2026.02.15

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後)-楽しい読書405号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年2月15日号(vol.19 no.3/No.405)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)
『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」
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 恒例の<私の年間ベスト>の<フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (後編)は、いよいよ<ベスト3>の紹介です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - シリーズものは評価しづらいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (後編)

    『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●〈フィクション系〉<ベスト3>候補

まずは候補作を色々上げて見ましょう。
やっぱり再読ものは不利になってしまいますね。
新規に読んだ本の方がインパクトがあるのは当然でしょう。

(以下、略)

 

<左利きミステリ>系 から

・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)

 250215-sam-hawthorne3 

・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)

250315-nemurerumbijo

・『流しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)

250315-nagasi-no-sita-no-hone

・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン/著 小森収/編
 越前敏弥/訳 創元推理文庫 2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)

251115-fb-fl

・『介錯人――士道小説集』郡順士 青樹社 1986/11/1(昭和61.12.10初版) 
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)

251115-kaishakunin

 

その他のメルマガ用の本 から

・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/著 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)

250731-shuuei-sonzai

・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック/著 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)

251130-nick-3-xmas

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・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)  

250915-iwanami-saintexupery

 

(2)それ以外の古典の名作 から

・『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)

202512-ugetu_20260213224501

・『青い麦』コレット 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫 2010/11/11
(Amazonで見る)

 

・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム/著 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
(Amazonで見る)

 

 

(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など から

・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)

251031-20255-kakugo

・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)

251031-ff-kokou-s

 

その他の海外ミステリ から

・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ/著
 法月 綸太郎/編 河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
(Amazonで見る)

202512-monosika_20260213224501

・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース/著
上野 元美/訳 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
(Amazonで見る)

 

 

 ●〈フィクション系〉<ベスト3>を考える

 ●2025年フィクション系<ベスト3>

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(後編)『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

 ・・・

候補作は、15点。
それらは今回も公開しておきました。

筆者の選んだ<ベスト3>は何だったのでしょうか?

<ベスト1>のヒント(?)は出てますが……。

今年は、短編集におもしろいものがあった、という印象です。
もちろん、数多く読んだという面もあります。
しかし、長編はシリーズものが多くとっつきやすい反面、インパクトに欠ける、というところがありました。
目新しいものを読む、という点で不利に働き、こういう結果になった、という感じです。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

 

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.02.14

【最新号】楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに(1)-週刊ヒッキイ第703号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

 

第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」
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 以前も何度かこのメルマガで取り上げてきました、
 「左用鍵盤ハーモニカ」に再びチャレンジしてみよう、
 という企画です。

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  ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?) 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●過去の鍵盤ハーモニカ記事

鍵盤ハーモニカに関して弊誌では、過去に何度か取り上げてきました。

左手・左利き用品における右用との違いについて書いたものの22回目と
23回目がそれで、楽器編の一つでした。

楽器編の1回目はバイオリン、2回目はカスタネット、3回目はリコーダー、
そのあとの4、5回目です。

 

・第518号(No.518) 2018/5/19「【左手・左利き用品を考える】
 右用と左用の違い(22) 楽器編(4)鍵盤ハーモニカ・前編」

 ●なぜ鍵盤ハーモニカを習うのか …鍵盤慣れしておく
 ●ピアノ演奏と左利きの苦悩
  …左利きの人は「メインが左・サブが右」
  …ピアノの「右手メイン」に違和感を感じてしまう
 ●縦書き右開き本と横書き左開き本の違い
  …日本(右手で開く)縦書き右開きの本⇒右利きの人が読みやすい
  …外国(左手で開く)横書き左開きの本⇒右利きの人が書きやすい
 ●ピアノも左利き仕様と共存へ
  …音楽は、心の発現⇒「利き手は心につながっている」(筆者持論)
   ⇒利き手主導で表現すべきもの
  …左利き用ピアノをつくった人クリス・シード(Chris Seed)さん
 ●左用ピアノと心の表現としての音楽
  …右手でメロディを弾くことに違和感、やっぱり左手で弾きたい
  …心の発現であるならば、自然の動きとしての利き手主導で演奏する
   ⇒心のこもった演奏ができる
 ●ピアノと鍵盤ハーモニカとの左用の可能性
  …筆者の経験から、元々左利きの一流のピアニストなら、
   すでに神経系に右手主導の演奏スキルが刷り込まれている
   ⇒脳内で左右反転するだけ⇒一週間も練習すればマスターできる
  …「右手」と「左手」が入れ替るだけで、「指令」は同じ
  …ピアノの場合同じ鍵盤を弾く動作⇒自然と切り替えて演奏できる
  …もし左用のピアノがあれば、(左用ピアノへの過程として)
   左用の鍵盤ハーモニカも作られるようになる?
  …鶏と卵どちらが先かと同じ
2018.5.31
右用と左用の違い(22)楽器編(4)鍵盤ハーモニカ前編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第518号

 

第520号(No.520) 2018/6/16「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(23) 楽器編(5)鍵盤ハーモニカ・後編」

 ●鍵盤ハーモニカと左利き
事業機関「鍵盤ハーモニカ研究所」の運営する鍵盤ハーモニカ情報サイト
「鍵盤ハーモニカ奏者ピアノニマス公式ブログ」
「左利き用の鍵盤ハーモニカについて」
http://www.pianonymous.com/entry/2014/08/19/%E5%B7%A6%E5%88%A9%E3%81%8D%E7%94%A8%E3%81%AE%E9%8D%B5%E7%9B%A4%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
から――左利きのための対策
■対策1:ホースを延長して、反対側まで伸ばす。
■対策2:右手を鍛えるための試練とおもって頑張る
■対策3:もういっそのこと私と同じスタイルで弾こうよ!
オデコで弾く「めおと楽団ジキジキ」
https://www.youtube.com/watch?v=PWWPS1p_S3A
 《…以上、あまり解決に導けなくて申し訳ない。》
 《※追記 2014/09/04 左利き用の鍵盤ハーモニカについて
  スズキ楽器製作所へ直接問い合わせ
  結論... 現状どのメーカーも製造は一切していない...
  左利き用のパーツを製造するには倍以上のコストがかかり、
  作りたくてもどこも作れない状況...》
 ●相談サイトでは……
  回答... 「鍵盤ハーモニカは右手で演奏するものなのです」
  「ピアニカを右手で練習することは
   鉛筆や箸を矯正するのとは異なる」行為だ
   ⇒右利き偏重の考え方にどっぷりつかった意見
  …左用のギターがあって、バイオリンもなくもない、
  にもかかわらず、ピアノはない
  …ピアノへの入門の意味も持っている、“誰でも使えそうな楽器”
   である鍵盤ハーモニカにも左用はない。これはやはり変だ
 ●「ちょっと」だからこそ簡単!?
  …身体に服を合わせるのが、普通の考え方
  …洋服のサイズを多数決で決められても困る
  …手や腕は、右と左の二つ⇒右用があれば、左用があっていい
   ⇒作っても二つ⇒「ちょっとだけでよいので作るのも簡単」では?
  …ちょっとした手間を惜しむか否か、の問題
  …一人でも多くの人に音楽を楽しんでもらいたい、と考えるかどうか
 ●左右平等の思想で……
  …右用があれば、左用もある …右手主導の人も左手主導の人もいる
  …偏見のない、フラットな発想で、物事を決めてほしい
  …右利きが多数派だから「右へならえ」ではなくて、左右平等で
  …「みんながしあわせになれる」社会にかえてゆきましょう

2018.7.3
右用と左用の違い(23)楽器編(5)鍵盤ハーモニカ後編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第520号

 

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(画像:鍵盤ハーモニカを知るための本――『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)著 春秋社 2023-4-14)

 

第522号(No.522) 2018/7/21「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(24) 楽器編(6) 最終回まとめ編」

 ●心と身体の能力
  …肉体的な強さ・速さ・正確さと、心の反映としての表現力を
   ともに表現できるのは、利き手が持つ能力
  …多くの人は右利きゆえに、右手主役の演奏形態を取る
   ⇒大半の楽器は右手主役の演奏に適したもの
 ●自分がされてうれしいことを他人にする
  …右利きの人にとってそれが最善のあり方
  …少数派には、少数派の行き方・やり方があっていい
  …「自分がされてうれしいこと、自分がしてほしいことを人にする」
 ●楽器も学用品
  …楽器だって学用品⇒カスタネット、リコーダー、鍵盤ハーモニカ
 ●演奏方法と利き手
  …楽器演奏は一見、両手を使うことが多い⇒「利き手の違いは問題と
   ならない」とする見方をとる人がいる
   ⇒基本的に右手が主役をはり、左手はその補助
 ●右尊左卑を改めよう
  …なぜ左用がないのか⇒「左用をつくるにはお金がかかる」
  「左用をつくれる人がいない」⇒所詮言い訳
  …社会に左右平等の考え方が普及しているかどうか
 ●やる気があるかどうか、やる気になるかどうか
  …「差別しない、平等に人を愛する」――正しいと思うことはやる
 ●上に立つ人の考え方と疑問に思う想像力
  …音楽でも指導者自身が、「楽器は右手主導で演奏するもの」
   という固定観念にとらわれて、「そういうものだ」と思い込み、
   左利きの人の「左手で演奏したい」という
   素朴な(ひそかな?)願望を顧みないで指導してきた
 ●左用の楽器の有無
  …鍵盤ハーモニカとその先にあるピアノにおいて、左用をつくり、
   普及させてほしい
  …楽器全体の左右平等化、左用楽器の標準化への大きな一歩に

