は、入れておかない方がいいのかもしれません。
その辺の見極めが難しいところです。

後日、改めることもあるかも知れません。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2026.06.15

【編集後記】私の読書論-愛読誌HMM創刊70周年-楽しい読書413号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】


2026(令和8)年6月15日号(vol.19 no.11/No.413)
「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌
『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年6月15日号(vol.19 no.11/No.413)
「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌
『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」
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 5月25日、待ちに待った『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年
 記念特大号が発売されました。
 いつも通り夕方の散歩の途中にいつもゆく駅向こうの本屋さんへ。
 さっそく買って帰りました。

 かつての愛読誌とは言え、今では定期購読はしていません。
 いつも行く近所の図書館に置いているのを知ってからは、
 そこで一号遅れのものを借りて読むという状況が続いていました。

 引っ越してからもそこの図書館を利用していたのですが、
 コロナ禍以来、今はそこまで遠征できず、近所の図書館には置いて
 いないので、取り寄せてもらって読む状況です。

 そんな状況でも、懐かしい愛読誌でもあり、このような記念特大号と
 なりますとまた別です。

 というわけで、今回は愛読誌の思い出とともに、
 この記念特大号について少し語ってみようと思います。

 

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 - 私の読書論 -

  ~ 『ミステリマガジン』が友だちだった ~

  『ハヤカワ ミステリ マガジン』創刊70周年記念特大号
   (2026年7月号)

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 ●記念特大号について

記念特大号となると別ですと書きましたように、
普段は購読していなくても、記念特大号だけは買うようにしています。
あくまでも記念ですから。

前回はもう3年前の、『ミステリマガジン』2023年11月号
 特集:ポケミス創刊70周年記念特大号 でした。

これは、『ミステリマガジン』の発行元である早川書房の看板商品とも
いうべき、<ポケミス>の愛称で親しまれる叢書<ハヤカワミステリ>、
または<ハヤカワポケットミステリ>の創刊70周年を記念したもので、
今までに発行された全作品のリストが巻末についているものでした。

まちがいを一つ指摘してついでに感想なども書いて送ったところ、
読者欄“響きと怒り”に筆者の文章が紹介されました
(まちがいの訂正も「編集後記」に掲載されました)。

過去に買った記念特大号は、「創刊400号」、「創刊500号」、
「創刊700号」2014年6月号 です。
「60周年記念号」は通常ページ数でした。

 

 ●『ハヤカワ ミステリ マガジン』創刊70周年記念特大号

ミステリマガジン 2026年7月号 No.774
特集 創刊70周年特別記念号

(Amazonで見る)

早川書房 2026/5/25発売 2,800円

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(画像:『ミステリマガジン』記念特大号6冊=創刊400号、500号、700号、60周年、ポケミス創刊70周年、『ミステリマガジン』創刊70周年)
 

(以下、略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-16歳(高2)からの愛読誌『ハヤカワミステリマガジン』創刊70周年」と題して、愛読誌「HMM」70周年記念特大号、とその思い出について紹介する号の告知紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

『ミステリマガジン』掲載の短編小説で、弊誌『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』で取り上げた短編を紹介しましょう。

・クリスマスの教え(トマス・H・クック)2011.12(670)

2012(平成24)年2月15日号(No.75)-120215-
私の読書論-27-初心者のための読書の仕方を考える(12)
最初の一冊の選び方(9) 本選び(選書)の方法 IV ~
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2012.2.15
読書の意義を考えさせる短編小説:「クリスマスの教え」トマス・H・クック

Christmas_no_osie

 

・ファンダーハーフェン老人の遺言状(メアリー・E・ペン)2020.1(738)

2020(令和2)年11月30日号(No.283)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)
「ファンダーハーフェン老人の遺言状」メアリー・E・ペン」
2020.11.30
クリスマス・ストーリーをあなたに~(10)「ファンダーハーフェン老人の遺言状」ペン-楽しい読書283号 201127xmas-hmm

 

・飾られなかったクリスマスツリー(クリストファー・モーリー)1997.12(501)

2022(令和4)年11月30日号(No.331)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(12)-2022-
「飾られなかったクリスマス・ツリー」クリストファー・モーリー」
2022.11.30
クリスマス・ストーリーをあなたに~(12)-2022-「飾られなかったクリスマス・ツリー」-楽しい読書331号 221128cs12-hmm199712501

221128cs12-kazararenakatta

 

ほかに<左利きミステリ>として紹介したものがいくつかあります。

 ・・・

次に、ブログ『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』での『ミステリマガジン』関連記事を上げておきましょう。

2014.5.7
『ミステリマガジン』2014年6月号創刊700号と思い出のコラム

 

2014.5.26
私の投書が『ミステリ・マガジン』読者欄に掲載されました

 

2016.6.6
『ミステリマガジン』2016年7月号創刊60周年記念号を買う

 

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(画像:2014.6<創刊700号記念特大号>と2016.7<創刊60周年記念号>)

 

2016.6.7
『ミステリマガジン』2016年7月号創刊60周年記念号を読む

 

2018.5.26
『ミステリ・マガジン』7月号読者欄「読者の書評」に掲載される

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――といったところでしょうか。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2026.06.13

