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2006.08.12

100円ショップの左右両用定規

100yenjougi30cm
ひょんなことから立ち寄った(ダイソーではない)百円ショップで、何かおもしろそうなものはないか、とうろうろしていましたところ、定規を見つけました。

左右両側に背中合わせに目盛りがついた、左右両用「アルミ定規30cm」

他に、15cm、20cm、40cmがあり、計4種類ありました。

以前から、こういうものなら百円ショップでもできるんじゃないか、と思っていました。
目盛りだけもことですから。

アルミ製なので、強度的には若干の不安がありますが、溝を掘って強化していたり、ひも状のゴムを二本底部にはめて、ずれ防止が施されていたり、予想以上にがんばっています。

ちなみに、MADE IN KOREA、発売元は、ポケット(兵庫県三田市)です。

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定規に右左があるということに気付かない人も少なくないようです。

定規の用途には大きく分けて二通りあります。

1・線を引くため
 右手にペンを持って一定の長さの線を引くとき、目盛りに合わせて左から右へ(→)一定量の長さだけ引いてゆきます。
 左手ですと、その逆で、右から左へ(←)引くと便利です。ところがそれでは、目盛りが逆で、引き算が必要になります。
 通常の定規(ものさし)では、目盛りは、左から右へ(1・2・3… →)とふられています。
 これに対して、左手・左利き用の定規では、右から左へ(← …3・2・1)と振られています。

2・長さを測るため
 右利きの人は一般にものを測るとき、定規を右手に持ちます。右手で定規を扱うときは、定規の右端を持って、定規の左端を測るものの左端に合わせ、目盛りを読みます。
 左手で扱う場合は、その逆で、左端を持って右端を合わせます。通常の定規は目盛りが左からなので、数字を逆算します。

どちらの場合も、通常の定規を左手で用いるときは、目盛りが逆で見たままで使うことはできません
そこで、左手用の登場となります。左手用は、右利きの人が右手用を使う要領で、左利きの人が使えるように作られています。

しかし、これは左手を有効に使い、作業効率を上げる人にも、便利なグッズになります。
右手に筆記具を持ったまま、左手で長さを測れます。

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さて、定規には左右(あるいは上下?)両辺があるので、これをうまく利用すれば、それぞれの目盛りを配した定規が作れます。左右両用の定規になります。

それがまさしくこの定規です。

そして、この左右両用定規は、左右の利き手に関わらず誰でもが利用でき、かつ先ほども申しましたように、非利き手を有効に使い、作業効率を上げたい人にも、便利なグッズになります。
誠にけっこうな製品です。


※ 左手・左利き用定規関連記事:
・2005.10.18 クツワSTAD左手用・左利き用文具 お茶でっせ版新生活版
・2005.09.12 左手・左利き用定規(ものさし/物差し)のこと お茶でっせ版新生活版
・2005.03.12 左利き右利き両用ぐるりっとGururittアクリル定規15cm お茶でっせ版新生活版
※『左組通信』「左利きphoto gallery〈HPG6〉左手/左利き用文房具(筆記具・定規・その他)」

※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載しています。

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