2018.8.01
右用と左用の違い(24)楽器編(6)最終回-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第522号

 

 ●メーカーさんへの問い合わせ

以上、これぐらいでしたね。

いいたいことは御理解して頂けたかと思います。

問題はここからなのですが、メーカーさんに直接問い合わせるのが良いの
でしょうけれど、どうもその辺で色々考えてしまうのです。

どういう展開がいちばんいいのか、迷いがあります。

他の楽器も含めてどういう風に話を持っていけば良いのか、
よくわかりません。

何かしら受け入れてもらえそうなとっかかりが欲しいのですね。
どうしたら良いのでしょうか。

やっぱり直で問い合わせるべきなのでしょうね。

 

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(画像:鈴木楽器の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」MXN-32G)


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(画像:ヤマハ楽器の鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」P-32E)

 

 ●「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」

ネット検索をしていて見つけました。

「レフティラボ:Lefty Labo」
https://leftylabo-matome.com/
《生まれつきの左利きエンジニアが運営するブログ》で、
《左利きの視点から、暮らしに役立つヒントを発信中。》
だそうです。

一番若い年月日が「2025.03.02」。

ということで、近年あまり左利きの検索をしていませんので、
今まで筆者の目にとまることがなかったようです。

「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」
https://leftylabo-matome.com/lefty-melodica/

というページがありました。

次回はこちらの情報をチェックしてみようと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」と題して、今回は全紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに(1)-週刊ヒッキイ第703号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.02.10

2026年2月10日<左利きグッズの日>―左利き用鍵盤ハーモニカを作ろう

今年も、2月10日は<左利きグッズの日>――日本版の「左利きの日」です。

世界的な「左利きの日」インターナショナル・レフトハンダーズ・デイINTERNATIONAL LEFTHANDERS DAYは、8月13日。

*参照:『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.8.13
2025年8月13日は50回目の<国際左利きの日>INTERNATIONAL LEFTHANDERS DAY

 ・・・

<左利きグッズの日>の由来については、昨年2025年の↓の記事を御覧下さい。

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.2.8
2月10日は<左利きグッズの日>―「心の必需品」左利き用楽器がほしい!

 

左手・左利き用品の普及に関しては、以前もどこかで書きましたように、左利きの人にとっての左右平等の指標である、と考えています。
それはこういうことです。

1970年代「左利き友の会」を主宰された、日本における<左利き解放運動の父>とも言うべき、精神科医の箱崎総一先生の左利きに関する二冊目の著書である、
『左利きの秘密』(立風書房マンボウブックス 1979)
(Amazonで見る)

Hidarikiki-no-himitu_20200812154601

 

201106hakozakisouiti

にある言葉に基づくものです。
 

左利きに対する偏見と差別が真になくなるのは、左利きの人たちがなんら苦痛を強いられることなく生活していけるときである。それをはかる物指しは、結局、左利きのための道具・器具の普及度である、と私は考える。(略)たとえ人々の頭の中から左利きに対するあやまった考えがなくなったとしても、それだけでは左右同権の社会とはいえないのだ。左利きの人たちが右利きのための道具や器具に囲まれて暮らしているかぎり、真の解放はありえないのだ。/こうしたことを考えるとき、わが日本の左利きにとってまだけわしい前途が横たわっているといわねばならない。

 

最後の一文にもありますように、50年近く経った今現在でも、現状はまだまだ左利きの人にとっては厳しいものがあります。
筆者は、左利きの人も右利きの人と同じように生活できる社会の実現こそ、私たちが目指すべきものだ、と考えています。

メルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』冒頭にも掲げていますように、「右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして/左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!」というのがそれです。

 ・・・

昨今は、生活必需品的な道具類に関しましては、かなりの普及が認められるようになって来ました。
選択肢はまだまだ十分とはいえませんが、少なくとも必要最低限度のレベルには近づいてきたように思います。

そういう状況の中で、最も遅れているジャンルが、趣味や芸術的な部分、例えば高級カメラであり、音楽演奏用の楽器類です。

昨年の2月10日は<左利きグッズの日>は、こんなタイトルで書きました。

2月10日は<左利きグッズの日>―「心の必需品」左利き用楽器がほしい!

昨年は心の必需品として、楽器の左利き用について書きました。
今年も、同じように左利き用楽器について書いておこうと思います。

今、筆者の左利きメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)の第一土曜日発行号では、2022年から37回にわたって「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界」を展開中です。
左利き用の楽器の普及を目指して、様々な楽器の左用について考察しています。

今回からは改めて、「<めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト」として、「左用鍵盤ハーモニカ」について考えています。

第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2026.2.7
【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに(1)-週刊ヒッキイ第703号

 

「編集後記」に少し書いていますが、メーカーさん(A社とB社)に「左利き用鍵盤ハーモニカ」について問い合わせをしてみました。

B社からは、早々にお返事を頂きました。
残念ながら、「内容については転載・引用はご遠慮ください」とのことですので、内容を公開はできません。
予想通り、現状では左利き用鍵盤ハーモニカは存在しない、現時点では開発の予定もない、ということでした。
ただ、左利きの人も含めて、より多くの人に音楽を楽しんでもらえるように、という考えはお持ちのようです。

このへんは、将来への含みとして、期待しています。
「今はまだダメでも、いつの日か社会の考え方が変わってくれば……」と。

現在の学校教育の現場では、いろんな教科で「左利きは左利きのままで」という教育方針が貫かれるようになって来ました。
例えば、小学書写の学校教科書にも左手に鉛筆を持つ左手書字例が掲載されるようになっています。
毛筆授業でも左手書きの方法を研究する先生方が増えています。

様々な教科で昔からの「右へならえ」式の授業は見られなくなりつつあります。

ただ、音楽の器楽演奏に関してのみ「遅れている」というのが実感です。
鍵盤ハーモニカにおきましても、最初は左手演奏を認めても、基本的に右利き用の楽器ですので、右手弾きへと誘導するような授業になっているようです。
鍵盤楽器の親分ともいうべきピアノが完全な右利き用になっているため、そちらへの展開を期待してのつなぎの楽器としての役割を持たされているのが、鍵盤ハーモニカのようです。

 

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(画像:現行品のピアノは右利き用=松野仁(まつのじん)さんの左利きサイト「左ききは、アカン!? WHO is LEFTY■(?の倒立像)」(2019年8月13日)から――
《上は、私たちが日ごろ目にしているキーボードの並び順》下は左用ピアノの鍵盤配置で、《右側から左側へ〔ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド〕と配置》)

*参照:『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第683号(Vol.21 no.6/No.683) 2025/4/5
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(30)左利きのヴァイオリニストまつのじん(5)」
 ●「右(手)利き用」鍵盤楽器との違い

『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
2025.4.5
週刊ヒッキイ第683号-楽器における左利きの世界(30)まつのじん(5)

 

こういう部分を何とかしないといつまで経っても、左利きの人のうちの何割かの人――右使いになじみにくい人「強度の左利きの人」には、音楽を心から楽しむことはできない、というのが現状です。
もし左利き用の鍵盤ハーモニカがあれば、変わる(音楽が好きになる)人も出てくるのです。

共感していただけるのなら、ぜひ、メーカーさんに要望を出していただきたいと思います。
「左利きの子のために左利き用鍵盤ハーモニカを作って下さい」
「左利きの私のために左利き用鍵盤ハーモニカを作って下さい」と。

その声が大きくなれば、無視できなくなるでしょう。
言葉は悪いですが、強硬手段をとりますよ、と「脅す」こともできますよね。

消費者が正しくメーカーさんを指導していくことも必要でしょう。

 ・・・

以上、【左利きライフ研究家】since1990が「左利きグッズの日」に考えたことでした。

 

230821kenban

(画像:鍵盤ハーモニカの歴史と教育楽器としての鍵盤ハーモニカについて知るための本――『鍵盤ハーモニカの本』南川朱生(ピアノニマス)著 春秋社 2023-4-14)
260207-mxn32g

(画像:鈴木楽器の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」MXN-32G)
230902yamahap32e

(画像:ヤマハ楽器の鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」P-32E)

 

*参照:
『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される

・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日” 

・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249

・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート

・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知

・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告

・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした

・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉

・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日

・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提

・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む

・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ

・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から

・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと

・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり

・2021.2.8
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉

・2022.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉を前にTBSテレビ【新・情報7daysニュースキャスター】で左利き情報

・2023.2.9
2月10日は左利きグッズの日―私のファースト左手・左利き用品ことなど

・2024.2.10
2月10日<左利きグッズの日>記念2月合併号―<左利き用楽器>製作プロジェクト-週刊ヒッキイ第658号

・2025.2.8
2月10日は<左利きグッズの日>―「心の必需品」左利き用楽器がほしい!

