« February 2026 | Main | April 2026 »

2026.03.31

【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)山水詩の祖・謝霊運(2)-楽しい読書408号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

2026(令和8)年3月31日号(vol.19 no.6/No.408)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運(2)」

 

 

------------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年3月31日号(vol.19 no.6/No.408)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運(2)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」37回目は、第3シーズン?の
 謝霊運の二回目です。

 平凡社の江原正士、宇野直人/著『漢詩を読む』のシリーズ第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考にすすめていきます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 「景」の描写から「情」の描写へ ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)

  ~ 山水詩の祖・謝霊運 ~ 
 
  (2)「遊赤石進汎海」「石壁精舎環湖中作」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

260228-kansi2

 

 ●謝霊運「遊赤石進汎海」

宋王朝となり、軍出身の官僚が幅をきかせる時代となりましたが、
名門貴族出身の謝霊運には財力があり、それなりの力はあったようです。

謝霊運は、「赤石(せきせき)」(浙江省の臨海地区)に別荘を持ち、
滞在中、舟遊びをしたそうで、次の「遊赤石進汎海」は、
左遷された永嘉で作ったもので、まったく暗い影がなく、
海での舟遊びの楽しさを記録したもので、
海をテーマにした中国では珍しい詩だ、といいます。

 

大陸国家である中国では海は“世界の果て、縁(へり)”のような感覚で、
《最後に諦めて行く場所だった》(p.24)と。

ところが謝霊運は、あちこちで土木建築工事をしていて、それは
《一種の庭造りの発想で》、《山、川、湖などの自然を、自分の好みに
合うように改造していた》ので、《海のとらえ方も独特なものになって
い》る、といいます(p.25)。

山水詩の一環で、前半で景色を述べ、終盤で思想感情を。

 ・・・

「遊赤石進汎海」
赤石(せきせき)に遊(あそ)び
     進(すす)んで海(うみ)に汎(うか)ぶ 謝靈運

(以下、略)

 

 ●謝霊運「石壁精舎環湖中作」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(37)山水詩の祖・謝霊運(2)」と題して、「謝霊運」の漢詩の紹介の二回目です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

謝霊運さんの山水詩を2回にわたって紹介しました。
参考にしている『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』の宇野さんの解説によりますと、謝霊運さんは山水詩を完成させた人だそうです。
山水詩は、はじめに自然の情景描写プラスその後に思想や感情を描くという手法だといいます。

本紙本文でも書いていますが、筆者にはこの二段構えのつながり方が今ひとつピンとこない部分がありました。
前半の自然描写は良いなあと思うのですが……。

(歴史にも詳しくない、詩心のないド素人の発言ですので、その辺は割り引いてお読みくださいね。)

*参考書:(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

--

 

| | Comments (0)

2026.03.28

【最新号】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002 ―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

 

第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左利き自分史年表」の8回目です。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(8)
 
  2001(平成13)-2002(平成14)―ネットの時代(1)

   個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照
(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―
紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2024/01/post-36d5d0.html
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

 

(第五回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」
2025.7.19
『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/07/post-2f723c.html
『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号

 

(第六回)
第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」
2025.10.18
『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996
―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2025/10/post-d0884d.html
『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996
―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号

 

(第七回)
第704号(Vol.22 no.4/No.704) 2026/2/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [41]
レフティやすおの左利き自分史年表(7)1997(平成9)-2000(平成12)
―紙の時代(4)『LL(Lefties' life)』終刊」
2026.2.21
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2026/02/post-125bcc.html
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号 2026.2.28
【最新号】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000
―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号

 

――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-d5c13e.html
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画

 

------------------------------------------------------------------
「2001(平成13)-200 (平成1)―ネットの時代(1)
 個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-8」
------------------------------------------------------------------

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

[書誌情報]参照サイト:・Amazon https://www.amazon.co.jp/
・紀伊國屋書店ウェブストア(和書) https://www.kinokuniya.co.jp

 

==================================================================
(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献

==================================================================

 

2001(平成13)47歳

 

2/『あなたは完全な右(左)利き? それとも○○利き?』 鮫島良文 文芸社 2001/2/1
(Amazonで見る)

260321-anata_20260321231901

――ご自身の経験に基づき、人には右利きの部分と左利きの部分がある
 という考えで、リタイア後にまとめた研究の成果。
 「右利きか左利きか」という二択ではない、という点は納得できます。

《あなたは右利き、左利き? あるいは両利きかも知れない…。
 子どもの能力を伸ばすには、利きの動作識別をすることが大切。
 自身の体験的見地から、手・足・目・耳・脳等人体の左右対称器官の
 動きや働き、機能を考察、解明する。》

(目次)
第1章 人体の右左
第2章 「右利き・左利き」は「右手利き・左手利き」?
第3章 「右利き・左利き」は「利きサイド」では?
第4章 利き足とは? 第5章 利き目とは? 第6章 利き耳とは?
第7章 利き脳とは? 第8章 生活習慣やルールに見る右左
第9章 右利き左利きの損得 第10章 今後の課題
(著者紹介) 鮫島良文(サメジマ ヨシフミ)1939年2月長崎県諫早市生まれ。
1964年3月早稲田大学第一法学部卒業

 

3/『左腕の誇り 江夏豊自伝』 江夏豊 波多野勝/構成
 草思社 2001/3/1
(Amazonで見る)

200131-sawan-enatu

――「生まれつきの左利き」の左腕投手と思われていたあの江夏投手が、
 実は子供の頃に先に野球をしていた兄の進言により、野球における
 左腕投手の有利さを得るべく、食事等の私生活から「左利き」に転換
 した「作られた左利き」であることを記した、左利きの人にとっても
 衝撃的だった一書。

《20世紀ベストナインに選ばれた天才左腕が語る栄光と挫折と復活の野球
 人生。トレードの真相など、「一匹狼」江夏のイメージを一新する
 数々の秘話が明かされる。真実の回想記。》

(目次)
プロローグ 江夏豊の大胆さと繊細さ
才能の発見―昭和二十三‐四十一年
二十歳の奪三振王―昭和四十二‐四十三年阪神時代
大記録の代償―昭和四十四‐四十六年阪神時代
確執のなかで―昭和四十七‐五十年阪神時代
リリーフ・エースへの道―昭和五十一‐五十二年南海時代
最も幸福なとき―昭和五十三‐五十五年広島時代
戦いすんで―昭和五十六‐五十九年日本ハム、西武時代
エピローグ 「最後まであきらめない」のがエースの誇り

 

『「左腕の誇り―江夏豊自伝』 (新潮文庫) 2010/2/26
(Amazonで見る)

 

 

9/『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三著・丸山洋平写真
 文藝春秋 1997/10/21
(Amazonで見る) ――左利きの寿司職人として有名な<すきやばし次郎>こと小野二郎さん
 の「左手で寿司をにぎる」職人技が写真で紹介されている。

《「ヘラルド・トリビューン」が世界のレストラン・トップ6に選んだ
 名店の仕事を、気鋭の食味批評家がご案内。口福の時、ここにあり!》
《前代未聞!江戸前握りの秘術を完全伝授。パリの一流紙が“世界の十
 傑”に挙げた名店の全仕事を原寸大カラーを駆使して徹底追究。
 本邦初の近海本マグロ断面をはじめ、思わず唸らせられる職人咄。》

(目次)
はじめに 小野二郎ワールドへの誘い
第1章 四季の握りダネ 第2章 本マグロを握る
第3章 四季の握りと仕込み 第4章 海苔巻・玉子焼
第5章 酢飯談義

 

(1997年刊の文庫化)
『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三著・丸山洋平写真 文春文庫
2001/9/4
(Amazonで見る)

