書物と言葉『荘子』天道篇から~私の読書論67文学を考える4書物考
―第151号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2015(平成27)年5月15日号(No.151)-150515-
「私の読書論-67- -文学を考える 4 書物考- 」
本誌では、『荘子』のなかの書物に関する言葉(「天道篇 第十三」)を元に、書物と言葉というものについて考えています。
『荘子』に関しましては、今NHKのEテレ『100分de名著』で玄侑宗久氏を講師に放送中です。
*『お茶でっせ』2015.5.5
何もないことを遊ぶ『荘子』-NHK100分de名著2015年5月
でも書いています。
私は書物の力を信じています。
書く力も読む力も人の力というものには、それほど大きな違いはないと思っています。
そのなかで、偉大な人の書くものは、それなりに力があり、我々平凡な人間に偉大な飛翔力を与えてくれるものです。
読書というものは、人それぞれに解釈があってよいと言われています。
自分なりに何かしら役に立つものが得られればそれでよいのです。
たとえそれが著者の意図するものと異なっていたとしても、構わないと思うのです。
自分のものにする、ということが大事です。
所詮、人間の理解力というものは限られたもので、大体のところはみな似たようなものなのです。
人間の力を信じて―自分の力を信じて読み進めましょう。
・・・
詳細は本誌で!
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
--
*本誌で取り上げた本:『荘子』について:
・『荘子〈1〉』森三樹三郎/訳 中公クラシックス 2001/10
―『世界の名著』からの名訳。巻頭に解説が付されている。
・『荘子〈2〉』森三樹三郎/訳 中公クラシックス 2001/11
・『荘子物語』諸橋轍次 講談社学術文庫 1988/10/5
―『大漢和辞典』の諸橋轍次の初心者にもやさしい入門書、解説書。引用箇所の書き下し文が巻末に掲載されている。
・『入門老荘思想』湯浅邦弘/著 ちくま新書 2014.7
―老荘に関する新発掘資料を交えての入門書。
・『NHKテレビテキスト「100分 de 名著」
「荘子」2015年5月』玄侑宗久
*
・『後世への最大遺物・デンマルク国の話』内村鑑三 岩波文庫 2011/9/17
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