 

『レフティやすおのお茶でっせ』カテゴリ――
2月10日左利きグッズの日

 

8月13日国際左利きの日

 

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2026.02.07

【別冊 編集後記】楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに(1)-週刊ヒッキイ第703号

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」

 

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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第703号(Vol.22 no.3/No.703) 2026/2/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」
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 以前も何度かこのメルマガで取り上げてきました、
 「左用鍵盤ハーモニカ」に再びチャレンジしてみよう、
 という企画です。

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  ◆ <めざせ!実現!!左用ピアノ!!!>プロジェクト ◆

 {左利きの人は左利き用の楽器で演奏しよう!}

- 「左利きに優しい社会」づくりは左用楽器の普及から! -

 左利きと楽器演奏について考える

  「左用鍵盤ハーモニカ」再び(三たび?四たび?) 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●過去の鍵盤ハーモニカ記事

鍵盤ハーモニカに関して弊誌では、過去に何度か取り上げてきました。

左手・左利き用品における右用との違いについて書いたものの22回目と
23回目がそれで、楽器編の一つでした。

楽器編の1回目はバイオリン、2回目はカスタネット、3回目はリコーダー、
そのあとの4、5回目です。

 

・第518号(No.518) 2018/5/19「【左手・左利き用品を考える】
 右用と左用の違い(22) 楽器編(4)鍵盤ハーモニカ・前編」
2018.5.31
右用と左用の違い(22)楽器編(4)鍵盤ハーモニカ前編
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第518号
右用と左用の違い(22)楽器編(4)鍵盤ハーモニカ前編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第518号

 

第520号(No.520) 2018/6/16「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(23) 楽器編(5)鍵盤ハーモニカ・後編」
2018.7.3
右用と左用の違い(23)楽器編(5)鍵盤ハーモニカ後編
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第520号
右用と左用の違い(23)楽器編(5)鍵盤ハーモニカ後編-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第520号

 

第522号(No.522) 2018/7/21「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(24) 楽器編(6) 最終回まとめ編」
2018.8.01
右用と左用の違い(24)楽器編(6)最終回-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第522号

 

 ●メーカーさんへの問い合わせ

(以下、略)

 

 ●「レフティラボ:Lefty Labo」の「鍵盤ハーモニカどうする?」

「レフティラボ:Lefty Labo」

「左利きにとっての鍵盤ハーモニカ|快適に弾くための改造アイデア」

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【編集後記】本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(37)再び左用鍵盤ハーモニカに挑む(1)」と題して、を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

 ・・・

左利き用鍵盤ハーモニカについて問い合わせをしてみました。

 

260207-mxn32g

(鈴木楽器の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」MXN-32G)


230902yamahap32e

(ヤマハ楽器の鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」P-32E)

 

A社からはまだ返事が来ていません。

B社からは、早々にお返事を頂きました。
残念ながら、「内容については転載・引用はご遠慮ください」とのことですので、公開はできません。
予想通り、左利き用鍵盤ハーモニカは存在しない、現時点では開発の予定もない、ということでした。

難しいのは初めから承知の上です。
しかし、教育の現場では「左利きは左利きのままで」という考えが浸透してきています。
いろんな教科で左利きのための方法が研究・実践されるようになっています。
音楽の教科でのみ、器楽演奏でのみ、有効な左利き対応が為されていない、というのが現状です。
こういう状況を考えますと、近い将来において、何かしら変化が出てもおかしくない、と感じています。

希望的観測ではありますが……。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』

 

 

『レフティやすおのお茶でっせ』
〈左利きメルマガ〉カテゴリ

 

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【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
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 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

・『サム・ホーソーンの事件簿III』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2004/9/10
――「真っ暗な通気熟成所の謎」(エドワード・D・ホック)収録
(Amazonで見る)

250215-sam-hawthorne3

・[再]『眠れる美女』川端康成/著 新潮文庫(1967/新版)2024/8/13
――「眠れる美女」「片腕」(川端康成)収録
(Amazonで見る)

250315-nemurerumbijo

・[再]『昨日スケッチ』伊集院静/著 講談社 1996/10/1
――「左きき」(伊集院静)収録
(Amazonで見る)

250315-kinou

・『日本探偵小説全集3 大下宇陀児 角田喜久雄 集』創元推理文庫
1985/7/26
――「虚像」(大下 宇陀児)
(Amazonで見る)

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・『定本 小川未明童話全集10』小川 未明 講談社 1977/8/1
――「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」(小川未明)収録
「左ぎっちょの正(まさ)ちゃん」小川未明
(Amazonで見る)

250315-ogawamimei10

 

・(再)『闇彦』阿刀田 高/著 新潮文庫 2013/12/24
――自伝的なホラー感覚の短い長編
(Amazonで見る)

250315-yamihiko

・『時代小説全集6 人物日本史 昭和』新潮社/編 縄田一男/監修
 新潮文庫 1991/9/1
――「左利きの独裁者――東条英機の悲劇」(有馬頼義)収録
(Amazonで見る)

250315-jinnbutusi-shouwa

・『流 しのしたの骨』江國香織/著 新潮文庫 1999/9/29
――三女の「こと子」を語り手とする“奇妙”な長編家族小説
(Amazonで見る)

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・『英国古典推理小説集』佐々木徹/編訳 岩波文庫 2023/4/14
――「ノッティング・ヒルの謎」(チャールズ・フィーリンクス)収録
(Amazonで見る)

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・『死の10パーセント』フレドリック・ブラウン 創元推理文庫
2023/9/28
――「フルートと短機関銃のための組曲」(フレドリック・ブラウン)
 収録
(Amazonで見る)

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・『介錯人 士道小説集』郡順史
――「左利き」(郡順士)収録
(Amazonで見る)

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・『天才絵師の幻の生首』佐藤雅美 講談社 2008/11/13
――「第五話 殺人鬼・左利きの遣い手」(佐藤雅美)収録
(Amazonで見る)

251115-tensaiesi-lh-satujinki

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

 

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

 

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

 

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号
2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

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・『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/ 千野 栄一/訳
集英社文庫 1998/11/20
(Amazonで見る)

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・『天衣無縫』織田 作之助 角川文庫 2016/10/6
(Amazonで見る)

・『夫婦善哉 正続 他十二篇』織田 作之助 岩波文庫 2013/7/18
(Amazonで見る)

・『六白金星・可能性の文学 他十一篇』織田 作之助 岩波文庫 2009/8/18
(Amazonで見る)

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・(再)『ボッコちゃん』星新一 新潮文庫 1971/5/25
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

・『聖夜の嘘』アンドリュー・クラヴァン/著 羽田 詩津子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2024/11/7
――クリスマスものの長編ミステリ
(Amazonで見る)

 

・『怪盗ニック全仕事5』エドワード・D・ホック 木村二郎/訳
創元推理文庫 2018/3/22
――「クリスマス・ストッキングを盗め」「サンタの付けひげを盗め」
「錆びた金属の栞を盗め」収録
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

・[再]『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ/著 野崎 歓/訳
岩波文庫 赤N516-2 2025/5/19
(Amazonで見る)

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

・[再]『空海の風景(上巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

『空海の風景(下巻)』司馬遼太郎/著 中央公論新社 新版 2024/3/8
(Amazonで見る)

 

平安時代の高僧、真言宗の宗祖である弘法大師空海の誕生から入定まで
を描く、司馬遼太郎の代表作の一つ。「新版」として巻末に資料が追加。

 

・[再]『雨月物語』円城塔/訳 河出文庫 2024/11/6
(Amazonで見る)

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『雨月物語』は日本の古典の中では、『今昔物語集』と並んで、
大好きな作品で、今まで色々な人の現代語訳を読んできました。
この方の訳は、すいすい読める、読みやすい訳文で、
過去の現代語訳の中でもなかなかよくできた訳だったように感じました。
一読の価値ありだと思います。
「岡村智晴」さんの「Lunar Meditation」を使用したカバー装画がよい。

*参照:「岡村智晴」

 

 

・『青い麦』コレット 河野 万里子/訳 光文社古典新訳文庫 2010/11/11
――16歳の少年と15歳の少女幼馴染の二人は毎年、家族同士で海辺で休暇
 を過ごす。その夏一人の女性が現れて、二人のひと夏の経験物語。1923年。
(Amazonで見る)

 

・『英国諜報員アシェンデン』サマセット・モーム 金原 瑞人/訳
 新潮文庫 2017/6/28
――以前から作品には興味を持っていましたが、読む機会がなかった
 ところ、この新訳を見つけ、読むことに。1928年。
 良くも悪くもモーム印といった論表を読んだ気がしますが、その通り。
 連作短編集ですが、それぞれ短篇小説としてもなかなかです。
(Amazonで見る)

 

 

 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

・『釈伝 空海(上)』西宮紘(にしのみや・こう) 藤原書店 2018/2/22
(Amazonで見る)

 

