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2024.01.31

私の読書論180-私の年間ベスト3・2023年〈フィクション系〉(前)総リスト&再読編-楽しい読書359号

 古典から始める レフティやすおの楽しい読書【別冊 編集後記】

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2024(令和5)年1月31日号(No.359)「私の読書論180-私の年間ベスト3・
2023年〈フィクション系〉(前編)総リスト&再読編 」

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2024(令和5)年1月31日号(No.359)「私の読書論180-私の年間ベスト3・
2023年〈フィクション系〉(前編)総リスト&再読編 」
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 「私の年間ベスト3・2023年フィクション系(前編)」です。

 <フィクション系>は、文字通りフィクション、
 小説等の創作物を指します。

 まずは、「再読編」から。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - 昔の感覚に間違いはなかった!? -

  ~ 私の年間ベスト3・2023フィクション系(前編) ~

  2023年フィクション系ほぼ全書名紹介&<再読編ベスト3>候補作
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●傾向と分類

2023年は、冊数が40冊程度でした。
うち約半数の20冊が再読ものでした。
これは昨年と同数となります。

そこで今年も、<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて
紹介してみましょう。

 ・・・

例年のように簡単に分類してみましょう。

(1)メルマガ用のお勉強の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 ●(1)メルマガ用のお勉強の本

・[再]『雨月物語』上田秋成/長島弘明 校注 岩波文庫 2018/2/17

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2023(令和5)年6月30日号(No.345)
「私の読書論172- 2023年岩波文庫フェア「名著・名作再発見!
 小さな一冊をたのしもう」から 上田秋成『雨月物語』「蛇性の婬」」
『レフティやすおのお茶でっせ』2023.6.30
私の読書論172-2023年岩波文庫フェアから上田秋成『雨月物語』
「蛇性の婬」-楽しい読書345号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-ec8330.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/417d68371321fb4e635a0fa83166e4d2

 

・[再]『時をかける少女』筒井 康隆 角川文庫 新装版 2006/5/25

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・(再)『カドカワ フィルム ストーリー 時をかける少女』筒井康隆原作
大林宣彦監督作品 角川文庫 1984(昭和59年)/11/1

・(再)『タイム・トラベラー』石山透 大和書房 1984/2/1

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――1972年、NHKドラマ『タイム・トラベラー』全6話、と
 続編『続・タイム・トラベラー 』全5話のシナリオ集。巻末に
 「NHK少年ドラマシリーズ放送作品リスト」、主題歌楽譜を収録。

2023(令和5)年7月31日号(No.347)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・
筒井康隆『時をかける少女』わが青春の思い出の一冊」
2023.7.31
[新潮・角川・集英社]
<夏の文庫>フェア2023から(2)角川文庫・筒井康隆『時をかける少女』
-楽しい読書347号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-ea808e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/51993cafbd23c48808fba514944ef122

タイム・トラベラー』復刊ドットコム 新装版 2016/12/13 

 

・(再)東野圭吾『白夜行』集英社文庫 2002/5/25

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2023(令和5)年8月31日号(No.349)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(3)集英社文庫・
 東野圭吾『白夜行』青春の思い出も背景に散りばめられた一冊」
2023.8.31
[新潮・角川・集英社]
<夏の文庫>フェア2023から(3)集英社文庫・東野圭吾『白夜行』-楽しい読書349号
17:36 2023/08/23
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/08/post-68005b.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/a591675405b6e87c3e89a1653c2d3316

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

・(再)『親友(パル)・ジョーイ』ジョン・オハラ 田中小実昌訳
 講談社文庫 1977
――戦前のアメリカの風俗小説、表題の連作短編とその他の短編集。
表題作はペンフレンドに送る近況報告の手紙の形式で、
昔『ミステリ・マガジン』でそれぞれの短編として紹介されていた。
当時は面白い小説として読んだが、今回読んでみると、昔ほどの魅力は
感じず、まあまあ、というところか。私の主人公に対する見方が変わり、
真実の姿を理解できるようになった、というところでしょうか。

・[再]『少女地獄』夢野久作 角川文庫 1976
――同じく戦前の日本の小説短編集。

(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
特になし。

 

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

【新井素子】
・(再)『あたしの中の……』集英社コバルトシリーズ 1981
・(再)『グリーンレクイエム』講談社文庫 1983
・(再)『ひとめあなたに……』双葉ノベルズ 1981
・(再)『扉を開けて』CBSソニー出版 1982
・(再)『ラビリンス<迷宮>』トクマ・ノベルズ 1984
・[再]『いつか猫になる日まで グリーン・レクイエム』日下三蔵編
柏書房<新井素子SF・ファンタジー コレクション1> 2019
・[再]『扉を開けて 二分割幽霊綺談』日下三蔵編
柏書房<新井素子SF・ファンタジー コレクション2> 2019
・[再]『ラビリンス<迷宮> ディアナ・ディア・ディアス』日下三蔵編
柏書房<新井素子SF・ファンタジー コレクション3> 2019
――『あたしの中の……』は、記念すべきデビュー作。
『扉を開けて』『ラビリンス<迷宮>』は、異世界ものの女性が主人公の
ヒロイック・ファンタジー。『ひとめあなたに……』は地球最後の日もの。
柏書房版は、今や多くが絶版・品切れとなった初期新井作品の名作を
資料とともに復刊するもの。

<海洋冒険もの>
【セシル・スコット・フォレスター】
・(再)『スペイン要塞を撃滅せよ』ハヤカワ文庫NV 1973
・(再)『トルコ沖の砲煙』ハヤカワ文庫NV 1974
・(再)『パナマの死闘』ハヤカワ文庫NV 1974
――以上、帆船時代の英国海軍の<海の男ホーンブロワー・シリーズ>。

最初に書かれた『パナマの死闘』が好評で海軍士官候補生時代から出世
してゆく過程が順次シリーズ化されたという人気シリーズ。
人間的な弱みを持つスーパー・ヒーローでないところが、海外で人気の
シリーズというのも理解できます。なかなかのエンタメ作品。 

(再)『女王陛下のユリシーズ号』アリステア・マクリーン 村上博基訳
 ハヤカワ文庫NV 1972
――第二次大戦中のドイツ海軍と連合国側の輸送船団の護衛艦、
イギリス海軍ユリシーズ号との激闘。

 

<その他の冒険もの>
(再)『大洞窟』クリストファー・ハイド 田中靖訳 文春文庫 1989
――日本人の地質学者が主要登場人物となる洞窟で発掘中、
地震で閉じ込められ、いかに脱出するか、というサバイバル物語。

【ディック・フランシス】
(再)『重賞』菊池光訳 ハヤカワミステリ文庫 1976
(再)『追込』菊池光訳 ハヤカワミステリ文庫 1982
――元女王陛下のお抱え障害競馬騎手だった著者が書いたことでも有名な、
<競馬スリラー・シリーズ>の中期の作品。
毎回異なるヒーローを主人公に、競馬がらみの犯罪を暴いてゆく展開で、
そのヒーロー像の造形にしびれます。イギリスでは最も有名な探偵役
シッド・ハレーを主人公にテレビドラマも制作されていました。
私の大好きな作家でした。
中期以降の作品の手持ちの文庫本が十冊程度ありますので、
もう一つと思う作品は処分しようと思い、再読を始めました。