Sukiyabasijirou_20200226153701

――「鮨の握り方(小野二郎は左利きである)」のp.274、275の2ページ
 見開きで、その握り方がコマ割り写真で解説されています。
Sukiyabasijirou_nigiri

(目次)
第1章 次郎鮨ばなし(1) 春夏の握りダネ
第2章 次郎鮨ばなし(2) 秋冬の握りダネ
第3章 次郎鮨ばなし(3) 本マグロを握る
第4章 仕込みの奥義を徹底公開!
第5章 次郎鮨ばなし(4) 海苔巻・玉子焼
第6章 次郎鮨ばなし(5) 酢飯談義
第7章 鮨屋のオヤジと常連客の閑談録

 

(※参照)「左利きのすし職人小野二郎」に関する
 『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)
  レフティやすおのお茶でっせ』記事:
・2005.5.20
左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その一

・2005.5.23
<左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その二> 左利きのすし職人『すきやばし次郎 旬を握る』

・2005.7.17
<左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その三> 『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』山本益博

・2007.11.20
「ミシュラン」三つ星に左利きのすし職人小野二郎

・2010.4.26
《サウスポー二郎》を読む:『すきやばし次郎 鮨を語る』

・2011.5.9
左利きの鮨職人小野二郎の「すきやばし次郎」、ドキュメンタリー映画に

・2014.4.24
左利きのオバマ米大統領、左利きすし職人すきやばし次郎で会食

 

・2007.5.9
新潮文庫 鮨に生きる男たち―左利きのすし職人もいます

・2005.6.8
「TOKIMEKIママ倶楽部」のママのお悩み

(*参照)「左利きのすし職人小野二郎」に関する
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
・第535号(No.535) 2019/2/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~9 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(前)」
・第537号(No.537) 2019/3/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~10 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(中)
・第539号(No.539) 2019/4/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~11 左利きの寿司職人・すきやばし次郎(後)」

 

2001<左利きミステリ>「死なないボクサー」 エドワード・D・ホック [容疑者] The Man Who Boxed Forever
オットー・ペンズラー編ボクシング・アンソロジー
"Murder on the Ropes"(2001)収録
――<オカルト探偵サイモン・アーク>もの。100年以上前からボクシング
 を続けているという挑戦者(左利き)を疑う人物が、向かい合ったとき
 左手で殴ったような、右こめかみを二度殴られて死亡した事件。
『サイモン・アークの事件簿IV』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
 創元推理文庫 2012/12/21
260321-simon4

(Amazonで見る)

《さまざまな形でこの世の向こう側を垣間見させる8つの妖しい事件から、
 鋭敏な推理力で真実を導き出すオカルト探偵アークの事件簿、待望の
 日本オリジナル短編集第4弾。》

 

 

2001<左利きミステリ>「夜霧のサンフランシスコ」 ジョー・ゴアズ [探偵] Summer Fog (c)2001
――右手を骨折させられた探偵ロマンスは、左手に銃を持ち……。
(掲載誌)
『ミステリマガジン』2002年5月号(no.554) <特集/セックス&ヴァイ
オレンス> 木村仁良/訳 山野辺進/イラスト
Hmm20025554-gores-yogirino

《「おまえはおれが<プレイランド>で撃ってるところを
 ちゃんと見てなかったんだな、ジェロー。おれは左ぎっちょなんだ」》

 

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第330号(No.330) 2012/9/15「名作の中の左利き
~推理小説編11~偽装自殺「時計収集家の王」カーシュ」
http://archive.mag2.com/0000171874/20120915074000000.html
 そのなかで“変化球”として紹介したものに、
 ジョー・ゴアズの短編小説「夜霧のサンフランシスコ」
(木村仁良訳『ミステリマガジン』2002年4月号(No.554)早川書房)

 

12/ パソコンを買い、インターネットのJSCなどの左利き
サイトに初めてアクセスする。
話には聞いていたが、こんな世界があったんだと大いに感心する。

 

2002(平成14)48歳

 

2/個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
(『レフティやすおの左組通信』の前身)。
〈左組〉〈左利き川柳〉〈ぼくの愛用左利き用品〉〈左利きの本だなぁ〉
の各ページを順次設ける。
――当初は、友人知人向けの個人ホームページで、まったくの私的空間
 でした。そのうち自然にコンテンツとして、左利きの話題が増えて
 いきました。ネット上にあるので、基本誰でも閲覧出来ましたが、
 誰も知らないので一般の人で見る人はいませんでした。

 

6/『左利きで行こう! 目からウロコの左利きツアー』 リー・W・ラトリッジ、リチャード・ダンリー 丸橋良雄、尾島真奈美訳
 北星堂書店 2002/6/1
"THE LEFT-HANDER'S GUIDE TO LIFE" (c)1992
260321-hidarikiki-de

(Amazonで見る)

――内容的にみてアメリカ人(だろう?)の手になる左利き応援本。

《芸術に秀でた有名人が左利きなのは周知の通り。左利きに関する科学的
 分析、左利き度診断、左利きにまつわる迷信、左利きのためのショッ
 ピングガイドなどなど、愉快な左利きストーリーを収録。》
《<左利きで突っ走れ!>》

(目次)
第1章 あなたは本当に左利き?
第2章 玉石混淆:左利き人物大事典
第3章 左利きの歴史ハイライト
第4章 手についての再教育講座
第5章 左利きになるきっかけは何か?
第6章 汗と涙の左利き人生
第7章 左は不幸のシンボル?
第8章 ベースボール:左利き面目躍如
第9章 栄光の左利きスポーツ選手たち
第10章 左利き大いに語る
第11章 左利き関連情報

 

 ・・・

 

いよいよネット活動開始です。
まだまだネットのあれこれも、そもそもパソコン自体も不慣れな状態で、
左利きの活動などは、まったく……。

それでもわずか二ヶ月ほどで個人ホームページを開設するなど、
今から見ましても結構やってるな、という感じです。

ネットの世界には、新たな左利きの世界が広がっていました。
当時はまだ電話線による接続で、今のようにフリーに閲覧することは
できませんでした。

とは言え、大いに刺激を受けた筆者は、翌2003年からは、
左利きに関する過去の書きためた文章などをまとめる作業に入りました。

さらに、2004年からは、本格的に【左利きライフ研究家】として
活動することになります。
当時は、まだこの肩書きは使用していませんでしたが、心は…でした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」と題して、今回は全紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.3.21
『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

--
※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
--

 

| | Comments (0)

2026.03.22

【最新号】私の読書論-著作権エージェント-楽しい読書407号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

 

2026(令和8)年3月15日号(vol.19 no.5/No.407)
「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」

 

------------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年3月15日号(vol.19 no.5/No.407)
「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 今回は、何を書くべきかと悩んだあげく、これです。

 「著作権エージェント」というのは、
 外国の作家さんに関する話によく出てきます。
 
 たとえば作家と出版社や映画会社などとの間で、
 作品の著作権について作家にかわって交渉する代理人のことですね。

 昨今では、プロ野球の世界でも、アメリカの大リーグに移籍する際、
 代理人という職業の人物が登場します。
 選手にとってよりよい条件を球団と交渉している、
 ああいう人みたいなものですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 「著作権エージェント」という仕事 ◆

 私の読書論

  ~ 著作権契約交渉の代理人 ~ 
 
  「著作権エージェント」が日本の作家にも必要だよね!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●「著作権エージェント」

ネットで調べますと「著作権エージェント」というのは、
「リテラリー・エージェント(Literary Agent)」
というのだそうです。

日本では海外の作家の著作を翻訳する際に、
その橋渡し役としての役割が多いようです。

翻訳作品をよく読むのですが、書名の次のページぐらいに「翻訳権所有」
といった文字が印刷されていたりします。
その翻訳権を取得するための橋渡し役となっている会社があります。
それが、日本でよく知られているところでしょうか。

