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2026.05.31

【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)鮑照-楽しい読書412号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2026(令和8)年5月31日号(vol.19 no.10/No.412)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)
鮑照「代東門行」「擬行路難十八首」「梅花落」」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年5月31日号(vol.19 no.10/No.412)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)
鮑照「代東門行」「擬行路難十八首」「梅花落」」
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 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」39回目は、元嘉期の詩人の
鮑照を取り上げます。

 平凡社の江原正士、宇野直人/著『漢詩を読む』のシリーズ第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考にすすめています。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆ 唐代歌行詩の先駆者 ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)

  ~ 元嘉の三大家・三人目 ~ 
 
  鮑照「代東門行」「擬行路難十八首」「梅花落」

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今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)

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 ●鮑照(ほうしょう 412?-466)

鮑照は、先に紹介しました謝霊運さんや顔延之さんと並び、
「元嘉の三大家」と称される詩人です。

鮑照は、晩年になって高い官職に就いた人で、
当時は軍閥が幅をきかす時代ではありましたが、
まだ社会的地位の高い貴族に対する価値観が残っていたのでした。

鮑照は、歌行詩という、
 《目で読むより耳で聴くことをとおして内容やメッセージを伝える
  ことが主になります。前もって曲があって、そのメロディに合う
  ように文字を並べてゆく――鮑照はそれが得意な詩人でした。》

今回はそんな歌謡体の詩三首を。

 

 ●「代東門行」東門行に代ふ

(以下、略)

 ●「擬行路難十八首」より「その六」

 ●「梅花落」

 ●鮑照さんの詩の力

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(39)鮑照「代東門行」「擬行路難十八首」「梅花落」」と題して、元嘉の三大家の最後の一人、鮑照さんの漢詩の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

今回は替え歌ということですが、元歌を知らない筆者ではありますが、内容的にはわかりやすかったように感じました。
難しい言葉が比較的少なかったのか、それがこの方の持ち味の一つのようで、わかりやすい簡単な言葉を使い、知識や教養が必要な表現はあまり使わないという作風のようです。

文学に限らず、物事というものは、歴史の積み重ねの中に作られてゆくものだと思います。
そうとは言え、誰もが皆そのような知識や教養を持っているわけではないのです。
初心者にも理解できる作品というのも、一つの力の発揮の仕方だと思います。
そういうものを作れるというのも、作者の大事な力量でしょう。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.05.28

左利き左打ち(レフティー)ゴルファー細野勇策、国内三大大会ツアー初V――左打ち日本選手の優勝は35年ぶり

左利き左打ち(レフティー)ゴルファー細野勇策さんが、2026年5月24日の日本プロ選手権センコーグループ・カップで初優勝。
左打ち日本選手の優勝は1991年の羽川豊選手以来35年ぶり。
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(画像:産経新聞2026.5.25 レフティゴルファー優勝)

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Yahoo!ニュースのよりますと

《日本プロ選手権センコーグループ・カップ最終日(24日、滋賀・蒲生GC=6991ヤード、パー72)首位タイから出たプロ5年目の細野勇策(23)=三共グループ=が1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り、通算15アンダーで念願のツアー初優勝をメジャータイトルで手にした。レフティーのツアー優勝は史上4人目で、日本選手では1991年の羽川豊以来、35年ぶり。》

細野勇策、念願のツアー初V レフティーのツアー優勝は史上4人目 「すごく時間がかかって、今は頭が真っ白です」/国内男子ゴルフ

日本人レフティとしては1991年「ダイドードリンコ静岡オープン」の羽川豊さん以来35年ぶり。
今季国内ツアーメンバー191人でレフティは細野さんと笠原瑛さんの二人だけだそうで、「毎試合、どこかしらで『レフティ、頑張れ!』と声をかけてもらえたそうで、その期待を背負って戦ってきた、と。

《「ずっと、ここに立ちたいと思っていた。すごく時間がかかって、今は頭が真っ白です。やっと初優勝することができました。4日間、『レフティー、頑張れ』と応援していただき、すごく力になりました」》

生まれつきの左利きで、ゴルフも最初から左打ちだったそうで、右利き優先の社会では、ゴルフも不便なことが多かったそうです。

《「練習場の左打席は大体、2階のはじっこ。クラブもジュニア用はなくて、最初は父がレディースのクラブのシャフトを切ってくれたものを使っていました。プロになっても、先輩の方の邪魔になりそうで、外の練習場によく行っています」》
《「日本のレフティーの代表として頑張りたい。自分が活躍することで、練習場の打席が少しずつ増えたらいいな」》


ゴルフの世界でも、左利きは色々な困難を克服しなければならないようです。
よくスポーツでは左利きが有利だと言われることがありますが、これはテニスやボクシングというような個人対個人が正面から向かい合う対戦型の場合のみのようです。

特に専門の道具を使うような種目のスポーツではその用具に左利き用がなかったり、練習場や指導者に恵まれなかったりして、苦労するようです。

今筆者のメルマガでも楽器の左利き用について取り上げていますが、こういう趣味的な分野での左利き対応がまだまだ遅れているのが現状で、残念なことです。

 ・・・

ゴルフについてですが、先月、今月の筆者のメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』に、2003年と2004年のマスターズ・ゴルフで、マイク・ウイア選手とミケルソン選手の二人のレフティー・ゴルファーが二年連続で優勝したことを取り上げています。
日本人においてもようやくレフティ・ゴルファーが活躍する時代に入ったのなら嬉しいことです。

世界中にレフティー・ゴルファーの会もあります。
日本にも「日本レフティゴルフ協会」というアマチュアゴルファーの会もあります。

こうしたレフティー・プロの活躍で、アマチュアのレフティー・ゴルファーにとっても、よりよい条件でプレーできるように改善されていけば良いなあ、と思います。


参照:
第708号(Vol.22 no.8/No.708) 2026/4/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [43]
レフティやすおの左利き自分史年表(9)2003(平成15)
―ネットの時代(2)一般向けブログ<ココログ>
『レフティやすおのお茶でっせ』開設」

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.4.18
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(43)左利き自分史年表(9)2003(平成15)―ネットの時代(2)-週刊ヒッキイ第708号
2026.4.25
【最新号】『左組通信』復活計画(43)左利き自分史年表(9)2003(平成15)―ネットの時代(2)-週刊ヒッキイ第708号

2003(平成15)49歳

4/14(ゴルフ)左利き・左打ちの選手(マイク・ウイア/カナダ人)
マスターズ史上初制覇。

「レフティ(左打ち)の優勝で大騒ぎしない時がいつかきっと来る
 だろう。今もツアーには5人ほどレフティのシード選手がいるが、
 今後は左利きの人がわざわざ右打ちに直される、そんな時代はなくなる
 と思う。もっとたくさんのレフティが活躍するようになると思う」

(masters2003.4.10-4.13)
 ゴルフダイジェスト・オンライン 2003年 マスターズ特集!
 『マスターズ優勝M.ウイアのコメント』 4/14更新

NIKKEI GOLF GUIDE ニッケイゴルフガイド より

《2003年のマスターズは2人のレフティー(左打ち)プレーヤーの明暗を
 分ける試合となった。ここ数年タイガーのライバルの筆頭と目されて
 いたフィル・ミケルソン。
 マスターズでメジャー初制覇を成し遂げたウエアは、シーズン中盤以降
 も好調を持続。2003年はマスターズを含めて3勝、賞金ランキングも
 2002年の78位から一気に5位に浮上。名実共にトッププレーヤーとして
 の地位を固めた。
 同じレフティーの二人だが、左打ちになった事情はちょっと違う。
 ミケルソンはゴルフ以外は右利き。プレー中の時計も左手にしている。
 子供の頃、父親に連れられてゴルフを練習するとき、いつも右利きの
 父の前で父と同じようにスイング練習をした。その結果、鏡に映した
 ように左打ちになってしまったという。
 一方、ウェアはもともと左利き。しかし、ゴルフでプロを目指すため
 には左利きは不利ではないかと思ったことがあった。彼がゴルフを
 始めた当時は、レフティー用クラブの店頭バリエーションが豊かとは
 言えなかったからだ。15歳の時、ウエアはジャック・ニクラウスに
 手紙を出す。「右打ちに変えた方がいいのでは?」というのがその内容
 だった。これに対しニクラウスは「やりやすい自然なスイングの方が
 いい。今のままやりなさい」との返事を送ったという。6回優勝の
 マスター・オブ・マスターズからの貴重な助言が、左利きとして史上
 初のマスターズチャンピオンを生んだ。》

――ゴルフも「右利き向きにコースが作られている」という説があるそう
 です。ゴルフでも少なくとも用具の面では不利なようです。また、
 打ちっぱなしの練習場でも左打席が少ないと聞いたことがあります。
 今ではどうなんでしょうか。
 ウイアさんによりますと、ゴルフでも「右打ちに直される」ということ
 があるのですね。道具があるかどうかという点もあるのでしょうか。
 同じレフティー・ゴルファーでも、ミケルソンさんとウイアさんとでは
 右利きと左利きと、まるで異なる点は興味深いものがあります。
 (産経新聞の記事では、名前が「ウエア」になっている)
202644-masters-w1
202644-masters-w2

第710号(Vol.22 no.10/No.710) 2026/5/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [44]
レフティやすおの左利き自分史年表(10)2004(平成16)1月-6月
―ネットの時代(3)一般向けホームページ
『レフティやすおの左組通信』開設」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.5.16
【編集後記】『左組通信』復活計画(44)左利き自分史年表(10)2004(平成16) ―ネットの時代(3)『左組通信』開設-週刊ヒッキイ第710号
2026.5.23
【最新号】『左組通信』復活計画(44)左利き自分史年表(10)2004(平成16) ―ネットの時代(3)『左組通信』開設-週刊ヒッキイ第710号

2004(平成16)50歳

4/12(ゴルフ)ミケルソン、悲願のメジャー初制覇!