 

<その他>
・[再]『刑罰』フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一訳
創元推理文庫 2022
――ドイツの刑事弁護士が実際に経験した事例を元に描く犯罪物語集。
この作家の著作はみな問題意識が高い作品集で、読み応えがある。
ハードカバー本の文庫化で、また読んでしまった。

(再)『怪奇と幻想 第一巻 吸血鬼と魔女』矢野浩三郎編 角川文庫 1975
――怪奇小説・恐怖小説・幻想小説のアンソロジーの第一巻。
このアンソロジー全三巻は、創元推理文庫の『怪奇小説傑作集』全五巻、
近年新版『新編 怪奇幻想の文学』が出ている、その元版のアンソロジー
などと並ぶ、名アンソロジーではなかったか、と思っています。

 

 ●<再読ベスト3>候補

以上がほぼ全再読書です。

この中から<再読ベスト3>を選ぶにあたって、
まずは候補としていくつか上げてみましょう。

新井素子作品では、以下の三作。
1.『グリーンレクイエム』――昔読んだとき同様感動の一作。
以前紹介したゼナ・ヘンダースン『果てしなき旅路』同様、
マイノリティーの悲劇を扱う悲しい作品です。
2.『ひとめあなたに』――地球はあと一週間(だったか?)で滅ぶ
という状況で人はいかに生きるのか、という重いテーマの連作短編。
以前読んだときよりも、重さを感じたという気がしました。
ちょっと気になる一作でした。
3.『ラビリンス<迷宮>』――かつて繁栄していた文明を失った人類が
新たなスタートにつくというストーリーですが、迷宮で待つ<怪物>と
いかに対応するか、生け贄にされた少女たちの戦い。

メルマガで扱った三作は、それぞれに印象に残る作品で候補作です。
4.『雨月物語』――古典中の古典で、今回取り上げた「蛇性の婬」は、
集中最長の中編といったところで、一番の名作かと思います。
5.『時をかける少女』も、表題作の中編は、青春のまぶしさを描いた
永遠にの名作という気がします。
6.『白夜行』は、三編中唯一の長編ですが、長さを感じさせない名作で、
これはゆがんだ青春の物語で興味深いノワールという感じです。

次に<冒険もの>では、
7.『女王陛下のユリシーズ号』――マクリーンの処女作で、
戦争ものの長編ですが、男たちはなんのために戦うのか、という
戦争に対する見方と人間としての生き方を考えさせる反戦文学です。
8.『大洞窟』は日本人が主人公になっている点がポイント高く。

9.『怪奇と幻想 第一巻 吸血鬼と魔女』――<怪奇もの>の
アンソロジーとしては、名作揃いの好アンソロジーです。
珍しいダシール・ハメットの怪奇小説アンソロジーの「序文」を借りて、
作品もモーパッサン「オルラ」、M・R・ジェイムズ「マグナス伯爵」、
F・マリオン・クロフォード「血は命の水だから」等々。

<海の男ホーンブロワー・シリーズ>もなかなかのエンタメで、
スーパー・ヒーローでないところが人間的で、
海外で人気のシリーズだったというのも理解できます。
海軍士官候補生時代から出世するというシリーズ。
『パナマの死闘』が差史書に書かれた作品で、これが好評で、
順次シリーズ化されたという人気シリーズ。

ディック・フランシスも大好きな作家でした。
中期以降の作品の手持ちの文庫本が十冊程度ありますので、
もう一つと思う作品は処分しようと思い、再読を始めました。

 

 ●2023年フィクション系<再読編べスト3>

さて、では、<再読編べスト3>です。
やはりむずかしいですが、メルマガで扱った三作は、
そちらで書いてきましたので、今更選ぶのもどうかと思います。

 

 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

   【2023年フィクション系<再読編べスト3>】

  (1)新井素子『グリーンレクイエム

 

  (2)アリステア・マクリーン『女王陛下のユリシーズ号
ハヤカワ文庫 NV 7 1972/1/1

 

  (3)矢野浩三郎編『怪奇と幻想 第一巻 吸血鬼と魔女』角川文庫

 

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡

 

「読む価値あり」という意味で、この辺を上げておきましょう。

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本誌では、「私の読書論179-私の年間ベスト3-2023年〈フィクション系〉(前編)総リスト&再読編」と題して、今回も全文転載紹介です。

今回は、本文中にもありますように、再読した<フィクション系>の本についてです。

もう何年も前から、蔵書を少しずつ処分しています。
今までもとにかく本箱?本棚? が二本しかないので、押し出し整理法でここからはみ出す分はその都度処分するようにしてきました。
ここんところ古本屋さんも減ってきて、近所の一軒ぐらいしかない状況で、そこがなくなれば、処分もむずかしいということになります。
今は少しずつその近所のお店に持ち込んでいます。

今までは聖域としていた青春初期の本も最近は、処分しています。
そうは言いましても早半世紀という本もあり、赤茶けて、ほとんど値の付かないようなものも多いようです。
でも、売れるうちは売って何かの足しになればと思っています。

処分のために再読をしているというところです。
聖域だった、新井素子さんの本や、冒険小説などもそういう一環の本で、昨年末に処分してしまいました。
ディック・フランシスはこれから再読を続けて選定に入ります。

残念と言えば残念ですが、いずれは処分しなければならないので、今のうちに少しずつ減量を、というところです。

といいつつも、毎年20冊程度は購入していますので、実数はなかなか減ってはいませんね。
まだ、本箱からオーバーしている本の段ボール箱が大小6個ぐらいありますから。

 ・・・

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2024.01.20

『左組通信』復活計画(27)左利き自分史年表(4)1991-1994春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』-週刊ヒッキイ第657号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

(『まぐまぐ!』: https://www.mag2.com/m/0000171874.html)

第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第657号(No.657) 2024/1/20
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]
レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)春
―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」
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 前回は、生まれて初めての左利き用品である、
 左手用カメラ「京セラSAMURAI Z-2L」を手に入れ、
 左利きは自分の身体に合った左利き用品を使うべきだ、
 と気付くまでの
 「1980-1990―左利き用品に目覚めるまで」をお送りしました。

(第一回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第651号(No.651) 2023/10/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [24]
レフティやすおの左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで」

・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.21
『左組通信』復活計画(24)左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで
-週刊ヒッキイ第651号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-ed7f5f.html

(第二回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第653号(No.653) 2023/11/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [25]
レフティやすおの左利き自分史年表(2)1972-1979―世界が間違っている」

・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.11.18
『左組通信』復活計画(25)左利き自分史年表(2)1972-1979―
世界が間違っている-週刊ヒッキイ第653号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-3f10f1.html

(第三回)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第655号(No.655) 2023/12/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [26]
レフティやすおの左利き自分史年表(3)1980-1990―
左利き用品に目覚めるまで」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.12.16
『左組通信』復活計画(26)左利き自分史年表(3)1980-1990―
左利き用品に目覚めるまで-週刊ヒッキイ第655号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-e5fe9f.html

 

 今回は、それ以後、左利き用品に目覚め、
 左利きは左利きの自分の身体に合った道具を使うべきだ、
 という考えをまわりの左利きの人たちに伝えるべく、
 紙による発信を始めた、紙の活動の時代を!

