2021.06.05

左利きの人生を考える(8)見えない差別~ -週刊ヒッキイ第596号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第596号 別冊編集後記

第596号(No.596) 2021/6/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(8)
 見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」

 

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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第596号(No.596) 2021/6/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(8)
 見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」
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前号は、『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画で、

 「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」

 として発行しました。

 今回は、また元に戻り通常の発行です。

 

 前回は最近よく耳にする言葉「ダイバーシティ」について、
 左利きの観点から見たお話でした。

 その時に感じた「左利き/利き手差別」とは、

  「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」ではないのか

 という疑問をもう少し突っ込んで考えて見ようと思います。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(8)
  ◆ 忘れられていないか、左利き ◆
   ~ 「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「Black Lives Matter」から考えたこと

前回参考にしたサイトの一つである

Black Lives Matter(BLM)とは・意味 (IDEAS FOR GOOD)


「All Lives Matter(すべての命が大切)では?という声」
という節で、

Black Lives Matter運動が続くなかで、
  All Lives Matter(人種に関わらず、すべての命が大切)という
  スローガンを掲げる人たちも現れている。
  もちろん、すべての命が大切であることには違いないのだが、
  ここで「結局すべての命が大事なのだからAll Lives Matterで
  良いじゃないか」と言い切ってしまっていいのだろうか。

とあり、それは、

今回考えるべきなのは、「これまで黒人の命が軽んじられ、
  排他されてきた」という事実があり、それに対抗して
  この運動が起こっているということだ。
「みんな」を持ち出すことで
  本当の問題が見えづらくなってしまうことがある。
  今回の場合とくに、「黒人の命が軽んじられてきた歴史」に
  きちんと目を向け、解消していかなければならないという点で、
  All LivesではなくBlack Lives Matterということに
  意味があるのではないだろうか。

とありました。

 

「左利き」差別問題も同じだと思うのです。

長年「左利きの人たちが軽じられてきた」という歴史があって、
これにきちんと目を向けて欲しい、という気持ちが私たちにはあるのだ、
ということです。

 

 ●左利き差別の問題

私が以前、右利きの人に「左利き差別の問題」を訴えたときに
よく言われた言葉にこういうものがあります。

「左利きゆえに色々と不便なことがある」という私に対して、
「右手もあるのだから、右手を使えば済む問題だ」というのでした。

例えば機械類で――例として自動販売機を上げてみましょうか。

多くの自動販売機では、
コインの投入口は向かって右側にあります。
商品の選択スイッチのボタン類も
向かって右側に並んでいるものもあります。
おつりの返却もそうです。

商品の取り出しもものによっては、左手で扉を左側に開き、
右手で取り出すようになっているものもあります。

カップ式のジュース類などの自販機がそうです。

コインを投入したりおつりをとったり、
向かって右側にあるスイッチ類を扱うのも、
右利きの人にとっては自然な動作でしょう。

 

しかし左利きの私には、
これらの一連の動作はみな左手で行うのが自然な動作になります。

右手でちっぽけなコインを扱うのも結構大変ですし、
向かって右側にあるというだけの理由で、
スイッチやボタン類を扱うのも右手を使うのは、
不自然な動作であり、スムーズにこなすのは難しくはないとしても、
できるできないではなく、意識しなければ思い浮かばない動作です。

無意識に――本能的に、といってもいいかもしれません
――行える動作ではありません。

もちろん、その気になれば
この程度の作業ができないわけではありません。

実際に私は、駅を出るとき、
あらかじめ右手に切符を持って改札機を通るようにしています。

とはいえ、これは
「あらかじめそのように準備している」
という過程を経ています。

意識的に行っている行為なのです。

 

しかし、右利きの人では、どうでしょうか。

そういう意識するしないに関わらず、
「自然な動作ですべてこなして行ける」のではないでしょうか。

そしてこれは、左利きの人が左手で行うときと同じです。

 

意識的に行うか、無意識で行えるか、
この「違い」=「差」が、まさに「差別」そのものなのです。

 

 ●気がつかない差別

このような「差」があるという事実があるにもかかわらず、
私たちはその「差」に気付かないことが多いのです。

右利きの人が気付かないというは、
ある意味では致し方ないことかもしれません。

「当事者でなければ気がつかないこと」というのは、よくあります。

しかし、時に「当事者である左利きの人自身が気がついていない」、
という事実もあるのです。

ここに、左利き差別の問題の重要なポイントがあります。

 

左利きの人は、生まれたときからこの「右利き社会」に住んでいます。
右利きの人に優しい、右利き優先の、右利きに偏向した、
右利き仕様に基づく社会に。

 

そういう状況で暮らしていますと、
右利き仕様が「普通」になってしまい、実はそれが「右利き仕様」だ、
という事実に気付かなくなってしまうのです。

私の子供の頃を思い出せば、ハサミ(はさみ)がそうです。

一般に販売されているものは、みな「右手用」のハサミだったのです。
子供用であれ一般用であれ、右手に持って使うときの自然な動きで、
切りやすくなるように設計された製品だったのです。

それを左手で使うと当然切りにくくなります。

ところが、私はそんなことは知らず、
「ハサミとはこういうものだ」と思い込んでいたのです。

まわりの子供たちがスイスイ切っているのは、みな器用だからで、
私はぶきっちょ(不器用)なのでうまく使いこなせないだけなのだ、と。

だって言うじゃないですか、
「馬鹿とハサミは使いよう」と。

 

ハサミだけではなく、同じ事がそれぞれに言えます。

 

 ●ハサミ(はさみ)における認識

「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」となっている
<左利き/利き手差別>について、
ハサミ(はさみ)からもう少し見ておきましょう。

先ほども書きましたように、
ハサミ(はさみ)には、「右手用」と「左手用」があるのです。

「右利き用」と「左利き用」という人もいますが、
正確には「右手用」と「左手用」です。

もしくは、単に「右用」「左用」でも良いでしょう。

(左利きでも右手で使う人もいますし
 ――「左ききの道具店」の店長さんもその一人(*)、
 その逆もあるかもしれません。
 私も昔は左利きだけど右手用を使っていましたしね。)

*参照:
左利きとハサミの、ちょっとややこしいお話。 左ききの道具店 2018/08/31 09:41

左ききの道具店の店長である私も左利きですが、
 ハサミに関しては「右手用」を「右手」で使っています。

 

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(画像:左手用と右手用ハサミの違い――刃のかみ合わせが逆になる)

 

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(画像:左手用と右手用ハサミの違いの例――レイメイこどもはさみ)

 

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(画像:左手用と右手用ハサミの違いの例――ALHで購入した左右がセットになっている爪切りハサミ)

 

「右手用ハサミ(はさみ)」=
 右手に持って切るときに切りやすい設計になっています
 上にくる刃(人差し指以下の指で操作する)が右側にあり、
 下からくる刃(親指で操作する)とかみ合って切ることができます
 (右手の)親指と人差し指以下の指を握り込むことで、
 上下二枚の刃がそれぞれ他の刃とかみ合う方向に力がはいります
 上から見ますと、上の刃の内側の右側に切り取り線を合わせることで、
 切り取り線にそって切りことができます

 

「左手用ハサミ(はさみ)」=右手用の逆で、
 左手に持って切るときに切りやすい設計
 上にくる刃(人差し指以下の指で操作する)が左側
 下からくる刃(親指で操作する)とかみ合って切る
 (左手の)親指と人差し指以下の指を握り込むことで、
 上下二枚の刃がそれぞれ他の刃とかみ合う方向に力がはいる
 上から見ると、上の刃の内側の左側に切り取り線を合わせることで、
 切り取り線にそって切りことができる

 

この「右用」と「左用」文具の違いについてのサイト
(表記が「右利き用」と「左利き用」になっていますが、
 多分、この方が理解しやすいのではないか、
 という判断なのでしょう。)

2015.06.12
左利き用の文房具あれこれ・・・右利き用との違いとは? [目次contents]
一番求められている左利き文具はズバリ...
左利き用はさみの秘密は「刃のあわせ方」にあり
カッターナイフはスライダーに工夫
定規では数字のふりかたに工夫

 

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(画像:右手用を左手で使うと――コクヨのサイトより)

150612hidariteyou-wo-hidaritedekirutokor

(画像:左手用を左手で使うと――コクヨのサイトより)

 

上記サイトのハサミ(はさみ)の違いについて説明より――

なぜ、刃の合わせを変えるかというと、理由は2つあります。
  1つ目の理由は、紙を切っているところ(切り口)を
  見えるようにするためです。
2つ目の理由は、指の動きに合わせたかみ合わせにすることで、
  力を伝えやすくするためです。
  右利きの場合、親指は左方向に押すようにハンドルを握り、
  残りの指は右に引っ張るように握ります。
  そうすることで、切り口部分の刃のかみ合わせが締まり、
  よく切れます。
  しかし、左利きの人が右利き用のはさみを使うと、
  力の向きが左右逆に伝わってしまい、
  切り口の刃のかみ合わせを広げることになり、切れ味が悪くなります。
  ここが左利き用はさみの最大のポイントです。


昔のかみ合わせのいい加減な安物ハサミの「右用」を左手で使うと、
紙をはさんでしまうだけで、切れないということが多々ありました。

 

 ●「右手でも左手でも使える<両利きハサミ>」?

(略)

 ●実態を広く知らせる必要がある

(略)

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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(8)見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」と題して、
「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」となっている<左利き/利き手差別>についてハサミ(はさみ)を例に考えてみました。

前半部分のみ転載しています。
後半部分は、本誌誌上でご確認ください。
(ご購読者を増やしたいという思いがありますので、全面公開は避けました。ご了承ください。)

正直、今ひとつうまく書けません。
元々論理的な頭を持っているわけでもなく、かといってそれを補うために徹底的に考え抜いたというわけでもなく、行き当たりばったりで書いているというのが、昨今の状況です。
昔はもう少し準備もし、計画性を持って取り組んでいました。
その分、今自分で読んでも納得できるような文章を書いていたように思います。

その頃に比べると、今は本当に行き当たりばったりで、読者の皆様には申し訳ない限りです。

 

でもね、言い訳ではないですが、何十年も一つことに賭けてきた人ってそうはいないと思います。
今の自分はもう進化できず退化の一途ですが、それでも何かしら人に届けたいという気持ちはあります。

だから今も続けて発信し続けているのです。

年齢的にも体力的にも落ち続けている日々ですが、もう少し集中力があれば少しはどうにかなるのでは、という思いもあります。
もうちょっとだけ頑張ってみたいと思う日々です。
(応援よろしく!)