《マスターズにおいてミケルソンが悲願のメジャー初制覇した。
 ツアー22勝もメジャー47戦全敗、マスターズも5年連続トップ10以内
 かつ3年連続3位・・・常に優勝候補に上げられ、いつ勝ってもおかしく
 ないと言われていた選手である。
 昨年の覇者マイク・ウィアがマスターズ史上初めてレフティー(左利き)
 で優勝を飾り、今回のミケルソンがそれに続き史上初めて2年連続
 レフティーが続いた大会である。(ミケルソンは元々右利きなのである
 が、父親に教えてもらう際に鏡を見て練習しているうちにゴルフは
 左利きになってしまった)》

 「livemasterのスポーツ・音楽倉庫盤:ミケルソン」より
オーガスタナショナルで行われた第68回?

*参照:2003/4/14
masters2003.4.10-4.13
ゴルフダイジェスト・オンライン 2003年 マスターズ特集!
『マスターズ優勝M.ウイアのコメント』 4/14更新
マイク・ウイア

「この優勝は私だけでなく、家族にとっても大きなこと。それ以上に、
 母国カナダにとっても大きなことだ。知ってのとおり冬は雪が降って
 ゴルフなど出来る状態ではない。ホッケーして遊ぶのが普通で、オフ
 シーズンは雪の上からボールを打って遊んでいたくらい。そんな国の
 選手が勝つことは、後進にもつながるし、今後はカナダから若手が多く
 出てくるはずだ。今週は雨が降ったり、3日間で72ホールをこなしたり
 と忙しい1週間だったが、集中力を切らさなかったのが勝因だと思う。
 レフティ(左打ち)の優勝で大騒ぎしない時がいつかきっと来るだろう。
 今もツアーには5人ほどレフティのシード選手がいるが、今後は左利き
 の人がわざわざ右打ちに直される、そんな時代はなくなると思う。
 もっとたくさんのレフティが活躍するようになると思う」

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この稿は、『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。

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2026.05.22

【最新号】私の読書論-長編小説について『アリバイ・アイク』解説-楽しい読書411号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年5月15日号(vol.19 no.9/No.411)
「私の読書論-長編小説について―
リング・ラードナー『アリバイ・アイク』
巻末【解説セッション】村上春樹×柴田元幸―より」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年5月15日号(vol.19 no.9/No.411)
「私の読書論-長編小説について―
リング・ラードナー『アリバイ・アイク』
巻末【解説セッション】村上春樹×柴田元幸―より」
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 今年のゴールデンウイークは後半が連休で、
 まとめて休みを取れた人も多かったようです。
 当方は、「毎日が日曜」族ですので、通常どうりというところ。

 とはいえ、天候が今ひとつ、気温はある程度高いにもかかわらず、
 何となくひんやりした感じが残り、結局は、冬ものの整理等で、
 時間を潰してしまいました。

 そんななかで手に取った本から、今回は書いてみましょう。

 

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 - 私の読書論 -

  ~ 長編小説について ~

  リング・ラードナー『アリバイ・アイク』巻末
  【解説セッション】村上春樹×柴田元幸― より

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●リング・ラードナー『アリバイ・アイク』《村上柴田翻訳堂》

リング・ラードナーは、あまり日本では知られた作家ではないようです。
筆者は、青春時代、高校生の頃に購読を始めた『ミステリマガジン』と
いう、海外ミステリ専門誌(現在は、国内外のミステリを扱う雑誌)の
70年代の初めごろ、時折掲載されている短編を読んだことがあります。

バックナンバーでは、長編の連載もあったようです。
当時、新潮社から短編集が3冊ほど出ていました。

本書『アリバイ・アイク ラードナー傑作選』加島祥造/訳、新潮文庫
<村上柴田翻訳堂>は、1978(昭和53)年9月新潮社刊の復刊。

 

『アリバイ・アイク ラードナー傑作選』リング・ラードナー/著
加島 祥造/訳 新潮文庫<村上柴田翻訳堂> 2016/8/27
(Amazonで見る)

260515-aribai-aiku

 

《ヘミングウェイやフィッツジェラルドにも愛された、短編の名手にして
 名物コラムニストの傑作13編。息を吐くように言い訳する野球選手。
 スピード違反の女性に恋してしまった警察官。冷酷無情な行状を繰り
 返すボクサー。患者を放っておけないおしゃべり看護婦。夫の自慢が
 止まらない妻――。アメリカを虜にした饒舌すぎる語り口とユーモアが
 炸裂する! 《村上柴田翻訳堂》シリーズ。》

本書収録13編中では何度か読んでいる「微笑がいっぱい」がお気に入り。
《スピード違反の女性に恋してしまった警察官》のお話で、
甘くて酸っぱいといいますか、ほろ苦いお話です。

まあ、そういう話は置いておいて、今回のテーマは、
巻末の「村上春樹×柴田元幸」の解説セッション(2016年6月22日、
新潮社クラブにて)にあります。

ここで、村上さんが長編小説について語っています。
<長編小説という新しいシステム>(pp.462-465)の項がそれです。

2026515-murakami-sibata

 

 ●長編小説を書くための基本

リング・ラードナー(1885-1933)は、マーク・トウェイン(1835-1910)と
よく似た経歴の持ち主で、新聞のコラムで名を上げ、雑誌に短編小説を
書いて人気者となります。
マーク・トウェインは、のちに『トム・ソーヤーの冒険』や
『ハックルベリー・フィンの冒険』を初め、数々の長編を発表しました。
一方、ラードナーは、名編集者のパーキンズがコラムや短編のみならず、
長編を書かせようとしますが、うまくいかなかった。

その理由として村上さんは、

 《ラードナーは基本的に語りだけで持っていくスタイルだから、
  その文体だけで長いものを書くというのは簡単じゃない。語りって
  やっぱり息切れしちゃうんです。息が続くかぎりしか書けない。
  長編は一息で書くことはできません。》

それに対して、柴田さんは、 

《トウェインは一息で書ける短い語りから出発して、少しずつスパンを
  伸ばしていきます。(略)短いエピソードを連ねれば書けそうな
  テーマを選んで。そして長編のほうに向かっていきます。》

ラードナーもそれに向かいかけたができなかった、と。

村上《彼のヴォイスというのは饒舌なものだと思うんですが、
 その文体のみで長いものを書くのはむずかしいと思う。》

ここで、『素晴らしいアメリカ野球』のフィリップ・ロスの例をあげて、

 《ロスのヴォイスも饒舌ですが、彼の作品の場合には大きな仕掛けが
  ひとつあるわけです。ヴォイスの芸だけじゃない。そういう仕掛け
  なしで物語の息を続かせることはできないと思う。》

柴田《ラードナーは、物語の大きい枠になるような仕掛けを発想
 できる人ではなかったですね。》

 

ここで、長編小説を書くための基本的な発想が明らかになりましたね。
それは、物語の大きな枠となる仕掛けが一つ必要だ、ということ。

 

 

 ●普通のことを普通に書く

村上さんは、ラードナーは普通のことを普通に書くことができなかった、
つい面白おかしく書いてしまう、と。

村上《長いものを書くためには、普通の部分というものが必要なんです、
   絶対に。》
柴田《野球選手やボクサーといった、語り手のお面をかぶって書くことは
   できるんだけれど、そのお面をとって何かを語るということが
   できなかったんでしょうね。》
村上《フィクションを書くというのはアーティフィシャルな作業では
   あるけれども、といってアーティフィシャルな部分だけでは成り
   立たないんです。素の部分というものをはさまないといけない。
   野球でいえばカウントをとるためのカウント球みたいに。それを
   彼はできなかった。》
柴田《二イニングしか投げられないピッチャーみたいなものですね。
   二イニングは見事に抑えるけど、完投はできない。》

 

長編小説を書くうえでのもう一つのポイントがこれでしょうか。
長いものを書くために必要な普通の部分。

見事な“語り”は読ませるけれど、それだけでは、息継ぎのできない
水泳選手のようなもので、長距離は泳げません。

 

 

 ●「近代小説」という、長編小説の時代

19世紀になり、ヨーロッパだけではなく、
アメリカにも「近代小説」の波がやって来ます。

村上《資本主義というシステムに長編小説という枠組みが乗っかってきた
   といってもいい。短編は生活するため、長編は大きな流れを作り
   出すためという風に、それぞれの役割分担もできあがる。》

それが、フィッツジェラルドやヘミングウェイの時代。

一方、ラードナーは、

村上《長編小説で勝負して、短編小説で稼ぐという作家の生き方が登場
   するんですが、そこには対応できなかったということでしょうね。
   長編文化に行く前の世代というか。》

それ以前にも長編で勝負する作家はいたが、それはお金に困らないような
上流階級に属する特殊な人たちだった。

 

 ●声を聞くこと

柴田《ラードナーの作品は、ページから声がぱっと立ち上がってきます。》
村上《僕も小説を書くわけだけれど、スタイルはまったくちがうにも
   かかわらず、彼のヴォイスの力強さには感心するんですよね。
   小説というのは[耳で書く](傍点)んですよ。目で書いちゃいけない
   んです。(略)黙読しながら耳で立ち上げていくんです。そして
   どれだけヴォイスが立ち上がってくるかということを確認する。》

