OUTはアウト/桐野夏生「OUT」エドガー賞逃す
以前こちらでも読後感想を書いた桐野夏生「OUT」(3/5) 。最優秀長編賞に日本人作家として初めてノミネートされていた、アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞/エドガー賞)が4月30日に発表されました。
残念ながら今回の受賞はなりませんでした。
しかし、昨年発表された4作の中に選ばれただけでもすばらしいことです。(講談社インターナショナル刊の英訳版のこと。日本語版は1997年)
最優秀長編賞には英国の作家イアン・ランキン「甦る男」(日本語版・早川書房刊)。
映画のアカデミー賞の渡辺謙同様、桐野夏生の今後の活躍が海外でも期待されることでしょう。
日本のミステリに対する注目度も大いに上ることが期待されます。欧米に負けない作品が多く出版されている現在、今後の展開が楽しみです。映画でも日本のオリジナルがリメイクされてそこそこの成績を出しているようですし、期待は大です。
従来小説に関しては一方的な入超でした。今後どのように変わってくるのかは、ひとえによい翻訳家に恵まれるかどうかにかかってきます。日本人の活躍の場が増えそうです。逆翻訳家がこれからのねらい目かもしれません。
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・OUT 上 (講談社文庫 き 32-3)桐野 夏生
・甦る男―リーバス警部シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)イアン ランキン
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