なぜ今アンケート「左利きの子に右手使いを試みるべき否か」なのか
いよいよわがサイト「レフティやすおの左組通信」で実施中のこのアンケート「左利きの子に右手使いを試みるべきか否か」も締切まで一週間を切ることとなりました。(アンケートは基本的に月一ぐらいで新しいものに変えてゆきます。)
というわけで、このアンケートを選んだ経緯などを書いてみます。
元をたどればこのアンケートも「「(左利きの)矯正」を死語にしよう」からの流れで、この左利きの子における右手使いへの強要圧力というものを考え直してもらおうというキャペーンの一環です。
ある日一人のビジターからのメールで「Yahoo!の育児掲示板」に「左利キッズのママパパ」
というものがあると教えていただきました。
(後日、各メッセージをたどってみますと、以前左利きサイトを巡回していた時にこの掲示板を見ている事に気付きました。その際も一度言ってやらねばと思ったものでした。今回も同じ思いですが、どうもこのYahooというのが私の気にいらず―特に理由はなく、単なる好き嫌いの問題です―、メッセージを送る事は止めました。代わりにここで書いてみることにしました。)
2002年10月の相談以来、350通を越えるメッセージが寄せられています。左利きのお子さんをお持ちで子育ての最中の方、既に大きくなられたお子さんをお持ちの方、あるいは左利きの人の体験談など、実にさまざまな声が聞かれます。
しかしここでは、依然、左利きの子供さんへの右手使いへの圧力が強く働いている事実が述べられていました。
十分予想されることではありましたが、右利きの人たちにおける左利きへの理解というものはまだまだ低いということを改めて実感させられます。
先に紹介した現役の小学校教師親野智可等さんのメルマガ「親力で決まる子供の将来」の「左利きを右利きにする必要は、一切ない」という記事にも多くのメールが寄せられるように、またいくつかの左利きサイトの掲示板にもいろいろな形での書き込みが成されるように、この問題は根強く生きています。
そこで、この問題を取り上げてみようと考えたわけです。
さあ、もう一度じっくりと左利きの子の右手使いについて考えてみてください。
右利き左利きに関わらず、子供さんのいる方もいない方も、子育てはもう済んだという方も、子供には縁がないという方も。
明日を生きる子供たちのために、より良き未来のために!
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