ではでは。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2021.05.31

中国の古典編―漢詩を読んでみよう(10)漢代(2)武帝-楽しい読書295号

 ―第295号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2021(令和3)年5月31日号(No.295)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(10)漢代(2)武帝」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2021(令和3)年5月31日号(No.295)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(10)漢代(2)武帝」
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 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」の10回目。

今回も引き続き、漢代の英傑たちの作品から紹介します。

 まずは漢の武帝の作品から。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 楚調の歌 ◆
 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(10)漢代(2)
  漢代の英傑たち
  ~ 漢の武帝 「秋風辞」 ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の参考文献――

『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社
「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より

 

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(画像:書影(タイトル部分)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』(江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20))
Wikipedia

(画像:武帝 (漢)(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』))

 

 ●武帝「秋風辞」

前漢の半ば、紀元前100年前後、
このころから中国の歴史に英雄豪傑が数多く現れ、
色々なエピソードとそれにまつわる詩が登場するといいます。

武帝(紀元前156~前87)の全盛時代、
文化政策の推進で文化人が優遇され、色々な人材が登用されました。

そのうちの二大文化人が、司馬遷と司馬相如でした。

まずはその武帝の詩から。
(『文選(もんぜん)』巻45、『古文真宝』などに収録。)

 

「秋風辞」秋風の辞 高祖武帝

 上行幸河東、祠后土。顧視帝京欣然。中流与群臣飲燕、上歡甚。
 乃自作秋風辞。曰、

 上(しょう) 河東(かとう)に行幸(ぎょうこう)し、
 后土(こうど)を祠(まつ)る。
 帝京(ていけい)を顧視(こし)して欣然(きんぜん)たり。
 中流(ちゅうりゅう)に群臣(ぐんしん)と飲燕(いんえん)し、
 上(しょう) 歓(よろこ)ぶこと甚(はなはだ)し。
 乃(すなわ)ち自(みづか)ら「秋風の辞」を作(つく)る。曰(いわ)く、

 

 秋風起兮白雲飛  秋風(しゅうふう)起(おこ)って
          白雲(はくうん)飛(と)ぶ
 草木黄落兮雁南帰 草木(そうもく)黄落(こうらく)して
          雁(がん)南(みなみ)に帰(かへ)る
 蘭有秀兮菊有芳  蘭(らん)に秀(はな)有(あ)り
          菊(きく)に芳(かんば)しき有(あ)り
 携佳人兮不能忘  佳人(かじん)を携(たづさ)えて
          忘(わす)るる能(あた)はず
 泛楼舡兮済汾河  楼舡(ろうこう)を泛(うか)べて
          汾河(ふんが)を済(わた)り
 橫中流兮揚素波  中流(ちゅうりゅう)に橫(よこたは)つて
          素波(そは)を揚(あ)ぐ
 簫鼓鳴兮發棹歌  簫鼓(しょうこ)鳴(な)つて
          棹歌(とうか)発(はつ)す
 歓楽極兮哀情多  歓楽(かんらく)極(きわ)まつて
          哀情(あいじょう)多(おほ)し
 少壮幾時兮奈老何 少壮(しょうそう)幾時(いくとき)ぞ
          老(お)いを奈何(いかん)せん

 (『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
   「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より )

 

 ●宇野直人さんの解説から

第一段 最初の三句――季節感の描写

 秋風が吹き起こり、白い雲が飛んでいる。
 草や木は黄ばみ落ちて、渡り鳥の雁は南に帰る季節になった。
 蘭は愛らしい花を咲かせ、菊は馥郁たる香りを放っている。

秋の悲しさを歌い、動植物が出てくるところは、
宋玉の影響で、武帝は宋玉を意識していた、

『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』宇野直人さんの解説。

第二段 次の四句――今の自分の状況を描写

 今祀ってきた美しい女神のことが忘れられない。
 こうして屋形舟を浮かべて汾河を渡り、
 流れを横切りながら白波をかきたてている。
 舟の上では縦笛や鼓が華やかに鳴り、舟歌が威勢よく湧き起こる。

ああなんという楽しいひとときだろう、
武帝が地の女神を祀ったときのものなので、
「佳人」は女神ととっていい、と宇野直人さん。

 

第三段 最後の二句――そこから触発された感情を描写

 喜びや楽しみが極まり尽きると、
 かえって物悲しい気分が広がって来る。
 私のこの若い元気のよい時はいったいいつまで続くのか。
 しのびよる老年にどう対処したらよいのだろうなあ。

 

従来楚調の歌といえば、屈原の君王から受け入れられぬという、
鬱積した悲憤慷慨が基調にあったものですが、
ここでは、誰にでもあるような人生への歎きになっています。

積極策で漢帝国の版図を広げ、全盛期を築いた帝王といえども
どうしようもないのが、寿命や健康という問題です。
ある意味ではてっぺんを取ったものにしか言えない歎きかもしれません。

 

 ●ネットから

漢武帝:秋風辞 - 漢詩と中国文化 - 東京を描く
https://chinese.hix05.com/Han/han04.butei.html

の作者:壺齋散人(引地博信)さんは、
こんな説をとなえておられます。

 《それにしても、皇帝の歌にしては余りにも人間臭く響くのは、
  この歌を流れている老荘思想のためだと思われる。
  漢は歴代儒教を重んじ老荘思想を排してきたが、
  武帝はこの思想に親和性を感じていた節がある。》

 

また、

秋風の辞 - 沈思翰藻(2017年9月24日) 
http://chugokubungaku.hatenablog.com/entry/2017/09/24/202200

によりますと、
(前言にもありますように、)
 
 《この詩は汾河において祖先をまつる祭祀を行い、
  そこで群臣と宴会を催したときの作とされています。

  当時は漢の国威が最高潮に達したときであり、
  その満ち足りた思いを詠い上げますが、
  さらには迫り来る老いを悲しむものとなっています。
  武帝は晩年に老いて死ぬことを恐れ、
  不老不死の仙術を求めていたと言います。

  この詩における秋風はもの悲しさを感じさせるものであますが、
  以降この秋風のイメージが継承されるようになります。》

  (原文のママ)

 

とあります。

てっぺんに立ったものには、
てっぺんに立ったものなりの悩みというものがあるようです。

人間の欲望の深さというものでしょうか。

 ・・・

では、今回はこのへんで。

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 ● 漢詩の入門書等を読む

★『漢詩入門』一海知義/著 岩波ジュニア新書 1998.6.22

 

▲★『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20
―漢詩の歴史をたどるシリーズ全4巻。第1巻は『詩経』から屈原の
 『楚辞』、漢や三国時代を経て東晋の陶淵明まで。
 俳優・声優の江原正士が専門家の宇野直人を相手に、代表的な詩
 を対話形式でわかりやすく読み解く。

 

★『漢詩入門』入谷仙介/著 日中出版 1979/01
―漢詩の有名作をたどりながら、その歴史と構造を解く漢詩入門。

 ▲マークは、本文で取り上げた本
 ★マークは、筆者のおすすめ本です。本選びの参考にどうぞ。
 (基本的に、筆者が“偶然”手にしたものを取り上げています。)

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(10)漢代(2)武帝」をお届けしています。

新型コロナ感染拡大という緊急事態宣言発令中ということもあり、図書館がお休みで、思うようにお勉強が進んでいません。

そこで、というのもなんですけれど、今回は大サービスで全編転載です。

この機会に弊誌のご購読を!
よろしくお願いいたします。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

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2021.05.15

私の読書論144-<左利きミステリ>その後-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第595号 別冊編集後記
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』第294号 別冊 編集後記

第595号(No.595) 2021/5/15
「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
2021(令和3)年5月15日号(No.294)
「週刊ヒッキイコラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」

210515-xno294-mail
(画像:第595号x(No.294) 2021/5/15「コラボ企画 私の読書論144<左利きミステリ>その後」のメルマガ画像から冒頭部分)

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2021(令和3)年5月15日号(No.294)
「週刊ヒッキイコラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
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 今回は、『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画です。

 以前一度試みましたが、その2度目。

 実は、体調不良(コロナではなく、ぎっくり腰からの腰と足の痛み、
 お医者さんで薬やベルトをもらい、少しずつですが回復傾向)で、
 別個に2本のメルマガを書く余裕がなく、
 やっつけでお茶を濁そうという企みです。

 ご容赦!


【前回】コラボ

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 
第577号(No.577) 2020/8/15
左利きの本を読む~ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(1)
×レフティやすおの楽しい読書(No.276)

2020.8.15
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(1)-週刊ヒッキイ第577号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ed8cea.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/612cd4bd3edfdbeb612069497aef79fa
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)-「楽しい読書」第276号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ec0ad2.html

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』

2020(令和2)年8月15日号(No.276)
左利きの本を読む~ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)
×左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii(No.577)

20.8.15
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)-「楽しい読書」第276号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ec0ad2.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/245bddeded4348e10aaa4a027a6fab18

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  ★ コラボ企画 ★
 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
 『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
  <左利きミステリ> その後
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前回同様、<左利きミステリ>についてです。

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』で、
「名作の中の左利き/推理小説編」として紹介してきました。

その後に見つけた作品をごくごく簡単に紹介しておきます。


*<左利きミステリ>とは、
 左利きの人が主要登場人物である物語や
 左利きの性質をトリックに活用した推理小説等のミステリの総称をいう。


 国内ミステリ : 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』
 海外ミステリ : エラリー・クイーン『シャム双子の秘密』

 ●過去に紹介した作品・書名

以下は、過去の『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』の
「小説の中の左利き・推理小説編」、ブログ等で紹介したもの。

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 1843:雑誌等初出年代 (1927):書籍刊行年代
 「」:短編、長編の一章 『』:収録短編集、長編
 [未]:<左利きミステリ>にもう一歩、未成熟
 [準]:<左利きミステリ>に準ずる
 番外編:左利き/左関連
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・1843「黄金虫」エドガー・アラン・ポー
 短編集『ポオ小説全集4』創元推理文庫 他

