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2023.12.31

私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)-楽しい読書357号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書【別冊 編集後記】

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2023(令和5)年12月31日号(No.357)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)」

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2023年もおしまいです。
今年も一年本当にご愛顧ありがとうございました。

コロナ禍以降、色々とあちこち体調不良が出ていますが、
終わってみると、思いのほか頑張れているので、
来年も精一杯頑張って続けてゆく所存です。
よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2023(令和5)年12月31日号(No.357)
「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)」
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 今年も早一年の最終日となりました。
 年末年始恒例の「私の年間ベスト3」を。

 その年、もしくは前年に私が読んだ本から
 オススメの「私の年間ベスト3」を選ぶという企画です。

 まずは、「リアル系」から。

   ・・・

 長くなりすぎましたので、途中で半分に分けることになりました。
 というわけで、今回は「前編」です。

  ・・・

 「リアル系」とは、いわゆる論文やエッセイ系の著作、
 実用書のような解説系のものも含めて、を言います。

 それに対して、小説や詩等の文芸作品は「フィクション系」。

 「フィクション」に対しては
 「ノン・フィクション」という言葉があります。

 でも「ノン・フィクション」というと、
 またそれで一つのジャンルのようになってしまうので、
 あえて、どなたかが使っていた
 「リアル系」という言葉を使っています。

 エッセイの中には、フィクションと見まがうような、
 ホラ話的な内容の境界線上の作品もありますけれど。

 まあ、ここでは、論文に準ずるような著作とお考えください。
 言わんとすることは分かりますよね。

 ――と、これは毎度の台詞でした。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - メルマガの為に読んだ本ばかり? -

  ~ 私の年間ベスト3・2023年〈リアル系〉(前編) ~

  ニーチェ「血でもって書く」→ 私「汗をかく」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●2023年の傾向

ここ数年コロナ禍の影響で読書量が減り、少しずつ回復してきましたが、
2020年同様で、特にリアル系の読書が減ってしまっています。

そこで、例年なら二回に分けて発表してきましたこのリアル系でしたが、
今回は一回で終了です。(予定では……。ウソ書きました。二回になってしまいました!)

15冊程度しか読んでいないうえ、
そのほとんどを私の二つのメルマガ用に読んできたものでした。

例年通り内訳をみておきましょう。

 

 ●(1)メルマガ用のお勉強本―中国漢詩、読書、左利き関連

◆メルマガ『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』向け――

・『中国の隠遁思想 陶淵明の心の軌跡』小尾郊一 中公新書902 1988/12/1

198812chuugoku

2023(令和5)年10月31日号(No.353 xNo.352)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(25)陶淵明(2)
「飲酒二十首」から「序」と代表作「其の五」」
2023.10.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(25)陶淵明(2)「飲酒二十首 其の五」-楽しい読書353号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-7e3a1c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/fb0ed419e609fae5ca4d419eb039fc2a

 

・『文学のレッスン』丸谷才一 聞き手・湯川豊 新潮文庫 2013/9/28

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2023(令和5)年3月15日号(No.338)
「私の読書論168-丸谷才一『文学のレッスン』から(1)」
2023.3.15
私の読書論168-丸谷才一『文学のレッスン』から(1)-楽しい読書338号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/03/post-a5ffed.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/aeb4fbdcc4586cd16650027aa268dc7a

2023(令和5)年5月15日号(No.342)
「私の読書論170-丸谷才一『文学のレッスン』から(2)」
2023.5.15
私の読書論170-丸谷才一『文学のレッスン』から(2)-楽しい読書342号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/05/post-484913.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/73a80988fd042284cb712d8a510cdc80

 

・『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』渡瀬謙 日本実業出版社 2023/5/26

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2023(令和5)年6月15日号(No.344)
「私の読書論171-渡瀬謙のビジネス書の新刊
『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』から」
2023.6.15
私の読書論171-渡瀬謙『トップセールスが絶対やらない営業の行動習慣』から-楽しい読書344号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-929a0f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/59ae185f3daf8eebaec62cad6639e4f4

 

・『静かな営業 「穏やかな人」「控えめな人」こそ選ばれる30の戦略』渡瀬謙 PHP研究所 2023/7/20

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2023(令和5)年8月15日号(No.348)
「私の読書論173-友人・渡瀬謙の新刊・
 静かな人のための『静かな営業』を読んでみた」
2023.8.15
私の読書論173-友人の新刊・
静かな人のための『静かな営業』を読んでみた-楽しい読書348号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/08/post-a3c1f9.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/18d2f67eff14d96378e59e618cd888a3

 

・『図説 本の歴史(新装版)』樺山紘一/編 河出書房新社 ふくろうの本/世界の文化 2022/4/23

・『世界の美しい本屋さん』清水玲奈 エクスナレッジ 2015/4/18

・『美しい本屋さんの間取り』エクスナレッジ X-Knowledge 2022/12/29

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2023(令和5)年12月15日号(No.356)
「私の読書論177-個性的な本屋の作り方を学ぶ
―『美しい本屋さんの間取り』から」
2023.12.15
私の読書論177-個性的な本屋の作り方を学ぶ―
『美しい本屋さんの間取り』-楽しい読書356号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-bf19e5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/79bec3e02805048065d5ea41387e2c55

2023(令和5)年11月15日号(No.354)
「私の読書論176-読書週間に関する新聞記事から思ったこと」
2023.11.15
私の読書論176-読書週間に関する新聞記事から思ったこと
-楽しい読書354号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-7462e0.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d498bde194e54d8e97a5d018d683f607

2023(令和5)年10月15日号(No.352)
「私の読書論175-出版業界―または本と本屋のこと」
2023.10.15
私の読書論175-出版業界―または本と本屋のこと-楽しい読書352号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-d8d8ec.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7b9a38985fcfd574650e4c54eba355c1

 

◆メルマガ『週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書』コラボ企画――

・『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ 新潮文庫 2021/6/24

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2023(令和5)年7月15日号(No.346)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
 新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(1)新潮文庫
 左利きライフ研究家が読む――ブレイディみかこ
 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』」
2023.7.15
[新潮・角川・集英社]<夏の文庫>フェア2022から(1)新潮文庫
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』-楽しい読書346号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-e456f6.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/0b8a7ee570ee5e37305515ff046faddc

 

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第646号(No.646) 2023/7/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
 新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2023から(1)新潮文庫
 左利きライフ研究家が読む――ブレイディみかこ
 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』」
2023.7.15
左利きライフ研究家が読む――ブレイディみかこ『ぼくはイエローで…』
-週刊ヒッキイ第646号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/07/post-e456f6.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/bef4ad5a52cfa242388eb430fbc39b3f

 

◆メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』向け――

・『初心者のためのキーボード講座 ゼロから始められるあんしん入門書』自由現代社 2022.8.30 

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第643号(No.643) 2023/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い」
2023.6.3
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(13)キーボード演奏での指使い
-週刊ヒッキイ第643号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/06/post-5691ca.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/12dd668304395546320d2e53f4c38893

 

・『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)春秋社 2023/4/19

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第648号(No.648) 2023/9/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(15)
 左利きの知らない 鍵盤ハーモニカの世界」
2023.9.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(15)鍵盤ハーモニカの世界(1)
-週刊ヒッキイ第648号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-e4540c.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/b48069538edf0c84d684ff6fd4aa2b8a

 

・『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著
PHP新書 2023/9/16

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第654号(No.654) 2023/12/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(17)
 大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」
2023.12.2
[左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)]
楽器における左利きの世界(17)『左利きの言い分』の音楽家
-週刊ヒッキイ第654号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/12/post-ae5d74.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/be026931242af6380336a9c53468744f

 

 