耳のない人もいるが自分は悪くない方だと。

村上《目で見た時に声が聞こえてこないと物語は書けない。ラードナーと
   いう人は声が聞きとれるし、立ち上げることができる人なんです。
   間違いなく、カズオ・イシグロもそうですね。みんなすぐに
   ヴォイスが立ち上がってくる。ロスなんかはもう、立ち上がり過ぎ
   という感じだけれど(笑)。》

柴田《翻訳でも同じことかもしれません。推敲というのはそういうこと
   なんでしょうね。目で確認しているんですが、じつは耳で聞いて
   いる。訳文から聞こえてくる声が原文と同じトーンで聞こえるか
   どうかチェックしている。》

 

村上さんも、人の書いた本を読むときも、本当は声を聞いているのだ、
と答えます。

柴田さんは、ヘミングウェイもフィッツジェラルドも、
ラードナーの文章を一時期手本にしたんでしょう、といい、

 《でもその後彼らは違う方向に進んでいって、ラードナーには
  ラードナーの立ち上がり方があり、ヘミングウェイにはヘミング
  ウェイの立ち上がり方があるということになって、二十世紀の文学は
  ヘミングウェイの立ち上がり方を選んだということなんでしょうね。》

と。

 

 

 ●短編の名手にして名コラムニスト――リング・ラードナー

村上春樹さんと柴田元幸さんのこの「解説セッション」は、
ラードナーという、
マーク・トウェインのようなアメリカのほら話的な伝統に基づく、
ジャーナリズム発の短編小説作家を俎上に上げて、
その後の「近代小説」という長編小説の時代に生き延び、
アメリカ文学の新しい流れを作った作家たちについて語っています。

長編小説を書くための、基本的なポイントも
いくつか理解できたように思います。

筆者もその昔楽しんだ作家である、
ラードナーをこの機会にまた読み直してみるのも、一興でしょう。

《登場人物全員おしゃべり! 全米を魅了した短編の名手にして
 名コラムニストによる13の傑作短編。》

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本誌では、「私の読書論-長編小説について―リング・ラードナー『アリバイ・アイク』巻末【解説セッション】村上春樹×柴田元幸―より」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.5.31
【編集後記】私の読書論-長編小説について『アリバイ・アイク』解説-楽しい読書411号

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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【最新号】『左組通信』復活計画(44)左利き自分史年表(10)2004.1-6―ネットの時代(3)-週刊ヒッキイ第710号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

第710号(Vol.22 no.10/No.710) 2026/5/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [44]
レフティやすおの左利き自分史年表(10)2004(平成16)1月-6月
―ネットの時代(3)一般向けホームページ
『レフティやすおの左組通信』開設」

 

 

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  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第710号(Vol.22 no.10/No.710) 2026/5/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [44]
レフティやすおの左利き自分史年表(10)2004(平成16)1月-6月
―ネットの時代(3)一般向けホームページ
『レフティやすおの左組通信』開設」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 「左利き自分史年表」の10回目です。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [44]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(10)
 
  2004(平成16)1月-6月 ―ネットの時代(3)

一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設」

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照

 

(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

 

(第五回)~(第七回)分は、(第八回)の冒頭を参照

(第八回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.3.21
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

2026.3.28
【最新号】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002 ―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

 

(第九回) 2026.4.25
【最新号】『左組通信』復活計画(43)左利き自分史年表(9)2003(平成15)―ネットの時代(2)-週刊ヒッキイ第708号

 

――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画

 

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「2004(平成16)―ネットの時代(3)
一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-10」
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*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

 

[書誌情報]参照サイト:・Amazon https://www.amazon.co.jp/
・紀伊國屋書店ウェブストア(和書) https://www.kinokuniya.co.jp

 

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
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2004(平成16)50歳

 

1/7一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設。
――左利きのページとして《左組》を設け、〈左利き私論〉〈左組通信〉
 〈左利きphoto gallery〉〈左利き川柳〉〈左利き自分史年表〉の
 各コーナーを設ける。
Hidarigumi00 

 

1/21『新・脳の探検(上・下)脳から「心」と「行動」を見る』
フロイド・E・ブルーム他/著 中村克樹、久保田競/監訳 
講談社ブルーバックスB-1432
――[下巻]にコラム「利き手と大脳半球」収録。
(Amazonで見る)

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〈著者紹介〉
●フロイド・E・ブルーム カリフォルニア州のスクリップス研究所神経
薬理学部門の主任教授。元北米神経科学 会会長。1995年から2000年まで
科学雑誌『サイエンス』編集長を務めた。本書の執筆 には、他に第一線
の発達認知神経科学者チャールズ・A・ネルソン、サイエンスライターの
アーリン・レイザーソンの2人が参加している。
〈監訳者紹介〉
●中村克樹 1963年生まれ。京都大学霊長類研究所助教授を経て、現在、
国立精神・神経センター 神経研究所 部長。
●久保田競 1932年生まれ。京都大学名誉教授。現在、日本福祉大学教
授。日本の脳研究の草分け 的存在。

 

2/10『お茶でっせ』
どうなった? 2月10日は「レフトの日」

――前年は(この年表でも紹介しましたように)盛り上がりを見せていた
 にもかかわらず今年は地方の人間には何も聞こえてこないので、こう
 いうイベントは継続が大事なのに、と残念に思い書きました。

 

2/18『レフティやすおの左組通信』《左組》〈左利き人生〉
〈レフティーズ・ライフ(LL)再録〉のコーナーを新設する。
240316-hgll01

 

2/22『お茶でっせ』
百円ショップの左手用ハサミ

――昨年夏辺りからダイソーの100円ショップで、左手用ハサミ(大・
 中・小)が発売され、試しに(大)を買って使ってみたようすの紹介。

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3/7「レフティやすおの左組通信」に[プチアンケート]を導入
する。第1回は「左利きイメージ調査」を実施。JSCのMLその他友人知人
サイトなどで協力を呼びかける。第2回以降も4週間間隔で実施中。
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4/2『お茶でっせ』
「(左利きの)矯正」を死語にしよう

――左利きの子に右手を使うように指導することを、さも良いことのように
 聞こえる「矯正」という言葉で表現することに反対する運動。

4/7『お茶でっせ』
再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう

*参照:『左組通信』=『右手使いへの変更(左利き矯正)について
―レフティやすおの左利き私論2― 再び「(左利きの)矯正」を死語に
しよう―

 

4/12(ゴルフ)ミケルソン、悲願のメジャー初制覇!

《マスターズにおいてミケルソンが悲願のメジャー初制覇した。
 ツアー22勝もメジャー47戦全敗、マスターズも5年連続トップ10以内
 かつ3年連続3位・・・常に優勝候補に上げられ、いつ勝ってもおかしく
 ないと言われていた選手である。
 昨年の覇者マイク・ウィアがマスターズ史上初めてレフティー(左利き)
 で優勝を飾り、今回のミケルソンがそれに続き史上初めて2年連続
 レフティーが続いた大会である。(ミケルソンは元々右利きなのである
 が、父親に教えてもらう際に鏡を見て練習しているうちにゴルフは
 左利きになってしまった)》

 「livemasterのスポーツ・音楽倉庫盤:ミケルソン」より
オーガスタナショナルで行われた第68回?

 

*参照:2003/4/14
masters2003.4.10-4.13
ゴルフダイジェスト・オンライン 2003年 マスターズ特集!
『マスターズ優勝M.ウイアのコメント』 4/14更新
マイク・ウイア

「この優勝は私だけでなく、家族にとっても大きなこと。それ以上に、
 母国カナダにとっても大きなことだ。知ってのとおり冬は雪が降って
 ゴルフなど出来る状態ではない。ホッケーして遊ぶのが普通で、オフ
 シーズンは雪の上からボールを打って遊んでいたくらい。そんな国の
 選手が勝つことは、後進にもつながるし、今後はカナダから若手が多く
 出てくるはずだ。今週は雨が降ったり、3日間で72ホールをこなしたり
 と忙しい1週間だったが、集中力を切らさなかったのが勝因だと思う。
 レフティ(左打ち)の優勝で大騒ぎしない時がいつかきっと来るだろう。
 今もツアーには5人ほどレフティのシード選手がいるが、今後は左利き
 の人がわざわざ右打ちに直される、そんな時代はなくなると思う。
 もっとたくさんのレフティが活躍するようになると思う」

1.NIKKEI GOLF GUIDE ニッケイゴルフガイド

《2003年のマスターズは2人のレフティー(左打ち)プレーヤーの明暗を
 分ける試合となった。ここ数年タイガーのライバルの筆頭と目されて
 いたフィル・ミケルソン。
 マスターズでメジャー初制覇を成し遂げたウエアは、シーズン中盤以降
 も好調を持続。2003年はマスターズを含めて3勝、賞金ランキングも
 2002年の78位から一気に5位に浮上。名実共にトッププレーヤーとして
 の地位を固めた。
 同じレフティーの二人だが、左打ちになった事情はちょっと違う。
 ミケルソンはゴルフ以外は右利き。プレー中の時計も左手にしている。
 子供の頃、父親に連れられてゴルフを練習するとき、いつも右利きの
 父の前で父と同じようにスイング練習をした。その結果、鏡に映した
 ように左打ちになってしまったという。
 一方、ウェアはもともと左利き。しかし、ゴルフでプロを目指すため
 には左利きは不利ではないかと思ったことがあった。彼がゴルフを
 始めた当時は、レフティー用クラブの店頭バリエーションが豊かとは
 言えなかったからだ。15歳の時、ウエアはジャック・ニクラウスに
 手紙を出す。「右打ちに変えた方がいいのでは?」というのがその
 内容だった。これに対しニクラウスは「やりやすい自然なスイングの
 方がいい。今のままやりなさい」との返事を送ったという。6回優勝の
 マスター・オブ・マスターズからの貴重な助言が、左利きとして史上
 初のマスターズチャンピオンを生んだ。》

