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2022.06.18

『左組通信』復活計画<左利きプチ・アンケート>(14)利き手調査(3)第23回H.N.きき手テスト-週刊ヒッキイ第621号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第621号 別冊編集後記

第621号(No.621) 2022/6/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [14]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(14)「利き手調査」その3-1
 第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト」

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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第621号(No.621) 2022/6/18
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [14]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(14)「利き手調査」その3-1
 第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト」
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 <利き手調査アンケート>編の6回目です。

 3種類目の利き手テストを紹介します。

 H.N.きき手テストがそれ。
 これは、前回紹介しましたエディンバラ利き手テストが
 西洋のテストということで、日本人の利き手を正しく判断する上で、
 不都合な点があるとされ、一部の項目が変更された、
 「日本人による日本人のための利き手テスト」
 とでもいうべきものになっています。

 日本では、長年左利きが忌避され、
 右手使いが正しい作法という考えから、「矯正」と呼んで、
 特に箸使いと字を書くことに関して、
 無理矢理、左利きの子供を右手使いに転換させることが
 行われてきました。
 
 その影響から、「字を書く」という項目が
 真の「利き手」を判断する指標にはなりにくい
 という事実がありました。

 その欠点を補正するために調査項目の変更が為されたのです。

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その22)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [14]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(14)
  「利き手調査」アンケート編・その3-1
  第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
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 ●第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト

220618enq23

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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
 
  <左利きプチ・アンケート>
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<左利きプチ・アンケート>

第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト 

(初出)2005.12.24(最終)2007.04.29

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<左利きプチ・アンケート>
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト 
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前原勝矢著『右利き・左利きの科学』に紹介されていた
側性係数(LQ)に始まり、
前回は、エディンバラ利き手調査を紹介しました。
そして、今回は利き手調査第三弾です。 

H.N. きき手テスト

これは、エディンバラ利き手調査や
アネット尺度(イギリスの利き手研究家の使用した利き手テスト)では、
社会的文化的影響を強く受けている日本人の利き手を
正しく判断できないという考えによって作成されています。

文字や絵を書/描く動作、およびナイフやスプーンあるいは箸を使う
といった摂食に関わる動作を割愛して、
いわゆる「矯正」の影響を省こうとしています。
(八田武志・中塚善次郎氏によって作成された故、
その頭文字をとってこう呼ばれているようです。)

※参照―八田武志『左ききの神経心理学』医歯薬出版 1996.11

 

以下の動作においてあなたはどちらの手を使いますか。

▼調査項目:

1・消しゴムはどちらの手に持って消しますか?
2・マッチをするのに軸はどちらの手に持ちますか?
3・ハサミはどちらの手に持って使いますか?
4・押しピンはどちらの手に持って押しますか?
5・果物の皮をむくときナイフはどちらの手に持ちますか?
6・ネジまわしはどちらの手に持って使いますか?
7・クギを打つときカナヅチはどちらの手に持ちますか?
8・カミソリ、または口紅はどちらの手に持って使いますか? 
9・歯をみがくとき歯ブラシはどちらの手に持って使いますか?
10・ボールを投げるのはどちらの手ですか?  

▼判定基準:

左手の場合には、-1点、
どちらでもないとき(どちらともいえない場合)は、0点、
右手の場合は、+1点、
 を配点する。

その合計点数が、
-4点以下は、左利き、
+8点以上は、右利き、
それ以外(-3~+7)は、両手利き、
 とします。

 

さて、あなたは右利き、それとも左利き、あるいは両利き、
いずれに判定されましたか。
以下の中で当てはまる番号に投票してください。

*今回は利き手調査のため、利き手別投票ではありません。
(手の不自由な方は、それぞれの判断で考慮の上、
投票に参加不参加を決定してください。)

*一言言わせて、という方は投票後に表示されます
一番下の「ご意見ボード」をご利用ください。
もっと言わせて、という方は掲示板もご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください

 

1 +9以上~10
2 +8以上
3 +5以上
4 +1以上
5 0
6 -1以下
7 -4以下
8 -8以下
9 -9以下~-10

________________________________________

●利き手調査テスト関連アンケート
第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト

(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト

 

------------------------------------------------------------------
投票結果

実施期間2005.11.27-12.24(総数:28)
------------------------------------------------------------------

1 右利き  +9以上~10 3
2  〃   +8以上   1
3 両手利き +5以上   2
4  〃   +1以上   2
5  〃    0     1
6  〃   -1以下   2
7 左利き  -4以下   3
8  〃   -8以下   5
9  〃   -9以下~-10 9

------------------------------------------------------------------
投票結果について

初出締め切り時(2005.12.24)の結果
------------------------------------------------------------------

*投票総数:28

・右利き(+8以上):4
・両手利き(+7~-3):7
・左利き(-4以下):17

 

今回の投票結果について、思うところを述べて見ます。

グラフの分布を見ていただくと、ちょうど「J」の字を右に倒した
(90度回転させた)ような形になっています。
これは一般的な利き手分布曲線の裏返しになっています。

一般的な利き手分布グラフの曲線は、右端に右利き100%、
左端に左利き100%を置くと、ちょうど「J」の字型になります。

すなわち右利き100%に近い人が最も多く、
その割合が低くなるにつれて次第に減少し、
左端の左利き100パーセントに近いところで少し盛り上がりを見せます
(「J」の字の尻尾の部分)。

ところが、このアンケートではその逆の結果になっています。
これは左利きの読者の多いサイトのアンケート結果であるための偏向で、
いってみればこの曲線は、途中図といったものと考えられます。
このまま総数を伸ばしてゆくと本来の「J」の字になるのでしょう。

一番の特徴として感じることは、
左利きの度合いの強い人がやはり多いということ。

もうひとつの特徴としては、
中間的な人―両手利き―も意外に多くいる、ということでしょう。

従来は書字や箸使いが右なので
単純に「右利き」と思い込んでいた人の中にも、
実はこういう「非右利き」の要素を持った人がいる、
ということが明らかになったのではないでしょうか。

メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
「左利き講座」でも書いていることですが、左利きの人だけでなく、
このような「非右利き」の人たちの存在を考えると、
左利きの問題を解決する新たな糸口になるような気がします。

 

------------------------------------------------------------------
投票結果 2007.04.29
------------------------------------------------------------------

1 右利き  +9以上~10 37
2  〃   +8以上   39
3 両手利き +5以上   33
4  〃   +1以上   68
5  〃    0     72
6  〃   -1以下   26
7 左利き  -4以下   58
8  〃   -8以下   41
9  〃   -9以下~-10 66

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~過去に実施した主な<左利きプチ・アンケート>~

第1回 左利きイメージ調査
第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編)
第3回 左利きの子に右手使いを試みるか否か
第5回 左利き?と思うのはどんな仕草ですか
第7回 左利きでも字は右手で書くべきか
第11回 「利き手(左利き)の矯正」という言葉をどう思いますか
第17回 学校での配膳は左利きの子も伝統的ルールに従うべきか
第29回 左手での毛筆(習字/書道)は是か非か?
第32回 非利き手使い指導を受けたことがありますか

●利き手調査テスト関連アンケート
第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト

(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト

○最近のアンケート
第34回 あなたの父母は右利きor左利き?
第36回 利き手は変えられると思いますか
第38回 LYグランプリ2006 があったら…
第40回 スポーツで左利きは有利だと思いますか
第42回 左利きの日はどっちがいい?
第43回 タレントさんの左手使いは気になりますか
第44回 じゃんけん、ポン!はどっち?
第45回 左利きのための生活技術指導者・コーチは必要か?
第47回 左利き(利き手)研究会は必要?参加協力する?
第48回 「ぎっちょ」は差別的な言葉だと思いますか?
第52回 利き手をケガしたとき不便を感じましたか?

