「利かず腕」鍛えましょう―平成10年の産経新聞から
![]()
これは、平成10(1998)年の6月17日(水)の産経新聞の朝刊に掲載されていた「編集部から」という囲み記事です。
実は今、色々な資料を整理しているところです。
メルマガを始めて感じたのですが、少しはまとまった文章を書こうとすると、やはり資料が必要です。
そこで手持ちの資料の整理を始めたわけです。(そのうち、ホームページ『左組通信』で「左利き資料室」というページにまとめてみようかと思っています。いつになるかわかりませんが…。)
一応十五年に渡ってコツコツと集めた資料があります。集めたというよりは、偶然手に入れたものを自然にプールした、というところです。たいしたものはありませんが、ここに紹介するのもそんな断片のひとつです。
* 「利かず腕」鍛えましょう―「編集部から」:産経新聞 平成10(1998)年6月17日 *
で、「利かず腕」って何? というと、それは非「利き腕」を表すこの記事の筆者(O)氏の造語です。
すなわち、右利きの人なら左腕、左利きの人なら右腕、ということになります。
「利き腕の支援腕(バックアップ)」として、折を見て鍛えておきましょう、という提案です。若いときから心がけていれば、事故や病気など、いざというときに役に立つというわけです。
さっそく「利かず腕」をテストしてみると、
(1)はしを持てるほどの器用さがない。
(2)右手ほどに重い物を持てず、瞬発性もない。
(3)持続力がなく、疲れやすい。
なかでも、(3)が意外でした、という。
このテストを通して、
左利きが社会施設に対して日常感じる不便さ、半身不随になった高齢者のリハビリの大変さも体験でき、やさしい福祉社会づくりへのヒントをいくつか得ました。とあります。
ぜひ、お試しを!
*
既に7年が過ぎています。
この記事を書いた(O)さんはその後どうしてらっしゃるのでしょうか。
少しは「利かず腕」を使えるようになられたでしょうか。
それとももうこの記事のことなど忘れてしまわれたでしょうか。
また、この記事を読んだ人の中で、実際に「利かず腕」を鍛錬した人はどれぐらいいらしたでしょうか。
さて、あなたもきょうからチャレンジしてみます?
※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
「心と体」カテゴリの記事
- 【編集後記】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作-楽しい読書第399号(2025.11.15)
- 【編集後記】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(前)<左利きの人の本>新規発見本-週刊ヒッキイ第698号(2025.11.15)
- 楽器における左利きの世界(34)まつのじんさんのご意見(3)ウォーミングアップ-週刊ヒッキイ第697号(2025.11.01)
「左利き」カテゴリの記事
- 【編集後記】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作-楽しい読書第399号(2025.11.15)
- 【編集後記】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(前)<左利きの人の本>新規発見本-週刊ヒッキイ第698号(2025.11.15)
- 楽器における左利きの世界(34)まつのじんさんのご意見(3)ウォーミングアップ-週刊ヒッキイ第697号(2025.11.01)
「左手活用法」カテゴリの記事
- 米山公啓(監修)『左手でなぞって物忘れ防止記憶力アップ!!』(マガジンランド)(2017.04.25)
- ダイエットするなら左手箸(2007.03.24)
- ゴルフは非利き側打ちがいい?!(2006.05.08)
- 「利かず腕」鍛えましょう―平成10年の産経新聞から(2005.11.10)
- 左利きの質を持つ片岡鶴太郎の半生記『筆のゆくまま、心のままに』から(2005.08.12)
























Comments