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4/14『お茶でっせ』
「笑っていいとも」角野卓造さんと左利きの話

――お昼のバラエティ番組のゲストコーナーでの左利きさんのお話。

 

5/1『文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生』
三木俊一 清風堂書店出版部
――「1年生」~「6年生」用まで、それぞれ両サイドに問題の数字の列が
 配置され、右利き(右手書き)/左利き(左手書き)に関わらず、
 手書きに便利なユニバーサル・デザインになっているマス計算ドリル。

『文字がうかぶ100マス計算プリント〈小学1年生〉』
(Amazonで見る)

 

文字がうかぶ100マス計算プリント 〈小学2年生〉
文字がうかぶ100マス計算プリント 〈小学3年生〉
『文字がうかぶ100マス計算プリント〈小学4年生〉』三木 俊一/著
 清風堂書店 2004/5/1
(Amazonで見る) 文字がうかぶ100マス計算プリント 〈小学5年生〉
文字がうかぶ100マス計算プリント 〈小学6年生〉

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――右利きにも左利きにも使いやすいレイアウトになっている1ページ
 完結のマス計算ドリル。計算が終わった後、ページ下部に示されている
 数字をぬりつぶすと文字をうかぶので、楽しみながら計算できます。
*参照:『お茶でっせ』2004.8.3 
左利き対応100マス計算ドリル「文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生」


5/1『左利き用ボールペン字練習帳』岡田崇花著 日本文芸社 2004/5/1
(Amazonで見る)

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――右手書き(右手筆記)用練習帳『きれいな字が書ける。ボールペン字
練習帳』(2004年3月刊)の左利き用。左右のページを入れ換えれば、
左利きようになるのでは? という編集者のアイデアで出版された、
“画期的な発想”の練習帳。左手書き(左手筆記)/左利きの人が使いや
すいように右ページがお手本、左ページが練習帳となっているが、
ページ内は右手用のままの部分があり、やや使いづらい。
のちに、岡田崇花さんは『左利き専用 綺麗な字が書けるペン字ドリル』
(ブティック社 ブティック・ムックno.1447 2018/10/18)
(Amazonで見る)

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という、より使いやすいドリルを出版し、リベンジされる。
さらに、2020年7月にはさらに工夫された練習帳
『左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』
萩原 季実子/著 アスコム 2020/7/23
(Amazonで見る)

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が登場する、という流れを作った。そういう意味で画期的な企画だった。

*参照:『お茶でっせ』
『左利き用ボールペン字練習帳』岡田崇花 2004.6.18
『左利き用ボールペン字練習帳』再び 2004.6.26
『左利き用ボールペン字練習帳』「レフティサーブ」で紹介 2004.8.24
続報『左利き用ボールペン字練習帳』

 

5/11『お茶でっせ』
現役小学校教師がメルマガで取り組む左利き問題 ――後に教育評論家となられた「親野智可等(おやのちから)」先生が、
 メルマガ『親力で決まる子供の将来』で左利きの問題を取り上げている
 ことを、左利き仲間で友人の渡瀬謙さんの左利きのための快楽メルマガ
 「レフティサーブ」35号(現在は休刊)で教えてもらい、紹介した。

*「親力56 左利きを右利きにする必要は、一切ない。」
 バックナンバー:2004/05/05 no.188~05/10 no.193 まで6回掲載
(のちに『「親力(おやりょく)」365日! <伸びる子>の土台をつくる毎日
 の習慣』宝島社 2006/7/21 に収録)
(Amazonで見る) 
365-515f33ej9wl

 

 

6/16『お茶でっせ』
左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル百マス計算」のすすめ

――左利き児童を落ちこぼれにする?百マス計算の危険性を指摘。通常の
 百マス計算は、上段の横列に書かれた10の数字と左側の縦列に書かれた
 数字の二つをそれぞれ計算し、要した時間を記録し、進歩の具合を確認
 できるというもの。ところがこの「問題」となる左側縦列の数字が、
 右手書きの場合は問題なく視野に入りますが、左手書きの場合は鉛筆を
 持つ左手で隠れてしまい、逐一手をずらして確認しなければならない、
 という欠点がありました。そのため児童の間で単純に時間を比較すると
 いうことができませんでした。そこで、問題の縦列を左側だけでなく、
 右側にも設置することで、問題の数字が手で隠れるという不都合を解決
 しようというものです。数列を左右に置く、ただそれだけのことです。
 それだけのことで左右UDの「ユニバーサル百マス計算」になります。
 これは、筆者の発明でも工夫でもなく、当時の左利きサイトのひとつ
 『左利きっず』(左利きのお子さんをお持ちのご両親のための情報交換
 サイト)の掲示板の書き込み文がそもそもの発端でした。現にそういう
 百マス計算用紙をこしらえて使っている先生がいたらしいのでした。
 ↑に上げた『文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生』
 (三木俊一 清風堂書店出版部)も同様のものです。
Udhyaku

 

6/16『お茶でっせ』
改良版「UD百マス計算」が紹介されました

――「現役小学校教師がメルマガで取り組む左利き問題」で紹介しました
 親野智可等賛成のメルマガ「親力で決まる子供の将来」No227
 (2004.6.13発行分)で、筆者からの"教師必読の問題提起"として
 「左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル百マス計算」の
 すすめ」を引用した、改良版「ユニバーサルデザイン(UD)百マス計算」
 が紹介されました。

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [44]レフティやすおの左利き自分史年表(10)2004(平成16)1月-6月―ネットの時代(3)一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設」と題して、今回は全紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.5.16
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(44)左利き自分史年表(10)2004年1-6月―ネットの時代(3)『左組通信』開設-週刊ヒッキイ第710号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.05.16

【編集後記】『左組通信』復活計画(44)左利き自分史年表(10)2004(平成16) ―ネットの時代(3)『左組通信』開設-週刊ヒッキイ第710号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】
第710号(Vol.22 no.10/No.710) 2026/5/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [44]
レフティやすおの左利き自分史年表(10)2004(平成16)1月-6月
―ネットの時代(3)一般向けホームページ
『レフティやすおの左組通信』開設」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第710号(Vol.22 no.10/No.710) 2026/5/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [44]
レフティやすおの左利き自分史年表(10)2004(平成16)1月-6月
―ネットの時代(3)一般向けホームページ
『レフティやすおの左組通信』開設」
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 「左利き自分史年表」の10回目です。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [44]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(10)
 
  2004(平成16)1月-6月 ―ネットの時代(3)

一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設」
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照

(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

 

(第五回)~(第七回)分は、(第八回)の冒頭を参照

(第八回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.3.21
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

2026.3.28
【最新号】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002 ―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

 

――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画

 

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「2004(平成16)―ネットの時代(3)
一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-10」
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*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

[書誌情報]参照サイト:・Amazon https://www.amazon.co.jp/
・紀伊國屋書店ウェブストア(和書) https://www.kinokuniya.co.jp

 

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
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2004(平成16)50歳

 

1/7一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設。
左利きのページとして《左組》を設け、〈左利き私論〉〈左組通信〉
〈左利きphoto gallery〉〈左利き川柳〉〈左利き自分史年表〉の
各コーナーを設ける。

Hidarigumi00

1/21『新・脳の探検(上・下)脳から「心」と「行動」を見る』
フロイド・E・ブルーム他/著 中村克樹、久保田競/監訳 
講談社ブルーバックスB-1432
――[下巻]にコラム「利き手と大脳半球」収録。
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20260516-sinnou-ge

2/10『お茶でっせ』
どうなった? 2月10日は「レフトの日」

 

2/22『お茶でっせ』
百円ショップの左手用ハサミ

 

2/18「レフティやすおの左組通信」《左組》〈左利き人生〉
〈レフティーズ・ライフ(LL)再録〉のコーナーを新設する。

240316-hgll01

 

 

3/7「レフティやすおの左組通信」に[プチアンケート]を導入。
*参照:『お茶でっせ』2004.3.29
第1回「左利きイメージ調査」結果報告

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Hgenq000-1

4/2『お茶でっせ』
「(左利きの)矯正」を死語にしよう

4/7『お茶でっせ』
再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう

 

4/12(ゴルフ)ミケルソン、悲願のメジャー初制覇!
*参照:2003/4/14
2003『マスターズ優勝M.ウイアのコメント』

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4/14『お茶でっせ』
「笑っていいとも」角野卓造さんと左利きの話

 

5/1『文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生』
三木俊一 清風堂書店出版部
 「1年生」(画像)~「6年生」用ユニバーサル・デザインマス計算ドリル
『文字がうかぶ100マス計算プリント〈小学1年生〉』三木 俊一/著
 清風堂書店 2004/5/1
(Amazonで見る) ほか
*参照:『お茶でっせ』2004.8.3 
左利き対応100マス計算ドリル「文字がうかぶ100マス計算プリント 小学( )年生」

2026513-mojigaukabu-100masu-1

5/1『左利き用ボールペン字練習帳』岡田崇花著 日本文芸社 2004/5/1
(Amazonで見る)

2026516-hidarikiki-ballpen

*参照:『お茶でっせ』
『左利き用ボールペン字練習帳』岡田崇花 2004.6.18
『左利き用ボールペン字練習帳』再び 2004.6.26
『左利き用ボールペン字練習帳』「レフティサーブ」で紹介 2004.8.24
続報『左利き用ボールペン字練習帳』