【最新号】左利きのお子さん~その25(特別編)日テレ左利き番組(1)-週刊ヒッキイ第711号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】


第711号(Vol.22 no.11/No.711) 2026/6/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
(特別編)日テレ左利き番組
『踊る!さんま御殿!!』左利きは天才!?大検証」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第711号(Vol.22 no.11/No.711) 2026/6/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
(特別編)日テレ左利き番組
『踊る!さんま御殿!!』左利きは天才!?大検証」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 本来は、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(41)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(5)」
 というところですが、今回は【特別編】として、
 先月5月12日(火)に放送されました、
 日本テレビ系『踊る!さんま御殿!!』の「左利きは天才!?大検証」
 を紹介してみようと思います。

 ながらで見ていたため簡単なメモしか取っていませんので、
 ネットの情報を交えながらの、大雑把な紹介となりますが、
 筆者の感想も交えて、一つの記録として残しておこうと思います。

 意外に長くなってしまいましたので、(1)ネットの情報からと、
 (2)筆者のメモからとの前後二回に分けて紹介します。 

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

  左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―【特別編】

  ――テレビのバラエティ番組の左利き特集に思う――

2026年5月12日(火)放送 日本テレビ系
 『踊る!さんま御殿!!』左利きは天才!?大検証

左利きは天才?凡才?SP バド桃田世界一の秘密!?脳が違う!?驚き鏡文字

 (1)ネットの情報から

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

 ●今回のテレビのバラエティ番組の左利き特集は……

当日の朝、新聞を見ていますと、ふと目にとまったテレビ欄に
「左利き」の文字が!

2026年5月12日(火曜日)日本テレビ午後8時~9時
踊る!さんま御殿!! 左利きは天才!?大検証
 野口みずき&バド桃田 世界の頂点採った秘密
 郷ひろみ50代で左転向 脳が違う!?驚き鏡文字

(出演者)司会:明石家さんま/黒田みゆ(日本テレビアナウンサー)/
郷ひろみ/新川優愛/鈴木大介/高橋ユウ/武田双雲/
たける(東京ホテイソン)/野口みずき/福田麻貴(3時のヒロイン)/
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)/桃田賢斗/吉田仁人(M!LK)
※五十音順・敬称略

2026512sanma-lh-tver

2026512hidarikiki-5

2026512hidarikiki-7

 

ゴールデンタイムに1時間枠で、この手の左利きのテレビ番組が
放送されるというのは、非常にめずらしいことです。
午後11時以降の番組などではあったかも知れませんが、
ゴールデンタイムではまずなかったと思います。
たとえばTBSテレビ『マツコの知らない世界』でも
他のテーマと二本立てでした。
また、バラエティ番組での左利き関連といいますと、
たいていは左利きのお笑い芸人さんやバラエティに慣れたタレントさんが
登場するものが多かったようです。

今回は、そういう芸人さんやタレントさんだけでなく、
書道パフォーマンスで有名な書道家武田双雲さんや
将棋棋士の鈴木大介(九段)さんのような文化人や
オリンピックのマラソン金メダリストの野口みずきさんや
バドミントンの桃田賢斗さんのようなアスリートや、
人気アイドルの百田夏菜子(ももいろクローバーZ)さんや
吉田仁人(M!LK)さんなど多士済々(たしせいせい)。
誰もが日常的によく経験する「左利きあるある」だけでなく、
専門家でないと気付きにくい左利きならでは不便さや意外性のある
お話が楽しめました。

 

 

 ●左利きの人の悩みのあれこれ

以下、ネットで拾った情報と筆者の番組視聴メモに基づき、
一部出演者の発言を紹介していきます。
ただし、筆者のメモには発言者やその発言内容に誤りもあるか
と思われますので、その辺はご勘弁を!

右利きのさんまさんのリアクションがやはり巧みで、
どこまで一般的な右利きの人の反応と一緒なのか、
ちょっと考え込んでしまいますけれど……。

 

◎ネットから拾った情報――

(1)▼50歳を過ぎて左利きに転向!?郷ひろみはバターナイフが使いづらい!
(2)▼金メダリスト野口みずきは海外レースだと給水が難しい
(3)▼新川優愛はテーブル付き椅子に横向きに座る!?
(4)▼振り付けは左利きが有利!ももクロ百田&M!LK吉田が熱弁
(5)▼バドミントンのシャトルは左利きが打つと早く落ちる!
 桃田賢斗の解説に一同驚き
(6)▼武田双雲は右手で書いて左で消しゴムの二刀流!
(7)▼対局中にイライラ!?将棋棋士が左利きで困る意外な事とは?

 

 

(1)▼50歳を過ぎて左利きに転向!?郷ひろみはバターナイフが使いづらい!

