左利きにも優しい<花王バブ>の個包装切り口
わが家では冬の入浴剤は、花王バブ―炭酸の薬用入浴剤―を使っています。
入浴剤には、一回分がそれぞれ個別に包装されたものと、その都度必要量を計測して使うタイプのものとがあります。
さらに、個別に包装されたものでも、粉末タイプと<バブ>のような錠剤タイプがあります。
このような個別に包装されたものの場合、大抵は「切り口」が付いています。
実はこの「切り口」がちょっと問題です。
右利きの人の場合、左手で本体を持ち、右手で切り口の右側の小片をつまんで切り取り、中身を取り出します。
しかし、私のような左利きの人の場合は、右手で本体を持ち、左手で小片を切り取ります。
あるクッキー菓子の個包装では、商品名の入った「正面」の向かって「右端」に「切り口」と印刷されています。
私は、これでは切り取りにくいので、切り口が左側に来るようにと、ひっくり返しました。
するとそこ(裏面)には、やっぱり右端に「切り口」と印刷してあるのです。
ウカッと、私はもう一度ひっくり返しました。
もちろん、そこは元の正面であり、当然右側に「切り口」があります。
そう、私は気が付くまで何度か、(横で見ていたら)まるでバカ!みたいに袋をひっくり返すことを繰り返していたのです。
この話は、以前(2005.3.18)「お菓子の切り口表示も右利き用」でも披露しました。
ところが、このバブの場合は、商品名の入った「正面」の左右両側に「切り口」と印刷され、切れ目まで付いています。
ですから、左利きの私でも、なんの躊躇もなく、袋を開けることができるのです!
「なんだ、そんなことぐらいで」と思われる方もあるかもしれません。
しかし、左利きの私にとって、これはとても大切なことなのです。
こんな小さなことが実はとても大事なことになるのです。
『フランクリン自伝』(松本慎一、西川正身/訳 岩波文庫)にこんな言葉があります。
《人間の幸福というものは、時たま起るすばらしい幸運よりも、日々起って来る些細な便宜から生れるものである。》
他にも、「ブルボン ふんわりチョコバーム」の個包装も両側対応の「あけくち」が付いています。
近年、私のアピールが通ったのか(まさか、そんなアホな?!)切り口表示の改善されているものが増えてきました。
小さな幸せ!
嬉しい限りです。
--
※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
--
「心と体」カテゴリの記事
- 楽器における左利きの世界(34)まつのじんさんのご意見(3)ウォーミングアップ-週刊ヒッキイ第697号(2025.11.01)
- 『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号(2025.10.18)
- 親御さんへ―特別編:モノ・マガジン(特集)左利き道具指南-週刊ヒッキイ第695号(2025.10.04)
「左利き」カテゴリの記事
- 楽器における左利きの世界(34)まつのじんさんのご意見(3)ウォーミングアップ-週刊ヒッキイ第697号(2025.11.01)
- 『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号(2025.10.18)
- 親御さんへ―特別編:モノ・マガジン(特集)左利き道具指南-週刊ヒッキイ第695号(2025.10.04)
「左利きを考える」カテゴリの記事
- 楽器における左利きの世界(34)まつのじんさんのご意見(3)ウォーミングアップ-週刊ヒッキイ第697号(2025.11.01)
- 『左組通信』復活計画(40)左利き自分史年表(6)1995.7-1996―紙の時代(3)『LL』-週刊ヒッキイ第696号(2025.10.18)
- 親御さんへ―特別編:モノ・マガジン(特集)左利き道具指南-週刊ヒッキイ第695号(2025.10.04)


























Comments