千冊目の本
15歳の新年から36年目にして、自分で買った本がやっと千冊になった。
本を買うごとに一冊ずつ日付・書名・著者名・出版社名・価格を、文庫本ぐらいの大きさのノートのつけていた。ちょうど一冊が終わろうとしている。
その通し番号が1000に達した。
一応書籍である。
学校の勉強に関する、教科書、副読本、辞書、参考書、問題集などは含まない。
週刊―や月刊―といった、雑誌ものけての数字である。
ただし、3、40冊ほどのコミック(小さなお茶会やホットロード、みゆきやドクタースランプ、ナウシカなど)や、雑誌の増刊扱いの(聖子や桃子などの)アイドル写真集などは含まれている。
ついでに言うと、書籍扱いでは、篠山紀信の激写文庫などの写真集も含まれている。
いわゆる字ィばっかりの本、活字中心の書籍となると、もう少し減ってくるだろう。
900冊たらずか。
現在手元にあるのは、そのうちの700冊程度?
三尺かける六尺(90×180cmぐらい)の本箱2本に前後ダブルで置いている。他に段ボール箱にしまってあるものもある。
文庫本が圧倒的に多い。安いし、置き場所もとらない。
私は、いわゆる文庫派である。
本を読むのが仕事の人は別にしても、ちょっと本好きな人なら年間五十や百の本は買うだろう。千冊ぐらいなら少なくとも十年二十年で到達する。
私の年齢ぐらいなら、倍の二千冊ぐらい買っていても不思議ではない。
そういう意味では本好きといいながら、あまり本は買っていない方だろう。
子供の頃から平均月に一、二冊しか買っていなかった。
子供の頃は小遣いがなかった。その後、本屋時代は別にして、またその辺のところに落ち着いた。
お金とスペースの関係で思うようには買えない。
二十代から公共図書館を利用している。
どうしても手元に置いておきたい本以外は買わないようにしている。
それが、昨年後半からは左利き関係の本が増えている。
これはやはり資料として必要になる。いつもいつも図書館から借りてくるのでは、いざというときに間に合わない。
それとヴェルヌの本をボチボチ買っている。これは文字通り趣味だ。
ついでに書いておくと、集英社から出ていた文庫版の“ジュール・ヴェルヌ・コレクション”は全部持っている。その昔のコンパクト・ブックス版“ヴェルヌ全集”も四冊だけだが持っていたのだが、大事にしすぎて失くしてしまった。
他にはあまり買っていない。
何度も言うが、お金がまわらないし、第一置くスペースがない。
非常に残念だ。
欲しい本はいっぱいあるし、今は本は出たときに買っておかないと、どうなるかわからないというのに…。
さて、次がいよいよ千冊目というと、江夏の三振奪取かはたまた弁慶ではないが、つい構えてしまって何を買おうか迷ってしまう。
こんな数字に、特別に意味はないはずなのに…。
で、結局買ったのは、――
(何だったでしょう?)―正解者には、何も出ません。
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