さんまさんに「郷さんは右利きに飽きて?」と問われ、
「飽きたんじゃないんですけど、なんとなく体のバランスをとろうと
思って、もう15年くらいたつんですかね、左に変えてから」。
「何もしないと、自然と左が出ますね」と。

さんまさんが「俺も右利き飽きたから、左利きに…」と返しましたが、
たけるさんから「さんまさんは無理だと思いますよ」と。
「郷さんができたら、俺も頑張ったらできるやろ」というやり取りも。

郷ひろみさんが50代で左利きに転向したという話は、
以前どこかでご本人が話しているのを聞いたことがありました。
左右のバランスを取るためといった理由だそうです。
整体の先生の話でも、右利きの人は極端に右側を使いすぎていて、
身体にゆがみが出てくるそうです。
その点、左利きの人の場合は、
いやが上にも右手を使わざるを得ない場面が多くあり、
比較的左右のバランスが取れている人が多いといいます。
少なくとも右利きの人よりは、極端なゆがみは少ないようです。

郷さんがバターナイフを実演されていました。
バターが固いせいもありましたが、逆使い、裏使いとでもいうので
しょうか、そういう使い方になり、大変苦労されていました。

これはよくある悩みです。
バターナイフは「正式な刃?」はついていませんが、
片刃のゆるい刃? が付いていて、
切り取ったバターをぬりやすいように、持ち手と刃の部分の取り付け?
の角度が右手で持つようになっていて、右利き用なわけです。
両刃で、上から見て対称形の形状ならどちらの手でも使えるのです。

筆者はソフトタイプのマーガリンを
平たくて四角っぽいジャムスプーンで使っています。

ちょっとユニークな両用?バターナイフを以下↓で紹介しています。

*参照:
第478号(No.478) 2016/9/17「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(6) バターナイフ 編」
・貝印 KaiHouse SELECT 四角く切れるバターナイフ FA-5162
Kai_fa5162

(Amazonで見る) 
・貝印 KAI バター ナイフ ステンレス 四角く 切れる Bready SELECT
日本製 DL7040
(Amazonで見る)

2016.9.26
左手左利き用品考6バターナイフ-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第478号

 

 

(2)▼金メダリスト野口みずきは海外レースだと給水が難しい

マラソンは屋外で実施する競技で、
道路際に給水の場が設けられています。
日本は車は左側通行で、マラソンはその車道を走るため、
左側通行で走るようです。

左利きの野口さんは左手で給水のコップ?を取るため、
都合が良いのですね。
ところが海外では逆の右側通行のところがあり、
その場合給水のポイントが右側に設定されていて、
これが不便だそうです。

海外の選手で日本でのレースで給水が取れなかった
というケースもあるそうです。

*参照:『お茶でっせ』カテゴリ:<サウスポー始球式>
2004.11.11 アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手
素敵な光景:野口選手の左利きの始球式

 

 

(3)▼新川優愛はテーブル付き椅子に横向きに座る!?

多くのテーブル付の椅子は右利きの人が使いやすいように、
テーブルの右端に腕置きのような部分が伸びています。
俳優の新川さんはこのテーブル付の折りたたみ椅子を使う時に
横向きに座るのは、そうしないと左手で字を書くときなど、
腕を置く場がないので字を書きづらいから。
横を向く、すなわち大きい正面の部分を左腕の側にして、
右腕の部分を正面に使うというやり方です。
これではちょっと狭いよね。

以前聞いた話では、アメリカの学校などでは一定の比率で
左利き用が用意されているとか、そういう決まりがあるというのです。

過去の取り上げた記事があります。

*参照:『お茶でっせ』2007.3.16
左利き用メモ台付折り畳み式パイプ椅子

《今年の初めに、これの左利き用版を左利きグッズの専門店でもある、
 神奈川県の菊屋浦上商事さんが某大学からの注文で納品した、
 という朗報を耳にしました。》

 

●【左利き用のメモ台付チェア】情報提供:
ユニバーサルデザイン文房具・左利き専用グッズ・オフィス文具の専門店:
きくやねっと ・菊屋浦上商事 神奈川県相模原店 TEL 042(754)9211
Lhchair

※画像は、菊屋さん提供のものに、比較のために右利き用を合成しました。

*参照:『お茶でっせ』カテゴリ:<サウスポー始球式> 2017.5.2
ピンクラインのサウスポー、女優でモデルの新川優愛さんが始球式
170428sin_s2

 

 

(4)▼振り付けは左利きが有利!ももクロ百田&M!LK吉田が熱弁

複数のメンバーで歌って踊るときなどで、
左右シンメトリーになるような動きのときに、どちらの手・腕も
ある程度使える左利きの人の方がやりやすい、といいます。
マイクを持つ手もどちらでもOK、とか。

右利きの人が便利なように、水道の蛇口の栓や水洗トイレのレバーとか
電化製品の電源ボタンなどの多くは向かって右側に設置されています。
左利きの人の場合は、このように日常的に右手も使わざるを得ない
ような場面があり、自然と利き手の左手だけでなく右手も
ある程度使えるようになっていきます。

さんまさんも指し棒を左でもよく使っている、
という発言が出演者から出ました。
なるほどそのようです。
ご本人は「ゴルフのせいで」といった発言をされたようです。
その辺の意味はよくわかりませんでした。
さらにさんまさんが「ギャグは左の方がかわいい」といい、
ジミー大西を左に変えさせた、といた発言が。

 

 

(5)▼バドミントンのシャトルは左利きが打つと早く落ちる!
 桃田賢斗の解説に一同驚き

2026512-3

桃田さんの発言によりますと、バドミントンのシャトルの羽根は
右利きの人が植え付けた? ような右回り(だったか?)になっている
ので、左利きの選手が打つと回転が逆になり、いったん回転が止まり
逆回り(右利きの選手が打ったときのような回転)に戻るのだとか。

そんなこんなでとにかく左打ちの場合は失速するのか速く落ちるのだ
とか。
バックハンドで打った時はまた逆回転になるので……。
もう一つは、ダブルスで点を取っても、右利きの人とハイタッチしよう
としても右手と左手でできない、とか。

 

 

(6)▼武田双雲は右手で書いて左で消しゴムの二刀流!