 

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投票結果 2012/06/21
------------------------------------------------------------------

1 右利き  +9以上~10 132
2  〃   +8以上   122
3 両手利き +5以上   119
4  〃   +1以上   191
5  〃    0     180
6  〃   -1以下   126
7 左利き  -4以下   148
8  〃   -8以下   121
9  〃   -9以下~-10 186

------------------------------------------------------------------
<左利きプチ・アンケート>
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト

http://personal-dictionary.com/enq/view/view.asp?EID=38207

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2022.6.16(追記)

「ご意見ボード」の書き込みなど見ましても、
結構「両利き」の人が多いのがわかります。

○○は右で××が左といったご意見があります。

また教えてもらう人により使う手(利き)が異なるというケースも。
ある意味では「左利きの人あるある」かもしれません。

毎回書くことですが、この手の利き手テストをしますと、
どうしても自分の利き手が定かではないという人が、
多く参加されるようです。

その結果、このアンケートでは
こういう中間の人が多数になるケースが多くなります。

 

 ●「エディンバラ利き手テスト」と「H.N.利き手テスト」との比較

ここでもう一度、「エディンバラ利き手テスト」と
「H.N.利き手テスト」との違いを確認しておきましょう。

(八田武志『左対右 きき手大研究』DOJIN文庫 2022/5/16 より

 以下、表記は同書に従う。)

220518hattatakesi-hidarikiki

「エディンバラきき手テスト」
1 文字を書く 
2 ボールを投げる 
3 ハサミを使う
4 歯ブラシを使う 
5 絵を描く
6 マッチをする
7 箒をもつとき上になる
8 フォークをもたないときにナイフをもつ 
9 箱の蓋を開ける
10 スプーンをもつ

 
「H.N.きき手テスト」
1・消しゴムはどちらの手にもって消しますか?
2・マッチをするのに軸はどちらの手にもちますか?
3・ハサミはどちらの手にもって使いますか?
4・押しピンはどちらの手にもって押しますか?
5・果物の皮をむくときナイフはどちらの手にもちますか?
6・ネジまわしはどちらの手にもって使いますか?
7・クギを打つときカナヅチはどちらの手に持ちますか?
8・カミソリ、または口紅はどちらの手にもって使いますか? 
9・歯をみがくとき歯ブラシはどちらの手にもって使いますか?
10・ボールを投げるのはどちらの手ですか?  

それぞれ10項目の片手動作をあげています。
共通するのは、
ボール(2と10)、ハサミ(3と3)、歯ブラシ(4と9)、
マッチ(6と2)、ナイフ(8と5)の5項目。

いちばんの違いは、書字動作と摂食動作をあげるか省くかです。
「H.N.」ではこられを排除しています。
日本では従来これらの動作は、
左利きの子供の場合、右使いに変更させることが多かったからです。
利き手を判断する動作にはなり得なかったからです。

 

このアンケートの参考文献である、
八田武志さんの『左ききの神経心理学』(医歯薬出版 1996年刊)の
その後の研究をまとめた『左対右 きき手大研究』の文庫増補版が
今年発行されましたが、この本で追加された文章に、
「日本人のきき手検査」があります。

そこに「エディンバラ利き手テスト」と
「H.N.利き手テスト」との比較について書かれています。

前者は、

 《1970年当時のイギリス人の日常生活で使う片手動作項目の
  母集団から統計学的な手続きを経て作成されたもの》

で、後者は、

 《日本人のきき手を調べるために、
  1970年ごろの日本人の生活での片手動作項目から作成されたもの》
で、

国別のきき手の割合を調べたいのなら、
多数の国で共通する動作項目を探さねばならない。

しかし、その国の左利きの人の諸特性を検討するためには、
そのいう共通的なテストでは感受性が低くなる。

両者を比較した研究では、両テスト結果の相関関係は、
「右利きと左利き」の区別では、r=0.96と極めて高いものでしたが、
「両手利き」を考慮した分類を行うと、
エディンバラきき手テストでは、12.1%
H.N.きき手テストでは、20.0%が「非右利き」となり、
かならずしも一致しない。