 ●(2)その他の古典系のお勉強本

・『ツァラトゥストラはこう言った』フリードリヒ・ニーチェ
森 一郎/訳 講談社学術文庫 2023/6/12

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以前、光文社古典新訳文庫版の丘沢 静也さんの訳本
『ツァラトゥストラ〈上〉〈下〉』の二巻本で読み、大いに読みやすく、
哲学書というよりは文学書という感じで、楽しめた作品でした。
ただ、二巻本というのは、やはり扱いにくく感じます。
通しで読むだけなら問題はないのですが、何か調べたり、
ペラペラ読みするときは、一巻本の方が便利で扱いやすく思います。

で、改めて新訳本が出たので買いました。
通しではまだ読んでいませんが、ペラペラめくりながら、その都度、
気になるところを読んでいます。
一冊手元にあると、何かと楽しめる良い作品です。

私も以前、『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』で
一部を引用しています。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第649号(No.649) 2023/9/16
「創刊18周年記念号――明日のために」
『レフティやすおのお茶でっせ』2023.9.16
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii創刊18周年記念号-第649号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-11afb6.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/c423b47b3f2aa28f44fd87f1e3193b92
--
 ●最後に――明日のために、今書くこと

 《およそ書かれたもののなかで、私が愛するのは、
  血をもって書かれたものだけだ。血をもって書け。
  そうすれば君は、
  血こそ精神だということが身に沁みて分かるだろう。》
  『ツァラトゥストラはこう言った』フリードリヒ・ニーチェ
    森一郎訳 講談社学術文庫 2023/6/12
   「第一部 ツァラトゥストラは語る」<読むことと書くこと>p.66

「血でもって書く」とまでは行かないかもしれませんが、
「汗で書く」―「汗をかく」ぐらいなら私にもできそうです。

それぐらいの意気込みで無理せず続けていきたいと思っています。
--

(3)小説や左利き本等の著作のためのお勉強本

特になし。

 ・・・

以上、(前編)でした。
(後編)は、来年第一発になります。ご了承ください。 

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本誌では、「私の読書論178-私の年間ベスト3-2023年〈リアル系〉(前編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

長くなりすぎましたので、途中で半分に分けることになりました。
というわけで、今回は「前編」です。

今回は、まだ読んだ本を全部紹介し切れていないのですが、本文でも「メルマガの為に読んだ本ばかり?」と書きましたように、今年の場合は、本自体数を読んでいないため、メルマガを書くために読んだ本が大半になっています。
そのため、改めて<ベスト3>に上げるのはどうかと思い、ちょっと気が引けるという感じで、選びにくい状況でした。

次号の(後編)では、「●(4)個人的な趣味、仏教や空海・弘法大師に関する本」を紹介し、その後、いよいよ
「●私の2023年〈リアル系〉ベスト3候補」、「●私の年間ベスト―2023年〈リアル系〉」を紹介します。

お楽しみに!

 ・・・

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
--

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2023.12.16

『左組通信』復活計画(26)左利き自分史年表(3)1980-1990―左利き用品に目覚めるまで-週刊ヒッキイ第655号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

(『まぐまぐ!』登録・解除)

第655号(No.655) 2023/12/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [26]
レフティやすおの左利き自分史年表(3)1980-1990―
左利き用品に目覚めるまで」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第655号(No.655) 2023/12/16
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [26]
レフティやすおの左利き自分史年表(3)1980-1990―
左利き用品に目覚めるまで」
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 前回は、
 「1972(昭和47)18歳-1979(昭和54)25歳 ――世界が間違っている」
 をお送りしました。

 高校卒業後、社会人となってから、「左利き友の会」を主宰していた
 精神科医・箱崎総一先生の著書『左利きの秘密』を読み、
 左利きの自分が間違っているのではなく、左利きを受け入れない
 この社会、この世界自体が間違っているのだ、と気付かされるまで、
 でした。

 

(第一回)
第651号(No.651) 2023/10/21
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [24]
レフティやすおの左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで」

2023.10.21
『左組通信』復活計画(24)左利き自分史年表(1)1954-1971―高校卒業まで
-週刊ヒッキイ第651号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-ed7f5f.html

(第二回)
第653号(No.653) 2023/11/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [25]
レフティやすおの左利き自分史年表(2)1972-1979―世界が間違っている」

2023.11.18
『左組通信』復活計画(25)左利き自分史年表(2)1972-1979―
世界が間違っている-週刊ヒッキイ第653号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-3f10f1.html

 

 今回は、それ以後、生まれて初めての左利き用品である、
 左手用カメラ「京セラSAMURAI Z-2L」を手に入れ、
 左利きは自分の身体に合った左利き用品を使うべきだ、
 と気付くまで。

 <左利きミステリ>を含む「左利き年表」になっています。

*(参照)
第595号(No.595) 2021/5/15
「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
2021.5.15
私の読書論144-<左利きミステリ>その後
-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/05/post-e0ec7a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/400a7921be1d016f8bfbff350762971a

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」1900年代
2023.4.15
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)
-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-d5c13e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/131b4f7933014dcedf057c75702ff28e

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [26]

  <レフティやすおの左利き自分史年表>(3)
 
  1980-1990―左利き用品に目覚めるまで
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛      

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(画像:本編の元となった、今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』「レフティやすおの左利き自分史年表」のページ冒頭)

 ●「1980-1990―左利き用品に目覚めるまで
  【左利きライフ研究家】レフティやすおの左利き自分史年表-3」

*(注)科学書――特に脳・神経科学に関する本につきましては、
 最も発達が著しく、発行年代の古い本の場合、情報として
 古くなってしまっているものがありますので、ご注意ください。

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(太文字=西暦(元号)年齢) レフティやすおの出来事 (茶文字=社会の出来事)(青文字=左利き・利き手関連文献
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1980(昭和55)26歳 4/5(映画)『ミスターどん兵衛』山城新吾企画・製作・脚本・監督・主演、共演川谷拓三、他 ――山城新吾と川谷拓三の日清どん兵衛のCMがヒットし、映画に。

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(画像:映画『ミスターどん兵衛』ポスター、チラシ)

(参照)『レフティやすおのお茶でっせ』2009.8.16
8月14日「どん兵衛」CM等で活躍の山城新伍さん(70歳)死去
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2009/08/814cm70-86f5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/08876f2f71e930b97c821bbd6a163650

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(画像:産経新聞2009年8月14日 訃報欄より)

⇒1977(昭和52) (TV CM)日清食品「どん兵衛」 テレビCM始まる  「きつねうどんから おあげとったら何になると思う」…
 「ただの素うどん」出演:山城新吾、川谷拓三
――左利きコンビが左手にお箸を持って「どん兵衛」を食べるCMは
とても好ましく、左手箸の左利きの人に大いに勇気を与えた。
日清食品「どん兵衛きつね」――

「どん兵衛」はヒットした。最大の要因はテレビCMだった。山城新伍と川谷拓三のひょうきんコンビのCMが人気を呼び、売り上げが急上昇したのである。小品を擬人化したどん兵衛というネーミングがあったからこそ、あのかけ合い漫才のCM世界が生まれたのだと思う。山城新伍の突っ込みと川谷拓三のぼけ具合が絶妙だった。
 / 発売二年目の一九七七(昭和五十二)年に売り上げ数量が一億食を超えた。きつねうどんの発祥の地は大阪である。根強いうどん人気もあってか、その年の二月の調査で、西日本ではカップヌードルを抜き第一位になってしまった。もちろんしばらくして巻き返しにあったが、一瞬でもカップヌードルの牙城を崩したのはすごいことだった。...
》p.78

――『カップヌードルをぶっつぶせ!――創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀』安藤宏基(あんどう・こうき) 中央公論新社 2009.10.7
「第2章 創業者とうまく付き合う方法/パッケージ戦力第二弾。ドンブリ型容器の「どん兵衛きつね」がヒット。「どんくさくてもいい」。社内の猛反対を押し切って商品名に。」より

 