 

5/11『お茶でっせ』
現役小学校教師がメルマガで取り組む左利き問題
*参照:『「親力(おやりょく)」365日! <伸びる子>の土台をつくる毎日の習慣』宝島社 2006/7/21
(Amazonで見る)
「親力56 左利きを右利きにする必要は、一切ない。」

365-515f33ej9wl

6/16『お茶でっせ』 
左手書き(左利き)に優しい改良版「ユニバーサル百マス計算」のすすめ

Udhyaku

6/16『お茶でっせ』 
改良版「UD百マス計算」が紹介されました 

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【編集後記】本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [43]レフティやすおの左利き自分史年表(10)2004(平成16)1月-6月―ネットの時代(3)一般向けホームページ『レフティやすおの左組通信』開設」と題して、左利き自分史年表を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

いよいよ公的なネット活動が始まり、第一弾としてホームページを開設。
今までも個人的に友人知人向けにミニ・ホームページを作っていました。
その中には左利きのあれやこれやがコンテンツとして存在しました。
自分のアイデンティティになっているようで、いつの間にかそういうページが増えていきました。
当時は、左利きに関する個人のホームページというのが、数多く存在しました。
左利きの人はみんな、個人的に発信できる状況が生まれると、一度はやってみたくなるのでしょうか。
普段はまわりに共感といいますか、同感といいますか、そうしてくれる人を見つけるのが難しい環境にあります。
どうしても少数派ですので。
そんな世界にあって、ネットでは比較的簡単に同感してくれる人をみつけることができた、ということでしょうか。

筆者も、そういう人たちのHPを見ていると、いっしょに混ぜて欲しいという気持ちになったのです。
筆者の場合は、以前からそれなりのことをやって来たという思いもありましたので、特に強く感じたのでしょう。
こうして、ブログとHPの二本立ての活動が始まりました。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

 

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2026.05.15

【編集後記】私の読書論-長編小説について『アリバイ・アイク』解説-楽しい読書411号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2026(令和8)年5月15日号(vol.19 no.9/No.411)
「私の読書論-長編小説について―
リング・ラードナー『アリバイ・アイク』
巻末【解説セッション】村上春樹×柴田元幸―より」

 

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年5月15日号(vol.19 no.9/No.411)
「私の読書論-長編小説について―
リング・ラードナー『アリバイ・アイク』
巻末【解説セッション】村上春樹×柴田元幸―より」
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 今年のゴールデンウイークは後半が連休で、
 まとめて休みを取れた人も多かったようです。
 当方は、「毎日が日曜」族ですので、通常どうりというところ。

 とはいえ、天候が今ひとつ、気温はある程度高いにもかかわらず、
 何となくひんやりした感じが残り、結局は、冬ものの整理等で、
 時間を潰してしまいました。

 そんななかで手に取った本から、今回は書いてみましょう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - 私の読書論 -

  ~ 長編小説について ~

  リング・ラードナー『アリバイ・アイク』巻末
  【解説セッション】村上春樹×柴田元幸― より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●リング・ラードナー『アリバイ・アイク』《村上柴田翻訳堂》

リング・ラードナーは、あまり日本では知られた作家ではないようです。
筆者は、青春時代、高校生の頃に購読を始めた『ミステリマガジン』と
いう、海外ミステリ専門誌(現在は、国内外のミステリを扱う雑誌)の
70年代の初めごろ、時折掲載されている短編を読んだことがあります。

バックナンバーでは、長編の連載もあったようです。
当時、新潮社から短編集が3冊ほど出ていました。

本書『アリバイ・アイク ラードナー傑作選』加島祥造/訳、新潮文庫
<村上柴田翻訳堂>は、1978(昭和53)年9月新潮社刊の復刊。

 

『アリバイ・アイク ラードナー傑作選』リング・ラードナー/著
加島 祥造/訳 新潮文庫<村上柴田翻訳堂> 2016/8/27
(Amazonで見る)

260515-aribai-aiku

 

《ヘミングウェイやフィッツジェラルドにも愛された、短編の名手にして
 名物コラムニストの傑作13編。息を吐くように言い訳する野球選手。
 スピード違反の女性に恋してしまった警察官。冷酷無情な行状を繰り
 返すボクサー。患者を放っておけないおしゃべり看護婦。夫の自慢が
 止まらない妻――。アメリカを虜にした饒舌すぎる語り口とユーモアが
 炸裂する! 《村上柴田翻訳堂》シリーズ。》

本書収録13編中では何度か読んでいる「微笑がいっぱい」がお気に入り。
《スピード違反の女性に恋してしまった警察官》のお話で、
甘くて酸っぱいといいますか、ほろ苦いお話です。

まあ、そういう話は置いておいて、今回のテーマは、
巻末の「村上春樹×柴田元幸」の解説セッション(2016年6月22日、
新潮社クラブにて)にあります。

ここで、村上さんが長編小説について語っています。
<長編小説という新しいシステム>(pp.462-465)の項がそれです。

2026515-murakami-sibata

 

 ●長編小説を書くための基本

(以下、省略)

 ●普通のことを普通に書く

 ●「近代小説」という、長編小説の時代

 ●声を聞くこと

 ●短編の名手にして名コラムニスト――リング・ラードナー

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本誌では、「私の読書論-長編小説について―リング・ラードナー『アリバイ・アイク』巻末【解説セッション】村上春樹×柴田元幸―より」と題して、村上春樹×柴田元幸の「解説セッション」からの長編小説についての発言の紹介です。

今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

リング・ラードナーといってもご存じない方のほうが多いでしょう。
筆者は、高校二年生の夏休みに出会った一冊の雑誌『ミステリマガジン』で、<都会小説>と銘打たれて時折掲載されていた、と記憶しています。

『アリバイ・アイク ラードナー傑作選』に掲載されている作品のうちのいくつかは読んでいます。
一番のお気に入りは、「微笑がいっぱい」ですかね。

以前、弊誌で取り上げた作家デイモン・ラニアンも、この雑誌で<都会小説>と銘打たれて同じ加島祥造さんの翻訳で紹介されていました。
ラードナーはこのラニアンの前によく紹介されていました。

ラードナーは、ラニアンに比べると数は読んでいません。
また、好みという点でも、ラニアンほどではありません。

ついでにいいますと、翻訳者の加島祥造(かじま しょうぞう 1923年1月12日-2015年12月25日)さんも、好みの作家です。
翻訳者で英米文学者で詩人で、伊那谷のタオイスト(『老子』の現代詩訳『タオ 老子』ちくま文庫など)としても有名で、筆者の敬愛する人物の一人でありました。

 

*参照:【リング・ラードナーRing Lardner】<加島祥造>翻訳書
『微笑がいっぱい』新潮社 1970/8/1
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『息がつまりそう』新潮社 1971
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『ここではお静かに』新潮社 1972
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『大都会』新書館 1974
『アリバイ・アイク ラードナー傑作選』新潮文庫 1978 (新潮文庫、村上柴田翻訳堂 2016)
『ラードナー傑作短篇集』福武文庫 1989/1/1
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『メジャー・リーグのうぬぼれルーキー』ちくま文庫 ら 4-1 2003/4/1
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【デイモン・ラニアン】
2024(令和6)年11月30日号(No.378)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(14)-2024-
デイモン・ラニアン「三人の賢者」クリスマス・イヴの出産」
2024.11.30
レフティやすおの楽しい読書378号-告知-クリスマス・ストーリーをあなたに~(14)-2024-デイモン・ラニアン「三人の賢者」

 

▼デイモン・ラニアンと第一短編集『ガイズ&ドールズ』について
2024.6.21
新潮文庫にデイモン・ラニアン(『ガイズ&ドールズ』)が帰ってきた! 『ガイズ&ドールズ』デイモン・ラニアン/著、田口俊樹/訳 2024.5.29
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240529-guys-and-dolls

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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2026.05.09

【最新号】楽器~左利きの世界(40)再左鍵ハモ(4)特別編-キーボード逆置き左手弾き-週刊ヒッキイ第709号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第709号(Vol.22 no.9/No.709) 2026/5/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)
特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」

 

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第709号(Vol.22 no.9/No.709) 2026/5/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)
特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」
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 「再び左用鍵盤ハーモニカに挑む」の四回目というところですが、
 今回は「特別編」として、
 自前のミニキーボードをある条件で弾いた(?)お話を――。

 

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  ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?)(4)

 <特別編>左手で逆置きミニキーボードを弾くと……
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 ●逆向きに置くと、左利き用の鍵盤配置になる?

