ダイエットするなら左手箸
肥満が健康の敵といわれて久しいのですが、最近は、メタボリック・シンドロームという言葉が言われています。
これは、内臓に脂肪が蓄積した「内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態」(*)で、生活習慣病の原因とされ、治療の対象として考えられるようになってきたものです。
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知っ得?納得!!メタボリックシンドローム > メタボリックシンドロームって、なに?
では、肥満防止のための方法、あるいは既に肥満の方はどのようにして減量すればいいのでしょうか。
これはやはり運動、そして過剰な飲食をやめるということでしょう。
しかし、食べない、あるいは食べるのを減らすというのは、並大抵のことではありません。
でも、意外に簡単方法もあるようです。
ひとつ紹介したしましょう。
もう旧聞になりますが、朝日新聞・東京版の読者の投書欄「声」3/8付に、ある薬剤師さんの投書が出ていたそうです。
(以下は、東京在住の友人で、メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」の愛読者でもあるW氏の情報による。いつもありがとう!)
その方は、右利きなのですが、今年から箸を左手に持ち変えて食事をされているそうです。
理由は、ひとつ、右脳を刺激し、その働きを良くする。もう一つは、将来万が一、右手が使えなくなったときのため。
今のところ効果は不明だけれど、それなりに眠っていた神経や機能が目覚め始めたような気がするという。
この辺の効果は、?という気もします。
ただ、右利きの人は、左利きの人に比べると右に偏った生活をしている人が多く、バランスをとる意味で、意識的に身体の左側を使うというのは決してまちがったことではありません。
整体の先生もそうおっしゃっています。
大いに実行すべきでしょう。
という私の感想はさておき、本題にもどりましょう。
しかし、それよりも何よりも、食事が大きく改善されたという。
一回に運ぶ量が減り、時間をかけてじっくりと噛み、食事を味わうことができるようになったという。
すると、少ない量で満腹感を得られるという。
これこそ、朗報ではないでしょうか。
食べやすいと、つい早く食べてしまい勝ちです。
当然、噛む回数も減り、胃や腸への負担も増します。
早食いは身体に悪いといわれます。
それが改善されるだけでも効果ありでしょう。
しかも時間をかけることで、満腹中枢が満たされ、少な目の食事で満腹になる。
糖尿病や生活習慣病の患者さん、ダイエットを考えている人には、この「非利き手で箸を使う食事」というやり方が、一番自然でかつ無駄なく小食の習慣を身に付けられる、最上の方法ではないでしょうか。
右手遣い・右利きの方は左手で、左利きおよび左手で箸を使っている方は右手で、それぞれ箸を使うというのもダイエットの一法かもしれません。
よく噛んで時間をかけて食べ、しかも腹八分目。
その上、楽しみながら…となると、まさにいいこと尽くめ。
さあ、あなたもきょうから始めまてみせんか? 左手箸生活。
でも、左手箸の習熟と時間をかけた小食の習慣とどちらが早く身につくのでしょうか。
もし手のほうが早かったら、せっかくの名案も元の木阿弥に、ということもあるかもしれません…。
※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。
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