『右手の優越』R・エルツ 吉田禎吾、内藤莞爾訳 垣内出版 (2001/6/1 右手の優越―宗教的両極性の研究 ちくま学芸文庫 ロベール エルツ (著), Robert Hertz (原著), 吉田 禎吾, 板橋 作美, 内藤 莞爾 訳)

(左利きミステリ、ショートショート)「最期のメッセージ」阿刀田高 『瑠伯』1980(昭和55)年夏季号 ――左利きの被害者の残したダイイング・メッセージの謎解き。
(収録短編集)『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 2009.1.15

12/20『左利きの本―右利き社会への挑戦状』ジェームス・ブリス/ジョセフ・モレラ 草壁焔太訳 講談社 The Left-Handers’ Handbook ――前半が、私が手に取った初めての翻訳ものの左利きの本。
後半は、翻訳を担当された草壁氏による日本編でした。

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第503号(No.503) 2017/10/7
「創刊500号突破!“13年目に向けて”特別号(3)」
 ●勇気を与えられた本
《この本で、“右利き社会と「闘う」”
 という行き方(方法)のあることを学んだ気がします。》
『レフティやすおのお茶でっせ』2017.10.19
創刊500号突破!13年目に向けて(3)-
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第503号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2017/10/500133--hikkii5.html

 

1981(昭和56)27歳
5/31(左利きミステリ、ショートショート)「兄弟」阿刀田高  東京新聞等に掲載
――えこひいきされる兄弟のお話。
ネタバレになりますが「ぼく左手・兄右手」という設定。
ベンジャミン・フランクリンの左手からの手紙という
<教育監督者への請願書>を連想させる作品です。
(のちに『新装版・最期のメッセージ』講談社文庫 収録、

同書には、1980年『琥珀』夏季号初出の左利きネタの
ミステリ・ショートショート「最期のメッセージ」も併録。
*「兄弟」は『イソップを知っていますか』新潮文庫(2012/6/27)、
 『アイデアを捜せ』文春文庫(1999/2/1) でも紹介されています。

(左利きミステリ・番外SF)「ブルー・シャンペン」
Blue Chmpagne ジョン・ヴァーリイ 浅倉久志/訳
原著初出オリジナル・アンソロジー『ニュー・ヴォイスIV』(1981)
→(1985)邦訳収録短編集『スター・シップ―宇宙SFコレクション(2)―』
伊藤典夫、浅倉久志/編 新潮文庫 1985(昭和50)12/1
――脳の言語中枢に働きかけて言葉の混乱を起こす幻覚剤と
左利きの人の場合の反応の違い。

 

1982(昭和57)28歳 4/30(参考書)『手と脳―脳の働きを高める手』久保田競  紀伊国屋書店
――利き手(作用の手)と非利き手(感覚の手)の役割の違いなど。

『手と脳 増補新装版』2010/12/24
――《【旧版との違い】脳科学の新たな成果をアップデートするとともに、
読みやすいレイアウトに。/第2章、9章は全面的に書き下ろし》

6/『春夏秋冬殺人事件』「冬の部 団地警察殺人事件」齋藤栄

――右使いの左利きの被害者、自殺偽装殺人事件。連作短編集のラスト。
 左利きならではの場面はなく、<左利きミステリ>としては名目だけ。
『春夏秋冬殺人事件』齋藤栄 双葉社 1982/6 

『春夏秋冬殺人事件』 祥伝社 ノン・ポシェット 1995/4

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第420号(No.420) 2014/6/21 「名作の中の左利き~推理小説編27~
齋藤栄『春夏秋冬殺人事件』」
『レフティやすおのお茶でっせ』2014.6.25
左利きミステリ『春夏秋冬殺人事件』齋藤栄~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii420号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/06/hikkii420-a208.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/2479f287f13c41d921ee64bb97abd4db

 

10/(左利きミステリ)「停電にご注意」鮎川哲也 『小説推理』昭和57年10月掲載
――安楽椅子探偵<三番館>シリーズ。
 アリバイの時刻を示す証拠の写真の人物がみな左利きという謎。
(収録短編集)
『クライン氏の肖像―三番館の全事件III』<鮎川哲也名探偵全集>出版芸術社(平成15年4月)収録。

『材木座の殺人』鮎川哲也 創元推理文庫 2003/8/1

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第364号(No.364) 2013/5/18「名作の中の左利き
~推理小説編16~全員が左利きの謎「停電にご注意」鮎川哲也」
『レフティやすおのお茶でっせ』2013.5.22
名作~推理編16~全員が左利きの謎・鮎川哲也~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii364号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/05/16-hikkii364-3b.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/cf81d782cad9508f380fe8b154670cb5

 

12/1『かくれた左利きと右脳』坂野登 青木書店

――指組み、腕組みでどちらの手が上側に来るかの違いが「利き脳」に関係しているという。

(文庫化・再刊)『鏡の国のアリス』広瀬正 集英社文庫

 

 

1983(昭和58)29歳 6/1『左きき学―その脳と心のメカニズム』ジーニー・ヘロン編 近藤喜代太郎、杉下守弘訳 西村書店  NEUROPSYCHOLOGY OF LEFT-HANDEDNESS(1980)
――近年の脳・神経科学の発達は著しく、情報としては古いが、第一章の左利き研究の歴史は目を通す価値はある。
「まえがき」近藤喜代太郎

ⅰp《利き手も脳の左右分化のひとつの表現であり、その研究を通して脳の神秘に迫るひとつの手掛かりでもあります。/左利きは古くから人々の注意を引き、それぞれの国や時代の水準を反映して種々の憶測が加えられ、また、少数者への寛容度を反映してさまざまに処遇されてきました。その意味で、左利きの問題は文化史の一側面ですし、それが脳機能の左右分化という立場から理解されるようになったのは、決してそう古いことではありません。》
〈近藤は自身が左利きで、それぞれ深い関心と同感をこめて本書の翻訳に当たりました。》

「序」J・へロン

ⅳp《嘲笑され、叱られ、物差しで打たれ、後ろ手に縛られもした悪い手。左利き者は辱められ、非難され、悪意に満ちた攻撃を受けた。こうした歴史にもかかわらず、左利き者は静かに朽ち果てるどころか、生き残っている。ではなぜか? それは、本書が示すように、彼らが好んでではなく、“神経学的命令”によって左手を用いているからである。》
ⅴp《原理の解明は例外を通じて行われることが多いので、左利き者の研究はこれら脳研究で重大な役割を果たしている。左利き者の仲には脳の非対称性の様相の異なる集団があり、様々の左利きの類型を調べ、個々の検討を加えて脳の機構について多くを学ぶことができる。/これらの研究の対象が左利き者であっても、真の設問は左利きそれ自体ではなく、ヒトの脳がどのように機能するかに向けられている。/本書を左利き者にささげる。ヒトの脳の神秘への疑問に回答をもたらす、最も重要な手掛かりになる近代的研究によって、ついには左利き者のユニークな特性が見出されるだろう。》

「第1章 左利き:初期の学説、事実、空想」ローレン・ユリウス・ハリス

(参照)『レフティやすおのお茶でっせ』2004.8.27
左利きの本だなぁ『左きき学 その脳と心のメカニズム』ジーニー・ヘロン編
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2004/08/post_3.html

 

1985(昭和60)31歳 4/11(TVドラマ)『スケバン刑事』主演斉藤由貴 フジテレビ系~85/10/31(全25話)

『スケバン刑事 VOL.1』 [DVD] 斉藤由貴, 林美穂 (出演)

11/7(TVドラマ)『スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説』主演南野陽子 フジテレビ系~86/10/23(全42話) ――初代二代目と左利きの女優によるドラマ、武器の左投げのヨーヨーが決まってました。
『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説 VOL.1』 [DVD] 南野陽子 (出演), 相楽ハル子 (出演)

 

