ヒダリキックインタビュー02-左利きギター専門店谷口楽器(後編)
私のインタビューも掲載されている、左利き情報ポータルサイト【ヒダリキックマガジン】のインタビュー・ページに、「ヒダリキックインタビュー02-左利きギター専門店谷口楽器(後編)」が、掲載されています。
・お茶でっせ:記事
2013.12.28
ヒダリキックインタビュー02-左利きギター専門店谷口楽器(前編)
2013.9.29
ヒダリキックマガジンに左利きライフ研究家インタビュー
●越えられない壁がある
この中で私が(前編)の時にも書きました、利き手で弾くことの重要性についてふれられています。
これは、納得です。
ご自身左利きで左弾きでレフティモデルのギターを愛用しているという売り場担当の井関さんのお話によりますと―。
《特徴というわけではないんですが、ギターを右で始められて左に変えられるかたは結構いますね。/とりあえず右で始めて、何年か続けるんですけど、どうもストロークやピッキング(※2)が動かない。 利き腕じゃないとこれは動かないんです。 弦を抑えるのは利き腕じゃなくてもなんとかなるんですけど。 ただ弦を弾く方のうでが動かないと言われますね。/どうしても頭の中でわかってても、手が思うようにうごいてくれないとかね。手が遅れがちになるとか。》
注にはこうあります。
《※2:弦を弾く方の手の動作で、コードを演奏するほか、単弦でのアルペジオやギターソロ等繊細な動きを必要とする。》
前回も書いたことですが、私の持論である「利き手は心につながっている」の観点から、私は左利きは左手で弾くべきだ、と考えています。
それでこそ、自分の心を表す演奏につながるのだ、と。
今回この発言を読み、間違いではなかった、と確信を持ちました。
やはり楽器も利き手でないと、思うような演奏はできないものなのです。
考えてみれば当然でしょう。
そうでなければ、こうも右利き用が幅を利かせているはずがないからです。
単純に右も左も関係ないとなれば、50:50で右用左用が存在していて当然でしょう。
ところが、実際には右に偏重している、右しかない楽器もたくさんある―というかほとんどがそうですね。
●利き手の偏りの強さに応じて選ぶ
やはり利き手の偏りの度合いが強い人の場合、どうしても左が強い人―強度の左利きの人の場合、右利きスタイルでは演奏が難しいというのは、予想されることだと思います。
逆に、右もある程度使える人―右利きと左利きの中間的な人の場合は、右利きスタイルでもついていける可能性がある、ということでしょう。
そこで、普段から左利きの度合いが強いなあと思う人は、左で始める方があとあといいのではないでしょうか。
結局は、自分に合ったスタイルが一番大事だ、というのが結論なんですね。
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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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