以前書いたのですが、小説なのか伝記なのかよくわからない本がある、
としたのがこの本でした。

「釈伝」とありますように、これは仏教のお坊さんの意味での「釈」と
「解釈」の釈としての意味とを両面掛けている表記のようで、内容も
同じく歴史的事実とされていることだけではなく、
この著者の解釈も含まれているという内容で、
<リアル系>とするか<フィクション系>とするかで悩んだのですが、
どうみても解釈の部分がありすぎるように思い、
小説扱いで<フィクション系>に入れることにしました。

・上巻=誕生から入唐、そして帰朝後の最澄との交友――
・下巻=高野山入りから、主著の執筆、そして入寂――

実は、私、「弘法大師・空海」の小説を書くという夢があり、
昨年は『空海の風景』の再読とこの本、
その他<リアル系>の本など読んでみました。

 

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

・『サム・ホーソーンの事件簿IV』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2006/1/21
(Amazonで見る)

・『サム・ホーソーンの事件簿V』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2007/6/10
(Amazonで見る)

・『サム・ホーソーンの事件簿VI』エドワード・D・ホック
木村 二郎/訳 創元推理文庫 2009/11/30
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事1』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2014/11/28
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事2』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2015/8/29
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事3』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2016/6/22
(Amazonで見る)

・『怪盗ニック全仕事4』エドワード・D・ホック 木村 二郎/訳
創元推理文庫 2017/4/21
(Amazonで見る)

 

 

イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

・(再)『再起』ディック・フランシス 北野 寿美枝/訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 2008/11/7
(Amazonで見る)

 

・(再)『祝宴』ディック・フランシス、フェリックス・フランシス
  北野 寿美枝/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2010/4/15
(Amazonで見る)

 

・『覚悟』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/5/8(REFUSAL (c)2014)
(Amazonで見る)

251031-20255-kakugo

・『虎口』フェリックス・フランシス/著 加賀山 卓朗/訳 文春文庫
2025/10/7 (CRISIS (c)2018)
(Amazonで見る)

251031-ff-kokou-s

昨年から引き続き、手持ちのフランシスの文庫本の整理をしよう
と読み続けてきたところ、何と、その息子さんの手になる新シリーズの
新作が翻訳紹介されることとなっていたのでした。

慌てて新作を買い読みました。
昔懐かしい味わいが活かされたシリーズとなっています。
もう一作新刊が出る予定で、楽しみにしています。
新作2作は、「私の読書論」で紹介していましたね。

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15

私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

 

2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

 

海外ミステリ

・『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ 法月 綸太郎/編
河出書房新社(KAWADE MYSTERY) 2007/2/10
――早川書房に<異色作家短篇集>という名シリーズがありました。
 その一冊に仲間入りしてもおかしくない、異色派のミステリ短編集。
 昔いくつか読んでお気に入り(というほどではないが)の作家だった。
(Amazonで見る)

202512-monosika

・『アララテのアプルビイ』マイクル・イネス 今本 渉/訳
河出書房新社(KAWADE MYSTERY)2006/12/9
――絶海のことに漂着したグループに起きた殺人事件、かと思えば……。
 異色ミステリ?
(Amazonで見る)

 

・『名探偵群像』シオドー・マシスン 吉田 誠一/訳 創元推理文庫
1961/6/23
――アレクサンダー大王、ダ・ヴィンチ、アフリカ探検家リヴィング
 ストン、海洋探検家クック、白衣の天使ナイチンゲールなど、
 歴史上の偉人11人が探偵として活躍する、異色短編集。
(Amazonで見る)

 

・『カウントダウン・シティ』ベン・H・ウィンタース 上野 元美/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2014/11/7
――小惑星衝突まで77日、『地上最後の刑事』三部作、待望の第二弾
(Amazonで見る)

 

・『誰が星の王子さまを殺したのか?』ミシェル・ビュッシ
 平岡 敦/訳 集英社文庫 2025/2/20
――期待が大きかったので、正直ガッカリの内容でした。
(Amazonで見る)

 

・『真珠の首飾り』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2001/2/8
(Amazonで見る)

 

・『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック 和爾 桃子/訳
 ハヤカワ・ミステリ 2003/4/15
(Amazonで見る)

 

以上二冊は、中国唐の時代の<名探偵ディー判事>シリーズの作品。

 

・『不可能犯罪課の事件簿』ジェイムズ・ヤッフェ 上杉 真理/訳 
 論創海外ミステリ 2010/6/1
(Amazonで見る)

 

・『ママは何でも知っている』ジェイムズ・ヤッフェ 小尾 芙佐/訳
ハヤカワ・ミステリ 1977.7
* (ハヤカワ・ミステリ文庫)版 小尾 芙佐/訳 2015/6/4
(Amazonで見る)

 

以上二冊は、少年時代から投稿していたアマチュア作家ヤッフェの日本
独自編集の作品集。
前者はアメリカEQMM誌の名編集長エラリイ・クイーンが、アマチュア作家
の作品にコメントを付けて同誌に発表したものを翻訳している。編集者と
作家のやりとりなども垣間見える。後者は、後に成長した姿を見せた作品
集で、安楽椅子探偵もの<ブロンクスのママ>シリーズ全八編。

 

・(再)『神と悪魔の遺産(上)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
(Amazonで見る)

 『神と悪魔の遺産(下)』F・ポール・ウィルスン 大瀧 啓裕/訳
 扶桑社ミステリー 2001/1/1
(Amazonで見る)

 

・(再)『異界の扉』F・ポール・ウィルスン 扶桑社ミステリー
2002/7/1
(Amazonで見る)

 

以上二作は、名作『マンハッタンの戦慄』以来の、闇の世界の仕事人
〈始末屋ジャック〉のホラー冒険ミステリ。前者は、クリスマスに始まる
ある発明にまつわる事件。後者は、テスラの発明にまつわる異界への扉の
絡む奇怪な事件。

 

国内ミステリ

・『日本探偵小説全集4 夢野久作集』創元推理文庫 1984/11/30
――名短編「瓶詰の地獄」、中編「氷の涯」、大長編『ドグラ・マグラ』
 (小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』とともに
 日本探偵小説三大奇書とされる、1935年)収録
(Amazonで見る)

 

 ●ベスト3候補

以上、昨年読んだ小説本を網羅してみました。
小説以外の創作ものは、特にありませんでした。

振り返りますと、思った以上に再読ものが少なく、
再読編と初読編に分けるという当初のもくろみは、崩壊した感じです。

 

メルマガで紹介した本は除外する方針でいますので、
ベスト候補がかなり減りそうです。

メルマガで紹介、と言いましても、<左利きミステリ>系のうち、
短編集等一部のみの紹介の場合には、除外から外すことにしましょうか。

どちらにしろ主な候補作は、(4)に分類した一連の作品と
なりそうです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.1.31
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)
-レフティやすおの楽しい読書404号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2026/01/post-e79278.html

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.01.31

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前)-レフティやすおの楽しい読書404号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

 

2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
------------------------------------------------------------------
2026(令和8)年1月31日号(vol.19 no.2/No.404)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 遅れ気味ですが、例年恒例の<私の年間ベスト>の
 <フィクション系>のベスト3選びです。
 
 フィクションのほうは今年も50冊程度読めていますので、
 <リアル系>よりは選びごたえがありそうです。

 (前編)は、まずは、今年読んだ作品の紹介です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 - シリーズものは読みやすいよね! -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈フィクション系〉~ (前編)

    メルマガ関連とその他の海外ミステリを中心に

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●私の2025年〈フィクション系〉の傾向と分類

昨年同様に、再読が増えていますので、最終的には
<再読編ベスト3>と<初読編ベスト3>とに分けて紹介してみます。

 ・・・

まずは、例年のように簡単に分類してみます。

(1)メルマガ用の本
(2)それ以外の古典の名作
(3)小説や左利き本等著作のための勉強本
(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

*(再):自分の蔵書の再読本、[再]:作品そのものは再読、本は新本

 

 

 ●(1)メルマガ用の本

<左利きミステリ>

(以下、略)

 

*参照:
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第680号(Vol.21 no.3/No.680) 2025/2/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第6回 海外編(前編)新規発見作紹介」
2025.2.15

[コラボ]<左利きミステリ>第6回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第680号

第682号(Vol.21 no.5/No.682) 2025/3/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(前編)新規発見作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回海外編(前)新規発見作
-週刊ヒッキイ第682号

『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和6)年3月15日号(vol.18 no.4/No.384)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:
<左利きミステリ>第7回 国内編(後編)再発掘作紹介」
2025.3.15

[コラボ]<左利きミステリ>第7回国内編(後)再発掘作-楽しい読書384号

2025(令和7)年11月15日号(vol.18 no.19/No.399)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書 コラボ企画:第8回(後編)
<左利きミステリ>新規発見作<海外編><国内編>紹介」
2025.11.15

ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>新規発見作
-楽しい読書第399号

2025.11.22

【最新号】ヒッキイ楽読[コラボ]第8回(後)<左利きミステリ>
新規発見作-楽しい読書第399号

 

<新潮・角川・集英社>夏の三社文庫フェア

2025-natubunko-sansha

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年7月15日号(vol.18 no.12/No.392)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫・
『天衣無縫』織田作之助~大阪の作家~」
2025.7.15
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(1)角川文庫『天衣無縫』織田作之助
-楽しい読書392号

