古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(22)『列子』前編
―第224号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2018(平成30)年5月31日号(No.224)「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(22)『列子』前編」
本誌は、『列子』の前編です。
人物・列子と著作『列子』の内容についての簡単な紹介です。
私の好きな中国思想書といっている『列子』の紹介ということで、自分としても力が入っているはずなのですが、思いのほか苦戦しました。
原因は、『列子』は『荘子』と共通するお話が多数あるにもかかわらず、『荘子』をしっかり読んでいなかったので、十分比較できなかったところです。
内容に関して言いますと、福永光司さんも訳注の中で書いていらっしゃるように、まさに中国の虚構文学の源流というべき、短いけれど物語性の強い奇想小説といったものがいくつもあります。
ぜひ抄訳本でいいので、読んで頂きたいものです。
私のお気に入りに関しては、後編での紹介になりました。
その辺は、またその時に、ということで――。
・・・
では、詳細は本誌で!
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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
*参考:『列子』の原典及び入門書・解説書を読む
平凡社版『中国古典文学大系4 老子・荘子・列子・孫子・呉子』1973.6.27
―『列子』福永光司/訳・解説。現代語訳のみながら豊富な訳注。
『列子 1』福永光司/訳・解説 平凡社 東洋文庫 1991.5
底本:中国古典文学大系 4(昭和48年刊)
―「天瑞」「黄帝」「周穆王」「仲尼」+「解説」
『列子 2』福永光司/訳・解説 平凡社 東洋文庫 1991.6
―「湯問」「力命」「楊朱」「説符」
<抄訳>
『列子』小林信明/著 西林真紀子/編 明治書院 新書漢文大系 2004.6
―書下し文・解説・背景で読みどころを選んでコンパクトに紹介。
『老子・列子』奥平卓、大村益夫/訳 徳間書店・中国の思想VI 1996.5
―『列子』大村益夫/訳。訳文、原文、読み下し文で構成。全8篇中、それぞれの分量に応じて選んだ各章を紹介。
<入門書>
『ひねくれ古典『列子』を読む』円満字二郎/著 新潮選書 2014.7
―諸子百家の異端! 奇想天外なストーリー・テラーぶりを紹介。
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