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2012.02.23

学習塾の新聞折込チラシに見る左手書字例-part4

過去に三度同様のものを取り上げて来ました。
さらに求人広告チラシの左手箸を入れますと、同じテーマのものは四度となります。

それぞれの画像と最新画像です。

2008.4.10 学習塾のチラシに見る左手書字の子供
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2009.3.26 学習塾のチラシに見る左手書字の子供-part2
Jukutirasihidariteshoji2009


2011.6.20 塾の新聞折り込みチラシに見る左手書字例
110606lhw_sinbuntirasi


2009.3.1 求人広告チラシのイラストに見る左利き
0902kyuujinkoukokuhasi

最後に、最新版
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手前の子の左手に黄色いペンが握られています。
向こうの女の子の右手のペンと、まるで「人」という字のようになって見えます。

毎年のように、こういう風景が見られるのです。
昔(私の子供の頃―昭和30年代以前)に比べて、それだけ左手書きの子供が増えている、ということでしょう。

この現実に対して、世の文字を書くことを教えている人たちはどのように見ているのでしょうか。

実際にネットの、習字や書道といった「きれいな字の書き方を教えるサイト」の中には、残念なことに、未だの「きれいな字を書きたかったら字は右手で!」などといった文句を書き連ねているところがあります。
とても残念に思います。

現実から目をそらした事業に明日はない、と思うのですが…。


教師生活23年の経験をもとに親が子供のためにできることを具体的に紹介した、メールマガジン「親力で決まる子供の将来」の発行で人気を集めた、親野智可等先生の先日出版された著書『うちの子は勉強ができません。どうしたらいいですか?』宝島SUGOI文庫(2006年刊『「親力(おやりょく)」365日! <伸びる子>の土台をつくる毎日の習慣』を改題改訂し文庫化)の第一章には、
「左利きの子に自信を持たせよう」という項目があります。


大いに賛成です。
生きてゆく上で「自信を持つ」というのは大事なことです。

左利きの子供に自信を持たせるには、左利きであることを肯定的に受け入れ、左利きの“力”を伸ばしてやるのが一番だと私は思っています。


勉強に関して言いますと、学問は、まず字を書くことから始まります。

左利きでもきれいな字は書けます。

要は、
(1)「いかに上手く手指を動かせるか」であり、
(2)「きれいな文字の具体的なイメージを持っているか」
(3)「それを再現する努力をしているか」
です。

私が思うに、勉強ができる、何でもできるという自信にあふれた子供への第一歩は、やはり自分らしく生きることです。

字を書くことも含めて、自然の摂理に従って、左利きの子供には左利きの生き方をさせてあげてください。
右利きの子供が右利きのままで暮らしているように。

【追記】2.23 23:05
こうして並べてみて初めて気が付きました。
今年の画像は、「昨年の画像の裏焼き」―もしくは、昨年が「今年の画像の裏焼き」だということです!

チラシ自体を保存していませんので、加工前の元画像を探してみる必要がありますが。
女の子の服装、それぞれのペンの色・デザインから間違いないでしょう。

どういう理由でこういうチラシが製作されたのかは、私にはわかりません。
しかし、どちらにしろ片方の子が「左手書き」であることは事実です。

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※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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