1/15(参考書)『左の脳と右の脳』サリー・P・スプリンガー、ゲオルク・ドイチュ(Springer, Deutsch) 監訳・福井圀彦、河内十郎 訳・宮森孝史、松嵜英士 医学書院
――第1章で「利き手と大脳半球」について、第5章「左利きのなぞ」で「左利きについての考え方の歴史」「利き手を決定することの難しさ」「利き手は遺伝により決まるのか」「なぜ双生児には左利きが多いのか」「利き手と機能的非対称性」「利き手と高次精神機能」など左利きに関する研究結果が示されている。

第2版 (1997/10/1)

 

12/1(左利きミステリ・番外SF)「ブルー・シャンペン」Blue Chmpagne ジョン・ヴァーリイ 浅倉久志/訳

邦訳収録短編集『スター・シップ―宇宙SFコレクション(2)―』伊藤典夫、浅倉久志/編 新潮文庫 1985(昭和50)12/1
→(1981)原著初出オリジナル・アンソロジー『ニュー・ヴォイスIV』(1981)
――脳の言語中枢に働きかけて言葉の混乱を起こす幻覚剤と
左利きの人の場合の反応の違い。

 

 

1986(昭和61)32歳 12/1『勝利投手』梅田香子 河出書房新社

――日本のプロ野球に左腕女性投手が入団。星野中日ドラゴンズがドラフト会議で指名した新人投手は、甲子園を沸かせたあのピッチャーだったが……。

 

1987(昭和62)33歳 『右利き・左利きの科学』前原勝矢 講談社/ブルーバックス

――手軽に手に取れる新書で、本格的な左利き・利き手の科学解説書。

 

9/ 『左ききの人の本 右にでるモノがない!』斎藤茂太 エムジー
――精神科医で性格の本などの当時の人気著述家<モタ先生>の左利き応援本。今では右利きから転換の左投手と知られる江夏豊さんを左利きの人の代表として、その性格を左利きの性格として解説している。

 

 

1988(昭和63)34歳 7/何度目かの就職先、電子機器製造の会社でハンダ付けの仕事を覚える。最初は見よう見まねで右手で始めるが、ある程度慣れたところで左手を使う。基本的にはどちらでもほとんど変わりなくできるようになる。みんなと流れ作業などするときは右手で、ひとり作業のときは左手で行うようになる。
――左手の方が細かい作業には向いている様子、スピードも若干速いか?
道具はペン型、ピストル型ともに右手でも左手でも使える対象形。 

 

9/ (SF、左右)『白壁の緑の扉』H・G・ウェルズ ボルヘス編バベルの図書館8 小野寺健訳国書刊行会
――「プラットナー先生綺譚」収録
「プラトナー物語」The Plattner Story (The New Review 1896/4)

 

(家電)シャープ、業界初、左右両開き冷蔵庫発売。

――<どっちもドア>、本来は置き場に困らない、出し入れ自由などキッチンでの使い勝手の向上という発想で作られたものだが、左利きにも便利で、家族で使う商品だけに、共用性のあるこの製品は好都合。
(参照)
SHARP > 冷蔵庫 > どっちもドア 選ばれ続けて35年
https://jp.sharp/reizo/door/

1988-sharp-dottimodoor

 

1989(昭和64/平成元)35歳 4/(左利きミステリ)『8の殺人』我孫子武丸 講談社
――“8の字屋敷”で起きた連続殺人。左肩にボウガンを構えた犯人…?
『新装版 8の殺人』我孫子武丸/著 講談社文庫(2008/4/15)

『8の殺人』我孫子武丸/著 講談社文庫(1992.3.15)

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第382号(No.382) 2013/9/21「名作の中の左利き
~推理小説編20~左利きの容疑者『8の殺人』我孫子武丸」
『レフティやすおのお茶でっせ』2013.9.26
左利きの容疑者『8の殺人』我孫子武丸~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii382号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/09/hikkii382-d77d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/56e12e92f4f6e9b32b29cf54de39238a

 

7/(カメラ)世界初左手用カメラ「京セラSAMURAI Z-L」発売。片手保持による縦型フォルムのニューコンセプト・カメラ、SAMURAI Zの左利き用。

 

9/(カメラ)「京セラSAMURAI Z」の一部機能を省略した廉価版「Z2」、左手用「Z2-L」発売。

(画像)1990のカタログから、左が左手用Z-L

 

4/1(プロ野球小説、文庫化再刊)『勝利投手』梅田香子 河出書房新社/河出文庫

 

 

1990(平成2)36歳 12/30左手用カメラ京セラ サムライSAMURAI Z2-L を買う。

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(画像:今はなきホームページ『レフティやすおの左組通信』の「左利きphoto gallery〈HPG4〉世界初 左手用カメラ/京セラKYOUCERA サムライSAMURAI Z2-L」のページから――hg.hph4(ページ冒頭)、hg.hph4 1(京セラSAMURAIZ製品カタログ)、2(雑誌の紹介記事より―『週刊プレイボーイ』1990年12月頃?、『モノ・マガジン』1991年4月2日号no.188)、3(添付の取扱説明書 専用アクセサリー 価格票) )

――生れて初めての左利き用品。当時各社からいろいろ出ていたニューコンセプト・カメラのひとつ。どれを買うか迷ったが最終的にはやはり左利きの私が買うならこれでしょう、ということで。まさにベスト・パートナーと呼ぶにふさわしい、フィット感。このときから、私は真に左利きに目覚めました! 左利きは左利き用のものを使わなきゃ、って。
ちなみに、これを買ったお店(大阪で一番有名なカメラ屋さんの日本橋店)の人に聞いてみたところ、左手用を売るのは3台目、引渡し前に動作チェックをするのだが右利きには扱いにくい、という話だった。

(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第566号(No.566) 2020/3/7
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その2)その後の30年―左利きライフ研究の30年(1)」
 ●運命の時――
1990(平成2)36歳の年末12月30日
 ●『週刊プレイボーイ』の記事
「ぐぁんばれカメラ」
《ニューコンセプトカメラの元祖、サムライの第2世代。
 すっごくコンパクトになったボディは、
 とても持ちやすいカタチだ。(略)
 (左利き用のZ2-Lも同価格であるぞ)》
 ●生まれて初めての左手・左利き用品との出会い
今は消滅したホームページに掲載した文章を再録しましょう。
(この文章は、元々は、
弊誌『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第144号(No.144) 2008/8/2
「<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
「左利き講座<左利きQ&A>(21)カメラと左利き」
より転載したものです。)
 ◆左手用カメラの使用感
<左手用「京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L」
 を使ってみて思うこと>
 ●<利き手は心につながっている>
脳科学者・久保田競先生の著書『脳を探検する』によりますと、
利き手と非利き手の役割分担というものを考えますと、
利き手は「作用する手」、非利き手は「感覚の手」だそうです。
https://www.amazon.co.jp/dp/4062085801/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
 ◆利き手では、反復練習で身につく作業より、心の作業を!
 ●自分が自分らしくなる
『レフティやすおのお茶でっせ』2020.3.7
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(2)その後の30年(1)左手用カメラ-週刊ヒッキイ第566号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/03/post-fe5897.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/88bb26fc85ae82e9284a377bbcdbeaf3
 

 

  6/『左手のことば』秋山孝 日貿出版社

1952年生まれ(2022年没)のデザイナーでイラストレーターで元・多摩美術大学教授。擬人化された「左手」がペンを持っているイラストが表紙。
巻末に英語対訳の著者インタヴューで、「矯正」指導を受け苦しんだ話がある。

