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2004.07.26

朝日新聞7.24「疑問解決モンジロー/左利きは生活しにくい?」

朝日新聞7月24日朝刊「疑問解決モンジロー/左利きは生活しにくい?」という記事が出ています。
(以下、要約)

5歳の息子さんを持つ親御さんからの投書
保育園における字の練習で、「左利きのままでいいか右に変えるか」と尋ねられた。来年上る小学校には「絶対右で書くように」という先生がいる。早いうちに右にしたほうが良いか。左利きは生活しにくいのか。大半の人が右手で字を書くのは日本だけなのか。

記事の内容
見出し「無理に変える必要なし」
―サイドバーの「左利きの本」に書名を挙げている「左利きの神経心理学」の著者、名古屋大学の八田武志教授の話を中心に。横綱朝青龍の左手刀。左利きの割合(左利きの女性=73年:2.3%→93年:4.2パーセントに増加。台湾では左利き1%)など。

見出し2「増えつつある専用道具」
―インターネットの文房具店「菊屋」の左利きコーナー商品紹介、浦上裕生さんの話。左手用と右手用がある鉛筆の持ち方練習用具「もちかたくん」のトンボ鉛筆の話(「はしのおけいこ両手用」を発売するという)。100円ショップのダイソーの左利き用ハサミの話(年間1万6千個売れている)など。
結局、投書のお子さんは左手で字を習う、という。
―モンジローの感想で締めくくり


それにしても、である。
確かに、左利きの問題を啓蒙する記事が出ることは、喜ばしい。
しかし、その発端がこのような相談である点が、情けない。
未だにこういう手の話が大新聞の記事になるということに、大いに憤りを感じます。

左利きの子に右手で字を書くようにさせるかどうかという、こんなことが問題になること自体、日本の恥というもの。
いかにレベルの低い人間が多いかの表れと、私は思います。

左利きもしくは利き手というものに対する一般の人(特に右利きの人)の認識の低さ、に愕然とします。
あまりの情けなさに言葉もありません。

私は、左利きもしくは利き手の問題を人権の立場から考えています。
日本国憲法には、基本的人権の尊重が謳われています。
然るに左利きにおいては、まだまだその人権が守られているとは言いがたい状況がこうしてあるのです。
何が、どういう点が具体的に侵害されているかを明らかにして、その人権の回復を図らなければならないと考えます。

私のこの考えを、大袈裟だ、という人もいます。たかが左利きごときに、人権の何のというのは、行き過ぎだというのです。
しかし本当にそうでしょうか。

一人の人間を個人として尊重するという基本的な人権の考えに立ち、左利きもしくは利き手の問題を考える必要があると思います。同じ考えで子供の教育にも当たる必要があると思うのです。

利き手の問題というのは、単なるわがままや無作法といった観点に立つものではないのです。
その点をもう一度、再考していただきたいものです。

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