【最新号】楽器~左利きの世界(40)再左鍵ハモ(4)特別編-キーボード逆置き左手弾き-週刊ヒッキイ第709号
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)
【別冊 編集後記】
第709号(Vol.22 no.9/No.709) 2026/5/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)
特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第709号(Vol.22 no.9/No.709) 2026/5/2
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)
特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」
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「再び左用鍵盤ハーモニカに挑む」の四回目というところですが、
今回は「特別編」として、
自前のミニキーボードをある条件で弾いた(?)お話を――。
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◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆
{左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}
- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -
左利きと楽器演奏について考える
「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?)(4)
<特別編>左手で逆置きミニキーボードを弾くと……
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●逆向きに置くと、左利き用の鍵盤配置になる?
以前どこかで書いたと思うのですが、ミニキーボードを逆向きにおいて、
「左手(腕・手・指)」の自然な動きで弾いてみたら、どうなるか?
にチャレンジしてみました。
(正確にいいますと)そこまでいうほどのことではないのですが、
単に、ミニキーボードを上下といいますか、左右といいますか、
手前側を向こう側に、向こう側を手前側に置いて、
とにかく本来とは逆向きにおいて、弾いてみた、ということです。
前回の【別冊 編集後記】編では、『レフティラボ:Lefty Labo』の
鍵盤ハーモニカ記事から拝借した、鍵盤ハーモニカを上下?前後?
逆向きに演奏する画像と、筆者が体験したミニキーボードの逆向き左手
「ドレミ」演奏?の際の話を紹介しています。
第707号(Vol.22 no.7/No.707) 2026/4/4
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(39)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(3)」
2026.4.4
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(39)再び左用鍵盤ハーモニカに(3)-週刊ヒッキイ第707号
この『レフティラボ:Lefty Labo』の記事中の画像――鍵盤ハーモニカを
逆向きに演奏する画像をヒントにした、というわけではありません。
(画像:『レフティラボ:Lefty Labo』の「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」より、鍵盤ハーモニカを上下逆に置き、演奏する画像(一部加工))
以前、自分の40年ぐらい前のカシオのミニキーボード(CASIO PT-280)を
久しぶりに出してみて、ふっと思ったのです。
ピアノやオルガンなどは逆向きにおいて弾く、
というわけにはいきません。
でも、このキーボードなら弾きにくいにしても、弾けないわけではない。
ので、やってみてもおもしろいのでは、と思ったのです。
(ミニキーボード)通常の置き方――右利き用の鍵盤配置
┏━━━━━━━━━━━━↑上側(向こう側)
┣━━━━━━━━━━━━
┃~ドレミファソラシド~~(鍵盤)
┗━━━━━━━━━━━━↓下側(手前側)
……→→→ → →→→→(右利き用を普通に「左手」で弾くとき)
……小薬中 人 親中人親
……指指指 指 指指指指
↓(上下逆向きに置く)――左利き用?の鍵盤配置
……小薬中人 親 中人親
……指指指指 指 指指指
……←←←← ← ←←←(「左手」で弾くとき)
━━━━━━━━━━━━┓↑下側
~~ドシラソファミレド~┃(鍵盤)
━━━━━━━━━━━━┫
━━━━━━━━━━━━┛↓上側
この置き方をしますと、
鍵盤の並びは通常の「右利き用」とは正反対の配置となります。
右から左へと音階があがっていく左利き用の鍵盤配置になるのですね。
(画像:筆者の40年ほど前のミニキーボードCASIO-PT280を上下左右逆向きに置く)
●「親指から小指へ」と動かすだけで……
指の使い方は、以前YouTubeでみたのを記憶で書いていますので、
再確認していないので、正しいかどうかよくわかりません。
ただ、この方法で弾いてみますと
(横線を右から左へと引いていく(←)のと同じ方向です!)、
左手の親指から小指へ「ドレミファ~」というふうに弾いていくとき、
とにかく気持ちが良かったのです。
いやあ、実に爽快でした。
まだまだぎこちなく、一音ずつ弾く(押す?)だけのことですが、
それだけでとにかく「快感!」――気持ちいいのです。
自分の指の動きで、低音から高音へと、音が出るのですから。
「利き手である左手の自然な動きで、低音から高音へと弾いてゆく」
ただそれだけのことが、こんなにも気持ちいいというのは?
通常ですと、左手で「ドレミファソラシド」を弾くときは、
小指から弾いていくようです。
これは「あまり気持ちのいい動作ではない」と
強度の左利きの筆者は感じます。
人間の手というものは、親指から小指へと動かすものです。
例えば、人が右手から指折り数えるとき。
親指から順に一、二、三、と折っていって小指で五となります。
両手で数えるときは、その続きを左手で数えますが、
引き続き、(左手の)小指から六、薬指が七、というふうには数えま……
せんよね。
また(左手の)親指から順に六、人差し指で七、というふうに数えます。
これが自然な指の使い方です。
(右手から指折り数えるとき)
(左手 |(右手
てのひら)|てのひら)
始→→→→|←←←←始
678910|54321
親人中薬小|小薬中人親
指
実際に、右利き用の「普通」のピアノなどは、
「ドレミ……」を右手親指から始める配置になっています。
それが右利きの人の利き手である、
右手指の「自然な動き」に合わせた配置なのですから、当然ですよね。
右手の親指から始める自然な動きに合わせて、
音階が上がってゆくのです。
その音を耳にして心が伸びやかになってゆきます。
右利きの人には最高の設定でしょう。
それなら、左利きの人の場合は、やはり利き手の自然な動きである
左手親指スタートで、低音から高音へと演奏したいものです。
そしてそれは、右利きの人たちが今までずっとやってきたことと、
左右が逆転するだけで、本質的に同じことなのです。
●まつのじんさんの左利きサイトから
鍵盤の並びについては、以前紹介しました
まつのじん(松野迅)さんの左利きサイトの記事にもありました。
*参照:
第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(30)
左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」
2025.4.5
週刊ヒッキイ第683号-楽器における左利きの世界(30)まつのじん(5)
左利き用のピアノをつくって演奏している
クリストファー・シードChristopher Seedさんの演奏動画
を紹介する部分で、
《下図の上は、私たちが日ごろ目にしているキーボードの並び順です。
白鍵(前鍵)は、左側から右側へ〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・
ド〕と並び、音程が上昇します。
この動画で使用されているキーボードの白鍵(前鍵)は、
下図の下のように、右側から左側へ
〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド〕と配置されています。
それに添って黒鍵(後鍵)の並び方も逆仕様となっています。
左側に向かって音程が上昇します。》
と、あります。
演奏の仕方についても左右の手を入れ換えて演奏すると書かれています。
《下図の中央ように、(原則として)上段〔高音域〕の音符を左手が
担当し、下段〔低音域〕の音符を右手が演奏することになります。
こうなりますと、
【音程の方向性と楽譜の地図(ながれ)が一致しない】
と感じられませんか?