しかし海外では作家さんがこのエージェントと契約して、
作品を売り込んでもらうという形なんですね。

作品を売り込むというのは、やっぱり難しいものだと思うのです。
それをかわって交渉してくれるわけで、これは心強い味方でしょう。

大きな存在になると思います。

作家さんというのは、言葉の遣い手ではあるでしょうけれど、
営業といいますか交渉となりますと、これはまた別物でしょう。

作品を作るのは得意でも、いざ売り込むというのは、
なかなか難しいものです。

筆者も本を出している友人に依頼して、
出版社の人に企画書を見てもらったことがあります。
実際に商業出版となりますと、なかなか大変です。

エージェントがいれば、という気もしましたが、
まずはエージェントの人に自分を売り込むこと自体が
大変かも知れません……。

 

 ●契約社会の欧米ではあたりまえに契約している

ネットで「著作権エージェント」を調べてみますと、
海外の出版物を翻訳する際の翻訳権に関する仕事が、
一番に紹介されています。

従来は海外の作家の作品を日本に紹介する際の翻訳出版に関連しての
業務に携わる人、もしくは会社でした。
昨今では、日本の著作を海外に紹介することも多くなっており、
そういう業務も取り扱うようになって来たようです。

近年増えてきていますところのこの日本の作家の作品を海外に売り込む
業務においてもこういう人たちが関与しているのでしょう。

ところが、日本の作家ではこういった「著作権エージェント」と
契約しているという話をあまり聞きませんので、
ネットの情報でも翻訳に関したものが主流になっているようです。

しかし、海外では作家自身がある程度名前が売れてくれば、
たいていこの手のエージェントと契約するのは当然のことのようです。

作家という人物はたいていこういう交渉ごとや経済的な実務などには、
無知だったり無頓着だったりする人が多いのでしょう。
欧米は契約社会ですので、どうしてもこういう職業の専門家が必要に
なってくるようです。

 

 ●アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』

アンソニー・ホロヴィッツという作家さんの『メインテーマは殺人』
という作品があります。

『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ/著 山田 蘭/訳
創元推理文庫 2019/9/28
(Amazonで見る)

2019-the-ward-is-murder2017

260315-le

 

現代イギリスのミステリ界にあって、
近年、本格推理もの作品で人気作家となっている人物です。

この作品は、「作家ホロヴィッツ」自身が
「元刑事で今は警察の顧問となって働いているホーソーン」という
探偵役の人物と組んで実際に捜査し解決した事件を本にする、
という設定の物語です。

作家が探偵とともに行動して、その探偵の語り手となって、
探偵した事実をもとにして事件の解決までのいきさつを本にする、
というのです。

「15 ヒルダとの昼食」の章で、著作権エージェントついての、
あれこれが書かれています。
章題の「ヒルダ」というのが「作家ホロヴィッツ」さんが契約している
「著作権エージェント」さんの名前です。
この章で著作権エージェントについて教えてくれます。
少し長くなりますが、引用してみましょう。

 

 《作家と著作権エージェントとは、奇妙な間柄にある。わたし自身、
  きちんと理解できているかどうか、いまだに自信がない。まず基本と
  して、エージェントは作家にとって必要な存在だ。契約や取引、請求
  などの手続きにおいて――それどころか、実務や常識にかかわる
  全般についても――作家というものは、悲しくなるくらい無能なの
  だから。エージェントは利益の十パーセントと引き替えに、こうした
  手続きをすべて代行してくれる。売れっ子作家になるまでは、それは
  ごく妥当な料金にすぎないし――いったん売れっ子になってしまえ
  ば、手数料がふくれあがろうとけちけちする必要もない。
  エージェントのしてくれることは、それがほぼすべてといっていい
  だろう。実際に仕事をとってきてくれるわけではない。前渡し金の
  額を交渉によって引きあげてくれたとしても、おそらくは
  エージェント自身が受けとる額のほうがはるかに多いだろう。》

 

《エージェントは作家にとって必要な存在だ》といいます。
確かに交渉ごとというのは、結構時間を取られる作業でしょう。
作家さんはそういう下世話なことには関わりたくない、といいますか、
それよりも創作自体に時間をさきたいというのが本音でしょう。
実際には、経済的な問題は大きな問題なのですが、
そればっかりにかかわっているのは、気が滅入る部分もありましょう。

《実際に仕事をとってきてくれるわけではない》というのは、
ちょっと意外といいますか、そうなんだ、と思いました。
新規のオファーを取ってきてはくれないということなんでしょうか。
既存の作品を他社や他のジャンルに売り込みするのは、
ありなんでしょうね。

 

 ●作家とエージェントとの関係

次の段落では、エージェントとの人間的な関係について語っています。

 

 《エージェントはけっして作家の友人というわけではない――あるい
  は、おそろしく気が多く、ほかの何十人もの顧客にも、同じように
  いい顔をしたがる友人というところだろうか。(略)エージェントは
  そんなことより、新しい作品の執筆がどれくらい進んでいるかという
  ほうに、はるかに大きな関心を抱いているのだ。ひとつのことしか
  頭にない人種ともいえ、その興味の対象は、英国の本の売上を調査
  しているニールセンのチャートと完全に一致している。わたしの本が
  出版されて一週間が経つと、ヒルダは必ず電話をかけてきて、
  わたしが嫌がると知っていながら、売上の順位を教えてくれるのだ。
  「売上がすべてじゃないんだ」と、いつもわたしは答える。これこそ
  が、わたしとヒルダの立ち位置のちがいということなのだろう。》

 

《けっして作家の友人というわけではない》とか、興味の対象は
本の売上調査のチャートと一致しているとか、経済的な問題だけ。
まあ、それが仕事といえば仕事なのですから、致し方ないともいえます。

しかし作家としては「売上がすべてじゃないんだ」というのも、
本音でしょう。
特に、ベストセラー作家ではない場合には。

それでも、そのあとの段落では、

 

 《言っておくが、ヒルダの抱えている作家の顔ぶれを見れば、わたし
  より大物はぞろぞろいる。だが、自分がいちばんの大物だと思わせて
  くれるところが、ヒルダの才能というものなのだろう。》

 

と。
きっと嬉しくなってしまうのでしょうね。
作家をその気にさせてしまうところが、ヒルダさんの腕なのでしょう。

エージェントの持つべき才能のひとつといえそうです。

 

 ●日本でも「著作権エージェント」が活躍する場が生まれてきた

はっきりしたことは知りませんが、毎年ノーベル文学賞の候補として
メディアで取り上げられる村上春樹さんには、
エージェントのような存在があるとか。
海外で評判が良いというのも、
そういう存在を確保しているのも大きいのではないでしょうか。

先ほども書きましたように、近年、日本人作家の作品が海外で文学賞の
候補になったり、実際に受賞したりしています。
今までのように、谷崎潤一郎や川端康成、三島由紀夫といった
純文学系の作家だけでなく、エンタメ系の作家も多くなっています。

これも海外に翻訳紹介する人たちがいての結果でしょう。
現時点では、日本の出版社関係の人や作家の海外のファンが、
仲立ちとなっているようです。

これからは、もっと本格的に「著作権エージェント」が活躍するように
なる余地が生まれるのではないでしょうか。

文学好き小説好きだけれど、自分で書くのはどうも、という文系・芸術家
タイプではない、理系で交渉など対人関係に自信のあるタイプの人に
とって、新たなる職業の選択肢として「著作権エージェント」というもの
もあり、かも知れません。

 

 ●「著作権エージェント」として自分の夢を実現する

やっぱり情報が少ないので、適当に書いてしまったところがあります。
今回は小説や文学の出版関係のお話をしましたが、
漫画の世界などでは海外進出もかなり早くから浸透しています。

