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2021.08.07

「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」-週刊ヒッキイ創刊600号記念号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第600号 別冊編集後記

第600号(No.600) 2021/8/7
「創刊600号記念号(放談)
 ―「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」」

 

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 ※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
  第一・第三土曜日の発行は、新規配信
  第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
  に変更しました。

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引き続き、再配信はしばらくお休みとします。

 

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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第600号(No.600) 2021/8/7
「創刊600号記念号(放談)
 ―「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」」
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 創刊600号記念号(放談)
  ―「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」
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 ●創刊600号

2005.9.28の創刊号以来、16年目で
数えそこないがなければ、600号です。

週刊で始め、その後月4回となり、さらに月2回へと変更してきました。
途中、パソコンの故障で買い換えまでの間に
三ヶ月程度お休みした以外は、
インフルエンザで一回お休みした程度だと思います。

とにかく「継続は力」の言葉を信じてやってきました。
右利きの人だけでなく、左利きの人にも優しい社会に
「社会を変える」という目標に向かって、
左利きについてあれやこれやと様々な情報を、
私なりに発信してきたつもりです。

いくつかのコンテンツはホームページに転載してきたのですが、
それも今はなくなり、バックナンバーの閲覧もなくなり、
まったくの記録無しになってしまっています。

実際には、ブログで一部お知らせを書いたものが残っていますけれど。

最近の企画『レフティやすおの左組通信』の復活計画で、
このメルマガも一部復活しています。

また、以前再配信を実施したこともありました。

自分で言うのは何ですが、
本の形にして残したい情報があります。

いずれなんとかしたいものです。
(狼少年を脱したい!)

 ・・・

では、今回の本題に――。

8月13日の国際的な「左利きの日」も近づいています。

ということで、左利きについて最近考えたことを書いておきましょう。

 

 

 ●「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」

「みにくいアヒルの子」とは、もちろんアンデルセンの童話です。
↓参照

みにくいアヒルの子 アンデルセン童話 <福娘童話集 きょうの世界...
http://hukumusume.com/douwa/pc/world/08/16.htm

ひときわ大きな卵から一番最後に生まれたのが、主人公。
まわりの子供たちが黄色いかわいい雛なのに
ひときわみにくいこの雛は、みんなからいじめられます。
家出したものの、やはり世間?も同じで、いじめられる苦しいところ。
そんなとき白鳥の群れをみます。
あんな鳥に産まれていたら、と思うみにくいアヒルの子。
しかし彼らは冬の到来と共に去って行く。
冬を生き延びたみにくいアヒルの子。
そこに白鳥たちが戻ってきます。
そして、受け入れてもらえるのです。
一番美しいのが新入りの子だと。

 

「みにくいアヒルの子」と思われていたのは、
本当は「白鳥」の子だったというお話です。

「白鳥」は美しい鳥、みんなのあこがれる鳥の代表です。

 

「左利き」もいってみれば、
この「アヒルの中のみにくい子」と同じだということです。
「右利き」のなかの異端児。

この「みにくいアヒルの子」は、
「アヒル」という集団の中にあっては異端児だったのですが、
本当は全く異なる別種の「白鳥」という鳥だったという事実。

「左利き」の人は、「右利き」の人が「普通」とされる集団の中で、
実は「左利き」という別種の人間だった。

 

「みにくいアヒルの子」は、
「アヒル」の基準からみれば「みにくい」=「はずれ」です。

しかし「別の基準ではどうでしょうか」というのが、
この作品の勘所でしょう。

それともう一つの要素としましては、
ある集団のなかでは異端の存在であっても、
別集同士「同じ仲間となら生きやすい、暮らしやすい」という事実です。

 

 《「ぼくがみにくいアヒルの子だったときには、
   こんなに幸福になれようとは、夢にもおもわなかった!」》

   「みにくいアヒルの子」矢崎源九郎訳
   『マッチ売りの少女―アンデルセン童話集III―』新潮文庫

210807minikuiahirunoko

(画像:「みにくいアヒルの子」矢崎源九郎訳、新潮文庫版『マッチ売りの少女―アンデルセン童話集III―』より本文末尾)

 

私は何も「左利き」の自分が美しい優雅な「白鳥」で、
右利きの人たちがただのガーガーうるさい「アヒル」だ、
というつもりはありません。

でも、ついこういうお話には惹かれてしまうのですね。

 

 

 ●右利きの人には左利きは実感として理解できない

左利きも右利きのなかで生きているのは、
色々と辛いことがあるのです。

しかし、右利き世界の中にどっぷりつかっている右利きの人には、
当然ながら、その事実は理解できません。

差別している事実にも気がつかないものなのです。
「だって違うんだもん!
 しょうがないでしょう。
 分からなくたって。」

知識としては知っていても、想像することはできても、
その実態まで理解できるかどうかというのは、まったく別物です。

しかし、どのような人であっても、
それぞれの立場で別のグループに所属することはあります。

「右利き」という多数派で、
けれど「パソコンの入力はかな打ち」の知人の場合でもそうです。
お便りにありました。

 《このように世の中の少数派は、何かにつけてひがむのです。
  何でもかんでも、ローマ字打ちに合わせておる!》

私にいわせれば、

 《このように世の中の少数派は、何かにつけてひがむのです。
  何でもかんでも、「右利き」に合わせておる!》

です。

 

人は、立場によっては多数派にも少数派にもなり得るものです。

だから、そういう異なる立場という経験を通して、
世にある様々な多様性に関して、常に寛容であってほしいと思います。

 

 

――次回からは、しばらく「創刊600号記念」として、
  「私が影響を受けた左利き研究家・活動家」を。

  第一期「左利きライフ研究家以前」では、箱崎総一先生。
  第二期「左利きライフ研究家・紙の時代」では、○○さんか?
  第三期「左利きライフ研究家・ネットの時代」では、××さんら?