 

 <左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。

*(参照)
・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第595号(No.595) 2021/5/15
「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.5.15
私の読書論144-<左利きミステリ>その後
-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/05/post-e0ec7a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/400a7921be1d016f8bfbff350762971a

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」1900年代
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-d5c13e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/131b4f7933014dcedf057c75702ff28e

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(4)
 
  1991(平成3)-1994(平成6)春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

 

 ●「1991(平成3)-1994(平成6)春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』
  【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-4」

*(参照)――

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第602号(No.602) 2021/9/4
「創刊600号突破記念―
 私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代―その1」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2021.9.4
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(2)第二期・紙の時代1(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第602号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/09/post-57d0e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e2aaaa56a6400bcc04d24d46a47d1d03
(2)第二期・紙の時代から―その1―
 ◆ 左利き用品の総カタログ的『モノ・マガジン』左利き特集号 ◆
  『モノ・マガジン』「左利き生活向上委員会」編集部A・K氏
 ●第二期・紙の時代―左手用カメラとの出会いに始まる
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号がスゴかった!
 ●『Lefties' Lifeレフティーズ・ライフ』創刊
 ●左利き関連本あれこれ
 ●「左利き生活向上委員会」のA・K氏

・メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第650号(No.649) 2023/10/7
「創刊19年に向けて―650号記念号―
 <左利きの人の自覚――意識の覚醒>が最も重要」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2023.10.7
<左利きの人の覚醒>左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
創刊19年記念号-第650号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-158a3d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8396e0fae38c6eeab56013360f58d18e
 ●左利き活動の「初心」は?
 ●「来た、見た、買(こ)うた」
 ●左利き活動の始まりは、1990年末「世界初左手用カメラ」購入
 ●右手用のハンディカムの違和感
 ●『モノ・マガジン』左利き特集号との出会い
 ●存在を知らなければ、「存在しない」のと同じ
 ●最初はハガキサイズの「左組通信」という紙媒体
 ●左利き活動の「初心」について――もう一度
 ●始まりは左利きの人の覚醒にある

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「1991(平成3)-1994(平成6)春―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』
【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-4」

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
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1991(平成3)37歳

3/(雑誌・左利き特集号)『モノ・マガジン』1991年4月2日号
No.188「特集/左を制するものは時代を制す/左利きの商品学」ワールド・フォトプレス
――本誌『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』やブログ等で、
再三ふれている、私が左利きに目覚めるきっかけとなった左手用カメラ
「京セラSAMURAI Z2-L」始め、写真入りで多くの左利き用品の紹介や、
海外の左利き事情、左利きの人へのインタヴューなどの大特集企画。

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6/3『右利き・左利きの科学』前原勝矢 講談社ブルーバックス
 を買う。私にとって初めての左利き・利き手に関する科学解説書。

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⇒1989/6/1『右利き・左利きの科学』前原勝矢
 講談社/ブルーバックス
――出版当時、唯一手軽に手に取れる新書で、本格的な左利き・利き手の
科学解説書だった。著者の考えでは、左利きを右使いに変えることによる
害はないという立場で、「郷に入れば郷に従え」と左利きの「矯正」を
肯定している。筆者には納得できない部分であった。ただその後、雑誌の
左利き特集に寄せた発言では、時代の変化に従ってか、必ずしも左利きの
左使いを否定しない方向に変わっていた。

9/1『左右差の起源と脳』久保田競/編 朝倉書店
――筆者未読。

9/1(左利きミステリ)『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕 東京創元社 <黄金の13>
――小説内小説『歳時記(ダイアリイ)』。本筋の事件で、道具と使い手、
 機械と使い手と積極的・消極的な左利きの見分け方、誰が左利きか?
 左利きの人への敬意も…。

(参照)
・『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第415号(No.415) 2014/5/17「名作の中の左利き~推理小説編26~
『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2014.5.21
左利きミステリ『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii415号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/05/hikkii415-a170.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/79180db6972e602d256fcbcb05f6e74d

 

11/1(周辺書)『マンウォッチング(上)』デズモンド・モリス
 藤田統/訳 小学館ライブラリー13 

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――特段、左利きについての記述はないが、人間の生来の動作についての解説されている
例)「動作」指組 指組イラスト(p.20)

220930manwatching-yubigumi-2

(参照)
・『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第627号(No.627) 2022/10/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(6)左利きは楽器演奏に不利か?」
・ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』2022.10.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(6)不利な楽器-週刊ヒッキイ第627号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-6d2221.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7142edd7f782a8478966aa6006f16d06
 ●「慣れの問題」というのは逃げの答え
利き手の問題において「慣れの問題」「両手を使うから問題ない」という
回答に対する反論として、両手の指組の例を挙げて、逆に組んだときの
しっくりこない、気色悪い感じを取り上げ、その解説の参考書に利用。

(12/1)(左利きミステリ)『朝霧高原殺人事件』和久峻三 
――赤かぶ検事と行天燎子警部補のシリーズ。指のペンだこから左利きと。
『朝霧高原殺人事件』和久峻三 光文社文庫―赤かぶ検事シリーズ 1991.12
『朝霧高原殺人事件―赤かぶ検事シリーズ』和久峻三 講談社文庫 2000.8

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第360号(No.360) 2013/4/20「名作の中の左利き
~推理小説編15~左利きの会の謎『朝霧高原殺人事件』和久峻三」
2013.4.25
左利きの会と赤かぶ検事『朝霧高原殺人事件』~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii360号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/04/hikkii360-4825.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/bbf9a8ce165f6b1fc5009f35867abc96

 

1992(平成4)38歳 4/1『ひだりぐみ通信』「0号」発行
――左手用カメラ、京セラ「SAMURAI Z-2L」を手に入れ、
「左利きは自分の身体に合った左利き用の道具を使うべきだ、
 そうして初めて自分の能力を最大限に活かせるのだ」と気付き、
<左利き活動>を始めた私は、自分だけでなく、
周りにいる左利き仲間たちにその思いを伝えたくて、簡易印刷機
「プリントゴッコ」を利用したハガキ大の<新聞>を始めました。
実際には、週6日朝8時から夜9時頃まで働いていた、
一番忙しい時代でしたので、なかなか思うようにはいきませんでした。
5/1「創刊1号」
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5/1『新版・自然界における左と右』M・ガードナー 坪井忠二、児島弘訳 紀伊国屋書店
――「第8章 人のからだ」「第9章 少数派の左利き」に左利き情報が
多数見られる。日本の状況も箱崎総一「左利き友の会」やヒット曲の
麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」なども記載されている。
⇒2021/1/9(文庫再刊)『新版 自然界における左と右』上 ちくま学芸文庫

