2018.01.17

産経新聞【明治の50冊】第一回『西国立志編』サミュエル・スマイルズ

産経新聞で今年から週一連載で明治時代の古典を紹介するコラム
【明治の50冊】が始まりました。

昨年末の発表から楽しみにしていたものです。
推薦する著作を応募するのは、年末のどさくさにまぎれて忘れてしましました。

(ちなみに、私の一推しは、幸田露伴「五重塔」でした。
 物作りの職人の原点を感じる作品です。)


【明治の50冊】について(産経新聞)
2017.12.13
連載「明治の50冊」決定 激動期…先人の知恵に学ぶ

明治維新から150年が過ぎ、再び明治時代のよう流れになっているといいます。
欧米の植民地化という国家的な危機に直面した初期から、
日露戦争後個人のない面に向い、後期には大逆事件から社会不安に…、と
(公→私→公)へと関心が変化している。
戦後も、復興から高度成長期、バブル崩壊後の相次ぐ震災や安保問題など。
同じように、(公→私→公)へと変化している、といいます。

そこで、
明治時代に出版された古典の名著・名作から、
現代にも通じる著作を現代に引き付けて読んでみよう、
という企画だそうです。

 ・・・

第一回―

2018.1.8 15:00(産経新聞)
(1)閉塞状況打開のカギに 読者を鼓舞
 『西国立志編』サミュエル・スマイルズ著、中村正直訳

180108self_help


明治4年(1871)に出版された、
イギリスのサミュエル・スマイルズ"Self-Help"(『自助論』1859)の翻訳です。


余談ですが、この1859年という年には、
ジョン・マレー社という同じ出版社から三つの世界的な名著が生まれているといいます。
一つはこの『自助論』で、
他の二つは、ダーウィンの『種の起源』"On the Origin of Species"と、
ジョン・スチュアート・ミル『自由論』"On Liberty"です。
(他にも色んな本が出ていたのでしょうけれど。)

正直は、翌1872年、『自由論』も『自由之理(じゆうのことわり)』として翻訳出版しています。

 ・・・

知の教育者・福澤に対し、徳の教育者・中村正直といわれた人で、
儒学者で幕府の欧州留学団の先生役の一人として訪欧し、
幕府の消滅により帰国する際、贈られた本がこれだったそうで、
帰国の船中これを読み、感激した正直は翻訳を決意した、といいます。

慶喜公とともに静岡に移り住んだのち、
意気阻喪した幕臣たちの奮起を促す意味で翻訳紹介した、
というのです。


「天は自ら助くる者を助く」で始まる自己啓発本の古典的名著です。

この「天」は、元々は「神」を表す「GOD」でしたが、
いつしか「HEAVEN」に取って代わったといいます。

そして、漢学者だった正直は、この「天」を
中国は『老子』や『論語』における「天」と同一視し、
東西思想に共通する普遍的なものと解釈した、といいます。


古今の成功者の伝記を引用しながら、
地道な自助努力が成功への道であることを説いた本です。
 

(略)『自助論』は
  成功への心がまえが書かれているばかりでなく、
  科学の発達史にもなっている。
  わかりやすく具体的な例があげられ、
  人間性あふれるエピソードが加わっているので、
  親しみやすい読み物でもある。

『明治の人物誌』星新一/著 新潮文庫(1998,原著1978)
  「中村正直」p.16

訳本は、

『西国立志編』サミュエル・スマイルズ/著 中村正直/訳 渡部昇一/解説 講談社学術文庫527

 <「天は自ら助くる者を助く」という精神を思想的根幹とした、三百余人の成功立志談>


私は抄訳本の

竹内均/訳・解説 三笠書房・知的生きかた文庫
『自助論 スマイルズの世界的名著 人生の師・人生の友・人生の書』


を読んだだけです。

それでもエッセンスは伝わってきます。

最近は、斎藤孝氏の現代語訳本も出ています。


星新一/著『明治の人物誌』新潮文庫(1998,原著1978)


― 星新一の父・星一に関わる明治の偉人たちの人物伝。
 冒頭の一章が「中村正直」。
 正直とスマイルズについてコンパクトにまとめられている。
 他に野口英世、伊藤博文、新渡戸稲造、エジソンなど全十名。
 講談社学術文庫『西国立志編』巻末の渡部昇一解説でもふれている。
  

