【最新号】楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに(2)-週刊ヒッキイ第705号
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号】
第705号(Vol.22 no.5/No.705) 2026/3/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第705号(Vol.22 no.5/No.705) 2026/3/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」
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「左用鍵盤ハーモニカ」に再びチャレンジしてみよう、
という企画の2回目です。
今回は、前回の終わりに紹介しました、ネット検索で見つけました
「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」を
見てゆきましょう。
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◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆
{左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}
- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -
左利きと楽器演奏について考える
「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?)
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●「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」
《生まれつきの左利きエンジニアが運営するブログ》で、
《左利きの視点から、暮らしに役立つヒントを発信中。》。
記事の一番若い年月日が「2025.03.02」ということで、
この時期に開設されたものと推測されます。
すでに100本近く(?)の記事が掲載されています。
それぞれの記事には、
基本的に記事内容に対する参考文献等の表示はありません。
一部の事実に関しての出典が示されているだけです。
(「情報提供元」というものがあるようなのですが、不明です。
「公的機関・専門サイトなど、信頼できる外部リンク集」はあります。)
そのため記事内容に対する信頼度は、不明です。
情報の活用に関しましては、筆者の当メルマガやサイト等と同様、
読者の自己責任でお願いいたします。
(一部、文章が途中で切れている個所もありました。
「2-3.鍵盤ハーモニカの世界と左利き対応」末尾。)
プロフィール欄より、運営者のプロフィールを紹介しておきます。
↓
「運営者プロフィール(要約)」 2025.03.02 2025.06.25
名前 レフティラボ /利き手 生まれつきの天然左利き
学歴 工学部卒(大学名は非公開)
職業 エンジニア(研究・開発)
趣味 左利き研究、実験的ライフハック
モットー 「左利きの人生をもっと自由に、もっと楽しく」
発信対象
天然左利き、エセ左利き、左利きに興味のあるすべての人へ
《最後に一言。》として、
《私は研究者でも専門家でもありません。
でも、左利きとして生きてきた経験だけは、誰にも負けません。》
とあります。
しかし、生きてきた年数だけは、たぶん筆者の方が勝っている?
・・・
「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」 2025.05.12
まずは前説から――
《一般的な教育現場では右利き用の設計が主流であり、
左利きにとっての鍵盤ハーモニカは、
意外にもさまざまな壁に直面する楽器です。》
とあり、その壁を乗り越える、もしくは突破する方法を解説する、
という内容です。
(目次)
1.左利きで鍵盤ハーモニカ演奏:困ったらどうする?
1.鍵盤ハーモニカに左利き用はある?
2.左利き用ピアニカはあるのか?市販状況を調査
3.左手での演奏方法はどう工夫する?
4.長いホースで延長して快適に演奏する
5.鍵盤ハーモニカの左利き向け指導の現状
6.左利き用に改造するアイデア
2.左利きが鍵盤ハーモニカを上手に使う工夫
1.卓奏なら左利きでも問題ない?
2.右手演奏を練習するメリットとは
3.鍵盤ハーモニカの世界と左利き対応
4.自作で左利き仕様にする方法
5.左利き楽器の普及と現状
6.将来の左利き用鍵盤ハーモニカへの期待
7.左利きの鍵盤ハーモニカをめぐる現状と工夫まとめ
冒頭に、この記事の「ポイント」として次のことが記されています。
《左利き用の鍵盤ハーモニカが市販されていない理由がわかる
左利きでも快適に演奏するための工夫方法がわかる
教育現場での左利き児童への指導の実態がわかる
将来の左利き用鍵盤ハーモニカ開発への期待がわかる》
ということで、目次の順にそれぞれを見てゆきましょう。
基本的に、
左利きゆえに悩んでいる、現時点で
【まっただなかにいる左利きの児童の皆さん】への
現状でできる範囲の改善策のアドバイス
ということになります。
プラス「将来への期待」といいますか「願い」について書かれています。
●1-1.鍵盤ハーモニカに左利き用はある?