武田双雲さんは母親が書道の先生で、字は「右手に直された」と。
たける(東京ホテイソン)さんも同じような発言をされていて
「字は右に直された」と。

お二人とも右手で字を書く左利きの人の特技として、
「右手で字を書いて左手で消しゴムを使う」と。
武田さんは、ふつうの筆で書くときは右だけれど、
箒のような大きな筆で行うパフォーマンスの際は左だ、と。

武田さんについては過去にいくつか書いています。

*参照:『お茶でっせ』2012.12.2
書道家・武田双雲氏の左利きの子の習字指導発言について思うこと

2011.6.23
6月13日日テレ「深イイ話」武田双雲氏左利きの書道について

2007.10.25
左ききでは書道は無理ですか?:武田双雲『書愉道 双雲流自由書入門』から

 

メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第31号(No.31) 2006/5/27
「<字は右手で書くもの>を検証する《3》脳の働きと漢字」
 左手で字を書く・実践編 4:毛筆編―書家から見た左手書き

 

 

(7)▼対局中にイライラ!?将棋棋士が左利きで困る意外な事とは?

鈴木さんは将棋の棋士で、対局の際に小道具として扇子を使うのですが、
この扇子にも右利き用と左利き用がある、と。
これは以前から知っています――右利き用といいますか、
ふつうの扇子を左手で使うと自然と閉じてしまうのですね。

また対局中、係の人がお茶を用意してくれるのですが、
右側に置かれて左手で取ろうとしてお茶をこぼしてしまう。

他の人の対局の大盤解説では、見る人の向かって右側に立って行うの
ですが、左利きなのでつい左手で駒を動かそうとして、
カメラにお尻を向けてしまい、お尻を向けないでと注意されるそうです。

20年以上の前の情報ですが、左利きの将棋棋士についても書いています。

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2004.10.31
将棋界の左利き

 ・・・

ということで、今回はここまで。
次回は、この続きで筆者のメモを中心に書いて行く予定です。

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―(特別編)日テレ左利き番組『踊る!さんま御殿!!』左利きは天才!?大検証(その1)」と題して、今回は全紹介です。

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2026.06.07

【最新号】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)鮑照-楽しい読書412号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年5月31日号(vol.19 no.10/No.412)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)
鮑照「代東門行」「擬行路難十八首」「梅花落」」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年5月31日号(vol.19 no.10/No.412)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)
鮑照「代東門行」「擬行路難十八首」「梅花落」」
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 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」39回目は、元嘉期の詩人の
を取り上げます。

 平凡社の江原正士、宇野直人/著『漢詩を読む』のシリーズ第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考にすすめています。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆ 唐代歌行詩の先駆者 ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)

  ~ 元嘉の三大家・三人目 ~ 
 
  鮑照「代東門行」「擬行路難十八首」「梅花落」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)

260228-kansi2

 

 ●鮑照(ほうしょう 412?-466)

鮑照は、先に紹介しました謝霊運さんや顔延之さんと並び、
「元嘉の三大家」と称される詩人です。

鮑照は、晩年になって高い官職に就いた人で、
当時は軍閥が幅をきかす時代ではありましたが、
まだ社会的地位の高い貴族に対する価値観が残っていたのでした。

鮑照は、歌行詩という、
 《目で読むより耳で聴くことをとおして内容やメッセージを伝える
  ことが主になります。前もって曲があって、そのメロディに合う
  ように文字を並べてゆく――鮑照はそれが得意な詩人でした。》

今回はそんな歌謡体の詩三首を。

 

 ●「代東門行」東門行に代ふ

「代東門行」は、「東門行に代(か)ふ」で、
「~に代(か)ふ」は「~になぞらえる」「~にあてはめる」の意味で、
この題名から“これは替え歌ですよ”と宣言していることになり、
「東門行」という後漢の頃からある歌の変化した形を、
改めて替え歌にしたのだろう、と解説の宇野さん。

替え歌というか、日本の和歌における「本歌取り」のようなもの。

中国の文化では、ゼロから新しいものを作るより、

《すでにある物に手を加えて一層輝かせる、新しい価値を見いだす
  行為の方が高く評価されるふしがあります。》p.46

別れの宴会で作られたものですが、
旅立つのが知人なのか鮑照自身なのかは不明。

 ・・・

代東門行 東門行に代ふ 鮑照

 

傷禽悪弦驚 傷禽(しようきん)は弦(げん)の驚(おどろ)くを悪(にく)み
倦客悪離声 倦客(けんかく)は離声(りせい)を悪(にく)む
離声断客情 離声(りせい) 客情(かくじよう)を断(た)ち
賓御皆涕零 賓御(ひんぎよ) 皆(みな) 涕(なんだ)零(お)つ

