« <私の読書論>をリニューアルしました | Main | SKE48の10thシングルは「キスだって左利き」 »

2012.08.16

左利きとマナー(7)茶道~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii325号

先週の無料左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第325号のお知らせです。

 ・・・

第325号(No.325) 2012/8/11「左利きとマナー(7) 茶道(茶の湯)を考える」は、
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲「―その19― 左利きとマナー(7) 茶道(茶の湯)を考える」です。

茶道における左利きの問題を考えてみました。

私の思うところは―

現代の茶道は、伝統と言いながら、実際には武家社会が崩壊した明治以降、女子教育の場に進出するという形で、変化に対応することで生き延びてきたのです。

ですから、昔のように左利きが忌避されてきた時代から左利きは左利きで良いとされる時代への変化を踏まえて、それに対応する作法を考える時期に来ているのではないか、ということです。

これは単に茶道のみ限らず、日本の古来の伝統を重んじるといわれる武道や芸能などすべてに言えることです。
昔のまま旧態依然の、「左利きでも右に直してもらわないと…」といったやり方では、これからは問題とされるでしょう。

21世紀も12年が過ぎようとしている今日、この世紀を生き延びるためには、伝統を重んじつつも、この時代にふさわしい姿に変容する必要があると思います。

もちろん原理主義的に昔ながらの形式に固執する流派があってもよいと思います。
しかし、それでも完全に昔のままとはいかないでしょう。

変化している部分は必ずあるはずです。
実際には変わっているのに、さも昔のままなんら変化していないように装うのはどうかと思います。

形式のための形式、そんな形式を守るためだけの作法ではなく、身体の変化に対応できる形式による心のこもった作法でありたいものです。

詳細は本誌で。

--
※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
--

|

« <私の読書論>をリニューアルしました | Main | SKE48の10thシングルは「キスだって左利き」 »

心と体」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

左利き」カテゴリの記事

左利きを考える」カテゴリの記事

Comments

始めて見せていただきました。レフティのミユキです。茶道歴は長く教えてもいますが薄茶の茶筅をふるのと炭手前は苦手です。
左利きにはハードルが高いので敬遠されている方も多いと思いますが、茶道の魅力を知らないのはもったいない。茶道とは言えないかも知れませんが、左利きのお茶を楽しむ会をしたいと思いますがどう思われますか?

Posted by: ミユキ | 2022.11.01 07:37 AM

レフティの「ミユキ」さま、
コメントありがとうございます。

最近はあまりチェックしないので、お返事遅くなりました。
ごめんなさい。

お返事も兼ねて
「左利きと茶道および日本の伝統的芸能や武道について考えたこと」
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/11/post-c61a91.html

という記事を書いてみました。

簡単にいえば、
(1)「形」は大事だが、必ずしも一つではないのではないか
(2)基本は基本として、状況に応じて融通をきかす度量もあってよい
(3)初心者と上級者とは異なるもので、入口を広げる工夫は必要だ
(4)「右手」の作法から「利き手」の作法へ切り替えるのが、これからの自然な在り方

「左利き」というだけで敷居の高さを感じて辞めてしまう人がいるなら、習う方も教える方も不幸なことで残念なことでしょう。
ですから、「左利きの人のためのお茶を楽しむ会」のような催しには、期待します。
大いにチャレンジしてほしいものです。

Posted by: レフティやすお | 2022.11.06 05:11 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 左利きとマナー(7)茶道~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii325号:

« <私の読書論>をリニューアルしました | Main | SKE48の10thシングルは「キスだって左利き」 »