結論= 現実的に《柔軟な考え方を持つ》
《現状を踏まえると、左利きだからといって特別な楽器を求める
のではなく、既存の鍵盤ハーモニカを工夫して使う方法を考える》
《ホースの取り回しを変えたり、右手の練習にチャレンジしたりする
選択肢もあります。世の中には左利きであっても柔軟に対応して
楽器を楽しんでいる人がたくさんいます》
現状肯定派といいますか、現時点では「致し方ない選択」であり、
最も賢い、常識的な判断です。
●1-2.左利き用ピアニカはあるのか?市販状況を調査
結論=《「一般的な市販品は存在しない」という結果になりました。》
そこで、《現行モデルを上手に工夫して使うこと》――
《ホースの延長や持ち方のアレンジ、座奏スタイルの工夫など》、
《左利きの演奏者には大切なテクニック》
《今後、左利きユーザーの声がもっと集まれば、
専用モデルが登場する可能性もゼロではありませんが、
現時点では限られた環境で工夫するしかないのが現状です。》
現時点で【まっただなかにいる左利きの児童の皆さん】には、
「限られた工夫の道しかない」というのが現状だ、ということです。
●1-3.左手での演奏方法はどう工夫する?
・基本的な工夫=《ホースを長くして楽器の反対側まで回す方法》――
《これによって左手でも自然な位置で鍵盤にアクセスできるため、
演奏時のストレスが大きく軽減されます。》
・《座奏スタイルを工夫する方法》=
《楽器を机の上に置き、左手で鍵盤を弾くスタイルにすることで、
立奏時のようなホースや吹き口の煩わしさを回避できます。》
これらは、「左手での演奏を可能にする方法」ではありますが、
それで楽器そのものが「左利き用になる」わけではありません。
鍵盤の並びは、「右利き用」のままで、
ピアノを左手で弾いているのと同じ状況です。
・《右手のトレーニングを取り入れるという選択肢》=
《両手のバランス感覚が身に付き、楽器演奏の幅が広がる》
《現実的には、音楽教育の中で右手での演奏が推奨されることも多い
ので、無理のない範囲で取り組んでみるのもよいでしょう。》
左利きといいましても、人により「偏りの度合い」が異なります。
筆者のように、
「左手でないと何もできない」(利き手における「巧みさ」の問題)、
もしくは「左手が優先してしまう」(利き手における「好み」の問題)
という人もいれば、
字を書いたり箸を使ったり、あるいはボールを投げたり、
ハサミを使ったり、といった
「一部のことは右手でもできる」という人もいます。
偏りの度合いが、「弱い左利き」もしくは「弱い右利き」の傾向を持つ
人を、筆者は「強い左利き」と「強い右利き」のあいだなので、
「中間の人」と呼んでいます。
こういう人では、多少の訓練で「右使い」ができてしまったり、
逆にいえば、「左使い」ができてしまったりします。
そういう人は、右手での演奏に取り組んでみるのもいいのでしょう。
《左手で演奏するためには、環境を整えたり、ちょっとした発想の
転換が必要になります。ただ単に不便だと感じるだけでなく、
どうすればもっと楽しく演奏できるかを考える姿勢が、
左利き演奏者にとってはとても大切だと言えるでしょう。》
既存の左利きの音楽家や音楽愛好者の多くは、
左利きに圧倒的に不利な環境の中で、たゆみない多大な努力と工夫で、
左利きのハンデを克服して右手使いに成功した人ではないか、
と筆者は考えています。
(その裏には、多くの敗者がいたことも事実でしょう。)
●1-4.長いホースで延長して快適に演奏する
《左利きで鍵盤ハーモニカを演奏する際、
ホースが利き手側にあるために非常に邪魔に感じる》問題――
《解決する一つの有効な方法》――《ホースを長く延長する》
《こうすれば、吹き口を左手側に回し、無理のない姿勢で演奏ができる
ようになります。》
《長いホースに延長することで、左利きでも自然なスタイルで快適に
鍵盤ハーモニカを楽しめるようになります。自分に合った長さや
取り回しを試しながら、ベストな演奏環境を整えていきましょう。》
この鍵盤ハーモニカのホースに限らず、
左側にコードがきて左手の動作の邪魔になるといった
「左利きの人の困りごとあるある」があります。
これも長くすることで回避するといったことが再三ありますよね。
●1-5.鍵盤ハーモニカの左利き向け指導の現状
現状:《日本の幼稚園や小学校で行われている鍵盤ハーモニカの指導は、
ほぼすべて右手演奏を前提》
理由:《右利き人口が圧倒的に多い》《教育現場での効率》――
《左利きの子どもに特化した演奏指導が行われることは非常にまれ》
《しかし、多くの教育機関では、左利きの子どもに無理やり右手に
矯正を強制することはありません。》
《「本人のやりやすさを尊重する」というスタンスが一般的に》
例:幼稚園の現場《左手でピアニカを演奏しても特に問題視されない》
小学校《楽譜の読み方やグループ演奏を揃える関係上、
右手で演奏することが求められる場面が出てくる》
現状:《先生側も左利き児童への対応に苦慮している》
一部の先生《演奏スタイルに柔軟に対応しながら指導しており、
「演奏できる楽しさを優先する」という考え方を大切にしています。
その一方で、右手演奏を促す理由として、
将来ピアノ演奏につなげやすくするためという目的もあります。》
《ただ単に「右手で弾けるようにする」ことをゴールにせず、
左利きの子が無理なく楽器に親しめるような環境づくりが
求められています。