その人生をひとことでいえば、
   維新、開国、文明開化という時期に
   『Self-Help』を日本語に訳した。
   そのために天がこの世に出現させた人物。
   そうとしか私には思えないのである。
》40p

『天ハ自ラ助クルモノヲ助ク 中村正直と『西国立志編』』平川祐弘/著 名古屋大学出版会(2006)


― 著者は、小泉八雲の研究者としても有名な比較文学の先生。
 本書は『西国立志編』の影響を探る、著者の大学教授"卒業論文"。
 一般読者にも読みやすい平易に書かれた文化の伝播の研究書。
 イギリスの最盛期・ヴィクトリア時代の世界的名著"Self-Help"が、
 日本で中村正直によって紹介され、日本産業化の国民的教科書となり、
 数々の文化的影響を及ぼした。
 さらに、イタリア・中国での影響と比較することで、
 世界規模の文化間の関係を調べる。

  付箋貼りながら読みだしたら、一冊丸ごと付箋だらけになる、
 非常に興味深い一冊でした。


*参照:
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2009(平成21)年5月31日号(No.18)-090531-『自助論』=『西国立志編』元祖自己啓発書


15日の第二回は、福澤諭吉『学問のすゝめ』でした。


第二回―

2018.1.15 10:00(産経新聞)
【明治の50冊】
(2)福澤諭吉『学問のすゝめ』 時代と格闘 文明開化宣言

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2018.01.15

私の読書論101-私の年間ベスト2017(前編)リアル系

―第215号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2018(平成30)年1月15日号(No.215)-180115-
「私の読書論101-私の年間ベスト2017(前編)リアル系」

本誌では、「私の読書論101-私の年間ベスト2017(前編)リアル系」と題して、昨年読んだ本のうち、リアル系の45冊の中からおススメの一冊を選んでいます。

内要は、本誌を見てのひ・み・つ――ということですが、サービスで「ベスト3ぐらい」をネタばらししておきましょう。

2017best_real

『諸子百家―儒家・墨家・道家・法家・兵家』湯浅邦弘 中公新書 2009/3/1

―初心者向けに「諸子百家」全般について、標準的な選択で、一般的な基礎知識を簡潔にまとめています。


『人生論ノート』三木清 新潮文庫 改版 1978/9

―非業の死を遂げたといってもいい思想家・哲学者。
 人生についての箴言等、気になる言葉や文章が並んでいます。
 小著ですので、気軽に手に取っていただけるものです。


『幸福について―人生論―』ショーペンハウアー 橋本文夫訳 新潮文庫 1958/3/12

―ラッセル『幸福論』を読む際に参考として読んだものです。
 名言や箴言が好きな人にはたまらない魅力がある一冊。
 ちょっと辛口のユーモアに含まれた確かな言葉が心に響きます。
 「三大幸福論」にも負けない名著。1851年「処世術箴言」の全訳。

*新訳本:
『幸福について』ショーペンハウアー 鈴木芳子訳 光文社古典新訳文庫 2018/1/11

―上記の本が半世紀以上前の翻訳で、一部訳文に馴染みにくい表現もあり、新訳本がどうなっているか、楽しみです。


『ニュートンとアインシュタイン』石原藤夫 ハヤカワ文庫JA 1983/3

―人生を考える上でも、興味深い伝記であり、かつ学問の成果を解説しています。
 現行本で簡単に手に入る状況なら、これを一位に推していたかも、という本です。
 次点ということで。


〈特別篇〉
『弘法大師空海と出会う』川﨑(さき)一洋 岩波新書 2016/10/21

―伝説の部分にも触れていて、真実の「人間・空海」のみならず、信仰の対象となっている「お大師さん」にも出会える本でした。


さて、「ベスト1」は?

 ・・・

詳細は本誌で!


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2017.12.31

私の読書論100-出版業界自ら改善すべき点がある-

―第214号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年12月31日号(No.214)-171231-
「私の読書論100-自ら改善すべき点がある-
 図書館と出版社・書店業界について(後編)」

本誌では、「私の読書論100-自ら改善すべき点がある-図書館と出版社・書店業界について(後編)」と題して、文芸春秋の松井清人社長の発言「図書館は文庫本の貸し出しをやめてほしい」に対する様々な意見を読んで、その感想の後編を書いています。

出版業界自身の改善点について書いています。

著者も出版社も取次や書店も、自らを甘やかすのはやめて、もっとシビアな戦いを始めるべき段階に来ているように思います。

戦う相手は図書館ではなく、読者(客)であり、自分たちの業界自身です。

より多くの読者を獲得することが大事です。
敵視するのではなく、図書館と共闘することも必要でしょう。

 ・・・

詳細は本誌で!