以前どこかで書いたと思うのですが、ミニキーボードを逆向きにおいて、
「左手(腕・手・指)」の自然な動きで弾いてみたら、どうなるか?
にチャレンジしてみました。

(正確にいいますと)そこまでいうほどのことではないのですが、
単に、ミニキーボードを上下といいますか、左右といいますか、
手前側を向こう側に、向こう側を手前側に置いて、
とにかく本来とは逆向きにおいて、弾いてみた、ということです。

 

前回の【別冊 編集後記】編では、『レフティラボ:Lefty Labo』の
鍵盤ハーモニカ記事から拝借した、鍵盤ハーモニカを上下?前後?
逆向きに演奏する画像と、筆者が体験したミニキーボードの逆向き左手
「ドレミ」演奏?の際の話を紹介しています。

第707号(Vol.22 no.7/No.707) 2026/4/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(39)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(3)」
2026.4.4
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(39)再び左用鍵盤ハーモニカに(3)-週刊ヒッキイ第707号

 

この『レフティラボ:Lefty Labo』の記事中の画像――鍵盤ハーモニカを
逆向きに演奏する画像をヒントにした、というわけではありません。
2025512-lefty-labo-hidarikikihiki

(画像:『レフティラボ:Lefty Labo』の「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」より、鍵盤ハーモニカを上下逆に置き、演奏する画像(一部加工))

 

以前、自分の40年ぐらい前のカシオのミニキーボード(CASIO PT-280)を
久しぶりに出してみて、ふっと思ったのです。
ピアノやオルガンなどは逆向きにおいて弾く、
というわけにはいきません。
でも、このキーボードなら弾きにくいにしても、弾けないわけではない。
ので、やってみてもおもしろいのでは、と思ったのです。

 

(ミニキーボード)通常の置き方――右利き用の鍵盤配置

┏━━━━━━━━━━━━↑上側(向こう側)
┣━━━━━━━━━━━━
┃~ドレミファソラシド~~(鍵盤)
┗━━━━━━━━━━━━↓下側(手前側)
……→→→ → →→→→(右利き用を普通に「左手」で弾くとき)
……小薬中 人 親中人親
……指指指 指 指指指指

 

↓(上下逆向きに置く)――左利き用?の鍵盤配置

 

……小薬中人 親 中人親
……指指指指 指 指指指
……←←←← ← ←←←(「左手」で弾くとき)
━━━━━━━━━━━━┓↑下側
~~ドシラソファミレド~┃(鍵盤)          
━━━━━━━━━━━━┫
━━━━━━━━━━━━┛↓上側

 

この置き方をしますと、
鍵盤の並びは通常の「右利き用」とは正反対の配置となります。

右から左へと音階があがっていく左利き用の鍵盤配置になるのですね。

260404-mini-keyb

Casio-pt280

260502-casio-pt280-gaykumuki

(画像:筆者の40年ほど前のミニキーボードCASIO-PT280を上下左右逆向きに置く)

 

 ●「親指から小指へ」と動かすだけで……

指の使い方は、以前YouTubeでみたのを記憶で書いていますので、
再確認していないので、正しいかどうかよくわかりません。

ただ、この方法で弾いてみますと
(横線を右から左へと引いていく(←)のと同じ方向です!)、
左手の親指から小指へ「ドレミファ~」というふうに弾いていくとき、
とにかく気持ちが良かったのです。

いやあ、実に爽快でした。

まだまだぎこちなく、一音ずつ弾く(押す?)だけのことですが、
それだけでとにかく「快感!」――気持ちいいのです。
自分の指の動きで、低音から高音へと、音が出るのですから。

「利き手である左手の自然な動きで、低音から高音へと弾いてゆく」
ただそれだけのことが、こんなにも気持ちいいというのは?

通常ですと、左手で「ドレミファソラシド」を弾くときは、
小指から弾いていくようです。

これは「あまり気持ちのいい動作ではない」と
強度の左利きの筆者は感じます。

人間の手というものは、親指から小指へと動かすものです。

例えば、人が右手から指折り数えるとき。
親指から順に一、二、三、と折っていって小指で五となります。
両手で数えるときは、その続きを左手で数えますが、
引き続き、(左手の)小指から六、薬指が七、というふうには数えま……
せんよね。
また(左手の)親指から順に六、人差し指で七、というふうに数えます。
これが自然な指の使い方です。

 

(右手から指折り数えるとき)

(左手  |(右手
てのひら)|てのひら)
始→→→→|←←←←始
678910|54321 
親人中薬小|小薬中人親

 

実際に、右利き用の「普通」のピアノなどは、
「ドレミ……」を右手親指から始める配置になっています。
それが右利きの人の利き手である、
右手指の「自然な動き」に合わせた配置なのですから、当然ですよね。

右手の親指から始める自然な動きに合わせて、
音階が上がってゆくのです。
その音を耳にして心が伸びやかになってゆきます。
右利きの人には最高の設定でしょう。

 

それなら、左利きの人の場合は、やはり利き手の自然な動きである
左手親指スタートで、低音から高音へと演奏したいものです。

そしてそれは、右利きの人たちが今までずっとやってきたことと、
左右が逆転するだけで、本質的に同じことなのです。

 

 ●まつのじんさんの左利きサイトから

鍵盤の並びについては、以前紹介しました
まつのじん(松野迅)さんの左利きサイトの記事にもありました。

*参照:
第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(30)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」

2025.4.5
週刊ヒッキイ第683号-楽器における左利きの世界(30)まつのじん(5)

 

左利き用のピアノをつくって演奏している
クリストファー・シードChristopher Seedさんの演奏動画

220401christopher-seed-the-left-handed-p

を紹介する部分で、

 《下図の上は、私たちが日ごろ目にしているキーボードの並び順です。
  白鍵(前鍵)は、左側から右側へ〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・
  ド〕と並び、音程が上昇します。
  この動画で使用されているキーボードの白鍵(前鍵)は、
  下図の下のように、右側から左側へ
  〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド〕と配置されています。
  それに添って黒鍵(後鍵)の並び方も逆仕様となっています。
  左側に向かって音程が上昇します。》

と、あります。
演奏の仕方についても左右の手を入れ換えて演奏すると書かれています。

 《下図の中央ように、(原則として)上段〔高音域〕の音符を左手が
  担当し、下段〔低音域〕の音符を右手が演奏することになります。
  こうなりますと、
  【音程の方向性と楽譜の地図(ながれ)が一致しない】
  と感じられませんか? 
  楽器のつくりと同様、楽譜のしつらえも「右(手)利き脳」に即して
  発想され、そして発達・発展してきたことがわかります。》

そして、結びの言葉として、

《この動画のような楽器が身近にあれば、
  私はもっと鍵盤楽器のお稽古を励んだことでしょう。(o^^o)》

と。

 

250405-2019813-matunojin-hidarikiki-14

250405-2019813-matunojin-hidarikiki-15

(画像:松野仁さんのサイトの左利きページ内の、左利き用のピアノをつくって演奏しているクリストファー・シード(Christopher Seed)さんの演奏動画に関連した説明中の説明画像――鍵盤の並びの違いと楽譜の記述の問題)

 

 ●身体と心の問題

結論としては、やはりこの弾き方――親指スタートで低音から高音へ、
利き手の自然な動きに合わせて音階が上がってゆく――がベストだ、
という気がします。
これは、身体と心の問題です。

左利きに関して、これに似たような体験が一つありました。
それは、筆者にとって初めての左利き用品である、左手用カメラ
「京セラ サムライSAMURAI Z2-L」を手にしたときです。

200826kyousera-samurai-z2l

カメラ屋さんで試しに持たせてもらったその瞬間、
初めて手にしたにもかかわらず、ピタッときたのです。
このフィット感はなんともいえない経験でした。
自分の身体に一部の隙もなくはまっている、そんな感じでした。
もうずっと昔から使っているかのような。
一発でこれだ、と思いました。
それ以来、左利きの友人知人にこの感覚を知ってもらいたくて、
左利き用品を探しては紹介するようになりました。

左利きは自分の身体に合った左利き用品を! と。

カメラの時は身体の問題でした。
今回は、身体だけではなく、身体から心へのアプローチとなります。

 

身体が紡いだ音によって、心が伸びやかになるのです。

「ドレミファソラシド」を左手指の自然な動きの中で、
低音から高音へと展開してゆくさまは、充実感そのものでした。

(もちろん練習不足で実際には演奏にもなっていない、
単なる音の“不連続”でしたが。)

自分の手指から音が生まれる実感はなんともいえないものです。
右手で弾いていたときのぎこちなさとは違い、同じぎこちなさでも、
利き手の自然な指使いで音階が進んで行くのは素敵な体験でした。

筆者の持論である「利き手は心につながっている」を、
鍵盤操作とそこから発する音によって、実感できた気がしました。

 

 ●この快感、またはびっくり感を例えると――

ほかの体験でこの感覚を例えるならば、なんでしょうか。

筆者の経験から一つ上げるなら、近眼で初めて眼鏡を掛けたとき、
世界ってこんなにクリアーだったんだと思ったこと。
今まではボウーっとしたピンボケの世界に住んでいたのが、
すっきりクリアーな世界にかわったこと。
これもけっこう衝撃的でした。
ちょっと印象は違うのですが、びっくり感は同じようなものでしょう。

 

右利きの人たちは、利き手の自然な動きで演奏し、その音を通して
心の充実を感じているのでしょう。

これを右利きの人たちは日常的に味わっているのです。

今回も改めて、「右利きの人たちはいい思いをしているのだ」
と実感しました。

 ・・・

一部の左利きの人は、この社会を右利きが多数派であるゆえに、
右利きの人たちに都合の良い、右利き優先、右利き偏重の
「右利き社会」だと呼んでいます。

右利きの人たちは、自分に都合の良い右利き用品や機械類やシステムに
囲まれて気持ちよく生活しているのに対して、
左利きの人は、左利き向きではない右利き用品や機械類やシステムに
囲まれて、自分なりの工夫をしながらやりくりして対応して生きている
のです。
昨今では一部の道具類など、個人使用に関しては、左利き用品などが
普及し始めて、生活向上の機会が増えてきました。

しかし、社会の基本が右利き仕様であることは変わりなく、
その左利きの人の不便さを筆者は色んな比喩で説明してきました。

ある時は靴を例に挙げて、左右を逆に履く人はいないとか、
手袋を逆にはめれば……とか。

分かったようで分かりづらいものがありましょう。
でも、この「自分自身の左手の自然な動きから生まれる音階の心地よさ
――身体の動きとともに心を解放させるような音階の高まり」
これは、何物にも替えがたいものを感じました。

