私の読書論86-書くこと-とにかく書いてみる
―第187号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2016(平成28)年11月15日号(No.187)-161115-
「私の読書論86-(本/文章を)書くこと(1)とにかく書いてみる」
本誌では、「(本/文章を)書くこと」と題して、第一回目(二回の予定です)〈とにかく書いてみる〉をお届しています。
文章の書き方について、書いています。
読書論と言いながら、文章論じゃないか、って。
まあ、固いことは言わないで!
・・・
実は今、本の原稿を書いています。
ある一冊の本です。
一冊分を書くのは初めてです。
そこで、作戦を練り、色々と構想を立て、主な目次を書き出し、一方で書くべき項目についてカードを作り……というふうに、徐々に準備を重ねながら、今原稿を書き始めたというわけです。
そういう経験を基に今回、文章の書き方について書いています。
思い返せば、中学生ころから文章を書くのが好きでした。
中一のとき、となりの席の男子がマンガ好きで、自作の豆雑誌を作って来て見せてくれるのです。
それに触発されて、自分も、と始めたのですが、絵が描けず、漫画の原作を書こうというふうに変更し、当時読んでいた子供向けSF(少年少女空想科学小説の類)をまねてお話を作りました。
東京の南方の諸島のひとつに秘密基地を持つ(『サンダーバード』の影響)私立探偵がUFOみたいな小型機で東京に来て、事件を解決して帰ってゆく……。
(よく覚えているもんだ、って? ホント、びっくりですね!)
高校生の時に、文芸部というのがあって、よっぽど入ろうかと思ったことがありました。
しかし、文芸部と言えば、それなりに文学に親しんでいる人が入るところという気がして、私には恐れ多いところと思われ、やめてしまいました。
当時はまだ、『トム・ソーヤー』や『宝島』、ヴェルヌの『地底旅行』やコナン・ドイルの『失われた世界(ロスト・ワールド)』といった冒険物語ぐらいで、文学っぽいものと言えば、せいぜい芥川龍之介の「羅生門」「鼻」といった短篇や、ハーン(小泉八雲)の『怪談』、ポーの「アッシャー家の崩壊」「黄金虫」などなどしか読んでいなかったので。
高三の時には、物書きになりたいと思っていました。
国語の時間に自習になって、作文を書くことになったとき、何を書けばいいのか分からず、最後の数分でその日の朝の登校の様子を順に、文章のリズムに気をつけて書いてみました。
それに先生が二重丸をくれました。
それが結構嬉しくて、そういう記憶があります。
文章にまつわる昔話でした。
・・・
詳細は本誌で!
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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
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*本誌で取り上げた本: 外山滋比古『思考の整理学』ちくま文庫 1986/4/24
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