クリスマス・ストーリーをあなたに(9)『その雪と血を』ジョー・ネスボ
―第260号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2019(令和元)年11月30日号(No.260)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)
『その雪と血を』ジョー・ネスボ」
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2019(令和元)年11月30日号(No.260)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)
『その雪と血を』ジョー・ネスボ」
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毎年、この時期恒例の
「クリスマス・ストーリーをあなたに」の9回目です。
昨年は、正確には「クリスマス・ストーリー」ではなく、
ディケンズの『クリスマス・キャロル』以前の古典、
小説といいますか、エッセイ風の作品、
ワシントン・アーヴィングの『昔なつかしいクリスマス』
を紹介しました。
今回は、また現代編で、しかもエンタメ。
昨年文庫化された翻訳作品です。
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-クリスマス・ストーリーをあなたに (9)- 2019
~ クリスマスの夢…と悲劇 ~
『その雪と血を』ジョー・ネスボ
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~過去の私のおススメの〈クリスマス・ストーリー〉~
【短篇】
トルーマン・カポーティ
「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」
1◆2011(平成23)年11月30日号(No.70)-111130-善意の季節
『あるクリスマス』カポーティ
・『誕生日の子供たち』トルーマン・カポーティ/著 村上春樹/訳
文春文庫 2009.6.10
―クリスマス短編「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」収録
「―思い出」はクリスマスの懐かしい、でもちょっと切ない思い
出を振り返る愛情あふれる物語で、少年に与えられたクリスマス
の贈り物、「ある―」は逆に、少年が与えたクリスマスの贈り物
の思い出話といえる抒情的名編
アガサ・クリスティー「水上バス」
2◆2012(平成24)年11月30日号(No.94)-121130-
クリスマス・ストーリーをあなたに~
アガサ・クリスティー『ベツレヘムの星』から
・『ベツレヘムの星』アガサ・クリスティー/著 中村能三/訳
ハヤカワ文庫―クリスティー文庫(2003/11/11)
―おススメ短篇「水上バス」を含む、クリスマスにまつわる小説と
詩を集めた、クリスティーが読者に贈るクリスマス・ブック
コニー・ウィリス
「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」「まれびとこぞりて」
4◆2014(平成26)年11月30日号(No.140)-141130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』コニー・ウィリス」
5◆2015(平成27)年11月30日号(No.164)-151130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
『まれびとこぞりて』コニー・ウィリス」
「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」収録短編集:
・『マーブル・アーチの風』コニー・ウィリス/著 大森望/編訳
早川書房・プラチナ・ファンタジイ(2008.9.25)
―もう一つのクリスマス・ストーリー「ニュースレター」も収録
「まれびとこぞりて」収録短編集:
・『混沌【カオス】ホテル (ザ・ベスト・オブ・コニー・ウィリス)』
コニー・ウィリス/著 大森望/訳 ハヤカワ文庫SF1938 2014.1.25
【中編】
チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』
チャールズ・ディケンズ『鐘の音』
0◆2008(平成20)年12月クリスマス号(No.11)-081206-
『クリスマス・キャロル』善意の季節
6◆2016(平成28)年11月30日号(No.188)-161130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~
ディケンズ『クリスマス・ブックス』から『鐘の音』」
・『クリスマス・キャロル』ディケンズ/著 中川敏/訳
集英社文庫 1991/11/20
―訳者の解説と木村治美の鑑賞など、資料も豊富。
・『クリスマス・ブックス』ディケンズ/著 ちくま文庫 1991/12
―落語調訳「クリスマス・キャロル」小池滋/訳、
「鐘の音」松村昌家/訳
・『クリスマス・ブックス』田辺洋子/訳 渓水社 2012
―前期(1843-48)のクリスマス中編5編を収録。「クリスマス・キャ
ロル」「鐘の音」「炉端のこおろぎ」「人生の戦い」「憑かれた男」
【長編】
ライマン・フランク・ボーム『サンタクロースの冒険』
3◆2013(平成25)年11月30日号(No.117)-131130-
クリスマス・ストーリーをあなたに~
『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム
・『サンタクロースの冒険』ライマン・フランク・ボーム/著
田村隆一/訳 扶桑社エンターテイメント(1994.10.30) [文庫本]
―『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボームの描く
サンタ・クロースの生涯を描く、サンタさん誕生物語
【追記】2019.12.1-----
新潮文庫12月の新刊で、この作品が新訳で登場しています。
『サンタクロース少年の冒険』
ライマン・フランク・ボーム/著 畔柳和代/訳 矢部太郎/イラスト 2019/11/28
カバーと挿絵はなんと矢部太郎さんが担当。
以下に、動画でコメントが!
↓
サンタクロース少年の冒険 新刊案内のサイト
-----
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
~「クリスマス・ストーリーをあなたに」9 [2019] ~
『その雪と血を』ジョー・ネスボ/著 鈴木恵/訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 2018/11/20
―ノルウェーを代表するサスペンス作家が描くパルプ・ノワール。
第8回翻訳ミステリー大賞および第5回読者賞をダブル受賞した。
●『その雪と血を』ジョー・ネスボ
●犯罪小説×クリスマス・ストーリー
●雪のオスロの街で……
●悲しいけれど美しいラスト
●「物事は解釈である」――自分の物語を生きる
●まずは読んでほしい
―『その雪と血を』の続編ではないが、共通する世界の物語―
『真夜中の太陽』ジョー・ネスボ/著 鈴木恵/訳
ハヤカワ・ミステリ 2018/8/7
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本誌では、毎年この時期恒例の、私のお気に入りの、あるいは「これは」という代表的なクリスマス・ストーリーを紹介しています。
今年は「クリスマス・ストーリーをあなたに~(9)『その雪と血を』ジョー・ネスボ」」と題して、ノルウェーの世界的ベストセラー・ミステリ作家の評判の高いパルプ・ノワールを紹介しています。
ミステリのあらすじ紹介は、ネタバレとしてあまり書けないものなのです。
でも書かないと伝えられない。
痛し痒しというところで。
今回は、かなりのところまで書いてしまいました。
そうしなければ、良さを伝えることができないからです。
この小説の主人公のように、人間は皆、自分なりに物語を作って生きているのでしょうか。
人生も歴史も、この世の出来事も世界そのものも、「何事も解釈だ、解釈に過ぎない」という考え方があります。
人は自分なりの解釈で物語を作り主人公を演じている――それを生きているのでしょうか。
うーん、わかりません。
・・・
では、詳細は本誌で!
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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
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