【最新号】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談(2)―左利き人生72年-研究家36年
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【最新号】
第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」
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ついに700号突破し、年頭の701号に続き702号です!
(あたりまえ! 次号はきっと703号でしょう! なんてね!!)
さてさて今回も手抜きの放談です。
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創刊700号突破記念放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年
~ 人生の第三段階への一年目 ~
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●左利きライフ研究・左利き活動36年
今年は午年で、筆者の年、なんと72歳になります。
左利きライフ研究・左利き活動を始めたのが36歳の時なので、
なんと人生の半分に達しました。
これからは一年一年【左利きライフ研究家】の人生のほうが長くなる――
と思われます。
そこでまたちょっと過去を振り返ってみましょう。
●左利き人生の転機
大きな転機といえるのは、以下の4点ぐらいでしょうか。
(左利き人生の転機)
1.1960(昭和30)年4月(小学校入学時)
担任の先生による左利き“公認”
2.1979(昭和54)年 生まれて初めて読んだ左利き本、
箱崎総一/著『左利きの秘密』との出会い
(左利き活動の転機)
3.1990(平成2)年12月、“世界初左手用カメラ”
「京セラSAMURAI サムライZ2-L(廉価版)」との出会い
4.2004(平成16)年1月、
HP『左利きを考える レフティやすおの左組通信』開設
以上、大きく分けてこれらの転機がありました。
それぞれについて説明しておきましょう。
●(左利き人生の転機)1.
1.1960(昭和30)年4月、小学校入学時、担任の先生による
左利き公認
――1954(昭和29)年生まれで、主に昭和30年代が
私の子供時代に重なります。
この時代は、まだまだ左利きは認められていない時代で
(かなり言葉を選ばないと書けないのですが)、
とにかく全否定されかねない時代であったともいえます。
極言すれば、左利きは普通ではない存在で、
一種の「障害者」のような扱いでした。
それが嫌なら、右使いになれ、という感じですね。
少なくとも、箸使いや字を書くことぐらいは、というところです。
筆者は言い換えをすすめていますが、
世間的にはまだ「左利きの子に右使いを薦めること」を指して、
「矯正」と呼ぶ場合があります。
「矯正」とは以下の引用文にもありますように、本来の意味は、
「欠点を直し、正しくする」という意味で、例としては、たとえば
近眼や老眼の場合に眼鏡による「視力の矯正」、
歯並びを調える「歯列矯正」等々があります。
《きき手を変えることは、普通きき手の矯正といわれる。
矯正という語の意味を広辞苑で調べると、
「欠点を直し、正しくすること」とある。
つまり、この矯正という言葉を使ってきき手の問題を話すときには、
すでに左ききはよくないもの正しくないもので、左ききは欠点である
という考え方が前提となっている。
単に左手の使用を右手使用に変更するという意味だけではない
のである。》
『左ききの神経心理学』八田武志(医歯薬出版)
「第7章 きき手の変更/2 きき手を変える理由」より
(Amazonで見る)
筆者は、遺伝性(父と姉が左利き)の「強い左利き」で「直らない」
まま、小学校に上がる時期となりました。。
幸い、小学校入学時、母親が担任の先生に相談したところ、
「左利きは左利きのままでよい」と、左利きが公認されました。
後に知ったことですが、当時としては進歩的な先生といいますか、
学校全体がそういう考えで、これはまだめずらしかったようです。
そういう状況で、家でも学校でも左利きは公認でしたので、
のびのびと暮らしていたように思います。
とはいえ、世の中自体はそう甘くはなく、子供たちはむごいもので
分からないままにおとなの口真似をしているのか「ぎっちょぎっちょ」と
はやし立てたり、おとなはおとなで色々といってきたものでした。
一番辛かったのは、小4ぐらいの頃の話です。
おばあちゃんのお葬式か何かの席で、
先に小さな子供たちだけ食事したときのことでした。
一人だけ筆者の知らないおとなのおじさんがいて、
「左利きは頭がおかしい」といった意味のことをいったわけです。
その場にいた左利きは筆者だけ。
筆者も他の子供たちもなにもいえずにいました。
なにしろ当時は今ほど子供がおとなに自由にものをいえる時代では
ありませんでしたから。
筆者は気が弱い方でしたし、世間が左利きをよく思っていないことも
知っていましたし、自分自身コンプレックスを感じていました。
見透かされていたともいえそうです。
*参照:【左利きライフ研究家のできるまで】
*2012.6.11
【左利きライフ研究家レフティやすおのできるまで】第1回
(右利きにあらずんば…/<※>【「左利き(利き手)の矯正」について】)
*2012.6.19
幼少時の記憶から【左利きライフ研究家のできるまで】第2回
(昭和30年代の時代風潮/秋山孝『左手のことば』から/
左手人差し指のやいとの痕)
*2012.7.5
利腕を骨折しても…【左利きライフ研究家のできるまで】第3回
(利腕を骨折しても…/簡単に「矯正」できると言うけれど…/
才能と能力/利き手テストによる分布図/右岸と左岸との間に架かる
橋の上に立つ人/左右の手の筋運動測定による判別/左利きの度合い)
*2012.11.22
左利きの意識とハサミの話【左利きライフ研究家のできるまで】第4回
(左利きの意識/ハサミは右手用・左手用の二種類/右手用と左手用の
ハサミの構造)
*参照:「矯正」という言葉について
2004.4.2
「(左利きの)矯正」を死語にしよう 2004.4.7
再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう
●(左利き人生の転機)2.