ぼくが小学校1年生のころに、ぼくは昭和27年生まれだから……昭和33年前後かな?。
 まあ昭和30年代のはじめにいろいろな人に左ききというのは、一般人のモラルに反していて、いやしいものであるというふうに教えを受けて、直すように強要されたというのがあって。
 でもぼくは左手のほうが使いやすいしね、細かい仕事をする、つまり字を書くのも絵を描くのも左手のほうが非常にうまくいくと。
 でもぼくの先生たちは直させるのに何と言ったかというと、文字は右利きの人にしか描けない図形であると。
 そうすると草書体が書けないだとか、英語は左から右へ行くものだから直しなさいだとかいわれたんだけれども、ぼくはそれに対して納得ができなかった。
 使いやすい手を替えて不自由な手を持つということにものすごく抵抗を感じたし、本当に納得がいかなかった。
 そこでぼくは左手を使っているのがそんなにみっともないのかと思って鏡に映しながら手を書いてみたら非常にスムーズにね、自然な感じで鏡に映っているわけ。
 で、また学校に行くと先生がのぞき込んで「左手を使うのをやめなさい!」と怒鳴る。
 「右利きに変えなさい、それは片輪なんだよ」ってね。
 その片輪ということもぼくには理解できなかった。
 心の底からの理解や納得がないことはやってはいけないよね、子供でも。
 悪くいうと頑固なんだけれども理解して納得できれば頑固は直るわけ、でも納得できなくてぼくは使ってる。
 先生の考えの中での「左手は悪」という既成概念に対する抵抗だね。


 

(1990・原著発行)(左利きミステリ、番外編)「呪われたティピー」エドワード・D・ホック 
収録短編集『革服の男―英米短編ミステリー名人選集〈5〉』光文社文庫 1999/11/1
――<左利きの探偵>西部探偵ベン・スノウ

 

-- 1980-1990 ――左利き用品に目覚めるまで --

 

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [26]レフティやすおの左利き自分史年表(3)1980-1990―左利き用品に目覚めるまで」と題して、今回も全紹介です。

今回は、私にとって生まれて初めての左利き用品である、左手用カメラを手にしたときの感動から、左利きは自分の身体に合った左利き用の道具や機械を使うべきだと、目覚めたときまでの年表です。

また長くなっていますが、そのまま全文転載です。

これらの年表は、いずれさらに手を入れて個別にアップしてゆく予定です。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2023.12.15

私の読書論177-個性的な本屋の作り方を学ぶ―『美しい本屋さんの間取り』-楽しい読書356号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書【別冊 編集後記】

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2023(令和5)年12月15日号(No.356)
「私の読書論177-個性的な本屋の作り方を学ぶ
―『美しい本屋さんの間取り』から」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2023(令和5)年12月15日号(No.356)
「私の読書論177-個性的な本屋の作り方を学ぶ
―『美しい本屋さんの間取り』から」
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 例年では、この12月・1月は、
 その年(または前年)に私が読んだ本の中から、
 リアル系とフィクション系のオススメを紹介する「私のベスト3」を
 お届けしてきましたが、コロナ禍以来読書量が減り、
 今年はリアル系の本をほとんど読んでこなかったので、
 リアル系は一回で済ませそうです。

 そこで今回は、
 リアル系の本の中で二、三冊読んだ本屋さんに関する本から、
 個性的な本屋の作り方を取り上げている本を紹介しながら、
 本屋さんの魅力について考えてみましょう。

 ここ何回か本屋さんに関して書いてきました。
 その総決算という形になればいいのですが……。

2023(令和5)年9月15日号(No.350)
「私の読書論174-消えゆく書店と紙の本」
2023.9.15
私の読書論174-消えゆく書店と紙の本-楽しい読書350号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/09/post-f7ab5e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/a65f07da56cc868147fbd49d01c3c4bf

2023(令和5)年10月15日号(No.352)
「私の読書論175-出版業界―または本と本屋のこと」
2023.10.15
私の読書論175-出版業界―または本と本屋のこと-楽しい読書352号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/10/post-d8d8ec.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/7b9a38985fcfd574650e4c54eba355c1

2023(令和5)年11月15日号(No.354)
「私の読書論176-読書週間に関する新聞記事から思ったこと」
2023.11.15
私の読書論176-読書週間に関する新聞記事から思ったこと-楽しい読書354号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/11/post-7462e0.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d498bde194e54d8e97a5d018d683f607

 

 (今回の参考書)
『美しい本屋さんの間取り』エクスナレッジ X-Knowledge 2022/12/29

231213utukusii-honnyasan-no-madori

――編集部を辞めて、本屋さんになる! と決めたワニ田さんのために、
 本屋さんの作り方を教えてくれる本。
 実際に営業中の全国の書店の中から個性的な本屋さんを、
 その間取りの平面図も含めて、それぞれの特徴を紹介するとともに、
 本屋さんを開業するために必要なあれやこれやの基礎知識も含めて、
 教えてくれる本。
 Amazonのレヴューにもありますように、
 《開業するかどうかはともかく、自分だったらどんな本屋を作るか
  想像するだけでも楽しいと思います。》
 私も同じように色々考えてみました。そういう本です。

出版社サイトでの紹介情報:内容・概要
https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767830957

《この本では、/店内の間取りや本のジャンルの分け方や並べ方、/
 什器や内装に関することから立地の選定、/開業予算の目安、
 クラウドファンディングや/SNSの活用など運営に関することまで、/
 本屋さんにまつわることをまるっと紹介します。/
 また、書店でよく使われる用語解説もイラスト付きで紹介!!/
 これを読めば、本屋さんの全体像がなんとなく分かります。/
 本屋さんに興味のある方や、これから本屋さんをはじめたい
 と考えている方、/「本屋さんってどういうところ?」という方にも/
 目からウロコ満載の、本屋さんワールドを楽しんでいただけましたら
 幸いです。/この本は、「建築知識2020年1月号」の[本屋さん特集]
 を大幅に加筆、再編集したものです。》

 掲載店40店

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - 私の読書論177 -

  ~ 個性的な本屋の作り方を学ぶ ~

  『美しい本屋さんの間取り』(エクスナレッジ)から
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●現物の魅力

本屋さんの魅力といいますと、なによりも、
<思いがけない本との出会いがある>という点でしょう。

欲しい本を買うだけなら、ネットで十分です。
在庫があれば、Amazonなどではホントにすぐに送ってきてくれます。

でも、自分が欲しい本が必ずしも、選んだ本だった、とは限りません。
色々な情報を手にしたうえで吟味して選んだつもりでも、
ホントに自分に合ったものかどうかは、
実際に手に取って読んでみなければ分からないものです。

その点、本屋さんではある程度立ち読みで現物を確認する事もできます。
内容だけではなく、実際の“もの”としての魅力という側面もあり、
自分で納得のいくものに出会えるという点では、
リアルの世界の持つ力は、捨てがたいものがあります。

本屋さんで本を探していると、予定していた本以外にも、
もっと適切な本が見つかることがあります。

さらに、考えてもいなかった本と出会うこともあります。
自分の中にそんな欲望があったのか、と思うような、
異なるジャンルの本との出会いも。

 

 ●本屋さん開業の夢

最近結構、私は本屋さんに関する本を読んだり見たりしています。
図書館で借りたものですが(本書もそうです)、
『世界の美しい本屋さん』清水玲奈(エクスナレッジ 2015/4/18)とか。

 

機能的な本屋さんも魅力的ですが、
本の美術館みたいな本屋さんを作ってみたい、という気持ちがあります。
入館料を取るようなですね。で、もちろん本も買える。
見て楽しく、買って嬉しい――そういう本屋さん。

若い頃はホントに色々間取りや選書なども考えたものでした。
実際には何もできませんでしたが。

実際にあるとき、本屋さんが儲かるらしいと聞いた、
他業種のある社長さんからいい出物があるので、
本当にやる気があるのならやってみないか、
と誘われたこともあったのです。

その後、実際に勤めていた本屋さんを辞め、
自分でやってみたいと思ったこともありました。
資金がないので先の社長さんに話すと、
もう遅い! といわれましたが……。

 

 ●『美しい本屋さんの間取り』主な目次

本書でもワニ田くんが本屋さんをやりたい、というのですが……。

簡単に、目次を見ておきましょう。

231213utukusii-honnyasan-no-madori-mokuj

 

序章 本屋さんになりたい(本屋に必要なもの、他)
1章 設え方 来店者を増やす(小さく維持しやすい本屋、安定経営には
 複合型を、特定分野を共有する場に、移動本屋は一期一会、ときめく
 本棚をつくる、立地に合ったファサードを、本屋は内装で勝負する、他
 Qレジの位置はどこに? Qどうする? 万引き対策 他)  
2章 見せ方 美しく本を見せる(本の回転率を上げる書籍の陳列、
 来店者を誘引する並べ方、棚は「本屋の顔」と心得る、独自の企画を
 本屋の強みに、ある本屋さんの一日、他 Qどんなスタイルにするか?
 Q場所はどう選ぶ? Q開業資金に必要なのは? Q経営持続に必要な
 ことは? QSNSの上手な活用法は? 他
3章 基本 知っておきたい基礎知識(本の大きさと重さを知ろう、
 飲食物提供には条件あり 本と流通の仕組み Qどこから仕入れるか?
 Qコロナ禍で変わったことは?) 
用語集 書店の全体像がおおよそわかる(新刊書店、古書店 QSNSの
 使い分けは?)