楽器のつくりと同様、楽譜のしつらえも「右(手)利き脳」に即して
発想され、そして発達・発展してきたことがわかります。》
そして、結びの言葉として、
《この動画のような楽器が身近にあれば、
私はもっと鍵盤楽器のお稽古を励んだことでしょう。(o^^o)》
と。
(画像:松野仁さんのサイトの左利きページ内の、左利き用のピアノをつくって演奏しているクリストファー・シード(Christopher Seed)さんの演奏動画に関連した説明中の説明画像――鍵盤の並びの違いと楽譜の記述の問題)
●身体と心の問題
結論としては、やはりこの弾き方――親指スタートで低音から高音へ、
利き手の自然な動きに合わせて音階が上がってゆく――がベストだ、
という気がします。
これは、身体と心の問題です。
左利きに関して、これに似たような体験が一つありました。
それは、筆者にとって初めての左利き用品である、左手用カメラ
「京セラ サムライSAMURAI Z2-L」を手にしたときです。
カメラ屋さんで試しに持たせてもらったその瞬間、
初めて手にしたにもかかわらず、ピタッときたのです。
このフィット感はなんともいえない経験でした。
自分の身体に一部の隙もなくはまっている、そんな感じでした。
もうずっと昔から使っているかのような。
一発でこれだ、と思いました。
それ以来、左利きの友人知人にこの感覚を知ってもらいたくて、
左利き用品を探しては紹介するようになりました。
左利きは自分の身体に合った左利き用品を! と。
カメラの時は身体の問題でした。
今回は、身体だけではなく、身体から心へのアプローチとなります。
身体が紡いだ音によって、心が伸びやかになるのです。
「ドレミファソラシド」を左手指の自然な動きの中で、
低音から高音へと展開してゆくさまは、充実感そのものでした。
(もちろん練習不足で実際には演奏にもなっていない、
単なる音の“不連続”でしたが。)
自分の手指から音が生まれる実感はなんともいえないものです。
右手で弾いていたときのぎこちなさとは違い、同じぎこちなさでも、
利き手の自然な指使いで音階が進んで行くのは素敵な体験でした。
筆者の持論である「利き手は心につながっている」を、
鍵盤操作とそこから発する音によって、実感できた気がしました。
●この快感、またはびっくり感を例えると――
ほかの体験でこの感覚を例えるならば、なんでしょうか。
筆者の経験から一つ上げるなら、近眼で初めて眼鏡を掛けたとき、
世界ってこんなにクリアーだったんだと思ったこと。
今まではボウーっとしたピンボケの世界に住んでいたのが、
すっきりクリアーな世界にかわったこと。
これもけっこう衝撃的でした。
ちょっと印象は違うのですが、びっくり感は同じようなものでしょう。
右利きの人たちは、利き手の自然な動きで演奏し、その音を通して
心の充実を感じているのでしょう。
これを右利きの人たちは日常的に味わっているのです。
今回も改めて、「右利きの人たちはいい思いをしているのだ」
と実感しました。
・・・
一部の左利きの人は、この社会を右利きが多数派であるゆえに、
右利きの人たちに都合の良い、右利き優先、右利き偏重の
「右利き社会」だと呼んでいます。
右利きの人たちは、自分に都合の良い右利き用品や機械類やシステムに
囲まれて気持ちよく生活しているのに対して、
左利きの人は、左利き向きではない右利き用品や機械類やシステムに
囲まれて、自分なりの工夫をしながらやりくりして対応して生きている
のです。
昨今では一部の道具類など、個人使用に関しては、左利き用品などが
普及し始めて、生活向上の機会が増えてきました。
しかし、社会の基本が右利き仕様であることは変わりなく、
その左利きの人の不便さを筆者は色んな比喩で説明してきました。
ある時は靴を例に挙げて、左右を逆に履く人はいないとか、
手袋を逆にはめれば……とか。
分かったようで分かりづらいものがありましょう。
でも、この「自分自身の左手の自然な動きから生まれる音階の心地よさ
――身体の動きとともに心を解放させるような音階の高まり」
これは、何物にも替えがたいものを感じました。
みなさんもぜひとも味わっていただきたいものです。
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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(40)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(4)特別編・左手で逆置きミニキーボードを弾くと……」と題して、今回は全紹介です。
【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。
【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、
2026.5.2
【編集後記】楽器~左利きの世界(40)再左鍵ハモ(4)特別編-キーボード逆置き左手弾き-週刊ヒッキイ第709号
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