 猟師の矢で射られて傷ついた鳥は、
  以後弓の弦がはじける音を聞いただけでも嫌がる
 同じように、長旅に疲れた旅人は、
  別れの曲を聞くだけでもうとましくなる
 それは旅人の心を断ち切るようにつらい思いをさせ…
 旅立つ者を見送る人、馬車を操る御者も、
  みんなもらい泣きをしてしまう

 

第一段は、“人と別れるのは悲しい”という一般論から。
「傷禽」は“傷ついた鳥”、「離声」は“離別の音声”つまり別れの曲。

 

涕零心断絶 涕(なんだ)零(お)ちて 心(こころ) 断絶(だんぜつ)し
将去復還訣 将(まさ)に去(さ)らんとして復(ま)た還(かえ)り訣(わか)る
一息不相知 一息(いつそく)にして相(あひ)知(し)らず
何况異郷別 何(なん)ぞ况(いわ)んや異郷(いきよう)に別(わか)るるをや

 涙はこぼれ、心は引き裂かれ、
 いざ出発という時になって、
  もう一度振り返って別れの挨拶をせずにいられない
 人間というのは、ほんの短い別れでも、
  互いのようすがわからなくなってしまう
 まして異郷に旅立つとなればなおさら、
  将来がどうなるかわからないじゃないか

 

第二段は、説明を加えて、別れの悲しさを強調。

《「何ぞ况んや」は“まして~はなおさらだ”、
 文法用語で“累加(るいか)”の句形とされます。》p.48

別れといっても現代の私たちの別れとは違うんだ、と宇野さん。
「今生の別れ」と思ってもいい、と江原さん。
私たちはこの詩をずいぶん大げさと感じますが、
当時は、まさに実感だった、と宇野さん。

 

遙遙征駕遠 遙遙(ようよう)として征駕(せいが)遠(とほ)く
杳杳白日晩 杳杳(ようよう)として白日(はくじつ)晩(く)る
居人掩閨臥 居人(きよじん)は閨(ねや)を掩(おほ)つて臥(ふ)し
行子夜中飯 行子(こうし)は夜中(やちゆう)に飯(はん)す

 やがてはるか彼方へ馬車は遠ざかってゆく
 暗く深く太陽が沈んでゆく
 夜になれば、自分の家にいる人は寝室の戸を閉めて眠りにつくが
 旅人は夜中になって、やっと食事にありつくことができる

 

この二句は対句で、夕方から夜にかけての旅人のようす。
「遙遙」ははるかに遠いこと、「杳杳」はぼんやり薄暗いようす。
“旅は大変だ”と。

 

野風吹草木 野風(やふう) 草木(そうもく)を吹(ふ)き
行子心腸断 行子(こうし)心腸(しんちよう)断(た)つ
食梅常苦酸 梅(うめ)を食(くら)えば常(つね)に酸(さん)に苦(くる)しみ
衣葛常苦寒 葛(かつ)を衣(き)れば常(つね)に寒(かん)に苦(くる)しむ

 野原をわたる風が、草や木を吹いて音をたてる
 旅人は心を切り刻まれる思いをする
 梅の実を食べるといつもその酸っぱさがつらく、
 葛で作った薄い夏服ばかり着ていると寒い季節には悩まされてしまう

 

“特に秋の旅はつらい”。
旅では食べるものや着るものに苦労する、といいたいようです。

 

糸竹徒満座 糸竹(しちく) 徒(いたづ)らに座(ざ)に満(み)つれども
憂人不解顏 憂人(ゆうじん) 顏(かんばせ)を解(と)かず
長歌欲自慰 長歌(ちようか)して
       自(みづか)ら慰(なぐさ)めんと欲(ほつ)すれば
弥起長恨端 弥〃(いよいよ)長恨(ちようこん)の端(たん)を起(おこ)す

 琴や笛の音がむなしく部屋に満ち満ちているが
 悩んでいる人は表情をほころばすことはない
 声を長く引いて歌い、自らをなぐさめようとしても、
 それはますます深い長きのきっかけとなってしまうだけだ
 

ふと我に返るとここは宴会の場。
「顏を解く」とは笑う意味。
《“美しい音楽を聴いても、全くなぐさめられない”》と、
これは旅する当事者のこと。

《――これまでの別れの歌と言えば、故事が盛り込まれたりして、
   多岐にわたっていて華やかな印象もありましたが、これはちょっと
   違う感じがしますね。/
  言葉もそう難しくなく、故事もなくてさらさら進みます。鮑照の
  作風の特色でしょうか。》
 《ふつうは、詩の中に知識教養を織りこんでゆくのが腕の見せ所だった
  のですが、鮑照はそういうことと決別したんでしょう、そこに何か
  彼の主張があるのかもしれません。》

 