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2017.12.15

私の読書論99-図書館が読書の入口になる

―第213号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年12月15日号(No.213)
「私の読書論99-図書館が読書の入口になる
 図書館と出版社・書店業界について(前編)」

本誌では、「図書館が読書の入口になる 図書館と出版社・書店業界について(前編)」と題して、文芸春秋の松井清人社長の発言「図書館は文庫本の貸し出しをやめてほしい」に対する様々な意見を読んで、その感想を書いています。
今回は、主に、内容の紹介だけで終わってしまった感があります。

一方、私の本の購入および図書館利用の実態を紹介しています。

次回では、もう少し色々と書けることと思います。
お楽しみに。


予告、ですか?
そうですねえ、出版社側の発言に“打率”が低くなっている(出版点数の割に黒字になる本が少ない)という発言がありました。

それは、
(1)出版点数が多すぎるせいではないか、ということ
(2)それらの本の内容の問題をもう一度検討し直すべきではないか、ということ
――ですね。

そうして、書店に関しても言えば、責任を持って注文して売るべきだ、ということですね。

要するに、自由販売制ですね。

再販制度が戦後の出版・書店業界を守ってきた部分はあると思います。
しかし、もうそういう特権に守られる時代ではない、ということではないでしょうか。

 ・・・

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2017.11.30

クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)「クリスマス・プレゼント」梶尾真治

―第212号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年11月30日号(No.212)-171130-
「クリスマス・ストーリーをあなたに~(7)
「クリスマス・プレゼント」梶尾真治」

本誌では、梶尾真治さんのショートショートのクリスマス・ストーリーを紹介しています。

クリスマスは、<愛と善意の季節>なのです。

そういうクリスマス精神を著す内容のお話なのです。

欧米のキリスト教徒の国の作家さんの多くは、一度はクリスマス・ストーリーを書いているものです。
御本人の意欲もありますが、それだけではなく、編集者からの意向もあっての結果でしょうか。


その点、日本ではそういう風土があるわけでもなく、あくまでもファッションとして受け入れている傾向があり、作家といえども年末の風景の一つとして書く、というのが本当のところでしょう。

でも、あらゆる宗教の根本理念を構成する要素の一つに、そういう<愛と善意>というものがあり、日本でもこれからはキリスト教の信者であるかどうかという背景にこだわることなく、クリスマス・ストーリーが描かれる余地もあるのではないでしょうか。

 ・・・

詳細は本誌で!

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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


【本誌で取り上げた本】:

Yuukisensi

「クリスマス・プレゼント」収録
梶尾真治『有機戦死バイオム』ハヤカワ文庫JA 1989.10


『追跡のクリスマスイヴ』メアリ・H・クラーク/著 深町眞理子/訳 新潮文庫 1996

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2017.11.15

読書とは自転車:私の読書論98-長田弘『読書からはじまる』後編

―第211号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年11月15日号(No.211)「私の読書論98
-長田弘『読書からはじまる』後編」


本誌では、長田弘さんの読書に関するエッセイ『読書からはじまる』を読んで感じたことについて書く二回目です。

読書の核をなすのは、努力です》という長田さんの言葉に共感してしまうところがあります。

それは、なぜかといいますと、やはり「自分は努力家だ」と思いたいからでしょうか。

「努力家」という言葉に日本人はグッとくる部分がありますよね。

その点、外国の人は「努力」より「才能」という言葉にグッとくるのではないでしょうか。

「努力家だ」と言われるより、「才能があるね」と言われるほうが嬉しいと感じるのでは?