 

2025(令和7)年7月31日号(vol.18 no.13/No.393)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫・
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ~一回限りの人生~」
2025.7.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(2)集英社文庫『存在の耐えられない軽さ』
ミラン・クンデラ-楽しい読書393号

 

2025(令和7)年8月31日号(vol.18 no.14/No.394)
「新潮・角川・集英社<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・
『ボッコちゃん』星新一~いのち輝く未来社会は?~」
2025.8.31
[新潮・角川・集英社]

<夏の文庫>フェア2025から(3)新潮文庫・ボッコちゃん』星新一
-楽しい読書394号

 

<クリスマス・ストーリーをあなたに>

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年11月30日号(vol.18 no.20/No.400)
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(15)-2025-
エドワード・D・ホック<怪盗ニック>クリスマス・ストーリー3話」
2025.11.30

【編集後記】クリスマス・ストーリーをあなたに(15)-2025-
ホック<怪盗ニック>3話-楽しい読書第400号

 

その他

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*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年9月15日号(vol.18 no.15/No.395)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(1)『夜間飛行』」
2025.9.15

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(1)
-楽しい読書395号

 

2025(令和7)年9月30日号(vol.18 no.16/No.396)
「私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ
から(2)『人間の大地』」
2025.9.30

私の読書論-岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』サン=テグジュペリ(2)
-楽しい読書396号

 

 ●(2)それ以外の古典の名作

 ●(3)小説や左利き本等著作のための勉強本

 ●(4)個人的な趣味で、好きな作家、
 ミステリ(推理小説)やSF、冒険小説など

アメリカ短篇ミステリの巨匠エドワード・D・ホックの短編集

イギリス冒険ミステリの巨匠ディック・フランシスと、後継者で息子
 フェリックスさんによる<競馬シリーズ>

 

*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2025(令和7)年10月15日号(vol.18 no.17/No.397)
「私の読書論-わが友フランシス二代目
『覚悟』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.15
私の読書論-わが友フランシス二代目『覚悟』フェリックス・フランシス
-楽しい読書397号

251031-20255-kakugo

2025(令和7)年10月31日号(vol.18 no.18/No.398)
「私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス 文春文庫」
2025.10.31

私の読書論-わが友フランシス二代目(2)
『虎口』フェリックス・フランシス-楽しい読書398号

251031-ff-kokou-s

海外ミステリ

国内ミステリ

 ●ベスト3候補

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈フィクション系〉(前編)」と題して、の紹介です。
今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

ことしは<フィクション編>はちょうど50冊読んでいるようです。
コロナ禍以降ではがんばった方ですね。

結構選び甲斐がある感じです。
でも、シリーズものが多いので、それが数を読めた原因かも知れません。
やはり読みやすさがありますからね。

新規のものを読む場合は、その都度その世界に入ってゆき、新たな人物と出会うので、それがネックになるのですよね。

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弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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2026.01.24

【最新号】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談(2)―左利き人生72年-研究家36年

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【最新号】

 

第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
  【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン

  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ついに700号突破し、年頭の701号に続き702号です!
 (あたりまえ! 次号はきっと703号でしょう! なんてね!!)
 
 さてさて今回も手抜きの放談です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 創刊700号突破記念放談(2)――

  左利き人生72年・左利きライフ研究家36年
  
  ~ 人生の第三段階への一年目 ~  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 ●左利きライフ研究・左利き活動36年

今年は午年で、筆者の年、なんと72歳になります。

左利きライフ研究・左利き活動を始めたのが36歳の時なので、
なんと人生の半分に達しました。

これからは一年一年【左利きライフ研究家】の人生のほうが長くなる――
と思われます。

そこでまたちょっと過去を振り返ってみましょう。

 

 ●左利き人生の転機

大きな転機といえるのは、以下の4点ぐらいでしょうか。

(左利き人生の転機)
1.1960(昭和30)年4月(小学校入学時)
 担任の先生による左利き“公認”

2.1979(昭和54)年 生まれて初めて読んだ左利き本、
 箱崎総一/著『左利きの秘密』との出会い

(左利き活動の転機)
3.1990(平成2)年12月、“世界初左手用カメラ”
 「京セラSAMURAI サムライZ2-L(廉価版)」との出会い

4.2004(平成16)年1月、
HP『左利きを考える レフティやすおの左組通信』開設

以上、大きく分けてこれらの転機がありました。
それぞれについて説明しておきましょう。

 

 ●(左利き人生の転機)1.

1.1960(昭和30)年4月、小学校入学時、担任の先生による
 左利き公認

――1954(昭和29)年生まれで、主に昭和30年代が
私の子供時代に重なります。
この時代は、まだまだ左利きは認められていない時代で
(かなり言葉を選ばないと書けないのですが)、
とにかく全否定されかねない時代であったともいえます。
極言すれば、左利きは普通ではない存在で、
一種の「障害者」のような扱いでした。
それが嫌なら、右使いになれ、という感じですね。

少なくとも、箸使いや字を書くことぐらいは、というところです。
筆者は言い換えをすすめていますが、
世間的にはまだ「左利きの子に右使いを薦めること」を指して、
「矯正」と呼ぶ場合があります。

「矯正」とは以下の引用文にもありますように、本来の意味は、
「欠点を直し、正しくする」という意味で、例としては、たとえば
近眼や老眼の場合に眼鏡による「視力の矯正」、
歯並びを調える「歯列矯正」等々があります。

 

 《きき手を変えることは、普通きき手の矯正といわれる。
  矯正という語の意味を広辞苑で調べると、
  「欠点を直し、正しくすること」とある。
  つまり、この矯正という言葉を使ってきき手の問題を話すときには、
  すでに左ききはよくないもの正しくないもので、左ききは欠点である
  という考え方が前提となっている。
  単に左手の使用を右手使用に変更するという意味だけではない
  のである。》
   『左ききの神経心理学』八田武志(医歯薬出版)
    「第7章 きき手の変更/2 きき手を変える理由」より
(Amazonで見る)

220412hidarikiki-no-sinkeisinrigaku

 

筆者は、遺伝性(父と姉が左利き)の「強い左利き」で「直らない」
まま、小学校に上がる時期となりました。。

幸い、小学校入学時、母親が担任の先生に相談したところ、
「左利きは左利きのままでよい」と、左利きが公認されました。

後に知ったことですが、当時としては進歩的な先生といいますか、
学校全体がそういう考えで、これはまだめずらしかったようです。

そういう状況で、家でも学校でも左利きは公認でしたので、
のびのびと暮らしていたように思います。

とはいえ、世の中自体はそう甘くはなく、子供たちはむごいもので
分からないままにおとなの口真似をしているのか「ぎっちょぎっちょ」と
はやし立てたり、おとなはおとなで色々といってきたものでした。

一番辛かったのは、小4ぐらいの頃の話です。
おばあちゃんのお葬式か何かの席で、
先に小さな子供たちだけ食事したときのことでした。
一人だけ筆者の知らないおとなのおじさんがいて、
「左利きは頭がおかしい」といった意味のことをいったわけです。
その場にいた左利きは筆者だけ。
筆者も他の子供たちもなにもいえずにいました。
なにしろ当時は今ほど子供がおとなに自由にものをいえる時代では
ありませんでしたから。
筆者は気が弱い方でしたし、世間が左利きをよく思っていないことも
知っていましたし、自分自身コンプレックスを感じていました。
見透かされていたともいえそうです。

 

*参照:【左利きライフ研究家のできるまで】
*2012.6.11
【左利きライフ研究家レフティやすおのできるまで】第1回

(右利きにあらずんば…/<※>【「左利き(利き手)の矯正」について】)

*2012.6.19
幼少時の記憶から【左利きライフ研究家のできるまで】第2回

(昭和30年代の時代風潮/秋山孝『左手のことば』から/
 左手人差し指のやいとの痕)

*2012.7.5
利腕を骨折しても…【左利きライフ研究家のできるまで】第3回

(利腕を骨折しても…/簡単に「矯正」できると言うけれど…/
 才能と能力/利き手テストによる分布図/右岸と左岸との間に架かる
 橋の上に立つ人/左右の手の筋運動測定による判別/左利きの度合い)

*2012.11.22
左利きの意識とハサミの話【左利きライフ研究家のできるまで】第4回

(左利きの意識/ハサミは右手用・左手用の二種類/右手用と左手用の
 ハサミの構造)

*参照:「矯正」という言葉について
2004.4.2
「(左利きの)矯正」を死語にしよう 2004.4.7
再び「(左利きの)矯正」を死語にしよう―生きた言葉として使わないようにしよう

 

 ●(左利き人生の転機)2.

2.1979(昭和54)年 箱崎総一/著『左利きの秘密』との出会い
――左利きがまちがっているのではなく、左利きを受け入れない社会の
 ほうがまちがっているのだ、と教えられる。
 高校生時代に箱崎先生の主宰する「左利き友の会」設立のニュースを
 新聞で知り、入会したかったが恥ずかしくできなかったものでした。
 親が小学校入学時以降左利きで自由に暮らさせてくれていたのに、
 実は大きなコンプレックスを抱えているのだという事実を知らせたく
 なかったのです(御理解いただけるでしょうか、この心理を)。
 この本からその後も色々と学び続けました。大切な教科書です。

 

『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房 マンボウブックス
(Amazonで見る)

Hidarikiki-no-himitu

201106hakozakisouiti

 

 ●(左利き活動の転機)3.