みなさんもぜひとも味わっていただきたいものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」と題して、今回は全紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.5.2
【編集後記】楽器~左利きの世界(40)再左鍵ハモ(4)特別編-キーボード逆置き左手弾き-週刊ヒッキイ第709号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.05.07

【最新号】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(38)顔延之-楽しい読書410号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年4月30日号(vol.19 no.8/No.410)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(38)
顔延之「還至梁城作」「夏夜呈従兄散騎車長沙」」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年4月30日号(vol.19 no.8/No.410)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(38)
顔延之「還至梁城作」「夏夜呈従兄散騎車長沙」」
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 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」38回目は、元嘉期の詩人の
 顔延之を取り上げます。

 平凡社の江原正士、宇野直人/著『漢詩を読む』のシリーズ第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考にすすめています。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆ 見識も才能もある、ぼろ家に住む貴族 ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(38)

  ~ 生前は大詩人 ~ 
 
  顔延之「還至梁城作」「夏夜呈従兄散騎車長沙」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

260228-kansi2

 

 ●顔延之という人

顔延之(がん えんし 384-456)という人は、

《生前は大詩人の定評があったのですが、今日ではすっかり埋もれて
  しまいました。ただ読めばわかりますように、たいへん立派な詩を
  作った人ですので、ぜひここで再評価したいと思っています。》p.34

だということで、今回取り上げて見ようと思います。

謝霊運さんより一つ年上で、ほぼ同時代、東晋から宋王朝に移る頃に
青春時代を過ごした人で、謝霊運さんと同じ貴族で親しく、詩のやり取り
もしていたといいながら、謝霊運さんとは正反対で、ぼろ家に住み、
馬車ではなく、牛の引く車で動くという、財産や物質面に執着がない、
名誉など精神面に重きを置く人だったのでしょう、と。

見識も才能もあり、政府から重用された高官だった。
昔の「竹林の七賢」の阮籍(げんせき)のような生き方をした人で、
彼をまねて大酒を喰らい、政敵ばかりでなく自分の理解者や上司にも
暴言を吐く、という人柄。

 

 ●「還至梁城作」

東晋末期、三十歳で官職についた二年後に大抜擢を受けた顔延之さん。
のちに南朝の宋王朝を建てる将軍の劉裕(りゅうゆう)が、功績を挙げて
東晋から高い称号を授けられたとき、その使節となった顔延之が、
その行き帰りに作った詩が評判となり、以後栄転してゆくことに――。

題名にある河南省の梁城(りょうじょう 魏の都だった古都)についたとき
の大宴会で一座の人に詠んだ、社交的な色彩の強い詩。

歴史上の場所や人物が登場する、いわゆる「詠史詩」の性格もある。
戦国時代ゆかりの場所で、周辺を見て、それにちなんだ事件や人物を
思い出しながら作った詩。

 ・・・

 還至梁城作  還(かえ)りて梁城(りようじよう)に至(いた)るの作(さく)
顔延之

 

眇黙軌路長 眇黙(びようもく)として軌路(きろ)長(なが)く
憔悴征戍勤 憔悴(しようすい)して征戍(せいじゆ)に勤(つと)む
昔邁先徂師 昔(むかし) 邁(ゆ)きしとき
          徂師(そし)に先(さき)だち
今来後帰軍 今(いま) 来(きた)るとき 帰軍(きぐん)に後(おく)る

 どこまでも静かに馬車の道は続いている
 私は疲れてやつれながらも、遠征して守りにつく務めに励んでいる
 以前、都から北へ向かった時には
 朝廷の北伐の軍に先立って意気揚々と進んだものだが
 南に戻る今は、帰る軍隊に遅れをとってしまっている

 

振策睠東路 策(むち)を振(ふる)つて東路(とうろ)を睠(かへり)み
傾側不及群 傾側(けいそく)すれども群(ぐん)に及(およ)ばず
息徒顧将夕 徒(と)を息(やす)ましめて
          顧(かへり)みるに将(まさ)に夕(ゆふべ)ならず
極望梁陳分 望(のぞ)みを極(きは)むれば
          梁(りょう)・陳(ちん)分(わか)る

 馬にむちを振るって東への帰り道を見つめ
 身を乗り出すようにして先へと急ぐが
  行ってしまった兵士たちに追いつけない
 従う者たちを休ませて見回すと
  いつしか日が暮れようとしていて
 視線の届くかぎり見渡すと、梁と陳の国境が目に入る

 

故国多喬木 故国(ここく)に喬木(きようぼく)多(おお)く
空城凝寒雲 空城(くうじよう)には寒雲(かんうん)凝(こ)る
丘壟塡郛郭 丘壟(きゆうろう)に郛郭(ふかく)塡(み)ち
銘志滅文無 銘志(めいし)は滅(めつ)して文(ぶん)無(な)し
木石扃■幽闥 木石(ぼくせき)は幽闥(ゆうたつ)を扃■(とぎ)し
黍苗延高墳 黍苗(しよびよう)は高墳(こうふん)に延(の)ぶ

 古い都のここ梁城には高い木が多い
 人けのない町の上空には、冬の寒々とした雲が垂れ込めている
 盛り土をした墓が、城壁の外に連なっている
 墓の銘文は時代を経てすり減り、文字の形をなしていない
 木や石が墓の入口を覆い隠してしまっている
 黍やその他、雑草の茎が高い墓の上にはびこっているではないか

 

惟彼雍門子 惟(おも)ふ 彼(か)の雍門子(ようもんし)の
吁嗟孟嘗君 孟嘗君(もうしようくん)を吁嗟(うさ)せしむるを
愚賎同堙滅 愚賎(ぐせん) 同(おな)じく堙滅(いんめつ)す
尊貴誰独聞 尊貴(そんき) 誰(たれ)か独(ひと)り聞(きこ)えん
曷為久遊客 曷(なん)為(す)れぞ 久遊(きゆうゆう)の客(かく)
憂念坐自殷 憂念(ゆうねん) 
          坐(そぞ)ろ自(おのづか)ら殷(さかん)なる

 そこで私は思う。昔、戦国時代の雍門周が、
  人の命の短さやはかなさを述べて、孟嘗君を悲嘆に暮れさせたことを
 愚かな者、身分の低い者は皆消えてゆく
 そして身分の高い尊い人、立派な人も例外ではなく
 その中で誰が語り継がれるというのか、そんな人はいない
 さていったいどういうわけで、長旅を続けるこの私は、
 悩み事や心配が止めようもなく盛んに湧き起こり、
  深まってゆくんだろう

 

《――「愚賎(ぐせん) 同(おな)じく堙滅(いんめつ)す/尊貴(そんき)
   誰(たれ)か独(ひと)り聞(きこ)えん」のあたりなどちょっと引っ
   かかりますよね。
 そうですね。表面的には“身分の高下に拘わらず、人はみんな、やがて
 人生を終える”というのですが、仕官して二年、抜擢されて名誉の旅、
 そんな中で感性の鋭い人ですから、朝廷の内部事情への嫌悪感とか、
 やがて軍閥が天下を取る予感とか、いろいろ感じ取ったんでしょうか。
 「愚賎」は深読みすれば、朝廷で時代の流れを読み取れない人への
 風刺かもしれませんね。》pp.39-40

まあ誰も皆、「死すべき人間」で、いかに高名な偉人といえども、
時の移り変わりとともに、権力の座も移行してゆくわけで、
王様や皇帝のような絶対的な権力者といえども、死ねば元も子もない。
どんなに立派な墓を建ててはみても、時とともに荒廃してゆくわけで、
こういう詩にもつながってゆくのでしょう。

 

 ●「夏夜呈従兄散騎車長沙」

題名にもある二人の知人宛の個人的なメッセージなれど、
二重の意味があるといいます。

「還至梁城作」よりもずっと後の作で、ある程度朝廷での生活を経て、
暴言により一時左遷された時期に作られたもの。

《或る夏の夕暮れ時から夜にかけてさまざまな風物を見たり聞いたりし
 て、季節の変化に心を打たれ、親しい友人に会いたくなった心境を綴っ
 ています。》p.41

二人への手紙に付録として同封したものではないか、そのため、表面的に
読んだのでは分からない暗号がいくつかある、といいますが……。

「従兄散騎」の「散騎」は官職名で従兄の顔敬宗(がんけいそう)、
「車長沙」は車が名字。

 ・・・

 夏夜呈従兄散騎車長沙
 夏夜(かや) 従兄(じゆうけい)散騎(さんき)と(しやちようさ)
     とに呈(てい)す
顔延之

 

炎天方埃鬱 炎天(えんてん) 方(まさ)に埃鬱(あいうつ)
暑晏闋■塵紛 暑(しよ) 晏(く)るれば塵紛(じんふん)闋■(や)む
独静闕偶座 独(ひと)り静(しづ)かにして偶座(ぐうざ)を闕(か)き
臨堂対星分  堂(どう)に臨(のぞ)んで星分(せいぶん)に対(たい)す

 燃え立つように暑い日、
  まったく埃が立ちこめるように煩わしく鬱陶しい
 ところがその暑さも日が暮れると、土ぼこりもすっかりおさまった
 今は一人静かにここにいて、共に座る相手もなく
 広間の前に出て、夜空に広がる星を見つめている

 

側聴風薄木 側(ほの)かに聴(き)く
         風(かぜ)の 木(き)に薄(せま)るを
遙睇月開雲  遙(はる)かに睇(み)る
         月(つき)の 雲(くも)を開(ひら)くを
夜蝉当夏急  夜蝉(やせん)は夏(なつ)に当(あた)つて急(きゆう)に
陰虫先秋聞  陰虫(いんちゆう)は
         秋(あき)に先(さきだ)つて聞(きこ)ゆ