・「黄いろい顔」アーサー・コナン・ドイル
 第二短編集『シャーロック・ホームズの回想』光文社文庫 他

・1891(1892)「ボスコム谷の謎」アーサー・コナン・ドイル
 第一短編集『シャーロック・ホームズの冒険』光文社文庫 他

・「藁人形」メルヴィル・デイヴィスン・ポースト
 『ミステリマガジン』1975年4月号(No.228)掲載 山田辰夫/訳
 短編集『アブナー伯父の事件簿』創元推理文庫
 短編集『アンクル・アブナーの叡知』ハヤカワ・ミステリ文庫

・(1981)「兄弟」阿刀田高
 短編集『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 他

・『三月は深き紅の淵を』「第二章 出雲夜想曲」恩田陸 講談社文庫

・「アンゴウ」坂口安吾
 『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)
 『日本探偵小説全集 (10) 坂口安吾集』創元推理文庫

・UN-GO第6話脚本「あまりにも簡単な暗号」會川昇
 『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)

・『左ききの名画』R・オームロッド
 社会思想社・現代教養文庫〈ミステリ・ボックス〉

・『シューメーカーの足音』本城雅人 講談社文庫

・『霧の旗』松本清張 新潮文庫

・『ヘルたん』「第二話 ミラー・ツイン」愛川 晶 中公文庫

・(2004)『悪魔のヴァイオリン』ジュール・グラッセ ハヤカワ・ミステリ

・「時計収集家の王」ジェラルド・カーシュ
 短編集『壜の中の手記』 角川文庫

・「心臓と左手」石持浅海
 短編集『心臓と左手 座間味くんの推理』光文社文庫

・『カリフォルニア・ガール』T・ジェファーソン・パーカー
 ハヤカワ・ミステリ文庫

・2001「夜霧のサンフランシスコ」ジョー・ゴアズ
 『ミステリマガジン』2002年4月号(No.554) 早川書房

・『検察側の証人』アガサ・クリスティー
 ハヤカワ文庫―クリスティー文庫

・「厩舎街(ミューズ)の殺人」アガサ・クリスティー
 短編集『死人の鏡』 クリスティー文庫

・『朝霧高原殺人事件』和久峻三 光文社文庫

・1982「停電にご注意」鮎川哲也
 短編集『クライン氏の肖像―三番館の全事件III』 出版芸術社
 短編集『材木座の殺人』創元推理文庫

・『京都殺人地図』「第二話 偽装の殺人現場」「第三話 消えた配偶者」
 山村美紗 文春文庫

・『サウスポー・キラー』水原秀策 宝島社文庫

・『ゴースタイズ・ゲート 「イナイイナイの左腕」事件』中井拓志
 角川ホラー文庫

・『新装版 8の殺人』我孫子武丸 講談社文庫

・『シャム双子の謎』エラリー・クイーン 創元推理文庫 他

・『ゴーグル男の怪』島田荘司 新潮文庫

・「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩
 短編集『メルカトルと美袋のための殺人』 集英社文庫

・『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕 東京創元社<黄金の13>

・『春夏秋冬殺人事件』「冬の部 団地警察殺人事件」齋藤栄
  祥伝社ノン・ポシェット

・『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社文庫

番外編・<左利きの探偵> 検屍官ケイ・スカーペッタ
 『死因』パトリシア・コーンウェル 講談社文庫

 ●その後に見つけた作品、再認識した作品

【海外ミステリ】

・1841「悪魔に首を賭けるな」エドガー・アラン・ポオ
 短編集『ポオ小説全集III』 創元推理文庫

<シャーロック・ホームズのライヴァルたち>
・1904「ミス・ペブマーシュ殺人事件」バロネス・オルツィ
 短編集『隅の老人〔完全版〕』作品社

・1906「余分な指」ジャック・フットレル
 短編集『思考機械〔完全版〕第二巻』 作品社

・1907「壊れたブレスレット」ジャック・フットレル
 短編集『思考機械〔完全版〕第二巻』 作品社

・1909「アルミニウムの短剣」オースチン・フリーマン
 短編集『ソーンダイク博士の事件簿I』 創元推理文庫

・1911「赤い絹の肩かけ」モーリス・ルブラン
 短編集『世界推理短編傑作集2』江戸川乱歩編 創元推理文庫
 短編集『リュパンの告白』 創元推理文庫 他

番外編・ワトスン役が左利き?(1914)「ディオニュシオスの銀貨」
 アーネスト・ブラマ
 短編集『マックス・カラドスの事件簿』 創元推理文庫

[未]・(1918)「消えた金融業者」オースチン・フリーマン
 短編集『ソーンダイク博士の事件簿II』 創元推理文庫

・(1925)「砂丘の秘密」オースチン・フリーマン
 短編集『ソーンダイク博士の事件簿I』 創元推理文庫

・(1927)「ポンティング氏のアリバイ」オースチン・フリーマン
 短編集『ソーンダイク博士の事件簿II』 創元推理文庫

・(1927)「フラットの惨劇」アーネスト・ブラマ
 短編集『マックス・カラドスの事件簿』 創元推理文庫

[準]・(1928)「金歯の男」モーリス・ルブラン
 短編集『バーネット探偵社―ルパン傑作集VII』 新潮文庫


・(1924)「夜鶯荘」アガサ・クリスティ 
 短編集『世界推理短編傑作集3』江戸川乱歩編 創元推理文庫 他

・(1927)『ビッグ4』「11 チェスの問題」アガサ・クリスティー
 クリスティー文庫

・(1933)『Zの悲劇』エラリー・クイーン 角川文庫 他

・(1934)『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー
 クリスティー文庫

・(1944)『ゼロ時間へ』アガサ・クリスティー クリスティー文庫

・(1944)『暁の死線』ウィリアム・アイリッシュ 創元推理文庫

・(1952)「4月 皇帝のダイス」「6月 くすり指の秘密」
 エラリー・クイーン
 短編集『犯罪カレンダー<1月~6月>』 ハヤカワ・ミステリ

・(1956)「本物のモートン」マイケル・イネス
 短編集『アップルビイの事件簿』 創元推理文庫

・(1963)『白夫人の幻』ロバート・ファン・ヒューリック
 ハヤカワ・ミステリ

・(1969)『刑事マルティン・ベック 消えた消防車』
 マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー 角川文庫

・1995「待ちに待ったヒット」(「キルディア物語」より)
 エドワード・D・ホック
 短編集『革服の男』 光文社文庫

・(1999)「クリスマスの陰謀」エドワード・D・ホック
 短編集『エドワード・D・ホックの
  シャーロック・ホームズ・ストーリーズ』 原書房

・(2001)「死なないボクサー」エドワード・D・ホック
 短編集『サイモン・アークの事件簿IV』 創元推理文庫

番外編・<左利きの探偵>西部探偵ベン・スノウ
 1990「呪われたティピー」エドワード・D・ホック
 短編集『革服の男』 光文社文庫

・(2004)『歌姫』エド・マクベイン ハヤカワミステリ

・『旧約聖書』「士師記 第3章 12-30」
 『左ききの本』「十三 エホデ――ベニヤミンのジェイムズ・ボンド」
 マイケル・バーズリー TBS出版会

・(1207)『棠陰比事』「9 利手の左右」「10 傷跡の深浅」
 桂万栄 編纂 岩波文庫

・「教育の監督権を有する関係者に対する請願書」
 ベンジャミン・フランクリン 
 『左ききの本』マイケル・バーズリー TBS出版会
 『左利きの本――右利き社会への挑戦状』ジェームス・ブリス、
  ジョセフ・モレラ 講談社
 『左利きは危険がいっぱい』スタンレー・コレン 文藝春秋

・〈玉突屋のおやじ〉マーク・トウェイン
 『ちょっと面白い話』大久保博編訳 旺文社文庫

・(1858)「左ぎっちょクラブ」ギュンター・グラス
 短編集『僕の緑の芝生』 小沢書店

番外編・(1974)「手巻き煙草」ギュンター・グラス
 短編集『僕の緑の芝生』 小沢書店

番外編・1881「左利き トゥーラのやぶにらみの左利きと鋼鉄の蚤の話」
 レスコフ
 短編集『レスコフ作品集1左利き』群像社・ロシア名作ライブラリー1

番外編・(1871)『鏡の国のアリス』ルイス・キャロル 新潮文庫 他

番外編・(1913)『オズのつぎはぎ娘』ライマン・フランク・ボーム
 ハヤカワ文庫
   
番外編・(2005)「左利き」J・ロバート・レノン 
 『左手のための小作品集――100のエピソード』関西大学出版部

SF・1896「プラットナー先生綺譚」H・G・ウェルズ
 短編集『白壁の緑の扉』 国書刊行会<バベルの図書館>8

SF・(1999)『ノービットの冒険―ゆきて帰りし物語』パット・マーフィー
 ハヤカワ文庫SF


【国内ミステリ】

・(2014)『連写 TOKAGE3特殊遊撃捜査隊』今野敏 朝日文庫

・1980「最期のメッセージ」阿刀田高
 短編集『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫

・2003「書肆に潜むもの」井上雅彦
 『古書ミステリIII』ミステリ文学資料館編 光文社文庫

番外編・1978「ある東京の扉」連城三紀彦
 短編集『変調二人羽織』光文社文庫

番外編・(2019)『レフトハンド・ブラザーフッド』知念実希人 文藝春秋

ホラー・(2017)「左利きの鬼」宇佐美まこと
 短編集『角の生えた帽子』KADOKAWA

SF・(1977)『鏡の国のアリス』広瀬正 集英社文庫

SF・2003「大喝采」横田順彌
 『SFマガジン』2019年6月号
 短編集『押川春浪回想譚』 出版芸術社

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論144-<左利きミステリ>その後-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画」と題して、
発行日が同じになったこともあり、本文中にも書いていますように、個人的理由から急遽こういう手抜きになりました。

今回は、全編転載公開しています。
一部発表年代が抜けていたり、分類もできていなかったり、簡単な紹介コメントもなかったりで、中途半端なできです。

追々こちらのブログ上で追記して情報として整えていこうと思います。
ご期待ください。

では、これからも両誌をご愛顧のほど、お願い申し上げます。


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2021.05.01

左利きの人生を考える(7)ダイバーシティと左利き-週刊ヒッキイ第594号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第594号 別冊編集後記

第594号(No.594) 2021/5/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(7)
 ダイバーシティと左利き」

 

