おもしろさ~私の読書論-51- 私にとって「古典」とは何か?
―第116号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2013(平成25)年11月15日号(No.116)-131115-
私の読書論-51- 「古典」とは何か?
http://archive.mag2.com/0000257388/20131115120000000.html
本誌では、私にとって「古典」とはなにか? について書いています。
前々回、「私のおススメ古典○○選」の試みを始めましたが、今回ここで私のイメージする古典像を知ってもらうことで、おススメの古典というものもだいたいのイメージが明らかになるのではないでしょうか。
前回は、本を人にたとえてみました。
本を人にたとえれば、古典は何か? ―というところです。
古典といえども、おもしろさが命。
でも、おもしろさとは…?
先日、歌手の島倉千恵子さんが亡くなられました
(ご冥福をお祈り致します。)が、
「人生いろいろ」ならぬ、おもしろさもいろいろです。
どういうおもしろさを第一と見るかで、その人の本に対する見方も決まります。
時間つぶし的な愉快・爽快だけのおもしろさもあれば、ためになるおもしろさもあるでしょう。
私は、後者を取ります。
それが正しい選択だなどと偉ぶるつもりはありません。
実際、人それぞれです。
「まずは、バカバカしいほどのおもしろさだよ、なぜなら、人生は苦ばかりだから。」
これも哲学です。
東日本大震災のあと、テレビでも悲劇的なニュースばかりの中で、まず求められたのは、お笑いでした。
それも単純なお笑いでした。
そういうふうに、お笑いの力は大事ですし、必要です。
でも、やっぱり単純なおもしろさよりも、もうちょっと自分を高める力となるものであれば、と思うのです。
「クソまじめ」と言われるかもしれませんけれど、これも性分です。
仕方ないんですよね。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
*本誌の引用に利用した本:
『ラルース 世界ことわざ名言辞典』角川書店 (1980/05)
『世界ことわざ名言辞典』田辺貞之助/監修 モーリス・マルー/編 島津智/訳 講談社学術文庫 (1999/8)
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