3.1990(平成2)年12月、“世界初左手用カメラ”「京セラSAMURAI
 サムライZ2-L(廉価版)」との出会い

――カメラ屋さんで初めて手にした瞬間から、見事に身体にフィット!
 まさに自分のために作られたカメラ、という感じでした。
 人は自分の身体にあった道具や機会を使うことで持てる能力を最大に
 発揮できるのだと知らされました。
 すなわち、左利きの人は左利き用の道具や機械を使うべきだ、
 実際に右利きの人は右利き用を使っているではないか、と。
 かくして周辺の左利き仲間に向けてはがき大の連絡紙『左組通信』を
 出して、左利き用品の紹介を行い、これが左利き活動の始まりでした。

Kokoro-ha-samurai-448x336

20200307migimo-hidarimo-samurai-da

 

 ●(左利き活動の転機)4.

4.2004(平成16)年1月、HP『左利きを考える 左組通信』開設

――前年12月24日に始めたブログ『レフティやすおのお茶でっせ』
 (現『左利きライフ研究家(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶
 でっせ)』)とともに、主に左利きの情報を発信する場として開設した。
 2001年に入ってからパソコンを始め、ネットで左利きサイトが
 多数存在することを知り、自分も仲間入りしようと。
Hidarigumi00

 

その後、あれほどあった左利きサイトは次々と消滅してゆきました。
『左利き友の会』のときもあった卒業現象(いわゆる「喉元過ぎたら
熱さを忘れる」式の悩みが解決したら、ハイそれまでよ式の人が少なく
ない、ということでしょうか。)と、もう一つは、情熱が続かない、
ということでしょうか。

私のような、魂のそこから悩み、その解決のために苦悩しながら生きて
いるような人間は、そう簡単には逃れられないのですが、
一般的なレベルの悩みであれば、他に何かもっと重大な悩みが登場する
なりすれば、置き換えられてしまうということもあります。
あるいは、単純に仕事や生活が忙しくなり、手が回らなくなる、という
こともあるでしょう。

なんにせよ、筆者から見ますと、残念としかいえません。

ネットの世界に希望の灯を見つけたあの頃のことは、
今思ってみて、楽しみな時代でした。

 

 ●小さな節目

以上で、大きな節目・転機の紹介は終わりました。
小さなものとしては、
1991年3月の『モノマガジン』左利き特集号との出会い(その後の
左利き活動をすすめる上での教科書の一つとなった)。
他に筆者の活動としましては――

 

・1994年10月、
『モノ・マガジン』1994年11月2日号「左利き生活向上委員会」に
筆者の紙の時代の季刊誌『LL』が紹介されました。
Mono-magazine1991112

 

・1995年6月、イギリスのレフトハンダーズ・クラブから、三ヶ月に
一度の会報“The Left-Hander”No.20が届き、筆者の紙野路痔の季刊誌
『LL』と筆者の会「左組」が紹介されました。
以前から定期的に簡単な英文の説明を付けて『LL』を送っていたのです。
このニュースは『LL5』「1995(平成7)年 夏号」で紹介。

240316-hgll05-lhc

 

・2007年12月6日に東京近辺で配布されました、
リクルートのフリーマガジン『R25』2007年12月6日号(no.170)に、
左利き記事「ランキンレビュー/右利きが左利きより多いのはなぜ?」が
掲載され、筆者の今は亡きHP『左組通信』から<左利きプチ・
アンケート>第2回「左利きで困ったこと」が紹介されました。
ついでに私の左利きに関するコメント↓も。
(「右利きの人は、利き手に関して恵まれた環境で暮らしています。
 私は、左利きの人も同様に自分らしい生き方ができるように、
 メルマガなどを通じてご理解を求めるべく努力しています。
 よろしくご協力を!」)
R25-2007127

 

・2009年2月、二度目の『モノマガジン』左利き特集号である、
『モノ・マガジン』2009年2月2日号「左利きグッズ大図鑑」に、
筆者のブログ『レフティやすおのお茶でっせ』(現『左利きライフ研究家
(元本屋の兄ちゃん)レフティやすおのお茶でっせ』)が紹介されました。

Monohidariochadesse

 

・2009年3月6日 日経の親野智可等先生のサイトのコラム第45回
「左利きを直す必要はない」の文末で、菊屋さんのサイトと筆者のブログ
『レフティやすおのお茶でっせ』が紹介されました。

HOME >> コラム >> 親野智可等氏 >> 第45回
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/da/45/index5.html
--
第45回 左利きを直す必要はない

下記のようなサイトが参考になるので、よかったらご覧いただきたい。
  ★ 左利き用文具・生活用品販売の菊屋浦上商事
  ★ レフティやすおのお茶でっせ
--

 

 

・2009年4月、東京書籍から出版されました、左利きの子供のための
生活支援のガイド本『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
(ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍)の巻末資料の作成に
協力させていただきました。
著者のローレン・ミルソムさんは、イギリスの有名な左利き用品専門店
“ANYTHING LEFT-HANDED”の店主の一人で、ご自身左利きであり、
左利きの子を持つ母親でもある、という人物です。

 

*参照:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009/4/28
(Amazonで見る)

090502-hidarikiki-no-ko

 ・・・

以上、今回は、この程度でご勘弁を!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本誌では、「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」
と題して、今回は全紹介です。

【別冊 編集後記】は、↓から

2026.1.17
【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談(2)―左利き人生72年-36年

 

 

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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2026.01.22

【最新号】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後)やなせたかし-レフティやすおの楽しい読書402号

古典から始める レフティやすおの楽しい読書(まぐまぐ!)

【最新号】

2026(令和8)年1月15日号(vol.19 no.1/No.403)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)
『やなせたかし みんなの夢まもるため』」

 

 

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2026年令和8年、午年です。
今年は「年男」になります。

ということで、
今年もまた1年、よろしくお願いいたします。

レフティやすお <(_ _)>

 

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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2026(令和8)年1月15日号(vol.19 no.1/No.403)
「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)
『やなせたかし みんなの夢まもるため』」
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 例年恒例の<私の年間ベスト>の<リアル系ベスト3>です、
 が、今年も読書量の激減により、<ベスト1>の紹介です。

 (後編)は、前回の続きで、

 いよいよベスト3の候補作の紹介です。

 

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 - メルマガの為に読んだ本ばかり?(今年も?) -

  ~ 私の年間ベスト3・2025年〈リアル系〉~

 『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせたかし/著
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 ●私の2025年〈リアル系〉ベスト3候補

以上見てきましたように、今年もリアル系の本で読んだものは大半
メルマガ用に読んだものでした。
一般的な興味から読んだというような本が激減しています。
人生の幅(教養といった言葉で表わしても良いのかも知れません)を
作るような読書とでもいうのでしょうか。

まあ、もう少し余裕が出てきたらどうにかなるかも知れません。

では、次に今年の〈リアル系〉ベスト3の候補を上げて見ましょう。

NHKの朝ドラ『あんぱん』のモデルであった、やなせたかしさんと
その妻・暢さんのことを書いた本が、今年はたくさん出ています。

そんなやなせさん関連の本を、
そんなにたくさん読んだわけではないのですが、
今年読んだリアル系の本の中では、
これらの一連のやなせ本が印象に残っています。

では、次に筆者が読んだ本を紹介していきましょう。

 

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 <2025年〈リアル系〉ベスト3候補>
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★『やなせたかし メルヘンの魔術師 90年の軌跡』中村 圭子/編
河出書房新社 らんぷの本 2009/3/18
(Amazonで見る)

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連ドラ「あんぱん」関連で、新版が出ています。

『やなせたかし メルヘンの魔術師 90年の軌跡』中村 圭子/編
河出書房新社 2025/4/28

 

★『(別冊太陽 日本のこころ―322) やなせたかし アンパンマンを
生んだ愛と勇気の物語』別冊太陽編集部 平凡社 2025/3/12
(Amazonで見る)

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以上の二冊は、やなせさんのビジュアル系の評伝で、その生涯と業績を
紹介する本でした。
より大きな『別冊太陽』の方が有利といえますが、「らんぷの本」の方が
先行した第一弾です。これがあってのそれ、ですね。

『別冊太陽』は、朝ドラ関連本の一つともいえます。
そういう点では、「らんぷの本」の方を上げたい気持ちです。

 

★『やなせたかし 子どもたちを魅了する永遠のヒーローの生みの親』
青山 誠/著 角川文庫 2025/3/22
(Amazonで見る)

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これも先に書いたように朝ドラ関連本の一つです。

そういう出版動機が不純とはいいませんが、
なんとなく推す気になれません、筆者は。
内容は単なる二番煎じではないとしても、です。
最初に企画した人の思いというものは、大事にしたい、
という気持ちですね。