 ●「擬行路難十八首」より「その六」

次の詩は、「行路難」という歌になぞらえたもので、
この歌は後に李白も作っている。

鮑照自身役人でありながら、役人生活を否定するという、過激な内容。
それを宴会で披露したと考えられ、ということは、共感する不満の多い
官僚がたくさんいたと……。

《思い起こせば屈原以来、詩を作る人はたいてい、天下社会に貢献する
  という理想、抱負をもちながら、それがうまくゆかない、才能がある
  のに自分が抜擢されないのは周りが悪い、と不平不満をうたったもの
  が多かったのですが、役人生活そのものを否定して別の世界へ行こう
  とまで歌ったものは珍しいですね。やはり時代精神なのか……。》p.52

 《「行路難」は、旅路がつらいことに託して人生行路の険しさ、
  難しさを歌うもので、この作品もその基本線を守っています。》p.52

 ・・・

擬行路難 其六  行路難(こうろなん)に擬(ぎ)す  鮑照

 

 其六   その六
 
対案不能食 案(あん)に対(たい)して食(くら)ふ能(あた)はず
抜剣撃柱長嘆息 剣(けん)を抜(ぬ)き
         柱(はしら)を撃(う)つて長嘆息(ちようたんそく)す
丈夫生世會幾時 丈夫(じようふ)
         世(よ)に生(い)くること能(よ)く幾時(いくとき)ぞ
安能畳燮垂羽翼 安(いづく)んぞ能(よ)く畳燮(じようしよう)して
          羽翼(うよく)を垂(た)れん

 食膳に向かっても、どうも食べられない
 そこで私は剣を抜き、立ち上がって柱に斬りつけ、
  深いため息をついてしまう
 一人前の男がこの世にどれほどの間、生きられるものか
 どうしてこせこせ歩いて、意気の揚がらないままでいられようか

 

《「畳燮」はちょこちょこ小股で歩くことで、気遣いながら生きること
  のたとえです。“短い人生、何か大きなことをしなきゃだめだ”と
  いうストレスです。でもうまくゆかない、そこで発想を転換するのが
  第二段、役人社会よりも家庭生活を重視しようと……すごい価値観の
  転換です。》p.53

 

棄檄罷官去 檄(げき)を棄(す)てて官(かん)を罷(や)め去(さ)り
還家自休息 家(いえ)に還(かへ)つて
         自(みづか)ら休息(きゆうそく)せん
朝出与親辞 朝(あした)に出(い)でて親(しん)と辞(じ)し
暮還在親側 暮(くれ)に還(かえ)つて
         親(しん)の側(かたはら)に在(あ)り

 いっそのこと役人としての身分を捨て
 家に帰って自分なりにくつろぐとしよう
 朝に家を出て家族と別れても
 夕方には家族の側に戻るのだ

 

「檄」は身分証明書、辞令のこと。「親」は家族のこと。
役人は残業もあり、地方に赴任するとなると単身赴任で、
役人を辞めれば家族と友にいられる、のだそうです。

 

弄児牀前戯 児(じ)を弄(ろう)して牀前(しようぜん)に戯(たはむ)れ
看婦機中織 婦(つま)を看(み)れば機中(きちゆう)に織(お)る
自古聖賢尽貧賤 古(いにしへ)より聖賢(せいけん)
         尽(ことごと)く貧賤(ひんせん)
何況我輩孤且直 何(なん)ぞ況(いは)んや我(が)輩(はい)の
         孤(こ)にして且(か)つ直(ちよく)るをやな

 家では我が子の相手をして寝台の前で遊び
 妻の方を見れば甲斐甲斐しく機織り機の中で布を織っている
 歴史を顧みれば、昔から立派な人たちは誰もが貧しく、
  志が叶えられなかった
 まして私のように有力な保護者もなく、
  かつ融通がきかない頑固一徹な者は、恵まれないに違いない

 

 《家庭生活の楽しみを具体的に想像して結びます。》

「聖賢」で思い浮かべるのは孔子と孟子、でも二人の人生は不遇のまま
終わってしまったので、

 《“孔子や孟子でさえも”のニュアンスがある。》
「弧」は援護者や後ろ盾のないこと。
 《“役人生活で成功しないと予想されるなら、もう辞めてしまおう”
  という宣言です。》
 《ずいぶん過激で、ふつうの人が言えないことを言ってしまって 
  います。拍手喝采を受けたんじゃないでしょうか。》

という解説の宇野さんでした。

 

 ●「梅花落」

「梅花落」という笛の曲があり、それに歌詞が付いて歌い継がれてきた。
それに新しい詩を作ったもの。
メロディに合わせるからでしょう、変則的な構成に。

 ・・・

梅花落 梅花落(ばいからく)  鮑照

 

中庭雜樹多 中庭(ちゆうてい) 雜樹(ざつじゆ)多(おほ)く
偏為梅咨嗟 偏(ひとへ)に梅(うめ)の為(ため)に咨嗟(しさ)す
問君何獨然 君(きみ)に問(と)ふ
         何(なん)ぞ独(ひと)り然(しか)るやと

 私の家の庭にはさまざまな木がたくさんある
 しかし私は、ただひたすら梅に対して感歎のため息をつく
 或る人が尋ねた、あなたはどうして梅だけを好むのか

 

