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2004.07.11

電気に触れるときは右手にしよう

「左手マウスのすすめ」では、右利きの人も左手を使おうと提案しましたが、今回は逆に左利きの人も右手を使おうという提案です。

私は若いころ塗装の仕事をしていました。工場内で機械を使っての家電部品小物の塗装で、その機械のオペレーターをしていました。
この機械はミニベル式静電塗装機と言って、高速回転するおわんのような形状の噴出口(ミニベル)の縁から遠心力とエアーの噴出力とで塗料が細かく飛び散って一定範囲内の製品に付着するのです。
そして、このミニベルには数万ボルト(だったか?)の静電気がかけられています。この高電圧の静電気がミニベルからハンガーによりアースされている塗装する対象である品物に向かって飛んでいて、その電気の流れに塗料が引かれて飛び吸着するという仕組みです。
エアーの力と塗料の吐出量をコントロールして、噴射範囲を制御しながら塗装してゆくわけです。
(ずいぶん昔の記憶なので、説明に間違いがあるかもしれません。)

あるときこの高電圧にもろに感電しました。
左利きゆえ左手にブラシを持ってミニベルを掃除していたところ、時間になったので誰かがスイッチを入れたのです。
本来は、点検や整備の際、機械に手を触れるときはアース棒をかけて、安全を確保するのが正しい使い方なのですが、あわてていたため忘れていたのです。

ブラシを持つ左手の指先から体の左側を通り、足に抜けていきました。
生れて初めて、心臓の存在を意識しました。心臓がまさにブルブル、いや、ビクビクだったか、しました。その場にしゃがみこんでしまいました。
電流が心臓を直撃したのです!
もちろん直ちに安全装置が働き、瞬時に電源が落ちるので、死にはしませんでしたが…。
とはいえ、心臓の弱っている人だっだらどうだったでしょう。

一般家電品でも、左利きの私はつい左手でプラグの抜き差しをします。これも危険といえば危険です。

昨今の家電製品などの差込プラグは皆一体整形になっているので、よほど無茶な使い方をしないかぎり、長年の使用で電線が金属疲労で断線することはあっても、プラグが毀れて感電するというようなことはなくなりました。
しかし昔は、コンセントに差し込むときや引き抜くときに、たま~にこの差込プラグが毀れて感電することもありました。
また、毀れないまでも、水に濡れた手でふれたりして感電する場合もあります。

というわけで、

教訓:電気に触れるときは右手にしよう。

(正確には)電気に触れる可能性のあるときは、もしものときに心臓のある左側を電気が流れないように、左手ではなく右手で扱うようにしましょう。

「感電死の80%以上が体の左半、とくに左手からの感電ということは心臓障害の多いことを示していよう。」
「家電探求記/家電用語集/感電」より

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