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2020.10.17

左利きライフ研究30年(9)「左組通信」5「左利き川柳」後-週刊ヒッキイ第581号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第581号 別冊編集後記

第581号(No.581) 2020/10/17
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)

 

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【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第581号(No.581) 2020/10/17
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)
 ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(5)
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の9回目です。
 「その後の30年―左利きライフ研究の30年」の8回目です。
 今はなきホームページの紹介の5回目です。

 前回に引き続き、今回も「左利き川柳」の紹介(後編)です。

 

第579号(No.579) 2020/9/19
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年
(その8)その後の30年―左利きライフ研究の30年(7)
 ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(4)
  コンテンツ・その5「左利き川柳」(前編)

2020.9.19
左利きライフ研究30年(8)「左組通信」4「左利き川柳」前
-週刊ヒッキイ第579号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/09/post-65da8f.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/0c9a9474d419a2fc53748f0bb9ccb06b

 

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  2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年

(その9)その後の30年―左利きライフ研究の30年(8)

   ホームページ「レフティやすおの左組通信」のこと(5)

    コンテンツ・その5「左利き川柳」(後編)

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 ●コンテンツ・その5「左利き川柳」

前回も書きましたように、

「麗風亭康翁(れいふうてい・やすおう)」

という筆名を使っています。

左利きの特徴や、左利きで苦労することなどをネタに
川柳にしています。

これも自分でいうのもなんですが、結構面白いので、
左利きの人なら、共感していただけるものがいくつもある
と思います。

 

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★彡 新作追加(08.07.2)
【左利き川柳】 川柳で読む左利き
〈左利きへのエール 〉〈右利き社会〉〈左利きの生活〉
〈自動改札〉〈左手筆記〉〈幼き日〉〈左箸〉〈お花見〉
〈春・新人〉〈左利きの世界観〉
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今回は、全作紹介の後編、
〈自動改札〉以降の後半の7題を紹介してゆきましょう。

 

Hidarigumi-hgsenryuu-01

 

Hidarigumi-hgsenryuu-06

 

Hidarigumi-hgsenryuu-07

 

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Hidarigumi-hgsenryuu-09

 

(画像:ページ・トップと後半の作品紹介まで)

 

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(初出)2002.10.10/04.3.31(最終)08.8.16

【左利き川柳】麗風亭 康翁(レフティやすお)

  左利きにまつわる人生の喜怒哀楽を川柳に綴ってみれば…
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〈自動改札〉

◆手ぶらでも半身で通る改札機

自動改札に関する苦情は多いようです。
半身になって左手を右前方に突き出すようにして
切符を入れてとおります。
あるいはあらかじめ切符を出して、右手にもちかえて、
注意深く通すとか。工夫しています。

 

〈左手筆記〉

◆丸を見て仲間と気付く左書き 03.7.1
◆カクカクと右肩下がりの左書き 03.7.2
◆突き刺さる紙は破れるペン習字 03.7.2

左手筆記の特徴は、丸を書くときは、
右下から始まって左回り(時計回りの反対)に描く。

横棒は右からなら引き動作になって書きよいのですが、
左からだと紙の表面にペン先を押し付けるように書くので、
先の固いペン(鉛筆でも同じ)では紙に突き刺さり、
破いてしまいます。

また、手先の動きが左側から半円を描くように動かすので
どうしても右肩下がりの文字になってしまいがちです。
というわけで、丸を描くと左肩上がりになります。
右手筆記ですと逆に右肩上がりになります。
右手筆記ですと逆に右肩上がりになります。
文字でも同じです。
特に丸は一目でこれは左手書きだとわかります。

 

〈幼き日〉

◆「箸は右、茶碗は左」でまどわされ

子供に右左を教える時の一般的な言い回しですが、
これが頭に入ってしまった左利きの子は、
右と左を間違って覚えてしまうのです。

「利き手」イコール「右」というイメージです。
そこで左が「右」になる。
頭ではちゃんと左が左と理解していても、
とっさに右、あるいは左といわれると混乱してしまう。

たとえば、人に道を教えるとき、身体は左手で左を指していても、
言葉では「右」といってしまう事が良くある。
あとでしまったと気付くのだが、
教えられた人はどちらを信じるのか、
言葉なら間違いを教えたことになるし、
仕草を信じた人はうまくいけるだろうが…。

 

◆サウスポー昔は「ぎっちょ」とはやしたて

子供の頃は左手で字を書いたり、
箸を持ったりしているところを見た人から、
必ずといっていいほどこういわれました。

最近では、サウスポーとかレフティーとか、
当たり前に左利きとか呼ばれますが。
「ぎっちょ」あるいは「ひだりぎっちょ」は死語になったのか、
ひょっとして差別用語に指定されたのか(?)、
まったくといっていいほど使われなくなりましたね。

ぼくはこのごろちょっと懐かしく思うようになりました。
「ギッチョマン」なんて名前のヒーローを作ろうかと思うほどです。
「弱気を助け強きをくじく」っていうのか、
「差別するやつを懲らしめ、平等の世の中に、世直しする」
正義のヒーロー。

 

◆「お嫁に行かれへんよ」と諭す親

ぼくの知り合いの左利きの女性の人は、
みな一度はこういわれた経験があるといいます。
「でも、結婚できたよ」って。

 

◆左手のやいとの痕もうすくなり

以前話した気もしますが、ぼくの左手の人差し指の背の方の、
付け根と第二関節?とのあいだに、
五ミリ程度のやいとの痕がありましたが、
よる年波でしわに隠れて見分けにくくなりました。
小さい頃に親がなんとか左手を使わせないようにと努力した証です。