念其霜中能作花 念(おも)ふ 其(そ)の霜中(そうちゆう)
         能(よ)く花(はな)を作(な)し
露中能作実 露中(ろちゆう) 能(よ)く実(み)を作(な)すを
揺蕩春風媚春日 春風(しゆんぷう)に揺蕩(ようとう)して
         春日(しゆんじつ)に媚(みめよ)し
念爾零落逐寒風 念(おも)ふ 爾(なんぢ)が零落(れいらく)して
         寒風(かんぷう)を逐(お)ひ
徒有霜華無霜質 徒(いたづ)らに霜華(そうか)有(あ)るのみにして 
         霜質(そうしつ)無(な)きを

 私はしみじみ思う、梅は冷たい霜の中で花を咲かせることができ
 冷たい露の中で実を結ぶこともできる
 ふつうの木々は春になると春風に揺られ、陽射しの中で美しさを競う
 しかし私はこう考える、お前たち一般の木々は秋に萎んで枯れ、
  寒い風の後を追ってちりぢりに散ってしまう
 そういうお前たちは、寒い冬の季節には、ただ白く輝く霜に覆われる
  だけで、霜に耐える強い性質がないんだね
 

「念う」は“ずっと考え続ける意味”
 

《梅はそうではない、霜や雪に耐えて立派な花を咲かせる。
  “私もそのように生きたい”と。》p.56

 《――うーん、官職でストレスのたまった人たちには、心に深く染み
   入る歌なんでしょうね。/
  古今東西、役人生活は大変なのでしょうが、その一点を捉えて巧みに
  表現したのが鮑照だったのでしょう。》p.56

 

 ●鮑照さんの詩の力

旅立つ人を歌う「代東門行」での、別れのつらさ――
今と違って連絡の手段が限られている時代ゆえの、
そういうもの悲しさというものが出ているようです。

二つ目の「擬行路難 其六」と三つ目の「梅花落」では、
役人生活の大変さを思わせます。
その立場に人たちにとっては、後ろ盾のある人とない人の差などは特に、
痛切に感じられるのではないでしょうか。

いつの時代にあっても勤め人の大変さは変わらないもののでしょう。

でも、それをストレートに表現する、そして後世まで残るというのは、
まさに詩の力の偉大さを感じさせます。

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」と題して、今回も全文転載紹介です。

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2026.5.31
【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)鮑照-楽しい読書412号

 

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2026.06.06

【編集後記】左利きのお子さん~その25(特別編)日テレ左利き番組(1)-週刊ヒッキイ第711号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【編集後記】


第711号(Vol.22 no.11/No.711) 2026/6/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
(特別編)日テレ左利き番組『踊る!さんま御殿!!』
左利きは天才!?大検証(その1)」

 

 

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  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第711号(Vol.22 no.11/No.711) 2026/6/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
(特別編)日テレ左利き番組『踊る!さんま御殿!!』
左利きは天才!?大検証(その1)」
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 本来は、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(41)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(5)」
 というところですが、今回は【特別編】として、
 先月5月12日(火)に放送されました、
 日本テレビ系『踊る!さんま御殿!!』の「左利きは天才!?大検証」
 を紹介してみようと思います。

 ながらで見ていたため簡単なメモしか取っていませんので、
 ネットの情報を交えながらの、大雑把な紹介となりますが、
 筆者の感想も交えて、一つの記録として残しておこうと思います。

 意外に長くなってしまいましたので、(1)ネットの情報からと、
 (2)筆者のメモからとの前後二回に分けて紹介します。 

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
  左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―【特別編】

  ――テレビのバラエティ番組の左利き特集に思う――

2026年5月12日(火)放送 日本テレビ系
 『踊る!さんま御殿!!』左利きは天才!?大検証

左利きは天才?凡才?SP バド桃田世界一の秘密!?脳が違う!?驚き鏡文字

 (1)ネットの情報から
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

 ●今回のテレビのバラエティ番組の左利き特集は……

当日の朝、新聞を見ていますと、ふと目にとまったテレビ欄に
「左利き」の文字が!

2026年5月12日(火曜日)日本テレビ午後8時~9時
踊る!さんま御殿!! 左利きは天才!?大検証
 野口みずき&バド桃田 世界の頂点採った秘密
 郷ひろみ50代で左転向 脳が違う!?驚き鏡文字

(出演者)司会:明石家さんま/黒田みゆ(日本テレビアナウンサー)/
郷ひろみ/新川優愛/鈴木大介/高橋ユウ/武田双雲/
たける(東京ホテイソン)/野口みずき/福田麻貴(3時のヒロイン)/
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)/桃田賢斗/吉田仁人(M!LK)
※五十音順・敬称略

2026512sanma-lh-tver

ゴールデンタイムに1時間枠で、この手の左利きのテレビ番組が
放送されるというのは、非常にめずらしいことです。
午後11時以降の番組などではあったかも知れませんが、
ゴールデンタイムではまずなかったと思います。
たとえばTBSテレビ『マツコの知らない世界』でも
他のテーマと二本立てでした。
また、バラエティ番組での左利き関連といいますと、
たいていは左利きのお笑い芸人さんやバラエティに慣れたタレントさんが
登場するものが多かったようです。