2.1979(昭和54)年 箱崎総一/著『左利きの秘密』との出会い
――左利きがまちがっているのではなく、左利きを受け入れない社会の
ほうがまちがっているのだ、と教えられる。
高校生時代に箱崎先生の主宰する「左利き友の会」設立のニュースを
新聞で知り、入会したかったが恥ずかしくできなかったものでした。
親が小学校入学時以降左利きで自由に暮らさせてくれていたのに、
実は大きなコンプレックスを抱えているのだという事実を知らせたく
なかったのです(御理解いただけるでしょうか、この心理を)。
この本からその後も色々と学び続けました。大切な教科書です。
『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房 マンボウブックス
(Amazonで見る)
●(左利き活動の転機)3.
3.1990(平成2)年12月、“世界初左手用カメラ”「京セラSAMURAI
サムライZ2-L(廉価版)」との出会い
――カメラ屋さんで初めて手にした瞬間から、見事に身体にフィット!
まさに自分のために作られたカメラ、という感じでした。
人は自分の身体にあった道具や機会を使うことで持てる能力を最大に
発揮できるのだと知らされました。
すなわち、左利きの人は左利き用の道具や機械を使うべきだ、
実際に右利きの人は右利き用を使っているではないか、と。
かくして周辺の左利き仲間に向けてはがき大の連絡紙『左組通信』を
出して、左利き用品の紹介を行い、これが左利き活動の始まりでした。
●(左利き活動の転機)4.
4.2004(平成16)年1月、HP『左利きを考える 左組通信』開設
――前年12月24日に始めたブログ『レフティやすおのお茶でっせ』
(現『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶
でっせ)』)とともに、主に左利きの情報を発信する場として開設した。
2001年に入ってからパソコンを始め、ネットで左利きサイトが
多数存在することを知り、自分も仲間入りしようと。
その後、あれほどあった左利きサイトは次々と消滅してゆきました。
『左利き友の会』のときもあった卒業現象(いわゆる「喉元過ぎたら
熱さを忘れる」式の悩みが解決したら、ハイそれまでよ式の人が少なく
ない、ということでしょうか。)と、もう一つは、情熱が続かない、
ということでしょうか。
私のような、魂のそこから悩み、その解決のために苦悩しながら生きて
いるような人間は、そう簡単には逃れられないのですが、
一般的なレベルの悩みであれば、他に何かもっと重大な悩みが登場する
なりすれば、置き換えられてしまうということもあります。
あるいは、単純に仕事や生活が忙しくなり、手が回らなくなる、という
こともあるでしょう。
なんにせよ、筆者から見ますと、残念としかいえません。
ネットの世界に希望の灯を見つけたあの頃のことは、
今思ってみて、楽しみな時代でした。
●小さな節目
以上で、大きな節目・転機の紹介は終わりました。
小さなものとしては、
1991年3月の『モノマガジン』左利き特集号との出会い(その後の
左利き活動をすすめる上での教科書の一つとなった)。
他に筆者の活動としましては――
・1994年10月、
『モノ・マガジン』1994年11月2日号「左利き生活向上委員会」に
筆者の紙の時代の季刊誌『LL』が紹介されました。
・1995年6月、イギリスのレフトハンダーズ・クラブから、三ヶ月に
一度の会報“The Left-Hander”No.20が届き、筆者の紙野路痔の季刊誌
『LL』と筆者の会「左組」が紹介されました。
以前から定期的に簡単な英文の説明を付けて『LL』を送っていたのです。
このニュースは『LL5』「1995(平成7)年 夏号」で紹介。
・2007年12月6日に東京近辺で配布されました、
リクルートのフリーマガジン『R25』2007年12月6日号(no.170)に、
左利き記事「ランキンレビュー/右利きが左利きより多いのはなぜ?」が
掲載され、筆者の今は亡きHP『左組通信』から<左利きプチ・
アンケート>第2回「左利きで困ったこと」が紹介されました。
ついでに私の左利きに関するコメント↓も。
(「右利きの人は、利き手に関して恵まれた環境で暮らしています。
私は、左利きの人も同様に自分らしい生き方ができるように、
メルマガなどを通じてご理解を求めるべく努力しています。
よろしくご協力を!」)
・2009年2月、二度目の『モノマガジン』左利き特集号である、
『モノ・マガジン』2009年2月2日号「左利きグッズ大図鑑」に、
筆者のブログ『レフティやすおのお茶でっせ』(現『左利きライフ研究家
(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』)が紹介されました。
・2009年3月6日 日経の親野智可等先生のサイトのコラム第45回
「左利きを直す必要はない」の文末で、菊屋さんのサイトと筆者のブログ
『レフティやすおのお茶でっせ』が紹介されました。
HOME >> コラム >> 親野智可等氏 >> 第45回
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/da/45/index5.html
--
第45回 左利きを直す必要はない
下記のようなサイトが参考になるので、よかったらご覧いただきたい。
★ 左利き用文具・生活用品販売の菊屋浦上商事
★ レフティやすおのお茶でっせ
--
・2009年4月、東京書籍から出版されました、左利きの子供のための
生活支援のガイド本『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
(ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍)の巻末資料の作成に
協力させていただきました。
著者のローレン・ミルソムさんは、イギリスの有名な左利き用品専門店
“ANYTHING LEFT-HANDED”の店主の一人で、ご自身左利きであり、
左利きの子を持つ母親でもある、という人物です。
*参照:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009/4/28
(Amazonで見る)
・・・
以上、今回は、この程度でご勘弁を!
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本誌では、「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」と題して、今回は全紹介です。
【別冊 編集後記】は、↓から
2026.1.17
【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談(2)―左利き人生72年-36年
・・・
弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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