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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第594号(No.594) 2021/5/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(7)
 ダイバーシティと左利き」
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 今回は「ダイバーシティと左利き(利き手/利き側)」
 について考えてみます。

 近年「ダイバーシティ」という言葉がよく聞かれます。
 日本語で言えば、「多様性」ということなのですが、
 ネットで「ダイバーシティ」だけで調べてみますと、
 男尊女卑の女性差別やLGBT等のジェンダー問題や、
 人種・民族、文化の違いに対する差別などの問題、
 障碍者などの問題にはふれていましたが、
 左利き・利き手の問題にふれているものは見かけませんでした。

 そこで今回は「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみました。

 すると……。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(7)
  ◆ 忘れられていないか、左利き ◆
   ~ ダイバーシティと左利き ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「ダイバーシティ」という多様性についての文章で――

ダイバーシティと左利きについて
ネットで調べていますと、こんなふうに書かれていました。

 《左利きの人が親や教師から矯正されていたのは、一昔前の話。
  最近はダイバーシティの最も身近な例として尊重されることが
  増えています。》

 (テンミニッツTV コラム 2017.03.04
  「右利きにはわからない?左利きの悩み・ストレス」
より)

とありました。

ここでは「ダイバーシティの最も身近な例」とありましたが、
実際に「ダイバーシティ」についてネットで調べてみようとしますと、
最初の方に出てくる記事には、
ジェンダーや人種や障碍者関連について書かれたものは出てきましたが、
左利きについて言及されたものは見つけられませんでした。

ユニバーサルデザインにも左利きが取り上げられていたにも関わらず、
話題になりにくい面がありました。

このダイバーシティに関しては、
それ以上に話題になっていないように感じます。

そこで今回は「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみました。

 ●「利き手というダイバーシティ」の場合

「ダイバーシティ 左利き 利き手」で調べてみると
こんな記事が見つかりました。

(1)
2020年12月21日
利き手というダイバーシティ | Q by Livesense (金土太一)

(2)
2014年11月26日
Diversity is beautiful.| 第3回:人生いろいろ、左利きもいろいろ。
-人それぞれの『左利き』事情 (堤 藤成)

 ・・・

(略)

 ●差別の自覚

(略)

 ●左利きは「見えない」差別、「隠れた」差別

(略)

 ●ダイバーシティの視点をポジティブに活かせば……

(略)

 ●コロナ禍での新しい変化と左利きの問題

コロナ禍にあって、「新しい生活様式」ということがいわれています。
テレワークやオンラインなど様々なデジタル化であったり、
一方で、自転車通勤のようなちょっとアナクロな変化であったり、
経済と感染防止の兼ね合いの問題等々。

しかし、左利きの問題は埋没しているように感じてきた一年でした。

昨年は、
「Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター、BLMと略)」
も話題になりました。

それらに比べると、
「たかが左利き」というふうに見られたのかもしれません。

しかし、それ故に私には悔しい思いでいました。
根っこはいっしょじゃないか、という気がするからです。

 

「ダイバーシティ」に対する真の理解があれば、コロナ禍対策にしろ、
BLMの問題にしろ、ジェンダーの問題にしろ、左利きの問題にしろ、
解決に向かうことは可能なのではないか、
という気がするのですけれど……。

 ・・・

次回は、左利き/利き手差別は
「見えない差別/隠れた差別/意識されない差別」ではないのか、
という部分をもう少し突っ込んで考えてみたい気になりました。

どうなりますか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24― 左利き本のために――左利きの人生を考える(7) ダイバーシティと左利き」と題して、
ダイバーシティと左利き(利き手)についてネット検索した結果見つけた記事を元に「ダイバーシティと左利き」について考えたことを書いています。

今回は、最初と最後の部分のみ転載公開しています。

 ・・・

詳細は、本誌で。

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2021.04.30

中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦-楽しい読書293号

 ―第293号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2021(令和3)年4月30日号(No.293)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2021(令和3)年4月30日号(No.293)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」の9回目。

今回からは、漢代の英傑たちの作品を取り上げていきます。

 まずは項羽と劉邦のそれぞれの作品から。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 楚調の歌 ◆
 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)
  漢代の英傑たち
  ~ 項羽「垓下の歌」、高祖劉邦「大風の歌」 ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の参考文献――

『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社
「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より

210423kouu

(画像:書影(タイトル部分)『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』(江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20)と司馬遼太郎の小説『項羽と劉邦(下)』(新潮文庫))
210423kousiba

(画像:司馬遼太郎の小説『項羽と劉邦(下)』(新潮文庫)より項羽の辞世の歌「垓下(がいか)の歌」のくだり)
 

 ●楚調の歌

(略)

 ●項羽の辞世の歌「垓下(がいか)の歌」

(略)

「垓下の歌」
力抜山兮気蓋世 
 力(ちから) 山(やま)を抜(ぬ)き 気(き) 世(よ)を蓋(おほ)う
時不利兮騅不逝
 時(とき) 利(り)あらず 騅(すい)(項羽の愛馬)逝(ゆ)かず
騅不逝兮可奈何
 騅(すい)の逝(ゆ)かざる 奈何(いかん)す可(べ)き
虞兮虞兮奈若何
 虞(ぐ)や虞(ぐ)や 若(なんぢ)を奈何(いかん)せん

「私の力は山を引き抜くほど強く、
 心意気は山を蓋い尽くすほど盛んであった。
 しかし時の流れは私に味方せず、
 長らく乗ってきた名馬の騅ももう進めなくなった。
 騅の進めなくなったのをどうしたらいいか。
 そしていつも私について来てくれた虞美人よ、虞美人よ、
 君をどうしようか、もはやどうしようもないなあ」

 (『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
   江原正士、宇野直人/著 平凡社
  「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より pp.92-93)

 ●虞美人の返歌

(略)

漢兵已略地  漢兵(かんぺい)、已(すで)に地(ち)を略(りゃく)し
四方楚歌声  四方(しほう) 楚歌(そか)の声(こえ)
大王意気尽  大王(だいおう)(項羽のこと)意気(いき)尽(つ)く
賤妾何聊生  賤妾(せんしょう)(わたくし)
        何(なん)ぞ生(せい)に聊(やす)んぜん
(略)「劉邦の漢軍はすでに私たちの故郷である楚を略奪し、
 今や四方から楚の民謡まで聞こえます」。
 八方ふさがりというわけです。
 「項羽さま、さすがのあなたも闘志を失われたのですね。
  かくなる上は、この私だけが
  どうしておめおめと生き長らえることがありましょうか」。
 歌い終わった虞美人は、手にした剣で自らの首を斬って自決します。
 やがて彼女が倒れた場所に小さな芽が出て草がのび、
 ひなげしの花が咲きました。人々は虞美人を憐れんで、
 ひなげしのことを「虞美人草」と呼ぶようになった――
 と、ちょっと悲しい話が残っています。
 
 (『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
   江原正士、宇野直人/著 平凡社
  「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より p.95)

 ●司馬遼太郎『項羽と劉邦(下)』より

(略)

 《(あれは、楚歌ではないか)/項羽は、跳ね起きた。
  武装をして城楼にのぼってみると、地に満ちた篝火が、
  そのまま満天の星につらなっている。
  歌は、この城内の者がうたっているのではなく、
  すべて場外の野から湧きあがっているのである。
  楚の国は言語が中原と異なっているだけでなく、
  音律もちがっている。楚の音律は悲しく、
  ときにむせぶようであり、ときに怨ずるようで、
  それを聴けばたれの耳にも楚歌であることが分かる。/
  しかも四面ことごとく楚歌であった。/
  ――わが兵が、こうもおびただしく漢に味方したか。/
  とおもったとき、楚人の大王としての項羽は
  自分の命運の尽きたことを知った。
  楚人に擁せられてこその楚王であり、
  楚人が去れば王としての項羽は、もはやこの地上に存在しない。》

(略)

 《 力は山を抜き 気は世を蓋う/時に利非ずして

  と歌ったあと、拍っているひざの手をとめ、不意に床をみつめた。
  やがて、/

   騅逝かず

  と、歌った。脳裏に敵の重囲が浮かび、
  手も足も出なくなっている自分の姿が、
  雷光に射照らされるように映じたのにちがいない。
  項羽の目にふたたび涙が噴きだし、
  そのままふりかえって背後の虞姫をひきよせ、/

   騅逝かざるを奈何すべき/虞や虞や若を奈何せん
 
  と、うたいおさめた。/
   力抜山兮気蓋世 時不利兮騅不逝 騅不逝兮可奈何
   虞兮虞兮奈若何
  兮という間投詞が、ことばが切れるごとに入っている。
  兮は詞の気分に軽みをつける間投詞ではなく、
  むしろ作り手の項羽が、
  兮! と発声するごとに激情が一気に堰きとめられ、
  次いでつぎの句の感情にむかって
  いっそうに発揚する効果を持っている。項羽のこの場合の兮は、
  項羽のこのときの感情のはげしさをあらわしているだけでなく、
  最後に虞姫に対し、その名を呼ぶことにいちいち兮を投入したのは、
  この詩が要するに、虞姫よ、この項羽の悲運などどうでもよい、
  この世にお前をのこすことだけが恨みだ、という
  ただそれだけのことをこの詩によって言いたかったにちがいない。》

(略)

 ●高祖劉邦「大風の歌」

(略)

「歌一首」高祖劉邦

大風起兮雲飛揚  
 大風(たいふう)起(おこ)って 雲(くも)飛揚(ひよう)す
威加海内兮帰故鄕 
 威(い) 海内(かいだい)に加(くわ)はって
 故郷(こきょう)に帰(かえ)る
安得猛士兮守四方 
 安(いづ)くにか猛士(もうし)を得(え)て
 四方(しほう)を守(まも)らしめん

 (略)「大風が吹いて、雲が乱れ飛び、ちりぢりになった」。
 ここは自分を大風に、乱世のさまざまな豪傑を雲にたとえて、
 “そういう雲を吹き払って天下が統一された”という意味でしょうか。
 二句め、「権威は中国全体に浸透して、私は故郷に帰って来た」。
 最後は願望で、「この上はどうにかして、
 勇敢なもののふたちを味方につけ、中国全体を守らせたいものだ」。
 もう天下人ですから、帝王の感傷というか、
 大らかな感情に転化しています。(略)

 (『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
   江原正士、宇野直人/著 平凡社
  「三、楚調の歌――漢代の英傑たち」より pp.96-97)