今回は、そういう芸人さんやタレントさんだけでなく、
書道パフォーマンスで有名な書道家武田双雲さんや
将棋棋士の鈴木大介(九段)さんのような文化人や
オリンピックのマラソン金メダリストの野口みずきさんや
バドミントンの桃田賢斗さんのようなアスリートや、
人気アイドルの百田夏菜子(ももいろクローバーZ)さんや
吉田仁人(M!LK)さんなど多士済々(たしせいせい)。
誰もが日常的によく経験する「左利きあるある」だけでなく、
専門家でないと気付きにくい左利きならでは不便さや意外性のある
お話が楽しめました。

 

 ●左利きの人の悩みのあれこれ

以下、ネットで拾った情報と筆者の番組視聴メモに基づき、
一部出演者の発言を紹介していきます。
ただし、筆者のメモには発言者やその発言内容に誤りもあるか
と思われますので、その辺はご勘弁を!

右利きのさんまさんのリアクションがやはり巧みで、
どこまで一般的な右利きの人の反応と一緒なのか、
ちょっと考え込んでしまいますけれど……。

 

◎ネットから拾った情報――

(1)▼50歳を過ぎて左利きに転向!?郷ひろみはバターナイフが使いづらい!

*参照:
第478号(No.478) 2016/9/17「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(6) バターナイフ 編」
・貝印 KaiHouse SELECT 四角く切れるバターナイフ FA-5162
(Amazonで見る)

Kai_fa5162

・貝印 KAI バター ナイフ ステンレス 四角く 切れる Bready SELECT
日本製 DL7040
(Amazonで見る)

2016.9.26
左手左利き用品考6バターナイフ-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第478号

 

(2)▼金メダリスト野口みずきは海外レースだと給水が難しい

*参照:『お茶でっせ』カテゴリ:<サウスポー始球式>

2004.11.11 アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手
素敵な光景:野口選手の左利きの始球式

 


(3)▼新川優愛はテーブル付き椅子に横向きに座る!?

*参照:『お茶でっせ』2007.3.16
左利き用メモ台付折り畳み式パイプ椅子

●【左利き用のメモ台付チェア】情報提供:
ユニバーサルデザイン文房具・左利き専用グッズ・オフィス文具の専門店:
きくやねっと ・菊屋浦上商事 神奈川県相模原店 TEL 042(754)9211

※画像は、菊屋さん提供のものに、比較のために右利き用を合成しました。 

Lhchair

*参照:『お茶でっせ』カテゴリ:<サウスポー始球式>

2017.5.2ピンクラインのサウスポー、女優でモデルの新川優愛さんが始球式

170428sin_s2

 

(4)▼振り付けは左利きが有利!ももクロ百田&M!LK吉田が熱弁


(5)▼バドミントンのシャトルは左利きが打つと早く落ちる!
 桃田賢斗の解説に一同驚き

2026512-3


(6)▼武田双雲は右手で書いて左で消しゴムの二刀流!

*参照:『お茶でっせ』2012.12.2
書道家・武田双雲氏の左利きの子の習字指導発言について思うこと

2011.6.23
6月13日日テレ「深イイ話」武田双雲氏左利きの書道について

2007.10.25
左ききでは書道は無理ですか?:武田双雲『書愉道 双雲流自由書入門』から


メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第31号(No.31) 2006/5/27
「<字は右手で書くもの>を検証する《3》脳の働きと漢字」
 左手で字を書く・実践編 4:毛筆編―書家から見た左手書き

 

(7)▼対局中にイライラ!?将棋棋士が左利きで困る意外な事とは?


*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2004.10.31
将棋界の左利き

 

(以下、略)

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【編集後記】本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―(特別編)日テレ左利き番組『踊る!さんま御殿!!』左利きは天才!?大検証(その1)」と題して、を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

本文にも書いていますように、あるようでなかった企画といっていいでしょう。
「左利きの特集」という番組は以前から色々とありました。
報道ワイドショーのような番組の特集コーナー的なものとか。
8月13日の世界的な「(国際)左利きの日」や2月10日の日本版「左利きグッズの日」にまつわる特集とか。

左利き用品の普及というのも、かなり進んできました。
しかし、まだまだ生活必需品的なものに限られているのが現状です。
例えば楽器です。今小学校で必修のようになっている鍵盤ハーモニカには、右利き用しかありません。
左利きでも右使いに馴染めるような「弱い左利き」のお子さんは良いのでしょうけれど、筆者のような「何でも左でないと」というような「強い左利き」子の場合には、非常に難しいものがあります。
そういう分野にも左利き用品がごくふつうに普及してこないかぎり、ハンディズム(利き手差別)は解決されません。

本文末尾にも書いたように、近年日本でもさまざまなマイノリティーに関して法律による権利の保護や擁護が行われるようになっています。
しかし、利き手に関してはどうでしょうか?
多数派の右利き優先社会は一朝一夕に変えられるものではありません。

筆者はすでに30年以上に渡って取り組んできました。

その間にいつしか大きな変化(?)が起きていました。
まったく気付かなかったのですけれど、まあ、多少は知ってはいましたが。
ここまでとは思っていませんでした。
ただそれは本当に良いことなのか、少し疑問があります。

その事実についてはまたの機会にお話ししましょう。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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