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1993(平成5)39歳 3/1(左利きミステリ)『左ききの名画』ロジャー・オームロッド
 野中千恵子訳 社会思想社 現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉
(原著c1988) 
――「おばあちゃんの絵」がなんと有名画家の贋作と決め付けられた。
実は、右利きと左利きの二人は恋人同士で、一つのパレットをはさんで
絵を描いていたのだった! 同じ絵の具で同じタッチで、微妙に角度の
異なる二つの絵を。右利きと左利きの恋人たちの理想の姿!?
名画をめぐるコンゲーム・ミステリ。

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3/1 (文庫化再刊)『左ききの人はなぜ才能があるのか―左ききの性格分析』斎藤茂太 KKベストセラーズ/ワニ文庫
――4/7筆者購入。左利き応援本として、勇気を得る。
のちに、紙の季刊誌に紹介文を書き、出版社宛に郵送すると、
ご本人からおハガキをいただく。
⇒1987(昭和62)9/1『左ききの人の本 右にでるモノがない!』斎藤茂太 MG出版
――精神科医で性格の本などの当時の人気著述家<モタ先生>の
左利き応援本。今では右利きから転換の左投手と知られる江夏豊さんを
左利きの人の代表として、その性格を左利きの性格として解説している。
⇒1990(平成2)5/1『左ききの人の本―「左きき」の面白精神分析』斎藤茂太 ガイア〔新装版〕

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4/1『右脳革命―創造力活性化の決め手』T・R・ブレークスリー 大前研一編訳 新潮文庫
――当時ではめずらしかった右脳に関する本。
文庫のみ、藤井康男さんとの対談「われら音楽脳人間」付き。

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4/25『ひだりぐみ通信』「創刊2号」発行
9/29『Lefthanders Magazine』バックナンバー一冊が届く
――『モノ・マガジン』の左利き特集で紹介されていた、アメリカの
「Lefthanders International」に問い合わせの手紙を出したところ、
『Lefthanders Magazine』の<見本>として送られてくる。
『Lefthanders Magazine』「11・12月号」届く
――通信販売ページに「タジマ・サウスポー・カッターナイフ」の広告を
発見し、外国に日本のものが紹介されていて驚いた。
「日本の会社もがっばってるじゃないか」

 

10/1『僕の緑の芝生』ギュンター・グラス 飯吉光夫訳 小沢書店(「左ぎっちょクラブ」1958を収録)
――ドイツのノーベル賞作家で左利きのギュンター・グラスの短編集。
左利きの青年たちが右手使いに転換する(「矯正する」)ためのクラブで
の出来事を描く「左ぎっちょクラブ」と、煙草を自分の手で巻く「手巻き煙草」(1974)を収録。

⇒1958(昭和33)(左利きミステリ・番外)原著発表年「左ぎっちょクラブ」ギュンター・グラス 邦訳収録作品集『僕の緑の芝生』ギュンター・グラス 飯吉光夫訳 小沢書店 1993(平成5)10/20
――左利きを「矯正」する(右使いに転換する)ことを目的としたクラブに入会した男の話。

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10/20岐阜県関市の「林刃物株式会社」へ問い合わせの手紙を
出したところ、その返事と改良品のハサミが届く。
――近くのホームセンターで見つけて買った、「林刃物」の「アレックス
事務用はさみ(中)左手用 S-165 L」について、「お客様相談室」
(だったか?)に気になる点をいくつか指摘し、今後の改善を要望した
ところ、「品質管理部」の「K」さんから「回答書」が寄せられ
「今後の商品改良、開発にあたり」当方の「指摘に応えられるよう最善の
努力をさせていただく」との言葉。
「改造したものを製作して欲しい」と、今後の商品の改善について書いた
つもりでしたのに、手製の改造品を送ってきてくださいました。
これについては、以前(2020年3月17日)、Twitter(現X)で書きました。
https://twitter.com/allex_japan/status/1239842359103254528

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1994(平成6)40歳 1/1『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コレン 石山鈴子訳 文藝春秋
――出版社のセンセーショナルな宣伝の結果、左利きの人は右利きの人
より9歳寿命が短いという「左利き短命説」で有名になった本。
統計の処理に問題があると言われたり、けなされることが多いが、実際は
右利き社会のなかで右利き用の道具を左使いすることの危険性について
警鐘を鳴らし、左利きの人たちに結束して、左利き用品の普及と社会変革
を促す内容。

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1/21『ひだりぐみ通信』「創刊3号」発行
3/1『ひだりぐみ通信』「創刊4号」発行
4/「Anything Left-Handed」の通信販売で左利き用品を購入
――『週刊プレイボーイ』1993年12月21・28日号の特集記事
<「個人輸入作戦」、いよいよ出動! 海外28店アドレス付き>で、
イギリスの左利き用品専門店「Anything Left-Handed」の存在を知り、
文具セット、万年筆、他数点を購入し、顧客が参加できる
「Left-handers Club」の会員になる。
会員向け雑誌「The Left-hander」を「No.16」から定期購読。
(1997年10月No.27まで、LHIの場合と同様英語力の欠如から
 コミュニケーションが取れず立ち消えに。)
この小冊子のno.20で、“LHC of JAPAN”として当時私が活動していた
紙の季刊誌「Lefties Life(LL)」および私の活動が紹介される。

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*参照:
『レフティやすおのお茶でっせ』2018.08.29
8月16日イギリスの左利き専門店“Anything Left-Handed”50周年
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/08/816anything-lef.html

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [27]レフティやすおの左利き自分史年表(4)1991(平成3)-1994(平成6)―紙の時代(1)『ひだりぐみ通信』」と題して、今回も全紹介です。

「林刃物」の左手用ハサミ「アレックス事務用はさみ(中)左手用 S-165 L」に関する私からの問い合わせへの「品質管理部」Kさんからの「回答書」について、一言書いておきましょう。
30年前のことです。

このハサミは非常にスタイリッシュな形状と優れた切れ味を持つハサミだったのですが、いかんせん、指を入れるリングが硬く使っていると手が痛くなるという「欠点」があると感じました。
で、パッケージに「お客様相談室」(だったと記憶しています)という連絡先が表記されていましたので、将来への改善点として連絡しておこうと思い、手紙を出しました。
あくまでも個人的なクレームというつもりはなく、よりよい商品作りの参考になれば、という思いでした。

とくに、返事は期待していなかったのですが、ある日ポストに一通の封書が入っていました。
「林刃物株式会社」と印刷されたもので、しかも重い。

なんと図解入りの「回答書」とともに、手製の改造版のハサミが入っていました。
商売とはいえ、左利きの人に対応するハサミを製作してくれるだけでスゴいのに、こんな丁寧な顧客対応をする会社があるのだと思い、非常に嬉しくなりました。