 

これが主なところです。

本屋さんに関して、初めての人にも分かる内容という感じです。

本屋のあれこれの知識がどうかということより、この本の醍醐味、
読みどころはなんと言っても、各お店の間取りとその棚構成について、
といった具体的な店内の通路やレジ位置、棚のサイズを含めて、
カラーの図版と写真で説明されている点が光っています。

さすが、建築雑誌の特集記事をもとにした本らしさ満載ですね。

以前、私自身が本屋さん時代に実戦したことも含めて、
私自身の考える売れる本屋へ変える方法を書いてみました。

ここでも当然のごとく、
売れる、人の集まる、そういう本屋の実践例を紹介しています。
目次をご覧になっても分かりますよね。

 

 ●間取りの図版が楽しい

結論的に言いますと、
タイトルになっている間取りの図版が気に入っています。

各お店の間取りの図版は、
通路や棚のサイズまではきっちりと計測されていて、
さすがに建築雑誌らしく、非常に詳しくて楽しめます。

思わず自分ならどうする? と考えてしまいますね。

小さくても本専門の書店もあれば、複合店もあり、それぞれの立地と
店主さんの目指すものとによって、異なっているのでしょう。

私もジャンルを限って、例えば一つは、
翻訳ミステリとSF、ファンタジーの専門店をやってみたいものです。

美術館的な美しい本屋さんが理想ですね。
ギャラリー的な部分と本が買える本屋さん的な部分がある、
というような。

昔は、東京にミステリ専門店などというものもありましたし、
アニメ関連グッズのお店と併設しているところもありました。

本書では、基本的に小さな本屋さんで、自分のやりたい本屋さんを!
 というものですね。

 

 ●1章 設え方 来店者を増やす

本書について気になる部分を見ておきましょう。

「1章 設え方 来店者を増やす」では、
まずは「レジの位置」から始まっています。
基本的に一人でやるような小さなお店では、万引き対策も込めて、
全体を見渡せて、かつ個々のお客様とやりとりできる位置が重要です。

安定経営には、やはり複合型を提案しています。
本のみを売るだけでも、新刊のみの店や古本も扱う店があります。
あるいは、専門書店という行き方もあります。
ここでは建築書専門店を例に上げていますが、
児童書や絵本の専門店もあります。

本だけで無く、粗利の高い雑貨も扱うという方法もあります。
粗利でいいますと、やはり飲食店がいいでしょうね。
本屋さんとマッチするものとしては、カフェがよく活用されます。

ファサード、店の表まわりですね、これや内装を工夫する、
ということを書いています。
通りかかるお客様にどれだけお店をアピールできるか、
入店したお客様に居心地良く感じてもらえるか、といった意味合いです。

移動本屋についても書いています。
クルマの後ろに本をのせて売りに行くという、
キッチンカーの本屋さん版ですね。
出店先のテーマと客層で本を選んで持っていく、
ということがポイントになります。

「ときめく本棚をつくる」というのは、選書ではなく、
本棚そのものの体裁――木箱を重ねるとか本箱型ではなく平板だけとか、
平積みや面陳(表紙を見せて立てかけて飾る)等の
平台や棚での本の飾り付け方やポップなどなどのことですね。

お客様の目を惹くようなハード面の魅力の演出の仕方を工夫しよう、
ということです。

 

 ●2章 見せ方 美しく本を見せる

「棚は「本屋の顔」と心得る」とあります。
これは非常に大事なことだと思っています。
私が本屋さん時代は、とにかく、毎日「顔」――
店頭の一番目立つ部分――に変化を持たせるように心掛けていました。
雑誌は毎日のように新しい号が出て来るものです。
その日に出たものを中心に店頭を飾っていくようにしました。
もちろん、雑誌にも序列があります。
昨日出た雑誌の方が序列が上位(より売れているもの)であれば、
動かせません。
しかし、そうでなければ、常に同じ顔ではなく、
「今日はこれだ!」というものを全面に打ち出していくことが重要です。

「来店者を誘引する並べ方」、これは正味本の並べ方です。
お客様の探している本がすぐに見つけられる陳列法ですね。

出版社別とか、文芸書や人文書や実用書といったジャンル別、
生き方だと愛だとかそれぞれのテーマ別とか。

「独自の企画を本屋の強みに」では、
出版社の用意したフェアをやるとか、
書店のオリジナル・フェアをやるとか、
イベントをやるとか――よくあるのは作家さんのサイン会とかです。
雑貨を取り扱っている場合は、
新商品と連動でテーマにあった本を並べるとか。

「ある本屋さんの一日」とか、Qどんなスタイルにするか?
 Q場所はどう選ぶ? Q開業資金に必要なのは?
 Q経営持続に必要なことは? QSNSの上手な活用法は? 
といったクエスチョンとその答えは、開業の参考になるでしょう。

 

 ●3章 基本 知っておきたい基礎知識

「本と流通の仕組み」 Qどこから仕入れるか? 「用語集」などは、
<書店の全体像がおおよそわかる>とある通り、
2章の後半の部分ともども、
本屋さんのだいたいのイメージが理解できるようになっています。

「Qコロナ禍で変わったことは?」「SNSの使い分け方は?」などは、
私のころにはなかったことでもあり、いかにも今風な部分です。
ネットを使った販売も増えている昨今を反映しています。

SNSに関しては、今日、お店の宣伝には不可欠の要素であり、
これをいかに駆使できるかどうかが、新規のお客様を開拓する、
店のリピーターを増やす、店を支持してくださる固定客をつかむ、
集客の面で商売の生命線を握っている、ともいえそうです。

 

 ●本書が見せてくれる自分の本屋さんの夢

総合的にみて本書は、とにかく本屋さんをやりたい、という人に
勇気を与えてくれるような本になっている、ということです。

もちろんこれだけで即本屋さんがやれるというわけではありませんが、
大いに参考になるし、事前に準備するべきことを、
かなり現実に沿って考察できる本になっていると感じました。

また、自分だけの本屋さんを妄想する、
という楽しみ方ができる本でもあります。

この点だけは、絶対的に実現できます。

私も自分なりに図面を引いて、本を並べてみたいものです。

みなさんも、自分なりのこうありたいというお店の図面を描いて、
自分の売りたい本の選書とその飾り方を空想するのも一興でしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論177-個性的な本屋の作り方を学ぶ―『美しい本屋さんの間取り』から」と題して、今回も全文転載紹介です。

本文でも書いていますが、ここ3回続けて、ホント本屋さんについて書いてきました。
そのまとめというほどではないのですが、<私の本屋さん>の夢を描くことができる本を見つけましたので、それについて書いてみました。

実際に、本屋さんをやりたい人はもちろん役に立ちますが、現実の本屋さんの経営はむずかしい時代になっていますので、実際にやるのは大変ですが「夢を見たい」という人には、絶対オススメの本です。