まだまだその作家さんのファンであったり、出版社の関係者であったり、
といった人たちがこの「著作権エージェント」として活躍しているのが、
現状のようです。

ある作家のファンで、もっと多くの人に知ってほしいとか、
こういう作品があるよ、と広く世界に紹介したいと考える人など、
それぞれ、ご自分の思いを実現できる場でもある、と思います。

「著作権エージェント」は、作家にとっても大きな存在であり、
プラスになる人財です。

これからは、もっと色々なジャンルから「著作権エージェント」となる
人が誕生する可能性があると思います。

こういう仕事にもどんどんチャレンジしてほしいものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.3.15
【編集後記】私の読書論-著作権エージェント-楽しい読書407号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

 

--
※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
--

| | Comments (0)

2026.03.21

【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(42)左利き自分史年表(8)2001-2002―ネットの時代(1)-週刊ヒッキイ第706号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第706号(Vol.22 no.6/No.706) 2026/3/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]
レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)
―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左利き自分史年表」の8回目です。

 過去の記録は、該当のブログ記事から御覧頂けます(↓参照)。

 この年表は<左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。
 こちらの記録も、過去のブログ記事から確認できます。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(8)
 
  2001(平成13)-2002(平成14)―ネットの時代(1)

   個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

――過去の「レフティやすおの左利き自分史年表」

(第一回)~(第三回)分は、(第四回)の冒頭を参照
(第四回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
・ブログ
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2024.1.20
『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

(第五回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第690号(Vol.21 no.13/No.690) 2025/7/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [39]
レフティやすおの左利き自分史年表(5)1994(平成6)-1995(平成7)6(春)
―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』」
2025.7.19
『左組通信』復活計画(39)左利き自分史年表(5)1994-1995.6(春)―紙の時代(2)『LL(Lefties' life)』-週刊ヒッキイ第690号

(第六回)
第696号(Vol.21 no.19/No.696) 2025/10/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [40]
レフティやすおの左利き自分史年表(6)1995(平成7)7.-1996(平成8)
―紙の時代(3)『LL(Lefties' life)』」
2025.10.18
『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号

(第七回)
第704号(Vol.22 no.4/No.704) 2026/2/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [41]
レフティやすおの左利き自分史年表(7)1997(平成9)-2000(平成12)
―紙の時代(4)『LL(Lefties' life)』終刊」
2026.2.21
【別冊 編集後記】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号 2026.2.28
【最新号】『左組通信』復活計画(41)左利き自分史年表(7)1997-2000
―紙の時代(4)『LL』終刊-週刊ヒッキイ第704号

 

――過去の<左利きミステリ>

第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画

 

------------------------------------------------------------------
「2001(平成13)-200 (平成1)―ネットの時代(1)
 個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
 【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-8」
------------------------------------------------------------------

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

[書誌情報]参照サイト:・Amazon https://www.amazon.co.jp/
・紀伊國屋書店ウェブストア(和書) https://www.kinokuniya.co.jp

==================================================================
(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
==================================================================

 

2001(平成13)47歳

2/『あなたは完全な右(左)利き? それとも○○利き?』
鮫島良文 文芸社 2001/2/1
(Amazonで見る)

260321-anata

(略)

 

3/『左腕の誇り 江夏豊自伝』 江夏豊 波多野勝/構成
 草思社 2001/3/1
(Amazonで見る)

 

『「左腕の誇り―江夏豊自伝』 (新潮文庫) 2010/2/26
(Amazonで見る) (略)

 

 

9/『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三著・丸山洋平写真
 文藝春秋 1997/10/21
(Amazonで見る) (1997年刊の文庫化)
『すきやばし次郎 旬を握る』里見真三著・丸山洋平写真 文春文庫
2001/9/4
(Amazonで見る)

Sukiyabasijirou

Sukiyabasijirou_nigiri

(略)

 

 

2001<左利きミステリ>「死なないボクサー」
エドワード・D・ホック [容疑者] The Man Who Boxed Forever
オットー・ペンズラー編ボクシング・アンソロジー
"Murder on the Ropes"(2001)収録
『サイモン・アークの事件簿IV』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
 創元推理文庫 2012/12/21
(Amazonで見る)

260321-simon4

(略)

 

 

2001<左利きミステリ>「夜霧のサンフランシスコ」
ジョー・ゴアズ [探偵] Summer Fog (c)2001
(掲載誌)
『ミステリマガジン』2002年5月号(no.554) <特集/セックス&ヴァイ
オレンス> 木村仁良/訳 山野辺進/イラスト

Hmm20025554-gores-yogirino

(略)

 

12/ パソコンを買い、インターネットのJSCなどの左利き
サイトに初めてアクセスする。
(略)

 

 

2002(平成14)48歳

2/個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設
(『レフティやすおの左組通信』の前身)。
(略)

 

6/『左利きで行こう! 目からウロコの左利きツアー』
リー・W・ラトリッジ、リチャード・ダンリー 丸橋良雄、尾島真奈美訳
 北星堂書店 2002/6/1

(Amazonで見る)

260321-hidarikiki-de

(略)

 ・・・

(以下、略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [42]レフティやすおの左利き自分史年表(8)2001(平成13)-2002(平成14)―ネットの時代(1)個人ホームページ『レフティやすおの部屋』開設」と題して、冒頭部分のみ全文を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

本文末尾にも書いていますが、21世紀が始まる2001年の末に初めてパソコンを買って、滑り込みで新世紀にネットという新たなステージに挑戦できました。
パソコンも初めてなのに、電話回線でしかネットにつなげない状況だったのに、翌年の2月には友人知人向けに個人ホームページを開設しています。
友人知人向けとはいえ、ネット上に開いていますので、URLを知っていれば、見ようとすれば見れる状態だったのですね。
簡単な個人ホームページでしたが、コンテンツにいつしか<左利き>が広がっていきました。
やはり自分のアイデンティティに、<左利き>が大きくあったのでしょうね。

当時、ネット上には、いくつもの左利きサイトがありました。
みんな筆者同様、この新たな正解に希望を持っていたのでしょう。
ここでは「仲間が見つけられる」「共感してもらえる人と出会える」という、日常とは違った新たな世界がある、と感じていたのでしょう。
筆者もそんな一人になりたい、仲間に入りたい、と思うようになりました。
それが2004年に始まる『レフティやすおの左組』へとつながっていったのです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

--

| | Comments (0)

2026.03.15

【編集後記】私の読書論-著作権エージェント-楽しい読書407号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年3月15日号(vol.19 no.5/No.407)
「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」

 

------------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年3月15日号(vol.19 no.5/No.407)
「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 今回は、何を書くべきかと悩んだあげく、これです。

 「著作権エージェント」というのは、
 外国の作家さんに関する話によく出てきます。
 
 たとえば作家と出版社や映画会社などとの間で、
 作品の著作権について作家にかわって交渉する代理人のことですね。

 昨今では、プロ野球の世界でも、アメリカの大リーグに移籍する際、
 代理人という職業の人物が登場します。
 選手にとってよりよい条件を球団と交渉している、
 ああいう人みたいなものですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 「著作権エージェント」という仕事 ◆

 私の読書論

  ~ 著作権契約交渉の代理人 ~ 
 
  「著作権エージェント」が日本の作家にも必要だよね!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●「著作権エージェント」

ネットで調べますと「著作権エージェント」というのは、
「リテラリー・エージェント(Literary Agent)」
というのだそうです。

日本では海外の作家の著作を翻訳する際に、
その橋渡し役としての役割が多いようです。

翻訳作品をよく読むのですが、書名の次のページぐらいに「翻訳権所有」
といった文字が印刷されていたりします。
その翻訳権を取得するための橋渡し役となっている会社があります。
それが、日本でよく知られているところでしょうか。