(略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ● 漢詩の入門書等を読む

★『漢詩入門』一海知義/著 岩波ジュニア新書 1998.6.22

▲★『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20
―漢詩の歴史をたどるシリーズ全4巻。第1巻は『詩経』から屈原の
 『楚辞』、漢や三国時代を経て東晋の陶淵明まで。
 俳優・声優の江原正士が専門家の宇野直人を相手に、代表的な詩
 を対話形式でわかりやすく読み解く。

★『漢詩入門』入谷仙介/著 日中出版 1979/01
―漢詩の有名作をたどりながら、その歴史と構造を解く漢詩入門。

 ● 参考小説を読む

▲★『項羽と劉邦(上・中・下)』司馬遼太郎 新潮文庫 改版 1984/9/27
―中国を統一した秦の始皇帝の死去から始まり、その後起きた陳勝と呉広
 の反乱、さらにそれに続く項羽、劉邦の戦いを描く。
 《天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語》

 ▲マークは、本文で取り上げた本
 ★マークは、筆者のおすすめ本です。本選びの参考にどうぞ。
 (基本的に、筆者が“偶然”手にしたものを取り上げています。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(9)漢代(1)項羽と劉邦」をお届けしています。

前回までは『楚辞』をお送りしていましたが、今回からは、つぎの時代――秦から漢への時代です。
やはり流行っていたのは楚調の歌だったそうです。

今回は、その楚調の歌から時代を作った男たち――項羽と劉邦の歌を取り上げました。

かたや四面楚歌のなか愛する女、虞美人との別れの宴での歌と、その返歌。
そして漢の始祖となった高祖劉邦の故郷に錦を飾った時の歌。

人の世というものは、なかなかに難しいもの。
リーダーとなる条件――人望というものも相当に複雑なものですね。

歴史の流れというものを見ていますと、本当にわからないものです。
一人、人間の力だけでは動かない、何かがありますね。

コロナ禍においても同じで、人はどう動けば良いのか、運もありますし、人の努力だけではどうにもならない何かを感じます。

それでも、ジタバタせずじっくりと時を待つ、というのも一つの解決への道かもしれません。
もちろんただ何もせず待つのではありません。
準備ですね、次の時代に向けて今できることを――。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

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2021.04.17

『左組通信』復活計画[6]<左利きプチ・アンケート>全公開(6)第8回-週刊ヒッキイ第593号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第593号 別冊編集後記

第593号(No.593) 2021/4/17
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その15)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(6)第8回」

 

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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第593号(No.593) 2021/4/17
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その15)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(6)第8回」
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ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(6)
第8回 左と右を間違うことがありますか
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 「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年」
 の15回目です。

 2004年年頭から2009年年末までの更新し続けたホームページ
 『レフティやすおの左組通信』復活計画として、
 メイン・コンテンツを順に全面的に
 このメルマガで再生・復活させる、の6回目です。

 

┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その15)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]
  <左利きプチ・アンケート> 全公開(6)
  第8回 左と右を間違うことがありますか
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

 ●<左利きプチ・アンケート> 全公開(6)

今回も、
アンケート作成サイト<プチ・アンケート>のサイトから
削除され、現在見ることのできない初期のアンケートのうち、
まずは「第8回 左と右を間違うことがありますか」を紹介します。

 

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(画像:今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>ページのトップページ)

 

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(画像:今は亡きホームページ『レフティやすおの左組通信』の<左利きプチ・アンケート>の第8回 左と右を間違うことがありますかのページのヘッド部分)


アンケート投票者による「ご意見ボードへの書き込み」の転載は、
著作権等の観点から今回は割愛しました。
ご了承ください。

 ●左右盲

左と右を間違う、とっさに判断できない、といった状態を
「左右盲(左右失調)」と呼ぶようです。

ネットには、こんなマンガに関する記事が出ています。

『左右盲』を描いた漫画に共感の声
「自分もこれだ!」「知らなかった…」

この記事のなかで、

《左利きの人は子どものころに「お箸を持つ手が右」と教わり
 混乱するため、左右盲になりやすいといわれています。》

とあります。

私もそういうものではないか、と思っています。

左右の代わりに、

《「〇時の方向」》という教え方もあると紹介されていました。
アナログ時計の文字盤ということでしょう。

しかしこれからは、デジタル時計も多くなり、
これも理解できない、という事態にもなりかねないかもしれませんね。

 

また、こんな記事も。

左右盲の私たちには、別世界が見えているのかもしれない おぺろん 2020/10/02 18:58

 

さらにネットを調べていますと、Amazonにこんな商品も!

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(画像:(Amazonより)「左右盲」 右 左 分かりやすくなる 左右を混乱しない
みぎ ひだり 確認 判断する 左右失調 上下 逆さ Tシャツ)

《・あなたはミギとヒダリが分かりにくいですか?
  それは「左右盲」または「左右失調」といいます。
  これを着たら二度と みぎ・ひだり こんらんしないです
 ・左右盲で左右を判断するのは苦手な人は
  これで「みぎ」と「ひだり」が分かりやすくなる》

・ブランド: 左右を二度と混乱しないように
「左右盲」 右 左 分かりやすくなる 左右を混乱しない
みぎ ひだり 確認 判断する 左右失調 上下 逆さ Tシャツ

 

 ●第8回 左と右を間違うことがありますか

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

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左利きを考える レフティやすおの左組通信
 Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
 
  <左利きプチ・アンケート>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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(初出)2004.10.9(最終)2005.8.10/2007.11.16
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<左利きプチ・アンケート>

第8回 左と右を間違うことがありますか

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第8回左と右を間違うことがありますか

左と右を間違うことがありますか

左利きの人で「よく左と右を間違う」という人がいます。
単に言葉を言い間違う場合もあれば、
実際に左と右を間違えている場合もあります。
言葉と身振りで方向が異なっている場合もあります。
ふだんは間違わないのにとっさに判断するときに限って間違う
という人もいます。

バスガイドさんのような例を除けば、
比較的右利きの人でこういう話を聞くことは少ないようです。
(バスガイドさんは左手をかざして、右をご覧くださいと言うように、
向かい合っているお客様の左右の方向に合わせて説明する。
日常でもその癖が出て間違うことがあるという。)

原因として、幼児期にお箸を持つほうが右、お茶碗を持つほうが左、
という左右を教える方法にあると考える人もいます。
実際のところは不明ですが…。

さて貴方は、左と右を間違えることはありますか。
あるとすればどんなときでしょう。
下記の中からひとつを選んでお答えください。

*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。
ご自身でご自分の利き手をどちらか判断した上で投票してください。

*一言言わせて、というお方は投票後に表示されます一番下の
「ご意見ボード」をご利用ください。
もっと言わせて、というお方は掲示板もご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。

 

1 (右利きの人)比較的よく間違う方だ
2 ( 〃 )たまに間違うことがある
3 ( 〃 )とっさのときに限って間違う
4 ( 〃 )ほとんど間違わない
5 (左利きの人)比較的よく間違う方だ
6 ( 〃 )たまに間違うことがある
7 ( 〃 )とっさのときに限って間違う
8 ( 〃 )ほとんど間違わない

 

結果/ご意見ボードを見る

*このアンケートは、
(2004.9.12-10.9)まで(4週間)に渡って実施されました。

 

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投票結果(初出締切時)

実施期間2004.9.12‐10.9(4週間) 右7:左15=22
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1 (右利きの人) 比較的よく間違う方だ 1
2 ( 〃 ) たまに間違うことがある 2
3 ( 〃 ) とっさのときに限って間違う 1
4 ( 〃 ) ほとんど間違わない 3
5 (左利きの人) 比較的よく間違う方だ 4
6 ( 〃 ) たまに間違うことがある 2
7 ( 〃 ) とっさのときに限って間違う 2
8 ( 〃 ) ほとんど間違わない 7

------------------------------------------------------------------

 

ご意見ボードへの書き込みに対するコメント

------------------------------------------------------------------

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2021.3.(追記)

「第8回 左と右を間違うことがありますか」アンケートの
「ご意見ボードへの書き込み」とそれに対する「私のコメント」
を要約しておきます。

 ・・・

 <とっさに左右を間違う>

 <身体的特徴で判断できる>

*参照:
・第360号(No.360) 2013/4/20「名作の中の左利き~推理小説編15~
左利きの会の謎『朝霧高原殺人事件』和久峻三」
・2013.4.25
左利きの会と赤かぶ検事『朝霧高原殺人事件』
~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii360号
「新生活」版

『朝霧高原殺人事件』―赤かぶ検事シリーズ 和久峻三 光文社文庫
1991/12/1

 <教えてもらうとき、動作の説明が混乱する>

 <左右を間違う少年の話>

*『左手のパズル (絵物語・永遠の一瞬) 』
萩尾 望都/著 東 逸子/イラスト 新書館 1995/7/13

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(画像:<左利きミステリ>左手のペンだこ『朝霧高原殺人事件』―赤かぶ検事シリーズ 和久峻三 光文社文庫、
 左と右を間違う左利きの少年『左手のパズル (絵物語・永遠の一瞬) 』萩尾 望都/著 東 逸子/イラスト 新書館)

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本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その15)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [6]<左利きプチ・アンケート> 全公開(6)第8回」
と題して、
<左利きプチ・アンケート 第8回 左と右を間違うことがありますか>を紹介しています。

今回も、全公開です。

ただし、今年(2021年)の追記だけは省略しています。

当時のご意見と私のコメントのまとめ、および現時点での私の意見等も本誌の方でご覧ください。

 ・・・

詳細は、本誌で。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

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2021.04.15

私の読書論143-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(7)ハヤカワ文庫の50冊(5)NF他-楽しい読書292号

 ―第292号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2021(令和3)年4月15日号(No.292)
「私の読書論143-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(7)
ハヤカワ文庫の50冊(5) ノンフィクションその他」

------------------------------------------------------------
◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------
2021(令和3)年4月15日号(No.292)
「私の読書論143-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(7)
ハヤカワ文庫の50冊(5) ノンフィクションその他」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1970(昭和45)年に創刊された早川書房の文庫「ハヤカワ文庫」が
昨年、50周年を迎え、
 15歳からの私の読書生活52年のほぼ全てをカバーしている
 「ハヤカワ文庫」のお気に入りや、読んできた本の内、
 心に残る本を紹介してきました。