 私はじっと耳を澄ます 夜風の木々にあたってたてたかすかな音に
 はるか遠くに眺められる、月が雲を開いて現れるようすが
 夜の蝉は夏の季節にあたってせわしく鳴き続け、
 こおろぎは秋にならないのに声が聞こえる

 

歳候初過半 歳候(さいこう) 初(はじ)めて半(なか)ばを過(す)ぐ
荃■蕙豈久芬 荃■蕙(せんけい) 
         豈(あに) 久(ひさ)しく芬(かを)らんや
屛居惻物変  屛居(へいきよ)して物(もの)の変(へん)ずるを惻(いた)み
慕類抱情殷  類(るい)を慕(した)うて情殷(じよういん)を抱(いだ)く

 季節は今や、春夏と、一年の半ばをすぎたところである
 そうなると春以来の香り草も、
  これからずっと香っているというわけにはゆくまい
 引きこもって暮らしていると、
  万物が移り変わってゆくことにひときわ心が痛む
 親しい友のあなたたちを懐かしみ、会えない悩みを抱くのだ

 

九逝非空思  九逝(きゆうせい)
         空(むな)しく思(おも)ふに非(あら)ざれども
七襄無成文 七襄(しちじよう) 文(ぶん)を成(な)す無(な)し

 何度もあなた方を思い出して心を向けるが、
  ただ何となく思っているわけではない
 何度も推敲して作り直しても、あなた方に送るに値する
  立派な作品を完成させることが出来ないままだ
 

初めの二句に暗号が――「埃鬱」「塵紛」の埃や塵が気になるといい、
「塵埃」は俗世間、政治の社会や役人の社会のたとえ。
左遷中も顔延之は式典や宴会に引っぱり出されていて、この日も暑い中
引っぱり出され、夕方にやっと落ち着いたところ、と。

夜蝉~以下にも暗号が――

《つまり高潔な人格である私が暑い夏に焦りを
 感じている一方、次の季節の虫も出て来ている、これは“時代の変化に
 先立って小者たちが騒いでいる”といったところでしょうか。》p.42

「荃■蕙(せんけい)」も暗号で、『楚辞』以来、高邁な理想、固い節操の
たとえで屈原がよく使っていた、といいます。

《“私の人生ももう半ばを過ぎ、高邁な理想ももう長くはないかなあ”
 ということ、もしくは“王朝がもう全盛期を過ぎ、その立派なあり方も
 長くはなさそうだ”という予感を友人たちに伝えたのでしょうか。》p.43

屛居~以下も、

《“隠居しているからこそ、政治状況を敏感に感じ取って
 しまう”という意味にも取れます。》p.43

最後の二句は、二人へのメッセージ。

「九逝」「七襄」には出典があり、
「九逝」は『楚辞』(九章―抽思)の

《旅人の魂がひと晩のうちに九回
故郷に飛んで行く、つまり望郷の強さを表わします。》p.43

「七襄」は『詩経』(小雅―大東)の

《織女星が丹念に織物を織ること、
それが転じて、何度も推敲して詩文を作ることを言います。》p.43

 

 ●宇野直人さんの顔延之の詩への解説

《これらの二首は、顔延之の作品では比較的、彼本来の美質、感受性や
 才能の良い部分が出ているものだと思います。こういう詩をずっと作り
 続けていれば彼の名声は今日まで不滅だったと思いますが、朝廷で重用
 されて、本来と少し違う公の顔で生きることを強いられたのかなあ。》p.44

一方、宴会などで詠んだ詩は、見識の高さゆえにテクニックに走った
というか、朝廷の環境を軽く見てルーティンワークに安住してしまった、
という見方をされています。

友人に贈る詩に関しては、

《或る程度、自分の思いを込め、心情が吐露できた》(江原正士)p.44
《二十歳年上の陶淵明とも親しく、朝から晩まで酒を酌み交わして、
 別れ際にぽんと大金を渡して去った、という故事もあります。》p.44

 ・・・

今回、ネットで顔延之さんとその詩について調べようとしたのですが、
あまりこれといった情報を集められなかった、
というのが本当のところです。

まあ、その辺が宇野さんの言うところの、
今日では忘れられた詩人というところなのでしょう。

この二首は詩としてはなかなかなものだという気はしますが、
いまひとつと言えば、いまひとつなのかも、という思いもあります。

――というところ、今回はこのへんで。

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(38)顔延之「還至梁城作」「夏夜呈従兄散騎車長沙」」と題して、今回も全文転載紹介です。

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2026.4.30
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 ・・・

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2026.05.02

【編集後記】楽器~左利きの世界(40)再左鍵ハモ(4)特別編-キーボード逆置き左手弾き-週刊ヒッキイ第709号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第709号(Vol.22 no.9/No.709) 2026/5/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)
特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第709号(Vol.22 no.9/No.709) 2026/5/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)
特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」
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 「再び左用鍵盤ハーモニカに挑む」の四回目というところですが、
 今回は「特別編」として、
 自前のミニキーボードをある条件で弾いた(?)お話を――。

 

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  ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?)(4)

 <特別編>左手で逆置きミニキーボードを弾くと……
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 ●逆向きに置くと、左利き用の鍵盤配置になる?

以前どこかで書いたと思うのですが、ミニキーボードを逆向きにおいて、
「左手(腕・手・指)」の自然な動きで弾いてみたら、どうなるか?
にチャレンジしてみました。

(正確にいいますと)そこまでいうほどのことではないのですが、
単に、ミニキーボードを上下といいますか、左右といいますか、
手前側を向こう側に、向こう側を手前側に置いて、
とにかく本来とは逆向きにおいて、弾いてみた、ということです。

 

前回の【別冊 編集後記】編では、『レフティラボ:Lefty Labo』の
鍵盤ハーモニカ記事から拝借した、鍵盤ハーモニカを上下?前後?
逆向きに演奏する画像と、筆者が体験したミニキーボードの逆向き左手
「ドレミ」演奏?の際の話を紹介しています。

第707号(Vol.22 no.7/No.707) 2026/4/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(39)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(3)」
2026.4.4
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(39)再び左用鍵盤ハーモニカに(3)-週刊ヒッキイ第707号

この『レフティラボ:Lefty Labo』の記事中の画像――鍵盤ハーモニカを
逆向きに演奏する画像をヒントにした、というわけではありません。

2025512-lefty-labo-hidarikikihiki

以前、自分の40年ぐらい前のカシオのミニキーボード(CASIO PT-280)を
久しぶりに出してみて、ふっと思ったのです。
ピアノやオルガンなどは逆向きにおいて弾く、
というわけにはいきません。
でも、このキーボードなら弾きにくいにしても、弾けないわけではない。
ので、やってみてもおもしろいのでは、と思ったのです。

 

(ミニキーボード)通常の置き方――右利き用の鍵盤配置

┏━━━━━━━━━━━━↑上側(向こう側)
┣━━━━━━━━━━━━
┃~ドレミファソラシド~~(鍵盤)
┗━━━━━━━━━━━━↓下側(手前側)
……→→→ → →→→→(右利き用を普通に「左手」で弾くとき)
……小薬中 人 親中人親
……指指指 指 指指指指

 

↓(上下逆向きに置く)――左利き用?の鍵盤配置

 

……小薬中人 親 中人親
……指指指指 指 指指指
……←←←← ← ←←←(「左手」で弾くとき)
━━━━━━━━━━━━┓↑下側
~~ドシラソファミレド~┃(鍵盤)          
━━━━━━━━━━━━┫
━━━━━━━━━━━━┛↓上側

 

この置き方をしますと、
鍵盤の並びは通常の「右利き用」とは正反対の配置となります。

右から左へと音階があがっていく左利き用の鍵盤配置になるのですね。

260404-mini-keyb

Casio-pt280

260502-casio-pt280-gaykumuki

(画像:筆者の40年ほど前のミニキーボードCASIO-PT280を上下左右逆向きに置く)

 

 ●「親指から小指へ」と動かすだけで……

(以下、略)

 ●まつのじんさんの左利きサイトから

*参照:
第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(30)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」

2025.4.5
週刊ヒッキイ第683号-楽器における左利きの世界(30)まつのじん(5)

 

250405-2019813-matunojin-hidarikiki-14

250405-2019813-matunojin-hidarikiki-15

(画像:松野仁さんのサイトの左利きページ内の、左利き用のピアノをつくって演奏しているクリストファー・シード(Christopher Seed)さんの演奏動画に関連した説明中の説明画像――鍵盤の並びの違いと楽譜の記述の問題)

 

 ●身体と心の問題

 ●この快感、またはびっくり感を例えると――

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【編集後記】本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」と題して、ミニキーボードを逆起きして左手弾きしたときのことを紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

詳しくは本誌本文をお読みいただきたいのですけれど、とにかく、利き手の自然な動き――親指から順位「ドレミ」を弾くというだけのことで、しかも、たどたどしく断続的に音を出しているだけなのですが、それだけでもとても気持ちが良いのでした。
YouTubeの動画を見て5本指でキーボードを弾く(といいますか、鳴らす)だけのことですが、通常の右弾きの左手弾きでは得られない感覚、気持ちよさなのです。

やはり利き手を利き手らしく動かす、というのは大事なことなのですね。

だからこそ、右利きの人たちは、右手で親指から順に「ドレミ」を弾いているのです。
改めてやってみて気付きました。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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