しかし海外では作家さんがこのエージェントと契約して、
作品を売り込んでもらうという形なんですね。

作品を売り込むというのは、やっぱり難しいものだと思うのです。
それをかわって交渉してくれるわけで、これは心強い味方でしょう。

大きな存在になると思います。

作家さんというのは、言葉の遣い手ではあるでしょうけれど、
営業といいますか交渉となりますと、これはまた別物でしょう。

作品を作るのは得意でも、いざ売り込むというのは、
なかなか難しいものです。

筆者も本を出している友人に依頼して、
出版社の人に企画書を見てもらったことがあります。
実際に商業出版となりますと、なかなか大変です。

エージェントがいれば、という気もしましたが、
まずはエージェントの人に自分を売り込むこと自体が
大変かも知れません……。

 

 ●契約社会の欧米ではあたりまえに契約している

(以下、略)

 

 ●アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』
『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ/著 山田 蘭/訳
創元推理文庫 2019/9/28
(Amazonで見る)

2019-the-ward-is-murder2017

 

 ●作家とエージェントとの関係
 ●日本でも「著作権エージェント」が活躍する場が生まれてきた
 ●「著作権エージェント」として自分の夢を実現する

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【別冊 編集後記】

本誌では、「私の読書論-著作権エージェントについて考えてみた」と題して、「著作権エージェント」について書いています。

今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

「著作権エージェント」については、本誌本文をお読みいただくとして、こういう仕事もあって、おもしろいものだと思いました。
作家になれずに編集者や本の周辺世界で働いている人もいるように思います。
筆者もそういう一人だったわけですが、筆者にはそういう交渉ごとなどは不向きですので、できない職業の一つでしょう。

まあ、人によりけりです。
そういう職業に向いている人もいるわけで、それが社会のおもしろさでしょう。

人を助ける職業のひとつだと思います。
日本でももっと増えて欲しい職業といえるでしょう。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

 

--
※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
--

 

| | Comments (0)

2026.03.14

【最新号】楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに(2)-週刊ヒッキイ第705号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

第705号(Vol.22 no.5/No.705) 2026/3/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第705号(Vol.22 no.5/No.705) 2026/3/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左用鍵盤ハーモニカ」に再びチャレンジしてみよう、
 という企画の2回目です。

 今回は、前回の終わりに紹介しました、ネット検索で見つけました
 「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」を
 見てゆきましょう。
 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?) 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」

「レフティラボ:Lefty Labo」

《生まれつきの左利きエンジニアが運営するブログ》で、
《左利きの視点から、暮らしに役立つヒントを発信中。》。

記事の一番若い年月日が「2025.03.02」ということで、
この時期に開設されたものと推測されます。

すでに100本近く(?)の記事が掲載されています。

それぞれの記事には、
基本的に記事内容に対する参考文献等の表示はありません。
一部の事実に関しての出典が示されているだけです。
(「情報提供元」というものがあるようなのですが、不明です。
「公的機関・専門サイトなど、信頼できる外部リンク集」はあります。)

そのため記事内容に対する信頼度は、不明です。

情報の活用に関しましては、筆者の当メルマガやサイト等と同様、
読者の自己責任でお願いいたします。
(一部、文章が途中で切れている個所もありました。
 「2-3.鍵盤ハーモニカの世界と左利き対応」末尾。)

プロフィール欄より、運営者のプロフィールを紹介しておきます。

「運営者プロフィール(要約)」 2025.03.02 2025.06.25

名前 レフティラボ /利き手 生まれつきの天然左利き
学歴 工学部卒(大学名は非公開)
職業 エンジニア(研究・開発)
趣味 左利き研究、実験的ライフハック
モットー 「左利きの人生をもっと自由に、もっと楽しく」
発信対象
天然左利き、エセ左利き、左利きに興味のあるすべての人へ

《最後に一言。》として、

 《私は研究者でも専門家でもありません。
  でも、左利きとして生きてきた経験だけは、誰にも負けません。》

とあります。

しかし、生きてきた年数だけは、たぶん筆者の方が勝っている?

 ・・・

「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」 2025.05.12

2025512-lr-kenban

 

まずは前説から――

 《一般的な教育現場では右利き用の設計が主流であり、
  左利きにとっての鍵盤ハーモニカは、
  意外にもさまざまな壁に直面する楽器です。》

とあり、その壁を乗り越える、もしくは突破する方法を解説する、
という内容です。

 

(目次)
1.左利きで鍵盤ハーモニカ演奏:困ったらどうする?
1.鍵盤ハーモニカに左利き用はある?
2.左利き用ピアニカはあるのか?市販状況を調査
3.左手での演奏方法はどう工夫する?
4.長いホースで延長して快適に演奏する
5.鍵盤ハーモニカの左利き向け指導の現状
6.左利き用に改造するアイデア

2.左利きが鍵盤ハーモニカを上手に使う工夫
1.卓奏なら左利きでも問題ない?
2.右手演奏を練習するメリットとは
3.鍵盤ハーモニカの世界と左利き対応
4.自作で左利き仕様にする方法
5.左利き楽器の普及と現状
6.将来の左利き用鍵盤ハーモニカへの期待
7.左利きの鍵盤ハーモニカをめぐる現状と工夫まとめ

 

冒頭に、この記事の「ポイント」として次のことが記されています。

 《左利き用の鍵盤ハーモニカが市販されていない理由がわかる
  左利きでも快適に演奏するための工夫方法がわかる
  教育現場での左利き児童への指導の実態がわかる
  将来の左利き用鍵盤ハーモニカ開発への期待がわかる》

ということで、目次の順にそれぞれを見てゆきましょう。

基本的に、

左利きゆえに悩んでいる、現時点で
【まっただなかにいる左利きの児童の皆さん】への
現状でできる範囲の改善策のアドバイス

ということになります。

プラス「将来への期待」といいますか「願い」について書かれています。

 

 ●1-1.鍵盤ハーモニカに左利き用はある?

結論= 現実的に《柔軟な考え方を持つ》

 《現状を踏まえると、左利きだからといって特別な楽器を求める
  のではなく、既存の鍵盤ハーモニカを工夫して使う方法を考える》

 《ホースの取り回しを変えたり、右手の練習にチャレンジしたりする
  選択肢もあります。世の中には左利きであっても柔軟に対応して
  楽器を楽しんでいる人がたくさんいます》

現状肯定派といいますか、現時点では「致し方ない選択」であり、
最も賢い、常識的な判断です。

 

 ●1-2.左利き用ピアニカはあるのか?市販状況を調査

結論=《「一般的な市販品は存在しない」という結果になりました。》

そこで、《現行モデルを上手に工夫して使うこと》――
 《ホースの延長や持ち方のアレンジ、座奏スタイルの工夫など》、
 《左利きの演奏者には大切なテクニック》

 《今後、左利きユーザーの声がもっと集まれば、
  専用モデルが登場する可能性もゼロではありませんが、
  現時点では限られた環境で工夫するしかないのが現状です。》

現時点で【まっただなかにいる左利きの児童の皆さん】には、
「限られた工夫の道しかない」というのが現状だ、ということです。

 

 ●1-3.左手での演奏方法はどう工夫する?