 ※ すべて今現在私の手元にある本から選んでいます。

   過去に持っていたけれど、押し出し整理法により、
   処分した本は除外しています。

  (図書館で借りて読んだものも除外しています。)

 前回までのおさらい――

【1】2020(令和2)年9月15日号(No.278)
「私の読書論135-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(1)」
2020.9.15
私の読書論135-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(1)
-楽しい読書278号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/09/post-93a384.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3df333247f5640e098891d55ddaaccd5
【最初の6冊】
1.SF『征服王コナン』2.NV『ローズマリーの赤ちゃん』
3.NV『女王陛下のユリシーズ号』4.HM『重賞』5.HM『死の接吻』
6.FT『夢の10セント銀貨』

【2】2020(令和2)年10月15日号(No.280)
「私の読書論136-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(2)」
2020.10.15
私の読書論136-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(2)
私のお気に入り7-楽しい読書280号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/10/post-0f243e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/56a232216e800eaf561dd1f4904b2cce
【私のお気に入り7】
(1)ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』
(2)ゼナ・ヘンダースン『果しなき旅路』
(3)ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』
(4)ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』
(5)シャーリイ・ジャクスン
『野蛮人との生活―スラップスティック式育児法』
(6)クレイグ・ライス『スイート・ホーム殺人事件』
(7)ルイス・ギルバート『フレンズ―ポールとミシェル』

【3】2020(令和2)年11月15日号(No.282)
「私の読書論137-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(3)
【私のお気に入り7】に続くもの ハヤカワ文庫の50冊(1)」
2020.11.15
私の読書論137-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(3)
ハヤカワ文庫の50冊(1)-楽しい読書282号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/11/post-3a6f3e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/85364a4c9cf932ced296000daefccee2
◎準【私のお気に入り7】――続編および同一作家の他の名作・佳作
(8)『夢の10セント銀貨』(9)『血は異ならず』(10)『時をとめた少女』
(11)『山荘綺談』(12)『続・フレンズ―ポールとミシェル』
それ以下(忘れ物)
(13)『フレームシフト』(14)『ヴァーチャル・ガール』
(15)『たったひとつの冴えたやりかた』(16)『魔界の紋章』
(17)『異次元を覗く家』(18)『夏への扉』(19)『アルジャーノンに花束を』
(20)『わたしを離さないで』

【4】2020(令和2)年12月15日号(No.284)
「私の読書論138-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(4)
ハヤカワ文庫の50冊(2)SF系の拾遺」
2020.12.15
私の読書論138-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(4)
ハヤカワ文庫の50冊(2)SF系の拾遺-楽しい読書284号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/12/post-6dcf8b.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/d5d58cdf2b456f12649ebad3b8f8c3d5
SF系の拾遺――シリーズもの三つ
▼C・L・ムーア +(イラスト)松本零士
<ノースウェスト・スミス>シリーズ
(21)『大宇宙の魔女』(22)『異次元の女王』『暗黒界の妖精』
<処女戦士ジレル>シリーズ
(24)『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』
▼ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン
  +(イラスト)天野嘉孝(あまの よしたか)
<ホーカ>シリーズ (25)『地球人のお荷物』
(26)『くたばれスネイクス』(27)『がんばれチャーリー』
▼火浦功<みのりちゃん>シリーズ +(イラスト)いしかわ じゅん
(28)『日曜日には宇宙人とお茶を』(29)『大冒険はおべんと持って』
「文庫JA」(30)『S-Fマガジン・セレクション1981』
(31)『美亜へ贈る真珠〔新版〕』
「文庫NV」(33)『時の地図 上・下』

【5】
2021(令和3)年2月15日号(No.288)
「私の読書論141-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(5)
ハヤカワ文庫の50冊(3)NVの数々」
2021.2.15
私の読書論141-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(5)
ハヤカワ文庫の50冊(3)NVの数々-楽しい読書288号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/02/post-5af022.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/bd2863095641ce166963a6aabc7405c8
「文庫NV」――冒険小説 (34)『ナヴァロンの要塞』
セシル・スコット・フォレスター〈海の男ホーンブロワー〉シリーズ
(35)『スペイン要塞を撃滅せよ』
ホラー:アンソロジー (36)『闇の展覧会〔1〕〔2〕』
ホラー:マシスン (37)『地球最後の男』
ホラー・幻想など (38)『地図にない町 ディック幻想短篇集』
サスペンス (39)『堕ちる天使』(40)『GATACA(上)(下)』

【6】
2021(令和3)年3月15日号(No.290)
「私の読書論142-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(6)
ハヤカワ文庫の50冊(4)ミステリ文庫」
2021.3.15
私の読書論142-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(6)ハヤカワ文庫の50冊(4)-楽しい読書290号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/03/post-0574cb.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/5fb379dedfe0c35721ff8cc2b4dbabd4
ミステリ文庫
(41)『アデスタを吹く冷たい風』トマス・フラナガン
(42)『ミステリマガジン700 海外篇
─創刊700号記念アンソロジー』杉江松恋/編
(43)『密室大集合』アメリカ探偵作家クラブ傑作選7
エドワード・D・ホック/編
(44)『ボトムズ』ジョー・R・ランズデール
(45)『ダークライン』
(46)『沈黙のセールスマン』マイクル・Z・リューイン
(47)『謎のクィン氏』アガサ・クリスティー
(48)『クレアが死んでいる』エド・マクベイン
(49)『その雪と血を』ジョー・ネスボ
<左利きミステリ>から――
(50)『カリフォルニア・ガール』T・ジェファーソン・パーカー
アガサ・クリスティー<クリスティー文庫>
(51)『ビッグ4』(52)『オリエント急行の殺人』(53)『死人の鏡』
(54)『ゼロ時間へ』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ◆ 「お子ちゃま」読者時代からのお友達 ◆
  私の読書論143-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(7)
   ―― ハヤカワ文庫の50冊(5) ノンフィクションその他 ――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●ハヤカワ文庫の50冊――50冊突破!

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(画像:ハヤカワ文庫[書影]:ノンフィクション・ブックガイドなど9冊
(『失われた私』フローラ・リータ・シュライバー、『24人のビリー・ミリガン〔新版〕上 下』ダニエル・キイス、『SF英雄群像』野田昌宏、『ニュートンとアインシュタイン』『SFロボット学入門』石原 藤夫、『ミステリ・ハンドブック』『冒険・スパイ小説ハンドブック』早川書房編集部編、『アガサ・クリスティー百科事典』数藤 康雄/編)

 

 ●文庫NF(ノンフィクション)から――

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(画像:ハヤカワ文庫[書影]:文庫NF他、多重人格ものノンフィクション3冊
 『失われた私』シュライバー、『24人のビリー・ミリガン〔新版〕上 下』キイス)

(55)『失われた私』フローラ・リータ・シュライバー 巻 正平/訳
ハヤカワ文庫 NF(35) 1978/9/1

 

 ●ノンフィクションにもドキュメンタリーにも「作者」がいる

 ●多重人格もの

(56)『24人のビリー・ミリガン〔新版〕上 下』ダニエル・キイス
堀内 静子/訳 ハヤカワ・ノンフィクション文庫 2015/5/8

 

 ●文庫JAから――SF入門書やSF的解説書、科学者の伝記など

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(画像:ハヤカワ文庫[書影]:文庫JAのSF系のガイドや科学解説の入門書3冊
 『SF英雄群像』野田昌宏、『ニュートンとアインシュタイン』『SFロボット学入門』石原 藤夫)

(57)『SF英雄群像』野田昌宏 ハヤカワ文庫JA119 1979/12/1

 

(58)『ニュートンとアインシュタイン』石原 藤夫 ハヤカワ文庫 JA169)
1983/3/1

 

(59)『SFロボット学入門』石原 藤夫 ハヤカワ文庫JA 1981/2/1

 

 ●ブックガイド類

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(画像:ハヤカワ文庫[書影]:海外ミステリ、冒険小説のブックガイド等3冊
 『海外ミステリ・ハンドブック』『冒険・スパイ小説ハンドブック』早川書房編集部編、『アガサ・クリスティー百科事典』数藤 康雄/編)

 

(60)『ミステリ・ハンドブック』早川書房編集部編
ハヤカワ・ミステリ文庫 1991/9/1

 

(61)『冒険・スパイ小説ハンドブック』早川書房編集部/編
ハヤカワ文庫NV 1992/10/1

 

(62)『アガサ・クリスティー百科事典』数藤 康雄/編 ハヤカワ文庫
―クリスティー文庫 2004/11/18

 

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本誌では、「私の読書論143-私を育てたハヤカワ文庫創刊50周年(7) ハヤカワ文庫の50冊(5) ノンフィクションその他」と題して、ハヤカワ文庫の読書歴とともに、“ハヤカワ文庫の50冊”の5回目として、ノンフィクションやSF入門書や科学解説書やガイドブックの類を紹介しています。

個々の作品についての紹介文のみならず、その他の部分もすべて省略しています。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

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2021.04.03

左利きの人生を考える(6)「シスコーン」パッケージの利き手配慮-週刊ヒッキイ第592号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第591号 別冊編集後記

第591号(No.591) 2021/3/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]
 <左利きプチ・アンケート> 全公開(5)」

 

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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆ 
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン

右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第592号(No.592) 2021/4/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
 左利き本のために――左利きの人生を考える(6)
「シスコーン」パッケージの利き手配慮」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回は「ダイバーシティ」について書いてみようと考えていましたが、
 予定を変更して、
 最近の話題から「シスコーン」のパッケージの利き手対応について
 書いてみます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その24―
  (左利き本のために)――左利きの人生を考える(6)
  ◆ 話題のニュース ◆
   ~「シスコーン」のパッケージの利き手配慮~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ●「シスコーン」のパッケージの話題

3月17日のハフポスト日本版で、


「左利きの子も出しやすい。シスコーンの配慮がすごかった。」

という記事が出ました。

私は知人から報告を受けましたが、
いつも左利きの話題を提供しているガボちゃんのブログ


「右乗りの影響かは分からないけど」

でも紹介していました。

--
これからの経済
2021年03月17日 09時56分 JST | 更新 2021年03月17日 10時05分 JST
左利きの子も出しやすい。シスコーンの配慮がすごかった。
パッケージの四隅にある赤と青のマーク。
この意味は何?子どもに優しいデザインが、SNSで話題になっています。
--