私もたっぷり楽しんでみたいと思っています。

 ・・・

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈メルマガ「楽しい読書」〉カテゴリ

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおの新しい生活を始めよう』に転載しています。
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2023.12.02

楽器における左利きの世界(17)『左利きの言い分』の音楽家-週刊ヒッキイ第654号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』【別冊 編集後記】

(『まぐまぐ!』: https://www.mag2.com/m/0000171874.html)

第654号(No.654) 2023/12/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(17)
 大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第654号(No.654) 2023/12/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(17)
 大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回は、前回予告しましたように、
 9月に出版された大路直哉さんの著書『左利きの言い分』から、
 「第5章 左利きの才人、偉人たち」の音楽家たちについて
 思うところを書いてみましょう。

 

『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』大路 直哉/著
PHP新書 2023/9/16

230919hidarikiki-no-iibun-600

*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』
2023.9.6
「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』9月16日発売 (「新生活」版) 
2023.9.20
「日本左利き協会」発起人大路直哉さんの新著『左利きの言い分』9月16日発売
(「新生活」版)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {名のある左利きのアーティストは左用の楽器を演奏せよ!}
- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

  大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●坂本龍一の左利きについての話

「第五章 左利きの才人、偉人たち」の
【鍵盤をめぐる新たな左手の役割と可能性】において、
左利きの音楽家や左手の演奏に関して記載されています。

最初は、今年3月28日に亡くなられた坂本龍一さんについて。

231123sakamoto-tw

『左うでの夢』というソロアルバムもあるといいます。

左うでの夢(紙ジャケット仕様)坂本龍一 形式: CD 2015/1/21

左うでの夢 坂本龍一 形式: CD 1993/9/21

 

《生前は自身の左利きについて熱く語ることが間々あった》(p.194)
とありますが、私はまったくといっていいぐらい存じません。

単にファンでなかったというだけではないと思うのですが、
どうでしょうか。

 

 ●坂本龍一 第4回 「左利き」について言いきる

私が知っていたのは――

2015年4月16日
坂本龍一 第4回 「左利き」について言いきる
https://openers.jp/lounge/4348

《坂本龍一のなんでも相談コーナー。
 ふたりの親御さんからいただいた、左利きにかんする質問に、
 教授がお答えします。》

というもの。

231123sakamoto-openersjp

左利きのメリットとでデメリットに関しては

 《ぼくも左利きですが、メリットといえば……ないですね。

  自分が経験した最大のデメリットといえば「習字」。
  子どものころ、しょうがないから右で書いてましたけど、
  当然上手に書けるわけがなくて、
  右利きの人が左で書いているような下手な字でした。
  漢字文化圏の人間としてはいちばんのデメリットです。
  あれにはホントに困った……。》

 

メリットがないかどうかは、私にもよくわかりません。

具体的にこれで得したということは、左利きだという点を強調すれば、
覚えてもらえることがある、というぐらいでしょうか。
ほぼない、というのが実態でしょう。

強いていえば、少数派ゆえの“特別”な存在、異能の存在である、
とでもいうのでしょうか、“特別”な感じを持てる点でしょうか。

あるいは、大路さんの本にもあるような「不便益」(p.183)――
日常的な不便さから色々考えるようになったり、人の不便に気づいたり、
といった不便さから生まれる「不便の益」があります。

 

 ●坂本龍一、自身の左利きについて

次に、坂本さんは自身の左利きについて、
左手用のハサミとか缶切りを試してみたが、

 《すごく不便!
  長年、右手用のものを左手で使ってきたんで、
  いまさら左手用を出されても、うまく使えないんですよ。》

といいます。

坂本龍一さんは、1952年1月17日生まれですので、私より二つ上。
ほぼ同年代です。

そのころには、左手・左利き用のハサミというものは、
ほぼありませんでした。

ふつうに右手・右利き用のハサミを使っていました。
しかも昔のハサミは、刃の合わせがいい加減で、がたついていました。
これを自然な左手の持ち方で扱いますと、
刃と刃の間に紙をはさんでしまって切れません。

そこで、微妙な力のいれ加減を身につけて、
初めて使えるようになります。

この持ち方を覚えますと、
当然、左手・左利き用のハサミを使おうとしますと、上手くいきません。
力の入れ方が逆になるからです。

 

 ●「左利きを直すか」――けしからん!

そして、小学校入学前に「左利きを直すか」と聞かれたという
学校への対応については、

 《日本も戦前までは「右利きになおす」ということが
  徹底されていたみたいですが、戦後からはその風潮も変わって、
  左利きも認められるようになった。

  ……と思っていたのですが、
  まさか学校が「なおすか」などと聞くなんて。

  けしからん!
  そんなもの放っておけ!なおさなくていい!
  と言い張ったほうがいいでしょう。》

と左利きの私からいえば、ごくごく当たり前の回答でした。

最後に余談として、こういう発言がありました。

 《ぼくは左利きだから、脳のはたらきも左右反対なのか、
  と思って調べたことがあります。
  左が言語脳、右は空間脳といわれていますけど、
  テストしてみたら、反対じゃなかったですね(笑)。
  じゃあ、なんで左利きなのかは、ナゾです。》

まあ、これは致し方ありませんよね、私もわかりません。

 

 ●幼少時の坂本龍一はピアノが右利き用だと気づかなかった?

では、大路直哉著『左利きの言い分』に記された坂本龍一さんは?

 <坂本龍一――左手が脇役であることに納得できなかった>

とあります。

2018年9月2日付け日本経済新聞の特集記事
「音楽家坂本龍一さん、未知の音探す苦しみの先(My Story)」
からのコメントが紹介されています(p.195より、孫引きしておきます)。

 《主役は右手ばかり。左手はいつも脇役に追いやられていた。
  僕は左利きだから、これが納得できなかった。
  「差別じゃないか」とか言ってね。かなり生意気な子どもでした》
      
というのです。

しかし、これは考えてみれば、
「ピアノという楽器が右利き用である」というだけの話で、
右利きの人から見れば、“当然”のことに過ぎません。

そういう意味では、単なる「生意気な子」だったのかもしれません。

坂本龍一さんの自伝『音楽は自由にする』(新潮文庫 2023/4/19)

の幼少のころの部分を読んでも、同じようなことが書かれていました。

 

『坂本龍一 音楽の歴史 ~A HISTORY IN MUSIC~』吉村栄一/著
 小学館 2023/2/21

の「第一章 少年のころ」によりますと、
幼稚園時代にピアノに触れる機会があった、といいます。

小さいころからピアノという楽器に親しんでいたため、
低音部が左側で、高音部が右側に配置されていて、
右手で主に旋律を左手で伴奏を、という右利きの人にふさわしい形式を、
それが当然のこと、普通の状態と思い込んでいた、ということでしょう。

そういう中にあって、ヨハン・セバスチャン・バッハの楽曲の旋律は、

 《左手と右手を対等に用いるもので、
  「自由」と「反権威」への意識を覚醒させるものだった》pp.194-195

正直、私には楽曲云々というむずかしいことはわかりません。

しかし、大人になって、右利きと左利きの違いや、
右利き用の道具と左利き用の道具の違いなどを理解したのちに、
ピアノといった楽器に出会った私は、
今あるピアノという楽器はまさに右利き用だ、
左利きの自分にとっては不都合な楽器だ、
という明確な意識を持ちました。

坂本さんは、あまりに小さいころから親しんでいたため、
そういう認識が生まれなかったのかもしれません。

 

 ●バッハは左手と右手が同等に扱われている、というけれど

小学二年の時、ドイツに留学中の叔父宛に、
 《「バッハはすばらしい。
  なぜなら左手と右手が同等に扱われているから」》
と、ハガキを出しているそうです。
(『坂本龍一 音楽の歴史 ~A HISTORY IN MUSIC~』による)

『左利きの言い分』によりますと、

 《バッハの楽曲は、複数の旋律を各々の独自性を保ちながら
  互いを調和させる対位法の集大成と評されます。坂本によれば、
  右手で奏でたメロディーが左手に移ったり
  形を変えて右手に戻る手法に対して、〈バッハでは
  両方の手が同等に動き、旋律とハーモニーの境目もない。
  自由ってこういうことだ〉とのこと。》

とあります。

両手を同等に扱っている、という点を評価するのは、
それはそれでいいのです。
問題ありません。

ただ、他の音楽家はおおむね右利きの人が多く、
単に右利きであるがゆえに、右利き偏重の楽曲になるのは自然なこと、
といってもいいのではないでしょうか。

もし、左利き用のピアノがあって、それで演奏すれば、
右手にあたる部分はみな左手で演奏するわけで、
左利きの人にとっても何も気になるものではないことになります。

左手が主となり、右手の役割が少ない楽曲、ということになりますよね。

楽器が左右反転しているので、曲も単なる左右反転演奏です。

 

 ●グレン・グールド――異端の演奏法が結果オーライだった?