以来、私の愛用左利き用品のひとつとなりました。
雑用には、もっと安い100均ハサミなどを使い、こちらは大切に使っています。

このころ、他にも色々とハサミ他、左手・左利き用品を閑を見ては探して歩いていました。
当時は「東急ハンズ」(今は、東急が外れてしまいましたが)なども近くにはなく、近所のスーパーや文具店、ホームセンター中心に探し歩いたものでした。
正確な記録が今手元にないので、メモを掘り出しておいおいこの年表に追記していければ、と考えています。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
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2024.01.15

私の読書論179-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』-楽しい読書358号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書【別冊 編集後記】

(まぐまぐ!)登録・解除

2024(令和6)年1月15日号(No.358)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)
田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2024(令和6)年1月15日号(No.358)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)
田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』」
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 前回、長くなりすぎてしまい分割した後半です。

(前編)
2023(令和5)年12月31日号(No.357)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)」
2023.12.31
私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)
-楽しい読書357号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-d85a13.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b7d1b868920116ee23459ec47dfdd66e

 

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 - メルマガの為に読んだ本ばかり? -

  ~ 私の年間ベスト3・2023年〈リアル系〉 ~

  田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』
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 ●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本

・『『マイ遍路』白川密成 新潮新書 2023/3/17

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四国の八十八カ所の霊場を巡礼するお遍路旅を、
第五十七番札所・栄福寺の住職が、六十八日をかけて歩いた記録。
弘法大師の著作の言葉を引用し、その場その場のようすをたどりながら、
綴る「四国遍路」の実践的な旅日誌。
弘法大師空海のどういう言葉をどういう場面で引用しているのか、
といった興味で買ってみました。

出川哲朗さんのテレビ番組でのお遍路の旅で、
この方が住職をしているお寺をお参りされた際に、
著者が出演されたのを見た記憶があります。
まだ若いお坊様ですが、こういう著作のような活動も、
今の時代には信仰を広げる意味でも大いにありだと感じました。

生きることは悩むことでもあり、
そこに信仰というものが必要となる部分があると思います。

 

『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』田村隆一 中公文庫 2023/2/2

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私の趣味であるミステリ――
特に海外ミステリ(翻訳ミステリ)についてのエッセイ集。

1923(大正十二)年生まれの著者の生誕100年記念出版としての
増補改編版。

海外ミステリ専門誌だった『(ハヤカワ)ミステリマガジン』
(通称HMM)の愛読者である私には、
『HMM』の前身『(日本語版)EQMM』の創刊前後、
それに先立つミステリ叢書「ハヤカワ・ポケット・ミステリ・シリーズ」
(通称<ポケミス>)の立ち上げに関連した部分が、
興味深く楽しめました。

 《生島 金はなかったけど、ただよかったのは社長以外は、
     編集長もくそもないって感じだったことだね。
  田村 社長だってないよ。あるはずないんだよ。
     もう前に会社つぶしているんだから。》p.342

 《生島 こっちは若いし、もうストレートに企画は通る。
     しかしおもしろいから企画出すと、
     全部てめえのしょいこみになっちゃうんだよな。
  田村 でも、ぼくがやめてから、君らががんばったからね。
     それで、ほんとの意味でいまの早川つくったんだから。》
   pp.343-344

かつては<海外文学の早川書房>として、
今やノーベル賞作家カズオ・イシグロの翻訳本の版元として、
大手に負けない出版社となった、
早川書房の草創期の物語の一つでもあります。

 

また文学について、田村さんは

 《田村 実際文学というのは、ユーモアのセンスなんですよ。
     文学というと、何か、しかめっ面しちゃってるけど、
     そんなものと文学は関係ないんだからね。
     どういうユーモアのセンスで言語表現していくかというのが、
     文学の鉄則ですからね。》    

と言うのです。そして、14,5のときから詩を書いていたが、
そのときから、《ユーモアのセンスで書いてるわけです》と。

田村さんの詩を読んだ学生さんは、
シリアスに詩を書いていると思っているが、
実際の田村さんは詩のイメージと全然違うので驚くという。

《そういうことと言語表現は関係ないんだから。》と。

「文学は、ユーモアのセンス」なんだそうです。

なるほど、私の好きな北杜夫さんなどは、その見本のような気がします。
高級な文学ほどユーモアのセンスに優れているのではないか、
という気がしますね。
海外の優れたミステリなどでも、しゃれた会話があったり、
ユーモアのセンス溢れる会話が魅力だったりします。

そういうところでセンスを磨くのも一法かもしれません。

以上、引用は本書「Ⅲエッセイ・対談
(×生島治郎「諸君、ユーモア精神に心せよ」)」より。

 

 ●私の2023年〈リアル系〉ベスト3候補

今年は「ベスト3」といいましても、
以上上げてきたような本の冊数ですので、数的にも選びにくく、
またそのほとんどをメルマガに利用していますので、
「この本を!」と改めてオススメするのは、むずかしく感じます。

候補としてあげておく程度にしておきましょう。

<2023年〈リアル系〉ベスト3候補>

『文学のレッスン』丸谷才一 聞き手・湯川豊 新潮文庫 2013/9/28

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『美しい本屋さんの間取り』エクスナレッジ X-Knowledge 2022/12/29

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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ 新潮文庫 2021/6/24

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『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)春秋社 2023/4/19

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『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著 PHP新書 2023/9/16

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・『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』田村隆一
中公文庫 2023/2/21

 

『文学のレッスン』は、丸谷才一さんの文学論です。
とにかくメルマガ誌上でも紹介しましたように、
歴史的な視点からそれぞれの文学ジャンルの特徴などを
説いてくれていて、文学論などまともに学んだことのない私には、
とても役に立つといいますか、ヒントになるといいますか、
文学の理解に役立つ知識を得られた、という気がします。

『美しい本屋さんの間取り』は、<本屋さんになりたい>は、
<元本屋の兄ちゃん>として夢見たことでもあり、
妄想本屋さんは、今でも楽しめる遊びになりそうです。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』では、
以前から気になっていた本で、こういう機会に読めてホントに良かった、
という一冊でしたね。
人種や文化の違いをどう乗り越えるか、あるいはどう受け入れるか、
じゃあ、最終的に実際にはどうするか、
という問題で色々考えるヒントをもらった感じです。

『鍵盤ハーモニカの本』は、とにかく力作です。
一つのことをここまで突き詰めていることがスゴいと思います。
この辺でまとめておかないと失われる情報も多かったろうと思います。

『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』は、前作同様、
丹念に調べた結果を基に、将来への展望などを語っています。
<左利きライフ研究家>として、色々参考になる部分も多く、
反面、「言い分」という表現にちょこっと引っかかる部分があったり、
本としての評価の面ではちょっとむずかしいところがありました。

