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2013.03.25

ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』5月28日発売(予定)!

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いやあ何年待たされたことか。
そうですか、やっと出ますか。

河出書房新社 <奇想コレクション>のラインナップに上がって何年たつのでしょうか?
(このシリーズで、私の一番のおススメは、やはりゼナ・ヘンダースン『ページをめくれば』ですね! わかる人にはわかると思いますが。)

この待望久しいロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』が、5月に刊行されるそうです。

ヤング『たんぽぽ娘』5月下旬発売決定! | トピックス | 河出書房新社

 

しばらく前のことになりますが、テレビドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』第8話(原作:三上延/著『ビブリア古書堂の事件手帖 3 栞子さんと消えない絆』アスキー・メディアワークス メディアワークス文庫 2012年6月)で、1980年に出版されたヤングの短編小説「たんぽぽ娘」を表題とする短編アンソロジー(『たんぽぽ娘 海外ロマンチックSF傑作選2』風見潤/編 英社コバルトブックス)のことが題材になっていました。

たんぽぽ娘 - フジテレビ『ビブリア古書堂の事件手帖』第8話

 

途中までしか見ていないので、どういうお話かは存じません。
とにかく、へえ、と思ったのが、この本の販売価格が8000円ということ。

私はこの本を昔本屋の兄ちゃん時代に購入しています。
確か240円だったでしょうか。
(以前見たAmazonの中古品では¥69,800なんて出てました! 『ビブリア―』で取り上げてから値が上がったとか。でも今は、この新刊や復刊(※)の予告が出て下がっているようです。)

もちろん同じシリーズの他の本も持っています。
『魔女も恋をする―海外ロマンチックSF傑作選1』『見えない友だち34人+1―海外ロマンチックSF傑作選3』
魔女も恋をする―海外ロマンチックSF傑作選1 (1980年) (集英社文庫―コバルトシリーズ) 見えない友だち34人+1―海外ロマンチックSF傑作選3 (1980年) (集英社文庫―コバルトシリーズ)

 

ヤングの2冊(『ジョナサンと宇宙クジラ』ハヤカワ文庫SF、『ピーナツバター作戦』青心社)の日本独自編集の短編集も持っています。

 

ネット情報によりますと、「たんぽぽ娘」が収録された既刊本は以下の3冊だとか。

1.『年刊SF傑作選2』ジュディス・メリル編(東京創元社/創元SF文庫1967/12/29)井上一夫/訳
年刊SF傑作選〈第2〉 (1967年) (創元推理文庫)

2.『たんぽぽ娘 海外ロマンチックSF傑作選2』風見潤 編(集英社コバルト・シリーズ1980/02/15)伊藤典夫/訳

3.『奇妙なはなし』文藝春秋 編(文藝春秋/文春文庫1993/02/10)伊藤典夫/訳
奇妙なはなし (文春文庫―アンソロジー人間の情景)

雑誌では、
4.『SFマガジン 2000年2月号(41巻2号 通巻525号) 創刊40周年記念特大号』 伊藤典夫/訳

私の手持ちの本で、他にヤングの作品を収録したものとしては、短編アンソロジーが二種。

5.『見えない友だち34人+1―海外ロマンチックSF傑作選3』風見 潤 編(集英社文庫―コバルトシリーズ 1980/9)
見えない友だち34人+1―海外ロマンチックSF傑作選3 (1980年) (集英社文庫―コバルトシリーズ)

(「時を止めた少女」収録)―例のシリーズ第三弾。

6.『時の娘 ロマンティック時間SF傑作選』R・F・ヤング他 (創元SF文庫)

(「時が新しかったころ」収録)―現在入手可能なもの。

まだ他にも、昔出版されたアンソロジーでいくつかの短編が収録されているようです。
ロバート・F・ヤング(Robert F. Young)

ヤング・ファン、ロマンティックSFファンには期待大の河出書房新社 <奇想コレクション>版『たんぽぽ娘』。

収録作品がどのようなものになるのか、その辺の情報も早く手にしたいものです。

本邦初紹介作品はもちろんですが、「ぜひ、あの短編を!」というファンならではの期待もあります。
まあ、買ってからのお楽しみとも言えますが…。

願わくば、待たされただけのものでありますように!

(※)参考として書いておきますと―

復刊ドットコム から(2013/5/18)に、ロバート・F・ヤング 著 / 伊藤典夫 訳 / 牧野鈴子 装画『たんぽぽ娘』の単行本(40ページ)が出るそうです。

★もうひとつついでに、ヘンダースンの本についても書いておきます。

<ピープル>シリーズの二冊はハヤカワ文庫SFから、『果てしなき旅路』(1978/7)『血は異ならず』(1982/12)。
 
血は異ならず (ハヤカワ文庫 SF 500 ピープル・シリーズ)

 

“ゼナ・ヘンダーソン”表記で、ソノラマ文庫―海外シリーズから短編集『悪魔はぼくのペット』(1984/11)が出ていました。
悪魔はぼくのペット―感性あふれるアメリカ・ファンタジー (ソノラマ文庫―海外シリーズ)

代表作の短編「なんでも箱」は、ヤングのところで紹介しました集英社文庫 コバルトシリーズ『たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2』にも収録されています。
(すべて持ってます!)

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*『お茶でっせ』「たんぽぽ娘」記事:
2013.5.27 たんぽぽ娘 (奇想コレクション)ロバート・F・ヤングを買う

 

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