ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション第2回配本『蒸気で動く家』7月31日発売予定
当初5月末発売という予定より刊行が遅れている【ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション】のIV巻『蒸気で動く家』でしたが、やっと発売予定日が決まったようです。
ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション 第IV巻(第2回配本)
蒸気で動く家 ─北インド横断の旅─
荒原邦博・三枝大修訳[完訳]
2017年7月31日書店発売予定
定価:5,200円+税
A5判丸背上製 かがり綴カバー装
本文9ポ二段組 508頁
挿画:107葉
ISBN978-4-900997-71-4
装幀:間村俊一
カバー装画:堀江栞
挿画:レオン・ベネット
(画像:出版社サイトより)
本邦初の完訳紹介というこの作品は、いくつもの評論等で名のみ有名でした。
今回のコレクションの中でも目玉の一つと期待していた作品だけに、発売日が待たれます。
ヴェルヌ作品では、楽しみの一つである原書の挿絵も107枚収録ということで、大いに楽しめる一冊になりそうです。
サイト紹介文より――
《ヴェルヌのテクストは、「蒸気で動く家」(スチーム・ハウス)という機械を物語の明示的な動因としながらも、その乗り物が「ヒマラヤ」で停車し、蒸気機関の推進力が一時的に断たれて単なる「ハウス」と化すと、今度は「ヒマラヤ」そのものを文学機械として顕在化させる。そして、『蒸気で動く家』という作品は、一見すると『八十日間世界一周』におけるインド横断の発展であるように見えながら、実際に生じているのはその逆の事態なのだ。『蒸気で動く家』という「機械」が、それまでの〈驚異の旅〉連作を引き受け直し、「ヒマラヤ」との「組み合わせ」によって全体の意味づけを変質させ、またそのことによって〈驚異の旅〉というプログラムがプログラムであったことをも事後的に証明する──すなわちシリーズの延命を可能にするのである。この操作の中にこそ小説家としてのヴェルヌの天才があり、『蒸気で動く家』はよく知られたヴェルヌ作品とは似ても似つかないものでありながら、紛れもない傑作としてつねに新たな読者の前に開かれているのである。(「訳者あとがき」より)》
【追記】
その後も発売が遅れていましたが、ようやく8月21日に発売されたようです。
Amazonにも書影を添えて出ています。
『ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション IV 蒸気で動く家』
荒原邦博・三枝大修/訳 インスクリプト(2017/8/21)
2017.8.29(確認)
*『おちゃでっせ』記事:
2017.11.21
ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション第2回配本『蒸気で動く家』を読む
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