シスコーンのパッケージが、
《どんな利き手の子どもにもやさしいデザインを取り入れている》
と話題になっているというもの。

 《「シスコーンBIG」の包装袋で、
  おもて面の左上には「みぎききの人 左手」と書かれ、
  キャラクターのシュガーちゃんが赤い丸を持っている。
  反対側の右上には「ひだりききの人 右手」と書かれ、
  別のキャラクターのチョコ兄やんが青い丸を持つ。

  同様に、おもて面の左下には「ひだりききの人 左手」、
  右下には「みぎききの人 右手」と書かれ、
  対角線上に同じキャラクターと同じ色の丸が描かれている。》

ここまでは、上記の本文中にもありますように、

 《シスコーンを製造・販売する日清シスコの担当者によると、
  左手と右手を添える位置を示した『持ち手マーク』は
  子どもが器にシスコーンを注ぎやすくするために考案され、
  2018年から採用しているという。》

2018年に弊誌でも紹介しています。

メルマガ『左利きで生きるには週刊hikkii』
第530号(No.530) 2018/11/17「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(28) パッケージ編(2) シスコーン」

『レフティやすおのお茶でっせ』2008.11.27
右用と左用の違い(28)パッケージ編(2)シスコーン
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第530号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/11/282--hikkii530-.html

 

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(画像:2018年のシスコーンの利き手表示・上部)
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(画像:2018年のシスコーンの利き手表示・全体)

 

 ●話題となった新たな改良点

今回の改良点といいますか、話題の中心は、
パッケージ背面の解説
「お子様ひとりでチャレンジ!シスコーンを注いでみよう!」
にあります。

イラスト入りで『持ち手マーク』の説明をしています。

 《<そそぎやすい持ち手マーク>
  「みぎききの人はあかを両手で持って
   サッサッサッとふりながらそそいでね!」
  「ひだりききの人は、あおを両手で持って
   サッサッサッとふりながらそそいでね!」》

(画像:上記サイトより無断借用
210317ciscornbb1eetcv

ハフポストサイトの画像=「そそぎやすい持ち手マーク」の解説部分 
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ハフポストサイトのの画像=「ちょっとそそぎたいときは」の解説部分
  *画像は、「別冊編集後記」で公開しています。)

 

 《この説明の通りに袋を持つと、
  右利きの人は袋を左に傾けて、
  左利きの人は右に傾けてフレークを注ぐことができる。》

というもの。

 ●「ちょっとずつそそぎたいときは...」

(略)

 ●利き手配慮の情報

(略)

 ●「一つの成功体験に」という思い

(略)

 ●「成功体験」の積み重ねが自信につながる

(略)

 ●他社の利き手配慮の例

(略)

 ●右利き対応のみの例

(略)

 ●利き手に対する見方が変わってきた

というわけで、今回は、パッケージにおける利き手配慮、
およびそれに関する世間の反響についてみてみました。 

こういう利き手に配慮する企業の試みが評価される、
というのも利き手に対する見方が変わってきた、という現れでしょう。

ユニバーサル・デザインにも左利きへの配慮がうたわれていました。

一見些細なことですが、些細なことほど重要なものです。

ベンジャミン・フランクリンは、

《人間の幸福というのは、
  たまたま起こるすばらしい幸運からでなく、
  毎日の生活の中での些細な出来事から生まれるものである》

   『フランクリン自伝』鶴見俊輔訳 旺文社文庫 1967

『フランクリン自伝(新装版)』鶴見俊輔/翻訳・解説 土曜社 2015/7/22

と述べています。

 ・・・

(略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その14)ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [5]<左利きプチ・アンケート> 全公開(5)」と題して、
日清シスコのシスコーンの利き手配慮のパッケージについて「ハフポスト日本版」でのニュースを紹介しています。

2018年の利き手マーク入りのパッケージに関しましては、本文中にも書いていますように、弊誌ですでに紹介済み。
今回は2019年に改良された点――パッケージの利き手マークの使い方?についての説明がパッケージの裏面に追加――について、消費者から評価されているという話題です。

私が改良のニュースを知ったのは、昨年の夏、日本左利き協会のツイッターのリツィートでした。
その後、報告しようと思いつつそのままでした。
すると、今月17日の「ハフポスト日本版」で紹介されました。

そこで、昨今の世間における左利きに対する見方の変化の一端として、今回は“進化し続ける”企業の左利き・利き手配慮の実例として紹介することにしました。

 ・・・

詳細は、本誌で。

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2021.04.02

左利きの女優・森七菜さんのサウスポー始球式

久しぶりにタレント・有名人さんのサウスポー始球式ものを!

ヤフーニュースによりますと――

森七菜さんの「フォームきれい」 ZOZOマリンで“希少なレフティ始球式”披露 3/31(水) 7:10配信 Full-Count編集部

女優や歌手として活躍する森七菜さんが30日、ZOZOマリンスタジアム初戦となるロッテー楽天戦で始球式を務めた。「パーソル パ・リーグTV」が公式YouTubeにその様子を投稿し、ファンからは歓喜の声が寄せられている。

森七菜さんをよく知らないのですが、久しぶりに目にする若手女優さんのサウスポー投球でした。

中日スポーツのよりますと、

名前と同じ「7」の背番号が入ったユニホーム姿で登場。髪もショートカットにイメージチェンジした。左投げでセットポジションから投球。スリーバウンドしながらもロッテの田村龍弘捕手(26)のミットに何とか届き、笑顔でガッツポーズ。詰め掛けた観客の喝采を浴びた。

YouTube映像はこちら↓

背番号「7(ナナ)」のユニホーム姿で登板した
始球式に登場した森七菜さん【画像:パーソル パ・リーグTV】

 

 

無断拝借したメディアの画像はこちら↓
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(画像:1.リリーフカーで登場)
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(画像:2.-4.投球)
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(画像:5.投げ終えて)

 

*【過去の<サウスポー始球式>】:

・2018.4.19
地元アイドルNegiccoのKaedeさんが左投げで新潟知事の代役始球式 「新生活」版

・2017.10.30
吉高由里子がサウスポーで伸びやか始球式 日本シリーズ第2戦

・2017.6.15
左利きの女優・剛力彩芽さん、四度目の始球式登板も…

・2017.5.26
サッポロビールイメージガール川辺優紀子さんの左利き始球式

・2017.5.7
女優の松井愛莉さんがサウスポー始球式

・2017.5.2
ピンクラインのサウスポー、女優でモデルの新川優愛さんが始球式

・2016.8.17
左利きのSKE48日高優月(ひだかゆづき)が始球式

・2016.7.23
左利きの女優すみれさん左腕で始球式

・2016.6.29
左利きの剛力彩芽さんの3度目の始球式は大暴投: レフティやすおのお茶でっせ

・2016.6.5 AKB48Team8/AKB48TeamB兼任の坂口渚沙さん (画像のみ)
AKB48選抜総選挙、暫定21位倉野尾成美・同53位坂口渚沙はTeam8の左利き

・2016.3.7
左利きのあっちゃん前田敦子の始球式

・2014.8.6 右利きの石原さとみさんの左投げ(撮影で右腕を痛めたということで「サウスポーでやります」と宣言。)
終わったはずのクチコミ「右利き? 左利き?」がまた

・2013.12.4 体操新技「シライ」の白井健三選手
体操新技「シライ」の白井健三選手は左利き

・2011.5.12 『五体不満足』の著者の乙武洋匡さん
乙武洋匡さんのサウスポー始球式

・2004.11.11 アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手
素敵な光景:野口選手の左利きの始球式

 

 

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2021.03.31

中国の古典編―漢詩を読んでみよう(8)『楚辞』(6)宋玉-楽しい読書291号

 ―第291号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★ 2021(令和3)年3月31日号(No.291)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(8)『楚辞』(6) 宋玉」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2021(令和3)年3月31日号(No.291)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(8)『楚辞』(6) 宋玉」
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 「中国の古典編―漢詩を読んでみよう」の8回目。

今回は、『楚辞』の6回目で、宋玉の作品を取り上げています。

2020(令和2)年6月30日号(No.273)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)」

2020.6.30
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(3)『楚辞』(1)
-「楽しい読書」第273号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/06/post-da2d6a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/4674b3200df69fc61b39c71e135b0eea

2020(令和2)年9月30日号(No.279)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(4)『楚辞』(2)「離騒」前編」

2020.9.30
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(4)『楚辞』(2)「離騒」前編
-楽しい読書279号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/09/post-a9bc2d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/69a03a861ab11437b3e548aa7417dfb9

2020(令和2)年10月31日号(No.281)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(5) 『楚辞』(3)「離騒」後編」

2020.10.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(5)『楚辞』(3)
-楽しい読書281号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/10/post-6275d5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/49d8229c141f532a6d330c2e1fb45b74

2021(令和3)年1月31日号(No.287)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(6)
『楚辞』(4)屈原の他の作品「九章」」

2021.1.31
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(6)『楚辞』(4)-楽しい読書287号

2021(令和3)年2月28日号(No.289)
「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(7)
『楚辞』(5)屈原「九歌」「漁父」」

2021.2.28
中国の古典編―漢詩を読んでみよう(7)『楚辞』(5)-楽しい読書289号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/02/post-361c76.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6e9eaaa081df9735e2be1975a9d0ff57

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◆ 『楚辞』もう一つのタイプの詩 ◆
 中国の古典編―漢詩を読んでみよう(8)
  『楚辞』(6)
  ~ 宋玉「九弁」「招魂」 ~
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今回の参考文献――

『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編
明治書院
『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
 江原正士、宇野直人/著 平凡社
『楚辞』目加田誠/訳・解説
 平凡社〈中国古典文学大系・15〉『詩経・楚辞』

 

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(画像:書影(タイトル部分)『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編 明治書院 2004.6.20)

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(画像:書影(タイトル部分)『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編 明治書院 2004.6.20,『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』(江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20))

 

 ●宋玉について

(略)

 ●宋玉「九弁」

(略)

 ・・・

「九弁」(第一段の冒頭)

 《悲哉秋之為気也
   悲(かな)しいかな、秋(あき)の気(き)たるや。
  蕭瑟兮 草木搖落而変衰
   蕭瑟(しょうしつ)たり、
   草木(そうもく)搖落(ようらく)して変衰(へんすい)す。

