最初の一冊の選び方(6) 本選び(選書)の方法 I 読書の目的
私の読書論-26-初心者のための読書の仕方を考える(9)
最初の一冊の選び方(6) 本選び(選書)の方法 I 読書の目的
―第69号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊編集後記
★「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」★
2011(平成23)年11月15日号(No.69)-111115-
私の読書論-26-初心者のための読書の仕方を考える(9)
最初の一冊の選び方(6) 本選び(選書)の方法 I 読書の目的
『人生論としての読書論』森信三/著(致知出版社、2011.4)
本紙本文の「読書は食事に、本は食べ物に譬えられる」という話題に登場しました、
今読みかけている本―『人生論としての読書論』森信三/著(致知出版社、2011.4)
のなかで、私が面白いと思ったのは、「読書は心の食物」に関するこんなくだりです。
《即ち「自分は近ごろ忙しくて、とても本など読んでいられない」と放言して憚らない人は少なくないが、そうした人々でも「近ごろは忙しいので、食事は一切しないことにしている」という人は、一人だってあろうはずがないのである。》(p.29、「(一)読書と人生」<3読書は心の養分>) また、
《「読書は心の食物だから、書物を読まない人は、食物を摂らない人が肉体的に日々衰弱してゆくのと同じことですよ」などと仮に言ってみたとしても、それは理屈としてはある程度うなずくとしても、実感としてはおそらく納得しないだろうと思うのである。》(p.31、同)
肉体はその栄養の不足や欠乏を飢餓感として痛感するだろうけれど、精神の栄養の欠乏は我身に実感しないからである、と。
だから、普段から「心の栄養」としての読書が、生活の習慣として身についている人ならともかく、日常的に「心の栄養」として本を読まない人の場合は、欠乏を実感しないというのです。
これは本を読書を食べ物や食事に譬える場合、考え直さなければいけないポイントでしょう。
食事というよりおやつに譬えられればいいのです。
しかし、実際に、読書を心の糧としている人から見れば、おやつではなく、やはりメインの食事なのです。
その辺がちょっとギャップですね。
読書自体は不要とも言えます。
世界そのものを読めばいいのですから。
有史以来の人類の歴史でも、そういう偉人は沢山いたことでしょう。
そうすると、読書の意義というものも考え直さねばならないのでしょうか?
難しい問題です…。
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※本稿は、『レフティやすおの作文工房』より
2011.11.15「最初の一冊の選び方(6) 本選び(選書)の方法 I 読書の目的」を転載したものです。
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