内容はともかく、そういうことでちょっと他の本と比べて見ないと、
これ一つで決めることは難しい、というところです。
例えば、評判の良い本として、梯久美子さんの『やなせたかしの生涯
アンパンマンとぼく』があります。
やなせさんが編集長をしていた『詩とメルヘン』の元編集者で、
後にノンフィクション作家となったのが、この方で、そういう意味で
やなせさんの身近にいた方の貴重な一冊といえそうです。
この本はまだ読んでません。図書館では予約待ちです。

*『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』梯 久美子/著
文春文庫(か 68-3) 2025/3/5
(Amazonで見る)

 

そんなやなせさんの本の中から、やなせさん自身の書いたエッセイである
次の一冊が筆者の心に残りました。

★『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
   ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車,
   NHK取材班/著 NHK出版 2014/6/21
(Amazonで見る)

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やなせさんのエッセイは、他にも色々とあります。
特に晩年はそういうものが増えているようです。
当然といえば当然でしょうけれど。

この本は、まだ最晩年には至っていない頃のものに、
ちばさんら漫画家の方々のエッセイが掲載されています。

やなせさんのエッセイを読むのはこれが初めてで、新鮮でした。
もう少し色々と読んでおきたいな、という気持ちになっています。

 

 

 ●私の年間ベスト―2025年〈リアル系〉ベスト1

今年は読んだ本の数が少ないので、例年のような「ベスト3」ではなく、
「ベスト1」を選びました。

 

 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

   私の年間ベスト―2025年〈リアル系〉ベスト1

 ○『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
   ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車,
   NHK取材班/著 NHK出版 2014/6/21  
(Amazonで見る)

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Kindle版『やなせたかし みんなの夢まもるため』 NHK出版 2014/6/25
(Amazonで見る)

 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡

 

 

 ●やなせ先生と筆者

先に「敬愛するやなせ先生」と書きました。

筆者が「先生」という呼称を使う人はごく一部です。
(ほぼ皆お亡くなりになられた方々ばかりですね。)
左利き友の会の精神科医・箱崎総一先生(左利きの自分がまちがっている
のではなく、左利きを受け入れない社会のほうがまちがっているのだ、と
教えていただいた)、将棋の原田先生(原田泰夫九段――引きこもり時代
に新聞の将棋欄を読むのが、楽しみの一つで、原田先生の観戦記は将棋の
格言とともに将棋のABCを一から教えてくださるものでした。それが、
生きる楽しみにつながりました。)等々です。

やなせ先生は、小学生時代に「手のひらを太陽に」の作詞家として
その名を知り、次にこれも引きこもり時代に手にした『詩とメルヘン』の
編集長として、筆者に影響を与えた人でした。

『詩とメルヘン』は引きこもり時代の愛読誌(紙)の一つだったといって
いいでしょう。
お金がなかったので、毎号購読していたわけではなかったのですけれど。
創作投稿の場という可能性を求めていた、といってもよいでしょう。

話が前後しますが、筆者は物書き志望のところがありました。
北杜夫さんが好きで、純文学を書きながら、
ユーモア・エッセイや軽小説を書く、というのがひとつの理想でした。
残念ながら、それだけの能がない人間でしたね。

まあ、そんなこんなで、『詩とメルヘン』をときどき読んでいました。
一度だけ、投書欄に掲載されました。
やなせ先生の目にとまり、選んでいただいたのだと思うと、感激でした。

そのたった一度の投書でしたが、読者の方からお手紙を頂き、
しばらく文通などさせていただきました。
それも引きこもりから脱出するきっかけの一つとなりました。

そういうわけで、やなせ先生には大きな恩がある、と思っています。

今回改めて、やなせ先生の生涯と業績にふれ、なぜもっと早くこういう
本にふれなかったのか、と痛恨の極みです。

 

 ●『やなせたかし みんなの夢まもるため』より

気になった言葉を紹介しましょう。

 ・・・

「第1章」
<人生は椅子取りゲーム>

手塚治虫さんや石ノ森章太郎さんら天才がひしめき合っていた
当時の漫画界に、やなせさんの座る椅子はないという状況だった
といいます。

 《それを承知で満員電車に乗り込み、あきらめて途中下車せずに
  立ち続けていたら、あるとき目の前の席が空いた。
  七十過ぎてアンパンマンがヒットしたことを、
  ぼくはそんなふうにとらえています。/
  人生には椅子取りゲームのようなところもあるのです。/
  七十を過ぎるまで漫画家としての代表作がなく、
  人々の活躍を目で追いながら立ち続けていたことも、
  今から思えば、アンパンマンに出会い、
  それを育てるための大切な準備期間だったのかもしれません。》p.11

<人生は椅子取りゲーム>というのは、いえてると思います。
筆者もなかなか自分の席を見つけられずに来ました。
結局、気が付けば、座り損ねた、という人生だったといえるでしょう。

いや、まだ勝負は終わっていない、のではないでしょうか?

人生って、結構「順番」というのがあるものです。

「待てば海路の日和あり」ということわざがあります。
今は、海が荒れていて航海には不向きだが、
いずれ穏やかなときが来て、航海に出られますよ、と。

待っていればチャンスは訪れますよ、と。
要は、そのチャンスを逃さないこと。

そのためには、準備を怠らないことが必要です。
やなせさんも、「困ったときのやなせさん」と呼ばれて、
色々な仕事を受け、断ることなく完遂して、自分の力を付け、
熟成の時を待っていたのでしょう。

 

<飢えることが一番ツライ>

戦中戦後、空腹と飢えが一番ツライという経験をされたやなせさん。

 《正義は、とても不安定なものである。飢えているときに、
  自分の身を犠牲にしてでも食べさせてくれる人が、
  人間にとっていちばんありがたい。》p.31

 《ぼくに言わせれば、悪人を倒すことよりも、弱い人を助け、
  ひもじい人にパンを一切れ分けてあげるほうがはるかに正しい。
  ぼくが望む正義は、それほど難しいことではないのです。》p.32

筆者の子供の頃は、もうすでに戦後も終わったといわれ、
一回目の東京オリンピックから一回目の大阪万博の時代を経て、
まさに高度経済成長へと突き進む時代でした。
飢える心配はないものの、まだまだ貧しさの残る時代でした。

当時の正義は、「人生、金だけじゃないよ」というものの、
でも「金があれば、たいていのことはなんとかなるよ」
というものだったように思います。

 

 ●<人生、運が七割>

「第4章 ノスタル爺さん」
<人生、運が七割>

人生で成功する秘訣は? の問いに対して、それが分かっていたら
もっと早くに漫画家として成功しているといい、
 
 《ただし、あのときにあの人と会っていなければ絵本は描かなかった
  とか、そのチャンスにもめぐり合えなかったかもしれないという
  ことは、確かにあった。そうした運(めぐり合い)があって、それを
  つかむために努力をしたから結果が出たということだけは、経験的に
  お伝えすることができます。/遅咲きのぼくにしてみれば、運が
  七十パーセント、努力が二十パーセント、あとは天分というような
  割合になるでしょうか。成功は、求めてそうなったのではなく、
  めぐり合ったものなのです。そのときそのとき、架空結婚式を同じ
  ように、周囲にいる人たちを喜ばせたい、悲しませたくないと思い
  ながら一生懸命に過ごしてきただけなのです。》p.117

「運(めぐり合い)があって、それをつかむために努力をしたから
結果が出た」というのは、先にも書きましたように、
「準備を怠らず、チャンスを待て」という、
デュマの『モンテクリスト伯』の最後の方の言葉、
「待て、そして希望せよ」に通じるものです。

 

最後に、「里中満智子 笑いや喜びをふりまいて過ごそう!」から、
里中さんの言葉を。

<人々の笑顔を見るのが楽しみ>
 《人には悲しいこと、辛いことがあるのは当たり前。そんなときにも
  前を向いて、笑いや喜びをふりまいてすごそう。それを受け止めた
  人たちが温かい気持ちになれば、自分だって温かくなれるんだ。
  行け! アンパンマン――そんな気持ちで、ご自身から率先して
  楽しさをふりまいていらした。世界中の人々を幸せにすることが
  夢だったのかもしれません。きっとアンパンマンが先生のそんな
  大きな夢を実現するために、これからも活躍し続けるのだと思い
  ます。》p.126

人生では「悲しいこと、辛いことがあるのは当たり前」とは、
まさにそのとおりで、だからこそ、
「そんなときにも前を向いて、笑いや喜びをふりまいてすごそう」
という心構えが素晴らしい、と思います。

まわりを明るくするのが、その人の義務といったところでしょうか。

 

 ●「絶望のとなり」

やなせさんの詩に、「絶望のとなり」という詩があります。

 《絶望のとなりに/だれかが/そっと腰かけた/絶望は/
  となりのひとに聞いた/「あなたはいったい/誰ですか」/
  となりのひとは/ほほえんだ/「私の名前は/希望です」》p.128

人生ってそういうものではないか、という気がします。
「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」という言葉があるように、
絶望の次には希望が来る、そういう「順番」もあるように思います。

そして、それは自分が呼び込むものなのだ、といえるでしょう。
自分から進んで人に関わってゆく、そういう姿勢が、結果を生むのです。

 