  悲しいしいことよ、秋の気というものは。
  風はさわさわとさびしく鳴っている。
  それで草木は吹き散り、色も変わっておとろえる。

  憭(りっしんべんに尞)慄兮 若在遠行
  登山臨水兮 送将帰
   憭慄(りょうりつ)たり、遠行(えんこう)に在(あ)りて
   山(やま)に登(のぼ)り水(みず)に臨(のぞ)み、
   将(まさ)に帰(かえ)らんとするを送(おく)るが若(ごと)し。
  泬(さんずいに穴)寥兮 天高而気清
  寂寥兮 收潦而水清
   泬寥(けつりょう)たり、
   天(てん)高(たか)くして気(き)清(きよ)し。
   寂寥(せきりょう)たり、
   潦(りょう)を収(おさ)めて水(みず)清(きよ)し。

  逝く秋には心がいたみ悲しむ。
  それは遠い旅路で、山に登ったり、水辺に立ったりして、
  故郷に帰ろうとする人を送る時の気分のようである。
  秋の眺めはむなしく雲もない。天は高く空気は清らかである。
  秋の野はひっそりと物影もない。
  道の溜り水も収まり引いて、秋の水は澄んでいる。

  憯悽増欷兮 薄寒之中人
  愴怳懭悢(りっしんべんにそれぞれ兄、廣、良)兮 去故而就新
   憯悽(さんせい)として増々(ますます)欷(すすりな)き、
   薄寒(はくかん)之(こ)れ人(ひと)に中(あ)たる。
   愴怳(そうこう)懭悢(こうろう)として、
   故(こ)を去(さ)りて新(しん)に就(つ)く。

  心は悲しみ痛んで、いよいよすすり泣き、
  薄ら寒い秋の気は人の身にしみる。
  そんな時物悲しく心うつろに、気もうちしおれ、
  住みなれた土地を去って見知らぬ国に行く。

  坎廩兮 貧士失職而志不平
  廓落兮 羇旅而無友生
   坎廩(かんらん)たり、貧士(ひんし)職(しょく)を失(うしな)いて
   志(こころざし)平(たい)らかならず。
   廓落(かくらく)たり、
   羇旅(きりょ)にして友生(ゆうせい)無(な)し。

  不遇に心楽しまず、貧しい士人は心中おだやかでない。
  ただ広々として寂しい。この旅の空に友達もいないのである。

  惆悵兮 而私自憐
   惆悵(ちゅうちょう)たり、
   而(しこう)して私(ひそ)かに自(みずか)ら憐(あわ)れむ。

  心はいたみ悲しむ。そしてひそかに自分を憐れに思う。

  (悲愁の候、貧士失職、遷客自ら哀れむとは、
   宋玉が屈原に代わってその心中を述べる。)》

(『新書漢文大系・23・楚辞』「九弁」)

 

以下、屈原の悲しみ――孤独と君への思いを綿々と綴る。

『新書漢文大系・23・楚辞』では、十一段に分けていますが、
その第三段の表現は、<背景>によりますと、

 《ものみな枯れゆく秋の情景描写と索漠たる心情を重ね合わせて
  特に美しい》

といいます。(紹介すれば良いのでしょうけれど……。)

『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』の
宇野直人さんによりますと、
この第一段の後世への影響が大きい、といいます。
秋を“悲しい季節”として表現した画期的な作品だ、と。

例えば『詩経』に歌われる秋は、
穫り入れ、収穫の季節として表現されているそうです。

この影響が日本に伝わって、“秋は悲しい”という感覚が定着した、と。

「九弁」は『楚辞』だけでなく、
『文選(もんぜん)』という名作集にも入っており、
平安時代の初めによく読まれ、注目された。

 ・・・

(略)

 ●宋玉「招魂」

(略)

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(画像:『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』(江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20)「二、神々の黄昏――屈原・宋玉と『楚辞』」p.74-75(宋玉についての解説と「九弁」冒頭))
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(画像:『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』(江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20)「二、神々の黄昏――屈原・宋玉と『楚辞』」p.76-77(宋玉「九弁」冒頭続きと解説))

 ・・・

「招魂」(第九段の末尾)

 《娯酒不廃 沈日夜些
   酒(さけ)を娯(たの)しんで廃せず、日夜に沈む。
  蘭膏明燭 華鐙錯些
   蘭膏(らんこう)の明燭(めいしょく)、華鐙(かとう)錯(お)く。
  結撰至思 蘭芳仮些
   至思(しし)を結撰(けつせん)して、
   蘭芳(らんほう)仮(おお)いなり。
  人有所極 同心賦些 
   人(ひと)極(いた)る所(ところ)有(あ)り、
   心(こころ)を同(おな)じうして賦(ふ)す。
  酎飲尽歓 楽先故些 
   酎飲(ちゅういん)して歓(かん)を尽(つ)くし、
   先故(せんこ)を楽します。
  魂兮帰来 反故居些 
   魂(こん)よ帰(かえ)り来(き)たりて、故居(こきょ)に反(かえ)れ。

  酒を楽しんで止めず、日夜耽り飲む。
  蘭のかおりの膏(あぶら)にともる明るいともし火、
  花紋を彫刻そた灯台が置かれる。
  思いをこめて綴り述べる詩は、蘭の香りのように清く立派である。
  人々は各自思いの至りきわまるところがあるが、同じ心で詩を作る。
  酒を飲んで楽しみを尽くし、先祖や昔馴染の人々を楽しませる。
   (こんな好い所はほかにはない。)
  魂よ帰って、もとの住居(すまい)に戻りなさい。》

「招魂」(第十段ラスト)

 《朱明承夜兮 時不可以淹
   朱明(しゅめい)夜(よる)を承(う)けて、
   時(とき)は以(もつ)て淹(とど)む可(べ)からず。
  皋蘭被径兮 斯路漸
   皐蘭(こうらん)径(けい)を被(おお)いて、
   斯(こ)の路(みち)漸(ひた)る。
  湛湛江水兮 上有楓
  目極千里兮 傷春心 
   湛湛(たんたん)たる江水(こうすい)、
   上(うえ)に楓(ふう)有(あ)り。
   目(め)は千里(せんり)を極(きわ)めて、
   春心(しゅんしん)を傷(いた)ましむ。
  魂兮帰来 哀江南 
   魂(こん)よ帰(かえ)り来(き)れ、江南(こうなん)哀(かな)し。

  太陽の光は夜陰の後を受けて輝き、
  過ぎ行く時は止めることができない。
  月日は早くも過ぎ去ってしまった。
  今も沢の蘭は小路を蔽って茂っているのに、
  この路は水に漸(ひた)っている。
  湛(たた)え満ちた大川の水、
  その上には楓樹が茂る。
  千里遠く目の届く限り眺めていると、春の心を傷ませる。
   (屈原の自述。)

  魂よ、帰りなさい。江南は哀しい。(招辞)》

(『新書漢文大系・23・楚辞』「招魂」)

『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編
<背景>によりますと、

 《「招魂」は楚辞の一つの典型となって伝わった。
  自らの魂を田園に招き寄せた陶淵明の「帰去来」の辞も
  この系統に属し、
  庚信の「哀江南賦」、杜甫「哀江頭」などの題は、
  この篇の結びの句に拠っている。》

といいますように、
後世の漢詩に影響を与えた宋玉の「招魂」の紹介は
以上でおしまいです。

 ・・・

予定よりずっと長くなりましたが、『楚辞』の紹介は今回で終了です。
まずい紹介でしたが、お付き合いありがとうございました。

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 ● 漢詩の入門書等を読む

★『漢詩入門』一海知義/著 岩波ジュニア新書 1998.6.22

 

★『漢詩を読む 1 『詩経』、屈原から陶淵明へ』
江原正士、宇野直人/著 平凡社 2010/4/20
―漢詩の歴史をたどるシリーズ全4巻。第1巻は『詩経』から屈原の
 『楚辞』、漢や三国時代を経て東晋の陶淵明まで。
 俳優・声優の江原正士が専門家の宇野直人を相手に、代表的な詩
 を対話形式でわかりやすく読み解く。

 

★『漢詩入門』入谷仙介/著 日中出版 1979/01
―漢詩の有名作をたどりながら、その歴史と構造を解く漢詩入門。

 

★『中国の古代文学(一)神話から楚辞へ』白川静/著 中公文庫
BIBLIO 1980.9.10
―中国文学の原点『詩経』と『楚辞』の古代歌謡を『記紀万葉』と
 対比して考察する。文学の原点である神話が、中国では『書経』
 に人間の歴史として書き変えられ定着していると解説する。

 

 ●『楚辞』を読む

▲★『詩経・楚辞』目加田誠/訳 平凡社〈中国古典文学大系・15〉
昭和44 (1969)
―『詩経』『楚辞』の翻訳と解説。(後半は『楚辞』)

 

▲★『新書漢文大系・23・楚辞』星川清孝/著 鈴木かおり/編
 明治書院 2004.6.20
―原文に書下し文と解説・背景を伏したコンパクトな入門書。

 

★『楚辞「離騒」を読む 悲劇の忠臣・屈原の人物像をめぐって』
矢田 尚子 東北大学出版会 2018/12/3
―その形成過程の歴史的背景を考慮しつつ、屈原伝説にとらわれず、
 作品本位に屈原と『楚辞』との関係をとらえ直そうとする。

 

 ▲マークは、本文で取り上げた本
 ★マークは、筆者のおすすめ本です。本選びの参考にどうぞ。
 (基本的に、筆者が“偶然”手にしたものを取り上げています。)

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本誌では、「中国の古典編―漢詩を読んでみよう(8)『楚辞』(6) 宋玉」をお届けしています。

ここでは、宋玉の「九弁」「招魂」を取り上げています。

あくまでも部分的な紹介です。
後世に影響を与えたと言われる「賦」に関する部分、日本に伝わり「秋は悲しい季節」とされるようになったという「九弁」冒頭の部分、「招魂」のラストの部分を取り上げてみました。

 ・・・

長くなった『楚辞』の紹介でしたが、今回で終了です。
屈原の生涯における放逐とその悲しみを歌う「離騒」に惹かれ、長々とした紹介になりました。
その割に、要所を押さえられず、散漫な紹介になったかと思います。

またいずれ機会があれば、もう少し要領よく紹介したいものです。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

『レフティやすおのお茶でっせ』

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