これには、指導者自身が左利きの特性や演奏上の難しさを理解し、
柔軟な指導方法を取り入れる努力が必要です。
いずれにしても、今後さらに個々の特性に寄り添った指導体制が
広がっていくことが期待されています。》
昔は、左利きのみならず、何ごとにおいても授業についてこれない子は、
「切り捨て御免」でした。
今では、そういうやり方は否定され、左利きの子への対応も
進んできました。
左手書きの研究などの論文も多数ありますし、
各教科の授業でも左利きの子向けの教え方や、
諸道具の扱い方などを解説したビデオなども多数存在します。
左利き対応が当たり前になりつつある現状で、
唯一といっていいほど遅れている分野が、音楽、楽器の世界でしょう。
たとえ全体から見れば一部であっても、
音楽を楽しめない子が出てくるのが現状です。
指導態勢が重要なことはもちろんですが、
根本的には、それを許す道具がないことが問題です。
●1-6.左利き用に改造するアイデア
左利き用がないのなら、作ればいい、というわけで、
既存製品を改造するという方法を紹介しています。
《改造は自己責任になりますが、
工夫次第で左利き仕様に近づけることは可能です。》
というのですが……。
・代表的な改造方法:《「吹き口の位置を変更する」》――
右側にある吹き口を《左側に取り付け直すアイデア》
《ある程度の工作技術が必要》
・次:《卓奏(机に置いて演奏するスタイル)に特化してホースを延長し、
左側にホースを引き回す方法》
《この工夫だけでも、左手で鍵盤を自然に操作しやすくなります。
演奏時にホースが邪魔にならないよう、軽く固定することで
さらに快適なプレイが可能になります。》
・上級者向け改造:《内部のリード構造を調整して、鍵盤の配置自体を
左右逆にするという方法も理論上は考えられます。しかし、これは
非常に難易度が高く、楽器の耐久性や音程バランスに大きな影響を
及ぼすため、専門知識と高い工作精度が求められます。》
二番目の卓奏専用にホースを延長する方法以外は、
素人には難しい改造でしょう。
《どの方法もリスクを伴うため、慎重な判断が必要です。もし市販品に
満足できない場合でも、改造を急ぐのではなく、まずはホースの
取り回しや演奏スタイルの工夫から始めることをおすすめします。》
これが一番確かな現実的な対応です。
・・・
これで、前半が終了です。
後半は、「左利きが鍵盤ハーモニカを上手に使う工夫」です。
これは、また次回に紹介しましょう。
●筆者から一言
これからの時代は、多様性の時代と言われ、
社会的少数派や弱者の権利が容認されるようになってきました。
鍵盤ハーモニカは、教育現場で一律に扱われる楽器となっています。
それだけに単なる趣味の楽器や職業的な専門家の楽器ではなく、
「誰もが自然なかたちで利用できる楽器でなければいけない」、
と思います。
そのためには、右利き用だけでなく左利き用も必要です。
人間は右手(右腕)と左手(左腕)の二つしかありません。
それぞれ、「右用と左用の二種類」を作ればいいだけのことです。
それぞれに数量差があるのは事実ですが、
「左右全体で一つのもの」という設定で考えてゆけば、
コストの問題なども、ユニバーサル・サービスで克服できます。
技術的に難しいとか、いろいろな制約があるとしましても、
人間の作るものである限り、克服できます。
要は、やる気があるかどうか、の問題です。
左利きの人たちが必要性を説いてゆけば、
右利きの人のあいだにも自ずと理解する人たちが増えてゆき、
社会を動かすことができます。
この「レフティラボ」の運営者さんも書いているとおりです。
今すぐ製品を提供することは無理でも、今からすぐに取り組めば、
ほんの近い将来、実現させることはできます。
がんばりましょう!
*参照:
・鍵盤ハーモニカを知るための本――『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)著 春秋社 2023-4-14
(Amazonで見る)
(画像:鈴木楽器の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」MXN-32G)
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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」と題して、今回は全紹介です。
【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。
【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.3.7
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに(2)-週刊ヒッキイ第705号
・・・
弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。
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(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』
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