齋藤孝『古典力』を読む(1)私の読書論-43-
―第100号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2013(平成25)年3月15日号(No.100)-130315-
「私の読書論-43- 齋藤孝『古典力』を読む(1)」
http://archive.mag2.com/0000257388/20130315120000000.html
齋藤孝『古典力』(岩波新書 2012.10.19)を読み、古典読書について考えてみようという試みです。
「古典を読むための十カ条」で、齋藤流古典読書法を紹介しています。
出版社の紹介文では、《これまでにない、古典への近道》と新しい古典アプローチ法のように書いていますが、私の思うに、さほど目新しいものには思えません。
ちょっとした読書家ならだれでも実行しているような方法です。
ただ、<ちょっとした読書家>の域にも達していないような人―即ち、古典の読書初心者には有効だと思います。
主だった古典なら一通りは読んでいるというちょっとした読書家なら、どうしても読む必要はないけれど、読んでみるのも面白いだろうと思います。
自分の読み方と比べてみながら、改めて古典の読書法を考えてみる機会になります。
また、後半の50選に何を選んでいるのか、選んだ理由なども―言ってみえば<ベストテンごっこ>ですから、これは読書家でも興味深いでしょう。
そのような読書家の域に達しない人は、ガイド本の一つとして、ぜひ読んでほしいものです。
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