『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』は、
先にも書きましたように、私の中高生時代からの趣味である、
海外ミステリに関する教科書的なエッセイを含む本で、
楽しく読みました。
昔話など若い人には、あまり心惹かないものでもあるかもしれませんが、
歴史というものは、そういう部分があるものではないか、と思われます。

若い人には、常に、昨日があって今日があるのだということを、
忘れないようにしてほしいものです。

『鍵盤ハーモニカの本』や『左利きの言い分』にしても、
そういう歴史というものを語りながら、
その先に現状と未来を捉えているように思います。

こういう読み方をできるようになったのも、
自分が年を重ねた結果かも知れません。

 

 ●私の年間ベスト―2023年〈リアル系〉

2022年も〈リアル系〉は、以下の一作のみでした。

『生きがい―世界が驚く日本の幸せの秘訣―』茂木健一郎 恩蔵 絢子/訳 新潮文庫 2022.5.1
―脳科学者が英語で世界に向けて出した日本人の生き方をめぐる小著。

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今年も、同様に一作のみをオススメとしておきましょう。

 

 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

   私の年間ベスト―2023年〈リアル系〉

 (1)『ぼくのミステリ・マップ―推理評論・エッセイ集成』
    田村隆一 中公文庫 2023/2/21

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡

 

出版社紹介文より――

《『荒地』同人として鮎川信夫らとともに日本の戦後詩をリードした
 国際的詩人にして、早川書房の初期編集長兼翻訳者として
 海外ミステリ隆盛の基礎を築いた田村隆一(1923-1998)。
 アガサ・クリスティの翻訳に始まり、
 「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」の出発、
 「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」の創刊……
 その比類なき体験による、
 彼にしか語りえない数々の貴重なエピソードとユーモアは、
 詩(ポエジー)と戦慄(スリル)の本源的考察を通して、
 やがて21世紀の我々をも刺し貫く巨大な文学論・文明論へと至る――
 人類にとって推理小説(ミステリ)とは何か?

 聞き書き形式でポーからロス・マクドナルドまでの
 クラシック・ミステリをガイドするロング・インタビュー
 (旧版『ミステリーの料理事典』『殺人は面白い』所収)を中心に、
 クロフツ『樽』やクイーンの四大『悲劇』といった翻訳を手がけた
 名作の各種解説、クリスティとの架空対談、江戸川乱歩や植草甚一に
 まつわる回想、生島治郎・都筑道夫ら元早川出身者との対談など、
 推理小説に関する著者の文章を単著初収録作含め精選し大幅増補した、
 まさに田村流ミステリ論の決定版。生誕100年記念刊行。》

【目次】
Ⅰ クラシック・ミステリ・ガイド(インタビュー)
Ⅱ 訳者解説(F・W・クロフツ/アガサ・クリスティ/
 ジョルジュ・シムノン/エラリイ・クイーン)
Ⅲ エッセイ・対談(×生島治郎「諸君、ユーモア精神に心せよ」/
 ×都筑道夫「EQMMの初期の頃」)
Ⅳ 資料編
〈解説〉押野武志

田村隆一
一九二三(大正十二)年東京生まれ。詩人。明治大学文芸科卒業。
第二次大戦後、鮎川信夫らと「荒地」を創刊。戦後詩の旗手として活躍。
詩集『言葉のない世界』で高村光太郎賞、『詩集1946~1976』で無限賞、
『奴隷の歓び』で読売文学賞、『ハミングバード』で現代詩人賞を受賞。
ほかに『四千の日と夜』など。推理小説の紹介・翻訳でも知られる。
一九九八(平成十)年没。

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本誌では、「私の読書論179-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(後編)田村隆一『ぼくのミステリ・マップ』」と題して、今回も全文転載紹介です。

前回も書きましたように、「メルマガの為に読んだ本ばかり?」で、そのため改めて<ベスト3>に上げるのはどうかと思いつつ選んでいます。

読んだ十数冊のなかでは「ベスト3候補」として上げた6冊が一段上というところでしょう。

今年のベスト1はそういう中では、一番自分の趣味に合った本ということで、勉強の本とか、自己啓発といった意味合いもなく、単純に「楽しめた本」といえるかと思います。

最後に、本文中に書き忘れましたが、昨年が生誕百年だった田村隆一さんの訳書として私が持っているのは、弊誌<クリスマス・ストーリーをあなたに>の
2013(平成25)年11月30日号(No.117)-131130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム
クリスマス・ストーリーをあなたに~『サンタクロースの冒険』ボーム
(「作文工房」版)

でも紹介しました

『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム/著 田村隆一/訳 扶桑社エンターテイメント(1994.10.30) [文庫本]
―『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボームの描くサンタ・クロースの生涯を描く、サンタさん誕生物語

があります。

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他に<左利きミステリ>の一冊でもある、エラリー・クイーン『Zの悲劇』(角川文庫)、
ロアルド・ダールのポケミス版『あなたに似た人』(Hayakawa Pocket Mystery 371 1957/10/15)もそうでした。

 ・・・

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2024.01.06

2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏-週刊ヒッキイ第656号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

(『まぐまぐ!』: https://www.mag2.com/m/0000171874.html)

第656号(Vol.20 No.1) 2024/1/6
「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:
左右平等理想社会の指標として(その2)」

--
遅くなりましたが、
2024(令和6)年、
明けましておめでとうございます。

といいつつも、元日から不幸続きで、
おめでた気分も吹っ飛んでしまいました。

能登半島地震の犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、
被災者のみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い救出、復旧・復興を衷心よりお祈り申し上げます。

また、日航機・海保機事故の犠牲者・被災者のみなさまにも
心よりお悔みおよびお見舞い申し上げます。

レフティやすお

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第656号(Vol.20 No.1) 2024/1/6
「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:
左右平等理想社会の指標として(その2)」
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 まずは、今年で弊誌も足かけ20年となります。
 2005年の9月より発刊し続け、20年――。

 過ぎてしまえば速いものですが、思い返せば色々なことがありました。
 今年もまた新たな一ページを重ねていこうと思います。

 変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

 

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 ――2024年新春左利き放談――

  左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)

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 ●今年もやります「左右平等理想社会の指標としての楽器」

「左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)」と、
(その2)となっていることから。
これは、昨年もこの副題で書いているからです。

で、今年も月の前半では、
「左利きと音楽」「左利きと楽器」について考えていこうと思います。

一昨年も、
「左右平等理想社会の指標としての楽器」という放談を書いています。

・第611号(No.611) 2022/1/15
「2022年新春左利き放談2――左右平等理想型社会と楽器」
・『レフティやすおのお茶でっせ』2022.1.15
2022年新春左利き放談2―左右平等理想型社会と楽器
-週刊ヒッキイ第611号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/01/post-a2eb41.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/2528d6da8c187f37b99884bd24cf9535

《左右平等社会の指標は楽器》というのが私の持論です。
今年もその点を突っ張っていこうと思います。

一人でも多くの方に着いてきていただきたいものです。

 

 ●左利きの人にも優しい社会にするために必要なもの――楽器

左利きの人にも優しい社会にするために必要なものがいくつもあります。

精神的なものもそうですし、物理的なものもそうです。

左利きに対する考え方は、大きく変化してきました。
一方的な忌避状態から、容認へとかわり、
さらにもう一歩進んで憧憬へと変化した部分もあります。

まだ一部の人の間には、偏見を持つ人もいないではありませんけれど。
左手使いは作法として見苦しい等。

これらの精神的・心理的な見方・考え方の変化に伴い、
物理的な面では、左利き用の道具といったものが
必要性が認識され、かなり普及してきました。

しかし、それらの道具としては、ハサミといった刃物類とか、
主に生活必需品的なものが大半です。

最低限度の生活必需品だけでは、人間の生活は豊かにはなりません。
心の生活必需品とも言うべきものが必要になります。

それが楽器です。

音楽は「音を楽しむ」と書きます。
心から音楽を楽しむためには、
自分の身体に合った道具である楽器が必要です。

左利きの人には、左利き用の楽器が!