 

◆切れへんね 挟むもんかな ハサミって

子供の頃、ハサミで紙を切ろうとするたびに
くちゃっと紙を挟んでしまって、切れずに難儀した記憶があります。
右手用のハサミを使っていたせいだったのですが、
そんなことを知らない私は
最初のうちはハサミのせいと思っていたものでした。
でも人がそれでちゃんと切っているのを見ると、
みんなうまいなぁ、と感心して、
それに引き換え自分は不器用で情けないなぁ、
と思い込んでいたものです。

 でも左手用のハサミを使うようになって初めて
この事実に気付いたのです。
自分が不器用なのではなく、道具に問題があったのだと。
三十代半ばのことでした。やはりハサミのせいだったのです。
でもあの頃思っていたのは安物のハサミだから、
といった理由でした。
しかし、そうではなく自分の手にあったものではなかった
ということでした。
ふだん使っていたものは
右手で使うように作られた品物だったのです。

 

◆悪い手と決め付けられてしっぺされ

左手を使うたびにその手は違うと手を叩かれたりした、
という記憶のある人も少なくないのでは。
あなたが悪いんじゃない、その手が悪いの、とか。

 

〈左箸〉

◆お弁当かくれて食べた左箸

昔は左手使いが恥ずかしくて、隠れて食べていたことがありました。
ある年配の男性は字は右手使いになったけれど箸はできなくて
それを恥と思い、
いつもひとり離れてかくれるように食べる癖がついたそうです。

 

◆さりげなく箸と茶碗を並べ替え

食事時いつでもまず始めにやるのがこれ。
子供の頃、母はいつも
「自分の食べやすいように並べ替えたらええねんで」
といってくれたものです。
「お母ちゃんにはわからへんから」
人様が食べやすいように並べるのが給仕の基本です。

 

◆左端指定席です左箸
◆指定席争う君も左利き

私だけでなく左利きの人に聞くとたいてい、
食事の際には隣の人と肘がぶつからないように
左端の席に着くように心がけているといいます。
かなしい習性です。

 

〈お花見〉

◆桜(はな)の下きょうは貴方も左利き
◆花見会酒と団子で両手利き 03.3.22

酒飲みを左利きなどと呼びますが、私はお酒は苦手なので、
もっぱら花より団子ならぬ、酒より団子でしょうか。
酒も好きで、甘いものもイケる人を雨風(あめかぜ)とか
両党使いと呼ぶのに掛けて、こんなふうに詠んでみました。 

 

〈春・新人〉

◆初めての人に会うたび「左利き?」 03.3.22
◆初対面自己紹介は左利き 04.4.23

新しい環境で新しい人間関係が始まると、
字を書くとき、食事のときなどにこういう会話になります。
そこで初めから左利きですと自己紹介してしまうようになりました。
見知らぬ人にいきなり趣味の話をするのも抵抗があるし、
特技といえるものもない私には、いい話のネタでもあります。

 

◆左利き文具セットで御入学 03.8.21

昨今は左利きの子用に左利き文具セットというものがあるようです。
いい世の中になってきました。 

 

〈左利きの世界観〉

◆少数派? それでも世界がまちごてる!

文字通り、少数派の左利きだけれど、
だからといって自分たちが間違っているわけではない、
ということ。
多数派が正しくて、少数派が間違っているわけではない。
しかし、英語で右をrightといい、
正しいという意味を持っているというのは、
多数派の驕りじゃないのか?

________________________________________

 

といったものです。どう感じましたか?
左利きの人の生活の実感が少しは伝わったでしょうか?
よろしければ、ご意見ご感想お待ちしています。

02・10・10~04・4・27

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 ――以上、「左利き川柳」(後半)の紹介でした。

 

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(9)その後の30年(8)「左組通信」5「左利き川柳」」と題して、今はなき私のホームページ『レフティやすおの左組通信』から「左利き川柳」を紹介しています。

今回は、ホームページ復活計画というところで、このブログでも、川柳で詠む左利きライフというコンテンツ「左利き川柳」の後ろ半分にあたる7題を転載し紹介しました。

さて、どのように感じられましたでしょうか。
ご共感いただければよいのですけれど……。

 ・・・

前回は、(前半)の推しの

〈左利きへのエール〉
◆左手に ペン持て 箸持て 自信持て

〈右利き社会〉
◆わが子より 右利き社会に 愛の鞭
◆親心 あるなら 社会を 変えてくれ

を《これは、正味私の一番の思いを表したもの》と紹介しました。

さらに、今回の(後編)のラストに掲げている

〈左利きの世界観〉
◆少数派? それでも世界がまちごてる!

について、《これも、非常に強い思いをこめた川柳》で、《「(左利きの)自分が間違っている」のではなく、「(左利きを無視する)世界」の方が間違っているのだ、という思いです》と、紹介しました。

 ・・・

今回の後半の分では、〈自動改札〉〈左箸〉〈春・新人〉あたりは、「左利きあるある」としてよくあるパターンでしょう。

〈幼き日〉とひとくくりにした部分も、もっと細分して紹介してもよかったかもしれません。

この部分は、ほとんど私の子供時代の思い出から題材を拾ってきたものです。
懐かしさとなんとも言えぬ感情がうずまくものがあります。
わかっていただければいいのですが、思いが届いているでしょうか。

解説も、前回は少し新たに書き足したりしましたが、今回も書き直してみようかとも思ったのですが、ここではオリジナルのまま紹介することにしました。

また、いずれ機会があれば、書き直すことにしましょう。

 ・・・

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