« 左利き短歌に挑戦 | Main | OUTはアウト/桐野夏生「OUT」エドガー賞逃す »

2004.05.01

左利き短歌その2

<右利き偏重社会>
かなしみは利き手の違いで差別され頑固な社会になみだなみだ
改札でからだとともに心までひねってねじれてかなしくて 

自動改札は、常に心して通らねばならない関門だ。あらかじめの用意がスピードに現れる。常に次の行動を予測して、シミュレーションすることが成功の秘訣だ、何事も。 04.4.18

<幼き日の思い出から―右手筆記の特訓>
おかしいといわれた言葉胸に秘め右手使いに挑んだあの日 
おかしいといわれた言葉になにくそと震える右手折れる鉛筆

右手使いを強要される(かつてはこれを矯正と呼び、さも正しい行為のように考えられていた)ことはなかったが、あるとき大人から言われた言葉に発奮し、人に隠れて右手使いにチャレンジしたことがあった。(すごく穏当な表現で素直な感じが出ているが、実態はもっとどろどろしたものが心の中に渦巻いていたものだ!)
字を書くことだったが、カタカナや画数の少ない簡単な漢字などは書けるようになったが、一画一画に力が入りすぎるのと時間がかかりすぎることなど、あまりに効率の悪さに非実用的で無駄な努力と見切りをつけた。 04.4.30

|

« 左利き短歌に挑戦 | Main | OUTはアウト/桐野夏生「OUT」エドガー賞逃す »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

左利き」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 左利き短歌その2:

« 左利き短歌に挑戦 | Main | OUTはアウト/桐野夏生「OUT」エドガー賞逃す »