 

 ●普通のピアノは右利き用

普通のピアノは、右手側に高音部、左手側に低音部があるのは、
どなたもご存知でしょう。

これは右利きの人のための配置です。

なぜならこの配置は、
右利きの人にとって“自然な”右手の動きを反映したものだからです。

右手・右腕の動きは、左から右への移動が都合がいい、
手指も、親指から人差し指というふうに小指へと動かすのが自然です。

指折り数える場合、小指から順に折ってゆく人はいないでしょう。
まずは親指から人差し指、中指というふうに。

そのため、従来左利きの人は、道具に合わせて練習していました。
しかし、それでは本当の力は発揮できにくいことでしょう。

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【右用ピアノの鍵盤】

(音階が上がる)⇒⇒⇒
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(左)ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド(右)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(音階が下がる)←←←
   
(左腕を押す)⇒┃    ┃⇒(右腕を引く)
(左腕を引く)←┗(身体)┛←(右腕を押す)

 

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【左用ピアノの鍵盤】

(音階が上がる)←←←
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(左)ド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド(右)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(音階が下がる)⇒⇒⇒
   
(左腕を押す)⇒┃    ┃⇒(右腕を引く)
(左腕を引く)←┗(身体)┛←(右腕を押す)

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(第616号(No.616) 2022/4/2
 「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
  楽器における左利きの世界(2)演奏時の腕の移動方向」 より)
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220405gabochan-keyboard

(画像:ガボちゃんさんのブログから、左右合体型の鍵盤の妄想楽器―― 左手と右手がそれぞれの方向に音程があがっていく、それぞれの腕の動きに対応した配置になった鍵盤 《左右どちらの手でも主旋律・伴奏の担当を選択できますし、人間工学的に都合のいい動き方ができます。》) 

220401christopher-seed-the-left-handed-p

(画像:クリストファー・シード(Christopher Seed)さんの左利き用ピアノ)

王貞治さんは、元は右打ちでした。
それを見たプロ野球選手・荒川博さん(のちの巨人軍打撃コーチ)が、
左利きなら左で打てば、と助言され、
のちのホームラン王となったそうです。

元阪神タイガースの鳥谷敬さんも、シニアリーグの監督から
左利きなら左で打てば、と助言され、
右打ちから左打ちに変え、プロ入り後2000本安打を達成、
名球会入りの名選手となりました。

本来の姿で、自分の利き手を活かすことで花開く才能というものがある
と思います。

ピアノもまた同じで、左利きの人がその才能を活かすためには、
左用のピアノが必要だと、私は考えます。

*参照:
第495号(No.495) 2017/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
左利きで心地よく生きるための方法(29)
左利きってなんだ(その17) 快適左利きライフ入門(4)」

鳥谷敬著『キャプテンシー』(角川新書 2016/3/10)

 

 ●過去の「楽器における左利きの世界」

最後に、ここまでの弊誌における「楽器における左利きの世界」の
BNを書き留めておきましょう。

 ・・・

第614号(No.614) 2022/3/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(1)左利き演奏という選択肢」
2022.3.5
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(1)-週刊ヒッキイ第614号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/03/post-ef0097.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6fa045b88142a10817aed582e054fdd4
《前回は、
 「左利き対応楽器が欲しい!」というアピールで終わりました。
 今回からは、左手・左利き用の楽器による左利き楽器演奏について、
 考えてみようと思います。》

第616号(No.616) 2022/4/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(2)演奏時の腕の移動方向」
2022.4.2
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(2)-週刊ヒッキイ第616号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/04/post-7b0072.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/90951982e3ad1c1498e325ea8915cd0f
《演奏の際の腕を動かす方向という観点から、
 右手・右腕演奏と左手・左腕演奏の違いについて考えてみます。》

第618号(No.618) 2022/5/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」
2022.5.7
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤-週刊ヒッキイ第618号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/05/post-8565bd.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/cc82a2fea9313dcccc335acdc252ffe0
《今回は、これら左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
 「左右合体型鍵盤」について考えて見ようと思います。》

第620号(No.620) 2022/6/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(4)昔の楽器」
2022.6.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(4)昔の楽器-週刊ヒッキイ第620号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/06/post-a16d77.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e39a907352de2803051e12b4d7997497
《前回は、左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
 「左右合体型鍵盤」について考えてみました。
 今回は、一部その続きと、昔の楽器には左右の別がなかった、
 というお話を。》

第622号(No.622) 2022/7/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(5)フルート演奏の右左」
2022.7.2
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(5)フルート-週刊ヒッキイ第622号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/07/post-b263b7.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c06787b185285b3af78e0ba00c07abfc
《前回に引き続き、フルートのお話を。
 今回は、思うようにお勉強が進んでいないので、
 以前見つけたサイトの記事から、フルート演奏の右左について。》

第627号(No.627) 2022/10/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(6)左利きは楽器演奏に不利か?」
2022.10.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(6)不利な楽器-週刊ヒッキイ第627号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-6d2221.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7142edd7f782a8478966aa6006f16d06
《思うほど「左利きと楽器演奏」についての先行研究といったものが
 見つけられず、悪戦苦闘しているというところです。(略)
 今回は、ネットで拾った情報からひとつ取り上げてみます。》

第629号(No.629) 2022/11/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(7)ギター講師の意見 」
2022.11.5
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(7)ギター講師の意見-週刊ヒッキイ第629号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/11/post-044348.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/801461827eaef5ba210c119da48fd743
《今回も、ネットのサイトにあったご意見を紹介します。
 右利きの方のご意見なのですが、
 私と同じ考えで、私の納得のいくご意見でした。》

第631号(No.631) 2022/12/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(8)利き手と非利き手の役割 」
2022.12.3
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(8)利き手の役割-週刊ヒッキイ第631号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/12/post-a25936.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c81018b1d59dc648cf8da15566740dc2
《今回も引き続き、
 ネットで見たギター演奏に関するご意見を紹介します。》