・基本的な工夫=《ホースを長くして楽器の反対側まで回す方法》――
 《これによって左手でも自然な位置で鍵盤にアクセスできるため、
  演奏時のストレスが大きく軽減されます。》

・《座奏スタイルを工夫する方法》=
 《楽器を机の上に置き、左手で鍵盤を弾くスタイルにすることで、
  立奏時のようなホースや吹き口の煩わしさを回避できます。》

これらは、「左手での演奏を可能にする方法」ではありますが、
それで楽器そのものが「左利き用になる」わけではありません。

鍵盤の並びは、「右利き用」のままで、
ピアノを左手で弾いているのと同じ状況です。

 

・《右手のトレーニングを取り入れるという選択肢》=
 《両手のバランス感覚が身に付き、楽器演奏の幅が広がる》

 《現実的には、音楽教育の中で右手での演奏が推奨されることも多い
  ので、無理のない範囲で取り組んでみるのもよいでしょう。》

左利きといいましても、人により「偏りの度合い」が異なります。

筆者のように、
「左手でないと何もできない」(利き手における「巧みさ」の問題)、
もしくは「左手が優先してしまう」(利き手における「好み」の問題)
という人もいれば、

字を書いたり箸を使ったり、あるいはボールを投げたり、
ハサミを使ったり、といった
「一部のことは右手でもできる」という人もいます。

偏りの度合いが、「弱い左利き」もしくは「弱い右利き」の傾向を持つ
人を、筆者は「強い左利き」と「強い右利き」のあいだなので、
「中間の人」と呼んでいます。

こういう人では、多少の訓練で「右使い」ができてしまったり、
逆にいえば、「左使い」ができてしまったりします。

そういう人は、右手での演奏に取り組んでみるのもいいのでしょう。

 

 《左手で演奏するためには、環境を整えたり、ちょっとした発想の
  転換が必要になります。ただ単に不便だと感じるだけでなく、
  どうすればもっと楽しく演奏できるかを考える姿勢が、
  左利き演奏者にとってはとても大切だと言えるでしょう。》

既存の左利きの音楽家や音楽愛好者の多くは、
左利きに圧倒的に不利な環境の中で、たゆみない多大な努力と工夫で、
左利きのハンデを克服して右手使いに成功した人ではないか、
と筆者は考えています。
(その裏には、多くの敗者がいたことも事実でしょう。)

 

 ●1-4.長いホースで延長して快適に演奏する

 《左利きで鍵盤ハーモニカを演奏する際、
  ホースが利き手側にあるために非常に邪魔に感じる》問題――
 《解決する一つの有効な方法》――《ホースを長く延長する》

 《こうすれば、吹き口を左手側に回し、無理のない姿勢で演奏ができる
  ようになります。》

 《長いホースに延長することで、左利きでも自然なスタイルで快適に
  鍵盤ハーモニカを楽しめるようになります。自分に合った長さや
  取り回しを試しながら、ベストな演奏環境を整えていきましょう。》

この鍵盤ハーモニカのホースに限らず、
左側にコードがきて左手の動作の邪魔になるといった
「左利きの人の困りごとあるある」があります。
これも長くすることで回避するといったことが再三ありますよね。

 

 ●1-5.鍵盤ハーモニカの左利き向け指導の現状

現状:《日本の幼稚園や小学校で行われている鍵盤ハーモニカの指導は、
 ほぼすべて右手演奏を前提》
理由:《右利き人口が圧倒的に多い》《教育現場での効率》――
 《左利きの子どもに特化した演奏指導が行われることは非常にまれ》

 《しかし、多くの教育機関では、左利きの子どもに無理やり右手に
  矯正を強制することはありません。》
 《「本人のやりやすさを尊重する」というスタンスが一般的に》

例:幼稚園の現場《左手でピアニカを演奏しても特に問題視されない》
  小学校《楽譜の読み方やグループ演奏を揃える関係上、
   右手で演奏することが求められる場面が出てくる》

現状:《先生側も左利き児童への対応に苦慮している》
 一部の先生《演奏スタイルに柔軟に対応しながら指導しており、
  「演奏できる楽しさを優先する」という考え方を大切にしています。
 その一方で、右手演奏を促す理由として、
  将来ピアノ演奏につなげやすくするためという目的もあります。》

 《ただ単に「右手で弾けるようにする」ことをゴールにせず、
  左利きの子が無理なく楽器に親しめるような環境づくりが
  求められています。
  これには、指導者自身が左利きの特性や演奏上の難しさを理解し、
  柔軟な指導方法を取り入れる努力が必要です。
  いずれにしても、今後さらに個々の特性に寄り添った指導体制が
  広がっていくことが期待されています。》

昔は、左利きのみならず、何ごとにおいても授業についてこれない子は、
「切り捨て御免」でした。
今では、そういうやり方は否定され、左利きの子への対応も
進んできました。
左手書きの研究などの論文も多数ありますし、
各教科の授業でも左利きの子向けの教え方や、
諸道具の扱い方などを解説したビデオなども多数存在します。

左利き対応が当たり前になりつつある現状で、
唯一といっていいほど遅れている分野が、音楽、楽器の世界でしょう。
たとえ全体から見れば一部であっても、
音楽を楽しめない子が出てくるのが現状です。

指導態勢が重要なことはもちろんですが、
根本的には、それを許す道具がないことが問題です。

 

 ●1-6.左利き用に改造するアイデア

左利き用がないのなら、作ればいい、というわけで、
既存製品を改造するという方法を紹介しています。

《改造は自己責任になりますが、
 工夫次第で左利き仕様に近づけることは可能です。》

というのですが……。

・代表的な改造方法:《「吹き口の位置を変更する」》――
 右側にある吹き口を《左側に取り付け直すアイデア》
 《ある程度の工作技術が必要》

・次:《卓奏(机に置いて演奏するスタイル)に特化してホースを延長し、
  左側にホースを引き回す方法》
 《この工夫だけでも、左手で鍵盤を自然に操作しやすくなります。
  演奏時にホースが邪魔にならないよう、軽く固定することで
  さらに快適なプレイが可能になります。》

・上級者向け改造:《内部のリード構造を調整して、鍵盤の配置自体を
  左右逆にするという方法も理論上は考えられます。しかし、これは
  非常に難易度が高く、楽器の耐久性や音程バランスに大きな影響を
  及ぼすため、専門知識と高い工作精度が求められます。》

二番目の卓奏専用にホースを延長する方法以外は、
素人には難しい改造でしょう。

 《どの方法もリスクを伴うため、慎重な判断が必要です。もし市販品に
  満足できない場合でも、改造を急ぐのではなく、まずはホースの
  取り回しや演奏スタイルの工夫から始めることをおすすめします。》

これが一番確かな現実的な対応です。

 ・・・

これで、前半が終了です。
後半は、「左利きが鍵盤ハーモニカを上手に使う工夫」です。
これは、また次回に紹介しましょう。

 

 ●筆者から一言

これからの時代は、多様性の時代と言われ、
社会的少数派や弱者の権利が容認されるようになってきました。

鍵盤ハーモニカは、教育現場で一律に扱われる楽器となっています。
それだけに単なる趣味の楽器や職業的な専門家の楽器ではなく、
「誰もが自然なかたちで利用できる楽器でなければいけない」、
と思います。

そのためには、右利き用だけでなく左利き用も必要です。
人間は右手(右腕)と左手(左腕)の二つしかありません。
それぞれ、「右用と左用の二種類」を作ればいいだけのことです。

それぞれに数量差があるのは事実ですが、
「左右全体で一つのもの」という設定で考えてゆけば、
コストの問題なども、ユニバーサル・サービスで克服できます。

技術的に難しいとか、いろいろな制約があるとしましても、
人間の作るものである限り、克服できます。
要は、やる気があるかどうか、の問題です。

左利きの人たちが必要性を説いてゆけば、
右利きの人のあいだにも自ずと理解する人たちが増えてゆき、
社会を動かすことができます。

この「レフティラボ」の運営者さんも書いているとおりです。
今すぐ製品を提供することは無理でも、今からすぐに取り組めば、
ほんの近い将来、実現させることはできます。

がんばりましょう!