「努力家」というのは、ただがんばってるだけで、能はないかもしれない人。
「才能のあるヒト」は文字通り、才能があるというわけで、上級の人間です。


「読書」に戻ります。

読書というのは、やはり自力で読み進めるしかないわけです。
テレビや映画なども、きちんと見ていなければ分からない部分もありますが、待っていればいい(あるいは、乗って行けばいい)という面もあり、その分は楽な気がします。


「情報」と「読書」の違いについては――長田さんは、「分ける」文化と「育てる」文化の違いと書いています。

「情報」は「享楽」で、「読書」は「努力」とも言っています。


私が思うのは、「情報」というものは、テレビと同じで待っていればいい(あるいは、乗って行けばいい)という面がある、すなわち「享楽」ですね。
考えなくても受け止めればいい、ということ。

それに引き換え「読書」は、自分で考えないといけない、という感じで、まさに「努力」です。


自動車と自転車といってもいいかもしれません。

自分でこがなくてもいい自動車自分でこがなければ進まない自転車

どちらが楽かと言えば、やはり自動車のほうが楽でしょう。
スピードも出るし、短時間で遠くまで行ける。


でも、移動した実感はどうでしょうか。

風の強さ弱さや路面の微妙な傾きまで伝わってくるのが、自転車ではないでしょうか。

「動いた感」といったものがあります。


「読書」もそういう面があるように思います。
「自力で動かした感」とでもいったものが。

「情報」は、自動車に乗っているときの「動かされた感」


自発性といってもいいかもしれません。

自発性が感じられる。
それが、読書した時の充実感につながっているような気がします。

 ・・・

詳細は本誌で!


*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

*参考:
長田弘『読書からはじまる 人は読書する生き物である。』日本放送出版協会 NHKライブラリー 2006/10

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2017.10.31

古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(18)『老子』前編

―第210号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年10月31日号(No.210)「古代中国編―
 中国の古代思想を読んでみよう(18) 『老子』前編」

本誌では、諸子百家から、老荘思想とも言われる道家の代表である『老子』について書いています。

道家・道教の『老子』は、儒家・儒教の孔子の言行録『論語』と並ぶ、古代中国思想の表裏もしくは両輪のようなものと考えています。


『老子』を紹介するのは、創刊3号以来の二度目です。

前回はまだ創刊当初ということもあり、ごく軽い紹介に終始しています。
今回は、もう少し頑張ってみようと思います。

さて、どうなりましたか。


今回は「前編」です。

『老子』という書物と、その思想について書いています。

思想編の前半までです。


次回の「後編」では、思想編の後半と、いつも通り、『老子』出典の成語成句について書く予定です。

でも、来月11月末は恒例の<クリスマス・ストーリーをあなたに>の紹介です。
12月末はここんところ恒例になりつつある<今年読んだ本から>の紹介です。

ですので、来年になりますね。

これでちょっと勉強する余裕ができました。

実は、今回かなりキツキツで、『老子』の勉強が間に合わず、参考書を読み切れていません。

今回新たに用意したのは、ちくま新書『入門 老荘思想』と、岩波<書物誕生>『老子』と、講談社学術文庫の今年の新刊『老子 その思想を読み尽くす』でした。
最後の本は、800ページを超える一般向けの解説書という触れ込みですが、副題にあるように、まさに「読み尽くす」というないようで、これは正直大変です。
読み切れませんでした。

『老子』は一度取り上げているので、ちょっと軽く考えていたところがあります。
もう一度、何かの機会にしっかりの読み直して、取り上げたいものです。

20171031rousi


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では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』
http://www.mag2.com/m/0000257388.html

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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*参考:『老子』の原典及び入門書・解説書を読む
『老子 無知無欲のすすめ』金谷治/著 講談社学術文庫 1997/4/10
―1973年馬王堆漢墓より発見された帛書『老子』を検討し改められた部分がある(第二十四章の移動、第四十章と第四十一章の入れ替え等)。章立ても本文も現代語訳を前面に、原文・読み下し文をあとにまわして読みやすくしている。


『老子 〈道〉への回帰』神塚淑子/著 岩波書店・書物誕生(新しい古典入門) 2009/11/27
―前半は、『老子』の成立と出土資料について、歴史的な評価、仏教・道教との関係。後半で思想の内容説明。それぞれ「道」の思想、自然への回帰、政治論、処世訓としての『老子』について。


『老子 その思想を読み尽くす』池田知久/著 講談社学術文庫 2017/3/11
―最新の文庫書き下ろし。巻末に現代語訳・原文・読み下し文を。850ページを超す大著。副題に「読み尽くす」とあるように、詳細な注とともに、各章の思想を細部まで検討、解説している。馬王堆帛書甲本を底本に、残失部分を他の出土資料等で補う。