「第2章 しあわせよカタツムリにのって」
<亡き父の影を追って>

1973(昭和48)年に『詩とメルヘン』を創刊し、編集長になった
ときに考えておられたことについて、です。

やなせさんが中学生の頃、お父さんがお母さんに宛てた手紙の中に、

 《「どんな職業につくにせよ、文章や詩を書くこと、絵を描くことは
  一生続けていく。そして自分の著書を出版したい」》p.62

とあったそうです。

やなせさんが『詩とメルヘン』で表現しようとした叙情的なイラストは、
漫画家になろうとしてなれなかったやなせさんの心の表れであり、
この父の思いを自分なりに受け止めたいという、気持ちがあった。
さらに、若くして世を去った伯父や戦死した弟さんへの、
伝えきれなかった思いも、込められていた、と。

創刊当時の風潮として、ハードボイルド全盛のドライな作品が
もてはやされていた、といいます。

 《そんな中で、「新感覚叙情画」を提案した甘い誌面を見て、
  『少女だましだ』とあからさまに嘲笑する人もいました。/
  でもぼくには、生きるのが辛かった少年時代、叙情画の世界に触れ、
  心を慰めていた思いが根底にあった。人々の心を潤すオアシスの
  ような雑誌にしたいと考えていたのです。詩はかつて、難しい書物の
  中にではなく、人の心の中に生きているものでした。そんな詩を、
  もう一度自分たちの手に取り戻し、叙情の灯を現代によみがえらせ
  たい。乾いた時代だからこそ、美しい花を咲かせたい。その思いは
  変わることなく、創刊から二十五年たった一九九七年の「編集前期」
  に、ぼくはこう書いています。/
  人生はつらいことばかりじゃない/面白いこともある/
  うれしい時もある/しかし/基本的にはさびしい/
  私たちの心はひとつひとつちがう/似ているようで似ていない/
  だから/私たちは/歌ったり詩をかいたり/絵をかいたりする/
  さびしげな人生を/なぐさめようとする》pp.64-65

この創刊号が大人気となり、増刷までして、季刊のはずが月刊になった
といいます。
商業誌的な派手さというんでしょうか、そういう感じはなく、
素朴な手作り感のある雑誌といった印象だったように記憶しています。

叙情というのは、そういうものなのでしょうね。
でも、夢がある、そういう印象をもたせる優しさがあったような気が
します。

というわけで、筆者も創作志望でしたので、
お父さんの言葉がジーンときます。

筆者もこうして文章を書き続けていて、いずれは本を出版したい
という夢を持っています。

 ・・・

ということで今回は終了です。

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本誌では、「私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)『やなせたかし みんなの夢まもるため』」の最新号・全文転載(「私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)」と題して、今回も全文転載紹介です。

【最新号】編は、メルマガ本文の全文転載です。

【別冊 編集後記】は、【別冊 編集後記】編↓ で、

2026.1.15
【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後)やなせたかし-レフティやすおの楽しい読書402号

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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※本稿は、レフティやすおの他のブログ『レフティやすおブログ【左利きライフ研究家:元本屋の兄ちゃん】』に転載しています。
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2026.01.17

【別冊 編集後記】週刊ヒッキイ創刊700号突破記念新春放談(2)―左利き人生72年-研究家36年

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』(まぐまぐ!)

【別冊 編集後記】

第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」

 

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  右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第702号(Vol.22 no.2/No.702) 2026/1/17
「創刊700号突破記念新春放談(2)――
左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」
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 ついに700号突破し、年頭の701号に続き702号です!
 (あたりまえ! 次号はきっと703号でしょう! なんてね!!)
 
 さてさて今回も手抜きの放談です。

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 創刊700号突破記念放談(2)――

  左利き人生72年・左利きライフ研究家36年
  
  ~ 人生の第三段階への一年目 ~  
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 ●左利きライフ研究・左利き活動36年

今年は午年で、筆者の年、なんと72歳になります。

左利きライフ研究・左利き活動を始めたのが36歳の時なので、
なんと人生の半分に達しました。

これからは一年一年【左利きライフ研究家】の人生のほうが長くなる――
と思われます。

そこでまたちょっと過去を振り返ってみましょう。

 

 ●左利き人生の転機

大きな転機といえるのは、以下の4点ぐらいでしょうか。

 

(左利き人生の転機)
1.1960(昭和30)年4月(小学校入学時)
 担任の先生による左利き“公認”

2.1979(昭和54)年 生まれて初めて読んだ左利き本、
 箱崎総一/著『左利きの秘密』との出会い

 

(左利き活動の転機)
3.1990(平成2)年12月、“世界初左手用カメラ”
 「京セラSAMURAI サムライZ2-L(廉価版)」との出会い

4.2004(平成16)年1月、
HP『左利きを考える レフティやすおの左組通信』開設

 

以上、大きく分けてこれらの転機がありました。
それぞれについて説明しておきましょう。

 

 ●(左利き人生の転機)1.

(以下、略)

『左ききの神経心理学』八田武志 医歯薬出版 1996(平成8)/12/6
(Amazonで見る)

220412hidarikiki-no-sinkeisinrigaku

 

 ●(左利き人生の転機)2.

『左利きの秘密』箱崎総一 立風書房 マンボウブックス 1979(昭和54)
(Amazonで見る)

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 ●(左利き活動の転機)3.

“世界初左手用カメラ”「京セラSAMURAI サムライZ2-L(廉価版)」
Kokoro-ha-samurai-448x336

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 ●(左利き活動の転機)4.

HP『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
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 ●小さな節目――社会との関わり(社会への露出)

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『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』
ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009/4/28
(Amazonで見る)

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【編集後記】本誌では、「創刊700号突破記念新春放談(2)――左利き人生72年・左利きライフ研究家36年」と題して、を紹介しています。

この【編集後記】では、冒頭と見出しのみの紹介です。
(*注:メルマガの本文は、一週間後にこのブログで別途、【最新号】として全文公開します。)

 

本文では、人生における四つの大きな節目(左利き人生二つ、活動期間二つ)と、活動期間中の父差名節目――筆者の社会との関わりについて書いています。
社会との関わりといいましても、多くは結果的なもので必ずしも積極的に求めたオチウものではありませんでした。
多くは自分の方からアプローチした結果とはいえ、恵まれていた面も会ったかと思います。
どういう点で恵まれていたかと申しますと、他にやっている人があまりいなかった、ということでしょうか。

自分から積極的に関わっていくことがやはり大事なのでしょうね。
最近はやれていませんけれど。

昔は少しはやっていたわけです。
努力をすれば、ときに受けて下さる人もいる、ということですね。
人生の大事なポイントでしょう。

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

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2026.01.15

【編集後記】私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後)やなせたかし-レフティやすおの楽しい読書402号

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 『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせたかし/著
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 ●私の2025年〈リアル系〉ベスト3候補

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一般的な興味から読んだというような本が激減しています。
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そんなにたくさん読んだわけではないのですが、
今年読んだリアル系の本の中では、
これらの一連のやなせ本が印象に残っています。

では、次に筆者が読んだ本を紹介していきましょう。

 

(以下、略)

 

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 <2025年〈リアル系〉ベスト3候補>
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★『やなせたかし メルヘンの魔術師 90年の軌跡』中村 圭子/編
河出書房新社 らんぷの本 2009/3/18
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★『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
   ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車,
   NHK取材班/著 NHK出版 2014/6/21
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(朝ドラ関連本)

★『(別冊太陽 日本のこころ―322) やなせたかし アンパンマンを
生んだ愛と勇気の物語』別冊太陽編集部 平凡社 2025/3/12
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★『やなせたかし 子どもたちを魅了する永遠のヒーローの生みの親』
青山 誠/著 角川文庫 2025/3/22
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 ●私の年間ベスト―2025年〈リアル系〉ベスト1

 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡

   私の年間ベスト―2025年〈リアル系〉ベスト1

 ○『やなせたかし みんなの夢まもるため』やなせ たかし/著,
   ちば てつや, 西原 理恵子, 里中 満智子, 吉田 戦車,
   NHK取材班/著 NHK出版 2014/6/21  
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Kindle版『やなせたかし みんなの夢まもるため』 NHK出版 2014/6/25
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 ●やなせ先生と筆者

 ●『やなせたかし みんなの夢まもるため』より

 ●<人生、運が七割>

 ●「絶望のとなり」

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本誌では、私の読書論-私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉(後編)
『やなせたかし みんなの夢まもるため』」
と題して、「私の年間ベスト3-2025年〈リアル系〉」の紹介です。

今回も冒頭のみの転載です。
冒頭以下は、見出しのみで本文は省略させていただきました。

本文中にも書いていますが、筆者にとってのやなせたかしさんは、「やなせ先生」と呼ぶべき存在です。
その辺の若かりし頃の思い出話も書いています。
今までほとんど書いていなかったはずのお話です。
(読んで欲しくない気持ちもありますが……。人に知られて嬉しい話でもないので。)
あえて書いてしまいました。
結果、長くなってしまいましたが、ご勘弁を!

 ・・・

弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。

 

*本誌のお申し込み等は、下↓から
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