 

*参照:
・鍵盤ハーモニカを知るための本――『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)著 春秋社 2023-4-14
(Amazonで見る)

230821kenban


260207-mxn32g
(画像:鈴木楽器の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」MXN-32G)


230902yamahap32e
(画像:ヤマハ楽器の鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」P-32E) 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」と題して、今回は全紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.3.7
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに(2)-週刊ヒッキイ第705号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

--
※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
--

| | Comments (0)

2026.03.07

【最新号】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」

 

------------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年2月28日号(vol.19 no.4/No.406)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 昨年6月以来の「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」36回目です。
 前回で「陶淵明」編が終了、今回からはまた新たなスタートです。

 今まで同様、平凡社の江原正士、宇野直人/著の『漢詩を読む』の
 シリーズ本の第二巻
 『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 を参考にすすめていきます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 貴族文化の最後の光 ◆

 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)

  ~ 山水詩の祖・謝霊運 ~ 
 
  「石門岩上宿」「七里瀬」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

今回の参考文献――

『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/11/26
「一、元嘉期の詩人たち」より
(Amazonで見る)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』

260228-kansi2

 

 ●謝霊運という人

前説にも書きましたように、今回も
『漢詩を読む 2 謝霊運から李白、杜甫へ』を参考に、
読み進めていきます。

第二巻は、南北朝から唐代前半期までを扱います。

「貴族文化の時代」といわれた南朝の四王朝(宋・斉・梁・陳)のころ
は、貴族と軍閥の対立と抗争、王朝の交替が相次ぎ、不穏な時代でした。
そんな時代を象徴するように生きた詩人が、最初に登場する謝霊運です。

謝霊運は、名門貴族の出身でプライドも高く、権力への野望の強い人で、
異民族に支配されていた北中国を取り返すという理想を抱いていたが、
前王朝の関係者だったため冷遇され、政治には携われなかった。
その代償として、自然の中に逃げ遊んだ人、だそうです。

老荘思想の流行とともに仙人に憧れる風潮が生まれ、
「招隠詩」「遊仙詩」「玄言詩」が登場。
「山水詩」は、詩の中で思想を語る「玄言詩」の流れをくんで、
単に自然の美しい眺めだけでなく、思想的な内容も入っている。

ただし宇野さんに言わせますと、謝霊運の場合、
そのミックスの仕方がうまくいかなかった、という印象があるそうです。

 《山水詩というのは、山の中や舟旅の途中できれいな景色をよく観察
  し、美しく詠み込むものです。(略)彼はそれに加えて、山水から
  触発された感情をも盛り込みました。ところが彼の山水詩を読んで
  いると、叙景の美しい部分と、それにつづく感情表現とがいかにも
  水と油のような、溶け合っていない印象を受けるんです。「景」と
  「情」が調和しない、それが彼の山水詩の一つの特徴だと思います。》
    pp.15-16

 

 

 ●謝霊運「石門岩上宿」

最初に紹介する謝霊運の「石門岩上宿」は、
《自然を見る観察眼の鋭さ、デリケートさに注目したい》、
《表現の特色や感性がよく表れた例》p.16

 ・・・

 石門岩上宿 石門(せきもん)の岩上(がんじよう)に宿(しゆく)す
 謝霊運

朝搴苑中蘭 朝(あした)に苑中(えんちゆう)で蘭(らん)を搴(と)り
畏彼霜下歇 彼(か)の 霜下(そうか)に歇(つく)るを畏(おそ)る
瞑還雲際宿 瞑(くれ)に雲際(うんさい)の宿(やど)に還(かへ)り
弄此石上月 此(こ)の石上(せきじよう)の月(つき)を弄(ろう)す

 

 私はこの別荘で、朝には花園の蘭の花をとる
 それらの花が秋の霜のためにしぼんでしまうことを心配しながら
 夕方には空の雲に届きそうな山の別荘に帰り
  庭の岩の上を照らす月の光を眺めて楽しむ

鳥鳴識夜棲 鳥(とり)鳴(な)いて 夜(よる)棲(す)むを識(し)り
木落知風発 木(き)落(お)ちて 風(かぜ)の発(おこ)るを知(し)る
異音同至聴 異音(いおん) 同(おな)じく至聴(しちよう)
殊響倶清越 殊響(しゆきよう) 倶(とも)に清越(せいえつ)なり

 鳴き声がするので、鳥たちがねぐらに帰ったのがわかる
 木の葉が落ちる音で、風が吹き始めたのがわかる
 昼間は気づかないような珍しい音はどれもこの上なく心地よく
 素晴らしい響きはみな清々しくよく通る

妙物莫為賞 妙物(みようぶつ)も為(ため)に賞(しよう)する莫(な)し
芳醑誰与伐 芳醑(ほうしよ) 誰(た)が与(ため)に伐(ほこ)らん
美人竟不来 美人(びじん) 竟(つい)に来(きた)らず
陽阿徒晞髪 陽阿(ようあ)に徒(いたづ)らに
         髪(かみ)を晞(かわ)かすのみ

 このような素晴らしい景物も、それをじっくり味わうことができない
 ここにある旨い酒も、誰に対してほめたたえればいいのか
 親友はとうとう来なかった
 だから私は山の南側のくぼみで、
  むなしく洗った髪を乾かすばかりである

 

「石門」は、別荘のある山の名。
“花鳥風月”の趣。
一句(朝に~畏る)と二句(瞑に~弄す)で対句に、
対句を多く用いるのも当時の好みで、謝霊運の詩には多い。
第三段で感情表現に移る。
「美人」は男女どちらも指す場合があるが、ここでは“親友”の意味。

 《最後は謎めいていますが、洗い髪を乾かすのは『楚辞』にある表現を
  踏まえた、友を待つことの常套的な表現です(「汝と咸池に沐し/
  汝が髪を陽阿に晞かさん/美人を望めども未だ来らず/風に臨んで 
  怳(こつ)として浩歌す」=「九歌―少司命」)。》p.18

 

 ●謝霊運「七里瀬」

次の「七里瀬」は、典型的な山水詩のスタイルを取った一編。

 ・・・

 七里瀬 七里瀬(しちりらい) 謝霊運

羈心積秋晨 羈心(きしん) 秋晨(しゅうしん)に積(つも)り
晨積展遊眺 晨積(しんせき) 遊眺(ゆうちよう)に展(の)ばさんとす
孤客傷逝湍 孤客(こかく) 逝湍(せいたん)に傷(いた)み
徒旅苦奔峭 徒旅(とりよ) 奔峭(ほんしょう)に苦(くる)しむ

 旅の楽しみは秋の朝、ひときわ重苦しく募る
 朝からの心の重さは、美しい景色を見て晴らしたい
 しかし孤独な旅人の私は早瀬を見ても心を痛め、
 むなしい旅の中、
  崩れたりそびえたりしている岸のようすにも悩まされてしまう

石浅水潺湲 石(いし)浅(あさ)くして 水(みづ) 潺湲(せんかん)
日落山照曜 日(ひ)落(おち)て 山(やま) 照曜(しようよう)
荒林紛沃若 荒林(こうりん) 紛(ふん)として沃若(よくじやく)たり
哀禽相叫嘯 哀禽(あいきん) 相(あひ)叫嘯(きようしよう)す

 やがて川底の石が浅く見え、水がせせらぐあたりまで来る
 日は沈もうとして、山々はあかく照らされている
 荒れた森も夕日にさまざまに彩られて艶めき、
 悲しい声で鳴く鳥たちがお互いに呼び合うのが聞こえる
 
遭物悼遷斥 物(もの)に遭(あ)うて遷斥(せんせき)を悼(いた)むも
存期得要妙 期(き)を存(そん)して要妙(ようみよう)を得(え)ん
既秉上皇心 既(すで)に上皇(じようこう)の心(こころ)を秉(と)れば
豈屑末代誚 豈(あに) 
         末代(まつだい)の誚(そし)りを屑(かへり)みんや

 こうしたさまざまな景物をみていると左遷された自分が憐れになるが、
 将来に期待する心をしっかり保ち、
 自然の法則の大切な本質を我が物としたいものだ
 そういう自然万物をつかさどる天帝のお心を理解したからには、
 どうしてつまらない今の世の中から非難されることを気にするものか