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 ★600号までの道のり(1)創刊号~第20号

創刊号 2005/9/28
第2号(No.2) 2005/10/8 「はじめの一歩」
第3号(No.3) 2005/10/15 「左利きってなに?」
第4号(No.4) 2005/10/22 「左利きの良いお手本を」 
第5号(No.5) 2005/10/29 「エディンバラ利き手調査」
訂正版 第5号(No.5) 2005/10/29 「エディンバラ利き手調査」
第6号(No.6) 2005/11/5 「左利き用品は子供を甘やかす?(1)」
第7号(No.7) 2005/11/12 「あなたは本当に左/右利き?(1)」
第8号(No.8) 2005/11/19 「左利き用品は子供を甘やかす?(2)」
第9号(No.9) 2005/11/26 「あなたは本当に左/右利き?(2)」
第10号(No.10) 2005/12/3 「新旧二世代の左利き」
第11号(No.11) 2005/12/10「正しい利き手・利き側認識を(1)」
第12号(No.12) 2005/12/17「右手使い指導と人格形成」
第13号(no.13) 2005/12/24「年末年始手抜き合併特小号/
アンケート特集」
第14号(No.14) 2006/1/1 「お正月臨時増刊号/かなちゃんのひだりて」
第15号(no.15) 2006/1/14「新春放談/私の理想社会」
第16号(no.16) 2006/1/21「正しい利き手・利き側認識を(2)」
第17号(no.17) 2006/1/28「左利きの敵は左利き? 」
第18号(no.18) 2006/2/4 「正しい利き手・利き側認識を(3)」
第19号(no.19) 2006/2/11「左利きにあこがれる人へ」
第20号(no.20) 2006/2/18「正しい利き手・利き側認識を(4)」

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本誌では、「創刊600号記念号(放談)―「左利き差別」問題と「みにくいアヒルの子」」と題して、今回も全紹介です。

今回は「創刊600号」ということで、全編転載公開しています。

 

来週の8月13日は、国際的な「左利きの日」“INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY”です。

日本語版『ウィキペディア(Wikipedia)』ではまだ《1992年8月13日、イギリスにある》云々と誤った記載が続いています。(最終更新 2020年10月7日 (水) 16:12)

しかし元々は、英語版のそれ等にある「1976年、アメリカのDean R. Campbellさんが自分の左利き用品の店の開店一周年を記念して左利きの人の会Lefthanders Internationalを設立し、その日を左利き用品の普及のための記念日にした」ということです。

 

それはさておき、今年もコロナ禍の真っ最中となり、特別なイベント等の実施は難しいのが現状でしょう。
それなりに、左利きについて考える日になれば、というところです。

で、今回は「創刊600号」記念として、左利きについてちょっと考えてみました。

本当は購読者のみにお楽しみ頂きたいところですけれど、多くの人に知ってほしい、という気持ちとのあいだで揺れながら、の公開です。

一時的な読者、特定の記事だけの閲覧者ではなく、弊紙の定期購読者が増えて欲しいというのが本当のところです。

 ・・・

本誌をご購読の上でお楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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参照:過去の「8月13日は<国際左利きの日>」の関連記事
・2020.8.12
2020年8月13日は1976年の制定から45回目の国際左利きの日 ・2019.8.13
8月13日は国際左利きの日-1976年の制定より今年は44度目 ・2018.8.13
8月13日国際左利きの日ILHDとAKB48Team8左利き選抜のことなど ・2017.8.13
8月13日はハッピーレフトハンダーズデー! ・2016.9.1
8月13日は〈国際左利きの日〉特別編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第474,475,476号 ・2016.8.14
昨日(8月13日)アメブロで「今日は左利きの日」をやってました ・2016.8.10
今年もやります!8月13日レフチャス(LEFTEOUS)の日―国際左利きの日 ・2015.8.12
明日8月13日は1976年制定から40回目の国際左利きの日 ・2014.8.12
8月13日は39回目の国際的な<左利きの日>&LEFTEOUS2014年 ・2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる! ・2013.9.2
『グリグリくりぃむ』左利き選手権:<国際左利きの日>情報5 ・2013.8.28
ブログネタ「両利きになる練習したことある?」:<国際左利きの日>情報4 ・2013.8.19
雑学フェアにて~渡瀬けん著『左利きの人々』:<国際左利きの日>情報3 ・2013.8.18
レフチャス(LEFTEOUS)day2013:<国際左利きの日>情報2 ・2013.8.13
8月13日<国際左利きの日>企画「ヒダリキックマガジン」で始まる! ・2012.8.12
8月13日は37度目の“左利きの日” ・2011.8.13
国際“左利きの日”を迎えて&週刊ヒッキイ273号特別編「個人モデル」から「社会モデル」へ ・2010.8.21
今週の-週刊ヒッキイhikkii225名作の中の左利き(番外編)はさみ ・2010.8.14
今週の-週刊ヒッキイhikkii224《矯正/直す》表現に思う(5)前編 ・2010.8.13
13日の金曜日はナント…左利きの日 ・2009.8.22
今週の週刊ヒッキイ―第193号「<左利きプチ・アンケート>再版第33回」 ・2008.8.13
33回目の8月13日国際左利きの日 ・2007.8.14
少数派の気持ち伝える「左利きの日」企画開催される ・2006.8.13 
きょう8月13日は≪国際≫左利きの日です ・2005.8.13 
今年も今日8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY ・2004.8.13 
きょう8月13日はINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY 「左利きの日」 ・2004.8.12 
明日8月13日は「左利きの日」

 

 

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