金環見れず! 5月21日金環日食ピンホール記録
ニュースでも大いに取り上げられましたように、5月21日は日本の広い地域で金環日食が観測されました。
ただ多くの地域では晴天に恵まれず、今一つだったようです。
反面、薄雲のおかげで日食メガネなしでも金環日食が見れたという方もいらっしゃたようです。
私は、遮光プレート付の雑誌の増刊号を買う予定にしていたのですが、
(参照:5月21日朝は大阪で282年ぶりに金環日食!)
まだいいだろうと思っているうちに買いそびれました。
間際になって近所のスーパーで安いメガネを買おうとしたら、これも完売!
しかたなくピンホールで観察することにしました。
これは2009年の皆既日食の際に勉強した方法です。
(思えば、あの時も曇り空でした。空は一層陰りました。)
ボール紙にハート型にピンで穴をあけたものと、スクリーン用に白いボール紙を用意しました。
これで太陽の欠け加減を観察するのです。
さて当日―。
私も早朝より観測(? 大層な言い方やなあ!)を開始しました。
最初に目覚めたのは、6時前、まだ太陽はまん丸のまま。
早すぎたので一寝入り。
気が付くと、6時半過ぎ。
もう始まっています。
(大阪では6:17より―東大阪市のプラネタリウムのある施設「ドリーム21」パンフレットによる。以下同じ。)
室内で日の射しているところを選んでスクリーンのボール紙を立てかけセットしました。
その前に穴をあけたボール紙をかざし、できた影をカメラで記録しようという考えです。
最初の記録は、6:57。
角度がうまく合いません。
3枚目は6:58。
(画像:金環日食の記録1)
ところが太陽は徐々に昇ります。
それに合わせてスクリーンの位置をずらさなければいけません。
しかも雲がまだらに出て来ます。
時々観測できなくなります。
なんとか苦戦しながら記録を続けます。
5分か10分に1枚ぐらいは写したいのですが、適当な間隔になりません。
かざす角度や距離も一定に保てないので、なかなかうまく変化を記録できていないようです。
大阪での金環食の始まりは、7:29。
食の最大は、7:30。
金環食の終わりは、7:31。
7:26の記録のあと、急速に雲が厚くなり、日差しが一気に陰りました。
(画像:金環日食の記録4)
太陽は完全に雲にかくれてどうにもなりません。
最高の瞬間であるはずの金環を前にして…。
7:36、少しの雲の切れ間に太陽の一部が顔を出しました。
(画像:金環日食の記録5)
あとせめて3分、できれば5分晴れ間が続いていれば…。
こうして、たぶん一生に一度のチャンスであろう、私の金環日食の観察は終わりました。
その後、テレビや新聞、ネットのニュースでの金環日食の写真を見るたびに、悔しさがこみ上げて来ます。
(まあ仕方ないのですが…。)
*画像について:ピンホールを通した光と影による映像ですので、実際の見た目の月の動きとは逆になっています。
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