目睹厳子瀬 目(まなこ)に厳子(げんし)の瀬(らい)を睹(み)て
想属任公釣 想(おも)ひは任公(じんこう)の釣(ちょう)に
         属(しよく)す
誰謂古今殊 誰(たれ)か謂(い)はん 古今(ここん)殊(こと)なりと
異代可同調 代(よ)を異(こと)にするも
         調(ちよう)を同(おな)じうす可(べ)し

 私の思いはさらに、いにしえの厳光が釣りをした早瀬、
 そして任公の釣りの物語へと移ってゆく
 昔の人々と今の自分が違うなどと、誰が言うものか
 時代が異なっても、
  生き方の基本についての考え方を合わせることは出来る筈だ

 ・・・

彼の特徴が顕著に出ている詩とされているが、
カタイ表現で語句が難しく、造語が多い。
硬いのは貴族文学の特徴で、陶淵明の詩がなじみやすいのは例外で、
陶淵明は当時は評価されなかった。
評価されるようになったのは、唐代に入ってから。
一方、謝霊運はカリスマ性のある人で、大好評を受けていた。
彼の屋敷や別荘に出入りできるのは光栄なことだった。
彼は後の李白のようで、境遇も似ていて、世直しをしたいと願いながら、
詩文の才能しか見てもらえなかった、といいます。

彼の性格から一度左遷され、その旅の途中で作った詩。

第三段で突然心境の表現に。

 《“左遷された風雨に負けず、自然の法則と一体になって生きる努力を
  しよう”、と、少し老荘思想の影響が入って来ます。》p.21

俗世を去って隠居した立派な人たちを思い出して、自分もがんばろう、
と。

 《前半四句が景物の描写、後半四句が心境の表現ですが、
  その移り変わりがどうも唐突で、景と情とが渾然一体となっている
  ように見えない。これが彼の山水詩の大きな特色です。》

宇野さんの見方では、謝霊運は本心の部分で、
陶淵明とは違って隠遁願望をなかった、この詩はポーズなんでしょう、
といいます。

筆者にはこのへんの難しいところはわかりませんが、
古典を引用したりして、非常に知識や教養を前面に出しています。
こういうところも当時の好みの反映だそうです。
そういう貴族文化を代表する一人なのかも知れません。

宇野さんは、この時代は「夕映えの時代」だといいます。

 《宋王朝の軍事政権下、名門貴族の出身である謝霊運は、
  貴族文化がだんだん下り坂になってゆく中で最後の光を輝かせた
  ことになります。》p.23

 ・・・

次回ももう一回、謝霊運の詩を紹介します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.2.28
【編集後記】中国の古典編―漢詩を読んでみよう(36)山水詩の祖・謝霊運-楽しい読書406号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

 

--
※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
--

 

| | Comments (0)

【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに(2)-週刊ヒッキイ第705号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第705号(Vol.22 no.5/No.705) 2026/3/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第705号(Vol.22 no.5/No.705) 2026/3/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「左用鍵盤ハーモニカ」に再びチャレンジしてみよう、
 という企画の2回目です。

 今回は、前回の終わりに紹介しました、ネット検索で見つけました
 「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」を
 見てゆきましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?) 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」

「レフティラボ:Lefty Labo」

《生まれつきの左利きエンジニアが運営するブログ》で、
《左利きの視点から、暮らしに役立つヒントを発信中。》。

記事の一番若い年月日が「2025.03.02」ということで、
この時期に開設されたものと推測されます。

すでに100本近く(?)の記事が掲載されています。

それぞれの記事には、
基本的に記事内容に対する参考文献等の表示はありません。
一部の事実に関しての出典が示されているだけです。
(「情報提供元」というものがあるようなのですが、不明です。
「公的機関・専門サイトなど、信頼できる外部リンク集」はあります。)

そのため記事内容に対する信頼度は、不明です。

情報の活用に関しましては、筆者の当メルマガやサイト等と同様、
読者の自己責任でお願いいたします。
(一部、文章が途中で切れている個所もありました。
 「2-3.鍵盤ハーモニカの世界と左利き対応」末尾。)

プロフィール欄より、運営者のプロフィールを紹介しておきます。

「運営者プロフィール(要約)」 2025.03.02 2025.06.25

名前 レフティラボ /利き手 生まれつきの天然左利き
学歴 工学部卒(大学名は非公開)
職業 エンジニア(研究・開発)
趣味 左利き研究、実験的ライフハック
モットー 「左利きの人生をもっと自由に、もっと楽しく」
発信対象
天然左利き、エセ左利き、左利きに興味のあるすべての人へ

《最後に一言。》として、

 《私は研究者でも専門家でもありません。
  でも、左利きとして生きてきた経験だけは、誰にも負けません。》

とあります。

しかし、生きてきた年数だけは、たぶん筆者の方が勝っている?

 ・・・

「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」 2025.05.12
2025512-lr-kenban

 

まずは前説から――

 《一般的な教育現場では右利き用の設計が主流であり、
  左利きにとっての鍵盤ハーモニカは、
  意外にもさまざまな壁に直面する楽器です。》

とあり、その壁を乗り越える、もしくは突破する方法を解説する、
という内容です。

 

(目次)
1.左利きで鍵盤ハーモニカ演奏:困ったらどうする?
1.鍵盤ハーモニカに左利き用はある?
2.左利き用ピアニカはあるのか?市販状況を調査
3.左手での演奏方法はどう工夫する?
4.長いホースで延長して快適に演奏する
5.鍵盤ハーモニカの左利き向け指導の現状
6.左利き用に改造するアイデア

2.左利きが鍵盤ハーモニカを上手に使う工夫
1.卓奏なら左利きでも問題ない?
2.右手演奏を練習するメリットとは
3.鍵盤ハーモニカの世界と左利き対応
4.自作で左利き仕様にする方法
5.左利き楽器の普及と現状
6.将来の左利き用鍵盤ハーモニカへの期待
7.左利きの鍵盤ハーモニカをめぐる現状と工夫まとめ

 

冒頭に、この記事の「ポイント」として次のことが記されています。

 《左利き用の鍵盤ハーモニカが市販されていない理由がわかる
  左利きでも快適に演奏するための工夫方法がわかる
  教育現場での左利き児童への指導の実態がわかる
  将来の左利き用鍵盤ハーモニカ開発への期待がわかる》

ということで、目次の順にそれぞれを見てゆきましょう。

基本的に、

左利きゆえに悩んでいる、現時点で
【まっただなかにいる左利きの児童の皆さん】への
現状でできる範囲の改善策のアドバイス

ということになります。

プラス「将来への期待」といいますか「願い」について書かれています。、

(以下、略)

 

 ●1-1.鍵盤ハーモニカに左利き用はある?
 ●1-2.左利き用ピアニカはあるのか?市販状況を調査
 ●1-3.左手での演奏方法はどう工夫する?
 ●1-4.長いホースで延長して快適に演奏する
 ●1-5.鍵盤ハーモニカの左利き向け指導の現状
 ●1-6.左利き用に改造するアイデア
 ●筆者から一言

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(38)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(2)」と題して、「レフティラボ:Lefty Labo」の「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」(https://leftylabo-matome.com/lefty-melodica/、2025.05.12)という記事の前半部分を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

メルマガ本文中にも書いていますが、参考文献等の記載はありません。
ご自身の経験に基づく(だれかから教わった、も含めて)記事なのか、あるいはネット上の情報を集めたものなのか、詳しいところはわかりません。
よく調べてあるという印象はありますので、メルマガで紹介しています。
活用に関しては、筆者のメルマガやブログ等と同じく自己責任でお願い致します。、

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

--

| | Comments (0)

« February 2026 | Main | April 2026 »