第633号(No.633) 2023/1/7
「2023年新春左利き放談――左利きと音楽(楽器演奏)」
2023.1.7
2023年新春左利き放談――左利きと音楽(楽器演奏)
-週刊ヒッキイ第633号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/01/post-454008.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ee741c977468f232b03aeffc7850f456
《左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として》

第635号(No.635) 2023/2/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(9)利き手と非利き手の役割について」
2023.2.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(9)利き手と非利き手-週刊ヒッキイ第635号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/02/post-c8e73c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/431a52b05a1016b1f10cbf13ce2a994f
《今回は、以前から説明しようと考えながらそのままになっていました
 利き手と非利き手の役割について改めて考えて見ましょう。》

第637号(No.637) 2023/3/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(10)左利きのチェリスト」
2023.3.4
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(10)左利きのチェリスト-週刊ヒッキイ第637号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/03/post-c6328f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8cb7798f8f196e2f5d386755fb96f5f2
《今回は、ネットから拾った左利きのチェリストを紹介しましょう。》

第639号(No.639) 2023/4/1 x4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より」
2023.4.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より
-週刊ヒッキイ第639号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-bd12d8.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/da5e6246a452d429fefd7456233ff4a5
《今回は、この世界とは異なり左右が逆転した<左利きの世界>を描く
 広瀬正のSF『鏡の国のアリス』からその主人公を取り上げます。》

第641号(No.641) 2023/5/6
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(12)ピアノって右利き用…」
2023.5.6
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)
楽器における左利きの世界(12)ピアノって右利き用…
-週刊ヒッキイ第641号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/05/post-707e4b.html

《今回は、GWのおしまいでもありますので、
 最近始めた、初心者・独学者向けのピアノ練習や
 楽譜の読み方など音楽の基礎的なお勉強に関する
 YouTube動画の鑑賞について、その感想といいますか、
 やっぱり現状のピアノは右利き向けなんだ、
 と思ったことなどについて...》

第643号(No.643) 2023/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い」
2023.6.3
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い
-週刊ヒッキイ第643号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-5691ca.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/12dd668304395546320d2e53f4c38893
《『初心者の為のキーボード講座 ゼロから始められるあんしん入門書』
 (自由現代社 2022.8.30)
 を読んでちょっと試してみたこと、思ったことなど...》

第645号(No.645) 2023/7/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(14)
『左対右 きき手大研究』から<音楽の才能と左利き>」
2023.7.1
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(14)<音楽の才能と左利き>
-週刊ヒッキイ第645号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-57fd25.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/e0f6bb3c4229bde94ec6c0b2862afd9b
《今回は、前回のおわりに紹介した八田武志さんの著者
 『左対右 きき手大研究』にあった「音楽の才能と左利き」の項目を
 もう少し紹介してみよう...》

第648号(No.648) 2023/9/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(15)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界」
2023.9.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(15)鍵盤ハーモニカの世界(1)
-週刊ヒッキイ第648号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-e4540c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b48069538edf0c84d684ff6fd4aa2b8a
《今回は、再び<左用ピアノ>への第一歩として、
 鍵盤ハーモニカについて勉強してみよう...》
『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)から

第652号(No.652) 2023/11/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(16)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界(2)」
2023.11.4
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(16)鍵盤ハーモニカの世界(2)
-週刊ヒッキイ第652号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-4f8030.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/5abfe073615fa9926465d8b75bf9f3e8
《過去のメルマガで左利きと鍵盤ハーモニカ始め楽器を
 どう扱ってきたのか、その辺を振り返って...》

第654号(No.654) 2023/12/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(17)
 大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」
2023.12.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(17)『左利きの言い分』の音楽家
-週刊ヒッキイ第654号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-ae5d74.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/be026931242af6380336a9c53468744f
《9月に出版された大路直哉さんの著書『左利きの言い分』から、
 「第5章 左利きの才人、偉人たち」の音楽家たちについて
 思うところを...》坂本龍一他

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本誌では、「2024年新春左利き放談―左利き楽器演奏:左右平等理想社会の指標として(その2)」と題して、今回も全紹介です。

弊誌も足かけ20年となります。
本誌でも書きましたが、過ぎてみればアッという間ではありますが、思い返せば色々とありました。
ここ一二年は、第一土曜日発行分では左利きと音楽、楽器について考えてきました。
左利きが容認されるようになり、左利き用品も少しずつでも普及してきました。
しかし、その大半は、まだまだ最低限度の生活必需品に限られています。
嗜好品と言いますか、楽器の類いはまだまだ未開発の領域です。

実際には、楽器などは“心の生活必需品”とでもいうべきものであり、もっと注目されるべきものであるはずなのですけれど……。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2024.01.02

明けましておめでとうございます-2024(令和6)年

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2024nenga-lefty-yasuo

 

おめでた気分を吹っ飛ばす、能登半島地震でした。
うちのあるマンションは一応高層住宅なので、長周期地震動というやつで、地上は震度3という発表ですが、かなりのあいだ揺れました。

その後の余震でも震度5クラスの場合、体感はなくとも結構揺れています。
ぶら下げてあるものが揺れています。

今日二日は、何年ぶりか久しぶりに初詣に行ってみようと考えていたのですが、昨日のあの揺れを経験しますと、人混みのなかに出ていくのは、ちょっと怖いなという気持ちになって辞めてしまいました。

 

昨年は私の公式ニュースとしましては、日本左利き協会大路直哉さんという昔からの左利き研究家の久しぶりの著作、
『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』 PHP新書 2023/9/16

の巻末の「左利きのためのサポートファイル」に、私のメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」(『まぐまぐ!』登録・解除)が紹介されました。
おかげさまで何人かの新規登録者も獲得できました。
私自身著作はありませんので、こういう形ででもなにかしらの痕跡を残すことができたことを嬉しく思っています。

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ちなみに、「日本左利き協会」のサイトの「左利き便利帳005 :左利きライフ研究家・レフティやすおさんのメルマガとブログ」でも、メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」と当ブログ「レフティやすおのお茶でっせ」が紹介されています。

230919nippon-hidarikiki-kyoukai-bennrich

 ・・・

私的には、『ミステリマガジン』2024年1月号(早川書房)という愛読雑誌の読者の投書欄「響きと怒り」欄に掲載されたことでしょうか。
ポケミス70周年記念号の巻末リストに誤りを見つけ報告するとともに(訂正の記事も掲載されました)、ポケミス70年の歴史に関して感想を書いた一つが採用されたものでした。

231125-hmm20241

コロナ禍以降、何かしら体調不良が続いていました。
が、終わってみれば、それなりになんとかなっていますので、思いのほかなんとかなるものだと思います。
まあ、油断することなく、健康に留意しながら、自分なりにもう少しがんばって生きてみようかと考えています。
昇り龍のように、上昇あるのみで!

今年もよろしくお願い致します。

*参照:ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』
2023.9.6
「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』9月16日発売 (新生活版)

2023.9.20
大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』(PHP新書)買いました (新生活版)

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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