『入門 老荘思想』湯浅邦弘/著 ちくま新書 2014/7/7
―『老子』『荘子』の新出土資料のこと、思想内容についてなど。

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2017.10.15

私の読書論97-長田弘『読書からはじまる』前編

―第209号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年10月15日号(No.209)「私の読書論97-長田弘『読書からはじまる』前編」

本誌では、詩人の長田弘さんの読書に関するエッセイ『読書からはじまる』を読んで感じたことについて書いています。

 ●人をして人たらしめる行為、それが読書
 ●図書館のこと
 ●本というハードウェア
 ●本を取っておくのは…
 ●古本祭のこと
 ●余談―出版業界


今回長くなってしまい、2回に分けることにしました。

今回は前編です。
中身が薄くなってしまいましたが、その分、次回取りもどせることでしょう。

乞う、ご期待!

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詳細は本誌で!


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*参考:
長田弘読書からはじまる 人は読書する生き物である。』日本放送出版協会 NHKライブラリー 2006/10

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2017.09.30

古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(17)諸子百家

―第208号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年9月30日号(No.208)「古代中国編―
 中国の古代思想を読んでみよう(17) 諸子百家」

本誌では、諸子百家について書いています。
古代中国思想の豊かな世界です。

二千年を超える過去のものではありますが、人というものは変わらないようで、現代にも通じる問題がいくつも見つかります。

四書五経に続いて、これからは孔孟以外の諸子百家について見てゆく予定です。

道家の老荘に続いて、列子。
墨家の墨子。
兵家の孫子。
儒家の荀子。
法家の韓非子。

この辺の思想家とその書物について勉強してゆきます。
お楽しみに。

ということで、今回の告知は終了です。

 ・・・

詳細は本誌で!


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*参考:諸子百家の入門書・解説書を読む
『諸子百家―儒家・墨家・道家・法家・兵家』湯浅邦弘/著 中公新書 2009/3/1
―新出土古代文献の情報も含め、儒家(孔子・孟子)、墨家(墨子)、道家(老子・荘子)、法家(韓非子)、兵家(孫子)といった主だった諸子の思想と成立の過程を平易に解説する入門書。


『諸子百家』浅野裕一/著 講談社学術文庫 2004/11/11
―孟子に敵視された快楽至上主義の楊朱と兼愛の墨子、『荘子』に登場する恵施、「白馬は馬に非ず」とした公孫龍(こうそんりゅう)、鄒衍(すうえん)など、一般の入門書では触れられない諸子を取り上げている。反面、一般的な著作では必ず登場する荀子等は省かれている。また、白川静『孔子伝』以来の孔子の母の出自に基づく孔子像には触れず、孔子を聖人とする既存の解釈も採らず、孔子を誇大妄想のペテン師とするなど異色の解説書でもある。


『諸子 百家 争鳴』貝塚茂樹、森三樹三郎、金谷治、小川環樹/著 中公クラシックス・コメンタリィ 2007/12
―中公バックス『世界の名著』3「孔子と孟子」、4「老子と荘子」、10「諸子百家」(各1978)の解説を基に編集。巻末に、原著出版後の新情報を交えた解説―加地伸行「読みやすさと分かりやすさの「貝塚」学」、湯浅邦弘「読み直す中国古代思想」収録。


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2017.09.15

私の読書論96-私をつくった本・かえた本(3)中学時代:読書への目覚め編

―第207号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

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★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2017(平成29)年9月15日号(No.207)-170915-
「私の読書論96-私をつくった本・かえた本(3) 中学時代編」
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本誌では、中学時代を取り上げました。
この時期、クラブ活動もせず、帰宅部の私は、友人と遊んだり、テレビを見たり、そしてマンガ雑誌を読んだり、で多くの時間を過ごしていました。
そんな中で、学校の図書室で本を借りることを覚え、少しずつ本を読む生活に入るようになりました。
クラブに入っていないこともあり、友人も少ないということもありましたが。

以前、なんかの折に当時の図書借り出しカードが出てきて、「ほう、こんな本を読んでたんだ」と思ったものでした。

きっとまだどこかに残っているはずなのですが、今回見つけられませんでした。

書名だけが書かれているだけなのですけれど、調べれば正体がはハッキリすることでしょう。
残念です。

 ・・・

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(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


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