そして、坂本龍一さんは、自分と同じ左利きのピアニスト・作曲家の
グレン・グールドに夢中になった、といいます。
次はそのグレン・グールドさんです。

『左利きの言い分』の音楽家の二人目は、

<グレン・グールド――
 左利きであったことが唯一無二の演奏スタイルをつくった>

グレン・グールドは、

 《左手のアルペジオが正確であったことやバッハに代表される
  対位法の曲の場合は左利きが有利となったことなど、
  左利きであることが唯一無二の演奏スタイルを確立する
  大きな要因であったという、音楽家・原摩利彦の指摘があります。》

といい、

 《左利きであったからこそ得られた才能と称えられるべきもの》

というのですが、これはいってみれば、
<不便の益>と同じレベルではないか、という気がします。

左利きの人が、自分の身体に合った楽器を使わず、
右利き用の楽器を無理矢理使っているので、
そういう結果が生まれただけではないでしょうか。

異端の演奏法が結果オーライだった、と。

もし左用のピアノを使って、演奏する手の左右は違っていても、
楽譜通りの正統な演奏法で王道の演奏を行えば、
もっと偉大なピアニストになっていた、
という可能性もあったのではないでしょうか。

 

 ●ビル・エヴァンズ――<不便の益>の音?

次のビル・エヴァンズも同様のことがいえるでしょう。

<ビル・エヴァンズ――左手の演奏が未知の旋律を生んだ>
ですが、多くの評論家が指摘する彼の特徴は、

 《創造性あふれる左手の使い方》

だそうです。

以下演奏法のあれこれはむずかしくて理解できませんでしたが、
何やら左手の演奏方法に工夫があるようです。

右利き用のピアノを左手で演奏する中で生まれてきた異色の音、
なのでしょうか。

もしそうなら、これも<不便の益>の音といえますまいか?

 

 ●右利きの上原ひとみの場合

<余談:上原ひとみ――左手だけの演奏を披露>

アニメのピアニストが右手が使えず左手だけで演奏するシーンを、
左手だけで演奏したというのが、右利きの上原さん。

自身の曲でも、バッハへの敬意を捧げるような、

 《伴奏者じゃなくて、ずっと右手に反応することなく、
  左手が存在するっていうチャレンジ》

をやって見せた、ということです。

右利きの人でも、左手で異端の演奏をする例ということでしょうか。

 

 ●左用のピアノがあれば

先の二人、グールドとエヴァンズも、
左利きの人が右利き用のピアノで異端の演奏を行い、
結果として、それが一つの魅力となった例といえないでしょうか。

上原さんの場合も、左手の常識的な役割を越えた演奏の結果、
異質な演奏を実現したといえそうです。

大路さんは、
「第六章 「右利き社会」から「左利きに優しい社会」づくりへ」
【左利きに言いたい! 個人の能力開発以上に大切にしたいこと】
の中の、<有能と目される左利きが陥りやすい罠>で、

 《左利きは脳科学的に優れた才能を持つ――
  左利きとして生まれたことが選ばれし民のごとく賞賛され、
  「右利き社会」の中で右利きでは得難い能力を発揮できる
  といった話題が跡を絶ちません。(略)自己の能力開発のみに
  固執し自画自賛するだけでは、「利き手の左右を越えた
  やさしい人間社会や生活空間づくり」への意志を
  他者と分かち合うことなど、土台無理な話。/
  さらに左利きの才能を強調すればするほど、「右利き社会」の
  現状に甘んじてしまう危惧の念を抱きかねません。》pp.239-240

と訴えておられます。
その通りだと思います。

その伝で行きますと、先の音楽家の方々も、現状に満足することなく、
左用のピアノを使えるように、という運動を起こして欲しかった、
という気がします。

坂本龍一さんなどは、左利きの音楽家として、
晩年には相当な知名度をほこる人物であったはずで、
メーカーさんに左用のピアノを所望すれば、
アコースティックのピアノはむずかしくても、
電子ピアノなら試作してもらえたかもしれないのでは? 
と私などは考えてしまいます。

左用のピアノがあれば、右手主体の楽曲であっても、その裏返しで、
左手主体の演奏でカバーできるのですから。

左用のピアノがあれば、従来は左手と右手のバランスの悪さから、
「凡人」レベルで留まっていた左利きの演奏家も、
自分らしく、左手主体の演奏ができるようになり、「才能あり」や
「名人」クラスの演奏家になれるかもしれません。

今まではあきらめていた「凡人」以下の「才能なし」の左利きの人も、
「凡人」レベルの演奏を楽しむアマチュア演奏家程度には
なれるかもしれません。

自分の身体に合った道具の有効性は、多くの方がご存知のはず!
楽器もまた同様です。

 

 ●「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から!

プロ野球のアメリカ大リーグのアメリカン・リーグのMVPに
満場一致で選ばれた“投打”二刀流でかつ“左右”二刀流でもある、
大谷翔平選手は、契約メーカーの協力をえて、
日本の小学校2万校に、右利き用に2個と左利き用1個のグローブを、
「野球やろうぜ!」の言葉とともに寄贈する、といいます。

日本を代表するような左利きのビッグなアーティストのみなさんにも、
右利き用のギター二本、左利き用のギター一本を、子供たちに
「音楽やろうぜ!」の言葉とともにプレゼントするような企画を
ぶち上げてほしいものです。

(もちろん、日本の芸能人、タレント、アーティスト、アスリートの
 皆様方も、それぞれに社会福祉に尽力されているという事実は、
 見聞きしております。がしかし、今回の大谷選手のような事例を
 目の当たりに致しますと、やはり……。)

 ・・・

音楽は人の心を癒やすもの、決して贅沢品ではありません。
生活必需品です。

左用の楽器を普及させ、右利きの人だけでなく、
左利きの人にも音楽の、楽器演奏の喜びを感じてもらえる、
「右利き偏重の社会」から、
「左利きの人にも優しい社会」へ変えてゆきましょう!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(17)大路直哉著『左利きの言い分』の音楽家たちについて」と題して、今回も全紹介です。

左利きの音楽家、ここではピアニストですが、プロのピアニストの方々は、やはり幼少時からこの楽器に親しんでいるため、ごくごく普通にこの楽器の仕様を受け入れてしまっているように感じました。

右利き仕様であることを自然と受け入れている。
そのため、ご自身左利きでありながら、この仕様が不便だと思うことが少なくなっているように思います。

坂本龍一さんは、左手の役割が不当に差別されている、という印象はお持ちなのですが、それが楽器の仕様のせいだという点に気付いていないのか、それとも気付いていても黙っているのか、その辺のところはわかりません。
しかし、これはやはり問題だと私には思えます。

トップに立つ人が黙っていると、下のものはあれこれ意見することがむずかしくなりますから。
亡くなった人にあれこれいうのはどうかとも思いますが、私のこの気持ちは理解していただきたいものです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

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