《死すべき者》人間~夫婦と家族『オデュッセイア』ホメロス
―第68号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2011(平成23)年10月31日号(No.68)-111031-
《死すべき者》人間~夫婦と家族『オデュッセイア』ホメロス
◆実に三か月に渡るホメロス編となってしまいました。
初めて読んだ『イリアス』があまりにも感動的であったがゆえのこと。
7月以来、ホメロス関係の本を読み続けて来ました。
『イリアス』は二種類の訳本を読みました。
かたや二段組み450ページほどの一巻本、もう一つは上下900ページほどの文庫二巻本。
どちらも活字びっしりで、読み応え十分です。
一方、『オデュッセイア』は、文庫本上下700ページほど。
こちらは比較的短い本でした。
本文でも書きましたように、こちらは、もう一つ芯になるものが弱い感じで、『イリアス』に比べると重厚さに欠けるという気がしました。
どちらにしろ、ホメロスと両作品、およびその解説書研究書、ギリシア文学やギリシア神話の関連本の類も含めて、楽しい読書の時間となりました。
読者の皆様にもその思いが伝わっていればよいのですが…。
『イリアス 完訳』小野塚友吉/訳 風涛社 2004.2
『イリアス』[上下] 松平千秋/訳 岩波文庫 1992.9
『オデュッセイア』[上下] 松平千秋/訳 岩波文庫 1994.9
『ギリシア文学散歩』斎藤忍随/著 岩波現代文庫[文芸126] 2007.8.17
『ギリシャ神話 神々の愛憎劇と世界の誕生』新人物往来社/編 新人物往来社 ビジュアル選書 2010.6.24
『完訳 ギリシア・ローマ神話』[下]トマス・ブルフィンチ/著 大久保博/訳 角川文庫 昭和45.12初版,平成16.5増補改訂版
★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
・2011(平成23)年8月31日号(No.64)-110831-《死すべき者》人間
~二大英雄叙事詩~ホメロス『イリアス』『オデュッセイア』
「別冊 編集後記」8.31 《死すべき者》人間~二大英雄叙事詩~
ホメロス『イリアス』『オデュッセイア』
―第64号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」
・2011(平成23)年9月30日号(No.66)-110930-《死すべき者》人間~
<アキレウスの怒り>『イリアス』ホメロス
「別冊 編集後記」9.30 《死すべき者》人間~
<アキレウスの怒り>『イリアス』ホメロス
―第66号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」
◆今後もニ、三カ月古代ギリシア関連の本を紹介します。
人生訓の古典『イソップ寓話』や、<ギリシア悲劇>の三大作家、ギリシア神話、そして再び哲学のプラトンやアリストテレスの代表作などに触れることができれば、と考えています。
乞うご期待!
◆もう一つお知らせです。
本誌末尾にも書きましたように、来月より「クイズ・たのどく・ドン!」を始めます。
(どっかで聞いたなあ?)とお思いの方もあるでしょうが、あれです!
名著名作の書き出しや結びの一節から、著者名作品名を当てるというクイズ。
月の前半で第一ヒント、月の後半で第二ヒントという感じで、やってみようと思います。
回答は、本誌に返信してください。
締め切りはその都度次号の出る前日まで、とします。
で、前半で正解された方には、2ポイント。
後半で正解された方には、1ポイントを進呈。
20ポイント獲得された方には、何かオリジナルの記念品をプレゼントできれば、と考えています。
では、お楽しみに!
--
※本稿は、『レフティやすおの作文工房』より
2011.10.31「《死すべき者》人間~夫婦と家族『オデュッセイア』ホメロス」を転載したものです。
--
「趣味」カテゴリの記事
- 私の読書論-2025年岩波文庫フェアから『富嶽三十六景』-楽しい読書390号(2025.06.15)
- 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(34)陶淵明(11)「帰去来の辞」1-楽しい読書389号(2025.05.31)
- 私の読書論196-<後世への最大遺物>としての紙の本を!-楽しい読書388号(2025.05.15)
- 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(33)陶淵明(10)「乞食」-楽しい読書387号(2025.04.30)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 週刊ヒッキイ第688号-『左組通信』復活計画[38]『LL』復刻(11)LL11 1996年秋号(後)(2025.06.21)
- 私の読書論-2025年岩波文庫フェアから『富嶽三十六景』-楽しい読書390号(2025.06.15)
- 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(34)陶淵明(11)「帰去来の辞」1-楽しい読書389号(2025.05.31)
- 私の読書論196-<後世への最大遺物>としての紙の本を!-楽しい読書388号(2025.05.15)
「メルマガ「楽しい読書」」カテゴリの記事
- 私の読書論-2025年岩波文庫フェアから『富嶽三十六景』-楽しい読書390号(2025.06.15)
- 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(34)陶淵明(11)「帰去来の辞」1-楽しい読書389号(2025.05.31)
- 私の読書論196-<後世への最大遺物>としての紙の本を!-楽しい読書388号(2025.05.15)
- 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(33)陶淵明(10)「乞食」-楽しい読書387号(2025.04.30)
Comments