左利き右利き両用ぐるりっとGururittアクリル定規15cm
季節柄でしょうか、新入生や新学期向けに色々な文具がスーパーでもセール中のようです。そういう中で犬棒式に見つけた、左利き/左手筆記対応の左右共用定規を紹介します。
大手スーパーのイトーヨーカドーのオリジナル文具の「ぐるりっとGururitt アクリル定規15cm」です。
チェック模様がブルーとピンクの二種類あります。
目盛りが通常の右利き/右手筆記用の左からのものと、その下に一回り小さい数字で右からの左利き/左手筆記用のものと両方印刷されている、左利き対応型のユニバーサル・デザイン定規です。
クツワの製品のように各サイズ取り揃えているわけではありませんが、クツワの同様の左右両対応目盛りの定規より、目盛りの数字が一回り大きいので見やすくなっています。
他には付加機能のないシンプルなものですが、左利きのお子さんのための「マイ・ファースト左利き対応定規」としては十分でしょう。また一般の左利き/左手筆記の方がちょいっと使用するのにも良いかと思います。
右利きの人/右手で筆記具を持つ人は、左から線を引きますが、左利き/左手で筆記具を持つ人は、逆に右から左に引きます。その際、目盛りはやはり右からのほうが便利です。
たとえば5センチ引くときは、0から5まで引けばいいのです。
これを右利き用の目盛りしかない定規だと、逆に15から、15-5=10で、10まで引くことになります。頭の中でいちいち引き算をしなければなりません。(エッ、頭がよくなっていいじゃないかって、う~ん!)
*
クツワの定規には、包装にも左利き対応と明記した、15、18、30cm等のサイズのものがあります。また、三角定規にも左右目盛り付があります。他にも分度器がどちらからも測れるように目盛りがふってあります。それらの定規セットもあります。
レイメイの定規にも、左右目盛りタイプがあります。ただこちらは、左利き対応目盛りの側の縁が、斜めにカットされていない垂直の岸壁形になっています。ペン先を立てるようにしないと線が引きにくいようです。
左利き/左手筆記専用の定規も出ています。フェリシモの通販や海外の通販で買えます。
*
このように左利きを視野に入れたユニバーサル・デザインの文具も徐々に増えています。
うれしい傾向です。
特にこの春、ぴかぴかの一年生となる左利きのお子さんには、みんなといっしょに楽しい学校生活が過ごせるように、ぜひ最初から左利き対応の文具を持たせて上げてください。
子供の頃、ハサミや鉛筆削り用の小刀、そして定規/ものさし等の文具で苦労した私からのお願いです。
※本稿は、gooブログ「レフティやすおの新しい生活を始めよう!」に転載して、gooブログ・テーマサロン◆左利き同盟◆に参加しています。
「育児」カテゴリの記事
- 2025(令和7)年、明けましておめでとうございます。(2025.01.07)
- 週刊ヒッキイ第677号-告知-『左組通信』復活計画[35]『LL』復刻(8)LL91996年夏号(2024.12.21)
- 週刊ヒッキイ第676号-告知-楽器における左利きの世界(27)まつのじん(2)(2024.12.07)
- 週刊ヒッキイ第675号-告知-『左組通信』復活計画[34]『LL』復刻(7)LL81996年春号(2024.11.16)
- 週刊ヒッキイ第674号-告知-楽器における左利きの世界(26)まつのじん(1)(2024.11.02)
「左利き」カテゴリの記事
- 2025(令和7)年、明けましておめでとうございます。(2025.01.07)
- レフティやすおの楽しい読書380号-告知-私の読書論192-私の年間ベスト3-2024年〈リアル系〉『都筑道夫の小説指南』(2024.12.31)
- 週刊ヒッキイ第677号-告知-『左組通信』復活計画[35]『LL』復刻(8)LL91996年夏号(2024.12.21)
- 週刊ヒッキイ第676号-告知-楽器における左利きの世界(27)まつのじん(2)(2024.12.07)
- 週刊ヒッキイ第675号-告知-『左組通信』復活計画[34]『LL』復刻(7)LL81996年春号(2024.11.16)
「左手・左利き用品」カテゴリの記事
- 週刊ヒッキイ第677号-告知-『左組通信』復活計画[35]『LL』復刻(8)LL91996年夏号(2024.12.21)
- 週刊ヒッキイ第676号-告知-楽器における左利きの世界(27)まつのじん(2)(2024.12.07)
- 週刊ヒッキイ第675号-告知-『左組通信』復活計画[34]『LL』復刻(7)LL81996年春号(2024.11.16)
- 週刊ヒッキイ第674号-告知-楽器における左利きの世界(26)まつのじん(1)(2024.11.02)
- 週刊ヒッキイ第673号-告知-『左組通信』復活計画[33]『LL』復刻(6)LL71995-96年冬号(2024.10.19)
Comments
なかのです。こんにちは。
この定規には、ビックリ!!であります。
私は、これまで右手で字を書いていても(最近だいぶ、左手で字を書くことが普通になりつつありますが)、線を引くのはずっと左手です。
で、定規に入っている数字のとおり、当たり前のように“左から右に”線を引いておりました。
なので、“右から左に”線を引くだなんてこと、したことも考えたこともありませんでした。
ということで、今実際に、右から左へと線を引いたのですが・・・、あら、まぁ、なんと目盛りがずっと見えたままなんですね。
あいやぁ~っ!!激しくビックリな新事実であります。
えーっ!?・・・正直いま、アタマの中が混乱しています。
参りました。
Posted by: 中埜実(亀井) | 2005.03.13 01:02 AM
中埜実(亀井)さま、コメントありがとうございます。
いやぁ、ホント、人の話は聞いてみろ、ですね。
私も新鮮です。
そうか、“当たり前に左から右に”引いてらっしゃったんですね。
そういうこともあるんだ。
また勉強になりました。
左利きの人たちの複雑さが見えてきます。
これからまた色々考えて見ます。
ということは、引くというより押す形ですよね。
硬いペンではむずかしいですよね?
うーん。 (+_+)
私はT定規やドラフター使うときだけは、左手では不便なので、右手で“ふつうに”左から右へ線を引いてましたが…。
Posted by: レフティやすお | 2005.03.13 11:55 AM