 《手前味噌といわれそうだが、エヴィデンスは日本人対象の研究では
  H.N.きき手テストの使用が望ましいことを指摘し、
  使用するテストの選択は研究目的に応じて行うことが大切
  と考えている。》

とあります。

現代ではかなり左利きを取り巻く状況に変化が見られます。
「左利きの子は左利きのままで」という風潮が広がっています。
しかし、今でも一部にはこれらの動作に関して、
「作法として右使いが正しい」と主張する人もいます。

あるいは、
「日本の字は右手で書くように作られていて、
 きれいな字を書きたければ右手で」
と主張する習字教室の先生もいます。

そういう状況を考えますと、まだまだ日本においては、
「H.N.きき手テスト」の利き手テストしての存在感は大きい、
と判断できそうです。

 ・・・

 次回は、引き続き、「H.N.きき手テスト」を、
 アンケート投票者の利き手別に投票するタイプの新版を紹介します。

 <左利きプチ・アンケート>
  第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト

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<左利きプチ・アンケート>
●利き手調査テスト関連アンケート
------------------------------------------------------------------

第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト

(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト

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 「★600号までの道のり」は、お休みです。

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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [14] <左利きプチ・アンケート> 全公開(14)「利き手調査」その3-1 第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト」と題して、今回も全紹介です。

利き手調査のアンケートの3種類目のその1回目です。

1970年当時のイギリス人のための利き手判定テスト「エディンバラ利き手テスト」に対して、1970年頃の日本人の生活に準じた、日本人による日本人のための改良版の利き手判定テストとして考えられた「H.N.利き手テスト」の紹介です。

当時の日本の風潮は、以前にも弊誌やブログでも紹介しましたように、1970年代を一つの境に左利きが徐々に容認されるようになる時期でした。

 

・1971(昭和46)年、私が17歳の時に、箱崎総一先生による「左利きの友の会」が誕生(1975年に解散)

・1973(昭和48)年、19歳のとき、麻丘めぐみさんの歌う「わたしの彼は左きき」(作詞・千家和也 作編曲・筒美京平)がヒット

・1973年、74年と二年連続でプロ野球・巨人軍の王貞治選手が三冠王

・1977年頃、「日清食品・どん兵衛」のテレビCMで、左手箸でうどんを食べる左利きの山城新吾さん、川谷拓三さんが登場

・1978(昭和53)年には、ピンクレディーさんの歌う「サウスポー」(作詞・阿久悠 作曲・都倉俊一)がヒット

・1979(昭和54)年、(25歳のときに地元の図書館で見つけて読み、左利きであることに自信を持たせてくれた、箱崎総一さんの著書『左利きの秘密』出版

*参照:
第601号(No.601) 2021/8/21
「創刊600号突破記念―私が影響を受けた左利き研究家・活動家(1)第一期・箱崎総一」

2021.8.21
私が影響を受けた左利き研究家・活動家(1)第一期・箱崎総一(創刊600号突破記念)-週刊ヒッキイ第601号 (「新生活」版)

 

そういう時期ですので、書字描画や摂食行為における左手使いに否定的な傾向が残る当時の状況では、それらの片手動作を利き手テストの項目に含めるのは、正確な利き手の判定に取ってマイナスとなるとされるのは、当然のことだったでしょう。

そして、現状でもまだまだ高齢者を中心に、周りに左利きの人がいない環境にある人たちなどでは、左利きを忌避する人もいます。

本質的な真の意味での利き手動作を項目にあげている、という見方ができるといってよいかと思います。。
そのいう観点からいいますと、現状でも、かなり有効な利き手テストであるといえそうです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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