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2018.02.15

私の読書論103-産経新聞・朝刊コラム【明治の50冊】

―第217号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2018(平成30)年2月15日号(No.217)-180215-
「私の読書論103-産経新聞・朝刊コラム【明治の50冊】」

本誌では、「産経新聞・朝刊コラム【明治の50冊】」を紹介しています。

明治の古典に触れる好機会となる楽しみな連載企画です。
第一回は、明治4年出版の「中村正直訳『西国立志編』」でした。

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こちらの紹介もしています。


*参照:『レフティやすおのお茶でっせ』2018.1.17
産経新聞【明治の50冊】
第一回『西国立志編』サミュエル・スマイルズ


このコラムとともに、この一年、明治時代の古典を楽しんでいこうと思います。
読者の皆様もご一緒していただけると嬉しく思います。

ネタに困った時に、また取り上げるかもしれません。
その時はよろしく!

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
http://www.mag2.com/m/0000257388.html

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*本誌で取り上げた本:
『西国立志編』サミュエル・スマイルズ/著 中村正直/訳 渡部昇一/解説 講談社学術文庫527


・抄訳:
『自助論 スマイルズの世界的名著 人生の師・人生の友・人生の書』竹内均/訳・解説 三笠書房・知的生きかた文庫


・参考:
星新一/著『明治の人物誌』新潮文庫(1998,原著1978)


―星新一の父・星一に関わる明治の偉人たちの人物伝。
 冒頭の一章が「中村正直」。
 正直とスマイルズについてコンパクトにまとめられている。
 他に野口英世、伊藤博文、新渡戸稲造、エジソンなど全十名。
 講談社学術文庫『西国立志編』巻末の渡部昇一解説でもふれている。

その人生をひとことでいえば、維新、開国、文明開化という時期に『Self-Help』を日本語に訳した。そのために天がこの世に出現させた人物。そうとしか私には思えないのである。》40p

『天ハ自ラ助クルモノヲ助ク 中村正直と『西国立志編』』平川祐弘/著 名古屋大学出版会(2006)


― 著者は、小泉八雲の研究者としても有名な比較文学の先生。
 本書は『西国立志編』の影響を探る、著者の大学教授"卒業論文"。
 一般読者にも読みやすい平易に書かれた文化の伝播の研究書。
 イギリスの最盛期・ヴィクトリア時代の世界的名著"Self-Help"が、日本で中村正直によって紹介され、日本産業化の国民的教科書となり、数々の文化的影響を及ぼした。
 さらに、イタリア・中国での影響と比較することで、世界規模の文化間の関係を調べる。

  付箋貼りながら読みだしたら、一冊丸ごと付箋だらけになる、非常に興味深い一冊でした。


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